JP5236310B2 - Ha負荷分散制御システム - Google Patents

Ha負荷分散制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP5236310B2
JP5236310B2 JP2008041065A JP2008041065A JP5236310B2 JP 5236310 B2 JP5236310 B2 JP 5236310B2 JP 2008041065 A JP2008041065 A JP 2008041065A JP 2008041065 A JP2008041065 A JP 2008041065A JP 5236310 B2 JP5236310 B2 JP 5236310B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
list
control system
mobile terminal
distribution control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008041065A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009200881A (ja
Inventor
孝一 柳下
建夫 木村
克彦 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2008041065A priority Critical patent/JP5236310B2/ja
Publication of JP2009200881A publication Critical patent/JP2009200881A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5236310B2 publication Critical patent/JP5236310B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、複数の移動端末と、前記各移動端末の位置登録を行う複数のホームエージェント(HA)とを備え、前記各HAの負荷を分散制御するHA負荷分散制御システムに関する。
次世代の高速移動体通信方式としてWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)が国際的に注目を集め、このWiMAXにおいてモバイルIPの適用が研究されている。
モバイルIPは、ホームエージェント(HA:Home Agent)を用いて、移動端末のデータ通信を実現する技術である。このHAは、移動端末が本来属するネットワークであるホームリンクで用いるホームアドレス(HoA:Home Address)と、移動端末の移動先であるホームリンク以外のネットワークである外部リンクで用いる気付けアドレス(CoA:Care of Address)との対応関係を管理している(特許文献1参照)。このモバイルIP適用では、管理する移動端末数が増加する場合には、この増加数を考慮して、HAを増加させる必要がある。
特開2006−87078号公報
しかしながら、移動端末数に合わせてHAを増加させても、HA相互間では、各HAの負荷に応じて、負荷を分散することが考慮されていなかった。その結果、特定のHAに対して移動端末からの位置登録要求が集中した場合には、その特定のHAの負荷が急激に増加し、HAの処理能力が著しく低下する場合があった。
本発明は、上記の課題を考慮してなされたものであって、複数のHAを備え、各HAの負荷を分散制御するHA負荷分散制御システムを提供することを目的とする。
本発明に係るHA負荷分散制御システムは、複数の移動端末と、前記各移動端末の位置登録を行う複数のホームエージェント(HA)と、を備え、前記各HAの負荷を分散制御するシステムである。
HA負荷分散制御システムでは、前記各HA相互により一のHAが自身よりも負荷が軽い他のHAをスキップグラフで検索するためのリストが作成され、前記一のHAは、前記自身の負荷と閾値とを比較し、前記自身の負荷が前記閾値よりも重くなった場合に、前記リストを参照し前記閾値よりも前記負荷が軽い前記他のHAを検索し、検索された前記他のHAは、前記一のHAに位置登録予定の前記移動端末の位置登録を行うことにより、各HAの負荷を分散することができる。また、HAの負荷の変動毎に通信経路を確立せずに、HAの負荷が閾値を超えた場合に通信経路を確立することにより、各HA間で形成されるオーバレイネットワークの負荷を軽減することができる。さらに、負荷が軽い前記他のHAを検索する際に、スキップグラフで検索することにより、各HAのすべての情報を収集しなくても、検索することが可能となり検索時間を短縮することができる。
また、HA負荷分散制御システムでは、前記一のHAは、前記自身の負荷が変動して、自身よりも負荷が軽い隣接する前記他のHAの負荷よりも軽くなった場合又は、自身よりも負荷が重い隣接する前記他のHAの負荷よりも重くなった場合に、前記リストから離脱することにより、負荷の変動毎にリストを更新する必要が無くなり、リスト更新に伴うHAの全体負荷を軽減することができる。係る場合には、前記一のHAは、前記リストから離脱した後に、前記自身の負荷と前記閾値とを比較し、前記自身の負荷が前記閾値よりも重くなった場合に、前記リストに復帰し、前記リストを更新することが好ましい。
さらに、HA負荷分散制御システムでは、前記負荷は、前記各HAに位置登録されている前記移動端末の数に基づいて決めてもよい。
本発明によれば、前記各HA相互により一のHAが自身よりも負荷が軽い他のHAをスキップグラフで検索するためのリストが作成され、前記一のHAは、前記自身の負荷と閾値とを比較し、前記自身の負荷が前記閾値よりも重くなった場合に、前記リストを参照し前記閾値よりも前記負荷が軽い前記他のHAを検索し、検索された前記他のHAは、前記一のHAに位置登録予定の前記移動端末の位置登録を行うことにより、各HAの負荷を分散することができる。
また、HAの負荷の変動毎に通信経路を確立せずに、HAの負荷が閾値を超えた場合に通信経路を確立することにより、各HA間で形成されるオーバレイネットワークの負荷を軽減することができる。さらに、負荷が軽い前記他のHAを検索する際に、スキップグラフで検索することにより、各HAのすべての情報を収集しなくても、検索することが可能となり検索時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係るHA負荷分散制御システムが適用されるHA負荷制御システム10の構成の説明図である。
HA負荷制御システム10は、移動端末(MS)12と、CSN(Connectivity Service Network)14と、前記移動端末12と前記CSN14とを接続するASN(Access Service Network)16とを備えている。
移動端末12は、通信機能を有するコンピュータや携帯電話等である。CSN14は、オーバレイネットワークを形成するHA18a〜18eと、移動端末12に対してHoAとなるIPアドレスを付与するDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ20と、認証、許可、アカウンティング等を行うAAA(Authentication Authorization Accounting)サーバ22とを備える。ASN16は、移動端末12と、無線通信する基地局(BS)24と、基地局24とCSN14との接続を制御するASNGW(Access Service Network Gateway)26とを備える。
次に、HA18a〜18eの負荷分散制御について説明する。図2は、HA18a〜18eの負荷分散制御を説明するためのリストの説明図である。
HA18a〜18eの負荷分散制御では、スキップグラフ(Skip Graph)という検索手法が用いられる。
スキップグラフでは、図2に示すようなリストが作成される。このリストは、複数のLevel(Leveln:nは0、1、2・・・)から構成され、各Levelには複数のノードが存在し、各ノードには、キーと、ノードを識別するためのIDに相当し、2進数値で表されるメンバーシップベクタ(menbership vector)とが付与される。このリストでは、(1)各ノードは、キーの順番で並ぶ、(2)Level0ではすべてのノードが含まれる、(3)Level(n-1)に現れるノードは、ある確率pでLevelnに現れるという特徴を有している。
HA負荷制御システム10におけるスキップグラフの適用では、ノードはHA18a〜18eに対応し、キーはHA18a〜18eの各負荷に対応し、メンバーシップベクタは、HA18a〜18eを識別するための各IDに対応している。図2では、負荷をL、メンバーシップベクタをMとして表している。ここで、負荷Lは、主としてHA18a〜18eに位置登録される移動端末12の数によって変動する値であり、また、HA18自体の処理能力によっても変動する。
リスト中のHA18a〜18e同士は、Levelnでは、メンバーシップベクタMの先頭から桁数nが一致するHA同士で検索経路が形成される。すなわち、Level0では、すべてのHA18a〜18e間で検索経路が形成され、Level1では、HA18a、18c、18dがともにメンバーシップベクタMの先頭の1桁目が同じ「0」であるので検索経路が形成され、HA18b、18eがともにメンバーシップベクタMの先頭の1桁目が同じ「1」であるので検索経路が形成され、Level2では、HA18a、18dがともにメンバーシップベクタMの先頭から2桁が同じ「00」であるので検索経路が形成され、HA18b、18c、18eについての検索経路は形成されていない。
次に、HA18a〜18eの負荷分散制御を詳細に説明する。図3は、リストのLevel0におけるHA18a〜18eの負荷の変動とリストの更新についての説明図である。
HA18a〜18eの各々に対しては、負荷Lに関して閾値Tが設定されている。図2、図3では閾値TとしてT=70に設定されている。HA18a〜18eの各々では、自身の負荷Lと閾値Tとを比較するともに、隣接するHA18の負荷Lとも比較している。
ある時点でのHA18cの負荷LがL=40の状態で(図3(a))、その後に負荷LがL=40からL=65と重くなったとする。リストの各Levelにおいて形成されている検索経路は負荷Lの順で形成されるので、HA18bとHA18dの間に位置しているHA18cは、HA18a(L80)とHA18b(L60)との間に位置するようにリストが更新される(図3(b))。
次に、HA18cの負荷Lがさらに重くなりL=75になると、閾値Tを超えるので以後のHA18cに対する移動端末12の位置登録を中止し、他のHA18で位置登録をさせるために、自身の負荷Lよりも軽い負荷Lの他のHA18を検索する。
なお、HA18cの負荷LがL=75になっても、隣接するHA18aとHA18bの各負荷Lの間の値であるのでリストは更新されない(図3(c))。
HA18cの検索は、先ず、Level2(図2参照)から行われる。Level2では、HA18cと他のHA18a、18b、18d、18eとの間では、検索経路が形成されていないので、次にHA18cは、Level1で検索を行う。Level1では、HA18cは、HA18a、18dとの間で検索経路を形成しており、HA18cは、検索の結果、自身の負荷Lよりも負荷Lが軽いHA18d(L20)を発見する。HA18cがHA18dを発見すると、以後の検索はHA18dがLevel1の検索を行う。HA18dは、Level1においては、自身の負荷Lよりも軽い負荷LのHA18を発見できないので、HA18dは、Level0を検索する。Level0では、HA18a〜18eで検索経路が形成されており、HA18dは、検索の結果、自身の負荷Lよりも負荷Lが軽いHA18e(L10)を発見し、その結果をHA18cに通知する。HA18cは、HA18dからの通知により、HA18eの負荷Lが最も軽いことがわかる。また、HA18cは、以上の検索の結果、自身の負荷LよりもHA18d、18eの負荷Lが軽いことがわかる。
HA負荷制御システム10のリストの各Levelにおいて形成される検索経路は負荷Lの重さの順で形成されるために、例えば、図3(a)に示すようにHA18cの負荷Lが隣接するHA18bよりも重くなり、又はHA18dの負荷Lよりも軽くなる度にリストの更新がされる。リストの更新が頻繁に行われると、HA18a〜18eの負荷が重くなる。
そこで、HA18の負荷Lが、同じLevel2で隣接するHA18の負荷Lよりも重く又は軽く変動した場合に、当該HA18をリストから離脱させることにより、HA18a〜18eの全体の負荷を軽減することができる。図4は、HA18の負荷Lが変動した場合のHA18の離脱に関する説明図である。図4では、Level0の状態におけるHA18a〜18eを示している。
図4のHA18a〜18e中、HA18cの負荷Lが変動する場合について説明する。HA18cは、負荷LがL=40の状態(図4(a))から、負荷LがL=65に変動すると、隣接するHA18b(L60)の負荷Lよりも重くなる。従って、HA18cがリストから離脱するとともに、リストが更新されHA18bとHA18dとの間では検索経路が形成される(図4(b))。以後は、HA18cの負荷Lが変動してもリストの更新は行われない。
HA18cは、リストから離脱後に負荷LがL=75となり、閾値Tよりも重くなると、以後のHA18cに対する移動端末12の位置登録を中止し、他のHA18で位置登録をさせるために、自身の負荷Lよりも軽い負荷Lである他のHA18を検索する必要が生じる。そこで、HA18cは、再度、リストに復帰し、自身の負荷Lよりも軽い負荷Lの他のHA18を検索する(図4(c))。HA18cのリストへの復帰は隣接するHA18eと検索経路を形成した後に、HA18eがHA18cのリストへの復帰をHA18a、18b、18dに知らせた後にリストが更新される(図4(d))。リストが更新された後に、上述した図2に示すリストに従って、自身の負荷Lよりも軽いHA18d、18eが検索される。
次に、HA18cの負荷Lが変動し、検索したHA18d、18eのうち、最も負荷Lが軽いHA18eに移動端末12を位置登録をさせる場合の処理について説明する。図5は、移動端末12の位置登録先を変更する場合の処理に供されるシーケンスである。
HA18cは、負荷Lが閾値Tよりも重くなったために、以後の移動端末12の位置登録先を変更し、変更先を最も負荷Lが軽いHA18eとするために、HA18eの情報を含むメッセージ「Radius Access Request」をAAAサーバ22に送信する(ステップS1)。AAAサーバ22は、受信したメッセージ「Radius Access Request」に基づいて、HA18cに代えて、今後の位置登録先としてHA18eを登録し、登録完了を通知するためにHA18cに対してメッセージ「Radius Access Accept」を送信する(ステップS2)。
次に、移動端末12は、HA18a〜18eのいずれかに対して位置登録するためのレンジングコードとしてメッセージ「RNG REQ」を基地局24に送信し(ステップS3)、基地局24は、移動端末12の位置登録要求を受信した旨としてメッセージ「RNG RSP」を移動端末12に送信する(ステップS4)。なお、ステップS3、S4によって、移動端末12と基地局24との間の通信のタイミングや送信出力の調整もされる。
移動端末12は、自身のネットワークとの接続能力を通知するためにメッセージ「SBC REQ」を基地局24に送信し(ステップS5)、基地局24は、メッセージ「SBC REQ」の受信確認としてメッセージ「SBC RSP」を移動端末12に送信する(ステップS6)。
基地局24は、移動端末12の位置登録要求を認証方式等の通知形式に合わせたメッセージ「MS PreAttachment Request」をASNGW26に送信し(ステップS7)、ASNGW26は、メッセージ「MS PreAttachment Request」に対する応答として、メッセージ「MS PreAttachment Response」を基地局24に送信する(ステップS8)。
基地局24は、メッセージ「MS PreAttachment Response」の受信を確認すると、メッセージ「MS PreAttachment Ack」をASNGW26に送信し(ステップS9)、ASNGW26は、移動端末12とAAAサーバ22とのEAP(Extensible Authentication Protocol)通信を開始するために、基地局24に対してメッセージ「AuthRelay EAP Transfer」を送信する(ステップS10)。
基地局24は、EAP通信によりメッセージ「PKM RSP」を移動端末12に送信し(ステップS11)、移動端末12は、接続認証のための暗号キーの管理を要求するためにメッセージ「PKM REQ」を基地局24に送信する(ステップS12)。
基地局24は、受信したメッセージ「PKM REQ」をEAP通信によりASNGW26に送信する(ステップS13)。ASNGW26は、EAPデータを含むメッセージ「Radius Access Request」をAAAサーバ22に送信し(ステップS14)、AAAサーバ22は、メッセージ「Radius Access Request」の受信確認として、メッセージ「Radius Access Challenge」をASNGW26に送信する(ステップS15a)。ASNGW26は、EAP通信により、メッセージ「Radius Access Challenge」を基地局24に送信し(ステップS16)、さらに、基地局24はメッセージ「PKM RSP」を移動端末12に送信する(ステップS17)。このステップS12〜S17は、複数回繰り返されて、移動端末12とAAAサーバ22との間で送受信がされる。その後、移動端末12の認証を許可した場合には、AAAサーバ22は、登録されているHA18eの情報を含む「Radius Access Accept」をASNGW26に送信する(ステップS15b)。
移動端末12は、DHCPサーバ20を検索するためにメッセージ「DHCP Discover」を基地局24に送信し(ステップS18)、メッセージ「DHCP Discover」はASNGW26を経てDHCPサーバ20に転送される(ステップS19、S20)。
DHCPサーバ20は、移動端末12の仮登録ID(例えばIPアドレス)を発効し、この仮IDを移動端末12に通知するために、メッセージ「DHCP Offer」をASNGW26に送信し(ステップS21)、メッセージ「DHCP Offer」は、基地局24を経て移動端末12へ転送される(ステップS22、S23)。
移動端末12は、DHCPサーバ20によって発効された仮登録IDを用いた接続を行い、DHCPサーバ20で正式な登録を受けるためにメッセージ「DHCP Request」を基地局24に送信し(ステップS24)、メッセージ「DHCP Request」はASNGW26を経てDHCPサーバ20に転送される(ステップS25、S26)。
DHCPサーバ20は、メッセージ「DHCP Request」を受信し、移動端末12の仮登録IDを認証した旨として、メッセージ「DHCP Ack」をASNGW26に対して送信する(ステップS27)。この認証された仮登録IDが移動端末12のHoAとなる。
ASNGW26は、HA18eに対する移動端末12の位置登録を求めるために、メッセージ「MIP Reg Request」をHA18eに送信する(ステップS28)。この際に、メッセージ「MIP Reg Request」には、移動端末12のHoAが含まれる。
HA18eは、移動端末12の位置登録をするとメッセージ「MIP Reg response」をASNGW26に対して送信する(ステップS29)。HA18eでは、移動端末12のHoAとHA18eに対して発効するCoAとの間で関連づけがされる。
ASNGW26は、受信したメッセージ「MIP Reg response」を基地局24を送信し(ステップS30)、基地局24はメッセージ「DHCP Ack」を移動端末12に送信する(ステップS31)。以上の処理を経て移動端末12は、CSN14との間で通信を行うことが可能となる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係るHA負荷分散制御システムは、複数の移動端末12と、各移動端末12の位置登録を行う複数のHA18a〜18eと、を備え、HA18a〜18eの負荷Lを分散制御するシステムである。
HA負荷分散制御システムでは、HA18相互によりHA18cが自身よりも負荷Lが軽い他のHA18をスキップグラフで検索するためのリストが作成され、HA18cは、前記自身の負荷Lと閾値Tとを比較し、前記自身の負荷Lが前記閾値Tよりも重くなった場合に、前記リストを参照し前記閾値Tよりも前記負荷Lが軽い前記他のHA18を検索し、検索されたHA18eは、HA18cに位置登録予定の移動端末12の位置登録を行うことにより、各HA18の負荷Lを分散することができる。また、HA18の負荷Lの変動毎に通信経路を確立せずに、HA18の負荷Lが閾値Tを超えた場合に通信経路を確立することにより、各HA18間で形成されるオーバレイネットワークの負荷を軽減することができる。さらに、負荷Lが軽い他のHA18を検索する際に、スキップグラフで検索することにより、HA18a〜18eのすべての情報を収集しなくても、検索することが可能となり検索時間を短縮することができる。
また、HA負荷分散制御システムでは、HA18cは、前記自身の負荷Lが変動して、自身よりも負荷Lが軽い隣接する他のHA18dの負荷Lよりも軽くなった場合又は、自身よりも負荷Lが重い隣接する他のHA18bの負荷Lよりも重くなった場合に、前記リストから離脱することにより、負荷Lの変動毎にリストを更新する必要が無くなり、リスト更新に伴うHA18の全体負荷を軽減することができる。かかる場合には、HA18cは、前記リストから離脱した後に、前記自身の負荷Lと前記閾値Tとを比較し、前記自身の負荷Lが前記閾値Tよりも重くなった場合に、前記リストに復帰し、前記リストを更新することとなる。
さらに、HA負荷分散制御システムでは、前記負荷Lは、前記各HAに位置登録されている移動端末12の数に基づいて決めてもよい。
なお、本実施形態では、HA18cの負荷Lが変動した後に、最も負荷Lが軽いHA18eに移動端末12を位置登録をさせているが、最も負荷Lが軽いHA18に位置登録をさせる場合に限定されるものではない。例えば、検索されたHA18のうち、物理的に距離の近いものを位置登録の対象として選択したり、また、その負荷Lが閾値Tよりも所定負荷以上の余裕のあるものを選択してもよい。
図5は、HAがオーバレイネットワークに加入する際のリストの更新に関する説明図である。
HA18a、18b、18d、18eで構成されるオーバレイネットワークでは、Level0の状態でこれらのHA18間でリストが形成されている。この状態で、新たにHA18cがオーバレイネットワークに加入する場合について説明する。なお、HA18a〜18eに設定されている閾値TはT=70と設定されている。また、HA18a、18b、18d、18eの負荷LがL=0であるのは、オーバレイネットワークが形成された直後であり、HA18a、18b、18d、18eのいずれに対しても移動端末12が位置登録されていないためである。
HA18c(L40)は、オーバレイネットワークに加入するためにHA18eに対して、加入要求を行う(図5(a))。HA18cがオーバレイネットワークへの加入を認められると、HA18a、18b、18d、18eにHA18cが含められたHA18a〜18eでリストが更新される(図5(b))。HA18cの負荷は、HA18a〜18eの中で最大であるために、最も左に位置する。リストの更新後に、HA18cは離脱する(図5(c))。HA18cが離脱した後は、HA18c以外のHA18a、18b、18d、18eへの移動端末12の位置登録は禁止される。
HA18cは、リストから離脱後に負荷LがL=75となり、閾値Tよりも重くなると、以後のHA18cに対する移動端末12の位置登録を中止し、他のHA18で位置登録をさせるために、自身の負荷Lよりも軽い負荷Lである他のHA18を検索する必要が生じる。そこで、HA18cは、再度、リストに復帰し、自身の負荷Lよりも軽い負荷Lの他のHA18を検索する(図5(d))。HA18cのリストへの復帰は隣接するHA18eと検索経路を形成した後に、HA18eがHA18cのリストへの復帰をHA18a、18b、18dに知らせた後にリストが更新される(図4(e))。リストが更新された後に、上述した図2に示すリストに従って、自身の負荷Lよりも軽いHA18a、18b、18d、18eが検索される。以後、検索された前記HA18のいずれかを選択され、HA18cから選択されたHAに対する移動端末12の位置登録が上述した処理に従って行われる。
本実施形態では、HA18a〜18eの負荷分散制御を対象としていたが、複数のサーバを有するネットワークに対して、複数の端末が接続されている場合にも適用することが可能である。図7は、本実施形態の変形例であるサーバ負荷分散制御システム50の構成の説明図である。
サーバ負荷分散制御システム50は、端末52と、ルータ54と、前記ルータ54と接続するネットワーク56とを備えている。ネットワーク56は、オーバレイネットワークを形成するサーバ58を備える。ルータ54に対する端末52の接続は、有線であっても無線であってもよい。また、端末52、ルータ54、ネットワーク56、サーバ58はそれぞれ、HA負荷制御システム10における移動端末12、ASN16、CSN14、HA18の各々と対応する関係にある。従って、HA負荷制御システム10におけるHA18a〜18eの負荷分散制御を、サーバ58a〜58eに適用することが可能である。
サーバ負荷分散制御システム50におけるサーバ58a〜58eの負荷分散制御は、まず、図2に示すリスト中のHA18a〜18eをサーバ58a〜58eに置き換えたスキップグラフに用いるリストを形成する。そして、図3で説明したように、サーバ58a〜58eでは自身の負荷Lと閾値Tとを比較するともに、隣接するサーバ58の負荷Lとも比較し、特定のサーバ58の負荷Lが閾値Tよりも重くなった場合にリストの更新をする。次に、更新後のリストに従って、自身の負荷Lよりも負荷Lが軽いサーバ58を検索し、以後、その負荷Lが軽いサーバ58に対して端末52が接続される。
また、サーバ負荷分散制御システム50では、図4で説明したようにサーバ58a〜58eにおいて負荷Lが、隣接するサーバ58の負荷Lよりも重くなり又は軽く変動した場合に、リストから離脱させることにより、サーバ58a〜58eの全体の負荷を軽減することができる。
以上説明したように、サーバ負荷分散制御システム50は、複数の端末52と、前記各端末52に接続される複数のサーバ58a〜58eと、を備え、前記サーバ58a〜58eの負荷を分散制御するシステムである。
前記各サーバ58相互により一のサーバ58が自身よりも負荷が軽い他のサーバ58をスキップグラフで検索するためのリストが作成され、前記一のサーバ58は、前記自身の負荷Lと閾値Tとを比較し、前記自身の負荷Lが前記閾値Tよりも重くなった場合に、前記リストを参照し前記閾値Tよりも前記負荷Lが軽い前記他のサーバ58を検索し、検索された前記他のサーバ58は、前記一のサーバ58に接続予定の前記端末を接続する。
本発明は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本発明の実施形態に係るHA負荷分散制御システムが適用されるHA負荷制御システムの構成の説明図である。 スキップグラフで用いられるリストの説明図である。 リストのLevel0におけるHA18a〜18eの負荷の変動とリストの更新についての説明図である。 HAの負荷Lが変動した場合のHAの離脱に関する説明図である。 HAがオーバレイネットワークに加入する際のリストの更新に関する説明図である。 移動端末の位置登録先を変更する場合の処理に供されるシーケンスである。 本発明の他の実施形態に係るサーバ負荷分散制御システムの構成の説明図である。
符号の説明
10…HA負制御システム 12…移動端末
14…CSN 16…ASN
18、18a〜18e…HA 20…DHCPサーバ
22…AAAサーバ 24…基地局
26…ASNGW 50…サーバ負荷分散制御システム
52…端末 54…ルータ
56…ネットワーク 58、58a〜58e…サーバ

Claims (4)

  1. 複数の移動端末と、前記各移動端末の位置登録を行う複数のホームエージェント(HA)と、を備え、前記各HAの負荷を分散制御するHA負荷分散制御システムであって、
    前記各HA相互により一のHAが自身よりも負荷が軽い他のHAをスキップグラフで検索するためのリストが作成され、
    前記一のHAは、前記自身の負荷と閾値とを比較し、前記自身の負荷が前記閾値よりも重くなった場合に、前記リストを参照し前記閾値よりも前記負荷が軽い前記他のHAを検索し、
    検索された前記他のHAは、前記一のHAに位置登録予定の前記移動端末の位置登録を行う
    ことを特徴とするHA負荷分散制御システム。
  2. 請求項1記載のHA負荷分散制御システムにおいて、
    前記一のHAは、前記自身の負荷が変動して、自身よりも負荷が軽い隣接する前記他のHAの負荷よりも軽くなった場合又は、自身よりも負荷が重い隣接する前記他のHAの負荷よりも重くなった場合に、前記リストから離脱する
    ことを特徴とするHA負荷分散制御システム。
  3. 請求項2記載のHA負荷分散制御システムにおいて、
    前記一のHAは、前記リストから離脱した後に、前記自身の負荷と前記閾値とを比較し、前記自身の負荷が前記閾値よりも重くなった場合に、前記リストに復帰し、前記リストを更新する
    ことを特徴とするHA負荷分散制御システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のHA負荷分散制御システムにおいて、
    前記負荷は、前記各HAに位置登録されている前記移動端末の数に基づく
    ことを特徴とするHA負荷分散制御システム。
JP2008041065A 2008-02-22 2008-02-22 Ha負荷分散制御システム Active JP5236310B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008041065A JP5236310B2 (ja) 2008-02-22 2008-02-22 Ha負荷分散制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008041065A JP5236310B2 (ja) 2008-02-22 2008-02-22 Ha負荷分散制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009200881A JP2009200881A (ja) 2009-09-03
JP5236310B2 true JP5236310B2 (ja) 2013-07-17

Family

ID=41143894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008041065A Active JP5236310B2 (ja) 2008-02-22 2008-02-22 Ha負荷分散制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5236310B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10312365A (ja) * 1997-05-13 1998-11-24 Nec Corp 負荷分散システム
JPH10336236A (ja) * 1997-06-04 1998-12-18 Nec Software Ltd Faxサーバ
JP4018549B2 (ja) * 2003-01-09 2007-12-05 キヤノン株式会社 無線システムにおける負荷分散方法
JP4051064B2 (ja) * 2003-05-19 2008-02-20 富士通株式会社 ホームエージェント装置,移動通信システムおよび負荷分散方法
JP2005027192A (ja) * 2003-07-04 2005-01-27 Fujitsu Ltd ネットワーク・アドレス割当装置
JP4425757B2 (ja) * 2004-10-12 2010-03-03 株式会社日立製作所 モバイルネットワークシステム
JP2006245692A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> トラヒック負荷評価システムおよび方法、プログラム
JP4692760B2 (ja) * 2006-03-16 2011-06-01 日本電気株式会社 移動体通信システムおよびその移動管理制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009200881A (ja) 2009-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3889424B2 (ja) 複数の無線送受信ユニットとのパーソナル通信を円滑にするシステム
CN101036353B (zh) 用于把鉴权、授权和/或计帐消息通过多个中间网络从归属服务网络路由到漫游网络的方法、设备及系统
US7711361B2 (en) Method and system for distributed roaming services for mobile users on wireless mesh networks
EP1451974B1 (en) Policy based mechanisms for selecting access routers and mobile context
US7962142B2 (en) Methods and apparatus for the utilization of core based nodes for state transfer
JP4034729B2 (ja) モバイルインターネット通信装置及び方法
JP5661207B2 (ja) モバイル機器ネットワークアクセスのダイアメータベースの誘導のための方法、システム、およびコンピュータ読取可能媒体
CN102017709B (zh) 在3gpp网络与非3gpp网络之间的无缝切换
CN101919209A (zh) 在固定接入通信网络中选择边缘节点
US20080132237A1 (en) Relocation controlling apparatus in wireless communications network
WO2017169281A1 (ja) 位置登録エリアリスト更新方法
CN101971596A (zh) 在无线网络中的安全关联的动态管理的方法和装置
US20040156374A1 (en) Router and routing method for providing linkage with mobile nodes
US20190159013A1 (en) Mobile communication system, mobile station, switching station, and location registration method for mobile station
WO2018030349A1 (ja) 移動通信システムの制御方法、移動通信システム、およびプロキシサーバ
JP5236310B2 (ja) Ha負荷分散制御システム
JP5090962B2 (ja) Ha位置登録制御システム
JP5143586B2 (ja) Ha負荷制御システム
Munir et al. Secure and fault-tolerant distributed location management for intelligent 5G wireless networks
WO2018169015A1 (ja) 加入者データ管理装置、モビリティ管理装置、ポリシー管理装置、及び通信方法
CN106171041A (zh) 无线接入网关
CN101447978B (zh) 在WiMAX网络中拜访AAA服务器获取正确的HA-RK Context的方法
JP5149209B2 (ja) WiMAX基地局制御システム
JP5272851B2 (ja) 通信傍受システム、通信傍受装置、通信傍受方法およびプログラム
Tarbani et al. Prediction of next mobile access gateway by tracking locations of mobile node

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5236310

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3