JP5218568B2 - 構成変更機能を有する情報処理装置、システム構成変更方法及びシステム構成変更プログラム - Google Patents

構成変更機能を有する情報処理装置、システム構成変更方法及びシステム構成変更プログラム Download PDF

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Description

この発明は、構成変更機能を有する情報処理装置、システム構成変更方法及びシステム構成変更プログラムに関し、特に、システム構成が変更された場合に、基本ソフトウェアであるOS(Operationg System)の種類に関わらず、構成変更を正常に行うことができる構成変更機能を有する情報処理装置、システム構成変更方法及びシステム構成変更プログラムに関する。
従来より、情報処理装置では、デバイスの追加等によりシステム構成が変更された場合に、変更後のシステム構成がOSから認識できるように、自装置内に格納されたシステム構成情報を変更する機能を備えている。この種の情報処理装置として、例えば、デバイスが追加された場合に、OSが、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)規格のACPIテーブルに定義された名前空間(Name Space)を、システム構成情報として、変更する情報処理装置が知られている。
ここで、従来の情報処理装置において、デバイスの追加によりシステム構成が変更された場合に、OSがACPI規格のACPIテーブルに定義された名前空間を、システム構成情報として、認識する機能について説明する。なお、ACPI規格は、情報処理装置におけるシステム構成と電源制御に関する業界標準規格であり、その詳細については、http://www.acpi.info/に開示されているため、説明を省略する。また、以下では、図20に示すように、n個のCPU(CPU1〜CPUn)、メモリ(MEM1)、その他のデバイス(HB、PCIB1〜PCIB3、DEV1)等により構成されている情報処理装置に対して、図21に示すCPU(n+1)及びI/O装置が追加された場合について説明する。
ACPI規格のACPIテーブルは、図22に示すように、BIOS(Basic Input Output System)等のFirmware(ファームウェア)によりメモリ上に作成され、OSに引き渡されるテーブルである。OSは、ACPIテーブルに記載されている情報をもとに情報処理装置におけるシステムの初期化や電源制御を行う。
かかるACPI規格のACPIテーブルには、情報処理装置のシステム構成を、AML(ACPI Machine Language)で記述された名前空間として定義したテーブルであるDSDT(Diffirentialted System Description Table)が含まれる。DSDTは、情報処理装置に接続されるデバイスの構成を定義するシステム構成情報であり、情報処理装置のシステム構成に含まれる各デバイスを、名前空間内のオブジェクトとして表現する。例えば、図20に示す情報処理装置のシステム構成は、図23に示す名前空間として定義される。図23に示すように、名前空間内では、各デバイスは、システムバスツリー(System bus tree)配下のオブジェクトとして「¥_SB_」のように表現される。
このDSDTは、情報処理装置の起動時に、ACPIテーブルの一つとして、BIOS等のファームウェアによってOSに引き渡される。OSは、DSDT内のAMLを解釈することで、情報処理装置の変更後のシステム構成を認識することができる。
一方、ACPI規格におけるACPIテーブルには、SSDTやOEMT(以下、「SSDT」と「OEMT」を併せて「OEMT等」と言う。)が含まれる。ここで、SSDTとは、情報処理装置に追加されるデバイス(図21に示すI/O装置)を、DSDTと同様にAMLで記述された名前空間として定義したテーブルをいう。また、OEMTとは、LoadTableオペレータを用いてロードするDefinition Blockを定義したテーブル(OEM Table)をいう。DSDTが、情報処理装置に常時接続されるデバイスを、名前空間内のオブジェクトとして定義するのに対し、OEMT等は、情報処理装置に後から追加されるデバイスを、名前空間内のオブジェクトとして定義する。
このOEMT等は、DSDTと同様に、情報処理装置の起動時に、ファームウェアによってOSに引き渡される。OSは、OEMT等内のAMLを解釈することで、情報処理装置に後から追加されるデバイスを認識することができる。
そして、従来の情報処理装置では、デバイスの追加等によりシステム構成が変更された場合に、ファームウェアが、図24に示すように、上述したDSDT及びOEMT等をOSに引渡す。その後、OSは、図25及び図26に示すように、DSDTにOEMT等を追加することにより、図21に示す新たなシステム構成変更後に対応するシステム全体の新たな名前空間を作成する。このようにして、従来の情報処理装置では、OSとファームウェアの連係によりACPI規格のACPIテーブルとしてシステム変更後のシステム全体の名前空間を作成することにより、システム構成を認識していた。
特開2005−56404号公報
ところで、現在、情報処理装置に搭載されるOSの種類は、多岐に渡っており、OSによっては、ACPIテーブルに定義された名前空間を変更する機能をサポートしていない場合がある。すなわち、OSによっては、DSDTをサポートしているが、OEMT等をサポートしていない場合がある。
このため、従来の情報処理装置では、システム構成が変更された場合に、ファームウェアが、DSDT及びOEMT等をOSに引き渡したとしても、OSがOEMT内のAMLを解釈することができず、起動不良に至るという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、システム構成が変更された場合に、OSの種類すなわち、OEMT等のサポートの有無に関わらず、OSの正常起動を確保することができる構成変更機能を有する情報処理装置、システム構成変更方法及びシステム構成変更プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本願の開示する情報処理装置は、一つの態様において、演算処理装置と第1の記憶装置とを有する情報処理装置において、前記第1の記憶装置は、前記情報処理装置が取り得るシステム構成毎に、前記情報処理装置に接続されるデバイスの構成を定義する第1のシステム構成情報に対する差分情報を含むデバイス変更情報と、前記演算処理装置を、前記情報処理装置に接続されるデバイスの変更後におけるデバイスの情報であるデバイス構成情報を検出するデバイス構成情報検出手段と、前記デバイス構成情報検出手段が検出したデバイス構成情報と、前記デバイス変更情報とに基づいて、前記第1のシステム構成情報を第2のシステム構成情報に変更するデバイス構成変更手段として機能させる第1のプログラムとを有する。
システム構成が変更された場合に、OSの種類、すなわち、OEMT等のサポートの有無に関わらず、OSの正常起動を確保することができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 図2は、情報処理装置に対して外部デバイスを追加した状態を示す図である。 図3は、情報処理装置に対して外部デバイスを追加した状態を示す図である。 図4は、DSDTに関するACPI規格のフォーマットを示す図である。 図5は、図1に示すDSDTの構成の一例を説明するための図である。 図6は、図5に示すDSDTのAML部の階層構造を、ACPI規格の名前空間として表した概念図である。 図7は、ファームウェアの実行時に、デバイス構成変更部がDSDTを変更する動作の一例を示す概念図である。 図8は、デバイス構成変更部が、DSDT内のAML部に定義された不要なデバイスを無効化することにより、DSDTを変更する際に、参照するAML変更テーブルの一例を示す説明図である。 図9は、図8に示すAML変更テーブルを利用して、デバイス構成変更部が、DSDT内のAML部に定義された不要なデバイスを無効化した状態を示す説明図である。 図10は、図9に示すDSDTのAML部の階層構造を、ACPI規格の名前空間として表した概念図である。 図11は、実施例1に係る情報処理装置におけるシステム構成変更処理の処理手順を示すフローチャートである。 図12は、ステップS107のデバイス構成変更部によるDSDT変更処理の処理手順の一例を説明するための図である。 図13は、図12に示すDSDT変更処理を実行することにより、デバイス構成変更部が、図5に示すDSDT内のAML部に定義された不要なデバイスを無効化した状態を示す説明図である。 図14は、図13に示すDSDTのAML部の階層構造を、ACPI規格の名前空間として表した概念図である。 図15は、図8に示すAML変更テーブルの作成方法の一例について説明するためのフローチャートである。 図16は、実施例2に係るAML変更テーブルを説明するための図である。 図17は、図16に示すAML変更テーブルを利用して、デバイス構成変更部が、DSDT内のAML部に定義された不要なデバイスを削除した状態を示す説明図である。 図18は、図17に示すDSDTのAML部の階層構造を、ACPI規格の名前空間として表した概念図である。 図19は、DSDT変更処理の処理手順の一例を説明するための図である。 図20は、従来例について説明するための図である。 図21は、従来例について説明するための図である。 図22は、従来例について説明するための図である。 図23は、従来例について説明するための図である。 図24は、従来例について説明するための図である。 図25は、従来例について説明するための図である。 図26は、従来例について説明するための図である。
符号の説明
1 情報処理装置
2 I/O装置(入出力装置)
3 I/O装置(入出力装置)
11 CPU(1)(演算処理装置)
12 デバイス構成情報検出部(デバイス構成情報検出手段)
13 デバイス構成変更部(デバイス構成変更手段)
20 メインメモリ(第2の記憶装置)
21 OS(第2のプログラム)
30 フラッシュメモリ(第1の記憶装置)
31 DSDT(第1のシステム構成情報、第2のシステム構成情報)
32 AML変更テーブル(デバイス変更情報)
33 ファームウェア(第1のプログラム)
132 AML変更テーブル(デバイス変更情報)
以下に、本願の開示する構成変更機能を有する情報処理装置、システム構成変更方法及びシステム構成変更プログラムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例では、本願の開示する情報処理装置が、各種の情報処理装置におけるシステム構成と電源制御に関する業界標準規格であるACPI規格に準拠した装置であるとして説明を行う。しかし、これに限らず、本願の開示する情報処理装置等は、他の如何なる規格に準拠した装置等にも適用され得る。
図1は、実施例1に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、情報処理装置1は、CPU群10と、メインメモリ20と、フラッシュメモリ30とを有し、バスを介してこれらを接続している。
その他、情報処理装置1は、HB(ホストブリッジ)40と、PUIB(1)41〜PCIB(3)43と、DEV(1)44とを有している。HB40は、CPU群10とバスを介して接続されたホストブリッジである。PUIB(1)41〜PCIB(3)43は、HB40に接続されたPCIルートブリッジ又はPCI Expressルートブリッジ(以下、「PCIルートブリッジ等」)である。DEV(1)44は、PCIB(1)41に接続されたPCIデバイス又はPCI Expressデバイス(以下、「PCIBデバイス等」)である。なお、説明の簡略化ため、3つのPCIB(1)41〜PCIB(3)43及び1つのDEV(1)44を示しているが、これらの個数は限定されない。
本実施例に係る情報処理装置1は、外部デバイスの追加等により種々のシステム構成をとり得る。図2及び図3は、情報処理装置1に対して外部デバイスを追加した状態を示す図である。
例えば、図2に示す情報処理装置1では、I/O装置2が外部デバイスとして追加接続されている。なお、I/O装置2は、例えば、PCIBデバイス等であるPCIB(4)51と、PCIB(4)に接続されたPCIデバイス等であるDEV(1)52とを有する。また、図3に示す情報処理装置1では、I/O装置3が外部デバイスとして追加接続されている。なお、I/O装置3は、例えば、PCIBデバイス等であるPCIB(5)53と、PCIB(5)53に接続されたPCIデバイス等であるDEV(3)54及びDEV(4)55とを有する。
そして、本実施例に係る情報処理装置1は、上記のようにシステム構成が変更された場合に、変更後のシステム構成に適合するように、自装置内に格納されたシステム構成情報を変更する機能を備えている。
次に、図1を参照して、システム構成が変更された場合に、変更後のシステム構成に適合するように、自装置内に格納されたシステム構成情報を変更する機能を有する情報処理装置1における各部の構成について、具体的に説明する。
CPU群10は、情報処理装置1においてOSの実行等の演算処理を行う演算処理装置である。CPU群10は、情報処理装置1におけるn個の演算処理装置としてCPU(1)〜CPU(n)を有する。このCPU群10に含まれるCPU(1)11は、フラッシュメモリ30からファームウェア33を読み出して実行することにより、デバイス構成情報検出部12及びデバイス構成変更部13として機能する演算処理装置である。
デバイス構成情報検出部12は、情報処理装置1に接続されるデバイスの変更後におけるデバイスの情報であるデバイス構成情報を検出する。デバイス構成変更部13は、デバイス構成情報検出部12が検出したデバイス構成情報と、フラッシュメモリ30に記憶されたAML変更テーブル32とに基づいて、フラッシュメモリ30に記憶されたシステム構成情報であるDSDT31を変更する。これらデバイス構成情報検出部12及びデバイス構成変更部13については、別途詳細に説明する。
メインメモリ20は、情報処理装置1の主記憶装置であり、OS21を格納している。OS21は、情報処理装置1におけるシステム、すなわち、CPU群10、メインメモリ20、フラッシュメモリ30等の各デバイスの初期化する機能などの情報処理装置1のコンピュータとしての基本的な機能を提供する基本ソフトウェアである。このOS21は、CPU(1)11によって読み出されて実行され、このCPU(1)11を、情報処理装置1に接続される全てのデバイスにアクセスするシステム制御手段として機能させる。
フラッシュメモリ30は、CPU(1)11により実行される各種プログラムや、CPU(1)11によるプログラム実行時に参照される各種データを記憶する不揮発性メモリである。具体的には、フラッシュメモリ30は、DSDT31と、AML変更テーブル32と、ファームウェア33とを記憶している。
DSDT31は、情報処理装置1に接続されるデバイスの構成を、例えば、図4に示すACPI規格のフォーマットに準拠して定義するシステム構成情報である。図5は、図1に示すDSDT31の構成の一例を説明するための図である。この図5に示すように、DSDT31は、図4に示すACPI規格のフォーマットに準拠した構成を有している。具体的には、DSDT31は、ヘッダ部61と、AML部62とを有している。ヘッダ部61は、DSDT1全体に対する誤り検出方法の一種であるチェックサム(check sum)を格納している。ここで、チェックサムとは、検査対象のデータの合計値であるチェックサムを計算して、データとともにメモリに格納し、データの読出し時に読み出されたデータの合計値を計算して、チェックサムと比較することにより、誤りを検出する誤り検出方法をいう。
AML部62は、情報処理装置1に接続されるデバイスを、AMLで記述された階層構造として定義する。特に、本実施例に係るDSDT31のAML部62では、情報処理装置1がとり得る全てのシステム構成がAMLにより定義される。ここで、情報処理装置1がとり得る全てのシステム構成とは、情報処理装置1に接続され得る全てのデバイスの構成である所謂最大構成を意味している。具体的には、本実施例に係るDSDT31のAML部62には、図1に示す情報処理装置1の基本的なシステム構成だけでなく、図2に示すI/O装置2が外部デバイスとして追加接続された後の情報処理装置1のシステム構成、及び、図3に示すI/O装置3が外部デバイスとして追加接続された後の情報処理装置1のシステム構成が定義されている。
例えば、図5に示すDSDT31内のAML部62では、図1のPCIB(2)42の配下に、図2のPCIB(4)51及び図3のPCIB(5)53が定義されているので、情報処理装置1に対して、I/O装置2及びI/O装置3が外部デバイスとして接続され得ることを表している。
図6は、図5に示すDSDT31のAML部62の階層構造を、ACPI規格の名前空間として表した概念図である。なお、図6に示す名前空間では、説明を簡単にするため、メインメモリ20やフラッシュメモリ30等の一部のデバイスを省略している。図6に示す名前空間では、図1のPCIB(2)42の配下に、図2のPCIB(4)51及び図3のPCIB(5)53が定義されるため、情報処理装置1に対して、I/O装置2及びI/O装置3が外部デバイスとして接続され得ることを表している。
図1の説明に戻る。AML変更テーブル32は、情報処理装置1がとり得るシステム構成毎に、DSDT31に対する差分情報を含むデバイス変更情報であり、デバイス構成変更部13がDSDT31を変更する際に参照するテーブルである。すなわち、AML変更テーブル32は、情報処理装置1に対して新たなデバイスが追加された場合に、その新たなデバイス毎に、DSDT31のAML部62に定義されたシステム構成に含まれるデバイスのうち不要となるデバイスを反映させたテーブルである。なお、以下では、DSDT31のAML部62に定義されたシステム構成に含まれるデバイスのうち不要となるデバイスを、「DSDT31内の不要なデバイス」と呼ぶ。また、AML変更テーブル32については、別途詳細に説明する。
また、ファームウェア33は、基本入出力機能を備えたBIOS等のソフトウェアプログラムである。ファームウェア33は、情報処理装置1の電源投入時にCPU(1)11によって実行され、CPU(1)11を、デバイス構成情報検出部12及びデバイス構成変更部13として機能させるシステム構成変更プログラムである。
続いて、本実施例に係るデバイス構成情報検出部12、デバイス構成変更部13及びAML変更テーブル32について詳細に説明する。図7は、ファームウェア33の実行時に、デバイス構成変更部13がDSDT31を変更する動作の一例を示す概念図である。
図7に示すように、CPU(1)11がフラッシュメモリ30からファームウェア33を読み出して実行することにより、デバイス構成情報検出部12及びデバイス構成変更部13が実行状態となる。
デバイス構成情報検出部12は、情報処理装置1の電源投入時に、情報処理装置1に接続されている全てのデバイスを認識し、これらのデバイスの情報を、デバイス構成情報として検出する。例えば、デバイス構成情報検出部12は、図1に示すCPU群10、メインメモリ20、フラッシュメモリ30、HB40等の基本的なデバイスを認識し、これら基本的なデバイスの情報を、デバイス構成情報として検出する。また、デバイス構成情報検出部12は、基本的なデバイスに加えて、図2に示すI/O装置2や図3に示すI/O装置3等の情報処理装置1に新たに追加されたデバイスも認識し、これら新たに追加されたデバイスの情報を、デバイス構成情報として検出する。また、デバイス構成情報検出部12は、検出したデバイス構成情報をデバイス構成変更部13へ通知する。
デバイス構成変更部13は、新たに追加されたデバイスの情報を、デバイス構成情報としてデバイス構成情報検出部12から受け取ると、AML変更テーブル32を検索して、このデバイスに対応したDSDT31内の不要なデバイスの情報を取得する。また、デバイス構成変更部13は、取得したDSDT31内の不要なデバイスの情報に従って、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスを書き換え、DSDT31を変更する。特に、本実施例では、デバイス構成変更部13は、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスを無効化することにより、DSDT31を変更する。デバイス構成変更部13により変更されたDSDT31は、ファームウェア33によって、OS21の起動時にOS21に引き渡される。
図8は、デバイス構成変更部13が、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスを無効化することにより、DSDT31を変更する際に、参照するAML変更テーブル32の一例を示す説明図である。図8に示すように、AML変更テーブル32は、6つの要素「親デバイス」、「子デバイス」、「適用条件」、「オフセット」、「変更前」及び「処理」の欄を有するテーブルである。
要素「親デバイス」の欄は、DSDT31内のAML部62の階層構造を名前空間として表した場合、名前空間の階層における配下に、新たにデバイスが追加される可能性のあるデバイス(親デバイス)の識別子を示している。
要素「子デバイス」の欄は、親デバイスの配下に新たに追加される可能性のあるデバイス(子デバイス)の識別子を示している。なお、1つの親デバイスの配下に複数の子デバイスを接続する場合には、要素「子デバイス」の欄に複数の子デバイスの識別子を記載しておけばよい。
要素「適用条件」の欄は、この要素「適用条件」以降の要素である3つの要素「オフセット」、「変更前」及び「処理」を、デバイス構成変更部13に参照させるか否かを決定するための条件を示す。「存在する」は、子デバイスが親デバイスの配下に存在していることを意味し、「存在しない」は、子デバイスが親デバイスの配下に存在していないことを意味する。例えば、図8に示す例では、子デバイス「PCIB(4)」が親デバイス「PCIB(2)」の配下に存在するという条件を満たすときに、要素「適用条件」以降の要素「オフセット」、「変更前」及び「処理」の各欄をデバイス構成情報検出部12が参照する。
なお、以下では、これら3つの要素「親デバイス」、「子デバイス」及び「適用条件」の各欄に記載された情報を合わせて、変更情報と呼ぶこととする。
要素「オフセット」は、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスの、DSDT31内のAML部62における位置情報を示す。
要素「変更前」は、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスの情報を示している。
要素「処理」は、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスを無効化する際に、デバイス構成変更部13によって実行される処理を示している。例えば、図8に示す「Methodに置換」は、デバイス構成変更部13が、要素「変更前」に記載されるデバイスを、ACPI規格で定められる処理を規定するMethodに置換することを意味している。
続いて、図8に示すAML変更テーブル32を利用して、デバイス構成変更部13が、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスを無効化する処理の一例について説明する。図9は、図8に示すAML変更テーブル32を利用して、デバイス構成変更部13が、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスを無効化した状態を示す説明図である。なお、図9では、デバイス構成変更部13が、図5に示すDSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスを無効化する場合について説明する。また、図9では、例として、情報処理装置1の電源投入時に、デバイス構成情報検出部12が、図2に示す情報処理装置1に接続されている全てのデバイスの情報を、デバイス構成情報として検出した場合を示す。
デバイス構成情報検出部12からデバイス構成情報を受け取ると、デバイス構成変更部13は、図8に示すAML変更テーブル32を参照して、子デバイス「PCIB(4)」が親デバイス「PCIB(2)」の配下に存在していることを確認する。そうすると、図9に示すように、デバイス構成変更部13は、DSDT31内のXXX位置に存在するデバイスであるPCIB(5)を、ACPI規格で定められるMethodに置換する。このようして、デバイス構成変更部13は、図2に示す情報処理装置1に接続されていないデバイスであるPCIB(5)以下のデバイス(つまり、図3のI/O装置3)を、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスとして、無効化する。なお、図9では、Device(PCIB(5))をMethod(PCIB(5))に置換した例を示しているが、これはMethod(PCIB(5))内にリストされている要素の「NoopOp」による置換を省略した態様を示している。
図10は、図9に示すDSDT31のAML部62の階層構造を、ACPI規格の名前空間として表した概念図である。なお、図10に示す名前空間では、説明を簡単にするため、メインメモリ20やフラッシュメモリ30等の一部のデバイスを省略している。図10に示す名前空間では、図2に示す情報処理装置1に接続されていないPCIB(5)が、Methodに置換されることにより、図3のI/O装置3が無効化されている。なお、図10では、Device(PCIB(5))をMethod(PCIB(5))に置換した例を示しているが、Method(PCIB(5))内にリストされている要素の「NoopOp」による置換を省略した態様を示している。
次に、本実施例に係る情報処理装置1におけるシステム構成変更処理について説明する。図11は、本実施例に係る情報処理装置1におけるシステム構成変更処理の処理手順を示すフローチャートである。
図11に示すように、まず、電源投入により情報処理装置1が起動する(ステップS100)。具体的には、CPU(1)11が、フラッシュメモリ30からファームウェア33を読み出して実行することにより、デバイス構成情報検出部12及びデバイス構成変更部13が実行状態となる。
ファームウェア33を実行したCPU(1)11は、フラッシュメモリ30からDSDT31を読み出して、所定のメモリに展開する(ステップS101)。次いで、デバイス構成情報検出部12は、情報処理装置1に接続されている全てのデバイスの情報を、デバイス構成情報として検出する(ステップS102)。
次いで、デバイス構成変更部13は、デバイス構成情報に含まれる各デバイスに対応する変更情報が存在するか否かについて、AML変更テーブル32を検索する(ステップS103)。
次いで、デバイス構成変更部13は、AML変更テーブル32に、デバイス構成情報のデバイスに対応する変更情報が存在するか否かを判定する(ステップS104)。例えば、この判定は、図8に示すAML変更テーブル32において、子デバイス「PCIB(4)」が親デバイス「PCIB(2)」の配下に存在するという条件を満たすか否かを判定することにより行われる。
その結果、AML変更テーブル32に、デバイス構成情報のデバイスに対応する変更情報が存在しないと判定すると(ステップS104:No)、デバイス構成変更部13は、処理をステップS103に戻す。
一方、AML変更テーブル32に、デバイス構成情報のデバイスに対応する変更情報が存在すると判定すると(ステップS104:Yes)、デバイス構成変更部13は、AML変更テーブル32を参照して、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスの位置を特定する(ステップS105)。例えば、デバイス構成変更部13は、図8に示すAML変更テーブル32の要素「オフセット」に記述された位置情報を用いて、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスの位置を特定する。
次いで、デバイス構成変更部13は、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスが既に書き換えられているか否かを判定する(ステップS106)。本実施例では、デバイス構成変更部13は、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスが、既にACPI規格で定められるMethodに置換されているか否かを判定する。
その結果、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスが既に書き換えられていると判定すると(ステップS106:Yes)、デバイス構成変更部13は、処理をステップS103に戻す。
一方、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスが未だ書き換えられていないと判定すると(ステップS106:No)、デバイス構成変更部13は、DSDT31を変更するためのDSDT変更処理を実行する(ステップS107)。なお、ステップS107のDSDT変更処理については、後に図12〜図14を参照して詳細に説明する。
次いで、デバイス構成変更部13は、デバイス構成情報に含まれる全てのデバイスについて、AML変更テーブル32の検索が終了したか否かを判定する(ステップS108)。その結果、デバイス構成情報に含まれる全てのデバイスについて、AML変更テーブル32の検索が終了していないと判定すると(ステップS108:No)、処理をステップS103に戻す。一方、デバイス構成情報に含まれる全てのデバイスについて、AML変更テーブル32の検索が終了したと判定すると(ステップS108:Yes)、デバイス構成変更部13は、処理をステップS109に移行する。
ステップS109において、CPU(1)11は、メインメモリ20からOS21を起動すると共に、ステップS107のDSDT変更処理による変更後のDSDT31をOS21に引き渡し(ステップS109)、システム構成変更処理を終了する。
続いて、図12〜図14を参照して、ステップS107のデバイス構成変更部13によるDSDT変更処理について説明する。図12は、ステップS107のデバイス構成変更部13によるDSDT変更処理の処理手順の一例を説明するための図である。図13は、図12に示すDSDT変更処理を実行することにより、デバイス構成変更部13が、図5に示すDSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスであるPCIB(5)を無効化した状態を示す説明図である。図14は、図13に示すDSDT31のAML部62の階層構造を、ACPI規格の名前空間として表した概念図である。
図12に示すように、まず、DeviceOpをMethodOpに置換する。次いで、[PkgLength]を1byte手前に移動する。これにより、DeviceOpは2byteであり、MethodOpは1byteであるので、両者の差である1byteを埋めることができる。なお、[PkgLength]を1byte手前に移動すると共に、[PkgLength]の示すパッケージ長に1byte追加してもよい。
次いで、[NameString]を1byte手前に移動する。これにより、[PkgLength]を1byte手前に移動したことにより生じた1byteを埋めることができる。なお、上述したように、[PkgLength]の示すパッケージ長に1byte追加することで、[PkgLength]自体の長さが1byte増加している場合には、[NameString]を移動する必要はない。
最後に、[ObjectList]にリストされている要素を全て[NoopOp]で置換する。なお、[NoopOp]は、1byteのオペレータであり、如何なる動作も行われないことを意味する。
このようにして、デバイス構成変更部13は、図5に示すPCIB(5)のDevice定義「Device(PCIB(5))」を、図13及び図14に示すように、PCIB(5)のMethod定義「Method(PCIB(5))」に置換することができる。すなわち、図5に示すDSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスであるPCIB(5)を無効化することができる。
なお、図12〜図14では、図5に示すPCIB(5)のDevice定義「Device(PCIB(5))」のDeviceOpをMethodOpに置換した後、[ObjectList]にリストされている要素を全て[NoopOp]で置換する場合について説明したが、[NoopOp]による置換を省略することもできる。この場合、デバイス構成変更部13は、図5に示すPCIB(5)のDevice定義「Device(PCIB(5))」を、図9及び図10に示すように、PCIB(5)のMethod定義「Method(PCIB(5))」に置換することになる。
次に、図8に示すAML変更テーブル32の作成方法について説明する。図15は、図8に示すAML変更テーブル32の作成方法の一例について説明するためのフローチャートである。図15に示すように、AML変更テーブル32の作成に際しては、まず、DSDT31内のAML部62に対応したASL(ACPI Source Language)ファイルを作成する(ステップS301)。
次いで、ASLコンパイラを用いて上記のASLファイルをコンパイルすることにより、DSDT31内のAML部62に対応したAMLファイルを生成する(ステップS302)。次いで、オフセット情報算出ツールを上記のAMLファイルに適用することにより、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスの、DSDT31内のAML部62における位置情報を、図8に示す要素「オフセット」に格納する情報(オフセット情報)として算出する。同時に、AMLファイルから、AML変更テーブル32の元ファイルをC言語形式で生成する(ステップS303)。最後に、Cコンパイラを用いて上記のAML変更テーブル32の元ファイルをコンパイルすることにより(ステップS304)、AML変更テーブル32を作成する。
このようにして、要素「オフセット」にオフセット情報を格納した図8のAML変更テーブル32を完成することができる。このように、本実施例のAML変更テーブル32には、オフセット情報が含まれているため、デバイス構成変更部13は、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスの、DSDT31内のAML部62における位置を効率的に特定することができる。その結果、デバイス構成変更部13によるDSDT変更処理を高速化することができる。
上述してきたように、本実施例では、DSDT31に、情報処理装置1がとり得る全てのシステム構成である最大構成が定義され、デバイス構成変更部13は、情報処理装置1の電源投入時に、DSDT31から不要なデバイスを無効化することにより、DSDT31を変更する。そして、変更後のDSDT31が、ファームウェア33によってOS21に引き渡される。このため、情報処理装置1のシステム構成が変更された場合に、OS21が、ACPI規格におけるDSDTをサポートしているが、SSDTやOEMTをサポートしていない場合であっても、OS21の正常起動を確保することができる。つまり、システム構成が変更された場合に、OSの種類に関わらず、OSの正常起動を確保することができる。
次に、実施例2に係る情報処理装置1について説明する。本実施例と実施例1とは、DSDT31を変更する機能が異なる。すなわち、実施例1では、デバイス構成変更部13が、DSDT31から不要なデバイスを無効化することにより、DSDT31を変更したが、本実施例では、デバイス構成変更部13が、DSDT31から不要なデバイスを削除することにより、DSDT31を変更する。この機能を実現するため、本実施例に係る情報処理装置1は、図8に示すAML変更テーブル32に代えて、図16に示すAML変更テーブル132を有している。その他の構成は、基本的に実施例1と同様であるので、実施例1と同一の構成については、その詳しい説明を省略する。
図16は、本実施例に係るAML変更テーブル132を説明するための図である。なお、AML変更テーブル132は、デバイス構成変更部13が、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスを削除することにより、DSDT31を変更する際に、デバイス構成変更部13により参照されるテーブルである。
図16に示すように、AML変更テーブル132は、5つの要素「親デバイス」、「子デバイス」、「適用条件」、「変更前」及び「削除サイズ」を組み合わせたテーブルである。5つの要素のうち、4つの要素「親デバイス」、「子デバイス」、「適用条件」及び「変更前」については、図8に示すAML変更テーブル32と同様であるため、その詳しい説明を省略する。
要素「削除サイズ」は、要素「変更前」に記載されたデバイスの配下の階層のサイズ、すなわち、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスの配下の階層のサイズを示している。
続いて、図16に示すAML変更テーブル132を利用して、デバイス構成変更部13が、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスを削除する処理の一例について説明する。図17は、図16に示すAML変更テーブル132を利用して、デバイス構成変更部13が、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスを削除した状態を示す説明図である。なお、図17では、デバイス構成変更部13が、図5に示すDSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスを削除する場合について説明する。また、図17では、情報処理装置1の電源投入時に、デバイス構成情報検出部12が、図2に示す情報処理装置1に接続されている全てのデバイスの情報を、デバイス構成情報として検出したものとする。
デバイス構成情報検出部12からデバイス構成情報を受け取ると、デバイス構成変更部13は、図16に示すAML変更テーブル132を参照して、子デバイス「PCIB(4)」が親デバイス「PCIB(2)」の配下に存在していることを確認する。そうすると、図17に示すように、デバイス構成変更部13は、配下の階層のサイズが「aaa」(図17の例では、aaa=50byte)である「PCIB(5)」を削除する。このようにして、デバイス構成変更部13は、図2に示す情報処理装置1に接続されていないデバイスであるPCIB(5)以下のデバイス(つまり、図3のI/O装置3)を、DSDT31内のAML部62に定義された不要なデバイスとして、削除する。
また、デバイス構成変更部13は、PCIB(5)以下のデバイスを削除した後、PCIB(5)よりも上位の階層のサイズを、PCIB(5)配下の階層のサイズ「aaa」=50byte分だけ、減じる。また、デバイス構成変更部13は、ヘッダ部61のチェックサムも変更する。
図18は、図17に示すDSDT31のAML部62の階層構造を、ACPI規格の名前空間として表した概念図である。なお、図18に示す名前空間では、説明を簡単にするため、メインメモリ20やフラッシュメモリ30等の一部のデバイスを省略している。図18に示す名前空間では、図2に示す情報処理装置1に接続されていないPCIB(5)が削除されることにより、図3のI/O装置3が削除されている。
次に、本実施例に係る情報処理装置1におけるシステム構成変更処理について説明する。本実施例のシステム構成変更処理は、図11に示すステップS107のDSDT変更処理の処理内容が実施例1と異なる。その他の工程は、基本的に実施例1と同様であるので、実施例1と同一の工程については、その詳しい説明を省略する。
図19は、ステップS107のDSDT変更処理の処理手順の一例を説明するための図である。なお、図19では、デバイス構成変更部13が、図5に示すPCIB(5)のDevice定義「Device(PCIB(5))」を削除する場合について説明する。
図19に示すように、DSDT31内のAML部62の中から、Device定義「Device(PCIB(5))」をサーチする。次いで、予め用意しておいたDSDT31と同じサイズのメモリ領域(以下、「新DSDT用メモリ領域」という)に、DSDT31の先頭(DSDT31内のヘッダ部61を含む)から、図19上に示す下線部分の直前までをコピーする。これと同時に、新DSDT用メモリ領域に、図19上に示す下線部分の直後からDSDT31内のAML部62の最後までをコピーする。これにより、新DSDT用メモリ領域には、DSDT31から図19上に示す下線部分を削除した部分が格納される。
次いで、新DSDT用メモリ領域において、削除した定義(すなわち、図19上に示す下線部分)の上位の階層のPkgLengthの値を変更する。すなわち、PkgLength(b)を変更し、削除した定義のサイズ(図16に示す「aaa」)だけ減じる。
次いで、新DSDT用メモリ領域において、次の上位の階層のPkgLengthの値を変更する。すなわち、PkgLength(a)を変更し、削除した定義のサイズ(図16に示す「aaa」)だけ減じる。以後同様に、上位の階層がなくなるまでPkgLengthの値を変更する。
最後に、新DSDT用メモリ領域にコピーされたDSDT31内のヘッダ部61におけるLengthとChecksumを再計算する。
このようにして、デバイス構成変更部13は、図5に示すPCIB(5)のDevice定義「Device(PCIB(5))」を削除することができる。
上述してきたように、本実施例では、DSDT31に、情報処理装置1がとり得る全てのシステム構成が定義され、デバイス構成変更部13は、情報処理装置1の電源投入時に、DSDT31から不要なデバイスを削除することにより、DSDT31を変更する。そして、変更後のDSDT31が、ファームウェア33によってOS21に引き渡される。このため、情報処理装置1のシステム構成が変更された場合に、OS21が、ACPI規格におけうDSDTをサポートしているが、SSDTやOEMTをサポートしていない場合であっても、OS21の正常起動を確保することができる。つまり、システム構成が変更された場合に、OSの種類に関わらず、OSの正常起動を確保することができる。

Claims (7)

  1. 演算処理装置と第1の記憶装置とを有する情報処理装置において、
    前記第1の記憶装置は、
    前記情報処理装置が取り得るシステム構成毎に、前記情報処理装置に接続されるデバイスの構成を定義する第1のシステム構成情報に対する差分情報を含むデバイス変更情報と、
    前記演算処理装置を、
    前記情報処理装置に接続されるデバイスの変更後におけるデバイスの情報であるデバイス構成情報を検出するデバイス構成情報検出手段と、
    前記デバイス構成情報検出手段が検出したデバイス構成情報により示されるデバイスに対応する不要なシステム構成を前記差分情報として前記デバイス変更情報から取得し、前記第1のシステム構成情報から前記不要なシステム構成を書き換えることにより、前記第1のシステム構成情報を第2のシステム構成情報に変更するデバイス構成変更手段として機能させる第1のプログラムと
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 演算処理装置と第1の記憶装置とを有する情報処理装置において、
    前記第1の記憶装置は、
    前記情報処理装置が取り得るシステム構成毎に、前記情報処理装置に接続されるデバイスの構成を定義する第1のシステム構成情報に対する差分情報を含むデバイス変更情報と、
    前記演算処理装置を、
    前記情報処理装置に接続されるデバイスの変更後におけるデバイスの情報であるデバイス構成情報を検出するデバイス構成情報検出手段と、
    前記デバイス構成情報検出手段が検出したデバイス構成情報と、前記デバイス変更情報とに基づいて、前記第1のシステム構成情報を第2のシステム構成情報に変更するデバイス構成変更手段として機能させる第1のプログラムと
    を有し、
    前記第1のシステム構成情報には、
    前記情報処理装置が取り得る全てのシステム構成が定義され、
    前記デバイス構成変更手段は、
    前記第1のシステム構成情報から不要なシステム構成を無効化することにより、前記第2のシステム構成情報に変更することを特徴とする情報処理装置。
  3. 演算処理装置と第1の記憶装置とを有する情報処理装置において、
    前記第1の記憶装置は、
    前記情報処理装置が取り得るシステム構成毎に、前記情報処理装置に接続されるデバイスの構成を定義する第1のシステム構成情報に対する差分情報を含むデバイス変更情報と、
    前記演算処理装置を、
    前記情報処理装置に接続されるデバイスの変更後におけるデバイスの情報であるデバイス構成情報を検出するデバイス構成情報検出手段と、
    前記デバイス構成情報検出手段が検出したデバイス構成情報と、前記デバイス変更情報とに基づいて、前記第1のシステム構成情報を第2のシステム構成情報に変更するデバイス構成変更手段として機能させる第1のプログラムと
    を有し、
    前記第1のシステム構成情報には、
    前記情報処理装置が取り得る全てのシステム構成が定義され、
    前記デバイス構成変更手段は、
    前記第1のシステム構成情報から不要なシステム構成を削除することにより、前記第2のシステム構成情報に変更することを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は、さらに入出力装置と第2の記憶装置とを有し、
    前記第2の記憶装置は、
    前記演算処理装置を、
    前記第2のシステム構成情報に基づいて、前記第1の記憶装置又は前記入出力装置にアクセスするシステム制御手段として機能させる第2のプログラムを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  5. 前記第2のシステム構成情報は、
    前記演算処理装置、前記第1の記憶装置又は前記入出力装置を、階層構造として定義することにより、前記システム制御手段にアクセスさせることを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置の有する第1の記憶装置が、前記情報処理装置が取り得るシステム構成毎に、前記情報処理装置に接続されるデバイスの構成を定義する第1のシステム構成情報に対する差分情報を含むデバイス変更情報を格納する情報処理装置のシステム構成変更方法であって、
    前記情報処理装置の有する演算処理装置が、前記情報処理装置に接続されるデバイスの変更後におけるデバイスの情報であるデバイス構成情報を検出するステップと、
    前記情報処理装置の有する演算処理装置が、前記演算処理装置が検出したデバイス構成情報により示されるデバイスに対応する不要なシステム構成を前記差分情報として前記デバイス変更情報から取得し、前記第1のシステム構成情報から前記不要なシステム構成を書き換えることにより、前記第1のシステム構成情報を第2のシステム構成情報に変更するステップと
    を含んだことを特徴とするシステム構成変更方法。
  7. 情報処理装置の有する第1の記憶装置が、前記情報処理装置が取り得るシステム構成毎に、前記情報処理装置に接続されるデバイスの構成を定義する第1のシステム構成情報に対する差分情報を含むデバイス変更情報を格納する情報処理装置のシステム構成変更プログラムであって、
    前記情報処理装置の有する演算処理装置を、
    前記情報処理装置に接続されるデバイスの変更後におけるデバイスの情報であるデバイス構成情報を検出するデバイス構成情報検出手段と、
    前記デバイス構成情報検出手段が検出したデバイス構成情報により示されるデバイスに対応する不要なシステム構成を前記差分情報として前記デバイス変更情報から取得し、前記第1のシステム構成情報から前記不要なシステム構成を書き換えることにより、前記第1のシステム構成情報を第2のシステム構成情報に変更するデバイス構成変更手段
    として機能させることを特徴とするシステム構成変更プログラム。
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