JP5210204B2 - インペラ装置および回転式インペラの製造方法 - Google Patents

インペラ装置および回転式インペラの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、インペラ装置および回転式インペラの製造方法に関し、更に詳しくは、磁気検出素子や磁性体といった磁気検出部材が埋設された回転式インペラを備えるインペラ装置およびこの回転式インペラの製造方法に関するものである。
例えば、特許文献1には、回転自在に支持された回転式インペラを外部磁界の制御により回転させるため、回転式インペラ内部にロータマグネットをインサート成形により埋設する技術が記載されている。このようなインサート成形によれば、インサートとしてのロータマグネットを所定の位置に正確に埋設することができる(位置精度が高い)ため、回転式インペラの回転をより正確に制御することができる。
このような技術は、例えば、所定の空間内を流れる流体の流量測定に用いられる回転式インペラにも応用することができる。つまり、磁気を感知する磁気検出素子と対になるマグネット(磁性体)を回転式インペラにインサート成形によって埋設することにより、回転式インペラの回転数、すなわち流体の流量測定の精度を向上させることができる。
特開2005−163678号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるようなインサート成形を用いてマグネット等の磁気検出部材が埋設される回転式インペラを成形する場合、マグネット等を支持(位置決め)するためのインサートピンを、金型のキャビティに対して進退させる構成としなければならず、必然的に金型が複雑になってしまうという問題がある。
また、インサート成形を用いて成形した場合、マグネット等の磁気検出部材を支持するためのインサートピンがキャビティから退出した後に成形品に残る穴は、磁気検出部材が外部に露出した状態とならないようにするため、通常、熱融着やポッティングによって埋められる。しかし、このような熱融着やポッティングでは、インサートピンの痕跡として残る穴を完全に封止することが困難であるという問題がある。したがって、例えば自動製氷器や、飲料のパッケージング工程等、食品用の流量測定用に用いられる回転式インペラの場合、磁気検出部材が埋設されている内部まで液体が入り込み、磁気検出部材がマグネットの場合には、そのマグネットが腐食する可能性があり衛生的に好ましくない。また、熱融着やポッティング等を用いた場合では、開口を埋めた樹脂と磁気検出部材との間に隙間ができることがあり、その場合、磁気検出部材がインペラ内部でがたついてしまう。このようにがたつきが発生した製品は、回転の検出精度に影響を及ぼす製品毎の磁気検出素子と磁性体との間隔が安定せず、回転の検出精度が低下してしまう。
本発明が解決しようとする課題は、インサートピンを進退動作させるような構成を有する成形用金型を用いることなく、回転式インペラ内部に埋設される磁性体等の磁気検出部材のがたつき防止による検出精度の確保、および埋設される磁気検出部材の封止に対する高い信頼性を有するインペラ装置および回転式インペラの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、ケース体に形成された流体空間内で回転可能に支持された回転式インペラを備えたインペラ装置において、前記ケース体は、前記流体空間が形成されたケース本体、および該ケース本体に対し取り付けられ前記流体空間の開口を塞ぐ蓋体を有し、前記回転式インペラには、前記蓋体側に底が位置しその反対側に向かって開口した有底の凹部が形成され、該凹部の底面に前記磁性体が当接した状態で該凹部の開口がインサート成形によって流し込まれた樹脂によって封止されることにより該磁性体埋設されており、前記蓋体には、前記回転式インペラの回転によって移動する前記磁性体と対向可能な位置に前記磁性体を検出可能な磁気検出素子が設けられていることを要旨とするものである。
本発明に係る回転式インペラによれば、磁気検出素子または磁性体のいずれか一方は、回転式インペラに形成された凹部の底面を基準として回転式インペラ内部に埋設されるので、埋設される磁気検出部材の位置精度を確保することができる。また、凹部の底面が基準となるように磁気検出部材が挿入された後、凹部の開口はインサート成形によって高い圧力を掛けて流し込まれる樹脂によって塞がれるため、開口を埋めた樹脂と磁気検出部材との間における隙間の発生が防止され、回転式インペラ内部における磁気検出部材のがたつきに起因する検出精度の低下が抑えられる。さらに、磁気検出部材はインサート成形によって確実に回転式インペラ内部に封止されるため、液体の浸入による磁気検出部材の腐食が防止され、衛生的にも問題がない。
また、前記回転式インペラには、その径方向の外壁に羽根部が形成され、該羽根部と前記凹部とが回転軸方向において重なって形成されていれば好適である。
このように、磁気検出素子または磁性体のいずれか一方が挿入される凹部と、回転式インペラの羽根部と回転軸方向に重ねて形成することにより、回転軸方向における回転式インペラの長さを小さくすることができる。ゆえに、回転式インペラを備えるインペラ装置全体の大きさを小さくすることができる。
また、上記課題を解決するために本発明は、流体空間が形成されたケース本体、および該ケース本体に対し取り付けられ前記流体空間の開口を塞ぐ蓋体を有するケース体と、磁性体が埋設された、前記流体空間内で回転可能に支持される回転式インペラと、前記蓋体に設けられた、前記磁性体を検出可能な磁気検出素子と、を備えたインペラ装置における前記回転式インペラの製造方法であって、前記流体空間内に前記回転式インペラが位置する状態において前記蓋体側に底が位置しその反対側に向かって開口するように形成された有底の凹部磁性体挿入し、該凹部の底面に該磁性体が当接した状態とした後、前記凹部の開口をインサート成形によって樹脂を流し込むことにより封止して、前記磁気検出素子と対向可能な位置に前記磁性体埋設することを要旨とするものである。
このような回転式インペラの製造方法によれば、回転式インペラに形成された凹部の底面により、回転式インペラ内に埋設される磁気検出素子または磁性体のいずれか一方を位置決めすることができるため、インサートピン等の支持部材を用いた複雑な金型を使用する必要はなく、製造コストが抑えられる。また、凹部の開口をインサート成形による樹脂の流し込みによって封止するため、液体の浸入による埋設された磁気検出部材の腐食を防止することができると共に、回転式インペラ内部における磁気検出部材のがたつきが抑えられ、埋設される磁気検出部材のがたつきに起因する検出精度の低下が抑えられる。
本発明によれば、磁気検出素子または磁性体のいずれか一方は、回転式インペラ内部に形成された凹部の底面に当接させた状態で埋設され、そのがたつきが抑えられているため、回転式インペラに埋設される磁気検出素子または磁性体のいずれか一方のがたつきに起因する検出精度の低下が抑えられる。また、インサート成形によって樹脂が凹部の開口に流し込まれるので、回転式インペラに埋設される磁気検出素子または磁性体のいずれか一方の封止に対する信頼性が向上する。
本発明の第一の実施形態に係るインペラ装置の外観斜視図である。 図1に示したインペラ装置の分解斜視図である。 図1に示したインペラ装置の断面図である。 図1に示したインペラ装置から蓋体を取り外した状態を示すものであって流体空間内における流体の流れを模式的に示した図である。 図1に示したインペラ装置が備える回転式インペラの外観図であって、図5(a)は回転式インペラをケース本体側から見た外観図であり、図5(b)は蓋体側から見た外観図である。 図5に示した回転式インペラの断面図である。
以下、本発明に係るインペラ装置の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、第一の実施形態に係るインペラ装置1の外観斜視図、図2は、このインペラ装置1の分解斜視図、図3は、インペラ装置1の断面図、図4は、蓋体16を取り外した状態を示した図である。
インペラ装置1は、ケース体10内の流体空間12に配設された回転式インペラ30と、回転式インペラ30の回転数を検出するための磁気検出素子40と、この磁気検出素子40が感知する磁性体36とを備える。なお、本実施形態に係るこのインペラ装置1は、回転式インペラ30の回転数を検出することで、流体の流量を測定することができる装置であって、製氷器の水供給用や、飲料供給用として使用されるものである。
ケース体10は、共に樹脂製であるケース本体14および蓋体16とから構成される。ケース本体14には、所定の大きさの窪みである流体空間12が形成されている。流体空間12内には、流体空間12内に流入する流体の流路20を形成する仕切壁21が形成されている。本実施形態では、仕切壁21には、流入路22が形成されている。また、流体空間12の中央からは、インペラ軸24が突出して形成されており、このインペラ軸24に回転式インペラ30が回転可能に支持されている。
さらに、ケース本体14の一側面には、流体空間12と連通した流入口(流入流路)25、流出口(流入流路)26が形成されている。そして、回転式インペラ30がインペラ軸24に挿通され、このケース本体14に蓋体16が被着されることで、流体空間12の開口18aが封止される。これにより、流入口25および流出口26を除き、流体空間12が密閉された空間となる。
また、蓋体16の流体空間12側の反対面には、ホルダ60が着脱可能に取り付けられる第一のホルダ保持部171および第二のホルダ保持部172からなるホルダ保持部17が形成されている。その形状の詳細およびホルダ60の取付構造の詳細は後述する。
なお、本実施形態では、図3から分かるように、ケース本体14と蓋体16の密着性を高めるため、両者の間にOリング15が介在されている。また、ケース本体14に対する蓋体16の被着は、蓋体16の係合溝16aにケース本体14の係合突起14aを係合させることによりなされる(蓋体16を開口18aに当接させた状態で回転させることで、係合溝16aに係合突起14aが係合される)。ただし、これらの構成はあくまで例示であるため、適宜変更可能である。
流体空間12内に配設された回転式インペラ30について図5および図6を参照して詳細に説明する。ここで、図5(a)は回転式インペラ30をケース本体14側から見た外観図であり、図5(b)は蓋体16側から見た外観図である。また、図6は、回転式インペラ30の断面図である。なお、図5は、回転式インペラ30に磁性体36が埋設される前の状態を示したものである。
図5および図6に示すように、回転式インペラ30の円筒状の外周面には、複数の羽根部32が形成されている。その中心には、軸受孔34が形成されており、この軸受孔34にインペラ軸24が挿通される。これにより、回転式インペラ30は、流体空間12内で回転可能に支持される。また、回転式インペラ30には、磁性体(マグネット)36が固定されている。磁性体36は、回転式インペラ30の軸線を通る平面に対して対称となる位置(二個所)に固定されている。
この点について具体的に説明する。図5(a)から分かるように、回転式インペラ30には、ケース本体14の方向に開口(開口301a)した有底(底面301b)の凹部301が二つ形成されている。この凹部301は、その中心軸が回転式インペラ30の回転軸と平行、かつ回転式インペラ30の回転軸方向において羽根部32と重なるように形成されている。
このような形状を有する回転式インペラ30に、磁性体36は次のように埋設される。すなわち、磁性体36は、凹部301の開口301aから挿入される。これにより、磁性体36の一端は、凹部301の底面301bに当接した状態となる。そして、磁性体36が挿入された回転式インペラ30がインサートとして金型に装着され、インサート成形によって凹部301に流し込まれる樹脂Rにより凹部301の開口301aが封止される。これにより、磁性体36は回転式インペラ30の内部に埋設されることとなる。なお、磁性体36は、流し込まれる樹脂Rの射出圧により、その端面が凹部301の底面301bに押圧されるため、磁性体36の端面は凹部301の底面301bに当接され、インサート成形によって完全に回転式インペラ30の内部に封止された状態で固定される。
図4に示すように、この回転式インペラ30は、その羽根部32が仕切壁21に設けられた流入路22より進入してきた流体の流体圧を受けて回転する。この回転式インペラ30の回転は、磁気検出素子40によって検知される。
磁気検出素子40は、検出部本体401および端子402とから構成される。検出部本体401は、回転式インペラ30に固定された磁性体36に反応し、それを電気信号に変換するものである。
図3から分かるように、検出部本体401は、検出部本体401の中心軸とインペラ軸24の中心軸との距離が、磁性体36の中心軸とインペラ軸24の中心軸との距離と等しくなるようにして、蓋体16(ケース体10)に形成された凹部161に配設されている。したがって、回転式インペラ30に埋設された磁性体36は、回転式インペラ30が180度回転する毎に検出部本体401に対向し、その対向した位置で磁気検出素子40に検出される。そして、この磁性体36を検出した信号がインペラ装置1を制御する外部の制御手段に出力され、回転式インペラ30の回転数、すなわち、流体空間12を流れる流体の流量が測定される。
また、磁気検出素子40の端子402は、上記信号を外部に出力するためなどに使用される端子であり、本実施形態では、磁気検出素子40は、三つの端子402(電気信号出力用、電力供給用、グランド接続用)を有する。
この端子402は、端子ピン50と当接されて電気的に接続されている。端子ピン50は、L型の金属製部材であり、端子接触部501およびコネクタ部502とからなる。端子接触部501は、後述するように磁気検出素子40の端子402と当接する部分である。コネクタ部502は、インペラ装置1とその制御手段とを電気的に接続するための図示されないコネクタが接続される部分である。
端子ピン50は、ホルダ60によって磁気検出素子40の端子402と当接した状態で取り付けられる。このホルダ60は、蓋体16に形成された第一のホルダ保持部171に支持される支持部である支持軸621と、第二のホルダ保持部172に係止される係止部である係止孔622とを備え、蓋体16(ケース体10)に着脱可能に取り付けられる。また、ホルダ60には、三つの端子402のそれぞれと電気的に接続される端子ピン50が固定されている。具体的には、ホルダ60には、三つの貫通孔601が形成されており、この貫通孔601のそれぞれに対して端子ピン50のコネクタ部502が圧入されることで端子ピン50がホルダ60に固定されている。図1および図3から分かるように、貫通孔601に圧入されたコネクタ部502は、ホルダ60を貫通し、外側に突出している。
蓋体16に形成された第一のホルダ保持部171は、図3から分かるように、上向き方向に開口した断面U型形状に形成されている。また、第二のホルダ保持部172は、弾性変形可能な爪部である。ホルダ60は、第一のホルダ保持部171に支持軸621が引っ掛けられ、第二のホルダ保持部172の爪部が係止孔622に係止されることにより、蓋体16(ケース体10)に被着される。
なお、本実施形態では、蓋体16の端子402が載置される個所には、ゴム等の弾性体で形成された弾性シート42が敷設されている。この弾性シート42により、端子402は、端子接触部501の方向に付勢される。そのため、端子402と端子接触部501との接触を確実に維持することができ、両者の電気的な接続状態を安定したものとすることができる。
以上、本実施形態に係るインペラ装置1の構成について説明したが、このインペラ装置1によれば、次のような作用効果が奏される。すなわち、磁性体36は、回転式インペラ30に形成された凹部301の底面301bを基準として回転式インペラ30内部に埋設され、その位置におけるがたつきを抑制することができるので、回転式インペラ30内における磁性体36の高い位置精度を確保することができる。また、磁性体36が凹部301の底面301bに当接するように挿入された後、凹部301の開口はインサート成形によって高い圧力を掛けて流し込まれる樹脂によって塞がれるため、開口を埋めた樹脂と磁性体36との間における隙間の発生が防止され、回転式インペラ30内部における磁性体36のがたつきに起因する検出精度の低下が抑えられる。さらに、磁性体36はインサート成形によって確実に回転式インペラ30内部に封止されるため、凹部301への液体の浸入による磁性体36の腐食が抑えられる。
さらに、前述したように、凹部301は、その中心軸が回転式インペラ30の回転軸と平行となるように形成されている。また、羽根部32は、回転式インペラの回転軸に直交する平面で切断された場合の断面形状が一定となるように形成されている。したがって、本実施形態に係るインペラ装置1が備える回転式インペラ30には、いわゆるアンダーカットとなる部分がなく、回転軸方向に移動する単純な(スライド等を用いる必要がない)金型により形成することができる。
また、前述したように、凹部301は、回転式インペラ30の回転軸方向において羽根部32と重なるように形成されている。これにより、その重なった分回転軸方向における回転式インペラ30の長さを小さくすることができ、回転式インペラを備えるインペラ装置1全体の大きさを小さくすることができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態では、回転式インペラ30に磁性体36が埋設されていることを説明したが、その逆、すなわち、回転式インペラ30に磁気検出素子40が埋設され、これと対向する位置に磁性体36が配設される構成であってもよい。
また、上記実施形態では、回転式インペラ30に配設された二つの磁性体36をホルダ60によって固定された一つの磁気検出素子40によって感知していることを説明したが、これらの数は適宜増減可能である。より正確に回転式インペラ30の回転数を測定したい場合には、これらの数を増加させればよい。
1 インペラ装置
30 回転式インペラ
301 凹部
301a 開口
301b 底面
32 羽根部
36 磁性体
40 磁気検出素子

Claims (3)

  1. ケース体に形成された流体空間内で回転可能に支持された回転式インペラを備えたインペラ装置において、
    前記ケース体は、前記流体空間が形成されたケース本体、および該ケース本体に対し取り付けられ前記流体空間の開口を塞ぐ蓋体を有し、
    前記回転式インペラには、前記蓋体側に底が位置しその反対側に向かって開口した有底の凹部が形成され、該凹部の底面に前記磁性体が当接した状態で該凹部の開口がインサート成形によって流し込まれた樹脂によって封止されることにより該磁性体埋設されており、
    前記蓋体には、前記回転式インペラの回転によって移動する前記磁性体と対向可能な位置に前記磁性体を検出可能な磁気検出素子が設けられている
    ことを特徴とするインペラ装置。
  2. 前記回転式インペラには、その径方向の外壁に羽根部が形成され、該羽根部と前記凹部とが回転軸方向において重なって形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインペラ装置。
  3. 流体空間が形成されたケース本体、および該ケース本体に対し取り付けられ前記流体空間の開口を塞ぐ蓋体を有するケース体と、
    磁性体が埋設された、前記流体空間内で回転可能に支持される回転式インペラと、
    前記蓋体に設けられた、前記磁性体を検出可能な磁気検出素子と、
    を備えたインペラ装置における前記回転式インペラの製造方法であって、
    前記流体空間内に前記回転式インペラが位置する状態において前記蓋体側に底が位置しその反対側に向かって開口するように形成された有底の凹部磁性体挿入し、該凹部の底面に該磁性体が当接した状態とした後、
    前記凹部の開口をインサート成形によって樹脂を流し込むことにより封止して、前記磁気検出素子と対向可能な位置に前記磁性体埋設する
    ことを特徴とする回転式インペラの製造方法。
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