JP5220938B1 - 地図表示装置、地図表示方法、及びプログラム - Google Patents

地図表示装置、地図表示方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】目的とする地図を容易に特定できると共に、その特定した地図の詳細を容易に把握できる地図表示装置を提供する。
【解決手段】背景地図が記憶される背景地図記憶部11と、背景地図の少なくとも一部に対応する個別地図が記憶される個別地図記憶部12と、表示倍率の指示を受け付ける表示倍率受付部15と、指示に応じた表示倍率がしきい値より小さいかどうか判断する判断部16と、背景地図を表示し、判断部16によって表示倍率がしきい値より小さいと判断された場合に、背景地図の対応する位置に個別地図の存在を示す図形を表示し、判断部16によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、背景地図の対応する位置に個別地図を表示する表示部19と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、背景地図上の対応する位置に個別地図を表示する地図表示装置等に関し、例えば、電子納品された平面図や丈量図等の地図を背景地図上の対応する位置に表示する地図表示装置等に関する。
従来、電子納品された地図(図面)と書類(報告書)とを対応付けて管理する管理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−196244号公報
そのような地図を表示する装置において、目的とする地図を容易に特定できると共に、その特定した地図の詳細を容易に知ることができるようにしたいという要望があった。
本発明は、上記事情に応じてなされたものであり、目的とする地図を容易に特定できると共に、その特定した地図の詳細を容易に把握できる地図表示装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による地図表示装置は、背景となる地図である背景地図が記憶される背景地図記憶部と、背景地図の少なくとも一部に対応する地図である個別地図が記憶される個別地図記憶部と、背景地図及び個別地図の表示倍率に関する指示を受け付ける表示倍率受付部と、表示倍率受付部が受け付けた指示に応じた表示倍率がしきい値より小さいかどうか判断する判断部と、背景地図を表示し、判断部によって表示倍率がしきい値より小さいと判断された場合に、背景地図の対応する位置に個別地図の存在を示す図形を表示し、判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、背景地図の対応する位置に個別地図を表示する表示部と、を備えたものである。
このような構成により、表示倍率が小さい場合には、個別地図の位置に個別地図の存在を示す図形が表示されるため、背景地図上に図形を表示する画像を軽い処理で生成することができ、その画像が表示されるまでの時間を短縮することができる。その結果、ユーザは、広範囲の背景地図上に表示された所望の個別地図を容易に特定することができる。また、表示倍率が大きい場合には、個別地図の位置に個別地図そのものが表示されることになるため、ユーザは、個別地図の内容を容易に知ることができるようになる。したがって、ユーザは、例えば、表示倍率の小さい背景地図上で所望の個別地図を特定し、その特定した個別地図の付近を拡大することによって、容易に所望の個別地図を閲覧することができるようになる。
また、本発明による地図表示装置では、個別地図記憶部には、個別地図と、個別地図の属性を示す属性情報とが記憶され、表示部は、個別地図の存在を示す図形を、個別地図に対応する属性情報の示す属性に応じて区別可能に表示してもよい。
このような構成により、個別地図の存在を示す図形が表示されることによって、その個別地図の属性を容易に把握することができるようになる。
また、本発明による地図表示装置では、属性情報は、個別地図の年代を示す情報を含んでいてもよい。
このような構成により、個別地図の存在を示す図形が表示されることによって、その個別地図の年代に関する情報を容易に把握することができるようになる。
また、本発明による地図表示装置では、属性情報は、個別地図に対応する地域において国土調査が終了しているかどうかを示す情報を含んでいてもよい。
このような構成により、個別地図の存在を示す図形が表示されることによって、その個別地図に対応する地域において国土調査が終了しているかどうかを容易に把握することができるようになる。
また、本発明による地図表示装置では、個別地図記憶部には、複数の個別地図が記憶され、個別地図の選択を受け付ける選択受付部をさらに備え、表示部は、判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、背景地図の対応する位置に選択受付部が選択を受け付けた個別地図を表示してもよい。
このような構成により、ユーザは、選択した個別地図の内容を知ることができるようになる。
また、本発明による地図表示装置では、個別地図記憶部には、複数の個別地図が記憶され、個別地図の選択を受け付ける選択受付部をさらに備え、表示部は、判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、背景地図の対応する位置に、選択受付部が選択を受け付けた個別地図と、それ以外の個別地図とを区別可能に表示してもよい。
このような構成により、ユーザは、選択した個別地図と、選択していない個別地図とを容易に区別できることになる。このことは、選択した個別地図と、そうでない個別地図とが重なっている場合に特に有効である。
また、本発明による地図表示装置では、表示部は、判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、背景地図の対応する位置に、選択受付部が選択を受け付けた個別地図と、それ以外の個別地図とを区別可能な濃淡で表示してもよい。
このような構成により、個別地図の濃淡によって、選択した個別地図と、そうでない個別地図とを容易に区別できるようになる。
また、本発明による地図表示装置では、表示部は、判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、背景地図の対応する位置に、選択受付部が選択を受け付けた個別地図と、それ以外の個別地図とを区別可能な色で表示してもよい。
このような構成により、個別地図の色によって、選択した個別地図と、そうでない個別地図とを容易に区別できるようになる。
また、本発明による地図表示装置では、表示部は、判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、背景地図の対応する位置に表示した個別地図に対応する領域の背景地図を表示しなくてもよい。
このような構成により、表示倍率がしきい値より大きい場合に、個別地図と背景地図との両方が重なって表示されることを回避できる。その結果、個別地図の閲覧性が向上することになる。
また、本発明による地図表示装置では、個別地図記憶部には、複数の個別地図が記憶され、表示部は、判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合であって、複数の個別地図の表示領域が重なっている場合には、重なっている領域において、複数の個別地図を表示してもよい。
このような構成により、個別地図が重なっている場合に、ユーザは、その重なっている2以上の個別地図の両方について閲覧することができるようになる。
本発明による地図表示装置等によれば、目的とする地図を容易に特定できると共に、その特定した地図の詳細を容易に把握できるようになり、ユーザの利便性が向上される。
本発明の実施の形態1による地図表示装置の構成を示すブロック図 同実施の形態による地図表示装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態における背景地図の一例を示す図 同実施の形態における個別地図等の一例を示す図 同実施の形態における書類等の一例を示す図 同実施の形態における属性と表示方法との対応の一例を示す図 同実施の形態における表示の一例を示す図 同実施の形態における表示の一例を示す図 同実施の形態における表示の一例を示す図 同実施の形態における表示の一例を示す図 同実施の形態におけるコンピュータシステムの外観一例を示す模式図 同実施の形態におけるコンピュータシステムの構成の一例を示す図
以下、本発明による地図表示装置について、実施の形態を用いて説明する。なお、以下の実施の形態において、同じ符号を付した構成要素及びステップは同一または相当するものであり、再度の説明を省略することがある。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1による地図表示装置について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による地図表示装置は、背景地図上の対応する位置に個別地図を表示する場合において、表示倍率がしきい値よりも小さいかどうかに応じて、その個別地図の存在を示す図形を表示するか、または、その個別地図そのものを表示するかを自動的に切り替えるものである。
図1は、本実施の形態による地図表示装置1の構成を示すブロック図である。本実施の形態による地図表示装置1は、背景地図記憶部11と、個別地図記憶部12と、書類記憶部13と、電子納品受付部14と、表示倍率受付部15と、判断部16と、選択受付部17と、受付部18と、表示部19とを備える。
背景地図記憶部11には、背景となる地図である背景地図が記憶される。この背景地図は、後述する個別地図と比較して広域の地図である。背景地図は、例えば、地図の画像情報であってもよい。この画像情報は、例えば、ラスタデータ(ビットマップデータ)であってもよく、ベクタデータであってもよい。また、画像情報がラスタデータである場合には、背景地図に、複数の縮尺に対応した画像情報が含まれていてもよい。例えば、同じ地域について、縮尺の大きい画像情報、縮尺の中ぐらいの画像情報、縮尺の小さい画像情報が地図情報に含まれていてもよい。また、背景地図は、タイル状に分割された地図を示すものであり、それらを適宜組み合わせることによって、様々な領域の地図を表示することができるようになっていてもよい。ここで、背景地図は、例えば、地形図や、地勢図、地質図、土地利用図、住宅地図、路線図、道路地図、ガイドマップ、法務局に備えられた公図や地籍図等であってもよい。また、背景地図は、例えば、地形や道路等が把握可能な航空写真や衛星写真、それらに記号や文字等が記入されたものなどであってもよい。また、背景地図は、地図の各地点と、座標との対応を知ることができるように、2次元(平面)または3次元(空間)の座標情報を有していることが好適である。背景地図と、個別地図との位置関係を適切に把握することができるようにするためである。2次元の座標情報は、例えば、緯度・経度であってもよく、あるいは、ある位置を基点とした座標値であってもよい。また、3次元の座標情報は、例えば、その2次元の座標情報と、高さ方向の座標値とを含むものである。高さ方向の座標値は、例えば、標高である。その標高は、通常、海水面の高さを基準にしたものであるが、他の高さを基準にしたものであってもよい。また、地図情報が3次元の座標情報を有する方法は問わない。例えば、等間隔格子点ごとに高さ方向の座標値を有する数値標高モデル(DEM:Digital Elevation Model)や、数値地形モデル(DTM:Digital Terrain Model)のデータであってもよく、あるいは、標高のサンプリング点を地形の特徴をよく反映するように選定したTIN(Triangulated Irregular Network)データであってもよい。いずれの場合であっても、サンプル点以外の点の標高値は、サンプル点を補間することによって算出される。また、この背景地図には、例えば、地名や、山や川などの地形に関する文字情報が含まれていてもよい。また、この背景地図において、北などの特定の方位がどちらであるのかが設定されていてもよい。また、このような背景地図は、オンライン地図や電子地図等として公知であり、その詳細な説明を省略する。
背景地図記憶部11に背景地図が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して背景地図が背景地図記憶部11で記憶されるようになってもよく、または、通信回線等を介して送信された背景地図が背景地図記憶部11で記憶されるようになってもよい。また、背景地図記憶部11での記憶は、RAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。例えば、背景地図記憶部11で記憶されている背景地図は、インターネット等の通信回線を介して所定のサーバから受信されたものが一時的に、または、長期にわたって記憶されたものであってもよい。背景地図記憶部11は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。
個別地図記憶部12には、1または2以上の個別地図が記憶される。この個別地図は、背景地図記憶部11で記憶されている背景地図の少なくとも一部に対応する地図である。この個別地図は、例えば、地図の画像情報であってもよい。この画像情報は、例えば、ラスタデータ(ビットマップデータ)であってもよく、ベクタデータであってもよい。また、この個別地図は、例えば、地形図や、地勢図、地質図、土地利用図、法務局に備えられた公図や地籍図等であってもよい。また、個別地図は、例えば、地形や道路等が把握可能な航空写真や衛星写真、それらに記号や文字等が記入されたものなどであってもよい。また、個別地図は、例えば、電子納品されたデータに含まれる平面図や丈量図等であってもよい。また、個別地図は、背景地図における個別地図の位置を知ることができるように、個別地図の位置を示す位置情報を有しているか、あるいは、その位置情報と対応付けられていることが好適である。その位置情報は、例えば、個別地図の所定の位置(例えば、対角の2頂点や、4頂点等)の座標値であってもよい。その座標値は、例えば、緯度・経度であってもよく、あるいは、ある位置を基点とした座標値であってもよい。また、この個別地図には、例えば、地名や、山や川などの地形に関する文字情報が含まれていてもよい。また、この個別地図には、例えば、測量に関する情報や、土地の所有者等に関する情報を示す文字情報が含まれていてもよい。また、この個別地図において、北などの特定の方位がどちらであるのかが設定されていてもよい。また、このような個別地図は、例えば、電子化された地図等として公知であり、その詳細な説明を省略する。
また、個別地図記憶部12には、個別地図と、その個別地図の属性を示す属性情報とが記憶されてもよい。その属性情報は、例えば、個別地図の年代を示す情報を含んでいてもよく、または、個別地図に対応する地域において国土調査が終了しているかどうかを示す情報を含んでいてもよい。本実施の形態では、属性情報が、両情報を含んでいる場合について主に説明する。年代を示す情報は、個別地図に対応する時期や時を特定できる情報であればよく、例えば、「2012年5月30日」や「2012年5月」、「2012年」、「2010年代」等である。また、国土調査が終了しているかどうかを示す情報は、例えば、国土調査が終了しているかどうかを示す「1」、または、国土調査が終了していないことを示す「0」のいずれかであってもよい。
個別地図記憶部12に個別地図や属性情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して個別地図等が個別地図記憶部12で記憶されるようになってもよく、または、通信回線等を介して送信された個別地図等が個別地図記憶部12で記憶されるようになってもよい。なお、本実施の形態では、電子納品受付部14が個別地図等を個別地図記憶部12に蓄積する場合について主に説明する。個別地図記憶部12での記憶は、RAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。個別地図記憶部12は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。
書類記憶部13には、電子納品された報告書や設計書等の書類が記憶される。なお、電子納品された書類や地図のうち、個別地図は個別地図記憶部12に蓄積され、それ以外の書類は書類記憶部13に蓄積される。したがって、電子納品された一の業務における個別地図と、その他の書類とは、紐付けられていることが好適である。そのため、例えば、書類記憶部13において、書類と、その書類に対応する個別地図の識別子とが対応付けられて記憶されていてもよい。
なお、書類記憶部13に書類等が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して書類等が書類記憶部13で記憶されるようになってもよく、または、通信回線等を介して送信された書類等が書類記憶部13で記憶されるようになってもよい。なお、本実施の形態では、電子納品受付部14が書類等を書類記憶部13に蓄積する場合について主に説明する。書類記憶部13での記憶は、RAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。書類記憶部13は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。
電子納品受付部14は、電子納品された個別地図や書類等を受け付け、個別地図を個別地図記憶部12に蓄積し、それ以外の書類等を書類記憶部13に蓄積する。書類等を蓄積する際に、電子納品受付部14は、前述のように、個別地図記憶部12に蓄積した個別地図の識別子に対応付けて、その書類等を書類記憶部13に蓄積してもよい。
電子納品受付部14は、例えば、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された電子納品の情報を受信してもよく、または、所定の記録媒体(例えば、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)から読み出された電子納品の情報を受け付けてもよい。なお、電子納品受付部14は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、電子納品受付部14は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
表示倍率受付部15は、背景地図及び個別地図の表示倍率に関する指示を受け付ける。この指示は、例えば、表示倍率そのものであってもよく、または、表示倍率の変化の指示であってもよい。表示倍率そのものである指示は、例えば、「2.5万分の1倍」のように、表示される背景地図等の縮尺(例えば、「2.5万分の1」等)に応じた厳密な表示倍率であってもよく、または、例えば、「2倍」「10倍」のように、背景地図等のある表示を基準とした表示倍率であってもよい。いずれの場合でも、表示される背景地図の範囲が広くなるほど、表示倍率は小さくなる。また、表示倍率の変化の指示は、例えば、「2倍」「10倍」「0.5倍」「0.1倍」等であってもよく、または、「拡大」「縮小」等であってもよい。なお、表示倍率受付部15が受け付ける表示倍率は、背景地図の表示倍率であり、その背景地図上の対応する位置に個別地図が表示されるとも考えられるが、そうであっても、結果として個別地図の表示倍率は表示倍率受付部15が受け付けた表示倍率となるため、表示倍率受付部15は、背景地図及び個別地図の表示倍率を受け付けるものであると考えられる。
表示倍率受付部15は、例えば、入力デバイス(例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなど)から入力された指示を受け付けてもよく、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された指示を受信してもよい。なお、表示倍率受付部15は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、表示倍率受付部15は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
判断部16は、表示倍率受付部15が受け付けた指示に応じた表示倍率がしきい値より小さいかどうか判断する。この判断は、表示倍率がしきい値より小さいかどうかが結果として分かる判断であればよいため、例えば、表示倍率がしきい値より大きいかどうかの判断であってもよい。なお、表示倍率がしきい値と等しい場合には、その表示倍率をしきい値より小さいと判断してもよく、あるいは、しきい値より大きいと判断してもよい。ここで、表示倍率受付部15が、表示倍率そのものの指示を受け付ける場合には、判断部16は、その表示倍率を用いて判断を行うことになる。一方、表示倍率受付部15が、表示倍率の変化の指示を受け付ける場合には、判断部16は、その指示に応じた変化後の表示倍率を用いて判断を行うことになる。その指示に応じた変化後の表示倍率は、例えば、判断部16が算出したものであってもよく、あるいは、表示部19等が算出したものであってもよい。また、判断部16が用いるしきい値は、あらかじめ決められているものであってもよく、あるいは、地図表示装置1の処理能力に応じて決められるものであってもよい。後者の場合には、例えば、地図表示装置1の処理能力が高ければ、小さい値に設定され、処理能力が低ければ、大きい値に設定されてもよい。処理能力とは、例えば、CPUの能力であってもよく、グラフィックプロセッサの能力であってもよく、VRAM等のメモリ容量であってもよく、あるいは、それらの任意の2以上の組み合わせであってもよい。
選択受付部17は、個別地図の選択を受け付ける。その選択は、例えば、マウスやペンタブレット、タッチパネル等のポインティングデバイス等による個別地図の選択であってもよい。具体的には、個別地図の選択は、選択対象の個別地図の上にポインタが配置されることであってもよく、または、選択対象の個別地図がクリックされたり、タップされたりすることであってもよい。また、その他の方法によって個別地図の選択が行われてもよい。また、選択受付部17は、例えば、入力デバイス(例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなど)から選択の指示を受け付けてもよく、または、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された選択の指示を受信してもよい。なお、選択受付部17は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、選択受付部17は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
受付部18は、例えば、書類記憶部13で記憶されている書類等を表示する旨の指示や、背景地図の表示範囲の変更の指示、あるいは、その他の指示や情報等を受け付ける。受付部18は、例えば、入力デバイス(例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなど)から入力された情報を受け付けてもよく、または、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報を受信してもよい。なお、受付部18は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、受付部18は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
表示部19は、背景地図記憶部11で記憶されている背景地図を表示する。また、表示部19は、判断部16によって表示倍率がしきい値より小さいと判断された場合に、背景地図の対応する位置に個別地図の存在を示す図形を表示し、判断部16によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、背景地図の対応する位置に個別地図を表示する。背景地図上のどの位置に個別地図が対応するのかは、背景地図の有する座標情報と、個別地図の有する位置情報または個別地図に対応付けられている位置情報とを用いて知ることができる。また、個別地図の存在を示す図形は、表示されることによって個別地図の位置を示すことができる図形であり、例えば、個別地図の輪郭のみの形状を有する図形であってもよい。具体的には、個別地図が矩形である場合には、矩形の図形であってもよい。その矩形の図形は、後述する属性に応じた色や模様であってもよいが、個別地図よりも軽い処理で表示できる図形、例えば、単色または少ない種類の色の図形であることが好適である。その図形は、背景地図上において、個別地図に対応する領域に表示されるものであるため、その領域の図柄や模様であると考えることもできる。また、個別地図記憶部12において、個別地図に対応する属性情報が記憶されている場合には、表示部19は、個別地図の存在を示す図形を、その個別地図に対応する属性情報の示す属性に応じて区別可能に表示してもよい。区別可能に表示するとは、表示上の何らかの差があるように表示することである。属性に応じて区別可能に表示するとは、属性に応じて視覚的に区別可能になるように表示することである。例えば、表示部19は、その図形の色や、図形の枠の種類、枠の色、図形の模様の種類、図形の点滅の有無、図形に付加されるマークの種類等を属性に応じて変えて表示してもよい。なお、属性に応じて区別可能に表示するとは、属性が違えば表示が異なることであってもよく、あるいは、属性の属するグループが違えば表示が異なることであってもよい。後者の場合には、例えば、2以上の属性に対して、同じ種類の表示がなされてもよい。具体的には、属性が年代である場合に、属性「1993年」に対応する個別図形の存在を示す図形と、属性「1998年」に対応する個別図形の存在を示す図形との両方に対して、同じ1990年代に対応した種類の表示がなされてもよい。また、属性情報に複数種類の属性が含まれる場合には、それぞれの属性に応じて区別可能となるように図形が表示されることが好適である。例えば、属性情報に、個別地図の年代を示す情報と、国土調査が終了しているかどうかを示す情報とが含まれる場合に、表示部19は、図形を表示する際に、例えば、枠の種類によって年代を示し、網掛けの有無によって国土調査の終了の有無を示してもよい。なお、表示部19は、個別地図を表示する場合にも、その個別地図に対応する属性情報の示す属性に応じて表示してもよく、あるいは、そうでなくてもよい。また、背景地図上の対応する位置に個別地図の存在を示す図形が表示される際に、その図形の領域の背景地図は表示されてもよく、あるいは、表示されなくてもよい。前者の場合に、例えば、その領域の背景地図が薄く(淡く)表示されるようにしてもよい。本実施の形態では、後者の場合について主に説明する。
また、表示部19は、判断部16によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、例えば、背景地図の対応する位置に選択受付部17が選択を受け付けた個別地図を表示してもよく、または、背景地図の対応する位置に、選択受付部17が選択を受け付けた個別地図と、それ以外の個別地図とを区別可能に表示してもよい。前者の場合には、選択された個別地図のみが表示され、それ以外の個別地図については、例えば、その存在を示す図形が表示されてもよい。また、後者の場合には、例えば、選択された個別地図と、それ以外の個別地図とが区別可能な濃淡で表示されてもよく、または、選択された個別地図と、それ以外の個別地図とが区別可能な色で表示されてもよい。その区別可能な濃淡とは、例えば、グレースケールにおける区別可能な明暗の階調であってもよい。なお、選択された個別地図の方が、そうでない個別地図よりも見やすい濃淡や色で表示されることが好適である。例えば、選択された個別地図の方が濃く表示されてもよい。また、例えば、選択された個別地図が赤色や青色で表示され、そうでない個別地図が黄色や茶色で表示されてもよい。また、表示部19は、判断部16によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、背景地図の対応する位置に表示した個別地図に対応する領域の背景地図を表示しなくてもよく、あるいは、表示してもよい。前者の場合には、表示部19は、例えば、背景地図の前面側に、背面側の背景地図が見えないように個別地図を表示してもよい。また、表示部19は、判断部16によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合であって、複数の個別地図の表示領域が重なっている場合には、その重なっている領域において、複数の個別地図を表示してもよく、あるいは、そうでなくてもよい。前者の場合に、複数の個別地図が同じように表示されてもよく、あるいは、前述のように、選択された個別地図と、そうでない個別地図とが区別可能に表示されてもよい。後者の場合、すなわち、重なっている領域において、複数の個別地図が表示されない場合には、例えば、最前面の個別地図のみが表示されてもよい。
また、表示部19は、表示倍率受付部15が受け付けた表示倍率に関する指示や、受付部18が受け付けた移動の指示に応じて、背景地図や個別地図等を拡大したり、縮小したり、移動したりしてもよい。例えば、表示倍率受付部15が表示倍率そのものを受け付けた場合には、表示部19は、その表示倍率で背景地図等を表示する。また、例えば、表示倍率受付部15が「拡大」や「縮小」のような表示倍率の変化の指示を受け付けた場合には、表示部19は、その指示に応じて、背景地図等の表示倍率を大きく(拡大の場合)したり、小さく(縮小の場合)したりして、その変化後の表示倍率で背景地図等を表示する。また、表示部19は、受付部18が受け付けた書類の表示に関する指示に応じて、書類記憶部13で記憶されている書類を表示してもよい。また、個別地図の存在を示す図形を、その個別地図の属性に応じて区別可能に表示する場合に、表示部19は、属性と、表示の種類とを示す凡例画像をも一緒に表示してもよい。
なお、表示部19は、それらの表示を行う表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、表示対象の表示は、別の装置においてなされてもよい。その場合には、表示部19は、装置の外部に対して表示対象の情報を送信するものであってもよい。また、表示部19は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは表示デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
また、背景地図記憶部11と、個別地図記憶部12と、書類記憶部13との任意の2以上の記憶部は、同一の記録媒体によって実現されてもよく、あるいは、別々の記録媒体によって実現されてもよい。前者の場合には、例えば、背景地図を記憶している領域が背景地図記憶部11となり、個別地図を記憶している領域が個別地図記憶部12となる。
次に、地図表示装置1の動作について図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)電子納品受付部14は、電子納品を受け付けたかどうか判断する。そして、電子納品を受け付けた場合には、ステップS102に進み、そうでない場合には、ステップS103に進む。
(ステップS102)電子納品受付部14は、受け付けた電子納品のうち、丈量図や平面図等の個別地図を個別地図記憶部12に蓄積し、それ以外の書類等を書類記憶部13に蓄積する。その際に、電子納品受付部14は、個別地図を識別する識別子と、書類等とを対応付けて書類記憶部13に蓄積してもよい。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS103)表示部19は、表示を行うタイミングであるかどうか判断する。そして、表示を行うタイミングである場合には、ステップS104に進み、そうでない場合には、ステップS107に進む。なお、表示部19は、例えば、背景地図等を表示する旨の指示が受け付けられた場合に表示を行うタイミングであると判断してもよく、表示倍率に関する指示が新たに受け付けられた場合に表示を行うタイミングであると判断してもよく、あるいは、新たな選択が受け付けられた場合に表示を行うタイミングであると判断してもよい。なお、表示を行うタイミングは、表示を更新するタイミングであると考えてもよい。
(ステップS104)判断部16は、その時点の表示倍率がしきい値よりも小さいかどうか判断する。そして、しきい値よりも小さい場合には、ステップS105に進み、そうでない場合には、ステップS106に進む。
(ステップS105)表示部19は、表示対象の背景地図と、その背景地図の領域に対応する個別地図の存在を示す図形とを表示する。なお、各図形は、背景地図における対応する位置に表示されるものとする。また、各個別地図に属性情報が対応付けられている場合には、表示部19は、各個別地図に対応する属性情報に応じて、その個別地図の存在を示す図形を表示してもよい。また、表示部19は、その時点の表示倍率に応じて背景地図等を表示する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS106)表示部19は、表示対象の背景地図と、その背景地図の領域に対応する個別地図とを表示する。なお、各個別地図は、背景地図における対応する位置に表示されるものとする。また、表示部19は、その時点の表示倍率に応じて背景地図等を表示する。また、表示部19は、その個別地図の選択の有無に応じて各個別地図を表示してもよい。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS107)表示倍率受付部15は、表示倍率に関する指示を受け付けたかどうか判断する。そして、受け付けた場合には、ステップS108に進み、そうでない場合には、ステップS109に進む。
(ステップS108)表示倍率受付部15は、受け付けた表示倍率に関する指示を図示しない記録媒体に蓄積する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS109)選択受付部17は、個別地図の選択を受け付けたかどうか判断する。そして、受け付けた場合には、ステップS110に進み、そうでない場合には、ステップS111に進む。なお、この個別地図の選択の受け付けは、個別地図の選択の変更の受け付けであってもよい。例えば、マウスポインタの位置によって個別地図が選択される場合には、そのマウスポインタの位置が変更されるごとに、選択受付部17は、その選択を受け付けたと判断してもよい。
(ステップS110)選択受付部17は、受け付けた個別地図の選択に関する情報を蓄積する。その選択に関する情報は、例えば、ポインタの位置を示す情報であってもよい。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS111)受付部18は、その他の指示や情報が受け付けられたかどうか判断する。そして、受け付けられた場合には、ステップS112に進み、そうでない場合には、ステップS101に戻る。なお、受付部18が受け付ける対象は、例えば、背景地図等の移動の指示であってもよく、書類の表示の指示であってもよく、その他の指示や情報であってもよい。
(ステップS112)表示部19等は、ステップS111における受け付けに応じた処理を行う。例えば、移動の指示に応じた背景地図等の移動であってもよく、書類の表示の指示に応じた書類の表示であってもよく、その他の処理であってもよい。そして、ステップS101に戻る。
なお、ステップS103の処理において表示を行うと判断された場合であって、表示倍率に関する新たな指示が受け付けられていない場合には、ステップS104での判断結果は前回の判断結果と同じになるため、ステップS104において、前回の判断結果と同じ処理に進むようにしてもよい。また、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、本実施の形態による地図表示装置1の動作について、具体例を用いて説明する。この具体例において、背景地図記憶部11では、図3で示される背景地図B001が記憶されているものとする。また、この具体例において、個別地図記憶部12では、図4で示されるように、個別地図と、位置情報と、属性情報とが対応付けられて記憶されているものとする。図4において、例えば、個別地図P001と、位置情報(X101,Y101),(X102,Y102)…と、属性情報である年代「2011」及び国土調査の有無「1」とが対応付けられている。位置情報(X101,Y101)等は、個別地図P001の4頂点のそれぞれの位置を示す経度・緯度である。また、国土調査の有無「1」は、国土調査が終了していることを示し、国土調査の有無「0」は、国土調査が終了していないことを示すものとする。
また、この具体例において、書類記憶部13では、図5で示されるように、電子納品IDと、書類と、個別地図識別子と、測量データとが対応付けられて記憶されているものとする。図5において、電子納品IDは、電子納品を識別する情報である。また、書類は、電子納品に含まれていた書類である。また、個別地図識別子は、電子納品に含まれていた丈量図や平面図等の個別地図を識別する情報である。なお、その個別地図そのものは、個別地図記憶部12で記憶されることになる。また、測量データは、電子納品に含まれていた測量点の座標を示す情報である。図5において、例えば、電子納品ID「001」と、その電子納品IDで識別される電子納品に含まれていた書類「業務概要」等と、その電子納品IDで識別される電子納品に含まれていた丈量図である個別地図P001を識別する個別地図識別子「P001」と、その電子納品IDで識別される電子納品に含まれていた測量データ「基準点座標」等が対応付けられている。なお、この具体例では、個別地図の名称と、個別地図識別子とを同じにしている。
また、この具体例において、図6(a)で示される、属性情報に含まれる年代と、枠の種類とを対応付けるテーブルと、図6(b)で示される、属性情報に含まれる国土調査の有無と、網掛けの有無とを対応付けるテーブルとが図示しない記録媒体で記憶されているものとする。そして、表示部19は、そのテーブルを参照し、個別地図の存在を示す図形を表示する際に、その個別地図に対応する属性情報に含まれる各属性に応じた図形の表示を行うものとする。
また、この具体例において、個別地図が表示される場合に、選択された個別地図は濃く表示され、そうでない個別地図は淡く表示されるものとする。なお、いずれの個別地図も選択されていない場合には、すべての個別地図が淡く表示されるものとする。
まず、ユーザがマウスやキーボード等を操作することによって、地図表示装置1に対して、地図を表示する旨の指示を入力したとする。すると、その指示は受付部18を介して表示部19に渡される。そして、表示部19は、背景地図等を表示する判断し(ステップS103)、表示倍率の初期値「M1」と、判断を行う旨の指示とを判断部16に渡す。すると、判断部16は、図示しない記録媒体からしきい値「T1」を読み出し、表示倍率「M1」が、しきい値「T1」より小さいかどうか判断し、その判断結果を表示部19に渡す(ステップS104)。この場合には、M1<T1であったとする。すると、表示部19は、背景地図記憶部11から背景地図B001を読み出し、個別地図記憶部12から各個別地図に対応した位置情報を読み出し、その位置情報の示す位置に、個別地図の存在を示す矩形の図形を表示する(ステップS105)。なお、表示部19は、その図形を表示する際に、その図形に応じた個別地図に対応する属性情報に含まれる各属性に応じて表示する。例えば、図4で示されるように、個別地図P001に対応する属性情報では、年代が「2011」になっており、国土調査の有無が「1」になっている。したがって、表示部19は、その個別地図P001の存在を示す図形を表示する際に、図6(a)のテーブルを参照し、年代「2011」を含む年代「2010〜」に対応する枠で表示し、かつ、図6(b)のテーブルを参照し、国土調査の有無「1」に対応する網掛けの有無「なし」で表示する。すなわち、個別地図P001の存在を示す図形は、網掛けなしの一本線の枠で表示されることになる。また、2以上の個別地図が重なる場合に、表示部19は、年代の新しいものほど前面側に表示されるように各個別地図を表示するものとする。その結果、図7で示される表示が行われる。図7において、個別地図P001の位置が図形P001−1によって示されており、個別地図P002の位置が図形P002−1によって示されている。この表示によって、ユーザは、個別地図の位置を容易に把握することができる。また、各図形の枠の種類及び網掛けの有無によって、年代と、その地域における国土調査の有無とを容易に把握することができる。
次に、図7の表示において、ユーザがマウス等を操作することによって、背景地図を少し下方側に移動させたとする。すると、その移動の指示が受付部18で受け付けられ(ステップS111)、表示部19は、その指示に応じて表示している背景地図と、図形とを移動させる(ステップS112)。その後、ユーザがマウス等を操作することによって、拡大ボタンをクリックしたとする。すると、拡大の指示が表示倍率受付部15で受け付けられ(ステップS107)、拡大の指示が受け付けられた旨が図示しない記録媒体に蓄積される(ステップS108)。
拡大の指示が受け付けられた旨が蓄積されたことを検知すると、表示部19は、表示を更新するタイミングであると判断し(ステップS103)、拡大後の表示倍率「M2」と、判断を行う旨の指示とを判断部16に渡すと共に、拡大の指示が受け付けられた旨を記憶している記録媒体から、その指示が受け付けられた旨を削除する。表示倍率「M2」等を受け取ると、判断部16は、表示倍率「M2」が、しきい値「T1」より小さいかどうか判断し、その判断結果を表示部19に渡す(ステップS104)。この場合には、M2≧T1であったとする。すると、表示部19は、その時点の表示倍率「M2」における背景地図B001の表示領域を特定すると共に、その表示領域に含まれる個別地図を特定する。そして、その特定した個別地図と、その個別地図に対応する位置情報とを個別地図記憶部12から読み出し、その位置情報の示す位置に、各個別地図を表示する(ステップS106)。なお、その時点では、どの個別地図も選択されていないとする。すると、表示部19は、すべての個別地図を薄く表示する。
その後、ユーザがマウス等を操作することによって、マウスポインタを個別地図P001の上に移動したとする。すると、そのマウスポインタの移動が受け付けられ(ステップS109)、そのマウスポインタの位置を示す情報が図示しない記録媒体に蓄積される(ステップS110)。
マウスポインタの新しい位置が蓄積されたことを検知すると、表示部19は、表示を更新するタイミングであると判断し(ステップS103)、その時点の表示倍率「M2」と、判断を行う旨の指示とを判断部16に渡すと共に、マウスポインタの位置を記憶している記録媒体から、その位置の情報を削除する。表示倍率「M2」等を受け取ると、判断部16は、M2≧T1であると判断し、その判断結果を表示部19に渡す(ステップS104)。すると、表示部19は、前述の処理と同様に、背景地図上に各個別地図を表示する(ステップS106)。なお、移動後のマウスポインタは、個別地図P001の上に位置するため、表示部19は、個別地図P001が選択されたと判断し、その個別地図P001のみ、濃く表示する(ステップS106)。その結果、図8で示される表示がなされる。その結果、ユーザは、選択した個別地図P001と、そうでない個別地図P002とを容易に区別することができるようになる。
また、図8の表示がなされている際に、ユーザが、マウス等を操作することによって個別地図P001をダブルクリックすると、その個別地図P001がダブルクリックされた旨が受け付けられ(ステップS111)、表示部19は、ダブルクリックされた個別地図P001の個別地図識別子「P001」を取得し、その個別地図識別子を検索キーとして、書類記憶部13を検索する。そして、ヒットした個別地図識別子「P001」に対応する書類及び測定データの一覧を表示する(ステップS112)。その後、ユーザが、所望の書類や測定データをダブルクリックすることによって選択すると、その選択が受け付けられ(ステップS111)、その選択された書類や測定データが表示される(ステップS112)。このようにして、ユーザは、個別地図に応じた電子納品の書類等を容易に閲覧することができるようになる。
また、新たな電子納品が電子納品受付部14で受け付けられた場合には(ステップS101)、電子納品受付部14は、その電子納品に含まれる個別地図を個別地図記憶部12に蓄積し、その他の書類等を書類記憶部13に蓄積する(ステップS102)。なお、個別地図に対応する位置情報や属性情報は、例えば、電子納品受付部14が電子納品に含まれる業務概要等から自動的に抽出して蓄積してもよく、あるいは、手動で入力され、蓄積されてもよい。例えば、年代は、業務情報の発注年度から抽出されたものが蓄積されてもよい。また、例えば、国土調査の有無については、業務情報等に含まれる座標情報において緯度・経度等の公共座標が用いられていない場合(例えば、任意座標が用いられている場合)や、電子納品に公図転写図が含まれている場合には、国土調査なしと判断され、その判断結果が蓄積されてもよく、そうでない場合には、国土調査ありと判断され、その判断結果が蓄積されてもよい。なお、国土調査の有無の判断方法は、これに限定されないことは言うまでもない。また、電子納品受付部14は、書類等を書類記憶部13に蓄積する際に、個別地図記憶部12に蓄積した個別地図の名称である個別地図識別子に対応付けて蓄積するものとする。
なお、この具体例では、選択された個別地図が濃く表示され、そうでない個別地図が淡く表示されることによって、選択された個別地図P001と、そうでない個別地図P002とが区別可能に表示される場合について説明したが、そうでなくてもよい。例えば、図9で示されるように、選択された個別地図P001のみが表示され、そうでない個別地図は、その個別地図の存在を示す図形P002−1のみが表示されてもよい。また、例えば、図10で示されるように、選択の有無にかかわらず、各個別地図P001,P002が同じように表示されてもよい。ただし、年代の新しいものほど手前側に表示されてもよい。
以上のように、本実施の形態による地図表示装置1によれば、表示倍率が小さい場合、すなわち、背景地図が広範囲に表示されている場合には、個別地図の位置にその個別地図の存在を示す図形を表示することによって、背景地図上に図形を表示する処理を軽い処理にすることができる。したがって、地図表示装置1の処理能力が高くなかったとしても、短い時間でその表示を行うことができるようになる。その結果、リアルタイム処理が可能となりうる。一方、表示倍率が大きい場合、すなわち、背景地図の狭い範囲が表示されている場合には、個別地図の位置にその個別地図そのものが表示されることによって、ユーザは、個別地図の内容を知ることができる。なお、そのような状況では、表示対象の個別地図の個数が、表示倍率が小さい場合よりも少なくなると考えられるため、仮に、その時点における背景地図上のすべての個別地図を表示したとしても、表示倍率が小さい場合に同じ処理を行う場合よりも軽い処理で行うことができることになる。このように、ユーザは、背景地図が広範囲に表示されている際に目的とする個別地図を特定し、その個別地図を含む領域を拡大表示するように表示倍率に関する指示を入力することによって、所望の個別地図の内容を知ることができるようになる。また、ユーザは、個別地図の表示・非表示を手動で変更する必要はなく、表示範囲の移動や拡大・縮小等の操作を直感的に行うだけで、個別地図の表示・非表示が自動的に切り替えられることになり、ユーザの利便性が向上されている。また、各個別地図を表示する場合において、選択された個別地図と、そうでない個別地図とを区別可能に表示することによって、重なっている領域において、選択された個別地図と、そうでない個別地図とを区別することができる。例えば、個別地図が重なっている場合に、複数の個別地図を同じように表示すると、その重なっている領域の文字列や線、図形等がどちらの個別地図に属するのかが容易に把握できない場合もあるが、そのようなことを回避することができうる。
なお、判断部16が用いるしきい値を変更可能な場合に、例えば、しきい値を大きくすることによって、個別地図の存在を示す図形が表示されやすくなり、個別地図そのものが表示されにくくなる。その結果、全体として、処理負荷が軽減されることになる。したがって、例えば、処理能力の高くない地図表示装置1の場合には、しきい値を大きくすることが好適である。
また、このような地図表示装置1を用いることによって、過去の個別地図の情報を有効利用することができるという効果も得られる。例えば、個別地図P001の地域、またはその付近において測量や設計等を行わなければならない場合に、個別地図P001を参照することによって、その処理が容易となる。具体的には、個別地図P001を参照することによって、その地域の地権者等を知ることもでき、それを用いて、新たな測量設計等を行うことができるようになる。また、例えば、平面図である過去の個別地図にボーリングの位置が含まれている場合には、そのボーリングの位置に応じたボーリングの情報を参照することによって、重複したボーリングを回避できうるというメリットもある。なお、過去の個別地図を新たな測量設計等で用いるため、所望の個別地図を個別地図記憶部12から読み出して出力する図示しない出力部を地図表示装置1が備えていてもよい。その出力部は、例えば、個別地図を記録媒体に蓄積するものであってもよく、個別地図を送信するものであってもよく、個別地図についてその他の出力の処理を行うものであってもよい。
なお、本実施の形態では、個別地図そのものが表示される際に、複数の個別地図の表示領域が重なっている場合には、その重なっている領域において複数の個別地図を表示する場合について主に説明したが、そうでなくてもよい。例えば、重なっている表示領域において、前面側に配置されている個別地図のみを表示し、背面側の個別地図については表示しなくてもよい。
また、本実施の形態では、個別地図そのものが表示される際に、個別地図に対応する領域の背景地図を表示しない場合について説明したが、そうでなくてもよい。個別地図の領域においても、背景地図も一緒に表示してもよい。
また、本実施の形態では、地図表示装置1が選択受付部17を備え、個別地図そのものが表示される際に、選択された個別地図と、そうでない個別地図とを区別可能に表示する場合について説明したが、そうでなくてもよい。選択された個別地図と、そうでない個別地図とを同じように表示してもよい。その場合には、地図表示装置1は、選択受付部17を備えていなくてもよい。
また、本実施の形態では、個別地図記憶部12において個別地図に対応する属性情報が記憶されており、その属性情報を用いた図形の表示がなされる場合について主に説明したが、そうでなくてもよい。そのような属性情報に応じた図形の表示を行わなくてもよい。その場合には、個別地図記憶部12において、属性情報が記憶されていなくてもよい。
また、本実施の形態では、地図表示装置1が電子納品受付部14を備える場合について説明したが、そうでなくてもよい。地図表示装置1は、電子納品受付部14を備えていなくてもよい。
また、本実施の形態では、地図表示装置1が書類記憶部13を備える場合について説明したが、そうでなくてもよい。地図表示装置1において、書類等を管理しない場合には、地図表示装置1は、書類記憶部13を備えていなくてもよい。
また、上記実施の形態では、地図表示装置1がスタンドアロンである場合について説明したが、地図表示装置1は、スタンドアロンの装置であってもよく、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。後者の場合には、表示部や受付部は、通信回線を介して入力を受け付けたり、情報を表示したりしてもよい。地図表示装置1がサーバ装置である場合には、例えば、電子納品された情報を複数の者が用いることができ、重複した作業が軽減されうると言うメリットもある。
また、上記実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素間で行われる情報の受け渡しは、例えば、その情報の受け渡しを行う2個の構成要素が物理的に異なるものである場合には、一方の構成要素による情報の出力と、他方の構成要素による情報の受け付けとによって行われてもよく、あるいは、その情報の受け渡しを行う2個の構成要素が物理的に同じものである場合には、一方の構成要素に対応する処理のフェーズから、他方の構成要素に対応する処理のフェーズに移ることによって行われてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素が実行する処理に関係する情報、例えば、各構成要素が受け付けたり、取得したり、選択したり、生成したり、送信したり、受信したりした情報や、各構成要素が処理で用いるしきい値や数式、アドレス等の情報等は、上記説明で明記していない場合であっても、図示しない記録媒体において、一時的に、あるいは長期にわたって保持されていてもよい。また、その図示しない記録媒体への情報の蓄積を、各構成要素、あるいは、図示しない蓄積部が行ってもよい。また、その図示しない記録媒体からの情報の読み出しを、各構成要素、あるいは、図示しない読み出し部が行ってもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素等で用いられる情報、例えば、各構成要素が処理で用いるしきい値やアドレス、各種の設定値等の情報がユーザによって変更されてもよい場合には、上記説明で明記していない場合であっても、ユーザが適宜、それらの情報を変更できるようにしてもよく、あるいは、そうでなくてもよい。それらの情報をユーザが変更可能な場合には、その変更は、例えば、ユーザからの変更指示を受け付ける図示しない受付部と、その変更指示に応じて情報を変更する図示しない変更部とによって実現されてもよい。その図示しない受付部による変更指示の受け付けは、例えば、入力デバイスからの受け付けでもよく、通信回線を介して送信された情報の受信でもよく、所定の記録媒体から読み出された情報の受け付けでもよい。
また、上記実施の形態において、地図表示装置1に含まれる2以上の構成要素が通信デバイスや入力デバイス等を有する場合に、2以上の構成要素が物理的に単一のデバイスを有してもよく、あるいは、別々のデバイスを有してもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。その実行時に、プログラム実行部は、記憶部や記録媒体にアクセスしながらプログラムを実行してもよい。なお、上記実施の形態における地図表示装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、背景となる地図である背景地図が記憶される背景地図記憶部と、背景地図の少なくとも一部に対応する地図である個別地図が記憶される個別地図記憶部とにアクセス可能なコンピュータを、背景地図及び個別地図の表示倍率に関する指示を受け付ける表示倍率受付部、表示倍率受付部が受け付けた指示に応じた表示倍率がしきい値より小さいかどうか判断する判断部、背景地図を表示し、判断部によって表示倍率がしきい値より小さいと判断された場合に、背景地図の対応する位置に個別地図の存在を示す図形を表示し、判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、背景地図の対応する位置に個別地図を表示する表示部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を受け付ける受付部や、情報を表示する表示部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には少なくとも含まれない。
また、このプログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよく、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
図11は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による地図表示装置1を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
図11において、コンピュータシステム900は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ905、FD(Floppy(登録商標) Disk)ドライブ906を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図12は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図12において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905、FDドライブ906に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANやWAN等への接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
コンピュータシステム900に、上記実施の形態による地図表示装置1の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921、またはFD922に記憶されて、CD−ROMドライブ905、またはFDドライブ906に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921やFD922、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、上記実施の形態による地図表示装置1の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上より、本発明による地図表示装置等によれば、目的とする地図を容易に特定できると共に、その特定した地図の詳細を容易に把握できるという効果が得られ、例えば、電子納品された個別地図を背景地図上に表示する装置等として有用である。
1 地図表示装置
11 背景地図記憶部
12 個別地図記憶部
13 書類記憶部
14 電子納品受付部
15 表示倍率受付部
16 判断部
17 選択受付部
18 受付部
19 表示部

Claims (16)

  1. 背景となる地図である背景地図が記憶される背景地図記憶部と、
    前記背景地図の少なくとも一部に対応する地図である個別地図と、当該個別地図の属性を示す属性情報とが記憶される個別地図記憶部と、
    前記背景地図及び前記個別地図の表示倍率に関する指示を受け付ける表示倍率受付部と、
    前記表示倍率受付部が受け付けた指示に応じた表示倍率がしきい値より小さいかどうか判断する判断部と、
    前記背景地図を表示し、前記判断部によって表示倍率がしきい値より小さいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図の存在を示す図形を表示し、前記判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図を表示する表示部と、を備え
    前記表示部は、前記個別地図の存在を示す図形を、当該個別地図に対応する属性情報の示す属性に応じて区別可能に表示する、地図表示装置。
  2. 前記属性情報は、個別地図の年代を示す情報を含んでいる、請求項記載の地図表示装置。
  3. 前記属性情報は、個別地図に対応する地域において国土調査が終了しているかどうかを示す情報を含んでいる、請求項または請求項記載の地図表示装置。
  4. 背景となる地図である背景地図が記憶される背景地図記憶部と、
    前記背景地図の少なくとも一部に対応する地図である複数の個別地図が記憶される個別地図記憶部と、
    前記背景地図及び前記個別地図の表示倍率に関する指示を受け付ける表示倍率受付部と、
    前記表示倍率受付部が受け付けた指示に応じた表示倍率がしきい値より小さいかどうか判断する判断部と、
    前記背景地図を表示し、前記判断部によって表示倍率がしきい値より小さいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図の存在を示す図形を表示し、前記判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図を表示する表示部と、
    個別地図の選択を受け付ける選択受付部と、を備え、
    前記表示部は、前記判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記選択受付部が選択を受け付けた個別地図を表示する地図表示装置。
  5. 背景となる地図である背景地図が記憶される背景地図記憶部と、
    前記背景地図の少なくとも一部に対応する地図である複数の個別地図が記憶される個別地図記憶部と、
    前記背景地図及び前記個別地図の表示倍率に関する指示を受け付ける表示倍率受付部と、
    前記表示倍率受付部が受け付けた指示に応じた表示倍率がしきい値より小さいかどうか判断する判断部と、
    前記背景地図を表示し、前記判断部によって表示倍率がしきい値より小さいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図の存在を示す図形を表示し、前記判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図を表示する表示部と、
    個別地図の選択を受け付ける選択受付部と、を備え、
    前記表示部は、前記判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に、前記選択受付部が選択を受け付けた個別地図と、それ以外の個別地図とを区別可能に表示する地図表示装置。
  6. 前記表示部は、前記判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に、前記選択受付部が選択を受け付けた個別地図と、それ以外の個別地図とを区別可能な濃淡で表示する、請求項記載の地図表示装置。
  7. 前記表示部は、前記判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に、前記選択受付部が選択を受け付けた個別地図と、それ以外の個別地図とを区別可能な色で表示する、請求項記載の地図表示装置。
  8. 背景となる地図である背景地図が記憶される背景地図記憶部と、
    前記背景地図の少なくとも一部に対応する地図である複数の個別地図が記憶される個別地図記憶部と、
    前記背景地図及び前記個別地図の表示倍率に関する指示を受け付ける表示倍率受付部と、
    前記表示倍率受付部が受け付けた指示に応じた表示倍率がしきい値より小さいかどうか判断する判断部と、
    前記背景地図を表示し、前記判断部によって表示倍率がしきい値より小さいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図の存在を示す図形を表示し、前記判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図を表示する表示部と、を備え、
    前記表示部は、前記判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合であって、複数の個別地図の表示領域が重なっている場合には、当該重なっている領域において、複数の個別地図を表示する地図表示装置。
  9. 背景となる地図である背景地図が記憶される背景地図記憶部と、前記背景地図の少なくとも一部に対応する地図である個別地図と、当該個別地図の属性を示す属性情報とが記憶される個別地図記憶部と、表示倍率受付部と、判断部と、表示部とを用いて処理される地図表示方法であって、
    前記表示倍率受付部が、前記背景地図及び前記個別地図の表示倍率に関する指示を受け付ける表示倍率受付ステップと、
    前記判断部が、前記表示倍率受付ステップで受け付けた指示に応じた表示倍率がしきい値より小さいかどうか判断する判断ステップと、
    前記表示部が、前記背景地図を表示し、前記判断ステップにおいて表示倍率がしきい値より小さいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図の存在を示す図形を表示し、前記判断ステップにおいて表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図を表示する表示ステップと、を備え
    前記表示ステップでは、前記個別地図の存在を示す図形を、当該個別地図に対応する属性情報の示す属性に応じて区別可能に表示する、地図表示方法。
  10. 背景となる地図である背景地図が記憶される背景地図記憶部と、前記背景地図の少なくとも一部に対応する地図である複数の個別地図が記憶される個別地図記憶部と、表示倍率受付部と、判断部と、選択受付部と、表示部とを用いて処理される地図表示方法であって、
    前記表示倍率受付部が、前記背景地図及び前記個別地図の表示倍率に関する指示を受け付ける表示倍率受付ステップと、
    前記判断部が、前記表示倍率受付ステップで受け付けた指示に応じた表示倍率がしきい値より小さいかどうか判断する判断ステップと、
    前記選択受付部が、個別地図の選択を受け付ける選択受付ステップと、
    前記表示部が、前記背景地図を表示し、前記判断ステップにおいて表示倍率がしきい値より小さいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図の存在を示す図形を表示し、前記判断ステップにおいて表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図を表示する表示ステップと、を備え、
    前記表示ステップでは、前記判断ステップにおいて表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記選択受付ステップで選択を受け付けた個別地図を表示する、地図表示方法。
  11. 背景となる地図である背景地図が記憶される背景地図記憶部と、前記背景地図の少なくとも一部に対応する地図である複数の個別地図が記憶される個別地図記憶部と、表示倍率受付部と、判断部と、選択受付部と、表示部とを用いて処理される地図表示方法であって、
    前記表示倍率受付部が、前記背景地図及び前記個別地図の表示倍率に関する指示を受け付ける表示倍率受付ステップと、
    前記判断部が、前記表示倍率受付ステップで受け付けた指示に応じた表示倍率がしきい値より小さいかどうか判断する判断ステップと、
    前記選択受付部が、個別地図の選択を受け付ける選択受付ステップと、
    前記表示部が、前記背景地図を表示し、前記判断ステップにおいて表示倍率がしきい値より小さいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図の存在を示す図形を表示し、前記判断ステップにおいて表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図を表示する表示ステップと、を備え、
    前記表示ステップでは、前記判断ステップにおいて表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に、前記選択受付ステップで選択を受け付けた個別地図と、それ以外の個別地図とを区別可能に表示する、地図表示方法。
  12. 背景となる地図である背景地図が記憶される背景地図記憶部と、前記背景地図の少なくとも一部に対応する地図である複数の個別地図が記憶される個別地図記憶部と、表示倍率受付部と、判断部と、表示部とを用いて処理される地図表示方法であって、
    前記表示倍率受付部が、前記背景地図及び前記個別地図の表示倍率に関する指示を受け付ける表示倍率受付ステップと、
    前記判断部が、前記表示倍率受付ステップで受け付けた指示に応じた表示倍率がしきい値より小さいかどうか判断する判断ステップと、
    前記表示部が、前記背景地図を表示し、前記判断ステップにおいて表示倍率がしきい値より小さいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図の存在を示す図形を表示し、前記判断ステップにおいて表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図を表示する表示ステップと、を備え、
    前記表示ステップでは、前記判断ステップにおいて表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合であって、複数の個別地図の表示領域が重なっている場合には、当該重なっている領域において、複数の個別地図を表示する、地図表示方法。
  13. 背景となる地図である背景地図が記憶される背景地図記憶部と、前記背景地図の少なくとも一部に対応する地図である個別地図と、当該個別地図の属性を示す属性情報とが記憶される個別地図記憶部とにアクセス可能なコンピュータを、
    前記背景地図及び前記個別地図の表示倍率に関する指示を受け付ける表示倍率受付部、
    前記表示倍率受付部が受け付けた指示に応じた表示倍率がしきい値より小さいかどうか判断する判断部、
    前記背景地図を表示し、前記判断部によって表示倍率がしきい値より小さいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図の存在を示す図形を表示し、前記判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図を表示する表示部として機能させ
    前記表示部は、前記個別地図の存在を示す図形を、当該個別地図に対応する属性情報の示す属性に応じて区別可能に表示する、プログラム。
  14. 背景となる地図である背景地図が記憶される背景地図記憶部と、前記背景地図の少なくとも一部に対応する地図である複数の個別地図が記憶される個別地図記憶部とにアクセス可能なコンピュータを、
    前記背景地図及び前記個別地図の表示倍率に関する指示を受け付ける表示倍率受付部、
    前記表示倍率受付部が受け付けた指示に応じた表示倍率がしきい値より小さいかどうか判断する判断部、
    前記背景地図を表示し、前記判断部によって表示倍率がしきい値より小さいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図の存在を示す図形を表示し、前記判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図を表示する表示部、
    個別地図の選択を受け付ける選択受付部として機能させ、
    前記表示部は、前記判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記選択受付部が選択を受け付けた個別地図を表示する、プログラム。
  15. 背景となる地図である背景地図が記憶される背景地図記憶部と、前記背景地図の少なくとも一部に対応する地図である複数の個別地図が記憶される個別地図記憶部とにアクセス可能なコンピュータを、
    前記背景地図及び前記個別地図の表示倍率に関する指示を受け付ける表示倍率受付部、
    前記表示倍率受付部が受け付けた指示に応じた表示倍率がしきい値より小さいかどうか判断する判断部、
    前記背景地図を表示し、前記判断部によって表示倍率がしきい値より小さいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図の存在を示す図形を表示し、前記判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図を表示する表示部、
    個別地図の選択を受け付ける選択受付部として機能させ、
    前記表示部は、前記判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に、前記選択受付部が選択を受け付けた個別地図と、それ以外の個別地図とを区別可能に表示する、プログラム。
  16. 背景となる地図である背景地図が記憶される背景地図記憶部と、前記背景地図の少なくとも一部に対応する地図である複数の個別地図が記憶される個別地図記憶部とにアクセス可能なコンピュータを、
    前記背景地図及び前記個別地図の表示倍率に関する指示を受け付ける表示倍率受付部、
    前記表示倍率受付部が受け付けた指示に応じた表示倍率がしきい値より小さいかどうか判断する判断部、
    前記背景地図を表示し、前記判断部によって表示倍率がしきい値より小さいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図の存在を示す図形を表示し、前記判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合に、当該背景地図の対応する位置に前記個別地図を表示する表示部として機能させ、
    前記表示部は、前記判断部によって表示倍率がしきい値より大きいと判断された場合であって、複数の個別地図の表示領域が重なっている場合には、当該重なっている領域において、複数の個別地図を表示する、プログラム。
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