JP5234802B2 - 折畳み式ベビーカーのロック解除装置、該ロック解除装置を備えた折畳み式ベビーカー - Google Patents

折畳み式ベビーカーのロック解除装置、該ロック解除装置を備えた折畳み式ベビーカー Download PDF

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本発明は、折畳み式のベビーカーに装着されるロック解除装置及び該ロック解除装置を備えた折畳み式ベビーカーに関する。
なお、本明細書において、方向を示す場合において「内方」とはベビーカーのハンドルの中心方向を言い、「外方」とはその逆を言うものとする。
折畳みのできるベビーカーは周知であり、このようなベビーカーにおいては、使用者が片手で容易に折り畳むことができるものが開発されている。
このようなベビーカーの一例として、特許文献1に開示された乳母車がある。図13〜図15は特許文献1に開示された乳母車の説明図であり、図13が全体図、図14、図15がその一部分の説明図である。
以下、図13〜図15に基づいて特許文献1に開示された乳母車を説明する。
図13に示すように、特許文献1に開示された乳母車100は、一般的にハンドル部分104を有するフレーム102を有し、ハンドル部分104にはグリップ部分106が含まれる。また、乳母車100は、子供を支えるために使用される乗り手支持部108および運搬を容易にするような適当な数のホイール110を備えている。
また、乳母車100は、図13に示すような広げられた状態から折畳んだ状態にするために、フレーム102にロック装置112が設けられ、この部分が関節部となって折畳みを可能にしている。そして、ロック装置112はグリップ106に設けられた可動部材114とワイヤによって連結されており、可動部材114を操作することによって作動するようになっている。
図14は可動部材114(本発明の「ロック解除装置」に相当)の分解斜視図である。可動部材114は、第一の半シェル302および第二の半シェル320の、2つの半シェルを有する。半シェルは、構造的に同じものであり、以下では第一の半シェル302について詳細に説明する。
第一の半シェル302は、外側部材304および内側部材306を含み、外側部材304は、使用者のための掴み表面を備える。内側および外側の部材はスプライン308によってスリップしないようになっている。
内側部材306は、軸方向に斜めに形成された溝310および312を含み、これらの溝310および312は、それぞれのピン330および332と協働する。ピン330および332は、ワイヤ208および206と連結される。ピン330および332の下方部分は、第二の半シェル部材320に配置された協働スロット322および324内に受けられる。溝310および322はピン330と協働し、溝312および324はピン332と協働する。
上記のような構造の可動部材114においては、使用者が可動部材114を回転させると、可動部材の回転により、外側部材304および内側部材306が回転し、内側部材306に形成された溝310、312、322、324がピン330、332を軸方向に動かす。ピン330は、チューブ204の長孔340,342に沿って軸方向に沿って動くと、それに沿ってワイヤ206,208を引っ張る作用をし、このワイヤ206,208の動きおよび力がロック装置112を解放する。
図15は、ロック装置112の説明図である。ロック装置112は、本体704と協働して働く滑動可能なキャッチ702を含む。前方チューブ706または第一の脚が、本体704にしっかりと取り付けられている。前方チューブ706は、本体704を超えて突出し、滑動可能なキャッチ702へと伸長する。滑動可能なキャッチ702は、前方チューブ706の突出した端部を受けるための開口部708を有する。
プレート720とキャッチ702の間にはバネ712が介装されており、キャッチ702を本体704側に付勢している。
また、先述のように、ワイヤ206,208の一端部はピン330または332のうちの1つに取り付けられ、またワイヤ206または208の反対側の端部は、チューブ204内に配置されているプレート720に取り付けられる。
使用者が可動部材114を回転させることによって、ワイヤ206,208が引っ張られると、プレート720が上動し、これに伴って滑動可能なキャッチ702が図中上方に動く。滑動可能なキャッチ702が上方に動くと、滑動可能なキャッチ702は前方チューブ706の突出した端部を離れ、チューブ204はヒンジ710の周りを前方チューブ706に対して枢動することができ、乳母車の折りたたみが可能になる。このとき、キャッチ702内に装着されたバネ712がキャッチ702を本体704側に付勢する。
組立状態にするときには、バネ712の付勢力によってキャッチ702が本体704側に戻されると共に可動部材114が回動して元の位置に戻る。
特開平11-99943号公報
特許文献1のものは、折畳み操作をするために、可動部材114を回転させるが、この回転動作を溝310、322、312、324及びピン330、332さらには長穴340,342の協働により、ワイヤ206,208に伝達し、ワイヤ206,208を介してロック装置112のロックを解除する。可動部材114は元の位置に戻す動作が必要であるが、この動作はロック装置112に設置したバネ712の付勢力によって、ワイヤ206,208を介して可動部材114をロック解除時とは逆方向に回転させることによって行っている。
可動部材114を元の位置に戻す動作に着目すると、ロック装置112に設けたバネ712がワイヤ206,208を引っ張り、この引張力がピン330、332に作用し、ピン330、332がチューブ204の軸方向に移動する。ピン330、332が軸方向に移動するときに、溝310、322、312、324を介して外側部材304および内側部材306に回転力が伝達され、可動部材114は元の位置に戻る。
上記のように、特許文献1に記載のロック解除装置では、ロック装置112に設置されたバネによって操作部である可動部材114を回転させて元の位置に戻すように構成されている。しかも、ロック装置112に設置されたバネ712がワイヤ208を引っ張る力をピン330、332及び溝310、322、312、324の協働によって回転力に変換しているため、このバネ712の引張力を強くする必要がある。
折畳み操作の途中において、ロック装置112における本体704とキャッチ702の間には隙間が生ずるためこの隙間に指などを挟む危険があるが、ロック装置112に設置しているバネ712の引張力を強くすると、挟んだ指を強く圧迫することになり指を怪我する危険がある。また、挟んだ指を外しにくく、さらに怪我の危険が高くなる。
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、折畳み式ベビーカーの折畳み関節に指を挟んで怪我をする危険を可及的に小さくしたベビーカーのロック解除装置、該ロック解除装置を備えた折畳み式ベビーカーを得ることを目的としている。
(1)本発明に係る折畳み式ベビーカーのロック解除装置は、折畳み式ベビーカーの関節部に設けられて組み立て状態を維持するロック装置のロック状態をワイヤの操作によって解除するベビーカーのロック解除装置であって、ハンドル部に設けられる内筒と、該内筒に該内筒の軸方向に移動可能に設置されると共に前記ワイヤの一端が連結されるスライダと、該スライダの一部に当接して前記スライダを軸方向に移動させる案内部を有すると共に前記内筒を覆いかつ回動可能に装着された外筒と、該外筒を回転させたときに元の位置へ戻すための付勢手段とを備え、前記外筒を回動させることによって前記案内部が前記スライダを、前記ワイヤを引っ張る方向に移動させ、前記外筒を前記回動方向と反対方向に回動させるときには前記案内部とスライダがフリーな状態になるように構成したことを特徴とするものである。
なお、案内部とスライダがフリーな状態とは、案内部とスライダとが互いに動きを規制しない状態をいう。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記案内部は外筒の内面に形成された突壁からなり、該突壁の側面に前記スライダの一部が当接するように構成されていることを特徴とするものである。
(3)また、上記(1)又は(2)に記載のものにおいて、前記スライダは、前記内筒の外周面に設置された筒状部材であることを特徴とするものである。
スライダを内筒の外周面に設置することにより、組み立てが容易になる。
なお、筒状部材は周壁が閉じたものであってもよいが、その一部が切欠されたものであってもよい。
(4)また、上記(3)に記載のものにおいて、前記筒状部材の一端側が前記案内部に当接し、前記筒状部材の他端側が前記外筒内面に当接するように構成されていることを特徴とするものである。
スライダを構成する筒状部材の両端部が外筒内面に当接することにより、外筒とスライダの相対的な移動が円滑になる。
(5)また、上記(1)乃至(4)のいずれかに記載のものにおいて、前記内筒は軸方向に延びるガイドレールを有し、前記スライダは前記ガイドレールに案内されて前記内筒の軸方向に移動することを特徴とするものである。
(6)本発明に係る折畳み式ベビーカーは、上記(1)乃至(6)のいずれかに記載のロック解除装置を備えてなることを特徴とするものである。
本発明においては、外筒を回動させることによって案内部がスライダを、ワイヤを引っ張る方向に移動させ、前記外筒を前記回動方向と反対方向に回動させるときには前記案内部とスライダがフリーな状態になるように構成すると共に外筒は付勢手段の作用で元の位置に戻すように構成したので、外筒を元の位置に戻す作用を関節部に設けるバネで行う必要がなく、それ故に関節部のバネ力を弱くすることができ、関節部での指詰めによる損傷を防止できる。
本発明の一実施の形態に係る折畳み式ベビーカーのロック解除装置の分解斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る折畳み式ベビーカーのロック解除装置の分解斜視図であり、図1を背面側から見た状態を示している。 図1に示したロック解除装置の一部の部品の説明図である。 本発明の一実施の形態に係る折畳み式ベビーカーのロック解除装置の組み立て方法の説明図である。 本発明の一実施の形態に係る折畳み式ベビーカーのロック解除装置の組み立て方法の説明図である。 本発明の一実施の形態に係る折畳み式ベビーカーのロック解除装置の組み立て方法の説明図である。 本発明の一実施の形態に係る折畳み式ベビーカーの関節部の説明図である(ロック状態)。 本発明の一実施の形態に係る折畳み式ベビーカーの関節部の断面図である(ロック状態)。 本発明の一実施の形態に係る折畳み式ベビーカーの関節部の説明図である(ロック解除状態)。 本発明の一実施の形態に係る折畳み式ベビーカーの関節部の断面図である(ロック状態解除)。 本発明の一実施の形態に係る折畳み式ベビーカーの関節部の説明図である(指外し状態)。 本発明の一実施の形態に係る折畳み式ベビーカーの関節部の断面図である(指外し状態)。 従来の折畳み式ベビーカーの全体図である。 従来の折畳み式ベビーカーに装着されたロック解除装置の説明図である。 従来の折畳み式ベビーカーに装着されたロック装置の説明図である。
図1〜図12に基づいて本実施の形態を説明する。
本実施の形態に係るベビーカーは、全体のフレームなどの基本的な構成は図13に示した従来例と同様の構成を備えており、ハンドル1にはロック解除装置3(図4〜図6参照)が装着され、ハンドル1に連続する前脚の途中に折畳み時に屈曲する関節部が設けられており、関節部には組立状態を維持するためのロック装置5(図7〜図12参照)が取り付けられている。
本実施の形態に係るロック解除装置3は、ハンドル1に固定される内筒7と、該内筒7に該内筒7の軸方向に移動可能に設置された2個のスライダ9と、該スライダ9の一部に当接して前記スライダ9を軸方向に移動させる案内部を有すると共に前記内筒7を覆うように装着された外筒11と、該外筒11を回転させたときに元の位置へ戻すための捻りバネ13とを備えている(図1〜図6参照)。
他方、ロック装置5は上フレーム71と下フレーム72が屈曲可能に連結される関節部10に設けられ、ハンドル1から延びる上フレーム71に沿って移動可能に装着された上関節部材15と、上フレーム71の先端部が回動可能に連結されると共に下フレーム72の上端に固定された下関節部材17とを備えている(図7〜図10参照)。
以下、各構成を詳細に説明する。
[ロック解除装置]
<内筒>
内筒7は、図5、図6に示されるように、ハンドル1に挿入されて固定される。内筒7の中程には、長丸状の第1開口部19と第2開口部21が対向して設けられている(図1、図2参照)。第1開口部19は後述するスライダ9の取付部として機能し、第2開口部21はロック装置5の組立時において覗き窓として組立作業を容易にする機能を有する。第1開口部19の縁は凸状のガイドレール23になっており、後述するスライダ9に形成された溝部25(図2参照)に挿入されてスライダ9の軸方向への移動をガイドする機能と共に内筒7の強度を高める機能を有する。
第1開口部19及び第2開口部21の両側には、内筒7をハンドル1に固定するためのリベット97(図4参照)を挿入するための孔27が設けられている。
内筒7の一端側には鍔部29が設けられており、この鍔部29が後述する外筒11に形成された溝49に挿入されることによって、外筒11の内筒7に対する軸方向の移動を規制している(図1、図2参照)。
また、鍔部29の一部には矩形の切欠部31が形成されており(図2、図4参照)、後述のストッパ装置53の係止片57が挿入されて係止する係止部として機能する。
さらに、鍔部29の外側には、突片32が設けられ、この突片32が外筒11に形成された後述の壁51の端部51a、51b(図1参照)に当接することによって、外筒11の回動範囲を所定の範囲(約70°)に制限している。
なお、本実施の形態においては、内筒7はハンドル1を構成する部材とは別の部材によって構成し、ハンドル1の両端部に挿入するようにした例を示したが、内筒をハンドル1と別部材で構成するのではなくハンドル1を構成する部材(管部材)を内筒として利用するようにしてもよい。
<スライダ>
2個のスライダ9は、内筒7の外周面に軸方向に移動可能に装着されている(図5、図6参照)。スライダ9は、筒体の一部が切除され軸方向断面がC字状の形状をしている。切除された部分を内筒7の外周面に押し当て、さらに押し込むことによって内筒7に嵌め込まれて装着される。
このように、スライダ9を内筒7の外周面に装着するようにしたことで、スライダ9の装着が極めて簡単になり、組み立てが容易になる。
スライダ9の内面には、前述したように溝部25が形成され、該溝部25が内筒7のガイドレール23に挿入されるようになっている。スライダ内面における溝部25に挟まれた中程には内面側に突出する円筒状のボス33が形成され(図2参照)、ボス33にはワイヤ34の一端側が固定ネジ35を介して連結される(図4参照)。
スライダ9表面の中央部には、軸方向に延びる凸面部37が形成され、その一端側(軸方向外側端部)には円弧状部39が形成されている(図1参照)。スライダ9の内方側端部には、凸面部37と同じ高さのフランジ部41が形成されている。凸面部37とフランジ部41は外筒11の内面に当接してスライダ9と外筒11の相対的な動きを円滑にする機能を有する。
<外筒>
外筒11は、円筒体を半割りした2つの半割部材(第1半割部材11a、第1半割部材11b)から形成されている。外筒11は、図6に示すように、スライダ9が装着された内筒7を覆うように設置される。
第1半割部材11aの内面には、図1、図5に示すように、中央側から外側に向かって斜めに延びる2本の凸条47が設けられており、この2本の凸条47はハの字状になっている。また、各凸条47は第1半割部材11aの内面中央部から第1半割部材11aの縁まで延びるように形成されている。
外筒11を装着した状態において、スライダ9の凸面部37の円弧状部39が凸条47の側壁面に当接している。
なお、後述の動作説明によって示すように、外筒11を回転することによってスライダ9が内方に移動してロック装置5のロックを解除することになるが、ロック装置5の解除をするためには本例では17mmスライダを移動させる必要がある。そして、17mmスライダを移動させるために必要な外筒11の回転角度は70°になるように設定している。回転角度を70°に設定する前提条件として、外筒11の内径(直径)は32mmで、凸条47の長さは24mmであり、凸条47は約45度の傾斜になっている。
このように、外筒11を少ない回転角度でロック解除できるようにするには、凸条47の傾斜角度を小さくする(外筒軸方向に傾ける)必要があるが、このような傾斜にすれば外筒11の回転に要する力が大きくなる。このことは、逆に言えば外筒11を操作後に元に戻すのに要する力が大きくなることを意味する。この点、本実施の形態では、後述するように外筒11を戻す際には外筒11は凸条47にその動きを規制されないので、たとえ凸条47の傾斜角度を小さくしても外筒11を戻すのに大きな力を要することはない。
これに対して、特許文献1に記載された従来例の場合には、溝310、322、312、324の傾斜角度を小さくすると操作性が悪くなることから該傾斜角度を大きくしていると思われるが、この傾斜角度を大きくするとロック解除操作のときに可動部材114の回転角度を大きくする必要があり、極めて操作性が悪くなる。
外筒11を形成する第1半割部材11a及び第1半割部材11bの一端側には、内筒7の鍔部29が挿入される溝49が形成されている(図1、図3参照)。もっとも、第1半割部材11bにおける溝49を形成する外側の壁51は、約半周のみ形成されている(図3参照)。これは、前述したように、壁51の端部51a、51bに内筒7の突片32が当接することで外筒11の回動を規制することにより、壁51の無い範囲を外筒11が回動できるようにしたものである。
外筒11には、外筒11の回動を規制するストッパ装置53が装着されている(図1、図2参照)。ストッパ装置53は、円板状の操作部55と、操作部55の下面側に形成された略矩形状の係止片57とを備えている。ストッパ装置53は、係止片57が外筒11に形成された装着室59に外筒軸方向移動可能に収納されることによって、外筒11に装着されている。係止片57の内方端側には丸棒61が突出して形成されている。丸棒61にはコイルバネ63が挿入され、ストッパ装置53を軸方向外側に向かって付勢している。
係止片57の他端は、内筒7の鍔部29に形成された切欠部31に挿入されることで、内筒7に係止し、外筒11が回動するのを規制している。換言すれば、係止片57を軸方向の内方側(中心側)に移動することで、係止片57の鍔部29に対する係止が外れ、外筒11が回動可能状態になる。外筒11が回動可能状態になった後、外筒11を少し回転させると係止片57の先端が鍔部29に当接して切欠部31に挿入されないようになるので、そうなれば操作部55から指を離しても外筒11を回転することができる。他方、外筒11から手を離す、あるいは外筒11を握る力を緩めることによって外筒11が捻りバネ13の作用によって元の位置に戻ったときには、コイルバネ63の作用によって係止片57が自動的に外方側に移動して切欠部31に係止する。
なお、外筒11の両端部には縮径部65が形成されており、内筒7を覆うように半割部材を接合して装着したときに、リング部材67を縮径部65に挿入することで、一体化できるようになっている。
<捻りバネ>
捻りバネ13は、外筒11を回転させたときに元の位置に戻す機能を有している。このような機能を有する捻りバネ13は、その一端側が内筒7表面に固定され、他端が第1半割部材11bに形成された突片69(図3参照)に係止する。
[ロック装置]
ロック装置5は、ベビーカーの関節部10に設けられた上関節部材15と下関節部材17を備えて構成される。
<上関節部材>
上関節部材15は、ハンドル1から延びる上フレーム71の下端部に、上フレーム71に沿って移動可能に装着されている(図7〜図12参照)。具体的には、上関節部材15は、上フレーム71が貫通する貫通孔73を有し、該貫通孔73に上フレーム71を挿通することで上フレーム71に装着されている。貫通孔73の内周面は、6本の凸条が周方向所定の間隔で設けられてスプライン軸受状になっており、これら凸条の端面が上フレーム71の周面に当接するようになっている。このようにすることで、上フレーム71のガタツキを防止すると共に上関節部材15の上フレーム71に沿う動きがスムーズになるようにしている。もっとも、貫通孔73は内周面が滑らかな単なる穴であってもよい。
また、上関節部材15には、下関節部材17の上端部75が挿入されて係止する係止穴77が形成されている(図10参照)。さらに、上関節部材15の下端部は全周に亘って拡径された拡径部79が形成されており、下関節部材17が挿入されたときに、下関節部材17との間に所定の隙間S(図8参照)が生ずるようになっている。これは、幼児などが上関節部材15と下関節部材17の隙間Sに皮膚などを挟まないようにしたものであり、隙間Sの大きさは2mm以上5mm未満にするのが好ましい。2mm未満であると、幼児などが皮膚を挟んだときに痛みを感じることになるし、5mmを超えると皮膚を挟んだときの痛みを感じる危険は少ないが、指などを挟む危険が生ずるからである。
なお、拡径部79を設けることにより、内面側には段部81が形成され、この段部81が下関節部材17の回動の際に下関節部材17の先端に当接してガイドとして機能する。
上述のように、上フレーム71に装着された上関節部材15は、上フレーム71に沿って軸方向に移動して、下関節部材17と離れたり当接したりできるようになっている(図7〜図12参照)。このような動きを可能にするため、上関節部材15は以下に示すような構造で取り付けられている。
上フレーム71の端部には上フレーム71の軸方向に延びる長穴83が設けられ、この長穴83を内外から挟むようにして外側には上関節部材15が配置され、内側には小判形の連結部材85が配置され、これら上関節部材15と連結部材85が長穴83に相通された軸部材87によって連結されている。これによって、上関節部材15は、軸部材87が長穴83内を動ける距離を上フレーム71に沿って移動する。つまり、上関節部材15は、長穴83の長さの範囲を移動することができる。
本実施の形態においては、長穴83の長さを34mmに設定している。ロック解除装置3の操作によって上関節部材15を移動させることができる長さは17mmであるが、さらに17mmだけ上関節部材15を下関節部材17から離す方向に移動させることができるようになっている。このように長穴83の長さをロック解除装置3の操作によって移動させることができる距離よりも長く設定することによって仮に上関節部材15と下関節部材17の間に指などを挟んだとしても、上関節部材15を上方向に移動する余裕があり、上関節部材15を上方向に移動することで挟んだ指などを簡単に外すことができる(図11、図12参照)。上関節部材15を移動させるときの動作を容易にするために、上関節部材15の表面に滑り止めとして機能する線状の凹部89を複数設けている(図7、図9、図11参照)。
なお、ロック解除装置3の操作によって上フレーム71を移動させることができる長さに対して、長穴83の長さの余裕としては、10mm〜20mmくらいが好ましい。
上フレーム71の下端内面には引掛片91が装着され、この引掛片91と連結部材85の一端側と間にコイルバネ93が介装されている。コイルバネ93は、常時、上関節部材15と下関節部材17を押し付けるように作用しており、ベビーカーの組立状態、すなわち上関節部材15に下関節部材17の上端部75が挿入された状態においても(図7、図8参照)、コイルバネ93は上関節部材15を下関節部材17側に押し付けるように作用している。
連結部材85の他端側にはワイヤ連結部95が設けられ、一端がスライダ9に連結されたワイヤ34の他端が連結されている。
<下関節部材>
下関節部材17は、下フレーム72の先端部に固定されると共に、上フレーム71の下端部に回動可能に連結されている。つまり、下関節部材17が上フレーム71と下フレーム72を連結している。
ベビーカーを組み立てた状態においては、図7、図8に示すように、上関節部材15と下関節部材17が係合して下関節部材17が上フレーム71に対して回動しないようになっている。この状態は、コイルバネ93が縮まろうとする力によって維持されており、これがロック状態である。
ワイヤ34を引っ張ることによって、連結部材85が上フレーム71に沿って移動し、これに伴って上関節部材15が下関節部材17から離れ、図9、図10に示すように、両者の係合が外れてロック状態が解除される。
次に、ロック解除装置3を折畳み式ベビーカーのハンドル1に装着する方法について説明する。
ハンドル1にリング部材67と捻りバネ13を相通すると共にハンドル1の両端部を内筒7の両端部に挿入する(図4参照)。内筒7をリベット97によってハンドル1に固定する。また、捻りバネ13の一端を内筒7に固定する。
ハンドル1の内部にはワイヤ34が挿通されており、このワイヤ34の端部を輪にして、輪をスライダ9のボス33上に設置し、固定ネジ35によって固定する(図4参照)。
ワイヤ34を取り付けたスライダ9を内筒7に嵌める(図5参照)。
第1半割部材11aにストッパ装置53を装着し、第1半割部材11a及び第1半割部材11bを、内筒7を覆うようにして装着する(図6参照)。第1半割部材11bの装着の際には、捻りバネ13の他端を第1半割部材11bの突片69に引掛ける。
第1半割部材11a及び第1半割部材11bの両方が装着されると、両端にリング部材67を嵌めて完成する。
[動作説明]
上記のように構成された本実施の形態の動作を説明する。
ベビーカーを折畳む際には、ロック解除装置3に設けられたストッパ装置53を操作してストッパ装置53の係止片57の内筒7への係止を外す。この状態で、外筒11を回転させる。外筒11を回転させることによって、2つのスライダ9が凸条47に案内されて内筒7の中央に向かって移動する。スライダ9が移動することでワイヤ34が引っ張られる。ワイヤ34が引っ張られることで、ロック装置5の上関節部材15が上方に移動し、上関節部材15と下関節部材17が離れ、ロックが解除される。ロックが解除されることで、上フレーム71が図10の矢印で示す方向に回動可能となり、ベビーカーを折畳むことができる。
ロックが解除され、関節部10を少し折り曲げた後、外筒11を握るグリップを緩めると、外筒11は捻りバネ13の作用により、回動して元の位置に戻る。このとき、ストッパ装置53の係止片57は鍔部29の側面に当接した状態であり、外筒11の回転を阻止する作用をしていないので、外筒11は回転可能である。
外筒11がロック解除方向と逆方向に回転する状態においては、外筒11とスライダ9とはフリーな状態にあるため、外筒11が元の位置に回動するのをスライダ9が規制することはなく、外筒11はスムーズに回転する。
この点、従来のものでは、スライダ9に相当するピン330、332の動きが溝310、322、312、324によって規制され、かつピン330、332によって半シェル302、320(外筒11に相当)の回動が規制される。これは、ワイヤを引っ張ることによって、半シェル302、320を元の位置に戻すようにしているためであるが、このため関節部に設けるバネを強くする必要がある。他方、本実施の形態では、外筒11を元の位置に戻す作用は捻りバネ13で行っており、関節部10のコイルバネ93とは関係がないので、関節部10に設けるコイルバネ93のばね力を強くする必要がない。そのため、仮に上関節部材15と下関節部材17の間に指などを挟んだとしても、損傷する危険がない。
外筒が元の位置に戻ったときには、前述したように、コイルバネ63の作用によって係止片57が外方側に移動して切欠部31に自動的に係止する。
なお、特許文献1に記載されたような従来型のベビーカーの関節部のバネについて調査したところ、コイルバネを17mm伸ばすのに19.2N(ニュートン)の力を要したが、本実施の形態で用いたコイルバネ93について実験したところ、17mm伸ばすのに3.0N(ニュートン)の力であった。このように、本実施の形態の構造によれば、関節部10に用いるコイルバネ93をバネ力の弱いものにすることができる。
折畳み状態からベビーカーを組み立てる際には、上フレーム71を回動させる。このとき、バネが縮まる力により、下関節部材17は上関節部材15に引き寄せられる。そして、下関節部材17の先端部が上関節部材15の内面の段部81に沿うように回動して、下関節部材17の端部が上関節部材15の係止穴77に挿入されて係止する。
以上のように、本実施の形態おいては、スライダ9にワイヤ34を引っ張る動きをさせるときのみ外筒11の動きにスライダ9を連動させ、外筒11を元の位置に戻すときにはスライダ9を外筒11の動きに連動しないようにして、外筒11は捻りバネ13の作用で元の位置に戻すようにしたので、外筒11を元の位置に戻す作用を関節部10に設けるバネで行う必要がなく、それ故に関節部10のバネ力を弱くすることができ、関節部10での指詰めによる損傷を防止できる。
なお、本実施の形態では、外筒11の内面に形成する一対の凸条47をハの字状に形成し、左側の凸条47には左側のロック装置5とワイヤ連結されたスライダ9が案内されるようにし、右側の凸条47には右側のロック装置5とワイヤ連結されたスライダ9が案内されるようにし、外筒11を回転させることによってスライダ9が内筒7の内方に移動するようにした例を示した。しかし、本発明はこれに限られるものではなく、左側の凸条47には右側のロック装置5とワイヤ連結されたスライダ9が案内されるようにし、右側の凸条47には左側のロック装置5とワイヤ連結されたスライダ9が案内されるようにし、外筒11を回転させることによってスライダ9が内筒7の外方に移動するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、スライダ9を移動させる手段として外筒11の内面に凸条47を形成した例を示した。しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば外筒11の内面に開口部を設けて該開口部の開口部の辺側壁(外筒の厚み部分)にスライダ9の一部を当接させてスライダを案内するようにしてもよい。
1 ハンドル 3 ロック解除装置 5 ロック装置
7 内筒 9 スライダ
10 関節部 11 外筒
13 捻りバネ 15 上関節部材 17 下関節部材
19 第1開口部 21 第2開口部 23 ガイドレール
25 溝部 27 孔 29 鍔部
31 切欠部 33 ボス 34 ワイヤ
35 固定ネジ 37 凸面部 39 円弧状部
41 フランジ部 43 第1半割部材 45 第2半割部材
47 凸条 49 溝 51 壁
51a、51b 端部
53 ストッパ装置 55 操作部 57 係止片
59 装着室 61 丸棒 63 コイルバネ
65 縮径部 67 リング部材 69 突片
71 上フレーム 72 下フレーム
73 貫通孔 75 上端部
77 係止穴 79 拡径部 81 段部
83 長穴 85 連結部材 87 軸部材
89 凹部 91 引掛片 93 コイルバネ
95 ワイヤ連結部 97 リベット S 隙間

Claims (6)

  1. 折畳み式ベビーカーの関節部に設けられて組み立て状態を維持するロック装置のロック状態をワイヤの操作によって解除するベビーカーのロック解除装置であって、
    ハンドル部に設けられる内筒と、該内筒に該内筒の軸方向に移動可能に設置されると共に前記ワイヤの一端が連結されるスライダと、該スライダの一部に当接して前記スライダを軸方向に移動させる案内部を有すると共に前記内筒を覆いかつ回動可能に装着された外筒と、該外筒を回転させたときに元の位置へ戻すための付勢手段とを備え、前記外筒を回動させることによって前記案内部が前記スライダを、前記ワイヤを引っ張る方向に移動させ、前記外筒を前記回動方向と反対方向に回動させるときには前記案内部とスライダがフリーな状態になるように構成したことを特徴とする折畳み式ベビーカーのロック解除装置。
  2. 前記案内部は外筒の内面に形成された突壁からなり、該突壁の側面に前記スライダの一部が当接するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の折畳み式ベビーカーのロック解除装置。
  3. 前記スライダは、前記内筒の外周面に設置された筒状部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の折畳み式ベビーカーのロック解除装置。
  4. 前記筒状部材の一端側が前記案内部に当接し、前記筒状部材の他端側が前記外筒内面に当接するように構成されていることを特徴とする請求項3記載の折畳み式ベビーカーのロック解除装置。
  5. 前記内筒は軸方向に延びるガイドレールを有し、前記スライダは前記ガイドレールに案内されて前記内筒の軸方向に移動することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の折畳み式ベビーカーのロック解除装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の折畳み式ベビーカーのロック解除装置を備えてなることを特徴とする折畳み式ベビーカー。
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