JP5210134B2 - 圧電振動子用パッケージ - Google Patents

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Description

本発明は、圧電振動子の気密封止に用いられるパッケージに関する。
圧電振動子は、圧電素板に励振電極と引出電極を形成されている。
従来の圧電振動子用パッケージは、多くはパッケージにセラミックス材を使用し、セラミックス板の一方の主面にセラミックスから成る枠部が固着され、凹部を形成してその凹部に励振電極を有する圧電振動子を載置固着して、蓋体で覆い気密封止している。
図3は、従来の圧電振動子用パッケージの断面を示す概念図である。
セラミックス板11の主面に枠部12を固着させて凹部13を形成したパッケージに、励振電極14及び引出電極15を施した圧電振動子16を収納し、導電性接着剤17等で固着する。凹部13上面には金属膜21が配置され、そこに蓋体18が凹部を覆うように被せられる。蓋体18は金属製で金スズ19等が塗布され、加熱して蓋体の金スズ19を溶解して金属膜21と密着し気密封止している。
しかしパッケージ材料としてのセラミックス材は、表面が多孔質であり、金属材やガラスのように表面が緻密な構造ではないため、わずかなリークがある場合や、表面に気体分子が付着し易く、パッケージ内部を真空にしたとき、スローリークや残留ガスによる圧電振動子の周波数が変動する等の影響が懸念される。
特許文献1では、セラミックスのケース構造でケースの内部にフッ素樹脂コーティングすることが述べられている。フッ素樹脂コーティングは耐熱性であるものの高分子材料であるので長期的にはガスの発生は避けられない。またコーティングするには樹脂材料は一定の厚みが必要であり、パッケージの内容量が小さくなるおそれがある。
特開平2−228112号公報
なお前記した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を、本件出願時までに発見するに至らなかった。
パッケージの材料であるセラミックは多孔質なためスローリークや表面の小孔に残留ガスが付着するおそれがある。スローリークや残留ガスが発生すると圧電振動子の経時変化が起き、発振周波数が低下し、安定な周波数の発振を維持出来なくなる。そこでスローリークや残留ガスのないパッケージが求められてきている。
本発明は、セラミックス板と枠部によって凹部を有し、前記凹部に圧電振動子が搭載されるパッケージと蓋体とから構成される圧電振動子用パッケージにおいて、前記パッケージの凹部内部のセラミックス板表面にガラスコーティングされており、前記蓋体はセラミックスからなり、少なくともパッケージ側表面にガラスコーティングされていることを特徴とする圧電振動子用パッケージである。
本発明によれば、多孔質な材料のセラミックスを用いたことにより生じるスローリークが、パッケージ内壁のセラミックス表面にガラスコーティングすることで、リークをなくすことができた。
以下、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の構造の平面を示す概念図である。
セラミックス板1の主面周囲に枠部2が固着されて、凹部20が形成されパッケージ形状を形成している。凹部を覆うように蓋体3により気密封止される。
セラミック板1の底面には回路基板接続用端子4が設けられている。凹部20の底面には回路基板接続用端子に接続する搭載パッド5が設けられ、そこに励振電極11と引出電極12を施された圧電振動子13を載置固着する。金属膜5部分以外はセラミックスの表面で、このセラミックス表面にガラス6をコーティングしている。
パッケージは、セラミックス板1に搭載パッド5をタングステン等の金属を塗布し、焼成し、その後搭載パッド5を除くセラミックスの表面にガラスフリット6を塗布し、焼成してガラスコーティングしている。セラミックス板1上には金属又はセラミックスのリング2を載置する。リング2には底面とパッケージ内側面及び上面にガラスフリット6が塗布後、焼成している。そしてセラミックス板1上にリング2を載置して、再度焼成することで、セラミックス板1とリング2を一体的に接合している。
パッケージ10は、内側をガラスフリット6でセラミックス表面がコーティングされている。蓋体3は、セラミックスまたは金属からなり、セラミックスの場合、少なくともパッケージ側表面にはガラスフリット6が塗布し、焼成されている。もちろん蓋体3の両面にガラスフリット6が塗布され、焼成してあってもよい。
多孔質なセラミックス容器でセラミックスの露出した表面は、ガラスフリット6を塗布され、焼成されているため、微細な孔がガラスによりコーティングされて塞がれているので、リークがなく、付着ガスが着きにくくなったパッケージにすることが出来た。
図2は、本発明の構造を示す図1のA−A部分の断面を示す概念図である。
パッケージ10は、セラミックス板1の他方の主面に回路基板接続用端子4が形成されている。なお図ではパッケージ内部接続電極については省略している。
セラミックス板1上にセラミックスからなる枠部2が配置され、固着されている。これにより凹部20が形成され、圧電振動子13を内部に載置固着することが出来る。
パッケージの凹部20底面には、搭載パッド5上に導電性接着剤14を塗布し、その上に金、銀、アルミニウム等の金属膜の励振電極11及び引出電極12を形成した圧電振動子13が載置されている。加熱処理されて導電性接着剤14が硬化して圧電振動子13は電気的、機械的に固着される。
蓋体3は、本実施例ではセラミックス板で形成され、パッケージ内側になる主面にはガラスフリット6がコーティングされている。蓋体3は、セラミックスでなく金属板でもよく、金属板にガラスコーティングしてもよい。
このように本発明は、圧電振動子用パッケージに使用されるセラミックスをガラスでコーティングすることで信頼性を向上させることができる。
本発明は、圧電振動子用パッケージとして水晶振動子、水晶発振器、SAWレゾネータ等精度の高い電子部品に使用することが出来るパッケージである。
図1は、本発明のパッケージ構造の平面を示す概念図である。 図2は、本発明のパッケージ構造の断面を示す概念図である。 図3は、従来のパッケージ構造の断面を示す概念図である
符号の説明
1 セラミックス板
2 枠部
3 蓋体
6 ガラスフリット
11 励振電極
13 圧電振動子

Claims (1)

  1. セラミックス板と枠部によって凹部を有し、前記凹部に圧電振動子が搭載されるパッケージと蓋体とから構成される圧電振動子用パッケージにおいて、
    前記パッケージの凹部内部のセラミックス板表面にガラスコーティングされており、
    前記蓋体はセラミックスからなり、少なくともパッケージ側表面にガラスコーティングされていることを特徴とする圧電振動子用パッケージ。
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