JP5195219B2 - リモコン送信機の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、主に各種電子機器の遠隔操作に用いられるリモコン送信機製造方法に関するものである。
近年、テレビやビデオ、エアコン等の各種電子機器の高機能化が進むなか、これらを遠隔操作するリモコン送信機においても、多様で確実な操作を行えるものが求められている。
このような従来のリモコン送信機について、図17〜図19を用いて説明する。
図17は従来のリモコン送信機の断面図であり、同図において、1は略箱状で絶縁樹脂製のケース、2は絶縁樹脂製の操作体で、ケース1上面の複数の開口孔に複数の操作体2が上下動可能に装着されている。
また、3はシリコーンゴム等の基材内に導電粒子が分散された感圧導電シート、4は上下面に配線パターン(図示せず)が形成された配線基板で、配線基板4上面には銅やカーボン等の一対の固定接点5が所定箇所それぞれに形成されている。
感圧導電シート3は配線基板4の上方位置に配され、感圧導電シート3と配線基板4の間には、複数対の固定接点5を囲むように、絶縁樹脂によってスペーサ6が形成され、そのスペーサ6上に上記感圧導電シート3が配されている。感圧導電シート3下面と固定接点5は、所定の間隙を空けて上下で対向して、感圧導電シート3と一対の固定接点5毎に複数の感圧導電接点7が形成されている。
さらに、配線基板4下面には、発光ダイオード等の送信部8や、感圧導電接点7の電気的接離や抵抗値に応じて、送信部8からリモコン信号を送信するマイコン等の制御手段9が各々配設されると共に、ケース1下面を絶縁樹脂製のカバー10が覆って、リモコン送信機が構成されている。
以上の構成において、上記リモコン送信機を用いて、対応するテレビ等の電子機器を操作する際には、例えば図19(a)、(b)の正面図に示すように、遠隔操作する電子機器30の液晶表示素子等の表示画面31に、番組表等が表示された状態で、リモコン送信機を操作する機器に向けて、指で所定の操作体2を押圧操作する。それに応じて、その操作体2が下方に移動して、この操作体2下面が感圧導電シート3を押圧して、感圧導電シート3が下方へ撓んで固定接点5に接触し、一対の固定接点5が感圧導電シート3を介して電気的に接続される。
そして、この感圧導電接点7の電気的接離を制御手段9が検出して、パルス波形から形成された操作信号を、送信部8から赤外線のリモコン信号として電子機器30へ送信し、これを機器に内蔵されたリモコン受信機32が受信して、例えば、図19(a)では表示画面31に表示されたカーソル33が上方へ移動し、図19(b)では表示画面31に表示されたポインタ34が上方へ移動する。
また、このままさらに強く操作体2を押圧操作していくと、操作体2下面に押圧された感圧導電シート3が圧縮され、基材内の接触する導電粒子の数や接触面積が増すことによって、図18の抵抗特性図の曲線L0に示すように、押圧力Pに応じて、一対の固定接点5間の抵抗値Rが小さくなっていく。
そして、この感圧導電接点7の抵抗値の変化を制御手段9が検出し、例えば抵抗値RaからRbの範囲内でその移行状態に応じたリモコン信号を送信部8から電子機器30へ連続して送信し、これを機器に内蔵されたリモコン受信機32が受信して、図19(a)のものでは、この抵抗値が所定の値以下、例えば、押圧力P1が加わり抵抗値がR1以下の値になると、カーソル33の移動速度を速め、表示画面31に表示されたカーソル33が速い速度で上方へ移動するなどされる。
また、他の操作体2を押圧操作した場合にも、同様に、この操作による感圧導電接点7の電気的接離や抵抗値変化を制御手段9が検出して、操作に応じたリモコン信号を送信部8から送信し、表示画面31に表示されたカーソル33などが、例えば下方や左右方向へ移動する。
つまり、複数の操作体2の押圧操作によって、複数の感圧導電接点7の電気的接離や抵抗値変化を行わせ、制御手段9がこの電気的接離や抵抗値の変化に応じて、送信部8からリモコン信号を送信することによって、表示画面31に表示されたカーソル33などの、移動方向や移動速度等を遠隔操作できるように構成されている。
なお、以上のような感圧導電接点7においては、感圧導電シート3の基材の硬度、あるいはこの基材内に分散された導電粒子の量や分散状態のばらつきによって、押圧力Pに応じた抵抗値Rの変化にずれが生じ、図18の曲線L0に示すような基準値ではなく、これとはずれた曲線L1のような抵抗値の変化が生じる場合もある。
したがって、この場合には、表示画面31に表示されたカーソル33などの移動速度を変えようとして、押圧力P1を加えたとしても、その押圧力P1に対応する抵抗値がR1以下の値にならないため、表示画面31に表示されたカーソル33などの移動速度は変わらず、操作体2をさらに強く押圧して、押圧力P2を超えてはじめて抵抗値がR1以下となった時点でカーソル33などが速い速度で移動するようになる。
つまり、感圧導電シート3のばらつきによって感圧導電接点7の抵抗値変化にずれが生じた場合には、操作体2を所定の押圧力P1で押圧操作しても、所定の抵抗値R1とならないため、例えば、カーソル33などの移動速度を変える等の機能の切換えは行われず、さらに強い押圧力P2で押圧操作することが必要となるものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2006−33680号公報
しかしながら、上記従来のリモコン送信機においては、感圧導電シート3のばらつきによって抵抗値が基準値からずれた場合、所定の力で操作体2を押圧操作しても、例えば、カーソル33などの移動速度を変える等の機能の切換えが行われないため、押圧操作力に差異が生じて操作が煩雑となり、誤操作も生じ易いという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、簡易で確実な遠隔操作が可能なリモコン送信機製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、押圧力を受ける操作体と、上記操作体が受けた押圧力を抵抗値または電圧値へ変換する感圧導電接点からなる接触部と、上記操作体に対して所定の第1の押圧力とこの第1の押圧力より大きい力の所定の第2の押圧力を加えた結果、上記接触部が各々変換する第1の値と、この第1の値より小さい第2の値とを記憶する記憶部と、上記操作体に対して上記第1の押圧力と上記第2の押圧力の範囲内の第3の押圧力を加えた結果、上記接触部が変換する第3の値を得、上記第1の値と上記第2の値との差に対する上記第2の値と上記第3の値との差の比を演算し、この演算した比に基づいた操作信号を生成して送信させる制御手段とを有するリモコン送信機の製造方法であって、所定の第1の設定値と上記第1の値とを比較するステップと、上記第1の値が上記所定の第1の設定値以下の場合には、上記第1の値を上記記憶部へ記憶するステップと、上記第1の値が上記所定の第1の設定値よりも大きい場合には、上記第1の値に換えて上記所定の第1の設定値を上記記憶部へ記憶するステップとを有するものとする、または所定の設定値と上記第2の値とを比較するステップと、上記第2の値が上記所定の設定値以上の場合には、上記第2の値を上記記憶部へ記憶し、上記第2の値が上記所定の設定値よりも小さい場合には、上記第2の値に換えて上記所定の設定値を上記記憶部へ記憶するステップとを有するものとするものである。
以上の思想のものとすれば、感圧導電接点から得られた値が基準値からずれた場合でも、制御手段がこれを補正してそれに基づくリモコン信号を生成、送信するものにでき、これによって押圧操作力の差異が少なく、簡易で確実な遠隔操作が可能なリモコン送信機製造方法を得ることができるという作用が得られる。
以上のように本発明によれば、簡易で確実な遠隔操作が可能なリモコン送信機製造方法を実現できるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図16を用いて説明する。
なお、背景技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態を用いて、本発明についての概念説明をする。
図1は本発明の第1の実施の形態によるリモコン送信機の断面図、図2は同感圧導電接点の断面図、図3および図4は同感圧導電接点の動作状態を示す断面図であり、同図において、1は略箱状でポリスチレンやABS等の絶縁樹脂製のケース、2は同じく絶縁樹脂製の操作体で、ケース1上面の複数の開口孔1Aに複数の操作体2が上下動可能に装着されている。
そして、11はポリエチレンテレフタレートやポリカーボネート、ポリイミド等の可撓性を有するフィルム状のベースシートで、この下面には、合成樹脂内にカーボン粉を分散したシート抵抗値0.5kΩ〜30kΩ/□の低抵抗体層12Aと、下面が細かな凹凸状のシート抵抗値50kΩ〜5MΩ/□の高抵抗体層12Bが、重ねて印刷形成された感圧導電層12が所定の複数箇所にそれぞれ形成されている。
また、13は紙フェノールやガラス入りエポキシ等の板状の配線基板で、上下面には銅箔等によって複数の配線パターン(図示せず)が形成されている。また、配線基板13上面には、銅やカーボン、金メッキ等によって、略櫛歯状または略半円形状の一対の固定接点14が、上記感圧導電層12の配置箇所毎に応じて形成されている。
そして、ベースシート11は、配線基板13の上方位置に配されており、ベースシート11と配線基板13の間には複数の固定接点14を囲むように、エポキシやポリエステル等の絶縁樹脂によってスペーサ15が形成されている。ベースシート11下面の感圧導電層12と固定接点14は10〜100μm前後の間隙を空けて上下方向で対向している。
また、16はベースシート11と同様の可撓性を有するフィルム状のカバーシート、17は略ドーム状で鋼や銅合金等の導電金属薄板製の可動接点で、カバーシート16下面に複数の可動接点17が、アクリルやシリコン等の接着剤(図示せず)によって貼付されると共に、この複数の可動接点17が各感圧導電層12の配置箇所に対応したベースシート11上面位置に載置されて、複数の感圧導電接点18が形成されている。
そして、この感圧導電接点18の可動接点17上面それぞれに、カバーシート16を介して上記各操作体2の下面が当接すると共に、配線基板13下面には、発光ダイオード等の電子部品によってリモコン信号を送信する送信部8や、感圧導電接点18の電気的接離や抵抗値に応じて、送信部8からリモコン信号を送信するマイコン等の制御手段19が配設されている。
さらに、複数の固定接点14や送信部8が、配線パターンを介して制御手段19や電池電源(図示せず)に接続されると共に、ケース1下面を絶縁樹脂製のカバー10が覆って、リモコン送信機101が構成されている。
なお、このように構成されたリモコン送信機101は、個々のリモコン送信機を製作した後、検査時に所定の操作を行って、各々の感圧導電接点18の固有の抵抗値が制御手段19に記憶されると共に、この後、操作体2の押圧操作により検出された感圧導電接点18の抵抗値を、制御手段19が所定の数式を用いて、基準値に近似させた値に補正するようにしている。
つまり、検査時、所定の操作体2を押圧操作すると、この操作体2下面がカバーシート16を介して可動接点17上面中央部を押圧し、所定の押圧力が加わると、可動接点17がクリック感を伴って下方へ弾性反転して、ベースシート11が下方へ撓み、まず図3に示すように、下面の感圧導電層12が固定接点14に接触し、一対の固定接点14が感圧導電層12を介して電気的に接続される。
また、このままさらに強く操作体2を押圧していくと、図4に示すように、感圧導電層12がさらに固定接点14に押し付けられた状態となる。ここに、感圧導電層12下面には細かな凹凸状の高抵抗体層12Bが形成されているので、可動接点17を介した押圧力によって、感圧導電層12の固定接点14に対する接触面積が増えることとなり、図5の抵抗特性図の曲線L0に示すように、押圧力Pに応じて、一対の固定接点14間の抵抗値Rが小さくなっていく。
そして、この感圧導電接点18の固有の抵抗値である、曲線L0の所定範囲の最大と最小の抵抗値、例えば、押圧力Paで加圧時の通常数10kΩ〜数100kΩ前後の抵抗値Raと、押圧力Pbで加圧時の数kΩ前後の抵抗値Rbを、制御手段19が各々記憶する。
なお、この時、感圧導電層12の抵抗値のばらつき等によって、個々のリモコン送信機毎、あるいは各々の感圧導電接点18毎に、押圧力Pに応じた抵抗値Rの変化にずれが生じ、図6(a)の抵抗特性図に示すように、曲線L0の基準値からずれた曲線L1のような抵抗値の変化が生じる場合があるが、この場合には、この曲線L1の最大の抵抗値Raと最小の抵抗値Rcを制御手段19が記憶して、リモコン送信機101が製作される。
そして、このようなリモコン送信機101は、図8に示すように、例えばテレビ等の電子機器30などを操作する際に用いられる。つまり、このリモコン送信機101と、電子機器30に内蔵されて、リモコン送信機101からのリモコン信号を受信し機器の様々な操作を行うリモコン受信機32とで送受信装置が構成される。
以上の構成において、遠隔操作する電子機器30の液晶表示素子等の表示画面31に、図8(a)に示すような番組表、あるいは図8(b)に示すような番組紹介等のメニューが表示された状態で、リモコン送信機101を操作する機器に向けて、指で所定の操作体2を押圧操作すると、上述したように、可動接点17が弾性反転して、感圧導電層12が固定接点14に接触し、一対の固定接点14が電気的に接続される。
そして、この感圧導電接点18の電気的接離を制御手段19が検出し、パルス波形から形成された操作信号を、送信部8から赤外線のリモコン信号として電子機器30へ送信し、これを機器に内蔵されたリモコン受信機32が受信して、例えば、表示画面31に表示されたカーソル33やポインタ34が上方へ移動する。
また、このままさらに強く操作体2を押圧操作していくと、上述したように、可動接点17を介した押圧力によって、感圧導電層12の固定接点14に対する接触面積が増え、図5の抵抗特性図の曲線L0に示すように、押圧力Pに応じて、一対の固定接点14間の抵抗値Rが小さくなっていく。
そして、この感圧導電接点18の抵抗値の変化を制御手段19が検出し、抵抗値RaからRbの移行状態に応じたリモコン信号を送信部8から電子機器30へ連続して送信し、これを機器に内蔵されたリモコン受信機32が受信して、この抵抗値が所定の値以下、例えば、押圧力P1が加わり抵抗値がR1以下の値になると、例えば、カーソル33やポインタ34の移動速度を速め、表示画面31に表示されたカーソル33やポインタ34が速い速度で上方へ移動させる。
また、他の操作体2を押圧操作した場合にも、同様に、その下方の感圧導電接点18の電気的接離や抵抗値変化が行われ、これを制御手段19が検出して、操作に応じたリモコン信号を送信部8から送信し、表示画面31に表示されたカーソル33やポインタ34が、例えば下方や左右方向へ移動する。
さらに、以上のように、制御手段19が感圧導電接点18の抵抗値の変化を検出する際、リモコン送信機を製作した後、検査時に記憶した各々の感圧導電接点18の固有の抵抗値をもとに、例えば制御手段19が以下の数式を用いて、検出した抵抗値の補正を行う。
係数K×(検出抵抗値−最大抵抗値)/(最小抵抗値−最大抵抗値)
ただ、感圧導電接点18の抵抗値変化が、上記のように基準値である曲線L0の場合には、例えば押圧力Paの場合、この時の検出抵抗値は記憶した最大抵抗値Raと同じため、(検出抵抗値−最大抵抗値)は(Ra−Ra)となって0となる。
また、例えば押圧力Pbの場合には、検出抵抗値が記憶した最小抵抗値Rbと同じため、(検出抵抗値−最大抵抗値)/(最小抵抗値−最大抵抗値)は分子と分母が同じ(Rb−Ra)/(Rb−Ra)となって1となる。
つまり、このような感圧導電接点18の抵抗値が基準値の曲線L0である場合には、上記の数式で演算された抵抗値が曲線L0上の値そのものとなり、この抵抗値がそのままA/D変換されたデジタルデータとなり、これを基に制御手段19によって送信部8から対応するリモコン信号が送信される。
なお、上記の数式の係数Kは、例えば、制御手段19のマイコンが8ビットで256通りのデータを作成可能なものであった場合、はじめの0を除いた255の数値となる。
また、このように感圧導電接点18の抵抗値が基準値の曲線L0である場合に対し、上述したように、感圧導電層12の抵抗値のばらつき等によって、感圧導電接点18の抵抗値変化がずれ、図6(a)に示すように、基準となる曲線L0からずれた曲線L1のような抵抗値変化の場合には、図6(b)に示すように、操作体2を押圧力P1で押圧操作しても、抵抗値はR1以下の値にならず、操作体2をさらに強く押圧し、押圧力P2を超えてはじめて抵抗値がR1以下となる。
したがって、所定の押圧力P1ではなく、さらに強い押圧力P2で押圧操作してはじめて、カーソル33やポインタ34の移動速度を変える等の機能が切換わることとなり、リモコン送信機毎あるいは操作体2毎に押圧操作力に差異が生じ、操作が煩雑となるが、本発明によるものにおいては、感圧導電接点18の抵抗値変化を検出する際、リモコン送信機を製作した後、検査時に記憶した各々の感圧導電接点18の固有の抵抗値をもとに、制御手段19が上記の数式を用いて、検出した抵抗値を基準値に近似させた値に補正を行うようにしている。
すなわち、例えば、感圧導電接点18の抵抗値の変化が基準値の曲線L0より少なく、各押圧力での抵抗値が基準値より大きな曲線L1の場合、押圧力がP1よりやや大きなP3の場合に、制御手段19が実際に検出する抵抗値はR2であるが、この時、制御手段19が検査時に記憶した最大の抵抗値Raと最小の抵抗値Rcをもとに、上記の数式を用いて、係数K×(R2−Rc)/(Rb−Rc)という演算を行う。
そして、この実際に検出した抵抗値R2より小さく、曲線L0の基準値に近似した曲線L2上の値に補正された抵抗値R1のデータに基づき、制御手段19が送信部8から対応するリモコン信号をリモコン受信機32へ送信する。これによって、本来のカーソル33やポインタ34の移動速度が速くなる押圧力P1よりはやや大きいが、押圧力P2よりも小さな押圧力P3で、カーソル33やポインタ34の移動速度が変わるようにできる。
つまり、検出した抵抗値が基準値より大きな場合、制御手段19が上記の数式を用いて、例えば検出した抵抗値R2を基準値に近似させた抵抗値R1に補正し、これを基にリモコン信号を送信するようにしたことによって、感圧導電接点18の抵抗値が基準値からずれた場合でも、押圧操作力の差異が少なく、簡易で確実な遠隔操作が可能なものにしている。
なお、図7(a)の抵抗特性図に示すように、感圧導電接点18の抵抗値変化が基準値の曲線L0に対し、抵抗値Rdまでは多く抵抗値Rdからは少ない、すなわち、抵抗値Rdまでは抵抗値が基準値より小さく、抵抗値Rdからは抵抗値が大きな曲線L3のような場合にも、リモコン送信機を製作した後、上記と同様に検査時に、制御手段19がこの曲線L3の最大の抵抗値Raと最小の抵抗値Rcを記憶する。
ただし、操作体2が押圧操作され、この時の感圧導電接点18の抵抗値の変化を制御手段19が検出する際には、抵抗値Rdまでは検出された抵抗値が基準値の曲線L0より小さいため、補正は行われず、このままの抵抗値をA/D変換したデジタルデータを基に制御手段19の制御でリモコン信号が送信される。
そして、さらに押圧力が加わり、抵抗値Rd以下となってからは、上記と同様に演算を行って補正し、曲線L4のような基準値の曲線L0に近似させた値を基にリモコン信号を送信する。
また、図7(b)に示すように、感圧導電接点18の抵抗値変化が、基準値の曲線L0に対し全て多く、つまり、各押圧力での抵抗値が基準値より全て小さな曲線L5のような場合には、制御手段19には所定範囲の抵抗値RaとRbの間の抵抗値が記憶されるようになっているため、製作後の検査時には、この範囲の最大の抵抗値Raと、最小の抵抗値としては、実際の抵抗値Reではなく抵抗値Rbが記憶されるようにしている。
そして、操作体2の押圧操作時に、抵抗値Rbまでは検出された抵抗値を基に、そのままリモコン信号が送信され、これ以降は押圧力Pが大きくなっても、抵抗値Rbのデータを基にリモコン信号が送信される。
以上のように、本発明によれば、操作体2を押圧操作した際、感圧導電接点18の抵抗値が基準値よりもずれた場合に、制御手段19が検出した抵抗値を基準値に近似させた値に補正して、このデータを基にリモコン信号を送信させることができる。このため、押圧操作力の差異が少なく、簡易で確実な遠隔操作が可能なリモコン送信機101を得ることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態は、上記実施の形態1の内容を受けて本発明による具体的な実施態様を説明するものである。なお、以下の説明は実施の形態1と重複する部分もあるが、前述した図なども用いつつ、その具体的な実施態様について以下に詳細説明をする。
当該実施の形態によるリモコン送信機101は、実施の形態1内で説明したものと同じである。その構成について簡単に説明すると、箱状のケース1とカバー10からなる筐体は、ポリスチレンやABS等の絶縁樹脂で形成され、ケース1の開口孔1AのそれぞれにはポリスチレンやABS等の絶縁樹脂で形成された操作体2が各々上下方向に移動動作できるように配してある。
そして、ポリエチレンテレフタレートやポリカーボネート、ポリイミド等の可撓性を有するフィルム状のシートからなるベースシート11下面には、図2などにも示したように、ベースシート11から順に、低抵抗体層12Aと、低抵抗体層12Aよりも高い抵抗値を有する高抵抗体層12Bとが重ねて設けられ、これらで感圧導電層12が構成されている。低抵抗体層12Aは、絶縁樹脂の内部に導体粉を分散したものからなる。具体例として、低抵抗体層12Aは、合成樹脂の内部に分散したカーボン粉からなる。なお、この低抵抗体層12Aの抵抗値は、シート抵抗値0.5kΩ/□〜30kΩ/□の範囲にある。高抵抗体層12Bは、合成樹脂の内部に分散するカーボン粉を少なくする、或は、絶縁樹脂や導体粉の材質を変更することで作成できる。なお、本実施の形態では、高抵抗体層12Bは、表面に細かな凹凸を形成してあり、シート抵抗値を50kΩ/□〜5MΩ/□の範囲としている。
なお、低抵抗体層12Aと高抵抗体層12Bとは、特性の異なるものを重ねればよい。あるいは、低抵抗体層12Aと高抵抗体層12Bとは、感圧導電層12の内部で連続的に抵抗値が変化することで、ベースシート11側よりも固定接点14側の抵抗値が大きくなるものでもよい。
配線基板13は、紙フェノールやガラス入りエポキシ等からなり、その上下面には、銅箔等からなる複数の配線パターンが設けてあると共に、その上面には、銅やカーボン、金メッキ等の導電体からなり、櫛歯状やフォーク型などで形成された一対の固定接点14が所定の複数箇所に設けてある。さらに、配線基板13の上面には、固定接点14を囲むように、エポキシやポリエステル等の絶縁樹脂からなるスペーサ15が配され、このスペーサ15の上部にベースシート11が位置決めして配されている。配線基板13とベースシート11との間にはスペーサ15が設置され、感圧導電層12と固定接点14とは、10μm〜100μm前後の間隙を空けて上下で向い合う設定とされている。
16は、ベースシート11と同様に可撓性を有するフィルム状のシートからなるカバーシートで、その下面には、曲面形状をした、鋼や銅合金等の導電性を有する金属薄板からなる可動接点17が、アクリルやシリコン等の接着剤によって貼り付けてある。なお、可動接点17付のカバーシート16は、ベースシート11上に位置決めして配され、その状態で各可動接点17は各感圧導電層12の上方位置に対応されてそれぞれ配置されている。
以上の構成において、当該実施の形態では、接触部をなす感圧導電接点18は、次の構成からなる。つまり、その構成は、配線基板13上で、スペーサ15で囲われた位置に、一対の固定接点14が設けてある。この一対の固定接点14の上方には、下面側に感圧導電層12を施したベースシート11が設置してある。ベースシート11の上面側には、可動接点17を介してカバーシート16が設けてある。カバーシート16の上部には、操作体2が上下方向に動作が可能となるように設置してあり、これらで感圧導電接点18が構成されている。
その操作状態としては、操作体2を押圧すれば、感圧導電接点18は、操作体2の下端でカバーシート16、可動接点17が下方に押し込まれ、可動接点17がクリック感触をもって反転動作する。そして、引き続き加わる押圧力でベースシート11が撓んでいき、感圧導電層12が、固定接点14と接触し、一対の固定接点14間が電気的に接続した状態となるものである。
そして、図1に示したようにマイコン等からなる制御手段19は、上記配線基板13下面に設けてある。また、LEDからなる送信部8も上記配線基板13下面に設けてある。送信部8は制御手段19で生成されたリモコン信号を対応する電子機器へ送信する。この制御手段19は、感圧導電接点18が電気的に分離、接続することを検知したり、感圧導電層12と固定接点14とが接触する面積に応じて変化する抵抗値を検知する。制御手段19は、変化する感圧導電接点18の状態に応じて、リモコン信号を生成する。なお、当該実施の形態では、制御手段19は、後述する図11に示した記憶部20、演算部21、処理部22を少なくとも含んだものとしているが、これに限定されることはない。
感圧導電接点18や制御手段19、送信部8、その他電子部品や電源となる電池等は、配線基板13に設けた配線パターンを介して接続されている。
そして、それらの部材をケース1、カバー10の内部に収めて、リモコン送信機101に構成されている。
ここで、前述の図2〜図4に加えて、図9〜図11を用いて、当該リモコン送信機101の製造方法について説明する。
図9は、本発明による第2の実施の形態において基準となるリモコン送信機の抵抗特性図、図10は同リモコン送信機の製造工程の要部を説明するフローチャート、図11は同リモコン送信機の構成を概念的に示すブロック図である。なお、図9は、基準となる特性を有する部材を用いたリモコン送信機での押圧力と抵抗値との関係を示したものである。
上述したリモコン送信機101の組立が終了した後、以下の工程を通じて、リモコン送信機101に設けた各感圧導電接点18が有する所定押圧力に対する抵抗値を、制御手段19が記憶する。この押圧力と抵抗値との関係は、ひとつのリモコン送信機101であっても、各感圧導電接点18毎に異なる。
まず、図10に示したように、所定の押圧力Pminで、感圧導電接点18の一部を構成している操作体2を押圧する(S1)。押圧力Pminは、次の考えに従って、その値を設定する。つまり、感圧導電接点18を構成する部材は、ばらつきを有している。しかし、各部材が、基準となる特性を有する部材で構成した場合に、図3で示す状態、すなわち、感圧導電層12と固定接点14とが接触し、電気的に接続した状態へと至るに必要な最小限の押圧力を、Pminとしている。
このとき、感圧導電接点18から制御手段19へと出力される抵抗値Ra1(図9参照)が、制御手段19で検知できる範囲であるか否かを判定する(S2)。
制御手段19が検知する抵抗値Ra1が、制御手段19が検知できる範囲内(Rmax以下)であれば(S2のY)、検知する抵抗値Ra1を状態Aの抵抗値RA(第1の値)として記憶する(S3)。
一方、例えば、感圧導電接点18を構成する部材のばらつきにより、押圧力Pminでは、感圧導電層12と固定接点14とが接触に至らない場合、または感圧導電層12と固定接点14との抵抗値が、制御手段19が検知できる範囲を超えている場合(S2のN)には、RAを所定の定数Rk1(第1の設定値)とする(S4)。
つぎに、上記工程と同じ操作体2を、所定の押圧力Pmaxで押圧する(S5)。押圧力Pmaxの設定値は、次の考えに従って、その値を設定している。つまり、押圧力Pminと同様、感圧導電接点18を構成する部材が基準となる特性を有するもので構成した場合に、図4で示す状態、すなわち、操作体2を十分に押込んだ結果、感圧導電層12と固定接点14とが接触する面積が増加し、制御手段19が検知する抵抗値が十分小さくなる値とする。具体的には、図9に示す特性図から明らかなように、押圧力が大きくなれば、押圧力の変化分に対する抵抗値の変化分が小さくなるため、所定の押圧力は、使用する制御手段19の性能などを考慮して最大限の押圧力であるPmaxと設定する。
このとき、感圧導電接点18から制御手段19へと出力される抵抗値Rb1が、制御手段19で精度よく検知できる範囲(Rmin以上)であるか否かを判定する(S6)。制御手段19が検知した抵抗値Rb1が、所定の値より大きければ(S6のY)、検知した抵抗値Rb1を状態Bの抵抗値RB(第2の値)として記憶する(S7)。
一方、例えば、感圧導電接点18を構成する部材のばらつきにより、押圧力Pmaxを加えた場合、制御手段19が検知する抵抗値が、所定の値より小さければ(S6のN)、抵抗値Rk2(第2の設定値)を抵抗値RBとして記憶する(S8)。
こうして、所定の押圧力Pmin、Pmaxを操作体2に加えた結果、図11に示すように、制御手段19が演算に使用する抵抗値RA、RBを記憶部20に記憶する。そして、次の工程へと進む。なお、抵抗値RA、RBを記憶する作業は、リモコン送信機101を組み立てる作業途中に行ってもよい。
上記工程を経て製造されたリモコン送信機101の動作について、続いて図9〜図16を用いて説明する。
まず、図9を用いて、リモコン送信機101、特に感圧導電接点18を基準となる特性の部材で構成した場合について説明する。
図9は、横軸に操作体2の押圧力P、縦軸に感圧導電接点18を介して制御手段19で検知される抵抗値Rを示す抵抗特性図である。なお、本実施の形態で制御を行う制御範囲50を、同図中に枠囲いを施して示す。
すなわち、その制御範囲50の一端となる押圧力Pminは、上述した製造工程で抵抗値RA(第1の値)を導き出した第1の押圧力である。この押圧力Pminより左側、つまり、操作体2に加える押圧力が小さい場合、制御手段19は、リモコン信号を生成しない。また、制御範囲50の他端となる押圧力Pmaxは、同様に上記製造工程で抵抗値RB(第2の値)を導き出した第2の押圧力である。この押圧力Pmaxより右側、つまり、操作体2に加える押圧力を大きくしても、変化する抵抗値を精度よく検知できないため、制御手段19は、新たなリモコン信号を生成しない。
ここで、基準となる特性を有する部材を用いてリモコン送信機101を構成した場合におけるデジタルデータの生成手順について詳細説明をする。
制御手段19における演算部21(図11参照)は、製造工程で検知したアナログデータである抵抗値RA=Ra1、RB=Rb1と、この抵抗値Ra1からRb1の間で検知される抵抗値Rcnとから、デジタルデータを算出する。デジタルデータを算出する式は、以下の式である。
Dn=K×(Rcn−RB)/(RA−RB)
上式において、Dnはデジタルデータ、Kは制御手段19が有するデジタルデータの分解能、Rcnは操作体2を押圧することで制御手段19が検知する抵抗値、RA、RBは製造工程で記憶部20に記憶した第1の値と第2の値である。なお、制御手段19が検知する抵抗値によっては、RA、RBは第1の設定値、第2の設定値となる。また、Kは、nビットのマイコンを使用した場合、2n乗の分解能を有することができる。本実施の形態では、8ビット、256段階の分解能を有するマイコンを使用した場合を例として説明している。
この結果を、図12の、基準となるリモコン送信機で得られる抵抗値とそれから演算して得られるデジタルデータの相関を示す図、並びに(表1)に示す。
Figure 0005195219
(表1)は、所定の押圧力Pmin、Pmaxを操作体2に加えた場合に、記憶部20が記憶する抵抗値(RA、RB)と、その抵抗値を用いたデジタルデータの算出式との関係を示している。そして、図12では、横軸にアナログデータである抵抗値R、縦軸に抵抗値に対応するデジタルデータDnを示している。これらから明らかなように、操作体2を、押圧力PminからPmaxの範囲で押圧すれば、制御手段19は、抵抗値をRa1からRb1の範囲で検知し、対応するデジタルデータは255から0の範囲で変化する。なお、制御信号の関係から、このデジタルデータを逆数変換して、0から255の範囲で変化させることもできる。
こうして生成したデジタルデータを用いて、対応する電子機器30(図8参照)を遠隔操作する。以下に、その操作状態などを説明する。
まず、図8(a)、(b)に示したように、遠隔操作する電子機器30としてなるテレビの表示画面31に、番組表が表示された状態や番組紹介等のメニューが表示された状態で、使用者がリモコン送信機101をリモコン受信機32に向け、指で所定の操作体2を押圧する。
その操作体2への押圧で、可動接点17の反転後に押圧力がPminに達すると(図3及び、図9中のA1の状態)、感圧導電層12が固定接点14と接触し、一対の固定接点14が電気的に接続する。つまり、制御手段19は、感圧導電接点18が電気的に接続したことを検知する。制御手段19では、演算部21が入手した抵抗値Ra1からデジタルデータを演算する。処理部22では、電子機器30を制御するために、パルス波形からなるリモコン信号を生成する。こうして生成されたリモコン信号は、送信部8から電子機器30に設けたリモコン受信機32へと送信される。電子機器30は、受信したリモコン信号に基づき、例えば、表示画面31に表示されたカーソル33や、ポインタ34を画面上方へ移動する。
その後、更に操作体2を強く押圧し、押圧力がPc1に達すると、感圧導電層12と固定接点14とが接触する面積が増える。このとき、図9に示す曲線L0に示すように、検知する抵抗値はRc1となる。この抵抗値Rc1は、演算部21でデジタルデータDc1に変換される(図12参照)。そして、デジタルデータDc1は、表示画面31に表示されたカーソル33や、ポインタ34を移動する速度を2倍速へ切り替える閾値D1より小さい(図12参照)。処理部22は、カーソル33やポインタ34の移動速度を2倍速とするリモコン信号を生成する。このリモコン信号は、送信部8からリモコン受信機32へと送信される。その結果、電子機器30内にてカーソル33やポインタ34が上方へ移動する速度は、2倍速となる。
さらに、操作体2を強く押圧し、押圧力がPc2に達すると、感圧導電層12と固定接点14との接触面積がさらに増える。その結果、図9に示す曲線L0に沿って、制御手段19が検知する抵抗値はRc2となる。この抵抗値Rc2は、演算部21でデジタルデータDc2に変換される(図12参照)。デジタルデータDc2は、表示画面31に表示されたカーソル33や、ポインタ34を移動する速度を4倍速へ切り替える閾値D2より小さい(図12参照)。処理部22は、カーソル33やポインタ34の移動速度を4倍速とするリモコン信号を生成する。こうして生成されたリモコン信号は、送信部8から電子機器30へと送信される。その結果、カーソル33やポインタ34が表示画面31の上方へと移動する速度は4倍速となる。
さらに操作体2を強く押圧し、押圧力がPmaxに達すると、デジタルデータは0となり(図12参照)、表示画面31に表示されたカーソル33や、ポインタ34を移動する速度を8倍速へ切り替える閾値D3より小さくなる(図12参照)。処理部22は、このデジタルデータ0に基づくリモコン信号を生成する。このリモコン信号を受けた結果、カーソル33やポインタ34が表示画面31の上方へと移動する速度は8倍速となる。なお、これ以上、操作体2を強く押圧しても、制御手段19が検知する抵抗値Rは変化しないことから、カーソル33やポインタ34が移動する速度は8倍速のままとなる。
以上、カーソル33やポインタ34を表示画面31の上方へ移動する操作体2への操作について説明したが、他の操作体2について操作した場合、各操作体2が有する機能に対し、同様の作用、効果を得ることができる。具体的には、表示画面31に表示されたカーソル33やポインタ34が、下方や左右方向へ移動したり、音声出力の大小変更等を行うことができる。
ところで、実際の製造工程では、上記説明に用いた曲線L0という特性を有する複数の感圧導電接点18を、一つのリモコン送信機101上に揃えることは困難である。従来より、製品設計において、部材が有するばらつきを考慮した設計は行われてきた。しかしながら、本実施の形態に示すリモコン送信機101のように、部材の特性ばらつきが大きい場合など、部材の組合せのみで対応するには限界がある。
上述したように、感圧導電接点18の主要部材である、感圧導電層12をなす低抵抗体層12Aは、合成樹脂の内部にカーボン粉を分散して作成する。その結果、低抵抗体層12Aは、シート抵抗値が0.5kΩ/□〜30kΩ/□の範囲となる。同様に、高抵抗体層12Bは、シート抵抗値が50kΩ/□〜5MΩ/□の範囲で、表面に設けた細かな凹凸が設けられたものとなっている。
しかも、電子機器30の高機能化に伴い、感圧導電接点18が制御手段19へ提供する抵抗値が、単純なオンオフ判定を行うために必要な一つの閾値だけに対応できる程度の精度では、電子機器30の機能を十分に活用することができない。
そこで本実施の形態に記載のリモコン送信機101は、感圧導電接点18を構成する部材の特性を活かしつつ、部材が有する特性のばらつきに対応した制御を行うことにより、高機能化した電子機器30の機能を十分に遠隔操作することができるものとしており、以下、具体例を用いて説明する。
まず、図13の抵抗特性図に示すように、曲線L0に対して、抵抗値が全体的に高く検知される特性、曲線L1を有する感圧導電接点18を用いた場合について説明する。
製造工程において、操作体2に対して押圧力Pminを加えた場合、感圧導電接点18が検知する抵抗値はRa3となる。しかし、この抵抗値は、制御手段19が検知できる範囲を超えているため、押圧力Pminに対応する抵抗値は、第1の設定値であるRk1を記憶部20に記憶する。
操作体2に対して押圧力Pmaxを加えると、制御手段19が検知する抵抗値はRb3となる。この抵抗値は、制御手段19が検知できる範囲なので、記憶部20は、押圧力Pmaxに対応する抵抗値としてRb3を記憶する。このような曲線L1を有する、感圧導電接点18を用いても、操作体2に加える押圧力に応じてデジタルデータ255から0を入手できるように、次の補正を行う。
すなわち、押圧力PminからPdは、押圧力に拘わらず抵抗値Rk1が得られるものとする。次いで、押圧力PdからPmaxの間は、押圧力Pc3に応じた抵抗値Rc3を用いてデジタルデータを算出する。上記した補正式を用いた演算結果を、図14と(表2)に示す。
Figure 0005195219
(表2)は、所定の押圧力Pmin、Pmaxを操作体2に加えた場合に、記憶部20に記憶する抵抗値(RA、RB)と、その抵抗値を用いたデジタルデータの算出式との関係を示している。演算部21はデジタルデータを演算する。この演算結果に基づいて、処理部22が電子機器30を制御するためのリモコン信号を生成する。生成されたリモコン信号は、送信部8を介してリモコン受信機32へ送信される。
つぎに、上記の図13に示すように、曲線L0に対して、抵抗値が全体的に低く検知される特性、曲線L2を有する感圧導電接点18を用いた場合について説明する。
製造工程において、操作体2に対して押圧力Pminを加えた場合、感圧導電接点18は抵抗値Ra4を検知する。この抵抗値は、制御手段19が検知できる範囲内であるため、押圧力Pminに対応する抵抗値として、記憶部20はRa4を記憶する。
操作体2に対して押圧力Pmaxを加えると、感圧導電接点18が検知する抵抗値はRb4となる。この抵抗値は、制御手段19が検知できない範囲であるので、押圧力Pmaxに対応する抵抗値として、記憶部20はRk2を記憶する。ところで、図13から明らかなように、抵抗値Rk2は、押圧力Peを加えた以降、検知される値である。
つまり、曲線L2を有する、感圧導電接点18を用いた場合、実際に抵抗値が変化する範囲は、押圧力PminからPeの間において、Ra4からRk2となる。このような特性を有する、感圧導電接点18を用いても、あたかも押圧力PminからPmaxの範囲に対応して抵抗値が変化しているように上記した補正を行う。
すなわち、押圧力PminからPmaxの間に存在する、押圧力Pc4を操作体2に押圧すると、図14と(表3)に示す結果となる。
Figure 0005195219
(表3)は、所定の押圧力Pmin、Pmaxを操作体2に加えた場合に、記憶部20に記憶する抵抗値(RA、RB)と、その抵抗値を用いたデジタルデータの算出式との関係を示している。演算部21が演算したデジタルデータに基づいて、処理部22が電子機器30を制御するためのリモコン信号を生成し、生成されたリモコン信号は、送信部8を介してリモコン受信機32へ送信される。
同様に、図15中に示したように抵抗値が基準L0に交差するようにずれて検知された曲線L3、L4のような特性を有する場合には、図16に示す結果となる。その曲線L3では(表4)に、また、曲線L4では(表5)に示すようになる。
Figure 0005195219
Figure 0005195219
上記図16と(表4)、(表5)から明らかなように、上記曲線L3、L4の場合であっても、上述した内容と同様の思想でそれらを補正できる。
以上の説明から明らかなように、本実施の形態のリモコン送信機101は、製造工程において、制御範囲50として規定する最小、最大押圧力Pmin、Pmaxを操作体2に加えた際に、感圧導電接点18が検知する結果に基づいて抵抗値RA、RBを記憶部20に記憶する。そして、リモコン送信機101を使用するときに、記憶した抵抗値RA、RBを用いてデジタルデータを算出する。最小押圧力Pminから最大押圧力Pmaxの範囲内で所定の押圧力Pcnを操作体2に押圧した場合、所定の押圧力に対応するデジタルデータは、次の補正式を用いて算出する。
Dn=K×(Rcn−RB)/(RA−RB)
上式において、Dnはデジタルデータ、Kは制御手段19が有するデジタルデータの分解能、Rcnは操作体2を押圧することで制御手段19が検知する抵抗値、RA、RBは製造工程で記憶部20に記憶した第1の値と第2の値である。なお、制御手段19が検知する抵抗値によっては、RA、RBは第1の設定値、第2の設定値を用いる。
この算出結果を用いて、電子機器30を制御するためのリモコン信号を生成する。
このような補正を行えば、最小押圧力Pminから最大押圧力Pmaxの範囲内において、リモコン送信機101の各機能が必要とする、分解能通りの制御が可能となる。なお、上記説明では、8ビット、256段階の分解能を有するマイコンについて説明したが、この分解能は、制御手段19のA/D変換に分解能に起因するものである。従って、ハードウェアの設計は、リモコン送信機101の各機能が必要とする分解能に応じてA/D変換性能を選定する必要がある。
また、制御手段19が検知できる抵抗値の範囲は、制御手段19のハードウェアとしての性能に基づくことになる。この抵抗値を検知する回路を最適設計すれば、各機能の目的に応じた設定が可能となる。
なお、上記説明では、リモコン送信機101を製造した際に、各操作体2に対して最大、最小押圧力を加え、感圧導電接点18が検知する固有の最小、最大抵抗値を記憶する方法について述べた。しかしながら、各感圧導電接点18が検知する最大抵抗値と最小抵抗値のばらつきが、目標に対して許容される範囲(本実施の形態では、10数kΩ〜20数kΩ程度と小さなものである場合)となることがある。このような場合、例えば、最小押圧力を加えて検知される最大抵抗値のみを検査、記憶し、最大押圧力を加えることなく、予め設定した所定の抵抗値を記憶する方法としてもよい。この方法を用いた場合、検査の工程を簡略化でき、制御手段19の記憶量を少なくすることが可能となる。
さらに、感圧導電接点18に最小押圧力と最大押圧力を加えることで検知される最大抵抗値Ranと最小抵抗値Rbnの差が、目的に対して十分な幅を有しない場合(本実施の形態では、数kΩ〜数10kΩ程度と小さな場合)もある。このような場合には、各機能が目的を達するために充分な変化が得られないため、例えば検査時にこれを検出した制御手段19が、送信部8からエラーのリモコン信号を送信し、検査機でこれを検出するなどして当該リモコン送信機を検査工程で不具合品として除外することもできる。このように、本発明の実施の形態を用いれば、リモコン送信機の設定のみならず、良品、不具合品の選別を兼ねて行うことが可能である。
以上の説明から明らかなように、本実施の形態によれば、次の作用効果を得ることができる。
リモコン送信機101を製造する工程において、操作体2に対して第1の押圧力と第2の押圧力とを加え、各々に対応した第1の値と第2の値とを記憶部20に記憶する。第1の値と第2の値とは、操作体2が受ける押圧力を接触部が電気的値に変換したものである。本実施の形態では、接触部として感圧導電接点18を用い、その変換した電気的値として抵抗値を用いて説明を行った。この電気的値は、感圧導電接点18の抵抗値が変化することに伴って、制御手段19が検知する電圧値を用いてもよい。また、記憶部20に記憶する第1の値と第2の値とは、上記に説明したように、操作体2を押圧することで一義的に得ることができる電気的値でもよく、所定の第1の設定値や所定の第2の設定値を用いてもよい。この選択は、感圧導電接点18を含めたリモコン送信機101を構成する部材が有するばらつきに応じて行えばよい。
リモコン信号の生成対象となる制御範囲50は、操作体2に最大押圧力と最小押圧力を加えることで、第1の値、第2の値として得ることができる。次に、リモコン送信機101が、電子機器30を遠隔制御するためのリモコン信号を生成するために、操作体2に第3の押圧力が加えられ、制御手段19が第3の値を検知する。
制御手段19が、これら第1の値から第3の値を用いて、第1の値と第2の値の差と第2の値と第3の値との差の比に応じた操作信号を生成する。この操作信号を基に、制御対象である電子機器30を制御する。
このような方法で操作信号を生成すれば、感圧導電接点18を中心とする部材の特性にばらつきが生じても、操作体2を押圧する最小押圧力から最大押圧力が加えられる範囲において、操作体2を押圧する押圧力に応じた操作信号を生成することができる。
つまり、感圧導電接点18から得られる絶対的な抵抗値ではなく、相対的な値を用いることで、操作体2を有するリモコン送信機101を使用する際、接触部などの部材が有する特性ばらつきの影響を抑制することができる。特に、ひとつのリモコン送信機101に対し、複数の操作体2を設ける場合、各操作体2に対する操作感の差異が少ないリモコン送信機101を提供することができる。
その結果、誤動作を抑制し、簡易で確実な遠隔操作が可能なリモコン送信機を得ることができる。
なお、制御手段19が、これら第1の値から第3の値を用いて演算する際、第1の値と第3の値との差の比を用いても、結果として、第2の値と第3の値との差を求めることになるため、いずれの計算を行っても同様の作用、効果を得ることは可能である。
なお、本実施の形態で説明した第1の設定値Rk1、第2の設定値Rk2は、マイコンなどで構成する制御手段19の仕様に応じて設定すればよい。
以上に説明した実施の形態1および2では、ケース1に備えた複数の開口孔1Aに対して、複数の操作体2を上下方向に動作できるように装着する構成について説明した。この操作体2は、ゴムやエラストマー等の弾性材料によって複数の操作体2を一体に形成したり、シート状の操作体2を用いる構造としてもよく、それらの操作体2への押圧操作で下方の可動接点17や感圧導電接点18を操作する構成としても、同様の作用効果を得ることができる。
また、以上のいずれの実施の形態でも、制御手段19が感圧導電接点18の電気的接離や抵抗値の変化を検出し、操作体2に加わる押圧力の変化に応じて、電子機器30の表示画面31に表示されたカーソル33やポインタ34の移動を行う構成について説明した。しかし、感圧導電接点18の電気的接離や抵抗値の変化に応じて、カーソル33やポインタ34ではなく、表示されたメニューそのものを移動させる構成や、電子機器30の音量の増減や、受信チャンネルの選局等を行う構成としてもよい。
さらには、感圧導電接点18として、ベースシート11上に可動接点17を載置し、操作体2の押圧操作によって可動接点17を弾性反転させて、感圧導電接点18の電気的接離や抵抗値変化を行わせる構成について説明した。しかし、可動接点17がなく、操作体2で直接、ベースシート11上から押圧して感圧導電接点18を作動する構成や、部材内に導電粒子が分散された感圧導電シートを用いて、これらと固定接点とを対向させることで感圧導電接点を形成した構成としても、本発明の作用効果を得ることは可能である。
本発明によるリモコン送信機製造方法では、簡易で、誤動作のない確実な遠隔操作が可能なものを得ることができ、主に各種電子機器の操作用のものとして有用である。
本発明の第1の実施の形態によるリモコン送信機の断面図 同感圧導電接点の断面図 同感圧導電接点の動作状態を示す断面図 同感圧導電接点の動作状態を示す断面図 同抵抗特性図 同抵抗特性図 同抵抗特性図 同リモコン送信機を含んで構成された電子機器を示す図 本発明による第2の実施の形態において基準となるリモコン送信機の抵抗特性図 同リモコン送信機の製造工程の要部を説明するフローチャート 同リモコン送信機の構成を概念的に示すブロック図 基準となるリモコン送信機で得られる抵抗値とそれから演算して得られるデジタルデータの相関を示す図 同抵抗値が全体的に高く、または全体的に低くずれて検知された状態を示す抵抗特性図 基準より全体的に高く、または全体的に低くずれて検知された場合の抵抗値とそれから演算して得られるデジタルデータの相関を示す図 同抵抗値が基準に交差するようにずれて検知された状態を示す抵抗特性図 基準に交差するようにずれて検知された場合の抵抗値とそれから演算して得られるデジタルデータの相関を示す図 従来のリモコン送信機の断面図 同抵抗特性図 電子機器の正面図
符号の説明
1 ケース
1A 開口孔
2 操作体
8 送信部
10 カバー
11 ベースシート
12 感圧導電層
12A 低抵抗体層
12B 高抵抗体層
13 配線基板
14 固定接点
15 スペーサ
16 カバーシート
17 可動接点
18 感圧導電接点
19 制御手段
30 電子機器
31 表示画面
32 リモコン受信機
33 カーソル
34 ポインタ
50 制御範囲
101 リモコン送信機

Claims (3)

  1. 押圧力を受ける操作体と、上記操作体が受けた押圧力を抵抗値または電圧値へ変換する感圧導電接点からなる接触部と、上記操作体に対して所定の第1の押圧力とこの第1の押圧力より大きい力の所定の第2の押圧力を加えた結果、上記接触部が各々変換する第1の値と、この第1の値より小さい第2の値とを記憶する記憶部と、上記操作体に対して上記第1の押圧力と上記第2の押圧力の範囲内の第3の押圧力を加えた結果、上記接触部が変換する第3の値を得、上記第1の値と上記第2の値との差に対する上記第2の値と上記第3の値との差の比を演算し、この演算した比に基づいた操作信号を生成して送信させる制御手段とを有するリモコン送信機の製造方法であって、所定の第1の設定値と上記第1の値とを比較するステップと、上記第1の値が上記所定の第1の設定値以下の場合には、上記第1の値を上記記憶部へ記憶するステップと、上記第1の値が上記所定の第1の設定値よりも大きい場合には、上記第1の値に換えて上記所定の第1の設定値を上記記憶部へ記憶するステップとを有するリモコン送信機の製造方法。
  2. 請求項に記載のリモコン送信機の製造方法において、所定の第2の設定値と第2の値とを比較するステップと、上記第2の値が上記所定の第2の設定値以上の場合には、上記第2の値を上記記憶部へ記憶し、上記第2の値が上記所定の第2の設定値よりも小さい場合には、上記第2の値に換えて上記所定の第2の設定値を上記記憶部へ記憶するステップとをさらに含むリモコン送信機の製造方法。
  3. 押圧力を受ける操作体と、上記操作体が受けた押圧力を抵抗値または電圧値へ変換する感圧導電接点からなる接触部と、上記操作体に対して所定の第1の押圧力とこの第1の押圧力より大きい力の所定の第2の押圧力を加えた結果、上記接触部が各々変換する第1の値と、この第1の値より小さい第2の値とを記憶する記憶部と、上記操作体に対し、上記第1の押圧力と上記第2の押圧力の範囲内の第3の押圧力を加えた結果、上記接触部が変換する第3の値を得、上記第1の値と上記第2の値との差に対する上記第2の値と上記第3の値との差の比を演算し、この演算した比に基づいた操作信号を生成して送信させる制御手段とを有するリモコン送信機の製造方法において、所定の設定値と上記第2の値とを比較するステップと、上記第2の値が上記所定の設定値以上の場合には、上記第2の値を上記記憶部へ記憶し、上記第2の値が上記所定の設定値よりも小さい場合には、上記第2の値に換えて上記所定の設定値を上記記憶部へ記憶するステップとを有するリモコン送信機の製造方法。
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