JP5216126B2 - 危険物質検出システム - Google Patents
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Description
特許文献1によれば、試料となる爆発物の粉末等が付着していると考えられる箇所、例えばパソコンのキーボードや鞄のハンドル等を検査片で拭き取ることにより試料を採取し、検査片等ごとに加熱・気化した試料を質量分析装置に導入して検出する技術が開示されている。
本発明の参考例としての発明は、試料を採取する試料採取部と、該試料採取部により採取された試料を分析する試料分析部と、前記試料採取部および前記試料分析部を据え付けた台車とを備える検出装置を提供する。
このように構成することで、試料分析部により、試料吸引部によって吸引された雰囲気が分析される。
このように構成することで、試料分析部により、試料分離部によって固体から分離された物質が分析される。
本発明によれば、例えば、検出装置によって列車内で爆発物等の危険物質が検出された場合に、位置情報検出部により、列車内のどの位置で爆発物等の危険物質が検出されたかを把握することが可能となる。
本発明によれば、輸送機関内部において、客室内部または荷室内部の気体が試料採取部によって採取され、その気体中における危険物質の有無が試料分析部によって分析される。
以下、本発明の参考例としての第1の参考実施形態に係る危険物質検出装置(検出装置)について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る危険物質検出装置1は、図1〜図3に示すように、列車2等の輸送機関内において、爆発物等の危険物質が持ち込まれていないかを検査するための装置である。なお、危険物質とは、例えば、トリニトロトルエン、トリアセトントリパーオキサイド、ニトログリセリン、へキソーゲン(トリメチレントリニトラミン;RDX)、ペンスリット(ペンタエリスリトールテトラナイトレート;PETN)、ニトロメタン、エチレングリコールジニトラート(EGDN)、オクトーゲン(HMX)、5‐ニトロ‐2,4‐ジヒドロ‐1,2,4‐トリアゾール‐3‐オン(NTO)、ヘキサメチレントリパーオキサイドジアミン(HMTD)、モノアミノトリニトロベンゼン(MATB)、ジアミノトリニトロベンゼン(DATB)、トリアミノトリニトロベンゼン(TATB)等の爆発物等を挙げることができる。
試料導入装置25は、サンプリング容器15に一端が接続された差動排気配管27と、この差動排気配管27の他端に接続された差動排気ポンプ29と、差動排気配管27と検出装置17とを接続するキャピラリ管31とを備えている。
検出部は、イオン化チャンバにより生成されたイオンを質量の違いによって分離して検出し、試料の構造および組成等を分析するようになっている。
車掌3により、蓄電器21が充電された危険物質検出装置1が列車2内の通路を搬送され、車内改札が行われる。この際、乗客から手渡された切符5に付着する物質が試料として採取され、爆発物等の危険物質が含まれていないかを検査される。
次に、本発明の参考例としての第2の参考実施形態に係る危険物質検出システム(検出システム)100について、図4および図5を参照して説明する。
本実施形態に係る危険物質検出システム100は、危険物質検出装置101が列車2内の雰囲気を試料とする点と、危険物質検出装置101の位置をモニタする位置センサ(位置情報検出部)151が列車2の天井に備えられる点で、第1の参考実施形態と異なる。
以下、第1の参考実施形態に係る危険物質検出装置1と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
検査員103により、危険物質検出装置101が列車2内の通路を搬送されると、真空ポンプ33および差動排気ポンプ29の作動により、列車2内の雰囲気がサンプリング口115から差動排気配管27に試料として吸引される。そして、吸引された試料が、検出装置17へ導入されて試料分析が行われる。
また、位置センサ151においては、危険物質検出装置101の位置が常にモニタされている。位置センサ151によって取得された危険物質検出装置101の位置情報は、検出装置17の検出情報と関連付けられて、車掌室または運転室4の警報盤35や他の乗務員37の携帯端末39に送信される。
また、危険物質検出装置101の位置情報や座席情報を駅構内に設置された監視カメラによるカメラ情報と組み合わせ、爆発物等の危険物質の所持者を総合的に判断することとしてもよい。
例えば、危険物質検出装置101´は、図6に示すように、危険物質検出装置本体107´が商品16の車内販売に使用するワゴン109´に据え付けられることとし、サンプリング口115の他に、乗客から受け取った紙幣、硬貨またはクレジットカード等に付着した物質を試料とするサンプリング容器15を備えることとしてもよい。なお、サンプリング口115は、雰囲気を吸引する際に商品16が妨げとならない位置、例えば、危険物質検出装置本体107´の進行方向に対向した前面部分に設けることとすればよい。また、サンプリング容器15は、クレジットカードリーダの機能を備えているとより好ましい。
本実施形態に係る危険物質検出システム200は、図7〜図9に示すように、危険物質検出装置201が列車(輸送機関)2の天井6等に据え付けられ、列車2内の雰囲気を吸引して試料とする点で第1の参考実施形態と異なる。なお、危険物質検出装置201は、所定の間隔をあけて複数設けられることが望ましい。
以下、第1の参考実施形態に係る危険物質検出装置1または第2の参考実施形態に係る危険物質検出システム100と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
また、列車2内には監視カメラが設置されていることとしてもよい。
危険物質検出装置201が起動されると、真空ポンプ33および差動排気ポンプ29の作動により、列車2内の雰囲気がサンプリング口から試料として吸引されて、差動排気配管27を介して検出装置17に導入される。そして、検出装置17により試料中における爆発物等の危険物質の有無が分析される。この場合に、危険物質検出装置201は、荷物置き用の棚8付近に設置されているので、荷物10内に爆発物等の危険物質が入っていたり、荷物10に爆発物等の危険物質が付着していたりした場合に、爆発物等の危険物質からの蒸気を吸引し易くすることができる。
なお、本実施形態においては、危険物質検出装置201が荷物置き用の棚8付近に設置されていることを例示して説明したが、例えば、座席付近に設けることとしてもよい。このようにすることで、座席に座った乗客の髪の毛や衣服等に付着した爆発物等の危険物質を検出し易くすることができる。
次に、本発明の第3の参考実施形態に係る危険物質検出システム300について、図10および図11を参照して説明する。
本実施形態に係る危険物質検出システム300は、図10に示すように、ワゴン9に据え付けられた可搬性を有する試料採取装置302と、列車2内に別途設けられる検出装置17(図示略)とを備えている。
以下、第1の参考実施形態に係る危険物質検出装置1または第2の参考実施形態に係る危険物質検出システム100と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
試料採取装置本体308は、雰囲気を吸引して試料とするサンプリング口115と、このサンプリング口115により吸引された試料を捕集する試料捕集装置(試料捕集部)361と、この試料捕集装置361を駆動するための蓄電器21とを備えている。
例えば、吸着剤を採用する場合、吸着剤が収容されたカートリッジ365を予めホルダにセットして、各配管362にカートリッジ365をそれぞれ接続する。
検査員103によって試料採取装置302が列車2内を搬送され、吸引ポンプ371の作動によって配管362内の気体が排気口から排気されることにより、列車2内の雰囲気がサンプリング口115から配管362へ試料として吸引される。
なお、試料採取装置302による試料の採取および検出装置17による検出は、駅と駅との間ごとに行われることが望ましい。このようにすることで、爆発物の所持者が下車する前にその人物を特定することが可能となる。
例えば、上記各実施形態においては、検出装置17として質量分析装置を採用して質量分析法により危険物質を検出することを例示して説明したが、これに代えて、オンモビリティースペクトル分析法(IMS)、ルミノール科学傾向反応分析、ラマン分光分析またはガスクロマトグラフ質量分析法(GC‐MS)等により危険物質を検出することとしてもよい。なお、第3の参考実施形態において、ガスクロマトグラフ質量分析法を採用した場合には、溶媒に試料を溶かし込んだまま試料分析を行うことができる。
9 ワゴン(台車)
15 サンプリング容器(試料分離部,試料採取部)
17 検出装置(試料分析部)
Claims (1)
- 人を収容する客室および/または荷物を収容する荷室を有する輸送機関と、
該輸送機関に据え付けられ、該輸送機関内に持ち込まれた危険物質を検出する検出装置と、
前記客室内の人または前記荷室内の荷物を撮影して不審者を監視するカメラとを備える危険物質検出システムであって、
前記検出装置が、前記輸送機関の客室内部または荷室内部の気体を採取して試料とする試料採取部と、
該試料採取部により採取された試料中における危険物質の有無を分析する試料分析部とを備え、
前記検出装置により検出された検出情報と前記カメラにより監視された不審者情報とを組み合わせて、前記危険物質の持ち込みの有無およびその危険物質の所持者の特定を判断する危険物質検出システム。
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