JP5202285B2 - シンボルクロック検出回路、アナログディジタル識別回路および変調方式識別装置 - Google Patents

シンボルクロック検出回路、アナログディジタル識別回路および変調方式識別装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムにおいて、受信信号がアナログ変調信号であるかディジタル変調信号であるかを識別するために、受信信号からシンボルクロックを検出するシンボルクロック検出回路、アナログディジタル識別回路および変調方式識別装置に関する。
従来の変調方式識別回路では、アナログ変調とディジタル変調を識別する方法として、たとえば、下記特許文献1に記載のように、受信信号からシンボルクロックを抽出し、抽出されたシンボルクロックの有無を判定することにより、アナログ変調信号とディジタル変調信号を識別する方法が採用されている。
特開2001−86171号公報
しかしながら、上記従来の特許文献1の技術では、受信信号からシンボルクロックを抽出する具体的な構成が示されていない。そのため、どの程度の識別性能が得られるのかなどの実現性が明確にされておらず、精度の良い判別が可能であるかが明らかでない、という問題があった。特に、低C/N(Carrier to Noise ratio)の環境下でも、正しい判別ができるかが明らかでない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、シンボルクロックの有無を精度良く判別することができるシンボルクロック検出回路、アナログディジタル識別回路および変調方式識別装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、受信信号にシンボルクロックの周波数成分が含まれるか否かを判定するシンボルクロック検出回路であって、前記受信信号に対し、所定の周波数の発振信号と、当該発振信号の位相をπ/2だけ移相した信号とをそれぞれ乗算することによって同相信号と直交信号を生成する準同期検波手段と、前記同相信号および前記直交信号に対して非線形処理を実施する非線形処理手段と、前記非線形処理後の信号を周波数領域の周波数信号に変換する周波数領域変換手段と、前記周波数信号に対して周波数成分ごとに平均化処理を実施する平均化手段と、隣接する周波数成分間の前記平均化処理後の信号の差分を差分信号として求める周波数差分処理手段と、前記差分信号に基づいてピーク値を検出することによりシンボルクロックの有無を検出するピーク検出手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、本実施の形態では、受信信号に含まれるシンボルクロック成分を抽出し、抽出した信号を周波数領域に変換した後平均化処理を行い、平均化した隣接間周波数成分の差分処理を行った周波数差分処理結果に基づいてシンボルクロックの有無を判別することにより、シンボルクロックの検出を行うようにしたので、低C/N環境下でもシンボルクロックの有無を精度良く判別することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかるシンボルクロック検出回路、アナログディジタル識別回路および変調方式識別装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかるシンボルクロック検出回路の実施の形態1の機能構成例を示す図である。本実施の形態のシンボルクロック検出回路は、線形ディジタル変調信号に含まれるシンボルクロックを検出するためのシンボルクロック検出回路であり、図1に示すように、受信信号を周波数変換して、同相信号(Ich信号)および直交信号(Qch信号)を生成する準同期検波部1と、準同期検波部1から出力されるIch信号およびQch信号を使用して線形ディジタル変調信号に含まれるシンボルクロックを検出する線形ディジタル変調シンボルクロック検出部20と、で構成される。
本実施の形態のシンボルクロック検出回路は、受信信号がディジタル信号かアナログ信号かの判定をシンボルクロックの検出の有無により判別する目的のためにシンボルクロック検出を行うシンボルクロック検出回路として用いられることを想定している。また、本実施の形態では、受信信号がディジタル変調信号である場合、その変調方式がBPSK(Binary Phase Shift Keying)のような線形ディジタル変調であることを想定することとする。
準同期検波部1は、受信信号の周波数変換を行うための発振信号を生成する発振器10と、発振器10から出力される発振信号の位相をπ/2(90°)だけ移相させるπ/2移相部11と、受信信号と発振器10から出力される発振信号とを乗算する乗算部12−1と、受信信号とπ/2移相部11から出力されるπ/2移相した後の発振信号とを乗算する乗算部12−2と、乗算部12−1,12−2からそれぞれ出力される信号に含まれる不要波や雑音を除去するLPF(Low Pass Filter)13−1,13−2と、で構成される。
線形ディジタル変調シンボルクロック検出部20は、準同期検波部1から出力されるIch信号、Qch信号を使用してクロック成分を抽出するクロック成分抽出部200と、クロック成分抽出部200から出力されるクロック成分抽出信号に基づいてクロック成分を判別するクロック成分判別部201と、で構成される。また、クロック成分抽出部200は、準同期検波部1から出力されるIch信号、Qch信号に基づいて非線形処理を行う非線形処理部202と、非線形処理部202から出力される非線形処理結果に対してFFT(Fast Fourier Transform)処理を行うFFT部203、FFT部203から出力されるFFT処理後の信号を、周波数成分ごとに巡回加算し平均化処理を行う巡回加算部(平均化処理部)204と、で構成される。また、クロック成分判別部201は、巡回加算部204から出力される周波数成分ごとの巡回加算結果に対して隣接する周波数成分間の差分処理を行う周波数差分処理部205と、周波数差分処理部205から出力される周波数差分処理後の信号に対して振幅の正規化処理を行う振幅正規化部206と、振幅正規化部206から出力される振幅正規化後の信号に基づいてシンボルクロックに対応したピーク信号を検出するピーク検出部207と、で構成される。
つづいて、本実施の形態の動作について説明する。まず、準同期検波部1は、入力された受信信号を乗算部12−1および乗算部12−2に入力する。乗算部12−1は、発振器10から出力される発振信号と受信信号を乗算することにより周波数変換し、Ichのベースバンド信号とする。そして、LPF部13−1が、乗算部12−1から出力されるIchベースバンド信号に対して不要波や雑音を除去した信号であるIch信号RIを出力する。
また、乗算器12−2は、発振器10から出力される発振信号をπ/2移相部11でπ/2だけ移相した移相後発振信号と受信信号を乗算することにより周波数変換し、Qchのベースバンド信号とする。そして、LPF13−2が、乗算部12−2から出力されるQchベースバンド信号に対して不要波や雑音を除去した信号であるQch信号RQを出力する。
準同期検波部1から出力されるサンプリングし蓄積された1バースト分(Nサンプル)の受信信号であるRI(n)、RQ(n)(n=0,1,…,N−1)は、線形ディジタル変調シンボルクロック検出回路20に入力される。線形ディジタル変調シンボルクロック検出回路20のクロック成分抽出部200では、準同期検波部1から出力されるIch、Qch信号RI(n)、RQ(n)(n=0,1,…,N−1)に基づいてシンボルクロック成分の抽出処理を行い、クロック成分判別部201では、クロック成分抽出部200から出力されるクロック成分抽出信号に基づいてシンボルクロック成分の判別処理を行う。
具体的には、クロック成分抽出部200の非線形処理部202は、準同期検波部1から出力されるRI(n)、RQ(n)に対して非線形処理を行う。非線形処理としては、たとえば、2乗和(RI 2(n)+RQ 2(n))(n=0,1,…,N−1)を計算する。FFT部203は、非線形処理部202から出力されるN個の非線形処理後の信号に対しFFT処理を行って周波数領域の信号に変換し、N個の周波数スペクトルPL(n)(n=0,1,…,N−1)を生成する。
巡回加算部204は、FFT部203から出力される1バースト毎に算出される周波数スペクトルPL(n)(n=0,1,…,N−1)に対して、以下の式(1)に示すように、周波数成分毎にMバースト分の巡回加算処理による平均化を行い、巡回加算された周波数スペクトル<PL(n)>(n=0,1,…,N−1)を算出する。
Figure 0005202285
なお、ここでは、巡回加算部204が式(1)に示すような巡回加算処理を行うようにしたが、これに限らず、平均化を行う処理であれば、式(1)以外の他の処理を行ってもよい。
クロック成分判別部201の周波数差分処理部205は、巡回加算部204から出力される周波数スペクトル<PL(n)>に対して、以下の式(2)に示すように周波数領域で隣接する周波数スペクトル間の差分処理を行い、周波数差分信号SL(n)を算出する。
Figure 0005202285
振幅正規化部206は、周波数差分処理部205から出力される周波数差分信号SL(n)に対して、以下の式(3)に示すように、その振幅を正規化する処理を行う。なお、Stopは後述するピーク検出を行う範囲の上限を示す値である。
Figure 0005202285
図2−1,2−2は、正規化した周波数差分信号SNL(n)の一例を示す図である。図2−1は、ディジタル変調の例としてシンボルクロックの周波数が異なる3つのBPSK変調を行った信号を受信信号とする場合の正規化した周波数差分信号SNL(n)を示している。実線は、正規化したシンボルクロックの周波数Rsが1である場合、点線は、Rsが2/3である場合、一点鎖線は、Rsが1/2である場合を示している。図2−2は、アナログ変調の例としてAM(Amplitude Modulation)変調を行った信号を受信信号とするときのSNL(n)を示している。
図2−1,2−2に示すように、BPSK変調の場合には、SNL(n)は、シンボルクロックの周波数成分に相当する位置で絶対値が大きくなることがわかる。このように、受信信号がディジタル変調されている場合には、SNL(n)は、シンボルクロックの周波数成分に相当する位置がピーク値となる。
ピーク検出部207では、正規化した周波数差分信号SNL(n)に対する閾値判定により、シンボルクロックの判別処理(ピーク値の有無の判別)を行い、判定結果(シンボルクロック有りまたは無し)をシンボルクロック検出結果とする。シンボルクロック判別処理の具体的手順の一例を以下に示す。
(1)シンボルクロック成分の検出対象範囲(Stop>n≧Start)内で、最大値Maxと、最大値となる周波数fmaxと、を求める。また、最小値Minと、最小値となる周波数fminと、を求める。なお、Stop,Startの値は、シンボルクロックの周波数の取りうる値などに基づいて、あらかじめ設定する自然数とする。
(2)Max>所定の閾値A、かつ、Min<所定の閾値Bの条件を満足するかを確認する。
(3)上記(2)を満足する場合、シンボルクロック有り、と判定する。
(4)上記(2)を満たさない場合、シンボルクロック無し、と判定する。
なお、最大値および最小値をとる周波数fmax,fminに基づいてシンボルレートを算出することも可能である。この場合、シンボルレートは、たとえば、以下の式(4)に従って算出する。
シンボルレート=(fmax+fmin)/2 …(4)
なお、本実施の形態では、正規化した周波数差分信号に基づいて、シンボルクロック検出を行うようにしたが、閾値A,Bを信号のレベルに基づいて適切に変更することにより、周波数差分信号を正規化せずにシンボルクロック検出を行うようにしてもよい。
このように、本実施の形態では、線形ディジタル変調信号に含まれるシンボルクロック成分を非線形処理により抽出し、抽出した信号を周波数領域に変換した後平均化処理を行い、平均化した隣接間周波数成分の差分処理を行った周波数差分処理結果に基づいてシンボルクロックの有無(ピーク値の有無)を判別することにより、シンボルクロックの検出を行う構成とした。これにより、低C/N環境下であっても、受信した未知の線形ディジタル変調信号からシンボルクロックを精度良く検出することができる。
なお、本実施の形態では、非線形処理として2乗和を算出しているが、これに限らず、乗和の平方根処理,絶対値処理などを使用する方式とすることも可能である。また、ピーク検出処理は、上記の方法に限らず、ピーク値が存在するかを判定できる方法であれば、異なる方法としてもよい。
実施の形態2.
図3は、本発明にかかるシンボルクロック検出回路の実施の形態2の機能構成例を示す図である。図3に示すように、本実施の形態のシンボルクロック検出回路は、実施の形態1と同様の準同期検波部1と、非線形ディジタル変調シンボルクロック検出部21と、で構成される。また、非線形ディジタル変調シンボルクロック検出部21は、クロック成分抽出部200aと、実施の形態1と同様のクロック成分判別部201と、で構成される。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して説明を省略する。
クロック成分抽出部200aは、準同期検波部1から出力されるIch信号、Qch信号に対して時間差分処理を行う時間差分処理部212と、時間差分処理部212から出力される時間差分処理後の信号に対して非線形処理を行う非線形処理部213と、非線形処理部213から出力される非線形処理結果に対してFFT処理を行うFFT部214と、FFT部214から出力されるFFT処理結果を用いて各周波数成分に対応した信号を巡回加算し平均化処理を行う巡回加算部215と、で構成される。
本実施の形態では、受信信号がディジタル変調信号である場合、その変調方式がMSK(Minimum Shift Keying)のような非線形ディジタル変調であることを想定することとする。
つづいて、本実施の形態の動作について説明する。以下、実施の形態1と同様の部分については説明を省略し、実施の形態1と異なる部分について説明する。クロック成分抽出部200aの時間差分処理部212は、準同期検波部1から出力されるIch、Qch信号RI(n)、RQ(n)(n=0,1,…,N−1)に対して時間領域の差分処理を行い、N個の時間差分処理信号F(n)(n=1,2,…,N−1)を出力する。時間差分処理信号F(n)は、たとえば、以下の式(5)に従って求める。
F(n)
=RI(n)(RQ(n)−RQ(n−1))−RQ(n)(RI(n)―RI(n−1))
;n=1,2,…,N−1 …(5)
ただし、F(0)=0とする。
非線形処理部213は、時間差分処理部212から出力されるN個の時間差分処理信号F(n)(n=0,1,…,N−1)に対して非線形処理を行う。非線形処理としては、たとえば、それぞれの成分を2乗してF2(n)(n=0,1,…,N−1)を行う。FFT部214は、非線形処理部213から出力される非線形処理後の信号に対してFFT処理を行って周波数領域の信号に変換することによりN個の周波数スペクトルPNL(n)(n=0,1,…,N−1)を生成する。巡回加算部215は、1バースト毎に算出される周波数スペクトルPNL(n)に対して、周波数成分毎にMバースト分の巡回加算処理による平均化を行う。巡回加算処理としては、たとえば、以下の式(6)に基づいて周波数スペクトル<PNL(n)>を算出する。
Figure 0005202285
クロック成分判別部201では、周波数スペクトル<PL(n)>の替わりに周波数スペクトル<PNL(n)>に対して実施の形態1と同様の処理を実施する。すなわち、たとえば、周波数差分処理部205は、以下の式(7)に従って差分処理を実施して周波数差分信号SNL(n)を求め、振幅正規化部206は、以下の式(8)に従って、SNL(n)に対する正規化処理を行う。
Figure 0005202285
Figure 0005202285
図4−1,4−2は、正規化した周波数差分信号SNNL(n)の一例を示す図である。図4−1は、ディジタル変調の例としてMSK変調を行った信号を受信信号とする場合の正規化した周波数差分信号SNNL(n)を示している。実線は、正規化したシンボルクロックの周波数Rsが1である場合、点線は、Rsが2/3である場合、一点鎖線は、Rsが1/2である場合を示している。図4−2は、アナログ変調の例としてAM変調を行った信号を受信信号とするときのSNNL(n)を示している。この図より、実施の形態1と同様に、ディジタル変調の場合は、シンボルクロック成分に相当する信号の絶対値が大きくなっているのがわかる。
ピーク検出部207は、正規化した周波数差分信号SNNL(n)に対して、実施の形態1と同様にシンボルクロック成分の判別処理を行う。以上説明した以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
このように、本実施の形態では、非線形ディジタル変調信号に含まれるシンボルクロック成分を非線形処理により抽出し、抽出した信号を周波数領域に変換した後平均化処理を行い、平均化した隣接間周波数成分の差分処理を行った周波数差分処理結果からピークを判別し、シンボルクロックの検出を行う構成とした。これにより、低C/N環境下であっても、受信した未知の非線形ディジタル変調信号からシンボルクロックを精度良く検出することができる。
なお、本実施の形態では、非線形処理として2乗和を算出しているが、これに限らず、乗和の平方根処理,絶対値処理などを使用する方式とすることも可能である。
実施の形態3.
図5は、本発明にかかるアナログ/ディジタル識別回路の実施の形態3の機能構成例を示す図である。図5に示すように、本実施の形態のアナログ/ディジタル識別回路は、受信信号がディジタル変調信号であるか、アナログ変調信号であるかを識別する回路であり、実施の形態1と同様の準同期検波部1と、アナログ/ディジタル識別部2と、で構成される。また、アナログ/ディジタル識別部2は、実施の形態1の線形ディジタル変調シンボルクロック検出部20と、実施の形態2の非線形ディジタル変調シンボルクロック検出部21と、識別判定部22と、で構成される。実施の形態1または実施の形態2と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1または実施の形態2と同一の符号を付して説明を省略する。
識別判定部22は、線形ディジタル変調シンボルクロック検出回路20から出力されるシンボルクロック検出結果と、非線形ディジタル変調シンボルクロック検出回路21から出力されるシンボルクロック検出結果と、に基づいて、アナログ変調とディジタル変調の識別を行う。
つづいて、本実施の形態の動作について説明する。まず、準同期検波部1は受信信号に対して、実施の形態1と同様の処理を行い、処理後のIch、Qch信号RI(n)、RQ(n)(n=0,1,…,N−1)は、アナログ/ディジタル識別部2の線形ディジタル変調シンボルクロック検出部20および非線形ディジタル変調シンボルクロック検出部21へ入力される。
線形ディジタル変調シンボルクロック検出部20,非線形ディジタル変調シンボルクロック検出部21は、それぞれ実施の形態1,実施の形態2と同様の処理を実施し、シンボルクロック判別処理結果を識別判定部22に出力する。識別判定部22は、線形ディジタル変調シンボルクロック検出回路20から出力されるシンボルクロック検出結果と非線形ディジタル変調シンボルクロック検出回路21から出力されるシンボルクロック検出結果と、に基づいてから受信信号がアナログ変調信号であるかディジタル変調信号であるか、を識別する。この判定方法としては、たとえば、線形ディジタル変調シンボルクロック検出部20と非線形ディジタル変調シンボルクロック検出部21の両方のシンボルクロック検出結果が、シンボルクロック無しであった場合には、アナログ変調信号と識別し、いずれか、または両方のシンボルクロック検出結果が、シンボルクロック有りであった場合には、ディジタル変調信号と識別する。以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1または実施の形態と同様である。
図6−1,6−2は、本実施の形態の処理によるアナログ変調信号とディジタル変調信号の識別性能を計算機シミュレーションにより評価した結果であり、図6−1は、アナログ変調信号を受信した場合に、受信信号をアナログ変調信号と識別した識別率(すべて正しく識別した場合を識別率1とする)であり、図6−2は、ディジタル変調信号を受信した場合にディジタル変調信号と識別した識別率である。なお、アナログ変調としては、AM,FM(Frequency Modulation),SSB(Single Sideband),CW(Continuous Wave)の4ケースを、ディジタル変調としては、BPSK,QPSK(Quadrature Phase Shift Keying),π/4 QPSK,8PSK(Phase Shift Keying),16QAM(Quadrature Amplitude Modulation),MSK,FSK(Frequency Shift Keying),GMSK(Gaussian Filtered Minimum Shift Keying)の8ケースを仮定した。この評価結果から、本実施の形態の処理を実施することにより、低C/N環境であっても、アナログ変調信号とディジタル変調信号を良好に識別することが可能であることがわかる。
このように、本実施の形態では、実施の形態1の線形ディジタル変調シンボルクロック検出部20のシンボルクロック検出結果と実施の形態2による非線形ディジタル変調シンボルクロック検出部21のシンボルクロック検出結果に基づいて、アナログ変調信号とディジタル変調信号の識別を行うようにした。これにより、低C/N環境下であっても、未知の受信信号に対してアナログ変調信号とディジタル変調信号の識別を良好に行うことができる。
実施の形態4.
図7は、本発明にかかる変調方式識別装置の実施の形態4の機能構成例を示す図である。図7に示すように、本実施の形態の変調方式識別装置は、受信信号の変調方式を識別する回路であり、実施の形態1と同様の準同期検波部1と、実施の形態3と同様のアナログ/ディジタル識別部2と、ディジタル変調識別部3と、アナログ変調識別部4と、で構成される。実施の形態1、2または3と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1、2または3と同一の符号を付して説明を省略する。
ディジタル変調識別部3は、アナログ/ディジタル識別回路2から出力された識別結果でディジタル変調信号と識別された場合にその受信信号に基づいて変調方式の識別を行う。また、アナログ変調識別部4はアナログ/ディジタル識別回路2から出力された識別結果でアナログ変調信号と識別された場合にその受信信号に基づいて変調方式の識別を行う。
つづいて、本実施の形態の動作について説明する。まず、準同期検波部1は、受信信号に対して実施の形態1と同様の処理を行い、処理後のIch、Qch信号RI(n)、RQ(n)(n=0,1,…,N−1)は、アナログ/ディジタル識別部2の線形ディジタル変調シンボルクロック検出部20および非線形ディジタル変調シンボルクロック検出部21へ入力されるとともに、ディジタル変調識別部3およびアナログ変調識別部4に出力される。
アナログ/ディジタル識別部2は、入力されたIch、Qch信号RI(n)、RQ(n)(n=0,1,…,N−1)に基づいて、実施の形態1と同様の処理を実施し、識別判定部22が、識別結果をディジタル変調識別部3およびアナログ変調識別部4に出力する。ディジタル変調識別部3は、識別判定部22の識別結果がディジタル変調信号であった場合に、準同期検波部1から入力されたRI(n)、RQ(n)に基づいて変調方式の識別処理を行い、識別結果を出力する。ディジタル変調方式の識別方法は、通常のディジタル変調方式の識別処理で実施されている方法を用いればよく、識別方法に制約はない。また、アナログ変調識別部4は、識別判定部22の識別結果がアナログ変調信号であった場合に、準同期検波部1から入力されたRI(n)、RQ(n)に基づいて変調方式の識別処理を行い、識別結果を出力する。アナログ変調方式の識別方法は、通常のアナログ変調方式の識別処理で実施されている方法を用いればよく、識別方法に制約はない。
このように、本実施の形態では、実施の形態3によるアナログ/ディジタル識別部2が算出したアナログ変調信号とディジタル変調信号の識別結果に基づいて、アナログ変調識別部4によるアナログ変調信号の識別処理、または、ディジタル変調識別部3によるディジタル変調信号の識別処理を行う構成とした。これにより、低C/N環境下であっても、未知の受信信号に対してアナログ変調信号とディジタル変調信号の識別を良好に行い、その結果を用いて効率よく変調方式の識別を行うことができる。
実施の形態5.
図8は、本発明にかかる変調方式識別装置の実施の形態5の機能構成例を示す図である。図8に示すように、本実施の形態の変調方式識別装置は、実施の形態4の変調方式識別装置のディジタル変調識別部3をディジタル変調識別部3aに替える以外は、実施の形態4の変調方式識別装置と同様である。実施の形態1〜実施の形態4と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1〜実施の形態4と同一の符号を付して説明を省略する。
ディジタル変調識別部3aは、線形ディジタル変調信号の識別を行う線形ディジタル変調識別部30と、非線形ディジタル変調信号の識別を行う非線形ディジタル変調識別部31と、で構成される。
つづいて、本実施の形態の動作について説明する。まず、準同期検波部1は、受信信号に対して実施の形態1と同様の処理を行い、処理後のIch、Qch信号RI(n)、RQ(n)(n=0,1,…,N−1)は、アナログ/ディジタル識別部2の線形ディジタル変調シンボルクロック検出部20および非線形ディジタル変調シンボルクロック検出部21へ入力されるとともに、ディジタル変調識別部3aおよびアナログ変調識別部4に出力される。
アナログ/ディジタル識別部2は、入力されたIch、Qch信号RI(n)、RQ(n)(n=0,1,…,N−1)に基づいて、実施の形態1と同様の処理を実施する。図9は、本実施の形態の識別判定部22の処理手順の一例を示すフローチャートである。本実施の形態では、識別判定部22は、線形ディジタル変調シンボルクロック検出部20の識別結果がシンボルクロック有り(ピーク検出)であるかを判断し(ステップS11)、線形ディジタル変調シンボルクロック検出部20の識別結果がシンボルクロック有りの場合(ステップS11 Yes)には、線形ディジタル変調信号と識別する(ステップS12)。
線形ディジタル変調シンボルクロック検出部20の識別結果がシンボルクロック無しであった場合(ステップS11 No)は、さらに、非線形ディジタル変調シンボルクロック検出部21の識別結果がシンボルクロック有りであるかを判断し(ステップS13)、非線形ディジタル変調シンボルクロック検出部21の識別結果がシンボルクロック有りの場合(ステップS13 Yes)には、非線形ディジタル変調信号であると識別する(ステップS14)。また、非線形ディジタル変調シンボルクロック検出部21の識別結果がシンボルクロック無しである場合(ステップS13 No)には、アナログ変調信号と識別する(ステップS15)。
なお、図9は、一例であり、これに限らず、非線形ディジタル変調シンボルクロック検出部21についての判断処理(ステップS13)を、線形ディジタル変調シンボルクロック検出部20についての判断処理(ステップS11)より先にするようにしてもよい。
線形ディジタル変調識別部30は、識別判定部22の識別結果が線形ディジタル変調信号であった場合に、準同期検波部1から入力されたRI(n)、RQ(n)に基づいて線形ディジタル変調方式の識別処理を行い、識別結果を出力する。線形ディジタル変調方式の識別方法は、通常の線形ディジタル変調方式の識別処理で実施されている方法を用いればよく、識別方法に制約はない。また、非線形ディジタル変調識別部31は、識別判定部22の識別結果が非線形ディジタル変調信号であった場合に、準同期検波部1から入力されたRI(n)、RQ(n)に基づいて非線形ディジタル変調方式の識別処理を行い、識別結果を出力する。非線形ディジタル変調方式の識別方法は、通常の非線形ディジタル変調方式の識別処理で実施されている方法を用いればよく、識別方法に制約はない。以上説明した以外の本実施の形態の動作は、実施の形態4と同様である。
このように、本実施の形態では、実施の形態3によるアナログ/ディジタル識別部2の識別結果を、ディジタル変調信号について、線形ディジタル変調信号であるか非線形ディジタル変調信号であるかを区別して識別し、線形ディジタル変調信号と非線形ディジタル変調信号の変調方式の識別処理をそれぞれ線形ディジタル変調識別部30,非線形ディジタル変調識別部31が実施するようにした。そのため、実施の形態4に比べ、より適切な変調方式の識別結果を得ることができる。
実施の形態6.
図10は、本発明にかかる変調方式識別装置の実施の形態6の機能構成例を示す図である。図8に示すように、本実施の形態の変調方式識別装置は、実施の形態4の変調方式識別装置のディジタル変調識別部3をディジタル変調識別部3bに替える以外は、実施の形態4の変調方式識別装置と同様である。実施の形態1〜実施の形態4と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1〜実施の形態4と同一の符号を付して説明を省略する。
アナログ/ディジタル識別部2のIch信号、Qch信号からシンボルデータを抽出するシンボルデータ抽出部32と、抽出されたシンボルデータを用いてディジタル変調信号の解析を行い、識別判定を行うディジタル変調解析判定部33と、で構成される。
つづいて、本実施の形態の動作について説明する。まず、準同期検波部1は、受信信号に対して実施の形態1と同様の処理を行い、処理後のIch、Qch信号RI(n)、RQ(n)(n=0,1,…,N−1)は、アナログ/ディジタル識別部2の線形ディジタル変調シンボルクロック検出部20および非線形ディジタル変調シンボルクロック検出部21へ入力されるとともに、ディジタル変調識別部3bおよびアナログ変調識別部4に出力される。
アナログ/ディジタル識別部2は、入力されたIch、Qch信号RI(n)、RQ(n)(n=0,1,…,N−1)に基づいて、実施の形態1と同様の処理を実施する。この際、識別判定部22は、線形ディジタル変調シンボルクロック検出部20および線形ディジタル変調シンボルクロック検出部21からfminおよびfmaxを取得し、実施の形態1の式(4)に基づいてシンボルレートを推定する。識別判定部22は、ディジタル変調/アナログ変調の識別結果をディジタル変調識別部3bおよびアナログ変調識別部4に出力し、シンボルレートの推定値をディジタル変調識別部3bに出力する。
ディジタル変調識別部3bのシンボルデータ抽出部32は、アナログ/ディジタル識別部2から出力されるシンボルレートの推定値に基づいて準同期検波部1から出力されるIch信号、Qch信号からシンボルデータに対応するデータを抽出する。ディジタル変調解析判定部33は、シンボルデータ抽出部32が抽出したシンボルデータを使用してディジタル変調信号の解析を行い、ディジタル変調信号の識別結果を出力する。以上説明した以外の本実施の形態の動作は、実施の形態4と同様である。
このように、本実施の形態では、実施の形態3のアナログ/ディジタル識別部2がアナログ変調信号/ディジタル変調信号の識別結果とともに、ディジタル変調信号と識別された場合はそのシンボルレートの推定値を出力し、ディジタル変調識別部3bが、シンボルデータに対応したデータを抽出しディジタル変調信号の識別を行う構成とした。これにより、低C/N環境下であっても、未知の受信信号に対してアナログ変調信号とディジタル変調信号の識別を良好に行い、その結果を用いて効率よく変調方式の識別を行うことができる。
以上のように、本発明にかかるシンボルクロック検出回路、アナログディジタル識別回路および変調方式識別装置は、無線通信システムにおいて、受信信号がアナログ変調信号であるかディジタル変調信号であるかを識別するために、受信信号からシンボルクロックを検出する場合に有用であり、特に、低C/N環境下で変調信号を識別する場合に適している。
実施の形態1のシンボルクロック検出回路の機能構成例を示す図である。 実施の形態1のディジタル変調信号を受信した場合の正規化した周波数差分信号の一例を示す図である。 実施の形態1のアナログ変調信号を受信した場合の正規化した周波数差分信号の一例を示す図である。 実施の形態2のシンボルクロック検出回路の機能構成例を示す図である。 実施の形態2のディジタル変調信号を受信した場合の正規化した周波数差分信号の一例を示す図である。 実施の形態2のアナログ変調信号を受信した場合の正規化した周波数差分信号の一例を示す図である。 実施の形態3のアナログ/ディジタル識別回路の機能構成例を示す図である。 実施の形態3のアナログ変調信号を受信した場合の識別率の計算機シミュレーション結果を示す図である。 実施の形態3のディジタル変調信号を受信した場合の識別率の計算機シミュレーション結果を示す図である。 実施の形態4の変調方式識別装置の機能構成例を示す図である。 実施の形態5の変調方式識別装置の機能構成例を示す図である。 実施の形態5の識別判定部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態6の変調方式識別装置の機能構成例を示す図である。
符号の説明
1 準同期検波部
2 アナログ/ディジタル識別部
3,3a,3b ディジタル変調識別部
4 アナログ変調識別部
10 発振器
11 π/2移相部
12−1,12−2 乗算部
13−1,13−2 LPF
20 線形ディジタル変調シンボルクロック検出部
21 非線形ディジタル変調シンボルクロック検出部
22 識別判定部
30 線形ディジタル変調識別部
31 非線形ディジタル変調識別部
32 シンボルデータ抽出部
33 ディジタル変調解析判定部
200,200a クロック成分抽出部
201,201a クロック成分判別部
202,213 非線形処理部
203,214 FFT部
204,215 巡回加算部
205 周波数差分処理部
206 振幅正規化部
207 ピーク検出部
212 時間差分処理部

Claims (12)

  1. 受信信号にシンボルクロックの周波数成分が含まれるか否かを判定するシンボルクロック検出回路であって、
    前記受信信号に対し、所定の周波数の発振信号と、当該発振信号の位相をπ/2だけ移相した信号とをそれぞれ乗算することによって同相信号と直交信号を生成する準同期検波手段と、
    前記同相信号および前記直交信号に対して非線形処理を実施する非線形処理手段と、
    前記非線形処理後の信号を周波数領域の周波数信号に変換する周波数領域変換手段と、
    前記周波数信号に対して周波数成分ごとに平均化処理を実施する平均化手段と、
    隣接する周波数成分間の前記平均化処理後の信号の差分を差分信号として求める周波数差分処理手段と、
    前記差分信号に基づいてピーク値を検出することによりシンボルクロックの有無を検出するピーク検出手段と、
    を備えることを特徴とするシンボルクロック検出回路。
  2. 前記ピーク検出手段は、前記差分信号を正規化し、所定範囲の前記正規化後の信号の最大値が第1の閾値以上であり、かつ、所定範囲の前記正規化後の信号の最小値が第2の閾値以下である場合に、前記最大値および前記最小値をピーク値として検出することを特徴とする請求項1に記載のシンボルクロック検出回路。
  3. 前記ピーク検出手段は、検出したピーク値の周波数をピーク値周波数として求めることを特徴とする請求項1または2に記載のシンボルクロック検出回路。
  4. 受信信号にシンボルクロックの周波数成分が含まれるか否かを判定するシンボルクロック検出回路であって、
    前記受信信号に対し、所定の周波数の発振信号と、当該発振信号の位相をπ/2だけ移相した信号とをそれぞれ乗算することによって同相信号と直交信号を生成する準同期検波手段と、
    前記同相信号および前記直交信号の所定の時間間隔での差分を差分信号として求める時間差分処理手段と、
    前記差分信号に対して非線形処理を実施する非線形処理手段と、
    前記非線形処理後の信号を周波数領域の周波数信号に変換する周波数領域変換手段と、
    前記周波数信号に対して周波数成分ごとに平均化処理を実施する平均化手段と、
    隣接する周波数成分間の前記平均化処理後の信号の差分を差分信号として求める周波数差分処理手段と、
    前記差分信号に基づいてピーク値を検出することによりシンボルクロックの有無を判定するピーク検出手段と、
    を備えることを特徴とするシンボルクロック検出回路。
  5. 前記ピーク検出手段は、前記差分信号を正規化し、所定範囲の前記正規化後の信号の最大値が第1の閾値以上であり、かつ、所定範囲の前記正規化後の信号の最小値が第2の閾値以下である場合に、前記最大値および前記最小値をピーク値として検出することを特徴とする請求項4に記載のシンボルクロック検出回路。
  6. 前記ピーク検出手段は、検出したピーク値の周波数をピーク値周波数として求めることを特徴とする請求項4または5に記載のシンボルクロック検出回路。
  7. 請求項1、2または3に記載のシンボルクロック検出回路である線形ディジタル変調方式識別回路と、
    請求項4、5または6に記載のシンボルクロック検出回路である非線形ディジタル変調方式識別回路と、
    前記線形ディジタル変調方式識別回路および前記非線形ディジタル変調方式識別回路の検出結果に基づいて受信信号がディジタル変調信号であるかアナログ変調信号であるかを識別する識別判定手段と、
    を備えることを特徴とするアナログディジタル識別回路。
  8. 前記識別判定手段は、前記線形ディジタル変調方式識別回路の判定結果としてシンボルクロック有りと判定された場合に、受信信号を線形ディジタル変調信号と識別し、前記非線形ディジタル変調方式識別回路の判定結果としてシンボルクロック有りと判定された場合に、受信信号を非線形ディジタル変調信号と識別することを特徴とする請求項7に記載のアナログディジタル識別回路。
  9. 請求項3に記載のシンボルクロック検出回路である線形ディジタル変調方式識別回路と、
    請求項6に記載のシンボルクロック検出回路である非線形ディジタル変調方式識別回路と、
    前記線形ディジタル変調方式識別回路および前記非線形ディジタル変調方式識別回路の検出結果に基づいて受信信号がディジタル変調信号であるかアナログ変調信号であるかを識別し、また、受信信号がディジタル変調信号であると識別した場合には、前記ピーク値周波数に基づいてシンボルクロック周波数を推定する識別判定手段と、
    を備えることを特徴とするアナログディジタル識別回路。
  10. 請求項7に記載のアナログディジタル識別回路と、
    前記アナログディジタル識別回路により受信信号がディジタル変調信号であると判定された場合に、その受信信号に基づいて変調方式を識別するディジタル変調方式識別手段と、
    前記アナログディジタル識別回路により受信信号がアナログ変調信号であると判定された場合に、その受信信号に基づいて変調方式を識別するアナログ変調方式識別手段と、
    を備えることを特徴とする変調方式識別装置。
  11. 請求項8に記載のアナログディジタル識別回路と、
    前記アナログディジタル識別回路により受信信号が線形変調ディジタル信号であると判定された場合に、その受信信号に基づいて変調方式を識別する線形ディジタル変調方式識別手段と、
    前記アナログディジタル識別回路により受信信号が非線形変調ディジタル信号であると判定された場合に、その受信信号に基づいて変調方式を識別する非線形ディジタル変調方式識別手段と、
    前記アナログディジタル識別回路により受信信号がアナログ変調信号であると判定された場合に、その受信信号に基づいて変調方式を識別するアナログ変調方式識別手段と、
    を備えることを特徴とする変調方式識別装置。
  12. 請求項9に記載のアナログディジタル識別回路と、
    前記アナログディジタル識別回路により受信信号がディジタル変調信号であると判定された場合に、前記アナログディジタル識別回路が推定したシンボルクロック周波数とその受信信号とに基づいてシンボルデータを抽出するシンボルデータ抽出手段と、
    抽出したシンボルデータに基づいて変調方式を識別するディジタル変調方式識別手段と、
    前記アナログディジタル識別回路により受信信号がアナログ変調信号であると判定された場合に、その受信信号に基づいて変調方式を識別するアナログ変調方式識別手段と、
    を備えることを特徴とする変調方式識別装置。
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