JP5195531B2 - ディーゼルエンジンの燃焼制御方法およびディーゼルエンジン - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃焼制御方法およびディーゼルエンジン Download PDF

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Description

本発明は、排気ガス中のCOを還元剤としてNOxを選択的に還元する選択還元触媒を備えたディーゼルエンジンの燃焼制御方法およびディーゼルエンジンに関するものである。
一般に、ディーゼルエンジンの排気ガスと燃費・出力とにはトレードオフの関係があることが知られている。例えば、燃費・出力が良好なエンジン運転状態では、燃焼温度が高くなることからディーゼルエンジンから排出されるNOx(窒素酸化物)の排出量が比較的多くなる。
これらのNOxを低減するために、従来、ディーゼルエンジンの排気通路に、NOxを窒素に還元する触媒装置が設けられることがある。
特許文献1では、エンジンから排出されるCO(一酸化炭素)を還元剤として利用してNOxを還元する選択還元触媒(以下、CO−SCRという)が提案されている。
図2に、NEDO、平成16−18年成果報告書「新燃焼方式の研究開発及び燃料の最適化」によるCO−SCRのNOx除去性能を示す。図2の試験条件は触媒40mg、NO=500ppm、CO=3000ppm、O2=5%である。
このCO−SCRによれば、排気ガスに含まれるCOを用いてNOxを効果的に低減することができる。
特開2007−175654号公報
しかしながら、上述のCO−SCRをディーゼルエンジンに適用する場合、以下のような問題があった。
CO−SCRを適用する場合、還元させるNOxの量に見合った十分な量のCOをエンジンから排出させてCO−SCRに供給する必要がある。
しかし、エンジンから排出されるCO量を増加させるには、1000℃以下での低温燃焼が必要となる。その低温燃焼のために、例えばEGRを行っている場合にEGR量の増加をさせることが考えられるが、その場合、エンジンの出力・燃費が低下してしまう。
さらに、NOxは1500℃以上の高温燃焼により排出されるため、COが多量に排出されるような低温燃焼では、NOxの排出量はCO−SCRを利用することができない程度まで低減してしまうことから実際にCO−SCRの利用は難しい。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、CO−SCRによるNOx排出量の低減と高燃費率および高出力とを両立することができるディーゼルエンジンの燃焼制御方法およびディーゼルエンジンを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、複数の気筒と、それら気筒からの排気ガスに含まれるCOを還元剤として該排気ガス中のNOxを還元する選択還元触媒とを備えたディーゼルエンジンの燃焼制御方法において、上記選択還元触媒にCOを供給すべく、上記複数の気筒のうちの少なくとも一つの気筒で内部EGRによる低温燃焼を行い、その低温燃焼による出力低下を補うべく、残りの気筒で高温燃焼を行うものである。
好ましくは、上記高温燃焼は、該高温燃焼を行う気筒における燃料噴射時期を、上記低温燃焼を行う気筒よりも、最大出力が得られる燃料噴射時期に近づけることにより行うものである。
好ましくは、上記高温燃焼は、該高温燃焼を行う気筒における内部EGRのEGR率を、上記低温燃焼を行う気筒よりも低く設定することにより行うものである。
好ましくは、エンジン運転状態と、該エンジン運転状態にて上記選択還元触媒の下流の排気ガスに含まれるNOxが所定値以下となるような、上記低温燃焼を行う気筒の数および上記高温燃焼を行う気筒の数との関係を予め求め、エンジン運転中に、実際のエンジン運転状態を求めると共に、その求めたエンジン運転状態と上記関係とに基づき、上記低温燃焼を行う気筒の数と上記高温燃焼を行う気筒の数とを制御するものである。
上記目的を達成するために本発明は、複数の気筒と、各気筒に燃料を噴射するインジェクタと、それら気筒からの排気ガスに含まれるCOを還元剤として該排気ガス中のNOxを還元する選択還元触媒とを備えたディーゼルエンジンにおいて、上記気筒の吸気弁および排気弁の開閉弁時期を自在に変化させる可変動弁機構と、上記可変動弁機構の開閉弁時期と上記インジェクタの燃料噴射時期とを各気筒ごとに制御するための制御手段とを備え、上記制御手段は、上記選択還元触媒にCOを供給すべく、上記複数の気筒のうちの少なくとも一つの気筒で上記可変動弁機構の開閉弁時期を制御して内部EGRによる低温燃焼を行い、その低温燃焼による出力低下を補うべく、残りの気筒で上記可変動弁機構の開閉弁時期および上記インジェクタの燃料噴射時期のいずれか一方または両方を制御して高温燃焼を行うように構成されたものである。
好ましくは、上記制御手段は、該高温燃焼を行う気筒の上記インジェクタの燃料噴射時期を、上記低温燃焼を行う気筒よりも、最大出力が得られる燃料噴射時期に近づけることにより上記高温燃焼を行うものである。
好ましくは、上記制御手段は、該高温燃焼を行う気筒の上記可変動弁機構による内部EGRのEGR率を、上記低温燃焼を行う気筒よりも低く設定することにより上記高温燃焼を行うものである。
好ましくは、エンジン運転状態と、該エンジン運転状態にて上記選択還元触媒の下流の排気ガスに含まれるNOxが所定値以下となるような、上記低温燃焼を行う気筒の数および上記高温燃焼を行う気筒の数との関係が予め求めると共に、上記制御手段に記憶され、上記制御手段は、エンジン運転中に、実際のエンジン運転状態を求めると共に、その求めたエンジン運転状態と上記関係とに基づき、上記低温燃焼を行う気筒の数と上記高温燃焼を行う気筒の数とを制御するものである。
好ましくは、上記選択還元触媒の温度を検出するための触媒温度検出手段を備え、上記制御手段は、上記触媒温度検出手段により検出された温度が上記選択還元触媒の活性温度以下のときに、上記排気ガスを昇温すべく、上記高温燃焼を行う気筒の燃料噴射時期を上記最大出力が得られる燃料噴射時期に近づけるように補正するものである。
上記選択還元触媒で処理された後の排気ガスに含まれるNOxを検出するためのNOx検出手段を備え、上記制御手段は、エンジン運転中に上記NOx検出手段により検出されたNOxが多いほど上記低温燃焼を行う気筒の数を増やし、少ないほど減らすものでもよい。
上記選択還元触媒の温度を検出するための触媒温度検出手段を備え、上記制御手段は、エンジン運転中に上記触媒温度検出手段により検出された温度が高いほど上記低温燃焼を行う気筒の数を増やし、低いほど減らすものでもよい。
本発明によれば、CO−SCRによるNOx排出量の低減と、高燃費率および高出力とを両立することができるという優れた効果を発揮するものである。
図1は、本発明に係る一実施形態によるディーゼルエンジンの概略構成図である。 図2は、選択還元触媒のNOx除去性能を説明するための図である。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
本実施形態に係るディーゼルエンジンの燃焼制御方法およびディーゼルエンジン(以下、エンジンという)は、例えばトラックなどの車両に搭載された多気筒エンジンを対象とする。
図1に基づき本実施形態のエンジンの概略構造を説明する。
図1に示すように、エンジン1は、開閉弁時期を自在に設定できる可変動弁機構5を有し、内部EGRのEGR率(以下、内部EGR率という)を気筒2A、2Bごとに変化させることにより燃費と出力を確保しながら排気ガス(NOx)の後処理を行う選択還元触媒(以下、CO−SCRという)4も効果的に利用することができる燃焼制御を行うように構成されたものである。
具体的には、エンジン1は、複数(図例では4つ)の気筒2A、2Bが設けられたエンジン本体10と、そのエンジン本体10に吸気ガスを供給する吸気通路11と、エンジン本体10からの排気ガスを排出する排気通路12と、その排気通路12に設けられ上記CO−SCR4を有する触媒装置14と、図示しないターボチャージャおよび外部EGR装置と、エンジン1を電子制御するための電子コントロールユニット(以下、ECUという)6とを備える。詳しくは後述するが、ECU6は可変動弁機構5と後述するインジェクタ3とを制御するための制御手段をなす。
エンジン本体10には、各気筒2A、2B内に燃料を噴射・供給するインジェクタ3と、気筒2A、2Bの吸気ポート16を開閉するための吸気弁17と、気筒2A、2Bの排気ポート18を開閉するための排気弁19と、それら吸気弁17および排気弁19を開閉駆動すると共にその開閉弁時期を自在に変化させるための可変動弁機構5とが各気筒2A、2Bごとに設けられる。
インジェクタ3は、例えば、図示しないコモンレールに接続され、そのコモンレール内に貯留された高圧燃料が各インジェクタ3に供給される。インジェクタ3は、ECU6に通信可能に接続され、そのECU6からの制御信号により開閉制御される。
可変動弁機構5は、各気筒2A、2Bの吸気弁17と排気弁19とに各々設けられ、吸気弁17と排気弁19とで同様の構造を有する。可変動弁機構5は、各気筒2A、2Bの吸気弁17(排気弁19)を個別にかつ任意のタイミングで開閉可能なものであり、例えば、カムレスの可変動弁機構からなる。そのカムレスの可変動弁機構としては、リターンスプリングにより閉弁側に付勢される吸気弁17(排気弁19)を、作動流体(上記高圧燃料など)の圧力により開弁するものや、電磁力により開弁するものが考えられる。可変動弁機構5は、ECU6に通信可能に接続され、そのECU6からの制御信号により制御される。可変動弁機構5は、基本的には吸気弁17および排気弁19が図示しないクランク軸の回転に同期して開閉するように制御される。
吸気通路11は、各気筒2A、2Bの吸気ポート16に各々接続された吸気マニフォールド21と、その吸気マニフォールド21に接続された吸気管22とを有する。吸気管22には、図示しないターボチャージャのコンプレッサが設けられる。
排気通路12は、各気筒2A、2Bの排気ポート18に各々接続された排気マニフォールド23と、その排気マニフォールド23に接続された排気管24とを有する。排気マニフォールド23は、吸気マニフォールド21に、図示しない外部EGR装置のEGR管により接続され、そのEGR管に設けられたEGR弁の弁開度がECU6により制御される。また、排気管24には上記コンプレッサを駆動する図示しないタービンが設けられ、そのタービンの下流に触媒装置14が配置される。
触媒装置14は、気筒2A、2Bからの排気ガスに含まれるCOを還元剤として該排気ガス中のNOxを還元するためのCO−SCR4と、そのCO−SCR4を収容するケーシング26と、CO−SCR4の温度を検出するための触媒温度検出手段をなす触媒温度センサ27とを有する。
ケーシング26は、排気管24に設けられ、両端が排気管24に各々接続された筒状に形成される。その筒状のケーシング26の内部に柱状のCO−SCR4が配置される。
CO−SCR4は、酸素存在下でCOによりNOxを選択的に還元するものであり、例えば、酸化タングステンを含有するシリカなどの担体にイリジウムと周期律表第1、2、3、9、11および12属金属のうち1種以上とを担持させて形成される。
このCO−SCR4は、図2において白抜きの三角印で示される。図2に示すように、CO−SCR4は、所定の反応温度(以下と活性温度いう、図例では約270℃)の近傍にて触媒としての機能が向上する。
図1に戻り、CO−SCR4には、触媒温度センサ27が取り付けられる。触媒温度センサ27は、ECU6に接続され、そのECU6に検出した温度を送信する。
ECU6には、上記触媒温度センサ27や、アクセルペダルの踏み込み量を検出するためのアクセル開度センサ28、エンジン回転数を検出するためのエンジン回転数センサ(例えばクランク角センサ)29などの各種センサ27−29が接続される。
また、ECU6は、可変動弁機構5、インジェクタ3などの各種アクチュエータ3、5に接続される。ECU6は、可変動弁機構5による吸気弁17および排気弁19の開閉弁時期と、インジェクタ3の燃料噴射時期とを各気筒2A、2Bごとに制御する。
具体的には、ECU6は、インジェクタ3の燃料噴射量と燃料噴射時期との目標値を、エンジン回転数センサ29とアクセル開度センサ28との検出値から求める。ECU6は、基本的にはNOxが低減するように燃料噴射時期を最大出力が得られる燃料噴射時期(以下最大出力噴射時期という)よりも遅角させた時期に設定し、かつ燃料噴射時期を後述する低温燃焼気筒2Aと高温燃焼気筒2Bとで異なる時期に設定する。なお、最大出力噴射時期は、その噴射した燃料の燃焼時期が圧縮上死点近傍となるような噴射時期であり、例えば実験などで予め求められる。
また、ECU6は、可変動弁機構5の開閉弁時期を制御することにより、排気系から取り出した排気ガスの一部を吸気系に戻す内部EGRを行う。その内部EGRは、例えば、吸気行程中に排気弁19を開弁して排気ガスを気筒2A、2B内に流入させて新気に混ぜることで行われる。内部EGRは、基本的には全ての気筒2A、2Bで行われ、後述するように低温燃焼気筒2Aと高温燃焼気筒2Bとで内部EGR率が異なる。
本実施形態のECU6は、CO−SCR4にCOを供給すべく、複数の気筒2A、2Bのうちの全部を除く少なくとも一つの気筒(図1では最も左側の気筒、以下低温燃焼気筒という)2Aで可変動弁機構5の開閉弁時期を制御して比較的高い内部EGR率で内部EGRによる低温燃焼を行い、その低温燃焼による出力・燃費低下を補うべく、残りの気筒(図1では右側の3つの気筒、以下高温燃焼気筒という)2Bで可変動弁機構5の開閉弁時期およびインジェクタ3の燃料噴射時期のいずれか一方または両方を制御して高温燃焼を行う。
具体的には、ECU6は、高温燃焼気筒2Bのインジェクタ3の燃料噴射時期を、低温燃焼気筒2Aの燃料噴射時期よりも、最大出力噴射時期に近づけることと、高温燃焼気筒2Bの可変動弁機構5による内部EGR率を、低温燃焼気筒2Aの内部EGR率よりも低く設定することとの両方により高温燃焼を行う。
ここで、低温燃焼とは、COが多量に排出されるような燃焼であり、例えば、燃焼温度が約1500℃未満のものをいう。また、高温燃焼とは、燃焼温度が約2300℃以上のものであり、好ましくは2500℃以上のものである。
ECU6は、図示しない記憶手段を有し、その記憶手段には、後述する低温燃焼気筒2Aおよび高温燃焼気筒2Bの数とエンジン運転状態(エンジン回転数および燃料噴射量)との関係などの各種関係がマップとして記憶される。
次に、本実施形態のエンジン1の燃焼制御方法を説明する。
本実施形態の燃焼制御方法は、開閉弁時期を自在に変化させることができる可変動弁機構5を用いて、一部の気筒(上記低温燃焼気筒)2Aにおいて、排気弁19の閉弁時期を遅角し、かつ吸気弁17の開弁時期を進角することにより内部EGR量を増加させる。すなわち、低温燃焼気筒2Aでは、比較的高い内部EGR率で内部EGRが行われる。
これにより、低温燃焼気筒2Aでは、燃焼温度が低い不完全燃焼状態となり多量のCOが生成・排出される。その排出されたCOがCO−SCR4に還元剤として供給され、そのCO−SCR4では、低温燃焼気筒2Aを含む全ての気筒2A、2BからのNOxが還元(後処理)される。なお、低温燃焼気筒2Aの内部EGR率は、後述するように試験によって求められた値に設定され、例えば、燃焼温度が1000℃−1500℃になるように設定される。より具体的には、低温燃焼気筒2Aでは、その内部EGR率が50%−70%に設定され、燃焼噴射時期がBTDC30°−BTDC10°に設定される。
他方、他の気筒(高温燃焼気筒)2Bにおいては、排気弁19の閉弁時期を進角および/または吸気弁17の開弁時期を遅角することで内部EGR量を低温燃焼気筒2Aよりも減らし、かつ燃料噴射時期を低温燃焼気筒2Aよりも進角させて最大出力噴射時期に近づける。本実施形態では、全ての高温燃焼気筒2Bの内部EGR率および燃料噴射時期が同一に設定される。
より具体的には、高温燃焼気筒2Bでは、その内部EGR率が0%−5%に設定され、燃焼噴射時期がBTDC−5°−BTDC−10°に設定される。
これにより高温燃焼気筒2Bでは、燃焼効率のよい燃焼が行われ、燃焼温度が高温(2300℃以上)になりNOxは多量に排出されるものの、出力と燃費とが確保される。なお、高温燃焼気筒2Bから排出されたNOxは、上述したようにCO−SCR4により処理される。
このように本実施形態によれば、CO−SCR4によるNOx排出量の低減と、高燃費率(低燃費)および高出力とを両立することができる。
さらに、本実施形態では、エンジン運転状態に応じて多量の内部EGRを行う低温燃焼気筒2Aの数と従来燃焼を行う高温燃焼気筒2Bの数とのバランス(比)を変化させることにより、CO−SCR4が効率的に機能する温度(図2のグラフ参照)を確保し、かつCO−SCR4のNOx還元に必要な量のCOと、許容量のNOxとがエンジン本体10の気筒2A、2Bから排出されるような運転を行う。
まず、低温燃焼気筒2Aおよび高温燃焼気筒2Bの数と、NOx量と関係について説明する。
一般に、エンジン1の運転状態で特に急加速などでは、出力が必要ではあるがターボチャージャ・外部EGR装置の応答性からNOx量を低減できないという問題があり、今後、厳しくなる規制をクリアするにはこの点で発生するNOx量を低減することが重要となる。つまり、この急加速では大きな出力を必要とするため高負荷での運転となり、必然的にNOxが多量に排出され、かつターボチャージャ・外部EGR装置の応答遅れからNOx量はさらに多く排出される。
他方、エンジン低負荷域においては、排出されるNOx量が比較的に少ない低NOx燃焼(低温燃焼)などが行われるが、常にCOを還元剤として必要とするCO−SCR4を触媒として用いる場合には、このエンジン低負荷域を含む広いエンジン運転領域でCOを発生させる運転を行う必要がある。
このように、気筒2A、2Bから排出されるNOx量は、エンジン負荷およびエンジン回転数により変化するので、その変化に応じてCO−SCR4にCOを供給する低温燃焼気筒2Aの数(および高温燃焼気筒2Bの数)を調整する必要がある。
そこで、本実施形態では、まず、全気筒2A、2Bを従来運転した状態から、一気筒のみを多量EGR運転に変更した際の出力・排ガス組成への影響・変化を予め調べる。
次に、最終的なNOxの排出量(排気管24の出口からの排出量)が目標とする所定値以下となるように、COも含めた排気ガス組成と排気温度とをトルク一定に合わせた試験で求める。
また、急加速などの過渡運転ではNOxの出かたも定常運転とは変わってくることから、この点でのチューニングを行う。
例えば、この試験では、エンジン本体10のエンジン負荷(トルク)およびエンジン回転数を一定に保ちつつ低温燃焼気筒2Aの数と高温燃焼気筒2Bの数とを変化させると共に、CO−SCR4の下流にてNOx量(または濃度)を検出して、その検出されたNOx量(または濃度)が所定値以下となる低温燃焼気筒2Aの数と高温燃焼気筒2Bの数とを求める。さらに、この工程を、任意のエンジン負荷とエンジン回転数とについて行う(すなわちエンジン運転状態の全域に亘り行う)。
なお、この試験では、基本的には低温燃焼気筒2Aの数と高温燃焼気筒2Bの数とを調整し、それら気筒2A、2Bの数(比)を決定した後、微調整のために、気筒2A、2Bの内部EGR率や燃料噴射時期を調整、決定することが考えられる。
これらの試験およびチューニングの結果として、エンジン運転状態と、該エンジン運転状態においてCO−SCR4の下流の排気ガスに含まれるNOx(NOx量やNOx濃度)が所定値以下となるような低温燃焼気筒2Aの数および高温燃焼気筒2Bの数との関係が得られる。この関係は、ECU6の記憶手段にマップとして記憶される。また、記憶手段には、NOxが所定値以下のときのエンジン運転状態と低温燃焼気筒2Aおよび高温燃焼気筒2Bの内部EGR率、燃料噴射時期との関係もマップとして記憶される。
そのECU6は、エンジン運転中に、エンジン回転数センサ29とアクセル開度センサ28との検出値から実際のエンジン運転状態(エンジン回転数と燃料噴射量)を求める。ECU6は、その実際のエンジン運転状態を基に記憶手段に記憶されたマップから、低温燃焼気筒2Aの数と高温燃焼気筒2Bの数とを読み取って制御する。同時に、ECU6は、記憶手段から低温燃焼気筒2Aおよび高温燃焼気筒2Bの内部EGR率、燃料噴射時期を読み取って制御する。
これにより、排出ガス(NOx)の低減と高燃費率・高出力とを、エンジン運転状態の全域で両立することが可能となる。
次に、低温燃焼気筒2Aおよび高温燃焼気筒2Bの数と、CO−SCR4の温度との関係について説明する。
上述したようにCO−SCR4を効率的に機能させるためには、CO−SCR4を活性温度まで昇温する必要がある。
本実施形態では、そのCO−SCR4の昇温を、高温燃焼気筒2Bからの排気ガスの温度を上げることで行う。排気ガスの温度の上昇は、高温燃焼気筒2Bの燃焼時期を圧縮上死点付近に持っていくことや、高温燃焼気筒2Bでアフター噴射を行うことなどが考えられる。
例えば、ECU6は、エンジン始動時(特に冷間始動時)、触媒温度センサ27により検出された温度がCO−SCR4の活性温度以下のときに、排気ガスの温度を上昇させるために、高温燃焼気筒2Bの燃料噴射時期(上述のエンジン運転状態およびマップから求められた時期)を、最大出力噴射時期に近づけるように補正する。
これにより還元剤であるCOを低温燃焼気筒2Aから排出しながらも、高温燃焼気筒2Bからの排気ガスでCO−SCR4を必要な温度に保つことができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、様々な変形例や応用例が考えられるものである。
例えば、上述の実施形態のように、気筒2A、2Bごとに異なる燃焼を行った際には、エンジン本体10から発生するトルクにばらつきが生じる。そこで、このトルクのばらつきを吸収・低減するための振動吸収機構をエンジン1に設けてもよい。振動吸収機構は、例えば、エンジン本体10の出力軸とフライホイールの入力軸との間に捻り振動を減衰するフレキシブルカップリングを設けたものが考えられる。
また、上述の実施形態では、高温燃焼気筒2Bにてインジェクタ3の燃料噴射時期と内部EGR率との両方を変更したが、これに限定されず、低負荷時などCO−SCR4が必要とするCO量が少なく低温燃焼気筒2Aの内部EGRによる出力低下が小さい場合には、燃料噴射時期と内部EGR率といずれか一方のみを変更するようにしてもよい。なお、高温燃焼気筒2Bにおける内部EGR率の設定値には、0すなわち内部EGRを行わないものも含まれる。
上述の実施形態では、全ての高温燃焼気筒2Bで内部EGR率および燃料噴射時期を同じ値に設定したが、これに限定されず、各高温燃焼気筒2Bで、内部EGR率および燃料噴射時期を異なる値に設定することも考えられる。
内部EGRは、上述の実施形態のものに限定されず、様々なものが可能である。例えば、排気行程中に吸気弁17を開弁して燃焼室内の排気ガスを吸気ポート16に一時的に溜め、その溜めた排気ガスを、次の吸気行程中に吸気弁17を開弁したときに新気に混ぜて気筒2A、2B内に流入させるものでもよい。
触媒温度検出手段は、上述の触媒温度センサ27に限定されない。例えば、CO−SCR4の上流(および/または下流)にて排気ガスの温度を検出する排気ガス温度センサと、その排気ガス温度センサが検出した排気ガスの温度からCO−SCR4の温度を推定する演算手段(例えばECU6)とで触媒温度検出手段を構成することも考えられる。
上述の実施形態では、CO−SCR4の昇温をインジェクタ3の燃料噴射制御により行ったが、これに限定されない。例えば、可変動弁機構5により排気弁19を早開け(膨張行程中に開弁など)することにより高い排気エネルギを持ったままの排気ガスを排気管24に流しCO−SCR4に供給することで、CO−SCR4を昇温することも可能である。その他にも、CO−SCR4の温度を高いまま保つために、排気ガスとCO−SCR4との間で熱交換するための熱交換器を触媒装置に設けることも考えられる。
上述の実施形態では、エンジン運転状態に応じて低温燃焼気筒2Aおよび高温燃焼気筒2Bの数を制御したが、これに限定されず、触媒温度センサ27や触媒後にNOxセンサを設け、それらセンサの検出値を基にフィードバック制御することで運転状況に応じて低温燃焼気筒2Aおよび高温燃焼気筒2Bの数を選択、制御することも考えられる。
例えば、ECU6が、エンジン運転中に触媒温度センサ27により検出された温度に応じて低温燃焼気筒2Aの数(および高温燃焼気筒2Bの数)を決定し、かつ触媒温度センサ27により検出された温度が高いほど低温燃焼気筒2Aの数を増やし、低いほど減らすものでもよい。
その他にも、触媒装置14のケーシング26や触媒装置14よりも下流の排気通路12に、CO−SCR4で処理された後の排気ガスに含まれるNOx量(または濃度)を検出するためのNOxセンサが設けられ、そのNOxセンサがECU6に接続され、そのECU6が、エンジン運転中にNOxセンサにより検出されたNOx量(濃度)に応じて低温燃焼気筒2Aの数(および高温燃焼気筒2Bの数)を決定し、かつNOxセンサにより検出されたNOx量(濃度)が多いほど低温燃焼気筒2Aの数を増やし、少ないほど減らすものでもよい。
1 エンジン(ディーゼルエンジン)
2 気筒
3 インジェクタ
4 選択還元触媒
5 可変動弁機構
6 ECU(制御手段)
17 吸気弁
19 排気弁

Claims (11)

  1. 複数の気筒と、それら気筒からの排気ガスに含まれるCOを還元剤として該排気ガス中のNOxを還元する選択還元触媒とを備えたディーゼルエンジンの燃焼制御方法において、
    上記選択還元触媒にCOを供給すべく、上記複数の気筒のうちの少なくとも一つの気筒で内部EGRによる低温燃焼を行い、
    その低温燃焼による出力低下を補うべく、残りの気筒で高温燃焼を行うことを特徴とするディーゼルエンジンの燃焼制御方法。
  2. 上記高温燃焼は、該高温燃焼を行う気筒における燃料噴射時期を、上記低温燃焼を行う気筒よりも、最大出力が得られる燃料噴射時期に近づけることにより行う請求項1記載のディーゼルエンジンの燃焼制御方法。
  3. 上記高温燃焼は、該高温燃焼を行う気筒における内部EGRのEGR率を、上記低温燃焼を行う気筒よりも低く設定することにより行う請求項1または2記載のディーゼルエンジンの燃焼制御方法。
  4. エンジン運転状態と、該エンジン運転状態にて上記選択還元触媒の下流の排気ガスに含まれるNOxが所定値以下となるような、上記低温燃焼を行う気筒の数および上記高温燃焼を行う気筒の数との関係を予め求め、
    エンジン運転中に、実際のエンジン運転状態を求めると共に、その求めたエンジン運転状態と上記関係とに基づき、上記低温燃焼を行う気筒の数と上記高温燃焼を行う気筒の数とを制御する請求項1から3いずれかに記載のディーゼルエンジンの燃焼制御方法。
  5. 複数の気筒と、各気筒に燃料を噴射するインジェクタと、それら気筒からの排気ガスに含まれるCOを還元剤として該排気ガス中のNOxを還元する選択還元触媒とを備えたディーゼルエンジンにおいて、
    上記気筒の吸気弁および排気弁の開閉弁時期を自在に変化させる可変動弁機構と、
    上記可変動弁機構の開閉弁時期と上記インジェクタの燃料噴射時期とを各気筒ごとに制御するための制御手段とを備え、
    上記制御手段は、上記選択還元触媒にCOを供給すべく、上記複数の気筒のうちの少なくとも一つの気筒で上記可変動弁機構の開閉弁時期を制御して内部EGRによる低温燃焼を行い、
    その低温燃焼による出力低下を補うべく、残りの気筒で上記可変動弁機構の開閉弁時期および上記インジェクタの燃料噴射時期のいずれか一方または両方を制御して高温燃焼を行うように構成されたことを特徴とするディーゼルエンジン。
  6. 上記制御手段は、該高温燃焼を行う気筒の上記インジェクタの燃料噴射時期を、上記低温燃焼を行う気筒よりも、最大出力が得られる燃料噴射時期に近づけることにより上記高温燃焼を行う請求項5記載のディーゼルエンジン。
  7. 上記制御手段は、該高温燃焼を行う気筒の上記可変動弁機構による内部EGRのEGR率を、上記低温燃焼を行う気筒よりも低く設定することにより上記高温燃焼を行う請求項5または6記載のディーゼルエンジン。
  8. エンジン運転状態と、該エンジン運転状態にて上記選択還元触媒の下流の排気ガスに含まれるNOxが所定値以下となるような、上記低温燃焼を行う気筒の数および上記高温燃焼を行う気筒の数との関係が予め求めると共に、上記制御手段に記憶され、
    上記制御手段は、エンジン運転中に、実際のエンジン運転状態を求めると共に、その求めたエンジン運転状態と上記関係とに基づき、上記低温燃焼を行う気筒の数と上記高温燃焼を行う気筒の数とを制御する請求項5から7いずれかに記載のディーゼルエンジン。
  9. 上記選択還元触媒の温度を検出するための触媒温度検出手段を備え、
    上記制御手段は、上記触媒温度検出手段により検出された温度が上記選択還元触媒の活性温度以下のときに、上記排気ガスを昇温すべく、上記高温燃焼を行う気筒の燃料噴射時期を上記最大出力が得られる燃料噴射時期に近づけるように補正する請求項5から8いずれかに記載のディーゼルエンジン。
  10. 上記選択還元触媒で処理された後の排気ガスに含まれるNOxを検出するためのNOx検出手段を備え、
    上記制御手段は、エンジン運転中に上記NOx検出手段により検出されたNOxが多いほど上記低温燃焼を行う気筒の数を増やし、少ないほど減らす請求項5から7いずれかに記載のディーゼルエンジン。
  11. 上記選択還元触媒の温度を検出するための触媒温度検出手段を備え、
    上記制御手段は、エンジン運転中に上記触媒温度検出手段により検出された温度が高いほど上記低温燃焼を行う気筒の数を増やし、低いほど減らす請求項5から7いずれかに記載のディーゼルエンジン。
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