JP5209640B2 - 移動体ネットワークにおけるサービス品質の向上 - Google Patents

移動体ネットワークにおけるサービス品質の向上 Download PDF

Info

Publication number
JP5209640B2
JP5209640B2 JP2009542303A JP2009542303A JP5209640B2 JP 5209640 B2 JP5209640 B2 JP 5209640B2 JP 2009542303 A JP2009542303 A JP 2009542303A JP 2009542303 A JP2009542303 A JP 2009542303A JP 5209640 B2 JP5209640 B2 JP 5209640B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ggsn
service
message
data
plmn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009542303A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010514317A (ja
JP2010514317A5 (ja
Inventor
ボニ ステファニー
レミュー イーヴ
Original Assignee
テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) filed Critical テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Publication of JP2010514317A publication Critical patent/JP2010514317A/ja
Publication of JP2010514317A5 publication Critical patent/JP2010514317A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5209640B2 publication Critical patent/JP5209640B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/11Allocation or use of connection identifiers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/12Setup of transport tunnels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W80/00Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation
    • H04W80/04Network layer protocols, e.g. mobile IP [Internet Protocol]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/16Gateway arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、一般的に、通信システムに関し、特に、通信システムに関連するローミングをするアプリケーションにおけるサービス品質(QoS:Quality of Service)を向上させるための方法及びシステムに関する。
携帯電話技術は、その始期において、音声通信のために設計され使用されるのみであった。消費者向けの電子機器産業が成熟を続け、プロセッサの機能が高まるにつれ、より多くのデバイスが公衆の用に供されるようになった。そして、それによりデバイス間でのデータ転送が可能となり、その転送されたデータに基づいて動作するより多くのアプリケーションが利用可能となった。特に注目すべきは、インターネット及びローカルエリアネットワーク(LAN)である。これら2つの技術革新は、複数のユーザ及び複数のデバイスが、様々なデバイス及びデバイスの種類の間において通信及びデータ交換をすることを可能にした。そして、これらデバイス及び機能の出現により、(ビジネスの及び家庭の)ユーザは、移動可能な場所からデータ及び音声を送信することの必要性を見出した。
これは、コストの低さとより広いカバレージに加えて、次世代の携帯型デバイスがデータを送受信する能力を有することを後押しした。例えば、携帯電話技術の第2世代の実装の1つは、GSM(Global System for Mobile communications)であった。GSMは、もともとはデジタル音声技術であった。そして、そのシステムに対して、第2.5世代とも呼ばれるデータ送受信のための能力が移植された。かかる能力とは、GSMシステムと組み合わせてGPRS(General Packet Radio Services)を使用することを通してのものである。GPRSは、GSMシステムを用いる携帯電話がIP(Internet Protocol)パケットを送信することを可能にする。また、GSMシステムの一部を継承する第3世代システムは、UTMS(Universal Mobile Telecommunications System)と呼ばれる。UMTSは、GSM/GPRSよりも高いデータ送信レートを有し、例えば携帯型ビデオ会議など、携帯ユーザにとっての新規かつ改善された選択肢の実現を可能とする。
また、その他の特徴の中でも、UMTSネットワークは、ユーザが通常の地理的領域の外部にいる間にもユーザに改善されたサービスを提供する。ユーザがホームネットワークの外部にいる間にサービスへアクセスするための能力は、典型的には、ローミングとして知られている。ユーザがローミングしている間にデータサービスにアクセスためには、ユーザのシグナリングは、まずユーザのホームネットワーク内に位置するゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN:Gateway GPRS Support Node)ルータに転送され、それによりユーザは自身が登録した特定のサービスにアクセスすることができる。そして、ユーザのシグナリングは、所望の宛て先へ転送される。ルーティング及び携帯ユーザのための転送を管理するGGSNルータは、ユーザの携帯機器により、アクセスポイント名(APN:Access Point Name)を用いて特定される。
APNは、ユーザの携帯機器から送信されるパケットデータプロトコル(PDP:Packet Data Protocol)のコンテキストの活性化(activate)を要求するメッセージの一部となる。このメッセージは、サービス提供GPRSサポートノード(SGSN:Serving GPRS Support Node)へと送信される。APNは、GPRSのためのアクセスポイントの名前を有し、典型的には、携帯機器が接続可能なIPネットワークを含む。APNが充足する2つの主要な機能は、次の通りである:即ち、(1)APNは、携帯ユーザにより通信の到達(reach)が望まれるパケットデータネットワーク(PDN)を曖昧でないように示す。(2)APNは、携帯ユーザがアクセスすることを望むサービスを特定する。PDNとは、データサービスを提供するネットワークであって、例えばインターネットなどである。各一般陸上移動体ネットワーク(PLMN:Public Land Mobile Network)は、1つ以上のGGSNを通して、複数のPDNに接続され得る。APNによれば、特定のPLMN内のPDNへのアクセスポイントは、所与のGGSNのためのネーミングシステムであるドメインネームシステム(DNS)に準拠した名前を用いて特定され得る。
より具体的には、APNは、100以下のオクテットにより構成され(1オクテットは8ビット即ちバイトに等しい)、2つの部分からなる。APNのその2つの部分とは、必須のネットワーク識別子と、任意のAPN運用者(operator)識別子である。APNネットワーク識別子は、GGSNが接続される外部ネットワーク、及び任意に携帯端末により要求されるサービスを表現する。APNネットワーク識別子は、最大で63バイト(又は63アスキー文字)の長さを有する。さらに、PLMN内でのネットワーク識別子の一意性を担保するために、全てのネットワーク識別子は、PLMNにより割当てられるインターネットドメイン名に相当する1つ以上のラベルであって、そのラベルを予約した組織を特定することを目的とするラベルを含む。
各運用者は、3つのフィールドよりなるデフォルトAPN運用者識別子を有する。第1及び第2のフィールドは、合わせてPLMNネットワークを一意に表現する。第3のフィールドは、“gprs”でなければならない。より具体的には、第1のフィールドは、3つの数字を含み、携帯国コード(MCC:Mobile Country Code)を表す。第2のフィールドは、やはり3つの数字を含み、携帯ネットワークコード(MNC:Mobile Network Code)と呼ばれ、携帯によるホームPLMNネットワークを特定する。従って、APN運用者識別子の標準的なフォーマットの一例は、MCC=345、MNC=12とすると、“mcc.345.mncO12.gprs”である。この一例としてのAPN運用者識別子は、PLMN間のローミング中に使用され、その際ホームPLMNからのGGSNのIP(Internet Protocol)アドレスへのAPNの変換が行われる。
それに加えて、APNは通常は地理的条件に依存しており、それにより、APNは、携帯ユーザがローミングしているネットワーク内ではなく、多くの場合ホームネットワーク内に位置するGGSNを参照する。この地理的条件の基準は、その伝播距離による遅延を引き起こし得る。例えば、携帯ユーザが米国内を基準とする自身のローカルサービスを有しており、スウェーデンを旅行していると仮定する。そして、携帯ユーザが国内電話をかけると、ユーザの携帯ユニットが米国をローカルとしているために、その呼(call)は、スウェーデン国内の番号へ転送される前にまず米国内のホーム基地(GGSN)にルーティングされる。この遅延は、例えば、送信されるデータの種類/サイズに依存して増加する。それに加えて、ユーザのホームアドレス/送信元アドレスがローミングアドレスとは異なるために、セキュリティ機能によりパケットが破棄され得るというような問題にも遭遇し得る。より多くのユーザが移動体ネットワークのメンバーとなり、そのユーザのうちの何人かはホームアドレスからより遠く離れて移動をするため、ユーザのサービス品質(QoS)に与える(否定的な)影響は増加していくことが予想される。
従って、本発明は、移動体ネットワークにおけるQoSを向上させる必要性を解決するものである。
一例としての実施形態によれば、通信ノードは、データサービスを要求するメッセージを受信するプロセッサ、を備え、上記メッセージは、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)に上記データサービスをサポートさせるか否かを上記通信ノードが判定するために使用されるサービス識別番号を含む。
他の一例としての実施形態によれば、通信方法は、データサービスを要求するメッセージを受信するステップ、を含み、上記メッセージは、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)に上記データサービスをサポートさせるか否かを通信ノードが判定するために使用されるサービス識別番号を含む。
さらなる一例としての実施形態によれば、携帯機器は、データサービスを要求するメッセージを送信する送受信部、を備え、上記メッセージは、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)に上記データサービスをサポートさせるか否かを判定するために使用されることができるサービス識別番号を含む
さらに別の一例としての実施形態によれば、通信方法は、データサービスを要求するメッセージを送信するステップ、を含み、上記メッセージは、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)に上記データサービスをサポートさせるか否かを判定するために使用されることができるサービス識別番号を含む。
また別の一例としての実施形態では、通信ノードは、ルータ通知(RA)メッセージを受信し、及びデータサービスの要求をローカルでサポートするGGSNの割当てに使用されるゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)リストを更新するためのプロセッサ、を備え、上記プロセッサは、上記要求がローカルでサポートされ得ない場合には、ホームGGSNのIPアドレス発見の仕組みを起動する。
他の一例としての実施形態によれば、通信方法は、ルータ通知(RA)メッセージを受信するステップと、上記RAメッセージを用いて、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)リストを更新するステップと、データサービスの要求をローカルでサポートするGGSNを割当てるステップと、上記要求がローカルでサポートされ得ない場合に、ホームGGSNのIPアドレス発見の仕組みを起動するステップと、を含む。
次の添付図面は、本発明の一例としての実施形態を説明するためのものである。
2つのPLMNを含む一例としてのUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)を示している。 図1aのシステムの一部をより詳細に示している。 図1aのシステム内で動作し得る一例としてのユーザ機器(例えば携帯デバイス)を示している。 図1aのシステム内で動作し得る一例としての通信ノード(例えばGGSN/SGSN)を示している。 一実施形態に係る移動体通信のローミングを含む第1のシナリオを示している。 一実施形態に係るGGSNリストを構築するための方法を描いたフローチャートである。 一実施形態に係るGGSN選択の仕組みを描いたフローチャートである。 一実施形態に係る移動体通信のローミングを含む第2のシナリオを示している。 一実施形態に係る移動体通信のローミングを含む第3のシナリオを示している。 PDPコンテキスト要求メッセージを生成するか活性化されたPDPコンテキスト要求メッセージを拒絶するかを判定する一実施形態に係る方法を示すフローチャートである。
これ以降に一実施形態についての詳細な説明を添付図面を参照しながら行う。異なる図面についての同一の符号は、同一の又は同様の要素を特定するものである。また、これ以降の詳細な説明は、本発明を限定するものではない。その代わりに、本発明の範囲は、添付された特許請求の範囲により定義される。
この議論のいくつかの前後関係を提供するために、本発明が実装され得る一例としての統合移動体システムについて、まず図1a〜1dに関連して説明する。しかしながら、当業者であれば、本発明はこのような種類の移動体システムでの実装に限定されるものではなく、及びより多くの又はより少ない構成要素がそこに含まれてもよいことを理解するであろう。
本実施形態において、図1aに示したUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークは、それぞれ多くの異なるUMTS管理ドメイン116を有する2つの一般陸上移動体ネットワーク(PLMN)A及びBを含む。管理ドメイン116は、さらに、図1bに示したように、複数のUMTS無線アクセスネットワーク(UTRAN)112及びコアネットワーク(CN)114の2つのセグメントに分解することができる。UTRAN112は、ノードB104と通信するユーザ機器(UE:User Equipment)102を含む。ユーザ機器102は、例えば、UMTS標準により規定された空中インタフェースを介して、無線ネットワークコントローラ(RNC)106と通信する。CN114は、(そのCN内の)ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)110及びRNC106の双方と通信するSGSN108から構成される。さらに、図示されていないが、図1bに示されたリンクは、一方向又は双方向の通信を表す。
図1cは、本実施形態が実装され得る一例としてのUEを示している。ここでは、UE102は、送受信部122と接続されたプロセッサ120を含む。送受信部122は、順に、空中インタフェースとアンテナ124を介して接続される。典型的には、UE102が例えばディスプレイ及びメモリデバイスなどの他の要素を含んでもよいことは理解されるであろう。同様に、例えばGGSN及びSGSNなどの通信ノードは、図1dに示したようなプロセッサ130及びメモリデバイス132を、後述する様々な機能を実行するために含んでもよい。
本発明の一実施形態によれば、UMTSシステムにおけるQoSを向上させるために、背景において説明したアクセスポイント名(APN)は、サービス識別番号(サービスID)に置き換えられる。このサービスIDは、後述する他の特徴と共に、APNの機能を充足する。より具体的には、サービスIDは、携帯ユーザにより通信の到達が望まれるパケットデータネットワーク(PDN)を指し示すための仕組みであって、ユーザが使用を望むサービスのクラスを代替的に特定する。
本実施形態によれば、サービスIDは、数字であって、表1に示したような5バイトを用いたフォーマットを有する。
Figure 0005209640
表1のサービスIDの一例としての数字は、2つの部分あるいはフィールドにおいて説明され得る。第1の部分はファンクションフィールドであり、第2の部分は、自律システム番号(ASN:Autonomous System Number)あるいはサービスクラスフィールドである。この例では、第1のバイトは、特定のインスタンスにおけるサービスIDを記述するためのものであり、例えば所望のPDNの識別又は所望のサービスの特定など、機能を区別するために使用されるファンクションフィールドを構成する。即ち、例えば、本実施形態によれば、ファンクションフィールドは、次の値のうちの1つをとることができる:
・0(ObOOOOOOOO):この値は、サービスIDのワイルドカードに相当する。
・1(ObOOOOOOOOl):この値は、サービスIDがPDNを指すことを表す。
・3(ObOOOOOOOl1):この値は、サービスIDがサービスを指すことを表す。
本実施形態にとっては、これらのみが、ファンクションフィールドがとり得る値である。従って、本実施形態については、ファンクションフィールドがこれら定義以外の値を含む場合には、サービスIDは無効又はエラーであると見なされるであろう。しかしながら、将来において、他の選択肢が利用可能となり、これらフィールドの値が望まれるように修正され得ることは理解されるであろう。他の実施形態によれば、当該ファンクションフィールドは、より多くの又はより少ない数の値を有してもよい。
次に、サービスIDの第2のフィールド(ASNあるいはサービスクラス)に移り、ファンクションフィールドが値0を有する場合には、後半の4バイトにより表される数は、ゼロとなる。また、ファンクションフィールドが値1を含む場合には、データサービスを提供するネットワークである所望のPDNを指し示す。従って、ファンクションフィールドの値1を伴うサービスIDは、PLMNに独立的なPDNへのアクセスポイントを記述する。より具体的には、ファンクションフィールドが値1を有している場合、サービスIDの後半の4バイトは、所与のPDNを指し示す32ビットのASNを表す。ASNとは、各自律システム(AS)を一意に特定できるようにするための数である。ASとは、1つだけのルーティングポリシーを共有する1つ以上の運用者により管理されるIPネットワークの集合である。ASNは、IANA(Internet Assigned Number Authority)により割当てられる。
また、サービスIDのファンクションフィールドが値3を有する場合、サービスIDの第2のフィールドは、多数の異なるサービスクラスの1つを記述するために使用される。これらサービスクラスは、例えば、潜在的なトラフィックの遅延に対する感度に基づく4つのQoSクラスに分類され得る。本実施形態によれば、サービスIDがサービスを指し示す場合、サービスIDのその後半の4バイトは、次の4つのUMTSサービスクラスに正確に対応する:
・1.0.0.0(ObOOOOOOOl.00000000.00000000.00000000):この値は、“対話型(conversational)”クラスに相当する。
・3.0.0.0(ObOOOOOOl1.00000000.00000000.00000000):この値は、“ストリーミング”クラスに相当する。
・7.0.0.0(ObOOOOOl11.00000000.00000000.00000000):この値は、“双方向型(interactive)”クラスに相当する。
・15.0.0.0(ObOOOOl111.00000000.00000000.00000000):この値は、“バックグラウンド”クラスに相当する。
本発明の一実施形態により、例えばネットワーク内及びユーザ機器内の双方において上述したサービスIDがどのように使用されるかをよりよく理解するために、次の詳細な例は、ローミングするユーザがサービスIDを用いてネットワークにアクセスするいくつかの使用場面を示している。より具体的には、これら実施形態に従ってサービスIDを用いて移動体ネットワークにアクセスするための、本発明に係る3つのシナリオの例が以下に説明される。これら3つのシナリオは、一般的には、次のように説明される:即ち、(1)ローミングするユーザによる通信が、訪問先のGGSNにより管理される場合、(2)ローミングするユーザによる通信が、例えば訪問先のGGSNからの許可を得られないことからホームGGSNにより管理される場合、(3)ローミングするユーザによる通信が、訪問先ネットワークが要求を扱うことが不能であるために、ホームGGSNにより管理される場合、である。
第1のシナリオでは、ローミングするユーザの通信は、訪問先のGGSN(VGGSN:Visited GGSN)により管理される。その際、ユーザは、図2に示したように訪問先のPLMN(VPLMN:Visited PLMN)にいる。本シナリオにおいて、携帯ユーザは、訪問先のPLMNのサービスの使用(即ち、許可されたVPLMNアドレスを有する)、及び当該VPLMNアクセスポイントへのアクセスの双方の権限を有する。予備的なステップ202は、各SGSN108の内部での(サービスIDによりインデックス付けされる)GGSNリストの構築を含む。この構築ステップ202は、定期的に実行されることができ、図2の残りの部分に示したPDPコンテキストの活性化の手続からは独立している。より具体的には、GGSNリスト構築ステップ202は、各SGSN108の内部におけるデータ構造であって、要求されたサービスを提供するためにどのGGSNを割当てるべきかの決定に用いることのできる当該データ構造を提供する。本発明の一実施形態に係る一例としてのGGSNリストの構築方法は、図3のフローチャートに描かれている。
そこでは、ステップ300において、特定のPLMN内の各GGSN110は、同じPLMN内の様々なSGSN108に対し、本明細書でルータ通知(RA:Router Advertisement)メッセージとして言及されるメッセージを定期的にブロードキャストする。このルータ通知メッセージは、SGSN108に、利用可能なGGSN110及び各GGSN110がユーザに提供可能なサービスの識別情報を通知する。一実施形態によれば、ルータ通知メッセージは、モバイルIPバージョン6(MIPv6)において記述された近傍発見手続と同様の手法で実装されてもよい。かかるMIPv6は、例えば1998年の標準ドキュメントRPC2461“Neighbor Discovery for IPv6”において説明されており、その開示内容は参照によりここに取り入れられる。SGSN108がルータ通知メッセージを受信すると、SGSN108は、それを用いて、特に各GGSNのIPアドレス及びサービスを含むように、ローカルに保存しているGGSNリストを更新する。これは、ステップ310においてサポートされる。
図3に示したGGSNリスト構築の仕組みに関連する機能をサポートするために、参照により取り入れられたドキュメントにおいて記述されたルータ通知手続には、いくつかの修正が加えられ得る。例えば、MIPv6のRAメッセージのフォーマットは、例えば、“G”及び“H”フラグという2つの新たなフラグを加えられるように修正されてもよい。フラグGは、特定のルータ通知メッセージに関連付けられた送信エンティティがGGSNとして振舞うことができることを表している。一方、フラグHは、メッセージを送信するルータが所与のリンク上のホームエージェントとして使用されることを表している。本実施形態に係る修正されたRAメッセージのフォーマットは、表2により表される。
Figure 0005209640
追加的に、上の表2のRAメッセージにおいて示されたオプションフィールドは、GGSNリストを構築する目的で当該メッセージをブロードキャストするGGSNについての関連する情報、例えば、特定のルータ機能についての特定の情報を運ぶような手法で定義されてもよい。このオプションのフォーマットは、表3に示されている。
Figure 0005209640
次に、表3に示したような本実施形態に係るGGSN情報のオプションフォーマットにおいて使用される特有のフィールドについて説明する。ここで、タイプフィールドは、上記参照により取り入れられたドキュメントにおいて説明されている近傍発見(Neighbor Discovery)のオプションである。長さフィールドは、例えば当該オプションの長さを示す8ビットの符号なし整数を含む。GGSNプリファレンスフィールドは、例えばGGSNのプリファレンスを示す16ビットの符号なし整数を含む。この後者のフィールドは、その値が高ければ高い可用性を示し、受信側のSGSNにより図3において生成されたGGSNリストを順序付けるために使用され得る。例えば、SGSNは、特定のサービスクラスを提供可能なGGSN又はASNを、可用性が高い順にランク付けしてもよい。このオプションがフラグGを有するRAに含まれていない場合には、GGSNプリファレンスフィールドの値はゼロに設定される。RAを送信するGGSNは、例えば、現在サービスを受けている携帯ユーザ数又は他の携帯ユーザへのサービスに依然として利用可能なリソースの量などに応じて、GGSNプリファレンスフィールドの値を動的に決定してもよい。
GGSNライフタイムフィールドは、例えばGGSNのライフタイムを秒数で示す16ビットの符号なし整数を含む。初期設定では、このフィールドは、RAメッセージの主要部において特定されるようなルータのライフタイムの値をとる。ゼロの値は、好ましくない。GGSNライフタイムフィールドは、本実施形態によれば、GGSNとしてのルータの機能のみに適用され、他のフィールド又はRAメッセージのオプション内の情報には適用されない。サービスIDフィールドは、当該RAメッセージを送信するGGSNが提供可能なサービスクラスあるいはASNに関連するサービスIDのリストである。複数のサービスIDは、RAのオプション部のサービスIDフィールド内に隣り合うように配置され、例えば5バイトごとなどの既知の長さに基づいて受信側のSGSNによりパースされ得る。
ここまで、ステップ202として実行され得る一例としてのGGSNリスト構築方法を説明したが、次に、図2のシナリオに戻り、ステップ204において、携帯ユーザは、(上述したサービスIDを含む)PDPコンテキスト活性化要求メッセージを、携帯ユニットが現在位置しているPLMNのSGSN108へ送信する。携帯ユーザはローミングをしているため、そのPDPコンテキスト活性化要求メッセージをステップ204において処理するのは、訪問先ネットワーク(VSGSN)のSGSNである。PDPコンテキスト活性化要求メッセージを受信した後、VSGSNは、ユーザの登録レコードをチェックしてその要求の妥当性を確認する。そして、一度携帯ユーザの要求の妥当性が確認されると、VSGSNは、それぞれステップ206及び208において、GGSN選択の仕組みを適用し、及びGGSNリストを検索することにより、データサービスについてのその特定の要求にどのGGSNを割当てるかを決定する。一例としてのGGSN選択の仕組みは、図4のフローチャートにおいて描かれている。
ステップ400では、その特定のGGSNの選択を処理するように動作可能なGGSN選択モードが決定される。これら実施形態の固有の実装に依存して、様々なGGSN選択モードが提供されてもよい。一実施形態によれば、ステップ400において選択され得る3つのGGSN選択モードが存在する:即ち、(1)サービスIDがPDPコンテキスト活性化要求メッセージにおけるサービスIDである場合の、MNによる選択(移動体ネットワーク(MN:Mobile Network)又はユーザ機器による選択)、(2)サービスIDが既知のPDPの種類に関連する初期値としてのサービスIDである場合の、SGSNによる選択、(3)サービスIDがPDPコンテキストから抽出される場合の、登録(Subscribed)、である。特定のモードは、PDPコンテキスト活性化要求メッセージ内のパラメータ及び/又は当該要求メッセージを送信した携帯ユーザに関連付けられたホームロケーションレジスタ(HLR)内のレコードに基づいて、ネットワークにより選択される。いずれにしろ、ステップ400のGGSN選択の仕組みは、サービスIDの選択の手法(即ち、携帯ユーザからの送信又は他の手法)であって、特定のGGSNを選択して要求されたサービスを提供するために使用される。
次に、ステップ410において、どのPLMN、即ち訪問先のPLMN又はホームPLMNがサービスIDにより特定されたデータサービスを提供するかが決定される。図2の一例としてのシナリオでは、携帯ユーザが訪問先のPLMNのサービスを使用する権限を有する(即ち、許可されたVPLMNアドレスを有する)ことから、上記決定は訪問先のPLMNであるとなされる。より詳細には、ステップ410を実装する一例としての方法は、図7に関連して後に説明される。そして、ステップ420において、サービスIDによりインデックス付けされたGGSNリスト内で検索が実行され、サービスを提供するための特定のGGSN(図2の例におけるVGGSN)が選択される。ここで適切なGGSNを検索の結果として特定できない場合には、PDPコンテキスト活性化要求は拒絶される。
図2に戻り、一度VGGSNが選択されると、ステップ210において、VSGSNは、ステップ208において取得されたIPアドレスを有する当該VGGSNに、PDPコンテキスト生成要求メッセージを送信する。そうすると、VGGSNは、そのPDPコンテキストのテーブル内に新たなエントリを生成し、HSGSNとネットワークPDNとの間でユーザのパケットをルーティングすることを可能にする。ステップ212では、VGGSNは、VSGSNにPDPコンテキスト生成応答メッセージを返送する。ここで、VGGSNがPDPアドレスの許可についての責任を有していれば、当該アドレスがそのPDPコンテキスト生成応答メッセージに含められる。そうでなければ、対応するフィールドは、本手続の後に携帯ユーザがPDPアドレスについて外部のPDNと交渉する必要があることを示す0.0.0.0に設定される。
次に、ステップ214において、無線アクセスベアラのセットアップ(Radio Access Bearer Setup)手続が開始される。ステップ214は、QoSの修正を含んでもよい。ステップ214においてQoSパラメータが修正された場合には、VSGSN及びVGGSNは、PDPコンテキスト内のQoSパラメータを修正するために、ステップ216及び218において、それぞれPDPコンテキスト更新要求メッセージ及びPDPコンテキスト更新応答メッセージを交換する。そして、VSGSNは、ステップ220において、PDPコンテキスト活性化容認(accept)メッセージをMN(又はユーザ機器)へ送信し、手続を終了する。
図5は、ユーザが本実施形態に係る訪問先のPLMNにいる場合において、ローミングするユーザの通信がホームGGSNにより管理される場合の第2のシナリオを描いている。本シナリオでは、携帯ユーザの通信は、例えば訪問先ネットワークのサービスの使用を拒否されたことなどの理由で、HGGSNにより管理される。上述した一実施形態のように、例えば上述したその手法を用いて、GGSNリスト構築ステップ202がSGSNにより定期的に実行される。そして、ステップ504において、携帯ユーザは、携帯ユニットが現在位置しているPLMNのSGSNへPDPコンテキスト活性化要求メッセージを送信する。ここで、携帯ユーザはローミングしているため、そのPDPコンテキスト活性化要求メッセージを処理するのは、訪問先ネットワーク(VSGSN)のSGSNである。
その後、VSGSNは、その要求の妥当性を確認するために、当該ユーザの登録レコードをチェックする。そして、一度携帯ユーザの要求の妥当性が確認されると、VSGSNは、ステップ506において、(図4に示された)GGSN選択の仕組みを適用する。但し、上述した実施形態とは異なり、処理が図4のGGSN選択の仕組みにおけるステップ410に到達すると、関連付けられるPLMNは訪問先のPLMNよりもむしろホームPLMNであると判定される。これは、今回の場合携帯ユーザが訪問先PLMNのサービスを使用する権限を持たず(即ち、許可されたVPLMNアドレスを有しない)、及び/又はVPLMNアクセスポイントへのアクセス手段も持たないためである。
本シナリオにおいて、サービスを提供するローカルGGSNを使用するための許可がシステムから得られないことから、VSGSNは、その携帯ユーザと関連付けられたホームGGSNのIPアドレスを取得する必要がある。ステップ202において構築されたGGSNリストは、ローカルGGSNのリスト及びその属性を提供する。しかしながら、他のPLMNにおいて動作するGGSNのリストは、SGSNにはアクセスできない。それに加えて、PDPコンテキスト活性化要求において携帯ユーザにより提供されるサービスIDはDNSアドレスではなくむしろ番号であるため、サービスIDはHSGSNへアクセスするための直接的な仕組みを提供しない。従って、本実施形態では、このような状況を処理するための、ホームGGSNのIPアドレスの発見の仕組みを提供する。かかる仕組みは、例えば図5に描かれているような仕組みであり、ホームシステムへの信号の返送が必要となる。上述したような要求に応じてではなく定期的に実行されるGGSNリスト構築手続と対比すると、このホームGGSNのIPアドレス発見の仕組みは、本実施形態に係る図4のGGSN選択の仕組みの一部としてホームPLMNによるアクセスが選択された場合にのみ介在する。
一実施形態によれば、ホームGGSNのIPアドレス発見手続508は、訪問先PLMNのSGSN(VSGSN)と携帯ユーザのホームPLMNのSGSN(HSGSN)との間のメッセージの交換の形で実行される。このアドレス発見の目的でVSGSNにより送信されるメッセージ508aは、GGSNが提供しなければならないサービスのサービスIDを含み、ホームPLMNの全てのSGSNの参加を可能とするためのアドレスを宛て先とする。一実施形態によれば、そのメッセージの形式は、上記参照により取り入れられた近傍発見プロトコルにおいて使用されるルータ要請メッセージ(Router Solicitation message)と同様であってもよいが、サービスIDの使用についての修正がなされ得る。このメッセージ508aは、ここでは、ICMP(Internet Control Message Protocol)によるホームGGSNアドレス発見要求という。当該ICMPによるホームGGSNアドレス発見要求のフォーマットは、表4に表されている。
Figure 0005209640
表4において、本実施形態に従い、タイプフィールドの値は、本ICMPメッセージを他のICMPメッセージから区別するために154に設定される。コードフィールドは、ゼロに設定される。チェックサムフィールドは、ICMPチェックサムに設定される。識別子フィールドには、ICMPによるホームGGSNアドレス発見要求メッセージを、対応するICMPによるホームGGSNアドレス発見応答メッセージとペアリングすることをシステムにとって可能とする識別子が用いられる。予約フィールドは、将来の使用のために予約されているが、当初はゼロに設定される。サービスIDフィールドは、この発見の仕組みによりホームPLMN内で特定されるGGSNにより提供されるべきサービスのサービスIDを表示する。
ICMPによるホームGGSNアドレス発見要求メッセージは、ローミングしているユーザのホームSGSNのユニキャストアドレスへ、訪問先ネットワークのSGSNから送信される。そのICMPによるホームGGSNアドレス発見要求メッセージを受信するSGSNは、ステップ508bにおいて当該メッセージに含まれていたサービスIDを用いて、自身のGGSNリスト内での検索を実行する。そして、そのSGSNは、ICMPによるホームGGSNアドレス発見応答メッセージ508cを用いて応答する。検索が成功したと仮定すると、ICMPによるホームGGSNアドレス発見応答メッセージ508cは、その成功を示すコードに加えて、発見されたGGSNのIPアドレス含む。そうでない場合には、メッセージ508cは、失敗及び失敗の理由を示すコードを含む。ICMPによるホームGGSNアドレス発見応答メッセージ508cは、ローミングするユーザのホームネットワークにより、ホームGGSNのIPアドレス発見の仕組みを開始した訪問先ネットワークのSGSNへ回答をするために使用される。一例としてのメッセージ508cのフォーマットは、表5に表されている。
Figure 0005209640
表5において、タイプフィールドは、本ICMPメッセージを他のICMPメッセージから区別するために155に設定される。コードフィールドは、GGSNリスト内の検索が成功したか否かを示す。本実施形態によれば、0から127までの値は成功を示し、その場合には例えば所望のGGSNのIPアドレスがホームGGSNアドレスフィールドに含まれている。一方、検索に失敗した場合には、当該コードの値は、ホームGGSNアドレスフィールドにエラーがあったことを示す128から255までの値となる。チェックサムフィールドは、ICMPチェックサムを示す。識別子フィールドには、ICMPによるホームGGSNアドレス発見要求メッセージに由来する識別子が含まれ、それにより受信者は当該応答をメッセージ508aにおける前の要求と関連付けることができる。予約フィールドは、将来の使用のために予約されているが、当初はゼロに設定される。ホームGGSNアドレスフィールドは、GGSNリストの検索により見つけ出されたGGSNのIPアドレス、又は検索失敗となったエラーの原因を含む。
ICMPによるホームGGSNアドレス発見応答メッセージ508cがHGGSNのIPアドレスを含んでいる場合には処理は継続し、そうでなければPDPコンテキスト活性化手続は終了する。ステップ510において、VSGSNは、ステップ508で取得されたIPアドレスを有するHGGSNへ、PDPコンテキスト生成要求メッセージを送信する。そうすると、HGGSNは、そのPDPコンテキストのテーブル内に新たなエントリを生成し、VSGSNとネットワークPDNとの間でユーザのパケットをルーティングすることを可能にする。ステップ512では、当該GGSNは、VSGSNにPDPコンテキスト生成応答メッセージを返送する。ここで、HGGSNがPDPアドレスの許可についての責任を有していれば、それはそのPDPコンテキスト生成応答メッセージに含められる。そうでなければ、対応するフィールドは、本手続の後に携帯ユーザがPDPアドレスについて外部のPDNと交渉する必要があることを示す0.0.0.0に設定される。次に、ステップ514において、無線アクセスベアラのセットアップ手続が開始される。ステップ514は、QoSの修正を含んでもよい。ステップ514においてQoSパラメータが修正された場合には、VSGSN及びHGGSNは、PDPコンテキスト内のQoSパラメータを修正するために、ステップ516及び518において、それぞれPDPコンテキスト更新要求メッセージ及びPDPコンテキスト更新応答メッセージを交換する。そして、VSGSNは、ステップ520において、PDPコンテキスト活性化容認メッセージをMN(又はユーザ機器)へ送信し、手続を終了する。
当業者であれば、説明したこの第2のシナリオは、2つの状況のうちの少なくとも1つによって生じることを理解するであろう。より具体的には、この第2のシナリオにおいて説明したメッセージの交換は、(例えば禁止されたVPLMNなどにより)ユーザが訪問先ネットワークのサービスを使用する権利を有していない場合、又は携帯ユーザがそのサービスを使用する権利を有しているものの携帯ユーザのVPLMNのアクセスポイントへのアクセスが拒否された場合、である。
図6に示したように、第3のシナリオでは、ユーザが本実施形態に係る訪問先のPLMNにいる場合において、ローミングするユーザの通信は、ホームGGSNにより管理される。本シナリオでは、図5に関連して上で説明したシナリオと異なり、MNは訪問先のPLMNのサービスを使用する権利及びVPLMNのアクセスポイントまで到達する(reach)権限を有するものの、VSGSNのGGSNリストの検索は失敗に終わる。上述した一実施形態のように、GGSNリスト構築ステップ202は、例えば上述した手法により、定期的に実行され得る。
そして、ステップ604において、携帯ユーザは、携帯ユニットが現在位置しているPLMNのSGSNへPDPコンテキスト活性化要求メッセージを送信する。ここで、携帯ユーザはローミングしているため、そのPDPコンテキスト活性化要求メッセージを処理するのは、訪問先ネットワーク(VSGSN)のSGSNである。その後、VSGSNは、その要求の妥当性を確認するために、当該ユーザの登録レコードをチェックする。そして、一度携帯ユーザの要求の妥当性が確認されると、VSGSNは、ステップ606において、上述したGGSN選択の仕組みを適用する。ステップ608では、選択されたサービスIDを有するサービスを提供しようとするVGGSNのIPアドレスが、事前に構築されたGGSNリスト内で検索される。ここで、ステップ608では、VSGSNのGGSNリストの検索は、失敗に終わる。この検索失敗の結果、VSGSNは、第2のシナリオに関連して上述した手法と同様に、HSGSNと相互通信することが必要となる。
よって、ステップ610において、3つのステップによるホームGGSNのIPアドレス発見の仕組みが開始される。第1の部分、ステップ610aでは、VSGSNは、選択されたサービスIDを含むICMPによるホームGGSNアドレス発見要求メッセージを、携帯ユーザのホームPLMNのSGSNのユニキャストアドレスへ送信する。ホームPLMNのSGSNは、ステップ610bにおいて、そのICMPによるホームGGSNアドレス発見要求メッセージを受信し、受信したサービスIDを用いて自身のGGSNリスト内での検索を実行する。ステップ610cでは、HGGSNのIPアドレス又はエラーメッセージのいずれかを含むICMPによるホームGGSNアドレス発見応答メッセージが、もとのVSGSNへと返送される。ここで、ICMPによるホームGGSNアドレス発見応答メッセージがHGGSNのIPアドレスを含んでいる場合には処理は継続し、そうでなければPDPコンテキスト活性化手続は終了する。
ステップ612では、VSGSNは、ステップ610で取得されたIPアドレスを有するHGGSNへ、PDPコンテキスト生成要求メッセージを送信する。そうすると、HGGSNは、そのPDPコンテキストのテーブル内に新たなエントリを生成し、VSGSNとネットワークPDNとの間でユーザのパケットをルーティングすることを可能にする。ステップ614では、当該GGSNは、VSGSNにPDPコンテキスト生成応答メッセージを返送する。ここで、HGGSNがPDPアドレスの許可についての責任を有していれば、それはそのPDPコンテキスト生成応答メッセージに含められる。そうでなければ、対応するフィールドは、本手続の後に携帯ユーザがPDPアドレスについて外部のPDNと交渉する必要があることを示す0.0.0.0に設定される。次に、ステップ616において、無線アクセスベアラのセットアップ手続が開始される。ステップ616は、QoSの修正を含んでもよい。ステップ616においてQoSパラメータが修正された場合には、VSGSN及びHGGSNは、PDPコンテキスト内のQoSパラメータを修正するために、ステップ618及び620において、それぞれPDPコンテキスト更新要求メッセージ及びPDPコンテキスト更新応答メッセージを交換する。そして、VSGSNは、ステップ622において、PDPコンテキスト活性化容認メッセージをMN(又はユーザ機器)へ送信し、手続を終了する。
ここまでに説明した実施形態によれば、1つのユーザ機器からのネットワークへのアクセスについてのシナリオであって、APNの代わりにサービスIDを使用してサービスをサポートするGGSNを選択する3つのシナリオが説明された。これら実施形態によれば、システムは、図4において一般的に描かれた、受信されたサービスIDに基づいてGGSNを特定するためのGGSN選択の仕組みを使用する。また、図7には、特定の携帯ユーザに認められた権限及び受信側のSGSNにおけるGGSNリストの検索の結果に基づいて、PDPコンテキスト要求メッセージを生成し又はPDPコンテキスト活性化要求メッセージを拒否するかを決定するための、いくつかの例示的なロジックが示されている。
まず、ステップ702において、SGSN108は、1つのユーザ機器からサービスIDを受信する。そして、SGSN108は、ステップ704において、ホームPLMNに携帯ユーザがいるかどうかをチェックし判定する。ステップ704の結果がYesであれば(即ち、携帯ユーザがそのホームPLMN内にいれば)、ステップ706において、SGSN108は、受信したサービスIDに基づいて、自身のGGSNリスト内での検索を実行する。そして、ステップ706における検索の結果が肯定的であれば、ステップ708においてPDPコンテキスト要求メッセージが生成される。また、ステップ706における検索の結果が否定的であれば、PDPコンテキスト活性化要求は、ステップ710において拒否される。
また、ステップ704へ戻り、その結果がNoであれば、ユーザはVPLMNに位置する。ステップ712では、SGSNは、VPLMNにより提供されるサービスを使用することができるか否かを判定する。ステップ712のその結果がYesであれば、SGSNは、ステップ714において、さらにVPLMNのアクセスポイントへのアクセスが承認されているかを判定する。そして、ステップ714の結果がYesであれば、SGSNは、ステップ716において、受信したサービスIDに基づいて自身のGGSNリスト内を検索する。ここでステップ716において肯定的な検索結果が得られれば、ステップ708に示したように、PDPコンテキスト要求メッセージが生成される。
また、ステップ712、714又は716のいずれかの結果がNo又は否定的な判定であった場合には、ステップ718において、SGSNは、携帯ユーザにホームPLMNアクセスポイントへのアクセスが許可されているかをチェックする。そして、ステップ718での結果がYesであれば、SGSNは、ステップ720において、前に受信したサービスIDを用いて、ホームGGSNのIPアドレス発見の仕組みを開始する。そして、HGGSNのIPアドレスの受信に成功すると、ステップ722において、PDPコンテキスト活性化要求メッセージが生成される。また、ステップ718又は720のいずれかの間に結果としてNo又は否定的な結果が得られた場合には、ステップ710において、PDPコンテキスト活性化要求は拒否される。
上述した実施形態は、例えば、UMTSシステム内でのローミングをサポートするためにAPNの代わりにサービスIDを使用することに関連する様々な利益を提供する。例えば、上述したように、サービスIDは、地理的基準に基づくAPNに含まれるDNSアドレスの代わりに、数字を使用する。この違いは、典型的には、ローミングサービスの使用における効率性の向上をもたらす。なぜならば、もはやホームGGSNを通してルーティングされるべきデータについての要求ではない状況において、データパスから少なくとも1つの送信ステップが取り除かれるためである。
上述した例示的な実施形態は、本発明を限定するものではなく、むしろあらゆる観点において説明を目的としたものである。従って、本発明について、ここに含まれる説明から当業者により導き出し得る詳細な実装における多くの変形が可能である。全てのそうした変形及び修正は、次の特許請求の範囲により定義される本発明の範囲及び思想に含まれるものと考えられる。本応用の説明において使用されたどのような要素、動作又は指示も、そのような明示的な記述がない場合には、本発明にとって重大又は欠かすことのできないものではない。また、ここで用いられている通り、冠詞“a”は1つ以上のアイテムを含むことを意図している。

Claims (13)

  1. データサービスを要求するメッセージを受信し又は送信するステップと、
    記メッセージは、パケットデータプロトコルのコンテキストの活性化を要求するメッセージであり、ドメイン名を有するアクセスポイント名(APN)の代わりに、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)に前記データサービスをサポートさせるか否かを通信ノードが判定するために使用されるサービス識別番号を含むことと、
    前記サービス識別番号は、前記データサービスを提供するパケットデータネットワーク(PDN)、又は前記データサービスのサービスクラスを示すことと、
    前記通信ノードの一般陸上移動体ネットワーク(PLMN)内のGGSNによる前記データサービスの提供が許可されている場合に、前記データサービスを提供する前記通信ノードのPLMN内のGGSNを特定するために、前記サービス識別番号を用いて、サービスによりインデックス付けされたGGSNリストを検索するステップと、
    を含む通信方法。
  2. 前記通信方法は、データサービスを要求するメッセージを受信する前記ステップを含み、さらに
    GGSNにより提供されるサービス及び当該GGSNに関連付けられたIPアドレスを示すメッセージを当該GGSNから定期的に受信するステップと、
    前記GGSNからの前記メッセージに基づいて前記GGSNリストを構築するステップと、
    を含む、請求項1に記載の通信方法。
  3. さらに、前記通信方法は、
    前記通信ノードのPLMN内のGGSNによる前記データサービスの提供が許可されているか、又は前記データサービスがホームPLMNにより提供されるべきか、を判定するステップ、
    を含む、請求項に記載の通信方法。
  4. さらに、前記通信方法は、
    前記通信ノードのPLMN内のGGSNによる前記データサービスの提供が許可されていないと判定された場合に、ホームPLMN内のGGSNから前記データサービスを提供するために、当該ホームGGSNのIPアドレス発見の仕組みを開始するステップ、
    を含む、請求項に記載の通信方法。
  5. さらに、前記通信方法は、
    前記通信ノードのPLMN内のGGSNによる前記データサービスの提供が許可されていると判定された場合であって、前記データサービスを提供するローカルGGSNのための前記GGSNリストの検索が失敗したときに、ホームPLMN内のGGSNから前記データサービスを提供するために、当該ホームGGSNのIPアドレス発見の仕組みを開始するステップ、
    を含む、請求項に記載の通信方法。
  6. 前記サービス識別番号は、第1のフィールドと第2のフィールドとを含む、請求項1に記載の通信方法。
  7. 前記第1のフィールドは、ワイルドカード、パケットデータネットワーク及びサービスのうちの1つに対応する第1の番号を含むファンクションフィールドである、請求項に記載の通信方法。
  8. 前記第1の番号が前記パケットデータネットワークに対応する場合には、前記第2のフィールドは自律システム番号を含む、請求項に記載の通信方法。
  9. 前記第1の番号が前記サービスに対応する場合には、前記第2のフィールドはサービスクラス番号を含む、請求項に記載の通信方法。
  10. 前記サービスクラス番号は、対話型サービス、ストリーミングサービス、双方向型サービス、及びバックグラウンドサービスのうちの少なくとも1つに対応する、請求項に記載の通信方法。
  11. データサービスを要求するメッセージを受信するためのプロセッサを含む通信ノードであって、請求項1〜10のいずれかに記載の方法を実行するように構成される、
    通信ノード。
  12. 前記プロセッサは、さらに、GGSNにより提供されるサービス及び当該GGSNに関連付けられたIPアドレスを示すメッセージを当該GGSNから定期的に受信し、
    前記通信ノードは、さらに:
    前記GGSNからの前記メッセージに基づいてサービスによりインデックス付けされたGGSNリストを記憶するためのメモリ、
    を含む、請求項11に記載の通信ノード。
  13. データサービスを要求するメッセージを送信する送受信部、
    を備え
    前記メッセージは、パケットデータプロトコルのコンテキストの活性化を要求するメッセージであり、ドメイン名を有するアクセスポイント名(APN)の代わりに、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)に前記データサービスをサポートさせるか否かを通信ノードが判定するために使用されるサービス識別番号を含み、
    前記サービス識別番号は、前記データサービスを提供するパケットデータネットワーク(PDN)、又は前記データサービスのサービスクラスを示し、
    前記通信ノードの一般陸上移動体ネットワーク(PLMN)内のGGSNによる前記データサービスの提供が許可されている場合に、前記データサービスを提供する前記通信ノードのPLMN内のGGSNを特定するために、前記サービス識別番号を用いて、サービスによりインデックス付けされたGGSNリストが検索される、
    携帯機器。
JP2009542303A 2006-12-21 2007-12-12 移動体ネットワークにおけるサービス品質の向上 Expired - Fee Related JP5209640B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/614,337 2006-12-21
US11/614,337 US20080153484A1 (en) 2006-12-21 2006-12-21 Quality of service improvement in mobile networks
PCT/IB2007/055071 WO2008078224A1 (en) 2006-12-21 2007-12-12 Quality of service improvement in mobile networks

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010514317A JP2010514317A (ja) 2010-04-30
JP2010514317A5 JP2010514317A5 (ja) 2010-12-24
JP5209640B2 true JP5209640B2 (ja) 2013-06-12

Family

ID=39319605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009542303A Expired - Fee Related JP5209640B2 (ja) 2006-12-21 2007-12-12 移動体ネットワークにおけるサービス品質の向上

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20080153484A1 (ja)
EP (1) EP2127451A1 (ja)
JP (1) JP5209640B2 (ja)
WO (1) WO2008078224A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2241064B1 (en) * 2008-01-08 2011-07-20 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (publ) Technique for route optimization in a communication network
US9185510B2 (en) * 2010-03-03 2015-11-10 Tekelec, Inc. Methods, systems, and computer readable media for managing the roaming preferences of mobile subscribers
US9917700B2 (en) 2010-03-15 2018-03-13 Tekelec, Inc. Systems, methods, and computer readable media for policy enforcement correlation
SG10201509262XA (en) * 2010-11-10 2015-12-30 Roamware Inc Method and system for on-demand data access
US9860390B2 (en) 2011-08-10 2018-01-02 Tekelec, Inc. Methods, systems, and computer readable media for policy event record generation
US9473928B2 (en) 2012-07-14 2016-10-18 Tekelec, Inc. Methods, systems, and computer readable media for policy-based local breakout (LBO)
EP2873268B1 (en) 2012-07-14 2018-01-17 Tekelec, Inc. Methods, systems, and computer readable media for dynamically controlling congestion in a radio access network
US10477385B2 (en) 2012-07-20 2019-11-12 Tekelec, Inc. Methods, systems and computer readable media for distributing policy rules to the mobile edge
WO2014076267A1 (en) * 2012-11-19 2014-05-22 Koninklijke Kpn N.V. Methods and systems for transmitting mobile device information
US9414219B2 (en) 2013-06-19 2016-08-09 Facebook, Inc. Detecting carriers for mobile devices
CN107404456B (zh) * 2016-05-18 2020-05-05 阿里巴巴集团控股有限公司 错误定位方法及装置
JP6890176B2 (ja) * 2016-09-27 2021-06-18 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. データ接続確立方法及び端末装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI106831B (fi) * 1998-01-14 2001-04-12 Nokia Networks Oy Pääsyn kontrollointimenetelmä matkaviestinjärjestelmää varten
CA2287613A1 (en) * 1998-12-07 2000-06-07 Kenneth Carl Budka Methods and apparatus for route optimization in a communications system
FI107980B (fi) * 1998-12-31 2001-10-31 Nokia Networks Oy Yhdyskäytävätukisolmun valinnan ohjaaminen
FI107425B (fi) * 1999-03-16 2001-07-31 Nokia Mobile Phones Ltd Menetelmä ja järjestelmä multimediaan liittyvän informaation välittämiseksi pakettikytkentäisessä solukkoradioverkossa
FI111436B (fi) * 1999-06-14 2003-07-15 Nokia Corp Menetelmä ja järjestelmä PDP-kontekstien palvelutarkoituksen ilmaisemiseksi
US6748436B1 (en) * 2000-05-04 2004-06-08 International Business Machines Corporation System, method and program for management of users, groups, servers and resources in a heterogeneous network environment
US20020101859A1 (en) * 2000-09-12 2002-08-01 Maclean Ian B. Communicating between nodes in different wireless networks
US20030026230A1 (en) * 2001-08-02 2003-02-06 Juan-Antonio Ibanez Proxy duplicate address detection for dynamic address allocation
US20030114158A1 (en) * 2001-12-18 2003-06-19 Lauri Soderbacka Intersystem handover of a mobile terminal
FI20020026A0 (fi) * 2002-01-08 2002-01-08 Nokia Corp GGSN:n valitseminen jaetussa matkaviestinverkossa
US20030137971A1 (en) * 2002-01-22 2003-07-24 Mark Gibson Telecommunications system and method
SE0200939D0 (sv) * 2002-03-26 2002-03-26 Ericsson Telefon Ab L M A system, an arrangement and a method relating to IP-addressing
US6970694B2 (en) * 2002-07-30 2005-11-29 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for mobile based access point name (APN) selection
JP4023319B2 (ja) * 2003-01-08 2007-12-19 日本電気株式会社 モバイルipアクセスゲートウェイシステム及びそれに用いるトンネリング制御方法
US7020090B2 (en) * 2004-06-21 2006-03-28 Cisco Technology, Inc. System and method for loadbalancing in a network environment using feedback information
JP2006203581A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信制御システム
DK1869838T3 (da) * 2005-03-23 2010-06-07 T mobile int ag Fremgangsmåde og indretning til aktivering af en pakkedataprotokolkontekst under etableringen af en pakkedataforbindelse i et kommunikationsnetværk

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010514317A (ja) 2010-04-30
US20080153484A1 (en) 2008-06-26
WO2008078224A1 (en) 2008-07-03
EP2127451A1 (en) 2009-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5209640B2 (ja) 移動体ネットワークにおけるサービス品質の向上
KR101086349B1 (ko) 통신 네트워크의 동작 제어방법 및 시스템과 관련된네트워크 및 그 컴퓨터 프로그램 제품
US7733824B2 (en) Fixed access point for a terminal device
EP2448197B1 (en) Method, apparatus and system for establishing connection
US8718031B2 (en) Multi-network access control method, communication system, and relevant devices
EP2189018B1 (en) Policy based mobile-ip address selection and assignment
US20030026230A1 (en) Proxy duplicate address detection for dynamic address allocation
US20040228347A1 (en) Enabling active pdp contexts in additional plmns according to home operator information and/or subnetwork information
US10595187B2 (en) System and method of selective packet data network gateway discovery
JP5248586B2 (ja) 電気通信
US7050416B2 (en) Technique for IP communication among wireless devices
US20120042058A1 (en) Ip pool name lists
EP1561325B1 (en) Fast recovery from unusable home server
US20040037242A1 (en) Allocating addresses to mobile stations
US20230284007A1 (en) Communication method, device, and storage medium
US9615246B2 (en) Dynamic allocation of host IP addresses
US7043253B2 (en) Load balancing in a mobile telecommunications network
EP2237585A1 (en) A method and an apparatus for discovering home link in mip
KR101221596B1 (ko) 무선 네트워크에서 액세스 라우터에 ip 어드레스를공지하기 위한 휴대 단말기 및 방법
KR101854442B1 (ko) 이동 통신망에서의 ip 주소 정보 제공 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101101

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120816

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130221

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5209640

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees