JP5194742B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は、缶飲料などの商品を加温または冷却して販売する自動販売機において、冷却によって生じる廃熱を利用して同時に加温を行う冷却加温システムを有した自動販売機に関するものである。
近年、自動販売機に対する消費電力量削減の要求が高まってきており、消費電力量削減手段として、冷却によって生じる廃熱あるいは外気の熱を利用して商品が保管された貯蔵庫を加温するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら従来の自動販売機を説明する。
図12は従来の自動販売機の冷媒回路図、図13は従来の自動販売機の機械室の模式図、図14は従来の自動販売機の単体冷媒のモリエル線図である。
図12において、1はホット/コールド切換室、2はコールド専用室、3は第二のコールド専用室、4はホット/コールド切換室1内に設置された蒸発器、5はコールド専用室2内に設置された第二の蒸発器、6は第二のコールド専用室3内に設置された第二の蒸発器、7は自動販売機下部の機械室(図示せず)に設置された室外凝縮器、8は圧縮機である。
また、9,10,11は、それぞれ通過する冷媒の圧力を低下するとともに閉塞機能を有した膨張弁、12は室外凝縮器7を空冷する冷却ファンである。また、20はホット/コールド切換室1内に設置された凝縮器であり、21,22は圧縮機8の吐出冷媒の流路を切り換える開閉弁、23は凝縮器20の出口に設けられた三方弁である。そして、冷媒としては、イソブタン100重量%の単体冷媒を使用している。
また、図13において、24は自動販売機下部の機械室(図示せず)に設置され、室外凝縮器7や圧縮機8をその上に配置したユニットベース、25は蒸発器4および第二の蒸発器5、第二の蒸発器6の除霜水を貯める蒸発皿、26は冷却ファン12から排出される外気を導いて圧縮機8を冷却する空冷ダクトである。ここで、室外凝縮器7あるいは圧縮機8の廃熱によってユニットベース24全体が外気よりも暖められることで、蒸発皿25に貯められた除霜水は自然に蒸発する。
以上のように構成された従来の自動販売機について、以下その動作を説明する。
ホット/コールド切換室1を冷却する場合、開閉弁21を開、開閉弁22を閉とし、三方弁23を圧縮機8の吸入側配管へ接続して、圧縮機8と冷却ファン12を駆動する。圧縮機8から吐出された冷媒は、室外凝縮器7で凝縮された後、それぞれ膨張弁9、膨張弁10、膨張弁11で減圧されて、蒸発器4、第二の蒸発器5、第二の蒸発器6へ供給される。そして、蒸発器4、第二の蒸発器5、第二の蒸発器6で蒸発した冷媒が圧縮機8へ還流する。
このとき、ホット/コールド切換室1、コールド専用室2、第二のコールド専用室3の内所定の温度に達した貯蔵室は、当該する膨張弁9、膨張弁10、膨張弁11を閉塞して冷媒の供給を停止する。さらに、すべての貯蔵室が所定の温度に達すると圧縮機8と冷却ファン12の運転を停止する。
次に、ホット/コールド切換室1を加温する場合、開閉弁21を閉、開閉弁22を開とし、三方弁23を室外凝縮器7に繋がる配管へ接続して、膨張弁9を閉じ、圧縮機8と冷却ファン12を駆動する。このとき、冷却ファン12は冷却時と同様に同じ出力電圧でファンを運転している。圧縮機8から吐出された冷媒は、凝縮器20で一部が凝縮した後、さらに再度室外凝縮器7で凝縮された後、それぞれ膨張弁10、膨張弁11で減圧されて、第二の蒸発器5、第二の蒸発器6へ供給される。そして、第二の蒸発器5、第二の蒸発器6で蒸発した冷媒が圧縮機8へ還流する。また、コールド専用室2、第二のコールド専用室3の内所定の温度に達した貯蔵室は、対応する膨張弁10あるいは膨張弁11を閉塞して冷媒の供給を停止する。さらに、すべての貯蔵室が所定の温度に達すると圧縮機8と冷却ファン12の運転を停止する。
このとき、冷媒は図14のモリエル線図に示した状態となる。図14において、横軸は冷媒のエンタルピー、縦軸は冷媒の圧力、T1,T2,T3,T4,T5はそれぞれ温度T1〜T5の等温線である。また、図14において、p点は圧縮機8の吸込み冷媒の状態(圧力P1、エンタルピーh1)、q点は圧縮機8の吐出冷媒の状態(同P2、h2)、r点は凝縮器20の出口の状態(同P2、h3)、s点は室外凝縮器7の出口の状態(同P2、h4)、t点は膨張弁10と膨張弁11の出口の状態(同P1、h4)である。
ここで、並列に接続された第二の蒸発器5と第二の蒸発器6の圧力はP1、直列に接続された凝縮器20および室外凝縮器7の圧力はP2となる。通常、ホット/コールド切換室1内に貯蔵するホット飲料を約55℃に保持するため、凝縮器20の凝縮温度T5は65℃近傍に維持する必要がある。
従って、図14におけるP2は凝縮温度T5の飽和圧力に相当する。また、室外凝縮器7の出口温度は外気温度より10℃高いT1近傍まで低下し、室外凝縮器7の出口の状態s点において大きな過冷却が発生する。通常、外気温度が低い時期にホット飲料が望まれることから、過冷却すなわちT1とT5の温度差は少なくとも40℃以上と大きくなる。
このとき、図14において圧縮機8の仕事量(h2−h1)に対して、冷却仕事(h1−h4)と加温仕事(h2−h3)を同時に行うので、ヒータを用いて加温仕事(h2−h3)を行う場合に比べて、効率の高い運転が実現できる。
なお、図12に示した従来例では蒸発器4とは独立してホット/コールド切換室1内に凝縮器20を設置したが、冷媒流路を切り換えて蒸発器4を凝縮器20として使用しても同様の効果が得られる。
特開平5−233941号公報
しかしながら、上記従来の構成では、ホット/コールド切換室1を加温する際に凝縮器20と室外凝縮器7を同時に使用するため、室外凝縮器7内の出口側で大きな過冷却が発生することで液冷媒の割合が大きくなり、室外凝縮器7内に冷媒が過剰に滞留する、すなわち過凝縮状態となるため冷凍サイクルを循環する冷媒が不足して十分な冷却能力および加温能力が得られないという問題が発生する。
通常この問題を解決するには、アキュームレータなどに冷媒を貯留して必要に応じて冷凍サイクル内に供給すればよいが、これによって封入冷媒量が増加することで冷媒漏洩時の地球温暖化への影響や、可燃性冷媒を用いた場合の安全性への影響が懸念される。また、ホット/コールド切換室1を加温する際に凝縮器20のみを使用すれば過凝縮の問題は回避されるが、極小のホット/コールド切換室1を1室のみ加温する場合に凝縮器20の能力に対して圧縮機8の能力が過多となり、凝縮温度が異常に上昇して圧縮機8の耐久性に悪影響を与える懸念が生じる。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、室外熱交換器内での過凝縮を抑制し、冷媒循環量不足による冷却能力および加温能力の低下を防止する自動販売機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機は、複数の商品収納庫を有し、前記商品収納庫の少なくとも1室をコールド室、前記商品収納庫の少なくとも1室をホット/コールド切換室とした自動販売機において、圧縮機と、前記ホット/コールド切換室内に設置された蒸発器および室内熱交換器と、前記コールド室内に設置された第二の蒸発器と、前記商品収納庫の外に設置された室外熱交換器とを配管接続した冷却加温サイクルと、前記室外熱交換器と前記圧縮機との間に前記室外熱交換器を空冷する冷却ファンとを備え、前記冷却ファンは第一冷却ファンと第二冷却ファンとで構成され、前記第一冷却ファンによって吸込み側に配置した前記室外熱交換器から吐出側に配置した前記圧縮機に送風し、前記第二冷却ファンによって吸込み側に配置した前記室外熱交換器から吐出側に配置し、前記蒸発器および前記第二の蒸発器の除霜水を貯める蒸発皿に送風するように、前記第一冷却ファンと前記第二冷却ファンとの間にガイド部材を備え、前記ホット/コールド切換室を冷却する場合には、前記圧縮機から吐出された冷媒は前記室外熱交換器を通って、前記蒸発器と前記第二の蒸発器に供給され、前記ホット/コールド切換室を加温する場合には、前記圧縮機から吐出された冷媒は前記室内熱交換器、前記室外熱交換器の順に通って、前記第二の蒸発器に供給され、前記ホット/コールド切換室を加温する場合、外気温度の低下によって前記第一冷却ファンを停止または低回転で運転することにより前記冷却ファンの風量を低下させものである。
これによって、ホット/コールド切換室を加温する場合、外気温度が低下するに従い、圧縮機に送風する第一冷却ファンを停止または低回転で運転することにより室外熱交換器を空冷する冷却ファンの風量を低下させることにより、圧縮機の冷却を抑制して吐出冷媒の温度を上昇することで室内熱交換器での加温仕事を増大して加温効率を高めると共に、蒸発皿における除霜水の蒸発能力を維持しながら、室外熱交換器出口の過冷却を外気温度
に関係なく略一定とし、室外熱交換器内での過凝縮を防止して、冷媒循環量不足による冷却能力および加温能力の低下を防止することができる。
また、本発明の自動販売機は、複数の商品収納庫を有し、前記商品収納庫の少なくとも1室をコールド室、前記商品収納庫の少なくとも1室をホット/コールド切換室とした自動販売機において、圧縮機と、前記ホット/コールド切換室内に設置された蒸発器および室内熱交換器と、前記コールド室内に設置された第二の蒸発器と、前記商品収納庫の外に設置された室外熱交換器とを配管接続した冷却加温サイクルと、前記室外熱交換器と前記圧縮機との間に前記室外熱交換器を空冷する冷却ファンとを備え、前記冷却ファンは第一冷却ファンと第二冷却ファンとで構成され、前記第一冷却ファンによって吸込み側に配置した前記室外熱交換器から吐出側に配置した前記圧縮機に送風し、前記第二冷却ファンによって吸込み側に配置した前記室外熱交換器から吐出側に配置し、前記蒸発器および前記第二の蒸発器の除霜水を貯める蒸発皿に送風するように、前記第一冷却ファンと前記第二冷却ファンとの間にガイド部材を備え、前記ホット/コールド切換室を冷却する場合には、前記圧縮機から吐出された冷媒は前記室外熱交換器を通って、前記蒸発器と前記第二の蒸発器に供給され、前記ホット/コールド切換室を加温する場合には、前記圧縮機から吐出された冷媒は前記室内熱交換器、前記室外熱交換器の順に通って、前記第二の蒸発器に供給され、前記ホット/コールド切換室を加温する場合、前記第一冷却ファンを停止または低回転で運転することにより前記ホット/コールド切換室を冷却する場合よりも前記冷却ファンの風量を低下させるものであり、これによって、ホット/コールド切換室を加温する場合、圧縮機に送風する第一冷却ファンを停止または低回転で運転することによりホット/コールド切換室を冷却する場合よりも室外熱交換器を空冷する冷却ファンの風量を低下させることにより、蒸発皿における除霜水の蒸発能力は維持しながら、圧縮機の冷却を抑制して吐出冷媒の温度を上昇することで室内熱交換器での加温仕事を増大して加温効率を高めるとともに、室外熱交換器の放熱能力を抑制して過冷却を低減し、冷媒循環量不足になることを防止することができる。
また、上記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機は、非共沸混合冷媒を使用したものである。
これによって、例えば少量の低沸点冷媒を配合した非共沸混合冷媒を使用することにより、特に室外熱交換器の凝縮温度に温度すべりを発生させ、室外熱交換器の出口近傍の液冷媒の割合を低下し、室外熱交換器内での過凝縮を防止して、冷媒循環量不足による冷却能力および加温能力の低下を防止するものである。
本発明の自動販売機は、外気温度の変動などの環境変化によらず、室外熱交換器内での過凝縮を防止して、冷媒循環量不足による冷却能力および加温能力の低下を防止するとともに、圧縮機の冷却を抑制して吐出冷媒の温度を上昇することで室内熱交換器での加温仕事を増大して加温効率を高めることができる。また、ホット/コールド切換室を加温する際に室外熱交換器および圧縮機からの廃熱が低下した場合でも蒸発皿における除霜水の蒸発能力を維持することができるので、加温効率を高めながら蒸発能力不足による問題を回避することができる。
請求項1に記載の発明は、複数の商品収納庫を有し、前記商品収納庫の少なくとも1室をコールド室、前記商品収納庫の少なくとも1室をホット/コールド切換室とした自動販売機において、圧縮機と、前記ホット/コールド切換室内に設置された蒸発器および室内熱交換器と、前記コールド室内に設置された第二の蒸発器と、前記商品収納庫の外に設置された室外熱交換器とを配管接続した冷却加温サイクルと、前記室外熱交換器と前記圧縮機との間に前記室外熱交換器を空冷する冷却ファンとを備え、前記冷却ファンは第一冷却ファンと第二冷却ファンとで構成され、前記第一冷却ファンによって吸込み側に配置した前記室外熱交換器から吐出側に配置した前記圧縮機に送風し、前記第二冷却ファンによって吸込み側に配置した前記室外熱交換器から吐出側に配置し、前記蒸発器および前記第二の蒸発器の除霜水を貯める蒸発皿に送風するように、前記第一冷却ファンと前記第二冷却ファンとの間にガイド部材を備え、前記ホット/コールド切換室を冷却する場合には、前記圧縮機から吐出された冷媒は前記室外熱交換器を通って、前記蒸発器と前記第二の蒸発器に供給され、前記ホット/コールド切換室を加温する場合には、前記圧縮機から吐出された冷媒は前記室内熱交換器、前記室外熱交換器の順に通って、前記第二の蒸発器に供給され、前記ホット/コールド切換室を加温する場合、外気温度の低下によって前記第一冷却ファンを停止または低回転で運転することにより前記冷却ファンの風量を低下させるものであり、これによって、ホット/コールド切換室を加温する場合、外気温度が低下するに従い、圧縮機に送風する第一冷却ファンを停止または低回転で運転することにより室外熱交換器を空冷する冷却ファンの風量を低下させることにより、圧縮機の冷却を抑制して吐出冷媒の温度を上昇することで室内熱交換器での加温仕事を増大して加温効率を高めると共に、蒸発皿における除霜水の蒸発能力を維持しながら、室外熱交換器出口の過冷却を外気温度に関係なく略一定とし、室外熱交換器内での過凝縮を防止して、冷媒循環量不足による冷却能力および加温能力の低下を防止することができる。
請求項2に記載の発明は、複数の商品収納庫を有し、前記商品収納庫の少なくとも1室をコールド室、前記商品収納庫の少なくとも1室をホット/コールド切換室とした自動販売機において、圧縮機と、前記ホット/コールド切換室内に設置された蒸発器および室内熱交換器と、前記コールド室内に設置された第二の蒸発器と、前記商品収納庫の外に設置された室外熱交換器とを配管接続した冷却加温サイクルと、前記室外熱交換器と前記圧縮機との間に前記室外熱交換器を空冷する冷却ファンとを備え、前記冷却ファンは第一冷却ファンと第二冷却ファンとで構成され、前記第一冷却ファンによって吸込み側に配置した前記室外熱交換器から吐出側に配置した前記圧縮機に送風し、前記第二冷却ファンによって吸込み側に配置した前記室外熱交換器から吐出側に配置し、前記蒸発器および前記第二の蒸発器の除霜水を貯める蒸発皿に送風するように、前記第一冷却ファンと前記第二冷却ファンとの間にガイド部材を備え、前記ホット/コールド切換室を冷却する場合には、前記圧縮機から吐出された冷媒は前記室外熱交換器を通って、前記蒸発器と前記第二の蒸発器に供給され、前記ホット/コールド切換室を加温する場合には、前記圧縮機から吐出された冷媒は前記室内熱交換器、前記室外熱交換器の順に通って、前記第二の蒸発器に供給され、前記ホット/コールド切換室を加温する場合、前記第一冷却ファンを停止または低回転で運転することにより前記ホット/コールド切換室を冷却する場合よりも前記冷却ファンの風量を低下させるものであり、室外熱交換器出口の過冷却の増大を抑制し冷媒循環量不足を防止するとともに、夏場のように外気温度が高く、ホット/コールド切換室がコールド室として設定されて庫内を冷却される場合よりも、ホット/コールド切換室がホット室として設定されて庫内を加温する場合は、圧縮機に送風する第一冷却ファンを停止または低回転で運転することによりホット/コールド切換室を冷却する場合よりも室外熱交
換器を空冷する冷却ファンの風量を低下させることにより、蒸発皿における除霜水の蒸発能力は維持しながら、圧縮機からの放熱作用を低減し、圧縮機から吐出される冷媒ガスの温度低下を阻止し、ホット/コールド切換室に運ばれる熱量の減少を抑え、凝縮器(室内熱交換器)の加温能力を高めることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、冷却加温サイクルに封入される冷媒を非共沸混合冷媒とするものであり、室外熱交換器の温度に温度すべりを発生させることにより、冷却ファンの風量を調整することなく、室外熱交換器の出口近傍の液冷媒の割合を低下し、室外熱交換器内での過凝縮を防止して、冷媒循環量不足に伴う冷却能力および加温能力の不足を防止することができる。例えば、ホット/コールド切換室の室内温度と外気温度との差に相当する30〜40℃の温度すべりが生じる非共沸混合冷媒を選定することで、室外熱交換器の出口近傍の液冷媒の割合を低下し、室外熱交換器内での過凝縮を防止して、冷媒循環量不足に伴う冷却能力および加温能力の不足を防止することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、高沸点冷媒に少量の低沸点冷媒を配合した非共沸混合冷媒を使用するものであり、室内熱交換器の温度の温度すべりを抑制してホット/コールド切換室を加温する能力を維持するとともに、室外熱交換器の温度に温度すべりを発生させることにより、冷却ファンの風量を調整することなく室外熱交換器の出口近傍の液冷媒の割合を低下し、室外熱交換器内での過凝縮を防止して、冷媒循環量不足に伴う冷却能力および加温能力の不足を防止することができる。例えば、高沸点冷媒R600aと低沸点冷媒R744の自然冷媒からなる非共沸混合冷媒であって、R744の混合比率を2〜10重量%とすれば、室内熱交換器に比べて室外熱交換器の凝縮温度の温度すべりを大きく発生させることができ、室内熱交換器の加温仕事を維持しながら室外熱交換器内の出口近傍の液冷媒の割合を低下し、室外熱交換器内での過凝縮を防止することができる。また、高沸点冷媒R236faと低沸点冷媒R23からなるHFC系非共沸混合冷媒であって、R23の混合比率を5〜15重量%とすれば、室内熱交換器に比べて室外熱交換器の凝縮温度の温度すべりを大きく発生させることができ、室内熱交換器の加温仕事を維持しながら室外熱交換器内の出口近傍の液冷媒の割合を低下し、室外熱交換器内での過凝縮を防止することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の発明において、室内熱交換器の温度を検出する前段室内熱交換器温度センサを備え、前記前段室内熱交換器温度センサの検出温度を所定値に維持するように冷却ファンの風量を制御する自動販売機であるので、より高精度に室外熱交換器内での過凝縮を防止し、冷媒循環量不足に伴う冷却能力および加温能力の不足を防止することができる。例えば、埃などの付着によって室外熱交換器の能力が経年劣化した時に、システム挙動の変化を精度よく検知して室外熱交換器での凝縮能力を調整することで循環冷媒量過多による室内熱交換器の過昇温を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における自動販売機の本体の正面から見た内部構成を示す構成図、図2は図1のa−a断面図、図3は、本発明の実施の形態1における自動販売機の冷媒回路図、図4は同実施の形態1の自動販売機の機械室の模式図、図5,図6,図7,図8,図9,図10,図11は同実施の形態1の自動販売機の単体冷媒、および冷媒A,冷媒B,冷媒C,冷媒D,冷媒E,冷媒Fのモリエル線図である。
図1、図2において、自動販売機100は缶飲料商品を冷却あるいは加温販売するものであり、全面に開口した断熱箱体からなる本体101と、この本体101に片側を回動自在に枢支された開閉自在の外扉102から構成されている。外扉102の下部には販売口103が配置されている。
この外扉102の後方には、前面に断熱扉104を有する商品収納庫105が本体101内に形成されている。この商品収納庫105内は、図1のように、内部に真空断熱材が充填された区画壁106,107により左右3室に区画されており、区画壁106の左側に商品収納室3(冷却専用室)が形成され、区画壁106と区画壁107間に位置した中央にも商品収納室2(冷却室)が形成され、区画壁107の右側には冷却と加温のいずれかを選択して切り替え可能な商品収納室1(冷却加温室)が形成されている。
また、それぞれの収納室1,2,3内には、収納棚108が商品収納庫105の上部に吊り下げられており、商品が内部に収納されている。そして収納棚108の下部には選択された商品を搬出する搬出装置109が配置され、商品を1個ずつ下方に落下させる。搬出装置109の下方には販売口103に向かって傾斜したシュート110が配置されており、各収納棚108から排出された商品は、このシュート110上に落下し、転動して販売口103に導かれるものである。
シュート110の下側には、商品収納室1,2,3にそれぞれ対応して冷却加温室111,冷却室112,113が備えられている。冷却加温室111内には商品収納室1を冷却するときに冷媒を流す蒸発器4と、加温するときに冷媒を流す室内熱交換器20を備えている。
また図2より、冷却加温室111内は、冷却時に冷却された空気あるいは加温時に加温された空気を収納棚108へ強制送風する庫内ファン118が備えられ、また加温時において低外気温時や設定された加温温度に加温安定するまでの負荷が大きい過渡期状態時に通電する電気ヒータ115を備えている。
そして図2のように、蒸発器4と室内熱交換器20は庫内ファン118に対して吸込み側に、電気ヒータ115は吐出側に配置されている。蒸発器4と室内熱交換器20とは共にフィンチューブ熱交換器で構成され、フィンを介してカスケード熱交換することができる構成で、自動販売機本体101の奥行方向に並べて配置されている。
また冷却室112内には蒸発器5、収納室2を加温する場合は加温時に通電する電気ヒータ114を備えている。また、冷却専用室113内には、第二の蒸発器6を備えている。また各室2,3には商品収納室1と同様に、それぞれ庫内ファン118があり、強制送風して庫内を強制的に循環させ、各室1,2,10それぞれの収納棚108の下方に備えた庫内センサー119によって庫内を適温に制御する。また、外扉102の内側下方で、機械室117の前方に外気温度センサ120が備えられている。
本体101の下方には、商品収納庫105の下部に備えた区画壁116によって区画された機械室117を形成している。
次に機械室117内の構成について説明する。
図1、図2に示すように、本実施の形態の自動販売機は、各商品収納室に設けた蒸発器4,5,6と、商品収納室1内に備えた室内熱交換器20と、蒸発器4〜6の膨張機構9,10,11と、機械室117に配置された圧縮機8、室外熱交換器7とは配管で接続された冷却加温サイクルを形成している。また機械室117の前面側に配置した室外熱交換器7の後方に庫外ファンである第1冷却ファン30と第2冷却ファン31とを左右に並べて配置し室外熱交換器7での放熱作用を促進し、放熱された空気を吸込んで圧縮機8に吐出して、圧縮機8が高温になるのを阻止して信頼性を確保し、あるいは蒸発皿25に吐出して除霜水の蒸発促進を図る。
また第1冷却ファン30と第2冷却ファン31とは、印加電圧により回転数が可変できるDCモータを採用したDCファンである。
また、商品収納室1の冷却あるいは加温によって冷媒流路の回路を切り替える開閉弁21,22を有し、圧縮機8と室内熱交換器20との間に開閉弁22、圧縮機8と室外熱交換器7との間に開閉弁21を接続している。
また図4の機械室117内のユニットベース24には、第一冷却ファン30と第二冷却ファン31とは室外熱交換器7の後方に左右に並べて配置され、第一冷却ファン30と第二冷却ファン31の後方に圧縮機8を配置し、ユニットベース24の片側側方に蒸発皿25が奥行方向に向かって形成されている。
すなわち、第一冷却ファン30と第二冷却ファン31の吸込み側に室外熱交換器7、吐出側に圧縮機8と蒸発皿25がある。そして第一冷却ファン30と第二冷却ファン31の間にはガイド部材33が形成され、第一冷却ファン30から吐出される空気は圧縮機8へ、第二冷却ファン31から吐出される空気は蒸発皿25へ導かれるようにガイド部材33でガイドされ、区画されている。
図3において、1はホット/コールド切換室(商品収納室1ともいう)、2はコールド室(商品収納室2ともいう)、3は第二のコールド専用室(商品収納室3ともいう)、4はホット/コールド切換室1内に設置された蒸発器、5はコールド専用室2内に設置された第二の蒸発器、6は第二のコールド室2内に設置された第二の蒸発器、7は自動販売機下部の機械室に設置された室外凝縮器(室外熱交換器7ともいう)、8は圧縮機である。また、9、10、11、はそれぞれ通過する冷媒の圧力を低下するとともに閉塞機能を有した膨張弁、30と31はそれぞれ室外凝縮器7を空冷する第一冷却ファンと第二冷却ファンである。
また、20はホット/コールド切換室1内に設置された凝縮器(室内熱交換器20ともいう)であり、21、22は圧縮機8の吐出冷媒の流路を切り換える開閉弁、23は凝縮器20の出口に設けられた三方弁、32は室内熱交換器20の出口側温度を検知する前段室内熱交換器温度センサであり、商品収納室1内に配置されている。
また、図4において、24は自動販売機下部の機械室に設置され、室外凝縮器7や圧縮機8をその上に配置したユニットベース、25は蒸発器4および第二の蒸発器5、第二の蒸発器6の除霜水を貯める蒸発皿、33は第一冷却ファン30から排出される外気を導いて圧縮機8を冷却するとともに、第二冷却ファン31から排出される外気を導いて蒸発皿25内の除霜水の蒸発を促進するガイド部材である。
そして、冷媒としては、イソブタン100重量%の単体冷媒あるいは、イソブタンと二酸化炭素からなる自然冷媒系非共沸混合冷媒、R236faとR23からなるHFC系非共沸混合冷媒を使用している。
以上のように構成された本発明の実施の形態1における自動販売機について、以下その動作を説明する。
ホット/コールド切換室1を冷却する場合、開閉弁21を開、開閉弁22を閉とし、三方弁23を圧縮機8の吸入側配管へ接続して、圧縮機8と第一冷却ファン30、第二冷却ファン31を駆動する。
第一冷却ファン30および第二冷却ファン31はDCファンであり、直流電源の出力電圧12Vであり、冷却時は駆動電圧を出力電圧と同じ12Vで運転している。
圧縮機8から吐出された冷媒は、室外凝縮器7で凝縮された後、それぞれ膨張弁9、膨張弁10、膨張弁11で減圧されて、蒸発器4、第二の蒸発器5、第二の蒸発器6へ供給される。そして、蒸発器4、第二の蒸発器5、第二の蒸発器6で蒸発した冷媒が圧縮機8へ還流する。
このとき、ホット/コールド切換室1、コールド専用室2、第二のコールド専用室3の内所定の温度に達した貯蔵室は、当該する膨張弁9、膨張弁10、膨張弁11を閉塞して冷媒の供給を停止する。さらに、すべての貯蔵室が所定の温度に達すると圧縮機8と第一冷却ファン30、第二冷却ファン31の運転を停止する。
ここで、圧縮機8の運転と同期して第一冷却ファン30と第二冷却ファン31の両方を運転することで、特に貯蔵室の冷却負荷が大きい高外気温時に室外凝縮器7の凝縮能力を最大限に引き出すと同時に、圧縮機8を冷却して過昇温を防止することができる。
また、室外凝縮器7の廃熱を用いて蒸発皿25内の除霜水を効率よく蒸発させることで、梅雨時などの高湿条件において除霜水が蒸発皿25から溢れることを防止することができる。
次に、ホット/コールド切換室1を加温する場合、開閉弁21を閉、開閉弁22を開とし、三方弁23を室外凝縮器7に繋がる配管へ接続して、圧縮機8と第二冷却ファン31を駆動する。圧縮機8から吐出された冷媒は、凝縮器20で一部が凝縮した後、さらに再度室外凝縮器7で凝縮された後、それぞれ膨張弁10、膨張弁11で減圧されて、第二の蒸発器5、第二の蒸発器6へ供給される。そして、第二の蒸発器5、第二の蒸発器6で蒸発した冷媒が圧縮機8へ還流する。
そして、コールド専用室2、第二のコールド専用室3の内所定の温度に達した貯蔵室は、当該する膨張弁10、膨張弁11を閉塞して冷媒の供給を停止する。さらに、すべての貯蔵室が所定の温度に達すると圧縮機8と第二冷却ファン31の運転を停止する。
ここで、ホット室1の加温時の第一冷却ファン30と第二冷却ファン31の動作について説明する。
外気温度センサ120が外気温が15℃以上を検知している場合は、圧縮機8の運転と同期して、第一冷却ファン30と第二冷却ファン31とは両方とも運転されているが、15℃以下の低外気温になったのを検知した場合、第一冷却ファン30を停止し、圧縮機8の運転と同期して第二冷却ファン31のみを運転するように制御している。
第一冷却ファン30と第二冷却ファン31の間にあるガイド部材33によって第一冷却ファン30の吐出空気は圧縮機8へ導かれ、第二冷却ファン31の吐出空気は圧縮機8に導かれないように形成されているので、特にホット/コールド切換室1の加温負荷が大きい低外気温時に、第一冷却ファン30の運転を停止することで、圧縮機8の冷却を停止することができ、圧縮機8からの放熱作用を低減し、圧縮機8から吐出される冷媒ガスの温度低下を阻止し、ホット/コールド切換室1に運ばれる熱量の減少を抑え、凝縮器(室内熱交換器)20の加温能力を高めることができるとともに、室外熱交換器7の凝縮能力を抑制して過冷却を防止して冷媒循環量不足になることを抑制できる。
また、上記のような低外気温時以外に、自動販売機100の電源投入時で、ホット/コールド切替室1の加温時で、庫内温度センサ119の検知による室内温度が低い場合も第1冷却ファン30を停止して第二冷却ファン31のみ運転するように制御することで、低外気温時と同様に、圧縮機8からの放熱作用を低減し、圧縮機8から吐出される冷媒ガスの温度低下を阻止し、ホット/コールド切換室1に運ばれる熱量の減少を抑え、凝縮器(室内熱交換器)20の加温能力を高めることができるとともに、室外熱交換器7の凝縮能力を抑制して過冷却を防止して冷媒循環量不足になることを抑制できる。
また、上記のような低外気温時や電源投入時など、設定された加温温度に加温安定するまでの負荷が大きい過渡期状態時(プルアップ時)に、冷却加温室111内に設置された電気ヒータ115を通電することで、電気ヒータ115と凝縮器20とによって加温能力をアップし、所定温度まで早く加温することができる。
また、室外凝縮器7の廃熱を用いて蒸発皿25内の除霜水を効率よく蒸発させることで、雨や雪などの高湿条件において除霜水が蒸発皿25から溢れることを防止することができる。
さらに、ホット/コールド切換室1を加温する場合、圧縮機8の駆動中に前段室内熱交換器温度センサ32の検知温度が所定値を越えた場合、外気温度が15℃以下でも、第一冷却ファン30を駆動する。これによって、埃などの付着によって室外凝縮器7の能力が経年劣化した時に、室外凝縮器7での凝縮能力を増加することで循環冷媒量過多による凝縮器20の過昇温を防止することができる。ここで、凝縮器20の出口側凝縮温度を検知する前段室内熱交換器温度センサ32で循環冷媒量過多を判定するのは、ホット/コールド切換室1内に貯蔵するホット飲料の設定温度が約55℃とほぼ一定であるため、凝縮器20の出口側凝縮温度もほぼ一定となるので、室外凝縮器7の経年劣化を精度よく判定できるためである。
したがって、ホット/コールド切換室1を冷却する場合は、第一冷却ファン30と第二冷却ファン31の両方を運転し、ホット/コールド切換室1を加温する場合は、第二冷却ファン31のみ運転して、冷却する場合よりも加温する場合に庫外ファンの風量を低下させて、室外熱交換器7の凝縮能力を抑制して冷媒循環量不足になるのを防止して、庫内熱交換器20の凝縮温度(放熱温度)を維持して適温に加温維持を図ることができる。
上記加温時に、第1冷却ファン30を停止するとしたが、外気温や庫内負荷状態によっては、第1冷却ファン30と第2冷却ファン31はDCファンであるため、ホット/コールド切換室1の加温時には、ファンモータの出力電圧を低下させて、例えば駆動電圧を8Vとして、第1冷却ファン30を低回転で運転してもよい。または第1冷却ファン30と第2冷却ファン31の両方ともを低回転で運転してもよい。また直流電源の出力電圧を12Vとしたが、15Vや24Vのように、ファンの仕様に合わせた任意の電圧でよい。
図5は、冷媒としてイソブタン100重量%の単体冷媒を用いた場合のモリエル線図である。図5において、横軸は冷媒のエンタルピー、縦軸は冷媒の圧力、T1〜T5はそれぞれ温度T1〜T5の等温線である。また、図5において、a点は圧縮機8の吸込み冷媒の状態(圧力P01、エンタルピーh01)、b点は圧縮機8の吐出冷媒の状態(同P02、h02)、c点は凝縮器20の出口の状態(同P02,h03)、d点は室外凝縮器7の出口の状態(同P02、h04)、e点は膨張弁10と膨張弁11の出口の状態(同P01、h04)である。
ここで、並列に接続された第二の蒸発器5と第二の蒸発器6の圧力はP01、直列に接続された凝縮器20および室外凝縮器7の圧力はP02となる。通常、ホット/コールド切換室1内に貯蔵するホット飲料を約55℃に保持するため、凝縮器20の凝縮温度T5は65℃近傍に維持する必要がある。
従って、図5におけるP02は凝縮温度T5の飽和圧力に相当する。また、第1冷却ファン30の運転を停止したので、室外凝縮器7の出口温度は凝縮能力を外気温度より20℃程度高いT2近傍に留まる。このとき、室外凝縮器7の出口の状態d点における過冷却すなわちT2とT5の温度差は30℃程度となり、従来に比べて若干小さくなる。この結果、室外凝縮器7に滞留する液冷媒の割合が減少して、冷媒循環量が増大するとともに、従来に比べて圧縮機8の吸込み冷媒の圧力P01が若干上昇し、圧縮比の過大を阻止し、圧縮機の信頼性を確保して効率のよい自動販売機を提供できる。
また、可燃性冷媒であるイソブタンの液冷媒の滞留を低減できるので、冷媒封入量の少冷媒化を図ることができ、可燃性冷媒の防爆性を向上できる。
次に、ホット/コールド切換室1を加温する場合の冷媒組成による庫内熱交換器の凝縮温度(あるいは放熱温度)適温維持について説明する。
図6は、冷媒としてイソブタン98重量%と二酸化炭素2重量%からなる自然冷媒系非共沸混合冷媒Aを用いた場合のモリエル線図である。図において、横軸は冷媒のエンタルピー、縦軸は冷媒の圧力、T1〜T5はそれぞれ温度T1〜T5の等温線である。また、図6において、a点は圧縮機8の吸込み冷媒の状態(圧力P11、エンタルピーh11)、b点は圧縮機8の吐出冷媒の状態(同P12、h12)、c点は凝縮器20の出口の状態(同P12、h13)、d点は室外凝縮器7の出口の状態(同P12、h14)、e点は膨張弁10と膨張弁11の出口の状態(同P11、h14)である。
ここで、並列に接続された第二の蒸発器5と第二の蒸発器6の圧力はP11、直列に接続された凝縮器20および室外凝縮器7の圧力はP12となる。通常、ホット/コールド切換室1内に貯蔵するホット飲料を約55℃に保持するため、凝縮器20の入口側凝縮温度T5は65℃近傍に維持する必要がある。
従って、図6におけるP12は凝縮温度T5の気相飽和圧力に相当する。そして、凝縮器20内で混合冷媒が凝縮するとともに凝縮温度が低下して出口側凝縮温度T4近傍となり、室外凝縮器7内ではさらに大きく凝縮温度が低下してT3とT4の中間近傍まで低下し、若干の過冷却が生じて室外凝縮器7の出口の状態d点に到達する。
このとき、過冷却は15℃程度となり、従来に比べて大幅に改善される。この結果、室外凝縮器7に滞留する液冷媒の割合が減少して、冷媒循環量が増大するとともに、従来に比べて圧縮機8の吸込み冷媒の圧力P11が大きく上昇する。
上記のように、非共沸混合冷媒は、温度すべりと呼ばれる単一冷媒にはない特性を有する。温度すべりは、非共沸混合冷媒が一定圧力下で凝縮、蒸発の相変化をする場合、開始時と終了時の温度が異なって一定にならない現象である。一般に、非共沸混合冷媒は、ある圧力における飽和ガス温度と飽和液温度との間に温度差を有するものとなる。
このように、横軸のエンタルピー変化に対して凝縮器20での温度変化が小さく、室外凝縮器7での温度変化が大きくなるのは、高沸点冷媒であるイソブタンに対して低沸点冷媒である二酸化炭素を少量配合したためである。すなわち、凝縮器20では主成分のイソブタンが主として凝縮するために温度変化が小さく、室外凝縮器7では二酸化炭素の凝縮量が徐々に増加するために温度変化が大きくなる。この結果、凝縮器20の凝縮温度は略一定に高く保たれて凝縮能力が維持されるとともに、室外凝縮器7では温度低下に伴って過冷却が低減され、室外凝縮器内の出口近傍の液冷媒の割合が減少して冷媒循環量不足を抑制することができる。
図7、図8は、それぞれ冷媒としてイソブタン95重量%と二酸化炭素5重量%からなる自然冷媒系非共沸混合冷媒B、イソブタン90重量%と二酸化炭素10重量%からなる自然冷媒系非共沸混合冷媒Cを用いた場合のモリエル線図である。図6と同様に、図7、図8において、横軸は冷媒のエンタルピー、縦軸は冷媒の圧力、T1〜T5はそれぞれ温度T1〜T5の等温線である。また、a点は圧縮機8の吸込み冷媒の状態、b点は圧縮機8の吐出冷媒の状態、c点は凝縮器20の出口の状態、d点は室外凝縮器7の出口の状態、e点は膨張弁10と膨張弁11の出口の状態を示す。
図6と同様に、図7、図8においても横軸のエンタルピー変化に対して凝縮器20での温度変化が小さく、室外凝縮器7での温度変化が大きくなることで、凝縮器20の凝縮温度は略一定に高く保たれて凝縮能力が維持されるとともに、室外凝縮器7の出口の状態d点における過冷却は解消され、室外凝縮器7に滞留する液冷媒の割合が適正となり十分な冷媒循環量を確保することができる。
しかしながら、二酸化炭素の組成比を大きくするに伴い、凝縮温度T5の気相飽和圧力がP12からP22,P32へと増大するとともに、凝縮器20での温度変化が大きくなるに伴い加温仕事量が小さくなり、加温効率が低下する。従って、効率よく室外凝縮器7の過冷却を低減して冷媒循環量不足を抑制するためには、イソブタンと二酸化炭素からなる自然冷媒系非共沸混合冷媒においては二酸化炭素2〜10重量%の組成比が望ましい。
図9は、冷媒としてR236faを95重量%とR23を5重量%配合してなるHFC系非共沸混合冷媒Dを用いた場合のモリエル線図である。
図9において、横軸は冷媒のエンタルピー、縦軸は冷媒の圧力、T1〜T5はそれぞれ温度T1〜T5の等温線である。また、図9において、f点は圧縮機8の吸込み冷媒の状態(圧力P41、エンタルピーh41)、g点は圧縮機8の吐出冷媒の状態(同P42、h42)、h点は凝縮器20の出口の状態(同P42、h43)、i点は室外凝縮器7の出口の状態(同P42、h44)、j点は膨張弁10と膨張弁11の出口の状態(同P41、h44)である。
ここで、並列に接続された第二の蒸発器5と第二の蒸発器6の圧力はP41、直列に接続された凝縮器20および室外凝縮器7の圧力はP42となる。通常、ホット/コールド切換室1内に貯蔵するホット飲料を約55℃に保持するため、凝縮器20の入口側凝縮温度T5は65℃近傍に維持する必要がある。
従って、図9におけるP42は凝縮温度T5の気相飽和圧力に相当する。そして、凝縮器20内で混合冷媒が凝縮するとともに凝縮温度が低下して出口側凝縮温度T4となり、室外凝縮器7内ではさらに大きく凝縮温度が低下してT3近傍まで低下し、若干の過冷却が生じて室外凝縮器7の出口の状態i点に到達する。この時、過冷却は8℃程度となる。
このように、横軸のエンタルピー変化に対して凝縮器20での温度変化が小さく、室外凝縮器7での温度変化が大きくなるのは、高沸点冷媒であるR236faに対して低沸点冷媒であるR23を少量配合したためである。
すなわち、凝縮器20では主成分のR236faが主として凝縮するために温度変化が小さく、室外凝縮器7ではR23の凝縮量が徐々に増加するために温度変化が大きくなる。この結果、凝縮器20の凝縮温度は略一定に高く保たれて凝縮能力が維持されるとともに、室外凝縮器7では温度低下に伴って過冷却が低減され、室外凝縮器内の出口近傍の液冷媒の割合が減少して冷媒循環量不足を抑制することができる。
図10、図11は、それぞれ冷媒としてR236faを90重量%とR23を10重量%配合してなるHFC系非共沸混合冷媒E、R236faを85重量%とR23を15重量%配合してなるHFC系非共沸混合冷媒Fを用いた場合のモリエル線図である。
図9と同様に、図10、図11において、横軸は冷媒のエンタルピー、縦軸は冷媒の圧力、T1〜T5はそれぞれ温度T1〜T5の等温線である。また、f点は圧縮機8の吸込み冷媒の状態、g点は圧縮機8の吐出冷媒の状態、h点は凝縮器20の出口の状態、i点は室外凝縮器7の出口の状態、j点は膨張弁10と膨張弁11の出口の状態を示す。
図9と同様に、図10、図11においても横軸のエンタルピー変化に対して凝縮器20での温度変化が小さく、室外凝縮器7での温度変化が大きくなることで、凝縮器20の凝縮温度は略一定に高く保たれて凝縮能力が維持されるとともに、室外凝縮器7の出口の状態d点における過冷却は解消され、室外凝縮器7に滞留する液冷媒の割合が適正となり十分な冷媒循環量を確保することができる。
しかしながら、R23の組成比を大きくするに伴い、凝縮温度T5の気相飽和圧力が増大するとともに、凝縮器20での温度変化が大きくなり加温仕事量が小さくなり、加温効率が低下する。
従って、効率よく室外凝縮器7の過冷却を低減して冷媒循環量不足を抑制するためには、R236faとR23からなる自然冷媒系非共沸混合冷媒においてはR23を5〜15重量%配合する組成比が望ましい。
なお、本実施の形態においては、第二冷却ファン31の駆動中の風量を一定としたが、例えば、埃などの付着によって室外凝縮器7の能力が経年劣化した時に、前段室内熱交換器温度センサ32が凝縮器20の出口温度の変化を精度よく検知して、出口温度に合わせて直流モータの電圧制御を行って風量調整して、室外凝縮器7での凝縮能力を調整することで循環冷媒量過多による凝縮器の過昇温を防止してもよい。また、複数の第二冷却ファンを用いて駆動する個数を変化させて風量調整してもよい。
また、本実施の形態においては、前段凝縮温度センサ(前段室内熱交換器温度センサ32)が検知する温度を凝縮器(室内熱交換器)20の出口温度としたが、温度すべりが小さい混合冷媒や単体冷媒を使用した場合は、凝縮器(室内熱交換器)20の平均温度としてもよい。
以上のように、本発明の自動販売機においては、ホット/コールド切換室1を加温する場合に冷却ファン30,31の風量を低下させることにより、室外凝縮器7の熱交換能力を低下させることで出口の過冷却を小さくして室外凝縮器7内での液冷媒の割合を減少させ、室外凝縮器7内に冷媒が過剰に滞留することを防止することができる。これによって、冷媒循環量不足に伴う冷却能力および加温能力の不足を回避することができる。
また、本発明の自動販売機においては、非共沸混合冷媒を使用して特にホット/コールド切換室1を加温する場合に室外凝縮器7の凝縮温度に温度すべりを発生させ、室外凝縮器7の出口近傍の温度を低下させることで出口の過冷却を小さくして室外凝縮器7内での液冷媒の割合を減少させ、室外凝縮器7内に冷媒が過剰に滞留することを防止することができる。これによって、冷媒循環量不足に伴う冷却能力および加温能力の不足を回避することができる。
以上のように、本発明にかかる自動販売機は、冷却ファンの風量を低下させることや非共沸混合冷媒を使用することにより、室外凝縮器内に冷媒が過剰に滞留することを防止して、冷媒循環量不足に伴う冷却能力および加温能力の不足を回避することができるので、ホット飲料とコールド飲料を切り換えて保存するショーケースなどで冷却と同時に加温運転するシステムにも適用できる。
本発明の実施の形態1における自動販売機の本体の正面から見た内部構成を示す構成図 図1のa−a断面図 本発明の実施の形態1における自動販売機の冷媒回路図 本発明の実施の形態1における自動販売機の機械室の模式図 本発明の実施の形態1における自動販売機の単体冷媒のモリエル線図 本発明の実施の形態1における自動販売機の冷媒Aのモリエル線図 本発明の実施の形態1における自動販売機の冷媒Bのモリエル線図 本発明の実施の形態1における自動販売機の冷媒Cのモリエル線図 本発明の実施の形態1における自動販売機の冷媒Dのモリエル線図 本発明の実施の形態1における自動販売機の冷媒Eのモリエル線図 本発明の実施の形態1における自動販売機の冷媒Fのモリエル線図 従来の自動販売機の冷媒回路図 従来の自動販売機の機械室の模式図 従来の自動販売機の単体冷媒のモリエル線図
符号の説明
1 ホット/コールド切換室
4 蒸発器
5 第二の蒸発器
6 第二の蒸発器
7 室外凝縮器(室外熱交換器)
8 圧縮機
20 凝縮器(室内熱交換器)
25 蒸発皿
30 第一冷却ファン
31 第二冷却ファン
32 前段室内熱交換器温度センサ
33 ガイド部材

Claims (5)

  1. 複数の商品収納庫を有し、前記商品収納庫の少なくとも1室をコールド室、前記商品収納庫の少なくとも1室をホット/コールド切換室とした自動販売機において、圧縮機と、前記ホット/コールド切換室内に設置された蒸発器および室内熱交換器と、前記コールド室内に設置された第二の蒸発器と、前記商品収納庫の外に設置された室外熱交換器とを配管接続した冷却加温サイクルと、前記室外熱交換器と前記圧縮機との間に前記室外熱交換器を空冷する冷却ファンとを備え、前記冷却ファンは第一冷却ファンと第二冷却ファンとで構成され、前記第一冷却ファンによって吸込み側に配置した前記室外熱交換器から吐出側に配置した前記圧縮機に送風し、前記第二冷却ファンによって吸込み側に配置した前記室外熱交換器から吐出側に配置し、前記蒸発器および前記第二の蒸発器の除霜水を貯める蒸発皿に送風するように、前記第一冷却ファンと前記第二冷却ファンとの間にガイド部材を備え、前記ホット/コールド切換室を冷却する場合には、前記圧縮機から吐出された冷媒は前記室外熱交換器を通って、前記蒸発器と前記第二の蒸発器に供給され、前記ホット/コールド切換室を加温する場合には、前記圧縮機から吐出された冷媒は前記室内熱交換器、前記室外熱交換器の順に通って、前記第二の蒸発器に供給され、前記ホット/コールド切換室を加温する場合、外気温度の低下によって前記第一冷却ファンを停止または低回転で運転することにより前記冷却ファンの風量を低下させることを特徴とする自動販売機。
  2. 複数の商品収納庫を有し、前記商品収納庫の少なくとも1室をコールド室、前記商品収納庫の少なくとも1室をホット/コールド切換室とした自動販売機において、圧縮機と、前記ホット/コールド切換室内に設置された蒸発器および室内熱交換器と、前記コールド室内に設置された第二の蒸発器と、前記商品収納庫の外に設置された室外熱交換器とを配管接続した冷却加温サイクルと、前記室外熱交換器と前記圧縮機との間に前記室外熱交換器を空冷する冷却ファンとを備え、前記冷却ファンは第一冷却ファンと第二冷却ファンとで構成され、前記第一冷却ファンによって吸込み側に配置した前記室外熱交換器から吐出側に配置した前記圧縮機に送風し、前記第二冷却ファンによって吸込み側に配置した前記室外熱交換器から吐出側に配置し、前記蒸発器および前記第二の蒸発器の除霜水を貯める蒸発皿に送風するように、前記第一冷却ファンと前記第二冷却ファンとの間にガイド部材を備え、前記ホット/コールド切換室を冷却する場合には、前記圧縮機から吐出された冷
    媒は前記室外熱交換器を通って、前記蒸発器と前記第二の蒸発器に供給され、前記ホット/コールド切換室を加温する場合には、前記圧縮機から吐出された冷媒は前記室内熱交換器、前記室外熱交換器の順に通って、前記第二の蒸発器に供給され、前記ホット/コールド切換室を加温する場合、前記第一冷却ファンを停止または低回転で運転することにより前記ホット/コールド切換室を冷却する場合よりも前記冷却ファンの風量を低下させることを特徴とする自動販売機。
  3. 冷却加温サイクルに封入される冷媒は非共沸混合冷媒であることを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機。
  4. 高沸点冷媒に少量の低沸点冷媒を配合した非共沸混合冷媒を使用したことを特徴とする請求項3に記載の自動販売機。
  5. 室内熱交換器の温度を検出する前段室内熱交換器温度センサを備え、前記前段室内熱交換器温度センサの検出温度を所定値に維持するように冷却ファンの風量を制御することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の自動販売機。
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