JP5223088B2 - 株価分析システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、株価及び財務指標を分析する株価分析システムに関し、特に、株価及び財務指標の将来の予測値を算出する技術に関する。
企業のIR担当者は、証券アナリストなどによって使用される財務指標を用いて、自社の株価を高めるための施策を立てる。なお、財務指標は、営業効率及び生産効率に応じて変動する。そのため、IR担当者は、営業効率及び生産効率を定量的に分析しなければならない。
そこで、営業効率及び生産効率を定量的に分析するための技術が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されている技術では、株価構成要因を分解(デュポン分解)することによって、営業効率及び生産効率を定量的に分析する。
また、非特許文献1には、回帰分析及び時系列モデルが開示されている。また、非特許文献2には、T値の算出方法が開示されている。
特開2002−15108号公報 日本銀行調査統計局・編「計量経済分析の基礎と応用」東洋経済新報社 東京大学教養学部統計学教室・編「基礎統計学I 統計学入門」東京大学出版会、P270
特許文献1に開示されている技術では、外部環境情報が一切考慮されない。外部環境情報は、金利、為替、国内企業物価指数又はGDPなどである。そのため、特許文献1に開示されている技術では、外部環境の変化が、財務指標及び株価に与える影響を把握できないという問題があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、外部環境の変化を考慮しながら、財務指標及び株価を定量的に分析する株価分析システムを提供することを目的とする。
本発明の代表的な形態は、株価分析システムであって、株価構成要因である財務指標は、EPS、PER、ROE、一株当たり純資産、ROA、財務リバレッジ、収益性、回転率、売上高事業利益率及びカバレッジを含み、前記株価分析システムは、外部環境情報履歴記憶手段から外部環境情報の履歴を読み出し、営業効率履歴記憶手段から分析対象企業の営業効率の履歴を読み出し、前記読み出された外部環境情報の履歴及び前記読み出された分析対象企業の営業効率の履歴に基づいて、前記外部環境情報と前記分析対象企業の営業効率との相関を分析する第1分析処理を実行するステップと、前記外部環境情報履歴記憶手段から外部環境情報の履歴を読み出し、生産効率履歴記憶手段から分析対象企業の生産効率の履歴を読み出し、前記読み出された外部環境情報の履歴及び前記読み出された分析対象企業の生産効率の履歴に基づいて、前記外部環境情報と前記分析対象企業の生産効率との相関を分析する第2分析処理を実行するステップと、前記実行された第1分析処理の結果及び第2分析処理の結果を、分析処理結果記憶手段に記憶するステップと、前記分析処理結果記憶手段から前記第1分析処理の結果を読み出し、前記読み出された第1分析処理の結果及び外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記分析対象企業の営業効率の将来の予測値を算出するステップと、前記分析処理結果記憶手段から前記第2分析処理の結果を読み出し、前記読み出された第2分析処理の結果及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記分析対象企業の生産効率の将来の予測値を算出するステップと、前記財務指標をデュポン分解することによって前記営業効率及び前記生産効率を求める処理の逆演算を、前記算出された分析対象企業の営業効率の将来の予測値及び前記算出された分析対象企業の生産効率の将来の予測値に用いることによって、前記分析対象企業の前記財務指標の将来の予測値を算出し、前記株価をデュポン分解することによって前記財務指標を求める処理の逆演算を、前記算出された財務指標の将来の予測値に用いることによって、前記分析対象企業の株価の将来の予測値を算出するステップと、を実行することを特徴とする。
本発明の代表的な形態によれば、外部環境の変化を考慮しながら、財務指標及び株価を定量的に分析できる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態の株価分析システム1のハードウェア構成のブロック図である。
株価分析システム1は、CPU10、メモリ11、記憶装置(HDD)12、インタフェース13及び通信制御装置14を備える。
CPU10は、メモリ11に記憶されるプログラムを実行することによって、各種処理を行う。例えば、CPU10は、図2に示す各種処理を実行する。メモリ11は、CPU10によって実行されるプログラム及びCPU10によって必要とされる情報などを一時的に記憶する。例えば、メモリ11には、HDD12から読み出されたプログラム及び情報が記憶される。
HDD12は、各種プログラム及び各種情報などを記憶する。例えば、HDD12は、図2に示す実績株価情報101、実績公開財務指標情報102及び実績社内財務指標情報103、時系列デュポン分解後財務指標情報105、実績市場価格・実績経済統計指標情報106、回帰分析結果情報110、将来市場価格・将来経済統計指標情報111及び将来デュポン分解後財務指標情報114を記憶する。
インタフェース13は、入力装置15及びディスプレイ16などに接続される。入力装置15は、IR担当者によって入力された情報を、インタフェース13を介してCPU10に送信する。ディスプレイ16は、CPU10によって指示された情報を表示する。
通信制御装置14は、LAN又はインターネットなどのネットワーク17に接続される。
図2は、本発明の実施の形態の株価分析システム1の機能構成のブロック図である。
株価分析システム1には、実績株価情報101、実績公開財務指標情報102及び実績社内財務指標情報103が予め記憶されている。そして、株価分析システム1は、記憶されている実績株価情報101、実績公開財務指標情報102及び実績社内財務指標情報103のうちの少なくとも一つに基づいて、時系列実績株価デュポン分解処理を行う(104)。
これによって、株価分析システム1は、実績公開財務比率情報20を作成する。更に、株価分析システム1は、時系列デュポン分解後財務指標情報105を作成する。
実績株価情報101は、株価分析システム1によって分析される企業の株価の履歴である。なお、実績株価情報101については、図3で詳細を説明する。実績公開財務指標情報102は、当該企業の外部に公開されている財務指標の履歴である。なお、実績公開財務指標情報102については、図4で詳細を説明する。実績社内財務指標情報103は、当該企業の外部には公開されていない財務指標の履歴である。なお、実績社内財務指標情報103については、図5で詳細を説明する。
実績公開財務比率情報20は、実績公開財務指標情報102に基づいて作成された財務比率の履歴である。なお、実績公開財務比率情報20については、図6で詳細を説明する。
時系列デュポン分解後財務指標情報105は、財務指標及び財務比率を含む経営管理指標を体系的に示したものである。なお、一般的なデュポン分解後財務指標情報(デュポンシステム)は、一回の決算から分析された経営管理指標を示すが、本実施の形態の時系列デュポン分解後財務指標情報105は、年度ごとの決算から分析された経営管理指標を示す。
図3は、本発明の実施の形態の株価分析システム1に記憶される実績株価情報101の構成図である。
実績株価情報101は、年月1011、株価1012及び対前月変化率1013を含む。
株価1012は、当該レコードの年月1011における当該企業の平均株価を示す。なお、株価1012は、平均株価ではなく、当該レコードの年月1011の末日における株価の終値などであってもよい。
対前月変化率1013は、当該レコードの一つ上のレコード(前月に対応するレコード)の株価1012に対する、前月比の価格変動値の割り合いである。前月比の価格変動値は、当該レコードの株価1012から、前月に対応するレコードの株価1012を減ずることによって算出される。対前月変化率1013は、算出された前月比の価格変動値を、前月に対応するレコードの株価1012で除算することによって算出される。
なお、本説明図の実績株価情報101では、株価の履歴が一月単位で管理されているが、一日単位又は一年単位などの異なる単位で管理されていてもよい。
図4は、本発明の実施の形態の株価分析システム1に記憶される実績公開財務指標情報102の構成図である。
実績公開財務指標情報102は、株価10201、税引後利益10202、自己資本10203、株数10204、総資産10205、売上高10206、事業利益10207、現金10208、受取勘定10209、棚卸資産10210、固定資産10211及びマージン10212を、2002年度から2006年度までのような年度単位で含む。
株価10201は、当該年度における当該企業の平均株価を示す。なお、株価10201は、平均株価ではなく、当該年度の末日における株価の終値などであってもよい。
税引後利益10202は、税引前当期利益から、法人税などの税金を減算することによって算出される。なお、税引後利益10202は、当期純利益と呼ばれることもある。
税引前当期利益は、経常利益に、特別損益を加算することによって算出される。特別損益は、固定資産売却損益などを含む。また、経常利益は、事業利益10207に、営業外利益を加算した値から、営業外費用を減算することによって算出される。営業外利益は、受取利息、受取配当金及び有価証券売却益などを含む。また、営業外費用は、支払利息、有価証券売却損及び有価証券評価損などを含む。
自己資本10203は、当該企業の総資本のうち、返済する必要のない資本である。よって、自己資本10203は、資本金、法定準備金及び剰余金などを含む。なお、自己資本10203は、株主資本と呼ばれることもある。
株数10204は、当該企業が既に発行している株式の総数である。総資産10205は、当該企業が所有している財産及び権利などの資産の金額の合計である。よって、総資産10205は、貸借対照表における資本と負債とを合計することによって算出される。
売上高10206は、当該企業が商品及びサービスを提供することによって得た金額の合計である。
事業利益10207は、マージン10212から販売費及び一般管理費を減算することによって算出される。そのため、事業利益10207は、企業の本業での収益力を表す指標である。なお、事業利益10207は、営業利益又はEBIT(earnings before interest and tax)と呼ばれることもある。
現金10208は、当該企業が保有する貨幣及び通貨代用証券の金額の合計である。通貨代用証券は、金融機関ですぐに換金できる証券であり、他人振出小切手、送金小切手、郵便為替証書、配当金領収書及び期限の到来した公社債利札などを含む。
受取勘定10209は、売掛金及び受取手形の金額の合計である。つまり、受取勘定10209は、当該企業によって提供された商品及びサービスの金額のうち、代金が回収されていない金額である。
棚卸資産10210は、当該企業が販売する目的で一時的に保有している財産の金額の合計である。例えば、棚卸資産10210は、当該企業が販売する目的で一時的に保有している商品、原材料及び仕掛品の金額の合計である。固定資産10211は、当該企業が継続的に営業の用に供することを目的とする財産の金額の合計である。
マージン10212は、売上高10206から売上原価を減算することによって算出される。そのため、マージン10212は、当該企業によって提供される商品及びサービスの競争力を表す指標である。なお、マージン10212は、売上純利益、売上総利益又は粗利益とも呼ばれることもある。
図5は、本発明の実施の形態の株価分析システム1に記憶される実績社内財務指標情報103の構成図である。
実績社内財務指標情報103は、ドメイン販売費・一般管理費1031及びドメインマージン1032を事業ドメインごとに、2002年度から2006年度までのような年度単位で含む。事業ドメインは、当該企業が展開している事業の領域である。
なお、本説明図の実績社内財務指標情報103は、ドメイン販売費・一般管理費1031及びドメインマージン1032を事業ドメインごとに含むが、戦略ドメインなどのように、事業ドメインと異なるドメインごとに含んでいてもよい。
ドメイン販売費・一般管理費1031は、当該事業ドメインで要した販売費及び一般管理費である。ドメインマージン1032は、当該事業ドメインの売上高から売上原価を減算することによって算出される。そのため、ドメインマージン1032は、当該事業ドメインによって提供される商品及びサービスの競争力を表す指標である。
更に、実績社内財務指標情報103は、売上高1033及び売上原価1034を、SBU(戦略事業単位)ごとに、2002年度から2006年度までのような年度単位で含む。なお、本説明図の実績社内財務指標情報103は、売上高1033及び売上原価1034をSBUごとに含むが、異なる単位ごとに含んでいてもよい。
売上高1033は、当該SBUの商品及びサービスを提供することによって得た金額の合計である。売上原価1034は、当該SBUの商品の仕入れ及び製造に要する費用である。
図6は、本発明の実施の形態の株価分析システム1によって作成される実績公開財務比率情報20の構成図である。
実績公開財務比率情報20は、EPS(一株利益)201、PER(株価収益率)202、ROE(自己資本利益率)203、一株当たり純資産(BPS)204、ROA(総資産利益率)205、財務リバレッジ206、収益性207、回転率208、現金回転率209、受取勘定回転率210、棚卸資産回転率211、固定資産回転率212、売上高事業利益率213、カバレッジ214、営業効率215及び生産効率216を、2002年度から2006年度までのような年度単位で含む。
EPS201は、当該企業の一株当たりの利益を示す。そのため、株価分析システム1は、実績公開財務指標情報102の税引後利益10202を実績公開財務指標情報102の株数10204で割ることによって、EPS201を算出する。
PER202は、株主の立場から見れば、税引後利益のすべてが配当に回された場合において元本を回収できるまでの年数を示す。また、PERは、企業の立場から見れば、株主からの出資の運用利回りの逆数を示す。そのため、株価分析システム1は、実績公開財務指標情報102の株価10201を実績公開財務比率情報20のEPS201で割ることによって、PER202を算出する。
ROE203は、当該企業の自己資本に対する利益の割り合いを示す。そのため、株価分析システム1は、実績公開財務指標情報102の税引後利益10202を実績公開財務指標情報102の自己資本10203で割ることによって、ROE203を算出する。
一株当たり純資産204は、当該企業の一株当たりの自己資本を示す。そのため、株価分析システム1は、実績公開財務指標情報102の自己資本10203を実績公開財務指標情報102の株数10204で割ることによって、一株当たり純資産204を算出する。
ROA205は、総資産に対する利益の割り合いを示す。そのため、株価分析システム1は、実績公開財務指標情報102の税引後利益10202を実績公開財務指標情報102の総資産10205で割ることによって、ROA205を算出する。
財務リバレッジ206は、自己資本に対する総資産の割り合いを示す。そのため、株価分析システム1は、実績公開財務指標情報102の総資産10205を実績公開財務指標情報102の自己資本10203で割ることによって、財務リバレッジ206を算出する。
収益性207は、売上高に対する利益の割り合いを示す。そのため、株価分析システム1は、実績公開財務指標情報102の税引後利益10202を実績公開財務指標情報102の売上高10206で割ることによって、収益性207を算出する。
回転率208は、売上によって総資産が一年間で何回数したかを示す。そのため、株価分析システム1は、実績公開財務指標情報102の売上高10206を実績公開財務指標情報102の総資産10205で割ることによって、回転率208を算出する。
現金回転率209は、売上によって現金が一年間で何回転したかを示す。そのため、株価分析システム1は、実績公開財務指標情報102の売上高10206を実績公開財務指標情報102の現金10208で割ることによって、現金回転率209を算出する。
受取勘定回転率210は、売上によって受取勘定が一年間で何回転したかを示す。そのため、株価分析システム1は、実績公開財務指標情報102の売上高10206を実績公開財務指標情報102の受取勘定10209で割ることによって、受取勘定回転率210を算出する。
棚卸資産回転率211は、売上によって棚卸資産が一年間で何回転したかを示す。そのため、株価分析システム1は、実績公開財務指標情報102の売上高10206を実績公開財務指標情報102の棚卸資産10210で割ることによって、棚卸資産回転率211を算出する。
固定資産回転率212は、売上によって固定資産が一年間で何回転したかを示す。そのため、株価分析システム1は、実績公開財務指標情報102の売上高10206を実績公開財務指標情報102の固定資産10211で割ることによって、固定資産回転率212を算出する。
売上高事業利益率213は、売上高に対する事業利益の割り合いである。そのため、株価分析システム1は、実績公開財務指標情報102の事業利益10207を実績公開財務指標情報102の売上高10206で割ることによって、売上高事業利益率213を算出する。
カバレッジ214は、事業利益に対する税引後利益の割り合いである。そのため、株価分析システム1は、実績公開財務指標情報102の税引後利益10202を実績公開財務指標情報102の事業利益10207で割ることによって、カバレッジ214を算出する。
営業効率215は、当該企業が商品及びサービスを販売するための営業の効率を示す。そのため、株価分析システム1は、実績公開財務指標情報102の事業利益10207を実績公開財務指標情報102のマージン10212で割ることによって、営業効率215を算出する。
生産効率216は、当該企業が商品を生産する際の効率を示す。そのため、株価分析システム1は、実績公開財務指標情報102のマージン10212を実績公開財務指標情報102の売上高10206で割ることによって、生産効率216を算出する。
図7A、図7B、図7C及び図7Dは、本発明の実施の形態の株価分析システム1によって作成される時系列デュポン分解後財務指標情報105及び将来デュポン分解後財務指標情報114の説明図である。
時系列デュポン分解後財務指標情報105及び将来デュポン分解後財務指標情報114は、株価10201、EPS201、PER202、ROE203、一株当たり純資産204、ROA205、財務リバレッジ206、収益性207、回転率208、現金回転率209、受取勘定回転率210、棚卸資産回転率211、固定資産回転率212、売上高事業利益率213、カバレッジ214、営業効率215、生産効率216、ドメイン販売費・一般管理費1031、ドメインマージン1032、売上高1033及び売上原価1034を年度単位で含む。更に、将来デュポン分解後財務指標情報114は、市場価格・経済統計指標221及び回帰係数222を含む。
株価10201は、実績公開財務指標情報102に含まれるものである。また、EPS201、PER202、ROE203、一株当たり純資産204、ROA205、財務リバレッジ206、収益性207、回転率208、現金回転率209、受取勘定回転率210、棚卸資産回転率211、固定資産回転率212、売上高事業利益率213、カバレッジ214、営業効率215及び生産効率216は、実績公開財務比率情報20に含まれるものである。また、ドメイン販売費・一般管理費1031、ドメインマージン1032、売上高1033及び売上原価1034は、実績社内財務指標情報103に含まれるものである。よって、これらの詳細な説明は省略する。
市場価格・経済統計指標221は、当該将来デュポン分解後財務指標情報114の作成基準となった市場価格及び経済指標の将来の予測値である。回帰係数222は、ドメイン販売費・一般管理費1031、ドメインマージン1032、売上高1033又は売上原価1034に、市場価格及び経済指標がどの程度の影響を与えるかを示す。
図8は、本発明の実施の形態の株価分析システム1によって作成される時系列デュポン分解後財務指標情報105の説明図である。
株価分析システム1は、図4に示す実績公開財務指標情報102に基づいて、図6に示す実績公開財務比率情報20を作成する。更に、株価分析システム1は、図4に示す実績公開財務指標情報102及び図5に示す実績社内財務指標情報103に基づいて、図8に示す時系列デュポン分解後財務指標情報105を作成する。
図4に示す実績公開財務指標情報102及び図5に示す実績社内財務指標情報103は、2002年度から2006年度までの情報なので、図8に示す時系列デュポン分解後財務指標情報105も、2002年度から2006年度までの情報となる。
ここで、図2に戻る。
株価分析システム1が、時系列実績株価デュポン分解処理104を実行した後に、IR担当者は、実績市場価格・実績経済統計指標情報106に含まれる情報の中から、いずれの情報を回帰分析処理における説明変数Xiとするかを決定する(118)。
図9は、本発明の実施の形態の株価分析システム1に記憶される実績市場価格・実績経済統計指標情報106の構成図である。
実績市場価格・実績経済統計指標情報106は、企業の業績に影響を与える外部環境に関する情報の履歴であり、株価分析システム1に予め記憶されている。
また、実績市場価格・実績経済統計指標情報106は、実績市場価格及び実績経済指標を、2002年度から2006年度までのような年度単位で含む。なお、実績市場価格・実績経済統計指標情報106は、企業の業績に影響を与え得るいかなる情報を含んでいてもよい。
実績市場価格は、金利1061及び為替1062を含む。
金利1061は、預金又は貸金の利率である。例えば、金利1061は公定歩合である。為替1062は、異なる二つの通貨の交換レートである。本説明図の為替1062は、ドルと円との交換レートであるが、いかなる通貨の交換レートであってもよい。
実績経済指標は、国内物価指数1063及び国内総生産(GDP)1064を含む。
国内物価指数1063は、国内の企業間取引の価格の変動を示す指数である。なお、実績経済指標は、国内物価指数1063ではなく、輸出・輸入物価指数又は消費者物価指数などのいかなる物価指数を含んでいてもよい。
GDP1064は、当該年度内に国内で産み出された付加価値の総額である。なお、本説明図のGDP1064は、国内で産み出された付加価値の総額を指数化したものである。また、実績経済指標は、GDP1064ではなく、GNPなどの他の経済指標を含んでいてもよい。
ここで、図2に戻る。
IR担当者は、実績市場価格・実績経済統計指標情報106に含まれる金利1061、為替1062、国内物価指数1063及びGDP1064のうちの少なくとも一つを、説明変数Xiとして選択する。
すると、株価分析システム1は、作成した時系列デュポン分解後財務指標情報105及び実績市場価格・実績経済統計指標情報106に基づいて、回帰分析処理を行う。なお、回帰分析については、非特許文献1で詳細が説明されている。
具体的には、株価分析システム1は、作成した時系列デュポン分解後財務指標情報105から、事業ドメインごとのドメイン販売費・一般管理費1031、事業ドメインごとのドメインマージン1032、SBUごとの売上高1033又はSBUごとの売上原価1034を順番に選択する。そして、株価分析システム1は、選択したドメイン販売費・一般管理費1031、ドメインマージン1032、売上高1033又は売上原価1034ごとに、以下の処理を行う。
次に、株価分析システム1は、選択したドメイン販売費・一般管理費1031、ドメインマージン1032、売上高1033又は売上原価1034を、目的変数Yとする。
そして、株価分析システム1は、数式1を用いて、回帰係数aiを算出する。なお、回帰係数ai(i>0)は、説明変数Xiの回帰係数である。また、回帰係数a0は、定数項の回帰係数である。
次に、株価分析システム1は、算出した回帰係数aiのそれぞれに対して、T値を算出する。T値は、回帰係数aiと標準誤差との比であり、回帰係数aiの有効性を示す指標である。なお、T値の算出方法については、非特許文献2で詳細が説明されている。
次に、株価分析システム1は、算出した回帰係数ai及びT値を、回帰分析結果情報110に格納する。
図10は、本発明の実施の形態の株価分析システム1に記憶される回帰分析結果情報110の構成図である。
回帰分析結果情報110は、定数項の回帰係数1101、定数項のT値1102、金利の回帰係数1103、金利のT値1104、為替の回帰係数1105、為替のT値1106、国内企業物価指数の回帰係数1107、国内企業物価指数のT値1108、GDPの回帰係数1109及びGDPのT値1110を、時系列デュポン分解後財務指標情報105のドメイン販売費・一般管理費1031、ドメインマージン1032、売上高1033及び売上原価1034ごとに含む。
定数項の回帰係数1101は、回帰分析で求まる回帰係数a0である。定数項のT値1102は、回帰分析で求まる回帰係数a0の有効性を示す。
金利の回帰係数1103は、時系列デュポン分解後財務指標情報105のドメイン販売費・一般管理費1031、ドメインマージン1032、売上高1033又は売上原価1034に金利がどの程度の影響を与えるかを示す。金利のT値1104は、当該レコードの金利の回帰係数1103の有効性を示す。
為替の回帰係数1105は、時系列デュポン分解後財務指標情報105のドメイン販売費・一般管理費1031、ドメインマージン1032、売上高1033又は売上原価1034に為替がどの程度の影響を与えるかを示す。為替のT値1106は、当該レコードの為替の回帰係数1105の有効性を示す。
国内企業物価指数の回帰係数1107は、時系列デュポン分解後財務指標情報105のドメイン販売費・一般管理費1031、ドメインマージン1032、売上高1033又は売上原価1034に国内企業物価指数がどの程度の影響を与えるかを示す。国内企業物価指数のT値1108は、当該レコードの国内企業物価指数の回帰係数1107の有効性を示す。
GDPの回帰係数1109は、時系列デュポン分解後財務指標情報105のドメイン販売費・一般管理費1031、ドメインマージン1032、売上高1033又は売上原価1034にGDPがどの程度の影響を与えるかを示す。GDPのT値1110は、当該レコードのGDPの回帰係数1109の有効性を示す。
ここで、図2に戻る。
例えば、IR担当者が、実績市場価格・実績経済統計指標情報106に含まれる金利1061を説明変数X1として、為替1062を説明変数X2として、国内物価指数1063を説明変数X3として、GDP1064を説明変数X4として選択したとする。
すると、株価分析システム1は、数式2を用いて、回帰係数a0〜a4を算出する。
次に、株価分析システム1は、算出した回帰係数a0〜a4のそれぞれに対して、T値を算出する。次に、株価分析システム1は、算出した回帰係数a0〜a4及びT値を回帰分析結果情報110に格納する。
具体的には、株価分析システム1は、算出した定数項の回帰係数a0を、回帰分析結果情報110の定数項の回帰係数1101に格納する。次に、株価分析システム1は、定数項の回帰係数a0に対して算出したT値を、回帰分析結果情報110の定数項のT値1102に格納する。
次に、株価分析システム1は、算出した回帰係数a1を、回帰分析結果情報110の金利の回帰係数1103に格納する。次に、株価分析システム1は、回帰係数a1に対して算出したT値を、回帰分析結果情報110の金利のT値1104に格納する。
次に、株価分析システム1は、算出した回帰係数a2を、回帰分析結果情報110の為替の回帰係数1105に格納する。次に、株価分析システム1は、回帰係数a2に対して算出したT値を、回帰分析結果情報110の為替のT値1106に格納する。
次に、株価分析システム1は、算出した回帰係数a3を、回帰分析結果情報110の国内企業物価指数の回帰係数1107に格納する。次に、株価分析システム1は、回帰係数a3に対して算出したT値を、回帰分析結果情報110の国内企業物価指数のT値1108に格納する。
次に、株価分析システム1は、算出した回帰係数a4を、回帰分析結果情報110のGDPの回帰係数1109に格納する。次に、株価分析システム1は、回帰係数a4に対して算出したT値を、回帰分析結果情報110のGDPのT値1110に格納する。
以上のように、株価分析システム1は、回帰分析の結果を、回帰分析結果情報110に格納する。
一方、IR担当者は、ユーザ予測パラメータ107を株価分析システム1に入力する。なお、ユーザ予測パラメータ107は、企業の業績に影響を与える外部環境の変化率のIR担当者による予測値である。なお、ユーザ予測パラメータ107については、図11で詳細を説明する。
ユーザ予測パラメータ107が入力されると、株価分析システム1は、入力されたユーザ予測パラメータ107に基づいて、将来予測処理を行う(109)。これによって、株価分析システム1は、将来予測市場価格及び将来予測経済統計指標を算出する。そして、株価分析システムは、算出した将来予測市場価格及び将来予測経済統計指標を、将来市場価格・将来経済統計指標情報111に格納する。なお、将来市場価格・将来経済統計指標情報111については、図12で詳細を説明する。
図11は、本発明の実施の形態の株価分析システム1に入力されるユーザ予測パラメータ107の構成図である。
ユーザ予測パラメータ107は、金利の予測変化率1071、為替の予測変化率1072、国内企業物価指数の予測変化率1073、GDPの予測変化率1074及び補正比率1075を含む。
金利の予測変化率1071は、金利の将来の変化率のIR担当者による予測値である。為替の予測変化率1072は、為替の将来の変化率のIR担当者による予測値である。国内企業物価指数の予測変化率1073は、国内企業物価指数の将来の変化率のIR担当者による予測値である。GDPの予測変化率1074は、GDPの将来の変化率のIR担当者による予測値である。
補正比率1075は、将来予測市場価格及び将来予測経済統計指標が算出される際に、当該ユーザ予測パラメータ107をどの程度重視するかを示す。
図12は、本発明の実施の形態の株価分析システム1に記憶される将来市場価格・将来経済統計指標情報111の説明図である。
将来市場価格・将来経済統計指標情報111は、金利1111、為替1112、国内企業物価指数1113及びGDP1114を含む。
金利1111は、株価分析システム1による金利の将来の予測値である。為替1112は、株価分析システム1による為替の将来の予測値である。国内企業物価指数1113は、株価分析システム1による国内企業物価指数の将来の予測値である。GDP1114は、株価分析システム1によるGDPの将来の予測値である。
ここで、図2に戻る。
まず、株価分析システム1は、実績市場価格・実績経済統計指標情報106に含まれる金利1061、為替1062、国内物価指数1063及びGDP1064を順番に選択する。そして、株価分析システムは、選択した金利1061、為替1062、国内物価指数1063又はGDP1064ごとに以下の処理を行う。
株価分析システム1は、選択した金利1061、為替1062、国内物価指数1063又はGDP1064に時系列モデルを用いることによって、金利、為替、国内物価指数又はGDPの時系列モデルによる将来の予測値を算出する。
時系列モデルは、ARモデル、MAモデル、ARMAモデル又はARIMAモデルなどのいずれであってもよい。なお、時系列モデルについては、非特許文献1で詳細が説明されている。
ここでは、時系列モデルがARモデルである場合を説明する。まず、株価分析システム1は、数式3を用いて、時系列モデルパラメータφ1、φ2及び誤差項μ(t)を算出する。
なお、X(t)は、時刻tにおける金利1061、為替1062、国内物価指数1063又はGDP1064である。また、X(t−1)は、時刻t−1における金利1061、為替1062、国内物価指数1063又はGDP1064である。
次に、株価分析システム1は、算出した時系列モデルパラメータφ1、φ2、誤差項μ(t)及び数式3に基づいて、金利、為替、国内物価指数又はGDPの時系列モデルによる将来の予測値を算出する。
次に、株価分析システム1は、入力されたユーザ予測パラメータ107に基づいて、金利、為替、国内物価指数又はGDPのユーザ予測パラメータ107に基づく将来の予測値X'を算出する。
次に、株価分析システム1は、算出した時系列モデルによる将来の予測値X、ユーザ予測パラメータ107に基づく将来の予測値X'に基づいて、金利、為替、国内物価指数又はGDPの将来の予測値X''を算出する。
例えば、株価分析システム1は、数式4を用いて、金利、為替、国内物価指数又はGDPの将来の予測値X''を算出する。
なお、w1は、ユーザ予測パラメータ107に含まれる補正比率1075である。また、w2は、「1」からw1を減算することによって算出された値である。
そして、株価分析システム1は、算出した予測値X''を、将来市場価格・将来経済統計指標情報111に格納する。
具体的には、株価分析システム1は、算出した金利の将来の予測値X''を、将来市場価格・将来経済統計指標情報111の金利1111に格納する。次に、株価分析システム1は、算出した為替の将来の予測値X''を、将来市場価格・将来経済統計指標情報111の為替1112に格納する。次に、株価分析システム1は、算出した国内企業物価指数の将来の予測値X''を、将来市場価格・将来経済統計指標情報111の国内企業物価指数1113に格納する。次に、株価分析システム1は、算出したGDPの将来の予測値X''を、将来市場価格・将来経済統計指標情報111のGDP1114に格納する。
一方、IR担当者は、財務戦略パラメータ112を、株価分析システム1に入力する。
図13は、本発明の実施の形態の株価分析システム1に入力される財務戦略パラメータ112の構成図である。
財務戦略パラメータ112は、IR担当者によって決定された将来の戦略的な財務指標である。つまり、財務戦略パラメータ112は、将来の財務指標のIR担当者による希望値となる。
財務戦略パラメータ112は、PER1121、一株当たり純資産1122、財務リバレッジ1123、回転率1124、現金回転率1125、受取勘定回転率1126、棚卸資産回転率1127、固定資産回転率1128及びカバレッジ1129を含む。
PER1121は、税引後利益のすべてが配当に回された場合において元本を回収できるまでの年数の将来的な希望値である。
一株当たり純資産1122は、当該企業の一株当たりの自己資本の将来的な希望値である。財務リバレッジ1123は、自己資本に対する総資産の割り合いの将来的な希望値である。
回転率1124は、一年間の売上による総資産の回転数の将来的な希望値である。現金回転率1125は、一年間の売上による現金の回転数の将来的な希望値である。受取勘定回転率1126は、一年間の売上による受取勘定の回転数の将来的な希望値である。
棚卸資産回転率1127は、一年間の売上による棚卸資産の回転数の将来的な希望値である。固定資産回転率1128は、一年間の売上による固定資産の回転数の将来的な希望値である。カバレッジ214は、事業利益に対する税引後利益の割り合いの将来的な希望値である。
ここで、図2に戻る。
財務戦略パラメータ112が入力されると、株価分析システム1は、回帰分析結果情報110、将来市場価格・将来経済統計指標情報111及び財務戦略パラメータ112に基づいて、将来株価デュポン分解後財務指標生成処理を実行する(113)。これによって、株価分析システム1は、将来デュポン分解後財務指標情報114(図7A〜図7D)を作成する。
具体的には、株価分析システム1は、回帰分析結果情報110に含まれるすべてのレコードを順番に選択する。そして、株価分析システム1は、選択したレコードごとに、以下の処理を行う。
まず、株価分析システム1は、選択したレコードから、回帰係数aiを抽出する。そして、株価分析システム1は、抽出した回帰係数aiを、将来デュポン分解後財務指標情報114の回帰係数222とする。
次に、株価分析システム1は、抽出した回帰係数aiに対応する実績市場価格又は実績経済指標の将来の予測値X''iを、将来市場価格・将来経済統計指標情報111から抽出する。そして、株価分析システム1は、抽出した予測値X''iを、将来デュポン分解後財務指標情報114の市場価格・経済統計指標221とする。
次に、株価分析システム1は、数式5を用いて、選択したレコードに対応するドメイン販売費・一般管理費、ドメインマージン、売上高又は売上原価の将来の予測値Y''を算出する。
例えば、図10に示す回帰分析結果情報110の場合を説明する。この場合、株価分析システム1は、回帰分析結果情報110から順番に選択したレコードから、定数項の回帰係数1101、金利の回帰係数1103、為替の回帰係数1105、国内企業物価指数の回帰係数1107及びGDPの回帰係数1109を抽出する。このとき、株価分析システム1は、抽出した定数項の回帰係数1101を回帰係数a0とし、抽出した金利の回帰係数1103を回帰係数a1とし、抽出した為替の回帰係数1105を回帰係数a2とし、抽出した国内企業物価指数の回帰係数1107を回帰係数a3とし、抽出したGDPの回帰係数1109を回帰係数a4とする。
次に、株価分析システム1は、将来市場価格・将来経済統計指標情報111から、金利1111、為替1112、国内企業物価指数1113及びGDP1114を抽出する。このとき、株価分析システム1は、抽出した金利1111を、将来の予測値X''1とし、抽出した為替1112を、将来の予測値X''2とし、抽出した国内企業物価指数1113を、将来の予測値X''3とし、抽出したGDP1114を、将来の予測値X''4とする。
そして、株価分析システム1は、数式6を用いて、選択したレコードに対応するドメイン販売費・一般管理費、ドメインマージン、売上高又は売上原価の将来の予測値Y''を算出する。
株価分析システム1は、算出したドメイン販売費・一般管理費の将来の予測値Y''を、将来デュポン分解後財務指標情報114のドメイン販売費・一般管理費1031とする。次に、株価分析システム1は、算出したドメインマージンの将来の予測値Y''を、将来デュポン分解後財務指標情報114のドメインマージン1032とする。次に、株価分析システム1は、算出した売上高の将来の予測値Y''を、将来デュポン分解後財務指標情報114の売上高1033とする。次に、株価分析システム1は、算出した売上原価の将来の予測値Y''を、将来デュポン分解後財務指標情報114の売上原価1034とする。
次に、株価分析システム1は、将来デュポン分解後財務指標情報114に含まれるドメインマージン1032のすべてを合計することによって、当該企業全体のマージンの予測値を算出する。次に、株価分析システム1は、算出した当該企業全体のマージンの予測値から、将来デュポン分解後財務指標情報114に含まれるドメイン販売費・一般管理費1031のすべての合計値を減算することによって、当該企業全体の事業利益の予測値を算出する。
次に、株価分析システム1は、算出した企業全体の事業利益の予測値を、算出した企業全体のマージンの予測値で割ることによって、当該企業の営業効率の予測値を算出する。そして、株価分析システム1は、算出した企業の営業効率の予測値を、将来デュポン分解後財務指標情報114の営業効率215とする。
次に、株価分析システム1は、将来デュポン分解後財務指標情報114に含まれる売上高1033のすべてを合計することによって、当該企業全体の売上高の予測値を算出する。次に、株価分析システム1は、算出した企業全体の売上高の予測値から、将来デュポン分解後財務指標情報114に含まれる売上原価1034のすべての合計値を減算することによって、当該企業全体のマージンの予測値を算出する。
次に、株価分析システム1は、算出した企業全体のマージンの予測値を、算出した企業全体の売上高の予測値で割ることによって、当該企業の生産効率の予測値を算出する。そして、株価分析システム1は、算出した企業の生産効率の予測値を、将来デュポン分解後財務指標情報114の生産効率216とする。
次に、株価分析システム1は、入力された財務戦略パラメータ112のカバレッジ1129を、将来デュポン分解後財務指標情報114のカバレッジ214とする。
次に、株価分析システム1は、将来デュポン分解後財務指標情報114の営業効率215に、将来デュポン分解後財務指標情報114の生産効率216を乗ずることによって、当該企業の売上高事業利益率の予測値を算出する。そして、株価分析システム1は、算出した売上高事業利益率の予測値を、将来デュポン分解後財務指標情報114の売上高事業利益率213とする。
次に、株価分析システム1は、入力された財務戦略パラメータ112のカバレッジ1129に、将来デュポン分解後財務指標情報114の売上高事業利益率213を乗ずることによって、当該企業の収益性の予測値を算出する。そして、株価分析システム1は、算出した企業の収益性の予測値を、将来デュポン分解後財務指標情報114の収益性207とする。
次に、株価分析システム1は、入力された財務戦略パラメータ112の固定資産回転率1128を、将来デュポン分解後財務指標情報114の固定資産回転率212とする。次に、株価分析システム1は、入力された財務戦略パラメータ112の棚卸資産回転率1127を、将来デュポン分解後財務指標情報114の棚卸資産回転率211とする。
次に、株価分析システム1は、入力された財務戦略パラメータ112の受取勘定回転率1126を、将来デュポン分解後財務指標情報114の受取勘定回転率210とする。次に、株価分析システム1は、入力された財務戦略パラメータ112の現金回転率1125を、将来デュポン分解後財務指標情報114の現金回転率209とする。次に、株価分析システム1は、入力された財務戦略パラメータ112の回転率1124を、将来デュポン分解後財務指標情報114の回転率208とする。
次に、株価分析システム1は、入力された財務戦略パラメータ112の財務リバレッジ1123を、将来デュポン分解後財務指標情報114の財務リバレッジ206とする。
次に、株価分析システム1は、将来デュポン分解後財務指標情報114の回転率208に、将来デュポン分解後財務指標情報114の収益性207を乗ずることによって、当該企業のROAの予測値を算出する。そして、株価分析システム1は、算出した企業のROAの予測値を、将来デュポン分解後財務指標情報114のROA205とする。
次に、株価分析システム1は、入力された財務戦略パラメータ112の一株当たり純資産1122を、将来デュポン分解後財務指標情報114の一株当たり純資産204とする。
次に、株価分析システム1は、将来デュポン分解後財務指標情報114の財務リバレッジ206に、将来デュポン分解後財務指標情報114のROA205を乗ずることによって、当該企業のROEの予測値を算出する。そして、株価分析システム1は、算出した企業のROEの予測値を、将来デュポン分解後財務指標情報114のROE203とする。
次に、株価分析システム1は、入力された財務戦略パラメータ112のPER1121を、将来デュポン分解後財務指標情報114のPER202とする。
次に、株価分析システム1は、将来デュポン分解後財務指標情報114の一株当たり純資産204に、将来デュポン分解後財務指標情報114のROE203を乗ずることによって、当該企業のEPSの予測値を算出する。そして、株価分析システム1は、算出したEPSの予測値を、将来デュポン分解後財務指標情報114のEPS201とする。
次に、株価分析システム1は、将来デュポン分解後財務指標情報114のPER202に、将来デュポン分解後財務指標情報114のEPS201を乗ずることによって、当該企業の株価の予測値を算出する。そして、株価分析システム1は、算出した企業の株価の予測値を、将来デュポン分解後財務指標情報114の株価10201とする。
以上のように、株価分析システム1は、将来デュポン分解後財務指標情報114(図7A〜図7D)を作成する。
図14は、本発明の実施の形態の株価分析システム1によって作成される将来デュポン分解後財務指標情報114の説明図である。
株価分析システム1は、図9に示す実績市場価格・実績経済統計指標情報106及び図11に示すユーザ予測パラメータ107に基づいて、図12に示す将来市場価格・将来経済統計指標情報111を作成する。そして、株価分析システム1は、図10に示す回帰分析結果情報110、図12に示す将来市場価格・将来経済統計指標情報111及び図13に示す財務戦略パラメータ112に基づいて、図14に示す将来デュポン分解後財務指標情報114を作成する。
図14に示す将来デュポン分解後財務指標情報114は、2007年度のみの情報であるが、将来の複数年度の情報を含んでいてもよい。
ここで、図2に戻る。
株価分析システム1が、時系列実績株価デュポン分解処理104を実行した後に、IR担当者は、ストレスパラメータ情報116を、株価分析システム1に入力する。
図15は、本発明の実施の形態の株価分析システム1に入力されるストレスパラメータ情報116の構成図である。
ストレスパラメータ情報116は、金利のストレスパラメータ1161、為替のストレスパラメータ1162、国内企業物価指数のストレスパラメータ1163及びGDPのストレスパラメータ1164を含む。
金利のストレスパラメータ1161は、金利の将来の予測値に与えるストレスの大きさを示す。為替のストレスパラメータ1162は、為替の将来の予測値に与えるストレスの大きさを示す。国内企業物価指数のストレスパラメータ1163は、国内企業物価指数の将来の予測値に与えるストレスの大きさを示す。GDPのストレスパラメータ1164は、GDPの将来の予測値に与えるストレスの大きさを示す。
ここで、図2に戻る。
ストレスパラメータ情報116が入力されると、株価分析システム1は、デュポン分解財務指標変化度合計測処理を行う。
まず、株価分析システム1は、入力されたストレスパラメータ情報116及び将来市場価格・将来経済統計指標情報111に基づいて、ストレス付与後将来市場価格・将来経済統計指標情報119を作成する。
図16は、本発明の実施の形態の株価分析システム1に記憶されるストレス付与後将来市場価格・将来経済統計指標情報119の説明図である。
ストレス付与後将来市場価格・将来経済統計指標情報119は、金利1191、為替1192、国内企業物価指数1193及びGDP1194を含む。
金利1191は、ストレスが付与された後における、金利の将来の予測値である。為替1192は、ストレスが付与された後における、為替の将来の予測値である。国内企業物価指数1193は、ストレスが付与された後における、国内企業物価指数の将来の予測値である。GDP1194は、ストレスが付与された後における、GDPの将来の予測値である。
ここで、図2に戻る。
株価分析システム1は、入力されたストレスパラメータ情報116及び将来市場価格・将来経済統計指標情報111に基づいて、ストレス付与後将来市場価格・将来経済統計指標情報119を作成する。
具体的には、株価分析システム1は、将来市場価格・将来経済統計指標情報111の金利1111に、ストレスパラメータ情報116の金利のストレスパラメータ1161を乗ずることによって、ストレス付与後将来市場価格・将来経済統計指標情報119の金利1191を算出する。次に、株価分析システム1は、将来市場価格・将来経済統計指標情報111の為替1112に、ストレスパラメータ情報116の為替のストレスパラメータ1162を乗ずることによって、ストレス付与後将来市場価格・将来経済統計指標情報119の為替1192を算出する。
次に、株価分析システム1は、将来市場価格・将来経済統計指標情報111の国内企業物価指数1113に、ストレスパラメータ情報116の国内企業物価指数のストレスパラメータ1163を乗ずることによって、ストレス付与後将来市場価格・将来経済統計指標情報119の国内企業物価指数1193を算出する。次に、株価分析システム1は、将来市場価格・将来経済統計指標情報111のGDP1114に、ストレスパラメータ情報116のGDPのストレスパラメータ1164を乗ずることによって、ストレス付与後将来市場価格・将来経済統計指標情報119のGDP1194を算出する。
以上のように、株価分析システム1は、ストレス付与後将来市場価格・将来経済統計指標情報119を作成する。
なお、株価分析システム1は、将来市場価格・将来経済統計指標情報111の金利1111に、ストレスパラメータ情報116の金利のストレスパラメータ1161を加算することによって、ストレス付与後将来市場価格・将来経済統計指標情報119の金利1191を算出してもよい。ストレス付与後将来市場価格・将来経済統計指標情報119の為替1192、国内企業物価指数1193及びGDP1194についても、金利1191と同様である。
次に、株価分析システム1は、回帰分析結果情報110、ストレス付与後将来市場価格・将来経済統計指標情報119及び財務戦略パラメータ112に基づいて、ストレス付与後の将来デュポン分解後財務指標情報114(図7A〜図7D)を作成する。なお、ストレス付与後の将来デュポン分解後財務指標情報114を作成する処理は、将来市場価格・将来経済統計指標情報111の代わりに、ストレス付与後将来市場価格・将来経済統計指標情報119を用いる点を除き、将来デュポン分解後財務指標成績処理113と同一である。
図17は、本発明の実施の形態の株価分析システム1によって作成されるストレス付与後の将来デュポン分解後財務指標情報114の説明図である。
株価分析システム1は、図12に示す将来市場価格・将来経済統計指標情報111及び図15に示すストレスパラメータ情報116に基づいて、図16に示すストレス付与後将来市場価格・将来経済統計指標情報119を作成する。そして、株価分析システム1は、図10に示す回帰分析結果情報110、図16に示すストレス付与後将来市場価格・将来経済統計指標情報119及び図13に示す財務戦略パラメータ112に基づいて、図17に示すストレス付与後の将来デュポン分解後財務指標情報114を作成する。
図17に示すストレス付与後の将来デュポン分解後財務指標情報114は、2007年度のみの情報であるが、将来の複数年度の情報を含んでいてもよい。
ここで、図2に戻る。次に、株価分析システム1は、ステップS113で作成した将来デュポン分解後財務指標情報114とステップ115で作成したストレス付与後の将来デュポン分解後財務指標情報114とを比較することによって、将来財務指標変化度合及び将来株価変化度合を算出する(117)。
将来株価変化度合は、ストレスが付与されていない場合の株価の将来の予測値とストレスが付与された場合の株価の将来の予測値との差である。つまり、将来株価変化度合は、入力されたストレスパラメータ情報116に対応する外部環境の変化が株価にどの程度の影響を与えるかを示す。
将来財務指標変化度合は、ストレスが付与されていない場合の財務指標の将来の予測値とストレスが付与された場合の財務指標の将来の予測値との差である。つまり、将来財務指標変化度合は、入力されたストレスパラメータ情報116に対応する外部環境の変化が財務指標のそれぞれにどの程度の影響を与えるかを示す。
具体的には、株価分析システム1は、ステップ115で作成したストレス付与後の将来デュポン分解後財務指標情報114の株価10201から、ステップS113で作成した将来デュポン分解後財務指標情報114の株価10201を減算することによって、将来株価変化度合を算出する。
次に、株価分析システム1は、ステップ115で作成したストレス付与後の将来デュポン分解後財務指標情報114のEPS201から、ステップS113で作成した将来デュポン分解後財務指標情報114のEPS201を減算することによって、EPSの将来における変化度合を算出する。
更に、株価分析システム1は、EPS201と同様に、PER202、ROE203、一株当たり純資産204、ROA205、財務リバレッジ206、収益性207、回転率208、現金回転率209、受取勘定回転率210、棚卸資産回転率211、固定資産回転率212、売上高事業利益率213、カバレッジ214、営業効率215及び生産効率216についても、将来における変化度合を算出する。
そして、株価分析システム1は、算出した将来財務指標変化度合及び将来株価変化度合を出力する。例えば、株価分析システム1は、外部環境変化影響結果出力画面を表示する。
図18は、本発明の実施の形態の株価分析システム1に表示される外部環境変化影響結果出力画面の説明図である。
外部環境変化影響結果出力画面は、入力されたストレスパラメータ情報116に対応する外部環境の変化が株価及び財務指標に与える影響を示す。そのため、外部環境変化影響結果出力画面は、株価分析システム1によって算出された将来財務指標変化度合及び将来株価変化度合を含む。また、外部環境変化影響結果出力画面は、入力されたストレスパラメータ情報116を含んでいてもよい。
IR担当者は、外部環境変化影響結果出力画面を参照することによって、自身が入力したストレスパラメータ情報116に対応する外部環境の変化による、当該企業の株価及び財務指標の変化度合を知ることができる。そのため、IR担当者は、外部環境の変化を考慮して、株価を高めるための施策を立てることが可能となる。
なお、本実施の形態では、株価分析システム1は、販売費・一般管理費及びマージンの回帰分析を、事業ドメインごとに行ったが、企業全体の販売費・一般管理費及びマージンの回帰分析を行ってもよい。同様に、株価分析システム1は、売上高及び売上原価の回帰分析を、SBUごとに行ったが、企業全体の売上高び売上原価の回帰分析を行ってもよい。
この場合、株価分析システム1は、数式5を用いて、企業全体の販売費・一般管理費、企業全体のマージン、企業全体の売上高又は企業全体の売上原価の将来の予測値を算出できる。
本発明は、IR担当者などによって操作される計算機に利用できる。
本発明の実施の形態の株価分析システムのハードウェア構成のブロック図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムの機能構成のブロック図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムに記憶される実績株価情報の構成図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムに記憶される実績公開財務指標情報の構成図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムに記憶される実績社内財務指標情報の構成図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムによって作成される実績公開財務比率情報の構成図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムによって作成される時系列デュポン分解後財務指標情報及び将来デュポン分解後財務指標情報の説明図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムによって作成される時系列デュポン分解後財務指標情報及び将来デュポン分解後財務指標情報の説明図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムによって作成される時系列デュポン分解後財務指標情報及び将来デュポン分解後財務指標情報の説明図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムによって作成される時系列デュポン分解後財務指標情報及び将来デュポン分解後財務指標情報の説明図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムによって作成される時系列デュポン分解後財務指標情報の説明図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムに記憶される実績市場価格・実績経済統計指標情報の構成図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムに記憶される回帰分析結果情報の構成図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムに入力されるユーザ予測パラメータの構成図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムに記憶される将来市場価格・将来経済統計指標情報の説明図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムに入力される財務戦略パラメータの構成図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムによって作成される将来デュポン分解後財務指標情報の説明図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムに入力されるストレスパラメータ情報の構成図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムに記憶されるストレス付与後将来市場価格・将来経済統計指標情報の説明図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムによって作成されるストレス付与後の将来デュポン分解後財務指標情報の説明図である。 本発明の実施の形態の株価分析システムに表示される外部環境変化影響結果出力画面の説明図である。
符号の説明
1 株価分析システム
10 CPU
11 メモリ
12 HDD
13 インタフェース
14 通信制御装置
15 入力装置
16 ディスプレイ
20 実績公開財務比率情報
101 実績株価情報
102 実績公開財務指標情報
103 実績社内財務指標情報
104 時系列実績株価デュポン分解処理
105 時系列デュポン分解後財務指標情報
106 実績市場価格・実績経済統計指標情報
107 ユーザ予測パラメータ
110 回帰分析結果情報
111 将来市場価格・将来経済統計指標情報
112 財務戦略パラメータ
113 将来デュポン分解後財務指標成績処理
114 将来デュポン分解後財務指標情報
116 ストレスパラメータ情報
119 ストレス付与後将来市場価格・将来経済統計指標情報

Claims (16)

  1. 株価分析システムであって、
    株価構成要因である財務指標は、EPS、PER、ROE、一株当たり純資産、ROA、財務リバレッジ、収益性、回転率、売上高事業利益率及びカバレッジを含み、
    前記株価分析システムは、
    外部環境情報履歴記憶手段から外部環境情報の履歴を読み出し、営業効率履歴記憶手段から分析対象企業の営業効率の履歴を読み出し、前記読み出された外部環境情報の履歴及び前記読み出された分析対象企業の営業効率の履歴に基づいて、前記外部環境情報と前記分析対象企業の営業効率との相関を分析する第1分析処理を実行するステップと、
    前記外部環境情報履歴記憶手段から外部環境情報の履歴を読み出し、生産効率履歴記憶手段から分析対象企業の生産効率の履歴を読み出し、前記読み出された外部環境情報の履歴及び前記読み出された分析対象企業の生産効率の履歴に基づいて、前記外部環境情報と前記分析対象企業の生産効率との相関を分析する第2分析処理を実行するステップと、
    前記実行された第1分析処理の結果及び第2分析処理の結果を、分析処理結果記憶手段に記憶するステップと、
    前記分析処理結果記憶手段から前記第1分析処理の結果を読み出し、前記読み出された第1分析処理の結果及び外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記分析対象企業の営業効率の将来の予測値を算出するステップと、
    前記分析処理結果記憶手段から前記第2分析処理の結果を読み出し、前記読み出された第2分析処理の結果及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記分析対象企業の生産効率の将来の予測値を算出するステップと、
    前記財務指標をデュポン分解することによって前記営業効率及び前記生産効率を求める処理の逆演算を、前記算出された分析対象企業の営業効率の将来の予測値及び前記算出された分析対象企業の生産効率の将来の予測値に用いることによって、前記分析対象企業の前記財務指標の将来の予測値を算出し、前記株価をデュポン分解することによって前記財務指標を求める処理の逆演算を、前記算出された財務指標の将来の予測値に用いることによって、前記分析対象企業の株価の将来の予測値を算出するステップと、を実行することを特徴とする株価分析システム。
  2. 前記第1分析処理を実行するステップでは、
    前記読み出された分析対象企業の営業効率の履歴をデュポン分解することによって、前記分析対象企業の販売費及び一般管理費の合計額の履歴と、前記分析対象企業のマージン額の履歴と、を取得し、
    前記分析対象企業の販売費及び一般管理費の合計額を目的変数とし、且つ、前記外部環境情報を説明変数とする回帰分析を行うことによって、前記外部環境情報と前記分析対象企業の販売費及び一般管理費の合計額との相関を示す第1回帰係数を算出し、
    前記分析対象企業のマージン額を目的変数とし、且つ、前記外部環境情報を説明変数とする回帰分析を行うことによって、前記外部環境情報と前記分析対象企業のマージン額との相関を示す第2回帰係数を算出し、
    前記実行された第1分析処理の結果及び第2分析処理の結果を、前記分析処理結果記憶手段に記憶するステップでは、前記算出された第1回帰係数及び前記算出された第2回帰係数を、前記実行された第1分析処理の結果として、前記分析処理結果記憶手段に記憶し、
    前記分析対象企業の営業効率の将来の予測値を算出するステップでは、
    前記分析処理結果記憶手段から前記第1回帰係数を読み出し、
    前記読み出された第1回帰係数及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記分析対象企業の販売費及び一般管理費の合計額の将来の予測値を算出し、
    前記分析処理結果記憶手段から前記第2回帰係数を読み出し、
    前記読み出された第2回帰係数及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記分析対象企業のマージン額の将来の予測値を算出し、
    前記算出された分析対象企業のマージン額の将来の予測値から、前記算出された分析対象企業の販売費及び一般管理費の合計額の将来の予測値を減算することによって、前記分
    析対象企業の事業利益の将来の予測値を算出し、
    前記算出された分析対象企業の事業利益の将来の予測値を、前記算出された分析対象企業のマージン額の将来の予測値で割ることによって、前記分析対象企業の営業効率の将来の予測値を算出することを特徴とする請求項1に記載の株価分析システム。
  3. 前記分析対象企業は、一つ以上のグループから構成され、
    前記第1分析処理を実行するステップでは、
    前記読み出された分析対象企業の営業効率の履歴をデュポン分解することによって、前記グループの販売費及び一般管理費の合計額の履歴と、前記グループのマージン額の履歴と、を取得し、
    前記グループの販売費及び一般管理費の合計額を目的変数とし、且つ、前記外部環境情報を説明変数とする回帰分析を前記グループごとに行うことによって、前記外部環境情報と前記グループの販売費及び一般管理費の合計額との相関を示す第1回帰係数を前記グループごとに算出し、
    前記グループのマージン額を目的変数とし、且つ、前記外部環境情報を説明変数とする回帰分析を前記グループごとに行うことによって、前記外部環境情報と前記グループのマージン額との相関を示す第2回帰係数を前記グループごとに算出し、
    前記実行された第1分析処理の結果及び第2分析処理の結果を、前記分析処理結果記憶手段に記憶するステップでは、前記グループごとに算出された第1回帰係数及び前記グループごとに算出された第2回帰係数を、前記実行された第1分析処理の結果として、前記分析処理結果記憶手段に記憶し、
    前記分析対象企業の営業効率の将来の予測値を算出するステップでは、
    前記分析処理結果記憶手段から前記グループごとに算出された第1回帰係数を読み出し、
    前記読み出された第1回帰係数及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記グループの販売費及び一般管理費の合計額の将来の予測値を前記グループごとに算出し、
    前記グループごとに算出された販売費及び一般管理費の合計額の将来の予測値のすべてを合計することによって、前記分析対象企業の販売費及び一般管理費の合計額の将来の予測値を算出し、
    前記分析処理結果記憶手段から前記グループごとに算出された第2回帰係数を読み出し、
    前記読み出された第2回帰係数及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記グループのマージン額の将来の予測値を前記グループごとに算出し、
    前記グループごとに算出されたマージン額の将来の予測値のすべてを合計することによって、前記分析対象企業のマージン額の将来の予測値を算出し、
    前記算出された分析対象企業のマージン額の将来の予測値から、前記算出された分析対象企業の販売費及び一般管理費の合計額の将来の予測値を減算することによって、前記分析対象企業の事業利益の将来の予測値を算出し、
    前記算出された分析対象企業の事業利益の将来の予測値を、前記算出された分析対象企業のマージン額の将来の予測値で割ることによって、前記分析対象企業の営業効率の将来の予測値を算出することを特徴とする請求項1に記載の株価分析システム。
  4. 前記第2分析処理を実行するステップでは、
    前記読み出された分析対象企業の生産効率の履歴をデュポン分解することによって、前記分析対象企業の売上高の履歴と、前記分析対象企業の売上原価の履歴と、を取得し、
    前記分析対象企業の売上高を目的変数とし、且つ、前記外部環境情報を説明変数とする回帰分析を行うことによって、前記外部環境情報と前記分析対象企業の売上高との相関を
    示す第3回帰係数を算出し、
    前記分析対象企業の売上原価を目的変数とし、且つ、前記外部環境情報を説明変数とする回帰分析を行うことによって、前記外部環境情報と前記分析対象企業の売上原価との相関を示す第4回帰係数を算出し、
    前記実行された第1分析処理の結果及び第2分析処理の結果を、前記分析処理結果記憶手段に記憶するステップでは、前記算出された第3回帰係数及び前記算出された第4回帰係数を、前記第2分析処理の結果として、前記分析処理結果記憶手段に記憶し、
    前記分析対象企業の生産効率の将来の予測値を算出するステップでは、
    前記分析処理結果記憶手段から前記第3回帰係数を読み出し、
    前記読み出された第3回帰係数及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記分析対象企業の売上高の将来の予測値を算出し、
    前記分析処理結果記憶手段から前記第4回帰係数を読み出し、
    前記読み出された第4回帰係数及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記分析対象企業の売上原価の将来の予測値を算出し、
    前記算出された分析対象企業の売上高の将来の予測値から、前記算出された分析対象企業の売上原価の将来の予測値を減算することによって、前記分析対象企業のマージン額の将来の予測値を算出し、
    前記算出された分析対象企業のマージン額の将来の予測値を、前記算出された分析対象企業の売上高の将来の予測値で割ることによって、前記分析対象企業の生産効率の将来の予測値を算出することを特徴とする請求項1に記載の株価分析システム。
  5. 前記分析対象企業は、一つ以上のグループから構成され、
    前記第2分析処理を実行するステップでは、
    前記読み出された分析対象企業の生産効率の履歴をデュポン分解することによって、前記グループの売上高の履歴と、前記グループの売上原価の履歴と、を取得し、
    前記グループの売上高を目的変数とし、且つ、前記外部環境情報を説明変数とする回帰分析を前記グループごとに行うことによって、前記外部環境情報と前記グループの売上高との相関を示す第3回帰係数を前記グループごとに算出し、
    前記グループの売上原価を目的変数とし、且つ、前記外部環境情報を説明変数とする回帰分析を前記グループごとに行うことによって、前記外部環境情報と前記グループの売上原価との相関を示す第4回帰係数を前記グループごとに算出し、
    前記実行された第1分析処理の結果及び第2分析処理の結果を、前記分析処理結果記憶手段に記憶するステップでは、前記グループごとに算出された第3回帰係数及び前記グループごとに算出された第4回帰係数を、前記第2分析処理の結果として、前記分析処理結果記憶手段に記憶し、
    前記分析対象企業の生産効率の将来の予測値を算出するステップでは、
    前記分析処理結果記憶手段から前記グループごとに算出された第3回帰係数を読み出し、
    前記読み出された第3回帰係数及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記グループの売上高の将来の予測値を前記グループごとに算出し、
    前記グループごとに算出された売上高の将来の予測値のすべてを合計することによって、前記分析対象企業の売上高の将来の予測値を算出し、
    前記分析処理結果記憶手段から前記グループごとに算出された第4回帰係数を読み出し、
    前記読み出された第4回帰係数及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記グループの売上原価の将来の予測値を前記グループごとに算出し、
    前記グループごとに算出された売上原価の将来の予測値のすべてを合計することによって、前記分析対象企業の売上原価の将来の予測値を算出し、
    前記算出された分析対象企業の売上高の将来の予測値から、前記算出された分析対象企業の売上原価の将来の予測値を減算することによって、前記分析対象企業のマージン額の将来の予測値を算出し、
    前記算出された分析対象企業のマージン額の将来の予測値を、前記算出された分析対象企業の売上高の将来の予測値で割ることによって、前記分析対象企業の生産効率の将来の予測値を算出することを特徴とする請求項1に記載の株価分析システム。
  6. 前記分析対象企業の株価の将来の予測値を算出するステップでは、
    前記PER、前記一株当たり純資産、前記財務リバレッジ、前記回転率、及び、前記カバレッジを受け付け、
    前記算出された分析対象企業の営業効率の将来の予測値及び生産効率の将来の予測値を乗算することによって、前記売上高事業利益率の将来の予測値を算出し、
    前記算出された売上高事業利益率の将来の予測値と、前記受け付けたカバレッジと、を乗算することによって、前記収益性の将来の予測値を算出し、
    前記算出された収益性の将来の予測値と、前記受け付けた回転率と、を乗算することによって、前記ROAの将来の予測値を算出し、
    前記算出されたROAの将来の予測値と、前記受け付けた財務リバレッジと、を乗算することによって、前記ROEの将来の予測値を算出し、
    前記算出されたROEの将来の予測値と、前記受け付けた一株当たり純資産と、を乗算することによって、前記EPSの将来の予測値を算出し、
    前記算出されたEPSの将来の予測値と前記受け付けたPERとを乗算することによって、前記株価の将来の予測値を算出することを特徴とする請求項1に記載の株価分析システム。
  7. 前記分析対象企業の営業効率の将来の予測値を算出するステップでは、
    前記分析処理結果記憶手段から読み出された第1分析処理の結果及び外部環境情報の将来の第1の予測値に基づいて、前記分析対象企業の営業効率の将来の第1の予測値を算出し、
    前記分析処理結果記憶手段から読み出された第1分析処理の結果及び外部環境情報の将来の第2の予測値に基づいて、前記分析対象企業の営業効率の将来の第2の予測値を算出し、
    前記分析対象企業の生産効率の将来の予測値を算出するステップでは、
    前記分析処理結果記憶手段から読み出された第2分析処理の結果及び前記外部環境情報の将来の第1の予測値に基づいて、前記分析対象企業の生産効率の将来の第1の予測値を算出し、
    前記分析処理結果記憶手段から読み出された第2分析処理の結果及び前記外部環境情報の将来の第2の予測値に基づいて、前記分析対象企業の生産効率の将来の第2の予測値を算出し、
    前記分析対象企業の株価の将来の予測値を算出するステップでは、
    前記算出された分析対象企業の営業効率の将来の第1の予測値及び生産効率の将来の第1の予測値に基づいて、前記分析対象企業の財務指標の将来の第1の予測値及び株価の将来の第1の予測値を算出し、
    前記算出された分析対象企業の営業効率の将来の第2の予測値及び生産効率の将来の第2の予測値に基づいて、前記分析対象企業の財務指標の将来の第2の予測値及び株価の将来の第2の予測値を算出し、
    更に、前記算出された分析対象企業の財務指標の将来の第1の予測値と前記算出された分析対象企業の財務指標の将来の第2の予測値との差を算出するステップと、
    前記算出された分析対象企業の株価の将来の第1の予測値と前記算出された分析対象企業の株価の将来の第2の予測値との差を算出するステップと、を実行することを特徴とする請求項1に記載の株価分析システム。
  8. 前記外部環境情報は、金利情報、為替情報、国内物価指数情報及びGDP情報のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の株価分析システム。
  9. 分析対象企業の株価の将来の予測値を算出するプログラムであって、
    株価構成要因である財務指標は、EPS、PER、ROE、一株当たり純資産、ROA、財務リバレッジ、収益性、回転率、売上高事業利益率及びカバレッジを含み、
    前記プログラムは、
    外部環境情報履歴記憶手段から外部環境情報の履歴を読み出し、営業効率履歴記憶手段から分析対象企業の営業効率の履歴を読み出し、前記読み出された外部環境情報の履歴及び前記読み出された分析対象企業の営業効率の履歴に基づいて、前記外部環境情報と前記分析対象企業の営業効率との相関を分析する第1分析処理を実行するステップと、
    前記外部環境情報履歴記憶手段から外部環境情報の履歴を読み出し、生産効率履歴記憶手段から分析対象企業の生産効率の履歴を読み出し、前記読み出された外部環境情報の履歴及び前記読み出された分析対象企業の生産効率の履歴に基づいて、前記外部環境情報と前記分析対象企業の生産効率との相関を分析する第2分析処理を実行するステップと、
    前記実行された第1分析処理の結果及び第2分析処理の結果を、分析処理結果記憶手段に記憶するステップと、
    前記分析処理結果記憶手段から前記第1分析処理の結果を読み出し、前記読み出された第1分析処理の結果及び外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記分析対象企業の営業効率の将来の予測値を算出するステップと、
    前記分析処理結果記憶手段から前記第2分析処理の結果を読み出し、前記読み出された第2分析処理の結果及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記分析対象企業の生産効率の将来の予測値を算出するステップと、
    前記財務指標をデュポン分解することによって前記営業効率及び前記生産効率を求める処理の逆演算を、前記算出された分析対象企業の営業効率の将来の予測値及び前記算出された分析対象企業の生産効率の将来の予測値に用いることによって、前記分析対象企業の前記財務指標の将来の予測値を算出するステップと、
    前記株価をデュポン分解することによって前記財務指標を求める処理の逆演算を、前記算出された財務指標の将来の予測値に用いることによって、前記分析対象企業の株価の将来の予測値を算出するステップと、を計算機に実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 前記第1分析処理を実行するステップは、
    前記読み出された分析対象企業の営業効率の履歴をデュポン分解することによって、前記分析対象企業の販売費及び一般管理費の合計額の履歴と、前記分析対象企業のマージン額の履歴と、を取得するステップと、
    前記分析対象企業の販売費及び一般管理費の合計額を目的変数とし、且つ、前記外部環境情報を説明変数とする回帰分析を行うことによって、前記外部環境情報と前記分析対象企業の販売費及び一般管理費の合計額との相関を示す第1回帰係数を算出するステップと、
    前記分析対象企業のマージン額を目的変数とし、且つ、前記外部環境情報を説明変数とする回帰分析を行うことによって、前記外部環境情報と前記分析対象企業のマージン額との相関を示す第2回帰係数を算出するステップと、を含み、
    前記実行された第1分析処理の結果及び第2分析処理の結果を、前記分析処理結果記憶手段に記憶するステップは、前記算出された第1回帰係数及び前記算出された第2回帰係数を、前記実行された第1分析処理の結果として、前記分析処理結果記憶手段に記憶するステップを含み、
    前記分析対象企業の営業効率の将来の予測値を算出するステップは、
    前記分析処理結果記憶手段から前記第1回帰係数を読み出すステップと、
    前記読み出された第1回帰係数及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記分析対象企業の販売費及び一般管理費の合計額の将来の予測値を算出するステップと、
    前記分析処理結果記憶手段から前記第2回帰係数を読み出すステップと、
    前記読み出された第2回帰係数及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記分析対象企業のマージン額の将来の予測値を算出するステップと、
    前記算出された分析対象企業のマージン額の将来の予測値から、前記算出された分析対象企業の販売費及び一般管理費の合計額の将来の予測値を減算することによって、前記分析対象企業の事業利益の将来の予測値を算出するステップと、
    前記算出された分析対象企業の事業利益の将来の予測値を、前記算出された分析対象企業のマージン額の将来の予測値で割ることによって、前記分析対象企業の営業効率の将来の予測値を算出するステップと、を含むことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記分析対象企業は、一つ以上のグループから構成され、
    前記第1分析処理を実行するステップは、
    前記読み出された分析対象企業の営業効率の履歴をデュポン分解することによって、前記グループの販売費及び一般管理費の合計額の履歴と、前記グループのマージン額の履歴と、を取得するステップと、
    前記グループの販売費及び一般管理費の合計額を目的変数とし、且つ、前記外部環境情報を説明変数とする回帰分析を前記グループごとに行うことによって、前記外部環境情報と前記グループの販売費及び一般管理費の合計額との相関を示す第1回帰係数を前記グループごとに算出するステップと、
    前記グループのマージン額を目的変数とし、且つ、前記外部環境情報を説明変数とする回帰分析を前記グループごとに行うことによって、前記外部環境情報と前記グループのマージン額との相関を示す第2回帰係数を前記グループごとに算出するステップと、を含み、
    前記実行された第1分析処理の結果及び第2分析処理の結果を、前記分析処理結果記憶手段に記憶するステップは、前記グループごとに算出された第1回帰係数及び前記グループごとに算出された第2回帰係数を、前記実行された第1分析処理の結果として、前記分析処理結果記憶手段に記憶するステップを含み、
    前記分析対象企業の営業効率の将来の予測値を算出するステップは、
    前記分析処理結果記憶手段から前記グループごとに算出された第1回帰係数を読み出すステップと、
    前記読み出された第1回帰係数及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記グループの販売費及び一般管理費の合計額の将来の予測値を前記グループごとに算出するステップと、
    前記グループごとに算出された販売費及び一般管理費の合計額の将来の予測値のすべてを合計することによって、前記分析対象企業の販売費及び一般管理費の合計額の将来の予測値を算出するステップと、
    前記分析処理結果記憶手段から前記グループごとに算出された第2回帰係数を読み出すステップと、
    前記読み出された第2回帰係数及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記グループのマージン額の将来の予測値を前記グループごとに算出するステップと、
    前記グループごとに算出されたマージン額の将来の予測値のすべてを合計することによって、前記分析対象企業のマージン額の将来の予測値を算出するステップと、
    前記算出された分析対象企業のマージン額の将来の予測値から、前記算出された分析対象企業の販売費及び一般管理費の合計額の将来の予測値を減算することによって、前記分析対象企業の事業利益の将来の予測値を算出するステップと、
    前記算出された分析対象企業の事業利益の将来の予測値を、前記算出された分析対象企業のマージン額の将来の予測値で割ることによって、前記分析対象企業の営業効率の将来の予測値を算出するステップと、を含むことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  12. 前記第2分析処理を実行するステップは、
    前記読み出された分析対象企業の生産効率の履歴をデュポン分解することによって、前記分析対象企業の売上高の履歴と、前記分析対象企業の売上原価の履歴と、を取得するステップと、
    前記分析対象企業の売上高を目的変数とし、且つ、前記外部環境情報を説明変数とする回帰分析を行うことによって、前記外部環境情報と前記分析対象企業の売上高との相関を示す第3回帰係数を算出するステップと、
    前記分析対象企業の売上原価を目的変数とし、且つ、前記外部環境情報を説明変数とする回帰分析を行うことによって、前記外部環境情報と前記分析対象企業の売上原価との相関を示す第4回帰係数を算出するステップと、を含み、
    前記実行された第1分析処理の結果及び第2分析処理の結果を、前記分析処理結果記憶手段に記憶するステップは、前記算出された第3回帰係数及び前記算出された第4回帰係数を、前記第2分析処理の結果として、前記分析処理結果記憶手段に記憶するステップを含み、
    前記分析対象企業の生産効率の将来の予測値を算出するステップは、
    前記分析処理結果記憶手段から前記第3回帰係数を読み出すステップと、
    前記読み出された第3回帰係数及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記分析対象企業の売上高の将来の予測値を算出するステップと、
    前記分析処理結果記憶手段から前記第4回帰係数を読み出すステップと、
    前記読み出された第4回帰係数及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記分析対象企業の売上原価の将来の予測値を算出するステップと、
    前記算出された分析対象企業の売上高の将来の予測値から、前記算出された分析対象企業の売上原価の将来の予測値を減算することによって、前記分析対象企業のマージン額の将来の予測値を算出するステップと、
    前記算出された分析対象企業のマージン額の将来の予測値を、前記算出された分析対象企業の売上高の将来の予測値で割ることによって、前記分析対象企業の生産効率の将来の予測値を算出するステップと、を含むことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  13. 前記分析対象企業は、一つ以上のグループから構成され、
    前記第2分析処理を実行するステップは、
    前記読み出された分析対象企業の生産効率の履歴をデュポン分解することによって、前記グループの売上高の履歴と、前記グループの売上原価の履歴と、を取得するステップと、
    前記グループの売上高を目的変数とし、且つ、前記外部環境情報を説明変数とする回帰分析を前記グループごとに行うことによって、前記外部環境情報と前記グループの売上高との相関を示す第3回帰係数を前記グループごとに算出するステップと、
    前記グループの売上原価を目的変数とし、且つ、前記外部環境情報を説明変数とする回帰分析を前記グループごとに行うことによって、前記外部環境情報と前記グループの売上原価との相関を示す第4回帰係数を前記グループごとに算出するステップと、を含み、
    前記実行された第1分析処理の結果及び第2分析処理の結果を、前記分析処理結果記憶手段に記憶するステップは、前記グループごとに算出された第3回帰係数及び前記グループごとに算出された第4回帰係数を、前記第2分析処理の結果として、前記分析処理結果記憶手段に記憶するステップを含み、
    前記分析対象企業の生産効率の将来の予測値を算出するステップは、
    前記分析処理結果記憶手段から前記グループごとに算出された第3回帰係数を読み出すステップと、
    前記読み出された第3回帰係数及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記グループの売上高の将来の予測値を前記グループごとに算出するステップと、
    前記グループごとに算出された売上高の将来の予測値のすべてを合計することによって、前記分析対象企業の売上高の将来の予測値を算出するステップと、
    前記分析処理結果記憶手段から前記グループごとに算出された第4回帰係数を読み出すステップと、
    前記読み出された第4回帰係数及び前記外部環境情報の将来の予測値に基づいて、前記グループの売上原価の将来の予測値を前記グループごとに算出するステップと、
    前記グループごとに算出された売上原価の将来の予測値のすべてを合計することによって、前記分析対象企業の売上原価の将来の予測値を算出するステップと、
    前記算出された分析対象企業の売上高の将来の予測値から、前記算出された分析対象企業の売上原価の将来の予測値を減算することによって、前記分析対象企業のマージン額の将来の予測値を算出するステップと、
    前記算出された分析対象企業のマージン額の将来の予測値を、前記算出された分析対象企業の売上高の将来の予測値で割ることによって、前記分析対象企業の生産効率の将来の予測値を算出するステップと、を含むことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  14. 前記分析対象企業の財務指標の将来の予測値を算出するステップは、
    前記PER、前記一株当たり純資産、前記財務リバレッジ、前記回転率、及び、前記カバレッジを受け付け、
    前記算出された分析対象企業の営業効率の将来の予測値及び生産効率の将来の予測値を乗算することによって、前記売上高事業利益率の将来の予測値を算出し、
    前記算出された売上高事業利益率の将来の予測値と、前記受け付けたカバレッジと、を乗算することによって、前記収益性の将来の予測値を算出し、
    前記算出された収益性の将来の予測値と、前記受け付けた回転率と、を乗算することによって、前記ROAの将来の予測値を算出し、
    前記算出されたROAの将来の予測値と、前記受け付けた財務リバレッジと、を乗算することによって、前記ROEの将来の予測値を算出し、
    前記算出されたROEの将来の予測値と、前記受け付けた一株当たり純資産と、を乗算することによって、前記EPSの将来の予測値を算出するステップを含み、
    前記分析対象企業の株価の将来の予測値を算出するステップは、
    前記算出されたEPSの将来の予測値と前記受け付けたPERとを乗算することによって、前記株価の将来の予測値を算出するステップを含むことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  15. 前記分析対象企業の営業効率の将来の予測値を算出するステップは、
    前記分析処理結果記憶手段から読み出された第1分析処理の結果及び外部環境情報の将来の第1の予測値に基づいて、前記分析対象企業の営業効率の将来の第1の予測値を算出するステップと、
    前記分析処理結果記憶手段から読み出された第1分析処理の結果及び外部環境情報の将来の第2の予測値に基づいて、前記分析対象企業の営業効率の将来の第2の予測値を算出するステップと、を含み、
    前記分析対象企業の生産効率の将来の予測値を算出するステップは、
    前記分析処理結果記憶手段から読み出された第2分析処理の結果及び前記外部環境情報の将来の第1の予測値に基づいて、前記分析対象企業の生産効率の将来の第1の予測値を算出するステップと、
    前記分析処理結果記憶手段から読み出された第2分析処理の結果及び前記外部環境情報の将来の第2の予測値に基づいて、前記分析対象企業の生産効率の将来の第2の予測値を算出するステップと、を含み、
    前記分析対象企業の株価の将来の予測値を算出するステップは、
    前記算出された分析対象企業の営業効率の将来の第1の予測値及び生産効率の将来の第1の予測値に基づいて、前記分析対象企業の財務指標の将来の第1の予測値及び株価の将来の第1の予測値を算出するステップと、
    前記算出された分析対象企業の営業効率の将来の第2の予測値及び生産効率の将来の第2の予測値に基づいて、前記分析対象企業の財務指標の将来の第2の予測値及び株価の将来の第2の予測値を算出するステップと、を含み、
    更に、前記算出された分析対象企業の財務指標の将来の第1の予測値と前記算出された分析対象企業の財務指標の将来の第2の予測値との差を算出するステップと、
    前記算出された分析対象企業の株価の将来の第1の予測値と前記算出された分析対象企業の株価の将来の第2の予測値との差を算出するステップと、を前記計算機に実行させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  16. 前記外部環境情報は、金利情報、為替情報、国内物価指数情報及びGDP情報のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
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