JP5216504B2 - 無線通信システム、送信装置、受信装置、および無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、送信装置、受信装置、および無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5216504B2
JP5216504B2 JP2008249716A JP2008249716A JP5216504B2 JP 5216504 B2 JP5216504 B2 JP 5216504B2 JP 2008249716 A JP2008249716 A JP 2008249716A JP 2008249716 A JP2008249716 A JP 2008249716A JP 5216504 B2 JP5216504 B2 JP 5216504B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reception
transmission
performance
antenna
radio signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008249716A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010081482A (ja
Inventor
健雄 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2008249716A priority Critical patent/JP5216504B2/ja
Publication of JP2010081482A publication Critical patent/JP2010081482A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5216504B2 publication Critical patent/JP5216504B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

本発明は、無線通信システム、送信装置、受信装置、および無線通信方法に関し、特に、複数のアンテナを用いて通信を行うマルチアンテナ通信に関する。
DSPやCPUなどのプロセッサの演算性能の向上により、複数のアンテナを用いて送信または受信される無線信号を処理するマルチアンテナ通信が実現されている。ここでいうマルチアンテナ通信の方式には、たとえば、アレー送信、SDMA(Space Division Multiple Access:空間分割多元接続)送信、CSTD(Cyclic Shift Transmission Diversity)送信、選択ダイバーシティ送信などのマルチアンテナ送信、およびMMSE(Minimum Mean Square Error:最小平均二乗誤差)受信、MRC(Maximum Ratio Combining:最大比合成)受信、MLD(Maximum Likelihood Detection:最尤検出)受信などのマルチアンテナ受信が含まれる。
なお、特許文献1には、接続すべき無線基地局の種別に応じて当該無線基地局からの信号を受信するための受信動作モードを選択する無線端末装置が開示されている。
特開2003−032179号公報
しかしながら、演算性能の高いプロセッサは消費電力も大きいため、消費電力に制約のある通信装置にマルチアンテナ通信技術の搭載がなかなか進まないという現状がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、マルチアンテナ通信による過剰な信号処理を抑制し、消費電力の増大を防ぐことができる無線通信システム、送信装置、受信装置、および無線通信方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る無線通信システムは、複数の送信アンテナを用いて無線信号を送信する送信装置のマルチアンテナ送信性能値を推定する送信性能推定手段と、複数の受信アンテナを用いて前記無線信号を受信する受信装置のマルチアンテナ受信性能値を推定する受信性能推定手段と、前記受信装置により検出される前記無線信号の信号品質を取得する無線信号品質取得手段と、前記無線信号品質取得手段により取得される前記無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、前記無線信号の信号品質と、前記送信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ送信性能値と、前記受信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ受信性能値と、に基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる通信性能縮退手段と、を含むことを特徴とする。
本発明では、送信装置から送信され受信装置により受信される無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、送信装置のマルチアンテナ送信性能および受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる。このため、本発明によれば、マルチアンテナ通信による過剰な信号処理を抑制し、送信装置や受信装置における消費電力の増大を防ぐことができる。
また、本発明の一態様では、前記通信性能縮退手段は、前記無線信号品質取得手段により取得される前記無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、前記送信装置の消費電力に係るオフセット値と、前記受信装置の消費電力に係るオフセット値と、にさらに基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる。
ここで、送信装置または受信装置の消費電力に係るオフセット値とは、消費電力に係る制約による優先度やバッテリ性能による許容度などに応じて決定される値である。この態様によれば、送信装置および受信装置それぞれの消費電力に係る制約やバッテリ性能などをさらに考慮して、送信装置のマルチアンテナ送信性能および受信装置のマルチアンテナ受信性能のいずれを縮退させるかを決定することができる。
また、本発明の一態様では、前記通信性能縮退手段は、前記無線信号品質取得手段により取得される前記無線信号の信号品質が前記所定の品質を満たす場合に、前記送信装置が前記無線信号の送信に用いる前記送信アンテナの本数および前記受信装置が前記無線信号の受信に用いる前記受信アンテナの本数の少なくとも一方を低減する。この態様によれば、低減されたアンテナの本数に応じて、消費電力の増大を防ぐことができる。
また、本発明の一態様では、前記通信性能縮退手段は、前記無線信号品質取得手段により取得される前記無線信号の信号品質が前記所定の品質を満たす場合に、前記送信装置の送信制御方式および前記受信装置の受信制御方式の少なくとも一方を演算量のより少ない方式に切り替える。この態様によれば、低減された演算量に応じて、消費電力の増大を防ぐことができる。
なお、上記各態様において、前記送信性能推定手段は、前記送信装置が前記無線信号の送信に用いる前記送信アンテナの本数、前記送信装置が前記無線信号の送信に用いる送信制御方式、前記送信装置において検出される干渉レベル、前記受信装置により検出される前記無線信号の信号品質、および前記受信装置の移動速度の少なくとも1つに基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能値を推定してもよい。
また、前記受信性能推定手段は、前記受信装置が前記無線信号の受信に用いる前記受信アンテナの本数、前記受信装置が前記無線信号の受信に用いる受信制御方式、前記受信装置において検出される干渉レベル、および前記受信装置により検出される前記無線信号の変動パターンの少なくとも1つに基づいて、前記受信装置のマルチアンテナ受信性能値を推定してもよい。
また、前記受信性能推定手段は、前記受信装置が前記受信アンテナの全部を用いて前記無線通信の受信を行った場合の前記無線信号の信号品質と、前記受信装置が前記受信アンテナのいずれか1本を用いて前記無線通信の受信を行った場合の前記無線信号の信号品質と、の差に基づいて、前記受信装置のマルチアンテナ受信性能値を推定してもよい。
また、本発明に係る送信装置は、複数の送信アンテナを用いた無線信号の送信に係るマルチアンテナ送信性能値を推定する送信性能推定手段と、複数の受信アンテナを用いて前記無線信号を受信する受信装置のマルチアンテナ受信性能値を推定する受信性能推定手段と、前記受信装置により検出される前記無線信号の信号品質を取得する無線信号品質取得手段と、前記無線信号品質取得手段により取得される前記無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、前記無線信号の信号品質と、前記送信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ送信性能値と、前記受信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ受信性能値と、に基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる通信性能縮退手段と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る受信装置は、複数の送信アンテナを用いて無線信号を送信する送信装置のマルチアンテナ送信性能値を推定する送信性能推定手段と、複数の受信アンテナを用いた前記無線信号の受信に係るマルチアンテナ受信性能値を推定する受信性能推定手段と、前記無線信号の信号品質を取得する無線信号品質取得手段と、前記無線信号品質取得手段により取得される前記無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、前記無線信号の信号品質と、前記送信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ送信性能値と、前記受信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ受信性能値と、に基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる通信性能縮退手段と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る無線通信方法は、複数の送信アンテナを用いて無線信号を送信する送信装置のマルチアンテナ送信性能値を推定するステップと、複数の受信アンテナを用いて前記無線信号を受信する受信装置のマルチアンテナ受信性能値を推定するステップと、前記受信装置により検出される前記無線信号の信号品質を取得するステップと、前記無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、前記無線信号の信号品質と、前記推定される前記マルチアンテナ送信性能値と、前記推定される前記マルチアンテナ受信性能値と、に基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させるステップと、を含むことを特徴とする。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る無線通信システム10の構成図である。同図に示すように、無線通信システム10は、基地局12と、複数の移動局14(ここでは移動局14−1,14−2のみを示す)と、を含んで構成される。基地局12は、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)方式のほか、OFDMを用いた通信方式、CDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)方式、TDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)方式、FDMA(Frequency Division Multiple Access:周波数分割多元接続)方式などにより、複数の移動局14と多重通信を行う。なお、基地局12および移動局14は、それぞれ複数のアンテナを有しており、相互にマルチアンテナ通信が可能となっている。
無線通信システム10では、基地局12から送信され移動局14により受信される下り方向の無線信号(以下「下り信号」という)の信号品質が所定の品質を満たす場合に、基地局12のマルチアンテナ送信性能および移動局14のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる。また、移動局14から送信され基地局12により受信される上り方向の無線信号(以下「上り信号」という)の信号品質が所定の品質を満たす場合に、基地局12のマルチアンテナ受信性能および移動局14のマルチアンテナ送信性能の少なくとも一方を縮退させる。こうして、無線通信システム10では、マルチアンテナ通信による過剰な信号処理を抑制し、基地局12および移動局14における消費電力の増大を防いでいる。
以下では、上記処理を実現するために基地局12が備える構成について説明する。
図2は、基地局12の機能ブロック図である。同図に示すように、基地局12は、複数のアンテナ20、RF部22、ベースバンド処理部30、MAC部50を含んで構成される。
各アンテナ20は、無線信号を受信し、受信された無線信号をRF部22に出力する。また、各アンテナ20は、RF部22から供給される無線信号を移動局14に対して送信する。
RF部22は、低雑音増幅器、電力増幅器、周波数変換回路、帯域通過フィルタ、A/D変換器、D/A変換器、直並列変換器、並直列変換器を含んで構成される。RF部22は、各アンテナ20から入力される無線信号を低雑音増幅器で増幅し、中間周波数信号にダウンコンバートしてから、標本化されたディジタル信号をベースバンド処理部30に出力する。また、RF部22は、ベースバンド処理部30から入力されるディジタル信号の標本値をアナログ信号に変換した後、無線信号にアップコンバートし、電力増幅器で送信出力レベルまで増幅してから、各アンテナ20に供給する。
ベースバンド処理部30は、たとえばDSPで構成され、CP除去部32、CP追加部34、FFT部36、IFFT部38、マルチアンテナ送受信処理部40、上り信号処理部42、および下り信号処理部44を含む。
CP除去部32は、RF部22から入力される標本化されたディジタル信号からCP(Cyclic Prefix:サイクリックプレフィックス)を除去し、得られたディジタル信号の標本値をFFT部36に出力する。
FFT部36は、CPが除去されたディジタル信号の標本値に離散フーリエ変換を施し、得られた複素シンボル列の各サブキャリア成分をマルチアンテナ送受信処理部40に出力する。
IFFT部38は、マルチアンテナ送受信処理部40から入力される複素シンボル列の各サブキャリア成分に逆離散フーリエ変換を施し、得られたOFDMシンボルの標本値をCP追加部34に出力する。
CP追加部34は、IFFT部38から入力されるOFDMシンボルの標本値にCPを追加し、得られたディジタル信号の標本値をRF部22に出力する。
マルチアンテナ送受信処理部40は、FFT部36から入力される複素シンボル列の各サブキャリア成分に対してマルチアンテナ受信に係る処理を行う。マルチアンテナ受信に係る処理には、MMSE受信、MRC受信、MLD受信などに係る処理が含まれ、これらの処理は、基地局12が適用している受信制御方式に応じて切り替えられる。マルチアンテナ受信に係る処理が施された複素シンボル列は、上り信号処理部42に出力される。
また、マルチアンテナ送受信処理部40は、下り信号処理部44から入力される複素シンボル列に対してマルチアンテナ送信に係る処理を行う。マルチアンテナ送信に係る処理には、アレー送信、SDMA送信、CSTD送信、選択ダイバーシティ送信などに係る処理が含まれ、これらの処理は、基地局12が適用している送信制御方式に応じて切り替えられる。マルチアンテナ送信に係る処理が施された複素シンボル列の各キャリア成分は、IFFT部38に出力される。
上り信号処理部42は、マルチアンテナ送受信処理部40から入力される複素シンボル列からシンボルの変調方式に応じた受信データを復号し、復号された受信データをMAC部50に出力する。
下り信号処理部44は、MAC部50から入力される送信データに対して、MAC部により指定される変調方式に応じたシンボルマッピング(振幅と位相の割り当て)を行い、得られた複素シンボル列をマルチアンテナ送受信処理部40に出力する。
MAC部50は、たとえばCPUおよびCPUの動作を制御するプログラムで構成され、送信性能推定部52、受信性能推定部54、無線信号品質取得部56、および通信性能縮退部58を含む。
送信性能推定部52は、記憶部、ベースバンド処理部30、上り信号処理部42から入力される受信データなどから基地局12の送信処理性能情報を取得し、取得された基地局12の送信処理性能情報に基づいて、複数のアンテナ20を用いて下り信号を送信する基地局12のマルチアンテナ送信性能値Xtを推定する。基地局12の送信処理性能情報には、基地局12が下り信号の送信に用いるアンテナ20の本数、基地局12が下り信号の送信に用いる送信制御方式、基地局12において検出される干渉レベル、移動局14により検出される下り信号の信号品質(たとえばSINR)、および移動局14の移動速度などが含まれ、送信性能推定部52は、これらのうち少なくとも1つに基づいて、基地局12のマルチアンテナ送信性能値Xtを推定する。
また、送信性能推定部52は、上り信号処理部42から入力される受信データなどから移動局14の送信処理性能情報を取得し、取得された移動局14の送信処理性能情報に基づいて、複数のアンテナを用いて上り信号を送信する移動局14のマルチアンテナ送信性能値Ytを推定する。移動局14の送信処理性能情報には、移動局14が上り信号の送信に用いるアンテナの本数、移動局14が上り信号の送信に用いる送信制御方式、移動局14において検出される干渉レベル、および基地局12により検出される上り信号の信号品質(たとえばSINR)などが含まれ、送信性能推定部52は、これらのうち少なくとも1つに基づいて、移動局14のマルチアンテナ送信性能値Ytを推定する。
受信性能推定部54は、記憶部(図示せず)、ベースバンド処理部30、上り信号処理部42から入力される受信データなどから基地局12の受信処理性能情報を取得し、取得された基地局12の受信処理性能情報に基づいて、複数のアンテナ20を用いて上り信号を受信する基地局12のマルチアンテナ受信性能値Xrを推定する。基地局12の受信処理性能情報には、基地局12が上り信号の受信に用いるアンテナ20の本数、基地局12が上り信号の受信に用いる受信制御方式、基地局12において検出される干渉レベル、および基地局12により検出される上り信号の変動パターンなどが含まれ、受信性能推定部54は、これらのうち少なくとも1つに基づいて、基地局12のマルチアンテナ受信性能値Xrを推定する。
また、受信性能推定部54は、上り信号処理部42から入力される受信データなどから移動局14の受信処理性能情報を取得し、取得された移動局14の受信処理性能情報に基づいて、複数のアンテナを用いて下り信号を受信する移動局14のマルチアンテナ受信性能値Yrを推定する。移動局14の受信処理性能情報には、移動局14が下り信号の受信に用いるアンテナの本数、移動局14が下り信号の受信に用いる受信制御方式、移動局14において検出される干渉レベル、および移動局14により検出される下り信号の変動パターンなどが含まれ、受信性能推定部54は、これらのうち少なくとも1つに基づいて、移動局14のマルチアンテナ受信性能値Yrを推定する。
無線信号品質取得部56は、ベースバンド処理部30で検出される上り信号の信号品質(たとえばCQI(Channel Quality Indicator))を取得する。また、無線信号品質取得部56は、上り信号処理部42から入力される受信データから、移動局14により検出される下り信号の信号品質(たとえばCQI)を取得する。
通信性能縮退部58は、無線信号品質取得部56により取得される下り信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、下り信号の信号品質と、送信性能推定部52により推定されるマルチアンテナ送信性能値Xtと、受信性能推定部54により推定されるマルチアンテナ受信性能値Yrと、に基づいて、基地局12のマルチアンテナ送信性能および移動局14のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる。ここで、通信性能縮退部58は、基地局12が下り信号の送信に用いるアンテナ20の本数および移動局14が下り信号の受信に用いるアンテナの本数の少なくとも一方を低減してもよい。また、通信性能縮退部58は、基地局12の送信制御方式および移動局14の受信制御方式の少なくとも一方を演算量のより少ない方式に切り替えてもよい。
また、通信性能縮退部58は、無線信号品質取得部56により取得される上り信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、上り信号の信号品質と、送信性能推定部52により推定されるマルチアンテナ送信性能値Xtと、受信性能推定部54により推定されるマルチアンテナ受信性能値Yrと、に基づいて、基地局12のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる。ここで、通信性能縮退部58は、移動局14が上り信号の送信に用いるアンテナの本数および基地局12が上り信号の受信に用いるアンテナ20の本数の少なくとも一方を低減してもよい。また、通信性能縮退部58は、移動局14の送信制御方式および基地局12の受信制御方式の少なくとも一方を演算量のより少ない方式に切り替えてもよい。
次に、図3〜図12に基づいて基地局12の動作を説明する。
図3は、移動局14との通信が開始されるとともに実行される、基地局12の下り方向に係るマルチアンテナ通信縮退処理を示すフロー図である。同図に示すように、基地局12は、まず、基地局12の送信処理性能情報を取得する(S100)。ここで取得される基地局12の送信処理性能情報には、基地局12が下り信号の送信に用いるアンテナ20の本数、基地局12が下り信号の送信に用いる送信制御方式などが含まれる。基地局12の送信制御方式には、SDMA、CSTD、選択ダイバーシティなどがある。
次に、基地局12は、移動局14との間でネゴシエーション動作実施し、移動局14の受信処理性能情報を取得する(S101)。ここで取得される移動局14の受信処理性能情報には、移動局14が下り信号の受信に用いるアンテナの本数、移動局14が下り信号の受信に用いる受信制御方式などが含まれる。移動局14の受信制御方式には、MMSE、MRC、MLDなどがある。
そして、基地局12は、基地局12の送信処理性能情報と移動局14の受信処理性能情報とに基づいて、基地局12がマルチアンテナ送信可能で、かつ、移動局14がマルチアンテナ受信可能であるか否かを判定する(S102)。ここで、基地局12がマルチアンテナ送信可能でなければ、または、移動局14がマルチアンテナ受信可能でなければ(S102:N)、基地局12は本処理を終了する。
一方、基地局12がマルチアンテナ送信可能で、かつ、移動局14がマルチアンテナ受信可能であれば(S102:Y)、基地局12は、移動局14で検出された下り信号の信号品質を示すCQIを取得し(S103)、CQIが第1閾値を超えるか否かを判定する(S104)。第1閾値は、下り信号がマルチアンテナ通信の縮退を行うために十分な信号品質を有しているか否かを判定するために用いられる値である。ここで、CQIが第1閾値以下であれば(S104:N)、基地局12は、すでにマルチアンテナ通信の縮退を行っている場合に限り当該マルチアンテナ通信の縮退を解除し(S105)、S103からの処理を再び実行する。これに対し、CQIが第1閾値を超えていれば(S104:Y)、マルチアンテナ通信の縮退を行う(S110)。
図4は、図3におけるS110の処理の詳細を示すフロー図である。S110において、基地局12は、CQIが第2閾値を超えるか否かを判定する(S111)。第2閾値は、下り信号が基地局12のマルチアンテナ送信性能および移動局14のマルチアンテナ受信性能の双方を縮退するために十分な信号品質を有しているか否かを判定するために用いられる値であり、第1閾値よりも大きい。ここで、CQIが第2閾値を超えていれば(S111:Y)、基地局12は、基地局12のマルチアンテナ送信性能および移動局14のマルチアンテナ受信性能の双方を縮退する(S112)。
一方、CQIが第2閾値以下であれば(S111:N)、基地局12は、基地局12のマルチアンテナ送信性能値Xtを推定する(S120)。
図5は、図4におけるS120の処理の一例を示すフロー図である。S120において、基地局12は、基地局12の送信制御方式を取得する(S121)。また、基地局12は、他セルからの干渉の有無を判定する(S122)。他セルからの干渉の有無を判定する方法としては、自セル内のキャリアセンス、隣接基地局から受信されるレポート結果の参照などがある。
次に、基地局12は、上記結果(S121で取得した基地局12の送信制御方式、およびS122で判定した他セルからの干渉の有無)をマルチアンテナ送信性能値Xtに換算する(S123)。たとえば、基地局12が下り信号の送信に用いるアンテナ20の本数が4本である場合、(1)基地局12がSDMA送信をしておらず、かつ、他セルからの干渉がなければ、Xt=6dBとし、(2)基地局12がSDMA送信をしておらず、かつ、他セルからの干渉があれば、Xt=20dBとし、(3)基地局12がSDMA送信をしており、かつ、他セルからの干渉がなければ、Xt=20dBとし、(4)基地局12がSDMA送信をしており、かつ、他セルからの干渉があれば、Xt=10dBとする。なお、かかる換算は、シミュレーションなどにより測定され基地局12内にテーブルとして予め記憶された情報に基づいて行ってもよい。
この後、基地局12は、たとえば移動局14で検出される下り信号のSNRを取得し(S124)、取得された下り信号のSNRに基づいて、マルチアンテナ送信性能値Xtを補正する(S125)。たとえば、(A)SNR>15dBであれば、Xtは不変とし、(B)15dB>SNR>5dBであれば、Xt=Xt−2dB(上記(1)の場合)、Xt=Xt−10dB(上記(2)または(3)の場合)、Xt=Xt−4dB(上記(4)の場合)とし、(C)SNR<5dBであれば、Xt=0dBとする。
また、基地局12は、ベースバンド処理部30で検出される受信応答ベクトルのフレームごとの変動から、移動局14の移動速度を推定し(S126)、推定された移動局14の移動速度に基づいて、マルチアンテナ送信性能値Xtをさらに補正してもよい(S127)。たとえば、(A)移動局14の移動速度が低速(3km/h未満)であれば、Xtは不変とし、(B)移動局14の移動速度が中速(3〜30km/h)であれば、Xt=Xt−1dB(上記(1)の場合)、Xt=Xt−5dB(上記(2)または(3)の場合)、Xt=Xt−2dB(上記(4)の場合)とし、(C)移動局14の移動速度が高速(3km/h以上)であれば、Xt=0dBとしてもよい。
なお、基地局12がSDMA送信をしている場合、基地局は各SDMAユーザ信号の空間相関値を推定し、推定された空間相関値に基づいて、マルチアンテナ送信性能値Xtをさらに補正してもよい。たとえば、(A)空間相関値が低相関値(0.3未満)であれば、Xtは不変とし、(B)空間相関値が中相関値(0.3〜0.9)であれば、Xt=Xt−5dB(上記(3)の場合)、Xt=Xt−3dB(上記(4)の場合)とし、(C)空間相関値が高相関値(0.9以上)であれば、Xt=0dBとしてもよい。
こうして推定された基地局12のマルチアンテナ送信性能値Xtは、基地局12のマルチアンテナ送信性能が高いほど大きくなり、基地局12のマルチアンテナ送信性能が低いほど小さくなる。
続いて、図4に示すように、基地局12は、移動局14のマルチアンテナ受信性能値Yrを推定する(S130)。
図6は、図4におけるS130の処理の一例を示すフロー図である。S130において、基地局12は、移動局14が下り信号の受信に用いるアンテナの本数を取得する(S131)。次に、基地局12は、移動局14の受信制御方式を取得する(S132)。さらに、基地局12は、移動局14により検出される下り信号の変動パターンに基づいて、伝搬路状況を推定する(S133)。また、基地局12は、移動局14により実行されるキャリアセンスの結果などに基づいて、移動局14における干渉の有無を判定する(S134)。
そして、基地局12は、上記結果に基づき、マルチアンテナ受信性能値Yrを推定する(S135)。たとえば、移動局14が下り信号の受信に用いるアンテナの本数が2本である場合、(A−1)移動局14の受信制御方式がMRCであり、干渉がなく、下り信号の変動パターンが静特性であれば、Yr=2dB、(A−2)移動局14の受信制御方式がMRCであり、干渉がなく、下り信号の変動パターンが動特性であれば、Yr=5dB、(B−1)移動局14の受信制御方式がMMSEであり、干渉がなく、下り信号の変動パターンが静特性であれば、Yr=2dB、(B−2)移動局14の受信制御方式がMRCであり、干渉がなく、下り信号の変動パターンが動特性であれば、Yr=5dB、(C−1)移動局14の受信制御方式がMLDであり、干渉がなく、下り信号の変動パターンが静特性であれば、Yr=3dB、(C−2)移動局14の受信制御方式がMLDであり、干渉がなく、下り信号の変動パターンが動特性であれば、Yr=6dB、(D−1)移動局14の受信制御方式がMRCであり、干渉があり、下り信号の変動パターンが静特性であれば、Yr=1dB、(D−2)移動局14の受信制御方式がMRCであり、干渉があり、下り信号の変動パターンが動特性であれば、Yr=1dB、(E−1)移動局14の受信制御方式がMMSEであり、干渉があり、下り信号の変動パターンが静特性であれば、Yr=8dB、(E−2)移動局14の受信制御方式がMRCであり、干渉があり、下り信号の変動パターンが動特性であれば、Yr=11dB、(F−1)移動局14の受信制御方式がMLDであり、干渉があり、下り信号の変動パターンが静特性であれば、Yr=10dB、(F−2)移動局14の受信制御方式がMLDであり、干渉があり、下り信号の変動パターンが動特性であれば、Yr=13dBとする。
なお、S130において、基地局12は、図7に示す処理により移動局14のマルチアンテナ受信性能値Yrを推定してもよい。すなわち、基地局12は、移動局14がアンテナ全部を用いて受信を行った場合の下り信号のSINR(Ay)を取得する(S136)。次に、基地局12は、移動局14がアンテナ1本を用いて受信を行った場合の下り信号のSINR(By)を取得する(S137)。そして、基地局12は、取得されたAyとByとの差に基づいて、マルチアンテナ受信性能値Yrを算出する(S138)。つまり、Yr=Ay−Byとする。
こうして推定された移動局14のマルチアンテナ受信性能値Yrは、移動局14のマルチアンテナ受信性能が高いほど大きくなり、移動局14のマルチアンテナ受信性能が低いほど小さくなる。
S120で基地局12のマルチアンテナ送信性能値Xtが推定され、S130で移動局14のマルチアンテナ受信性能値Yrが推定されると、図4に示すように、基地局12は、そのマルチアンテナ送信性能値Xtとマルチアンテナ受信性能値Yrとに基づいて、基地局12のマルチアンテナ送信性能および移動局14のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる。
すなわち、基地局12は、Xt−αがYr−βより大きいか否かを判定する(S140)。ここで、αは、基地局12の消費電力に係るオフセット値であり、βは、移動局14の消費電力に係るオフセット値である。消費電力に係るオフセット値とは、消費電力に係る制約による優先度やバッテリ性能による許容度などに応じて決定される値である。そして、Xt−α>Yr−βであれば(S140:Y)、基地局12は、移動局14にマルチアンテナ受信性能を縮退させよう指示する(S141)。移動局14は、基地局12の指示に従って、下り信号の受信に用いるアンテナの本数を低減してもよいし、移動局14の受信制御方式を演算量のより少ない方式に切り替えてもよい。
一方、Xt−α<Yr−βであれば(S140:N)、基地局12は、基地局12のマルチアンテナ送信性能を縮退させる(S142)。ここで、基地局12は、下り信号の送信に用いるアンテナ20の本数を低減してもよいし、基地局12の送信制御方式を演算量のより少ない方式に切り替えてもよい。
これにより、基地局12および移動局14それぞれの消費電力に係る制約やバッテリ性能などを考慮して、基地局12のマルチアンテナ送信性能および移動局14のマルチアンテナ受信性能のいずれを縮退させるかを決定することができる。
マルチアンテナ通信の縮退が開始されると、図3に示すように、基地局12は、通信エラーが発生したか否かを監視し(S150,S151)、通信エラーの発生を検出すると(S150:Y)、またはマルチアンテナ通信の縮退開始から一定時間が経過すると(S151:Y)、S103からの処理を再び実行する。
これに対し、図8は、移動局14との通信が開始されるとともに実行される、基地局12の上り方向に係るマルチアンテナ通信縮退処理を示すフロー図である。同図に示すように、基地局12は、まず、基地局12の受信処理性能情報を取得する(S200)。ここで取得される基地局12の受信処理性能情報には、基地局12が上り信号の受信に用いるアンテナ20の本数、基地局12が上り信号の受信に用いる受信制御方式などが含まれる。基地局12の受信制御方式には、MMSE、MRC、MLDなどがある。
次に、基地局12は、移動局14との間でネゴシエーション動作実施し、移動局14の送信処理性能情報を取得する(S201)。ここで取得される移動局14の送信処理性能情報には、移動局14が上り信号の送信に用いるアンテナの本数、移動局14が上り信号の送信に用いる送信制御方式などが含まれる。移動局14の送信制御方式には、アレー送信、CSTD、選択ダイバーシティなどがある。
そして、基地局12は、基地局12の受信処理性能情報と移動局14の送信処理性能情報とに基づいて、基地局12がマルチアンテナ受信可能で、かつ、移動局14がマルチアンテナ送信可能であるか否かを判定する(S202)。ここで、基地局12がマルチアンテナ受信可能でなければ、または、移動局14がマルチアンテナ送信可能でなければ(S202:N)、基地局12は本処理を終了する。
一方、基地局12がマルチアンテナ受信可能で、かつ、移動局14がマルチアンテナ送信可能であれば(S202:Y)、基地局12は、上り信号の信号品質を示すCQIを検出し(S203)、CQIが第1閾値を超えるか否かを判定する(S204)。第1閾値は、上り信号がマルチアンテナ通信の縮退を行うために十分な信号品質を有しているか否かを判定するために用いられる値である。ここで、CQIが第1閾値以下であれば(S204:N)、基地局12は、すでにマルチアンテナ通信の縮退を行っている場合に限り当該マルチアンテナ通信の縮退を解除し(S205)、S203からの処理を再び実行する。これに対し、CQIが第1閾値を超えていれば(S204:Y)、マルチアンテナ通信の縮退を行う(S210)。
図9は、図8におけるS210の処理の詳細を示すフロー図である。S210において、基地局12は、CQIが第2閾値を超えるか否かを判定する(S211)。第2閾値は、上り信号が基地局12のマルチアンテナ受信性能および移動局14のマルチアンテナ送信性能の双方を縮退するために十分な信号品質を有しているか否かを判定するために用いられる値であり、第1閾値よりも大きい。ここで、CQIが第2閾値を超えていれば(S211:Y)、基地局12は、基地局12のマルチアンテナ受信性能および移動局14のマルチアンテナ送信性能の双方を縮退する(S212)。
一方、CQIが第2閾値以下であれば(S211:N)、基地局12は、基地局12のマルチアンテナ受信性能値Xrを推定する(S220)。
図10は、図9におけるS220の処理の一例を示すフロー図である。S220において、基地局12は、上り信号の受信に用いるアンテナ20の本数を取得する(S221)。次に、基地局12は、基地局12の受信制御方式を取得する(S222)。さらに、基地局12は、辺出される上り信号の変動パターンに基づいて、伝搬路状況を推定する(S223)。また、基地局12は、キャリアセンスなどにより干渉の有無を判定する(S224)。
そして、基地局12は、上記結果に基づき、マルチアンテナ受信性能値Xrを推定する(S225)。たとえば、基地局12が上り信号の受信に用いるアンテナの本数が2本である場合、(A−1)基地局12の受信制御方式がMRCであり、干渉がなく、上り信号の変動パターンが静特性であれば、Xr=2dB、(A−2)基地局12の受信制御方式がMRCであり、干渉がなく、上り信号の変動パターンが動特性であれば、Xr=5dB、(B−1)基地局12の受信制御方式がMMSEであり、干渉がなく、上り信号の変動パターンが静特性であれば、Xr=2dB、(B−2)基地局12の受信制御方式がMRCであり、干渉がなく、上り信号の変動パターンが動特性であれば、Xr=5dB、(C−1)基地局12の受信制御方式がMLDであり、干渉がなく、上り信号の変動パターンが静特性であれば、Xr=3dB、(C−2)基地局12の受信制御方式がMLDであり、干渉がなく、上り信号の変動パターンが動特性であれば、Xr=6dB、(D−1)基地局12の受信制御方式がMRCであり、干渉があり、上り信号の変動パターンが静特性であれば、Xr=1dB、(D−2)基地局12の受信制御方式がMRCであり、干渉があり、上り信号の変動パターンが動特性であれば、Xr=1dB、(E−1)基地局12の受信制御方式がMMSEであり、干渉があり、上り信号の変動パターンが静特性であれば、Xr=8dB、(E−2)基地局12の受信制御方式がMRCであり、干渉があり、上り信号の変動パターンが動特性であれば、Xr=11dB、(F−1)基地局12の受信制御方式がMLDであり、干渉があり、上り信号の変動パターンが静特性であれば、Xr=10dB、(F−2)基地局12の受信制御方式がMLDであり、干渉があり、上り信号の変動パターンが動特性であれば、Xr=13dBとする。
なお、S220において、基地局12は、図11に示す処理により基地局12のマルチアンテナ受信性能値Xrを推定してもよい。すなわち、基地局12は、基地局12がアンテナ20全部を用いて受信を行った場合の上り信号のSINR(Ax)を取得する(S226)。次に、基地局12は、基地局12がアンテナ20の1本を用いて受信を行った場合の上り信号のSINR(Bx)を取得する(S227)。そして、基地局12は、取得されたAxとBxとの差に基づいて、マルチアンテナ受信性能値Xrを算出する(S228)。つまり、Xr=Ax−Bxとする。
こうして推定された基地局12のマルチアンテナ受信性能値Xrは、基地局12のマルチアンテナ受信性能が高いほど大きくなり、基地局12のマルチアンテナ受信性能が低いほど小さくなる。
続いて、図9に示すように、基地局12は、移動局14のマルチアンテナ送信性能値Ytを推定する(S230)。
図12は、図9におけるS230の処理の一例を示すフロー図である。S230において、基地局12は、移動局14の送信制御方式を取得する(S231)。
次に、基地局12は、取得された移動局14の送信制御方式をマルチアンテナ送信性能値Ytに換算する(S232)。たとえば、移動局14が上り信号の送信に用いるアンテナの本数が2本である場合、(1)移動局14の送信制御方式がアレー送信であれば、Yt=3dBとし、(2)移動局14の送信制御方式がCSTDであれば、Yt=1dBとし、(3)移動局14の送信制御方式が選択ダイバーシティであれば、Yt=1dBとする。なお、かかる換算は、シミュレーションなどにより測定され基地局12内にテーブルとして予め記憶された情報に基づいて行ってもよい。
この後、基地局12は、たとえば検出される上り信号のSNRを取得し(S233)、取得された上り信号のSNRに基づいて、マルチアンテナ送信性能値Ytを補正する(S234)。たとえば、(A)SNR>15dBであれば、Ytは不変とし、(B)15dB>SNR>5dBであれば、Yt=Yt−2dB(上記(1)の場合)、Ytは不変(上記(2)または(3)の場合)とし、(C)SNR<5dBであれば、Yt=0dB(上記(1)の場合)、Ytは不変(上記(2)または(3)の場合)とする。
こうして推定された移動局14のマルチアンテナ送信性能値Ytは、移動局14のマルチアンテナ送信性能が高いほど大きくなり、移動局14のマルチアンテナ送信性能が低いほど小さくなる。
S220で基地局12のマルチアンテナ受信性能値Xrが推定され、S230で移動局14のマルチアンテナ送信性能値Ytが推定されると、図9に示すように、基地局12は、そのマルチアンテナ受信性能値Xrとマルチアンテナ受信性能値Ytとに基づいて、基地局12のマルチアンテナ受信性能および移動局14のマルチアンテナ送信性能の少なくとも一方を縮退させる。
すなわち、基地局12は、Xr−αがYt−βより大きいか否かを判定する(S240)。ここで、αは、基地局12の消費電力に係るオフセット値であり、βは、移動局14の消費電力に係るオフセット値である。そして、Xr−α>Yt−βであれば(S240:Y)、基地局12は、移動局14にマルチアンテナ送信性能を縮退させよう指示する(S241)。移動局14は、基地局12の指示に従って、上り信号の送信に用いるアンテナの本数を低減してもよいし、移動局14の送信制御方式を演算量のより少ない方式に切り替えてもよい。
一方、Xr−α<Yt−βであれば(S240:N)、基地局12は、基地局12のマルチアンテナ受信性能を縮退させる(S242)。ここで、基地局12は、上り信号の受信に用いるアンテナ20の本数を低減してもよいし、基地局12の受信制御方式を演算量のより少ない方式に切り替えてもよい。
これにより、基地局12および移動局14それぞれの消費電力に係る制約やバッテリ性能などを考慮して、基地局12のマルチアンテナ受信性能および移動局14のマルチアンテナ送信性能のいずれを縮退させるかを決定することができる。
マルチアンテナ通信の縮退が開始されると、図8に示すように、基地局12は、通信エラーが発生したか否かを監視し(S250,S251)、通信エラーの発生を検出すると(S250:Y)、またはマルチアンテナ通信の縮退開始から一定時間が経過すると(S251:Y)、S203からの処理を再び実行する。
以上説明した無線通信システム10によれば、マルチアンテナ通信による過剰な信号処理を抑制し、基地局12や移動局14における消費電力の増大を防ぐことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々の変形実施が可能である。たとえば、以上の説明では基地局12がマルチアンテナ通信の縮退を制御する構成を示したが、基地局12と同様の構成を備えた移動局14がマルチアンテナ通信の縮退を制御するようにしてもよい。
本発明の実施形態に係る無線通信システムの構成図である。 本発明の実施形態に係る基地局の機能ブロック図である。 基地局の下り方向に係るマルチアンテナ通信縮退処理を示すフロー図である。 図3におけるS110の処理の詳細を示すフロー図である。 図4におけるS120の処理の一例を示すフロー図である。 図4におけるS130の処理の一例を示すフロー図である。 図4におけるS130の処理の他の例を示すフロー図である。 基地局の上り方向に係るマルチアンテナ通信縮退処理を示すフロー図である。 図8におけるS210の処理の詳細を示すフロー図である。 図9におけるS220の処理の一例を示すフロー図である。 図9におけるS220の処理の他の例を示すフロー図である。 図9におけるS230の処理の一例を示すフロー図である。
符号の説明
10 無線通信システム、12 基地局、14 移動局、20 アンテナ、22 RF部、30 ベースバンド処理部、32 CP除去部、34 CP追加部、36 FFT部、38 IFFT部、40 マルチアンテナ送受信処理部、42 上り信号処理部、44 下り信号処理部、50 MAC部、52 送信性能推定部、54 受信性能推定部、56 無線信号品質取得部、58 通信性能縮退部。

Claims (13)

  1. 複数の送信アンテナを用いて無線信号を送信する送信装置のマルチアンテナ送信性能値を推定する送信性能推定手段と、
    複数の受信アンテナを用いて前記無線信号を受信する受信装置のマルチアンテナ受信性能値を推定する受信性能推定手段と、
    前記受信装置により検出される前記無線信号の信号品質を取得する無線信号品質取得手段と、
    前記無線信号品質取得手段により取得される前記無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、前記無線信号の信号品質と、前記送信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ送信性能値と、前記受信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ受信性能値と、に基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる通信性能縮退手段と、
    を含み、
    前記通信性能縮退手段は、前記無線信号品質取得手段により取得される前記無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、前記送信装置の消費電力に係るオフセット値と、前記受信装置の消費電力に係るオフセット値と、にさらに基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる、
    とを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記通信性能縮退手段は、前記無線信号品質取得手段により取得される前記無線信号の信号品質が前記所定の品質を満たす場合に、前記送信装置が前記無線信号の送信に用いる前記送信アンテナの本数および前記受信装置が前記無線信号の受信に用いる前記受信アンテナの本数の少なくとも一方を低減する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1または2に記載の無線通信システムにおいて、
    前記通信性能縮退手段は、前記無線信号品質取得手段により取得される前記無線信号の信号品質が前記所定の品質を満たす場合に、前記送信装置の送信制御方式および前記受信装置の受信制御方式の少なくとも一方を演算量のより少ない方式に切り替える、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、
    前記送信性能推定手段は、前記送信装置が前記無線信号の送信に用いる前記送信アンテナの本数、前記送信装置が前記無線信号の送信に用いる送信制御方式、前記送信装置において検出される干渉レベル、前記受信装置により検出される前記無線信号の信号品質、および前記受信装置の移動速度の少なくとも1つに基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能値を推定する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、
    前記受信性能推定手段は、前記受信装置が前記無線信号の受信に用いる前記受信アンテナの本数、前記受信装置が前記無線信号の受信に用いる受信制御方式、前記受信装置において検出される干渉レベル、および前記受信装置により検出される前記無線信号の変動パターンの少なくとも1つに基づいて、前記受信装置のマルチアンテナ受信性能値を推定する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、
    前記受信性能推定手段は、前記受信装置が前記受信アンテナの全部を用いて前記無線通信の受信を行った場合の前記無線信号の信号品質と、前記受信装置が前記受信アンテナのいずれか1本を用いて前記無線通信の受信を行った場合の前記無線信号の信号品質と、の差に基づいて、前記受信装置のマルチアンテナ受信性能値を推定する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  7. 複数の送信アンテナを用いて無線信号を送信する送信装置のマルチアンテナ送信性能値を推定する送信性能推定手段と、
    複数の受信アンテナを用いて前記無線信号を受信する受信装置のマルチアンテナ受信性能値を推定する受信性能推定手段と、
    前記受信装置により検出される前記無線信号の信号品質を取得する無線信号品質取得手段と、
    前記無線信号品質取得手段により取得される前記無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、前記無線信号の信号品質と、前記送信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ送信性能値と、前記受信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ受信性能値と、に基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる通信性能縮退手段と、
    を含み、
    前記受信性能推定手段は、前記受信装置が前記受信アンテナの全部を用いて前記無線通信の受信を行った場合の前記無線信号の信号品質と、前記受信装置が前記受信アンテナのいずれか1本を用いて前記無線通信の受信を行った場合の前記無線信号の信号品質と、の差に基づいて、前記受信装置のマルチアンテナ受信性能値を推定する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  8. 送信装置であって、
    複数の送信アンテナを用いた無線信号の送信に係るマルチアンテナ送信性能値を推定する送信性能推定手段と、
    複数の受信アンテナを用いて前記無線信号を受信する受信装置のマルチアンテナ受信性能値を推定する受信性能推定手段と、
    前記受信装置により検出される前記無線信号の信号品質を取得する無線信号品質取得手段と、
    前記無線信号品質取得手段により取得される前記無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、前記無線信号の信号品質と、前記送信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ送信性能値と、前記受信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ受信性能値と、に基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる通信性能縮退手段と、を含み、
    前記通信性能縮退手段は、前記無線信号品質取得手段により取得される前記無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、前記送信装置の消費電力に係るオフセット値と、前記受信装置の消費電力に係るオフセット値と、にさらに基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる、
    とを特徴とする送信装置。
  9. 送信装置であって、
    複数の送信アンテナを用いた無線信号の送信に係るマルチアンテナ送信性能値を推定する送信性能推定手段と、
    複数の受信アンテナを用いて前記無線信号を受信する受信装置のマルチアンテナ受信性能値を推定する受信性能推定手段と、
    前記受信装置により検出される前記無線信号の信号品質を取得する無線信号品質取得手段と、
    前記無線信号品質取得手段により取得される前記無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、前記無線信号の信号品質と、前記送信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ送信性能値と、前記受信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ受信性能値と、に基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる通信性能縮退手段と、を含み、
    前記受信性能推定手段は、前記受信装置が前記受信アンテナの全部を用いて前記無線通信の受信を行った場合の前記無線信号の信号品質と、前記受信装置が前記受信アンテナのいずれか1本を用いて前記無線通信の受信を行った場合の前記無線信号の信号品質と、の差に基づいて、前記受信装置のマルチアンテナ受信性能値を推定する、
    ことを特徴とする送信装置。
  10. 受信装置であって、
    複数の送信アンテナを用いて無線信号を送信する送信装置のマルチアンテナ送信性能値を推定する送信性能推定手段と、
    複数の受信アンテナを用いた前記無線信号の受信に係るマルチアンテナ受信性能値を推定する受信性能推定手段と、
    前記無線信号の信号品質を取得する無線信号品質取得手段と、
    前記無線信号品質取得手段により取得される前記無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、前記無線信号の信号品質と、前記送信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ送信性能値と、前記受信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ受信性能値と、に基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる通信性能縮退手段と、を含み、
    前記通信性能縮退手段は、前記無線信号品質取得手段により取得される前記無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、前記送信装置の消費電力に係るオフセット値と、前記受信装置の消費電力に係るオフセット値と、にさらに基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる、
    ことを特徴とする受信装置。
  11. 受信装置であって、
    複数の送信アンテナを用いて無線信号を送信する送信装置のマルチアンテナ送信性能値を推定する送信性能推定手段と、
    複数の受信アンテナを用いた前記無線信号の受信に係るマルチアンテナ受信性能値を推定する受信性能推定手段と、
    前記無線信号の信号品質を取得する無線信号品質取得手段と、
    前記無線信号品質取得手段により取得される前記無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、前記無線信号の信号品質と、前記送信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ送信性能値と、前記受信性能推定手段により推定される前記マルチアンテナ受信性能値と、に基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる通信性能縮退手段と、を含み、
    前記受信性能推定手段は、前記受信装置が前記受信アンテナの全部を用いて前記無線通信の受信を行った場合の前記無線信号の信号品質と、前記受信装置が前記受信アンテナのいずれか1本を用いて前記無線通信の受信を行った場合の前記無線信号の信号品質と、の差に基づいて、前記受信装置のマルチアンテナ受信性能値を推定する、
    ことを特徴とする受信装置。
  12. 複数の送信アンテナを用いて無線信号を送信する送信装置のマルチアンテナ送信性能値を推定する送信性能推定ステップと、
    複数の受信アンテナを用いて前記無線信号を受信する受信装置のマルチアンテナ受信性能値を推定する受信性能推定ステップと、
    前記受信装置により検出される前記無線信号の信号品質を取得する無線信号品質取得ステップと、
    前記無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、前記無線信号の信号品質と、前記推定される前記マルチアンテナ送信性能値と、前記推定される前記マルチアンテナ受信性能値と、に基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる通信性能縮退ステップと、
    を含み、
    前記通信性能縮退ステップにおいて、前記無線信号品質取得ステップにおいて取得される前記無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、前記送信装置の消費電力に係るオフセット値と、前記受信装置の消費電力に係るオフセット値と、にさらに基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる、
    ことを特徴とする無線通信方法。
  13. 複数の送信アンテナを用いて無線信号を送信する送信装置のマルチアンテナ送信性能値を推定する送信性能推定ステップと、
    複数の受信アンテナを用いて前記無線信号を受信する受信装置のマルチアンテナ受信性能値を推定する受信性能推定ステップと、
    前記受信装置により検出される前記無線信号の信号品質を取得する無線信号品質取得ステップと、
    前記無線信号の信号品質が所定の品質を満たす場合に、前記無線信号の信号品質と、前記推定される前記マルチアンテナ送信性能値と、前記推定される前記マルチアンテナ受信性能値と、に基づいて、前記送信装置のマルチアンテナ送信性能および前記受信装置のマルチアンテナ受信性能の少なくとも一方を縮退させる通信性能縮退ステップと、
    を含み、
    前記受信性能推定ステップにおいて、前記受信装置が前記受信アンテナの全部を用いて前記無線通信の受信を行った場合の前記無線信号の信号品質と、前記受信装置が前記受信アンテナのいずれか1本を用いて前記無線通信の受信を行った場合の前記無線信号の信号品質と、の差に基づいて、前記受信装置のマルチアンテナ受信性能値を推定する、
    ことを特徴とする無線通信方法。
JP2008249716A 2008-09-29 2008-09-29 無線通信システム、送信装置、受信装置、および無線通信方法 Expired - Fee Related JP5216504B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008249716A JP5216504B2 (ja) 2008-09-29 2008-09-29 無線通信システム、送信装置、受信装置、および無線通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008249716A JP5216504B2 (ja) 2008-09-29 2008-09-29 無線通信システム、送信装置、受信装置、および無線通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010081482A JP2010081482A (ja) 2010-04-08
JP5216504B2 true JP5216504B2 (ja) 2013-06-19

Family

ID=42211374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008249716A Expired - Fee Related JP5216504B2 (ja) 2008-09-29 2008-09-29 無線通信システム、送信装置、受信装置、および無線通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5216504B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5487090B2 (ja) * 2010-12-03 2014-05-07 株式会社日立製作所 無線信号処理方法および無線通信装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4884722B2 (ja) * 2005-03-31 2012-02-29 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線通信装置及び無線通信方法
JP4767274B2 (ja) * 2008-03-10 2011-09-07 京セラ株式会社 アレイアンテナ制御装置及びアレイアンテナ制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010081482A (ja) 2010-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5351926B2 (ja) 無線通信装置
KR100817671B1 (ko) 송신 방법 및 수신 방법과 그들을 이용한 무선 장치
CN101120520A (zh) 校准方法和利用了它的基站装置、终端装置及无线装置
EP2526638B1 (en) Mutual information based signal to interference plus noise ratio estimator for radio link monitoring
EP2258130B1 (en) Boosted, dedicated reference signal
JP4920010B2 (ja) 受信装置および適応変調方法
US8300579B2 (en) Method for improving reverse gain
US20150189583A1 (en) Radio communication system, base station, and cell selection control method
US20100086069A1 (en) Communication device and communication system
JP5216504B2 (ja) 無線通信システム、送信装置、受信装置、および無線通信方法
JP2007158805A (ja) Ofdm送信装置および方法、ofdm受信装置および方法、並びに、通信プログラム
US20120121045A1 (en) Mimo receiving method
US9413563B2 (en) Method and apparatus for channel estimation using localized SINR in wireless communication systems
RU2750574C1 (ru) Способ введения узла в беспроводной связи в режим ожидания и соответствующий узел
US8660222B2 (en) Wireless reception device, wireless reception method, and wireless communication system
JP4497179B2 (ja) 無線通信装置、プログラム、および無線通信方法
CN116192207A (zh) 参数估计方法、相关装置、设备及计算机可读存储介质
JP5455581B2 (ja) 無線端末
JP2014096810A (ja) 無線通信システム、無線基地局、無線端末、及び無線通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees