JP5230668B2 - 設備操作訓練システム、設備操作訓練方法、プログラム - Google Patents

設備操作訓練システム、設備操作訓練方法、プログラム Download PDF

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Description

この発明は、発電所等の施設に設置されている防災設備、制御機器等の操作に習熟するための訓練環境を提供する設備操作訓練システム、設備操作訓練方法、プログラムに係わり、特に各種の防災対応操作、及び非常時等の制御機器操作について、現場において実際に生起する各種事象を、臨場感をもって体験しつつ訓練する環境を提供することができる設備操作訓練システム、設備操作訓練方法、プログラムに関する。
発電所等、各種の制御機器を含む複数のシステムが有機的に組み合わされて構成されている大規模施設では、想定される災害や機器故障等の事象に備えて、それらの事象に対応するための管理者の訓練を欠かすことができない。特に発電所等の電力関連施設では、クリティカルな業務の性質上実機を用いた訓練は現実的でないため、従来種々の訓練装置が提案されている。
このような訓練装置としては、典型的には、操作の対象となりシステムの数値モデルをコンピュータ上に構築し、実機と同等の機器を備えた制御操作コンソール等を用意して、前記対象数値モデルへのデータ入力、出力を実機の場合と同様に再現することで実際的な訓練環境を提供する訓練シミュレータが提案されている。
例えば特許文献1には、プラントモデルによりプラント動特性の模擬訓練を行う計算機4と、実機と同様な操作監視機器1を含む制御装置とからなるプラント運転訓練シミュレータが開示されている。また、例えば特許文献2には、現場コンソール4から各種操作入力をプロセス模擬計算機2に入力すると、その操作入力に対応する現場画像や現場音が、現場画像モニタ7及び現場音スピーカ8によって出力されるように構成した訓練シミュレータが開示されている。
特開2002−202713号公報 特開平9−212076号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているようなプラント運転訓練シミュレータの場合、対象となるプラント等のモデリングに多大な労力と費用が必要であり、また実機と同等の高価な操作監視機器を訓練用に製作し、さらに前記プラントモデルと接続する必要があり、訓練設備としてきわめて大規模なものとなるため、これを採用することは実際的でない場合がある。また模擬操作の結果としてプラントモデルから返される出力は簡単なグラフィック表示等で表現されることが多く、臨場感に欠ける問題がある。
また、特許文献2の訓練シミュレータでは、操作入力に対する模擬モデルからのフィードバック情報として現場画像や現場音を取り入れている点で改良が見られるが、現場の動画像は含まれていない。さらに、両文献の訓練シミュレータいずれにおいても、実機に即した操作が行われて初めて実機の動作シミュレーションが実行されるものであるから、そもそも訓練を受ける者が実機の取り扱い経験がない、あるいは経験に乏しい者である場合には、訓練シミュレータに臨んでどのように操作を開始していいかがわからないため、ベテラン操作員等の指導の下に行わないと実効的な訓練が実施できないという問題もある。
本発明は、前記の及び他の課題を解決するためになされたもので、各種の防災対応操作、及び非常時等の制御機器操作について、現場において実際に生起する各種事象を、臨場感をもって体験しつつ訓練する環境を提供することができる設備操作訓練システム、設備操作訓練方法、プログラムを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明の一態様は、各種設備機器の操作訓練を可能とする設備操作訓練システムであって、操作訓練の対象となる前記各種設備機器の実機を撮像して作成された静止画データを格納している静止画データ記憶部と、前記各種設備機器を操作する状況に対応する情景を撮像して作成された動画データを格納している動画データ記憶部と、前記各種設備機器を操作する状況に対応して操作訓練を行う操作員がとるべき行動又は操作を指示する内容を含むテキストデータを格納しているテキストデータ記憶部と、前記静止画データによって表示される前記各種設備機器に対して前記操作員が行う操作入力を受け付ける手段である操作入力受付手段と、前記操作員に対して提示する、前記操作訓練の一段階における前記静止画データ及び当該静止画データが規定する画面領域に設定されている前記操作入力受付手段、前記動画データ、及び前記テキストデータを対応付けて、複数の段階に分けてそれぞれインデックスを付して訓練シナリオとして記録している、複数の訓練シナリオ記憶部と、複数の前記訓練シナリオ記憶部に記録されている前記訓練シナリオを一覧表示し、それら複数の前記訓練シナリオから選択された訓練シナリオに対応する前記訓練シナリオ記憶部を、前記インデックスをキーとして参照し、互いに対応付けられている前記静止画データ、前記動画データ、及び前記テキストデータを、前記静止画データ記憶部、前記動画データ記憶部、及び前記テキストデータ記憶部からそれぞれ読み出して、前記静止画データについて規定されている前記操作入力受付手段とともに出力画面データを生成して出力する操作訓練制御部とを備えていることを特徴とする
本発明の一態様に係る設備操作訓練システムによれば、各種の防災対応操作、及び非常時等の制御機器操作について、現場において実際に生起する各種事象を、臨場感をもって体験しつつ訓練する環境を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る設備操作訓練システムを実現するハードウェアとしてのコンピュータ100を示す模式図である。 コンピュータ100上に実現される操作訓練制御部200の構成例である。 本実施形態における出力データ対応テーブル300の一例である。 主制御部220における処理フローの一例である。 訓練プログラム制御部2410における処理フローの一例である。 メニュー画面600の一例である。 訓練画面700の一例である。 本実施形態における訓練画面700の表示の一例である。 本実施形態における訓練画面700の表示の一例である。 本実施形態における訓練画面700の表示の一例である。 本実施形態における訓練画面700の表示の一例である。 本実施形態における訓練画面700の表示の一例である。 本実施形態における訓練画面700の表示の一例である。 本実施形態における訓練画面700の表示の一例である。 本実施形態における訓練画面700の表示の一例である。
以下、本発明をその一実施形態に即して添付図面を参照しつつ説明する。
《システム構成》
〈ハードウェア〉
本発明の一実施形態に係る設備操作訓練システム(以下簡単のため、適宜「システム」と略称する。)を実現するハードウェアとしてのコンピュータ100の構成例を、図1に示す。
コンピュータ100は、中央処理装置110(例えばCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)、以下簡単のため「CPU」と称する)、主記憶装置120(例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory))、補助記憶装置130(例えばHDD)、ユーザの操作入力を受け付ける入力装置140(例えばキーボードやマウス)、出力装置150(例えば液晶モニタ)、他の装置との間の通信を実現する通信インターフェイス160(例えばNIC(Network Interface Card))を備えている。
コンピュータ100で稼働するオペレーティングシステム(Operating System、 OS)は特に特定のシステムに限定されることはない。例えばWindows(登録商標)、UNIX(登録商標)系のオペレーティングシステム、例えばLinux(登録商標)がこのOSとして好適に用いられる。本実施形態における設備操作訓練システムは、後述する操作訓練制御部200を構成するソフトウェアが前記OS上で実行されることにより実現される。すなわち、本実施形態のシステムは、いわゆるパーソナルコンピュータレベルのコンピュータ100によって構成することができるので従来の一般的な訓練シミュレータと比較して低コストであり、発電所、変電所等の施設について、それぞれ操作員に対して十分な訓練を実施することができる複数台のシステムを配備することも可能である。
後述するような現場画像データや音声データは、例えば前記補助記憶装置130としてのHDDに格納しておくことができる。また、前記各種データの記憶媒体としてCD−ROMやDVD−ROM等の光ディスク装置を用い、光ディスクドライブによって読み込む構成としてもよい。
入力装置140としては、前記のキーボード及びマウスの他に、一般にペンタブレットと称される入力デバイス、あるいはモニタ等に装着して用いるタッチパネル等、適宜の入力デバイスを採用することができる。
出力装置150としては、前記液晶モニタの他、音声データを再生するためのスピーカを含む音声出力デバイスが設けられる。なお画像出力にはプロジェクタ等の他の出力デバイスを適宜採用することもできる。
〈ソフトウェア〉
次に、本実施形態のシステムを実現するソフトウェアについて、図2〜図6を参照して説明する。図2は、本システムを実現する操作訓練制御部200のソフトウェア構成例を示している。操作訓練制御部200は、データIO部210、主制御部220、関連資料データ記憶部230、及び訓練プログラム実行モジュール240を備えている。訓練プログラム実行モジュール240はさらに、訓練プログラム制御部2410、出力画面データ生成部2420、静止画データ記憶部2430、動画データ記憶部2440、音声データ記憶部2450、テキストデータ記憶部2460、及び訓練シナリオ記憶部としての出力データ対応テーブル2470を備えている。
データIO部210は、操作訓練制御部200と外部との間でのデータ入出力制御を行い、例えば訓練中の操作員からコンピュータ100の入力装置140を通じて入力された操作入力データを受信して該当処理部へ転送する処理、及び訓練プログラム実行モジュール240によって生成された出力データをコンピュータ10の出力装置150へ送信する処理等のデータ処理を行う。
主制御部220は、本システムの操作訓練制御部200によるデータ処理の主要な部分を実行する。主制御部220による具体的な処理フローの例は、図4を参照して後述する。主制御部220のデータ処理は、例えばコンピュータ100において、補助記憶装置130に記憶されている主制御部220のプログラムを主記憶装置120に読み出し、CPU110によって実行することにより実現される。
関連資料データ記憶部230は、訓練中の操作員から要求されたときに読み出される関連資料に関するデータ(文書ファイル、イメージファイル、プレゼンテーションアプリケーションファイル等)を格納している。ここで関連資料とは、操作訓練の対象となっている設備機器に関する操作マニュアル、運転取扱規程、各種図面等の資料を含むが、特にこれらに限定されるものではない。関連資料データ記憶部230は、ハードウェアとしては、例えばコンピュータ100の補助記憶装置130である。
次に、訓練プログラム実行モジュール240について説明する。訓練プログラム実行モジュール240は、図2に示すように、前記のデータ処理部等を備えて構成されている。訓練プログラム制御部2410は、対応事象や操作対象設備別に分類して設けられている各訓練プログラムを実行する手順を制御する。訓練プログラム制御部2410による具体的な処理フローの例は、図5を参照して後述する。訓練プログラム制御部2410のデータ処理は、例えばコンピュータ100において、補助記憶装置130に記憶されている訓練プログラム制御部2410のプログラムを主記憶装置120に読み出し、CPU110によって実行することにより実現される。
出力データ生成部2420は、訓練プログラム制御部2410の制御下で、後述する各データ記憶部から読み出されたデータを出力データ(画像データ、テキストデータ、及び音声データの組み合わせ)として構成し、データIO部210へ転送する処理を行う。出力データ生成部2420のデータ処理は、例えばコンピュータ100において、補助記憶装置130に記憶されている出力データ生成部2420のプログラムを主記憶装置120に読み出し、CPU110によって実行することにより実現される。
静止画データ記憶部2430は、液晶モニタ等の出力装置150に出力される静止画データを記憶しており、ハードウェアとしては、例えばコンピュータ100の補助記憶装置130である。この静止画データは、本実施形態では例えば発電所等の施設に設置される防災対応用の総合監視パネルや、電力系統操作盤、及び操作員の操作対象となる各種スイッチ、通信機器、消火設備等の実物を撮像して得た画像データ、各訓練プログラムにおける操作・確認項目の概略の流れを図示するフローチャートである操作フローの画像、及び前記監視パネル等のモニタ画面に表示されるグラフィック表示画像を含むが、これらに限定されるものではない。また、本実施形態では静止画データ形式としてJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式のデータ(拡張子:jpg)を採用しているが、これ以外の適宜のデータ形式を採用することができる。
動画データ記憶部2440は、前述の静止画データ記憶部2430と同様に、液晶モニタ等の出力装置150に出力される動画データを記憶しており、ハードウェアとしては、例えばコンピュータ100の補助記憶装置130である。この動画データは、本実施形態では例えば発電所等の施設内各所に設置される監視カメラの記録映像等を含むが、これらに限定されるものではない。また、動画データ形式として、例えばAVI(Audio Video Interleave)形式とすることができるが、これ以外の適宜のデータ形式を採用することもできる。
音声データ記憶部2450は、スピーカ等の出力装置150に出力される音声データを記憶しており、ハードウェアとしては、例えばコンピュータ100の補助記憶装置130である。この音声データは、本実施形態では例えば発電所等の施設に設置されるサイレン等の各種警音装置が発する音声と、訓練中の操作員に対して注意や操作を促す指示音声等とを含むが、これらに限定されるものではない。また、本実施形態では音声データはWAV形式のデータ(拡張子:wav)であるとしているが、これ以外の適宜のデータ形式を採用することができる。なお、音声データ記憶部2450を省略してより簡易なシステム構成とすることもできる。
テキストデータ記憶部2460は、液晶モニタ等の出力装置150に出力されるテキストデータを記憶しており、ハードウェアとしては、例えばコンピュータ100の補助記憶装置130である。このテキストデータは、本実施形態では例えば訓練中の操作員に対する注意事項や指示事項を示すテキストを含むが、これらに限定されるものではない。また、本実施形態ではテキストデータ形式はプレーンテキスト(拡張子.txt)であるとしているが、これ以外の適宜のデータ形式を採用することもできる。
出力データ対応テーブル2470(訓練シナリオ記憶部)は、前記の訓練プログラム実行モジュール240にある出力データ生成部2420が、静止画データ、動画データ、音声データ、及びテキストデータを組み合わせてコンピュータ100の出力装置150から出力すべき出力データを生成する際に参照するテーブルであり、実行される各訓練プログラムの訓練シナリオを提供する機能を有している。出力データ対応テーブル2470の一例を、図3に示している。
本実施形態の出力データ対応テーブル2470には、訓練プログラム実行上のインデックスとなる指定番号2471、操作フロー2472、テキスト表示領域2473、静止画表示・ユーザ入力受付領域2474、グラフィック表示領域2475、動画表示領域2476、及び音声2477の各項目が記録されている。なお、図3中、上向き矢印が記録されているセルは、前行と同一のファイルが読み出されることを示す。
指定番号(インデックス)2471は、訓練プログラム制御部2410が、出力データ生成部2420において出力データを生成する場合に組み合わせるべきデータを取得するために使用するインデックスであり、本システムでは0以上の整数を順番に割り当てている。例えば図3の例では、訓練プログラム制御部2410は、指定番号0と指定された場合、テキストデータ記憶部2460からファイル「guide01.txt」を、静止画データ記憶部2430からファイル「panel01.txt」、「grp01.jpg」を、動画データ記憶部2440からファイル「itv01.avi」を、そして音声データ記憶部2450からファイル「guide01.wav」を読み出して、出力データ生成部2420へ転送することを示している。
操作フロー2472は、前述のように、コンピュータ100の出力装置150に表示する操作手順の簡易フローチャートのデータを示す。操作フロー2472については、表示画面構成例を参照して後述する。
テキスト表示領域2473は、出力画面のテキスト表示領域2473に表示すべきテキストデータを指定するファイル名を記録している。
静止画表示・ユーザ入力受付領域2474は、出力画面の静止画表示・ユーザ入力受付領域2474に表示すべき静止画データを指定するファイル名を記録している。静止画表示・ユーザ入力受付領域2474は、メイン画像2474Aとサブウインドウ(副画面)2474Bとの二種類のデータを含んでいる。メイン画像2474Aは、静止画表示・ユーザ入力受付領域2474全体に表示される主要な画像データを示している。一方、サブウインドウ2474Bは、静止画表示・ユーザ入力受付領域2474に副次的に表示される画像データ、例えばメイン画像2474Aの一部、例えば警報ランプ群を拡大して表示するポップアップ画面に表示される静止画データを示している。
グラフィック表示領域2475は、出力画面のグラフィック表示領域2475に表示すべき静止画データを指定するファイル名を記録している。
動画表示領域2476は、出力画面の動画表示領域2476に表示すべき動画データのファイル名を記録している。
音声2477は、特定の出力画面に対応して再生されるべき音声データを指定するファイル名を記録している。なお、出力データ対応テーブル2470については、出力画面の構成例に関して再度後述する。
〈主制御部220の処理フロー〉
次に、図4を参照して、本実施形態の操作訓練制御部200に設けられている主制御部220により実行されるデータ処理フローを説明する。なお、図中の符号に付した記号Sは、「ステップ」を表す。
まず、コンピュータ100の入力装置140から本システムのプログラムを起動すると、出力装置150にメニュー画面が表示される(S401)。メニュー画面600の一例を、図6に示している。
メニュー画面600は、関連資料一覧ボタン610、終了ボタン620、防災設備操作訓練メニュー表示領域630A、電源系統設備操作訓練メニュー表示領域630B、及び訓練メニュー項目632の各項目を備えている。なお、ここで、画面上に設けられる「ボタン」とは、マウス等のポインティングデバイス等でクリック等の操作を行うことにより操作員からの入力を受け付ける、GUI(Graphical User Interface)ボタンであり、本明細書においては、特記しない限り、同様である。
関連資料一覧ボタン610は、操作訓練制御部220にある関連資料データ記憶部230に格納されている関連資料データを呼び出す際に、操作員が操作するボタンである。関連資料一覧ボタン610を操作すると、関連資料データ記憶部230に格納されている関連資料が、一覧形式で表示され、操作員は、閲覧したい関連資料の資料名を入力装置140のポインティングデバイス等を通じて指定することで、該当資料を画面上に呼び出すことができる。
終了ボタン620は、本システムのプログラムを終了させるためのボタンであり、これを操作すると本プログラムが終了する。
防災設備操作訓練メニュー表示領域630A、電源系統設備操作訓練メニュー表示領域630Bは、それぞれの訓練メニュー項目632を一覧表示している領域であり、操作員が訓練を受けようとする訓練メニュー項目632を指定することにより、訓練プログラム制御部2410が指定された訓練プログラムを起動する。
図4の処理フローに戻ると、次に、主制御部220は、メニュー画面600にある終了ボタンが操作されたか判定し(S402)、操作されたと判定した場合(S402、Yes)、本システムのプログラムを終了する。終了ボタン620が操作されていないと判定した場合(S402、No)、主制御部220は、関連資料一覧ボタン610が操作されたか判定する(S403)。関連資料一覧ボタン610が操作されたと判定した場合(S403、Yes)、出力画面に関連資料の資料名を一覧形式で表示する(S404)。
次いで主制御部220は、表示した関連資料一覧から特定の関連資料が選択されたか判定し(S405)、関連資料が選択されたと判定した場合(S405、Yes)、選択された関連資料を表示する(S406)。関連資料が選択されなかったと判定した場合(S405、No)、主制御部220は、関連資料一覧終了が指定されたか判定し(S408)、指定されたと判定した場合(S408、Yes)、S409へ進む。一覧終了が指定されなかったと判定した場合(S408、No)、S404に戻り関連資料一覧表示を継続する。
S406で関連資料を表示した後、主制御部220は、関連資料表示終了が指定されたか判定する(S407)。関連資料表示終了が選択されたと判定した場合(S407、Yes)、主制御部220は、S404に戻り関連資料一覧を表示する。選択されなかったと判定した場合(S407、No)、主制御部220は選択された関連資料を表示したまま待機する。
関連資料表示に関する処理に次いで、主制御部220は、メニュー画面600に表示されているメニュー項目632のいずれかが選択されたか判定する(S409)。選択されたと判定した場合(S409、Yes)、主制御部220は、選択された訓練プログラムを起動する(S410)。訓練プログラムが選択されなかったと判定した場合(S409、No)、主制御部220はS402に処理を進め、プログラムを終了するかを判定する。終了が指定されたと判定した場合(S402、Yes)、主制御部220はプログラムを終了する。
〈訓練プログラム制御部2410の処理フロー〉
次に、本システムの操作訓練制御部200内訓練プログラム実行モジュール240にある訓練プログラム制御部2410によるデータ処理のフローについて、図5等を参照しつつ説明する。図5は、訓練プログラム制御部2410による処理フローの一例を示している。
図4の主制御部220の処理フローにおいて、S409で訓練プログラムが選択されると、S410で当該訓練プログラムが起動され、処理は図5の処理フローに移行する。まず、訓練プログラム制御部2410は、自身が保持しているカウンタiを0にセットする(S501)。次いで、訓練プログラム制御部2410は、出力データ対応テーブル2470を参照し(S502)、指定番号2471「0」に対応付けて記録されている静止画データ、動画データ、テキストデータ、及び音声データを、それぞれ対応する記憶部から読み込む(S503)。そして、読み込んだ各データを出力データ生成部2420において組み合わせてデータIO部2410を介してコンピュータ100の出力装置150へ出力する(S504)。指定番号2471が0である場合には、図3の出力データ対応テーブル2470に示されているように、初期状態の表示画面が構成される。
ここで、図7Aを参照して、本システムの出力装置150、例えば液晶ディスプレイ等を備えた表示装置に表示される出力画面の構成を説明する。図7Aは、本システムにおいて訓練プログラム実行時に表示される訓練画面700の一例を示している。図7Aの訓練画面700は、開始ボタン710A、中止ボタン710B、終了ボタン710C、操作フロー720、静止画表示・ユーザ入力受付領域730、サブウインドウ740、テキスト表示領域750、グラフィック表示領域760、及び動画表示領域770を備えて構成されている。訓練画面700には、例えば画面左上隅に、実施される訓練名が表示されるようにしている。
開始ボタン710Aは、当該訓練プログラムの開始を指令するためのボタンである。中止ボタン710Bは、訓練プログラム実行中に、当該訓練の中止を指令するためのボタンであり、この中止ボタン710Bを操作することで、訓練画面700は初期状態に復帰する。
終了ボタン710Cは、当該訓練プログラムを終了させるためのボタンであり、この終了ボタン710Cを操作することで、選択した訓練プログラムを終了させ、処理を主制御部220の処理フローに移行させる。
訓練画面700の操作フロー720、静止画表示・ユーザ入力受付領域730、サブウインドウ740、テキスト表示領域750、グラフィック表示領域760、及び動画表示領域770には、図3に示した出力データ対応テーブル2470に記録されている、操作フロー2472、テキスト表示領域2473、静止画表示・ユーザ入力受付領域2474、サブウインドウ2474B、グラフィック表示領域2475、及び動画表示領域2476の各項目に対応するデータが出力され、表示される。またこの訓練画面700が表示されときに、対応して出力データ対応テーブル2470に記録されている音声データ2477も、コンピュータ100の出力装置150であるスピーカ等から再生される。
なお、本発明において、訓練画面700の各表示領域の構成、配置は、前記した図7Aの例に限定されるものではない。各表示領域の配置、相対的な面積比等の構成を変更することは、本発明の思想の範囲内で当業者が自由に実施することができる。
説明を、図5の処理フローに戻す。S504で初期表示画面(訓練画面)を出力させた後、訓練プログラム制御部2410は、終了ボタン710Cが操作されたか判定する(S505)。操作されたと判定した場合(S505、Yes)、訓練プログラム制御部2410は、選択された訓練プログラムを終了させて、処理を主制御部220の処理フローに移行させる。
終了ボタン710Cが操作されていないと判定した場合(S505、No)、訓練プログラム制御部2410は、開始ボタン710Aが操作されるのを待機する(S506、No)。開始ボタン710Aが操作されたと判定した場合(S506、Yes)、訓練プログラム制御部2410は、カウンタiをインクリメントする(S507)。
次いで、訓練プログラム制御部2410は、出力データ対応テーブル2470を参照し(S508)、指定番号2471「1」に対応付けて記録されている静止画データ、動画データ、テキストデータ、及び音声データを、それぞれ対応する記憶部から読み込む(S509)。そして、読み込んだ各データを出力データ生成部2420において組み合わせてデータIO部2410を介してコンピュータ100の出力装置150へ出力する(S510)。この処理フローによる訓練画面700の表示内容の遷移については、図7B〜図7Iを参照して後述する。
ここで、訓練プログラム制御部2410は、訓練画面700の静止画表示・ユーザ入力受付領域730、あるいはサブウインドウ740に操作員からの入力を受け付ける手段、例えば画面上に配置されたGUIボタン(操作入力受付手段)が操作されたか判定し(S511)、操作されたと判定した場合(S511)、S507に処理を移行させて、出力データ対応テーブル2470を参照して次のデータを読み込む。
GUIボタン等が操作されなかったと判定した場合(S511、No)、訓練プログラム制御部2410は、所定の時間が経過するまで待機し(S512、No)、所定時間が経過したと判定した場合(S512、Yes)、S513へ処理を移行させる。
S513において、訓練プログラム制御部2410は、訓練画面700に設けられている中止ボタン710Bが操作されたか判定し(S513)、操作されたと判定した場合(S513、Yes)、処理をS502に移行させて、実施中だった訓練プログラムの初期画面表示に戻る。
中止ボタン710Bが操作されていないと判定した場合(S513、No)、訓練プログラム制御部2410は、出力データ対応テーブル2470に、次に出力すべきデータが存在するか判定する(S514)。存在すると判定した場合(S514、Yes)、訓練プログラム制御部2410は、実施中の訓練プログラムを終了させて、処理を主制御部220の処理フローに戻す。次に出力すべきデータが存在すると判定した場合(S514、Yes)、訓練プログラム制御部2410は、次のデータを取得すべく処理をS507へ移行させる。
このように、本実施形態の操作訓練システムによれば、操作員がメニュー画面600に表示された訓練メニュー項目632の中から訓練を受けたい項目を選択することにより、当該訓練に含まれる事象や操作対象の模様を含む表示画面が表示され、操作員が指示された入力操作を行うことにより、あるいは時間経過に従って自動的に訓練のステップが進行していくので、機器等の操作取り扱いに不慣れな操作員でも自ら効果的に訓練を受けることができる。
また、必要に応じて訓練に関する関連資料を閲覧することもできるので、訓練を受ける操作員は、訓練内容をより正確に理解することができる。
〈具体的な訓練プログラムの例〉
次に、具体的な訓練プログラムの実行例について、図3、及び図7B〜図7Iを参照して説明する。図7B〜図7Iは、図6のメニュー画面600から、左欄の「防災設備操作訓練」の項目に含まれる「ガスタービン廻り火災」に対応する防災設備操作の訓練プログラムが選択された場合に表示される画面の遷移例である。
図6に例示するメニュー画面600は、LNG(Liquefied Natural Gas、液化天然ガス)を燃料としてガスタービン発電機を駆動するLNG発電所の防災設備等の訓練用として製作された設備操作訓練システムの例を示している。図6のメニュー画面600において、ガスタービン室周辺で火災が発生した場合の防災設備操作を訓練するために、「ガスタービン廻り火災」の訓練メニュー項目632をクリックすると、当該訓練プログラムが起動されて図7Bの初期状態を示す訓練画面700に移行する。
図7Bに示すように、初期状態の訓練画面700は、出力データ対応テーブル2470内で指定番号2471がi=0であるデータの組み合わせによって構成されている。操作フロー720には、初期状態の操作フローに対応するファイル「flow01.jpg」に記録されている画像が配置され、静止画表示・ユーザ入力受付領域730には、LNG発電所に実際に設置されている総合防災盤の画像と、警報、警告灯等のリセットボタン732の画像を含むファイル(panel01.jpg)が表示されている。リセットボタン732は、実機に設けられているリセットボタン732が表示される画像の領域に、不可視の前記GUIボタンを設けて構成されている。
テキスト表示領域750には、「ガスタービン廻り火災時の防災措置訓練を行います。」との初期テキストデータ(guide01.txt)が表示される。グラフィック表示領域760には、ガスタービン室内にあるいずれのガスタービンにおいて火災が発生したかを示すグラフィックデータ(grp01.jpg)が表示される。このグラフィック表示の内容は、静止画表示・ユーザ入力受付領域730に表示されている総合防災盤のモニタ画像を拡大表示したものという位置づけである。
動画表示領域770には、実際にLNG発電所のガスタービン室に設置されている監視カメラによって撮像してあらかじめ作成された動画データ(itv01.avi)によって、監視対象であるガスタービン装置の動画像が表示されている。なお、図7Bの訓練画面700が表示されるとき、訓練開始を報知する音声データ(guide01.wav、例えばテキスト表示領域750と同等の内容の音声)による音声が出力される。
所定の時間が経過すると、訓練画面700は、ガスタービン装置に火災が発生したことを警報するとともに、現場の状況確認を促す図7Cの画面に遷移する。このとき、操作フロー720においては「警報発生」、「現場確認」のボックスが強調表示され(flow02.jpg)、静止画表示・ユーザ入力受付領域730の総合防災盤画像では、警告灯盤の確認を促すマーク730Aが表示される(panel02.jpg)。テキスト表示領域750には、災害状況の確認を指示するテキスト(guide02.txt)が表示され、例えば同等の内容の音声(guide02.wav)が出力される。
さらに、グラフィック表示領域760には、火災が発生したガスタービンの位置(図中では丸に×印のマークで表示)を示す画像(grp02.jpg)が表示されるとともに、動画表示領域770には、ガスタービン装置から煙が噴出している動画像(itv02.avi)が表示される。また、前記音声によるガイダンスとともに、警報サイレン音(siren.wav)が出力される。なお、これら現場での事象を表示するための動画像は、実際に撮像して作成された動画イメージをCG(Computer Graphics)処理したものを適宜用いることができる。
このように、災害の状況を表す動画像と音声、及び実機と同じ内容の総合防災盤の表示を通じて、操作員は臨場感をもって訓練を受けることができる。
次に、操作員がテキスト表示領域750の指示に従って総合防災盤のマーク730Aを操作(マウス等のポインティングデバイスによるクリック等)すると、サブウインドウ740が開いて、警告灯盤が拡大表示される(alert_window01.jpg)。このサブウインドウ740は、操作員が警告の内容を確認して確認ボタン741を操作することにより閉じる。また、警報サイレン出力は、静止画表示・ユーザ入力受付領域730にあるリセットボタン732を操作することで停止される。
訓練画面700は、前記サブウインドウ740の確認ボタン741の操作を契機として図7Eへ遷移する。図7Eに示す訓練画面700では、操作員による現場確認を受けて、災害状況を火災と判断して各所に通報する場面を示している。このとき、操作フロー720では、状況に合わせて「火災と判断」及び「通報」のボックスがさらに強調表示される(flow03.jpg)。テキスト表示領域750には、通報内容の指示(guide03.txt)が表示されるとともに、静止画表示・ユーザ入力受付領域730には通報用の電話機の画像(tel.jpg)及び通報操作実行を表す通報ボタン731が表示される。テキスト表示領域750の表示内容と同等の音声出力(guide03.wav)も併せて行われる。操作員が通報ボタン731を操作すると、訓練画面700は、図7Fの画面へ遷移する。
図7Fに示す訓練画面700では、操作員により火災発生の通報がされたのを受けて、現場の人員に退去指令を発する場面を示している。このとき、操作フロー720では、状況に合わせて「人員退去指令」のボックスがさらに強調表示される(flow04.jpg)。テキスト表示領域750には、各人員に宛てたページングによる退去指令発令の指示(guide04.txt)が表示されるとともに、静止画表示・ユーザ入力受付領域730にはページング用のハンドセットの画像(handset.jpg)及び指令発令実行を表す指令ボタン731が表示される。テキスト表示領域750の表示内容と同等の音声出力(guide04.wav)も併せて行われる。操作員が指令ボタン731を操作すると、訓練画面700は、図7Gの画面へ遷移する。
図7Gに示す訓練画面700では、操作員による人員退去指令発令を受けて、現場で消火作業を開始する場面を示している。このとき、操作フロー720では、状況に合わせて「消火作業」のボックスがさらに強調表示される(flow05.jpg)。テキスト表示領域750には、火災発生現場で消化剤を放出するために用いられる現場操作箱について、「扉開放」、「放出」の指示(guide05.txt)が表示されるとともに、静止画表示・ユーザ入力受付領域730には現場操作箱の画像と扉取っ手を示すマーク730A、及び消化剤放出操作を表す放出ボタン731が表示される。テキスト表示領域750の表示内容と同等の音声出力(guide05.wav)も併せて行われる。操作員がマーク730A及び放出ボタン731を操作すると、訓練画面700は、図7Hの画面へ遷移する。
図7Hに示す訓練画面700では、火災発生現場で操作員による消化剤放出が行われたのを受けて、火災発生現場への通路で扉が閉鎖され消化剤放出中につき危険・立ち入り禁止であることを示す表示灯が点灯されている場面(doors01.jpg)を示している。このとき、テキスト表示領域750、グラフィック表示領域760の画像は図7Gの場合と同じであるが、動画表示領域770には、火災が発生している現場において消化剤が放出されている動画像(itv03.avi)が表示されている。図7Hの訓練画面700が表示されてから所定の時間が経過後、訓練画面700は、図7Iの画面へ遷移する。
図7Iに示す訓練画面700では、火災発生現場での消化剤放出による消火作業の結果、火災が鎮火した場面を示している。このとき、操作フロー720では、状況に合わせて「鎮火」のボックスがさらに強調表示される(flow06.jpg)。テキスト表示領域750には、火災が鎮火したこと、及び訓練も終了することを示す内容(guide06.txt)が表示されるとともに、静止画表示・ユーザ入力受付領域730には表示灯が消灯された扉の画像(doors02.jpg)が表示される。テキスト表示領域750の表示内容と同等の音声出力(guide06.wav)も併せて行われる。
グラフィック表示領域760及び動画表示領域770の表示画像は、それぞれ、図7Bに示した初期状態の画像(grp01.jpg, itv01.avi)に戻され、災害発生現場の火災が鎮火したことを示している。以上で、防災設備等訓練におけるガスタービン廻り火災の操作訓練が終了する。
以上詳細に説明したように、本実施形態の設備操作訓練システムによれば、実際の監視対象、操作対象である実機の盤面や操作盤を確認しながら、現場で生じる種々の事象を、動画像表示領域770に、現場の動画像で臨場感をもって提示することができるので、操作員は各種の設備操作について、より効果的な訓練を受けることができる。
また、テキスト表示領域750に、各訓練プログラムにおける設備操作及び確認事項が表示されるので、経験の乏しい操作員であっても、指導員の指導を受けることなく訓練に取り組むことができる。
さらに、防災設備等の操作対象設備に合わせて実機や現場の静止画、動画、あるいは音声データを各記憶部に記録しておき、訓練の進行に従ってこれらのデータの組み合わせを指示するための出力データ対応テーブル2470を作成することにより、既存の訓練内容を変更したり、新たな設備に関する訓練プログラムを追加したりすることが容易に行える。
以上、本発明によれば、その実施形態に即して説明したように、各種の防災対応操作、及び非常時等の制御機器操作について、現場において実際に生起する各種事象を、臨場感をもって体験しつつ訓練する環境を提供することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
100 コンピュータ、110 中央処理装置、
120 主記憶装置、130 補助記憶装置、140 入力装置、
150 出力装置、160 通信インターフェイス、
200 操作訓練制御部、210 データIO部、220 主制御部、
230 関連資料データ記憶部、240 訓練プログラム実行モジュール、
2410 訓練プログラム制御部、2420 出力データ生成部、
2430 静止画データ記憶部、2440 動画データ記憶部、
2450 音声データ記憶部、2460 テキストデータ記憶部、
2470 出力データ対応テーブル、2471 指定番号、
2472 操作フロー、2473 テキスト表示領域、
2474 静止画表示・ユーザ入力受付領域、
2475 グラフィック表示領域、2476 動画表示領域、
2477音声、600 メニュー画面、610 関連資料一覧ボタン、
620 終了ボタン、630A 防災設備操作訓練メニュー表示領域、
630B 電源系統設備操作訓練メニュー表示領域、
632 訓練メニュー項目、700 訓練画面、710A 開始ボタン、
710B 中止ボタン、710C 終了ボタン、720 操作フロー、
730 静止画表示・ユーザ入力受付領域、
730A マーク(確認個所を示す)、
731 操作ボタン(領域730上の)、732 リセットボタン、
740 サブウインドウ、741 操作ボタン(サブウインドウ740上の)、
750 テキスト表示領域、760グラフィック表示領域、770 動画表示領域

Claims (11)

  1. 各種設備機器の操作訓練を可能とする設備操作訓練システムであって、
    操作訓練の対象となる前記各種設備機器の実機を撮像して作成された静止画データを格納している静止画データ記憶部と、
    前記各種設備機器を操作する状況に対応する情景を撮像して作成された動画データを格納している動画データ記憶部と、
    前記各種設備機器を操作する状況に対応して操作訓練を行う操作員がとるべき行動又は操作を指示する内容を含むテキストデータを格納しているテキストデータ記憶部と、
    前記静止画データによって表示される前記各種設備機器に対して前記操作員が行う操作入力を受け付ける手段である操作入力受付手段と、
    前記操作員に対して提示する、前記操作訓練の一段階における前記静止画データ及び当該静止画データが規定する画面領域に設定されている前記操作入力受付手段、前記動画データ、及び前記テキストデータを対応付けて、複数の段階に分けてそれぞれインデックスを付して訓練シナリオとして記録している、複数の訓練シナリオ記憶部と、
    複数の前記訓練シナリオ記憶部に記録されている前記訓練シナリオを一覧表示し、それら複数の前記訓練シナリオから選択された訓練シナリオに対応する前記訓練シナリオ記憶部を、前記インデックスをキーとして参照し、互いに対応付けられている前記静止画データ、前記動画データ、及び前記テキストデータを、前記静止画データ記憶部、前記動画データ記憶部、及び前記テキストデータ記憶部からそれぞれ読み出して、前記静止画データについて規定されている前記操作入力受付手段とともに出力画面データを生成して出力する操作訓練制御部と、
    を備えている
    ことを特徴とする設備操作訓練システム。
  2. 請求項1に記載の設備操作訓練システムであって、
    前記各種設備機器を操作する状況に対応して作成された音声データを格納している音声データ記憶部を備え、前記訓練シナリオ記憶部には、前記インデックスに対応付けて前記音声データが記録されており、前記操作訓練制御部は、前記インデックスをキーとして参照し、互いに対応付けられている前記静止画データ、及び前記テキストデータとともに前記音声データを読み出して出力する
    ことを特徴とする設備操作訓練システム。
  3. 請求項1に記載の設備操作訓練システムであって、
    前記静止画データに基づいて表示された静止画に前記操作入力受付手段を設け、当該操作入力受付手段を操作した場合に、前記静止画のうちの当該操作入力受付手段が設けられている領域に表示されている部分が副画面として拡大表示される
    ことを特徴とする設備操作訓練システム。
  4. 請求項1に記載の設備操作訓練システムであって、
    訓練内容に関連する資料を記録した関連資料データを格納している関連資料データ記憶部を備え、前記出力画面データに前記関連資料を呼び出すための関連資料呼び出し手段が設けられており、当該関連資料呼び出し手段を操作した場合に、当該関連資料が一覧表示される
    ことを特徴とする設備操作訓練システム。
  5. 請求項1に記載の設備操作訓練システムであって、
    前記操作入力受付手段が表示されてから、所定の時間操作されなかったと判定した場合、前記操作訓練制御部は、前記訓練シナリオ記憶部から次の前記インデックスをキーとして参照し、互いに対応付けられている前記静止画データ、及び前記テキストデータを前記静止画データ記憶部及び前記テキストデータ記憶部から読み出して、前記静止画データについて規定されている前記操作入力受付手段とともに出力画面データを生成して出力する
    ことを特徴とする設備操作訓練システム。
  6. 各種設備機器の操作訓練を可能とする、プロセッサ及びメモリを備えたコンピュータによって実行される設備操作訓練方法であって、
    前記メモリに、操作訓練の対象となる前記各種設備機器の実機を撮像して作成された静止画データと、前記各種設備機器を操作する状況に対応する情景を撮像して作成された動画データと、前記各種設備機器を操作する状況に対応して操作訓練を行う操作員がとるべき行動又は操作を指示する内容を含むテキストデータと、前記静止画データによって表示される前記各種設備機器に対して前記操作員が行う操作入力を受け付ける手段である操作入力受付手段とが格納されており、前記操作員に対して提示する、前記操作訓練の一段階における前記静止画データ及び当該静止画データが規定する画面領域に設定されている前記操作入力受付手段、前記動画データ、及び前記テキストデータを対応付けて、複数の段階に分けてそれぞれインデックスを付して訓練シナリオとして記録されている前記コンピュータにおいて、前記プロセッサは、前記メモリに記録されている、複数の前記訓練シナリオを一覧表示し、それら複数の前記訓練シナリオから選択された訓練シナリオに対応して前記メモリを、前記インデックスをキーとして参照し、互いに対応付けられている前記静止画データ、前記動画データ、及び前記テキストデータをそれぞれ読み出して、前記静止画データについて規定されている前記操作入力受付手段とともに出力画面データを生成して出力する、
    ことを特徴とする設備操作訓練方法。
  7. 請求項6に記載の設備操作訓練方法であって、
    前記メモリに、前記各種設備機器を操作する状況に対応して作成された音声データが格納されるとともに、前記インデックスに対応付けて前記音声データが記録されており、前記プロセッサは、前記インデックスをキーとして参照し、互いに対応付けられている前記静止画データ、及び前記テキストデータとともに前記音声データを読み出して出力する
    ことを特徴とする設備操作訓練方法。
  8. 請求項6に記載の設備操作訓練方法であって、
    前記静止画データに基づいて表示された静止画に前記操作入力受付手段が設けられており、当該操作入力受付手段が操作された場合に、前記プロセッサは、前記静止画のうちの当該操作入力受付手段が設けられている領域に表示されている部分を副画面として拡大表示する
    ことを特徴とする設備操作訓練方法。
  9. 請求項6に記載の設備操作訓練方法であって、
    前記メモリに、訓練内容に関連する資料を記録した関連資料データを格納し、前記出力画面データに前記関連資料を呼び出すための関連資料呼び出し手段を設け、当該関連資料呼び出し手段を操作した場合に、前記プロセッサは、当該関連資料を一覧表示する
    ことを特徴とする設備操作訓練方法。
  10. 請求項6に記載の設備操作訓練方法であって、
    前記プロセッサが、前記操作入力受付手段が表示されてから、所定の時間操作されなかったと判定した場合、前記メモリで次の前記インデックスをキーとして参照し、互いに対応付けられている前記静止画データ、前記動画データ、及び前記テキストデータをそれぞれ読み出して、前記静止画データについて規定されている前記操作入力受付手段とともに出力画面データを生成して出力する
    ことを特徴とする設備操作訓練方法。
  11. プロセッサ及びメモリを備えたコンピュータであって、
    前記メモリに、
    操作訓練の対象となる前記各種設備機器の実機を撮像して作成された静止画データと、
    前記各種設備機器を操作する状況に対応する情景を撮像して作成された動画データと、
    前記各種設備機器を操作する状況に対応して操作訓練を行う操作員がとるべき行動又は操作を指示する内容を含むテキストデータと、
    前記静止画データによって表示される前記各種設備機器に対して前記操作員が行う操作入力を受け付ける手段である操作入力受付手段と、
    前記操作員に対して提示する、前記操作訓練の一段階における前記静止画データ及び当該静止画データが規定する画面領域に設定されている前記操作入力受付手段、前記動画データ、及び前記テキストデータを対応付けて、複数の段階に分けてそれぞれインデックスを付してなる訓練シナリオと、
    が格納されている前記コンピュータにおいて、
    前記プロセッサに、
    前記メモリに記録されている、複数の前記訓練シナリオを一覧表示し、それら複数の前記訓練シナリオから選択された訓練シナリオに対応して前記メモリを、前記インデックスをキーとして参照し、互いに対応付けられている前記静止画データ、前記動画データ、及び前記テキストデータをそれぞれ読み出して、前記静止画データについて規定されている前記操作入力受付手段とともに出力画面データを生成して出力する、
    ステップを含む設備操作訓練方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
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