JP5193142B2 - フィルターカートリッジ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルターカートリッジ及びその製造方法に関する。
フィルターカートリッジは、半導体産業における洗浄用の純水、超純水を製造するための工業用濾過、各種薬液用濾過、食品工業における除菌目的のための濾過、医薬品業界における精製、分離のための濾過等、近年その需要は日増しに増大してきている。このフィルターカートリッジに使用する精密膜の生産技術は、需要の増大につれ、目を見張る成長をとげ、それに伴いコストも急速に安価になって来ている。
一般的なフィルターカートリッジは、帯状の濾過膜をプリーツ折りにして円筒状に形成したフィルターエレメント又は多数の中空糸膜から構成されるフィルターエレメントを多孔状の円筒ケースに収容した濾過体の両端面に円板状のエンドプレートを接合したものである。
エンドプレートと濾過体との接合方法として、エンドプレートを熱可塑性の樹脂材料で形成し、そのエンドプレートを加熱溶融させて、低粘度となった樹脂を濾過体内のフィルターエレメントに流れ込ませることで両者を接合する方法が一般的に知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
フィルターカートリッジは、装着するハウジングの種類によって、ハウジングとの接続に適した形状のエンドプレートが採用されており、現在では、端面形状について大きく分けて3種類のフィルターカートリッジが市場に出回っている。1つは、濾過体の両端面にガスケットが設けられたエンドプレートが接合されたガスケット型フィルターカートリッジである。2つ目は、濾過体の一方の端面にOリングが設けられたエンドプレートが接合され、他方の端面に槍型状のエンドプレートが接合された槍型フィルターカートリッジである。3つ目は、濾過体の一方の端面にOリングが設けられたエンドプレートが接合され、他方の端面に円盤状のエンドプレートが接合されたOリング型フィルターカートリッジである。
特開平5−111622号公報 特公平8−17923号公報
従来、フィルターカートリッジは、上記4種類のエンドプレートが上記3種類のいずれかの組み合わせで濾過体の両端面に接合されることにより、製造される。そして、このような従来のフィルターカートリッジの製造方法では、製品の受注後に濾過体とエンドプレートとを接合させるため、受注から納期まである程度の時間が掛かることは避けられなかった。
そこで、本発明の目的は、上記問題に鑑みて、製品の短納期の対応を可能とするフィルターカートリッジ及びその製造方法を提供することである。
(1)本発明は、円筒状の濾過体の両端面に、熱可塑性樹脂製の第1エンドプレートを接合して、濾過体の内側空間と、外側空間を仕切る工程を含み、前記第1エンドプレートは中空円盤状であり、前記濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置が平坦な面状であるガスケット型フィルターカートリッジ本体の製造方法によって製造されたガスケット型フィルターカートリッジ本体の両端面に、フィルターカートリッジを収容するハウジングとの接続におけるシール性を保つためのガスケットを取り付けるガスケット取り付け工程を含み、前記ガスケットは、前記第1エンドプレートの平坦な面上に接触する中空円盤状の接触部と、前記接触部の開口部周囲に沿って形成され、前記第1エンドプレートの開口部周囲に接触する突出部と、を有し、前記突出部の内側面は、前記突出部の先端に向かって拡径となるようなテーパ状であるフィルターカートリッジの製造方法である。
(2)本発明は円筒状の濾過体の両端面に、熱可塑性樹脂製の第1エンドプレートを接合して、濾過体の内側空間と、外側空間を仕切る工程を含み、前記第1エンドプレートは中空円盤状であり、前記濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置が平坦な面状であるガスケット型フィルターカートリッジ本体の製造方法によって製造された複数のガスケット型フィルターカートリッジ本体の端面間に、中空円盤状の熱可塑性樹脂製の中継ぎプレートを配置し、前記ガスケット型フィルターカートリッジ本体の端面と前記中継ぎプレートとを接合する工程を含む複合ガスケット型フィルターカートリッジ本体の製造方法によって製造された複合ガスケット型フィルターカートリッジ本体の両端面に、フィルターカートリッジを収容するハウジングとの接続におけるシール性を保つためのガスケットを取り付けるガスケット取り付け工程を含み、前記ガスケットは、前記第1エンドプレートの平坦な面上に接触する中空円盤状の接触部と、前記接触部の開口部周囲に沿って形成され、前記第1エンドプレートの開口部周囲に接触する突出部と、を有し、前記突出部の内側面は、前記突出部の先端に向かって拡径となるようなテーパ状であるフィルターカートリッジの製造方法である
(3)本発明は円筒状の濾過体と、前記濾過体の両端面に接合して、濾過体の内側空間と、外側空間を仕切る熱可塑性樹脂製の第1エンドプレートと、を備え、前記第1エンドレートは、中空円盤状であり、前記濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置の一部または全部が平坦な面状であるガスケット型フィルターカートリッジ本体と、フィルターカートリッジを収容するハウジングとの接続におけるシール性を保つためのガスケットと、を備え、前記ガスケットは、前記ガスケット型フィルターカートリッジ本体の両端面に取り付けられ、前記第1エンドプレートの平坦な面上に接触する中空円盤状の接触部と、前記接触部の開口部周囲に沿って形成され、前記第1エンドプレートの開口部周囲に接触する突出部と、を有し、前記突出部の内側面は、前記突出部の先端に向かって拡径となるようなテーパ状であるガスケット型フィルターカートリッジである
(4)本発明は円筒状の濾過体と、前記濾過体の両端面に接合して、濾過体の内側空間と、外側空間を仕切る熱可塑性樹脂製の第1エンドプレートと、を備え、前記第1エンドレートは、中空円盤状であり、前記濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置の一部または全部が平坦な面状であるガスケット型フィルターカートリッジ本体と、前記ガスケット型フィルターカートリッジ本体の両端面に取り付け可能であり、フィルターカートリッジを収容するハウジングとの接続におけるシール性を保つためのガスケットと、を備え、前記ガスケットは、前記第1エンドプレートの平坦な面上に接触する中空円盤状の接触部と、前記接触部の開口部周囲に沿って形成され、前記第1エンドプレートの開口部周囲に接触する突出部と、を有し、前記突出部の内側面は、前記突出部の先端に向かって拡径となるようなテーパ状であるガスケット型フィルターカートリッジである
(5)本発明は円筒状の濾過体と、前記濾過体の両端面に接合して、濾過体の内側空間と、外側空間を仕切る熱可塑性樹脂製の第1エンドプレートと、を備え、前記第1エンドレートは、中空円盤状であり、前記濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置の一部または全部が平坦な面状であるガスケット型フィルターカートリッジ本体と、中空円盤状の熱可塑性樹脂製の中継ぎプレートと、を備え、複数のガスケット型フィルターカートリッジ本体の端面間に前記中継ぎプレートが配置され、前記ガスケット型フィルターカートリッジ本体の端面と前記中継ぎプレートとが接合されている複合ガスケット型フィルターカートリッジ本体と、フィルターカートリッジを収容するハウジングの接続におけるシール性を保つためのガスケットと、を備え、前記ガスケットは、前記複合ガスケット型フィルターカートリッジ本体の両端面に取り付けられ、前記第1エンドプレートの平坦な面上に接触する中空円盤状の接触部と、前記接触部の開口部周囲に沿って形成され、前記第1エンドプレートの開口部周囲に接触する突出部と、を有し、前記突出部の内側面は、前記突出部の先端に向かって拡径となるようなテーパ状である複合ガスケット型フィルターカートリッジ。
(6)本発明は円筒状の濾過体と、前記濾過体の両端面に接合して、濾過体の内側空間と、外側空間を仕切る熱可塑性樹脂製の第1エンドプレートと、を備え、前記第1エンドレートは、中空円盤状であり、前記濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置の一部または全部が平坦な面状であるガスケット型フィルターカートリッジ本体と、中空円盤状の熱可塑性樹脂製の中継ぎプレートと、を備え、複数のガスケット型フィルターカートリッジ本体の端面間に前記中継ぎプレートが配置され、前記ガスケット型フィルターカートリッジ本体の端面と前記中継ぎプレートとが接合されている複合ガスケット型フィルターカートリッジ本体と、前記複合ガスケット型フィルターカートリッジ本体の両端面に取り付け可能であり、フィルターカートリッジを収容するハウジングとの接続におけるシール性を保つためのガスケットと、を備え、前記ガスケットは、前記第1プレートの平坦な面上に接触する中空円盤状の接触部と、前記接触部の開口部周囲に沿って形成され、前記第1プレートの開口部周囲に接触する突出部と、を有し、前記突出部の内側面は、前記突出部の先端に向かって拡径となるようなテーパ状である複合ガスケット型フィルターカートリッジ
本発明によれば、製品の短納期の対応が可能となる。また、従来型のフィルターカートリッジはエンドプレートにガスケット保持用リブを備えているため、本発明のエンドプレートに比べて形状が複雑となる。そのため、従来型のエンドプレートの場合は、加熱溶着時の熱の影響でエンドプレートにヒケ(ゆがみ)が生じることがある。一方、本発明では、エンドプレートの形状が単純なため、加熱溶着時の熱の影響によるヒケがほとんど生じることはない。そのため、従来型フィルターカートリッジに比べてハウジング収容時の垂直性やエンドプレート端面の平面性を保ちやすく、ハウジングとのシールが安定する。
(A)は、プリーツ式のフィルターエレメントを備える濾過体の構成の一例を示す模式図であり、(B)は、(A)のA−A線における濾過体の模式断面図である。 (A)〜(D)は、本実施形態に係るフィルターカートリッジの製造方法を説明するための図である。 (A),(B)は、本実施形態に係る第1エンドプレートの構成の一例を示す断面模式図及び上面模式図である。 本実施形態に係る第1エンドプレートの構成の他の一例を示す断面模式図である。 (A),(B)は、従来のエンドプレート及びガスケットの構成を示す断面模式図及び上面模式図である。 (A),(B)は、従来のフィルターカートリッジの製造方法を説明するための図である。 (A)〜(D)は、本実施形態に係るフィルターカートリッジの製造方法を説明するための図である。 本実施形態に係るガスケットの構成の一例を示す断面模式図である。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
本実施形態のフィルターカートリッジは、フィルターエレメントを備える濾過体を有する。フィルターエレメントは、広く産業用として使用される液体用濾過膜(濾材)から構成されるものであれば特に制限されるものではなく、例えば、帯状の濾材をプリーツ折りにして円筒状に形成したフィルターエレメント又は多数の中空糸膜から構成されるフィルターエレメント等が挙げられる。以下に、プリーツ式のフィルターエレメントを備える濾過体の一般的な構成を説明する。
図1(A)は、プリーツ式のフィルターエレメントを備える濾過体の構成の一例を示す模式図であり、図1(B)は、図1(A)のA−A線における濾過体の模式断面図である。図1(A),(B)に示すように、濾過体10は、多孔状の外筒であるアウタチューブ12と多孔状の内筒であるインナチューブ14とを同心状に配置するとともに、それら内外筒の間の円環状の空間に同じく円環状をなすフィルターエレメント16を装填した構造となっている。このような濾過体10を備えるフィルターカートリッジは、アウタチューブ12側から流入した流体をフィルターエレメント16で濾過した上でインナチューブ14側から流出させる方式のものである。
アウタチューブ12及びインナチューブ14は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂にて格子状又は多孔状のものとして形成し、濾過対象となる流体の透過性を有する筒形構造体である。なお、濾過体10は、アウタチューブ12及びインナチューブ14を設けず、フィルターエレメント16のみから構成されていてもよい。
プリーツ式のフィルターエレメント16は、周知のように例えば高分子膜を主要素とする帯状の濾材をプリーツ折りしたものを円筒状に丸めた上で、その円周方向の両端を接合して円環状に整形したものである。フィルターエレメント16としては複数の異種の濾材を複数枚重ね合わせた複合構造のものが好ましく、例えば、多孔質濾過膜を2枚のサポート膜で挟持した三層構造等が挙げられる。
フィルターエレメント16を構成する多孔質濾過膜及びサポート膜の材料には、例えば、芳香族ポリアリールエーテルスルホン、ポリエチレン、ポリプロピレン、セルローズエステル類、ポリふっ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)やポリアミド等が知られている。中でも、耐熱性に優れ、広範囲の薬液に対して耐薬品性を有している点で、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、芳香族ポリアリールエーテルスルホン等が好ましい材料である。
フィルターエレメント16を構成する多孔質濾過膜の孔径は、用途によって適宜選択されるものであるが、例えば、0.1μm〜40μmの範囲である。特に医薬品製造ラインでの濾過、超純水ライン、電子工業用水等のファイナルフィルタの用途では、0.1μm〜0.45μmのものが好ましく使用され、特にRO、イオン交換、活性炭処理装置等の安全フィルターの用途では、0.4μm〜40μmのものが好ましく使用される。
図2(A)〜(D)は、本実施形態に係るフィルターカートリッジの製造方法を説明するための図である。図2(A)に示すように、フィルターエレメントを備える円筒状の濾過体10及び外径が濾過体10と同径の円板状で熱可塑性樹脂製の第1エンドプレート18を用意する。そして、図2(B)に示すように円筒状の濾過体10の両端面に、第1エンドプレート18を接合して、濾過体10の内側空間と外側空間を仕切ることにより、ガスケット型フィルターカートリッジ本体20を作製する。第1エンドプレート18の中央には、不図示であるが、インナチューブ14の内径とほぼ同径の開口部が形成されている。
以下に、上記濾過体10と第1エンドプレート18との接合方法について説明する。先ず、所定の治具にセットした第1エンドプレート18とヒータとを対向させて、少なくとも第1エンドプレート18の表層部を溶融・流動化させる。そして、第1エンドプレート18に濾過体10の端面を押し付けて、溶融・流動化した表層部をフィルターエレメント16の折り目に入り込ませ、濾過体10と第1エンドプレート18とを接合させる。加熱条件としては、例えばヒータの温度を400〜800℃程度とし、第1エンドプレート18とヒータとの間の距離を0.1〜10mm程度に保持して、10〜100秒間加熱する。当業者であれば、加熱条件は熱可塑性樹脂の種類によって適宜調整できる。
次に、濾過体10の両端面に接合される第1エンドプレート18の形状について説明する。本実施形態の第1エンドプレート18は中空円盤状であり、濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置の一部または全部が平坦な面状である。以下にその一例を説明する。
図3(A),(B)は、本実施形態に係る第1エンドプレートの構成の一例を示す断面模式図及び上面模式図である。図3(A),(B)に示すように、第1エンドプレート18は開口部18cを有する中空円盤状である。そして、第1エンドプレート18に接合する濾過体と反対側の表面18b全体が、平坦な面状となっている。図3に示す第1エンドプレート18では、該表面18b全体が、濾過体と接合する面から厚み方向(図3(A)に示す矢印A)に最遠部である位置に相当する。なお、図3に示す第1エンドプレート18において、外側面18aはテーパ状となっているが、必ずしもテーパ状である必要はない。
本実施形態における第1エンドプレート18は、図3に示すように、濾過体と反対側の表面18b全体が平坦な面状となっている必要はなく、以下のような場合でもよい。図4は、本実施形態に係る第1エンドプレートの構成の他の一例を示す断面模式図である。図4に示す第1エンドプレート18のように、第1エンドプレート18に接合する濾過体と反対側の表面18bに突出部18dが形成されており、濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置に相当する突出部18dの頂面18eが、平坦な面状となっているものでもよい。
そして、第1エンドプレート18の濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置を平坦な面(図3に示す表面18b、図4に示す頂面18e)にすることにより、該面上に、フィルターカートリッジを収容するハウジングとの接続におけるシール性を保つためのガスケット、またはハウジングとの接続に適した形状の第2エンドプレート等の別体部品の装着が可能となる。すなわち、第1エンドプレート18の濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置に形成される平坦な面は、該面上に別体部品の装着が可能な平坦な面である。また、第1エンドプレート18の濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置の一部又は全部が平坦な面であればよいため、別部品との装着に支障をきたさない限り、該面に凹部等の溝が形成されていてもよい。
図5(A),(B)は、従来のエンドプレート及びガスケットの構成を示す断面模式図及び上面模式図である。図5(A),(B)に示すように、従来のエンドプレート23aには、濾過体と反対側の表面18bに、円環状のガスケット保持用リブ23bが設けられる。ガスケット23は、円環状のガスケット保持用リブ23b間に嵌め込まれ、固定される。
従来のエンドプレート23aでは、濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置は、ガスケット保持用リブ23bの頂点23cとなる。しかし、本実施形態のエンドプレート18では、濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置は、従来のエンドプレート23aの頂点23cのような点ではなく、平坦な面(別部品の装着が可能な平坦な面)である。すなわち、本実施形態では、第1エンドプレート18の濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置には、別部品の装着が可能な平坦な面が形成されるものであって、該面上に別部品の装着に支障をきたすような突起物が形成されるものではない。
このような従来のエンドプレート23aは、ガスケット保持用リブ23bを形成した複雑な構造であるため、エンドプレート23aと濾過体との接合時のヒータ等の熱によって、ヒケが発生してしまう。その結果、ハウジング収容時の垂直性やハウジングとのシール性能が安定しない場合がある。一方、本実施形態の第1エンドプレート18には、上記のようなガスケット保持用リブ23bが形成されておらず、第1エンドプレート18の濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置は平坦な面(該面上に別部品の装着が可能な平坦な面)であるため、第1エンドプレート18と濾過体との接合時のヒータ等の熱によるヒケの発生は抑制される。その結果、ハウジング収容時の垂直性やハウジングとのシール性能は安定する。また、接合時の熱によるヒケの発生が抑制され、ハウジング収容時の垂直性やハウジングとのシール性能が安定する点で、図4に示す断面凸状の第1エンドプレート18より、図3に示す断面台形状の第1エンドプレート18の方が好ましい。
このように、図2(A)及び(B)に示す工程によって、ガスケット型フィルターカートリッジ本体20が製造される。そして、このガスケット型フィルターカートリッジ本体20を以下に説明する3種のフィルターカートリッジの中間体とすることにより、発注後に、濾過体とエンドプレートとを接合する従来のフィルターカートリッジの製造方法に比べて、受注から納期までを短縮することが可能となる。以下、具体的に説明する。
図2(C)に示すように、フィルターカートリッジの発注に応じて、第1エンドプレート18に装着されるガスケット22、Oリングが取り付けられる第2エンドプレート26又は濾過体10の軸方向に突出した槍型状の第2エンドプレート28、(孔無し)円盤状第2エンドプレート29を用意する。
そして、ガスケット型フィルターカートリッジの発注を受けた場合には、図2(D)に示すように、第1エンドプレート18の濾過体10と接合する面から厚み方向に最遠部である位置に形成される平坦な面(すなわち、ガスケット型フィルターカートリッジ本体20の両端面)に、ガスケット22を取り付ける。このようにガスケット22を取り付けるだけで、ガスケット型フィルターカートリッジ30として、受注から直ちに出荷できる。また、槍型フィルターカートリッジの受注を受けた場合には、図2(D)に示すように、一方の第1エンドプレート18の濾過体10と接合する面から厚み方向に最遠部である位置に形成される平坦な面に、槍型状の第2エンドプレート28を接合し、他方の第1エンドプレート18の濾過体10と接合する面から厚み方向に最遠部である位置に形成される平坦な面に、Oリングが取り付けられる第2エンドプレート26を接合し、槍型フィルターカートリッジ本体を作製する。そして、第2エンドプレート26にOリング24を取り付け、槍型フィルターカートリッジ32を得る。また、Oリング型フィルターカートリッジの発注を受けた場合には、図2(D)に示すように、一方の第1エンドプレート18の濾過体10と接合する面から厚み方向に最遠部である位置に形成される平坦な面に、Oリングが取り付けられる第2エンドプレート26を接合し、他方の第1エンドプレート18の濾過体10と接合する面から厚み方向に最遠部である位置に形成される平坦な面に、円盤状第2エンドプレート29を接合し、Oリング型フィルターカートリッジ本体を作製する。そして、第2エンドプレート26にOリング24を取り付け、Oリング型フィルターカートリッジ34を得る。このように、ガスケット型フィルターカートリッジ本体20を製造しておけば、槍型フィルターカートリッジ32、またはOリング型フィルターカートリッジ34の受注を受けた場合でも、ガスケット型フィルターカートリッジ本体20を中間体として使用し、第1エンドプレート18の濾過体10と接合する面から厚み方向に最遠部である位置に形成される平坦な面に、所望の第2エンドプレートを接合するだけでよい。そして、第1エンドプレート18と第2エンドプレートとの接合は、同素材の平坦な面同士の接合であるため、短時間で容易に接合することが可能である。したがって、上記各フィルターカートリッジの受注から直ちに出荷することが可能となる。
以下に、従来のフィルターカートリッジの製造方法について説明する。図6(A),(B)は、従来のフィルターカートリッジの製造方法を説明するための図である。図6(A)に示すように、フィルターエレメントを備える濾過体10を用意すると共に、フィルターカートリッジの発注に応じて、ガスケットが取り付けられるエンドプレート23a、Oリングが取り付けられる第2エンドプレート26、槍型状の第2エンドプレート28、円盤状第2エンドプレート29を用意する。
そして、ガスケット型フィルターカートリッジの発注を受けた場合には、図6(B)に示すように濾過体10の両端面にエンドプレート23aを接合し、エンドプレート23aにガスケット23を取り付け、ガスケット型フィルターカートリッジ40aを得る。また、槍型フィルターカートリッジの発注を受けた場合には、図6(B)に示すように、濾過体10の一方の端面に、槍型状のエンドプレート28を接合し、濾過体10の他方の端面に、Oリング24が取り付けられる第2エンドプレート26を接合し、第2エンドプレート26にOリング24を取り付け、槍型フィルターカートリッジ40bを得る。さらに、Oリング型フィルターカートリッジの発注を受けた場合には、図6(B)に示すように、濾過体10の一方の端面に、Oリング24が取り付けられるエンドプレート26を接合し、濾過体10の他方の端面に、円盤状第2エンドプレート29を接合し、エンドプレート26にOリング24を取り付け、Oリング型フィルターカートリッジ40cを得る。
このように、従来のフィルターカートリッジの製造方法では、受注後に濾過体10とエンドプレートとを接合するため、受注から製品納期までにある程度の時間が掛かることは避けられなかった。これは、濾過体10とエンドプレートとは異素材であって、接合面は複雑な形状をしているため、接合に時間が掛かるためである。本実施形態では、濾過体10と接合する面から厚み方向に最遠部である位置に平坦な面が形成された第1エンドプレート18が、濾過体10の両端面に接合されたガスケット型フィルターカートリッジ本体20を、上記3種のフィルターカートリッジの中間体として製造するため、該中間体の1種を在庫として確保しておけば、ガスケットの装着や平坦なプレート同士の接合だけで、各タイプのフィルターカートリッジを製造することができる。その結果、受注から短時間で各種フィルターカートリッジを製造することが可能となる。また、短納期に対応するために膨大な各種フィルターカートリッジの在庫を確保しておく必要もない。
具体的には、従来のフィルターカートリッジの製造方法では、フィルターカートリッジを製造するのに約11日間掛かる。これに対して、本実施形態のフィルターカートリッジの製造方法では、ガスケット型フィルターカートリッジ本体20を作製する工程が含まれているため、従来の製法と比較して、フィルターカートリッジを製造する期間は若干長く、約12日間掛かる。しかし、本実施形態の製法では、ガスケット型フィルターカートリッジ本体20を中間体として利用することができるため、ガスケット型フィルターカートリッジ本体20の製造後からでも受注が受けられる。その結果、受注から出荷までの期間は、約7日間となる。一方、従来の製法では、ガスケット型フィルターカートリッジ本体20を製造していないので、受注から出荷までの期間はフィルターカートリッジの製造期間と同じで約11日間掛かり、本実施形態の製法より長くなる。したがって、本実施形態の製法は、従来の製法より短納期に対応する製法であると云える。
図7(A)〜(D)は、本実施形態に係るフィルターカートリッジの製造方法を説明するための図である。複合ガスケット型フィルターカートリッジの発注を受けた場合、図7(A)に示すように、上記説明した第1エンドプレート18を濾過体10の両端面に接合したガスケット型フィルターカートリッジ本体20を2本(または3本)及び中継ぎプレート36を用意し、図7(B)に示すように、2つのガスケット型フィルターカートリッジ本体20の端面間に中継ぎプレート36を配置し、接合することにより、複合ガスケット型フィルターカートリッジ本体を作製する。なお、ガスケット型フィルターカートリッジ本体20同士の接合は、中継ぎプレート36を介さずに、直接本体の第1エンドプレート18同士を接合させることによって行ってもよい。そして、図7(C)に示すように、第1エンドプレート18に装着されるガスケット22を用意し、図7(D)に示すように、第1エンドプレート18の濾過体10と接合する面から厚み方向に最遠部である位置に形成される平坦な面に、ガスケット22を取り付け、複合ガスケット型フィルターカートリッジ31(図7では、10インチのフィルターカートリッジが2つ連接された20インチのフィルターカートリッジ)を得る。
また、複合槍型フィルターカートリッジの受注を受けた場合も同様に、まず、図7(A)及び(B)に示すように、複合ガスケット型フィルターカートリッジ本体を製造する。そして、図7(C)に示すように、槍型状の第2エンドプレート28及びOリングが取り付けられる第2エンドプレート26を用意する。次に、図7(D)に示すように、一方の第1エンドプレート18の濾過体10と接合する面から厚み方向に最遠部である位置に形成される平坦な面に、槍型状の第2エンドプレート28を接合し、他方の第1エンドプレート18の濾過体10と接合する面から厚み方向に最遠部である位置に形成される平坦な面に、Oリングが取り付けられる第2エンドプレート26を接合し、第2エンドプレート26にOリング24を取り付け、複合槍型フィルターカートリッジ33を得る。また、複合Oリング型フィルターカートリッジの発注を受けた場合も同様に、まず、図7(A)及び(B)に示すように、複合ガスケット型フィルターカートリッジ本体を製造する。そして、図7(C)に示すように、Oリングが取り付けられる第2エンドプレート26及び(孔無し)円盤状第2エンドプレート29を用意する。次に、図7(D)に示すように、一方の第1エンドプレート18の濾過体10と接合する面から厚み方向に最遠部である位置に形成される平坦な面に、Oリングが取り付けられる第2エンドプレート26を接合し、他方の第1エンドプレート18の濾過体10と接合する面から厚み方向に最遠部である位置に形成される平坦な面に、円盤状第2エンドプレート29を接合し、第2エンドプレート26にOリング24を取り付け、複合Oリング型フィルターカートリッジ35を得る。
このように、複合型の各種フィルターカートリッジを製造する場合でも、ガスケット型フィルターカートリッジ本体20を製造しておけば、ガスケットの装着や平坦なプレート同士の接合だけで済むため、短時間で容易に各種フィルターカートリッジを製造することができ、受注から直ちに出荷することが可能となる。これに対し、従来の方法では、上記でも説明したように、受注後に注文に応じたエンドプレートと濾過体とを接合するため、受注から製品納期までにある程度の時間が掛かってしまう。
なお、中継ぎプレート36には中央孔が形成されており、中継ぎプレート36を介して、複数のガスケット型フィルターカートリッジ本体20を連結させると、各ガスケット型フィルターカートリッジ本体20のインナチューブは、中継ぎプレート36の中央孔を介して連通することとなる。また、中継ぎプレート36の中央孔の径は、インナチューブの径と同等か又は当該径より拡径であることが好ましい。
以下に、第1エンドプレート18と第2エンドプレート(26,28,29)または中継ぎプレート36との接合方法について説明する。ガスケット型フィルターカートリッジ本体20の第1エンドプレート18とヒータの一方の面とを対向させ、また、第2エンドプレートまたは中継ぎプレート36とヒータの他方の面とを対向させて、第1エンドプレート18と、第2エンドプレート又は中継ぎプレート36の表層部を溶融・流動化させる。そして、第2エンドプレート又は中継ぎプレート36にガスケット型フィルターカートリッジ本体20の端面を押し付けて、第2エンドプレート又は中継ぎプレート36と第1エンドプレート18とを接合させる。加熱条件としては、ヒータの温度を300〜600℃程度とし、第1エンドプレート18とヒータとの間の距離、第2エンドプレート又は中継ぎプレート36とヒータとの間の距離を0.1〜10mm程度に保持して、10〜100秒間加熱する。当業者であれば、加熱条件は熱可塑性樹脂の種類によって適宜調整できる。
なお、各プレート表層部の溶融・流動化は、ヒータによる加熱に限定されるものではなく、例えば、超音波による振動摩擦による熱等であってもよい。
本実施形態のガスケット22、Oリング24の材料は、例えば、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、シリコンゴム等である。
本実施形態の第1エンドプレート18、第2エンドプレート(26,28,29)の材料は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂であれば特に制限されるものではないが、第1エンドプレート18及び第2エンドプレート(26,28,29)は、接合性の点で、同一素材であることが好ましく、アウタチューブ12及びインナチューブ14も同一素材であることがより好ましい。
本実施形態の中継ぎプレート36の材料は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂であれば特に制限されるものではないが、接合性の点で、第1エンドプレート18、第2エンドプレート(26,28,29)、アウタチューブ12及びインナチューブ14と同一素材であることが好ましい。
図8は、本実施形態に係るガスケットの構成の一例を示す断面模式図である。図8に示すように、ガスケット22は、第1エンドプレート18の平坦な面上に接触する中空円盤状の接触部22aと、接触部22aの開口部22bの周囲に沿って形成され、第1エンドプレート18の開口部18cの周囲に接触する突出部22cとを備えている。そして、突出部22cの内側面22dは、突出部22cの先端に向かって拡径となるように、テーパ状となっている。すなわち、突出部22cの先端側の肉厚は、接触部22a側の肉厚より薄くなっている。ガスケット22は、突出部22cが第1エンドプレート18の開口部18cに嵌挿されることにより、第1エンドプレート18に固定される。
フィルターカートリッジをハウジングに固定する際には、シャフトをフィルターカートリッジに挿通させる(具体的に、シャフトをインナチューブ内、第1エンドプレート18の開口部18c及びガスケット22の開口部22bに挿通させる)場合がある。本実施形態において、ガスケット22の突出部22cの内側面22dは、突出部22cの先端に向かって拡径となるようなテーパ状であるため、シャフトの挿通時に、シャフトがガスケット22に接触しても、ガスケット22がフィルーカートリッジから外れることが抑制される。
10 濾過体、12 アウタチューブ、14 インナチューブ、16 フィルターエレメント、18 第1エンドプレート、18a 外側面、18b 表面、18c 開口部、18d 突出部、18e 頂面、20 ガスケット型フィルターカートリッジ本体、22ガスケット、22a 接触部、22b 開口部、22c 突出部、22d 内側面、23ガスケット、23a エンドプレート、23b ガスケット保持用リブ、23c 頂点、24 Oリング、26,28,29 第2エンドプレート、30 ガスケット型フィルターカートリッジ、31 複合ガスケット型フィルターカートリッジ、32 槍型フィルターカートリッジ、33 複合槍型フィルターカートリッジ、34 Oリング型フィルターカートリッジ、35 複合Oリング型フィルターカートリッジ、36 中継ぎプレート、40a ガスケット型フィルターカートリッジ、40b 槍型フィルターカートリッジ、40c Oリング型フィルターカートリッジ。

Claims (6)

  1. 円筒状の濾過体の両端面に、熱可塑性樹脂製の第1エンドプレートを接合して、濾過体の内側空間と、外側空間を仕切る工程を含み、前記第1エンドプレートは中空円盤状であり、前記濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置が平坦な面状であるガスケット型フィルターカートリッジ本体の製造方法によって製造されたガスケット型フィルターカートリッジ本体の両端面に、フィルターカートリッジを収容するハウジングとの接続におけるシール性を保つためのガスケットを取り付けるガスケット取り付け工程を含み、
    前記ガスケットは、前記第1エンドプレートの平坦な面上に接触する中空円盤状の接触部と、前記接触部の開口部周囲に沿って形成され、前記第1エンドプレートの開口部周囲に接触する突出部と、を有し、
    前記突出部の内側面は、前記突出部の先端に向かって拡径となるようなテーパ状であることを特徴とするフィルターカートリッジの製造方法。
  2. 円筒状の濾過体の両端面に、熱可塑性樹脂製の第1エンドプレートを接合して、濾過体の内側空間と、外側空間を仕切る工程を含み、前記第1エンドプレートは中空円盤状であり、前記濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置が平坦な面状であるガスケット型フィルターカートリッジ本体の製造方法によって製造された複数のガスケット型フィルターカートリッジ本体の端面間に、中空円盤状の熱可塑性樹脂製の中継ぎプレートを配置し、前記ガスケット型フィルターカートリッジ本体の端面と前記中継ぎプレートとを接合する工程を含む複合ガスケット型フィルターカートリッジ本体の製造方法によって製造された複合ガスケット型フィルターカートリッジ本体の両端面に、フィルターカートリッジを収容するハウジングとの接続におけるシール性を保つためのガスケットを取り付けるガスケット取り付け工程を含み、
    前記ガスケットは、前記第1エンドプレートの平坦な面上に接触する中空円盤状の接触部と、前記接触部の開口部周囲に沿って形成され、前記第1エンドプレートの開口部周囲に接触する突出部と、を有し、
    前記突出部の内側面は、前記突出部の先端に向かって拡径となるようなテーパ状であることを特徴とするフィルターカートリッジの製造方法。
  3. 円筒状の濾過体と、前記濾過体の両端面に接合して、濾過体の内側空間と、外側空間を仕切る熱可塑性樹脂製の第1エンドプレートと、を備え、前記第1エンドレートは、中空円盤状であり、前記濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置の一部または全部が平坦な面状であるガスケット型フィルターカートリッジ本体と
    フィルターカートリッジを収容するハウジングとの接続におけるシール性を保つためのガスケットと、を備え、
    前記ガスケットは、前記ガスケット型フィルターカートリッジ本体の両端面に取り付けられ、前記第1エンドプレートの平坦な面上に接触する中空円盤状の接触部と、前記接触部の開口部周囲に沿って形成され、前記第1エンドプレートの開口部周囲に接触する突出部と、を有し、
    前記突出部の内側面は、前記突出部の先端に向かって拡径となるようなテーパ状であることを特徴とするガスケット型フィルターカートリッジ。
  4. 円筒状の濾過体と、前記濾過体の両端面に接合して、濾過体の内側空間と、外側空間を仕切る熱可塑性樹脂製の第1エンドプレートと、を備え、前記第1エンドレートは、中空円盤状であり、前記濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置の一部または全部が平坦な面状であるガスケット型フィルターカートリッジ本体と、
    前記ガスケット型フィルターカートリッジ本体の両端面に取り付け可能であり、フィルターカートリッジを収容するハウジングとの接続におけるシール性を保つためのガスケットと、を備え
    前記ガスケットは、前記第1エンドプレートの平坦な面上に接触する中空円盤状の接触部と、前記接触部の開口部周囲に沿って形成され、前記第1エンドプレートの開口部周囲に接触する突出部と、を有し、
    前記突出部の内側面は、前記突出部の先端に向かって拡径となるようなテーパ状であることを特徴とするガスケット型フィルターカートリッジ。
  5. 円筒状の濾過体と、前記濾過体の両端面に接合して、濾過体の内側空間と、外側空間を仕切る熱可塑性樹脂製の第1エンドプレートと、を備え、前記第1エンドレートは、中空円盤状であり、前記濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置の一部または全部が平坦な面状であるガスケット型フィルターカートリッジ本体と、中空円盤状の熱可塑性樹脂製の中継ぎプレートと、を備え、複数のガスケット型フィルターカートリッジ本体の端面間に前記中継ぎプレートが配置され、前記ガスケット型フィルターカートリッジ本体の端面と前記中継ぎプレートとが接合されている複合ガスケット型フィルターカートリッジ本体と
    フィルターカートリッジを収容するハウジングの接続におけるシール性を保つためのガスケットと、を備え、
    前記ガスケットは、前記複合ガスケット型フィルターカートリッジ本体の両端面に取り付けられ、前記第1エンドプレートの平坦な面上に接触する中空円盤状の接触部と、前記接触部の開口部周囲に沿って形成され、前記第1エンドプレートの開口部周囲に接触する突出部と、を有し、
    前記突出部の内側面は、前記突出部の先端に向かって拡径となるようなテーパ状であることを特徴とする複合ガスケット型フィルターカートリッジ。
  6. 円筒状の濾過体と、前記濾過体の両端面に接合して、濾過体の内側空間と、外側空間を仕切る熱可塑性樹脂製の第1エンドプレートと、を備え、前記第1エンドレートは、中空円盤状であり、前記濾過体と接合する面から厚み方向に最遠部である位置の一部または全部が平坦な面状であるガスケット型フィルターカートリッジ本体と、中空円盤状の熱可塑性樹脂製の中継ぎプレートと、を備え、複数のガスケット型フィルターカートリッジ本体の端面間に前記中継ぎプレートが配置され、前記ガスケット型フィルターカートリッジ本体の端面と前記中継ぎプレートとが接合されている複合ガスケット型フィルターカートリッジ本体と、
    前記複合ガスケット型フィルターカートリッジ本体の両端面に取り付け可能であり、フィルターカートリッジを収容するハウジングとの接続におけるシール性を保つためのガスケットと、を備え
    前記ガスケットは、前記第1プレートの平坦な面上に接触する中空円盤状の接触部と、前記接触部の開口部周囲に沿って形成され、前記第1プレートの開口部周囲に接触する突出部と、を有し、
    前記突出部の内側面は、前記突出部の先端に向かって拡径となるようなテーパ状であることを特徴とする複合ガスケット型フィルターカートリッジ。
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