JP5215056B2 - ビットレート判定装置、ビットレート判定方法、信号弁別器及び光信号受信弁別器 - Google Patents

ビットレート判定装置、ビットレート判定方法、信号弁別器及び光信号受信弁別器 Download PDF

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本発明は、入力された信号のビットレートを自動で判定するビットレート判定装置、そのビットレート判定方法、ビットレート判定装置を備える信号弁別器及び信号弁別器を備える光信号受信弁別器に関する。
光アクセスの急速な普及に伴い、複数ビットレートの信号を扱う受信器が要求されている。これは、一般に信号を受信する受信回路は、特定のビットレートの信号のみを受信するように設計されているが、複数のビットレートの信号を受信可能なマルチレート受信器を利用することによって、事業者側にとってはサービスの更改に要する設備投資の削減効果、または、伝送装置の単一品種化によるコスト削減効果が狙え、ユーザ側にとっては、様々なビットレートに対応した複数サービスが利用可能となるためである。
1つの受信器において複数のビットレートに対応するマルチレート受信器を実現するためには、受信したビットレートを自動で判定し、検出するビットレート判定機構が必要である。更に、扱うビットレートが整数倍もしくは整数分の一の関係にない複数ビットレートの場合、受信器の後段に接続される回路および装置も同様に、整数倍もしくは整数分の一の関係にない複数のビットレートに対応可能でなければならない。このため、整数倍もしくは整数分の一の関係にあるビットレート群毎もしくはビットレート毎に別の出力端子から出力可能な信号弁別回路が必要である(例えば、特許文献1を参照。)。
図1は、受信した複数のビットレートを自動検出するビットレート判定装置と信号弁別回路を組み合わせ、複数のビットレートに対応する従来の受信器を説明するブロック図である。
図1の受信器は、ビットレート判定回路と、信号弁別回路とを用いて、自動でビットレートを判定し、ビットレート毎に異なる出力ポートから所望のビットレートを出力する。具体的には、受信器は、光電変換素子101、インピーダンス変換増幅回路102、低速用振幅制限増幅回路103、高速用振幅制限増幅回路104、低速ビットレート側制御ポート105、ゲート回路106、高速ビットレート側制御ポート107、ゲート回路108、低速用クロックデータ再生回路109、高速用クロックデータ再生回路110、低速信号出力端子111、高速信号出力端子112、低速ビットレート判定回路113、高速ビットレート判定回路114、リセットセットフリップフロップ回路115を備える。図1の受信器は、光電変換素子101に入力される高速ビットレートの光信号と低速ビットレートの光信号に応じて低速信号出力端子111、高速信号出力端子112から受信信号を出力する。上記構成は、高速用振幅制限増幅回路104の出力電圧の一部を低速ビットレート判定回路113及び高速ビットレート判定回路114に入力し、ビットレートを判定している。言い換えれば、1つの入力ポートから、複数のビットレート信号を各々のビットレート判定回路に入力することでビットレートを判定している構成といえる。
このようにビットレート判定回路と弁別機能を有する信号弁別回路とを用いることで、自動でビットレートを判定し、ビットレート毎に異なる出力ポートから所望のビットレートの信号を出力する光伝送用受信回路を構成することができる。
特開平8−008954号公報
しかし、図1の受信器において、低速ビットレート判定回路113及び高速ビットレート判定回路114は、高速用振幅制限増幅回路104の出力結果からビットレートを判定している。一般に電子デバイスの帯域を伸ばした場合、受光感度は悪くなり、これら2つはトレードオフの関係にある。そのため低速ビットレートを判定する低速ビットレート判定回路113からの出力結果は、判定する低速ビットレートの光強度レベルによっては、誤判定結果を出力するという課題がある。低速ビットレート判定回路113から誤判定結果を出力する場合を図2で説明する。
図2は、図1の各ビットレート判定回路から誤判定結果を出力する場合のタイミングチャートを示したものである。図中の符号は図1で示した各符号のデバイスからの出力信号電圧値を示している。ここで、光電変換素子101に入力される信号は、低速ビットレート、高速ビットレートの後、長い無信号状態が続き、その後に高速ビットレート、高速ビットレートの受光感度以下の低速ビットレート信号が入力されるものとする。信号のプリアンブルパターンは、周期の半分のところで極性反転し、前半のパターンの反転符号が後半のパターンとなっている周期パターンを持つ。上記で述べたように電子デバイスの帯域と受光感度はトレードオフの関係にあり、高速用振幅制限増幅回路104は、高速ビットレートの電圧値を振幅制限状態にするため帯域を確保する代わりに受光感度が低下する。そのため、高速用振幅制限増幅回路104を通過した高速ビットレートの受光感度以下の低速ビットレート信号は出力されない。例えば、高速用振幅制限増幅回路104から低速ビットレート信号は出力されなかった場合、低速ビットレート判定回路113からは、図2に示される破線116部分にビットレート判定の結果であるパルスが出力されなくなり、低速用振幅制限増幅回路103から低速ビットレート信号が出力されているにもかかわらず、ゲート回路106をオープンにすることができないという誤動作が生じる。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、電子デバイス等の帯域制限による波形劣化や受光感度の劣化が生じていても入力信号のビットレートを判定できるビットレート判定装置及びビットレート判定方法、このビットレート判定装置を備える信号弁別器及び光信号受信弁別器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係るビットレート判定装置は、入力ポート毎にビットレート判定を行い、それぞれのビットレート判定の結果を総合的に判断して誤判定を防止することとした。
具体的には、本発明に係るビットレート判定装置は、信号を通過又は遮断するゲート回路が接続された第一経路及び第二経路の双方に入力される同一の入力信号のうち、第一経路では低速ビットレートの信号を通過させ、第二経路では低速ビットレートより高速の高速ビットレートの信号を通過させるように前記ゲート回路を制御する制御信号を出力する制御部を備えるビットレート判定装置であって、前記制御部は、前記第一経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得する第1入力ポートと、前記第二経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得する第2入力ポートと、を有し、前記入力信号に含まれるプリアンブルパターンに基づき、前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートからの前記入力信号のビットレートをそれぞれ判断することで前記ゲート回路の制御の誤動作を防止する。
本発明は、双方の入力ポートからの入力信号のそれぞれについてビットレートを判定するため、電子デバイス等の帯域制限による波形劣化や受光感度の劣化が生じていても入力信号のビットレートを判定できるビットレート判定装置を提供することができる。
本発明に係るビットレート判定装置の前記制御部は、前記第1入力ポートに接続され、前記入力信号のビットレートと設定されている低速ビットレートとが同じであるか否かを判定する低速ビットレート判定回路と、前記第2入力ポートに接続され、前記入力信号のビットレートと設定されている高速ビットレートとが同じであるか否かを判定する高速ビットレート判定回路と、前記第一経路の前記ゲート回路と接続する第1制御ポート及び前記第二経路の前記ゲート回路と接続する第2制御ポートを持ち、前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路からの判定結果に基づき、前記第1制御ポート及び前記第2制御ポートから前記制御信号を出力する信号出力回路と、を有してもよい。
低速ビットレート側の第一経路からの入力信号で低速ビットレートであるか否か判定を行い、高速ビットレート側の第二経路からの入力信号で高速ビットレートであるか否か判定を行うことで、低速ビットレートの整数倍でない高速ビットレートの信号、あるいは高速ビットレートの整数分の一でない低速ビットレートの信号についてもビットレート判定することができる。
本発明に係るビットレート判定装置の前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路は、入力される前記入力信号をそれぞれ2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する遅延差を生じさせる遅延素子と、前記遅延素子から遅延差をもつ2つの信号が入力され、前記2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成する排他的論理和回路と、前記排他的論理和回路からの前記同符号連続信号を積分する積分回路と、前記積分回路で積分された前記同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路と、を含み、前記入力信号が低速ビットレートであった場合に前記低速ビットレート判定回路は前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力する。前記入力信号が高速ビットレートであった場合に前記高速ビットレート判定回路は前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、前記信号出力回路は、前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号が制御判断用信号として入力され、前記制御信号を生成し、前記入力信号のビットレートが変わるまで前記制御信号の状態を維持する判断回路を含むことができる。
また、このビットレート判定装置のビットレート判定方法は、前記第一経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得して低速ビットレート判定回路に入力し、前記第二経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得して高速ビットレート判定回路に入力し、 前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路で前記入力信号をそれぞれ2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する遅延差を生じさせる。遅延差をもつ2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成し、前記同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定し、前記入力信号が低速ビットレートであった場合に前記低速ビットレート判定回路が前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、前記入力信号が高速ビットレートであった場合に前記高速ビットレート判定回路が前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路からの前記パルス信号に基づき前記ゲート回路を制御する制御信号を出力する。
プリアンブルパターンが、低速ビットレートと低速ビットレートより高速の高速ビットレートとも周期の半分で極性反転し、前半のパターンの反転符号が後半のパターンとなっている周期パターンを持つ入力信号のビットレートを判定できる。
本発明に係るビットレート判定装置の前記高速ビットレート判定回路は、入力される前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する遅延差を生じさせる遅延素子と、前記遅延素子から遅延差をもつ2つの信号が入力され、前記2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成する排他的論理和回路と、前記排他的論理和回路からの前記同符号連続信号を積分する積分回路と、前記積分回路で積分された前記同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路と、を含み、前記入力信号が高速ビットレートであった場合に前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、前記低速ビットレート判定回路は、入力される前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの周期の整数倍に相当する遅延差を生じさせる遅延素子と、前記遅延素子から遅延差をもつ2つの信号が入力され、前記2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成する一致回路と、前記一致回路からの前記同符号連続信号を積分する積分回路と、前記積分回路で積分された前記同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路と、を含み、前記入力信号が無信号状態の場合にパルス信号を出力し、 前記信号出力回路は、前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号を反転させた反転パルス信号及び前記低速ビットレート判定回路からのパルス信号が入力される論理積回路と、前記論理積回路からの出力結果及び前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号がそれぞれ制御判断用信号として入力され、前記制御信号を生成し、前記入力信号のビットレートが変わるまで前記制御信号の状態を維持する判断回路と、を含むことができる。
また、このビットレート判定装置のビットレート判定方法は、前記第一経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得して低速ビットレート判定回路に入力し、前記第二経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得して高速ビットレート判定回路に入力し、前記高速ビットレート判定回路で前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する遅延差を生じさせる。遅延差をもつ2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成し、前記同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定を行い、前記入力信号が高速ビットレートであった場合に前記高速ビットレート判定回路が前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、前記低速ビットレート判定回路で前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの周期の整数倍に相当する遅延差を生じさせる。遅延差をもつ2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成し、前記同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定を行い、前記入力信号が無信号状態の場合に前記低速ビットレート判定回路がパルス信号を出力し、前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号を反転させた反転パルス信号及び前記低速ビットレート判定回路からのパルス信号を論理積回路に入力し、前記論理積回路からの出力結果及び前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号に基づいて前記ゲート回路を制御する制御信号を出力する。
プリアンブルパターンが、低速ビットレートでは周期パターンを整数個持ち、低速ビットレートより高速の高速ビットレートでは周期の半分で極性反転し、前半のパターンの反転符号が後半のパターンとなっている周期パターンを持つ入力信号のビットレートを判定できる。
本発明に係るビットレート判定装置の前記制御部は、前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートに入力される前記入力信号の少なくとも一方が所定振幅より小さいときに有限幅のパルス信号を出力する信号断検出回路をさらに有しており、前記高速ビットレート判定回路は、入力される前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの周期の整数倍に相当する遅延差を生じさせる遅延素子と、前記遅延素子から遅延差をもつ2つの信号が入力され、前記2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成する一致回路と、前記一致回路からの前記同符号連続信号を積分する積分回路と、前記積分回路で積分された前記同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路と、を含み、前記入力信号が無信号状態の場合にパルス信号を出力し、前記低速ビットレート判定回路は、入力される前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する遅延差を生じさせる遅延素子と、前記遅延素子から遅延差をもつ2つの信号が入力され、前記2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成する排他的論理和回路と、前記排他的論理和回路からの前記同符号連続信号を積分する積分回路と、前記積分回路で積分された前記同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路と、を含み、前記判定結果として、前記入力信号が高速ビットレートであった場合に前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、前記信号出力回路は、前記信号断検出回路からのパルス信号を反転させた反転パルス信号と前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号が入力される論理積回路と、前記論理積回路からの出力結果及び前記低速用ビットレート判定回路からのパルス信号がそれぞれ制御判断用信号として入力され、前記制御信号を生成し、前記入力信号のビットレートが変わるまで前記制御信号の状態を維持する判断回路と、を含むができる。
また、このビットレート判定装置のビットレート判定方法は、前記第一経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得して低速ビットレート判定回路に入力し、前記第二経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得して高速ビットレート判定回路に入力し、前記高速ビットレート判定回路で前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの周期の整数倍に相当する遅延差を生じさせる。遅延差をもつ2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成し、前記同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定を行い、前記入力信号が無信号状態の場合に前記高速ビットレート判定回路がパルス信号を出力し、前記低速ビットレート判定回路で前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する遅延差を生じさせる。遅延差をもつ2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成し、前記同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定を行い、前記入力信号が低速ビットレートであった場合に前記低速ビットレート判定回路が前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートに入力される前記入力信号の少なくとも一方が所定振幅より小さいときに発生させた有限幅のパルス信号を反転させた反転パルス信号と前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号を論理積回路に入力し、前記論理積回路からの出力結果及び前記低速ビットレート判定回路からのパルス信号に基づいて前記ゲート回路を制御する制御信号を出力する。
プリアンブルパターンが、低速ビットレートでは周期の半分で極性反転し、前半のパターンの反転符号が後半のパターンとなっている周期パターンを持ち、低速ビットレートより高速の高速ビットレートでは周期パターンを整数個持つ入力信号のビットレートを判定できる。
本発明に係るビットレート判定装置の前記制御部は、前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートに入力される前記入力信号の少なくとも一方が所定振幅より小さいときに有限幅のパルス信号を出力する信号断検出回路をさらに有しており、前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路は、入力される前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの周期の整数倍に相当する遅延差を生じさせる遅延素子と、前記遅延素子から遅延差をもつ2つの信号が入力され、前記2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成する一致回路と、前記一致回路からの前記同符号連続信号を積分する積分回路と、前記積分回路で積分された前記同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路と、を含み、前記入力信号が無信号状態の場合にパルス信号を出力し、前記信号出力回路は、前記信号断検出回路からのパルス信号を反転させた反転パルス信号と前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号が入力される第1論理積回路と、前記第1論理積回路からの出力結果と前記低速ビットレート判定回路からのパルス信号が入力される第2論理積回路と、前記第1論理積回路からの出力結果及び前記第2論理積回路からの出力結果がそれぞれ制御判断用信号として入力され、前記制御信号を生成し、前記入力信号のビットレートが変わるまで前記制御信号の状態を維持する判断回路と、を含むができる。
また、このビットレート判定装置のビットレート判定方法は、前記第一経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得して低速ビットレート判定回路に入力し、前記第二経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得して高速ビットレート判定回路に入力し、前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路で前記入力信号をそれぞれ2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの周期の整数倍に相当する遅延差を生じさせる。遅延差をもつ2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成し、前記同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定を行い、前記入力信号が無信号状態の場合に前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路がパルス信号を出力し、前記第一経路及び前記第二経路の前記入力信号の少なくとも一方が所定振幅より小さいときに発生させた有限幅のパルス信号を反転させた反転パルス信号と前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号を第1論理積回路に入力し、前記第1論理積回路からの出力結果と前記低速ビットレート判定回路からのパルス信号を第2論理積回路に入力し、前記第1論理積回路からの出力結果及び前記第2論理積回路からの出力結果に基づいて前記ゲート回路を制御する制御信号を出力する。
プリアンブルパターンが、低速ビットレートと低速ビットレートより高速の高速ビットレートとも周期パターンを整数個持つ入力信号のビットレートを判定できる。
本発明に係るビットレート判定装置の前記制御部は、前記入力信号のビットレートと設定されている低速ビットレートとが同じであるか否かを判定する第2入力ポート低速ビットレート判定回路と、前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートに入力される前記入力信号の少なくとも一方が所定振幅より小さいときに有限幅のパルス信号を出力する信号断検出回路と、前記信号断検出回路からのパルス信号で前記低速ビットレート判定回路の判定結果又は前記第2入力ポート低速ビットレート判定回路からの判定結果を選択するセレクトスイッチと、をさらに有し、前記第2入力ポートに前記高速ビットレート判定回路と前記第2入力ポート低速ビットレート判定回路とが並列に接続されており、前記信号出力回路は、前記セレクトスイッチで選択された前記判定結果と前記高速ビットレート判定回路からの前記判定結果がそれぞれ制御判断用信号として入力され、前記制御信号を生成し、前記入力信号のビットレートが変わるまで前記制御信号の状態を維持する判断回路と、を含むとすることができる。
低速ビットレート判定回路からのパルス信号が入力信号のプリアンブルパターンの時間外に出力された場合でも誤動作を防止することができる。
本発明に係るビットレート判定装置は、信号を通過又は遮断するゲート回路が接続された第一経路及び第二経路の双方に入力される同一の入力信号のうち、第一経路では低速ビットレートの信号を通過させ、第二経路では低速ビットレートより高速の高速ビットレートの信号を通過させるように前記ゲート回路を制御する制御信号を出力する制御部を備えるビットレート判定装置であって、前記制御部は、前記第二経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得する第2入力ポートと、前記第2入力ポートに接続され、前記入力信号のビットレートと設定されている低速ビットレートとが同じであるか否かを判定する低速ビットレート判定回路と、前記低速ビットレート判定回路と並列になるように前記第2入力ポートに接続され、前記入力信号のビットレートと設定されている高速ビットレートとが同じであるか否かを判定する高速ビットレート判定回路と、前記第一経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得する第1入力ポート及び前記第2入力ポートに入力される前記入力信号の少なくとも一方が所定振幅より小さいときに有限幅のパルス信号を出力する信号断検出回路と、前記第一経路の前記ゲート回路と接続する第1制御ポート及び前記第二経路の前記ゲート回路と接続する第2制御ポートを持ち、前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路からの判定結果に基づき、前記第1制御ポート及び前記第2制御ポートから前記制御信号を出力する信号出力回路と、を有し、前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路は、それぞれに入力される前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンに基づく所定の遅延差を生じさせる遅延素子と、前記遅延素子から遅延差をもつ2つの信号が入力され、前記入力信号のプリアンプルパターンに基づいて、前記2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成する排他的論理和回路又は前記2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成する一致回路と、前記排他的論理和回路又は前記一致回路からの前記同符号連続信号を積分する積分回路と、前記積分回路で積分された前記同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路と、を含み、前記入力信号が低速ビットレートであった場合に前記低速ビットレート判定回路は前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、前記入力信号が高速ビットレートであった場合に前記高速ビットレート判定回路は前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、前記信号出力回路は、前記信号断検出回路からのパルス信号と前記低速ビットレート判定回路からのパルス信号が入力される論理和回路と、前記論理和回路からの出力結果及び前記高速用ビットレート判定回路からのパルス信号がそれぞれ制御判断用信号として入力され、前記制御信号を生成し、前記入力信号のビットレートが変わるまで前記制御信号の状態を維持する判断回路と、を含むとすることができる。
本発明では、第二経路の入力信号だけを取得しているが、論理和回路に低速ビットレート判定回路からの出力と信号断検出回路からの出力を入力し、論理和回路の出力と高速ビットレート判定回路の出力で入力信号のビットレートを判断している。このため、本発明は、電子デバイス等の帯域制限による波形劣化や受光感度の劣化が生じていても入力信号のビットレートを判定できるビットレート判定装置を提供することができる。
本発明に係るビットレート判定装置の前記判断回路は、リセットセットフリップフロップ回路であり、前記リセットセットフリップフロップ回路は、前記制御判断用信号がそれぞれセット端子及びリセット端子に入力され、出力端子と前記第1制御ポートとが接続され、反転出力端子と前記第2制御ポートとが接続されている、あるいは反転出力端子と前記第1制御ポートとが接続され、出力端子と前記第2制御ポートとが接続されている。入力信号のビットレートが変わるまでゲート回路の状態を維持することができる。
具体的には、本発明に係る信号弁別器は、信号を通過又は遮断するゲート回路及び低速ビットレートに対応するクロックデータ再生回路が直列に接続された、又は前記ゲート回路を内蔵する低速ビットレートに対応するクロックデータ再生回路が接続された第一経路と、信号を通過又は遮断するゲート回路及び低速ビットレートより高速の高速ビットレートに対応するクロックデータ再生回路が直列に接続された、又は前記ゲート回路を内蔵する高速ビットレートに対応するクロックデータ再生回路が接続された第二経路と、前記第一経路及び前記第二経路の双方に入力される時分割多重された同一の入力信号のうち、前記第一経路では低速ビットレートの信号を通過させ、前記第二経路では高速ビットレートの信号を通過させるように前記ゲート回路を制御する前記ビットレート判定装置と、を備える。
本発明は、双方の入力ポートからの入力信号のそれぞれについてビットレートを判定するため、電子デバイス等の帯域制限による波形劣化や受光感度の劣化が生じていても入力信号のビットレート毎に弁別できる信号弁別器を提供することができる。
具体的には、本発明に係る光信号受信弁別器は、前記信号弁別器と、高速ビットレート光信号及び低速ビットレート光信号が時分割多重された入力光信号を受光して高速ビットレート信号及び低速ビットレート信号へ光電変換する光電変換素子と、2つに分岐された前記光電変換素子の出力の一方について低速ビットレートに対応する帯域を増幅し、前記信号弁別器の前記第一経路に結合する低速用振幅制限増幅回路と、2つに分岐された前記光電変換素子の出力の他方について低速ビットレートより高速の高速ビットレートに対応する帯域を増幅し、前記信号弁別回路の前記第二経路に結合する高速用振幅制限増幅回路と、を備える。
本発明は、双方の入力ポートからの入力信号のそれぞれについてビットレートを判定するため、電子デバイス等の帯域制限による波形劣化や受光感度の劣化が生じていても入力信号のビットレート毎に弁別できる光信号受信弁別器を提供することができる。
本発明に係る光信号受信弁別器は、高速ビットレート光信号及び低速ビットレート光信号が時分割多重された入力光信号を受光して高速ビットレート信号及び低速ビットレート信号へ光電変換する光電変換素子と、信号を通過又は遮断するゲート回路を内蔵し、且つ低速ビットレートに対応する帯域を増幅する低速用振幅制限増幅回路及び低速ビットレートに対応するクロックデータ再生回路が直列に接続され、2つに分岐された前記光電変換素子の出力の一方が前記低速用振幅制限増幅回路側から入力信号として結合される第一経路と、信号を通過又は遮断するゲート回路を内蔵し、且つ低速ビットレートより高速の高速ビットレートに対応する帯域を増幅する高速用振幅制限増幅回路及び高速ビットレートに対応するクロックデータ再生回路が直列に接続され、2つに分岐された前記光電変換素子の出力の他方が前記高速用振幅制限増幅回路側から入力信号として結合される第二経路と、前記入力信号のうち、前記第一経路では低速ビットレートの信号を通過させ、前記第二経路では高速ビットレートの信号を通過させるように前記ゲート回路を制御する前記ビットレート判定装置と、を備える。
本発明は、双方の入力ポートからの入力信号のそれぞれについてビットレートを判定するため、電子デバイス等の帯域制限による波形劣化や受光感度の劣化が生じていても入力信号の光信号のビットレート毎に弁別できる光信号受信弁別器を提供することができる。
本発明は、入力された信号のビットレートを自動で判定できるビットレート判定装置及びビットレート判定方法、このビットレート判定装置を備える信号弁別器及び光信号受信弁別器を提供することができる。また、本発明では、ビットレート判定回路の誤動作を修正でき、整数倍、もしくは整数分の1の関係にない複数のビットレートの場合においても入力信号のビットレートを瞬時に弁別し、ビットレート毎に異なる出力ポートから所望のビットレート信号を出力する光通信用受信装置を実現することができる。
添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は本発明の構成の例であり、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施の形態1)
図3は、本実施形態のビットレート判定装置の構成を説明するブロック図である。本実施形態のビットレート判定装置は、信号を通過又は遮断するゲート回路が接続された第一経路及び第二経路の双方に入力される同一の入力信号のうち、第一経路では低速ビットレートの信号を通過させ、第二経路では低速ビットレートより高速の高速ビットレートの信号を通過させるようにゲート回路を制御する制御信号を出力する制御部301を備えるビットレート判定装置であって、制御部301は、第一経路のゲート回路の前から入力信号を取得する第1入力ポート1と、第二経路のゲート回路の前から入力信号を取得する第2入力ポート2と、第1入力ポート1に接続され、入力信号のビットレートと設定されている低速ビットレートとが同じであるか否かを判定する低速ビットレート判定回路113と、第2入力ポート2に接続され、入力信号のビットレートと設定されている高速ビットレートとが同じであるか否かを判定する高速ビットレート判定回路114と、第一経路のゲート回路と接続する第1制御ポート3及び第二経路のゲート回路と接続する第2制御ポート4を持ち、低速ビットレート判定回路113及び高速ビットレート判定回路114からの判定結果に基づき、第1制御ポート3及び第2制御ポート4から制御信号を出力する信号出力回路211と、を有し、入力信号に含まれるプリアンブルパターンに基づき、第1入力ポート1及び第2入力ポート2からの入力信号のビットレートをそれぞれ判断することでゲート回路の制御の誤動作を防止する。
図3には、ゲート回路が接続された第一経路及び第二経路を図示していない。第1入力ポート1は第一経路のゲート回路前から第一経路を経由する入力信号の一部を取得する。また、第2入力ポート1は第二経路のゲート回路前から第二経路を経由する入力信号の一部を取得する。
低速ビットレート判定回路113は、第一経路を通過する入力信号のビットレートが低速ビットレートであるか否かを判定して判定結果を出力する。高速ビットレート判定回路114は、第二経路を通過する入力信号のビットレートが高速ビットレートであるか否かを判定して判定結果を出力する。
信号出力回路211は、低速ビットレート判定回路113及び高速ビットレート判定回路114からの判定結果が入力され、制御信号を第1制御ポート3及び第2制御ポート4から出力する。第1制御ポート3と第一経路のゲート回路とが接続され、第2制御ポート4と第二経路のゲート回路とが接続されているため、信号出力回路211は制御信号でゲート回路の開閉を制御することができる。具体的には、信号出力回路211は入力信号のビットレートが低速ビットレートであった場合に、入力信号のプリアンブルパターン以内に第一経路のゲート回路を開き、第二経路のゲート回路を閉じる制御信号を出力し、入力信号のビットレートが高速ビットレートであった場合に、入力信号のプリアンブルパターン以内に第二経路の前記ゲート回路を開き、第一経路の前記ゲート回路を閉じる制御信号を出力する。
図3のビットレート判定装置では、低速ビットレート判定回路113は、入力される入力信号をそれぞれ2分岐し、2分岐した信号間で入力信号のプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する遅延差を生じさせる遅延素子5及び遅延素子6と、遅延素子5及び遅延素子6から遅延差をもつ2つの信号が入力され、2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成する排他的論理和回路7と、排他的論理和回路7からの同符号連続信号を積分する積分回路10と、積分回路10で積分された同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路11と、を含む。また、高速ビットレート判定回路114は、入力される入力信号をそれぞれ2分岐し、2分岐した信号間で入力信号のプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する遅延差を生じさせる遅延素子12及び遅延素子13と、遅延素子12及び遅延素子13から遅延差をもつ2つの信号が入力され、2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成する排他的論理和回路14と、排他的論理和回路14からの同符号連続信号を積分する積分回路17と、積分回路17で積分された同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路18と、を含む。入力信号が低速ビットレートであった場合に低速ビットレート判定回路113がプリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力する。入力信号が高速ビットレートであった場合に高速ビットレート判定回路114がプリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力する。
信号出力回路211は、低速ビットレート判定回路113及び高速ビットレート判定回路114からのパルス信号が制御判断用信号として入力され、制御信号を生成し、入力信号のビットレートが変わるまで制御信号の状態を維持する判断回路を含む。判断回路は、例えば、リセットセットフリップフロップ回路115である。リセットセットフリップフロップ回路115の場合、制御判断用信号がそれぞれセット端子S及びリセット端子Rに入力され、出力端子Q1と第1制御ポート3とが接続され、反転出力端子Q2と第2制御ポート4とが接続されている。
このビットレート判定装置が有効に動作する入力信号の条件は、入力信号のプリアンブルパターンが、周期の半分で極性反転し、前半のパターンの反転符号が後半のパターンとなっている周期パターンを持っていることである。例えば、上記プリアンブルパターンは、「1010101010・・・」である。
このビットレート判定装置のビットレート判定方法は、第一経路のゲート回路の前から入力信号を取得して低速ビットレート判定回路113に入力し、第二経路のゲート回路の前から入力信号を取得して高速ビットレート判定回路114に入力し、低速ビットレート判定回路113及び高速ビットレート判定回路114で入力信号をそれぞれ2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する遅延差を生じさせる。遅延差をもつ2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成し、同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定し、入力信号が低速ビットレートであった場合に低速ビットレート判定回路113がプリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、入力信号が高速ビットレートであった場合に高速ビットレート判定回路114がプリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、低速ビットレート判定回路113及び高速ビットレート判定回路114からのパルス信号に基づきゲート回路を制御する制御信号を出力する。
低速ビットレート判定回路113が含む遅延素子5と遅延素子6及び高速ビットレート判定回路114が含む遅延素子12と遅延素子13は、それぞれ低速ビットレート信号のプリアンブルのパターン周期の二分の一の奇数倍の長さ、高速ビットレート信号のプリアンブルのパターン周期の二分の一の奇数倍の長さに調整されている。低速ビットレート判定回路113が含む積分回路10及び高速ビットレート判定回路114が含む積分回路17の時定数は、それぞれ低速ビットレート信号のプリアンブル長程度、高速ビットレート信号のプリアンブル長程度に設定されている。
図3では、便宜上、低速ビットレート判定回路113には遅延素子5と遅延素子6及び高速ビットレート判定回路114には遅延素子12と遅延素子13の両方を接続した例を示したが、一方の遅延が各々のプリアンブルのパターン周期の二分の一の奇数倍の長さと等しければ、どちらか一方のみでも構わない。また、閾値判定回路11及び閾値判定回路18にそれぞれ積分回路10及び積分回路17の時定数と同等の応答速度のものを使用すれば、積分回路10及び積分回路17を省略可能である。
図4は、図3のビットレート判定装置の動作を示すタイミングチャートである。ここで、入力信号19は、従来例と同様に低速ビットレート信号、高速ビットレート信号の後、長い無信号状態が続き、その後に高速ビットレート信号、高速ビットレート信号の受光感度以下で電圧値の低い低速ビットレート信号が入力されるものとする。
図4の符号は、図3で示した各符号のデバイスからの出力信号電圧値を示している。第1入力ポート1に入力される入力信号は、低速ビットレート相当の帯域を持つ素子を通過したことによる帯域制限により、高速ビットレート信号の波形は崩れている。また、第2入力ポート2に入力される信号は、高速ビットレート信号の帯域を確保する代わりに受光感度が低下するため、高速ビットレートの受光感度以下の低速ビットレート信号は出力されないものとする。
第1入力ポート1に図4の符号1に示すような信号が入力された場合、低速ビットレート判定回路113からは、低速ビットレート信号のプリアンブルパターンの時間内に有限幅のパルス信号が出力される。第2入力ポート2に図4の符号2に示すような信号が入力された場合、高速ビットレート判定回路114からは、高速ビットレート信号のプリアンブルパターンの時間内に有限幅のパルス信号が出力される。低速ビットレート判定回路113からのパルス信号を制御判断用信号としてリセットセットフリップフロップ回路115のセット端子Sに入力し、高速ビットレート判定回路114からのパルス信号を制御判断用信号としてリセットセットフリップフロップ回路115のリセット端子Rに入力することで、リセットセットフリップフロップ回路115の出力は図4の符合3及び符号4のようになる。この出力結果に示すように、図3のビットレート判定装置はどちらのビットレートの信号が入力されているかを判定することができる。このように、図3のビットレート判定装置は、低速ビットレート判定回路113を第1入力ポート1に接続し、高速ビットレート判定回路114を第2入力ポート2に接続することにより誤判定を回避している。
なお、低速ビットレート判定回路113からのパルス信号をリセットセットフリップフロップ回路115のリセット端子Rに入力し、高速ビットレート判定回路114からのパルス信号をリセットセットフリップフロップ回路115のセット端子Sに入力しても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態2)
図5は、本実施形態のビットレート判定装置の他の構成を説明するブロック図である。図5のビットレート判定回路は、図3のビットレート判定装置の低速ビットレート判定回路113及び信号出力回路211の代替として低速ビットレート判定回路20及び信号出力回路212を有する。ここでは、図3のビットレート判定装置と異なる部分を説明する。
図5のビットレート判定装置では、低速ビットレート判定回路20は、入力される入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で入力信号のプリアンブルパターンの周期の整数倍に相当する遅延差を生じさせる遅延素子21及び遅延素子22と、遅延素子21及び遅延素子22から遅延差をもつ2つの信号が入力され、2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成する一致回路23と、一致回路23からの同符号連続信号を積分する積分回路10と、積分回路10で積分された同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路11と、を含む。低速ビットレート判定回路20は、一致回路23を含むため、入力信号が無信号状態の場合に低速ビットレート判定回路20はパルス信号を出力する。
また、信号出力回路212は、高速ビットレート判定回路114からのパルス信号を反転させた反転パルス信号及び低速ビットレート判定回路20からのパルス信号が入力される論理積回路26と、論理積回路26からの出力結果及び高速ビットレート判定回路114からのパルス信号がそれぞれ制御判断用信号として入力され、制御信号を生成し、入力信号のビットレートが変わるまで制御信号の状態を維持する判断回路と、を含む。判断回路は、例えば、リセットセットフリップフロップ回路115である。
このビットレート判定装置が有効に動作する入力信号の条件は、高速ビットレートの入力信号に含まれるプリアンブルパターンは、周期の半分で極性反転し、前半のパターンの反転符号が後半のパターンとなっている周期パターンを持ち、低速ビットレートの入力信号に含まれるプリアンブルパターンは、周期パターンを整数個持っていることである。低速ビットレートのプリアンブルパターンは、例えば「110101、110101、110101、・・・」である。
このビットレート判定装置のビットレート判定方法は、第一経路のゲート回路の前から入力信号を取得して低速ビットレート判定回路20に入力し、第二経路のゲート回路の前から入力信号を取得して高速ビットレート判定回路114に入力し、高速ビットレート判定回路114で入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で入力信号のプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する遅延差を生じさせる。遅延差をもつ2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成し、同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定を行い、入力信号が高速ビットレートであった場合に高速ビットレート判定回路114がプリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、低速ビットレート判定回路20で入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で入力信号のプリアンブルパターンの周期の整数倍に相当する遅延差を生じさせる。遅延差をもつ2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成し、同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定を行い、入力信号が無信号状態の場合に低速ビットレート判定回路20がパルス信号を出力し、高速ビットレート判定回路114からのパルス信号を反転させた反転パルス信号及び低速ビットレート判定回路20からのパルス信号を論理積回路26に入力し、論理積回路26からの出力結果及び高速ビットレート判定回路114からのパルス信号に基づいてゲート回路を制御する制御信号を出力する。
低速ビットレート判定回路20が含む遅延素子21と遅延素子22は、それぞれ低速ビットレート信号のプリアンブルのパターン周期の整数倍の長さに調整されている。高速ビットレート判定回路114が含む遅延素子12と遅延素子13は、図3での説明のように調整されている。図5では、便宜上、低速ビットレート判定回路20には遅延素子21と遅延素子22及び高速ビットレート判定回路114には遅延素子12と遅延素子13の両方を接続した例を示したが、低速ビットレート判定回路20が含む遅延素子21と遅延素子22は、一方の遅延がプリアンブル信号のパターン周期の整数倍の長さと等しければ、どちらか一方のみでも構わない。また、図3での説明のように高速ビットレート判定回路114の遅延素子12と遅延素子13はどちらか一方のみでも構わない。
低速ビットレート判定回路20が含む積分回路10及び高速ビットレート判定回路114が含む積分回路17の時定数は図3で説明したように設定されている。また、図3の説明のように積分回路を省略することも可能である。
図6は、図5のビットレート判定装置の動作を示すタイミングチャートである。ここで、入力信号19は、図4で説明した入力信号19と同様である。図6の符号は、図5で示した各符号のデバイスからの出力信号電圧値を示している。第1入力ポート1及び第2入力ポート2に入力される信号も、図4の説明と同様である。
低速ビットレート判定回路20は、一致回路23を備えているため、無信号状態にパルスを出力する。さらに、第1入力ポート1に入力される高速ビットレート信号は波形が崩れており、高速ビットレート信号のプリアンブルパターンは波形が崩れたことにより平滑化されるおそれがあり、一致回路23が一致と判定し、低速ビットレート判定回路20が高速ビットレート信号のプリアンブル時間内に誤出力27を出力する可能性がある。第2入力ポート2に図6の符号2に示すような信号が入力された場合、図4の説明と同様に高速ビットレート判定回路114からは、高速ビットレート信号のプリアンブルパターンの時間内に有限幅のパルスが出力される。
図3及び図4の説明と同様に、低速ビットレート判定回路20からのパルス信号と高速ビットレート判定回路114からのパルス信号とをリセットセットフリップフロップ回路115に入力すると、図6に示してある符号20と符号114から明らかなように、リセットセットフリップフロップ回路115には、セット信号とリセット信号が同時に入力される「禁止入力」となり誤動作が生じる可能性がある。この誤動作は、高速ビットレート信号が入力されている時、低速ビットレート判定回路20が含む一致回路23からの誤出力27が原因である。この誤動作を回避するために、本実施例では、遅延素子24と否定回路25とを用いて誤出力27の立ち下がりエッヂと、否定回路25からの出力信号の立ち上がりエッヂとを揃え、論理積回路26に入力することでリセットセットフリップフロップ回路115のセット端子Sへの信号を強制的に“0”へ変換している。これは、セット端子Sとリセット端子Rに同時に“1”が入力される場合に、高速ビットレート判定回路114からのパルス信号を優先していることに他ならない。
論理積回路26からの出力結果を制御判断用信号としてリセットセットフリップフロップ回路115のセット端子Sヘ入力し、高速ビットレート判定回路114からのパルス信号を制御判断用信号としてリセットセットフリップフロップ回路115のリセット端子Rヘ入力することで、リセットセットフリップフロップ回路115の出力は、図6の符号3及び符号4のようになる。この出力結果に示すように、図5のビットレート判定装置はどちらのビットレートの信号が入力されているかを判定できる。このように、図5のビットレート判定装置は、リセットセットフリップフロップ回路115への同時入力による誤判定を回避している。
なお、論理積回路26からの出力結果をリセットセットフリップフロップ回路115のリセット端子Rに入力し、高速ビットレート判定回路114からのパルス信号をリセットセットフリップフロップ回路115のセット端子Sに入力しても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図7は、本実施形態のビットレート判定装置の他の構成を説明するブロック図である。図7のビットレート判定回路は、図3のビットレート判定装置の高速ビットレート判定回路114及び信号出力回路211の代替として高速ビットレート判定回路28及び信号出力回路213を有する。また、信号断検出回路33をさらに有している。ここでは、図3のビットレート判定装置と異なる部分を説明する。
図7のビットレート判定装置は、第1入力ポート1及び第2入力ポート2に入力される入力信号の少なくとも一方が所定振幅より小さいときに有限幅のパルス信号を出力する信号断検出回路33をさらに有している。
図7のビットレート判定装置では、高速ビットレート判定回路28は、入力される入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの周期の整数倍に相当する遅延差を生じさせる遅延素子29及び遅延素子30と、遅延素子29及び遅延素子30から遅延差をもつ2つの信号が入力され、2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成する一致回路31と、一致回路31からの同符号連続信号を積分する積分回路17と、積分回路17で積分された同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路18と、を含む。実施例2と同様の理由により、入力信号が無信号状態の場合に高速ビットレート判定回路28はパルス信号を出力する。
また、信号出力回路213は、信号断検出回路33からのパルス信号を反転させた反転パルス信号と高速ビットレート判定回路28からのパルス信号が入力される論理積回路26と、論理積回路26からの出力結果及び低速用ビットレート判定回路113からのパルス信号がそれぞれ制御判断用信号として入力され、制御信号を生成し、入力信号のビットレートが変わるまで制御信号の状態を維持する判断回路と、を含む。判断回路は、例えば、リセットセットフリップフロップ回路115である。
このビットレート判定装置が有効に動作する入力信号の条件は、高速ビットレートの入力信号に含まれるプリアンブルパターンは、周期パターンを整数個もち、低速ビットレートの入力信号に含まれるプリアンブルパターンは、周期の半分で極性反転し、前半のパターンの反転符号が後半のパターンとなっている周期パターンを持っていることである。
このビットレート判定装置のビットレート判定方法は、第一経路のゲート回路の前から入力信号を取得して低速ビットレート判定回路113に入力し、第二経路のゲート回路の前から入力信号を取得して高速ビットレート判定回路28に入力し、高速ビットレート判定回路28で入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で入力信号のプリアンブルパターンの周期の整数倍に相当する遅延差を生じさせる。遅延差をもつ2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成し、同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定を行い、入力信号が無信号状態の場合に高速ビットレート判定回路28がパルス信号を出力し、低速ビットレート判定回路113で入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で入力信号のプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する遅延差を生じさせる。遅延差をもつ2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成し、同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定を行い、入力信号が低速ビットレートであった場合に低速ビットレート判定回路113がプリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、第1入力ポート1及び第2入力ポート2に入力される入力信号の少なくとも一方が所定振幅より小さいときに発生させた有限幅のパルス信号を反転させた反転パルス信号と高速ビットレート判定回路28からのパルス信号を論理積回路26に入力し、論理積回路26からの出力結果及び低速ビットレート判定回路113からのパルス信号に基づいてゲート回路を制御する制御信号を出力する。
低速ビットレート判定回路113が含む遅延素子5と遅延素子6は、図3での説明のように調整されている。高速ビットレート判定回路28が含む遅延素子29と遅延素子30は、高速ビットレート信号のプリアンブル信号のパターン周期の整数倍の長さに調整されている。図7では、便宜上、低速ビットレート判定回路113には、遅延素子5と遅延素子6及び高速ビットレート判定回路28には、遅延素子29と遅延素子30の両方を接続した例を示したが、図3での説明のように低速ビットレート判定回路113の遅延素子はどちらか一方のみでも構わない。また、高速ビットレート判定回路28が含む遅延素子29と遅延素子30は、一方の遅延がプリアンブル信号のパターン周期の整数倍の長さと等しければ、どちらか一方のみでも構わない。
低速ビットレート判定回路113が含む積分回路10及び高速ビットレート判定回路28が含む積分回路17の時定数は図3で説明したように設定されている。また、図3の説明のように積分回路を省略することも可能である。
図8は、図7のビットレート判定装置の動作を示すタイミングチャートである。ここで、入力信号19は、図4で説明した入力信号19と同様である。図8の符号は、図7で示した各符号のデバイスからの出力信号電圧値を示している。第1入力ポート1及び第2入力ポート2に入力される信号も、図4の説明と同様である。
第1入力ポート1に図8の符号1に示すような信号が入力された場合、図4の説明と同様に低速ビットレート判定回路113からは、低速ビットレート信号のプリアンブルパターンの時間内に有限幅のパルスが出力される。高速ビットレート判定回路28は、一致回路31を備えているため、無信号状態にパルスを出力する。ここで、高速ビットレート判定回路28の積分回路17の時定数をτ1、低速ビットレート判定回路113の積分回路10の時定数をτ0とすると、一般にプリアンブル長は伝送速度に対して反比例するためτ1<τ0の関係となる。
図3及び図4の説明と同様に、低速ビットレート判定回路113からのパルス信号と高速ビットレート判定回路28からのパルス信号とをリセットセットフリップフロップ回路115に入力すると、セット信号とリセット信号が同時に入力される「禁止入力」となり誤動作が生じる可能性がある。この誤動作は、高速ビットレート判定回路28に一致回路31を用いていることと、高速ビットレート信号の受光感度以下の低速ビットレート信号が入力されたことで、低速ビットレート信号が出力されないことと、の2つの要因が重なることが原因である。この誤動作を回避するために、本実施例では、第3入力ポート32を新しく設け、第3入力ポート32には、信号断検出回路33(時定数τ1)を接続することで誤判定を回避している。信号断検出回路33は、ある一定閾値以下の電圧値の時に電圧を出力するものである。信号断検出回路33の出力電圧を否定回路25に入力することで、論理的に「信号を出力している場合のみ、電圧を出力する」という信号へ変換している。上記、否定回路25の出力結果と、高速ビットレート判定回路28からのパルス信号とを論理積回路26に入力することで、高速ビットレート信号のプリアンブルパターンの時間内にのみ有限幅のパルス信号が出力されることになる(図8の符号26)。図8の低速ビットレート判定回路113からのパルス信号と論理積回路26からのパルス信号をリセットセットフリップフロップ回路115へ入力することは、図3の信号出力回路211と同様になる。すなわち、リセットセットフリップフロップ回路115のセット端子Sに低速ビットレート判定回路113からのパルス信号を入力し、リセットセットフリップフロップ回路115のリセット端子Rに論理積回路26からのパルス信号を入力することで、リセットセットフリップフロップ回路115の出力は図8の符号3及び符号4のようになる。この出力結果に示すように、図7のビットレート判定装置はどちらの速度の信号が入力されているかを判定できる。このように、図7のビットレート判定装置は、前記2つの要因による誤判定を回避している。
なお、低速ビットレート判定回路113からのパルス信号をリセットセットフリップフロップ回路115のリセット端子Rへ入力し、論理積回路26からのパルス信号をリセットセットフリップフロップ回路115のセット端子Sに入力しても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
図9は、本実施形態のビットレート判定装置の他の構成を説明するブロック図である。図9のビットレート判定回路は、図3のビットレート判定装置の低速ビットレート判定回路113、高速ビットレート判定回路114及び信号出力回路211の代替として図5で説明した低速ビットレート判定回路20、図7で説明した高速ビットレート判定回路28及び信号出力回路214を有する。また、図7で説明した信号断検出回路33をさらに有している。ここでは、図3のビットレート判定装置と異なる部分を説明する。
入力信号が無信号状態の場合に低速ビットレート判定回路20及び高速ビットレート判定回路28はパルス信号を出力する。
また、信号出力回路214は、信号断検出回路33からのパルス信号を反転させた反転パルス信号と高速ビットレート判定回路28からのパルス信号が入力される第1論理積回路61と、第1論理積回路61からの出力結果と低速ビットレート判定回路20からのパルス信号が入力される第2論理積回路62と、第1論理積回路61からの出力結果及び第2論理積回路62からの出力結果がそれぞれ制御判断用信号として入力され、制御信号を生成し、入力信号のビットレートが変わるまで前記制御信号の状態を維持する判断回路と、を含む。判断回路は、例えば、リセットセットフリップフロップ回路115である。
このビットレート判定装置が有効に動作する入力信号の条件は、高速ビットレート及び低速ビットレートの入力信号に含まれるプリアンブルパターンは、周期パターンを整数個持っていることである。
このビットレート判定装置のビットレート判定方法は、第一経路のゲート回路の前から入力信号を取得して低速ビットレート判定回路20に入力し、第二経路のゲート回路の前から入力信号を取得して高速ビットレート判定回路28に入力し、低速ビットレート判定回路20及び高速ビットレート判定回路28で入力信号をそれぞれ2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの周期の整数倍に相当する遅延差を生じさせる。遅延差をもつ2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成し、同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定を行い、入力信号が無信号状態の場合に低速ビットレート判定回路20及び高速ビットレート判定回路28がパルス信号を出力し、第一経路及び第二経路の入力信号の少なくとも一方が所定振幅より小さいときに発生させた有限幅のパルス信号を反転させた反転パルス信号と前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号を第1論理積回路61に入力し、第1論理積回路61からの反転出力結果と低速ビットレート判定回路20からのパルス信号を第2論理積回路62に入力し、第1論理積回路61からの出力結果及び第2論理積回路62からの出力結果に基づいてゲート回路を制御する制御信号を出力する。
低速ビットレート判定回路20及び高速ビットレート判定回路28が含む遅延素子21と遅延素子22及び遅延素子29と遅延素子30は、図5及び図7での説明のように調整されている。また、図5及び図7での説明のように遅延素子はどちらか一方でも構わない。低速ビットレート判定回路20及び高速ビットレート判定回路28が含む積分回路10及び積分回路17の時定数は、図3で説明したように設定されている。また、図3の説明のように積分回路を省略することも可能である。
図10は、図9のビットレート判定装置の動作を示すタイミングチャートである。ここで、入力信号19は、図4で説明した入力信号19と同様である。図10の符号は、図9で示した各符号のデバイスからの出力信号電圧値を示している。第1入力ポート1及び第2入力ポート2に入力される信号も、図4の説明と同様である。
低速ビットレート判定回路20及び高速ビットレート判定回路28は、それぞれ一致回路23及び一致回路31を備えているため、無信号状態にパルスを出力する。また、第1入力ポート1に図8の符号1に示すような信号が入力された場合、図6の説明と同様に低速ビットレート判定回路20からは、誤出力27を出力する可能性がある。
図10のタイミングチャートから明らかなように、信号断検出回路33の論理反転した信号と高速ビットレート判定回路28からの判定結果とを第1論理積回路61に入力することにより、図9の説明のように高速ビットレート信号のプリアンブルパターンの時間内にのみ有限幅のパルスが出力されることになる。さらに、低速ビットレート判定回路20からの出力結果をと第1論理積回路61からの反転出力結果を第2論理積回路62に入力している。第2論理積回路62の出力結果と第1論理積回路61からの出力結果とをリセットセットフリップフロップ回路115へ入力することは、図6で説明した信号入力パターンをリセットセットフリップフロップ回路115へ入力することと同義であり、図6の説明と同様に、第1論理積回路61の出力結果を優先判定すれば、図9のビットレート判定装置はどちらの速度の信号が入力されているかを判定できる。
なお、第2論理積回路62の出力結果をリセットセットフリップフロップ回路115のリセット端子Rへ入力し、第1論理積回路61からの出力結果をリセットセットフリップフロップ回路115のセット端子Sに入力しても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
実施の形態1から4で、第1入力ポート1に入力される入力信号は、高速ビットレートは波形が崩れていることから、平滑化された信号が一致回路23に入力されることで、一致回路23が一致と判定し、高速ビットレート信号のプリアンブルパターンの時間内に誤出力27の可能性があり、これを回避するビットレート判定装置を説明した。
しかし、低速ビットレート判定回路及び高速ビットレート判定回路のそれぞれに設置する排他的論理和回路7及び一致回路23に限らず、波形が崩れた入力信号が入力されることで、排他的論理和回路14及び一致回路31から誤出力の可能性が考えられる。ここでは、上記誤出力がプリアンブルパターンの時間外に出力された場合においても誤判定を回避する方法について説明する。
図11は、本実施形態のビットレート判定装置の他の構成を説明するブロック図である。図11のビットレート判定回路は、図3のビットレート判定装置の信号出力回路211の代替として信号出力回路215を有する。また、図7で説明した信号断検出回路33をさらに有している。さらに、第2入力ポート低速ビットレート判定回路123とセレクトスイッチ36を有している。ここでは、図3のビットレート判定装置と異なる部分を説明する。
第2入力ポート低速ビットレート判定回路123は、第2入力ポート2に高速ビットレート判定回路114と並列に接続され、入力信号のビットレートと設定されている低速ビットレートとが同じであるか否かを判定する。第2入力ポート低速ビットレート判定回路123の構成は図3で説明した低速ビットレート判定回路113と同様であり、入力信号が低速ビットレートであった場合にプリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力する。図11では第2入力ポート低速ビットレート判定回路123の内部構成を省略して記載する。
セレクトスイッチ36は、信号断検出回路33からのパルス信号で低速ビットレート判定回路113のパルス信号又は第2入力ポート低速ビットレート判定回路123からのパルス信号を選択する。セレクトスイッチ36は、トグルスイッチ等が挙げられる。
また、信号出力回路215は、セレクトスイッチ36で選択されたパルス信号と高速ビットレート判定回路114からのパルス信号がそれぞれ制御判断用信号として入力され、制御信号を生成し、入力信号のビットレートが変わるまで制御信号の状態を維持する判断回路と、を含む。判断回路は、例えば、リセットセットフリップフロップ回路115である。
図12は、図11のビットレート判定装置の動作を示すタイミングチャートである。ここで、入力信号19は、図4で説明した入力信号19と同様である。図12の符号は、図11で示した各符号のデバイスからの出力信号電圧値を示している。第1入力ポート1及び第2入力ポート2に入力される信号も、図4の説明と同様である。
図4で説明したように、第1入力ポート1及び第2入力ポート2にはそれぞれ図12の符号1及び符号2に示すような信号が入力される。第3入力ポート32には、信号断検出回路33(時定数τ1)が接続されており、高速ビットレート信号の受光感度以下の電圧が入力された場合に有限幅のパルスを出力する。
第1入力ポート1に図12の符号1に示すような信号が入力された場合、低速ビットレート判定回路113からは、低速ビットレート信号のプリアンブルパターンの時間内に有限幅のパルス信号が出力されるのと共に、高速ビットレート信号の崩れた波形により誤出力37の可能性がある。第2入力ポート2に図12の符号2に示すような信号が入力された場合、高速ビットレート判定回路114からは、高速ビットレート信号のプリアンブルパターンの時間内に有限幅のパルスが出力されるが、第2入力ポート2に設置されている第2入力ポート低速ビットレート判定回路123からは、本来ならば、有限幅のパルス38を出力するが、高ビットレートの受光感度以下の低速ビットレート信号が入力されているため、パルス38が出力されない。低速ビットレート判定回路113の出力、第2入力ポート低速ビットレート判定回路123の出力及び信号断検出回路33の出力をセレクトスイッチ36に入力する。セレクトスイッチ36は、信号断検出回路33の出力電圧によって、低速ビットレート判定回路113の出力又は第2入力ポート低速ビットレート判定回路123の出力の何れか一方が選択される。具体的には、信号断検出回路33からの電圧値がある一定の閾値以上であれば、低速ビットレート判定回路113の出力を選択し、信号断検出回路33からの電圧値がある一定の閾値以下であれば、第2入力ポート低速ビットレート判定回路123の出力を選択する。このように、信号断検出回路33からの出力電圧で低速ビットレート判定回路113の出力と第2入力ポート低速ビットレート判定回路123の出力とを選択することで誤判定を回避している。
セレクトスイッチ36からの出力結果をリセットセットフリップフロップ回路115のセット端子Sに入力し、高速ビットレート判定回路114からの判定結果をリセットセットフリップフロップ回路115のリセット端子Rに入力することで、リセットセットフリップフロップ回路115の出力は図12の符号3及び符号4のようになる。この出力結果に示すように、図11のビットレート判定装置はどちらの速度の信号が入力されているかを判定できる。このように、図11のビットレート判定装置は、誤判定を回避している。
なお、セレクトスイッチ36からの出力結果をリセットセットフリップフロップ回路115のリセット端子Rへ入力し、高速ビットレート判定回路114からの判定結果をリセットセットフリップフロップ回路115のセット端子Sへ入力しても同様の効果を得ることができる。また、図11のビットレート判定装置は低速ビットレート判定回路113及び高速ビットレート判定回路114の場合について説明しているが、本実施例は上記構成に依らず、図5で説明した低速ビットレート判定回路20や図7で説明した高速ビットレート判定回路28の場合であっても同様の効果を得ることができる。第2入力ポート低速ビットレート判定回路123についても、排他的論理和回路7ではなく一致回路23を有していても同様の結果を得られる。
(実施の形態6)
実施の形態1から5の説明は、第1入力ポート1及び第2入力ポート2のそれぞれに設置されたビットレート判定回路からの判定結果を総合判定することで、どちらの速度の信号が入力されているかを判定するものであった。ここでは、第2入力ポートのみに、各々のビットレートを担当するビットレート判定回路を設置した場合でも誤判定を回避できることを説明する。なお、実施の形態1から5で説明した構成の説明は省略する。
図13は、本実施形態のビットレート判定装置の構成を説明するブロック図である。本実施形態のビットレート判定装置は、信号を通過又は遮断するゲート回路が接続された第一経路及び第二経路の双方に入力される同一の入力信号のうち、第一経路では低速ビットレートの信号を通過させ、第二経路では低速ビットレートより高速の高速ビットレートの信号を通過させるようにゲート回路を制御する制御信号を出力する制御部を備えるビットレート判定装置であって、制御部は、第二経路のゲート回路の前から入力信号を取得する第2入力ポート2と、第2入力ポート2に接続され、入力信号のビットレートと設定されている低速ビットレートとが同じであるか否かを判定する低速ビットレート判定回路113と、低速ビットレート判定回路113と並列になるように第2入力ポート2に接続され、入力信号のビットレートと設定されている高速ビットレートとが同じであるか否かを判定する高速ビットレート判定回路114と、第1入力ポート及び第2入力ポートに入力される入力信号の少なくとも一方が所定振幅より小さいときに有限幅のパルス信号を出力する信号断検出回路33と、第一経路のゲート回路と接続する第1制御ポート3及び第二経路のゲート回路と接続する第2制御ポート4を持ち、高速ビットレート判定回路及114び低速ビットレート判定回路113からの判定結果に基づき、第1制御ポート3及び第2制御ポート4から制御信号を出力する信号出力回路216と、を有している。
低速ビットレート判定回路113は、入力される入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で入力信号のプリアンブルパターンに基づく所定の遅延差を生じさせる遅延素子5及び遅延素子6と、遅延素子5及び遅延素子6から遅延差をもつ2つの信号が入力され、前記2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成する排他的論理和回路7と、排他的論理和回路7からの同符号連続信号を積分する積分回路10と、積分回路10で積分された同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路11と、を含み、入力信号が低速ビットレートであった場合にプリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力する。また、高速ビットレート判定回路114は、入力される入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で入力信号のプリアンブルパターンに基づく所定の遅延差を生じさせる遅延素子12及び遅延素子13と、遅延素子12及び遅延素子13から遅延差をもつ2つの信号が入力され、前記2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成する排他的論理和回路14と、排他的論理和回路14からの同符号連続信号を積分する積分回路17と、積分回路17で積分された同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路18と、を含み、入力信号が高速ビットレートであった場合にプリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力する。ここで、所定の遅延差は、入力信号のプリアンプルパターンによって決定する。プリアンブルパターンが周期の半分で極性反転し、前半のパターンの反転符号が後半のパターンになっている場合には、所定の遅延差はプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する量である。一方、プリアンブルパターンが周期パターンを整数個持っている場合には、所定の遅延差はプリアンブルパターン周期の整数倍の量である。
信号出力回路216は、信号断検出回路33からのパルス信号と低速ビットレート判定回路113からのパルス信号が入力される論理和回路39と、論理和回路39からの出力結果及び高速用ビットレート判定回路114からのパルス信号がそれぞれ制御判断用信号として入力され、制御信号を生成し、入力信号のビットレートが変わるまで制御信号の状態を維持する判断回路と、を含む。判断回路は、例えば、リセットセットフリップフロップ回路115である。
図14は、図13のビットレート判定装置の動作を示すタイミングチャートである。ここで、入力信号19は、図4で説明した入力信号19と同様である。図14の符号は、図13で示した各符号のデバイスからの出力信号電圧値を示している。第1入力ポート1及び第2入力ポート2に入力される信号も、図4の説明と同様である。
第2入力ポート2に入力される入力信号は、図4の説明と同様であり低速ビットレート信号は出力されないため、低速ビットレート判定回路113からはパルス38が出力されない。第3入力ポート32には、高速ビットレート信号の受光感度以下の電圧の信号が入力された場合に有限幅のパルスを出力する信号断検出回路33(時定数τ1)が接続されている。低速ビットレート判定回路113からの判定結果と、信号断検出回路33からの出力結果を論理和回路39に入力し、論理和回路39からの出力結果をリセットセットフリップフロップ回路115のセット端子Sに入力し、高速ビットレート判定回路114からの判定結果をリセットセットフリップフロップ回路115のリセット端子Rに入力することで、リセットセットフリップフロップ回路115の出力は、図14の符号3及び符号4のようになる。この出力結果に示すように、図13のビットレート判定装置はどちらの速度の信号が入力されているか判定できる。
なお、論理和回路39からの出力結果をリセットセットフリップフロップ回路115のリセット端子Rに入力し、高速ビットレート判定回路114からの判定結果をリセットセットフリップフロップ回路115のセット端子Sに入力しても同様の効果を得ることができる。また、図11のビットレート判定装置は低速ビットレート判定回路113及び高速ビットレート判定回路114の場合について説明しているが、本実施例は上記構成に依らず、図5で説明した低速ビットレート判定回路20や図7で説明した高速ビットレート判定回路28の場合であっても同様の効果を得ることができる。
また、ここでは、排他的論理和回路を含む低速ビットレート判定回路113及び高速ビットレート判定回路114で説明したが、入力信号のプリアンブルパターンによって一致回路を含む低速ビットレート判定回路20及び高速ビットレート判定回路28でもよい。具体的には、入力信号のプリアンブルパターンが、周期の半分で極性反転し、前半のパターンの反転符号が後半のパターンとなっている周期パターンを持っている場合は、排他的論理和回路を含み、周期パターンを整数個持つ場合は、一致回路を含むことになる。例えば、高速ビットレートの入力信号に含まれるプリアンブルパターンが、周期パターンを整数個もち、低速ビットレートの入力信号に含まれるプリアンブルパターンが、周期の半分で極性反転し、前半のパターンの反転符号が後半のパターンとなっている周期パターンを持っている場合、低速ビットレート判定回路113及び高速ビットレート判定回路28が採用される。
(実施の形態7)
実施の形態1から6で説明したビットレート判定装置のリセットセットフリップフロップ回路115からの出力信号を制御信号として利用し、制御信号によりゲート回路の開閉を行うことで、ビットレート毎に別々の出力ポートから信号を出力する信号弁別器を構成することが可能である。
図15は、本実施形態の信号弁別器の構成を説明するブロック図である。本実施形態の信号弁別器71は、信号を通過又は遮断するゲート回路48及び低速ビットレートに対応するクロックデータ再生回路51が直列に接続された第一経路401と、信号を通過又は遮断するゲート回路50及び低速ビットレートより高速の高速ビットレートに対応するクロックデータ再生回路52が直列に接続された第二経路402と、第一経路401及び第二経路402の双方に入力される時分割多重された同一の入力信号のうち、第一経路401では低速ビットレートの信号を通過させ、第二経路402では高速ビットレートの信号を通過させるようにゲート回路48及びゲート回路50を制御する実施の形態1から6で説明したいずれかのビットレート判定装置44と、を備える。ゲート回路48及びゲート回路50は、ある一定の電圧が入力されるとゲートを開くものであるとする。
また、図15のビットレート判定装置44は、実施例1から実施例6の何れかのビットレート判定回路である。但し、図3又は図5のビットレート判定装置を用いる場合は、第3入力ポート32は不要である。また、図13のビットレート判定装置を用いる場合は、信号分岐素子42は不要である。なお、ビットレート判定装置44について、実施の形態1から4で説明したいずれのビットレート判定装置を用いるかは、入力信号が実施の形態1から4で説明したプリアンブルパターンのいずれを含むかによって決定される。
遅延素子55及び遅延素子56は、それぞれ低速ビットレート判定回路に設置されている積分回路10の時定数τ0、高速ビットレート判定回路に備えられている積分回路17の時定数τ1程度の遅延を与えるものとする。これにより、第一経路401を通過する入力信号とゲート回路48に入力される制御信号とのタイミングを合わせ、第二経路402を通過する入力信号とゲート回路50に入力される制御信号とのタイミングを合わせることで、所望のビットレートの入力信号のみを通過させることが可能である。なお、各ゲート回路48及びゲート回路50の時定数がそれぞれ遅延素子55及び遅延素子56と同程度ならば省略可能である。
図16に、図15の信号弁別器71の動作を示すタイミングチャートを示す。ここで、判定するビットレート19は、図4での説明と同一のものとする。また、信号入力端子40及び信号入力端子41に入力される信号は、図4の第1入力ポート1に入力される入力信号及び第2入力ポート2に入力される入力信号とする。
ビットレート判定装置44に上記の入力信号が入力されると、実施の形態1から6で説明したように制御信号が第1制御ポート3及び第2制御ポート4から出力される。
図16から明らかなように、ビットレート判定装置44からの制御信号によってゲート回路48及びゲート回路50のゲートの開閉することで、低速ビットレート信号を信号出力端子53から、高速ビットレート信号を信号出力端子54から出力することができる。図15では、ビットレート判定装置44の出力結果は、実施の形態3又は5で説明したビットレート判定装置からの出力結果を用いている。実施の形態1、2、4又は6のビットレート判定装置からの出力結果を用いても同様の効果を得ることができる。
また、図15の信号弁別器71の構成は一例である。例えば、図17に示すようにゲート回路48及びゲート回路50をそれぞれ低速用クロックデータ再生回路51及び高速用クロックデータ再生回路52に設けても同様の効果を得られる。
(実施の形態8)
実施の形態7で説明した信号弁別器を光伝送用受信回路に応用した例である。図18は、本実施形態の光信号受信弁別器の構成を説明するブロック図である。本実施形態の光信号受信弁別器は、図15又は図17に記載の信号弁別器71と、高速ビットレート光信号及び低速ビットレート光信号が時分割多重された入力光信号を受光して高速ビットレート信号及び低速ビットレート信号へ光電変換する光電変換素子101と、2つに分岐された光電変換素子101の出力の一方について低速ビットレートに対応する帯域を増幅し、信号弁別器71の第一経路401に結合する低速用振幅制限増幅回路103と、2つに分岐された光電変換素子101の出力の他方について低速ビットレートより高速の高速ビットレートに対応する帯域を増幅し、信号弁別回路の第二経路402に結合する高速用振幅制限増幅回路104と、を備える。
受光した光信号は光電変換素子101で電気信号に変換され、この電気信号はインピーダンス変換増幅回路102の後に二分岐される。一方は、低速用振幅制限増幅回路103に結合され、他方は高速用振幅制限増幅回路104に結合される。また、信号断検出回路33へ入力する信号は、低速用振幅制限増幅回路103又は高速用振幅制限増幅回路104前であれば、どのポイントから取得してもよい。
信号弁別器71の信号入力端子40には、図4の符号1のような信号が入力される。すなわち、低速用振幅制限増幅回路103の帯域制限により波形が崩れた高速ビットレート信号が含まれる入力信号が入力される。また、信号弁別器71の信号入力端子41には、図4の符号2のような入力信号が入力される。すなわち、高速用振幅制限増幅回路104を通過したことにより、高速ビットレート信号の帯域を確保する代わりに受光感度が低下するため、高速ビットレート信号の受光感度以下の低速ビットレート信号が欠落した入力信号が入力される。
このため、図15で説明したように信号弁別器71は入力信号をビットレート毎に弁別して信号出力端子53及び信号出力端子54から出力する。従って、図18の光信号受信弁別器は、時分割多重された複数のビットレートの光信号を受信し、ビットレート毎に信号を弁別して別々の出力端子から信号を出力することができる。
また、図18の光信号受信弁別器の構成は一例である。例えば、図19に示すようにゲート回路48及びゲート回路50をそれぞれ低速用振幅制限増幅回路103及び高速用振幅制限増幅回路104内部に設け、ビットレート判定装置44からの制御信号を低速用振幅制限増幅回路103及び高速用振幅制限増幅回路104に入力しても同様の効果を得られる。
すなわち、光信号受信弁別器は、高速ビットレート光信号及び低速ビットレート光信号が時分割多重された入力光信号を受光して高速ビットレート信号及び低速ビットレート信号へ光電変換する光電変換素子101と、信号を通過又は遮断するゲート回路を内蔵し、且つ低速ビットレートに対応する帯域を増幅する低速用振幅制限増幅回路103及び低速ビットレートに対応するクロックデータ再生回路51が直列に接続され、2つに分岐された光電変換素子101の出力の一方が低速用振幅制限増幅回路103側から入力信号として結合される第一経路401と、信号を通過又は遮断するゲート回路を内蔵し、且つ低速ビットレートより高速の高速ビットレートに対応する帯域を増幅する高速用振幅制限増幅回路104及び高速ビットレートに対応するクロックデータ再生回路52が直列に接続され、2つに分岐された光電変換素子101の出力の他方が高速用振幅制限増幅回路104側から入力信号として結合される第二経路402と、入力信号のうち、第一経路401では低速ビットレートの信号を通過させ、第二経路402では高速ビットレートの信号を通過させるようにゲート回路を制御する図3、5、7、9、11又は13に記載のいずれかのビットレート判定装置と、を備えてもよい。
また、信号弁別器71として図17で説明した信号弁別器71を用いても同様の効果を得られる。
このように、本実施形態で説明したビットレート判定装置と信号弁別器とを用いることで、自動でビットレートを判定し、ビットレート毎に異なる出力ポートから所望のビットレートを出力する光信号受信弁別器を構成した場合に生じる誤動作をなくすことができ、整数倍、もしくは整数分の1の関係にない複数のビットレートの場合においても信号を瞬時に弁別し、ビットレート毎に異なる出力ポートから所望のビットレート信号を出力する光通信用受信装置を実現することができる。
本発明に係る光信号受信弁別器は、複数のビットレートの信号を受信可能なマルチレート受信器に適用することができる。
従来の受信器を説明するブロック図である。 従来の受信器のタイミングチャートを示したものである。 本発明に係るビットレート判定装置の構成を説明するブロック図である。 本発明に係るビットレート判定装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明に係るビットレート判定装置の構成を説明するブロック図である。 本発明に係るビットレート判定装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明に係るビットレート判定装置の構成を説明するブロック図である。 本発明に係るビットレート判定装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明に係るビットレート判定装置の構成を説明するブロック図である。 本発明に係るビットレート判定装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明に係るビットレート判定装置の構成を説明するブロック図である。 本発明に係るビットレート判定装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明に係るビットレート判定装置の構成を説明するブロック図である。 本発明に係るビットレート判定装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明に係る信号弁別器の構成を説明するブロック図である。 本発明に係る信号弁別器の動作を示すタイミングチャートである。 本発明に係る信号弁別器の構成を説明するブロック図である。 本発明に係る光信号受信弁別器の構成を説明するブロック図である。 本発明に係る光信号受信弁別器の構成を説明するブロック図である。
符号の説明
1:第1入力ポート
2:第2入力ポート
3:第1制御ポート
4:第2制御ポート
5、6:遅延素子
7:排他的論理和回路
8:終端回路
9:電源もしくは接地
10:積分回路(時定数τ0)
11:閾値判定回路
12、13:遅延素子
14:排他的論理和回路
15:終端回路
16:電源もしくは接地
17:積分回路(時定数τ1)
18:閾値判定回路
19:入力信号
20:一致回路を備えた低速ビットレート判定回路
21、22:遅延素子
23:一致回路
24:遅延素子
25:否定回路
26:論理積回路
27:誤出力
28:一致回路を備えた高速ビットレート判定回路
29、30:遅延素子
31:一致回路
32:第3入力ポート
33:信号断検出回路
34:否定回路
35:論理積回路
36:セレクトスイッチ
37:誤出力
38:パルス
39:論理和回路
40:信号入力端子
41:信号入力端子
42、43:信号分岐素子
44:ビットレート判定装置
45:ビットレート判定回路信号出力端子
46:ビットレート判定回路差動信号出力端子
47:低速ビットレート制御信号入力端子
48:ゲート回路
49:高速ビットレート制御信号入力端子
50:ゲート回路
51:低速用クロックデータ再生回路
52:高速用クロックデータ再生回路
53:信号出力端子
54:信号出力端子
55、56:遅延素子
61:第1論理積回路
62:第2論理積回路
71:信号弁別器
101:光電変換素子
102:インピーダンス変換増幅回路
103:低速用振幅制限増幅回路
104:高速用振幅制限増幅回路
105:低速ビットレート側制御ポート
106:ゲート回路
107:高速ビットレート側制御ポート
108:ゲート回路
109:低速用クロックデータ再生回路
110:高速用クロックデータ再生回路
111:低速信号出力端子
112:高速信号出力端子
113:低速ビットレート判定回路
114:高速ビットレート判定回路
115:リセットセットフリップフロップ回路
123:第2ポート低速ビットレート判定回路
211、212、213、214、215、216:信号出力回路
301:制御部
401:第一経路
402:第二経路
S:セット端子
R:リセット端子
Q1:出力端子
Q2:反転出力端子

Claims (16)

  1. 低速ビットレートに対応する帯域を増幅する低速用振幅制限増幅回路と、前記低速用振幅制限増幅回路が出力する信号を通過又は遮断するゲート回路が接続された第一経路及び高速ビットレートに対応する帯域を増幅する高速用振幅制限増幅回路と、前記高速用振幅制限増幅回路が出力する信号を通過又は遮断するゲート回路とが接続された第二経路の双方に入力される同一の入力信号のうち、第一経路では低速ビットレートの信号を通過させ、第二経路では低速ビットレートより高速の高速ビットレートの信号を通過させるように前記ゲート回路を制御する制御信号を出力する制御部を備えるビットレート判定装置であって、
    前記制御部は、
    前記第一経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得する第1入力ポートと、
    前記第二経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得する第2入力ポートと、
    を有し、前記入力信号に含まれるプリアンブルパターンに基づき、前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートからの前記入力信号のビットレートをそれぞれ判断することで前記ゲート回路の制御の誤動作を防止することを特徴とするビットレート判定装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1入力ポートに接続され、前記入力信号のビットレートと設定されている低速ビットレートとが同じであるか否かを判定する低速ビットレート判定回路と、
    前記第2入力ポートに接続され、前記入力信号のビットレートと設定されている高速ビットレートとが同じであるか否かを判定する高速ビットレート判定回路と、
    前記第一経路の前記ゲート回路と接続する第1制御ポート及び前記第二経路の前記ゲート回路と接続する第2制御ポートを持ち、前記高速ビットレート判定回路及び前記低速ビットレート判定回路からの判定結果に基づき、前記第1制御ポート及び前記第2制御ポートから前記制御信号を出力する信号出力回路と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のビットレート判定装置。
  3. 前記入力信号のプリアンブルパターンは、周期の半分で極性反転し、前半のパターンの反転符号が後半のパターンとなっている周期パターンを持ち、
    前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路は、入力される前記入力信号をそれぞれ2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する遅延差を生じさせる遅延素子と、前記遅延素子から遅延差をもつ2つの信号が入力され、前記2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成する排他的論理和回路と、前記排他的論理和回路からの前記同符号連続信号を積分する積分回路と、前記積分回路で積分された前記同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路と、を含み、前記入力信号が低速ビットレートであった場合に前記低速ビットレート判定回路は前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、前記入力信号が高速ビットレートであった場合に前記高速ビットレート判定回路は前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、
    前記信号出力回路は、前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号が制御判断用信号として入力され、前記制御信号を生成し、前記入力信号のビットレートが変わるまで前記制御信号の状態を維持する判断回路を含むことを特徴とする請求項2に記載のビットレート判定装置。
  4. 高速ビットレートの前記入力信号に含まれるプリアンブルパターンは、周期の半分で極性反転し、前半のパターンの反転符号が後半のパターンとなっている周期パターンを持ち、低速ビットレートの前記入力信号に含まれるプリアンブルパターンは、周期パターンを整数個もち、
    前記高速ビットレート判定回路は、入力される前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する遅延差を生じさせる遅延素子と、前記遅延素子から遅延差をもつ2つの信号が入力され、前記2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成する排他的論理和回路と、前記排他的論理和回路からの前記同符号連続信号を積分する積分回路と、前記積分回路で積分された前記同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路と、を含み、前記入力信号が高速ビットレートであった場合に前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、
    前記低速ビットレート判定回路は、入力される前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの周期の整数倍に相当する遅延差を生じさせる遅延素子と、前記遅延素子から遅延差をもつ2つの信号が入力され、前記2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成する一致回路と、前記一致回路からの前記同符号連続信号を積分する積分回路と、前記積分回路で積分された前記同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路と、を含み、前記入力信号が無信号状態の場合にパルス信号を出力し、
    前記信号出力回路は、前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号を反転させた反転パルス信号及び前記低速ビットレート判定回路からのパルス信号が入力される論理積回路と、前記論理積回路からの出力結果及び前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号がそれぞれ制御判断用信号として入力され、前記制御信号を生成し、前記入力信号のビットレートが変わるまで前記制御信号の状態を維持する判断回路と、を含むことを特徴とする請求項2に記載のビットレート判定装置。
  5. 高速ビットレートの前記入力信号に含まれるプリアンブルパターンは、周期パターンを整数個もち、低速ビットレートの前記入力信号に含まれるプリアンブルパターンは、周期の半分で極性反転し、前半のパターンの反転符号が後半のパターンとなっている周期パターンを持ち、
    前記制御部は、前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートに入力される前記入力信号の少なくとも一方が所定振幅より小さいときに有限幅のパルス信号を出力する信号断検出回路をさらに有しており、
    前記高速ビットレート判定回路は、入力される前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの周期の整数倍に相当する遅延差を生じさせる遅延素子と、前記遅延素子から遅延差をもつ2つの信号が入力され、前記2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成する一致回路と、前記一致回路からの前記同符号連続信号を積分する積分回路と、前記積分回路で積分された前記同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路と、を含み、前記入力信号が無信号状態の場合にパルス信号を出力し、
    前記低速ビットレート判定回路は、入力される前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する遅延差を生じさせる遅延素子と、前記遅延素子から遅延差をもつ2つの信号が入力され、前記2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成する排他的論理和回路と、前記排他的論理和回路からの前記同符号連続信号を積分する積分回路と、前記積分回路で積分された前記同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路と、を含み、前記判定結果として、前記入力信号が高速ビットレートであった場合に前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、
    前記信号出力回路は、前記信号断検出回路からのパルス信号を反転させた反転パルス信号と前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号が入力される論理積回路と、前記論理積回路からの出力結果及び前記低速用ビットレート判定回路からのパルス信号がそれぞれ制御判断用信号として入力され、前記制御信号を生成し、前記入力信号のビットレートが変わるまで前記制御信号の状態を維持する判断回路と、を含むことを特徴とする請求項2に記載のビットレート判定装置。
  6. 前記入力信号のプリアンブルパターンは、周期パターンを整数個もち、
    前記制御部は、前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートに入力される前記入力信号の少なくとも一方が所定振幅より小さいときに有限幅のパルス信号を出力する信号断検出回路をさらに有しており、
    前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路は、入力される前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの周期の整数倍に相当する遅延差を生じさせる遅延素子と、前記遅延素子から遅延差をもつ2つの信号が入力され、前記2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成する一致回路と、前記一致回路からの前記同符号連続信号を積分する積分回路と、前記積分回路で積分された前記同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路と、を含み、前記入力信号が無信号状態の場合にパルス信号を出力し、
    前記信号出力回路は、前記信号断検出回路からのパルス信号を反転させた反転パルス信号と前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号が入力される第1論理積回路と、前記第1論理積回路からの出力結果と前記低速ビットレート判定回路からのパルス信号が入力される第2論理積回路と、前記第1論理積回路からの出力結果及び前記第2論理積回路からの出力結果がそれぞれ制御判断用信号として入力され、前記制御信号を生成し、前記入力信号のビットレートが変わるまで前記制御信号の状態を維持する判断回路と、を含むことを特徴とする請求項2に記載のビットレート判定装置。
  7. 前記制御部は、
    前記入力信号のビットレートと設定されている低速ビットレートとが同じであるか否かを判定する第2入力ポート低速ビットレート判定回路と、
    前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートに入力される前記入力信号の少なくとも一方が所定振幅より小さいときに有限幅のパルス信号を出力する信号断検出回路と、
    前記信号断検出回路からのパルス信号で前記低速ビットレート判定回路の判定結果又は前記第2入力ポート低速ビットレート判定回路からの判定結果を選択するセレクトスイッチと、
    をさらに有し、前記第2入力ポートに前記高速ビットレート判定回路と前記第2入力ポート低速ビットレート判定回路とが並列に接続されており、
    前記信号出力回路は、
    前記セレクトスイッチで選択された前記判定結果と前記高速ビットレート判定回路からの前記判定結果がそれぞれ制御判断用信号として入力され、前記制御信号を生成し、前記入力信号のビットレートが変わるまで前記制御信号の状態を維持する判断回路と、を含むことを特徴とする請求項2に記載のビットレート判定装置。
  8. 低速ビットレートに対応する帯域を増幅する低速用振幅制限増幅回路と、前記低速用振幅制限増幅回路が出力する信号を通過又は遮断するゲート回路が接続された第一経路及び高速ビットレートに対応する帯域を増幅する高速用振幅制限増幅回路と、前記高速用振幅制限増幅回路が出力する信号を通過又は遮断するゲート回路とが接続された第二経路の双方に入力される同一の入力信号のうち、第一経路では低速ビットレートの信号を通過させ、第二経路では低速ビットレートより高速の高速ビットレートの信号を通過させるように前記ゲート回路を制御する制御信号を出力する制御部を備えるビットレート判定装置であって、
    前記制御部は、
    前記第二経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得する第2入力ポートと、
    前記第2入力ポートに接続され、前記入力信号のビットレートと設定されている低速ビットレートとが同じであるか否かを判定する低速ビットレート判定回路と、
    前記低速ビットレート判定回路と並列になるように前記第2入力ポートに接続され、前記入力信号のビットレートと設定されている高速ビットレートとが同じであるか否かを判定する高速ビットレート判定回路と、
    前記第一経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得する第1入力ポート及び前記第2入力ポートに入力される前記入力信号の少なくとも一方が所定振幅より小さいときに有限幅のパルス信号を出力する信号断検出回路と、
    前記第一経路の前記ゲート回路と接続する第1制御ポート及び前記第二経路の前記ゲート回路と接続する第2制御ポートを持ち、前記高速ビットレート判定回路及び前記低速ビットレート判定回路からの判定結果に基づき、前記第1制御ポート及び前記第2制御ポートから前記制御信号を出力する信号出力回路と、
    を有し、
    前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路は、それぞれに入力される前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンに基づく所定の遅延差を生じさせる遅延素子と、前記遅延素子から遅延差をもつ2つの信号が入力され、前記入力信号のプリアンプルパターンに基づいて、前記2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成する排他的論理和回路又は前記2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成する一致回路と、前記排他的論理和回路又は前記一致回路からの前記同符号連続信号を積分する積分回路と、前記積分回路で積分された前記同符号連続信号の積分値と所定の閾値とで判定する閾値判定回路と、を含み、前記入力信号が低速ビットレートであった場合に前記低速ビットレート判定回路は前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、前記入力信号が高速ビットレートであった場合に前記高速ビットレート判定回路は前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、
    前記信号出力回路は、前記信号断検出回路からのパルス信号と前記低速ビットレート判定回路からのパルス信号が入力される論理和回路と、前記論理和回路からの出力結果及び前記高速用ビットレート判定回路からのパルス信号がそれぞれ制御判断用信号として入力され、前記制御信号を生成し、前記入力信号のビットレートが変わるまで前記制御信号の状態を維持する判断回路と、を含むことを特徴とするビットレート判定装置。
  9. 前記判断回路は、リセットセットフリップフロップ回路であり、
    前記リセットセットフリップフロップ回路は、
    前記制御判断用信号がそれぞれセット端子及びリセット端子に入力され、出力端子と前記第1制御ポートとが接続され、反転出力端子と前記第2制御ポートとが接続されている、あるいは反転出力端子と前記第1制御ポートとが接続され、出力端子と前記第2制御ポートとが接続されていることを特徴とする請求項3から8に記載のいずれかのビットレート判定装置。
  10. 低速ビットレートに対応する帯域を増幅する低速用振幅制限増幅回路と、前記低速用振幅制限増幅回路が出力する信号を通過又は遮断するゲート回路が接続された第一経路及び高速ビットレートに対応する帯域を増幅する高速用振幅制限増幅回路と、前記高速用振幅制限増幅回路が出力する信号を通過又は遮断するゲート回路とが接続された第二経路の双方に入力される同一の入力信号に含まれるプリアンブルパターンが、低速ビットレートと低速ビットレートより高速の高速ビットレートとも周期の半分で極性反転し、前半のパターンの反転符号が後半のパターンとなっている周期パターンを持つ場合に、
    前記第一経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得して低速ビットレート判定回路に入力し、
    前記第二経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得して高速ビットレート判定回路に入力し、
    前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路で前記入力信号をそれぞれ2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する遅延差を生じさせ、遅延差をもつ2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成し、前記同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定し、前記入力信号が低速ビットレートであった場合に前記低速ビットレート判定回路が前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、前記入力信号が高速ビットレートであった場合に前記高速ビットレート判定回路が前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、
    前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路からの前記パルス信号に基づき前記ゲート回路を制御する制御信号を出力することを特徴とするビットレート判定方法。
  11. 低速ビットレートに対応する帯域を増幅する低速用振幅制限増幅回路と、前記低速用振幅制限増幅回路が出力する信号を通過又は遮断するゲート回路が接続された第一経路及び高速ビットレートに対応する帯域を増幅する高速用振幅制限増幅回路と、前記高速用振幅制限増幅回路が出力する信号を通過又は遮断するゲート回路とが接続された第二経路の双方に入力される同一の入力信号に含まれるプリアンブルパターンが、低速ビットレートでは周期パターンを整数個持ち、低速ビットレートより高速の高速ビットレートでは周期の半分で極性反転し、前半のパターンの反転符号が後半のパターンとなっている周期パターンを持つ場合に、
    前記第一経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得して低速ビットレート判定回路に入力し、
    前記第二経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得して高速ビットレート判定回路に入力し、
    前記高速ビットレート判定回路で前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する遅延差を生じさせ、遅延差をもつ2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成し、前記同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定を行い、前記入力信号が高速ビットレートであった場合に前記高速ビットレート判定回路が前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、
    前記低速ビットレート判定回路で前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの周期の整数倍に相当する遅延差を生じさせ、遅延差をもつ2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成し、前記同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定を行い、前記入力信号が無信号状態の場合に前記低速ビットレート判定回路がパルス信号を出力し、
    前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号を反転させた反転パルス信号及び前記低速ビットレート判定回路からのパルス信号を論理積回路に入力し、前記論理積回路からの出力結果及び前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号に基づいて前記ゲート回路を制御する制御信号を出力することを特徴とするビットレート判定方法。
  12. 低速ビットレートに対応する帯域を増幅する低速用振幅制限増幅回路と、前記低速用振幅制限増幅回路が出力する信号を通過又は遮断するゲート回路が接続された第一経路及び高速ビットレートに対応する帯域を増幅する高速用振幅制限増幅回路と、前記高速用振幅制限増幅回路が出力する信号を通過又は遮断するゲート回路とが接続された第二経路の双方に入力される同一の入力信号に含まれるプリアンブルパターンが、低速ビットレートでは周期の半分で極性反転し、前半のパターンの反転符号が後半のパターンとなっている周期パターンを持ち、低速ビットレートより高速の高速ビットレートでは周期パターンを整数個持つ場合に、
    前記第一経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得して低速ビットレート判定回路に入力し、
    前記第二経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得して高速ビットレート判定回路に入力し、
    前記高速ビットレート判定回路で前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの周期の整数倍に相当する遅延差を生じさせ、遅延差をもつ2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成し、前記同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定を行い、前記入力信号が無信号状態の場合に前記高速ビットレート判定回路がパルス信号を出力し、
    前記低速ビットレート判定回路で前記入力信号を2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの半周期の奇数倍に相当する遅延差を生じさせ、遅延差をもつ2つの信号の符号が異なる場合に同符号連続信号を生成し、前記同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定を行い、前記入力信号が低速ビットレートであった場合に前記低速ビットレート判定回路が前記プリアンブルの周期パターン以内に有限幅のパルス信号を出力し、
    前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートに入力される前記入力信号の少なくとも一方が所定振幅より小さいときに発生させた有限幅のパルス信号を反転させた反転パルス信号と前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号を論理積回路に入力し、前記論理積回路からの出力結果及び前記低速ビットレート判定回路からのパルス信号に基づいて前記ゲート回路を制御する制御信号を出力することを特徴とするビットレート判定方法。
  13. 低速ビットレートに対応する帯域を増幅する低速用振幅制限増幅回路と、前記低速用振幅制限増幅回路が出力する信号を通過又は遮断するゲート回路が接続された第一経路及び高速ビットレートに対応する帯域を増幅する高速用振幅制限増幅回路と、前記高速用振幅制限増幅回路が出力する信号を通過又は遮断するゲート回路とが接続された第二経路の双方に入力される同一の入力信号に含まれるプリアンブルパターンが、低速ビットレートと低速ビットレートより高速の高速ビットレートとも周期パターンを整数個持つ場合に、
    前記第一経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得して低速ビットレート判定回路に入力し、
    前記第二経路の前記ゲート回路の前から前記入力信号を取得して高速ビットレート判定回路に入力し、
    前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路で前記入力信号をそれぞれ2分岐し、2分岐した信号間で前記入力信号のプリアンブルパターンの周期の整数倍に相当する遅延差を生じさせ、遅延差をもつ2つの信号の符号が等しい場合に同符号連続信号を生成し、前記同符号連続信号を積分した値と所定の閾値とで判定を行い、前記入力信号が無信号状態の場合に前記低速ビットレート判定回路及び前記高速ビットレート判定回路がパルス信号を出力し、
    前記第一経路及び前記第二経路の前記入力信号の少なくとも一方が所定振幅より小さいときに発生させた有限幅のパルス信号を反転させた反転パルス信号と前記高速ビットレート判定回路からのパルス信号を第1論理積回路に入力し、前記第1論理積回路からの出力結果と前記低速ビットレート判定回路からのパルス信号を第2論理積回路に入力し、前記第1論理積回路からの出力結果及び前記第2論理積回路からの出力結果に基づいて前記ゲート回路を制御する制御信号を出力することを特徴とするビットレート判定方法。
  14. 信号を通過又は遮断するゲート回路及び低速ビットレートに対応するクロックデータ再生回路が直列に接続された、又は前記ゲート回路を内蔵する低速ビットレートに対応するクロックデータ再生回路が接続された第一経路と、
    信号を通過又は遮断するゲート回路及び低速ビットレートより高速の高速ビットレートに対応するクロックデータ再生回路が直列に接続された、又は前記ゲート回路を内蔵する高速ビットレートに対応するクロックデータ再生回路が接続された第二経路と、
    前記第一経路及び前記第二経路の双方に入力される時分割多重された同一の入力信号のうち、前記第一経路では低速ビットレートの信号を通過させ、前記第二経路では高速ビットレートの信号を通過させるように前記ゲート回路を制御する請求項3から9に記載のいずれかのビットレート判定装置と、
    を備える信号弁別器。
  15. 請求項14に記載の信号弁別器と、
    高速ビットレート光信号及び低速ビットレート光信号が時分割多重された入力光信号を受光して高速ビットレート信号及び低速ビットレート信号へ光電変換する光電変換素子と、
    2つに分岐された前記光電変換素子の出力の一方について低速ビットレートに対応する帯域を増幅し、前記信号弁別器の前記第一経路に結合する低速用振幅制限増幅回路と、
    2つに分岐された前記光電変換素子の出力の他方について低速ビットレートより高速の高速ビットレートに対応する帯域を増幅し、前記信号弁別回路の前記第二経路に結合する高速用振幅制限増幅回路と、
    を備える光信号受信弁別器。
  16. 高速ビットレート光信号及び低速ビットレート光信号が時分割多重された入力光信号を受光して高速ビットレート信号及び低速ビットレート信号へ光電変換する光電変換素子と、
    信号を通過又は遮断するゲート回路を内蔵し、且つ低速ビットレートに対応する帯域を増幅する低速用振幅制限増幅回路及び低速ビットレートに対応するクロックデータ再生回路が直列に接続され、2つに分岐された前記光電変換素子の出力の一方が前記低速用振幅制限増幅回路側から入力信号として結合される第一経路と、
    信号を通過又は遮断するゲート回路を内蔵し、且つ低速ビットレートより高速の高速ビットレートに対応する帯域を増幅する高速用振幅制限増幅回路及び高速ビットレートに対応するクロックデータ再生回路が直列に接続され、2つに分岐された前記光電変換素子の出力の他方が前記高速用振幅制限増幅回路側から入力信号として結合される第二経路と、
    前記入力信号のうち、前記第一経路では低速ビットレートの信号を通過させ、前記第二経路では高速ビットレートの信号を通過させるように前記ゲート回路を制御する請求項3から9に記載のいずれかのビットレート判定装置と、
    を備える光信号受信弁別器。
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