JP5194216B2 - Control device and game machine - Google Patents
Control device and game machine Download PDFInfo
- Publication number
- JP5194216B2 JP5194216B2 JP2008187780A JP2008187780A JP5194216B2 JP 5194216 B2 JP5194216 B2 JP 5194216B2 JP 2008187780 A JP2008187780 A JP 2008187780A JP 2008187780 A JP2008187780 A JP 2008187780A JP 5194216 B2 JP5194216 B2 JP 5194216B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- tip
- case
- control device
- base member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Description
本発明は、たとえば遊技に係る制御を実行する制御基板を収容してなる制御装置、及び当該制御装置を備えてなる遊技機に関するものである。 The present invention relates to a control device that accommodates a control board that executes control related to a game, for example, and a gaming machine that includes the control device.
従来、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機には、所謂「大当たり抽選」等の遊技に係る制御を実行する制御装置(たとえば特許文献1)が内蔵されている。当該制御装置においては、制御基板を収容する収容ケースのカバー部材とベース部材とを、たとえばワンウェイタイプのネジ等の連結部材により一体化しており、制御基板に対する不正行為(たとえば、改造されたROMへの差し替え等)を防止するようになっている。 Conventionally, a gaming machine such as a pachinko machine or a slot machine has a built-in control device (for example, Patent Document 1) that executes control related to a game such as a so-called “big hit lottery”. In the control device, the cover member and the base member of the housing case for housing the control board are integrated by a connecting member such as a one-way type screw, for example, and an illegal act against the control board (for example, to a modified ROM) ) Is prevented.
しかしながら、特許文献1に記載の制御装置では、螺入したネジによりカバー部材とベース部材とを連結しているため、工具等を用いて強引にネジを回転させて取り外すと、カバー部材とベース部材との連結が解除となってしまう。したがって、不正開放防止効果の更なる向上が求められている。
However, in the control device described in
そこで、本発明は、上記課題に鑑みなされたものであって、より不正開放が難しく、防犯性に優れた制御装置、及び当該制御装置を備えてなる遊技機を提供しようとするものである。 Accordingly, the present invention has been made in view of the above problems, and it is an object of the present invention to provide a control device that is more difficult to open illegally and has excellent crime prevention properties, and a gaming machine including the control device.
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、遊技機に設置され、ベース部材とカバー部材とを連結部材により一体化してなるケース内に前記遊技機における動作を制御する基板を内蔵した制御装置であって、前記連結部材を、先端部が先割れ状に形成されているとともに当該先割れ状部の外周面に掛止面が形成された筒状のビス部材と、当該ビス部材に挿通可能で、その挿通により前記先割れ状部を拡開させる芯部材とで構成する一方、前記ベース部材と前記カバー部材とにわたって、前記ビス部材を挿入可能なビス受け部を設け、前記ビス受け部内に前記ビス部材を挿入した状態で、前記芯部材を前記ビス部材に挿通させ、前記先割れ状部を拡開させて、前記掛止面を前記ビス受け部の内周面に掛止させることにより、前記ベース部材と前記カバー部材とが一体化されるとともに、前記芯部材を、フランジ状の頭部と、該頭部から前方へ突設された軸部と、該軸部の先端に成形され、前記軸部よりも大径とされた押圧部とからなるものとし、前記押圧部が前記ビス部材及び前記ビス受け部から前方へ突出するまで前記芯部材を挿入させるにあたり、前記先割れ状部が、一旦前記押圧部の径まで拡開した後、前記軸部の径まで縮径して、前記押圧部の前記ビス部材内部への戻りを阻止するようになることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ベース部材又は前記カバー部材に、前記ビス受け部から突出した前記押圧部を被覆する被覆部を形成したことを特徴とする。
一方、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の制御装置が設置されていることを特徴とする。
In order to achieve the above object, the invention according to
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the base member or the cover member is formed with a covering portion that covers the pressing portion protruding from the screw receiving portion. .
On the other hand, in order to achieve the above object, the invention according to
請求項1に記載の発明では、連結部材を、先端部が先割れ状に形成されているとともに当該先割れ状部の外周面に掛止面が形成された筒状のビス部材と、当該ビス部材に挿通可能で、その挿通により先割れ状部を拡開させる芯部材とで構成し、ベース部材とカバー部材とにわたって設けられたビス受け部内にビス部材を挿入した状態で、芯部材をビス部材に挿通させ、先割れ状部を拡開させて、掛止面をビス受け部の内周面に掛止させることにより、ベース部材とカバー部材とを一体化している。したがって、請求項1に記載の発明によれば、拡開されたビス部材によりベース部材とカバー部材とを一体化しているため、ネジにより両者を一体化するとした従来の構成と比較して、たとえ工具等を用いたとしても取り外しにくく、不正開放をより効果的に防止することができる。
また、押圧部がビス部材及びビス受け部から前方へ突出するまで芯部材を挿入させるにあたり、先割れ状部が、一旦押圧部の径まで拡開した後、軸部の径まで縮径して、押圧部のビス部材内部への戻りを阻止するようになっている。したがって、芯部材の抜き取り等が非常に困難となり、更に高い不正開放防止効果を奏することができる。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、ベース部材又はカバー部材に、ビス受け部から突出した押圧部を被覆する被覆部を形成しているため、固着状態にある連結部材に対して、芯部材の先端を切断する等といった不正行為を働くことが困難であり、当該箇所における防犯性についても向上することができる。
一方、請求項3に記載の発明によれば、制御装置が不正開放されてROM等が不正に取り替えられたりしないため、遊技者が安心して遊技可能な遊技機とすることができる。
In the first aspect of the present invention, the connecting member includes a cylindrical screw member having a tip portion formed in a tip crack shape and a hooking surface formed on an outer peripheral surface of the tip crack portion, and the screw. The core member is inserted into the screw receiving portion provided between the base member and the cover member, and the core member is inserted into the screw. The base member and the cover member are integrated by inserting the member, expanding the cracked portion, and engaging the retaining surface with the inner peripheral surface of the screw receiving portion . Therefore, according to the invention described in
Further, when inserting the core member to push pressure portion protrudes forward from bis members and bis receiving unit, after the pronged shaped portion, and once expanded to a diameter of the pressing portion, a reduced diameter to the diameter of the shaft portion Thus, the return of the pressing portion to the inside of the screw member is prevented. Accordingly, it is very difficult to remove the core member, and a higher unauthorized opening prevention effect can be obtained.
Furthermore, according to the invention described in
On the other hand, according to the invention described in
以下、本発明の一実施形態となる制御装置、及び遊技機について、図面をもとに詳細に説明する。尚、本実施形態では、遊技機の一例となるパチンコ機について説明する。 Hereinafter, a control device and a gaming machine according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the present embodiment, a pachinko machine that is an example of a gaming machine will be described.
(パチンコ機の説明)
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図であり、図2は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域2a内へ遊技球を打ち込み、遊技領域2a内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス扉を嵌め込み設置してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域2aとされている。
(Description of pachinko machine)
FIG. 1 is an explanatory diagram showing the
The
当該遊技領域2aは、遊技盤2の前面に円弧状に配設された外レール及び内レール(図示せず)等によって囲まれており、両レール間が遊技球を遊技領域2a内へ打ち込むための発射通路とされている。また、遊技領域2aの略中央には、「0」〜「9」の数字や絵柄等からなる「図柄」を表示するための図柄表示部6が設けられている。さらに、遊技領域2aには、図示しない多数の遊技釘、遊技球が通過可能なゲート部材、一対の爪片を開閉動作可能に備えたチューリップ式電動役物、開閉可能な扉部材を有する大入賞装置、風車等が設置されている。
The
また、機枠3の前面側であって上記遊技盤2の下方には、遊技球を発射装置10へ供給するための供給皿7、及び供給皿7から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿8が機枠3に対して夫々片開き可能に取り付けられている。さらに、貯留皿8の右側には、発射装置10を作動させるための操作ハンドル9が回動操作可能に設置されている。
Further, on the front side of the
一方、機枠3の後面側には、供給皿5へ貸球や賞品球として払い出される遊技球を貯留するための貯留タンク11、当該貯留タンク11と連結された払い出し装置12、図柄表示部6に「図柄」を表示させるための液晶表示装置(図示せず)、払い出し装置12や液晶表示装置等の動作を統合的に制御するサブ統合基板を内蔵したサブ制御装置(図示せず)が取り付けられているとともに、遊技に係る制御(たとえば、所謂「大当たり抽選」等)を実行するためのメイン制御基板21を内蔵してなる制御装置20が取り付けられている。
On the other hand, on the rear side of the
以上のようなパチンコ機1では、遊技者によって操作ハンドル9が回動操作されると、発射装置10が作動して遊技球が遊技領域2a内へ打ち込まれる。そして、遊技領域2a内を流下する遊技球がチューリップ式電動役物へ入賞すると、メイン制御基板21にて「大当たり抽選」を行い、所謂「大当たり」である場合には、図柄表示部6に「図柄」を所定態様(たとえば、「7、7、7」等)で表示させた後、大入賞装置の扉部材を所定回数にわたって断続的に開成させるといった所謂「大当たり状態」を生起させる。
In the
(制御装置の説明)
次に、本発明の要部となる制御装置20について、図3〜図9をもとに説明する。
図3は、制御装置20を後面側から示した斜視説明図であり、図4は、制御装置20の後面を示した説明図である。図5は、制御装置20の断面説明図であって、(a)はA−A線断面図、(b)はB−B線断面図、(c)はC−C線断面図、(d)は(c)中の要部拡大図である。また、図6は、制御装置20を分解した状態を示した斜視説明図である。さらに、図7は、分解状態にある内ケース22と、メイン制御基板21とを拡大して示した斜視説明図である。また、図8は、ベース部材41を示した説明図であって、(a)は後方から示した説明図、(b)は斜視説明図である。さらに、図9は、かしめカバー部材42を示した説明図であって、(a)は上方から示した斜視説明図、(b)は下方から示した斜視説明図である。
(Description of control device)
Next, the
FIG. 3 is an explanatory perspective view showing the
制御装置20は、メイン制御基板21と、メイン制御基板21を収容可能な内ケース22と、当該内ケース22を収容可能な外ケース23とからなる。メイン制御基板21は、上述したように遊技に係る制御を実行するものであって、基板の後面には、遊技に係る制御を実行するための図示しないCPUやROM、RAM等の種々の制御素子が設置されている。また、メイン制御基板21の後面下部には、メイン制御基板21とサブ統合基板等とを接続するためのコネクタ部が設けられている。さらに、メイン制御基板21の左右側縁部には、メイン制御基板21を内ケース22内で固定(ネジ止め)するためのネジ孔21a、21a・・が設けられている。そして、当該メイン制御基板21は、制御素子が設置されている側の面を後方へ向け、コネクタ部が下方に位置するような姿勢で内ケース22内に収容され固定される。
The
内ケース22は、メイン制御基板21の前方を覆う前ケース部材31と、メイン制御基板21の後方を覆う後ケース部材32とを組み付けてなるもので、両ケース部材31、32を組み付けることで形成される内部空間にメイン制御基板21を収容可能となっている。前ケース部材31は、ポリカーボネート樹脂により成形されており、ポリカーボネート樹脂の特性によって、外力が加わった際に割れにくいようになっている。また、後ケース部材32は、AS樹脂(SAN)により成形されており、AS樹脂の特性によって、内ケース22を強引にこじ開けようとした場合等にドライバー等の先端によって表面に傷がつきやすく、不正行為の痕跡が残りやすいようにしている。
The
後ケース部材32は、略中央に後方へ膨出する膨出部を有し、前方側が開口した箱状体であって、後ケース部材32の下部には、メイン制御基板21のコネクタ部を露出するためのコネクタ窓33、33・・が開設されている。各コネクタ窓33の形状は、各コネクタ部の形状と略同じに形成されており、メイン制御基板21を収容した際にコネクタ部とコネクタ窓33縁との間に隙間が生じないようになっている。また、後ケース32の下部の左右両端には、係止凹部34、34が設けられており、ベース部材41への組み付け時にベース部材41に設けられた係止片43、43(図8に示す)が係止するようになっている。さらに、後ケース32の上部の左右両端には、ベース部材41へネジ止めするためのネジ孔を有する固定片35、35が突設されている。加えて、後ケース部材32の上端縁には、一対の鍔片36、36が上方へ突設されており、後ケース部材32の左右側縁には、一対の押止片37、37が左右夫々外方へ突設されている。尚、後ケース部材32の内面(前面側)には、前ケース部材31及びメイン制御基板21をネジ止めするためのネジ受け部(図示せず)が設けられている。
The
前ケース部材31は、後ケース部材32の開口と略同じ大きさに形成され、その開口内へ嵌め込むようにして後ケース部材32へ組み付け可能な板状体である。当該前ケース部材31の四隅には、後ケース部材32と一体化するためのネジ孔38、38・・が穿設されている。また、前ケース部材31の下縁には、後方へ突出する凸条部39が設けられており、後ケース部材32と一体化した後でコネクタ窓33、33・・周縁からの工具等の差し込み、メイン制御基板21に設置された各種素子への干渉を防止可能となっている。
The
一方、外ケース23は、後方に開口を有するベース部材41と、当該ベース部材41の開口を覆うように組み付けられるかしめカバー部材42とからなるもので、両部材41、42を組み付けることで形成される内部空間に内ケース22を収容可能となっている。そして、ベース部材41は、ポリカーボネート樹脂により成形されており、ポリカーボネート樹脂の特性によって、外力が加わった際に割れにくく、且つ、後述する不正防止用ビス44が食い込みやすいようになっている。また、かしめカバー部材42は、アクリル樹脂により成形されており、当該アクリル樹脂の特性によって、後ケース32同様、外ケース23を強引にこじ開けようとした場合等にドライバー等の先端によって表面に傷がつきやすく、不正行為の痕跡が残りやすいようにしている。尚、かしめカバー部材42に使用するアクリル樹脂にはゴム等の樹脂が添加されており、かしめカバー部材42は、後ケース部材32よりも若干傷がつきにくくなっており、運搬時等における傷つきや破損等を防止可能としている。
On the other hand, the
ベース部材41は、前板の上下左右縁に沿って上機能部45、側機能部46、46、及び下壁部47を夫々後方へ立設してなるもので、当該上機能部45、左右の両側機能部46、46、及び下壁部47に囲まれた空間41a内に内ケース22を収容可能としている。上機能部45には、一対のビス収納部48、48が凹設されており、各ビス収納部48には、ベース部材41とかしめカバー部材42とを組み付けるための予備の不正防止用ビス44が収納可能となっている。また、上機能部45の中央及び左右両端部には、上面に開口する凹状の嵌入凹部45a、45a・・が設けられており、かしめカバー部材42に設けられた嵌入突起52cが嵌入可能となっている(図5(a)、(b)に示す)。一方、各側機能部46には、4つの支持リブにより円筒部を支持してなる2つのビス受け部49、49が上下方向に連設されている。各ビス受け部49の円筒部は、固着前の不正防止用ビス44を挿通可能な径とされており、該円筒部の前方は、前板(被覆部)によって被覆状態とされている。また、ビス受け部49、49の下方には、下側のビス受け部49と下壁部47とを連結するように補強部50が設けられており、当該補強部50の左右方向内側には、内ケース22を組み付けた際に係止凹部34に係止する係止片43が一体的に形成されている。さらに、空間41aの上部位置には、内ケース22を収容状態でネジ止めするためのネジ止め部51、51が設けられている。加えて、80は、制御装置20を機枠3の後面側に設置する際に使用する取付部材である。尚、ビス収納部48内には、不正防止用ビス44の軸部を挟持する一対の挟持リブ48aが設けられており、穴を空けて予備の不正防止用ビス44を取り出すといった不正行為を一層確実に防止可能としている。また、各補強部50の前方と前板との間には空間が形成されており、後述するかしめカバー部材42の嵌合突起53dが嵌合可能となっている。
The
一方、かしめカバー部材42は、後板の上縁及び左右縁に沿って、前方へ突出する上機能部52、及び側機能部53、53をコ字状に連設してなるもので、ベース部材41の空間41aの後方を覆うように組み付け可能となっている。上機能部52は、ベース部材41の上機能部45の上面を被覆する上壁52aと、上壁52a及び後板と一体的に形成された押さえリブ52b及び嵌入突起52cとからなる。押さえリブ52bは、かしめカバー部材42の組み付け時に、空間41aに収容された内ケース22の鍔片36に当接して内ケース22の後ケース部材32を押さえる機能を果たすとともに、かしめカバー部材42上部の補強をも担っている。また、嵌入突起52cは、かしめカバー部材42をベース部材41に組み付けるにあたり、嵌入凹部45aへ上方から嵌入して、ベース部材41とかしめカバー部材42とをより強固に一体化可能としている。
On the other hand, the
また、かしめカバー部材42の各側機能部53は、不正防止用ビス44を挿通可能な六角形状の挿通孔を有するビス挿通部53a、53aと、収容状態にある内ケース22を押止する押止リブ53bと、格子状に形成された補強リブ53cとからなる。ビス挿通部53aは、ベース部材41のビス受け部49に対応して上下に2つ連設されている。各ビス挿通部53aは、ニッパ等により切断可能な切断リブ54、54・・を介して後板等と連結されており、切断リブ54、54・・を切断することによって、かしめカバー部材42とビス挿通部53aとは別体となる。また、押止リブ53bは、ビス挿通部53aや補強リブ53c等よりも前方へ突出しており、ベース部材41への組み付け時に、収容状態にある内ケース22の押止片37に当接し、上記押さえリブ52b同様、内ケース22の後ケース部材32を押止する機能を果たす。さらに、補強リブ53cは、後板等と一体的に形成されており、ベース部材41への組み付け時に、空間41aに収容された内ケース22の後ケース部材32表面や固定片35に当接して内ケース22を押さえる機能を果たす(図5(a)に示す)とともに、かしめカバー部材42側部の補強をも担っている。また、各側機能部53の下端部は、後板よりも下方へ突出しており、組み付け時に係止片43の後方を覆うようになっている。加えて、各側機能部53の下端部には、ベース部材41への組み付け時に補強部50の前方に嵌合する嵌合突起53dが設けられている。
Further, each
以上のように構成される内ケース22及び外ケース23の組み立てについて、図10及び図11をもとに説明する。図10は、内ケース22及び外ケース23のネジ止めの態様を示した説明図であって、図11は、ベース部材41へ内ケース22を組み付けた状態を示した説明図である。尚、図10において、メイン制御基板21は省略している。
まず、内ケース22については、前ケース部材31を、その後方にメイン制御基板21を介在させた状態で、前方からネジ24、24・・により後ケース部材32へネジ止めして組み立てる。このとき、メイン制御基板21も、同ネジ24、24・・により、内ケース22内部において後ケース部材32へネジ止めされることになる。このとき、前ケース部材31は、後ケース部材32の開口内へ嵌め込まれた状態となっており、強引にこじ開けようとした際にメイン制御基板21の表面(素子設置面)が露出しにくいようになっている。
The assembly of the
First, the
次に、上述の如く組み立てた内ケース22をベース部材41に組み付ける。当該組み付けに際しては、今回使用しない予備の不正防止用ビス44、44をベース部材41のビス収納部48へ収納した後、空間41a内へ内ケース22を嵌め込み、ネジ55、55により固定片35をネジ止め部51にネジ止めして組み付ける。このとき、内ケース22の鍔片36、36がビス収納部48の開口を覆った状態となっており、内ケース22の下部では、係止凹部34に係止片43が係止した状態となっている。また、内ケース22の前面は、ベース部材41の内面に当接した状態となっている。
Next, the
この後、固有のIDを記憶したICタグを有する識別シール56を、内ケース22の鍔片36後面とベース部材41の上機能部45の上面とに跨るように貼着する。このとき、ICタグ(すなわち、IDを記憶したチップ及び外部端末との間で無線通信を行うためのアンテナ部を含む)をベース部材41の上面側に位置するように識別シール56を貼着し、制御装置20の上方から外部端末を近接させることで、かしめカバー部材42越しにIDを読み取り可能とする。また、識別シール56の鍔片36側の表面には、IDとは異なる別の識別番号が記載されており、目視で識別番号の確認を可能としているとともに、IDと付き合わせることで偽造防止効果を高めることができるようにしている。さらに、同表面には、シールの剥離に使用するような溶液等が付着すると化学反応によって変色する反応部(残痕部)が設けられおり、識別シール56の不正剥離を防止している。
Thereafter, an
上述したように、ベース部材41に内ケース22を組み付け、識別シール56を貼着した後に、ベース部材41とかしめカバー部材42とを不正防止用ビス44、44を用いて一体化する。このとき、かしめカバー部材42は、ベース部材41の上方から下方へスライドさせ、各嵌入突起52cを嵌入凹部45a内へ嵌入させるとともに、嵌合突起53d、53dを補強部50の前方へ嵌合させる。そして、左右のビス挿通部53a、53aのうち夫々下側のビス挿通部53aへ不正防止用ビス44を後方(かしめカバー部材42側)から挿入し、不正防止用ビス44の先端をベース部材41のビス受け部49に係止及び食い込ませることにより、ベース部材41とかしめカバー部材42とが一体化され、外ケース23が組み立てられる。尚、かしめカバー部材42を組み付けた際、内ケース22の後面は、かしめカバー部材42の内面に当接した状態となっている。すなわち、内ケース22は、前ケース部材31と後ケース部材32との組み付け方向での両面となる前後面を、ベース部材41及びかしめカバー部材42の内面に当接させた状態で、外ケース23の内部空間内に収容されることになる。また、内ケース22を係止する係止片43、43は、かしめカバー部材42の各側機能部53の下端部により覆われるとともに、補強部50によって側方からの工具を用いた損傷・こじ開け等も防止されている。
As described above, after the
当該組み立て状態において、メイン制御基板21は、内ケース22及び外ケース23により二重に覆われた状態となっており、コネクタ部のみがコネクタ窓33、33・・から露出している。また、かしめカバー部材42の押さえリブ52bや押止リブ53b、53b、補強リブ53c、53c・・等が後ケース部材32の鍔片36、押止片37、37、固定片35や表面に当接しており、かしめカバー部材42を取り外さない限り、内ケース22を開放したり、固定片35をネジ止めしているネジ55を取り外したり、ビス収納部48から予備の不正防止用ビス44を取り出したり、識別シール56を剥離したりできない(すなわち、それらの不正行為を全て防止する)ようになっている。また、かしめカバー部材42の上壁52aにより上機能部45の上面も被覆されており、識別シール56のICタグを有する側の面に容易に触れることができないようになっている。
In the assembled state, the
以上のようにして、制御装置20は組み立てられ、取付部材80、80等によって機枠3の後面側に取り付けられる。また、メイン制御基板21の検査(たとえば、ROMのチェック)等のため、制御装置20を再び開放する際には、不正防止用ビス44により固着状態にあるビス挿通部53aの周縁の切断リブ54、54・・をニッパ等によって切断すればよい。すると、当該ビス挿通部53aとかしめカバー部材42とが別体となり、ビス挿通部53aをベース部材41側へ残したまま、かしめカバー部材42をベース部材41から取り外すことが可能となる。そのため、上記組み立てとは逆の順序でネジ55、55を取り外すとともに識別シール56を剥離して、内ケース22をベース部材41から取り出し、ネジ24、24・・を外すことでメイン制御基板21の検査を行うことができる。その後、再び組み立てる際には、上記手順と略同様の手順で組み立て、当初ビス収納部48へ収納していた予備の不正防止用ビス44、44を、当初使用しなかった上側のビス挿通部53aへ挿入し、上記同様、不正防止用ビス44の先端をベース部材41のビス受け部49に係止及び食い込ませれば組み立て完了となる。
As described above, the
(不正防止用ビスの説明)
ここで、不正防止用ビス44について、図12及び図13をもとに説明する。図12(a)は不正防止用ビス44を示した斜視説明図であり、図12(b)は芯部材62の側面図、図12(c)はビス部材61の軸方向での断面説明図である。また、図13(a)は芯部材62がねじ込まれた状態にある不正防止用ビス44を示した斜視説明図であり、図13(b)は不正防止用ビス44の軸方向での断面説明図である。
(Explanation of fraud prevention screw)
Here, the
不正防止用ビス44は、筒状に形成された金属製のビス部材61と、ビス部材61へ挿入される金属製の芯部材62とからなる。ビス部材61は、六角形状のフランジを有する頭部61cと、当該頭部61cから前方へ一体的に突設された軸部とからなる。軸部の先端部は、先割れ状に形成されており、外周面にやすり状の掛止面が形成されてなる複数の舌部61a、61a・・が設けられている。また、図12(c)に示すように、ビス部材61の内周面には、ネジ溝61dが軸部の基端部から各舌部61aの先端際にわたり形成されている(尚、ネジ溝61dは、各舌部61aの先端に到達するまで形成されているわけではなく、ネジ溝61dと舌部61aの先端との間にネジ溝61dが設けられていない帯状部61eが形成されている)。さらに、各舌部61aの先端には係止突起61bが径方向へ突設されている。そして、後述する芯部材62がねじ込まれる前の図12(a)や図12(c)等に示す状態において、舌部61a、61a・・は、ビス挿通部53a及びビス受け部49よりも小径となるように先細り状に窄められており、芯部材62がねじ込まれることで舌部61a、61a・・におけるビス部材61の径が拡開するようになっている。
The
一方、芯部材62は、図12(b)に示す如く、軸の先端部にのみ雄ねじ部62aが設けられたネジ部材であって、ねじ頭62bは、ねじ込み方向へのみトルクをかけることが可能なワンウェイタイプに成形されている。尚、芯部材62の雄ねじ部62aの山位置での径は、軸よりも大径とされているものの、谷位置での径は軸と同径とされており、後述の如く芯部材62をねじ込む際にビス部材61の先端(舌部61a、61a・・位置)を必要以上に拡開させないようになっている。
On the other hand, as shown in FIG. 12B, the
以上のように構成される不正防止用ビス44の使用方法について説明する。
まず、ビス部材61を、その係止突起61b、61b・・がビス受け部49よりも前方まで突出するように、ビス挿通部53aを介して押し込む。このとき、舌部61a、61a・・は先細り状に窄められているため、上記状態まで手作業等により難なく押し込むことができる。
次に、上記状態にあるビス部材61に対して、芯部材62を強引にねじ込み、該ねじ込む力によって、図13に示す如く、雄ねじ部62aをビス部材61の先端から更に前方へ突出させる。すると、ビス部材61の先割れ状部は、やすり状とされた各舌部61aの掛止面がビス受け部49内周面に食い込んで掛止するまで拡開する。また、先割れ状部の拡開により、係止突起61bがビス受け部49の端縁に係止してビス部材61が抜け止めされる。尚、当該掛止状態において、帯状部61e位置でのビス部材61の内径は、雄ねじ部62aの山位置での径よりも小径となっている。
一方、芯部材62の雄ねじ部62aは、帯状部61eを通過する際、先割れ状部が雄ねじ部62aの山位置での径まで拡開することはないため、図13(b)に示す如く潰れた状態となる。また、雄ねじ部62aがビス部材61の先端から突出すると、ビス部材61の先割れ状部は芯部材62の軸径まで若干縮径し、雄ねじ部62aの後端部がビス部材61の先端面に係止する。
以上のようにして、ベース部材41とかしめカバー部材42とが一体化されることになる。尚、芯部材62をねじ込む際には、六角形状の頭部61cとビス挿通部53aの挿通孔とが係合しており、芯部材62にトルクをかけやすくなっているとともに、トルクをかけることによるビス部材61の回転を防止している。
A method of using the
First, the
Next, the
On the other hand, when the male threaded
As described above, the
(制御装置の効果)
上述したような制御装置20によれば、メイン制御基板21が、ベース部材41とかしめカバー部材42とを組み付けてなる外ケース23内に収容された内ケース22内に収容されている。したがって、メイン制御基板21に対して不正行為を働くためには、内ケース21及び外ケース23といった2つのケースをこじ開けたり、穴を空けたりする必要があるため、メイン制御基板21に対して不正行為を働くことが極めて困難であり、優れた防犯性を発揮することができる。
また、内ケース22は、前ケース部材31と後ケース部材32とを前後方向でネジ止めして組み立てるのに対し、当該内ケース22を収容する外ケース23は、ベース部材41に対してかしめカバー部材42を上下方向へスライドさせて組み立てる。このように内ケース22の組み立て方向と外ケース23の組み立て方向とを異ならせているため、外ケース23と内ケース22とを同時にこじ開けることが極めて困難となっており、非常に優れた防犯性を発揮することができる。
(Effect of control device)
According to the
In addition, the
さらに、かしめカバー部材42に押さえリブ52bや押止リブ53b、補強リブ53c等を設けており、それらの各種リブによってかしめカバー部材42そのものの強度向上を図り、穴を空ける等といった不正行為を困難にしている上、それらのリブが内ケースの22の表面や鍔片36、押止片37、37に当接するため、外ケース23に穴を空けるといった不正行為や収容状態にある内ケース22の不正開放を一層困難にしており、防犯性の格別な向上を図ることができる。また、かしめカバー部材42の側機能部53の下端部が組み付け状態にて係止片43、43を覆っており、さらに各係止片43の側方には、補強部50が設けられているため、かしめカバー部材42の組み付け後、係止片43を折る等の不正行為により係止片43と係止凹部34との係止を解除として、内ケース22を不正開放するといった行為を防止することができる。
Further, the
さらにまた、内ケース22の前後面を、ベース部材41及びかしめカバー部材42の内面に当接させた状態で、外ケース23の内部空間内に収容しているため、内ケース22を完全に露出(すなわち外ケース23を開放)させない限り、内ケース22の開放は不可能となる。したがって、制御装置20の不正開放を極めて確実に防止することができる。
加えて、ベース部材41において、ビス受け部49、49・・を、前板から側方へ突出させることなく、すなわち前板によりビス受け部49、49・・の前方が閉塞されるように設けているため、固着状態にある不正防止用ビス44に対して先端を切断する等といった不正行為を働くことが困難であり、当該箇所における防犯性についても向上することができる。
Furthermore, since the front and rear surfaces of the
In addition, in the
また、ベース部材41に予備の不正防止用ビス44を収納するビス収納部48を設けているため、不正防止用ビス44の管理等が簡易となり、使い勝手が良い。さらにまた、当該ビス収納部48の開口は、外ケース23内に収容される内ケース22によって覆われるため、不正防止用ビス44の不正な取り出しが困難であり、他の制御装置の封止に利用するといった二次利用等を防止することができる。
さらに、内ケース22の前ケース部材31の下縁に沿って後方へ突出する凸条部39を設けているため、コネクタ窓33、33・・周縁から内ケース22内部へ不正工具等を差し込みにくくなっており、内ケース22における防犯性の向上をも図ることができる。
Further, since the
Further, since the protruding
さらにまた、内ケース22と外ケース23とにわたって、詳しくは上記ビス収納部48の開口を覆う内ケース22の鍔片36と外ケース23の上機能部45の上面とに跨るように、固有のIDを記憶したICタグを有する識別シール56を貼着している。したがって、不正防止用ビス44を取り出すためには識別シール56の剥離をも行わなければならず、不正防止用ビス44の不正な取り出しが困難となり、防犯性の一層の向上を図ることができる。
また、識別シール56を貼着するにあたり、ICタグを有する側の面が外ケース23の上面に位置するようにしているため、外部携帯端末を利用することで制御装置20を開放することなくIDの確認が可能であって、使い勝手が良い。加えて、識別シール56に、溶液に反応する反応部を設けているため、溶液を用いた不正剥離を認識可能、ひいては不正行為の抑制を図ることができる。
Furthermore, the
Further, since the surface having the IC tag is positioned on the upper surface of the
さらに、上記制御装置20では、先割れ形状のビス部材61と、当該ビス部材61に挿入可能で、その先端が軸よりも大径となる芯部材62とからなる不正防止用ビス44により、ベース部材41とかしめカバー部材42とを一体化するように構成している。つまり、芯部材62を、先端がビス部材61よりも前方へ突出するまで押し込むことにより、ビス部材61の先端を拡開させて、その掛止面をビス受け部49内周面に食い込ませるとともに、係止突起61bをビス受け部49の端縁に係止させてビス部材61を抜け止めすることで、ベース部材41とかしめカバー部材42とが一体化される。したがって、ビス挿通部53a等を外ケース23から切り離すことなくビス部材61を除去することは、たとえ工具等を用いたとしても非常に困難となり、ただのネジ止め等のみによりケースを組み立ててなる制御装置と比較すると、極めて防犯性の高い制御装置20とすることができる。
Further, in the
また、各舌部61a内周面の先端際にネジ溝61dを設けていない帯状部61eを設けているとともに、雄ねじ部62aをビス部材の61の先端から突出させることで、ビス部材61の先割れ状部が芯部材62の軸径まで若干縮径して、雄ねじ部62aの後端部がビス部材61の先端面に係止する構成としている。したがって、雄ねじ部62aをビス部材61から突出させると、雄ねじ部62aとネジ溝61dとを再び螺合させること、すなわち芯部材62をビス部材61から抜き取ることが困難となり、更に高い不正開放防止効果を発揮することができる。
さらに、掛止状態における帯状部61e位置でのビス部材61の内径が、雄ねじ部62aの山位置での径よりも小径となるように、ビス受け部49、ビス部材61、及び芯部材62を成形している。つまり、雄ねじ部62aが帯状部61eを通過する際に、ビス受け部49内周面にて各舌部61aの外周が拘束される先割れ状部が雄ねじ部62aの山位置の径まで拡開しないようになっている。したがって、雄ねじ部62aを、帯状部61eを通過する際に、図13に示す如く潰すことができる。このようにして雄ねじ部62aを潰すことで、雄ねじ部62aのネジ溝61dへの再螺合を不可能にすることができるため、芯部材62をビス部材61から抜き取ることが極めて困難となり、更に高い不正開放防止効果を発揮することができる。また、帯状部61eの通過時に雄ねじ部62aが潰れるほどの圧力を舌部61a、61a・・にかけることができ、掛止面による掛止をより強固なものとすることができる。
加えて、上述したような制御装置20をパチンコ機1に設置することで、ROM等が不正に取り替えられたりするおそれがなく、遊技者が安心して遊技可能なパチンコ機1を提供することができる。
Further, a band-
Further, the
In addition, by installing the
(本発明の変更例)
なお、本発明の制御装置及び遊技機に係る構成は、上記実施形態に記載の態様に何ら限定されるものではなく、外ケースや内ケース、固着手段、及び遊技機の種類等に係る構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
(Modification of the present invention)
The configuration related to the control device and the gaming machine of the present invention is not limited to the mode described in the above embodiment, and the configuration related to the outer case, the inner case, the fixing means, the type of the gaming machine, and the like. The present invention can be appropriately changed as necessary without departing from the spirit of the present invention.
たとえば、上記実施形態では、不正防止用ビスを用いた固着部を外ケースの左右に夫々2箇所ずつ設けているが、その数や設置位置等は適宜変更可能であるし、内ケースを同様の不正防止用ビスを用いて封止するように構成してもよい。
また、ビス収納部の位置(つまり、ベース部材への設置位置に限らず、かしめカバー部材にビス収納部を設けるようにしてもよい)や識別シールの貼着位置等についても上記実施形態の態様に何ら限定されることはない。
For example, in the above-described embodiment, two fixing portions using fraud prevention screws are provided on each of the left and right sides of the outer case, but the number, installation position, and the like can be changed as appropriate. You may comprise so that it may seal using a fraud prevention screw.
Further, the position of the screw storage part (that is, not only the installation position on the base member, but the screw storage part may be provided on the caulking cover member), the attaching position of the identification seal, etc. There is no limitation to this.
さらに、不正防止用ビスについて、上記実施形態ではビス部材にネジ溝を、芯部材の先端に雄ねじ部を夫々設けているが、そのようなねじ込み式を採用せず、ビス部材には溝等を設けず、芯部材としては先端が大径なピン部材を採用し、当該ピン部材を押し込むことでビス部材の先端が拡開する構成(押し込み式)としてもよい。また、ねじ込み式を採用するとしても、雄ねじ部が必ずしもつぶれるような構成とする必要はないし、雄ねじ部の基端側(頭部側)に、フランジ部をリング状に突設することで、雄ねじ部を突出させた際、当該フランジ部がビス部材の先端面に係止して、芯部材の引き抜きを阻止するように構成することも可能である。
さらにまた、合成樹脂製のビス部材や芯部材を採用することも可能であるし、ビス部材を不可逆的に変形する素材により形成することで、一旦拡開してビス受け部内で掛止等すると、たとえ芯部材が除去されても掛止等の状態が解除されないようにしてもよい。加えて、上記実施形態では、不正防止用ビスをかしめカバー部材側から挿入する構成としているが、ベース部材側から挿入するようにしてもよいし、ビス部材の係止突起が係止可能な係止溝(被係止部)をビス受け部内面に刻設し、当該被係止部への係止部の係止のみによってベース部材とかしめカバー部材とを一体化するようにしてもよい。
Further, in the above-described embodiment, the screw member is provided with a thread groove and a male screw portion is provided at the tip of the core member. However, such a screw-in type is not employed, and the screw member is provided with a groove or the like. It is good also as a structure (push-in type) which employ | adopts a pin member with a large diameter as a core member, and expands the front-end | tip of a screw member by pushing in the said pin member, without providing. Further, even if a screw-in type is adopted, it is not always necessary that the male screw portion is crushed. When the portion is protruded, the flange portion can be engaged with the distal end surface of the screw member to prevent the core member from being pulled out.
Furthermore, it is possible to employ a screw member or a core member made of synthetic resin, and by forming the screw member with a material that deforms irreversibly, once it is expanded and hooked in the screw receiving portion, etc. Even if the core member is removed, the state of latching or the like may not be released. In addition, in the above-described embodiment, the tamper-proof screw is inserted from the caulking cover member side, but it may be inserted from the base member side, or the locking protrusion of the screw member can be locked. A stop groove (locked portion) may be formed on the inner surface of the screw receiving portion, and the base member and the caulking cover member may be integrated only by locking the locking portion to the locked portion.
また、上記実施形態では、制御装置を内ケースと外ケースとからなる二重構造としているが、内ケースの代わりに、基板の少なくとも一方の表面を覆う内部カバーをベース部材又はカバー部材に取り付ける構成としてもよい。さらにまた、上記実施形態では、押さえリブや押止リブ、補強リブ等の各種リブが後ケース部材の各部に当接するように構成としているが、必ずしも当接する必要はなく、近接としてもよいし、押さえリブや押止リブの代わりに、柱状の押さえ部や押止部を突設することも可能である。
さらに、識別シールの残痕部を、溶液に反応ずる反応部としているが、粘着度の強弱によって一旦貼着した後に剥がすと無線通信用のアンテナが破断するように識別シールを構成し、当該構成を残痕部としても何ら問題はない。
加えて、外ケースや内ケースを製造する樹脂等についても上記実施形態に何ら限定されることはない。また、本発明に係る制御装置をパチンコ機ではなく、スロットマシーン等の他の遊技機に設置可能であることや、メイン制御基板以外の遊技に係る基板を内蔵する制御装置(たとえば、サブ統合ボックス)にも適用可能であることは言うまでもない。
Moreover, in the said embodiment, although the control apparatus is made into the double structure which consists of an inner case and an outer case, the structure which attaches the internal cover which covers at least one surface of a board | substrate to a base member or a cover member instead of an inner case It is good. Furthermore, in the above-described embodiment, various ribs such as a pressing rib, a holding rib, and a reinforcing rib are configured to contact each part of the rear case member. It is also possible to project a column-shaped pressing portion and a pressing portion in place of the pressing rib and the pressing rib.
Furthermore, the remaining part of the identification sticker is a reaction part that reacts with the solution, but the identification sticker is configured so that the antenna for wireless communication breaks when it is peeled off once attached due to the strength of the adhesiveness. There is no problem even if there is a remaining part.
In addition, the outer case and the resin for manufacturing the inner case are not limited to the above embodiment. In addition, the control device according to the present invention can be installed not in a pachinko machine but in other gaming machines such as slot machines, or a control device (for example, a sub-integrated box) containing a board related to a game other than the main control board Needless to say, this is also applicable.
1・・パチンコ機、20・・制御装置、21・・メイン制御基板、22・・内ケース、23・・外ケース(ケース)、31・・前ケース部材、32・・後ケース部材、41・・ベース部材、42・・かしめカバー部材(カバー部材)、44・・不正防止用ビス(連結部材)、49・・ビス受け部、52b・・押さえリブ、53a・・ビス挿通部(ビス受け部)、53b・・押止リブ、53c・・補強リブ、56・・識別シール、61・・ビス部材、61a・・舌部(先割れ状部)、61b・・係止突起、61d・・ネジ溝、61e・・帯状部、62・・芯部材、62a・・雄ねじ部(押圧部)。 1 ... Pachinko machine, 20 ... Control device, 21 ... Main control board, 22 ... Inner case, 23 ... Outer case (case), 31 ... Front case member, 32 ... Rear case member, 41 ... · Base member, 42 ·· Caulking cover member (cover member), 44 · · Tamper-proof screw (connection member), 49 · · Screw receiving portion, 52b · · Pressing rib, 53a · · Screw insertion portion (screw receiving portion) ), 53b .. Retaining rib, 53c .. Reinforcing rib, 56 .. Identification seal, 61 .. Screw member, 61a .. Tongue part (tip-shaped part), 61b .. Locking protrusion, 61d. Groove, 61e... Strip portion, 62... Core member, 62a.
Claims (3)
前記連結部材を、先端部が先割れ状に形成されているとともに当該先割れ状部の外周面に掛止面が形成された筒状のビス部材と、当該ビス部材に挿通可能で、その挿通により前記先割れ状部を拡開させる芯部材とで構成する一方、
前記ベース部材と前記カバー部材とにわたって、前記ビス部材を挿入可能なビス受け部を設け、
前記ビス受け部内に前記ビス部材を挿入した状態で、前記芯部材を前記ビス部材に挿通させ、前記先割れ状部を拡開させて、前記掛止面を前記ビス受け部の内周面に掛止させることにより、前記ベース部材と前記カバー部材とが一体化されるとともに、
前記芯部材を、フランジ状の頭部と、該頭部から前方へ突設された軸部と、該軸部の先端に成形され、前記軸部よりも大径とされた押圧部とからなるものとし、
前記押圧部が前記ビス部材及び前記ビス受け部から前方へ突出するまで前記芯部材を挿入させるにあたり、前記先割れ状部が、一旦前記押圧部の径まで拡開した後、前記軸部の径まで縮径して、前記押圧部の前記ビス部材内部への戻りを阻止するようになることを特徴とする制御装置。 A control device that is installed in a gaming machine and has a built-in board for controlling the operation of the gaming machine in a case in which a base member and a cover member are integrated by a connecting member,
The connecting member can be inserted into and inserted into a cylindrical screw member having a tip portion formed in a tip-like shape and a hooking surface formed on the outer peripheral surface of the tip-like portion. While configured with a core member that expands the tip-like cracked portion,
A screw receiving portion into which the screw member can be inserted is provided across the base member and the cover member,
With the screw member inserted into the screw receiving portion, the core member is inserted through the screw member, the tip-like cracked portion is expanded, and the hooking surface is set to the inner peripheral surface of the screw receiving portion. By engaging, the base member and the cover member are integrated ,
The core member comprises a flange-shaped head, a shaft projecting forward from the head, and a pressing portion formed at the tip of the shaft and having a larger diameter than the shaft. Shall be
In inserting the core member until the pressing portion protrudes forward from the screw member and the screw receiving portion, the cracked portion once expands to the diameter of the pressing portion, and then the diameter of the shaft portion. The control device is characterized in that the diameter is reduced to the inside to prevent the pressing portion from returning to the screw member .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008187780A JP5194216B2 (en) | 2008-07-18 | 2008-07-18 | Control device and game machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008187780A JP5194216B2 (en) | 2008-07-18 | 2008-07-18 | Control device and game machine |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012228205A Division JP5435604B2 (en) | 2012-10-15 | 2012-10-15 | Control device and game machine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010022599A JP2010022599A (en) | 2010-02-04 |
JP5194216B2 true JP5194216B2 (en) | 2013-05-08 |
Family
ID=41729011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008187780A Expired - Fee Related JP5194216B2 (en) | 2008-07-18 | 2008-07-18 | Control device and game machine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5194216B2 (en) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0340988Y2 (en) * | 1985-03-28 | 1991-08-28 | ||
JP4092420B2 (en) * | 1998-03-31 | 2008-05-28 | 株式会社大一商会 | Parts storage box for gaming machines |
JP2008142374A (en) * | 2006-12-12 | 2008-06-26 | Daiman:Kk | Game machine |
-
2008
- 2008-07-18 JP JP2008187780A patent/JP5194216B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010022599A (en) | 2010-02-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009285324A (en) | Controller and game machine | |
JP5257977B2 (en) | Control device and game machine | |
JP5194216B2 (en) | Control device and game machine | |
JP5110653B2 (en) | Control device and game machine | |
JP5435604B2 (en) | Control device and game machine | |
JP5532642B2 (en) | Game machine | |
JP5110651B2 (en) | Control device and game machine | |
JP5257976B2 (en) | Control device and game machine | |
JP2012075880A (en) | Game machine | |
JP5348395B2 (en) | Game machine | |
JP5413754B2 (en) | Control device and game machine | |
JP5257978B2 (en) | Control device and game machine | |
JP5413755B2 (en) | Control device and game machine | |
JP5467284B2 (en) | Control device and game machine | |
JP5648818B2 (en) | Game machine | |
JP6326654B2 (en) | Control device for gaming machine | |
JP5648817B2 (en) | Game machine | |
JPH11226220A (en) | Circuit board case for game machine | |
JP6052348B2 (en) | Game machine | |
JP5888537B2 (en) | Game machine | |
JP6052349B2 (en) | Game machine | |
JP5344140B2 (en) | Game machine | |
JP5783391B2 (en) | Game machine | |
JP6400332B2 (en) | Control device for gaming machine | |
JP2016187644A (en) | Game machine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110608 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120904 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121015 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121225 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5194216 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |