JP5225622B2 - 地下タンクの漏洩検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、地下タンクに貯蔵された液体の洩れの有無を検査する地下タンクの漏洩検査装置に係り、特に地下タンク内の気相部からの洩れを検知するのに好適な地下タンクの漏洩検査装置に関する。
従来、ガソリンをはじめとする燃料油等の危険物を地下タンクに貯蔵する貯蔵所等においては、地下タンクからの燃料油等の漏洩による土壌汚染,火災事故等の予防のために、地下タンクの気密漏洩検査を定期的に行うことが、法令により義務付けられている。
地下に埋設され、内部に燃料油等の危険物を貯蔵する地下タンクの気密漏洩検査に関しては、液を貯蔵したままで気密漏洩検査を行う場合、地下タンク内の空間部分である気相部と、燃料油等の液が貯蔵された部分である液相部との双方について、それぞれ漏洩検査を行うことが義務付けられている。
地下タンク内の気相部の気密漏洩検査は、例えば、大気圧に対し、気相部の圧力状態を所定の微加圧状態P(2kPa)にして地下タンクを密閉保持し、その後の気相部の圧力変化から漏洩の有・無を判定する微加圧検査の場合、次に述べるような手順で行われる。
図10は、微加圧検査についての説明図である。
まず、漏洩検査装置に含まれる圧力計測機器や加圧装置等の機器調整等を行う。そして、圧力計測機器を地下タンク内の気相部に接続するとともに、微加圧装置を地下タンク内の気相部に接続する。そして、地下タンクと連通しているその他の接続部、例えば、液面計や検知口等の開口部分を閉塞して、地下タンクを外部に対して密閉状態にする。
それから、この密閉状態にした地下タンク内の気相部の圧力状態を、所定時間(5分間以上)監視し、地下タンク内,地下タンクに連通する配管内の雰囲気が安定状態(平衡状態)になっていることを確認する。
この確認後、高圧の封入ガス(窒素ガス)を供給するための加圧装置の供給操作、及びこの加圧装置に接続されている開閉弁の開弁操作を行い、地下タンク内の気相部へ封入ガスの封入を開始し、地下タンク内の気相部の加圧を開始する(図10、T)。
地下タンク内の気相部に対しての封入ガスによる加圧開始後は、地下タンク内の気相部の圧力状態を圧力計測機器の測定出力によって監視する。必要に応じて、開閉弁の開弁量を調整しながら、概ね気相部(空間容積)1m当たり1分間以上の時間をかけるようにして、地下タンク内の気相部へ封入ガスを徐々に封入していく。これにより、地下タンク内の気相部の圧力は、所定の検査圧力値Pになるように加圧されていく(図10、T)。
地下タンク内の気相部の圧力が検査圧力値P近くでは、この気相部の圧力が検査圧力値Pに対して過加圧にならないように、開閉弁の開弁量を調整操作して、さらに徐々に加圧していく(図10、T)。
その後、圧力計測機器の測定出力が検査圧力値Pに達したならば、開閉弁を閉弁操作して封入ガスの封入を停止し、地下タンク内の気相部の気密を保って、加圧装置を地下タンクから切り離す(図10、T)。
その後、検査対象の地下タンクの容量等に基づき予め定められている検査測定時間(例えば、30分)の間、圧力計測機器の測定出力に基づいて、検査圧力値Pに加圧され密閉された地下タンク内の気相部の圧力の経時圧力変化を監視し、その経時圧力変化(この場合は、圧力減少変化)の状態に基づいて地下タンク内の気相部の漏洩判定を行う(図10、T)。
例えば、検査対象の地下タンクの容量が10kL以下である場合は、この経時圧力変化の状態に基づく地下タンク内の気相部の漏洩判定処理は、式(1),式(2)に示すようにして行われ、式(2)を満たす場合は、「地下タンクは異常なし(地下タンク内の気相部の漏洩はなし)」と判定するようになっている。
・ ΔP=P15−P30 式(1)
15:検査圧力値Pに加圧されてから、15分経過後の地下タンク内の気相 部の圧力
30:検査圧力値Pに加圧されてから、30分経過後の地下タンク内の気相 部の圧力
・ (ΔP/P)×100≦2〔%〕 式(2)
なお、ここでは説明省略したが、地下タンク内の気相部の圧力状態を大気圧に対して所定の減圧状態(2kPaの負圧状態)にして地下タンクを密閉保持し、その後の地下タンク内の気相部の経時圧力変化から漏洩の有・無を判定する微減圧検査の場合は、微加圧装置に代えて微減圧装置を用い、地下タンクの気相部を所定の検査圧力値P’(ただし、この場合、検査圧力値P’は負圧値である)にする。その際も、減圧装置及び開閉弁を操作作業する点では、微加圧検査の場合と変わりない。
特開平8−198398号公報
ところで、上述した如くの従来の漏洩検査では、微加圧検査における地下タンクの検査圧力値Pまでの微加圧工程にしろ、微減圧検査における検査圧力値P’までの微減圧工程にしろ、その圧力調整作業が面倒であった。
作業者は、圧力計測機器を監視しながら、給気路(排気路)途中に設けられた開閉弁を操作して、地下タンク内の気相部の圧力が検査圧力値P(P’)に保持されるように、加圧調整(減圧調整)する。
しかしながら、地下タンク形状,タンクに連通した配管配置,圧力計測機器の配置等は、検査対象の地下タンク毎に異なり、さらに、気相部の容量等は、検査の都度、異なっている。そのため、地下タンク内の気相部の圧力を検査圧力値P(P’)に設定保持する作業は、このような検査環境に対する考慮も必要になり、熟練を要する面倒な作業であった。
その一方で、漏洩検査装置は、微加圧検査にしろ、微減圧検査にしろ、地下タンク内の気相部の圧力が所定の検査圧力値P(P’)、又はその近傍の所定値になったならば、その経時圧力変化を測定し始め、その測定結果に基づいて、地下タンク内の気相部についての漏洩判定処理を行う制御構成になっていた。
この結果、地下タンク内の気相部の上述した微加圧調整作業又は微減圧調整作業の仕方によって、例えば、開閉弁を検査圧力値P(P’)になっていないにもかかわらず早めに閉弁してしまったような場合や、また圧力計測機器による測定値が検査圧力値になったとき開閉弁を閉弁操作してもその操作遅れが生じたような場合には、地下タンク内の気相部の圧力状態に、検査圧力値P(P’)に対する過不足が生じてしまう。
このような場合、漏洩検査装置は、地下タンク内の気相部の圧力に検査圧力値P,P’に過不足が生じているため正確な漏洩判定が行えない、と判断し、既に開始した漏洩判定処理を途中で強制終了してしまう等のケースがあった。
そして、漏洩検査装置の漏洩判定処理の強制終了が生じた場合は、作業者は、地下タンク内の気相部の上述した微加圧調整作業又は微減圧調整作業を、最初からやり直してから、漏洩検査装置の漏洩判定処理を実行させなければならないため、検査作業時間が長時間化し、検査作業のスループットの向上がはかれなかった。
本発明は、上述した問題点を鑑みなされたものであって、地下タンク内の気相部の検査圧力値に対する微加圧調整作業又は微減圧調整作業を、作業者が容易かつ確実に行えるようにするとともに、検査作業時間の長時間化を抑制して、検査作業のスループットの向上がはかれるようにした漏洩検査装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の地下タンクの漏洩検査装置は、圧力計測機器による地下タンク内の気相部の圧力の測定値が、検査圧力値に対応した所定圧力にいたった時点で、漏洩判定処理を開始する前に、漏洩判定処理に移行できるか否かの判定を行えるようにしたことを、第1の特徴とする。
また、本発明の地下タンクの漏洩検査装置は、検査対象の地下タンク毎、又は検査の都度毎に異なる加圧又は減圧調整作業状況を考慮して、開閉手段の最適開・閉作動量を案内できるようしたことを、第2の特徴とする。
そのために、本発明の地下タンクの漏洩検査装置は、地下タンクに接続され、地下タンク内の圧力状態を加圧状態又は減圧状態にする加圧/減圧手段と;地下タンクと該加圧/減圧手段との間の連通路に設けられ、当該連通路を連通・遮断する開閉手段と; 地下タンク内の圧力を計測する圧力計測手段と;前記加圧/減圧手段の作動及び前記開閉手段の開作動によって加圧又は減圧され、その後の前記開閉手段の閉作動によって所定の加圧値又は減圧値からなる検査圧力に密閉保持された地下タンク内の当該密閉保持後の経時圧力変化を前記圧力計測手段の計測出力に基づき監視し、当該経時圧力変化の状態に基づいて地下タンクの漏洩判定を行う漏洩検査手段と;を備えた地下タンクの漏洩検査装置であって、前記所定の検査圧力値を範囲内に含む、下限加圧値及び上限加圧値、又は下限減圧値及び上限減圧値によって規定される確認圧力範囲を記憶する記憶手段と;前記加圧/減圧手段の作動及び前記開閉手段の開・閉作動による、前記所定の検査圧力に対する地下タンク内の圧力調整過程で、地下タンク内の圧力が確認圧力範囲の上限加圧値/上限減圧値よりも小さい当該範囲内の第1の閾値を超えたことを検出する圧力確認検出手段と;該圧力確認検出手段の検出時からの経過時刻を計時する計時手段と;該計時手段の計時に基づいて、前記圧力確認検出手段の検出時からの経過時刻が予め定められた予備判定時間になったことを検出する予備判定時間検出手段と;該予備判定時間検出手段による予備判定時間の検出時に、地下タンク内の圧力が確認圧力範囲内にあるか否かを判定する検査開始予備判定手段と;前記計時手段の計時に基づいて、該検査開始予備判定手段による確認圧力範囲内の判定時からの経過時刻が予め定められた検査開始判定時間になったことを検出する検査開始判定手段と;該検査開始判定手段による検査開始判定時間の検出時に、地下タンク内の圧力が確認圧力範囲内で、当該範囲内の加圧値又は減圧値からなる第2の閾値以上になっているか否かに基づいて、検査開始可・否を判定する検査開始可否判定手段と;を備え、前記漏洩検査手段は、前記検査開始可否判定手段からの検査開始可の判定出力によって、漏洩判定のための地下タンク内の経時圧力変化の監視を開始することを特徴とする。
また、本発明の地下タンクの漏洩検査装置は、さらに、作業進行状態を画面表示する状態表示手段と;前記圧力計測手段計測される地下タンク内の圧力に基づいて、現在の地下タンク内の圧力状態に対応した前記開閉手段の最適開・閉作動量を演算する最適開・閉作動量演算手段と;を備え、前記状態表示手段には、圧力調整過程状態の画面表示として、前記圧力計測手段計測される地下タンク内の圧力に基づいた圧力調整過程における圧力変化状態と;前記最適開・閉作動量演算手段によって演算される前記開閉手段の最適開・閉作動量と;が、グラフ表示されることを特徴とする。
本発明によれば、地下タンク内の液相部の圧力上昇又は圧力下降状況と、第1,第2の閾値との比較において、漏洩検査装置は、漏洩判定処理を開始する前に、事前に漏洩判定処理を開始してよいか否かを判定することができ、漏洩判定処理を開始できないと判定した場合には、漏洩判定処理は開始されないので、地下タンク内の気相部の微加圧調整作業又は微減圧調整作業を速やかに続けてやり直すことができ、また、地下タンクの密閉部分の密閉状態の確認処理や他の詳細検査処理への移行も可能になるので、検査作業時間の長時間化を抑制し、検査作業のスループットの向上がはかれる。
また、本発明によれば、さらに、作業進行状態を画面表示する状態表示手段に、地下タンク内の気相部の微加圧調整作業又は微減圧調整作業の実行中に、現在の地下タンク内の圧力状態に対応した開閉手段の最適開・閉作動量を案内表示することができるので、作業者は、この案内表示された最適開・閉作動量に習って開閉手段を作動操作することにより、検査環境状態についての細かい配慮なしに、微加圧調整作業又は微減圧調整作業をやり直すことなく、地下タンクの気相部の圧力を正確に検査圧力値に設定保持することができる確率が高まり、微加圧調整作業又は微減圧調整作業が容易になる。
以下、本発明の地下タンクの漏洩検査装置に係り、その実施の形態について、図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る地下タンクの漏洩検査装置を用いた漏洩検査システムの構成図である。
この漏洩検査システムは、本発明の一実施の形態に係る漏洩検査装置1を、車両等に燃料を供給するための給油所の地下タンク10の漏洩検査装置に適用した例を示す。
図1において、地下タンク10は地中に埋設されており、地下タンク10には、吸引管11、注油管13、通気管15、及び計量管17が接続されている。
吸引管11は、地下タンク10内に貯留されている燃料を計量機60に供給するためのものであって、地下タンク10内の液相部Lに連通し、その途中には逆止弁12が設けられている。
注入管13は、タンクローリ車のタンク等から地下タンク10内へ燃料を供給するためのものであって、タンクローリ車からの燃料注入を受けない通常時は、その注油口14が密封されている。
通気管15は、計量機60内部のポンプ(図示せず)による地下タンク10からの燃料吸引時やタンクローリ車から地下タンク10への燃料注入時のような、地下タンク10内で圧力変化が起きるような場合でも、地下タンク10内の圧力を大気圧に保つようにするものであって、その途中には開閉バルブ16が設けられている。この開閉バルブ16は漏洩検査を行う時に閉弁操作される。
計量管17は、日常点検時に地下タンク10内の残存燃料量を計測するための検尺棒が挿入されるもので、通常その挿入口は蓋封されている。この計量管17は後述する検出継手40を地下タンク10に接続するために利用される。
次に、検査部20の構成について説明する。
本例の場合、検査部20には、検査方法に応じて、微減圧検査手段21、微加圧検査手段22、加圧検査手段23が備えられており、これらの中のいずれかの検査手段が、開閉弁30,検出継手40を介して、計量管17に接続されるようになっている。なお、これら微減圧検査手段21,微加圧検査手段22,加圧検査手段23と、計量管17との間の連通接続は、通常はなされておらず、地下タンク10の漏洩検査時に作業者が手作業で行うようになっている。
微減圧検査手段21は、微減圧手段24,開閉弁30,検出継手40,圧力伝送器50を構成要素としているものであって、地下タンク10内を微減圧(2kPa)にした状態で一定時間の経時圧力変化(圧力上昇変化)を計測することにより、漏洩の有無を確認するものである。
微減圧手段24,開閉弁30,検出継手40,計量管17の間は接続ホース25・26によって互いに接続されており、微減圧手段24内の排気ポンプが駆動されることにより、これら接続ホース25・26を通じて地下タンク10内の気体が吸入されて地下タンク10内が減圧されるようになっている。
また、圧力伝送器50は、接続ホース27を介して検出継手40に接続されており、これにより地下タンク10内の圧力を検出できるとともに、検出した圧力データを、ケーブル51及びインターフェイス52を介して制御部2に伝送するようになっている。
また、検出継手40には温度計41が設けられており、この温度計41によって地下タンク10内の気相部の温度が検出されるようになっている。
微加圧検査手段22は、地下タンク10内に窒素ガスを封入して微加圧(2kPa)し、一定時間の経時圧力変動(圧力下降変化)を計測することにより、地下タンク10内の気相部の漏洩の有無を確認するものである。具体的には、微減圧検査手段21の微減圧手段24に代えて、微加圧手段28が設けられている点に特徴を有する。
この微加圧手段28は、窒素ガス容器から接続ホース、減圧弁を介して供給される窒素ガスを、接続ホース25,開閉弁30,検出継手40,接続ホース26を介して、地下タンク10内に供給して、地下タンク10を加圧するものである。
そして、微加圧手段28によって微加圧された地下タンク10内の圧力は、圧力伝送器50にて検出され、さらに該圧力伝送器50にて検出された圧力は圧力データとして制御部2に伝送されるようになっている。
加圧検査手段23は、地下タンク10内の油液を全て抜き取った後、地下タンク10内に例えば窒素ガス封入することにより加圧し、所定の試験圧力又は最大常用圧力で加圧状態を維持し、一定時間の経時圧力変動(圧力下降変化)を計測することにより漏洩の有無を確認するものである。具体的には、微減圧検査手段21の微減圧手段24、微加圧検査手段22の微加圧手段28に代えて、加圧手段29が設けられていることを特徴とする。
この加圧手段29は、例えば、窒素ガスが高圧状態で貯留される窒素ガス容器であって、窒素ガス容器内の高圧窒素ガスが、接続ホース25,開閉弁30,検出継手40,接続ホース26を介して、地下タンク10内に供給されることによって、地下タンク10内が加圧されるようになっている。
そして、窒素ガス容器から窒素ガスが供給された場合には、このときの地下タンク10内の圧力が圧力伝送器50にて検出され、さらに圧力伝送器50にて検出された圧力は、圧力データとして制御部2に伝送されるようになっている。
本例では、微減圧検査手段21,微加圧検査手段22、及び加圧検査手段23では、地下タンク10に対しての減圧又は加圧の供給及び停止を、接続ホース25に介在している開閉弁30を作業者が開閉操作して行っているが、これに代えて、微減圧手段24,微加圧手段28,加圧手段29の駆動・停止操作を作業者が行うようにしてもよい。
制御部2は、例えば、上述した微減圧検査,微加圧検査,加圧検査いずれかの指定を含む操作部3からの各種操作入力や、インターフェイス52を介して供給される圧力伝送器50の測定出力(圧力データ)に基づいて、記憶手段4に記憶されている対応する検査処理プログラムや検査データを基に、地下タンク10内の気相部Gの現在圧力や経時圧力変化の演算算出処理、図10で説明した漏洩判定処理を含む一連の漏洩検査処理、後述する地下タンク10内の気相部Gの検査圧力値Pに対しての圧力調整作業中における開閉弁30の最適開・閉作動量の算出処理、ユーザに対するこれら処理結果や作業案内に関してのディスプレイ装置5を用いた表示処理、等の各種処理を実行する。この制御部2は、例えば、操作部3,記憶手段4,ディスプレイ装置5とともに、パーソナルコンピュータによって構成されている。
次に、本実施の形態の漏洩検査装置1を、地下タンク10内の気相部Gの微加圧検査による漏洩検査に用いる場合を例に、漏洩検査処理において、漏洩判定処理を行うに当たって実行する、地下タンク10内の気相部Gの圧力を検査圧力値Pにする微加圧調整作業について、図2に基づいて説明する。
図2は、微加圧検査の際の、検査圧力値に対する微加圧調整作業中における地下タンク内の気相部の圧力状態の説明図である。
図2は、圧力伝送器50の測定出力に基づいて制御部2によって演算・算出された、図10中に示された「加圧時間(微加圧調整作業中)」区間部分の、地下タンク10内の気相部Gの実際の圧力状態の経時変化を示したものである。
図中、P0Sは、地下タンク10内の気相部Gの漏洩判定処理を行うための予め設定された検査圧力値P(2kPa)を示し、圧力値‘0’は大気圧を示す。
また、時刻‘t0’は、図10で示した「加圧時間」区間部分先頭、すなわち加圧開始に当たって、地下タンク10内,地下タンク10に連通する配管11,13,15,17内の雰囲気が安定状態(平衡状態)になっていることが確認されている状態時を示している。そのため、地下タンク10内は、既に、地下タンク10外の雰囲気に対して切り離され、密閉状態になっている。
ユーザは、この密閉状態において、微加圧手段28による封入ガス(窒素ガス)の供給開始操作,開閉弁30の開弁操作といった、地下タンク10内の気相部Gへの封入ガスの供給操作を行って、地下タンク10内の気相部Gの加圧を開始する。そして、地下タンク内の気相部の圧力が所定の検査圧力値P0Sになるように、ディスプレイ装置5に表示される圧力伝送器50からの圧力データに基づく地下タンク10内の気相部Gの圧力状態の測定出力を確認しながら、加圧していく。
そして、地下タンク10内の気相部Gの圧力Pが検査圧力値P0S近くでは、地下タンク10内の気相部Gの圧力が検査圧力値P0Sに対して過加圧にならないように、開閉弁30の開弁量を調整しながら、さらに徐々に加圧していく。
その後、作業者は、圧力伝送器50の測定出力が検査圧力値P0Sに達したならば、開閉弁30を閉弁操作して封入ガスの封入を停止し、地下タンク10内の気相部Gの気密を保って、微加圧手段28を地下タンク10から切り離す。
しかしながら、例えば、開閉弁30を圧力伝送器50による一時的な検査圧力値P0Sの測定に基づき閉弁してしまったような場合や、また圧力伝送器50による測定値が検査圧力値P0Sになったときの開閉弁30の閉弁操作遅れが生じたような場合や、地下タンク10内の気相部Gの圧力Pが検査圧力値P0S近くになったときの、開閉弁30の開弁量の調整が少なかったような場合等は、地下タンク10内の気相部Gの圧力Pが、図2中の線ABC’又は線ABC”に示すようになってしまい、検査圧力値P0Sに対する過不足が、予め誤差として生じてしまう。
そこで、本実施の形態の漏洩検査装置1は、その記憶手段4に、検査圧力値P0Sを範囲内に含む、下限圧力値P0L及び上限圧力値P0Hによって規定される確認圧力範囲Wを記憶しており、予備判定時間t(=t2〜t3)と、検査開始判定時間t(=t3〜t4)とを記憶している構成になっている。さらに、本実施の形態の漏洩検査装置1は、その記憶手段4に、確認圧力範囲の上限値P0Hよりも小さい当該範囲内の第1の閾値PS1、及び同じく確認圧力範囲内の第2の閾値PS2として、図2に示した例では、P0S(=PS1)と、P0S(=PS2)とを記憶している構成になっている。
その上で、制御部2は、漏洩検査処理において、漏洩判定処理を行うに当たって、これら予め設定された確認圧力範囲W(P0L,P0H),予備判定時間t,検査開始判定時間t,第1の閾値PS1,第2の閾値PS2に基づいて、図3に示すような検査開始移行確認処理を行うようになっている。
図3は、検査開始移行確認処理のフローチャートである。
図3に示すように、制御部2は、圧力伝送器50の測定出力に基づいて、随時又は常時、地下タンク10内の気相部Gの圧力状態Pを測定している(ステップS10,S20)。
その上で、制御部2は、圧力伝送器50の測定出力に基づく地下タンク10内の気相部Gの圧力状態Pが、第1の閾値PS1、すなわちこの場合は検査圧力値P0Sを超えたか否かを確認している(ステップS30)。制御部2は、地下タンク10内の圧力状態Pが検査圧力値P0Sを超えたならば、タイマをリセット・スタートし(ステップS40)、予備判定時間t(=t2〜t3)の計時を開始する(ステップS50)。これに対し、制御部2は、地下タンク10内の圧力状態Pが第1の閾値PS1(検査圧力値P0S)を超えていないならば、ステップS30の処理を繰り返し行い、作業者が再び地下タンク10内の気相部Gの圧力状態Pを調整するのを待つ等し、現状のままでは検査処理に移行しない。
一方、制御部2は、予備判定時間t(=t2〜t3)の計時を行ったならば(ステップS50)、タイマによる予備判定時間tの計時を終了し、地下タンク10内の圧力状態Pが、確認圧力範囲W(P0L,P0H)内にあるか否かを確認する(ステップS60)。
そして、制御部2は、地下タンク10内の圧力状態Pが確認圧力範囲W(P0L,P0H)内にある場合は、タイマをリセット・スタートし、今度は検査開始判定時間t(=t3〜t4)の計時を開始する(ステップS70)。これに対し、制御部2は、地下タンク10内の圧力状態Pが確認圧力範囲Wを逸脱してしまっている場合は、ステップS30の処理を繰り返し行い、作業者が再び地下タンク10内の気相部Gの圧力状態Pを調整するのを待つ等し、現状のままでは検査処理に移行しない。
一方、制御部2は、検査開始判定時間t(=t3〜t4)の計時を行ったならば(ステップS80)、タイマによる検査開始判定時間tの計時を終了し、地下タンク10内の圧力状態Pが、第2の閾値PS2、すなわちこの場合は検査圧力値P0Sを超えているか否かを確認する(ステップS90)。制御部2は、地下タンク10内の圧力状態Pが検査圧力値P0Sを超えているならば、タイマによる検査開始判定時間tを終了し、検査処理に移行する(ステップS100)。これに対し、制御部2は、地下タンク10内の圧力状態Pが第2の閾値PS2(検査圧力値P0S)を超えていないならば、ステップS30の処理を繰り返し行い、作業者が再び地下タンク10内の気相部Gの圧力状態Pを調整するのを待つ等し、現状のままでは検査処理に移行しない。
このように、制御部2は、検査処理に移行する前に、検査開始移行確認処理を行うことができるので、検査作業時間の長時間化を抑制し、検査作業のスループットの向上がはかれることができる。
なお、図3に示した検査開始移行確認処理では、第1の閾値PS1,第2の閾値PS2として同じ検査圧力値P0Sを適用した。この場合、確認圧力範囲Wの下限圧力値P0L自体を検査圧力値P0Sにして、確認圧力範囲W自体を狭めることも可能である。また、第1の閾値PS1として確認圧力範囲Wの下限圧力値P0L自体を適用することも可能である。
いずれにしても、このような予備判定時間t及び検査開始判定時間tといった複数の計時要素を含めて検査処理への移行を確認するようにしたので、例えば、開閉弁30を圧力伝送器50の一時的な検査圧力値P0Sの測定に基づき閉弁操作してしまったような場合や、また圧力伝送器50による測定値Pが検査圧力値P0Sになったときの開閉弁30の閉弁操作遅れが生じたような場合であっても、現状のままでは漏洩判定処理には移行せず、漏洩判定処理への移行が制限されるので、漏洩判定結果も各検査間で統一性の取れた、確度の高いものになる。
図4〜図6は、上述した検査開始移行確認処理中に、ディスプレイ装置の表示画面上に表示される検査開始移行確認処理の状態確認ウィンドウの説明図である。
さらに、本実施の形態の漏洩検査装置1では、上述した検査開始移行確認処理が実行されている間、制御部2によってディスプレイ装置5の表示画面上に、状態確認ウィンドウ70が表示される。
状態確認ウィンドウ70は、圧力状態経過案内部71と、封入ガスの封入操作量案内部72を備えている。
圧力状態経過案内部71は、地下タンク10内の気相部Gへの封入ガスの供給操作開始後(図2における、t0以降)の、圧力伝送器50から供給される気相部Gの圧力状態(圧力値)Pの経時的変化がわかるように、その時間経過毎に対応した気相部Gの圧力値Pが、制御部2によってグラフ表示されるようになっている。この気相部Gの圧力値Pは、圧力伝送器50から制御部2に随時供給されている測定値Pに基づくものである。
封入操作量案内部72は、図示の例では、微加圧手段28の単位時間当たりの封入ガスの供給量を、微加圧手段28の最大封入能力100%として、現在の封入進行状態すなわち微加圧進行状態では、その何%程度の能力での封入ガスの封入が適切であるかを、バーグラフ表示する構成になっている。すなわち、上述した漏洩検査装置1における開閉弁30の最適開・閉作動量が案内される構成になっている。
この最適開・閉作動量を得るために、制御部2は、現在の地下タンク10内の圧力状態に対応した開閉弁30の最適開・閉作動量を演算する最適開・閉作動量演算手段としての機能を含んでいる。
この場合、制御手段2は、最適開・閉作動量演算手段として、例えば、次のようにして、最適開・閉作動量を演算する。
すなわち、制御部2では、圧力伝送器50から制御部2に随時供給されている測定値Pに基づいて、現在の地下タンク10内の圧力状態Pと、現在の地下タンク10内の圧力状態Pの圧力状態の変化速度が逐次得られる。本実施の形態では、現在の地下タンク10内の圧力状態Pの検査圧力値P0Sに対する到達度と、現在の地下タンク10内の圧力状態Pの変化速度と、及び現在に地下タンク10内の圧力状態Pに至るまでの地下タンク10内の圧力状態Pの変化速度の変化率との3者関係から、開閉弁30の最適開・閉作動量を、全開状態を100%として演算算出する構成になっている。
図4〜図6は、検査圧力値P0Sに対する現在の地下タンク10内の圧力状態Pの違いに応じて算出された開閉弁30の最適開・閉作動量の違いを表したものである。
例えば、図4に示すように、地下タンク10内の気相部Gへの封入ガスの供給開始当初から、地下タンク10内の気相部Gの圧力状態Pが検査圧力値P0Sに近づくまでは、概ね気相部1m当たり1分間以上の時間をかけるようにした上での最大の開・閉作動量(例えば、100%)が、最適開・閉作動量として案内表示されている。
そして、図5に示すように、確認圧力範囲W(P0L,P0H)の上限値0Hに地下タンク10内の圧力状態Pが近づくにつれて、最適開・閉作動量としての開閉弁30の開・閉作動量は減少し始める。
図6に示すように、確認圧力範囲Wの上限値0Hに地下タンク10内の圧力状態Pになると、本例の場合は、最適開・閉作動量としての開閉弁30の開・閉作動量は閉弁状態に対応した作動量(例えば、0%)になり、最終的に開閉弁30の閉弁が案内される。
図7は、検査開始移行確認処理における検査開始判定処理中の状態(図3のステップS90の状態)を示している。
このように、封入操作量案内部72には、検査環境状態についての細かい配慮なしに、加圧又は減圧調整作業をやり直すことなく、地下タンク10の気相部Gの圧力を正確に検査圧力値に設定保持することができる確率が高まる。
また、検査開始移行確認処理における検査開始判定処理が終了し、検査に移行すると(図3のステップS100の状態)、制御部2によって、図7に示した状態確認ウィンドウ70の表示から、図8に示した検査状態ウィンドウ70に、自動的に表示切り替えされ、検査開始移行確認処理から検査開始判定処理に移行したことを作業者は理解できるようになっている。
本実施の形態による漏洩検査装置は以上説明したとおりであるが、本発明は上述した実施形態に限られるものではない。
上述の実施例では、図4から図8には検査開始移行確認処理の状態確認ウィンドウ70のみしか示していないが、ディスプレイ装置の表示画面上にこの状態確認ウィンドウ70を含んで表示される計測モニター画面上で表示するようにしてもよい。
図9は、計測モニター画面の一実施例を示したものである。
計測モニター画面90の中の状態確認ウィンドウ70の上側に、入力諸条件項目92と実際の入力値93とが併設された対応表91において、入力諸条件項目の中に計測圧力値に該当する表示部位94を、実際の計測値が上限値を越えた際に、点滅表示等させるようにしてもよい。点滅の形態としては、(1)数値自体を点滅させる、(2)数値入力部位の背景を点滅させる(3)表全体を点滅させる等がある。また、併せて、警報音を発生させるようにしてもよい。さらに、図示はしていないが、検出継手40と計測管17との間に電磁弁を設け、実際の計測値が上限値を越えた際に、この電磁弁に信号を送り、自動的に圧力上昇を停止させるようにしても良い。
上述した実施の形態の漏洩検査装置1は、検査部20は、微減圧検査手段21、微加圧検査手段22、加圧検査手段23全てを備えている構成としたが、検査部20は、これらの検査手段のうちのいずれかを備えておればよい。
また、上述した実施の形態の漏洩検査装置1では、検査開始移行確認処理について、微加圧検査処理の場合を例に説明したが、微減圧検査処理や、加圧検査処理の場合も、上述した確認圧力範囲Wをはじめとする各種設定値や、移行判定の大小判別を適宜変更すれば、容易に適用できることは説明するまでもない。
本発明の一実施の形態に係る地下タンクの漏洩検査装置を用いた漏洩検査システムの構成図である。 加圧検査の際の、検査圧力値に対する微加圧調整作業中における地下タンク内の気相部の圧力状態の説明図である。 本実施の形態の漏洩検査装置の制御部が行う検査開始移行確認処理のフローチャートである。 ディスプレイ装置の表示画面上に表示される検査開始移行確認処理の状態確認ウィンドウの説明図である。 ディスプレイ装置の表示画面上に表示される検査開始移行確認処理の状態確認ウィンドウの説明図である。 ディスプレイ装置の表示画面上に表示される検査開始移行確認処理の状態確認ウィンドウの説明図である。 ディスプレイ装置の表示画面上に表示される検査開始移行確認処理の状態確認ウィンドウの説明図である。 検査状態ウィンドウを示した図である。 計測モニター画面の一実施例を示したものである。 微加圧検査についての説明図である。
符号の説明
1 漏洩検査装置
2 制御部
3 操作部
4 記憶手段
5 ディスプレイ装置
10 地下タンク
11 吸引管
12 逆止弁
13 注入管
14 注油口
15 通気管
16 開閉バルブ
17 計量管
20 検査部
21 微減圧検査手段
22 微加圧検査手段
23 加圧検査手段
24 微減圧手段
25,26,27 接続ホース
28 微加圧手段
29 加圧手段
30 開閉弁
40 検出継手
41 温度計
50 圧力伝送器
51 ケーブル
52 インターフェイス
60 計量機
70 状態確認ウィンドウ
71 圧力状態経過案内部
72 封入操作量案内部

Claims (4)

  1. 地下タンクに接続され、地下タンク内の圧力状態を加圧状態又は減圧状態にする加圧/減圧手段と、
    地下タンクと該加圧/減圧手段との間の連通路に設けられ、当該連通路を連通・遮断する開閉手段と、
    地下タンク内の圧力を計測する圧力計測手段と、
    前記加圧/減圧手段の作動及び前記開閉手段の開作動によって加圧又は減圧され、その後の前記開閉手段の閉作動によって所定の加圧値又は減圧値からなる検査圧力に密閉保持された地下タンク内の当該密閉保持後の経時圧力変化を前記圧力計測手段の計測出力に基づき監視し、当該経時圧力変化の状態に基づいて地下タンクの漏洩判定を行う漏洩検査手段と
    を備えた地下タンクの漏洩検査装置であって、
    前記所定の検査圧力値を範囲内に含む、下限加圧値及び上限加圧値、又は下限減圧値及び上限減圧値によって規定される確認圧力範囲を記憶する記憶手段と、
    前記加圧/減圧手段の作動及び前記開閉手段の開・閉作動による、前記所定の検査圧力に対する地下タンク内の圧力調整過程で、地下タンク内の圧力が確認圧力範囲の上限加圧値/上限減圧値よりも小さい当該範囲内の第1の閾値を超えたことを検出する圧力確認検出手段と、
    該圧力確認検出手段の検出時からの経過時刻を計時する計時手段と、
    該計時手段の計時に基づいて、前記圧力確認検出手段の検出時からの経過時刻が予め定められた予備判定時間になったことを検出する予備判定時間検出手段と、
    該予備判定時間検出手段による予備判定時間の検出時に、地下タンク内の圧力が確認圧力範囲内にあるか否かを判定する検査開始予備判定手段と、
    前記計時手段の計時に基づいて、該検査開始予備判定手段による確認圧力範囲内の判定時からの経過時刻が予め定められた検査開始判定時間になったことを検出する検査開始判定手段と、
    該検査開始判定手段による検査開始判定時間の検出時に、地下タンク内の圧力が確認圧力範囲内で、当該範囲内の加圧値又は減圧値からなる第2の閾値以上になっているか否かに基づいて、検査開始可・否を判定する検査開始可否判定手段と、
    を備え、
    前記漏洩検査手段は、前記検査開始可否判定手段からの検査開始可の判定出力によって、漏洩判定のための地下タンク内の経時圧力変化の監視を開始する
    ことを特徴とする地下タンクの漏洩検査装置。
  2. 前記記憶手段に記憶された第1の閾値は、所定の検査圧力値又は確認圧力範囲の下限加圧値/下限減圧値のうちのいずれか一方であり、第2の閾値は、所定の検査圧力値である
    ことを特徴とする請求項1記載の地下タンクの漏洩検査装置。
  3. さらに、作業進行状態を画面表示する状態表示手段を備え、
    前記検査開始可否判定手段からの検査開始可の判定出力によって、前記状態表示手段はそれ以前の圧力調整過程状態の画面表示から漏洩検査状態の表示画面へ画面表示を切り替える
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の地下タンクの漏洩検査装置。
  4. さらに、作業進行状態を画面表示する状態表示手段と、
    前記圧力計測手段計測される地下タンク内の圧力に基づいて、現在の地下タンク内の圧力状態に対応した前記開閉手段の最適開・閉作動量を演算する最適開・閉作動量演算手段と
    を備え、
    前記状態表示手段には、圧力調整過程状態の画面表示として、前記圧力計測手段計測される地下タンク内の圧力に基づいた圧力調整過程における圧力変化状態と、前記最適開・閉作動量演算手段によって演算される前記開閉手段の最適開・閉作動量とが、グラフ表示されることを特徴とする請求項1又は2記載の地下タンクの漏洩検査装置。
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