JP5209700B2 - 航空機内用の頭上荷物収容部 - Google Patents

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Description

本発明は、一般的に航空機内の装備構造に関する。特には、航空機内用の頭上荷物収容部に関する。
[関連出願の説明]
本願は、2008年4月11日に出願された米国特許願12/101,580および2007年4月12日に出願された米国仮特許願60/923,062の優先権を主張する。
世界中で、飛行機による旅行を経験している人々の数は増加している。同時に、客室乗務員(例:スチュワーデス、スチュワード、接客乗務員)一人当たりの平均乗客(搭乗旅客)数は経済的要因から増加している。その結果、航空機内の設備(例:客室に持ち込まれる手荷物を保管する収納区分である“頭上荷物収容部”)は、多様に異なる身長、年齢および動作能力の人々が利用できるように設計されなければならない。特に、頭上荷物収容部は、女性や老人のごとき身長が低い人や、動作が困難な人にも容易に利用できるものでなければならない。これらの人々は、真下の乗客の頭上スペースを犠牲にすることなく降下させられない通常の頭上荷物収容部に手が届かない(アクセスできない)ことが多い。例えば、人類学並びに人体計測学による研究によれば、ほぼ5%のアジアの女性は、ボーイング737飛行機の標準頭上荷物収容部にアクセスできない。人によっては、標準的な頭上荷物収容部に届くには、7インチ(約18cm)以上足りない。
従来の頭上荷物収容部を人間工学的に改善することに加えて、機内を美観的に向上させる経済的理由が存在する。休暇や観光を目的とする旅客を引き付けるための民間航空会社間の競争は、機内の美観にも向けられた。特に民間航空会社は、自然光の採光、表面光沢およびデザインを向上させる構造が簡単で近代的であって、美観にも優れた内装を求めている。機内装備、特に頭上荷物収容部は、人間工学的および美観に優れているだけではなく、新規で開発途上の技術を利用して設計されなければならない。例えば、新規で異なる利用形態を目指して高周波識別技術(RFID)が開発されつつある。その結果、航空機内の頭上荷物収容部を、RFID技術を利用して現在および将来に要求される機能性を提供するように設計する需要が存在する。
従って、人間工学的に優れており、美観的にも優れた機内用の頭上荷物収容部の需要が存在する。特に、平均よりも身長が低く、年配者である人々のような様々な身長と年齢の人々が容易に利用できるように設計された頭上荷物収容部が求められている。さらに、自然光をさらに多量に採り入れ、表面光沢が優れており、デザイン的にも優れた美的な頭上荷物収容部が求められている。さらに、RFID技術を利用して現在と未来に求められるRFIDの性能を提供するように設計された頭上荷物収容部が求められている。
一つの特徴において、本発明は、空洞部を有する略中空の格納部と、上方扉と、下方扉
とを含む航空機内用の頭上荷物収容部の1実施形態を提供する。この格納部は機内に取り
付けられる。上方扉は、格納部に取り付けられ、閉位置(閉じられた位置)と開位置(開
かれた位置)との間で可動である。下方扉は、機内に取り付けられ、閉位置と開位置との
間で可動である。格納部は、航空機内に不動状態で固定されている第1部分と、その第1部分に可動に取り付けられた下方扉に隣接した第2部分とを有した床部を含む。上方扉と下方扉は、それらの閉位置において格納部の空洞部を共同で閉じる。上方扉は、開位置で格納部に対して相対的に上方に回動し、下方扉は、機内に対して相対的に下方に回動する。下方扉が下方に回動すると、格納部の床部の第2部分は、第1部分に対して相対的に下方に回動し、下方扉の方向に第1部分から延び出る傾斜面を形成する。従って格納部の空洞部へのアクセスに必要な垂直距離は大きく短縮される。
別の特徴によれば、本発明は、空洞部を有する略中空の格納部と、外面とを有した機内
用の頭上荷物収容部を提供する。この格納部は、その外面上の少なくとも1箇所に非直線状の隆起線を含む。1例示的実施形態によれば、外面に形成された非直線状の隆起線は湾曲線である。別な例示的実施形態によれば外面に形成されたこの非直線状の隆起線は縦方向に延びている。さらに別な例示的実施形態では、外面に形成されたこの非直線状の隆起線は複合形態の湾曲線を形成する。いずれにしろ、この非直線状の隆起線は、頭上荷物収容部の美観を向上させるように収納区分の外面に提供されている。
別の特徴によれば、本発明は、空洞部を有する略中空の格納部と、外面とを有した機内用の頭上荷物収容部を提供する。格納部の外面は、頭上荷物収容部の美観がさらに向上するように、機内の照明を反射する反射率がアルベドスケールで少なくとも約0.50以上である。
さらに別な特徴によれば、本発明は、空洞部を有する略中空の格納部と、RFID読取装置(受信器)とを有した機内用の頭上荷物収容部を提供する。1例示的実施形態においてはこの格納部は、外面を有し、RFID読取装置は、その外面上に設置される。別な例示的実施形態においては、RFID読取装置が所定条件の達成を感知したことを知らせるRFID論理回路を含む。さらに別な例示的実施形態では、RFID読取装置は、電波(RF)信号を受信し、信号に対応する物品が格納部の空洞部内に収納されていることを示す。さらに別な例示的実施形態では、RFID読取装置は、RF信号を受信し、格納部の空洞部内に収納された電子装置のスイッチが“オン”状態であるときに知らせる。
さらに別な特徴によれば、本発明は、空洞部を有する略中空の格納部を含んだ機内用の頭上荷物収容部を提供する。この頭上荷物収容部は、さらに格納部上に可動に取り付けられた少なくとも1体の扉体と、一体的に取り付けられた手摺とを含む。1例示的実施形態では、この扉体は、格納部上に可動に取り付けられた上方扉と、機内で可動に取り付けられている下方扉とを含んでいる。別実施形態では、上方扉と下方扉は、格納部の空洞部にアクセスさせるように閉位置と開位置との間でそれぞれ可動である。
本発明の航空機内用の頭上荷物収容部は、添付の図面を利用した以下の詳細な説明により最良に理解されるであろう。
図1Aは、従来式の頭上荷物収容部を示す斜視図である。 図1Bは、図1Aで示す従来式の頭上荷物収容部へのアクセスが限定的であることを示す側面図である。 図2Aは、改良された人間工学性とアクセス性とを提供するように本発明に従って設計された頭上荷物収容部の例示的実施例を示す。 図2Bは、図2Aで示す頭上荷物収容部の改良された人間工学性とアクセス性とを図示する側面図である。 図3は、図2Aで示す頭上荷物収容部の例示的実施例を示す別な斜視図である。 図4は、美観をさらに改善するよう本発明により設計された頭上荷物収容部の別な例示的実施例を示す斜視図である。 図5は、図4で示す頭上荷物収容部の例示的実施例を示す別な斜視図である。 図6は、美観をさらに改善するよう本発明により設計された頭上荷物収容部の別な例示的実施例を示す斜視図である。 図7は、図6で示す頭上荷物収容部の例示的実施例を示す別な斜視図である。 図8は、RFID機能性を改善するために本発明により設計された頭上荷物収容部の別実施例を示す斜視図である。 図9は、図8で示す頭上荷物収容部の例示的実施例を示す別な斜視図である。 図10は、一体型の手摺を提供するように本発明により設計された頭上荷物収容部の別な例示的実施例を示す斜視図である。
図1Aは、航空機Aのごとき搬送手段に、従来式に手荷物を収納する従来式の頭上荷物収容部LBを図示する。この頭上荷物収容部LBは、手荷物Lを収納する空洞部ICを有する略中空の箱型格納部SCを含む。頭上荷物収容部LBは、格納部SCに可動に取り付けられ、図示のごとく保持掛け金具RLにより閉位置と開位置との間で可動である扉体Dをさらに含む。図1Bは、身長が低く、及び/又は、運動神経が衰えている人物Pが、格納部SCの空洞部ICに手荷物Lを収納する際、または、空洞部ICから手荷物Lを取り出す際に経験する困難性を図示している。特に、そのような人物Pにとって頭上荷物収容部LBの床部Fの高さHにまで上方向に手を届かせるのは困難である。場合によっては、アクセス後に手荷物Lを空洞部ICの奥にさらに押し込んだり、手荷物Lを空洞部ICの奥から引き出さなければならない。
改善された人間工学性およびアクセス性を提供する本発明に従って設計された頭上荷物収容部10は、図2Aと図3において、上方から見た斜視図で示されている。図3では、手荷物Lは取り出されている。図2Bは、頭上荷物収容部10の改善された人間工学性とアクセス性を明瞭に図示している。特に図2Bは、身長が低く、及び/又は、動作が困難な人物Pが比較的容易に頭上荷物収容部10に手荷物Lを押し入れたり、そこから引き出したりする様子を図示する。
1例示的実施例では、頭上荷物収容部10は、手荷物Lを収納するための空洞部21を有する格納部20を含む。格納部20は、天井パネル23(図2B)、背面パネル25、床パネル26、および両側に1対の両端パネル29を含んでいる。これらのパネルは、連結されて、空洞部21へのアクセスを提供するように航空機の中央側に面した箱型開口部を提供する。格納部20は、床パネル26が所定高15を有するように機内12に固定され、頭上荷物収容部10の下方に着座する旅客に十分なヘッドスペースを提供する。上方扉30は、可動(例:回動式)に格納部20に取り付けられている。図示のように上方扉30は、機内12の縦方向に延びる天井パネル23の前端24にヒンジ式に連結されている。上方扉30は、閉位置と開位置との間で可動となるように設計されており、格納部の空洞部21に対するアクセスを提供する。下方扉40は、可動(例:回動式)に機内12に取り付けられており、閉位置と開位置との間で同様に可動であり、格納部20の空洞部21に対するアクセスを提供する。図示のように下方扉40は、乗客シート上方に搭載された支持フレームのごとき機内12の構造要素42にヒンジ式に連結されている。
格納部20の床パネル(以降“床部”26)は、背面パネル25に隣接し、航空機内に不動状態で略水平に取り付けられている後方の第1部分27と、第1部分27に対して可動式に取り付けられた下方扉40に隣接する前方の第2部分28とを含む。閉位置では、上方扉30と下方扉40は、協調的に作用して格納部20の空洞部21を閉じ、格納部内に手荷物を確実に収納する。開位置に移動すると上方扉30は、格納部20に対して上方に回動し、下方扉40は、機内12に対して下方に回動する。下方扉40が下方に回動するとき床部26の第2部分28は、第1部分27に対して下方に回動し、下方扉側で外側に延び出る斜面を提供する。このように空洞部21へのアクセスに必要な垂直高16は、大きく短縮され、身長が低いか動作が衰えている人
物(例:老人)でも手荷物を収納したり取り出すために格納部20の空洞部21に対して
容易にアクセスできる。すなわち、開位置にある下方扉40の最下縁部までの垂直高16
は、床部26の第1部分27までの所定高15から大きく短縮されている。1好適実施形
態では、床部26の第2部分28は、第1部分27とは少なくとも約5°の角度であり、
約45°を超えることはない。別な好適実施形態では、垂直高16は、所定高15よりも
約7インチ(約18cm)少ない。
頭上荷物収容部10は、上方扉30と下方扉40とを閉位置で保持するように作動し、開位置への移動のために上方扉と下方扉とを解放するように設計されたハンドル50(保持掛け金具)(図3)をさらに含む。頭上荷物収容部10は、閉位置と開位置との間で上方扉30及び/又は、下方扉40の動作を補助するため、スプリングまたは油圧/空気圧シリンダーのごときバイアス手段(図示せず)をも含むことができる。
ハンドル50は、両扉が閉位置で閉じられているとき上方扉30と下方扉40を保持するように設計された従来のスプリング式保持掛け金具でよい。乗客または、乗務員がハンドル50を操作して保持掛け金具を解除すると上方扉30と下方扉40は閉位置から開位置に移動できる。
図4と図5で示す別な例示的実施例では、頭上荷物収容部110には、美観を向上させる特徴がさらに提供されている。特に、頭上荷物収容部110は、両端パネル129を有し、空洞部121を提供する略中空の格納部120を含む。少なくとも1体の扉体130が、格納部120の空洞部121へのアクセスを提供するように閉位置と開位置との間で可動に格納部120に取り付けられている。格納部は、閉位置から開位置への扉体130の動きを可能にするように少なくとも1体のハンドル150をさらに含んでいる。凹部131を格納部120の扉体130に形成し、閉位置にてハンドル150を扉体130の外面と略面一とすることができる。ハンドル150は、格納部120の両端パネル129の一方に隣接して配置されている。両端パネル129の一方側でのハンドル150の配置は、従来の頭上荷物収容部が装備された航空機内のデザイン的に分断されている印象を低減し、外見的な差別化を提供する。さらに、頭上荷物収容部110は、連結状態で組み合わされて長形の印象的外観を提供し、通常の航空機の天井パネルに特に良好にフィットし、機内112の他の構造要素にも良好に調和する。さらに、隣接する頭上荷物収容部110のハンドル150を隣接させて連結配置すると、乗客や乗務員は、2つの頭上荷物収容部を一度に開けることができる。好適には、この少なくとも1体の扉体は、前述し、図5で図示するように上方扉130と下方扉140とを含む。よって、ハンドル150は、乗客に格納部120内に収納された手荷物に対する楽なアクセスを提供できるよう引き下げ操作式に設計できる。
図6と図7で示す別な例示的実施例では、頭上荷物収容部110は、上方扉130の外面132に形成された少なくとも1本の隆起線160をさらに含んでいる。1例示的実施例では、この外面132に形成された隆起線160は非直線である。さらに別な実施例では、外面132に形成された隆起線160は、湾曲線であり、頭上荷物収容部110の上方扉130の縦方向に延びている。図6に示すように、隆起線160は、上方扉130の外面132に形成されており、格納部120の両端パネル129間で延びている。図7に示すように、別な隆起線162を格納部120の両端パネル129の1つに隣接するハンドル150周囲に提供することもできる。この場合、隣接する頭上荷物収容部110の隆起線160と162は結合して、従来の航空機の天井パネルと機内112のその他の設備に適した縦方向設計要素を形成する。さらに別な例示的実施例では、頭上荷物収容部110の外面132、特に上方扉130の外面に形成された少なくとも1本の隆起線160及び/又は162は、複合形態の湾曲線を形成している。換言すれば、隆起線160と162は、少なくとも2つの湾曲点を有している。隆起線160と162は、縦方向および機内112の中央側への横方向の一方または両方に延びている。
頭上荷物収容部110の外面132を標準の機内112に使用されている従来の頭上荷物収容部の反射率と比較して相対的に高い反射率を有するように設計することもできる。特に、外面132は、機内12の照明を反射する反射率がアルベドスケールで約0.50以上である。そのような反射は、吸収される光よりも多くの周囲光を反射する。このようにして頭上荷物収容部110の外面132は、従来の航空機内で使用されている頭上荷物収容部の比較的平坦なマット調仕上げと比べて相対的にさらに光沢のある外観を有している。好適には、頭上荷物収容部110の外面132の反射率は、少なくとも約0.60であり、さらに好適にはその反射率は、少なくとも約0.75である。“合成光”ではなく “自然光”が、頭上荷物収容部110の外面132の反射の美観を向上させるために利用できる。例えば、機内112で自然光を利用することで雰囲気を和らげて自然感を創出できる。さらに自然光を利用することで乗客の注意を航空機の窓118(すなわち航空機の天井)から空側へ向けさせることができる。
図8と図9に示すさらに別な例示的実施例では、頭上荷物収容部210は、現在および将来のRFID技術の利用を増加させるRFID読取装置(受信器)270をさらに含んでいる。好適には、RFID読取装置270は、後述するように頭上荷物収容部210を開ける必要なく、RFID読取装置の状態が機内客室の乗客または、乗務員によって決定されるように頭上荷物収容部210の外面232に形成されている。しかしながらRFID読取装置270を、例えば格納部220の空洞部221内等のどこにでも取り付けて、RFID読取装置の状態をどこからでも容易に視認できる位置に表示させることもできる。あるいは、RFID読取装置270に聴覚表示器を提供することもできる。RFID読取装置が所定の状態を確認したことを表示するように、RFID読取装置270は、RFID探知器272と関連して作動する。例えば、RFID読取装置270は、電波(RF)信号を受信し、そのRF信号に対応する物品が格納部220の空洞部221内に収納されていることを示すように設計することもできる。この特徴は、乗客が航空機から出る際に特に手荷物を探すときの補助となるであろう。別実施例では、乗客の手荷物とチケット控えにRF識別機能を暗号化させて提供し、合致するチケット控えと手荷物が近くにあることを知らせるようにRFID読取装置270をプログラムすることができる。RFID探知器272は、例えばLED274等の視認できる光源を発光させることで、手荷物が対応する格納部220の空洞部221内に収納されていることを表示する。RFID読取装置270とRFID探知器272は、追加の手荷物用の空間を有する頭上荷物収容部210を探すために乗客または、乗務員によって使用されてもよい。あるいは、または追加的に、RFID読取装置270は、電波(RF)信号を受信し、格納部220の空洞部221内に収納された携帯電話または、コンピュータ等の電子装置275のスイッチが“オン”状態であることをRFID探知器272に表示させるように設計することもできる。
図10で示すように、前述の頭上荷物収容部10、110、210のどの実施例におい
ても、頭上荷物収容部下の乗客シートへ出入りする乗客(特に老人)を補助するための一
体型の手摺280をさらに含むことができる。手摺280は、頭上荷物収容部10、110、210の外面と一体的である。好適には、手摺280は、頭上荷物収容部210の上方扉230と一体的であり、格納部220の全長に渡って縦方向に延びている。1例示的実施例では、上方扉230は、格納部220上に可動に取り付けられた上方扉230と、機内で可動に取り付けられている下方扉240とを含んでいる。手摺280は、下方扉の動作が手摺の使用を妨害しないように縦方向ヒンジ線242方向で下方扉240と一体的とすることができる。さらに別な実施例では、上方扉230と下方扉240は、格納部220の空洞部221にアクセスさせるように閉位置と開位置との間でそれぞれ可動である。
前述の詳細な説明は、機内の頭上荷物収容部の1以上の実施例について説明したものである。このような頭上荷物収容部は、格納部の空洞部に改良された人間工学性とアクセス性を提供し、さらに快適な美観を提供し、RFID機能性を改善する。

Claims (14)

  1. 航空機内(12)用の頭上荷物収容部(10)であって、
    空洞部(21)を有する中空の格納部(20)と、
    前記格納部(20)に取り付けられ、閉位置と開位置との間で可動である上方扉(30
    )と、
    前記機内に取り付けられ、閉位置と開位置との間で可動である下方扉(40)と、
    を含んでおり、
    前記格納部(20)は、前記航空機内(12)に略水平に取り付けられた後方の第1部分(27)と、該第1部分(27)に可動に取り付けられ、該第1部分(27)と前記下方扉(40)との間に介在した状態で前記下方扉40に隣接する前方の第2部分(28)とを有した床パネル(26)を含んでおり、
    前記第1部分(27)は、前記航空機内(12)に不動状態で固定されており、
    前記第2部分(28)は、前記第1部分(27)に対して相対的に下方に回動するとともに、前記開位置で前記下方扉(40)の方向に前記第1部分(27)から延び出る傾斜面に形成されていることを特徴とする頭上荷物収容部(10)。
  2. 上方扉(30)は、格納部(20)に回動式に取り付けられており、
    下方扉(40)は、機内(12)に回動式に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の頭上荷物収容部(10)。
  3. 格納部(20)の床パネル(26)の第2部分(28)は、第1部分(27)に回動式に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の頭上荷物収容部(10)。
  4. 床パネル(26)の第2部分(28)は、第1部分(27)とは、少なくとも5°の角度を有しており、45°を超えないことを特徴とする請求項1記載の頭上荷物収容部(10)。
  5. 床パネル(26)の第1部分(27)は、所定高(15)で固定されており、
    格納部(20)の空洞部(21)にアクセスするために必要な垂直高(16)は、前記所定高(15)よりも7インチ(約18cm)少ないことを特徴とする請求項1記載の頭上荷物収容部(10)。
  6. 前記下方扉(140)は、前記閉位置から前記開位置への前記下方扉(140)の動きを可能にする少なくとも1体のハンドル(150)をさらに含んでおり、
    前記ハンドル(150)は、前記格納部(120)の両端の一方に隣接して配置されていることを特徴とする請求項1記載の頭上荷物収容部(110)。
  7. 前記閉位置にてハンドル(150)を前記下方扉(140)の外面と面一とするように凹部(131)が形成されていることを特徴とする請求項6記載の頭上荷物収容部(110)。
  8. 前記格納部(120)の前記外面上に形成された少なくとも1本の非直線状の隆起線(160、162)をさらに含んでいることを特徴とする請求項1記載の頭上荷物収容部(110)。
  9. 前記非直線状の隆起線(160、162)は湾曲線であり、縦方向に延びていることを特徴とする請求項8記載の頭上荷物収容部(110)。
  10. 前記格納部(120)の外面上に形成されたハンドル(150)をさらに含んでおり、前記非直線状の隆起線(160、162)は、前記ハンドル(150)の周囲に提供されていることを特徴とする請求項8記載の頭上荷物収容部(110)。
  11. 前記格納部(120)の前記外面(132)は、機内(112)の照明を反射する反射率がアルベドスケールで少なくとも0.50以上であることを特徴とする請求項1記載の頭上荷物収容部(110)。
  12. 前記格納部(220)の前記外面上に設置されたRFID読取装置(270)をさらに含んでおり、
    前記RFID読取装置(270)は、該RFID読取装置(270)が所定条件の達成を感知したことを知らせるRFID論理回路を含んでいることを特徴とする請求項1記載の頭上荷物収容部(210)。
  13. 前記RFID読取装置(270)は、電波(RF)信号を受信し、信号に対応する物品が前記格納部(220)の空洞部(221)内に収納されていることを示すことを特徴とする請求項12記載の頭上荷物収容部(210)。
  14. 前記RFID読取装置(270)は、電波(RF)信号を受信し、前記格納部(220)の前記空洞部(221)内に収納された電子装置(275)のスイッチが“オン”状態であるとき知らせることを特徴とする請求項12記載の頭上荷物収容部(210)
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