JP5204736B2 - 感染症患者行動履歴収集・分析システム - Google Patents

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本発明は、鳥インフルエンザのように、大規模な流行の可能性がある感染症に感染した患者に関する行動履歴を収集・管理し、感染症患者に対する積極的疫学調査を支援するとともに、感染症患者と接触があったか否かを確認したい個人あるいは医療機関に対し、患者のプライバシーを侵害することなく接触履歴を分析・確認できる、感染症患者行動履歴収集・分析システムに関するものである。
わが国においては、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症新法)」に基づき、感染症の予防と拡大防止、さらには国民に正確な情報を提供することを目的として、感染症に関する情報の収集および公表、感染症の発生状況および動向の把握そしてその原因の調査として医師の届け出に基づく感染症サーベイランスシステム(感染症発生動向調査システム)が強化されてきている。また感染症新法においては、積極的疫学調査(感染症の発生状況、動向および原因の調査)の規定が設けられており、患者の基本情報(氏名、住所、年齢、職業等)のほかに、患者の行動に関する詳細な情報の把握と接触者のリストアップ、公共交通機関・集団利用施設を利用した場合などは、利用日・利用時間帯・利用場所などの詳しい聞き取りなどが実施され、サーベイランスシステムで収集・管理される。尚、システムのデータは個人情報を含むため、ユーザ毎にアクセス権を設定して利用者の限定がなされている。
特許文献1に記載の、感染症伝播解析システム及びその伝播シミュレーションシステムには、複数の感染症発症者に関する住所と行動経路の行動情報、発症時刻情報、発症者情報を含む発症状況情報がデータベース化されて格納される発症状況格納手段を有し、地図情報とを関連付けて分析し、複数の発症者に係る行動経路が重なる場合に、感染伝播地と特定するシステムが提案されている。感染症の発症者に関する詳細な発症状況情報は、定点観測所である医療機関から取得することが発明の実施の形態で記載されている。
特許文献2に記載の、双方向通信ネットワークによる医療情報提供・取得システム及び方法並びにコンピュータプログラムには、患者データを秘匿性を確保しながら統計情報として容易かつ確実に作成して収集・保管するシステムが提案されている。
特許文献3に記載の、行動履歴作成システムおよび行動履歴作成装置並びに行動履歴作成方法には、移動体の位置を行動記録として測定し、この行動記録に基づいて地点名を含む時系列的な行動履歴表を自動作成する行動履歴作成システムが提案されている。
特許第3995424号公報 特開2005−4790号公報 特開2003−30375号公報
積極的疫学調査で実施される、患者の行動に関する詳細な情報の把握と接触者のリストアップは、主に聞き取り調査により実施されるため、患者の記憶にたよる部分が多く、正確な情報が得られないという問題がある。患者の行動に関する詳細な情報を把握する手段として、いつ、どこにいたかという時系列的な位置情報を行動記録情報として記憶管理する、特許文献3の活用が有効と考えられる。しかしながら、時系列的な位置情報は、接触者のリストアップ時の参考にはなるが、接触者を確実に特定できるものではなく、特に公共の場所での接触者を洗い出すことが容易ではないという問題が残る。
患者の行動記録情報を公表することで、患者との接触の可能性を一般の人から自己申告してもらう方法も考えられるが、患者のプライバシーを侵害する恐れが強いため、積極的疫学調査で収集した患者の行動履歴情報が有効に活用できていないという問題もある。
そこで本発明は、感染症と診断された時に、過去の時々刻々の行動を記録した行動履歴情報を提供し、提供された複数の患者の行動履歴情報を収集・管理し、感染症患者と接触があったか否かを知りたい人には、感染症患者のプライバシーを侵害することなく、接触履歴を分析・確認できる、感染症患者行動履歴収集・分析システムを提供することにある。
以上の現状に鑑み、本発明は、感染症と診断された時に、過去の時々刻々の行動を記録した行動履歴情報を提供し、提供された複数の患者の行動履歴情報を収集・管理し、感染症患者と接触があったか否かを知りたい人には、感染症患者のプライバシーを侵害することなく、接触履歴を分析・確認できる、感染症患者行動履歴収集・分析システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明は以下の構成を提供する。
請求項1に係る発明は、公共医療機関に設置される公共医療機関端末と、感染症患者の行動履歴を収集・分析する感染症患者行動履歴収集・分析センターと、個人情報を管理する個人情報管理センターと、交通機関の運行履歴を収集・管理する交通機関運行履歴収集・管理センターとが、通信網を介して通信自在に接続された感染症患者行動履歴収集・分析システムであって、
公共医療機関端末は、
感染症と診断された患者が所有している行動履歴記録装置が公共医療機関端末に接続されると、行動履歴記録装置から行動履歴記録装置識別番号と、患者の行動履歴が記録された行動履歴情報を抽出する手段と、
抽出した行動履歴記録装置識別番号と行動履歴情報を感染症患者行動履歴収集・分析センターに送信する手段と、
感染症患者行動履歴収集・分析センターより受信した、視覚化された行動履歴情報を参考に、第3者への感染の可能性が生じる特定された時刻および公共交通機関利用状況が入力されると、特定された時刻および公共交通機関利用状況を感染症患者行動履歴収集・分析センターに送信する手段とを備え、
感染症患者行動履歴収集・分析センターは、
公共医療機関端末から行動履歴記録装置識別番号と行動履歴情報を受信すると、
個人情報管理センターに対し、暗号化された行動履歴を復号するための復号化キーを要求し、受信した復号化キーを用いて、行動履歴情報を復号する手段と、
復号化した行動履歴情報を、感染症患者行動履歴蓄積情報として行動履歴データベースに格納する手段と、
感染症患者行動履歴蓄積情報に基づき視覚化された行動履歴情報を作成する手段と、
視覚化された行動履歴情報を公共医療機関端末に返送する手段と、
復号化した行動履歴情報のなかから、特定された時刻以降の行動履歴を抽出し、感染症患者行動履歴として行動履歴データベースに登録する手段と、
行動履歴情報に基づき、交通機関の利用の有無を判定し、利用有りの場合、抽出した行動履歴情報を交通機関運行履歴収集・管理センターに送信する手段と、
交通機関運行履歴収集・管理センターから返送された、利用した交通機関の各種情報である交通機関詳細情報を公共医療機関端末に返送する手段と、
感染症患者行動履歴と、公共機関から入手した患者以外の行動履歴蓄積情報、および一般から入手した行動履歴蓄積情報とを比較し、行動履歴の重なりを検証する手段と、
行動履歴の重なりを判定し、重なり有りの場合、重なり有りと判断した行動履歴記録装置識別番号を抽出し、個人情報管理センターに対し、連絡先情報を収集する手段とを備え、
交通機関運行履歴収集・管理センターは、感染症患者行動履歴収集・分析センターから送信された行動履歴情報と、交通機関運行履歴蓄積情報を照合し、位置情報が重なり合う交通機関の交通機関運行履歴記録装置識別番号を抽出し、交通機関運行履歴記録装置情報から、交通機関運行履歴記録装置識別番号に該当する交通機関詳細情報を抽出する手段と、
抽出した交通機関詳細情報を感染症患者行動履歴収集・分析センターに返送する手段とを備えたことを特徴とする感染症患者行動履歴収集・分析システムを提供するものである。
請求項2に係る発明は、前記感染症患者行動履歴収集・分析センターは、公共医療機関端末から感染症患者の施設利用情報、交通機関利用情報を受信すると、利用した施設の施設名称あるいは住所から、その施設の位置情報を求め、行動履歴情報を作成する手段と、
交通機関の利用有りの場合は利用した交通機関の情報を交通機関運行履歴収集・管理センターに送信する手段と、
交通機関運行履歴収集・管理センターから、利用した交通機関の情報に基づき抽出された交通機関詳細情報と運行履歴情報を受信すると、作成した行動履歴情報に、受信した運行履歴情報を追加する手段と、
作成した行動履歴情報を、感染症患者行動履歴として行動履歴データベースに登録する手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の感染症患者行動履歴収集・分析システムを提供するものである。
請求項3に係る発明は、公共医療機関に設置される公共医療機関端末と、感染症患者の行動履歴を収集・分析する感染症患者行動履歴収集・分析センターと、個人情報を管理する個人情報管理センターとが、通信網を介して通信自在に接続された感染症患者行動履歴収集・分析システムであって、
公共医療機関端末は、
非感染者が所有している行動履歴記録装置が公共医療機関端末に接続されると、行動履歴記録装置から行動履歴記録装置識別番号と行動履歴情報を抽出する手段と、
抽出された非感染症患者の行動履歴記録装置識別番号と行動履歴情報を感染症患者行動履歴収集・分析センターに送信する手段と、
感染症患者行動履歴収集・分析センターからのパスワード要求に基づきパスワードと個人連絡先を返信する手段と、
感染症患者行動履歴収集・分析センターより視覚化された行動履歴情報を受信する手段とを備え、
感染症患者行動履歴収集・分析センターは、
公共医療機関端末から非感染症患者の行動履歴を受信すると、個人情報管理センターに対して個人情報を要求する手段と、
個人情報管理センターから受信した個人情報に認証パスワードが登録されているか否かを判定し、登録無しの場合は公共医療機関端末にパスワードを要求する手段と、
公共医療機関端末から返信されたパスワードと個人連絡先を個人情報管理センターに送信する手段と、
公共医療機関連絡先を個人情報管理センターに送信する手段と、
個人情報管理センターから受信した個人情報に含まれる復号化キーを用いて、行動履歴情報の暗号化されている位置情報を復号し、復号化した行動履歴情報を、公共機関から入手した患者以外の行動履歴蓄積情報として行動履歴データベースに格納する手段と、
感染症患者行動履歴を検索し、復号化した行動履歴情報との重なりを評価する手段と、
行動履歴に重なり有りと判断した場合は、感染症患者との接触の可能性のある行動履歴を、視覚化された行動履歴情報として作成する手段と、
視覚化された行動履歴情報を公共医療機関端末に返送する手段とを備えたことを特徴とする感染症患者行動履歴収集・分析システムを提供するものである。
請求項4に係る発明は、個人が操作する個人端末と、感染症患者の行動履歴を収集・分析する感染症患者行動履歴収集・分析センターと、個人情報を管理する個人情報管理センターとが、通信網を介して通信自在に接続された感染症患者行動履歴収集・分析システムであって、
個人端末は、
個人の行動履歴記録装置が接続されると、行動履歴記録装置識別番号と個人の行動履歴情報を行動履歴記録装置から抽出する手段と、
抽出された行動履歴記録装置識別番号と行動履歴情報を感染症患者行動履歴収集・分析センターに送信する手段とを備え、
感染症患者行動履歴収集・分析センターは、
個人端末から、行動履歴記録装置識別番号と行動履歴情報を受信すると、個人情報管理センターに対して個人情報を要求する手段と、
個人情報管理センターから、個人情報を受信すると、その中に認証パスワードが登録されているか否かを判定し、登録有りの場合、認証パスワードの入力を個人端末に要求する手段と、
個人端末に入力された認証パスワードが返信されると、返信された認証パスワードと、個人情報管理センターから受信した認証パスワードとを比較する手段と、
認証パスワードが一致すると、個人情報に含まれる復号化キーを用いて、行動履歴情報の暗号化されている位置情報を復号し、復号化した行動履歴情報のなかから、認証パスワード登録時刻以後に登録された位置情報のみを格納対象として、一般から入手した行動履歴蓄積情報として行動履歴データベースに格納する手段と、
行動履歴データベースに格納された感染症患者行動履歴を検索し、復号化した行動履歴情報との重なりを評価する手段と、
行動履歴の重なり有りと判断されると、視覚化された行動履歴情報として作成する手段と、
視覚化された行動履歴情報を個人端末に返送する手段とを備えたことを特徴とする感染症患者行動履歴収集・分析システムを提供するものである。
請求項5に係る発明は、前記感染症患者行動履歴収集・分析センターは、
個人情報管理センターから受信した個人情報に認証パスワードが登録されていない場合、あるいは、個人情報管理センターから収集した認証パスワードと個人端末から返信された認証パスワードとが一致しない場合、個人端末に対し認証パスワードの新規登録を要求する手段と、
個人端末から認証パスワードと個人連絡先を受信すると、個人情報管理センターに対して認証パスワードと個人連絡先を送信する手段と、
個人情報管理センターから認証パスワードと個人連絡先の設定終了を受信すると、個人端末に対し、現時点以降の行動情報が参照できるようになったことを返信する手段と、
個人情報管理センターから受信した復号化キーを用いて、行動履歴情報の暗号化されている位置情報を復号する手段と、
行動履歴データベースに格納された感染症患者行動履歴を検索し、復号化した行動履歴情報との重なりを評価する手段と、
行動履歴の重なり有りと判断されると、感染症患者との接触の可能性があることを個人端末に送信する手段とを備えたことを特徴とする請求項4記載の感染症患者行動履歴収集・分析システムを提供するものである。
本発明の感染症患者行動履歴収集・分析システムによれば、時々刻々の位置情報を行動履歴情報として記録する行動履歴記録装置を所有している個人が、感染症に感染していると診断された際、行動履歴記録装置に記録された行動履歴情報を分析して、地図上へのマッピングあるいは行動リスト化といった視覚化をおこなうことで、公共医療機関で実施する積極的疫学調査を支援することができる。
また、公共医療機関あるいは個人から通知される感染症患者以外の行動履歴情報と、前記感染症患者の行動履歴情報を比較し、感染症患者との行動の重なりを評価することで、感染症患者との接触の可能性を早期に知ることができ、感染症の拡大あるいは感染症の早期発見につながるシステムを提供することができる。
更に、個人端末からのアクセスの場合は、個人情報管理センターで管理されている認証パスワードが登録済みで、かつ、個人端末から入力された認証パスワードと一致した場合であっても、認証パスワードが登録された登録時刻以後の行動履歴に対してのみ、個人端末へ情報の提供を行うことにより、認証パスワードが一致した場合であっても、認証パスワードが登録された登録時刻以前の行動履歴に関する情報は個人端末に提供されないため、個人の行動履歴といったプライバシーを保護することができる。
本発明の感染症患者行動履歴収集・分析システムの全体構成を示す概略図である。 本発明の行動履歴記録装置の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。 本発明の行動履歴記録装置の行動履歴情報に記憶されるデータ構造を例示する概略図である。 本発明の個人情報管理センターで管理される行動履歴記録装置情報に記憶されるデータ構造を例示する概略図である。 本発明の交通機関運行履歴記録装置の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。 本発明の交通機関運行履歴記録装置の運行履歴情報に記憶されるデータ構造を例示する概略図である。 本発明の行動履歴データベースの感染症患者行動履歴蓄積情報に記録されるデータ構造を例示する概略図である。 本発明の行動履歴データベースの公共機関から入手した患者以外の行動履歴情報に記録されるデータ構造を例示する概略図である。 本発明の行動履歴データベースの一般から入手した行動履歴蓄積情報に記録されるデータ構造を例示する概略図である。 本発明の行動履歴データベースの感染症患者行動履歴に記録されるデータ構造を例示する概略図である。 本発明の交通機関運行履歴データベースの交通機関運行履歴蓄積情報に記録されるデータ構造を例示する概略図である。 本発明の交通機関運行履歴データベースの交通機関運行履歴記録装置情報に記録されるデータ構造を例示する概略図である。 本発明の感染症患者行動履歴収集・分析システムにおいて、感染症と診断された感染症患者の行動履歴情報を、公共医療機関端末から感染症患者行動履歴収集・分析センターに登録する動作を示すシーケンス図である。 本発明の感染症患者行動履歴収集・分析システムにおいて、感染症患者が行動履歴記録装置を所有していないケースで、積極的疫学調査で得られた情報をもとに行動履歴情報を作成して、感染症患者行動履歴収集・分析センターに登録する動作を示すシーケンス図である。 本発明の感染症患者行動履歴収集・分析システムにおいて、感染症とは診断されなかった人の行動履歴情報を、公共医療機関端末から感染症患者行動履歴収集・分析センターに登録する動作を示すシーケンス図である。 本発明の感染症患者行動履歴収集・分析システムにおいて、個人の行動履歴情報を、個人端末から感染症患者行動履歴収集・分析センターに登録する動作を示すシーケンス図である。 本発明の感染症患者行動履歴収集・分析システムにおいて、個人の行動履歴情報を、個人端末から感染症患者行動履歴収集・分析センターに登録する際に、認証パスワードが未登録、あるいは認証パスワード誤りの場合の動作を示すシーケンス図である。
以下、実施例を示した図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
尚、上記感染症患者行動履歴収集・分析センター、個人端末、公共医療機関端末、個人情報管理センター、交通機関運行履歴収集・管理センター、行動履歴記録装置および交通機関運行履歴記録装置は、コンピュータであり、上記各手段は、コンピュータのCPUが必要なコンピュータプログラムを読み込んで実行することにより実現される手段であり、そのフローチャート図が図13乃至図17である。
図1〜図17は、本発明の感染症患者行動履歴収集・分析システムの一実施形態を例示する図であり、これらの図において、同一の符号を付した部分は同一物を表わし、基本的な構成及び動作は同様であるものとする。
図1は、本発明の一実施形態にかかる感染症患者行動履歴収集・分析システムについて、その全体構成を示す概略図である。
図1において、本実施形態の感染症患者行動履歴収集・分析システムは、個人の行動履歴を記録する行動履歴記録装置104と、行動履歴記録装置104にかかわる個人情報である行動履歴記録装置情報106を管理する個人情報管理センター105と、交通機関の運行履歴を記録する交通機関運行履歴記録装置109と、交通機関運行履歴記録装置109にかかわる交通機関情報の管理と交通機関運行履歴記録装置109から得られる運行履歴を交通機関運行履歴データベース111として管理・収集する交通機関運行履歴収集・管理センター110と、感染症患者の行動履歴を収集して地図上へのマッピング、行動リストの作成といった積極的疫学調査を支援する情報の提供と、感染症患者と非感染者との行動履歴の比較による接触可能性の分析を行う感染症患者行動履歴収集・分析センター101とから構成される。
個人情報管理センター105と、交通機関運行履歴収集・管理センター110と、感染症患者行動履歴収集・分析センター101とは、通信網112を介して通信自在に接続されている。
行動履歴記録装置104は、個人端末103又は公共医療機関端末107に通信自在であり、個人端末103および公共医療機関端末107も夫々通信網112に通信自在に接続されている。
又、交通機関運行履歴記録装置109は、交通機関端末108に通信自在であり、交通機関端末108も通信網112に通信自在に接続されている。
感染症患者行動履歴収集・分析センター101では、感染症患者の行動履歴、非感染者の行動履歴といった情報を行動履歴データベース102として保存している。
図1において、交通機関の運行履歴は、交通機関を運行する事業者等が個別に情報を収集して所有しているケースも多いため、交通機関運行履歴記録装置109と交通機関運行履歴収集・管理センター110と交通機関運行履歴データベース111は、必ずしも必須の構成要素ではない。
図2は、図1の感染症患者行動履歴収集・分析システムの構成要素である、行動履歴記録装置104の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
図2において、行動履歴記録装置104は、個々の装置を識別する行動履歴記録装置識別番号206と、行動履歴を暗号化して保存するために使用される暗号化キー207が割り当てられ、位置を測定する位置測定部201と、時刻を測定する時刻測定部202と、行動履歴情報204を管理する行動履歴管理部203と、外部端末との入出力インタフェースである入出力部208と、記録装置制御部205から構成される。位置測定部201は、従来技術である全地球測位システム(GPSシステム)や、携帯電話の基地局、PHSの基地局を利用した位置情報取得システムを用いて構成され、行動履歴記録装置104の現在位置を北緯・東経として取得する。時刻測定部202では、標準電波を受信して誤差を自動修正する。標準電波を受信できないケースもあるため、すべての行動履歴記録装置104とまではいかないが、ほとんどの行動履歴記録装置104の時刻を一致させることができる。これにより、複数の行動履歴記録装置104で取得した行動履歴情報を「時刻」で比較する際の比較精度を向上させることができる。記録装置制御部205では、例えば1分周期で毎分00秒時に、位置測定部201で現在位置を測定し、行動履歴管理部203を介して行動履歴情報204に測定時刻と測定位置を記録する制御を行う。
図3は、図2に示す行動履歴記録装置104の行動履歴情報204に記憶されるデータ構造を例示する概略図である。
図3において、位置情報302は、行動履歴記録装置104の位置測定部201で測定された位置情報(北緯・東経)を、暗号化キー207で暗号化された情報として、測定時刻301と対応付けて格納されている。感染症の種類により潜伏機関が異なるが、鳥インフルエンザの場合には、少なくとも10日間程度の行動履歴情報が蓄積されていることが望ましいと考えられる。このため、最低でも
60(位置情報/時間)*24(時間)*10(日)=14,400(位置情報)
程度の位置情報を保存できる記録容量を有し、サイクリックに上書きされるデータである。
図4は、図1の感染症患者行動履歴収集・分析システムの構成要素である、個人情報管理センター105で管理される行動履歴記録装置情報106に記録されるデータ構造を例示する概略図である。
図4において、行動履歴記録装置情報106は、行動履歴記録装置104に付与されている行動履歴記録装置識別番号206毎に、行動履歴情報204の位置情報302を暗号化する暗号化キー207および復号化に使用する復号化キー401と、所有者本人を識別するために使用する認証パスワード402と、認証パスワード402が登録された時刻を記憶する認証パスワード登録時刻(年月日時分)403と、所有者の個人連絡先404と、公共医療機関連絡先405とから構成される。
行動履歴記録装置104は、電源が投入された時から行動履歴情報204の作成を開始する。行動履歴記録装置104を所有する個人が、行動履歴情報204を参照することは、行動履歴記録装置104を紛失した場合の個人情報漏洩を防止するために、暗号化ならびに認証パスワードでガードする構成をとっている。このため、電源を投入する前に個人情報管理センター105の行動履歴記録装置情報106に、認証パスワード402と、個人連絡先404を登録しておくことで、個人が操作する個人端末103からの行動履歴情報204の参照を可能とする。このため、認証パスワード402を登録する前、つまりの認証パスワード登録時刻(年月日時分)403より前の行動履歴の参照は、本来の所有者か否かを特定できないため、個人端末103からの参照はできない構成とする。これに対し、公共医療機関端末107といった個人との対面で、個人を特定できる環境にある公共機関の端末からの参照の場合のみ、行動履歴記録装置104に格納されているすべての行動履歴情報204を参照することを許容する。これにより、行動履歴記録装置104の紛失等による行動履歴情報の漏洩を防止することができる。なお、公共医療機関端末107からのアクセスか否かは、従来技術である端末認証あるいはユーザ認証により容易に実現できる。
図5は、図1の感染症患者行動履歴収集・分析システムの構成要素である、交通機関運行履歴記録装置109の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
図5において、交通機関運行履歴記録装置109は、個々の装置を識別する交通機関運行履歴記録装置識別番号504と、位置を測定する位置測定部201と、時刻を測定する時刻測定部202と、運行履歴情報502を管理する運行履歴管理部501と、外部端末との入出力インタフェースである入出力部208と、記録装置制御部503から構成される。位置測定部201と時刻測定部202と入出力部208は、行動履歴記録装置104と同一の構成要素である。時刻測定部202を同一構成要素とすることで、行動履歴記録装置104と交通機関運行履歴記録装置109の時刻を一致させることができる。これにより、行動履歴記録装置104で取得した行動履歴情報と交通機関運行履歴記録装置109で取得した運行履歴情報を「時刻」で比較する際の比較精度を向上させることができる。
本実施例では、交通機関端末108を介して交通機関運行履歴記録装置109と通信される構成を記載しているが、交通機関運行履歴記録装置109のなかに、通信手段を組み込んだ構成としても良い。
図6は、図5に示す交通機関運行履歴記録装置109の運行履歴情報502に記憶されるデータ構造を例示する概略図である。
図6において、位置情報602は、交通機関運行履歴記録装置109の位置測定部201で測定された位置情報(北緯・東経)が、測定時刻601と対応付けて格納されている。感染症患者が交通機関を利用したことが判明したときに、感染症患者の行動履歴と交通機関の運行履歴とを比較して、交通機関を特定するために主に使用するものであり、半日あるいは1日といった、比較的短い周期で交通機関端末108を介して、交通機関運行履歴収集・管理センターに通知されることが望ましい。このため、1日程度の情報である
60(位置情報/時間)*24(時間)*1(日)=1,440(位置情報)
程度の位置情報を保存できる記録容量を有し、サイクリックに上書きされるデータである。
図7は、図1の感染症患者行動履歴収集・分析システムの構成要素である、感染症患者行動履歴収集・分析センター101で管理される行動履歴データベース102の1構成要素である、感染症患者行動履歴蓄積情報701に記録されるデータ構造を例示する概略図である。感染症と診断された患者が所有する行動履歴記録装置104に保存されている行動履歴情報204が、行動履歴記録装置識別番号206と対応づけて蓄積される。
図8は、図1の感染症患者行動履歴収集・分析システムの構成要素である、感染症患者行動履歴収集・分析センター101で管理される行動履歴データベース102の1構成要素である、公共機関から入手した患者以外の行動履歴情報801に記録されるデータ構造を例示する概略図である。公共医療機関で感染症か否かの診断を受け、感染症とは診断されなかった非感染者が所有する行動履歴記録装置104に保存されている行動履歴情報204が、行動履歴記録装置識別番号206と対応づけて蓄積される。
図9は、図1の感染症患者行動履歴収集・分析システムの構成要素である、感染症患者行動履歴収集・分析センター101で管理される行動履歴データベース102の1構成要素である、一般から入手した行動履歴蓄積情報901に記録されるデータ構造を例示する概略図である。公共医療機関を経由せず、個人端末103から受け取った行動履歴情報204が、行動履歴記録装置識別番号206と対応づけて蓄積される。
図10は、図1の感染症患者行動履歴収集・分析システムの構成要素である、感染症患者行動履歴収集・分析センター101で管理される行動履歴データベース102の1構成要素である、感染症患者行動履歴1001に記録されるデータ構造を例示する概略図である。感染症患者の行動履歴情報204のなかから、第3者への感染の可能性が生じる時刻以降の行動履歴情報を切り出して、感染症患者行動履歴1001に蓄積される。
図11は、図1の感染症患者行動履歴収集・分析システムの構成要素である、交通機関運行履歴収集・管理センター110で管理される交通機関運行履歴データベース111の1構成要素である、交通機関運行履歴蓄積情報1101に記録されるデータ構造を例示する概略図である。交通機関端末108から受け取った運行履歴情報502が、交通機関運行履歴記録装置識別番号504と対応付けて格納される。
図12は、図1の感染症患者行動履歴収集・分析システムの構成要素である、交通機関運行履歴収集・管理センター110で管理される交通機関運行履歴データベース111の1構成要素である、交通機関運行履歴記録装置情報1201に記録されるデータ構造を例示する概略図である。
図12において、交通機関運行履歴記録装置情報1201は、交通機関運行履歴記録装置109に付与されている交通機関運行履歴記録装置識別番号504毎に、交通機関種別(列車、バス、タクシー等)、運営事業者、交通機関特定情報(路線情報、車両番号等)、連絡先といった交通機関詳細情報1202から構成される。
次に、図13から図17を参照しながら、上記した本実施形態の感染症患者行動履歴収集・分析システムの動作について説明する。
図13は、本発明の感染症患者行動履歴収集・分析システムにおいて、公共医療機関で感染症と診断された感染症患者の行動履歴情報を、公共医療機関端末107から感染症患者行動履歴収集・分析センター101に登録する動作を示すシーケンス図である。
図13において、公共医療機関で感染症と診断されると、患者が所有している行動履歴記録装置104を公共医療機関端末107に接続し(ステップ1301)、行動履歴記録装置識別番号206と行動履歴情報204を行動履歴記録装置104から抽出する(ステップ1302)。ステップ1302で抽出された感染症患者の行動履歴(行動履歴記録装置識別番号206と行動履歴情報204)が感染症患者行動履歴収集・分析センター101に報告(送信)される(ステップ1303)。感染症患者行動履歴収集・分析センター101では、個人情報管理センター105に対し、暗号化された行動履歴を復号するための復号化キー401を要求する(ステップ1303)。個人情報管理センター105では、行動履歴記録装置情報106を、行動履歴記録装置番号206で検索し(ステップ1305)、復号化キー401を抽出し(ステップ1306)、復号化キー401を返送する(ステップ1307)。
感染症患者行動履歴収集・分析センター101では、復号化キー401を用いて、行動履歴情報204の暗号化されている位置情報302を復号し(ステップ1308)、復号化した行動履歴情報204を、感染症患者行動履歴蓄積情報701に格納する(ステップ1309)。次に、従来技術を用いて、地図データへのマッピング、行動履歴リスト等の視覚化された行動履歴情報を作成し(ステップ1310)、視覚化された行動履歴情報を公共医療機関端末107に返送する(ステップ1311)。公共医療機関端末107では、視覚化された行動履歴情報を参考に、積極的疫学調査を実施し、接触者の洗い出し、あるいは交通機関の利用状況の確認等を実施し(ステップ1312)、第3者への感染の可能性が生じる時刻(年月日時分)を、従来の病理調査ならびに積極的疫学調査から特定する(ステップ1313)。これら特定した時刻(年月日時分)および公共交通機関利用状況を感染症患者行動履歴収集・分析センター101に報告(送信)する(ステップ1314)。
感染症患者行動履歴収集・分析センター101では、ステップ1308で復号化した行動履歴情報204のなかから、公共医療機関で特定された「時刻」以降の行動履歴を抽出し、感染症患者行動履歴1001に登録する(ステップ1315)。次に交通機関の利用の有無を判定し(ステップ1316)、利用有りの場合、ステップ1315で抽出した行動履歴情報を交通機関運行履歴収集・管理センター110に通知する(ステップ1317)。交通機関運行履歴収集・管理センター110では、通知された行動履歴情報と、交通機関運行履歴蓄積情報1101を照合し、位置情報が重なり合う交通機関の交通機関運行履歴記録装置識別番号504を抽出し(ステップ1318)、交通機関運行履歴記録装置情報1201から、交通機関運行履歴記録装置識別番号504に該当する交通機関詳細情報1202(交通機関種別、運営事業者、交通機関特定情報、連絡先)を抽出し(ステップ1319)、抽出した交通機関詳細情報1202、即ち、利用した交通機関の各種情報を返送する(ステップ1320)。
感染症患者行動履歴収集・分析センター101は、交通機関運行履歴収集・管理センター110から返送された、利用した交通機関の各種情報を公共医療機関端末107に返送する(ステップ1321)。公共医療機関端末107では、利用した交通機関の各種情報をもとに、積極的疫学調査が継続されるが(ステップ1322)、感染症患者行動履歴収集・分析センター101からの感染症患者行動履歴の登録完了(ステップ1323)の通知をもって、行動履歴記録装置104の接続を解除する(ステップ1323)。
感染症患者行動履歴収集・分析センター101では、ひきつづきステップ1315で感染症患者行動履歴1001に登録した情報と、公共機関から入手した患者以外の行動履歴蓄積情報801、および一般から入手した行動履歴蓄積情報901とを比較し、行動履歴の重なりを検証する(ステップ1325)。行動履歴の重なりを判定し(ステップ1326)、重なり有りの場合、重なり有りと判断した行動履歴記録装置識別番号206を抽出し(ステップ1327)、個人情報管理センター105に対し、連絡先情報(個人情報)を収集する(ステップ1328)。個人情報管理センター105では、行動履歴記録装置情報106を、行動履歴記録装置識別番号206で検索し(ステップ1329)、個人連絡先404、公共医療機関連絡先405を抽出し(ステップ1330)、個人連絡先404、公共医療機関連絡先405を返送する(ステップ1331)。感染症患者行動履歴収集・分析センター101では、収集した個人連絡先404あるいは公共医療機関連絡先405に、感染症患者との接触の可能性が判明した旨を連絡(送信)する(ステップ1332)。
図14は、本発明の感染症患者行動履歴収集・分析システムにおいて、感染症患者が行動履歴記録装置104を所有していないケースで、積極的疫学調査で得られた情報をもとに行動履歴情報を作成して、感染症患者行動履歴収集・分析センター101に登録する動作を示すシーケンス図である。
図14において、公共医療機関で感染症と診断された患者が行動履歴記録装置104を所有していない場合、公共医療機関では積極的疫学調査を実施し、感染症患者の行動履歴の洗い出しを実施し(ステップ1401)、施設利用情報(日付、時間、施設名称、住所等)、交通機関利用情報(日付、時間、交通機関名称、利用車両・座席、利用経路等)を感染症患者行動履歴収集・分析センター101へ通知する(ステップ1402)。感染症患者行動履歴収集・分析センター101では、従来技術により、利用した施設の施設名称あるいは住所から、その施設の位置情報(北緯、東経)を求め、行動履歴情報204を作成(ただし、位置情報302の暗号化は不要)する(ステップ1403)。
次に、交通機関の利用有無により分岐し(ステップ1404)、利用有りの場合は利用した交通機関の情報を交通機関運行履歴収集・管理センター110に通知する(ステップ1405)。交通機関運行履歴収集・管理センター110では、通知された交通機関利用情報(日付、時間、交通機関名称、利用車両・座席、利用経路等)をもとに、交通機関運行履歴記録装置情報1201を検索して、該当する交通機関運行履歴記録装置識別番号504と交通機関詳細情報1202を抽出し(ステップ1406)、さらに、抽出した交通機関運行履歴記録装置識別番号504で、交通機関運行履歴蓄積情報1101を検索して、該当する装置の運行履歴情報502を抽出し(ステップ1407)、交通機関詳細情報1202と運行履歴情報502を返信する(ステップ1408)。感染症患者行動履歴収集・分析センター101では、ステップ1403で作成した行動履歴情報204に、ステップ1408で返信された交通機関の運行履歴情報502を追加する(ステップ1409)。
次に、ステップ1403、あるいはステップ1409で作成した行動履歴情報204を、感染症患者行動履歴1001として行動履歴データベース102に登録し(ステップ1410)、交通機関詳細情報1202を返信する(ステップ1411)。公共医療機関では、利用した交通機関の各種情報をもとに、積極的疫学調査を継続する(ステップ1412)。感染症患者行動履歴収集・分析センター101では、感染症患者行動履歴の登録完了を返送し(ステップ1413)、ステップ1408で感染症患者行動履歴1001に登録した情報と、公共機関から入手した患者以外の行動履歴蓄積情報801、および一般から入手した行動履歴蓄積情報901とを比較し、行動履歴の重なりを検証し、図13のステップ1326以降の処理を実行する(ステップ1414)。
図15は、本発明の感染症患者行動履歴収集・分析システムにおいて、公共医療機関で感染症とは診断されなかったが、感染症患者との接触の可能性の評価あるいは新規感染症患者が発生した場合に、行動履歴の重なりをチェックする目的で感染症患者行動履歴収集・分析センターに行動履歴情報を登録する動作を示すシーケンス図である。
図15において、公共医療機関で感染症と診断されなかった非感染者が所有している行動履歴記録装置104を公共医療機関端末107に接続し(ステップ1501)、行動履歴記録装置識別番号206と行動履歴情報204を行動履歴記録装置104から抽出する(ステップ1502)。ステップ1502で抽出された非感染症患者の行動履歴が感染症患者行動履歴収集・分析センター101に報告(送信)される(ステップ1503)。
感染症患者行動履歴収集・分析センター101では、個人情報管理センター105に対して個人情報の収集を要求する(ステップ1504)。個人情報管理センター105では、行動履歴記録装置情報106を、行動履歴記録装置番号206で検索し(ステップ1505)、復号化キー401、認証パスワード402、認証パスワード登録時刻403、個人連絡先404、公共医療機関連絡先405を抽出し(ステップ1506)、個人情報を返送する(ステップ1507)。感染症患者行動履歴収集・分析センター101では、認証パスワード402が登録されているか否かを判定し(ステップ1508)、登録無しの場合はパスワードを公共医療機関端末107に要求する(ステップ1509)。
公共医療機関端末107は、要求に基づきパスワードと個人連絡先を返信する(ステップ1510)。感染症患者行動履歴収集・分析センター101は公共医療機関端末107から返信されたパスワードと個人連絡先を個人情報管理センター105に通知する(ステップ1511)。個人情報管理センター105では、行動履歴記録装置情報106の、認証パスワード402と個人連絡先404を設定するとともに、現在時刻を認証パスワード登録時刻403に設定し(ステップ1512)、設定終了を返信する(ステップ1513)。
次に感染症患者行動履歴収集・分析センター101は、公共医療機関連絡先を個人情報管理センター105に通知し(ステップ1514)、個人情報管理センター105で、行動履歴記録装置情報106の、公共医療機関連絡先405に設定し(ステップ1515)、設定終了を返信する(ステップ1516)。感染症患者行動履歴収集・分析センター101では、復号化キー401を用いて、行動履歴情報204の暗号化されている位置情報302を復号し(ステップ1517)、復号化した行動履歴情報204を、公共機関から入手した患者以外の行動履歴蓄積情報801に格納し(ステップ1518)、感染症患者行動履歴1001を検索し、ステップ1517で復号化した行動履歴情報204との重なりを評価する(ステップ1519)。行動履歴に重なり有りと判断した場合は、従来技術を用いて、感染症患者との接触の可能性のある行動履歴を、地図データへのマッピング、行動履歴リスト等の視覚化された行動履歴情報として作成し(ステップ1521)、視覚化された行動履歴情報を公共医療機関端末107に返送する(1522)。公共医療機関端末107側では、感染症患者との接触の度合いの評価等に活用し(ステップ1523)、行動履歴記録装置104の接続を解除する(ステップ1524)。
図16は、本発明の感染症患者行動履歴収集・分析システムにおいて、感染症患者との接触の可能性の評価あるいは新規感染症患者が発生した場合に、行動履歴の重なりをチェックする目的で、個人の行動履歴情報を、個人端末103から感染症患者行動履歴収集・分析センター101に登録する動作を示すシーケンス図である。
図16において、個人の行動履歴記録装置104を個人端末103に接続し(ステップ1601)、行動履歴記録装置識別番号206と行動履歴情報204を行動履歴記録装置104から抽出する(ステップ1602)。ステップ1602で抽出された行動履歴記録装置識別番号206と行動履歴情報204から成る個人の行動履歴が感染症患者行動履歴収集・分析センター101に報告(送信)される(ステップ1603)。感染症患者行動履歴収集・分析センター101では、個人情報管理センター105に対して個人情報の収集を要求する(ステップ1604)。個人情報管理センター105では、行動履歴記録装置情報106を、行動履歴記録装置番号206で検索し(ステップ1605)、復号化キー401、認証パスワード402、認証パスワード登録時刻403、個人連絡先404、公共医療機関連絡先405を抽出し(ステップ1606)、個人情報を返送する(ステップ1607)。
感染症患者行動履歴収集・分析センター101では、認証パスワード402が登録されているか否かを判定し(ステップ1508)、登録有りの場合、認証パスワードの入力を個人端末103に要求する(ステップ1609)。個人端末103に入力された認証パスワードが返信(ステップ1610)されると、感染症患者行動履歴収集・分析センター101では返信された認証パスワードと、ステップ1607で個人情報管理センター105から収集した認証パスワード402とを比較する(ステップ1611)。認証パスワードが一致すると、復号化キー401を用いて、行動履歴情報204の暗号化されている位置情報302を復号し(ステップ1612)、復号化した行動履歴情報204のなかから、認証パスワード登録時刻403以後に登録された位置情報のみを格納対象として、一般から入手した行動履歴蓄積情報901に格納する(ステップ1613)。これにより、個人認証されていないデータが感染症患者行動履歴収集・分析センター101に蓄積されることを防止する。
次に、感染症患者行動履歴1001を検索し、ステップ1612で復号化した行動履歴情報204との重なりを評価する(ステップ1614)。行動履歴の重なり有りと判断されると、従来技術を用いて、感染症患者との接触の可能性のある位置を、地図データへのマッピング、行動履歴リスト等の視覚化された行動履歴情報として作成し(ステップ1616)、視覚化された行動履歴情報を個人端末103に返送する(ステップ1617)。ステップ1608で認証パスワード402が登録されていない、あるいはステップ1611で認証パスワード不一致の場合は、図17で説明する動作を実行する。
図17は、図16の個人の行動履歴情報を、個人端末103から感染症患者行動履歴収集・分析センター101に登録する際に、認証パスワードが未登録、あるいは認証パスワード不一致の場合の動作を示すシーケンス図である。
図17において、感染症患者行動履歴収集・分析センター101からの認証パスワードの新規登録要求(ステップ1701)に対し、個人端末103からの認証パスワードと個人連絡先の返信(ステップ1702)を感染症患者行動履歴収集・分析センター101で受けると、個人情報管理センター105に対して認証パスワードと個人連絡先を通知する(ステップ1703)。個人情報管理センター105では、行動履歴記録装置情報106の、認証パスワード402と個人連絡先404を設定するとともに、現在時刻を認証パスワード設定時刻403に設定し(ステップ1704)、設定終了を返信する(ステップ1705)。感染症患者行動履歴収集・分析センター101は、個人端末103に対し、現時点以降の行動情報が参照できるようになったことを返信する(ステップ1706)。
次に、復号化キー401を用いて、行動履歴情報204の暗号化されている位置情報302を復号し(ステップ1706)、感染症患者行動履歴1001を検索し、ステップ1612で復号化した行動履歴情報204との重なりを評価する(ステップ1707)。行動履歴の重なり有りと判断されると、感染症患者との接触の可能性があることを個人端末103に通知する(ステップ1709)。ステップ1709で通知される情報は接触の可能性だけであり、接触場所や日時といった個人情報にかかわる部分は、公共医療機関に出向いて、対面でしか入手できないようにすることで、個人情報を保護する。
以上、日本国内で感染症患者行動履歴収集・分析システムを構築することを前提に、発明を実施するための最良の形態を述べてきたが、本システムを世界的規模のシステムに拡大することも容易に実現できる。世界的規模への拡大の一手段として、国ごとに前記感染症患者行動履歴収集・分析システムを構築し、各国のシステム間で情報の相互提供による実現する手段が考えられる。世界的規模への拡大が実現できれば、入国審査あるいは出国審査といった、国境の水際での活用ができ、感染症の世界的広がりのスピードを抑える手段を提供できる。
本発明の感染症患者行動履歴収集・分析システムは、鳥インフルエンザのような大規模な流行の可能性がある感染症の発生時において、感染症に感染した患者に関する行動履歴を収集・管理し、感染症患者に対する積極的疫学調査を支援するとともに、感染症患者と接触があったか否かを確認したい個人あるいは医療機関に対し、患者のプライバシーを侵害することなく接触履歴を分析・確認できるため、感染症の早期発見あるいは早期対策により、感染症の拡大範囲あるいは拡大スピードを抑えるのに有効なシステムとして利用可能である。
101 感染症患者行動履歴収集・分析センター
102 行動履歴データベース
103 個人端末
104 行動履歴記録装置
105 個人情報管理センター
107 公共医療機関端末
110 交通機関運行履歴収集・管理センター
112 通信網
204 行動履歴情報
206 行動履歴記録装置識別番号
302 位置情報
401 復号化キー
402 認証パスワード
403 認証パスワード登録時刻
404 個人連絡先
405 公共医療機関連絡先
502 運行履歴情報
504 交通機関運行履歴記録装置識別番号
602 位置情報
701 感染症患者行動履歴蓄積情報
801 患者以外の行動履歴蓄積情報
901 一般から入手した行動履歴蓄積情報
1001 感染症患者行動履歴
1101 交通機関運行履歴蓄積情報
1201 交通機関運行履歴記録装置情報
1202 交通機関詳細情報

Claims (5)

  1. 公共医療機関に設置される公共医療機関端末と、感染症患者の行動履歴を収集・分析する感染症患者行動履歴収集・分析センターと、個人情報を管理する個人情報管理センターと、交通機関の運行履歴を収集・管理する交通機関運行履歴収集・管理センターとが、通信網を介して通信自在に接続された感染症患者行動履歴収集・分析システムであって、
    公共医療機関端末は、
    感染症と診断された患者が所有している行動履歴記録装置が公共医療機関端末に接続されると、行動履歴記録装置から行動履歴記録装置識別番号と、患者の行動履歴が記録された行動履歴情報を抽出する手段と、
    抽出した行動履歴記録装置識別番号と行動履歴情報を感染症患者行動履歴収集・分析センターに送信する手段と、
    感染症患者行動履歴収集・分析センターより受信した、視覚化された行動履歴情報を参考に、第3者への感染の可能性が生じる特定された時刻および公共交通機関利用状況が入力されると、特定された時刻および公共交通機関利用状況を感染症患者行動履歴収集・分析センターに送信する手段とを備え、
    感染症患者行動履歴収集・分析センターは、
    公共医療機関端末から行動履歴記録装置識別番号と行動履歴情報を受信すると、
    個人情報管理センターに対し、暗号化された行動履歴を復号するための復号化キーを要求し、受信した復号化キーを用いて、行動履歴情報を復号する手段と、
    復号化した行動履歴情報を、感染症患者行動履歴蓄積情報として行動履歴データベースに格納する手段と、
    感染症患者行動履歴蓄積情報に基づき視覚化された行動履歴情報を作成する手段と、
    視覚化された行動履歴情報を公共医療機関端末に返送する手段と、
    復号化した行動履歴情報のなかから、特定された時刻以降の行動履歴を抽出し、感染症患者行動履歴として行動履歴データベースに登録する手段と、
    行動履歴情報に基づき、交通機関の利用の有無を判定し、利用有りの場合、抽出した行動履歴情報を交通機関運行履歴収集・管理センターに送信する手段と、
    交通機関運行履歴収集・管理センターから返送された、利用した交通機関の各種情報である交通機関詳細情報を公共医療機関端末に返送する手段と、
    感染症患者行動履歴と、公共機関から入手した患者以外の行動履歴蓄積情報、および一般から入手した行動履歴蓄積情報とを比較し、行動履歴の重なりを検証する手段と、
    行動履歴の重なりを判定し、重なり有りの場合、重なり有りと判断した行動履歴記録装置識別番号を抽出し、個人情報管理センターに対し、連絡先情報を収集する手段とを備え、
    交通機関運行履歴収集・管理センターは、感染症患者行動履歴収集・分析センターから送信された行動履歴情報と、交通機関運行履歴蓄積情報を照合し、位置情報が重なり合う交通機関の交通機関運行履歴記録装置識別番号を抽出し、交通機関運行履歴記録装置情報から、交通機関運行履歴記録装置識別番号に該当する交通機関詳細情報を抽出する手段と、
    抽出した交通機関詳細情報を感染症患者行動履歴収集・分析センターに返送する手段とを備えたことを特徴とする感染症患者行動履歴収集・分析システム。
  2. 前記感染症患者行動履歴収集・分析センターは、公共医療機関端末から感染症患者の施設利用情報、交通機関利用情報を受信すると、利用した施設の施設名称あるいは住所から、その施設の位置情報を求め、行動履歴情報を作成する手段と、
    交通機関の利用有りの場合は利用した交通機関の情報を交通機関運行履歴収集・管理センターに送信する手段と、
    交通機関運行履歴収集・管理センターから、利用した交通機関の情報に基づき抽出された交通機関詳細情報と運行履歴情報を受信すると、作成した行動履歴情報に、受信した運行履歴情報を追加する手段と、
    作成した行動履歴情報を、感染症患者行動履歴として行動履歴データベースに登録する手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の感染症患者行動履歴収集・分析システム。
  3. 公共医療機関に設置される公共医療機関端末と、感染症患者の行動履歴を収集・分析する感染症患者行動履歴収集・分析センターと、個人情報を管理する個人情報管理センターとが、通信網を介して通信自在に接続された感染症患者行動履歴収集・分析システムであって、
    公共医療機関端末は、
    非感染者が所有している行動履歴記録装置が公共医療機関端末に接続されると、行動履歴記録装置から行動履歴記録装置識別番号と行動履歴情報を抽出する手段と、
    抽出された非感染症患者の行動履歴記録装置識別番号と行動履歴情報を感染症患者行動履歴収集・分析センターに送信する手段と、
    感染症患者行動履歴収集・分析センターからのパスワード要求に基づきパスワードと個人連絡先を返信する手段と、
    感染症患者行動履歴収集・分析センターより視覚化された行動履歴情報を受信する手段とを備え、
    感染症患者行動履歴収集・分析センターは、
    公共医療機関端末から非感染症患者の行動履歴を受信すると、個人情報管理センターに対して個人情報を要求する手段と、
    個人情報管理センターから受信した個人情報に認証パスワードが登録されているか否かを判定し、登録無しの場合は公共医療機関端末にパスワードを要求する手段と、
    公共医療機関端末から返信されたパスワードと個人連絡先を個人情報管理センターに送信する手段と、
    公共医療機関連絡先を個人情報管理センターに送信する手段と、
    個人情報管理センターから受信した個人情報に含まれる復号化キーを用いて、行動履歴情報の暗号化されている位置情報を復号し、復号化した行動履歴情報を、公共機関から入手した患者以外の行動履歴蓄積情報として行動履歴データベースに格納する手段と、
    感染症患者行動履歴を検索し、復号化した行動履歴情報との重なりを評価する手段と、
    行動履歴に重なり有りと判断した場合は、感染症患者との接触の可能性のある行動履歴を、視覚化された行動履歴情報として作成する手段と、
    視覚化された行動履歴情報を公共医療機関端末に返送する手段とを備えたことを特徴とする感染症患者行動履歴収集・分析システム。
  4. 個人が操作する個人端末と、感染症患者の行動履歴を収集・分析する感染症患者行動履歴収集・分析センターと、個人情報を管理する個人情報管理センターとが、通信網を介して通信自在に接続された感染症患者行動履歴収集・分析システムであって、
    個人端末は、
    個人の行動履歴記録装置が接続されると、行動履歴記録装置識別番号と個人の行動履歴情報を行動履歴記録装置から抽出する手段と、
    抽出された行動履歴記録装置識別番号と行動履歴情報を感染症患者行動履歴収集・分析センターに送信する手段とを備え、
    感染症患者行動履歴収集・分析センターは、
    個人端末から、行動履歴記録装置識別番号と行動履歴情報を受信すると、個人情報管理センターに対して個人情報を要求する手段と、
    個人情報管理センターから、個人情報を受信すると、その中に認証パスワードが登録されているか否かを判定し、登録有りの場合、認証パスワードの入力を個人端末に要求する手段と、
    個人端末に入力された認証パスワードが返信されると、返信された認証パスワードと、個人情報管理センターから受信した認証パスワードとを比較する手段と、
    認証パスワードが一致すると、個人情報に含まれる復号化キーを用いて、行動履歴情報の暗号化されている位置情報を復号し、復号化した行動履歴情報のなかから、認証パスワード登録時刻以後に登録された位置情報のみを格納対象として、一般から入手した行動履歴蓄積情報として行動履歴データベースに格納する手段と、
    行動履歴データベースに格納された感染症患者行動履歴を検索し、復号化した行動履歴情報との重なりを評価する手段と、
    行動履歴の重なり有りと判断されると、視覚化された行動履歴情報として作成する手段と、
    視覚化された行動履歴情報を個人端末に返送する手段とを備えたことを特徴とする感染症患者行動履歴収集・分析システム。
  5. 前記感染症患者行動履歴収集・分析センターは、
    個人情報管理センターから受信した個人情報に認証パスワードが登録されていない場合、あるいは、個人情報管理センターから収集した認証パスワードと個人端末から返信された認証パスワードとが一致しない場合、個人端末に対し認証パスワードの新規登録を要求する手段と、
    個人端末から認証パスワードと個人連絡先を受信すると、個人情報管理センターに対して認証パスワードと個人連絡先を送信する手段と、
    個人情報管理センターから認証パスワードと個人連絡先の設定終了を受信すると、個人端末に対し、現時点以降の行動情報が参照できるようになったことを返信する手段と、
    個人情報管理センターから受信した復号化キーを用いて、行動履歴情報の暗号化されている位置情報を復号する手段と、
    行動履歴データベースに格納された感染症患者行動履歴を検索し、復号化した行動履歴情報との重なりを評価する手段と、
    行動履歴の重なり有りと判断されると、感染症患者との接触の可能性があることを個人端末に送信する手段とを備えたことを特徴とする請求項4記載の感染症患者行動履歴収集・分析システム。
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