JP5195187B2 - 船尾管軸封装置 - Google Patents

船尾管軸封装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5195187B2
JP5195187B2 JP2008228519A JP2008228519A JP5195187B2 JP 5195187 B2 JP5195187 B2 JP 5195187B2 JP 2008228519 A JP2008228519 A JP 2008228519A JP 2008228519 A JP2008228519 A JP 2008228519A JP 5195187 B2 JP5195187 B2 JP 5195187B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal ring
side chamber
ring side
seawater
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008228519A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010060105A (ja
Inventor
昌二 塩見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EagleBurgmann Japan Co Ltd
Original Assignee
EagleBurgmann Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EagleBurgmann Japan Co Ltd filed Critical EagleBurgmann Japan Co Ltd
Priority to JP2008228519A priority Critical patent/JP5195187B2/ja
Publication of JP2010060105A publication Critical patent/JP2010060105A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5195187B2 publication Critical patent/JP5195187B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Description

本発明は、船舶のプロペラ軸を軸支する船尾管軸受の船首側に装着されて、前記プロペラ軸の外周をシールする船尾管用軸封装置に関する。
従来、この種の軸封装置としては、図5に概略構成を示すような軸封装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この軸封装置において、プロペラ軸に沿って船内側と船外側との間で海水をシールする主シールリング901は、ガータースプリング902によってプロペラ軸(以下、単に軸と称する。)の外周に設置された軸スリーブ907に密着固定され、軸(軸スリーブ907)とともに回転する。主シールリング901の船首側端面はシール面に形成されており、対向配置されるメイティングリング903の対向面(シール面)と密接摺動してシール面を形成し、これにより海水の船内への漏れを防止している。冷却海水は、船尾隔壁部に取り付けられたシールケーシング904内の主シールリング901が設置されている空間内に送られ、シール背面側のシールケーシング904と軸スリーブ907との間隙から船外へと流出する。なお、主シールリング901は、通常、合成ゴム製である。
図5に示す軸封装置においては、シールケーシング904の船尾側端部には、軸(軸スリーブ907)の外周面に対向するようにインフレタブルシール905が設置されている。インフレタブルシール905は中空のゴムチューブで、シールリングの点検や修理の際には、加圧空気が導入されて膨らまされる。その結果、船尾側端部においてプロペラ軸の外周がシールされ、海水がシールされ、シールリングの点検等が可能となる。
予備シールリング906は、メイティングリング903よりもさらに船内側において、軸(軸スリーブ907)に装着されており、必要に応じて主シールリング901と取り替えることができるようになっている。
特開2000−65219号公報
しかしながら、上述のような従来の軸封装置においては、主シールリング901を予備シールリング906と交換する時には、軸の回転を停止した上でインフレタブルシール905を膨らませる必要がある。従って、例えば主シールリング901からの海水の漏れ量が多くなった等、緊急の時であっても、一旦船舶を停止させてからでないと点検や修理作業が行えないという問題があった。
また、メイティングリング903の摺動面に摩耗が生じた場合には、船舶から陸揚げして切削等の修理をしなければならないという問題もあった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、緊急時であっても軸の回転を停止することなく、すなわち船舶を停止させることなく、軸封装置の点検や修理が可能な軸封装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の船尾管用軸封装置は、主シールリングと、主シールリングよりも軸方向海水側に配設される予備シールリングと、前記主シールリングが配置され、冷却海水が送入される主シールリング側チャンバと、前記予備シールリングが配置され、冷却海水が送入される予備シールリング側チャンバと、前記主シールリング側チャンバー及び前記予備シールリング側チャンバーの海水圧力を制御する制御手段と、を有し、前記主シールリング側チャンバーの海水圧力が、前記予備シールリング側チャンバーの海水圧力よりも高く設定されている場合には、前記主シールリングが作動し、前記予備シールリング側チャンバの海水圧力を前記主シールリング側チャンバーの圧力よりも高圧にすることにより予備シールリングが作動することを特徴とする。
また、本発明の船尾管用軸封装置は、前記主シールリング側チャンバーの海水圧力は、前記予備シールリング側チャンバーの海水圧力より5〜30kPa高く設定されていることを特徴とする。
また、本発明の船尾管用軸封装置は、前記主シールリング側チャンバー及び前記予備シールリング側チャンバーに配設され、各々、当該主シールリング側チャンバー内及び当該予備シールリング側チャンバー内に海水を送入するための主シールリング側チャンバー海水送入用チューブ及び予備シールリング側チャンバー海水送入用チューブと、前記主シールリング側チャンバー海水送入用チューブ及び前記予備シールリング側チャンバー海水送入用チューブに設置され、各々、前記主シールリング側チャンバーへ送入される海水の圧力及び前記予備シールリング側チャンバーへ送入される海水の圧力を調整する主シールリング側チャンバー用調整弁及予備シールリング側チャンバー用調整弁と、前記主シールリング側チャンバー及び前記予備シールリング側チャンバーの前記主シールリング側チャンバー海水送入用チューブ及び前記予備シールリング側チャンバー海水送入用チューブの周面反対側に、各々弁を介して接続されるとともに相互に接続された反対側主シールリング側チャンバー海水送入用チューブ及び反対側予備シールリング側チャンバー海水送入用チューブとを有し、前記調整弁及び前記弁の操作により前記主シールリング側チャンバー及び前記予備シールリング側チャンバーの圧力が制御されることを特徴とする。
また、請求項2に係る船尾管用軸封装置は、主シールリング及び予備シールリングに密接摺動する対向摺動面は、メイティングリングに着脱自在なインサートリングを装着して形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に係る船尾管用軸封装置は、インサートリングが、表裏使用可能なリングであることを特徴とする。
本発明の船尾管用軸封装置によれば、通常時は予備シールリングをアイドリング状態で、すなわち摩耗させることなく主シールリングによりシールをすることができる一方、緊急時等には、予備シールリング側チャンバーを高圧にすることで、簡単に予備シールリングを作動させることができる。従って、緊急時であっても軸の回転を停止することなく、すなわち船舶を停止させることなく、軸封装置の点検や修理が可能な軸封装置を提供することができる。
また、本発明の船尾管用軸封装置によれば、主シールリング側チャンバーの海水圧力が予備シールリング側チャンバーの海水圧力より5〜30kPa高く設定されているので、主シールリングのシール状態、及び、予備シールリングのアイドリング状態を適切な状態とすることができる。
また、本発明の船尾管用軸封装置によれば、調整弁の操作をするのみで容易に主シールリング側チャンバー及び予備シールリング側チャンバーの圧力を制御することができる。
また、請求項2に係る本発明の船尾管用軸封装置によれば、メイティングリングのメンテナンスも、船舶をドック入りさせることなく簡単に行うことができる。
また、請求項3に係る本発明の船尾管用軸封装置によれば、メイティングリングの交換部品を多数備えることができ、さらに軸封装置のメンテナンスを確実に行うことができる。
本発明の軸封装置の第1実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
本実施形態においては、船舶のプロペラ軸を軸支する船尾管軸受の船首側に装着されて、前記プロペラ軸の外周で海水をシールする軸封装置について説明する。
図1は、本実施形態の軸封装置100の構成を示す図であり、図2は、正常運転時の軸封装置100の動作を説明するための図であり、図3は、緊急運転時の軸封装置100の動作を説明するための図であり、図4は、本実施形態の軸封装置の他の構成を示す図である。
なお、図1〜図3の各図において、いずれも、図面上左側が船尾側(海水側)であり、図面上右側が船首側(船内側)である。
軸封装置100は、図1に示すように、プロペラ軸300の外周に配置されボルト191により船体隔壁400に取り付けられた環状のシールケーシング160と、シールケーシング160の船首側の端部にボルト192により取り付けられたシールハウジング150と、シールハウジング150の船首側の端部にボルト193によりさらに取り付けられたメイティングリング140とを有する。
シールケーシング160と船体隔壁400との間にはガスケット162が介在されており、シールケーシング160と船体隔壁400との間を封止している。また、シールケーシング160とシールハウジング150との間にはOリング152が介在されており、シールハウジング150とメイティングリング140との間にはOリング142が介在されており、各々、シールケーシング160とシールハウジング150との間、及び、シールハウジング150とメイティングリング140との間を封止している。
シールケーシング160、シールハウジング150及びメイティングリング140の再内周面は、プロペラ軸300の外周面に対して所定の間隙を隔てた位置に配置される。
シールケーシング160の内周面には、径方向深さの異なる2段の環状の凹部が形成されている。その船尾側の凹部には、インフレタブルシール130が嵌合設置される。インフレタブルシール130は、シールケーシング160の内周面の段差部に設置されるインフレリテイナー135により、シールケーシング160の船尾側垂直面との間に挟持される。
シールケーシング160の船尾側の環状凹部は、シールケーシング160に対して固設されるシールハウジング150の船尾側の面とともに、プロペラ軸300の外周面に沿った環状の予備シールリング側チャンバー165を形成する。この予備シールリング側チャンバー165に、予備シールリング120が配設される。
また、シールハウジング150の内周面には、シールケーシング160の船首側の環状凹部とほぼ同じ径方向深さの環状の凹部が形成されている。シールハウジング150のこの環状凹部は、シールハウジング150に固設されるメイティングリング140の船尾側の面とともに、プロペラ軸300の外周面に沿った環状の主シールリング側チャンバー155を形成する。この主シールリング側チャンバー155に、主シールリング110が配設される。
主シールリング110及び予備シールリング120は、上述したように、各々主シールリング側チャンバー155及び予備シールリング側チャンバー165内において、ガータースプリング113及びガータースプリング123により、プロペラ軸300に固定されている。
図示のごとく、主シールリング110と予備シールリング120とは、同じ方向を向いたタンデムに配置される。
また、図1においては単に直線により模式的に示しているが、主シールリング側チャンバー155及び予備シールリング側チャンバー165に対しては、各々、チャンバー内に海水を送入するための主シールリング側チャンバー海水送入用チューブ171及び予備シールリング側チャンバー海水送入用チューブ172が配設されている。
主シールリング側チャンバー海水送入用チューブ171には、主シールリング側チャンバー用調整弁174が設置されており、これにより、主シールリング側チャンバー155へ送入される海水の圧力が調整できるようになっている。
また、予備シールリング側チャンバー海水送入用チューブ172には、予備シールリング側チャンバー用調整弁175が設置されており、これにより、予備シールリング側チャンバー165へ送入される海水の圧力が調整できるようになっている。
また、図1には図示していないが(図2及び図3参照)、主シールリング側チャンバー海水送入用チューブ171と予備シールリング側チャンバー海水送入用チューブ172との間には、主シールリング側チャンバー海水送入用チューブ171と予備シールリング側チャンバー海水送入用チューブ172との海水圧力の差、換言すれば、主シールリング側チャンバー155と予備シールリング側チャンバー165との海水圧力の差を検出するための差圧計178が、各チューブ171及び172との間に弁176及び177を介在させて設置されている。
また、同じく図1には図示していないが(図2及び図3参照)、主シールリング側チャンバー海水送入用チューブ171及び予備シールリング側チャンバー海水送入用チューブ172の周面反対側にも、同様の主シールリング側チャンバー海水送入用チューブ179及び予備シールリング側チャンバー海水送入用チューブ180が、弁181及び弁182を介して接続されている。これにより、主シールリング側チャンバー155及び予備シールリング側チャンバー165への海水の送入がスムースに行えるようになっている。
なお、弁181及び弁182の近傍には、海水を排出する時にチューブを排出系に接続するための弁183が設置されている。
また、図1においては単に直線により模式的に示しているが、シールケーシング160に設置されているインフレタブルシール130に対しては、インフレタブルシール130に圧縮空気を送入するための圧縮空気挿入用チューブ173が配設されている。また、圧縮空気挿入用チューブ173に対しては、圧縮空気の送入を制御する弁184が設置されている。
この弁184及び圧縮空気挿入用チューブ173を介して、インフレタブルシール130に0.3〜0.6MPa程度の空気を送り、インフレタブルシール130を膨らませる。これにより、インフレタブルシール130はプロペラ軸300の外周面に密着し、海水をシールすることができる。
このように、本実施形態の軸封装置100は、主シールリング110と予備シールリング120とをタンデム形に配置したものであり、また、主シールリング側チャンバー155及び予備シールリング側チャンバー165には、冷却用の海水が送入できるようになっており、さらに、主シールリング側チャンバー155及び予備シールリング側チャンバー165の海水圧力を所望の圧力に制御できる構成となっている。
このような構成の軸封装置100において、通常運転時には、図2に示すように、主シールリング側チャンバー用調整弁174、予備シールリング側チャンバー用調整弁175弁181及び弁182をオープン状態とし、主シールリング側チャンバー155及び予備シールリング側チャンバー165に冷却海水が送られる状態とする。その時には、差圧計につながる弁176及び弁177をオープンにし、主シールリング側チャンバー155と予備シールリング側チャンバー165の圧力差を確認しながら弁操作を行い、主シールリング側チャンバー155の方が予備シールリング側チャンバー165よりも所定の値だけ(5〜30kPaの間の所定の圧力だけ)高圧となるように、主シールリング側チャンバー用調整弁174及び予備シールリング側チャンバー用調整弁175を、各々、適切な状態だけオープン状態とする。従ってこの場合は、主シールリング側チャンバー用調整弁174の方が、予備シールリング側チャンバー用調整弁175よりも、若干、オープンの状態が大きい状態にされる。
主シールリング側チャンバー155及び予備シールリング側チャンバー165の状態がこのような状態となると、主シールリング側チャンバー155に送られてきた冷却海水の一部は、予備シールリング120の予備シールリングシール面121とシールハウジング150の予備シールリング120側の面(シール面151)との間を通過して、予備シールリング側チャンバー165に流れ込むこととなる。その結果、予備シールリング120においては、背面圧力が正面側の水圧より高くなるため、予備シールリング120のシール面121はシールハウジング150の端面から浮いた状態、すなわち無負荷のアイドリング状態とされる。
なおこの状態においては、主シールリング側チャンバー155内の海水は、徐々に予備シールリング側チャンバー165に流入し、予備シールリング側チャンバー165の海水は徐々に海中に放出される。
一方、主シールリング110からの水漏れ量が多くなる等、予備シールリング120への切り替えが必要となった場合は、図3に示すように、主シールリング側チャンバー用調整弁174、差圧計につながる弁176、及び、反対側の主シールリング側チャンバー用調整弁181をクローズ状態とする。その結果、予備シールリング側チャンバー165の方が、主シールリング側チャンバー155よりも高圧な状態となり、予備シールリング120は予備シールリングシール面121がシールハウジング150のシール面151に密接摺動される状態となる。すなわち、予備シールリング120が作動した状態となる。
その結果、主シールリング側チャンバー155には海水の流入が無くなり、主シールリング110から予備シールリング120への切り替えが完了したこととなる。
このように本実施形態の軸封装置100によれば、主シールリング110の交換が必要となった場合も、差圧計178を見ながら弁の操作をするのみで、簡単に主シールリング110から予備シールリング120への切り替えが行える。すなわち、プロペラ軸300の回転を停止する必要が無くなり好適である。
本発明の軸封装置の第2実施形態について、図4を参照して説明する。
第2実施形態の軸封装置200も、第1実施形態の軸封装置100と同様に、船舶のプロペラ軸を軸支する船尾管軸受の船首側に装着されて、前記プロペラ軸の外周で海水をシールする軸封装置であり、その主要な構成及び動作は同じである。第2実施形態の軸封装置200については、主シールリング110及び予備シールリング120とともにシール部を形成するメイティングリング(及び、シールハウジング150のシール面151)の構成が第1実施形態とは異なる。
以下、この相違点について説明する。
第1実施形態の軸封装置100におけるメイティングリング140及びシールハウジング150の代わりに、軸封装置200は、第1メイティングリング240及び第2メイティングリング250を有する。
第1メイティングリング240は、主シールリング110のシール面(摺動面)111が密接摺動する箇所に、着脱自在で、両面使用可能なインサートリング241を装着した構成である。インサートリング241の主シールリング110との対向面が、主シールリング110のシール面(摺動面)111が密接摺動するシール面となる。インサートリング241が装着された状態の第1メイティングリング240の全体形状及び作用は、第1実施形態のメイティングリング140と同じである。
また、第2メイティングリング250は、予備シールリング120のシール面(摺動面)121が密接摺動する領域の両面に、着脱自在で、両面使用可能なインサートリング251及び252を装着した構成である。インサートリング251の予備シールリング120との対向面が、予備シールリング120のシール面(摺動面)121が密接摺動するシール面となる。インサートリング251及び252が装着された状態の第2メイティングリング250の全体形状及び作用は、第1実施形態のシールハウジング150と同じである。
なお、第2メイティングリング250の主シールリング側チャンバー155側に装着されているインサートリング252は、第1メイティングリング240のインサートリング241を交換するための予備用のインサートリングとしても使用可能である。
このような構成の軸封装置200においては、例えばメイティングリング240又は250の摺動面に摩耗等が生じた場合においても、インフレタブルシール130を作動させて主シールリング側チャンバー155及び予備シールリング側チャンバー165に対して海水をシールすれば、インサートリング241あるいはインサートリング251及び252の表裏の入れ替えが可能となり、これにより、メイティングリングの新しい摺動面を形成することができる。すなわち、従来のように、ドックに入らなくとも、洋上で短時間に簡単に、メイティングリングの復旧が可能となる。
なお、主シールリング110の交換が必要となった場合に、差圧計178を見ながら弁の操作をするのみで、簡単に主シールリング110から予備シールリング120への切り替えが行えることは、第2実施形態の軸封装置200においても第1実施形態の軸封装置100と同様である。
なお、シールケーシング160は、金属材料により構成されるのが好適である。
また、主シールリング110及び予備シールリング120は、合成ゴム等のエラストマで成形されるのが好適である。
なお、前述した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって本発明を何ら限定するものではない。本実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含み、また任意好適な種々の改変が可能である。
図1は、本発明の第1実施形態の軸封装置の構成を示す図である。 図2は、図1に示した軸封装置の通常運転時の動作を示す図である。 図3は、図1に示した軸封装置の緊急運転時の動作を示す図である。 図4は、本発明の第2実施形態の軸封装置の構成を示す図である。 図5は、従来の軸封装置の構成を示す図である。
符号の説明
100,200 軸封装置
110 主シールリング
111 主シールリングシール面
113 ガータースプリング
120 予備シールリング
121 予備シールリングシール面
123 ガータースプリング
130 インフレタブルシール
135 インフレリテイナー
140 メイティングリング
142 Oリング
150 シールハウジング
152 Oリング
155 主シールリング側チャンバー
160 シールケーシング
162 ガスケット
165 予備シールリング側チャンバー
171、179 主シールリング側チャンバー海水送入用チューブ
172、180 予備シールリング側チャンバー海水送入用チューブ
173 圧縮空気挿入用チューブ
174〜177、181〜184 弁
191〜193 ボルト
300 プロペラ軸
400 船体隔壁

Claims (3)

  1. 船尾管用軸封装置であって、
    主シールリングと、
    主シールリングよりも軸方向海水側に配設される予備シールリングと、
    前記主シールリングが配置され、冷却海水が送入される主シールリング側チャンバと、
    前記予備シールリングが配置され、冷却海水が送入される予備シールリング側チャンバと、
    前記主シールリング側チャンバー及び前記予備シールリング側チャンバーに配設され、各々、当該主シールリング側チャンバー内及び当該予備シールリング側チャンバー内に海水を送入するための主シールリング側チャンバー海水送入用チューブ及び予備シールリング側チャンバー海水送入用チューブと、
    前記主シールリング側チャンバー海水送入用チューブ及び前記予備シールリング側チャンバー海水送入用チューブに設置され、各々、前記主シールリング側チャンバーへ送入される海水の圧力及び前記予備シールリング側チャンバーへ送入される海水の圧力を調整する主シールリング側チャンバー用調整弁及予備シールリング側チャンバー用調整弁と、
    前記主シールリング側チャンバー及び前記予備シールリング側チャンバーの前記主シールリング側チャンバー海水送入用チューブ及び前記予備シールリング側チャンバー海水送入用チューブの周面反対側に、各々弁を介して接続されるとともに相互に接続された反対側主シールリング側チャンバー海水送入用チューブ及び反対側予備シールリング側チャンバー海水送入用チューブと、
    前記調整弁及び前記弁の操作により前記主シールリング側チャンバー及び前記予備シールリング側チャンバーの海水圧力を制御する制御手段と、を有し、
    前記主シールリング側チャンバーの海水圧力が、前記予備シールリング側チャンバーの海水圧力よりも高く設定されている場合には、前記主シールリングが作動し、
    前記予備シールリング側チャンバの海水圧力を前記主シールリング側チャンバーの圧力よりも高圧にすることにより、前記予備シールリングが作動し、
    前記主シールリング側チャンバーの海水圧力が前記予備シールリング側チャンバーの海水圧力よりも高く設定される場合、前記主シールリング側チャンバーの海水圧力は、前記予備シールリング側チャンバーの海水圧力より5〜30kPa高く設定されることを特徴とする船尾管用軸封装置。
  2. 前記主シールリング及び前記予備シールリングに密接摺動する対向摺動面は、メイティングリングに着脱自在なインサートリングを装着して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の船尾管用軸封装置。
  3. 前記インサートリングは、表裏使用可能なリングであることを特徴とする請求項2に記載の船尾管用軸封装置。
JP2008228519A 2008-09-05 2008-09-05 船尾管軸封装置 Active JP5195187B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008228519A JP5195187B2 (ja) 2008-09-05 2008-09-05 船尾管軸封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008228519A JP5195187B2 (ja) 2008-09-05 2008-09-05 船尾管軸封装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010060105A JP2010060105A (ja) 2010-03-18
JP5195187B2 true JP5195187B2 (ja) 2013-05-08

Family

ID=42187119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008228519A Active JP5195187B2 (ja) 2008-09-05 2008-09-05 船尾管軸封装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5195187B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6199290B2 (ja) * 2012-07-27 2017-09-20 イーグル工業株式会社 船尾管シール装置
CN102966740B (zh) * 2012-11-20 2015-09-30 中国舰船研究设计中心 水润滑深水非能动双端面艉轴管密封装置
KR101440022B1 (ko) * 2012-12-03 2014-09-17 주식회사 화승알앤에이 분할형 스턴튜브 실링장치
NL2011179C2 (en) * 2013-07-17 2015-01-21 Ihc Holland Ie Bv Shaft seal and a method of operating such a shaft seal.
CN104633122A (zh) * 2013-11-12 2015-05-20 泰州市慧通机械工程有限公司 一种船舶免调试水润滑密封装置
TWI742765B (zh) 2020-07-16 2021-10-11 龔祺允 充氣密封件

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0628398Y2 (ja) * 1986-11-04 1994-08-03 イ−グル工業株式会社 船尾管軸封装置
JPS6385597U (ja) * 1986-11-26 1988-06-04
JPS63133498U (ja) * 1987-02-24 1988-08-31
JPH08156888A (ja) * 1994-12-09 1996-06-18 Kiipaa Kk 船舶推進軸用軸封装置
JP3905937B2 (ja) * 1996-06-26 2007-04-18 キーパー株式会社 船尾管緊急用シール装置
JP2002340199A (ja) * 2001-05-11 2002-11-27 Eagle Ind Co Ltd 船尾管軸封装置
JP2005041348A (ja) * 2003-07-22 2005-02-17 Kobelco Eagle Marine Engineering Co Ltd 船舶用推進軸の軸封装置及び軸封方法
JP4376144B2 (ja) * 2004-07-21 2009-12-02 株式会社吉田製作所 オイルミスト放散防止用ヘッドキャップ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010060105A (ja) 2010-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5195187B2 (ja) 船尾管軸封装置
US3337222A (en) Quick acting submarine shaft seal
EP0335368B1 (en) Pressure control system for stern tube seals
JP6393833B2 (ja) 船舶用の封止構造、推進器、船舶及び船舶のプロペラシャフトを封止する方法
KR100193084B1 (ko) 회전 샤프트용 시일 장치
NO971209L (no) Justerbar tetning for propelldrivaksel
JPS5884266A (ja) シヤフトシ−ル装置
EP0063959B1 (en) Improvements relating to seals
EP2452871A1 (en) Seal device and method for replacement of seal for propeller shaft of marine vessel
CN109681533B (zh) 一种封闭式水润滑轴承系统
JPS58152973A (ja) 油潤滑式軸受のための船外船尾管シ−ル装置
US3751124A (en) Stern tube bearing arrangement for a propeller shaft supported by a spherical roller bearing
CN103335109A (zh) 船艉轴可转动的气压密封装置
WO2020235380A1 (ja) シール装置
JP3117332B2 (ja) 船尾管軸封装置
JP6199290B2 (ja) 船尾管シール装置
CN105156683A (zh) 滑动式闭锁密封装置
US20130113163A1 (en) Maintenance and Emergency Run Secondary Seal
CN109973656A (zh) 自对中艉轴密封装置
JP2005041348A (ja) 船舶用推進軸の軸封装置及び軸封方法
WO2022264285A1 (ja) 船尾管シールシステム、船舶及びドレン回収ユニット
JPH08156888A (ja) 船舶推進軸用軸封装置
EP3781847B1 (en) Emergency seal
KR102664812B1 (ko) 시일 장치
CN219282425U (zh) 压缩空气控制型船舶艉密封装置的密封结构

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081016

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20110420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5195187

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250