JP5208692B2 - 位置測定システム及び位置測定方法 - Google Patents

位置測定システム及び位置測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5208692B2
JP5208692B2 JP2008293726A JP2008293726A JP5208692B2 JP 5208692 B2 JP5208692 B2 JP 5208692B2 JP 2008293726 A JP2008293726 A JP 2008293726A JP 2008293726 A JP2008293726 A JP 2008293726A JP 5208692 B2 JP5208692 B2 JP 5208692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light emitting
unit
emitting device
light receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008293726A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010121972A (ja
Inventor
千秋 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2008293726A priority Critical patent/JP5208692B2/ja
Priority to US12/620,189 priority patent/US9404999B2/en
Publication of JP2010121972A publication Critical patent/JP2010121972A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5208692B2 publication Critical patent/JP5208692B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S5/00Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
    • G01S5/16Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations using electromagnetic waves other than radio waves
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S3/00Direction-finders for determining the direction from which infrasonic, sonic, ultrasonic, or electromagnetic waves, or particle emission, not having a directional significance, are being received
    • G01S3/78Direction-finders for determining the direction from which infrasonic, sonic, ultrasonic, or electromagnetic waves, or particle emission, not having a directional significance, are being received using electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S3/782Systems for determining direction or deviation from predetermined direction
    • G01S3/783Systems for determining direction or deviation from predetermined direction using amplitude comparison of signals derived from static detectors or detector systems
    • G01S3/784Systems for determining direction or deviation from predetermined direction using amplitude comparison of signals derived from static detectors or detector systems using a mosaic of detectors
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S5/00Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
    • G01S5/0009Transmission of position information to remote stations
    • G01S5/009Transmission of differential positioning data to mobile

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

本発明は、GPS(Global Positioning System)衛星からの信号が到達しない空間においても位置を測定することを可能とする位置測定システム及び位置測定方法に関する。
従来、屋外での位置を測定する技術としてGPSが用いられており、例えばカーナビゲーションシステムに適用されている。また、近年ではGPS端末の小型化に伴い、携帯電話機やノートパソコンなどにもGPS端末が搭載されている。
GPSは、複数のGPS衛星(人工衛星)から時刻データを載せたマイクロ波信号を送信し、このマイクロ波信号をGPS端末によって受信し、GPS端末がこの信号に基づいて現在の自装置の位置を導出する。従って、GPS衛星から送信されるマイクロ波を受信できない場所では、GPS端末は現在の位置を測定することができない。
このような問題に対し、GPS衛星から送信されるマイクロ波信号を光信号として擬似的に地上の送信局(例えば室内)で発生させることによって、GPS衛星から送信されるマイクロ波を受信できない場所における位置の測定を可能とするシステムが提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−77172号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、測定結果の精度が不十分であるような場合であっても、これ以上測定精度を向上させることが困難であった。そこで、上記事情に鑑み、本発明は、GPS衛星からの信号を受信できない場所であっても位置の測定を可能とし、さらには測定精度を向上させることを可能とする位置測定システム及び位置測定方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、n+1台以上(nは1以上の整数)の発光装置(例えば、実施形態における発光装置2)と、n本の軸方向で移動可能な位置測定装置(例えば、実施形態における位置測定装置3)と、を含む位置測定システム(例えば、実施形態における位置測定システム1)であって、前記発光装置は、他の発光装置と位相を同期させて、予め設定された時間周期で強度が変化する測距用光と自装置の位置を表す情報(例えば、実施形態における各発光装置2aに重複しないように予め割り当てられている識別情報)を含む識別用光とを発する発光部(例えば、実施形態における発光部202a、発光部202b)を備え、前記位置測定装置は、複数の受光素子(例えば、実施形態における受光素子)によって前記測距用光と識別用光とを受光する受光部(例えば、実施形態における受光部301a、受光部301b)と、前記識別用光から各発光装置の位置を取得する位置取得部(例えば、実施形態における位置取得部306)と、受光された各測距用光における前記強度の変化によって表される波の位相を算出する位相算出部(例えば、実施形態における位相算出部307)と、受光された複数の測距用光の発光元のうち、所定の基準に従って一つの発光元を基準発光装置として選択する基準発光装置選択部(例えば、実施形態における基準発光装置選択部308)と、前記基準発光装置による前記測距用光と、他の各発光装置による前記測距用光との前記位相の差分を、発光装置毎に算出する位相差算出部(例えば、実施形態における位相差算出部309)と、n+1台以上の各発光装置の位置と、n台以上の発光装置毎に算出された前記位相の差分とに基づいて、自装置の位置を算出する位置算出部(例えば、実施形態における位置算出部310a、位置算出部310b)と、前記受光部の複数の前記受光素子のうち、受光強度が所定の閾値を超えた受光素子による受光結果のみを選択し、選択された受光素子の空間的位置に基づいて隣接する前記選択された受光素子を同一のクラスに配分することによって、前記受光素子のクラスタリングを行うクラスタリング部(例えば、実施形態におけるクラスタリング部305)と、を備える。
上記の前記発光装置の前記発光部は、予め設定された異なる時間周期で強度がそれぞれ変化する複数の測距用光(例えば、実施形態における第一測距用光、第二測距用光、第三測距用光)、を発し、前記位置測定装置の前記位置算出部は、ある時間周期の測距用光を用いて前記自装置の位置を算出した後に、算出結果に基づいて得られる自装置と前記発光装置との距離の推定結果及び既に用いられた前記測距用光よりも前記時間周期が短い前記測距用光の位相を用いて、自装置の位置を再度算出する、ように構成されても良い。
上記の前記位置測定装置は、前記位置算出部によって既に算出された自装置の位置に基づいて、前記各発光装置と自装置との推定距離を算出する推定距離算出部(例えば、実施形態における推定距離算出部319)と、前記位置算出部が自装置の位置の算出に既に用いた前記測距用光よりも前記時間周期の短い前記測距用光について、前記各発光装置と自装置との間に存在する前記波の波数を前記推定距離に基づいて算出し、さらに前記基準発光装置と自装置との間に存在する前記波の位相を前記推定距離に基づいて基準位相として算出する波数/位相算出部(例えば、実施形態における波数/位相算出部320)と、前記基準位相と、前記基準発光装置から発せられた当該時間周期の短い前記測距用光について前記位相算出部によって算出された位相との差分を算出する基準差算出部(例えば、実施形態における基準差算出部321)と、前記各発光装置から発せられた当該時間周期の短い前記測距用光について前記位相算出部によって算出された位相に前記差分を加算する基準差加算部(例えば、実施形態における基準差加算部322)と、を備え、前記位置算出部は、前記基準差加算部によって算出された各位相を、各発光装置による測距用光の前記位相として処理を行うことによって、当該時間周期の短い前記測距用光に基づいた自装置の位置の算出を行うように構成されても良い。
上記の位置測定システムにおいて、前記予め設定された複数の測距用光の時間周期は、それぞれの比が整数である、ように構成されても良い。
上記の前記受光部は、レンズ(例えば、実施形態におけるレンズ330)を備え、前記レンズの焦点よりもずれた位置に前記受光素子を備える、ように構成されても良い。
上記の前記受光部は、光学的ローパスフィルタを備え、前記光学的ローパスフィルタを通過した光を前記受光素子が受光するように構成されても良い。
上記の前記レンズは魚眼レンズであるように構成されても良い。
本発明の一態様は、n+1台以上(nは1以上の整数)の発光装置と、n本の軸方向で移動可能な位置測定装置と、を含む位置測定システムにおける位置測定方法であって、前記発光装置が、他の発光装置と位相を同期させて、予め設定された時間周期で強度が変化する測距用光と自装置の位置を表す情報を含む識別用光とを発する発光ステップと、前記位置測定装置が、複数の受光素子によって前記測距用光と識別用光とを受光する受光ステップと、前記位置測定装置が、前記識別用光から各発光装置の位置を取得する位置取得ステップと、前記位置測定装置が、受光された各測距用光における前記強度の変化によって表される波の位相を算出する位相算出ステップと、前記位置測定装置が、受光された複数の測距用光の発光元のうち、所定の基準に従って一つの発光元を基準発光装置として選択する基準発光装置選択ステップと、前記位置測定装置が、前記基準発光装置による前記測距用光と、他の各発光装置による前記測距用光との前記位相の差分を、発光装置毎に算出する位相差算出ステップと、前記位置測定装置が、n+1台以上の各発光装置の位置と、n台以上の発光装置毎に算出された前記位相の差分とに基づいて、自装置の位置を算出する位置算出ステップと、前記位置測定装置が、前記受光部の複数の前記受光素子のうち、受光強度が所定の閾値を超えた受光素子による受光結果のみを選択し、選択された受光素子の空間的位置に基づいて隣接する前記選択された受光素子を同一のクラスに配分することによって、前記受光素子のクラスタリングを行うクラスタリングステップと、を備える。
本発明によれば、発光装置によって発せられた光を受光することによって位置測定装置が自装置の位置を測定する。このとき、位置測定装置は、受光した光から強度変化によって表される波形の位相に基づいて位置を測定するため、受光した光を受光素子上において結像させる必要がない。そのため、位置測定装置において、発光装置から受光する光についてピント(焦点)の調整をする必要が無く、発光装置から受光する光についてピントがあっていない場合にも、正確に位置を測定することが可能となる。
また、発光部が異なる時間周期で強度がそれぞれ変化する複数の測距用光を発する態様によれば、位置測定装置は、長い周期の測距用光を用いて算出された自装置の位置に基づいて推定距離を算出し、推定距離の値及び短い周期の測距用光を用いた処理を行うことによって、長い周期の測距用光を用いて算出された自装置の位置よりもさらに精度の高い位置算出を行うことが可能となる。
また、複数の測距用光の時間周期が、それぞれの比が整数であるように構成された態様によれば、受光素子がある時間周期の測距用光を受光する際に、他の時間周期の測距用光から受けるノイズを低減させることが可能となる。
また、位置測定装置がクラスタリング部をさらに備える態様によれば、受光強度が所定の閾値を超えた受光素子による受光結果のみが選択されるため、精度の高い位置算出を行うことが可能となる。
また、レンズの焦点よりもずれた位置に受光素子を備える態様によれば、より多くの受光素子がレンズを介して測距用光及び識別用光を受光することが可能となるため、位置測定が不能となってしまうことを抑止することが可能となる。
また、光学的ローパスフィルタを備える態様によれば、より多くの受光素子がレンズを介して測距用光及び識別用光を受光することが可能となるため、位置測定が不能となってしまうことを抑止することが可能となる。
また、レンズが魚眼レンズであるように構成された態様によれば、より広範囲に配置された発光装置による測距用光及び識別用光を受光することが可能となり、位置測定が不能となってしまうことを抑止することが可能となる。
[システム構成]
図1は、位置測定システム1のシステム構成を表すシステム構成図である。位置測定システム1は、5台の発光装置2−1〜2−5と、位置測定装置3とを備える。以下、各発光装置2−1〜2−5に共通する事項については、単に「発光装置2」と記載して説明する。発光装置2は、位置測定システム1が設置される室内の天井に、発光面を床方向に向けて取り付けられる。位置測定装置3は、複数台の発光装置2から受光し、受光した光に基づいて自装置の位置を測定する。
図2は、位置測定システム1の発光装置2の配置例を示す図である。図2に表される配置例は、図1において天井に配置された5台の発光装置2−1〜2−5を、床側から見上げた場合の配置例である。発光装置2−1〜2−4は部屋の天井の各隅に配置され、発光装置2−5は部屋の天井の中央付近に配置される。また、発光装置2−1〜2−5は、有線又は無線によって通信可能に接続されており、後述する同期調整部201によりそれぞれ同期をとって発光を行う。図2では、発光装置2−1〜2−4はそれぞれ発光装置2−5に有線で接続されている。
なお、位置測定システム1では、位置測定装置3が三次元の各軸方向に移動するため、設置される発光装置2の台数は4台以上であればよく、図1や図2に示されるように5台に限定されない。また、位置測定装置3が一次元の軸方向に移動する場合には発光装置2は2台以上であればよく、位置測定装置3が二次元の各軸方向に移動する場合には発光装置2は3台以上であればよい。また、発光装置2の設置位置についても、発光装置2によって発光された光が位置測定装置3によって受光できればどのような設置位置でもよく、天井に設置されることには限定されないし、図2に示される配置例にも限定されない。
[第一実施形態]
図3は、位置測定システム1における発光装置2の第一実施形態である発光装置2aの機能構成を表す概略ブロック図である。発光装置2aは、同期調整部201、発光部202aを備える。また、発光部202aは、測距用発光部203、識別用発光部204を備える。
同期調整部201は、位置測定システム1において配置されている他の発光装置2aとの同期をとり、発光部202aに同期信号を出力する。例えば、同期調整部201は、他の発光装置2aと同期調整信号を送受信することによって同期をとる。
測距用発光部203は、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)等の発光装置を用いて構成され、予め設定されている時間周期で強度が変化する測距用光を同期信号に従ったタイミングで発する。そのため、各発光装置2aの測距用光の強度の変化によって表される波の位相は、発光の段階では一致している。
図4は、測距用光の具体例を表す図である。図4において、縦軸は光の強度を表し、横軸は時間を表す。図4に図示するように、測距用光は、時間に応じて強度が変化し、強度の時間変化によって表される波形は正弦波を描く。このときの正弦波の周期は予め設定されており各発光装置2aで共通である。測距用発光部203は、図4に表されるように強度が時間変化する光を発する。
なお、以下の説明において、測距用光の位相とは、測距用光の強度の時間変化によって表される正弦波の位相を示し、測距用光の周波数及び波長はそれぞれこの正弦波の周波数及び波長を示す。測距用光の波長は、位置測定システム1が設置される空間内において各発光装置2aにとって最も遠い地点までの距離のうち、最も長い距離の2倍よりも長くなるように設定される。より好ましくは、測距用光の波長は上記最も長い距離の4倍程度となるように設定される。測距用光の波長がこのように設定されることにより、測距用光の位相は0度から360度の間に分布するのではなく所定の範囲内に分布するため、相対的に最も位相が遅い測距用光を検出することが可能となる。例えば、測距用光の波長が上記最も長い距離の4倍に設定された場合は、測距用光の位相は0度から90度の間の値として得ることが可能であり、得られた値の大小に基づいて相対的に位相が早いか遅いかを判定することが可能となる。
識別用発光部204は、LED等の発光装置を用いて構成され、各発光装置2aに重複しないように予め割り当てられている識別情報を載せた識別用光を発する。識別情報とは、各発光装置2aを一意に識別するための情報である。
図5は、識別用光の具体例を表す図である。識別用発光部204は、例えば所定の間隔で識別用光の点灯と消灯とを繰り返すことによって2ビットの値を表現し、識別情報を2ビット値で表す。図5の場合、発光装置2−1の識別情報は“110011”であり、発光装置2−2の識別情報は“101010”であり、発光装置2−3の識別情報は“100100”である。他の発光装置2aにも同様に重複しない識別情報が割り当てられる。この場合、発光装置2−1の識別用発光部204は、他の発光装置2aの識別用発光部204と共通して予め設定されている所定時間間隔t毎に、点灯(1)・点灯(1)・消灯(0)・消灯(0)・点灯(1)・点灯(1)を繰り返し行うことによって識別情報“110011”を表す。また、識別用光は、点灯及び消滅ではなく、位相の変化、光の強度の変化、周波数や波長の変化など、光の特性の変化によって識別情報を表す方法であれば、他の方法によって識別情報を表すように構成されても良い。言い換えれば、識別用光は、識別用光を位置測定装置3aの受光素子上で結像させることなく識別情報を読み出すことが可能な方法であれば、他の方法によって識別情報を表すように構成されても良い。
図6は、位置測定システム1における位置測定装置3の第一実施形態である位置測定装置3aの機能構成を表す概略ブロック図である。位置測定装置3aは、受光部301a、発光装置位置記憶部304、クラスタリング部305、位置取得部306、位相算出部307、基準発光装置選択部308、位相差算出部309、位置算出部310aを備える。
図7は、受光部301aの構成例を表す図である。図7(a)では、受光部301aは、レンズ330と、レンズ330を通過して集光された光を受光する測距用受光部302及び識別用受光部303、測距用受光部302及び識別用受光部303が配置された受光基盤350を備える。図7(a)では、受光基盤350に測距用受光部302及び識別用受光部303が配置されているため、測距用受光部302及び識別用受光部303の図示を省略する。
レンズ330は、画角が広いレンズであることが望ましく、例えば魚眼レンズを用いて構成される。また、図7(a)では、レンズ330と受光基盤350との距離L1は、レンズ330の焦点距離からずれるように設計される。そのため、図7(a)では、受光基盤350上の受光素子には、レンズ330を通った光がピントのあった状態で結像せず、レンズ330を通った光の像がぼやけて受光される。
図7(b)では、受光部301aは、レンズ330と、光学的ローパスフィルタ370と、レンズ330及び光学的ローパスフィルタ370を通過して集光された光を受光する測距用受光部302及び識別用受光部303、測距用受光部302及び識別用受光部303が配置された受光基盤350を備える。図7(b)でも、受光基盤350に測距用受光部302及び識別用受光部303が配置されているため、測距用受光部302及び識別用受光部303の図示を省略する。
図7(b)におけるレンズ330は、図7(a)の場合と同様に、画角が広いレンズであることが望ましく、例えば魚眼レンズを用いて構成される。また、図7(b)では、レンズ330を通過した光は、光学的ローパスフィルタ370によって高周波成分が減衰されて受光基盤350に到達する。そのため、図7(b)では、受光基盤350上の受光素子には、レンズ330を通った光の像がぼやけて受光される。受光部301aは、図7(a)のように構成されても良いし、図7(b)のように構成されても良いし、他の構成によってレンズ330を通った光の像が受光素子にぼやけて受光されるように構成されても良い。なお、レンズ330を通った光の像が受光素子にぼやけて受光されるように受光部301aが構成されることは必須ではない。
測距用受光部302は、各発光装置2aから発光された各測距用光を受光し、測距用光を電気信号に変換する。
識別用受光部303は、各発光装置2aから発光された各識別用光を受光し、識別用光を電気信号に変換する。
図8は、受光部301aの構成の具体例を表す図である。図8(a)は、受光部301aの全体構成を表す図である。受光部301aは、受光部群311が二次元に複数配置されて構成され、各受光部群311は測距用受光部302と識別用受光部303とを備える。各受光部群311には、他の受光部群311と区別するための識別情報が割り当てられている。図8(a)の場合、受光部群311は二次元マトリックス状に配置され、各行には数字の1〜18の番号が割り当てられ、各列にはa〜tのアルファベットが割り当てられている。番号とアルファベットの組み合わせ(例えば“11b”)が、各受光部群311の識別情報である。
図8(b)は、一つの受光部群311の具体例を表す図である。図8(b)の場合、受光部群311は、三つの測距用受光部302(A〜C)と一つの識別用受光部303(D)とを備える。ある測距用受光部302によって受光された測距用光は、同じ受光部群311に属する識別用受光部303によって受光された識別用光によって表される識別情報と対応づけて処理される。
図6に戻って位置測定装置3aの説明を続ける。発光装置位置記憶部304は、各発光装置2aの位置(空間座標)を有した発光装置位置テーブル記憶する。図9は、発光装置位置記憶部304が記憶する発光装置位置テーブルの具体例を表す図である。発光装置位置テーブルは、各発光装置2aに割り当てられた識別情報に対応づけて、各発光装置2aが配置された空間位置のx座標の値と、y座標の値と、z座標の値とを有する。例えば、識別情報が“110011”である発光装置2−1の位置は、(X1,Y1,Z1)である。
図6に戻って位置測定装置3aの説明を続ける。クラスタリング部305は、受光部301aにおける各受光部群311を、受光強度に基づいてクラスタリングする。クラスタリング部305が行うクラスタリングは、公知の技術を用いてどのように実現されても良い。
図10は、クラスタリング部305によるクラスタリングの結果の例を表す図である。図10の例では、四つの発光装置2aによってそれぞれ発光された光が受光部301aに受光されている。図10における四つの太線の円は、受光強度が閾値よりも高い受光部群311の集合を表す。このように、クラスタリング部305は、例えば受光された光の強度が閾値よりも高い受光部群311を選択し、それぞれの受光部群311の空間的位置に基づいて隣接する受光部群311を同一のクラスに配分し、離れている受光部群311を他のクラスに分配することによって、受光部301a上の受光部群311を複数のクラスにクラスタリングする。そして、クラスタリング部305は、各クラスから代表受光部群を選択し、代表受光部群の測距用受光部302によって受光された測距用光による電荷と、代表受光部群の識別情報とを対応づけて位置算出部307に渡す。また、クラスタリング部305は、代表受光部群の識別用受光部303によって抽出された識別情報と、代表受光部群の識別情報とを対応づけて位置取得部306に渡す。クラスタリング部305が代表受光部群311を選択する方法は、例えば各クラスの中央に位置する受光部群311を選択する方法であっても良いし、各クラスの中で最も受光強度が高い受光部群311を選択する方法であっても良いし、他の方法であっても良い。
位置取得部306は、各クラスの代表受光部群の識別用受光部303によって受光された識別用光から識別情報を抽出し、抽出された識別情報に対応する発光装置2aの位置を表す空間座標を発光装置位置記憶部304から読み出す。位置取得部306は、読み出された空間座標を、代表受光部群の識別情報と対応づけて位置算出部310aに渡す。
位相算出部307は、各クラスの代表受光部群の測距用受光部302によって受光された測距用光の位相を算出する。位相算出部307が測距用光の位相を算出する方法は、どのような方法が適用されても良い。以下、位相算出部307が位相を算出する方法の具体例について説明する。
図11は、位相算出部307による位相算出方法の具体例を表す図である。位相算出部307は、測距用光の強度の値(A1〜A4)を、予め設定されている測距用光の周波数の1/4の時間毎のタイミング(X1〜X4)でサンプリングする。図11において、Lは測距用光の周波数の1/4の長さの時間を表す。そして、位相算出部307は、サンプリングされたA1〜A4の値を用いて式1に基づき測距用光の位相Pを算出する。
Figure 0005208692
位相算出部307がA1〜A4の値をサンプリングする方法は、どのような方法が適用されても良い。以下、位相算出部307がA1〜A4の値をサンプリングする方法の具体例について、測距用受光部302の構成の具体例とともに説明する。
図12は、測距用受光部302の構成の具体例を表す図である。図13は、測距用受光部302の動作を表すタイミングチャートである。測距用受光部302は、四つの光電変換部312、二つのドレインゲート部313、四つの電荷蓄積部314−1〜314−4、四つのゲート部315−1〜315−4を備える。まず、測距用受光部302は、各ゲート部315−1〜315−4をリセットのタイミングで開き、さらに不図示のリセットゲートもリセットのタイミングで開くことによって、それぞれのゲート部315−1〜315−4に対応する電荷蓄積部314−1〜314−4に蓄積されていた電荷を捨てて蓄積電荷量をリセットする。その後、測距用受光部302は、各ゲート部315−1〜315−4を交互に繰り返し開くことによって、予め定められた回数(m回)の露光に応じた電荷を電荷蓄積部314−1〜314−4に蓄積する。具体的には、測距用受光部302は、1回目の露光の第1露光のタイミングでゲート部315−1を開き、他のゲート部315−2〜315−4を閉じる。このとき、ゲート部315−1に対応する電荷蓄積部314−1が電荷を蓄積する。次に、測距用受光部302は、第2露光のタイミングでゲート部315−2を開き、他のゲート部315−1、315−3、315−4を閉じる。このとき、ゲート部315−2に対応する電荷蓄積部314−2が電荷を蓄積する。次に、測距用受光部302は、第3露光のタイミングでゲート部315−3を開き、他のゲート部315−1、315−2、315−4を閉じる。このとき、ゲート部315−3に対応する電荷蓄積部314−3が電荷を蓄積する。そして、測距用受光部302は、第4露光のタイミングでゲート部315−4を開き、他のゲート部315−1〜315−3を閉じる。このとき、ゲート部315−4に対応する電荷蓄積部314−4が電荷を蓄積する。これで1回目の露光が終了する。第1露光〜第4露光の各タイミングにおける露光時間は同じである。また、第1露光が開始されてから第4露光が終了するまでの時間は、発光装置2aから発光される測距用光の周期に等しい。そのため、第1露光〜第4露光の各露光時間は、測距用光の周期の1/4となる。各ゲート部315−1〜315−4がこの露光をm回繰り返した後、各電荷蓄積部314−1〜314−4に蓄積された電荷がそれぞれA1〜A4の値として出力される。
図6に戻って位置測定装置3aの説明を続ける。基準発光装置選択部308は、各クラスの代表受光部群によって受光された測距用光のうち相対的に位相が最も遅い測距用光を選択し、この測距用光の発光元となった発光装置2aを基準発光装置として選択する。
位相差算出部309は、基準発光装置から発光された測距用光と、測距用光が受光部301aによって受光された他の発光装置2a(以下、「一般発光装置」という)の測距用光との位相差を、全ての一般発光装置について算出する。
位置算出部310aは、位相差算出部309によって算出された各一般発光装置の測距用光の位相差と、発光装置位置記憶部304に記憶される各発光装置2aの位置とに基づいて、現在の位置測定装置3aの位置を算出する。以下、位置算出部310の処理の具体例について説明する。
図14は、基準発光装置と一般発光装置と位置測定装置3aとの位置関係を表す概略図である。図14では、発光装置2−1が基準発光装置であり、発光装置2−2及び発光装置2−3が一般発光装置である。なお、以下の説明では、不図示の発光装置2−5も一般発光装置であるとする。位置測定装置3aと基準発光装置との距離をdとし、位置測定装置3aと各発光装置2−iとの距離をd+Diとする。例えば、図14において、位置測定装置3aと発光装置2−2との距離はd+D2とし、位置測定装置3aと発光装置2−3との距離はd+D3とする。この場合、各Diの値は式2のように表される。
Figure 0005208692
式2において、Piは、一般発光装置(発光装置2−i)と基準発光装置との位相差であり、位相差算出部309によって算出される値である。また、式2において、πは円周率である。また、式2において、lは式3のように表される。
Figure 0005208692
式3において、cは光の速さであり、Fは測距用光の周波数である。
また、発光装置2−iの位置を(Xi,Yi,Zi)とし、位置測定装置3aの位置を(x,y,z)とする。この場合、各値の関係は式4となる。なお、式4において、発光装置2−iが基準発光装置である場合には、Diの値はゼロとなる。
Figure 0005208692
位置算出部310aは、基準発光装置及び一般発光装置のそれぞれについて式4に値を代入し、四つの未知数x、y、z、dに対し四つの式を作成する。そして、位置算出部310aはこの四つの式を解くことによって、位置測定装置3aの位置(x、y、z)を算出する。
図15は、第一実施形態の位置測定装置3aの動作例を表すフローチャートである。まず、受光部301aが複数の測距用光及び識別用光を受光する(ステップS101)。具体的には、位置測定装置3aは三次元の各軸方向に自由に移動するため、四つ以上の発光装置2aから発せられた測距用光及び識別用光を受光する。次に、クラスタリング部305が受光部群311をクラスタリングする(ステップS102)。次に、位置取得部306が各クラスの代表受光部群311によって受光された識別用光に基づいて、このクラスによって受光されている測距用光の発光元となった発光装置2aの位置を取得する(ステップS103)。
次に、位相算出部307が、各クラスの代表受光部群311によって受光された識別用光の位相を算出する(ステップS104)。次に、基準発光装置選択部308が、相対的に位相の最も遅い測距用光を検出し、この測距用光の発光元となった発光装置2aを基準発光装置として選択する(ステップS105)。次に、位相差算出部309が、基準発光装置の測距用光と一般発光装置の測距用光との位相差を、一般発光装置毎に算出する(ステップS106)。そして、位置算出部310aが、3台以上の一般発光装置の測距用光の位相差と、3台以上の一般発光装置及び1台の基準発光装置の位置とに基づいて自装置の位置を算出する(ステップS107)。
このように構成された位置測定システム1の第一実施形態では、複数の(四台以上の)発光装置2aによって発せられた光を受光することによって位置測定装置3aが自装置の位置を測定する。このとき、位置測定装置3aは、受光した光から強度変化によって表される波形の位相とオン/オフのタイミングとを取得するのみであり、受光した光を受光素子上において結像させる必要がない。そのため、位置測定装置3aにおいて、発光装置2aから受光する光についてピント(焦点)の調整をする必要が無く、容易な制御によって位置を測定することが可能となる。言い換えれば、位置測定装置3aは、発光装置2aから受光する光についてピントがあっていない場合にも、正確に位置を測定することが可能となる。
<変形例>
同期調整部201は、他の発光装置2aの同期調整部201との通信を行うことなく、予め他の発光装置2aとの関係で同期がとられている正確な時計(例えば、原子時計)を備えることによって、他の発光装置2aとの同期をとった同期信号を出力しても良い。同期調整部201がこのように構成された場合、発光装置2aと他の発光装置2aとの間で同期調整信号を送受信する必要がないため、図2に表されている各発光装置2aを通信可能に接続する構成は不要となる。
識別用発光部204は、識別用光に識別情報を載せるのではなく、発光装置2aの位置の空間座標を載せても良い。この場合、位置測定装置3aは発光装置位置記憶部304を備える必要はなく、位置取得部306は識別用光から各発光装置2aの位置の空間座標を抽出する。
また、位置測定装置3aは、z軸上の値が変化しないように、x−y平面上で移動するように構成されても良い。この場合、式4におけるzは予め決まった値をとるため、位置測定装置3aは予め決まったzの値を記憶しておくことにより、三つ以上の発光装置2aから測距用光を受光することで位置を測定できる。同様に、位置測定装置3aは、y軸上及びz軸上の値が変化しないように、x軸上のみで移動するように構成されても良い。この場合、式4におけるy及びzは予め決まった値をとるため、位置測定装置3aは予め決まったy及びzの値を記憶しておくことにより、位置測定装置3aは二つ以上の発光装置2aから測距用光を受光することで位置を測定できる。このように、位置測定装置3aは、n本(nは1以上の整数)の軸方向で移動可能に構成されても良く、この場合の発光装置2aはn+1台以上設置される。
図16は、受光部301aの変形例の構成図である。この場合、レンズ330を通過した測距用光及び識別用光は、複数のハーフミラー(ビームスプリッタ)340を介して四つの経路に分岐され、それぞれ受光基盤350−1〜350−4に到達する。各受光基盤350−1〜350−4は、それぞれ到達した光を受光する。
図17は、図16のように受光部301aが構成された場合の受光基盤350の構成例を表す図である。なお、図17では、受光基盤350−1を例として図示する。この場合、一つの受光部群311−1は、一つの測距用受光部302(A)を備える。そのため、受光部群311の大きさは、四つの受光素子を備える図8の場合に比べて約1/4となり、受光基盤350−1の大きさも図8の受光基盤350の大きさに比べて約1/4となる。受光基盤350−1と同様に、受光基盤350−2の受光部群311−2は一つの測距用受光部302(B)を備え、受光基盤350−3の受光部群311−3は一つの測距用受光部302(C)を備え、受光基盤350−4の受光部群311−4は一つの識別用受光部303(D)を備える。則ち、各受光基盤350−1〜350−4は、それぞれA〜Dの一種類の受光素子を備える。このように構成することによって、受光基盤350−1〜350−4の一つの大きさを小型化することが可能となる。
図18は、受光部301aの他の変形例を表す図である。受光部301aにハーフミラー340を用いる場合、図18のように複数の受光基盤350−iが光の進行方向に対して重なるように(ある受光基盤350の受光面と他の受光基盤350の背面とが向かい合うように)配置されても良い。例えば、図18において、受光基盤350−1及び受光基盤350−2は重なって配置されている。このように受光部301aが構成されることによって、全ての受光基盤350が重ならずに並んで配置される場合(例えば図16の場合)に比べて、受光部301aを小型化することが可能となる。その他、受光部301aにハーフミラー340を用いた構成では、ハーフミラー340及び受光基盤350の配置は、図16や図18のような配置に限られず、適宜設計されても良い。
[第二実施形態]
図19は、位置測定システム1における発光装置2の第二実施形態である発光装置2bの機能構成を表す概略ブロック図である。第一実施形態の発光装置2aと同じ機能部には図19において図3と同じ符号を付して表し、その説明を省く。
発光装置2bは、発光部202aに代えて発光部202bを備える点で発光装置2aと異なり、他の構成は発光装置2aと同様である。発光部202bは、第一測距用発光部205、第二測距用発光部206、第三測距用発光部207、識別用発光部204を備える。
第一測距用発光部205、第二測距用発光部206、第三測距用発光部207は、それぞれ予め設定された異なる周期の測距用光を発する。第一測距用発光部205〜第三測距用発光部207は、それぞれ同期調整部201に従って他の発光装置2bと同期して測距用光を発する。以下、第一測距用発光部205〜第三測距用発光部207がそれぞれ発する測距用光を、第一測距用光〜第三測距用光という。
図20は、第一測距用光〜第三測距用光の波形の具体例を表す図である。第一測距用光〜第三測距用光の周期をそれぞれT1、T2、T3とすると、T1>T2>T3の関係がある。
図21は、位置測定システム1における位置測定装置3の第二実施形態である位置測定装置3bの機能構成を表す概略ブロック図である。第一実施形態の位置測定装置3aと同じ機能部には図21において図6と同じ符号を付して表し、その説明を省く。位置測定装置3bは、受光部301b、発光装置位置記憶部304、クラスタリング部305、位置取得部306、位相算出部307、基準発光装置選択部308、位相差算出部309、位置算出部310b、推定距離算出部319、波数/位相算出部320、基準差算出部321、基準差加算部322を備える。
発光部301bは、第一測距用受光部316、第二測距用受光部317、第三測距用受光部318を備える点で受光部301aと異なり、他の構成は受光部301aと同様である。第一測距用受光部316〜第三測距用受光部318は、それぞれ第一測距用光〜第三測距用光に対応して構成された測距用受光部302である。例えば、第一測距用受光部316〜第三測距用受光部318がそれぞれ図12のように構成される場合、露光のタイミングは第一測距用光〜第三測距用光の周波数に応じて設定される。この場合、図8(b)に表される受光部群311のAは第一測距用受光部316として構成され、Bは第二測距用受光部317として構成され、Cは第三測距用受光部318として構成され、Dは識別用受光部303として構成される。このように構成されることにより、一つの受光部群311によって、第一測距用光、第二測距用光、第三測距用光、識別用光の全ての光を受光することができる。
位置算出部310bは、第一測距用光については位置算出部310aと同様に処理を行うことによって自装置の位置を算出し、第二測距用光及び第三測距用光については他の処理を行うことによって自装置の位置を算出する。位置算出部310bの動作の詳細については後述する。
推定距離算出部319は、位置算出部310bによって算出された自装置の位置に基づいて、各発光装置と自装置との間の距離(推定距離)を算出する。
波数/位相算出部320は、ある測距用光を用いた処理によって算出された推定距離に基づいて、自装置と基準発光装置との間における、この測距用光よりも周期が短い他の測距用光の波数と位相(基準位相)とを算出する。具体的には、波数/位相算出部320は、第一測距用光を用いた処理によって算出された基準発光装置に関する推定距離に基づいて、自装置と基準発光装置との間における、第二測距用光の波数と基準位相とを算出する。また、波数/位相算出部320は、第二測距用光を用いた処理によって算出された基準発光装置に関する推定距離に基づいて、自装置と基準発光装置との間における、第三測距用光の波数と基準位相とを算出する。この算出は、例えば推定距離から測距用光の波長を除算し、算出された商(除算結果の整数部分)を波数として取得し、算出された剰余に基づいて位相をさらに算出することによって行われる。
また、波数/位相算出部320は、各一般発光装置に関する推定距離に基づいて、基準位相を算出した際に用いられた周期の測距用光について自装置と各一般発光装置との間における波数を算出する。
基準差算出部321は、波数/位相算出部320によって算出された位相から、基準発光装置の同じ測距用光について位相算出部307によって算出された位相を減算し、基準差を算出する。
基準差加算部322は、基準差算出部321において処理対象となっている測距用光の周波数と同じ周波数の測距用光について、位相算出部307によって算出された各一般発光装置における測距用光の位相に基準差を加算する。
図22及び図23は、第二実施形態の位置測定装置3bの動作例を表すフローチャートである。以下、図22及び図23を用いて、第二実施形態の位置測定装置3bの処理について説明する。
まず、受光部301bが複数の測距用光及び識別用光を受光する(ステップS201)。具体的には、位置測定装置3bは三次元の各軸方向に自由に移動するため、四つ以上の発光装置2bから発せられた測距用光及び識別用光を受光する。次に、クラスタリング部305が受光部群311をクラスタリングする(ステップS202)。次に、位置取得部306が各クラスの代表受光部群311によって受光された識別用光に基づいて、このクラスによって受光されている測距用光の発光元となった発光装置2bの位置を取得する(ステップS203)。
次に、位相算出部307が、各クラスの代表受光部群311によって受光された第一識別用光の位相を算出する(ステップS204)。次に、基準発光装置選択部308が、相対的に位相の最も遅い第一測距用光を検出し、この第一測距用光の発光元となった発光装置2bを基準発光装置として選択する(ステップS205)。次に、位相差算出部309が、基準発光装置の第一測距用光と一般発光装置の第一測距用光との位相差を、一般発光装置毎に算出する(ステップS206)。そして、位置算出部310bが、3台以上の一般発光装置の第一測距用光の位相差と、3台以上の一般発光装置及び1台の基準発光装置の位置とに基づいて自装置の位置を算出する(ステップS207)。
次に、推定距離算出部319が、ステップS207において算出された自装置の位置に基づいて、自装置と基準発光装置との間の距離(推定距離)を算出する(ステップS208)。具体的には、推定距離算出部319は、発光装置位置記憶部304に記憶されている基準発光装置の位置の空間座標と、ステップS207の処理で算出された自装置の位置の空間座標とを用いて演算を行うことによって推定距離を算出する。
次に、波数/位相算出部320が、基準発光装置及び一般発光装置の第二測距用光の波数及び位相を、推定距離に基づいて算出する(ステップS209:以下図23)。次に、位相算出部307が、基準発光装置の第二測距用光の位相を算出する(ステップS210)。次に、基準差算出部321が、ステップS209の処理において波数/位相算出部320によって算出された位相(基準位相)から、ステップS210の処理において位相算出部307によって算出された位相を減算し、基準差を算出する(ステップS211)。
次に、位相算出部307が、各一般発光装置の第二測距用光の位相を算出する(ステップS212)。次に、基準差加算部322が、ステップS212の処理において位相算出部307によって算出された各一般発光装置の第二測距用光の位相に、ステップS211の処理において算出された基準差を加算する(ステップS213)。
次に、位置算出部310bは、各一般発光装置(発光装置2−i)におけるDiを式5に基づいて算出する。
Figure 0005208692
なお、式5において、RadはステップS213の処理において基準差が加算された後の各一般発光装置の第二測距用光の位相を表し、Numは各一般発光装置と自装置との間に存在する第二測距用光の波数を表す。そして、位置算出部310bは、各一般発光装置におけるDiの値を用いて、基準発光装置及び一般発光装置のそれぞれについて式4に値を代入し、四つの未知数x、y、z、dに対し四つの式を作成する。そして、位置算出部310bはこの四つの式を解くことによって、位置測定装置3bの位置(x、y、z)を算出する(ステップS214)。
さらに、位置算出部310bは、ステップS208〜ステップS214の処理を、第三測距用光について実行することにより、位置測定装置3bの位置を算出する(ステップS215)。
このように構成された第二実施形態の位置測定装置3bは、複数の周期の測距用光を用いて位置を算出する。具体的には、位置測定装置3bは、長い周期の測距用光を用いて算出された自装置の位置に基づいて推定距離を算出し、推定距離の値及び短い周期の測距用光を用いた処理を行うことによって、長い周期の測距用光を用いて算出された自装置の位置よりもさらに精度の高い位置算出を可能とする。
<変形例>
第一測距用光の周期(T1)と第二測距用光の周期(T2)との比、第二測距用光の周期(T2)と第三測距用光の周期(T3)との比は、それぞれ整数比であるように設定されても良い。このように構成されることにより、第一測距用受光部316〜第三測距用受光部318がそれぞれに応じた第一測距用光〜第三測距用光を受光する際に他の周期の測距用光から受けるノイズを低減させることが可能となる。
また、T1/T2の値、T2/T3の値は、大きすぎると波数/位相算出部320や基準差算出部321における処理の精度が低下してしまい、逆に小さすぎると算出される自装置の位置の精度の向上が小さくなってしまう。そのため、T1/T2の値、T2/T3の値は、それぞれ1よりも大きく、20以下の値に設定されても良い。このように構成されることにより、上記トレードオフを好適に解決できる。より好ましくは、T1/T2の値、T2/T3の値は、それぞれ2以上5以下の値に設定されても良い。
また、受光部301bは、プリズムを用いて構成されても良い。図24は、プリズム360を用いて構成された受光部301bの変形例を表す図である。この場合、受光基盤350−1には第一測距用受光部316のみが配置され、受光基盤350−2には第二測距用受光部317のみが配置され、受光基盤350−3には第三測距用受光部318のみが配置され、受光基盤350−4には識別用受光部303のみが配置される。レンズ330を通過した光は、プリズム360によって、第一測距用光、第二測距用光、第三測距用光、識別用光に分離され、それぞれを受光する受光基盤350−1〜350−4へ到達する。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
位置測定システムのシステム構成を表すシステム構成図である。 位置測定システムの発光装置の配置例を示す図である。 位置測定システムにおける発光装置の第一実施形態である発光装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 測距用光の具体例を表す図である。 識別用光の具体例を表す図である。 位置測定システムにおける位置測定装置の第一実施形態である位置測定装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 受光部の構成例を表す図である。 受光部の構成の具体例を表す図である。 発光装置位置記憶部が記憶する発光装置位置テーブルの具体例を表す図である。 クラスタリングの結果の例を表す図である。 位相算出方法の具体例を表す図である。 測距用受光部の構成の具体例を表す図である。 測距用受光部の動作を表すタイミングチャートである。 基準発光装置と一般発光装置と位置測定装置との位置関係を表す概略図である。 第一実施形態の位置測定装置の動作例を表すフローチャートである。 受光部の変形例の構成図である。 図16のように受光部が構成された場合の受光基盤の構成例を表す図である。 受光部の他の変形例を表す図である。 位置測定システムにおける発光装置の第二実施形態である発光装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 第一測距用光〜第三測距用光の波形の具体例を表す図である。 位置測定システムにおける位置測定装置の第二実施形態である位置測定装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 第二実施形態の位置測定装置の動作例を表すフローチャートである。 第二実施形態の位置測定装置の動作例を表すフローチャートである。 プリズムを用いて構成された受光部の具体例を表す図である。
符号の説明
1…位置測定システム, 2…発光装置, 201…同期調整部, 202…発光部, 203…測距用発光部, 204…識別用発光部, 205…第一測距用発光部, 206…第二測距用発光部, 207…第三測距用発光部, 3…位置測定装置, 301…受光部, 302…測距用受光部, 303…識別用受光部, 304…発光装置位置記憶部, 305…クラスタリング部, 306…位置取得部, 307…位相算出部, 308…基準発光装置選択部, 309…位相差算出部, 310…位置算出部, 311…受光部群, 312…光電変換部, 313…ドレインゲート部, 314−1〜314−4…電荷蓄積部, 315−1〜315−4…ゲート部, 316…第一測距用受光部, 317…第二測距用受光部, 318…第三測距用受光部, 319…推定距離算出部, 320…波数/位相算出部, 321…基準差算出部, 322…基準差加算部, 330…レンズ, 340…ハーフミラー, 350…受光基盤, 360…プリズム, 370…光学的ローパスフィルタ

Claims (8)

  1. n+1台以上(nは1以上の整数)の発光装置と、n本の軸方向で移動可能な位置測定装置と、を含む位置測定システムであって、
    前記発光装置は、
    他の発光装置と位相を同期させて、予め設定された時間周期で強度が変化する測距用光と自装置の位置を表す情報を含む識別用光とを発する発光部を備え、
    前記位置測定装置は、
    複数の受光素子によって前記測距用光と識別用光とを受光する受光部と、
    前記識別用光から各発光装置の位置を取得する位置取得部と、
    受光された各測距用光における前記強度の変化によって表される波の位相を算出する位相算出部と、
    受光された複数の測距用光の発光元のうち、所定の基準に従って一つの発光元を基準発光装置として選択する基準発光装置選択部と、
    前記基準発光装置による前記測距用光と、他の各発光装置による前記測距用光との前記位相の差分を、発光装置毎に算出する位相差算出部と、
    n+1台以上の各発光装置の位置と、n台以上の発光装置毎に算出された前記位相の差分とに基づいて、自装置の位置を算出する位置算出部と、
    前記受光部の複数の前記受光素子のうち、受光強度が所定の閾値を超えた受光素子による受光結果のみを選択し、選択された受光素子の空間的位置に基づいて隣接する前記選択された受光素子を同一のクラスに配分することによって、前記受光素子のクラスタリングを行うクラスタリング部と、
    を備える、位置測定システム。
  2. 前記発光装置の前記発光部は、予め設定された異なる時間周期で強度がそれぞれ変化する複数の測距用光を発し、
    前記位置測定装置の前記位置算出部は、ある時間周期の測距用光を用いて前記自装置の位置を算出した後に、算出結果に基づいて得られる自装置と前記発光装置との距離の推定結果及び既に用いられた前記測距用光よりも前記時間周期が短い前記測距用光の位相を用いて、自装置の位置を再度算出する、
    請求項1に記載の位置測定システム。
  3. 前記位置測定装置は、
    前記位置算出部によって既に算出された自装置の位置に基づいて、前記各発光装置と自装置との推定距離を算出する推定距離算出部と、
    前記位置算出部が自装置の位置の算出に既に用いた前記測距用光よりも前記時間周期の短い前記測距用光について、前記各発光装置と自装置との間に存在する前記波の波数を前記推定距離に基づいて算出し、さらに前記基準発光装置と自装置との間に存在する前記波の位相を前記推定距離に基づいて基準位相として算出する波数/位相算出部と、
    前記基準位相と、前記基準発光装置から発せられた当該時間周期の短い前記測距用光について前記位相算出部によって算出された位相との差分を算出する基準差算出部と、
    前記各発光装置から発せられた当該時間周期の短い前記測距用光について前記位相算出部によって算出された位相に前記差分を加算する基準差加算部と、
    を備え、
    前記位置算出部は、前記基準差加算部によって算出された各位相を、各発光装置による測距用光の前記位相として処理を行うことによって、当該時間周期の短い前記測距用光に基づいた自装置の位置の算出を行う、請求項2に記載の位置測定システム。
  4. 前記予め設定された複数の測距用光の時間周期は、それぞれの比が整数である請求項2又は3に記載の位置測定システム。
  5. 前記受光部は、レンズを備え、前記レンズの焦点よりもずれた位置に前記受光素子を備える、請求項1〜4のいずれかに記載の位置測定システム。
  6. 前記受光部は、光学的ローパスフィルタを備え、前記光学的ローパスフィルタを通過した光を前記受光素子が受光するように構成される、請求項1〜5のいずれかに記載の位置測定システム。
  7. 前記レンズは魚眼レンズである請求項5に記載の位置測定システム。
  8. n+1台以上(nは1以上の整数)の発光装置と、n本の軸方向で移動可能な位置測定装置と、を含む位置測定システムにおいて、前記発光装置が、他の発光装置と位相を同期させて、予め設定された時間周期で強度が変化する測距用光と自装置の位置を表す情報を含む識別用光とを発する発光ステップと、
    前記位置測定装置が、複数の受光素子によって前記測距用光と識別用光とを受光する受光ステップと、
    前記位置測定装置が、前記識別用光から各発光装置の位置を取得する位置取得ステップと、
    前記位置測定装置が、受光された各測距用光における前記強度の変化によって表される波の位相を算出する位相算出ステップと、
    前記位置測定装置が、受光された複数の測距用光の発光元のうち、所定の基準に従って一つの発光元を基準発光装置として選択する基準発光装置選択ステップと、
    前記位置測定装置が、前記基準発光装置による前記測距用光と、他の各発光装置による前記測距用光との前記位相の差分を、発光装置毎に算出する位相差算出ステップと、
    前記位置測定装置が、n+1台以上の各発光装置の位置と、n台以上の発光装置毎に算出された前記位相の差分とに基づいて、自装置の位置を算出する位置算出ステップと、
    前記位置測定装置が、前記受光部の複数の前記受光素子のうち、受光強度が所定の閾値を超えた受光素子による受光結果のみを選択し、選択された受光素子の空間的位置に基づいて隣接する前記選択された受光素子を同一のクラスに配分することによって、前記受光素子のクラスタリングを行うクラスタリングステップと、
    を備える、位置測定方法。
JP2008293726A 2008-11-17 2008-11-17 位置測定システム及び位置測定方法 Active JP5208692B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008293726A JP5208692B2 (ja) 2008-11-17 2008-11-17 位置測定システム及び位置測定方法
US12/620,189 US9404999B2 (en) 2008-11-17 2009-11-17 Localization system and localization method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008293726A JP5208692B2 (ja) 2008-11-17 2008-11-17 位置測定システム及び位置測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010121972A JP2010121972A (ja) 2010-06-03
JP5208692B2 true JP5208692B2 (ja) 2013-06-12

Family

ID=42171793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008293726A Active JP5208692B2 (ja) 2008-11-17 2008-11-17 位置測定システム及び位置測定方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9404999B2 (ja)
JP (1) JP5208692B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101858977A (zh) * 2010-06-10 2010-10-13 复旦大学 基于双红外系统的室内空间定位方法与系统
KR101815972B1 (ko) 2010-12-30 2018-01-09 삼성전자주식회사 적외선을 이용한 고정밀 신호 센싱 시스템 및 방법
KR101268744B1 (ko) 2011-11-29 2013-05-29 연세대학교 산학협력단 조명등을 이용하는 위치 인식 시스템 및 방법
KR101212932B1 (ko) 2011-12-26 2012-12-14 연세대학교 산학협력단 광 수신기의 위치 추정 장치 및 방법
JP5488583B2 (ja) 2011-12-27 2014-05-14 カシオ計算機株式会社 情報提供システム、サーバ、情報提供方法、及び、プログラム
KR101359345B1 (ko) * 2012-09-18 2014-02-11 광주과학기술원 위치측정시스템
JP5648664B2 (ja) 2012-09-21 2015-01-07 カシオ計算機株式会社 情報処理システム、情報処理方法、端末装置及びプログラム
JP5991793B1 (ja) * 2016-02-29 2016-09-14 株式会社unerry プログラム、情報処理装置およびシステム
CN114966533B (zh) * 2022-05-20 2024-04-26 上海航天测控通信研究所 一种测向定位系统相位干涉仪测向方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7612870B2 (en) * 1998-02-25 2009-11-03 California Institute Of Technology Single-lens aperture-coded camera for three dimensional imaging in small volumes
JP2000131018A (ja) * 1998-10-27 2000-05-12 Sony Corp 三次元空間位置検出装置およびこれに使用する発光装置、この検出装置を使用した仮想空間表示装置
JP2005077172A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 National Institute Of Information & Communication Technology 三次元空間光電波位置決めシステム
US7720554B2 (en) * 2004-03-29 2010-05-18 Evolution Robotics, Inc. Methods and apparatus for position estimation using reflected light sources
EP1622200A1 (en) * 2004-07-26 2006-02-01 CSEM Centre Suisse d'Electronique et de Microtechnique SA Solid-state photodetector pixel and photodetecting method
US7365299B2 (en) * 2005-05-09 2008-04-29 Sensors Unlimited, Inc. Method and apparatus for providing flexible photodetector binning
JP4586636B2 (ja) * 2005-05-31 2010-11-24 パナソニック電工株式会社 光伝送システム並びに光伝送システムの受信機
JP4407663B2 (ja) * 2005-10-13 2010-02-03 株式会社デンソーウェーブ 撮像装置
US20080143546A1 (en) * 2006-12-18 2008-06-19 General Electric Company Locating system and method
US7821649B2 (en) * 2008-03-05 2010-10-26 Ge Inspection Technologies, Lp Fringe projection system and method for a probe suitable for phase-shift analysis

Also Published As

Publication number Publication date
US9404999B2 (en) 2016-08-02
US20100123905A1 (en) 2010-05-20
JP2010121972A (ja) 2010-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5208692B2 (ja) 位置測定システム及び位置測定方法
CN111492265B (zh) 基于3d激光雷达测量的多分辨率、同时定位和地图绘制
CN111352091B (zh) 用于lidar应用的激光和检测器阵列中的实时选通和信号路由
US10215857B2 (en) Depth sensor module and depth sensing method
TWI745998B (zh) 用於感測之方法及設備
EP3405747B1 (en) Positioning based on illumination sources
US11733043B2 (en) Automatic locating of target marks
JP5145735B2 (ja) 測位装置及び測位システム
US20130265570A1 (en) Light distribution characteristic measurement apparatus and light distribution characteristic measurement method
JP2020516859A (ja) 高正確度の無線測位方法及び装置
US20140198206A1 (en) System and Method for Estimating the Position and Orientation of an Object using Optical Beacons
CN107656284B (zh) 测距装置及测距方法
CN108957425A (zh) 用于LiDAR测光系统的模拟设备
JP2006220465A (ja) 位置特定システム
JP2013185851A (ja) 測位装置、該測位装置を備えた測位システム、及び測位方法
JPWO2021019906A5 (ja)
JP2018021776A (ja) 視差演算システム、移動体及びプログラム
JP2015121430A (ja) 距離画像生成装置および距離画像生成方法
Yu et al. Combinatorial Data Augmentation for Real-Time Indoor Positioning: Concepts and Experiments
RU2747325C2 (ru) Система и способ определения информации об относительном положении и некратковременный компьютерочитаемый носитель информации
KR20190124515A (ko) 3d 지도 작성 시스템
Weiss et al. 3D visible light positioning of an angle diverse receiver based on track analysis
KR101550563B1 (ko) 조명등 및 이미지 센서를 이용한 위치 측위 방법 및 장치
KR101985938B1 (ko) 위치 측정 장치 및 방법
Lichtenegger et al. Simulation of fingerprinting based Visible Light Positioning without the need of prior map generation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120604

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121228

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5208692

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150