JP5199739B2 - 半導体電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流送電や電力系統の周波数変換などに用いる高電圧の半導体電力変換装置に係わり、特に光エネルギおよび光信号を伝送するライトガイドの支持についての半導体電力変換装置に関する。
従来、電力の安定供給を目的とした大容量直流送電や異周波数系統間の電力融通において、高効率な半導体電力変換装置が多方面で使用されている。現在、国内でも系統を連系する直流送電、周波数変換設備が稼動しており、これらの設備はさらなる高電圧・大容量化に対応できることが望ましい。
運転実績、保守・点検作業の容易さから、半導体電力変換装置の主流となっている空気絶縁方式サイリスタバルブは、複数の半導体素子を直列または直並列に接続した半導体スタックを含むモジュールが、互いに絶縁を確保して多段積みされる構造となっている。
これら複数のモジュール間や各モジュールと対地間には、大容量であることから大きな電位差が生じるため、装置の制御・監視に必要なエネルギおよび信号の授受には光を用い、この光は絶縁性能の高いライトガイドによって伝送されている。
また、変電設備の高電圧・大容量化に伴い、ライトガイドの表面電位を安定させることを目的として、各モジュールの電位を該各モジュールに近接するライトガイドへ強制的に与える電位固定が行なわれている(例えば、特許文献1等)。
特開昭51−81657号公報(2頁右欄19行〜右下欄9行等) 実開昭54−112146号公報(実用新案登録の範囲) 特開昭63−80761号公報(3頁左下欄9行〜右下欄10行、図1等)
ところで、半導体電力変換装置に用いられるライトガイドは、高電圧部位と低電圧部位の間に布設されるため、両端の電位差が大きく、ライトガイドの表面電位が不安定であると部分放電が発生して寿命劣化の可能性がある。
この部分放電を抑制するために、従来から金具を用いてライトガイドを固定することで、モジュールフレームの電位をライトガイド表面に与え、表面電位の安定化を図っている(例えば、特許文献3)。しかし、強制的にライトガイドに電位を与えることで、ライトガイドにおいて電界の集中を招く可能性があり、より安全な方法での電位安定化が求められている。
また、長期運用の過程でライトガイド表面に汚損物質が付着して低抵抗域が現出し絶縁性能が低下することが考えられる。そこで、汚損物質等の付着抑制のために周囲へ絶縁ダクトを設置する方法があるが、ライトガイドと絶縁ダクト間で電位差が生じた場合、ここで部分放電が発生するといった問題がある。
本発明は上記実状に鑑み、長期間の運用が求められる半導体電力変換器に対して、光の授受に用いるライトガイドの絶縁性能および長期信頼性を向上し得る半導体電力変換装置の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に関わる半導体電力変換装置は、オン・オフ動作する複数の半導体素子を接続した半導体スタックを含むモジュールが、互いに絶縁され多段積みされる半導体電力変換装置であって、アース電位に設置される制御装置とモジュールとの間で授受される光を伝送するためのライトガイド部材と、ライトガイド部材の周囲を覆うとともに、ライトガイド部材が密着され固定される内面を有する絶縁ダクト部材とを備えている。
本発明に関わる半導体電力変換装置によれば、光エネルギおよび光信号の授受に用いるライトガイドの絶縁性能および長期信頼性を向上できる半導体電力変換装置を実現できる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る実施形態の半導体電力変換装置Sのライトガイド束1の配設構造を示す正面図である。図2(a)は、図1のA−A線拡大断面図であり、図2(b)は、図2(a)に示すライトガイド束1の配設構造の組み立てを示す分解図である。
<<半導体電力変換装置Sの全体構成>>
実施形態の半導体電力変換装置S(図1参照)は、空気絶縁方式サイリスタバルブを用いたものであり、複数の半導体素子(図示せず)を直列または直並列に接続した半導体スタック9を含むモジュールMが、図1に示すように、空間11を間におくことにより空気によって互いに絶縁を確保して、鉛直方向(図1の紙面上下方向)に多段積みされる構造を有している。すなわち、半導体電力変換装置Sは、図1に示すモジュールMが地面から上方(図1の紙面上方向)に向かって鉛直方向に空間11を介在して多段に積層されている。
なお、半導体電力変換装置Sの全体構成は、図示を省略している。
ここで、モジュールMとは、複数の半導体素子を接続した半導体スタック9と、該半導体スタック9が支持され固定される例えば鋼板製のモジュールフレーム7とをいう。
これらの複数のモジュールM間や各モジュールMと対地間には大きな電位差が生じるため、半導体電力変換装置Sの制御および監視に必要なエネルギおよび信号の授受は、光を用いて行なっている。この光は、絶縁性能が高い図1に示すライトガイド1gによって伝送されている。
このライトガイド部材1gは、アース電位に設置される制御装置(図示せず)とモジュールMとの間で授受される光を伝送するための部材である。
光を伝送するライトガイド1gは、図1に示すように、半導体スタック9に接続部9sで接続され、複数本束ねられライトガイド束1とされて、モジュールフレーム7に固定された支持側絶縁ダクト2の内面2a1に束線バンド5で密着固定される(図2(a)参照)とともに、支持側絶縁ダクト2およびカバー側絶縁ダクト3内を挿通され、複数のモジュールMの上下間等に設けられている。
このように、ライトガイド1gが、図2(a)に示すように、複数本束ねられ互いに密着したライトガイド束1とされるとともに絶縁体である支持側絶縁ダクト2の内面2a1に密着されることにより、ライトガイド1g間およびライトガイド1gと支持側絶縁ダクト2との間に空隙が生ずることが抑制される。
ライトガイド1g間および支持側絶縁ダクト2とライトガイド1gとが互いに接触することにより、ライトガイド1g間および支持側絶縁ダクト2とライトガイド1g間が可及的に同電位になり空間電界に支配されることで、支持側絶縁ダクト2とライトガイド1gの間で部分放電が生じることが防止されている。これにより、ライトガイド1gが絶縁破壊することがない。
ここで、図1に示すように、支持側絶縁ダクト2における支持側半円筒ダクト2aとカバー側絶縁ダクト3のカバー側半円筒ダクト3aとの間には、所定のクリアランスcを有するように構成されている。
これは、支持側半円筒ダクト2aとカバー側半円筒ダクト3aとが接触する構成とした場合、支持側半円筒ダクト2aとカバー側半円筒ダクト3aとが、それぞれ製造上、長手方向に沿ってソリが生ずるため、支持側半円筒ダクト2aとカバー側半円筒ダクト3aとの間で接触部と非接触部が形成される。この接触部と非接触部の空隙により、モジュールMによる電界が不安定になる。この電界の不安定さを防止するため、本半導体電力変換装置Sでは、支持側半円筒ダクト2aとカバー側半円筒ダクト3aとの間に所定のクリアランスcを形成し一様な空隙を形成し、ライトガイド1g廻りの電界の安定化を図っている。
<ライトガイド1g>
図1、図2(a)に示す光エネルギおよび光信号を伝送するライトガイド1gは、中央部の光信号を伝送するコア(図示せず)が、強度、光信号の減衰等を勘案して例えば石英ガラス、プラスチック等を母材として用いられる。また、このコアを被覆する外周部の被覆材に、例えば、成形が容易であるとともに電気絶縁性に優れる熱可塑性プラスチックのポリエチレンが用いられている。
<支持側絶縁ダクト2>
図1に示す支持側絶縁ダクト2は、モジュールMからのライトガイド1g廻りの電界の形成を回避するために絶縁性能を有した絶縁材が用いられる。材質としては、例えばFRP(Fiber Reinforced Plastics)等の絶縁性能、強度等の使用条件に耐えられる材料が使用され、支持側絶縁ダクト2が成形されている。
支持側絶縁ダクト2は、図2(a)に示すように、ダクトを形成する支持側半円筒ダクト2aと該支持側半円筒ダクト2aに接着固定される支持部材の支持側ダクト支持部2bとを有している。なお、支持側半円筒ダクト2aと支持側ダクト支持部2bとの間の接着剤としては、経年変化の少ないエポキシ系接着剤等が用いられる。
支持側絶縁ダクト2の支持側半円筒ダクト2aは、ライトガイド1gをモジュールMからの電界から絶縁し保護する部材であり、図1、図2(a)に示すように、所定の肉厚を有した半円筒状のダクトであり、長手方向に一定間隔で束線バンド5を通すための取り付け孔4が複数穿設されている。
図1に示す支持側絶縁ダクト2の支持側半円筒ダクト2aの表面は、ライトガイド束1と十分に密着し、部分放電が発生しにくいように、面取りおよび表面を滑らかにする例えばウレタン塗装等の表面加工が施されている。なお、支持側半円筒ダクト2aの表面のうち、少なくともライトガイド束1が密着する内面2a1が滑らかな面に形成されることにより、一定の部分放電が発生しにくい効果が得られる。
支持側絶縁ダクト2の支持側ダクト支持部2bは、図1、図2(a)に示すように、支持側絶縁ダクト2とカバー側絶縁ダクト3とを合わせて固定するための部材であり、その表面は、部分放電が発生しにくいように、面取りおよび表面を滑らかにする例えばウレタン塗装等の表面加工が施されている。
支持側ダクト支持部2bは、図1、図2(a)に示すように、支持側絶縁ダクト2とカバー側絶縁ダクト3とを固定する所定の強度を有するフランジ状の形状を有しており、2本の絶縁ボルト6がそれぞれ螺着される雌ネジが螺刻される2つのネジ穴2b1(図2(b)参照)が形成されている。
また、図2(b)に示すように、支持側絶縁ダクト2における支持側ダクト支持部2bの合わせ面2b2と支持側半円筒ダクト2aの対向面2a2との間には、図1に示すように、対向する支持側半円筒ダクト2aとカバー側半円筒ダクト3aとの間に所定のクリアランスcを形成するために、寸法s1の段差が形成されている。
<カバー側絶縁ダクト3>
図1に示すカバー側絶縁ダクト3は、モジュールMの電界のライトガイド1g廻りへの形成を回避するために、絶縁性能を有した絶縁材が用いられる。材質として、例えばFRP等の絶縁性能、強度等の使用条件に耐えられる材料が使用され、カバー側絶縁ダクト3が成形される。
カバー側絶縁ダクト3は、ダクトを形成するカバー側半円筒ダクト3aと該カバー側半円筒ダクト3aに接着固定される支持部材のカバー側ダクト支持部3bとを有している。
なお、カバー側半円筒ダクト3aとカバー側ダクト支持部3bとの接着剤としては、経年変化の少ないエポキシ系接着剤等が用いられる。
カバー側絶縁ダクト3におけるカバー側半円筒ダクト3aは、ライトガイド1gをモジュールMからの電界から絶縁し保護する部材であり、図1、図2(a)に示すように、所定の肉厚を有した半円筒状のダクトである。
カバー側絶縁ダクト3のカバー側半円筒ダクト3aの表面は、ライトガイド束1との間で部分放電が発生しにくいように、面取りおよび表面を滑らかにする例えばウレタン塗装等の表面加工が施されている。
カバー側絶縁ダクト3のカバー側ダクト支持部3bは、図1、図2(a)に示すように、支持側絶縁ダクト2とカバー側絶縁ダクト3とを合わせて固定するための部材であり、その表面は、部分放電が発生しにくいように、面取りおよび表面を滑らかにする例えばウレタン塗装等の表面加工が施されている。
カバー側ダクト支持部3bは、図1、図2(a)に示すように、支持側絶縁ダクト2とカバー側絶縁ダクト3とを固定する所定の強度を有するフランジ状の形状を有しており、2本の絶縁ボルト6がそれぞれ挿通する2つの挿通孔3b1(図2(b)参照)が穿設されている。
また、図2(b)に示すように、カバー側絶縁ダクト3におけるカバー側ダクト支持部3bの合わせ面3b2とカバー側半円筒ダクト3aの対向面3a2との間には、図1に示すように、対向する支持側半円筒ダクト2aとカバー側半円筒ダクト3aとの間に所定のクリアランスcを形成するために、寸法s2の段差が形成されている。
<束線バンド5>
図1に示す束線バンド5は、図2(a)に示すように、ライトガイド1gを複数本束ねたライトガイド束1を支持側絶縁ダクト2の内面2a1に密着させて固定するための部品であり、ライトガイド1gに損傷を与えない柔軟性および弾性とライトガイド束1の自重を支えられる強度とを有し、部分放電が発生しにくい材質・形状を備えている。
束線バンド5は、絶縁体の、例えば熱可塑性ポリウレタンエラストマで形成されており、図2(b)に示すように、ライトガイド束1を支持側絶縁ダクト2の内面2a1に密着させて固定するに際して、ライトガイド1gに損傷を与えない柔軟性および弾性が得られる弾性係数を有している。このように、束線バンド5は、柔軟性を有する弾性材で形成されている。
図2に示す束線バンド5は、一方端部5aに係合孔(図示せず)が形成され、他方端部5bにはこの係合孔に弾性変形して挿入され係合する係合部(図示せず)が形成されている。
<<ライトガイド1gの組み付け>>
次に、ライトガイド1gを、図1に示すように、組み付ける方法について説明する。
まず、図1に示すように、モジュールMの半導体スタック9に接続部9sで接続される複数本のライトガイド1gを束ねてライトガイド束1とする。
そして、ライトガイド束1を、モジュールフレーム7に固定される支持側絶縁ダクト2の支持側半円筒ダクト2aの内面2a1に沿わせ密接させる(図2(b)参照)。
続いて、図2(b)に示すように、束線バンド5で、ライトガイド束1を支持側半円筒ダクト2aの内面2a1に密着させた後、束線バンド5を、支持側半円筒ダクト2aの取り付け孔4を挿通させ、一方端部5aの係合孔に他方端部5bの係合部を弾性変形させて挿通させて係合することにより、ライトガイド束1を支持側半円筒ダクト2aの内面2a1に密着させ固定する。
このライトガイド束1を支持側半円筒ダクト2aの内面2a1に束線バンド5によって密着させ固定する作業を、図1に示す複数個所、繰り返し、ライトガイド束1を支持側半円筒ダクト2aの内面2a1に密着させ固定することにより、ライトガイド束1全体が、図1に示す間隔で束線バンド5によって支持側絶縁ダクト2の内面2a1に密着され固定される(図2(b)参照)。
ここで、束線バンド5は、前記したように、充分な柔軟性および弾性を有するので、ライトガイド束1を支持側半円筒ダクト2aの内面2a1に密着させ固定するに際して、束線バンド5が伸張し各ライトガイド1gは適度な取り付け力で取り付けられ、各ライトガイド1gが傷められることはない。
続いて、図2(b)に示すように、ライトガイド束1が密着、固定された支持側絶縁ダクト2の支持側ダクト支持部2bに対して、図2(b)の白抜き矢印α1のように、カバー側絶縁ダクト3のカバー側ダクト支持部3bを、移動させ合わせる。
続いて、絶縁ボルト6を、図2(b)の矢印α2のように、カバー側ダクト支持部3bの挿通孔3b1を挿通させた後、支持側ダクト支持部2bのネジ穴2b1に螺着させて、図2(a)に示すように、支持側絶縁ダクト2とカバー側絶縁ダクト3とを合わせ固定する。
この絶縁ボルト6による固定を、支持側絶縁ダクト2の支持側ダクト支持部2bとこれに対応するカバー側絶縁ダクト3のカバー側ダクト支持部3bとが形成される複数箇所(図示せず)で行ない、図1に示すように、組み付けを終了する。
<まとめ>
本実施形態の半導体電力変換装置Sは、金具によるライトガイド1gの強制的な電位固定を行なわず、図1に示すように、半導体素子を集合した半導体スタック9を含むモジュールMとの接続部分9sのみでライトガイド1gに電位を与えている。
また、ライトガイド1gの周囲を支持側絶縁ダクト2およびカバー側絶縁ダクト3で覆うことにより、ライトガイド1gの表面への汚損物質の付着を低減し、絶縁性能の低下を抑制する。
さらに、ライトガイド1gと支持側絶縁ダクト2間の部分放電の発生を抑制するため、束線バンド5を用いてライトガイド1gを支持側絶縁ダクト2の内面2a1に密着させる形で多点で固定している(図1参照)。
なお、絶縁ダクトは、図1に示すように、ライトガイド支持側の支持側絶縁ダクト2とカバー側絶縁ダクト3で構成され、両者の接合には絶縁性を確保するために、絶縁ボルト6を使用する。
以上の手段によって、ライトガイド1gと絶縁ダクトである支持側絶縁ダクト2はほぼ同電位となり、高電位部−低電位部間に生じる空間電界でこれらの表面電位を支配させ、支持側絶縁ダクト2およびライトガイド1gにおける電気的なストレスを低減させている。
<<作用効果>>
上記構成によれば、従来の金具によるライトガイド1gの固定方法と比べ、多数点でライトガイド1gを束線バンド5を用いて容易に支持できるため、ライトガイド1gの自重を分散し、該自重に基づく応力によるライトガイド1gの損傷を抑制することが可能である。
また、束線バンド5は、ライトガイド1gに損傷を与えない柔軟性および弾性が得られる弾性係数を有する弾性材で形成されるので、ライトガイド1gへの応力が低減され作業時の締め過ぎ等によるライトガイド1gの損傷のリスクを低減できる。また、ライトガイド1gを固定する束線バンド5は、一方端部5aに他方端部5bを弾性変形させて係合し取り付けるので、布設および保守時の作業性の改善が図れる。
前記したように、ライトガイド1gを束ねてライトガイド束1とし、このライトガイド束1を束線バンド5を用いて複数個所(図1参照)で支持側絶縁ダクト2の支持側半円筒ダクト2aの内面2a1に密着させ固定し、ライトガイド束1が密着固定された支持側絶縁ダクト2にカバー側絶縁ダクト3を絶縁ボルト6にて取り付けることにより、ライトガイド1gと支持側絶縁ダクト2とが空間電界に支配され、ライトガイド1gの表面の電界集中や汚損物質の付着による絶縁性能の低下が抑制され、部分放電によるライトガイド1gの寿命の劣化を低減することが可能である。また、ライトガイド1gへの外部からの接触が防止される。
このように、金具による電位固定を行なわない構成なので、製造および保守における作業性が改善される。
以上より、電気的、機械的、および作業性の面から総合的に半導体電力変換装置Sの長期信頼性を向上させることが可能である。
本発明に係る実施形態の半導体電力変換装置のライトガイド束の配設構造を示す正面図である。 (a)は、図1のA−A線拡大断面図であり、(b)は、(a)に示すライトガイド束の配設構造の組み立てを示す分解図である。
符号の説明
1g ライトガイド(ライトガイド部材)
2 支持側絶縁ダクト(絶縁ダクト部材、支持側絶縁ダクト部材)
2a1 絶縁ダクトの内面(絶縁ダクト部材の内面)
3 カバー側絶縁ダクト(絶縁ダクト部材、カバー側絶縁ダクト部材)
5 束線バンド(束線バンド部材)
6 絶縁ボルト
9 半導体スタック
c クリアランス(空隙)
M モジュール
S 半導体電力変換装置

Claims (9)

  1. オン・オフ動作する複数の半導体素子を接続した半導体スタックを含むモジュールが、互いに絶縁され多段積みされる半導体電力変換装置であって、
    アース電位に設置される制御装置と前記モジュールとの間で授受される光を伝送するためのライトガイド部材と、
    前記ライトガイド部材の周囲を覆うとともに、前記ライトガイド部材が密着され固定される内面を有する絶縁ダクト部材とを
    備えることを特徴とする半導体電力変換装置。
  2. 前記絶縁ダクト部材は、その表面が滑らかな面に形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体電力変換装置。
  3. 前記絶縁ダクト部材は、前記ライトガイド部材が密着固定される支持側絶縁ダクト部材と該支持側絶縁ダクト部材に対向するカバー側絶縁ダクト部材である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体電力変換装置。
  4. 前記支持側絶縁ダクト部材と前記カバー側絶縁ダクト部材とは、絶縁ボルトを用いて接合される
    ことを特徴とする請求項3に記載の半導体電力変換装置。
  5. 前記支持側絶縁ダクト部材と前記カバー側絶縁ダクト部材との間に所定の空隙が形成される
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の半導体電力変換装置。
  6. 前記ライトガイド部材は、束線バンド部材を用いて前記絶縁ダクト部材の内面に密着され固定される
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちの何れか一項に記載の半導体電力変換装置。
  7. 前記束線バンド部材は、絶縁体である
    ことを特徴とする請求項6に記載の半導体電力変換装置。
  8. 前記束線バンド部材は、柔軟性を有する弾性材である
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の半導体電力変換装置。
  9. 前記束線バンド部材は、弾性変形され係合され取り付けられる
    ことを特徴とする請求項8に記載の半導体電力変換装置。
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