JP5237921B2 - Led制御装置およびled制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、LED(Light Emitting Diode)制御装置およびLED制御方法に関し、例えば液晶表示装置のバックライト用のLEDを制御する装置および方法に適用して有益な技術に関する。
例えば、特許文献1には、直列接続された複数のLEDからなるLED群が複数列配置されたバックライトにおいて、各LEDの製造ばらつきにより生じる各列毎の駆動電流のばらつきを低減するため、電流フィードバック回路および電流補償回路が備わった構成が示されている。また、特許文献2には、直列接続された複数のLEDからなるLED群が複数列配置された液晶テレビ用のバックライトにおいて、映像信号のフィールド周波数と交流電源の周波数との違いによって生じる各フィールド毎のLED発光強度のばらつきを低減する技術が示されている。また、特許文献3には、赤色、緑色、および青色の各LED群が列状に配置されたバックライトにおいて、データラインのチャージングタイム歪みを解決するため、各列に対して、それぞれ異なるデューティかつ異なる位相を持つPWM信号を用いて電流を供給する技術が示されている。
特開2008−270713号公報 特開2008−64886号公報 特開2008−3547号公報
近年、携帯電話機、パーソナルコンピュータ(PC)、テレビ等における液晶ディスプレイのバックライトを代表に、様々な分野でLED(Light Emitting Diode)が用いられてきている。LEDは、小型、長寿命、低消費電力等といった様々な特徴を持つことから、特に、携帯電話機やノートPC等のバッテリによって駆動される小型機器において適用が進んでいる。
このような液晶ディスプレイのバックライトでは、その輝度を制御する機能が必要とされる。図10は、LEDの制御方式の一例を示す説明図である。図10に示すように、LEDは、PWM(Pulse Width Modulation)信号を用いて定電流ILEDを供給する間隔を制御することで、その輝度を制御することが可能となっている。例えば、ILEDの供給・遮断を50%のオンデューティで制御すれば、最大輝度を100%として50%の輝度が得られ、80%のオンデューティで制御すれば、80%の輝度が得られる。
図11は、本発明の前提として検討したLED制御装置の構成例を示すブロック図である。図11に示すLED制御装置DRU’aは、シリアルパラレル変換回路SPCと、PWM信号生成回路PWMGENと、定電流供給回路CSを備えている。SPCは、マイクロコントローラユニットMCUから3本の信号線(コマンドイネーブル信号CE、クロック信号CLK、データ信号DATA)を介してデューティ情報を表すシリアルデータが入力され、n(例えばn=8)ビットのパラレルデータとなるデューティ設定信号DTOUTを出力する。PWMGENは、このDTOUTが示すデューティを持ったPWM信号PWM_OUTを生成し、このPWM_OUTでCSのオン・オフを制御する。このCSのオン・オフにより、CSに接続されたLEDの輝度が制御される。
しかしながら、図11のような構成例では、MCUからDRU’aにデューティ情報を設定する際に複数の信号線が必要となるため、LED制御装置、LEDならびにMCUを含めたLED制御システム全体の小型化が困難となる恐れがある。また、この複数の信号線を比較的高速に駆動する必要があるため、消費電力の増大等も懸念される。そこで、図12に示すような構成例が考えられる。図12(a)は、本発明の前提として検討した他のLED制御装置の構成例を示すブロック図であり、図12(b)は、図12(a)におけるデューティ検出回路の詳細な構成例を示すブロック図である。図12(a)に示すLED制御装置DRU’bは、デューティ検出回路DTDET’およびPWM信号生成回路PWMGENを含んだ電流供給制御回路CSCTL’と、定電流供給回路CSとを備えている。
デューティ検出回路DTDET’は、マイクロコントローラユニットMCUが出力したPWM信号PWM_INが入力され、そのデューティを検出する。具体的には、図12(b)に示すように、DTDET’は、まず、クロック信号CLKi1を用いて、PWM_INにおける‘H’レベル期間をハイレベル期間検出カウンタ回路HCUNTによって検出し、PWM_INにおける1周期の期間を周期検出カウンタ回路CCUNTによって検出する。そして、このHCUNTのカウント値HVALおよびCCUNTのカウント値CVALを除算回路LOG_DIVに出力し、LOG_DIVを用いて(HVAL/CVAL)×Kを演算する。Kは、輝度の設定ステップ数であり、PWM信号生成回路PWMGENが出力するPWM信号PWM_OUTの1周期分のカウント値でもある。例えばK=256の場合には、PWM_OUTの1周期がクロック信号CLKi2の256カウントに対応し、256階調のLED輝度設定が行えることになる。
除算回路LOG_DIVの演算結果となるn(例えばn=8)ビットのデューティ設定信号DTOUTは、PWM信号PWM_INから検出したオンデューティの値を、PWM信号PWM_OUTの1周期に基づいて換算した値となる。例えば、PWM_INから検出したオンデューティの値が50%であり、K=256の場合には、DTOUTは128(実際にはそのバイナリ値)となる。PWM信号生成回路PWMGENは、クロック信号CLKi2を用いて1からK(例えば256)の間でカウントを行いながら、カウント値が1からDTOUT(例えば128)の間をオンデューティするPWM_OUTを生成し、このPWM_OUTで定電流供給回路CSのオン・オフを制御する。このCSのオン・オフにより、CSに接続されたLEDの輝度が制御される。
この図12のような構成例を用いると、MCUからDRU’bにデューティ情報を設定する際に1本の信号線を用いればよいため、LED制御装置、LEDならびにMCUを含めたLED制御システム全体の小型化が図れる。また、この1本の信号線は、比較的低速に駆動すればよいため、消費電力の低減等も図れる。しかしながら、図12のような構成例では、次のような問題が生じることが本発明者等によって見出された。図13(a),(b)は、図12のLED制御装置を用いた場合の問題点の一例を示す説明図である。
まず、図13(a)に示すように、マイクロコントローラユニットMCUが例えば50%のデューティを持つPWM信号PWM_INを出力し、それがLED制御装置DRU’bに入力されたものとする。この場合、PWM_INの‘H’レベル期間をクロック信号CLKi1でカウントした結果(HVAL)が、例えば1280サイクルとなり、PWM_INの1周期をCLKi1でカウントした結果(CVAL)が、例えば2560サイクルとなる。そうすると、除算回路LOG_DIVからのデューティ設定信号DTOUTは、例えばK=256とした場合に128(実際にはそのバイナリディジタル信号)となり、PWM信号生成回路PWMGENは、PWM信号PWM_OUTのオンデューティを128/256(=50.00%)に設定する。
一方、図13(b)に示すように、MCUが図13(a)と同様に例えば50%のデューティを持つPWM_INを出力したものの、そのエッジ(ここでは立ち下がりエッジ)がノイズによって変動したものとする。このノイズは、例えば、MCUがPWM_INを出力する際に生じるジッタ成分によるものや、MCUからDRU’bに向けた信号線における外部環境の変化によるものや、DRU’b自身の動作状況によるもの等が挙げられる。この場合、図13(a)の場合と異なり、カウント値HVALおよびカウント値CVALが、例えばそれぞれ、1281サイクルおよび2560サイクルとなり得る。ここで、除算回路LOG_DIVが、例えば(HVAL/CVAL)×Kの演算結果で生じた小数点を繰り上げる構成であった場合、デューティ設定信号DTOUTは、例えばK=256とした場合に129(実際にはそのバイナリディジタル信号)となる。これを受けて、PWM信号生成回路PWMGENは、PWM信号PWM_OUTのオンデューティを129/256(=50.39%)に設定する。
例えば、液晶ディスプレイのバックライト等では、LEDの輝度は、比較的長い期間で、同一の値に設定されることが多い。しかしながら、図13(b)に示したように、ノイズが生じると、PWM信号PWM_OUTのデューティ(すなわちLEDの輝度)が例えば、50.00%と50.39%の間を往来し、これに伴い液晶ディスプレイ全体にチラツキが生じ得る。
そこで、本発明の目的の一つは、LED輝度のチラツキを抑制可能なLED制御装置およびLED制御方法を提供することにある。なお、本発明の前記ならびにそれ以外の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的な実施の形態の概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本実施の形態によるLED制御装置は、第2デューティを持つ第2PWM信号を生成するPWM信号生成回路と、第2デューティの値を設定する制御回路を備え、制御回路は、入力された第1PWM信号から第1デューティを検出し、第2デューティと第1デューティの差分が所定の設定値よりも大きい場合には第2デューティを第1デューティで更新し、所定の設定値以下の場合にはこの更新を行わない制御を実行するものとなっている。このような構成を用いることで、例えば、第1PWM信号のデューティがノイズによって微少に変化した場合にも、その微少な変化分をキャンセルして第2PWM信号のデューティを一定に保つことが可能となる。その結果、LED輝度のチラツキを低減することができ、特に液晶パネルのバックライト等において、画像品質の向上等が図れる。
前述したLED制御装置は、より具体的には、例えば、第1ノードから入力された第1PWM信号のデューティを検出し、その検出結果を反映した第4ディジタル信号を出力するデューティ検出回路と、この第4ディジタル信号で指定されたデューティを持つ第2PWM信号を生成するPWM信号生成回路と、第2PWM信号に基づいて第2ノードにおける電流の供給有無を制御する電流供給回路とを有するものとなっている。ここで、デューティ検出回路は、周期検出回路と、ハイレベル(又はロウレベル)期間検出回路と、第1演算回路と、ディジタルコンパレータ回路部とを有することが特徴となっている。
周期検出回路は、第1クロック信号を用いたカウント動作によって第1PWM信号の1周期の期間を第1ディジタル信号として検出し、ハイレベル(又はロウレベル)期間検出回路は、第1クロック信号を用いたカウント動作によって第1PWM信号の1周期におけるハイレベル(又はロウレベル)の期間を第2ディジタル信号として検出する。第1演算回路は、第2ディジタル信号を第1ディジタル信号で除算した結果に基づいて第1PWM信号のデューティを表す第3ディジタル信号を出力する。ディジタルコンパレータ回路部は、第4ディジタル信号を記憶する第1レジスタ回路を含み、第4ディジタル信号と第3ディジタル信号の差分の絶対値を演算し、その結果が予め定めたディジタル設定値よりも大きい場合には第4ディジタル信号を第3ディジタル信号で更新し、ディジタル設定値以下の場合にはこの更新を行わない。
本願において開示される発明のうち、代表的な実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すると、LED輝度のチラツキが抑制可能になる。
本発明の実施の形態1によるLED制御装置において、その主要部の構成例を示すブロック図である。 図1におけるデューティ検出回路の詳細な構成例を示す回路ブロック図である。 図1のLED制御装置において、その動作例を示す波形図である。 図1のLED制御装置において、その電流供給制御回路の詳細な構成例を示す回路図である。 図4の電流供給制御回路の動作例を示す波形図である。 本発明の実施の形態2によるLED制御装置において、それに含まれる電流供給制御回路の詳細な構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態3によるLED制御装置において、それに含まれるデューティ検出回路の詳細な構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態4によるLED制御装置において、その全体の構成例を示すブロック図である。 図8のLED制御装置において、その概略レイアウト構成の一例を示す平面図である。 LEDの制御方式の一例を示す説明図である。 本発明の前提として検討したLED制御装置の構成例を示すブロック図である。 (a)は、本発明の前提として検討した他のLED制御装置の構成例を示すブロック図であり、(b)は、(a)におけるデューティ検出回路の詳細な構成例を示すブロック図である。 (a),(b)は、図12のLED制御装置を用いた場合の問題点の一例を示す説明図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、実施の形態の各機能ブロックを構成する回路素子は、特に制限されないが、CMOS(相補型MOSトランジスタ)等の集積回路技術によって、単結晶シリコンのような半導体基板上に形成される。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
≪LED制御装置主要部の概略構成≫
図1は、本発明の実施の形態1によるLED制御装置において、その主要部の構成例を示すブロック図である。図1には、LED制御装置DRUに加えて、マイクロコントローラユニットMCUおよびLEDを加えたLED制御システム全体の概略構成例が示されている。LED制御装置DRUは、外部端子P_PWM,P_FBと、電流供給制御回路CSCTLと、定電流供給回路CSを備えている。CSCTLは、デューティ検出回路DTDETと、PWM信号生成回路PWMGENを備えている。P_PWMには、MCUの外部端子P1から出力されたPWM信号PWM_INが信号線を介して入力される。P_FBには、LEDのカソードが接続される。LEDのアノードには、電源電圧VDDが供給される。LEDは、例えば、液晶ディスプレイのバックライト用、LEDディスプレイ用、車載用、照明用、電飾用等で使用されるLEDである。
マイクロコントローラユニットMCUは、LED制御装置DRUに対して、PWM信号PWM_INのオンデューティの大きさを用いてLEDの輝度を指示する。デューティ検出回路DTDETは、このPWM_INを受けて、そのオンデューティの大きさをクロック信号CLKi1を用いて検出し、この検出結果に基づいて、nビットのディジタル信号となるデューティ設定信号DTOUTを出力する。PWM信号生成回路PWMGENは、クロック信号CLKi2を用いて、このDTOUTに応じたオンデューティを持つPWM信号PWM_OUTを出力する。定電流供給回路CSは、外部端子P_FBと接地電源電圧GNDの間に設けられ、PWM_OUTの‘H’レベル(オンレベル)の期間で活性化され、‘L’レベル(オフレベル)の期間で非活性化される。したがって、LEDには、PWM_OUTの‘H’レベルの期間では定電流の供給が行われ、‘L’レベルの期間では定電流の供給が停止する。
具体例で説明すると、例えば、50%オンデューティのPWM_INが入力されたとする。デューティ検出回路DTDETは、クロック信号CLKi1を用いてオンデューティが50%であることを検出すると共に、PWM_OUTの各周期でこの50%オンデューティを実現するための設定値(DTOUT)を算出する。PWM_OUTが、例えばクロック信号CLKi2の256カウントを1周期とするのであれば、この設定値(DTOUT)は128カウント(実際にはそのバイナリディジタル信号)となる。PWMGENは、CLKi2の256カウントを1周期としてPWM_OUTを生成しながら、各周期毎に、設定値(DTOUT)に伴う128カウントに到達した際に、PWM_OUTを‘H’レベル(オンレベル)から‘L’レベル(オフレベル)へ遷移させる。
図2は、図1におけるデューティ検出回路DTDETの詳細な構成例を示す回路ブロック図である。図2に示すデューティ検出回路DTDET1は、ハイレベル期間検出カウンタ回路HCUNTと、周期検出カウンタ回路CCUNTと、除算回路LOG_DIVと、ディジタルコンパレータブロックDCMP_BKを備えている。また、DCMP_BKは、差分値比較回路DFCMPとレジスタ回路REGdを含んでいる。すなわち、図2のデューティ検出回路DTDETは、前述した図12(b)のデューティ検出回路DTDET’に対して、DCMP_BKが加わった構成となっている。
周期検出カウンタ回路CCUNTは、PWM信号PWM_INの各周期毎に、その1周期の期間でクロック信号CLKi1のカウントを行う。これによって、PWM_INの1周期の期間が、CLKi1のカウント値(ディジタル信号)CVALとして検出される。ハイレベル期間検出カウンタ回路HCUNTは、PWM_INの各周期毎に、PWM_INの‘H’レベル期間(オンレベル期間)でCLKi1のカウントを行う。これによって、PWM_INの‘H’レベル期間が、CLKi1のカウント値(ディジタル信号)HVALとして検出される。
除算回路LOG_DIVは、(HVAL/CVAL)×Kを演算し、その演算結果をnビットのディジタル信号となる暫定デューティ設定信号DVALとして出力する。ここで、LOG_DIVは、回路の容易化ならびに小面積化のため、演算結果に小数点が生じた場合には小数点以下を繰り上げるものとする。また、Kは、前述したPWM信号PWM_OUTの1周期に対応するクロック信号CLKi2のカウント値であり、LED輝度の設定ステップ数でもある。例えばK=256の場合には、PWM_OUTの1周期が256カウントであり、256階調のLED輝度設定が可能となる。
レジスタ回路REGdは、nビットのディジタル信号であるデューティ設定信号DTOUTを記憶する。nの値は、例えば前述したKの値が256の場合にはそのバイナリビット数である8となる。REGdは、PWM信号PWM_INの各周期毎に、ライトイネーブル信号WENが活性状態の場合には、記憶値(すなわちDTOUT)を、暫定デューティ設定信号DVALの値で更新し、WENが非活性状態の場合にはこの更新を行わない。差分値比較回路DFCMPは、PWM_INの各周期毎に、DVALの値をREGdの記憶値(すなわち現在のDTOUT)と比較し、その差分値(絶対値)が予め定めた設定値SDATの範囲内である場合にはWENを非活性化し、範囲外である場合にはWENを活性化する。
≪LED制御装置主要部の概略動作≫
図3は、図1のLED制御装置DRUにおいて、その動作例を示す波形図である。ここでは、一例として、図3のサイクル(周期)T1〜T3において50%のオンデューティを持つPWM信号PWM_INが入力されたものの、サイクルT2においてノイズが生じ、これに伴いPWM_INのオンデューティが微少に拡大した場合を想定する。また、前述したKの値は256とし、前述した差分値比較回路DFCMPの設定値SDATは1とする。なお、サイクルT2におけるノイズは、前述したように、例えば、マイクロコントローラユニットMCUがPWM_INを出力する際に生じるジッタ成分によるものや、MCUからDRUに向けた信号線における外部環境の変化によるものや、DRU自身の動作状況によるもの等が挙げられる。
まず、サイクルT1では、PWM_INの1周期をクロック信号CLKi1でカウントした結果、カウント値CVALが2560となり、PWM_INの‘H’レベル期間をCLKi1でカウントした結果、カウント値HVALが1280となっている。これにより、暫定デューティ設定信号DVALの値は、(1280/2560)×256により128(実際にはそのバイナリディジタル信号)となる。
ここで、レジスタ回路REGdが現在保持している記憶値(すなわちデューティ設定信号DTOUT)が例えば0(初期値)であった場合、DVALとDTOUTの差分値は|DTOUT−DVAL|=128(>設定値SDAT)となる。したがって、差分値比較回路DFCMPは、ライトイネーブル信号WENを活性化し、これに伴いREGdの記憶値(DTOUT)が128(実際にはそのバイナリディジタル信号)に更新される。PWM信号生成回路PWMGENは、クロック信号CLKi2を用いて0〜255の間でカウントを行いながら、DTOUTの値に基づいてカウント値が0〜127の間(すなわち50%に該当)をオンデューティとするPWM信号PWM_OUTを出力する。このように、図1のLED制御装置DRUは、オンデューティ(D1)かつ周波数(F1)を持つPWM信号PWM_INを受けて、同一のオンデューティ(D1)かつ異なる周波数F2(F2>F1)を持つPWM信号PWM_OUTを出力する。
一方、サイクルT2では、PWM_INの1周期をクロック信号CLKi1でカウントした結果、カウント値CVALが2560となり、PWM_INの‘H’レベル期間をCLKi1でカウントした結果、ノイズに伴いカウント値HVALが1281となっている。これにより、暫定デューティ設定信号DVALの値は、(1281/2560)×256に対して小数点を繰り上げることにより129(実際にはそのバイナリディジタル信号)となる。
ここで、レジスタ回路REGdが現在保持している記憶値(すなわちデューティ設定信号DTOUT)は128であるため、DVALとDTOUTの差分値は|DTOUT−DVAL|=1(≦設定値SDAT)となる。したがって、差分値比較回路DFCMPは、ライトイネーブル信号WENを非活性化し、これに伴いREGdの記憶値(DTOUT)は128がそのまま維持される。これによって、PWM信号生成回路PWMGENは、サイクルT1の場合と同様にして、50%のオンデューティを持つPWM信号PWM_OUTを出力する。
≪主要な効果の説明≫
以上のように、図1のLED制御装置DRUを用いることで、LED輝度を指令するためのPWM信号PWM_INにノイズが乗り、デューティが微少に変化した場合にも、その微少な変化分をキャンセルしてPWM信号PWM_OUTのデューティを一定に保つことが可能となる。その結果、LED輝度のチラツキを低減することができ、特に液晶パネルのバックライト等において、画像品質の向上等が図れる。なお、ここでは、ノイズによってPWM_INのデューティが変化するものとしたが、ノイズが無い場合であっても、PWM_INとクロック信号CLKi1の位相関係のズレに伴いノイズが生じた場合と同様な現象が生じることも考えられる。この際にも、この位相関係のズレをキャンセルしてPWM_OUTのデューティを一定に保つことが可能となる。
また、ここでは、差分値比較回路DFCMPで用いる設定値SDATを1としたが、この値は、勿論、想定されるノイズ量に応じて適宜変更可能である。この場合、SDATの値は、製造前の段階で回路を用いて固定値としたり、または、製造の段階でメタルオプション等を用いて可変値としたり、あるいは、予め外部端子を介してアクセス可能な設定レジスタ等を設けて製造後の段階で可変値とすることも可能である。さらに、除算回路LOG_DIVは、ここでは小数点以下を繰り上げる構成としたが、勿論、小数点以下を繰り下げる又は切り捨てるような構成でも同様な効果が得られる。
≪電流供給制御回路の詳細≫
図4は、図1のLED制御装置DRUにおいて、その電流供給制御回路CSCTLの詳細な構成例を示す回路図である。図4に示す電流供給制御回路CSCTLaは、フリップフロップ回路FF1と、インバータ回路IV1と、ナンド演算回路ND1と、ハイレベル期間検出カウンタ回路HCUNTと、周期検出カウンタ回路CCUNTと、除算回路LOG_DIVと、ディジタルコンパレータブロックDCMP_BKと、PWM信号生成回路PWMGENを備えている。
フリップフロップ回路FF1は、PWM信号PWM_INをクロック信号CLKi1でラッチし、信号S1を出力する。ナンド演算回路ND1は、インバータ回路IV1を介したS1の反転信号とPWM_INとをナンド演算し、信号S2を出力する。ハイレベル期間検出カウンタ回路HCUNTは、ワンインクリメント回路(1ADDa)と、セレクタ回路SEL1と、アンド演算回路AD1と、レジスタ回路REG1を備えている。REG1は、CLKi1で動作し、mビット(例えば16ビット)のディジタル信号となるカウント値HVALを出力する。1ADDaは、HVALに+1を加算した結果を出力する。SEL1は、信号S1が‘L’レベル(‘0’レベル)の際にはHVALを選択して出力し、S1が‘H’レベル(‘1’レベル)の際には1ADDaの出力を選択して出力する。AD1は、SEL1の出力と信号S2とをアンド演算し、その結果をREG1の入力に帰還する。
周期検出カウンタ回路CCUNTは、ワンインクリメント回路(1ADDb)と、アンド演算回路AD2と、レジスタ回路REG2を備えている。REG2は、CLKi1で動作し、mビット(例えば16ビット)のディジタル信号となるカウント値CVALを出力する。1ADDbは、CVALに+1を加算した結果を出力する。AD2は、1ADDbの出力と信号S2とをアンド演算し、その結果をREG2の入力に帰還する。除算回路LOG_DIVは、図2の場合と同様に、カウント値HVAL,CVALを受け、(HVAL/CVAL)×Kを演算し、その演算結果をnビットの暫定デューティ設定信号DVALとして出力する。例えば、K=256の場合には、n=8ビットである。また、LOG_DIVは、演算結果に小数点が生じた場合には、小数点以下の繰り上げを行う。
ディジタルコンパレータブロックDCMP_BKは、インバータ回路IV2と、アンド演算回路AD3と、セレクタ回路SEL2と、レジスタ回路REGdと、差分値比較回路DFCMPaを備えている。DFCMPaは、減算回路LOG_SUBと、ディジタルコンパレータ回路DCMP1を備えている。REGdは、クロック信号CLKi1で動作し、nビットのディジタル信号となるデューティ設定信号DTOUTを出力する。LOG_SUBは、DTOUTと暫定デューティ設定信号DVALの差分値(絶対値)を演算し、その結果(|DTOUT−DVAL|)をnビットのディジタル信号として出力する。
ディジタルコンパレータ回路DCMP1は、減算回路LOG_SUBの出力(|DTOUT−DVAL|)を予め定められたnビットの設定値SDATと比較する。そして、|DTOUT−DVAL|>SDATの場合にはライトイネーブル信号WENを活性状態(‘H’レベル)とし、|DTOUT−DVAL|≦SDATの場合にはWENを非活性状態(‘L’レベル)とする。アンド演算回路AD3は、インバータ回路IV2を介した信号S2の反転信号とWENとをアンド演算する。セレクタ回路SEL2は、AD3の出力が‘H’レベル(‘1’レベル)の場合には、暫定デューティ設定信号DVALを選択してレジスタ回路REGdの入力に帰還し、AD3の出力が‘L’レベル(‘0’レベル)の場合には、デューティ設定信号DTOUTを選択してREGdの入力に帰還する。
PWM信号生成回路PWMGENは、アップカウンタ回路UPCUNTと、ディジタルコンパレータ回路DCMP2を備えている。UPCUNTは、クロック信号CLKi2に同期して0〜(K−1)の間を+1ずつ巡回的にカウントし、そのカウント値UPVALをnビットのディジタル信号として出力する。例えば、K=256の場合にはn=8となる。DCMP2は、UPVALとデューティ設定信号DTOUTとを比較し、UPVAL<DTOUTの場合にはPWM信号PWM_OUTを‘H’レベル(オンレベル)に駆動し、UPVAL≧DTOUTの場合にはPWM_OUTを‘L’レベル(オフレベル)に駆動する。
図5は、図4の電流供給制御回路CSCTLの動作例を示す波形図である。ここでは、PWM信号PWM_INのオンデューティが、ノイズに伴い、50%を基準として微少に増加および減少した場合を例とする。また、K=256、および設定値SDAT=1の場合を例とする。まず、サイクル(周期)T1’において、フリップフロップ回路FF1は、クロック信号CLKi1の立ち上がりに同期して、PWM信号PWM_INの‘H’レベルを検出した際に信号S1を‘H’レベルに駆動し、PWM_INの‘L’レベルを検出した際にS1を‘L’レベルに駆動する。したがって、S1は、PWM_INを所定の期間(DLY1とする)遅延させた信号となる。また、ナンド演算回路ND1は、PWM_INが‘H’レベルかつS1が‘L’レベルの期間で信号S2に‘L’レベルを出力する。したがって、S2は、前述したDLY1の期間をパルス幅とし、各サイクルの開始時に1回だけ出力される‘L’レベルパルス信号となり、言い換えれば、PWM_INの立ち上がりエッジ検出信号となる。
ハイレベル期間検出カウンタ回路HCUNTは、クロック信号CLKi1に同期して、信号S2の‘L’レベルパルスを受けてレジスタ回路REG1のリセット(初期値0のラッチ動作)を行い、以降は、S2および信号S1の‘H’レベルを受けて、カウントアップ動作を行いながらREG1のカウント値HVALを更新する。また、HCUNTは、CLKi1に同期して、S1の‘L’レベルを受けてカウントアップ動作を停止し、REG1のカウント値HVALを保持する。一方、周期検出カウンタ回路CCUNTは、CLKi1に同期して、HCUNTと同様にS2の‘L’レベルパルスを受けてレジスタ回路REG2のリセット(初期値0のラッチ動作)を行い、以降は、カウントアップ動作を行いながらREG2のカウント値CVALを更新する。
除算回路LOG_DIVは、カウント値HVAL,CVALおよびKを用いて前述した演算(実際にはHVAL,CVALは0からカウントを行うため、{(HVAL+1)/(CVAL+1)}×Kを演算))を行いながら、その演算結果を暫定デューティ設定信号DVALとして出力する。また、ディジタルコンパレータブロックDCMP_BKは、サイクルT1’の開始段階で信号S2の‘L’レベルパルスを受けた際に、ライトイネーブル信号WENが‘H’レベルの場合にのみレジスタ回路REGdの記憶値をDVALで更新する。仮に、サイクルT1’の開始段階で、DVALが128(実際にはそのバイナリディジタル信号)であり、デューティ設定信号DTOUTが128から2以上離れた値であった場合には、ディジタルコンパレータ回路DCMP1を介してWENは‘H’レベルとなり、これに伴い、REGdの記憶値が128で更新される。
一方、サイクルT1’での各カウント動作を経たのち、サイクルT2’の開始段階で、暫定デューティ設定信号DVALの値が129になったとする。この場合、この129を受けて、減算回路LOG_SUBは1(=|128(DTOUT)−129(DVAL)|)を出力し、これに伴いライトイネーブル信号WENは‘L’レベルとなる。したがって、サイクルT2’の開始段階で信号S2の‘L’レベルパルスを受けた際には、レジスタ回路REGdの記憶値をDVALで更新せず、現在の値をそのまま保持する。
以降、サイクルT2’においても、サイクルT1’の場合と同様に、当該サイクルの開始時にハイレベル期間検出カウンタ回路HCUNTおよび周期検出カウンタ回路CCUNTのリセットが行われた後、所定の動作が行われる。そして、サイクルT2’での各カウント動作を経たのち、次サイクルの開始段階で、暫定デューティ設定信号DVALの値が127になったとする。この場合、この127を受けて、減算回路LOG_SUBは1(=|128(DTOUT)−127(DVAL)|)を出力し、これに伴いライトイネーブル信号WENは‘L’レベルとなる。したがって、次サイクルの開始段階で信号S2の‘L’レベルパルスを受けた際にも、レジスタ回路REGdの記憶値をDVALで更新せず、現在の値をそのまま保持する。
また、PWM信号生成回路PWMGENでは、クロック信号CLKi1と周波数が異なる(CLKi1よりも周波数が遅い)クロック信号CLKi2を用いて0〜255(K−1)の間で+1ずつ巡回的にカウント動作が行われる。そして、PWMGENは、そのカウント値UPVALが0〜127(DTOUT−1)の期間でPWM信号PWM_OUTを‘H’レベルに駆動し、それ以外の期間でPWM_OUTを‘L’レベルに駆動する。
以上、本実施の形態1のLED制御装置を用いることで、代表的にはLED輝度のチラツキを抑制可能となる。
(実施の形態2)
本実施の形態2では、実施の形態1の図4に示した電流供給制御回路CSCTLaの変形例について説明する。図6は、本発明の実施の形態2によるLED制御装置において、それに含まれる電流供給制御回路の詳細な構成例を示す回路図である。図6に示す電流供給制御回路CSCTLbは、図1のLED制御装置DRU内の電流供給制御回路CSCTLに対応し、図4の電流供給制御回路CSCTLaに対して、設定値可変回路VSDATが加わった構成となっている。それ以外の構成に関しては、図4の電流供給制御回路CSCTLaと同様であるため、詳細な説明は省略する。
設定値可変回路VSDATは、ディジタルコンパレータブロックDCMP_BKの差分値比較回路DFCMPb内に設けられる。VSDATは、デューティ設定信号DTOUTが入力され、その値に応じた設定値SDATをディジタルコンパレータ回路DCMP1の一方の入力ノードに出力する。例えば、図4等で述べたLED輝度の設定ステップ数に該当するKの値を256とした場合、0≦DTOUT<Xの場合にはSDAT=3とし、X≦DTOUT<Yの場合にはSDAT=2とし、Y≦DTOUT<Kの場合にはSDAT=1とする。X,Yは、例えば256を3等分した値であり、Xは85(実際にはそのバイナリディジタル信号)等であり、Yは170(実際にはそのバイナリディジタル信号)等である。
通常、LED輝度が暗い場合ほど、そのチラツキ度合いが視覚的に認識され易くなる。そこで、図6に示すように、LED輝度が暗くなるにつれて(デューティ設定信号DTOUTが0に近づくにつれて)段階的に設定値SDATの値を大きくすることで、体感的なLED輝度のチラツキを低減できる。さらに、LED輝度が明るい場合には、SDATの値を小さくすることで、LED輝度の設定分解能を高く保つことが可能となる。
以上、本実施の形態2のLED制御装置を用いることで、実施の形態1の場合と同様に、代表的にはLED輝度のチラツキを抑制可能となる。なお、設定値可変回路VSDATにおける各種設定値(X,Y,SDAT)は、実施の形態1の場合と同様に、固定値とすることも、外部設定を介した可変値とすることも可能である。また、VSDATは、ここではKの値を3等分してそれぞれに設定値SDAT=1,2,3を割り付ける方式を用いたが、勿論、この分割方法や各分割単位に割り付けるSDATの値も適宜変更可能である。
(実施の形態3)
本実施の形態3では、実施の形態1の図2で示したデューティ検出回路DTDET1の変形例について説明する。図7は、本発明の実施の形態3によるLED制御装置において、それに含まれるデューティ検出回路の詳細な構成例を示す回路図である。図7に示すデューティ検出回路DTDET2は、図2のデューティ検出回路DTDET1と同様に、ハイレベル期間検出カウンタ回路HCUNT、周期検出カウンタ回路CCUNT、および除算回路LOG_DIVを備える。ただし、DTDET1では、LOG_DIVの先にディジタルコンパレータブロックDCMP_BKが備わっていたが、その代わりに、DTDET2では、HCUNTとLOG_DIVの間とCCUNTとLOG_DIVの間にそれぞれDCMP_BKと同様のディジタルコンパレータブロックDCMP_BK1,DCMP_BK2が備わっている。以下、図2との相違点に着目して説明を行う。
ディジタルコンパレータブロックDCMP_BK1は、レジスタ回路REGd1および差分値比較回路DFCMP1を備える。レジスタ回路REGd1は、カウント値HVAL’を記憶する。REGd1は、ハイレベル期間検出カウンタ回路HCUNTからのカウント値HVALが入力され、PWM信号PWM_INの各周期毎に、ライトイネーブル信号WEN1が活性状態の場合には、その記憶値(カウント値HVAL’)を、HVALで更新し、WEN1が非活性状態の場合にはこの更新を行わない。差分値比較回路DFCMP1は、PWM_INの各周期毎に、HVALをREGd1の記憶値(すなわちHVAL’)と比較し、その差分値(絶対値)が予め定めた設定値SDAT1の範囲内である場合にはWEN1を非活性化し、範囲外である場合にはWEN1を活性化する。
ディジタルコンパレータブロックDCMP_BK2は、レジスタ回路REGd2および差分値比較回路DFCMP2を備える。レジスタ回路REGd2は、カウント値CVAL’を記憶する。REGd2は、周期検出カウンタ回路CCUNTからのカウント値CVALが入力され、PWM信号PWM_INの各周期毎に、ライトイネーブル信号WEN2が活性状態の場合には、その記憶値(カウント値CVAL’)を、CVALで更新し、WEN2が非活性状態の場合にはこの更新を行わない。差分値比較回路DFCMP2は、PWM_INの各周期毎に、CVALをREGd2の記憶値(すなわちCVAL’)と比較し、その差分値(絶対値)が予め定めた設定値SDAT2の範囲内である場合にはWEN2を非活性化し、範囲外である場合にはWEN2を活性化する。
除算回路LOG_DIVは、レジスタ回路REGd1,REGd2からのカウント値HVAL’,CVAL’が入力され、実施の形態1等で述べたKの値を用いて、(HVAL’/CVAL’)×Kを演算する。この際に、例えば小数点以下は繰り上げを行う。そして、その演算結果が、nビットのディジタル信号となるデューティ設定信号DTOUTとして出力される。
この図7のような構成例を用いても、図2の構成例と同様に、LED輝度のチラツキを低減可能となる。図3の動作を例とすると、図7において、例えば、設定値SDAT1=5、設定値SDAT2=5等とすれば、図3のカウント値HVAL=1281の箇所が1280となるため、デューティ設定信号DTOUT=128が維持されることになる。図7の構成例は、図2の構成例と比較して、原理的には図3の暫定デューティ設定信号DVALにおける128と129の間の小数点部分を識別可能であるため、特に、PWM_INの波形品質(分解精度)が高く、そのノイズによる変化分が極めて微少である場合には有益となる。
ただし、図7の構成例は、要するに、ハイレベル期間のカウント値と周期のカウント値に対してそれぞれ独立にノイズ成分を除去するものとなっている。したがって、例えば、PWM信号PWM_INのハイレベル期間および周期がノイズによって共に増大したもののデューティは増大前と変わらないような場合等で、SDAT1,SDAT2の値によってはHVAL’およびCVAL’の一方のみが更新され、結果的に、本来変化する必要がないDTOUTの値が変化してしまうような事態が考えられる。このような事態を防止する観点では、デューティの変化を直接抑制する図2の構成例の方が望ましい。また、回路面積の観点でも、図7の構成例では、mビット(図4の例では16ビット)を持つ2個のディジタルコンパレータブロックDCMP_BK1,DCMP_BK2が必要となるが、図2の構成例では、nビット(図4の例では8ビット)を持つ1個のディジタルコンパレータブロックDCMP_BKでよいため、有利となる。
以上、本実施の形態3のLED制御装置を用いることで、実施の形態1等の場合と同様に、代表的にはLED輝度のチラツキを抑制可能となる。なお、図7の構成例は、実施の形態2と組み合わせて用いることも可能である。例えば、カウント値CVAL’が時系列にほぼ一定であることを前提として、カウント値HVAL’の値に応じて設定値SDAT1の値を可変にしたり、あるいは、デューティ設定信号DTOUTの値に応じて設定値SDAT1,SDAT2の値を可変にしたり等が挙げられる。
(実施の形態4)
本実施の形態4では、実施の形態1〜実施の形態3に示したLED制御装置の主要部を含めたLED制御装置の全体構成例について説明する。
≪LED制御装置全体の概略構成≫
図8は、本発明の実施の形態4によるLED制御装置において、その全体の構成例を示すブロック図である。図8に示すLED制御装置DRUは、18個の外部端子P_VIN,P_VCC,P_FSW,P_EAO,P_EN,P_ISET,P_PWM,P_RF,P_GND,P_FB1〜P_FB6,P_OVP,P_PGND,P_SWを含んでいる。また、DRUは、昇圧DC−DCコンバータブロックDCC_BKと、スイッチングトランジスタ(パワートランジスタ)Qswと、電流供給制御回路CSCTLと、定電流供給回路ブロックCS_BKと、発振回路OSCv,OSCpを備えている。
LED制御装置DRUの外部には、昇圧DC−DCコンバータブロックDCC_BKと連動して昇圧電源を生成するためのインダクタLv、ショットキーバリアダイオードSBD1、容量Cvが設けられる。Lvは、一端が入力電源電圧(例えば5V〜24V等)に接続され、他端が外部端子P_SWに接続される。SBD1は、アノードがP_SWに接続され、カソードが出力電源ノード(出力電源電圧)VOに接続される。Cvは、VOと接地電源電圧GNDの間に設けられる。
また、LED制御装置DRUの外部には、複数列(ここでは6列)のLED群LED_L1〜LED_L6が設けられ、各LED群は、前段のカソードが後段のアノードに順次直列接続された複数のLEDを備えている。LED_L1は、出力電源ノードVOと外部端子P_FB1の間にVO側をアノードとして接続される。同様に、LED_L2〜LED_L6も、VOと外部端子P_FB2〜P_FB6の間にVO側をアノードとしてそれぞれ並列に接続される。LED_L1〜LED_L6は、特に限定はされないが、白色LED等であり、例えば、ノードPCや携帯電話機等に用いられる液晶ディスプレイのバックライト部に搭載される。
昇圧DC−DCコンバータブロックDCC_BKは、内部電源電圧生成回路VREG、ソフトスタート制御回路SS_CTL、基準電流値設定回路IREF、オフセット電圧源VOF、エラーアンプ回路EA、PWM制御回路PWMCTL、温度検出回路TSD、ドライバ回路DRV、活性電流検出回路ACS、過電圧検出回路OVP_CMPを備えている。VREGは、外部端子P_VINを介して入力電源電圧VINが供給され、各種内部回路で用いる内部電源電圧VCCI(例えば5V等)を生成する。また、このVCCIは、外部端子P_VCCを介して出力されると共に、P_VCCに接続された外部容量C1によって安定化される。
ソフトスタート制御回路SS_CTLは、外部端子P_ENからイネーブル信号が入力された際に、電圧値が段階的に上昇するソフトスタート電圧を生成する。基準電流値設定回路IREFは、外部端子P_ISETに接続された外部抵抗Risetに基づいて、その抵抗値に応じた基準電流を生成するための電流値設定電圧を生成する。この電流値設定電圧は、オフセット電圧源VOFに出力されると共に、後述する定電流供給回路ブロックCS_BKで用いられる。
エラーアンプ回路EAは、2個の(+)入力ノードと、1個の(−)入力ノードを備える。(+)入力ノードの一方には、SS_CTLからのソフトスタート電圧が入力され、(+)入力ノードの他方には、IREFからの電流値設定電圧に対してVOFによるオフセット電圧(Vsat)が加算された電圧が入力される。(−)入力ノードには、PWM制御回路PWMCTLを介して出力されたフィードバック信号FBが入力される。EAは、2個の(+)入力ノードのいずれか低い方の電圧を基準にフィードバック信号FBの電圧を増幅し、その増幅結果をエラーアンプ信号EOとして出力する。EOは、PWM制御回路PWMCTLに出力されると共に外部端子P_EAOにも出力される。P_EAOには、ループ補償ならびに平滑化用の外部抵抗Reoおよび外部容量Ceoが接続される。
活性電流検出回路ACSは、外部端子P_SWに流れる電流を電圧値として検出し、それを電流検出信号として出力する。PWM制御回路PWMCTLは、発振回路OSCvからのクロック信号と、エラーアンプ信号EOと、ACSからの電流検出信号を受けて、ドライバ回路DRVに向けてPWM信号PWMvを出力する。例えば、OSCvからのクロック信号に応じてPWMvをオンレベルに駆動し、ACSからの電流検出信号がEOの電圧レベルに到達した際にPWMvをオフレベルに駆動する。また、PWMCTLは、外部端子P_FB1〜P_FB6からそれぞれ得られるフィードバック信号FB1〜FB6に基づいてフィードバック信号FBを生成し、それをエラーアンプ回路EAに出力する。
スイッチングトランジスタ(ここではNチャネル型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor))Qswは、ソースが外部端子P_PGNDに、ドレインが外部端子P_SWにそれぞれ接続され、ゲートがドライバ回路DRVによって駆動される。P_PGNDには、スイッチングトランジスタQsw専用の接地電源電圧PGNDが供給される。DRVは、PWMCTLからのPWM信号PWMvに応じてQswのオン・オフを制御する。
外部端子P_OVPには、出力電源電圧VOを外部抵抗R1,R2で抵抗分圧した電圧値が入力される。過電圧検出回路OVP_CMPは、このP_OVPからの電圧値が、予め定めた比較電圧OVP_REFに到達した際に過電圧検出信号を出力する。温度検出回路TSDは、LED制御装置DRUの異常な発熱を検出した際に、発熱検出信号を出力する。ドライバ回路DRVは、OVP_CMPからの過電圧検出信号またはTSDからの発熱検出信号を検出した際には、トランジスタQswのスイッチング動作を停止する。
このような昇圧DC−DCコンバータブロックDCC_BKを用いると、スイッチングトランジスタQswがオンの際にインダクタLvにエネルギーが蓄積され、Qswがオフの際にLvのエネルギーがショットキーバリアダイオードSBD1を介して容量Cvに供給される。そして、このような動作が所定の周波数(発振回路OSCvのクロック周波数)で繰り返されることで、出力電源ノードVOに例えば38V等といった昇圧電源が生成される。
電流供給制御回路CSCTLは、デューティ検出回路DTDET、PWM信号生成回路PWMGEN、分周回路NDIVを備えている。このDTDETおよびPWMGENに実施の形態1〜3で述べた各種構成例が適用される。DTDETは、クロック信号CLKi1を用いて外部端子P_PWMから入力されたPWM信号PWM_INのデューティを検出する。このCLKi1は、発振回路OSCpから供給され、その発振周波数は、外部端子P_RFに接続された外部抵抗Rfpwmに応じて設定される。PWMGENは、クロック信号CLKi2を用いてPWM信号PWM_OUTを出力する。NDIVは、OSCpからのCLKi1を1/N(例えばN=256)に分周することでCLKi2を生成する。
PWM信号PWM_INおよびPWM_OUTの周波数は、例えば、100Hz〜22kHzの中からそれぞれ独立に選択可能である。PWM_OUTの周波数(図3等の例ではCLKi2の256サイクル分に相当)は、外部端子P_RFに接続された外部抵抗Rfpwmに基づいて設定可能となっている。ここで、PWM_OUTの周波数を遅く設定するほど、結果的にCLKi1の周波数も低下することになり、DTDETにおけるサンプリング精度が低下することになる。したがって、実用上は、PWM_OUTの周波数がPWM_INの周波数よりも速くなるようにそれぞれの周波数を選択することが望ましい。
定電流供給回路ブロックCS_BKは、複数(ここでは6個)の定電流供給回路CS[1]〜CS[6]を備えている。CS[1]は、前述した基準電流値設定回路IREFからの電流値設定電圧と電流供給制御回路CSCTLからのPWM信号PWM_OUTを受けて、外部端子P_FB1に流れる電流を制御する。同様に、CS[2]〜CS[6]も、電流値設定電圧およびPWM_OUTを受けて、それぞれ外部端子P_FB2〜P_FB6に流れる電流を制御する。
定電流供給回路CS[1]は、アンプ回路AMP[1]と、トランジスタ(ここではNチャネル型MOSFET)Q[1]と、抵抗R[1]を備えている。Q[1]は、ドレインが外部端子P_FB1に、ソースがR[1]の一端に、ゲートがAMP[1]の出力ノードにそれぞれ接続される。R[1]の他端は接地電源電圧GNDに接続される。AMP[1]は、(+)入力ノードにIREFからの電流値設定電圧が入力され、(−)入力ノードにQ[1]のソース電圧が入力される。また、AMP[1]は、PWM信号PWM_OUTが‘H’レベル(オンレベル)の際にはQ[1]をオンに駆動し、‘L’レベル(オフレベル)の際にはQ[1]をオフに駆動する。
したがって、CS[1]では、基準電流値設定回路IREFからの電流値設定電圧によってQ[1]のソース電圧が設定され、これによってR[1]に流れる定電流の値が設定される。LED群LED_L1には、外部端子P_FB1を介して、PWM_OUTがオンレベルの際にCS[1]で設定された定電流が供給され、PWM_OUTがオフレベルの際にこの供給が停止する。また、CS[2]〜CS[6]は、CS[1]と同様の構成となっており、それぞれ、外部端子P_FB2〜P_FB6を介してLED群LED_L2〜LED_L6に対する定電流の供給有無を制御する。なお、前述したトランジスタQsw以外の回路における接地電源電圧GNDは、外部端子P_GNDから供給される。
≪LED制御装置全体の概略レイアウト構成≫
図9は、図8のLED制御装置DRUにおいて、その概略レイアウト構成の一例を示す平面図である。図8に示したLED制御装置DRUは、例えば、図9に示すように1個の半導体チップCP_DRUによって形成され、図示しないQFN(Quad Flat Non leaded Package)等を代表とする半導体パッケージに搭載される。これによって、LED制御装置DRUの小型化等が可能となり、特に、携帯電話機やノートPCといった小型の電子機器において有益となる。図9のCP_DRUにおける上半分の領域では、チップ面積の約1/4を用いてトランジスタ(パワートランジスタ)Qswが形成され、それに隣接するように、チップ面積の約1/4を用いて昇圧DC−DCコンバータブロックDCC_BKが形成される。また、CP_DRUにおける下半分の領域では、チップ面積の約1/4を用いて定電流供給回路ブロックCS_BKが形成され、残りの領域に電流供給制御回路CSCTLおよび発振回路OSCv,OSCpが適宜形成される。
また、ここでは、半導体チップCP_DRUの上側の辺に外部端子P_PWM,P_VIN,P_EAO,PSWに対応するパッドが順次形成され、それと対向する下側の辺に外部端子P_FB2〜P_FB6,P_GNDに対応するパッドが順次形成される。CP_DRUの右側の辺には、外部端子P_PGND,P_OVP,P_RF,P_FB1に対応するパッドが順次形成され、それと対向する左側の辺には、外部端子P_VCC,P_EN,P_FSW,P_ISETに対応するパッドが順次形成される。
このように、図8のLED制御装置DRUを1個の半導体チップCP_DRUで形成した場合には、特に、スイッチングトランジスタQswのスイッチングに伴う電源系ノイズや、加えて定電流供給回路ブロックCS_BKにおいて電流のオン・オフを繰り返すことによる電源系ノイズ等が無視できないものとなる。このようなノイズは、例えば、外部端子P_PWMからのPWM信号PWM_INに重畳されたり、発振回路OSCpの発振周波数に影響を及ぼし得る。これによって、前述したように、DRUの外部要因のみならず、内部要因によってもPWM_INに対してノイズが乗る恐れがある。そこで、前述したような電流供給制御回路CSCTLを設けることが有益となる。
以上、本実施の形態4のLED制御装置を用いることで、実施の形態1等の場合と同様に、代表的にはLED輝度のチラツキを抑制可能となる。なお、ここでは、LED制御装置DRUを1つの半導体チップで実現する構成としたが、例えば、スイッチングトランジスタQsw等を別チップとし、SiP(System in Package)技術等によって複数の半導体チップを1つの半導体パッケージに搭載する構成などとすることも勿論可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、これまでの各実施の形態では、除算回路LOG_DIVならびにディジタルコンパレータブロックDCMP_BKをそれぞれ別回路で構成したが、例えば、LED制御装置内にプロセッサ等を搭載し、これらの機能を、例えば、プロセッサを用いたプログラム処理で行うことも可能である。ただし、この場合、回路面積や処理速度の点で前述した各実施の形態の構成と比べて不利となる。
1ADD ワンインクリメント回路
ACS 活性電流検出回路
AD アンド演算回路
AMP アンプ回路
C 容量
CCUNT 周期検出カウンタ回路
CLK クロック信号
CP_DRU 半導体チップ
CS 定電流供給回路
CS_BK 定電流供給回路ブロック
CSCTL 電流供給制御回路
DCC_BK 昇圧DC−DCコンバータブロック
DCMP ディジタルコンパレータ回路
DCMP_BK ディジタルコンパレータブロック
DFCMP 差分値比較回路
DRU LED制御装置
DRV ドライバ回路
DTDET デューティ検出回路
DTOUT デューティ設定信号
DVAL 暫定デューティ設定信号
EA エラーアンプ回路
EO エラーアンプ信号
FB フィードバック信号
FF フリップフロップ回路
HCUNT ハイレベル期間検出カウンタ回路
HVAL,CVAL カウント値
IV インバータ回路
L インダクタ
LED_L LED群
LOG_DIV 除算回路
LOG_SUB 減算回路
MCU マイクロコントローラユニット
ND ナンド演算回路
NDIV 分周回路
OSC 発振回路
OVP_CMP 過電圧検出回路
P 外部端子
PGND,GND 接地電源電圧
PWM PWM信号
PWMCTL PWM制御回路
PWMGEN PWM信号生成回路
Q トランジスタ
R 抵抗
REG レジスタ回路
SBD ショットキーバリアダイオード
SDAT 設定値
SEL セレクタ回路
SPC シリアルパラレル変換回路
SS_CTL ソフトスタート制御回路
TSD 温度検出回路
UPCUNT アップカウンタ回路
VIN 入力電源電圧
VO 出力電源ノード
VOF オフセット電圧源
VREG 内部電源電圧生成回路
VSDAT 設定値可変回路
WEN ライトイネーブル信号

Claims (12)

  1. 第1電圧レベルと第2電圧レベル間で遷移する第1PWM信号が入力される第1ノードと、
    第2ノードと、
    前記第1PWM信号のデューティを検出し、その検出結果を反映した第4ディジタル信号を出力するデューティ検出回路と、
    前記第4ディジタル信号で指定されたデューティを持つ第2PWM信号を生成するPWM信号生成回路と、
    前記第2PWM信号に基づいて前記第2ノードにおける電流の供給有無を制御する電流供給回路とを備え、
    前記デューティ検出回路は、
    第1クロック信号を用いたカウント動作によって前記第1PWM信号の1周期の期間を検出し、その検出結果となる第1ディジタル信号を出力する周期検出回路と、
    前記第1クロック信号を用いたカウント動作によって前記第1PWM信号の1周期における前記第1電圧レベルの期間を検出し、その検出結果となる第2ディジタル信号を出力する第1電圧レベル期間検出回路と、
    前記第2ディジタル信号を前記第1ディジタル信号で除算した結果に基づいて前記第1PWM信号のデューティを表す第3ディジタル信号を出力する第1演算回路と、
    前記第4ディジタル信号を記憶し、第1制御信号が活性状態の場合に前記第4ディジタル信号を前記第3ディジタル信号で更新し、前記第1制御信号が非活性状態の場合に前記更新を行わない第1レジスタ回路と、
    前記第4ディジタル信号と前記第3ディジタル信号の差分の絶対値を演算し、前記差分の絶対値が予め定めたディジタル設定値よりも大きい場合には前記第1制御信号を活性状態とし、前記差分の絶対値が前記ディジタル設定値以下の場合には前記第1制御信号を非活性状態とする差分値比較回路とを有することを特徴とするLED制御装置。
  2. 請求項1記載のLED制御装置において、
    前記PWM信号生成回路は、前記第1クロック信号よりも低速な第2クロック信号を用いてKカウントの範囲内で巡回的にカウント動作を行い、そのカウント値が前記第4ディジタル信号に達した際に電圧レベルの遷移を行うことで前記第2PWM信号を生成し、
    前記第1演算回路は、前記第2ディジタル信号を前記第1ディジタル信号で除算した結果に対して前記Kの値を乗算することで前記第3ディジタル信号を出力することを特徴とするLED制御装置。
  3. 請求項1記載のLED制御装置において、
    前記LED制御装置は、更に、昇圧DC−DCコンバータの構成要素となるスイッチングトランジスタならびに前記スイッチングトランジスタのオン・オフをPWM制御するPWM制御回路を備え、
    前記デューティ検出回路、前記PWM信号生成回路、前記電流供給回路、前記スイッチングトランジスタおよび前記PWM制御回路は、一つの半導体チップで形成されることを特徴とするLED制御装置。
  4. 請求項3記載のLED制御装置において、
    前記第2ノードには、外部部品として液晶ディスプレイのバックライト用のLEDが接続され、
    前記LEDの電源電圧は、前記昇圧DC−DCコンバータを用いて生成されることを特徴とするLED制御装置。
  5. 請求項1記載のLED制御装置において、
    前記差分値比較回路で用いる前記ディジタル設定値は、可変設定可能となっていることを特徴とするLED制御装置。
  6. 請求項1記載のLED制御装置において、
    前記差分値比較回路は、更に、前記第4ディジタル信号が表す値の大きさに応じて前記ディジタル設定値の値を変化させるディジタル設定値可変回路を有することを特徴とするLED制御装置。
  7. 第1電圧レベルと第2電圧レベル間で遷移する第1PWM信号が入力される第1ノードと、
    第2ノードと、
    前記第1PWM信号のデューティを検出し、その検出結果を反映した第5ディジタル信号を出力するデューティ検出回路と、
    前記第5ディジタル信号で指定されたデューティを持つ第2PWM信号を生成するPWM信号生成回路と、
    前記第2PWM信号に基づいて前記第2ノードにおける電流の供給有無を制御する電流供給回路とを備え、
    前記デューティ検出回路は、
    第1クロック信号を用いたカウント動作によって前記第1PWM信号の1周期の期間を検出し、その検出結果となる第1ディジタル信号を出力する周期検出回路と、
    前記第1クロック信号を用いたカウント動作によって前記第1PWM信号の1周期における前記第1電圧レベルの期間を検出し、その検出結果となる第2ディジタル信号を出力する第1電圧レベル期間検出回路と、
    第3ディジタル信号を記憶し、第1制御信号が活性状態の場合に前記第3ディジタル信号を前記第1ディジタル信号で更新し、前記第1制御信号が非活性状態の場合に前記更新を行わない第1レジスタ回路と、
    第4ディジタル信号を記憶し、第2制御信号が活性状態の場合に前記第4ディジタル信号を前記第2ディジタル信号で更新し、前記第2制御信号が非活性状態の場合に前記更新を行わない第2レジスタ回路と、
    前記第3ディジタル信号と前記第1ディジタル信号の差分の絶対値を演算し、前記差分の絶対値が予め定めた第1ディジタル設定値よりも大きい場合には前記第1制御信号を活性状態とし、前記差分の絶対値が前記第1ディジタル設定値以下の場合には前記第1制御信号を非活性状態とする第1差分値比較回路と、
    前記第4ディジタル信号と前記第2ディジタル信号の差分の絶対値を演算し、前記差分の絶対値が予め定めた第2ディジタル設定値よりも大きい場合には前記第2制御信号を活性状態とし、前記差分の絶対値が前記第2ディジタル設定値以下の場合には前記第2制御信号を非活性状態とする第2差分値比較回路と、
    前記第4ディジタル信号を前記第3ディジタル信号で除算した結果に基づいて前記第5ディジタル信号を出力する第1演算回路とを有することを特徴とするLED制御装置。
  8. 請求項7記載のLED制御装置において、
    前記PWM信号生成回路は、前記第1クロック信号よりも低速な第2クロック信号を用いてKカウントの範囲内で巡回的にカウント動作を行い、そのカウント値が前記第5ディジタル信号に達した際に電圧レベルの遷移を行うことで前記第2PWM信号を生成し、
    前記第1演算回路は、前記第4ディジタル信号を前記第3ディジタル信号で除算した結果に対して前記Kの値を乗算することで前記第5ディジタル信号を出力することを特徴とするLED制御装置。
  9. 請求項7記載のLED制御装置において、
    前記第1および第2差分値比較回路で用いる前記第1および第2ディジタル設定値は、それぞれ可変設定可能となっていることを特徴とするLED制御装置。
  10. 第1電圧レベルと第2電圧レベル間で遷移する第1PWM信号が入力され、前記第1PWM信号と異なる周波数を持ち、前記第1PWM信号のデューティを反映させた第2PWM信号を生成し、前記第2PWM信号を用いてLEDの輝度を制御するLED制御方法であって、
    第1クロック信号を用いたカウント動作によって前記第1PWM信号の1周期の期間を第1ディジタル信号として検出する第1ステップと、
    前記第1クロック信号を用いたカウント動作によって前記第1PWM信号の1周期における前記第1電圧レベルの期間を第2ディジタル信号として検出する第2ステップと、
    前記第2ディジタル信号を前記第1ディジタル信号で除算し、その結果に基づいて前記第1PWM信号のデューティを第3ディジタル信号として算出する第3ステップと、
    第4ディジタル信号を記憶し、前記第4ディジタル信号と前記第3ディジタル信号の差分の絶対値を演算し、前記差分の絶対値が予め定めたディジタル設定値よりも大きい場合には前記第4ディジタル信号を前記第3ディジタル信号で更新し、前記ディジタル設定値以下の場合には前記第4ディジタル信号の更新を行わない第4ステップと、
    前記第4ディジタル信号に基づいたデューティを持つ第2PWM信号を生成する第5ステップとを有することを特徴とするLED制御方法。
  11. 請求項10記載のLED制御方法において、
    前記第5ステップでは、前記第1クロック信号よりも低速な第2クロック信号を用いてKカウントの範囲内で巡回的にカウント動作が行われ、そのカウント値が前記第4ディジタル信号に達した際に電圧レベルの遷移を行うことで前記第2PWM信号が生成され、
    前記第3ステップでは、前記第2ディジタル信号を前記第1ディジタル信号で除算した結果に対して前記Kの値を乗算することで前記第3ディジタル信号が算出されることを特徴とするLED制御方法。
  12. 請求項10記載のLED制御方法において、
    更に、前記第4ディジタル信号が表す値の大きさに応じて前記第4ステップで用いる前記ディジタル設定値の値を変化させる第6ステップを有することを特徴とするLED制御方法。
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