JP5227553B2 - 生体データ測定器 - Google Patents

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本発明は、被測定者が把持可能な手側測定部と、当該手側測定部に接続された載置部とを有する生体データ測定器に関する。
近年、種々の体組成計が開発されており、その中には載置型の測定器でユーザがその上に載るタイプと、載置型の測定器に加えユーザが手で握るグリップ電極を有するタイプとが代表的である。いずれのタイプの体組成計でも体脂肪率を求めるためにはユーザの身長が必要であり、このためユーザに身長を入力させている(非特許文献1)。
"体重体組成計 取扱説明書"、[online]、オムロン株式会社(登録商標)、[平成19年8月18日検索]、インターネット、<URL: http://www.healthcare.omron.co.jp/product/pdf_manual/hbf200_m.pdf>、<URL: http://www.healthcare.omron.co.jp/product/pdf_manual/hbf362_m.pdf>
上述のように、いずれのタイプの体組成計でも体脂肪率を求めるためにはユーザに身長を入力させることが必要であった。載置型の測定器ではしゃがみ込んで身長を入力するため、入力しづらいという問題があったが、グリップ電極を有するタイプではグリップ電極側から入力することにより、載置型の測定器よりも身長を入力しやすくなった。しかし、グリップ電極を有するタイプであっても身長の入力はユーザにとって相変わらず面倒な作業であり、特に老人等のように視力が衰えた方々、手先の不自由な方々等にとっては困難な作業であるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するためになされたものであり、グリップ電極を有するタイプの体組成計において、ユーザに身長を入力させるという面倒な作業を省くことができる生体データ測定器を提供することにある。
この発明の生体データ測定器は、被測定者が把持可能な手側測定部であって被測定者の両手用に一体に設けられたものと、該手側測定部に接続された載置部とを有する生体データ測定器であって、前記手側測定部と前記載置部との間の距離を、前記手側測定部を被測定者の体の前方であって且つ被測定者の手を除く体に触れない略腕を下した状態で測定する距離測定機構と、前記距離測定機構により測定された距離を被測定者の中指指節高と近似し、該中指指節高と身長との相関に基づき、被測定者の身長を推定する推定部とを備え、前記距離測定機構は、前記手側測定部に設けられた所定の無線を送信する送信部及び前記載置部に設けられた該無線の受信部、又は該載置部に設けられた所定の無線を送信する送信部及び該手側測定部に設けられた該無線の受信部を有し、該送信部により送信された無線を該受信部が受信するまでの時間に基づき、該手側測定部と該載置部との間の距離を測定することを特徴とする。
ここで、この発明の生体データ測定器において、前記推定部が推定した被測定者の身長に基づき被測定者の体組成に関する値を求める体組成計算部をさらに備えることができる。
本発明の生体データ測定器は、被測定者が把持可能なグリップ電極部と、グリップ電極部とコードにより接続された載置測定部とを備えている。グリップ電極部は被測定者の両手用に一体に設けられ、左手用グリップ部および右手用グリップ部を有している。生体データ測定器は、グリップ電極部と載置測定部との間の距離を測定する距離測定機構と、距離測定機構により測定された距離に基づき、被測定者の人体寸法を推定する推定部とを備えている。距離測定機構による測定はグリップ電極部を被測定者の体の前方であって且つ被測定者の両手を除く体に触れない所定の位置で行う。所定の位置としては、被測定者の両腕が体の中心線に対して所望の角度離れ、被測定者の両手が体の中心線から所望の距離離れた位置が好適である。上記角度および距離は被測定者の両手を除く他の体の位置に触れない程度の角度および距離であればよく、両腕を上げて角度を90゜近くにまでする必要はない。むしろ、両腕を下ろした状態でよい。距離測定機構は、グリップ電極部に設けられた赤外線を送信する赤外線送信部と載置測定部に設けられた赤外線受信部とを有している。距離測定機構は、赤外線送信部により送信された赤外線を赤外線受信部が受信するまでの時間に基づき、グリップ電極部と載置測定部との間の距離を測定する。一般に、年齢性別によらず身長と中指指節高とは正の相関を有しており、上記距離は被測定者の中指指節高にほぼ一致している。従って、推定部は距離測定機構により測定された距離に基づき、中指指節高と身長との正の相関関係から被測定者の身長を推定することができる。体組成計算部は、推定部が推定した被測定者の身長と上記測定結果とを利用することにより、被測定者の体組成に関する値、例えば体脂肪率を求めることができる。以上より、本発明の生体データ測定器によれば、距離測定機構によりグリップ電極部と載置測定部との間の距離を測定し、当該距離にほぼ一致する被測定者の中指指節高を得て、推定部により中指指節高と正の相関を有する身長を推定し、体組成計算部により当該身長と測定されたインピーダンス等のデータとに基づき、被測定者の体組成に関する値、例えば体脂肪率を求めることができる。この結果、グリップ電極部を有するタイプの体組成計において、ユーザに身長を入力させるという面倒な作業を省くことができる生体データ測定器を提供することができるという効果がある。
以下、各実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1における生体データ測定器10の使用状態1を示す。図1において、符号11は被測定者Pが把持可能なグリップ電極部(手側測定部)、13はグリップ電極部11とコード12により接続された載置部である。生体データ測定器10ではグリップ電極部11のみでインピーダンス等のデータを測定することもできるが、グリップ電極部11および載置部13でインピーダンス等のデータを測定することが好適である。このため、以下では載置部13をデータを測定する場合を含めて載置測定部13と呼ぶ。グリップ電極部11は被測定者Pの両手用に一体に設けられ、左手用グリップ部および右手用グリップ部を有している。図1においては図面の都合上、省略しているが、左手用グリップ部は左手用通電電極と左手用測定電極とを有し、右手用グリップ部は右手用通電電極と右手用測定電極とを有している。図1では、被測定者Pの左手LHでグリップ電極部11の左手用グリップ部を把持している状態を示している。
図1において符号20は生体データ測定器10の機能を示す機能ブロックであり、生体データ測定器10は、グリップ電極部11と載置測定部13との間の距離を測定する距離測定機構21と、距離測定機構21により測定された距離に基づき、被測定者Pの人体寸法を推定する推定部24とを備えている。距離測定機構21および推定部24の機能の詳細については後述する。図1に示されるように、距離測定機構21による測定はグリップ電極部11を被測定者Pの体の前方であって且つ被測定者Pの両手(図1では左手LHのみ示す。)を除く体に触れない所定の位置で行う。所定の位置としては、例えば図1に示されるように、被測定者Pの両腕(図1では左腕LAのみ示す。)が体の中心線Rに対して角度θ程度離れ、被測定者Pの両手が体の中心線Rから距離M程度離れた位置が好適である。この理由は、グリップ電極部11が被測定者Pの両手を除く他の体の位置に触れると、左手用通電電極または右手用通電電極から当該他の体の位置へ電流が流れてしまうことを防止するためである。従って、角度θおよび距離Mは被測定者Pの両手を除く他の体の位置に触れない程度の角度および距離であればよく、両腕を上げて角度θを90゜近くにまでする必要はない。むしろ、両腕を下ろした状態でよい。
次に、距離測定機構21の機能の詳細について説明する。図1に示されるように、距離測定機構21は、グリップ電極部11に設けられた赤外線(所定の無線)を送信する赤外線送信部(送信部。点線の円で示す。)22と載置測定部13に設けられた赤外線受信部(受信部。点線の円で示す。)23とを有している。あるいは距離測定機構21は、載置測定部13に設けられた赤外線を送信する赤外線送信部22とグリップ電極部11に設けられた赤外線受信部23とを有していてもよい。すなわち、赤外線送信部22はグリップ電極部11にあっても載置測定部13にあってもよく、赤外線受信部23は載置測定部13にあってもグリップ電極部11にあってもよい。この点を図1ではグリップ電極部11と載置測定部13とに各々符号22、23と記すことにより示す。以下では、グリップ電極部11に赤外線送信部22が設けられ、載置測定部13に赤外線受信部23が設けられた場合について説明し、赤外線送信部22が載置測定部13に設けられ、赤外線受信部23がグリップ電極部11に設けられた場合についての説明は同様となるため省略する。距離測定機構21は、赤外線送信部22により送信された赤外線を赤外線受信部23が受信するまでの時間に基づき、グリップ電極部11と載置測定部13との間の距離Bを測定する。
上述した赤外線送信部22はグリップ電極部11の中央下面側に設置することが好適であるが、赤外線受信部23が赤外線を受信できる位置であれば、グリップ電極部11の他の位置に設置してもよい。赤外線送信部22が赤外線の送信を開始するのは、ユーザが生体データ測定器10の電源をオンにした時点以降が好適であり、この場合、赤外線受信部23は同時点以降に赤外線の受信を待つことになる。あるいはグリップ電極部11に赤外線送信スイッチ(不図示)を設けておき、ユーザがこの赤外線送信スイッチをオンにした時点から赤外線送信部22が赤外線の送信を開始し、赤外線受信部23はコード12を介して送られた赤外線送信スイッチのオン情報に基づき赤外線の受信を待つようにしてもよい。以上、無線として赤外線を用いて説明したが、用いられる無線は赤外線に限定されるものではなく、他の無線、例えば、免許を必要としない特定小電力無線とすることもできる。
次に、推定部24の機能の詳細について説明する。上述のように、推定部24は距離測定機構21により測定された距離Bに基づき、被測定者Pの人体寸法を推定する。以下では、被測定者Pの人体寸法は被測定者Pの身長Hであるものとする。図1に示されるように、距離Bは被測定者Pの中指指節高にほぼ一致する。一般に、中指指節高は被測定者の身長Hと関連性を有しているものと考えられる。以下では、“デジタルヒューマン研究センター”、[online]、独立行政法人産業技術総合研究所、[平成19年6月26日検索]、インターネット、<URL:http://www.dh.aist.go.jp/research/centered/anthropometry/>を適宜参照する。
図2は、中指指節高の位置を説明するための人体寸法図である。図2において、符号B23で示される立位の高さが中指指節高である。
図3は、身長と中指指節高との関係を表30で示す。表30は青年群欄31と高齢者群欄32とに分かれており、青年群欄31は男子欄31mと女子欄31fとに分かれ、高齢者群欄32は男子欄32mと女子欄32fとに分かれている。例えば、男子欄31mは身長H欄と中指指節高B23欄とを有している。女子欄31f、男子欄32mおよび女子欄32fも同様であるため、符号は省略する。表30に示されるように、年齢性別によらず身長Hと中指指節高B23とは相関を有しているため、被測定者Pの中指指節高B23を測定することにより被測定者Pの身長Hを得ることが可能である。
図4は、表30をグラフ40により示す。グラフ40において、横軸は身長H(mm)、縦軸は中指指節高B23(mm)である。グラフ40で、表30の男子欄31mの身長Hと中指指節高B23とは菱形で示され、表30の女子欄31fの身長Hと中指指節高B23とは矩形で示され、表30の男子欄32mの身長Hと中指指節高B23とは三角形で示され、表30の女子欄32fの身長Hと中指指節高B23とは×印で示されている。グラフ40に明示されているように、年齢性別によらず身長Hと中指指節高B23とは正の相関を有しているため、被測定者Pの中指指節高B23を測定することにより被測定者Pの身長Hを補間等により得ることが可能である。
以上のように、年齢性別によらず身長Hと中指指節高B23とは正の相関を有しており、距離Bは被測定者Pの中指指節高B23にほぼ一致している。従って、推定部24は距離測定機構21により測定された距離Bに基づき、中指指節高B23と身長Hとの正の相関関係から被測定者Pの身長Hを推定することができる。中指指節高B23と身長Hとの正の相関関係を示す表30またはグラフ40は、載置測定部13またはグリップ電極部11に設けられたメモリ(不図示)等に記録しておき、推定部24は距離測定機構21により測定された距離Bに基づき、これらの表30またはグラフ40を用いて適宜補間を行うことにより、被測定者Pの身長Hを得ることができる。
上述のように、グリップ電極部11および載置部13でインピーダンス等のデータを測定することができる。生体データ測定器10は、推定部24が推定した被測定者Pの身長Hと上記測定結果とを利用することにより、被測定者Pの体組成に関する値、例えば体脂肪率を求める体組成計算部25を備えている。
図1の機能ブロック20に示される機能は、ハードウェアもしくはソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実現することができる。ソフトウェアにより実現する場合、グリップ電極部11内または載置測定部13内にあるCPU等の処理部(不図示)が機能を実行することになる。載置測定部13とグリップ電極部11との間の通信はコード12を介して行われる。載置測定部13内に処理部がある場合、グリップ電極部11で測定されたインピーダンス等のデータはコード12を介して載置測定部13へ送信される。逆に、グリップ電極部11内に処理部がある場合、載置測定部13で測定されたインピーダンス等のデータはコード12を介してグリップ電極部11へ送信される。処理部は送信されたインピーダンス等のデータと推定部24により推定された被測定者Pの身長Hとに基づき、体組成計算部25により被測定者Pの体組成に関する値、例えば体脂肪率を求めることができる。以上とは別に、測定されたインピーダンス等のデータの通信も距離測定機構21と同様に、赤外線送信部22および赤外線受信部23を利用した無線の形態で行うことができる。即ち、グリップ電極部11と載置測定部13との間の通信をすべて無線の形態で行うこともできる。上述の説明では、被測定者Pの人体寸法として身長を採り上げたが、人体寸法相互の相関を示す他の表またはグラフを用いれば、距離測定機構21により他の距離を測定し、当該他の距離に基づき被測定者Pの他の人体寸法を推定させ、当該他の人体寸法に基づき、被測定者Pの体組成に関する他の値を求めることができることは勿論である。
以上より、本発明の実施例1によれば、生体データ測定器10は被測定者Pが把持可能なグリップ電極部11と、グリップ電極部11とコード12により接続された載置測定部13とを備えている。グリップ電極部11は被測定者Pの両手用に一体に設けられ、左手用グリップ部および右手用グリップ部を有している。生体データ測定器10は、グリップ電極部11と載置測定部13との間の距離を測定する距離測定機構21と、距離測定機構21により測定された距離に基づき、被測定者Pの人体寸法を推定する推定部24とを備えている。距離測定機構21による測定はグリップ電極部11を被測定者Pの体の前方であって且つ被測定者Pの両手を除く体に触れない所定の位置で行う。所定の位置としては、被測定者Pの両腕が体の中心線Rに対して角度θ程度離れ、被測定者Pの両手が体の中心線Rから距離M程度離れた位置が好適である。角度θおよび距離Mは被測定者Pの両手を除く他の体の位置に触れない程度の角度および距離であればよく、両腕を上げて角度θを90゜近くにまでする必要はない。むしろ、両腕を下ろした状態でよい。距離測定機構21は、グリップ電極部11に設けられた赤外線を送信する赤外線送信部22と載置測定部13に設けられた赤外線受信部23とを有している。赤外線送信部22はグリップ電極部11にあっても載置測定部13にあってもよく、赤外線受信部23は載置測定部13にあってもグリップ電極部11にあってもよい。距離測定機構21は、赤外線送信部22により送信された赤外線を赤外線受信部23が受信するまでの時間に基づき、グリップ電極部11と載置測定部13との間の距離Bを測定する。表30およびグラフ40に明示されているように、年齢性別によらず身長Hと中指指節高B23とは正の相関を有しており、距離Bは被測定者Pの中指指節高B23にほぼ一致している。従って、推定部24は距離測定機構21により測定された距離Bに基づき、中指指節高B23と身長Hとの正の相関関係から被測定者Pの身長Hを推定することができる。体組成計算部25は、推定部24が推定した被測定者Pの身長Hと上記測定結果とを利用することにより、被測定者Pの体組成に関する値、例えば体脂肪率を求めることができる。以上より、距離測定機構21によりグリップ電極部11と載置測定部13との間の距離Bを測定し、距離Bにほぼ一致する被測定者Pの中指指節高B23を得て、推定部24により中指指節高B23と正の相関を有する身長Hを推定し、体組成計算部25により身長Hと測定されたインピーダンス等のデータとに基づき、被測定者Pの体組成に関する値、例えば体脂肪率を求めることができる。この結果、グリップ電極部11を有するタイプの体組成計において、ユーザに身長を入力させるという面倒な作業を省くことができる生体データ測定器10を提供することができる。
図5は、本発明の実施例2における生体データ測定器10’の使用状態2を示す。図5で図1と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。本実施例2における生体データ測定器10’が実施例1における生体データ測定器10と異なる主要な第1の点は、図5に示されるように、グリップ電極部11が被測定者Pの各手用に左手用グリップ電極部11Lと右手用グリップ電極部11Rと別個に設けられている点にある。載置測定部13’は、左手用グリップ電極部11Lとコード12Lにより接続され、右手用グリップ電極部11Rとコード12Rにより接続されている。
本実施例2における生体データ測定器10’が実施例1における生体データ測定器10と異なる主要な第2の点は、図5に示されるように、距離測定機構21の測定が左手用グリップ電極部11Lと右手用グリップ電極部11Rとを各々被測定者Pの体の周囲であって且つ被測定者Pの両手(左手LHおよび右手RH)を除く体に触れない所定の位置で行う点にある。所定の位置としては、例えば図5に示されるように、被測定者Pの両腕(左腕LAおよび右腕RA)が体の中心線Rに対して各々角度α程度離れ、被測定者Pの両手(左手LHおよび右手RH)が体の中心線Rから各々距離MLおよびMR程度離れた位置が好適である。この理由は実施例1と同様である。所定の位置は被測定者Pの体の左右真横であることが好適である。しかし、左手用グリップ電極部11Lと右手用グリップ電極部11Rとは各々被測定者Pの体の左右斜め前方、左右斜め後方、後方等の任意の位置に置いてもよい。あるいは所定の位置として、左手用グリップ電極部11Lが被測定者Pの体の左斜め前方であり、右手用グリップ電極部11Rが被測定者Pの体の右斜め後方等の任意の組合せであってもよい。
図5に示されるように、距離測定機構21が有する赤外線送信部22は左手用赤外線送信部22Lと右手用赤外線送信部22Rとに分かれ、赤外線受信部23は左手用赤外線受信部23Lと右手用赤外線受信部23Rとに分かれている。実施例1と同様に、左手用赤外線送信部22Lはグリップ電極部11Lにあっても載置測定部13’にあってもよく、左手用赤外線受信部23Lは載置測定部13’にあっても左手用グリップ電極部11Lにあってもよい。この点を図5ではグリップ電極部11Lと載置測定部13’とに各々符号22L、23Lと記すことにより示す。距離測定機構21は、左手用赤外線送信部22Lにより送信された赤外線を左手用赤外線受信部23Lが受信するまでの時間に基づき、左手用グリップ電極部11Lと載置測定部13’との間の距離Bを測定する。右手用赤外線送信部22Rおよび右手用赤外線受信部23Rに関しても同様であるため説明は省略する。距離測定機構21は左手用グリップ電極部11Lと載置測定部13’との間の距離を距離Bとしてもよく、右手用グリップ電極部11Rと載置測定部13’との間の距離を距離Bとしてもよい。両距離の平均値を距離Bとしてもよい。その他の点に関する距離測定機構21の機能は実施例1と同様であるため、説明は省略する。
推定部24が距離測定機構21により測定された上記距離Bに基づき、被測定者Pの身長Hを推定する点、体組成計算部25が推定部24により推定された被測定者Pの身長Hと左手用グリップ電極部11L等により測定されたインピーダンス等のデータとを利用して、被測定者Pの体組成に関する値、例えば体脂肪率を求める点は実施例1と同様であるため、説明は省略する。
載置測定部13’と左手用グリップ電極部11Lとの間の通信はコード12Lを介して行われ、載置測定部13’と右手用グリップ電極部11Rとの間の通信はコード12Rを介して行われる。載置測定部13’内に実施例1で説明した処理部がある場合、左手用グリップ電極部11Lで測定されたインピーダンス等のデータはコード12Lを介して載置測定部13’へ送信され、右手用グリップ電極部11Rで測定されたインピーダンス等のデータはコード12Rを介して載置測定部13’へ送信される。一方、左手用グリップ電極部11L内に処理部がある場合、載置測定部13’で測定されたインピーダンス等のデータはコード12Lを介して左手用グリップ電極部11Lへ送信され、右手用グリップ電極部11Rで測定されたインピーダンス等のデータはコード12Rを介して載置測定部13’へ送信された後、コード12Lを介して左手用グリップ電極部11Lへ送信される。右手用グリップ電極部11R内に処理部がある場合も同様であるため説明は省略する。いずれに処理部がある場合でも、処理部は送信されたインピーダンス等のデータと推定部24により推定された被測定者Pの身長Hとに基づき、体組成計算部25により被測定者Pの体組成に関する値、例えば体脂肪率を求めることができる。以上とは別に、測定されたインピーダンス等のデータの通信も距離測定機構21と同様に、左手用赤外線送信部22Lおよび左手用赤外線受信部23L、右手用赤外線送信部22Rおよび右手用赤外線受信部23Rを利用した無線の形態で行うことができる。即ち、左手用グリップ電極部11Lと載置測定部13’との間の通信および右手用グリップ電極部11Rと載置測定部13’との間の通信をすべて無線の形態で行うこともできる。左右いずれかのグリップ電極部11L、11Rと載置測定部13’との間の通信を無線で行い、残りの左右いずれかのグリップ電極部11L、11Rと載置測定部13’との間の通信をコード12L、12Rで行うこともできる。
以上より、本発明の実施例2によれば、グリップ電極部11は被測定者Pの各手用に左手用グリップ電極部11Lと右手用グリップ電極部11Rと別個に設けられている。載置測定部13’は、左手用グリップ電極部11Lとコード12Lにより接続され、右手用グリップ電極部11Rとコード12Rにより接続されている。距離測定機構21の測定は左手用グリップ電極部11Lと右手用グリップ電極部11Rとを各々被測定者Pの体の周囲であって且つ被測定者Pの両手(左手LHおよび右手RH)を除く体に触れない所定の位置で行う。所定の位置としては、被測定者Pの両腕(左腕LAおよび右腕RA)が体の中心線Rに対して各々角度α程度離れ、被測定者Pの両手(左手LHおよび右手RH)が体の中心線Rから各々距離MLおよびMR程度離れた位置が好適であり、被測定者Pの体の左右真横であることが好適である。距離測定機構21が有する赤外線送信部22は左手用赤外線送信部22Lと右手用赤外線送信部22Rとに分かれ、赤外線受信部23は左手用赤外線受信部23Lと右手用赤外線受信部23Rとに分かれている。距離測定機構21は、例えば、左手用赤外線送信部22Lにより送信された赤外線を左手用赤外線受信部23Lが受信するまでの時間に基づき、左手用グリップ電極部11Lと載置測定部13’との間の距離Bを測定する。載置測定部13’、左手用グリップ電極部11Lまたは右手用グリップ電極部11Rのいずれに処理部がある場合でも、処理部は送信されたインピーダンス等のデータと推定部24により推定された被測定者Pの身長Hとに基づき、体組成計算部25により被測定者Pの体組成に関する値、例えば体脂肪率を求めることができる。このため、グリップ電極部11が左手用グリップ電極部11Lと右手用グリップ電極部11Rと別個に設けられた場合でも、実施例1と同様にグリップ電極部11L、11Rを有するタイプの体組成計において、ユーザに身長を入力させるという面倒な作業を省くことができる生体データ測定器10’を提供することができる。
本発明の活用例として、グリップ電極部11を有する体組成計等への適用が挙げられる。
本発明の実施例1における生体データ測定器10の使用状態1を示す図である。 中指指節高の位置を説明するための人体寸法図である。 身長と中指指節高との関係を示す表30である。 表30を示すグラフ40である。 本発明の実施例2における生体データ測定器10’の使用状態2を示す図である。
符号の説明
1、2 生体データ測定器10、10’の使用状態、 10、10’ 生体データ測定器、 11、11L、11R グリップ電極部、 12、12L、12R コード、 13、13’ 載置測定部、 20 機能ブロック、 21 距離測定機構、 22、22L、22R 赤外線送信部、 23、23L、23R 赤外線受信部、 24 推定部、 25 体組成計算部、 30 表、 31 青年群欄、 31m、32m 男子欄、 31f、32f 女子欄、32 高齢者群欄、 40 グラフ。

Claims (2)

  1. 被測定者が把持可能な手側測定部であって被測定者の両手用に一体に設けられたものと、該手側測定部に接続された載置部とを有する生体データ測定器であって、
    前記手側測定部と前記載置部との間の距離を、前記手側測定部を被測定者の体の前方であって且つ被測定者の手を除く体に触れない略腕を下した状態で測定する距離測定機構と、
    前記距離測定機構により測定された距離を被測定者の中指指節高と近似し、該中指指節高と身長との相関に基づき、被測定者の身長を推定する推定部とを備え
    前記距離測定機構は、前記手側測定部に設けられた所定の無線を送信する送信部及び前記載置部に設けられた該無線の受信部、又は該載置部に設けられた所定の無線を送信する送信部及び該手側測定部に設けられた該無線の受信部を有し、該送信部により送信された無線を該受信部が受信するまでの時間に基づき、該手側測定部と該載置部との間の距離を測定することを特徴とする生体データ測定器
  2. 請求項1記載の生体データ測定器において、前記推定部が推定した被測定者の身長に基づき被測定者の体組成に関する値を求める体組成計算部をさらに備えたことを特徴とする生体データ測定器。
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