JP5228891B2 - センサデバイス - Google Patents

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Description

本発明は、センサデバイスに係り、特に多孔質絶縁層を有するトランジスタを用いたセンサデバイスに関する。
従来、様々なセンサの研究開発がなされており、センサは工業的なものから医学的なものまで、或いは一般家庭にまで広く浸透しており、現代社会において欠くことのできない存在となっている。センサは、例えば測定対象、信号変換機能、又は構成材料等により分類され、信号変換機能は、物理センサ、化学センサ、又はバイオセンサに大別することができる。
この中で、バイオセンサは、生体のもつ優れた分子認識能力を模倣、又は直接利用した計測デバイスであって、幅広い応用の可能性が予想され、注目されている。
バイオセンサは、物質の受容、変換を行う分子認識材料(受容体)と、電気信号等の検出可能な信号への変換を行う各種トランジューサから構成される。例えば、バイオセンサは、膜等に固定化された分子認識材料が、検出する物質を認識したときに起こる酵素反応、微生物の呼吸、免疫反応等を電流や熱量の変化として捉え、トランジューサにより電気信号として取り出して表示する。
分子認識材料には、酵素、微生物、抗体等の免疫物質、DNA等の遺伝子、細胞等が用いられ、トランジューサには、測定対象に応じて、酵素電極、過酸化水素電極、イオン電極、電解効果型トランジスタ、光ファイバー、フォトカウンタ、水晶振動子、表面弾性波、サーミスタ等が用いられる。
図1は、従来のバイオトランジスタを説明するための素子概略断面図と電気回路図である。絶縁ゲート電界効果トランジスタ(Insulated Gate Field Effect Transistor:IGFET)300は、ゲート絶縁膜310の表面に分子認識材料320が固定化され、参照電極330と共に溶液340の中に浸漬される。
絶縁ゲート電界効果トランジスタ300は、溶液340の電位を、参照電極330により制御し、ゲート絶縁膜310の表面における分子認識材料320の分子認識による電荷密度を、参照電極330を介して測定する。シリコン(Si)表面では、ゲート絶縁膜310の表面における電荷密度に応答して、チャネルの電子密度が変化するため、ドレイン電流を測定することにより、原理的に分子認識材料320に基づく信号のみ検出することができる(例えば、非特許文献1参照)。
一方、近年、軽量化や携帯性や柔軟性の必要性から、有機材料をエレクトロニクス分野にも用いることが提案されており、このため有機材料を用いた様々な縦型トランジスタが提案されている。例えば、有機材料からなるトランジスタと有機材料からなる発光層を組み合わせることで、発光層とこの発光層の制御素子の双方を有機材料により形成した発光素子が実現できる(例えば、非特許文献2参照)。
また、有機半導体を用いた縦型トランジスタとしては、CuPc(銅フタロシアニン)をソース電極、ドレイン電極で挟み、ゲート電極にスリット上のアルミニウム薄膜をCuPc層に埋め込んで形成したものが報告されている(例えば、非特許文献3参照)。
また、有機トランジスタを有する発光素子としては、正孔輸送材料としてα−NPD(ビス−1−NナフチルNフェニルベンジジン)、発光材料としてAlq(8−ヒドロキシキノレートアルミニウム錯化合物)を使用し、ゲート電極をα−NPD層中に配置した、縦型有機発光トランジスタの性能が報告されている(例えば、非特許文献4参照)。
応用物理学会誌、74巻、第12号(2005)pp.1555−1562 Thin Solid Films 331(1998)51−54 工藤他、T.IEE Japan,Vol.118−A,No.10,(1998)P1166−1171 池上他、電子情報通信学会、OME2000−20,P47−51
ここで、エネルギー変換技術におけるアノード酵素電極反応系に、酵素触媒、イオン伝導体、燃料が形成される三相界面の概念について説明する。図2は、エネルギー変換技術におけるアノード酵素電極反応系に酵素触媒、イオン伝導体、燃料が形成される三相界面の概念を示す図である。
図2に示すように、プロトン伝導に関わる抵抗、電子伝導に関わる抵抗は、三相界面における分極によるものである。ここから、バイオトランジスタの設計における指針を得ることができる。即ち、アノード極における三相界面にてプロトン生成が行われるため、エネルギー変換にあたり、電子伝導に関わる抵抗の低減が重要であることが分かる。
このことを例えば、バイオトランジスタの電気伝導に応用すれば、図1に示す絶縁ゲート電界効果トランジスタ300において、ゲート絶縁膜310の表面における分子認識材料320、イオン伝導体、及び電極による三相界面の位置が電極に近ければ近いほど電荷伝導に関わる抵抗の低減が可能となることを示唆している。また、電荷伝導に関わる抵抗を低減することにより、高速に信号の取り出しが可能となることを示している。
しかしながら、図1に示す絶縁ゲート電効果トランジスタ(IGFET)300は、横型の電解効果トランジスタ構造を基本としているために、三相界面と電極位置を近接させるには限界があった。本発明は、縦型の電解効果トランジスタ構造を採用することにより、従来の欠点を解消して、センサの応答性に関して大幅な改善をするものである。
縦型の電界効果トランジスタは、例えばMOS(Metal Oxide Semiconductor)等の横型の電界効果型トランジスタと比較した場合、導電層の水平方向に電流を流す横型に対して、導電層の垂直方向に電流を流す縦型である。したがって縦型の電界効果トランジスタは、トランジスタの電流経路であるチャネル長を導電層厚さ程度に短くすることが可能であり、且つドレイン電流を大きく取ることができるため、トランジスタを高速度で動作させることが可能となる。また、素子構造が簡単なため、素子サイズを小さくすることができる特徴を有している。
縦型トランジスタは、このような特徴を有しているため、例えば、有機EL層等の発光層の制御素子(スイッチング素子と呼ぶ場合もある)として用いられる場合には、有機EL層を用いた表示装置が、高速な応答性を要求されるため、横型トランジスタよりも適している。
このように、縦型有機トランジスタは、横型有機トランジスタを用いた場合と比較して、有機EL層等の発光層の制御素子として圧倒的に有利に利用可能であることが判明しており、現在では、フレキシブルシートディスプレイの実現化へ向けた活発な研究開発がなされている。
しかしながら、この技術をバイオトランジスタに応用し、上述したゲート絶縁膜表面での分子認識材料とイオン伝導体、及び電極による三相界面の位置を電極に近づけ電荷伝導に関わる抵抗を低減するためには、縦型構造のトランジスタにおいてゲート電極及びゲート絶縁層に、触媒反応を助長するための工夫が必要であった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、縦型バイオトランジスタを用いることにより、高速で動作させることができ、小型化可能な高性能なセンサデバイスを提供することを目的とする。
本発明は、絶縁物の多孔質により形成される多孔質絶縁層と、前記多孔質絶縁層の一方の面に形成される第1の開口部を有する第1の電極と、前記多孔質絶縁層の他方の面に形成される前記第1の開口部に対応した第2の開口部を有する第2の電極と、前記第2の電極上に形成される絶縁層と、前記多孔質絶縁層の孔の内壁に配置された分子認識材料と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、第1の開口部を有する低抵抗基板と、前記低抵抗基板の一方の面に形成される第1の電極と、前記低抵抗基板の他方の面に形成される多孔質絶縁層と、前記多孔質絶縁層上に形成される前記第1の開口部に対応した第2の開口部を有する第2の電極と、前記第2の電極上に形成される絶縁層と、前記多孔質絶縁層の孔の内壁に配置された分子認識材料と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記第1の電極及び前記第2の電極から離れた位置に、第3の電極が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記第1の電極、前記第2の電極及び多孔質絶縁層のすべてを溶液に浸し、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印加することにより流れる電流値を検出し、前記電流値に基づき前記溶液又は前記溶液に含まれる物質の特性又は含まれる材料の含有量の計測を行なうことを特徴とする。
また、本発明は、前記第1の電極、前記第2の電極、前記第3の電極及び多孔質絶縁層のすべてを溶液に浸し、前記第3の電極に一定の電圧を印加するとともに、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印加することにより流れる電流値を検出し、前記電流値に基づき前記溶液又は前記溶液に含まれる材料の特性又は含まれる材料の含有量の計測を行なうことを特徴とする。
また、本発明は、前記多孔質絶縁層は、前記一方の面から前記他方の面に連通する複数の孔が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記分子認識材料は、前記溶液又は前記溶液に含まれる物質と酸化還元反応を生じさせるものであることを特徴とする。
また、前記多孔質絶縁層における前記第1の開口部または前記第2の開口部のいずれかにおける形状が、前記第3の電極の方向に突出していることを特徴とする。
また、本発明は、前記多孔質絶縁層における前記第1の開口部または前記第2の開口部のいずれかにおいて、前記多孔質絶縁層は、前記分子認識材料に対し前記第3の電極方向に凸状に形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記多孔質絶縁層は、金属酸化物を含み、前記金属酸化物は、(a)酸化亜鉛、酸化チタン、酸化錫、酸化インジウム、酸化アルミニウム、酸化ニオブ、五酸化タンタル、チタン酸バリウム、及び、チタン酸ストロンチウムから選択された一つの金属酸化物、若しくは(b)酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化鉄、酸化マンガン、酸化クロム、酸化ビスマスから選択された一つの金属酸化物、又は不純物をドーピングして形成された(a)若しくは(b)に記載された金属酸化物であることを特徴とする。
また、本発明は、前記分子認識材料は、(1)グルコースオキシダーゼ、ジアスターゼ、ペプシン、トリプシン、パパイン、ブロメラン、トロンビン、リパーゼ、モノオキシゲナーゼ、ATP合成酵素、ヌクレアーゼ、アミノアシルtRNAシンセテース、キナーゼ、フォスファターゼ、グリコシルトランスフェラーゼ、DNAメチラーゼの生体で起こる化学反応を触媒する物質である酵素と、それらの基質、(2)(1)に記載の酵素と、NAD、NADP、FMN、FAD、チアミン二リン酸、ピリドキサールリン酸、コエンザイムA、リポ核酸、葉酸の補酵素、並びに(3)大腸菌、納豆菌の枯草菌、シアノバクテリアの細菌、ウイルス、病原体の体内に入る蛋白質の抗原や、抗原に対して有効な反応性を持ったリンパ球の一種であるT細胞、B細胞、NK細胞が生み出す、糖たんぱく分子である抗体、並びに(4)インヒビン、パラトルモン、カルシトニン、甲状腺刺激ホルモン、メラトニン、インスリン、グルカゴン、成長ホルモンのホルモンと、レセプターの組み合わせ、前記(1)乃至(4)に記載の組み合わせの一方を、前記多孔質絶縁層の孔の内壁に固定化し、他方の物質を計測することを特徴とする。
本発明によれば、縦型バイオトランジスタを用いることにより、高速で動作させることができ、小型化可能な高性能なセンサデバイスを提供することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
<縦型バイオトランジスタ単素子の例>
図3は、本発明の第1実施例に係る縦型バイオトランジスタ単素子を模式的に示した断面図及び電気回路図である。
図3に示すように、縦型バイオトランジスタ10は、多孔部60の一方の面には第1の開口部63を有するソース電極20が形成され、多孔部60の他方の面には第2の開口部64を有するドレイン電極40と、ドレイン電極40上に形成された絶縁層50と、ソース電極20及びドレイン電極40より離れた中空に設けられたゲート電極30により構成される。
図3に円形で表示された拡大図は、多孔部60の断面図である。多孔部60に形成された多孔質アルミナ(porous Al)62は、多孔質絶縁層であり、多孔質アルミナ62には、上下に突き抜ける多数の孔70が形成されている。即ち、多孔質アルミナ62には、ソース電極20形成されている面からドレイン電極40に形成されている面に連通する複数の孔が設けられている。多孔質アルミナ62の孔70の内壁には、酵素、例えばグルコース分解酵素であるグルコースオキシターゼ(Glucose Oxidase,以下「GOD」とする。)72が固定化され、GOD72が固定化された孔70は、更に上下に突き抜ける空間的な隙間を有している。
多孔部60に形成された多孔質アルミナ62は、ソース電極20と、ドレイン電極40との間に設けられ、多孔質アルミナ62には、ソース電極20に被われない第1の開口部63と、ドレイン電極40と、絶縁層50とに被われない第2の開口部64が設けられている。第1の開口部63及び第2の開口部64における開口は対応しているものであり、例えば矩形、円形、又は楕円形状に、多孔質アルミナ62が大気に暴露するよう形成されている。
ソース電極20は、例えばアルミニウム(Al)等の導電性材料からなり、電気的に接続される第1の電極としてのソース電極20が設けられ、多孔質アルミナ62の下面における第2の開口部64の周縁部に形成される。
多孔質アルミナ62の上面における第2の開口部64の周縁部には、第2の電極としてのドレイン電極40が形成される。また、ドレイン電極40上には、絶縁層50が形成される。
ゲート電極30は、ドレイン電極40の上方に形成され、中空に、ゲート電極30に電気的に接続される第3の電極としてのゲート電極(参照電極(Pt black))30を備える。
上述した構成において、ソース電極20がキャリアを放出し、ドレイン電極40が放出されたキャリアを受け取るときに、ソース電極20における電荷伝導の抵抗を低減して、効率よく、ソース電極20とドレイン電極40との間に電流を流すことが可能となる。
次に、図4を用いて、多孔部60に形成される多孔質アルミナ62の表面の様子について説明する。図4は、多孔質アルミナ62の表面の様子を示す図である。
図4に示すように、多孔質アルミナ62には、上下を突き抜ける形状の無数の孔が形成されている。多孔質アルミナ62は、ドレイン電極40と同一の金属である、例えばアルミニウム66により形成され、アルミニウム66は、多孔質アルミナ62の表面全面を被っている。これにより、多孔質アルミナ62は、ドレイン電極40と等電位となっている。なお、多孔質アルミナ62の孔70の内壁の一部には、アルミニウム66が付着されていることが好ましい。
<第1実施例>
次に、本発明の第1実施例について説明する。図3に示す縦型バイオトランジスタ10は、例えば血液等の溶液中に浸漬されることにより用いられる。即ち、縦型バイオトランジスタ10におけるソース電極20、ドレイン電極40、ゲート電極30のすべてを溶液に浸した状態で前記電流を検出し、前記電流の値に基づき前記溶液又は前記溶液に含まれる材料の特性又は含まれる材料の含有量の計測を行なう。
グルコースの酸化還元酵素であるGOD72は、以下に示す式(1)に従って、グルコースを酸化し、過酸化水素(H)を発生させる。

GOD

12+O→C10+H (1)

血液中のヘモロビンは、GOD72により酸化され、溶解中のイオン濃度が変化するため、バイアス電圧VDS及びゲート電圧Vの印加によりポテンシャルの増減を制御することで、ソース電極20からドレイン電極40に移動するキャリアの量が変動する。
したがって、酸化還元に伴う電荷密度の変化による、トランジスタの閾値電圧の変化や、同一の電位に対する電流値の変化を検出することにより、縦型バイオトランジスタ10をバイオセンサとして用いることが可能となる。
また、縦型バイオトランジスタ10において、ソース電極20からドレイン電極40に移動するキャリアが、多孔質アルミナ62において第1の開口部63及び第2の開口部64における孔70の空間的な隙間を通って移動することにより、電荷移動の抵抗が低減される。
また、このキャリアは、縦型バイオトランジスタ10のソース電極20とドレイン電極40との間における印加電圧に対応して、多孔質アルミナ62に形成された孔70の隙間を、空乏層制御された実効的な空間的隙間を通って移動する。これにより、縦型バイオトランジスタ10の閾値電圧、及びドレイン電流の変化分を検出し、イオン濃度の変化分の検量線を求めることで、縦型バイオトランジスタ10を、グルコースの量によって変化する糖尿病等の検査用センサとして用いることができる。
なお、ドレイン電極40は、様々な形状で形成することが可能であるが、ゲート電圧が印加される導電材料よりなる電圧印加部分を有し、この電圧印加部分に隣接して多孔部60の電流経路が形成される構成となることが好ましい。
上述のように、縦型バイオトランジスタ10は、グルコース分解酵素であるグルコースオキシターゼ(GOD)のグルコースの酸化還元反応により、H発生に伴う、水(HO)と酸素イオン(O)の発生による電荷量の変化を検出することによりグルコースセンサとして用いることが可能である。
また、上述した同一のセンサ構造により、物理吸着、化学吸着、及び物理吸着と化学吸着が複合化した吸着によるセンサとして、機能させることも可能である。以下に詳しく説明する。
<バイオセンサの原理>
次に、図5を用いて、バイオセンサの原理について説明する。図5は、バイオセンサの原理を示す図である。
図5に示すように、バイオセンサ11は、機能性膜80を備え、機能性膜80における様々な反応による変化を電気信号変換器82により電気信号に変換し、この電気信号を検知することでセンサとして機能する。機能性膜80における反応としては、機能性膜80と、例えば物理吸着、化学吸着、分子吸着、酵素反応、抗原抗体反応、微生物、電気化学反応、DNA等との組み合わせによる反応等があり、電位変化を起こす組み合わせ、選択性があれば良い。
<第2実施例>
次に、図6を用いて、本発明の第2実施例について説明する。図6は、本発明の第2実施例に係る縦型バイオトランジスタ単素子を模式的に示した断面図及び電気回路図である。
図6に示す縦型バイオトランジスタ12は、縦型バイオトランジスタ10の多孔質アルミナ62においてゲート電極30が形成されている側となる第2の開口部64の形状90が、ゲート電極30側に突出するように形成されている。具体的には、多孔質アルミナ62の第2の開口部64において、多孔質アルミナ62は、グルコースオキシターゼ(GOD)に対し、ゲート電極30の方向に凸状に形成されている。
ドレイン電極40に隣接するトランジスタの電流経路であるチャネル部は、ドレイン電極40の膜厚に対応させた長さを有するように形成されている。
この構成により、多孔質アルミナ62に形成された孔70の空間的な隙間を通って移動するキャリアを、第1実施例より更に効率よく、ドレイン電極40に印加する電圧により変化する、空乏層制御された実効的な空間的隙間を移動させることができる。したがって、この構成により、縦型バイオトランジスタ12は、動作抵抗が低くなるため高感度となり、動作速度が向上するため、高速な応答が可能となる。また、縦型バイオトランジスタ12は、電流密度の向上により高精度なセンサとして機能することができる。
なお、多孔部60及び絶縁層50は、金属酸化物を含み、金属酸化物は、(a)酸化亜鉛、酸化チタン、酸化錫、酸化インジウム、酸化アルミニウム、酸化ニオブ、五酸化タンタル、チタン酸バリウム、及び、チタン酸ストロンチウムから選択される。
また、金属酸化物は、(b)酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化鉄、酸化マンガン、酸化クロム、酸化ビスマスから選択される。
或いは、この金属酸化物は、(a)若しくは(b)に記載された金属酸化物に不純物をドーピングして形成した材料で構成される。
多孔質金属酸化物質としては、例えば、アルミニウムに対する陽極酸化処理条件によるアルミナ(Al)や酸化亜鉛(ZnO)層を用いると好適である。陽極酸化処理条件によれば、均一な多孔が形成されるため、キャリアの移動度が高く、感度の高い、縦型バイオトランジスタが実現される。
また、分子認識材料は、(1)グルコースオキシダーゼ、ジアスターゼ、ペプシン、トリプシン、パパイン、ブロメラン、トロンビン、リパーゼ、モノオキシゲナーゼ、ATP合成酵素、ヌクレアーゼ、アミノアシルtRNAシンセテース、キナーゼ、フォスファターゼ、グリコシルトランスフェラーゼ、DNAメチラーゼ等の生体で起こる化学反応を触媒する物質である酵素と、それらの基質、(2)(1)に記載の酵素と、NAD、NADP、FMN、FAD、チアミン二リン酸、ピリドキサールリン酸、コエンザイムA、リポ核酸、葉酸等の補酵素、並びに(3)大腸菌、納豆菌等の枯草菌、シアノバクテリア等の細菌、ウイルス、病原体等の体内に入る蛋白質等の抗原や、抗原に対して有効な反応性を持った、リンパ球の一種であるT細胞、B細胞、NK細胞等が生み出す、糖たんぱく分子である抗体、並びに(4)インヒビン、パラトルモン、カルシトニン、甲状腺刺激ホルモン、メラトニン、インスリン、グルカゴン、成長ホルモン等のホルモンと、レセプターの組み合わせでも良く、(1)乃至(4)に記載の組み合わせの一方を、多孔質アルミナ62の孔の内壁に固定化し、他方の物質を選択的に計測する。
<第3実施例>
次に、図7を用いて、本発明の第3実施例について説明する。図7は、本発明の第3実施例に係る縦型バイオトランジスタ単素子を模式的に示した断面図及び電気回路図である。
図7に示す縦型バイオトランジスタ14は、ソース電極20と多孔質アルミナ62との間にシリコン(Si)基板等の低抵抗部材を設けたものであって、例えば、凹状に加工したシリコン(Si)基板110上に、図3に示す縦型バイオトランジスタ10が形成されたものである。
<縦型バイオトランジスタの製造方法>
次に、図8及び図9を用いて、図7に示した縦型バイオトランジスタ14の製造方法を説明する。図8は、縦型バイオトランジスタの製造方法を示す図である。また、図9は、図8に示した縦型バイオトランジスタ製造方法における基本工程(E)乃至(I)を、斜視透明図により示した図である。
まず、図8(A)に示す工程では、基板の下面に熱酸化等により酸化物を形成する。例えば、低抵抗である約200μm厚の面方位(001)であるシリコン(Si)基板200の下面に約1μm厚のシリコン(Si)酸化物210を形成する。
次に、図8(B)に示す工程では、シリコン基板200の下面に約1μm厚で形成したシリコン酸化物210の下面にレジスト212を塗布する。なお、レジスト212の膜厚は、約300nmとなるようにスピンコート法により形成する。
次に、図8(C)に示す工程では、レジスト212を露光、現像することにより、レジスト212のパターンを形成する。
次に、図8(D)に示す工程では、水により希釈したフッ酸(HF)溶液に基板を浸漬し、レジスト212のパターンの形成されていない領域における酸化シリコン210を除去する。これにより、矩形、円形、又は楕円形に窓開け201を形成する。
次に、図8(E)及び図9(E)に示す工程では、レジスト212を溶剤又はドライ・アッシング等により除去する。
次に、図8(F)及び図9(F)に示す工程では、シリコン基板200上に、アルミニウム膜214を室温で、約1.3から約3.9×10−3Paの真空条件下において真空蒸着法による成膜により、膜厚が厚約100nm、好ましくは約10nmとなるよう形成する。
次に、図8(G)及び図9(G)に示す工程では、アルミニウム膜214をリン酸水溶液で約30℃、電流密度約3〜7mA/cmの条件下で、陽極酸化処理することにより、多孔質アルミナ216が形成される。多孔質アルミナ216は、孔径約5〜450nm、孔ピッチ約10〜500nmにて制御可能である。
次に、図8(H)及び図9(H)に示す工程では、シリコン基板200の中央部202を、水で希釈した水酸化カリウム(KOH)溶液で約54.7°の順メサになるように除去する。これにより、図7に示す第1の開口部63が形成される。
次に、図8(I)及び図9(I)に示す工程では、水で希釈したフッ酸(HF)溶液にシリコン基板200を浸漬し、酸化シリコン210を除去する。
次に、多孔質アルミナ216の内壁には、グルコースオキシターゼ(GOD)を固定化し、シリコン基板200上に第1の開口部63が形成されるようソース電極20を形成し、また、真空蒸着により、第1の開口部63に対応する第2の開口部64を有する厚さ約100nmのアルミニウム電極からなるドレイン電極40を形成し、メタルマスクを施してシリコン酸化膜(SiO)からなる絶縁膜50をスパッタ成膜により形成する。
上述の方法により、第3実施例における縦型バイオトランジスタ14が作製される。なお、図8及び図9に示すシリコン基板200は、上述した図7に示すシリコン基板110に対応し、図8及び図9に示す多孔質アルミナ216は、上述した図7に示す多孔質アルミナ62に対応する。
<第4実施例>
次に、図10を用いて、本発明の第4実施例について説明する。図10は、本発明の第4実施例に係る縦型バイオトランジスタ単素子を模式的に示した断面図及び電気回路図である。
図10に示す縦型バイオトランジスタ16は、図8に示す基本工程の(G)乃至(H)における多孔質アルミナ216の形成において、図10に示す多孔質アルミナ62の第2の開口部218の形状をゲート電極30側に突出するよう形成することにより作製される。
この縦型バイオトランジスタ16の多孔質アルミナ62の内壁にグルコースオキシターゼ(GOD)を固定したところ、即ち、多孔質アルミナ62の第2の開口部218において、ゲート電極30方向における多孔質アルミナ62の内壁に多孔質アルミナ62の表面と同じ高さまでグルコースオキシターゼ(GOD)を固定したところ、図7に示す縦型バイオトランジスタ14の構造と比べて、ドレイン電極40の印加電圧に対して電荷発生効率が向上し、ソース−ドレイン電流が向上することによりセンサデバイスとしての感度が向上することが確認された。
<第5実施例>
図7に示す縦型バイオトランジスタ14を作製する工程において、多孔質アルミナ62に換えて、酸化亜鉛を成膜してそれぞれソース電極20と、ドレイン電極40と、ゲート電極30とを形成した。この場合においても、上述した実施例と同様の動作が確認された。
<第6実施例>
また、上述した図7に示す縦型バイオトランジスタ14を作製する工程において、酸化亜鉛に換えて、酸化クロムを成膜してそれぞれソース電極20と、ドレイン電極40と、ゲート電極30を形成した。この場合においても、上述した実施例と同様の動作が確認された。
<第7実施例>
また、上述した図7に示す縦型バイオトランジスタ14を作製する工程において、アルミニウム(Al)214に換えて、Auを用いてドレイン電極40を形成した。この場合にも、上述した実施例と同様の動作が確認された。
<第8実施例>
また、上述した図7に示す縦型バイオトランジスタ14を作製する工程において、Auに換えて、Pdを用いてドレイン電極40を形成した。この場合にも、上述した実施例と同様の動作が確認された。
<第9実施例>
また、上述した図7に示す縦型バイオトランジスタ14を作製する工程において、Auに換えて、アルミニウム(Al)をドープした酸化亜鉛を用いてドレイン電極40を形成した。この場合にも、上述した実施例と同様の動作が確認された。
<第10実施例>
また、上述した図7に示す縦型バイオトランジスタ14を作製する工程において、Auに換えて、導電性ポリアニリンを用いてドレイン電極40を形成した。この場合にも、同様の動作が確認された。
また、上記第2実施例〜第10実施例に示した縦型バイオトランジスタについても、第1実施例に記載した縦型バイオトランジスタ10とほぼ同様に、I〜V特性を測定した。その結果、第1実施例による縦型バイオトランジスタ10とほぼ同様の測定結果が得られ、第1実施例の場合と同様の効果を奏することが確認された。
<縦型バイオトランジスタ製造方法:第11実施例>
また、上述した絶縁層の金属酸化物が、シリコン酸化物、タンタル酸化物、チタン酸化物、アルミニウム酸化物、ハフニウム酸化物、ジルコン酸化物、ランタン酸化物、スカンジウム酸化物、プラセオジム酸化物、ビスマス酸化物、ニオブ酸化物、タングステン酸化物、イットリウム酸化物、シリコン窒化物よりなる群から選択される少なくとも一種の材料を含む構成においても好適であった。
上述のように、本発明によれば、縦型バイオトランジスタを用いたことを特徴とするセンサ特性を示す、新規な構造で且つ高性能なセンサデバイスを提供することができる。また、本発明によれば、キャリアの移動度が高く、出力電流(ソース−ドレイン間電流)の立ち上がり信号が急峻で、動作速度が高速度である、縦型トランジスタを用いたセンサデバイス及び回路構成を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
従来のバイオトランジスタを説明するための素子概略断面図と電気回路図である。 エネルギー変換技術におけるアノード酵素電極反応系に酵素触媒、イオン伝導体、燃料が形成される三相界面の概念を示す図である。 本発明の第1実施例に係る縦型バイオトランジスタ単素子を模式的に示した断面図及び電気回路図である。 多孔質アルミナの表面の様子を示す図である。 バイオセンサの原理を示す図である。 本発明の第2実施例に係る縦型バイオトランジスタ単素子を模式的に示した断面図及び電気回路図である。 本発明の第3実施例に係る縦型バイオトランジスタ単素子を模式的に示した断面図及び電気回路図である。 縦型バイオトランジスタの製造方法を示す図である。 図8に示した縦型バイオトランジスタ製造方法における基本工程(E)乃至(I)を、斜視透明図により示す図である。 本発明の第4実施例に係る縦型バイオトランジスタ単素子を模式的に示した断面図及び電気回路図である。
符号の説明
10,12,14,16 縦型バイオトランジスタ
11 バイオセンサ
20 ソース電極
30 ゲート電極
40 ドレイン電極
50 絶縁層
60 多孔部
62 多孔質アルミナ
63 第1の開口部
64 第2の開口部
66 アルミニウム
70 孔
72 グルコースオキシターゼ(GOD)
80 機能性膜
82 電気信号変換器
200 シリコン基板
210 シリコン酸化膜
212 レジスト
214 アルミニウム膜
216 多孔質アルミナ
300 絶縁ゲート電界効果トランジスタ
310 絶縁膜
320 分子認識材料
330 参照電極

Claims (10)

  1. 絶縁物の多孔質により形成される多孔質絶縁層と、
    前記多孔質絶縁層の一方の面に形成される第1の開口部を有する第1の電極と、
    前記多孔質絶縁層の他方の面に形成される前記第1の開口部に対応した第2の開口部を有する第2の電極と、
    前記第2の電極上に形成される絶縁層と、
    前記多孔質絶縁層の孔の内壁に配置された分子認識材料と、
    を有することを特徴とするセンサデバイス。
  2. 第1の開口部を有する低抵抗基板と、
    前記低抵抗基板の一方の面に形成される第1の電極と、
    前記低抵抗基板の他方の面に形成される多孔質絶縁層と、
    前記多孔質絶縁層上に形成される前記第1の開口部に対応した第2の開口部を有する第2の電極と、
    前記第2の電極上に形成される絶縁層と、
    前記多孔質絶縁層の孔の内壁に配置された分子認識材料と、
    を有することを特徴とするセンサデバイス。
  3. 前記第1の電極及び前記第2の電極から離れた位置に、第3の電極が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のセンサデバイス。
  4. 前記第1の電極、前記第2の電極及び多孔質絶縁層のすべてを溶液に浸し、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印加することにより流れる電流値を検出し、前記電流値に基づき前記溶液又は前記溶液に含まれる物質の特性又は含まれる材料の含有量の計測を行なうことを特徴とする請求項1または2に記載のセンサデバイス。
  5. 前記第1の電極、前記第2の電極、前記第3の電極及び多孔質絶縁層のすべてを溶液に浸し、
    前記第3の電極に一定の電圧を印加するとともに、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印加することにより流れる電流値を検出し、前記電流値に基づき前記溶液又は前記溶液に含まれる材料の特性又は含まれる材料の含有量の計測を行なうことを特徴とする請求項3に記載のセンサデバイス。
  6. 前記多孔質絶縁層における前記第1の開口部または前記第2の開口部のいずれかにおいて、前記多孔質絶縁層は、前記分子認識材料に対し前記第3の電極方向に凸状に形成されていることを特徴とする請求項3または5に記載のセンサデバイス。
  7. 前記多孔質絶縁層は、前記一方の面から前記他方の面に連通する複数の孔が設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のセンサデバイス。
  8. 前記分子認識材料は、前記溶液又は前記溶液に含まれる物質と酸化還元反応を生じさせるものであることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のセンサデバイス。
  9. 前記多孔質絶縁層は、金属酸化物を含み、
    前記金属酸化物は、
    (a)酸化亜鉛、酸化チタン、酸化錫、酸化インジウム、酸化アルミニウム、酸化ニオブ、五酸化タンタル、チタン酸バリウム、及び、チタン酸ストロンチウムから選択された一つの金属酸化物、
    若しくは(b)酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化鉄、酸化マンガン、酸化クロム、酸化ビスマスから選択された一つの金属酸化物、
    又は不純物をドーピングして形成された(a)若しくは(b)に記載された金属酸化物であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のセンサデバイス。
  10. 前記分子認識材料は、
    (1)グルコースオキシダーゼ、ジアスターゼ、ペプシン、トリプシン、パパイン、ブロメラン、トロンビン、リパーゼ、モノオキシゲナーゼ、ATP合成酵素、ヌクレアーゼ、アミノアシルtRNAシンセテース、キナーゼ、フォスファターゼ、グリコシルトランスフェラーゼ、DNAメチラーゼの生体で起こる化学反応を触媒する物質である酵素と、それらの基質、
    (2)(1)に記載の酵素と、NAD、NADP、FMN、FAD、チアミン二リン酸、ピリドキサールリン酸、コエンザイムA、リポ核酸、葉酸の補酵素、
    並びに(3)大腸菌、納豆菌の枯草菌、シアノバクテリアの細菌、ウイルス、病原体の体内に入る蛋白質の抗原や、抗原に対して有効な反応性を持ったリンパ球の一種であるT細胞、B細胞、NK細胞が生み出す、糖たんぱく分子である抗体、
    並びに(4)インヒビン、パラトルモン、カルシトニン、甲状腺刺激ホルモン、メラトニン、インスリン、グルカゴン、成長ホルモンのホルモンと、レセプターの組み合わせ、
    前記(1)乃至(4)に記載の組み合わせの一方を、前記多孔質絶縁層の孔の内壁に固定化し、他方の物質を計測することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のセンサデバイス。
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