JP5221440B2 - Ipマルチキャスト配信制御システムおよびipマルチキャスト配信制御方法、ならびにそのためのプログラム - Google Patents

Ipマルチキャスト配信制御システムおよびipマルチキャスト配信制御方法、ならびにそのためのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、マルチキャスト通信を制御するマルチキャスト配信制御技術に係り、より具体的には、IPネットワークに使用され、IPパケットをマルチキャスト配信する際に、マルチキャスト送信者とマルチキャスト受信者が同一のユーザグループ(例えば、同一のバーチャルプライベートネットワーク(VPN))内に属する通信に制限することが可能なIPマルチキャスト配信制御システムおよびIPマルチキャスト配信制御方法、ならびにそのためのプログラムに関する。
IPマルチキャスト配信制御システムとして、従来、特許第4085388号公報(特許文献1)に記載されたものが提案されている。特許文献1に開示されたIPマルチキャスト配信制御システムは、図15に示すように、IPマルチキャストネットワーク400に、マルチキャストアドレス管理テーブル110と配信者管理テーブル120と制御部130を備えたマルチキャストマルチキャスト配信制御サーバ100と、配信者によって操作される配信装置300と、フィルタ機能を備えたパケットフィルタ210を備えた配信者制御ルータ200を有している。
特許文献1に開示されているIPマルチキャスト配信制御システムの動作は、図13の動作例に示すように、まず、配信者収容ルータ200のパケットフィルタ210の機能によって配信者収容ポートには全てのマルチキャストアドレスに対して遮断設定しておく(a)。すなわち、当該配信者収容ポートにおいて、配信装置300から宛先アドレスがマルチキャストアドレスであるパケットを受信した場合、配信者収容ルータ200は該パケットを廃棄する。
マルチキャストアドレス管理テーブル110の初期状態は、全てのマルチキャストアドレスに対して未使用である。配信者管理テーブル120には、予め、マルチキャスト配信を許可する配信者の、配信者識別子と認証情報と当該配信者を収容する配信者収容ルータ200のIPアドレスと当該配信者が接続される配信者収容ルータ200のポート番号を登録しておく。
配信装置300はマルチキャスト配信を希望する場合、マルチキャスト配信制御サーバ100に対し、配信者識別子と認証情報を明示した配信要求を送信する(b)。
マルチキャスト配信制御サーバ100の制御部130は、配信装置300から配信要求を受信したら、配信者管理テーブル120から、当該配信者識別子に対応する配信者情報、すなわち、認証情報,配信者収容ルータ200のIPアドレス,配信者収容ポート番号を取得し、配信要求に明示されている認証情報と配信者管理テーブル120から取得した認証情報を照合する((c),(d))。
制御部130は、認証情報の照合に成功したら(e)、マルチキャストアドレス管理テーブル110に対して、マルチキャストアドレスを要求する(f)。マルチキャストアドレス管理テーブル110は、制御部130からマルチキャストアドレス要求を受信したら、未使用のマルチキャストアドレスの中から任意のマルチキャストアドレスを通知するとともに(g)、当該マルチキャストアドレスの使用フラグを“使用中”に変更する。
制御部130は、未使用マルチキャストアドレスを取得したら、配信者収容ルータ200のIPアドレスに対し、配信者収容ポート番号とマルチキャストアドレスを明記したパケット遮断解除要求を送信する(h)。制御部130から遮断解除要求を受信した配信者収容ルータ200は、指定された配信者収容ポートに指定されたマルチキャストアドレスへのパケットに対する遮断解除、すなわち、転送設定を実施し(i)、遮断解除に成功したら、パケット遮断解除成功の応答を行う(j)。
パケット遮断解除成功の応答を受信したマルチキャスト配信制御サーバ100の制御部130は、配信装置300に対して、マルチキャストアドレスを明記した配信許可応答を通知し(k)、配信許可応答を受信した配信装置300は、当該配信許可応答の通知を契機に、マルチキャスト配信を行う。
特許文献1に開示されたものでは、上記構成を採用することにより、IPマルチキャストにおいて、配信しても良いマルチキャストパケットのみを転送するようにし、不正マルチキャストトラヒックによる回線の帯域圧迫を軽減することを可能にしている。
特許第4085388号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、送信者に対する制御のみであり、受信者のマルチキャスト参加要求と連携していないため、例えば、同一のユーザグループ(例えば、同一のバーチャルプライベートネットワーク(VPN))内に限定されるマルチキャスト通信のように、送受信の範囲限定するような通信に対して、送信者と受信者が同一のユーザグループに属するかどうかを確認できないという問題がある。
そこで、本発明の目的は、上記従来技術における問題を解消し、IPパケットをマルチキャスト配信する際に、マルチキャスト送信者とマルチキャスト受信者が同一のユーザグループ(例えば、同一のバーチャルプライベートネットワーク(VPN))内に属する通信に制限することが可能なIPマルチキャスト配信制御システムおよびIPマルチキャスト配信制御方法、ならびにそのためのプログラムを提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために、マルチキャスト配信制御サーバが、チャネル識別子の送信元IPアドレスから送信者を特定し、マルチキャスト参加要求の発出元から受信者を特定し、送信者と受信者が許可される範囲内かどうかを判定するようにしている(下記(a),(e)参照)。
また、回線の有効利用という観点から、受信者のいなくなったマルチキャスト通信を早急に遮断することが有効であるが、その第一の方法として、受信者数を計数する方法(下記(b),(f)参照)と、受信者を明示的に記憶しておく方法(下記(c),(g)参照)を提案する。
また、高品質のVPNを提供する場合において、回線の帯域圧迫を防ぎ、既存通信の品質を維持するために、回線の使用帯域を仮想的に算出し、新規の通信に対し受付可否判定することも有効である(下記(d),(h)参照)。
本発明に係るプログラムは、上記処理をコンピュータに実行させるプログラムである(下記(i)参照)。
本発明の具体的な構成は次の如くである。
(a)本発明に係るIPマルチキャスト配信制御システムは、IPネットワークにおいて、マルチキャスト通信の送受信ユーザ範囲を限定するIPマルチキャスト配信制御システムであって、マルチキャスト配信制御サーバと、マルチキャストの送信者あるいは受信者となり得るユーザを収容するエッジルータとを備え、
前記マルチキャスト配信制御サーバは、同一のユーザグループ(例えば、同一のバーチャルプライベートネットワーク(VPN))に所属するユーザの、ユーザ識別子とIPアドレスと収容されるエッジルータと収容位置とを記憶するユーザ管理テーブルを備え、前記エッジルータは、前記マルチキャスト配信制御サーバからの指示に基づき、マルチキャスト転送をチャネル識別子単位で遮断或いは転送を制御するパケットフィルタを備え、かつ前記エッジルータは、初期状態では前記パケットフィルタにマルチキャスト転送を遮断する設定が行われ、受信者からマルチキャスト参加要求を受信した場合に、当該受信者のユーザ識別子と要求されたチャネル識別子とをマルチキャスト参加要求として、マルチキャスト配信制御サーバに送信する機能を有し、前記マルチキャスト配信制御サーバは、マルチキャスト参加要求を受信した場合、前記ユーザ管理テーブルを参照し、前記ユーザ識別子と前記チャネル識別子に含まれる送信者のIPアドレスである送信元IPアドレスとから、送信者と受信者が同一のユーザグループに所属することを確認し、同一のユーザグループに所属する場合には、送信元IPアドレスから、当該送信者の収容されるエッジルータと収容位置とを取得し、当該エッジルータに対し、当該収容位置からの当該チャネルのパケット遮断解除を実行し、前記受信者を収容するエッジルータに対し、当該受信者の収容位置への当該チャネルのパケットの遮断解除を実行する機能を有することを特徴とする。
(b)上記(a)において、前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらに、チャネル識別子毎に受信者数を計数するカウンタを備え、前記マルチキャスト配信制御サーバは、受信者へのパケットフィルタ遮断解除を実行した場合に、前記カウンタをカウントアップし、受信終了通知を受信した場合に、当該停止したチャネル識別子のカウンタをカウントダウンし、カウントダウンした結果、カウンタが0になった場合に、当該チャネルの受信者がいなくなったと判断し、前記ユーザ管理テーブルを参照して、当該チャネル識別子の送信者の収容されるエッジルータと収容位置とを取得し、当該エッジルータに対し、当該送信者からの当該チャネルのパケットの遮断設定を実行する機能を有し、前記エッジルータは、受信者へのパケット転送を停止した場合に、当該停止したチャネルの受信者へのパケットの遮断設定を実行するとともに、前記マルチキャスト配信制御サーバに対し、当該停止したチャネル識別子を、受信終了通知として送信する機能を有することを特徴とする。
(c)上記(a)において、前記マルチキャスト配信制御サーバは、チャネル識別子毎に受信者のユーザ識別子を記憶する受信者管理テーブルを備え、前記マルチキャスト配信制御サーバは、受信者へのパケットの遮断解除を実行した場合に、前記受信者管理テーブルに、当該遮断解除したチャネル識別子に関連付けて受信者のユーザ識別子を記憶し、受信終了通知を受信した場合に、前記受信者管理テーブルから、当該終了したチャネル識別子の、当該受信終了した受信者のユーザ識別子を削除し、前記受信者管理テーブルにおいて、チャネル識別子に対応して記憶された、ユーザ識別子がなくなった場合に、当該チャネルの受信者がいなくなったと判断し、前記ユーザ管理テーブルを参照して、当該チャネル識別子の送信者の収容されるエッジルータと収容位置とを取得し、当該エッジルータに対し、当該送信者からの当該チャネルのパケットの遮断設定を実行する機能を有することを特徴とする。
(d)上記(a)から(c)のいずれかにおいて、前記マルチキャスト配信制御サーバは、チャネル識別子のうちのマルチキャストアドレスと当該チャネルの使用帯域の関係を記憶する帯域管理テーブルとIPネットワークにおける回線の使用中帯域および最大使用可能帯域を記憶する回線リソース管理テーブルを備え、前記マルチキャスト配信制御サーバは、受信者を収容するエッジルータから、マルチキャスト参加要求を受信して、送信者と受信者が同一のユーザグループに所属することを確認した場合には、チャネル識別子のうちマルチキャストアドレスに基づき、前記帯域管理テーブルを参照し、当該チャネルの使用帯域を取得し、前記ユーザ管理テーブルから取得した送信者情報と受信者情報から、前記回線リソース管理テーブルを参照して、前記参加要求のあるマルチキャスト通信が新たに使用する回線の使用中帯域および最大使用可能帯域を取得し、前記チャネルの使用帯域と前記使用中帯域とから、当該マルチキャスト通信を行う場合の使用中帯域を算出し、前記最大使用可能帯域を超過する回線がなければ、エッジルータのパケット遮断解除を実行し、前記エッジルータから受信終了通知を受信した場合に、当該通知に記述されるチャネル識別子のうちマルチキャストアドレスに基づき、前記帯域管理テーブルを参照し、当該チャネルの使用帯域を取得し、前記ユーザ管理テーブルから取得した送信者情報と受信者情報から、前記回線リソース管理テーブルを参照して、前記受信終了通知がされたマルチキャスト通信が使している回線の使用中帯域を取得し、前記チャネルの使用帯域と前記使用中帯域とから、当該マルチキャスト通信を停止する場合の使用中帯域を算出して、使用中帯域を前記算出した値に更新する機能を有することを特徴とする。
(e)本発明に係るIPマルチキャスト配信制御方法は、IPネットワークにおいて、同一のユーザグループに所属するユーザの、ユーザ識別子とIPアドレスと収容されるエッジルータと収容位置とを記憶するユーザ管理テーブルを具備するマルチキャスト配信制御サーバと、マルチキャストの送信者あるいは受信者となり得るユーザを収容するとともに、前記マルチキャスト配信制御サーバからの指示に基づき、マルチキャスト転送をチャネル識別子単位で遮断或いは転送を制御するパケットフィルタを具備するエッジルータとを用い、マルチキャスト通信の送受信ユーザ範囲を限定するIPマルチキャスト配信制御方法であって、前記エッジルータにおいて、初期状態として前記パケットフィルタにマルチキャスト転送を遮断する設定を行う手順と、前記エッジルータが、受信者からマルチキャスト参加要求を受信した場合に、当該受信者のユーザ識別子と要求されたチャネル識別子とをマルチキャスト参加要求として、前記マルチキャスト配信制御サーバに送信する手順と、前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記マルチキャスト参加要求を受信した場合に、前記ユーザ管理テーブルを参照し、前記ユーザ識別子と前記チャネル識別子に含まれる送信者のIPアドレスである送信元IPアドレスとから、送信者と受信者が同一のユーザグループに所属することを確認する手順と、前記マルチキャスト配信制御サーバが、送信者と受信者が同一のユーザグループに所属する場合に、送信元IPアドレスから、当該送信者の収容されるエッジルータと収容位置とを取得し、当該エッジルータに対し、当該収容位置からの当該チャネルのパケット遮断解除を実行する手順と、前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記受信者を収容するエッジルータに対し、当該受信者の収容位置への、当該チャネルのパケットの遮断解除を実行する手順とを有することを特徴とする。
(f)上記(e)において、前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらにチャネル識別子毎に受信者数を計数するカウンタを具備し、前記マルチキャスト配信制御サーバが、受信者へのパケットの遮断解除を実行した場合に、前記カウンタをカウントアップする手順と、前記エッジルータが、受信者へのパケット転送を停止した場合に、当該停止したチャネルの受信者へのパケットの遮断設定を実行するとともに、前記マルチキャスト配信制御サーバに対し、当該停止したチャネル識別子を、受信終了通知として送信する手順と、前記マルチキャスト配信制御サーバが、受信終了通知を受信した場合に、当該停止したチャネル識別子のカウンタをカウントダウンする手順と、前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記カウントダウンした結果、カウンタが0になった場合に、当該チャネルの受信者がいなくなったと判断し、前記ユーザ管理テーブルを参照して、当該チャネル識別子の送信者の収容されるエッジルータと収容位置とを取得し、当該エッジルータに対し、当該送信者からの当該チャネルのパケットの遮断設定を実行する手順とを有することを特徴とする。
(g)上記(e)において、前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらにチャネル識別子毎に受信者のユーザ識別子を記憶する受信者管理テーブルを具備し、前記マルチキャスト配信制御サーバが、受信者へのパケットの遮断解除を実行した場合に、前記受信者管理テーブルに、当該遮断解除したチャネル識別子に関連付けて受信者のユーザ識別子を記憶する手順と、前記マルチキャスト配信制御サーバが、受信終了通知を受信した場合に、前記受信者管理テーブルから、当該終了したチャネル識別子の当該受信終了した受信者のユーザ識別子を削除する手順と、前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記受信者管理テーブルにおいて、チャネル識別子に対応して記憶されたユーザ識別子がなくなった場合に、当該チャネルの受信者がいなくなったと判断し、前記ユーザ管理テーブルを参照して、当該チャネル識別子の送信者の収容されるエッジルータと収容位置とを取得し、当該エッジルータに対し、当該送信者からの当該チャネルのパケットの遮断設定を実行する手順とを有することを特徴とする。
(h)上記(e)から(g)のいずれかにおいて、前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらにチャネル識別子のうちのマルチキャストアドレスと当該チャネルの使用帯域の関係を記憶する帯域管理テーブルとIPネットワークにおける回線の使用中帯域および最大使用可能帯域を記憶する回線リソース管理テーブルを具備し、
前記マルチキャスト配信制御サーバが、受信者を収容するエッジルータから、マルチキャスト参加要求を受信して、送信者と受信者が同一のユーザグループに所属することを確認した場合に、チャネル識別子のうちマルチキャストアドレスに基づき、前記帯域管理テーブルを参照し、当該チャネルの使用帯域情報を取得する手順と、前記ユーザ管理テーブルから取得した送信者情報と受信者情報から、前記回線リソース管理テーブルを参照して、前記参加要求のあるマルチキャスト通信が新たに使用する回線の、使用中帯域および最大使用可能帯域を取得する手順と、前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記チャネルの使用帯域と前記使用中帯域とから、当該マルチキャスト通信を行う場合の使用中帯域を算出し、前記最大使用可能帯域を超過する回線がなければ、エッジルータのパケット遮断解除を実行する手順と、前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記エッジルータから受信終了通知を受信した場合に、当該通知に記述されるチャネル識別子のうちマルチキャストアドレスに基づき、前記帯域管理テーブルを参照し、当該チャネルの使用帯域を取得手順と、前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記ユーザ管理テーブルから取得した送信者情報と受信者情報から、前記回線リソース管理テーブルを参照して、前記受信終了通知がされたマルチキャスト通信が使している回線の、使用中帯域を取得する手順と、前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記チャネルの使用帯域と前記使用中帯域とから、当該マルチキャスト通信を停止する場合の使用中帯域を算出して、使用中帯域を前記算出した値に更新する手順とを有することを特徴とする。
(i)本発明に係るプログラムは、コンピュータに、上記(e)から(h)のいずれかに記載のIPマルチキャスト配信制御方法における各手順を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、IPネットワークにおいて、同一のユーザグループ(例えば、同一のバーチャルプライベートネットワーク(VPN))の範囲内に限定したマルチキャスト通信を実現することが可能になる。また、受信者のいなくなったマルチキャスト通信を早急に遮断するようにしたので回線を有効利用することが可能になる。さらに、回線の帯域圧迫を防ぎ、既存通信の品質を維持することが可能になる。
本発明の実施例1のネットワーク構成例である。 本発明の実施例1のユーザ管理テーブル構成例である。 本発明の実施例1の動作例である。 本発明の実施例2のネットワーク構成例である。 本発明の実施例2の動作例である。 本発明の実施例3のネットワーク構成例である。 本発明の実施例3の受信者管理テーブル構成例である。 本発明の実施例3の動作例である。 本発明の実施例4のネットワーク構成例である。 本発明の実施例4の帯域管理テーブル構成例1である。 本発明の実施例4の帯域管理テーブル構成例2である。 本発明の実施例4のリソース管理テーブル構成例である。 本発明の実施例4の動作例1である。 本発明の実施例4の動作例2である。 従来のネットワーク構成例である。 従来の動作例である。
以下、本発明に係るIPマルチキャスト配信制御システムの実施例を、図面を用いて詳細に説明する。
(実施例1)
本発明の実施例1は、マルチキャスト配信制御サーバにより、チャネル識別子の送信元IPアドレスから送信者を特定し、マルチキャスト参加要求の発出元から受信者を特定し、送信者と受信者が許可される範囲内かどうかを判定するようにしたものである。
本発明に係るIPマルチキャスト配信制御システムの実施例1を、図1のネットワーク構成例と、図2のユーザ管理テーブルの構成例と、図3の動作例を用いて説明する。
本発明の実施例1におけるネットワーク構成例は、図1に示すように、ユーザ管理テーブル11を備えるマルチキャスト配信制御サーバ10と、送信者を収容する送信側エッジルータ20と、受信者を収容する受信側エッジルータ30と、ユーザ1〜3とから構成される。送信側エッジルータ20と受信側エッジルータ30は、それぞれマルチキャスト転送をチャネル識別子単位で遮断或いは転送を制御するパケットフィルタ21と31を備えている。
図1に示したネットワーク構成例では、ユーザ1が送信者、ユーザ2とユーザ3が受信者となる場合で、エッジルータを便宜的に送信側エッジルータ20および受信側エッジルータ30と記述しているが、ユーザ1〜3は論理的に送信者にも受信者にも成り得るし、エッジルータもまた論理的に送信側にも受信側にも成り得る。マルチキャスト配信制御サーバ10は、送信側エッジルータ20および受信側エッジルータ30と接続される。
本発明の実施例1のユーザ管理テーブル11は、図2のユーザ管理テーブル11の構成例に示すように、バーチャルプライベートネットワークID(VPN−ID) 11aと、ユーザID(UID) 11bと、ユーザIPアドレス(UIP) 11cと、エッジルータID(ERID) 11dと、収容位置 11eの各項目から構成される。
VPN−IDは、IP網がバーチャルプライベートネットワーク(VPN)に所属するユーザグループを特定するための識別子である。なお本明細書では、同一のバーチャルプライベートネットワーク(VPN))に所属するユーザグループを特定する識別子を用いた例で説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、より一般的に同一のユーザグループを特定する識別子であれば如何なる識別子を用いてもよい。
ユーザID(UID)は、IP網がユーザを識別するための識別子で、IP網が付与する任意の文字列が考えられる。あるいは、IP網がユーザに配布したIPアドレス(UIP)、またはIPアドレスレンジをユーザID(UID)として使用することも考えられる。あるいは、ユーザと回線が一対一に固定されるIP網においては、ユーザID(UID)を使用せず、エッジルータID(ERID)と収容位置で、ユーザ識別することも考えられる。
ユーザIPアドレス(UIP)は、IP網がユーザに配布したIPアドレスで、本実施例では、ユーザ1を識別するユーザIPアドレス(UID)は(100.0.1.1)で、ユーザ2を識別するユーザIPアドレス(UID)は(100.1.1.1)で、ユーザ3を識別するユーザIPアドレス(UID)は(100.1.2.1)である。
エッジルータID(ERID)は、ユーザを収容するエッジルータを特定するルータIDで、予め各エッジルータに記憶させており、当該エッジルータのIPアドレスを使用することが考えられる。本実施例では、ユーザ1を収容するルータのエッジルータIDが(100.0.0.1)で、ユーザ2と3を収容するルータのエッジルータIDが(100.1.0.1)である。
収容位置は、エッジルータにおけるユーザの収容位置を特定する識別子であり、エッジルータにおけるユーザが接続される回線ポートのインタフェース番号、回線番号、VLAN−IDなどを使用することが考えられる。本実施例では、ユーザ1とユーザ2がポート1に接続され、ユーザ3がポート2に接続される。
ユーザに対しユーザ認証を実施する場合は、ユーザID(UID)に加えてパスワードなどの認証情報を追加することも考えられる。
次に、本発明の実施例1の動作例を、動作例を示す図3を用いて説明する。例えば、図2のユーザ管理テーブル11に示す例において、ユーザ1からユーザ2へのマルチキャスト通信の場合の動作例を説明する。
本実施例においては、初期状態として、送信側エッジルータ20と受信側エッジルータ3はともに、転送遮断状態になっている((a),(b))。
まず、受信者(ユーザ2)は、受信側エッジルータ30に対し、マルチキャスト参加要求を送信する(c)。
マルチキャスト参加要求には、少なくともチャネル識別子が記述される。マルチキャスト通信において、チャネル識別子は、マルチキャストの送信元IPアドレス(S)とマルチキャストアドレス(G)の組合せで表現される。本実施例におけるチャネル識別子の例では(S,G)が(100.0.1.1,230.0.0.1)である。
受信者と受信者は、他の通信あるいは通信以外の手段によって、前記チャネル識別子を、予め、受信者に通知することが考えられるが、チャネル識別子の送受法は本発明を制限するものではない。
受信側エッジルータ30は、マルチキャスト参加要求を受信した場合、少なくともチャネル識別子(100.0.1.1,230.0.0.1)と、自身のERIDとマルチキャスト参加要求を受信した収容位置とを、マルチキャスト配信制御サーバ10に送信する(d)。本実施例のようにユーザ2からのマルチキャスト参加要求の例では、ERIDが100.1.0.1で、収容位置がポート1である。
また、受信者認証を実施する場合、受信者は、マルチキャスト参加要求に、UIDと認証情報を記述し、受信側エッジルータ30が、当該UIDと認証情報をマルチキャスト配信制御サーバ10に転送することも考えられる。
マルチキャスト配信制御サーバ10は、マルチキャスト参加要求を受信した場合、ユーザ管理テーブル11(図2参照)を参照し、送信者(ユーザ1)と送信者(ユーザ2)が同一VPNに所属することを確認する(e)。
マルチキャスト配信制御サーバ10は、例えば、マルチキャスト参加要求の内容が、前記の例のように、(S,G)が(100.0.1.1,230.0.0.1)であり、ERIDが100.1.0.1であり、収容位置がポート1である場合、ERIDと収容位置から、当該受信者がVPN1に所属するユーザ2であることが特定され、前記Sが100.0.1.1であることから、UIPにより送信者がVPN1に所属するユーザ1であること特定される。すなわち、マルチキャスト配信制御サーバ10は、送信者と受信者が同一VPNに所属することを確認し(e)、引き続きエッジルータ制御を実施する。
次に、マルチキャスト配信制御サーバ10は、ユーザ管理テーブル11より、送信者であるユーザ1が、ERIDが100.0.0.1である送信側エッジルータ20のポート1に収容されることを確認し、当該送信側エッジルータ20に、ポート1から、すなわちポート1の入力側にて、(S,G)が(100.0.1.1,230.0.1)であるマルチキャスト通信の遮断解除するための要求を送信する(f)。
また、マルチキャスト配信制御サーバ10は、ERIDが100.1.0.1である受信側エッジルータ30に対し、ポート1への、すなわちポート1の出力側にて、(S,G)が(100.0.1.1,230.0.1)であるマルチキャスト通信の遮断解除を実行するための要求を送信する(g)。
マルチキャスト配信制御サーバ10による、送信側エッジルータ20への制御と受信側エッジルータ30への制御とは順不同であることが考えられるが、送信側エッジルータ20への制御を失敗することを考慮し、送信側エッジルータ20への制御結果を待って、受信側エッジルータ30の制御を実施することも考えられる。
送信側エッジルータ20および受信側エッジルータ30は、マルチキャスト配信制御サーバ10から前記遮断解除要求((f),(g))を受信した場合、当該遮断解除を実行する((h).(i))。
送信者ユーザ1は遮断解除前にもマルチキャスト送信が可能であるが、送信側エッジルータ20が転送するのは、遮断解除以降となる。
なお、マルチキャスト配信制御サーバ10は遮断解除情報を記憶しており、例えば図3におけるユーザ3からのマルチキャスト参加要求(k)に対する(l),(m),(n),(o)(上述したユーザ2からのマルチキャスト参加要求(c)に対する(d),(e),(g),(i)に対応)のように、他の受信者により既に遮断解除されている場合には、送信側エッジルータ20への遮断解除要求を省略することも考えられる。
(実施例2)
本発明の実施例2は、受信者数を計数する受信者カウンタを利用することにより、受信者のいなくなったマルチキャスト通信を早急に遮断して回線の有効利用を図るものである。
本発明の実施例2を、図4に示すネットワーク構成例と、図5に示す動作例を用いて説明する。
本発明の実施例2におけるネットワーク構成とユーザ管理テーブル構成は、それぞれ実施例1の図1と図2に示したものと類似しており、マルチキャスト配信制御サーバ10が、送信側エッジルータ20および受信側エッジルータ30の遮断解除を実施する動作までは実施例1と同様である。なお、実施例2でも図3に示した送信者と受信者が同一VPNに所属することを確認する処理(図3の(e),(m))も行うが、図5では簡単化のためこれらの確認処理は省略して示している。
実施例2では、実施例1の構成に加えて、マルチキャスト配信制御サーバ10に遮断解除の回数(遮断解除された受信者数)をカウントする受信者カウンタ12を備えている。
実施例2においては、受信側エッジルータ30にて遮断解除した場合に、当該遮断解除したチャネルの受信者カウンタ12(受信者数)をカウントアップし、受信が終了して離脱(再度遮断)する場合に当該受信者カウンタ12(受信者数)をカウントダウンする構成が実施例1に追加される。
図5の動作例に示すように、本実施例においては、初期状態として、マルチキャスト配信制御サーバ10の受信者カウンタ12は0にリセットされ(a)、送信側エッジルータ20と受信側エッジルータ30はともに、転送遮断状態になっている((b),(c))。
まず、受信者(ユーザ2)は、受信側エッジルータ30に対し、マルチキャスト参加要求を送信する(d)。マルチキャスト配信制御サーバ10は、ユーザ2からマルチキャスト参加要求を受信側エッジルータ30を介して受信し(e)、送信者と受信者が同一VPNに所属することを確認し(図5では省略)、ユーザ2に対するマルチキャスト通信を遮断解除した場合((f),(g))、チャネル(S=100.0.1.1,G=230.0.0.1)の受信者カウンタ12(受信者数)を0から1にカウントアップする(h)。
更に、マルチキャスト配信制御サーバ10は、ユーザ3からマルチキャスト参加要求を受信側エッジルータ30を介して受信し((i),(j))、送信者と受信者が同一VPNに所属することを確認し(図5では省略)、ユーザ3に対するマルチキャスト転送を遮断解除する場合(l)、チャネル(S=100.0.1.1,G=230.0.0.1)の受信者カウンタ13(受信者数)を1から2へカウントアップする(k)。
次に、例えばユーザ3がマルチキャスト受信を終了した場合、受信側エッジルータ30は、ユーザ3からマルチキャスト離脱要求を受け取り(m)、ユーザ3を遮断し(n)、マルチキャスト配信サーバ10に該マルチキャスト離脱要求を通知すると(o)、マルチキャスト配信サーバ10は、チャネル(S=100.0.1.1,G=230.0.0.1)の受信者カウンタ12(受信者数)を2から1にカウントダウンする(p)。
マルチキャスト受信終了の契機は、図5に示すように、受信者が明示的にマルチキャスト離脱要求(m)を実行した場合の他に、例えば受信側エッジルータ30がユーザ監視のタイムアウト検出のように、自律的に判断する場合も考えられる。
また、受信側エッジルータ30におけるマルチキャスト転送の遮断解除と、マルチキャスト配信制御サーバ10への終了通知には順序性はなく、この順序に関して本発明を制限するものではない。
更に、ユーザ2がマルチキャスト受信を終了した場合、受信側エッジルータ30は、ユーザ2からマルチキャスト離脱要求を受け取り(q)、ユーザ2を遮断し(r)、マルチキャスト配信サーバ10に離脱要求を通知すると(s)、マルチキャスト配信サーバ10は、チャネル(S=100.0.1.1,G=230.0.0.1)の受信者カウンタ12(受信者数)を1から0にカウントダウンする(t)。
マルチキャスト配信制御サーバ10は、受信者カウンタ12が0になった場合、当該チャネル(S=100.0.1.1,G=230.0.0.1)の送信側エッジルータ20に対し、遮断設定を実施する((u),(v))。
(実施例3)
本発明の実施例3は、受信者を明示的に記憶しておく受信者管理テーブルを利用することにより、受信者のいなくなったマルチキャスト通信を早急に遮断して回線の有効利用を図るものである。
本発明の実施例3を、図6に示すネットワーク構成例と、図7に示す受信者管理テーブル13の例と、図8に示す動作例を用いて説明する。
本発明の実施例3におけるネットワーク構成とユーザ管理テーブル構成は、それぞれ実施例1の図1と図2に示したものと類似しており、マルチキャスト配信制御サーバ10が、送信側エッジルータ20および受信側エッジルータ30の遮断解除を実施する動作までは実施例1と同様である。なお、実施例3でも図3に示した送信者と受信者が同一VPNに所属することを確認する処理(図3の(e),(m))も行うが、図8では簡単化のためこれらの確認処理は省略して示している。
本発明の実施例3では、実施例2の受信者カウンタ12を受信者管理テーブル13に置き換えたもの、すなわち実施例1のマルチキャスト配信制御サーバ10の構成に、さらに遮断解除されているユーザのリスト(受信中UIDリスト)を保持する受信者管理テーブル13を備えている。
実施例3の受信者管理テーブル13は、図7に示すように、チャネル識別子13aと当該チャネルを受信中の受信中UIDリスト13bとを有しており、受信側エッジルータ30にて遮断解除した場合に、受信中UIDリストに当該遮断解除したユーザを加え、受信が終了して離脱(再度遮断)する場合に、受信中UIDリストから当該ユーザを削除されるように制御される。
受信者UIDリスト13bは、受信者を特定すればよいのであって、受信者がIPアドレスで特定できるIP網であればUIPでもよいし、受信者の収容される回線が固定であれば、エッジルータID(ERID)と収容位置の組合せでもよい。ここで受信中とは、マルチキャスト配信制御サーバ10の動作の観点からは、パケットフィルタ21,31の遮断解除中のことである。
実施例3と実施例2とは、実施例2が受信者数をカウンタで計数する動作であるのに対し、実施例3では受信者をUIDで記憶する点で相違している。
次に、実施例3における動作を、図8を用いて説明する。
マルチキャスト配信制御サーバ10が、送信側エッジルータ20および受信側エッジルータ30の遮断解除を実施する動作までは実施例1および実施例2と同様である。
実施例3では、受信側エッジルータ30にて遮断解除した場合に、当該遮断解除したチャネルの受信者のUIDを記憶するようにした点が、受信者カウンタをカウントアップするようにした実施例2とは異なっている。
図8に示すように、本実施例においては、初期状態として、マルチキャスト配信制御サーバ10の受信者管理テーブル13の受信者リストを空にし(a)、送信側エッジルータ20と受信側エッジルータ30はともに、転送遮断状態になっている((b),(c))。
マルチキャスト配信制御サーバ10は、実施例2と同様に、ユーザ2からマルチキャスト参加要求を受信側エッジルータ30を介して受信し((d),(e))、送信者と受信者が同一VPNに所属することを確認し(図8では省略)、ユーザ2に対するマルチキャスト通信を遮断解除する場合((f)〜(g))、チャネル(S=100.0.1.1,G=230.0.0.1)の受信者リスト(図7の受信中UIDリスト)にユーザ2を記憶する(h)。
マルチキャスト配信制御サーバ10は、遮断解除を実施した対象の受信者がユーザ2であることは、ユーザ管理テーブル11を用いて確認できる。
更に、マルチキャスト配信制御サーバ10は、ユーザ3からマルチキャスト参加要求を受信側エッジルータ30を介して受信し((i),(j))、送信者と受信者が同一VPNに所属することを確認し(図8では省略)、ユーザ3に対するマルチキャスト通信を遮断解除する場合、チャネル(S=100.0.1.1,G=230.0.0.1)の受信者リスト(図7の受信中UIDリスト)にユーザ3を追加する(k)。
次に、例えばユーザ3がマルチキャスト受信を終了し離脱要求を送信した場合(m)、受信者側エッジルータ30は、マルチキャスト配信サーバ10に通知するとともに(n)、ユーザ3を遮断し(o)、マルチキャスト配信サーバ10はチャネル(S=100.0.1.1,G=230.0.0.1)の受信者リスト(図7の受信中UIDリスト)からユーザ3を削除する(p)。
マルチキャスト配信制御サーバ10は、前記受信終了の通知のあった対象の受信者がユーザ2であることは、ユーザ管理テーブル11を用いて確認できる。
更に、ユーザ2がマルチキャスト受信を終了し離脱要求を送信した場合(q)、受信者側エッジルータ30は、マルチキャスト配信サーバ10に通知るとともに(r)、ユーザ2を遮断し(s)、チャネル(S=100.0.1.1,G=230.0.0.1)の受信者リスト(図7の受信中UIDリスト)からユーザ2を削除する(t)。
マルチキャスト配信制御サーバ10は、受信者リスト(図7の受信中UIDリスト)が空になった場合、当該チャネル(S=100.0.1.1,G=230.0.0.1)の送信者側エッジルータ20に対し、遮断設定を実施する(u,v)。
(実施例4)
本発明の実施例4は、高品質のVPNを提供する場合において、回線の帯域圧迫を防ぎ、既存通信の品質を維持するために、回線の使用帯域を仮想的に算出し、新規の通信に対し受付可否判定するようにしたものである。
本発明の実施例4を、図9に示すネットワーク構成例と、図10および図11に示す帯域管理テーブル例と、図12に示す回線リソース管理テーブル構成例と、図13に示す動作例1および図14に示す動作例2を用いて説明する。
実施例4のネットワーク構成例は、実施例1の図1と同様である。ただし、実施例4の説明のために、図9に示すように、マルチキャスト配信制御サーバ10は、実施例1,2,3と同様なユーザ管理テーブル11と、実施例2と同様な受信者カウンタ12または実施例3と同様な受信者管理テーブル13と、図10または図11に示す帯域管理テーブル14と、図12に示す回線リソース管理テーブル15を備えている。
なお、ユーザ1と送信側エッジルータ20との間の回線を回線1、送信側エッジルータ20と受信側エッジルータ30の間の回線を回線2、受信側エッジルータ30と受信者1および受信者2との間の回線を、それぞれ回線3、回線4と呼ぶことにする。
一般的には、送信側エッジルータ20と受信側エッジルータ30の間には複数のルータが接続されており、各ルータ間の回線が存在することが考えられるが、実施例4の説明では、説明の明確化のため送信側エッジルータ20と受信側エッジルータ30の間の回線を1回線とする。回線数が複数であっても同様である。
次に、実施例4の帯域管理テーブル14の構成例を、図11と図12を用いて説明する。
実施例4に用いる帯域管理テーブル14は、図10の帯域管理テーブル14の構成例1に示すように、マルチキャストアドレス14aと帯域値14bとから構成される。
例えば、マルチキャスト通信の帯域値が1Mbps、5Mbps、10Mbpsの場合があるとすると、それぞれにマルチキャストアドレスを割り当て、例えば、図10に示すように、帯域値1Mbpsの通信にはマルチキャストアドレス230.0.0.1を、帯域値5Mbpsの通信にはマルチキャストアドレス230.0.0.2を、帯域値10Mbpsの通信にはマルチキャストアドレス230.0.0.3を割り当てるものとする。
或いは、帯域管理の観点からは、帯域管理テーブル14は、図11の帯域管理テーブル14の構成例2に示すように、帯域値は1Mbps未満のチャネル、1Mbps以上〜5Mbps未満のチャネル、5Mbps以上〜10Mbps未満のチャネルというように、使用帯域に幅を設け、最も近い上限値を指定する方法も考えられる。いずれの場合も帯域管理テーブルには、予め、帯域値とマルチキャストアドレスの対応付けを登録しておく。
前記、帯域値とマルチキャストアドレスとの関係は、予め、ユーザに通知することにより、ユーザは使用する帯域に応じて、マルチキャストアドレスを選択できる。
ユーザが帯域値に応じてマルチキャストアドレスを選択する場合、チャネル識別子としてはマルチキャストアドレスと送信元IPアドレスとの組合せであるため、異なるユーザが同一マルチキャストアドレスを同時使用しても、送信元IPアドレスが異なることから、チャネル識別は可能である。
或いは、同一送信者が同一送信元IPアドレスの端末から、同一帯域のチャネルを複数送信することも考慮する場合、図11に示すようにマルチキャストアドレスを範囲で管理し、ユーザが範囲の中からチャネル識別可能なように、それぞれのチャネルに対し選択することも考えられる。
次に、実施例4の回線リソース管理テーブル15の構成例を、図12を用いて説明する。
実施例4の回線リソース管理テーブル15は、回線を識別する回線ID15aと、最大使用可能帯域値15bと、使用中帯域値15cとから構成される。
あるいは、使用中帯域値の代わりに、最大使用帯域値から使用中帯域値を減じた残余帯域値を記憶する方法も考えられる。
前記、最大使用可能帯域値15bは、当該回線におけるマルチキャスト通信が使用可能な上限値で、物理的な回線速度かIP網提供者が定める分類毎の使用可能帯域、或いはユーザとIP網提供者との契約に基づく論理速度など、が考えられ、予め登録しておくものとする。ただし、最大使用可能帯域の決定方法は、本発明を制限するものではない。
前記、使用中帯域値15cは、当該回線において、マルチキャスト通信が実際に使用している帯域である。
次に、実施例4の動作例を、図13(動作例1)および図14(動作例2)を用いて説明する。
(動作例1)
まず、図13の動作例1を用いて基本動作を説明する。
初期状態においては、回線リソース管理テーブル15における回線1〜回線3の使用中帯域は全て0であり(a)、また、送信側エッジルータ20と受信側エッジルータ30はともに、転送遮断状態になっている((b),(c))。
マルチキャスト配信制御サーバ10は、ユーザ2からのマルチキャスト参加要求に基づき(d)、受信者側エッジルータ30から(S=100.0.1.1,G=230.0.2.1)に対するマルチキャスト参加要求を受信した場合(e)、実施例1の送受信範囲確認動作(送信者と受信者が同一VPNに所属することの確認動作(図13では省略))に加えて、帯域管理テーブル14から要求されたチャネルの帯域値を取得して、回線リソース管理テーブル15を参照し、各回線で最大使用帯域を越えないことを確認する。例えば、図10に示す帯域管理テーブル14を参照すると、マルチキャストアドレス(G=230.0.2.1)に対応する帯域は10Mbpsになる。
次に、送信元IPアドレスが100.01.1から参加要求を送信した受信者がユーザ2であるなら、回線1,回線2,回線3を経由する。マルチキャスト配信制御サーバ10が回線を判断する方法として、予め登録する方法や、IP網のルータから逐次情報収集する方法などが考えられるが、本発明はマルチキャスト経路を取得する方法を制限するものではない。
次に、マルチキャスト配信制御サーバ10は、図12の回線リソース管理テーブル15を参照し、回線1、回線2、回線3の使用中帯域に、帯域管理テーブル14から取得した10Mbpsを加算した結果が、最大使用可能帯域以下であるかどうかを確認し、最大使用可能帯域以下であれば(f)、受付許可し(g)、実施例1と同様に送信側エッジルータ20および受信側エッジルータ30に対する遮断解除制御を実行する((h)と(l),(i)と(j))。
このとき、回線リソース管理テーブル15の使用中帯域を、前記加算した結果の値に更新する(k)。
なお、図13では図示しないが、前記受付判定(f)の結果、最大使用可能帯域を越えていれば、受付拒否し、エッジルータ制御を実行せずに終了する。
また、マルチキャスト配信制御サーバ10は、マルチキャスト終了通知を受信した場合((m),(n))、マルチキャスト通信が停止される回線の使用中帯域を減算する(p)。
例えば、マルチキャスト配信制御サーバ10は、受信者2のマルチキャスト終了通知を受信した場合(m)、図12の回線リソース管理テーブル15を参照し、回線3の使用中帯域から、帯域管理テーブル14から取得した10Mbpsを減算し、使用中帯域の値を更新した後(p)、送信側エッジルータ20に遮断要求を送信し(q)、それを受信した送信側エッジルータ20は転送を遮断する(s)。
なお、実施例2(受信者カウンタを用いた実施例)あるいは実施例3(受信者管理テーブルを用いた実施例)の動作により、終了通知を受信したチャネルに対する受信者がいなくなったと判断した場合、送信者からの経路上の回線、すなわち回線1および回線2についても、使用中帯域の値を減算して更新する(r)。
(動作例2)
次に、図14を用いて動作例2を説明する。
マルチキャスト配信制御サーバ10は、図14の動作例2に示すように、送信側エッジルータ20において遮断解除済みのチャネルに対して、第二番目以降の受信者に対するマルチキャスト参加要求を受信した場合、新たにマルチキャスト通信が転送される回線のみ、受付判定することが考えられる。図14において、(a)〜(l)までの処理は、図13の動作例1と同じである。
例えば、図9に示したネットワーク構成例にて、ユーザ3からマルチキャスト参加要求がある場合((n),(o))、ユーザ1からユーザ2への当該チャネルのマルチキャスト通信が行われており、すなわち回線1および回線2において当該チャネルが転送中であるときは、新たにマルチキャスト通信が開始されるのは回線4のみであり、マルチキャスト配信制御サーバ10は、図12の回線リソース管理テーブル15を参照し、回線4の使用中帯域に、帯域管理テーブル14から取得した10Mbpsを加算した結果が、最大使用可能帯域以下であるかどうかを確認し、最大使用可能帯域以下であれば(p)、受付許可し(q)、受信側エッジルータ30に対するユーザ3に対する遮断解除制御を実行し(r),(s))、回線4の使用中帯域の値を加算して更新する(t)。
なお、実施例1(図3)、実施例2(図5)、実施例3(図8)、および実施例4(図13,図14)において説明したマルチキャスト配信制御サーバ10と送信側エッジルータ20と受信側エッジルータ30において行われる各処理手順は、それらの装置の構成要素であるCPUやメモリなどからなるコンピュータのハードウェア資源を用いて該各処理手順に対応するプログラムを実行することによって実現される。また各処理手順に対応するプログラムは、FD,CD−ROM、DVDなどの記録媒体や、インターネットなどのネットワークを介して市場に流通させることができる。
10:マルチキャスト配信制御サーバ
11:ユーザ管理テーブル
11a:バーチャルプライベートネットワークID(VPN−ID)
11b:ユーザID(UID)
11c:ユーザIPアドレス(UIP)
11d:エッジルータID(ERID)
11e:収容位置
12:受信者カウンタ
13:受信者管理テーブル
13a:チャネル識別子
13b:受信中UIDリスト
14:帯域管理テーブル
14a:マルチキャストアドレス
14b:帯域値
14c:マルチキャストアドレス
14d:帯域値
15:回線リソース管理テーブル
15a:回線ID
15b:最大使用可能帯域値
15c:使用中帯域値
20:送信側エッジルータ
21:パケットフィルタ
30:受信側エッジルータ
31:パケットフィルタ

Claims (9)

  1. IP(Internet Protocol)ネットワークにおいて、マルチキャスト通信の送受信ユーザ範囲を限定するIPマルチキャスト配信制御システムであって、
    マルチキャスト配信制御サーバと、マルチキャストの送信者あるいは受信者となり得るユーザを収容するエッジルータとを備え、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、同一のユーザグループに所属するユーザの、ユーザ識別子とIPアドレスと収容されるエッジルータと収容位置とを記憶するユーザ管理テーブルを備え、
    前記エッジルータは、前記マルチキャスト配信制御サーバからの指示に基づき、マルチキャスト転送をチャネル識別子単位で遮断或いは転送を制御するパケットフィルタを備え、
    かつ前記エッジルータは、初期状態では前記パケットフィルタにマルチキャスト転送を遮断する設定が行われ、受信者からマルチキャスト参加要求を受信した場合に、当該受信者のユーザ識別子と要求されたチャネル識別子とをマルチキャスト参加要求として、マルチキャスト配信制御サーバに送信する機能を有し、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、マルチキャスト参加要求を受信した場合、前記ユーザ管理テーブルを参照し、前記ユーザ識別子と前記チャネル識別子に含まれる送信者のIPアドレスである送信元IPアドレスとから、送信者と受信者が同一のユーザグループに所属することを確認し、同一のユーザグループに所属する場合には、送信元IPアドレスから、当該送信者の収容されるエッジルータと収容位置とを取得し、当該エッジルータに対し、当該収容位置からの当該チャネルのパケット遮断解除を実行し、前記受信者を収容するエッジルータに対し、当該受信者の収容位置への当該チャネルのパケットの遮断解除を実行する機能を有する
    ことを特徴とするIPマルチキャスト配信制御システム。
  2. 請求項1記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらに、チャネル識別子毎に受信者数を計数するカウンタを備え、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、受信者へのパケットの遮断解除を実行した場合に、前記カウンタをカウントアップし、受信終了通知を受信した場合に、当該停止したチャネル識別子のカウンタをカウントダウンし、カウントダウンした結果、カウンタが0になった場合に、当該チャネルの受信者がいなくなったと判断し、前記ユーザ管理テーブルを参照して、当該チャネル識別子の送信者の収容されるエッジルータと収容位置とを取得し、当該エッジルータに対し、当該送信者からの当該チャネルのパケットの遮断設定を実行する機能を有し、
    前記エッジルータは、受信者へのパケット転送を停止した場合に、当該停止したチャネルの受信者へのパケットの遮断設定を実行するとともに、前記マルチキャスト配信制御サーバに対し、当該停止したチャネル識別子を、受信終了通知として送信する機能を有する
    ことを特徴とするIPマルチキャスト配信制御システム。
  3. 請求項1記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、チャネル識別子毎に受信者のユーザ識別子を記憶する受信者管理テーブルを備え、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、受信者へのパケットの遮断解除を実行した場合に、前記受信者管理テーブルに、当該遮断解除したチャネル識別子に関連付けて受信者のユーザ識別子を記憶し、受信終了通知を受信した場合に、前記受信者管理テーブルから、当該終了したチャネル識別子の、当該受信終了した受信者のユーザ識別子を削除し、前記受信者管理テーブルにおいて、チャネル識別子に対応して記憶された、ユーザ識別子がなくなった場合に、当該チャネルの受信者がいなくなったと判断し、前記ユーザ管理テーブルを参照して、当該チャネル識別子の送信者の収容されるエッジルータと収容位置とを取得し、当該エッジルータに対し、当該送信者からの当該チャネルのパケットの遮断設定を実行する機能を有する
    ことを特徴とするIPマルチキャスト配信制御システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のIPマルチキャスト配信制御システムにおいて、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、チャネル識別子のうちのマルチキャストアドレスと当該チャネルの使用帯域の関係を記憶する帯域管理テーブルとIPネットワークにおける回線の使用中帯域および最大使用可能帯域を記憶する回線リソース管理テーブルを備え、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、受信者を収容するエッジルータから、マルチキャスト参加要求を受信して、送信者と受信者が同一のユーザグループに所属することを確認した場合には、チャネル識別子のうちマルチキャストアドレスに基づき、前記帯域管理テーブルを参照し、当該チャネルの使用帯域を取得し、前記ユーザ管理テーブルから取得した送信者情報と受信者情報から、前記回線リソース管理テーブルを参照して、前記参加要求のあるマルチキャスト通信が新たに使用する回線の使用中帯域および最大使用可能帯域を取得し、前記チャネルの使用帯域と前記使用中帯域とから、当該マルチキャスト通信を行う場合の使用中帯域を算出し、前記最大使用可能帯域を超過する回線がなければ、エッジルータのパケット遮断解除を実行し、前記エッジルータから受信終了通知を受信した場合に、当該通知に記述されるチャネル識別子のうちマルチキャストアドレスに基づき、前記帯域管理テーブルを参照し、当該チャネルの使用帯域を取得し、前記ユーザ管理テーブルから取得した送信者情報と受信者情報から、前記回線リソース管理テーブルを参照して、前記受信終了通知がされたマルチキャスト通信が使している回線の使用中帯域を取得し、前記チャネルの使用帯域と前記使用中帯域とから、当該マルチキャスト通信を停止する場合の使用中帯域を算出して、使用中帯域を前記算出した値に更新する機能を有する
    ことを特徴とするIPマルチキャスト配信制御システム。
  5. IP(Internet Protocol)ネットワークにおいて、同一のユーザグループに所属するユーザの、ユーザ識別子とIPアドレスと収容されるエッジルータと収容位置とを記憶するユーザ管理テーブルを具備するマルチキャスト配信制御サーバと、マルチキャストの送信者あるいは受信者となり得るユーザを収容するとともに、前記マルチキャスト配信制御サーバからの指示に基づき、マルチキャスト転送をチャネル識別子単位で遮断或いは転送を制御するパケットフィルタを具備するエッジルータとを用い、マルチキャスト通信の送受信ユーザ範囲を限定するIPマルチキャスト配信制御方法であって、
    前記エッジルータにおいて、初期状態として前記パケットフィルタにマルチキャスト転送を遮断する設定を行う手順と、
    前記エッジルータが、受信者からマルチキャスト参加要求を受信した場合に、当該受信者のユーザ識別子と要求されたチャネル識別子とをマルチキャスト参加要求として、前記マルチキャスト配信制御サーバに送信する手順と、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記マルチキャスト参加要求を受信した場合に、前記ユーザ管理テーブルを参照し、前記ユーザ識別子と前記チャネル識別子に含まれる送信者のIPアドレスである送信元IPアドレスとから、送信者と受信者が同一のユーザグループに所属することを確認する手順と、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、送信者と受信者が同一のユーザグループに所属する場合に、送信元IPアドレスから、当該送信者の収容されるエッジルータと収容位置とを取得し、当該エッジルータに対し、当該収容位置からの当該チャネルのパケット遮断解除を実行する手順と、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記受信者を収容するエッジルータに対し、当該受信者の収容位置への、当該チャネルのパケットの遮断解除を実行する手順と
    を有することを特徴とするIPマルチキャスト配信制御方法。
  6. 請求項5記載のIPマルチキャスト配信制御方法において、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらにチャネル識別子毎に受信者数を計数するカウンタを具備し、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、受信者へのパケットの遮断解除を実行した場合に、前記カウンタをカウントアップする手順と、
    前記エッジルータが、受信者へのパケット転送を停止した場合に、当該停止したチャネルの受信者へのパケットの遮断設定を実行するとともに、前記マルチキャスト配信制御サーバに対し、当該停止したチャネル識別子を、受信終了通知として送信する手順と、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、受信終了通知を受信した場合に、当該停止したチャネル識別子のカウンタをカウントダウンする手順と、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記カウントダウンした結果、カウンタが0になった場合に、当該チャネルの受信者がいなくなったと判断し、前記ユーザ管理テーブルを参照して、当該チャネル識別子の送信者の収容されるエッジルータと収容位置とを取得し、当該エッジルータに対し、当該送信者からの当該チャネルのパケットの遮断設定を実行する手順と
    を有することを特徴とするIPマルチキャスト配信制御方法。
  7. 請求項5記載のIPマルチキャスト配信制御方法において、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらにチャネル識別子毎に受信者のユーザ識別子を記憶する受信者管理テーブルを具備し、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、受信者へのパケットの遮断解除を実行した場合に、前記受信者管理テーブルに、当該遮断解除したチャネル識別子に関連付けて受信者のユーザ識別子を記憶する手順と、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、受信終了通知を受信した場合に、前記受信者管理テーブルから、当該終了したチャネル識別子の当該受信終了した受信者のユーザ識別子を削除する手順と、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記受信者管理テーブルにおいて、チャネル識別子に対応して記憶されたユーザ識別子がなくなった場合に、当該チャネルの受信者がいなくなったと判断し、前記ユーザ管理テーブルを参照して、当該チャネル識別子の送信者の収容されるエッジルータと収容位置とを取得し、当該エッジルータに対し、当該送信者からの当該チャネルのパケットの遮断設定を実行する手順と
    を有することを特徴とするIPマルチキャスト配信制御方法。
  8. 請求項5から請求項7のいずれかに記載のIPマルチキャスト配信制御方法において、
    前記マルチキャスト配信制御サーバは、さらにチャネル識別子のうちのマルチキャストアドレスと当該チャネルの使用帯域の関係を記憶する帯域管理テーブルとIPネットワークにおける回線の使用中帯域および最大使用可能帯域を記憶する回線リソース管理テーブルを具備し、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、受信者を収容するエッジルータから、マルチキャスト参加要求を受信して、送信者と受信者が同一ユーザグループに所属することを確認した場合に、チャネル識別子のうちマルチキャストアドレスに基づき、前記帯域管理テーブルを参照し、当該チャネルの使用帯域情報を取得する手順と、
    前記ユーザ管理テーブルから取得した送信者情報と受信者情報から、前記回線リソース管理テーブルを参照して、前記参加要求のあるマルチキャスト通信が新たに使用する回線の、使用中帯域および最大使用可能帯域を取得する手順と、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記チャネルの使用帯域と前記使用中帯域とから、当該マルチキャスト通信を行う場合の使用中帯域を算出し、前記最大使用可能帯域を超過する回線がなければ、エッジルータのパケット遮断解除を実行する手順と、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記エッジルータから受信終了通知を受信した場合に、当該通知に記述されるチャネル識別子のうちマルチキャストアドレスに基づき、前記帯域管理テーブルを参照し、当該チャネルの使用帯域を取得する手順と、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記ユーザ管理テーブルから取得した送信者情報と受信者情報から、前記回線リソース管理テーブルを参照して、前記受信終了通知がされたマルチキャスト通信が使している回線の、使用中帯域を取得する手順と、
    前記マルチキャスト配信制御サーバが、前記チャネルの使用帯域と前記使用中帯域とから、当該マルチキャスト通信を停止する場合の使用中帯域を算出して、使用中帯域を前記算出した値に更新する手順と
    を有することを特徴とするIPマルチキャスト配信制御方法。
  9. コンピュータに、請求項5から請求項8のいずれかに記載のIPマルチキャスト配信制御方法における各手順を実行させるためのプログラム。
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