JP5225630B2 - 分解性粒子及び関連する方法 - Google Patents
分解性粒子及び関連する方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5225630B2 JP5225630B2 JP2007193897A JP2007193897A JP5225630B2 JP 5225630 B2 JP5225630 B2 JP 5225630B2 JP 2007193897 A JP2007193897 A JP 2007193897A JP 2007193897 A JP2007193897 A JP 2007193897A JP 5225630 B2 JP5225630 B2 JP 5225630B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- poly
- degradable
- particles
- degradable polymer
- solvent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Description
本出願は、2006年7月25日に出願された米国出願第11/492,642号の一部継続出願であり、その全ての開示が参照により援用される。
本発明は、一般に、分解性粒子を製造するための方法及び地下への応用におけるこのような分解性粒子の使用に関連した方法に関する。
本発明は、一般に、分解性粒子を製造するための方法及び地下への応用におけるこのような分解性粒子の使用に関連した方法に関する。
本発明の特徴及び利点は、以下に続く実施態様の記述を読むことにより、当業者には容易に明らかであろう。
本発明は、一般に、分解性粒子を製造するための方法及び地下への応用におけるこのような分解性粒子の使用に関連した方法に関する。本発明の方法及び組成物によって提供される多くの利点のうちの1つは、界面活性物質及び/又は複数の溶媒を用いずに、本発明の分解性粒子を作製する能力である。加えて、もう一つの利点は、本発明の分解性粒子は、健康及び環境の懸念をもたらし得るハロゲン化溶媒を用いずに作製し得ることである。
地下への応用のもう一つの例において、分解性粒子は、地下地層内の流体を分流するために使用してもよい。
もう一つの例において、分解性粒子は、濾過ケークにおける自己分解する結合剤として使用してもよい。
もう一つの例において、分解性粒子は、地下地層における表面を洗浄又は切断することと組み合わせて使用してもよい。
本発明の分解性粒子は、100グラム(「g」)の非晶質ポリ(乳酸)を1000ミリリットル(「mL」)のメタノール中に置くことによって作製した。次いで、生じる溶液を110°F以下まで撹拌しながら加熱し、およそ3時間保持してポリ(乳酸)を可塑化させた。その後、メタノールを傾瀉して、可塑化したポリ(乳酸)を放置し、次いで500mLのメタノールを可塑化されたポリ(乳酸)に添加した。次いで、溶液を、大型スクリーンをもつSilverson L4RT-A Lab Mixerにおいて、5500rpmにておよそ5分間、7000rpmにて10分及び最後に9500rpmにて10分間剪断した。次いで、生じる分解性粒子を、これらを溶液の底面に定着させて、メタノールを傾瀉することによって収集した。作製した粒子のメジアン粒子径は、およそ164μmであった。
本発明の分解性粒子は、100グラム(「g」)の結晶性ポリ(乳酸)を1000ミリリットル(「mL」)の淡水に置くことによって作製した。次いで、溶液を、およそ0.056インチの穴径を有する大型スクリーンを備えたSilverson L4RT-A Lab Mixerにおいて、5500rpmにておよそ5分間及び7000rpmにて10分間剪断した。次いで、 Lab Mixerの大きなスクリーンをおよそ0.015インチの穴径を有する小さなスクリーンに置き換えて、溶液を9500にて25〜30分間剪断した。次いで、生じる分解性粒子を、これらを溶液の底面に定着させて、水を傾瀉することによって収集した。作製した粒子のメジアン粒子径は、およそ30μmであった。
Claims (19)
- 分解性重合体及び1つの溶媒を提供する工程であって、該溶媒が、淡水、塩水、鹹水、海水及びこれらの組み合わせからなる群より選択される水溶液を含む工程と;
前記分解性重合体と前記溶媒とを合わせて分解性重合体組成物を形成する工程と;
前記分解性重合体を少なくとも部分的に可塑化させる工程と;
分解性粒子を形成し始めるように、十分な剪断を前記分解性重合体組成物に対して適用する工程と;及び
前記分解性粒子の少なくとも一部を地下用途に使用して、該地下地層内の流体を分流する工程、
を含む方法。 - 前記溶媒がハロゲン化されていない、請求項1記載の方法。
- 前記分解性重合体を少なくとも部分的に可塑化させる工程が、前記分解性重合体組成物を撹拌する工程及び/又は加熱する工程をさらに含む、請求項1記載の方法。
- 前記十分な剪断を適用する工程が、毎分5000回転数の量で剪断を適用する工程を含む、請求項1記載の方法。
- 前記分解性重合体が:脂肪族ポリエステル;ポリ(ラクチド);ポリ(グリコリド);ポリ(ε-カプロラクトン);ポリ(ヒドロキシエステルエーテル);ポリ(ヒドロキシブチレート);ポリ(無水物);ポリカーボネート;ポリ(オルソエステル);ポリ(アミノ酸);ポリ(エチレンオキサイド);ポリ(ホスファゼン);ポリエーテルエステル;ポリエステルアミド;ポリアミド;及びこれらの共重合体、組み合わせからなる群より選択される、請求項1記載の方法。
- 前記分解性重合体がポリ(乳酸)、ポリ(無水物)、ポリ(オルソエステル)及びポリ(ラクチド)-コ-ポリ(グリコリド)共重合体からなる群より選択される脂肪族ポリエステルである、請求項1記載の方法。
- 前記溶媒が以下の少なくとも1つ、すなわち:メタノール;エタノール;炭酸プロピレン;プロピレングリコール;ポリエチレングリコール;イソプロパノール;多価アルコール;グリセロールポリエチレンオキシド;オリゴマー乳酸;クエン酸エステル;クエン酸トリブチルオリゴマー;クエン酸トリエチル;クエン酸アセチルトリブチル;クエン酸アセチルトリエチル;グルコースモノエステル;部分脂肪酸エステル;PEG モノラウレート;トリアセチン;ポリ(e-カプロラクトン);ポリ(ヒドロキシブチレート);グリセリン-1-ベンゾアート-2,3-ジラウレート;グリセリン-2-ベンゾアート-1,3-ジラウレート;ビス(ブチルジエチレングリコール)アジパート;エチルフタリルエチルグリコレート;グリセリンジアセタートモノカプリレート;ジアセチルモノアシルグリセロール;ポリプロピレングリコール;ポリ(プロピレングリコール)ジベンゾアート、ジプロピレングリコールジベンゾアート;エチルフタリルエチルグリコレート;ポリ(エチレンアジパート)ジステアレート;ジ-イソ-ブチルアジパート;及びこれらの組み合わせをさらに含む、請求項1記載の方法。
- 前記溶媒が容積の10%〜50%の範囲の量で前記分解性重合体組成物中に存在する、請求項1記載の方法。
- 前記分解性粒子の少なくとも一部を、粘性をもたせた処理流体内に取り込む工程をさらに含み、該分解性粒子は、該粘性をもたせた処理流体の粘性を減少させることが可能である、請求項1記載の方法。
- 前記分解性粒子の少なくとも一部をグラベルパック内に取り込む工程をさらに含む、請求項1記載の方法。
- 請求項1記載の方法であって、前記分解性粒子の少なくとも一部を濾過ケーク内に取り込む工程をさらに含み、前記分解性粒子の少なくとも一部は、前記濾過ケークにおいて分解可能な結合剤として作用することができる方法。
- 前記分解性粒子の少なくとも一部を、水硬性セメント及び水を含むセメント組成物中に置くことをさらに含む、請求項1記載の方法。
- 前記分解性粒子の少なくとも一部を、プロップ剤粒子を含む破砕流体内に取り込む工程と;前記プロップ剤粒子の一部により、地下地層の割裂内に少なくとも複数の前記分解性粒子を含むプロップ剤マトリックスを形成させる工程と;及び前記分解性粒子を、前記プロップ剤マトリックス中に少なくとも1つの空隙を形成するように分解させる工程とをさらに含む、請求項1記載の方法。
- 前記分解性粒子の少なくとも一部を処理流体内に取り込む工程をさらに含む、請求項1記載の方法。
- 前記分解性重合体が:脂肪族ポリエステル;ポリ(ラクチド);ポリ(グリコリド);ポリ(ε-カプロラクトン);ポリ(ヒドロキシエステルエーテル);ポリ(ヒドロキシブチレート);ポリ(無水物);ポリカーボネート;ポリ(オルソエステル);ポリ(アミノ酸);ポリ(エチレンオキサイド);ポリ(ホスファゼン);ポリエーテルエステル;ポリエステルアミド;ポリアミド;及びこれらの共重合体、組み合わせからなる群より選択される、請求項14記載の方法。
- 前記分解性重合体がポリ(乳酸)、ポリ(無水物)、ポリ(オルソエステル)及びポリ(ラクチド)-コ-ポリ(グリコリド)共重合体からなる群より選択される脂肪族ポリエステルである、請求項14記載の方法。
- 分解性重合体及び1つの溶媒を提供する工程であって、該溶媒が、淡水、塩水、鹹水、海水及びこれらの組み合わせからなる群より選択される水溶液を含む工程と;
前記分解性重合体と前記溶媒とを合わせて分解性重合体組成物を形成する工程と;
前記分解性重合体を少なくとも部分的に可塑化させる工程と;
分解性粒子を形成し始めるように、十分な剪断を前記分解性重合体組成物に対して適用する工程と;
前記分解性粒子の少なくとも一部をグラベルパック組成物内に取り込む工程と;及び
前記分解性粒子を分解させる工程、
を含む、分解性粒子を地下用途に使用する方法。 - 前記分解性重合体が:脂肪族ポリエステル;ポリ(ラクチド);ポリ(グリコリド);ポリ(ε-カプロラクトン);ポリ(ヒドロキシエステルエーテル);ポリ(ヒドロキシブチレート);ポリ(無水物);ポリカーボネート;ポリ(オルソエステル);ポリ(アミノ酸);ポリ(エチレンオキサイド);ポリ(ホスファゼン);ポリエーテルエステル;ポリエステルアミド;ポリアミド;及びこれらの共重合体、組み合わせからなる群より選択される、請求項17記載の方法。
- 前記溶媒が以下の少なくとも1つ、すなわち:メタノール;エタノール;炭酸プロピレン;プロピレングリコール;ポリエチレングリコール;イソプロパノール;多価アルコール;グリセロールポリエチレンオキシド;オリゴマー乳酸;クエン酸エステル;クエン酸トリブチルオリゴマー;クエン酸トリエチル;クエン酸アセチルトリブチル;クエン酸アセチルトリエチル;グルコースモノエステル;部分脂肪酸性エステル;PEG モノラウレート;トリアセチン;ポリ(e-カプロラクトン);ポリ(ヒドロキシブチレート);グリセリン-1-ベンゾアート-2,3-ジラウレート;グリセリン-2-ベンゾアート-1,3-ジラウレート;ビス(ブチルジエチレングリコール)アジパート;エチルフタリルエチルグリコレート;グリセリンジアセタートモノカプリレート;ジアセチルモノアシルグリセロール;ポリプロピレングリコール;ポリ(プロピレングリコール)ジベンゾアート、ジプロピレングリコールジベンゾアート;エチルフタリルエチルグリコレート;ポリ(エチレンアジパート)ジステアレート;ジ-イソ-ブチルアジパート;及びこれらの組み合わせをさらに含む、請求項17記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007193897A JP5225630B2 (ja) | 2007-07-25 | 2007-07-25 | 分解性粒子及び関連する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007193897A JP5225630B2 (ja) | 2007-07-25 | 2007-07-25 | 分解性粒子及び関連する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009114220A JP2009114220A (ja) | 2009-05-28 |
JP5225630B2 true JP5225630B2 (ja) | 2013-07-03 |
Family
ID=40781729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007193897A Expired - Fee Related JP5225630B2 (ja) | 2007-07-25 | 2007-07-25 | 分解性粒子及び関連する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5225630B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002173535A (ja) * | 2000-12-05 | 2002-06-21 | Unitika Ltd | 生分解性ポリエステル樹脂水分散体の製造方法 |
JP2002241629A (ja) * | 2001-02-16 | 2002-08-28 | Unitika Ltd | 生分解性樹脂系水分散体及びこれを塗布してなる塗工物 |
-
2007
- 2007-07-25 JP JP2007193897A patent/JP5225630B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009114220A (ja) | 2009-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8329621B2 (en) | Degradable particulates and associated methods | |
US20080026960A1 (en) | Degradable particulates and associated methods | |
US20080026959A1 (en) | Degradable particulates and associated methods | |
US8598092B2 (en) | Methods of preparing degradable materials and methods of use in subterranean formations | |
US20080026955A1 (en) | Degradable particulates and associated methods | |
US20060169450A1 (en) | Degradable particulate generation and associated methods | |
US20090062157A1 (en) | Methods and compositions related to the degradation of degradable polymers involving dehydrated salts and other associated methods | |
US20060172895A1 (en) | Degradable particulate generation and associated methods | |
US20070298977A1 (en) | Degradable particulate generation and associated methods | |
RU2681170C1 (ru) | Способ добычи полезных ископаемых с использованием гидролизующихся частиц | |
US20060172894A1 (en) | Degradable particulate generation and associated methods | |
CA2872202C (en) | Polyglycolic acid resin short fibers for use in well treatment fluid | |
EP2748275B1 (en) | Methods of fluid loss control, diversion, and sealing using deformable particulates | |
KR101738470B1 (ko) | 폴리락트산 스테레오컴플렉스, 그 제조 방법 및 폴리락트산 수지용 핵제 | |
WO2013161755A1 (ja) | ポリグリコール酸樹脂短繊維及び坑井処理流体 | |
AU2010240745B2 (en) | Methods and composition relating to the chemical degradation of degradable polymers | |
EA020082B1 (ru) | Композиция полимерного предшественника кислоты для обработки подземных пластов | |
RU2607564C1 (ru) | Дисперсионная жидкость для бурения и способ добычи полезных ископаемых с помощью дисперсионной жидкости | |
WO2014065975A1 (en) | Wellbore servicing materials and methods of making and using same | |
RU2627060C2 (ru) | Дисперсионная жидкость для бурения и способ добычи полезных ископаемых с помощью дисперсионной жидкости | |
WO2013162002A1 (ja) | ポリエステル樹脂組成物およびその成形体 | |
JP2016147971A (ja) | 加水分解性粒子 | |
JP5946536B2 (ja) | 水性分散液およびフラクチャリング作業用添加剤 | |
CN107108865B (zh) | 聚草酸酯共聚物 | |
JP5225630B2 (ja) | 分解性粒子及び関連する方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100601 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120510 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120605 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20120831 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20120905 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130313 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |