JP5207294B2 - 二次元コード、その生成方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
前記二次元コードのうち、QRコード(登録商標)は、中心をあらゆる角度で横切る走査線において同じ周波数成分比が得られるパターンの位置決め用シンボル及びエラー訂正符号を備えている。したがって、かかるQRコード(登録商標)は、二次元コードリーダによりどのような角度からコードをスキャンしても、コード化された情報を高速で読み取りすることができ、かつコードの一部に汚れや破損があってもデータを復元することができるため、広告、商品等の情報の提供、商品管理等の種々の分野で普及している(例えば、特許文献1を参照)。
前記二次元コードに対して、情報の被提供者の興味をもたせるようにするためには、前記二次元コードに画像を表示させることが考えられる。しかしながら、この場合、二次元コードのセルのうち、明度の低い暗部セル(黒色セル)にしか色がつけられず、画像のうち、明度の高い明部セル(白色セル)に対応する部分では、画像を構成する色が欠落することになるため、画像の視認が困難である。
本発明の二次元コードでは、共通の色彩画像を有する前記複数のデータコード明暗パターンが第1の所定時間ごとに切り替わって表示されることによって、明部セルの位置と、色彩画像を構成する色が彩色された暗部セルの位置とが切り替わって表示される。
そのため、情報の被提供者からは、残像現象により、1つのデータコード明暗パターンの色彩画像中の明部セルに対応する部分の色が、当該データコード明暗パターンと切り替わり表示される他のデータコード明暗パターンの色彩画像中の暗部セルに彩色されている色に置き換えられて見える。したがって、前記色彩画像は、情報の被提供者から視認されやすくなる。
これに加え、本発明の二次元コードでは、データ領域に、所定時間ごとに複数のデータコード明暗パターンが切り替わり表示されるため、前記複数のデータコード明暗パターンのいずれかが二次元コードリーダによる読み取りが困難なものであるとしても、所定時間ごとに切り替わり表示される他のデータコード明暗パターンによって、二次元コードリーダによる読み取りが可能になる。
したがって、本発明の二次元コードは、1種類のマスクパターンを用いたマスク処理を施すことにより得られる従来の二次元コードに比べて、視認性に優れているとともに、二次元コードリーダによる読み取り性にも優れている。
かかる二次元コードでは、複数の色彩画像が切り替わる第2の所定時間が前記第1の所定時間よりも長くなるようにされているため、複数のデータコード明暗パターンが、色彩画像が切り替わるよりも速く切り替わり表示される。これにより、本発明の二次元コードでは、色彩画像が動画として表示される。
したがって、かかる二次元コードは、前記作用効果に加えて、より高い視認性を発揮する。
このように、かかる二次元コードでは、暗部セルよりも明度の高い複数種類の色によって明部セルが彩色されているため、前記作用効果が得られるとともに、色彩画像の輪郭が、より明瞭に視認されやすくなる。
(A) 前記マスク処理部が、同一のデータに、複数種類のマスクパターンによるマスク処理を施して、データ領域用の複数のデータコード明暗パターンを形成するステップと、
(B) 前記画像形成部が、前記マスク処理部によって形成された複数のデータコード明暗パターンそれぞれに、当該データコード明暗パターン上の複数の小領域が複数種類の色によって塗り分けられるように前記暗部セルが彩色された共通の色彩画像を形成するステップと、
(C) 前記表示コード生成部が、前記画像形成部によって形成された共通の色彩画像を有する前記複数のデータコード明暗パターンが、第1の所定時間で切り替わり表示されるように設定するステップと、
を含むことを特徴としている。
かかる二次元コードの生成方法によれば、前記作用効果に加えて、より高い視認性を有する二次元コードを得ることができる。
かかる二次元コードの生成方法によれば、前記作用効果に加えて、色彩画像の輪郭が、より明瞭に視認されやすい二次元コードを得ることができる。
同一のデータに、複数種類のマスクパターンによるマスク処理を施して、データ領域用の複数のデータコード明暗パターンを形成する手段、複数のデータコード明暗パターンそれぞれに、当該データコード明暗パターン上の複数の小領域が複数種類の色によって塗り分けられるように前記暗部セルが彩色された共通の色彩画像を形成する手段、共通の色彩画像を有する前記複数のデータコード明暗パターンが、第1の所定時間で切り替わり表示されるように設定する手段として機能させるためのものであることを特徴としている。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の二次元コードの実施の形態を詳細に説明する。
図1は、画像表示装置に動画として表示される本発明の二次元コードの一実施の形態の全体構成を示す概略説明図である。なお、図1においては、二次元コードの全体構成をわかりやすく説明するために、セルの一部を省略して描いている。
このファインダパターン103は、縦横3個の暗部セル109からなる正方形と、当該暗部セル109からなる正方形の外周側に形成されている縦横5個の明部セル110からなる正方形と、当該明部セル110からなる正方形の外周側に形成されている縦横7個の暗部セル109からなる正方形とから構成されている。
ファインダパターン103は、前記のように構成されているので、このファインダパターン103の中心を横切る走査線は、前記中心をいかなる角度で横切る走査線であっても、暗部セル109と明部セル110との周波数成分比(暗:明:暗:明:暗)=1:1:3:1:1を有することとなる。二次元コード1では、かかる周波数成分比は、二次元コード1をスキャンするためのスキャナによって、どのような角度からこの二次元コード1をスキャンしても検出できるので、1つのファインダパターン103の中心の位置を簡単に決定することができる。また、これと同様に、他の2つのファインダパターン103の中心の位置を決定することにより、二次元コード1の4つの頂点の座標を求めることができ、スキャンした領域での二次元コード1の傾きを簡単に求めることができる。
二次元コード1では、タイミングパターン104に基づいて、データ領域102における暗部セル109及び明部セル110それぞれの座標を決定することができる。
図2は、図1に示される二次元コードの構成を示す概略説明図である。
本実施の形態の二次元コード1は、動画データである。本実施の形態の二次元コード1は、図2に示されるように、複数の二次元コード要素1a,1b,1c・・・から構成されている。二次元コード要素1a,1b,1c・・・それぞれは、二次元コードの動画データを構成する静止画データである。
これにより、第1のデータコード明暗パターン3aの表示から、第1の所定時間ごとに、第2のデータコード明暗パターン3b、第3のデータコード明暗パターン3c・・・が順次表示される。
色彩画像2−1,2−2それぞれは、文字「R」部分と、その背景画像部分とから構成されている。
また、マトリックス状の明暗パターン4上における色彩画像2を構成する色の位置は、二次元コード要素1a,1d,1gそれぞれで異なる位置となるようにされている。
したがって、所定時間ごとに、二次元コード要素1aから順次切り替わり表示されることによって、複数の色彩画像が所定時間ごとに切り替わって表示される。これにより、本実施の形態の二次元コード1は、視認者からは、「R」が動いているように見える。
したがって、情報の被提供者からは、残像現象により、1つのデータコード明暗パターン3上の色彩画像2の文字「R」部分中の明部セルに対応する部分の薄い赤色が、当該データコード明暗パターン3と切り替わり表示される他のデータコード明暗パターン3の色彩画像の文字「R」部分中の暗部セルに彩色されている濃い赤色に置き換えられて見える。したがって、前記文字「R」は、情報の被提供者から視認されやすくなる。加えて、前記のように、データコード明暗パターン3は、複数の色彩画像が切り替わる時間よりも短い時間間隔で切り替わり表示されるので、情報の被提供者からは、データコード明暗パターン3の文字「R」部分以外の小領域は、文字「R」部分の背景として絶えず変化しているように見え、一方、文字「R」部分は、目立って見えるので、色彩画像2の文字「R」部分は、視認者によって優先的に視認される。
つぎに、二次元コード要素を説明する。図4(A)は、本実施の形態の二次元コードを構成する二次元コード要素を示す概略説明図である。また、図4(B)は、二次元コード要素の明暗パターン上に形成されている色彩画像を示す概略説明図である。
色彩画像2は、マトリックス状の明暗パターン4上の複数の小領域(文字「R」部分)が複数種類の色によって塗り分けられるように、暗部セル2a−1が濃い赤色に彩色されているとともに、明部セル2b−1も前記小領域(文字「R」部分)ごとに塗り分けられるように、暗部セル2a−1よりも明度の高い薄い赤色によって彩色されていることにより、マトリックス状の明暗パターン4上に形成されている。
一方、マトリックス状の明暗パターン4上の色彩画像2の小領域(文字「R」部分)以外の小領域の暗部セル6は、黒色で彩色されており、明部セル5は、暗部セル6よりも明度の高い灰色で彩色されている。
この場合、図4(B)に示されるように、色彩画像2である「R」の輪郭は、暗部セル2a−1と明部セル2b−1とによって明瞭になっているため、本実施の形態の二次元コード1は、視認性に優れている。
二次元コード要素1d,1e,1fそれぞれには、マトリックス状の明暗パターン4上に、同じ第2の色彩画像2−2が形成されている。これにより、二次元コード要素1d,1e,1fは、それぞれ、同じ第2の色彩画像2−2を表示する。
また、二次元コード要素1d,1e,1fは、それぞれ互いに異なるデータコード明暗パターン3d,3e,3fを有している。そして、これら二次元コード要素1d,1e,1fは、所定時間ごとに切り替わるように組み合わせられている。これにより、二次元コード要素1d,1e,1fが切り替わり表示されている間には、同じ第2の色彩画像2−2が表示されつづける一方、データコード明暗パターン3d,3e,3fが切り替わり表示されることになる。
つぎに、前記二次元コードを生成するための本発明の一実施の形態のコンピュータプログラムを説明する。
本実施の形態のコンピュータプログラムは、コンピュータのメモリに記憶されている。そして、このコンピュータプログラムを実行させることにより、コンピュータを、二次元コードを生成する装置として機能させることができる。
図6は、本発明のコンピュータプログラムを実行させたコンピュータの機能構成図である。
つぎに、マスク処理部202は、コード生成部201から出力された同一の二進コードデータに、複数種類のマスクパターンによるマスク処理を施して、データ領域用の複数のデータコード明暗パターンを形成する。そして、形成された複数のデータコード明暗パターン手段は、画像形成部203に出力される。
つぎに、画像形成部203は、入力された画像データに基づき、マスク処理部202で形成された複数のデータコード明暗パターンそれぞれに、当該データコード明暗パターン上の複数の小領域が複数種類の色によって塗り分けられるように前記暗部セルが彩色された共通の色彩画像を形成する。そして、形成された前記共通の色彩画像を有する前記複数のデータコード明暗パターンが、表示コード生成部204に出力される。
つぎに、表示コード生成部204は、画像形成部203から出力された前記共通の色彩画像を有する前記複数のデータコード明暗パターンが、第1の所定時間ごとに切り替わり表示されるように設定する。これにより、所定時間ごとに所定のデータコード明暗パターンが他のデータコード明暗パターンに切り替わることにより、色彩画像を表示しつつ、視認者からこの色彩画像の背景に視認されることになるデータコード明暗パターンが経時的に変化するように表示する二次元コードが得られる。
つぎに、添付図面を参照しつつ、コンピュータによる本実施の形態の二次元コードの生成方法における処理手順を詳細に説明する。かかる処理手順は、本発明の一実施の形態のコンピュータプログラムを実行させ、二次元コードを生成する装置として機能させたコンピュータ等により行われる。
図7は、本実施の形態の二次元コードの生成方法の処理手順を示すフローチャートである。図8は、本実施の形態の二次元コードの生成方法の概略説明図である。
データコード明暗パターンQR1〜QR8は、コンピュータによって1〜8の範囲で生成された擬似乱数に基づき、選択される(図8中、QRlfsr)。このように、データコード明暗パターンQR1〜QR8は、擬似乱数に基づき選択することにより、画面表示装置に表示される二次元コード内に、明暗パターンとは異なる模様が生じることを抑制することができる。
前記ステップS108において、「No」である場合、処理は、「i<nであるか否か」の判断ステップに移行する(ステップS109)。
一方、前記ステップS108において、「Yes」である場合、処理は、「k=k+1」の算出処理ステップに移行する(ステップS110)。
前記ステップS109において、「No」である場合、処理は、終了する。
一方、前記ステップS109において、「Yes」である場合、処理は、「i=i+1」の算出処理ステップに移行する(ステップS111)。
その後、処理は、前記ステップS105に移行する。
その後、処理は、前記ステップS106に移行する。
したがって、本実施の形態の二次元コードの生成方法により得られる二次元コードでは、表示時間TAごとに、異なる二次元コード要素33が順次表示されることになる。
図9は、本実施の形態の二次元コードの生成方法における重ね合わせ処理の処理手順を示すフローチャートである。図10は、本実施の形態の二次元コードの生成方法における重ね合わせ処理の概略説明図である。なお、図10においては、重ね合わせ処理をわかりやすく説明するために、黒色の背景と赤色の文字部分とからなる色彩画像を例として示しているが、背景は、複数種類の色から構成されていてもよい。
つぎに、静止画のデータ(Fiデータ)が、コンピュータの作業メモリにセットされる(ステップS202)。
その後、コンピュータにより、マトリックス状の明暗パターンの座標(x,y)のセル〔CQR(x,y)〕が暗部セルであるか否かが判断される(ステップS205)。
一方、前記ステップS205において、「Yes」である場合、処理は、セルの明度を高い明度に変換する処理(ステップS207)に移行する。
前記ステップS208において、「No」である場合、処理は、「y<ymaxであるか否か」の判断ステップ(ステップS210)に移行する。
一方、前記ステップS208において、「Yes」である場合、処理は、「x=x+1」の算出処理ステップ(ステップS209)に移行する。
前記ステップS210において、「No」である場合、処理は、終了する。
一方、前記ステップS210において、「Yes」である場合、処理は、「y=y+1」の算出処理ステップ(ステップS211)に移行する。
生成された二次元コード要素Aj(二次元コード要素45)において、色彩画像44中の赤色で描かれた「R」に対応する小領域(二次元コード要素45の文字48)では、暗部セル46が、濃い赤色で彩色されたセルとされ、明部セル47が、暗部セル46よりも明度の高い薄い赤色で彩色されたセルとされている。一方、二次元コード要素45の文字48以外の小領域では、暗部セルが、黒色のセルとされ、明部セルが、暗部セルよりも明度の高い灰色のセルとされている。
つぎに、本実施の形態の二次元コードの表示を行う際の処理フローを説明する。図11は、本実施の形態の二次元コードの表示方法の処理手順を示すフローチャートである。
そして、処理は、Ajの表示ステップに移行する(ステップS302)。
その後、処理は、「j<n(m+1)であるか否か」の判断ステップ(S303)に移行する。
前記ステップS303において、「No」である場合、処理は、前記ステップS301に移行する。
一方、前記ステップS303において、「Yes」である場合、処理は、「j=j+1」の算出処理ステップ(ステップS304)に移行する。
その後、処理は、前記S302に移行する。
上述の実施の形態では、二次元コードとして、QRコード(登録商標)の場合を例として説明したが、本発明においては、二次元コードは、マイクロQRコード(登録商標)であってもよい。
図12に示される実施の形態の二次元コード11では、色彩画像が、絵12とされている(図12参照)点で、前述した実施の形態の二次元コード1と異なっている。本実施の形態の二次元コード11では、視認者からは、表示される絵12が動画として視認されることになる。
図13(A)は、本発明の二次元コードの他の変形例を構成する二次元コード要素を示す概略説明図である。図13(B)は、二次元コード要素の明暗パターン上に形成されている色彩画像を示す概略説明図である。
図13に示される実施の形態の二次元コード1では、色彩画像2である「R」を形成する領域の暗部セル2a−2は、濃い赤色で彩色されており、明部セル2b−2は、薄い赤色で彩色されている。
一方、マトリックス状の明暗パターン4上の色彩画像2を構成していない領域の暗部セル6は、黒色のセルとされており、明部セル5は、白色のセルとされている。
また、かかる実施の形態の色彩画像は、文字に代えて、複数種類の色で彩色されている図形や絵であってもよい。
図14に示される実施の形態の二次元コード21は、マトリックス状の明暗パターン24上における色彩画像22を構成する色の位置は、複数の二次元コード要素1a,1b,1c・・・それぞれで同じ位置となるようにされている点で、前述した実施の形態の二次元コード1,11と異なっている。
本実施の形態の二次元コード21では、二次元コード要素21a,21b,21cは、それぞれ、図示しない複数のデータコード明暗パターン要素から構成されているデータコード明暗パターン23を有している。そして、これらの複数のデータコード明暗パターン要素は、1つの二次元コード要素が表示される間に、複数のデータコード明暗パターン要素それぞれが所定時間ごとに切り替わるように組み合わせられている。
したがって、本実施の形態の二次元コード21は、視認者から色彩画像22の背景として見える明暗パターンが高速で変化しているように見えるので、結果として、色彩画像22が目立って見える。したがって、色彩画像22は、見えやすく、視認者によって優先的に視認される。
本発明の二次元コードは、例えば、インターネット広告、街頭ディスプレイによる情報の提供等に用いることができる。
かかる二次元コードをインターネット広告に用いる場合、ウェブページ上に本二次元コードを表示させることにより、この二次元コードの画像がウェブページの閲覧者の興味をひくため、閲覧者によるこの二次元コードへの関心度が高められる。そのため、従来の二次元コードの場合に比べて、閲覧者による二次元コードからの情報の取得頻度が増加する。
また、かかる二次元コードを街頭ディスプレイによる情報の提供に用いる場合、街頭ディスプレイにより放映される情報とともに、この二次元コードを表示させることにより、放映される情報及び二次元コードの画像の両者が、視聴者の興味をひくため、視聴者による二次元コードへの関心度が高められる。そのため、従来の二次元コードの場合に比べて、視聴者による二次元コードからの情報の取得頻度が増加する。
1a〜1g 二次元コード要素
2 色彩画像
2a−1,2a−2 暗部セル
2b−1,2b−2 明部セル
3 データコード明暗パターン
3a〜3g データコード明暗パターン要素
4 マトリックス状の明暗パターン
11 二次元コード
11a〜11c 二次元コード要素
12 色彩画像
21 二次元コード
21a〜21c 二次元コード要素
22 色彩画像
23 データコード明暗パターン
23a〜23c データコード明暗パターン要素
24 マトリックス状の明暗パターン
31 データコード明暗パターン
32 色彩画像
33 二次元コード要素
41 データコード明暗パターン
42 暗部セル
43 明部セル
44 色彩画像
45 二次元コード要素
46 暗部セル
47 明部セル
48 文字
102 データ領域
103 ファインダパターン
104 タイミングパターン
105 フォーマット情報領域
106 セパレータ
107 アライメントパターン
108 マージン領域
109 暗部セル
110 明部セル
111 マトリックス状の明暗パターン
201 コード生成部
202 マスク処理部
203 画像形成部
204 表示コード生成部
Claims (7)
- 画像表示装置に表示される二次元コードであって、
互いに明度の異なる暗部セルと明部セルとからなるマトリックス状の明暗パターン中に、マスクパターンを用いてデータにマスク処理を施したデータ領域を含み、
前記明暗パターン上には、当該明暗パターン上の複数の小領域が複数種類の色によって塗り分けられるように前記暗部セルが彩色された色彩画像が形成され、
前記データ領域には、複数種類のマスクパターンによるマスク処理を同一のデータに施して形成された複数のデータコード明暗パターンが表示可能であり、
前記複数のデータコード明暗パターン上には、共通の前記色彩画像が形成されており、
共通の色彩画像を有する前記複数のデータコード明暗パターンが、第1の所定時間ごとに、切り替わり表示される
ことを特徴とする二次元コード。 - 複数の色彩画像が、第2の所定時間ごとに切り替わり表示されることにより動画を表示するように構成されており、
前記第2の所定時間が前記第1の所定時間よりも長くなるように設定されている請求項1記載の二次元コード。 - 前記色彩画像は、前記明部セルも前記小領域ごとに塗り分けられるように、前記暗部セルよりも明度の高い複数種類の色によって前記明部セルが彩色されて構成されている請求項1又は2記載の二次元コード。
- 互いに明度の異なる暗部セルと明部セルとからなるマトリックス状の明暗パターン中に、マスクパターンを用いてデータにマスク処理を施したデータ領域を含むとともに、画像表示装置に表示される二次元コードを、マスク処理部、画像形成部および表示コード生成部として機能するコンピュータによって生成する方法であって、
(A) 前記マスク処理部が、同一のデータに、複数種類のマスクパターンによるマスク処理を施して、データ領域用の複数のデータコード明暗パターンを形成するステップと、
(B) 前記画像形成部が、前記マスク処理部によって形成された複数のデータコード明暗パターンそれぞれに、当該データコード明暗パターン上の複数の小領域が複数種類の色によって塗り分けられるように前記暗部セルが彩色された共通の色彩画像を形成するステップと、
(C) 前記表示コード生成部が、前記画像形成部によって形成された共通の色彩画像を有する前記複数のデータコード明暗パターンが、第1の所定時間で切り替わり表示されるように設定するステップと、
を含む二次元コードの生成方法。 - 前記ステップ(A)ないし前記ステップ(C)を、複数の色彩画像について行い、
前記複数の色彩画像が、切り替え表示される第2の所定時間として、前記第1の所定時間よりも長い時間が設定される請求項4記載の二次元コードの生成方法。 - 前記ステップ(B)において、前記明部セルも前記小領域ごとに塗り分けられるように、前記暗部セルよりも明度の高い複数種類の色によって前記明部セルを彩色する請求項4又は5記載の二次元コードの生成方法。
- 互いに明度の異なる暗部セルと明部セルとからなるマトリックス状の明暗パターン中に、マスクパターンを用いてデータにマスク処理を施したデータ領域を含むとともに、画像表示装置に表示される二次元コードを生成するためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータを、
同一のデータに、複数種類のマスクパターンによるマスク処理を施して、データ領域用の複数のデータコード明暗パターンを形成する手段、
複数のデータコード明暗パターンそれぞれに、当該データコード明暗パターン上の複数の小領域が複数種類の色によって塗り分けられるように前記暗部セルが彩色された共通の色彩画像を形成する手段、
共通の色彩画像を有する前記複数のデータコード明暗パターンが、第1の所定時間で切り替わり表示されるように設定する手段
として機能させるためのコンピュータプログラム。
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