JP5192621B2 - フルオロアルカンスルホニルアジドモノマーの共重合体 - Google Patents

フルオロアルカンスルホニルアジドモノマーの共重合体 Download PDF

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Description

【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、1999年5月7日に出願された米国特許仮出願60/133,066の特典を請求するものである。
【0002】
(発明の分野)
本発明は、フルオロポリマー中で官能性モノマーとして有用なフルオロアルカンスルホニルアジド化合物、ならびにこのようなフルオロアルカンスルホニルアジドモノマーから誘導される単位を含むフルオロポリマーに関する。
【0003】
(発明の背景)
一般にフルオロエラストマーは、大部分の最終用途に必要な物理的性質を発揮させるために硬化させなければならない。硬化するために、フルオロエラストマーは、CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2CNなどのキュアサイト(Curesite)モノマー(米国特許第4,281,092号)を含まなければならないことがしばしばある。硬化を終了するために、このようなキュアサイトモノマーを触媒の存在下で長時間高温にさらすことが必要である。しかし、触媒残渣は硬化されたフルオロエラストマー物品の諸性質に悪影響を与える可能性があり、あるいは、硬化反応の副産物が環境問題を引き起す可能性がある。長時間高温にさらすことによって製造コストが増大する可能性があり、ポリマーの分解を引き起こす可能性がある。
【0004】
したがって、フルオロエラストマーを架橋させるために、触媒または高温への長時間の暴露を必要としないキュアサイトモノマーが必要とされている。
【0005】
また、フルオロポリマーの他の基板(金属表面または他のポリマーなど)への接着性を向上させ、フルオロポリマーのコーティングの耐久性を向上させ、架橋を行ってフルオロポリマーの機械的性質を向上させるために、官能性側基(side group)を有するフルオロポリマーが必要とされている。
【0006】
(発明の概要)
本発明は、スルホニルアジド基を有する官能性モノマーの1つの新しいクラスを提供する。これらのモノマーを少なくとも1つの他の(すなわち異なる)フッ素化モノマー、および(任意選択で)フッ素を含まないモノマーと共重合させることによって、触媒または高温への長時間の暴露を必要とせずに、フルオロポリマー中に架橋を形成することができる反応性フルオロアルカンスルホニルアジド側基を有するフルオロポリマーが提供される。また、このフルオロアルカンスルホニルアジド側基を使用して、フルオロポリマーと他の基板の間の接着性を向上させ、コーティングの耐久性を向上させ、架橋によってフルオロポリマーの機械的性質を向上させることもできる。
【0007】
具体的には、本発明の一実施形態は、次式のフルオロアルカンスルホニルアジド化合物である。
CF2=CF−(O)p−Rf−(CH2n−S(O)q3 (I)
上式で、p=0または1、n=0〜4、q=1または2であり、RfはC1〜C16のペルフルオロアルキレン基またはペルフルオロ(オキシアルキレン)基である。p=1、n=0、q=2であり、Rf
−CF2CF(CF3)OCF2CF2−および−(CF2m−(m=2〜4)
からなる群から選択されることが好ましい。
【0008】
本発明の第2の実施形態は、次式のフルオロアルカンスルホニルアジド化合物である。
CX12=CX−(O)p−Rf−(CH2n−S(O)q3 (II)
上式で、X、X1、X2はそれぞれ独立にHまたはFであり、(ただし、X、X1、およびX2のすべてがFである可能性はなく、したがって化合物IIは化合物Iと同一ではなく)、p=0または1、n=0〜4、q=1または2であり、Rfはペルフルオロアルキレン基またはペルフルオロ(オキシアルキレン)基である。X、X1、X2はHであり、p=0、n=0、q=2であり、Rfは−CF2CF2OCF2CF2−または−(CF2y−(y=1〜8)であることが好ましい。
【0009】
本発明の第3の実施形態は、化合物(I)または化合物(II)から誘導される単位と、少なくとも1つの他のフッ素化モノマーから誘導される単位とを含む共重合体である。
【0010】
(発明の詳細な説明)
ある種のフルオロアルキルスルホニルアジド化合物はフルオロポリマーを作成する際にモノマーとして有用であり、非常に反応性の高い官能性側基をフルオロポリマーに導入するのに少量で特に有用であることが発見されている。このようなフルオロポリマーは硬化性エラストマーおよび弾塑性体、接着性の向上、コーティング、熱硬化性樹脂、グラフトポリマーなどの分野において有用な材料である。適切な熱または光の開始条件下で、スルホニルアジド官能基は反応性の高いニトレン種を生成することができる。次いでニトレン中間体にカップリングまたは挿入反応を施し、それによってフルオロポリマー鎖を架橋させることができる。
【0011】
本発明の第1の実施形態は、次式のフルオロアルカンスルホニルアジド化合物である。
CF2=CF−(O)p−Rf−(CH2n−S(O)q3 (I)
上式でp=0または1、n=0〜4、q=1または2であり、RfはC1〜C16のペルフルオロアルキレン基またはペルフルオロ(オキシアルキレン)基である。p=1、n=0、q=2であり、Rfは−CF2CF(CF3)OCF2CF2−および−(CF2m−(m=2〜4)からなる群から選択されることが好ましい。詳細には、これらの種はCF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2−SO23(8−SAVE)、CF2=CFOCF2CF2−SO23、CF2=CFOCF2CF2CF2−SO23、およびCF2=CFOCF2CF2CF2CF2−SO23を含むがそれだけには限らない。
【0012】
本発明の第2の実施形態は、次式のフルオロアルカンスルホニルアジド化合物である。
CX12=CX−(O)p−Rf−(CH2n−S(O)q3 (II)
上式でX、X1、X2はそれぞれ独立にHまたはFであり、(ただし、X、X1、およびX2のすべてがFであることはできず)、p=0または1、n=0〜4、q=1または2であり、Rfはペルフルオロアルキレン基またはペルフルオロ(オキシアルキレン)基である。X、X1、X2はHであり、p=0、n=0、q=2であり、Rfは−CF2CF2OCF2CF2−または−(CF2y−(y=1〜8)であることが好ましい。1つの具体例は
CH2=CHCF2CF2OCF2CF2−SO23
である。
【0013】
式IまたはIIにおいてq=1であるとき、本発明のモノマーはより正確には「フルオロアルカンスルフィニルアジド」として記述される。ただし話を簡潔にするため、q=1か2かに関係なく、本発明のモノマーを本明細書では総称してフルオロアルカンスルホニルアジドと呼ぶ。
【0014】
本発明のフルオロアルカンスルホニルアジド化合物を作成するための一般的な方法は、−20°から50℃の温度(好ましくは0°から20℃の間)で、メタノール、アセトニトリル、アセトン、またはこれらの混合物などの溶媒中で、アジ化ナトリウムと適切なフッ化フルオロアルカンスルホニル、臭化フルオロアルカンスルホニル、または塩化フルオロアルカンスルホニルとを反応させるものである。
【0015】
本発明の共重合体は、i)本発明の化合物(I)または化合物(II)から誘導される単位と、およびii)少なくとも1つの他のフッ素化モノマーから誘導される単位とを含む。「他のフッ素化モノマー」とは、フルオロアルカンスルホニルアジド以外の共重合性フルオロモノマーを意味する。さらに、共重合体は1つまたは複数のフッ素を含まないモノマーから誘導される単位を含んでもよい。
【0016】
化合物(I)または化合物(II)から誘導される単位は、本発明の共重合体中に少量存在することが好ましい。典型的には共重合体は、化合物(I)または化合物(II)から誘導された単位を0.02〜10モルパーセント(ポリマー中のモノマー単位の合計に対して)、好ましくは0.1〜5モルパーセント、最も好ましくは0.3〜3モルパーセント含む。
【0017】
化合物(I)または化合物(II)と共に共重合体を形成するのに適したフッ素化モノマーには、テトラフルオロエチレン(TFE)、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)、トリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン(VF2)、フッ化ビニル(VF)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)、1−または2−ヒドロペンタフルオロプロピレン、3,3,3−トリフルオロプロピレン、ヘキサフルオロイソブチレン、1〜5個の炭素原子(好ましくは1〜3個の炭素原子)を含むアルキル基を有するペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)(PAVE)、1〜5個の炭素原子を含むアルコキシ基を有するペルフルオロ(アルコキシビニルエーテル)、ペルフルオロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)(PDD)およびペルフルオロ−(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)(PMD)が含まれるがそれだけに限らない。フッ素化モノマーのこの群には、官能基を含む酸フッ化物やエステルなどのペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)も含まれる。これらのエーテルの例には、CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2SO2F(PSEPVE)およびCF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2COOCH3(EVE)がある。フッ素化モノマーの少なくとも1つは、TFE、CTFE、およびVF2からなる群から選択することが好ましい。
【0018】
本発明の共重合体中で使用することができるフッ素を含まないモノマーには、エチレン、プロピレン、n−ブチレン、イソ−ブチレン、酢酸ビニル(VAc)、およびメチルビニルエーテルなどのビニルエーテルがある。
【0019】
本発明の共重合体はガラス状、熱可塑性樹脂状、またはエラストマー状であってよい。これらは非結晶または部分的に結晶であるか、溶融二次加工可能または溶融二次加工不能のものでもよい。このようなポリマーの性質は共重合体中で使用されるモノマーのタイプおよびその相対レベルによって制御されることを、当業者なら容易に理解されよう。
【0020】
本発明の典型的なエラストマー性共重合体は、化合物(I)または化合物(II)から誘導される少量の単位に加えて、a)VF2およびHFP、b)VF2、HFPおよびTFE、c)VF2、PAVEおよびTFE、d)TFEおよびPAVE、e)TFEおよびプロピレン、f)TFE、VF2およびプロピレン、およびg)TFE、PAVEおよびエチレンからなる群から選択されたモノマーの組み合わせから誘導される単位を含む。
【0021】
本発明の典型的な熱可塑性共重合体は、化合物(I)または化合物(II)から誘導される単位に加えて、TFEまたはCTFEから誘導される単位と、HFP、PDD、PMDおよびエチレンなど1つまたは複数の追加のモノマーを最大で10モルパーセント含む。
【0022】
フルオロポリマーを生成するための知られているどんな方法によっても、本発明の共重合体を調製することができる。当分野でよく知られているように、このような方法は、たとえば水性または非水性媒質中、または混合媒質中で行うことができる。やはり当分野でよく知られているように、分散液、乳濁液、溶液または懸濁液プロセスを使用することができ、これらのプロセスは連続、バッチまたは半バッチ式に行うことができる。
【0023】
ポリマーが架橋を引き起こすのに充分なほど加熱されないように注意しながら、反応器から生じる共重合体を任意の知られている技法によって単離し乾燥することができる。代替方法として、反応器から生じる水性分散液をたとえばコーティング組成物としてそのまま直接使用し、またはそれを界面活性剤の添加によって最初に安定化させ、および/またはラテックスコーティング組成物の調製のための当分野でよく知られている方法によって濃縮することもできる。
【0024】
紫外放射または熱にさらすことによって、本発明の共重合体を硬化することができる。さらに、本発明の共重合体を、他の硬化性ポリマーおよび硬化剤および結果として生じる共硬化された混合物と混合することができる。本発明の共重合体をゴムおよびプラスチック業界でよく知られる添加剤、加工助剤および充填剤と混合することもできる。これらはカーボンブラック、硫酸バリウム、タルクおよびシリカを含めた鉱物質の充填剤、フィブリル化または非フィブリル化熱可塑性フルオロポリマー、金属酸化物、金属水酸化物などであるがそれだけには限らない。
【0025】
(実施例)
示差走査熱分析(DSC)によって融解温度(Tm)およびガラス転移温度(Tg)を測定した。通常どおり、Tmは部分的に結晶質であるポリマーの融解吸熱量のピークとし、TgはDSC曲線における非結晶質共重合体の勾配変化点とした。
【0026】
1Hおよび19F NMR分光法および赤外分光法(IR)によってモノマー組成物を測定した。
【0027】
高温または適切な膨潤溶媒中で19F NMRによって共重合体組成物を測定した。温度はサンプルが融解状態、つまり部分的に結晶質であるサンプルのTmより高く、非結晶質サンプルのTgより高い温度であった。IRを使用して、共重合体に取り込まれたアジド基(約2150cm-1)およびスルホニル基(約1430cm-1)の存在を検出した。
【0028】
実施例1 ペルフルオロ−〔2−(2−アジドスルホニルエトキシ)プロピルビニルエーテル〕〔CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2−SO23〕(8−SAVE)の調製
Prog.Rubber Plast.Technol.、vol.4、p258(1993)に開示されるように、テトラフルオロエチレンとSO3の反応によってペルフルオロ−〔2−(2−フルオロスルホニルエトキシ)プロピルビニルエーテル〕(PSEPVE)を合成し、次に酸化ヘキサフルオロプロピレンとの反応および熱分解によってスルトン(sultone)を形成した。次いで反応フラスコ中で、無水メタノール(100ml)と無水アセトニトリル(10ml)の混合溶媒中に、アジ化ナトリウム(6.55g、0.1mol)およびPSEPVE(44.6g、0.10mol)を装入した。混合物を周囲温度で48時間撹拌した。固体残渣を濾過し廃棄した。濾液を氷水上に注ぎ底部有機層を回収した。この有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ蒸留すると、透明、無色の液体を与え、これはIRおよび19F NMRによって8−SAVEと同定された。8−SAVEは5mmHg(667Pa)で61〜62℃の沸点(b.p.)を有していた。収量:20g(42.6%)。関連するNMRおよびIRデータは以下の通りである。19F NMR(376.89MHz、CDCl3):−78.7(m、2F)、−80.3(m、3F)、−85.0(m、2F)、−113.5(s、2F)、−113.4、−113.5、−113.6、−113.7(4s、1F)、−121.5、−121.7、−121.8、−122.0(4m、1F)、−135.6、−135.8、−135.9、−136.1(4m、1F)、−144.9(t、J=21.8Hz、1F);IR(ニート):2153cm-1(−SO23)、1840cm-1(CF2=CFO)、1425cm-1
【0029】
実施例2 ペルフルオロ−〔2−(2−アジドスルホニルエトキシ)プロピルビニルエーテル〕〔CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2−SO23〕の調製
反応フラスコ中で、無水メタノール(80ml)と無水アセトニトリル(80ml)の混合溶媒中に、アジ化ナトリウム(13.1g、0.2mol)およびPSEPVE(89.2g、0.20mol)を装入した。混合物を周囲温度で20時間、次いで40℃で3時間撹拌した。実施例1に記載したようにして、生成物を単離した。蒸留後、スルホニルアジド58gを得た(収率62%)。
【0030】
実施例3 ペルフルオロ−〔2−(2−アジドスルホニルエトキシ)プロピルビニルエーテル〕〔CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2−SO23〕の調製
反応フラスコ中で、無水メタノール(250ml)と無水アセトニトリル(200ml)の混合溶媒中に、アジ化ナトリウム(39g、0.60mol)およびPSEPVE(267.6g、0.60mol)を装入した。混合物を周囲温度で12時間、次いで40℃で6〜7時間撹拌した。実施例1に記載したようにして、生成物を単離した。蒸留後、スルホニルアジド129gを得た(収率46%)。3mmHg(400Pa)でbp.52〜54℃であった。
【0031】
実施例4 ペルフルオロ−〔(2−アジドスルホニル)エチルビニルエーテル〕〔CF2=CFOCF2CF2−SO23〕の調製
アジ化ナトリウム(22.8g、0.35mol)を無水メタノール(125ml)および無水アセトニトリルニトリル(100ml)からなる混合溶媒中に懸濁させた。ペルフルオロ−2−(フルオロスルホニル)エチルビニルエーテル(84g、0.30mol)(Dow Chemical Co.から市販、Ezzell他の米国特許第4,358,412号およびKawaguchi他の日本国特許No.52−33610も参照のこと)を注入器を介して反応フラスコにゆっくりと加え、反応温度は20°〜25℃に制御した。添加が終了した後、反応混合物を周囲温度で約15時間、次いで35°〜40℃で3時間撹拌した。反応混合物を冷却し、生成混合物を氷水に加えた。底部の有機層を分離し、水で数回洗浄し硫酸ナトリウムで乾燥させて、透明、無色の液体としてペルフルオロ−〔(2−アジドスルホニル)エチルビニルエーテル〕を得た。収量48.1g(53.3%)。19F NMRおよびIRによって生成物を同定した。19F NMR(376.89MHz、CDCl3):−83.3(s、2F)、−113.4(s、2F)、−113.1(m、1F)、−121.2(m、1F)、−135.8(m、1F);IR(ニート):2156cm-1(−SO23)、1840cm-1(CF2=CFO)、1464cm-1、1422cm-1。副産物として、少量のN3CF2−CFHOCF2CF2−SO2F(および/または−SO23)も得た。19F NMR(376.89MHz、CDCl3):−81.6から−84.4(m、2F)、−91.3(m、2F)、−113.2(2F)、−143.5(d、J=41.5Hz、1F、−CFH)。
【0032】
実施例5 3−オキサ−1,1,2,2,4,4,5,5−オクタフルオロ−6−ヘプテンスルホニルアジド:〔CH2=CH−CF2CF2OCF2CF2−SO23〕の調製
5−ヨード−ペルフルオロ−(3−オキサ−ペンタン)フッ化スルホニル〔ICF2CF2OCF2CF2−SO2F〕(213g、0.50mol)〔Shanghai Institute of Organic Chemistryから市販、またはG.A.Barginia他のJ.Fluorine Chem.、19、403(1982)およびShanghai Quangming Electroplating Factor、Huaxue Xuebao、35、209(1977)に記載の方法に従ってそれを調製することができる〕、(R)−(+)−リモネン(0.5g)およびエチレンガス(22.4g、0.80mol)を1300mlのステンレス鋼製振とうチューブに装入した。チューブを密封し、220℃で10時間撹拌しながら加熱した。反応チューブを冷却し、振とうチューブから生成混合物をデカントした。飽和水性亜硫酸水素ナトリウム溶液でそれを洗浄し、残留ヨウ素を取り除いた。次いで混合物を蒸留して、7〜8mmHg(930〜1070Pa)でbp.55℃である透明で薄いピンク色の液体を得た。19F NMR、1HのNMRおよびIRによってこれを7−ヨード−3−オキサ−1,1,2,2,4,4,5,5−オクタフルオロヘプタンフッ化スルホニル〔ICH2CH2CF2CF2OCF2CF2−SO2F〕として同定した。収量:160g(70.5%)。関連する分光法のデータは以下の通りである。1HのNMR(400MHz、CDCl3):δ3.22(t、J=8.2Hz、2H)、2.67(m、2H);19F NMR(376.89MHz、CDCl3):−82.6(m、2F)、−87.7(m、2F)、−112.6(m、2F)、−119.1(t、J=17Hz、2F)、+45.0(m、1F、−SO2F)、;IR(ニート):1463、1445cm-1(−SO2−)。
【0033】
このようにして調製した7−ヨード−3−オキサ−1,1,2,2,4,4,5,5−オクタフルオロヘプタンフッ化スルホニル(136.2g、0.30mol)を、反応フラスコ中で無水アセトニトリル200ml中に溶解させ、次いで75°〜80℃に加熱した。この溶液にトリメチルアミン(38g、0.38mol)をゆっくり加えた。次いで75°〜80℃で約16時間反応混合物を撹拌した。ガスクロマトグラフィによって、出発原料がすべて消費されたことが示された。反応混合物を0°〜5℃に冷却し、溶液のpHが約1.0になるまで濃縮硫酸でゆっくりと中和した。この時点で2層の混合物が形成された。底部の有機層を分離し水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ蒸留して、透明、無色でbp.115〜116.5℃の液体を得た。収量40g(41%)。1HのNMR、19F NMRおよびIRによって、この液体を3−オキサ−1,1,2,2,4,4,5,5−オクタフルオロ−6−ヘプテンフッ化スルホニル〔CH2=CHCF2CF2OCF2CF2−SO2F〕と同定した。1HのNMR(400MHz、CDCl3):δ5.80〜6.10(m、3H);19F NMR(376.89MHz、CDCl3):−82.6(m、2F)、−87.9(t、J=12.5Hz、2F)、−112.6(m、2F)、−118.1(d、J=9.8Hz、2F)、+45.0(m、1F、−SO2F);IR(ニート):1654cm-1(CH2=CH−)、1464cm-1(−SO2−)。
【0034】
反応フラスコ中で、周囲温度でアジ化ナトリウム(7.0g、0.108mol)を無水メタノール(50ml)および無水アセトニトリル(40ml)からなる混合溶媒中に懸濁させた。3−オキサ−1,1,2,2,4,4,5,5−オクタフルオロ−6−ヘプテンフッ化スルホニル(前述のように調製した)(32.6g、0.1mol)をゆっくり加え、反応温度を20°〜25℃に維持した。添加が終了した後、反応混合物を周囲温度で16時間撹拌した。次いで生成混合物を氷水に加え、底部の有機層を分離した。この層を水で洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥させて、透明、無色の液体を生成し、これを1HのNMR、19F NMRおよびIRによって、3−オキサ−1,1,2,2,4,4,5,5−オクタフルオロ−6−ヘプテンスルホニルアジドとして同定した。収量:23.0g(66%)。関連するNMRおよびIRのデータは以下の通りである。1HのNMR(400MHz、CDCl3):δ6.01(m、2H)、5.80(m、1H);19F NMR(376.89MHz、CDCl3):−81.6(m、2F)、−88.0(m、2F)、−113.8(s、br、2F)、−118.0(m、2F);IR(ニート):2288、2154cm-1(−SO23)、1654cm-1(CH2=CH−)、1422cm-1(−SO2−)。
【0035】
実施例6 CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2−SO23(8−SAVE)とテトラフルオロエチレン(TFE)およびペルフルオロ−(メチルビニルエーテル)(PMVE)の重合
脱イオン水(280ml)、ペルフルオロオクタン酸アンモニウム界面活性剤(1.5g)、リン酸二ナトリウム(0.5g)、8−SAVE(実施例1の方法に従って調製した)(4g)、および過硫酸アンモニウム(0.2g)を400mlのステンレス鋼製振とうチューブに装入した。チューブを密封し冷却排気した(つまりチューブをドライアイス/アセトン中に数分間置き、次いで排気した)。次いでペルフルオロ(メチルビニルエーテル)(PMVE)(36g、0.217mol)およびテトラフルオロエチレン(TFE)(45g、0.45mol)をチューブに導入した。チューブを密封し6時間70℃に加熱した。次いでチューブを冷却し、反応中に生成されたポリマーラテックスを水性硫酸マグネシウム溶液で凝集させた。このようにして形成されたポリマーを濾過によって回収し、次いで温水で全体的に洗浄した。このポリマーを真空オーブン中(150mmHg、20kPa)で80℃で48時間乾燥させた。0.95℃のTgを示した白色のポリマー(58.0g)を得た。1431cm-1および2149cm-1におけるIR(KBr)吸収によって、8−SAVEのモノマーの取り込みを確認した。高温(260℃)での19F NMRによって、このポリマーの組成がTFE/PMVE/8−SAVE=73.73:25.75:0.52(モル%)であると決定した。
【0036】
実施例7 CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2−SO23(8−SAVE)とテトラフルオロエチレン(TFE)およびペルフルオロ(メチルビニルエーテル)(PMVE)の重合
脱イオン水(280ml)、ペルフルオロオクタン酸アンモニウム界面活性剤(1.5g)、リン酸二ナトリウム(0.5g)、8−SAVE(6.5g)、および過硫酸アンモニウム(0.2g)を400mlのステンレス鋼製振とうチューブに装入した。チューブを密封し冷却排気した。次いでペルフルオロ(メチルビニルエーテル)(PMVE)(38g、0.229mol)およびTFE(45g、0.45mol)をチューブに導入した。次いでチューブを密封し70℃に6時間加熱した。冷却の後、結果として生じたポリマーを実施例6に記載したようにして単離した。乾燥後、Tgが0℃の白色のポリマー(65.0g)を得た。融点は観察されなかった。1432cm-1および2151cm-1におけるIR(KBr)吸収によって、8−SAVEのモノマーの取り込みを確認した。高温(300℃)での19F NMRによって、このポリマーの組成がTFE/PMVE/8−SAVE=72.31:27.09:0.60(モル%)であると決定した。
【0037】
実施例8 CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2−SO23(8−SAVE)とテトラフルオロエチレン(TFE)の重合
脱イオン水(280ml)、ペルフルオロナノン酸アンモニウム界面活性剤(2.5g)、リン酸二ナトリウム(2.0g)、8−SAVE(4、0g)、および過硫酸アンモニウム(0.5g)を400mlのステンレス鋼製振とうチューブに装入した。チューブを密封し冷却排気した。次いでTFE(45g、0.45mol)をチューブに導入した。チューブを密封し70℃で4時間加熱した。冷却の後、結果として生じたポリマーを実施例6に記載したようにして単離した。真空オーブン中(150mmHg、20kPa)で75℃で48時間かけて乾燥させた後、362℃(第2の熱カーブ)で広かったTmを示す白色の粉末状ポリマー(39.3g)を得た。1431cm-1および2153cm-1におけるIR(KBr)吸収によって、8−SAVEのモノマーの取り込みを確認した。高温(320℃)での19F NMRによって、このポリマーの組成がTFE/8−SAVE=99.46:0.54(モル%)であると決定した。
【0038】
実施例9 CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2−SO23(8−SAVE)とフッ化ビニリデン(VF2)およびヘキサフルオロプロピレン(HFP)の重合
脱イオン水(280ml)、ペルフルオロオクタン酸アンモニウム界面活性剤(1.5g)、リン酸二ナトリウム(0.5g)、8−SAVE(6g)、および過硫酸アンモニウム(0.1g)を400mlのステンレス鋼製振とうチューブに装入した。チューブを密封し冷却排気した。次いでフッ化ビニリデン(VF2)(54g、0.83mol)およびヘキサフルオロプロピレン(HFP、33.6g、0.224mol)をチューブに導入した。チューブを密封し80℃で7時間加熱した。冷却の後、結果として生じたポリマーラテックスを水性硫酸マグネシウム溶液で凝集させた。この形成されたポリマーを濾過によって回収し、次いで温水で全体的に洗浄した。真空オーブン中(150mmHg、20kPa)において80℃で15時間乾燥させた後、Tgが−20℃の白色のポリマー(29.2g)を得た。2157cm-1におけるIR(KBr)吸収によって、8−SAVEのモノマーの取り込みを確認した。130℃でのN,N−ジメチルアセトアミドにおける19F NMR分光法によって、このポリマーの組成がVF2/HFP/8−SAVE=92.58/6.90/0.52(モル%)であると決定した。
【0039】
実施例10 CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2−SO23(8−SAVE)とペルフルオロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)(PDD)およびテトラフルオロエチレン(TFE)の重合
1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(F−113、150g)、PDD(33g、0.135mol))、8−SAVE(2g)、および4,4′−ビス(t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシ二炭酸塩(0.03g)を400mlのステンレス鋼製振とうチューブに装入した。次いでチューブを密封し冷却排気した。次いでテトラフルオロエチレン(TFE)(4g、0.04mol)をチューブに導入した。チューブを密封し70℃で6時間加熱した。冷却の後、結果として生じたポリマー溶液を150mmHg(20kPa)の真空オーブン中で80℃で乾燥させて、残留F−113溶媒を取り除いた。Tgが196.6℃の白色で強靱なポリマー(28.0g)を得た。1431cm-1および2149cm-1におけるIR(KBr)吸収によって、8−SAVEのモノマーの取り込みを確認した。80℃でのヘキサフルオロベンゼンにおける19F NMR分光法によって、このポリマーの組成がPDD/TFE/8−SAVE=84.65/14.92/0.43(モル%)であると決定した。
【0040】
実施例11 CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2−SO23(8−SAVE)とテトラフルオロエチレン(TFE)およびエチレン(E)の重合
1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(F−113、220ml)、シクロヘキサン(14ml)、ペルフルオロブチルエチレン(PFBE、2ml)、8−SAVE(8g)、および4,4′−ビス(t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシ第二炭酸塩(0.1g)を400mlのステンレス鋼製振とうチューブに装入した。次いでチューブを密封し冷却排気した。次いでテトラフルオロエチレン(TFE)(50g、0.50mol)およびエチレン(14g、0.50mol)をチューブに導入した。チューブを密封し50℃で8時間加熱した。冷却の後、結果として生じたポリマー溶液を150mmHg(20kPa)の真空オーブン中で80℃で48時間乾燥させて、残留F−113溶媒を取り除いた。Tmが239.3℃の白色で強靱なポリマー(36g)を得た。2155cm-1におけるIR(KBr)吸収によって、8−SAVEの取り込みを確認した。270℃の溶解状態における19F NMR分光法によって、このポリマー中の8−SAVEの取り込みが(TFEのモルに基づいて)3.50モル%であると決定した。
【0041】
実施例12 CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2−SO23(8−SAVE)とテトラフルオロエチレン(TFE)、ペルフルオロ−(メチルビニルエーテル)(PMVE)、およびエチレン(E)の重合
1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(F−113、200g)、8−SAVE(4g)、および4,4′−ビス(t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシ二炭酸塩(0.1g)を400mlのステンレス鋼製振とうチューブに装入した。次いでチューブを密封し冷却排気した。次いでテトラフルオロエチレン(TFE)(25g、0.25mol)、ペルフルオロ−(メチルビニルエーテル)(PMVE)(36g、0.217mol)、およびエチレン(4g、0.143mol)をチューブに導入した。チューブを密封し70℃で7時間加熱した。冷却の後、結果として生じたポリマー溶液を150mmHg(20kPa)の真空オーブン中で80℃で48時間乾燥させて、任意の残留F−113溶媒を取り除いた。Tgが−0.95℃の白色で強靱なポリマー(27g)を得た。1453cm-1および2155cm-1におけるIR(KBr)吸収によって、8−SAVEの取り込みを確認した。80℃におけるヘキサフルオロベンゼンの19F NMR分光法によって、このポリマーの組成がTFE/PMVE/E/8−SAVE=68.48/13.36/17.43/0.74(モル%)であると決定した。
以下に、本発明の好ましい態様を示す。
[1] 次式のフルオロアルカンスルホニルアジド化合物であって、
CF2=CF−(O)p−Rf−(CH2n−S(O)q3
上式でp=0または1、n=0〜4、q=1または2であり、RfがC1〜C16のペルフルオロアルキレン基またはペルフルオロ(オキシアルキレン)基であることを特徴とする、フルオロアルカンスルホニルアジド化合物。
[2] p=1、n=0、q=2であり、Rfが−CF2C F(CF3)OCF2CF2−および−(CF2m−(m=2〜4)からなる群から選択されることを特徴とする、[1]に記載のフルオロアルカンスルホニルアジド化合物。
[3] 次式のフルオロアルカンスルホニルアジド化合物であって、
CX12=CX−(O)p−Rf−(CH2n−S(O)q3
上式でX、X1、X2はそれぞれ独立にHまたはFであり、ただし、X、X1、およびX2のすべてがFであることはできず、p=0または1、n=0〜4、q=1または2であり、Rfがペルフルオロアルキレン基またはペルフルオロ(オキシアルキレン)基であることを特徴とする、フルオロアルカンスルホニルアジド化合物。
[4] X、X1、X2がHであり、p=0、n=0、q=2であり、Rfが−CF2CF2OCF2CF2−および−(CF2y−(y=1〜8)からなる群から選択されることを特徴とする、[3]に記載のフルオロアルカンスルホニルアジド化合物。
[5] a)式i)CF2=CF−(O)p−Rf−(CH2n−S(O)q3(式中、p=0または1、n=0〜4、q=1または2であり、RfはC1〜C16のペルフルオロアルキレン基またはペルフルオロ(オキシアルキレン)基である)の化合物、および式ii)CX12=CX−(O)p−Rf−(CH2n−S(O)q3(式中、X、X1、X2はそれぞれ独立にHまたはFであり、ただし、X、X1、X2のすべてがFであることはできず、p=0または1、n=0〜4、q=1または2であり、Rfはペルフルオロアルキレン基またはペルフルオロ(オキシアルキレン)基である)の化合物からなる群から選択されたフルオロアルカンスルホニルアジド化合物から誘導される単位と、
b)少なくとも1つの他のフッ素化モノマーから誘導される単位と
を含むことを特徴とする共重合体。
[6] 前記フルオロアルカンスルホニルアジドが
CF2=CF−(O)p−Rf−(CH2n−S(O)q3であり、
上式で、p=0または1、n=0〜4、q=1または2であり、RfがC1〜C16のペルフルオロアルキレン基またはペルフルオロ(オキシアルキレン)基であることを特徴とする、[5]に記載の共重合体。
[7] 前記フルオロアルカンスルホニルアジドが
CF2=CF−(O)p−Rf−(CH2n−S(O)q3であり、
上式で、p=1、n=0、q=2であり、Rfが−CF2CF(CF3)OCF2CF2−および−(CF2m−(m=2〜4)からなる群から選択されることを特徴とする、[5]に記載の共重合体。
[8] 前記フルオロアルカンスルホニルアジドがCF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2−SO23であることを特徴とする、[7]に記載の共重合体。
[9] 前記フルオロアルカンスルホニルアジドが式
CX12=CX−(O)p−Rf−(CH2n−S(O)q3のものであり、
上式で、X、X1、X2はそれぞれ独立にHまたはFであり、p=0または1、n=0〜4、q=1または2であり、Rfがペルフルオロアルキレン基またはペルフルオロ(オキシアルキレン)基であることを特徴とする、[5]に記載の共重合体。
[10] 前記フルオロアルカンスルホニルアジドがCH2=CHCF2CF2OCF2CF2SO23であることを特徴とする、[9]に記載の共重合体。
[11] 前記他のフッ素化モノマーがテトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレンおよびフッ化ビニリデンからなる群から選択されることを特徴とする、[5]から[10]のいずれか一項に記載の共重合体。
[12] トリフルオロエチレン、フッ化ビニル、ヘキサフルオロプロピレン、1−ヒドロペンタフルオロプロピレン、3,3,3−トリフルオロプロピレン、ヘキサフルオロイソブチレン、2−ヒドロペンタフルオロプロピレン、1〜5個の炭素原子を含むアルキル基を有するペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)、1〜5個の炭素原子を含むアルコキシ基を有するペルフルオロ(アルコキシビニルエーテル)、ペルフルオロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)、ペルフルオロ−(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)および酸フッ化物またはエステル官能基を含むペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)からなる群から選択された、少なくとも1つのフッ素化モノマーから誘導される単位をさらに含むことを特徴とする、[11]に記載の共重合体。
[13] 前記他のフッ素化モノマーがテトラフルオロエチレンであり、エチレン、プロピレン、n−ブチレン、イソブチレン、酢酸ビニル、およびビニルエーテルからなる群から選択されたフッ素を含まないモノマーから誘導される単位をさらに含むことを特徴とする、[11]に記載の共重合体。

Claims (8)

  1. a)式i)CF2=CF−(O)p−Rf−(CH2)n−S(O)q3(式中、p=0または1、n=0〜4、q=1または2であり、RfはC1〜C16のペルフルオロアルキレン基またはペルフルオロ(オキシアルキレン)基である)の化合物、および
    式ii)CX12=CX−(O)p−Rf−(CH2)n−S(O)q3(式中、X、X1、X2はそれぞれ独立にHまたはFであり、ただし、X、X1、X2のすべてがFであることはできず、p=0または1、n=0〜4、q=1または2であり、Rfはペルフルオロアルキレン基またはペルフルオロ(オキシアルキレン)基である)の化合物、
    からなる群から選択されたフルオロアルカンスルホニルアジド化合物から誘導される単位と、
    b)テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレンおよびフッ化ビニリデンからなる群から選択された少なくとも1つの他のフッ素化モノマーから誘導される単位と、
    を含むことを特徴とする共重合体。
  2. 前記フルオロアルカンスルホニルアジドが
    CF2=CF−(O)p−Rf−(CH2)n−S(O)q3
    であり、上式で、p=0または1、n=0〜4、q=1または2であり、RfがC1〜C16のペルフルオロアルキレン基またはペルフルオロ(オキシアルキレン)基であることを特徴とする、請求項1に記載の共重合体。
  3. 前記フルオロアルカンスルホニルアジドが
    CF2=CF−(O)p−Rf−(CH2)n−S(O)q3
    であり、上式で、p=1、n=0、q=2であり、Rfが−CF2CF(CF3)OCF2CF2−および−(CF2m−(m=2〜4)からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の共重合体。
  4. 前記フルオロアルカンスルホニルアジドが
    CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2−SO23
    であることを特徴とする、請求項3に記載の共重合体。
  5. 前記フルオロアルカンスルホニルアジドが式
    CX12=CX−(O)p−Rf−(CH2)n−S(O)q3
    のものであり、上式で、X、X1、X2はそれぞれ独立にHまたはFであり、p=0または1、n=0〜4、q=1または2であり、Rfがペルフルオロアルキレン基またはペルフルオロ(オキシアルキレン)基であることを特徴とする、請求項1に記載の共重合体。
  6. 前記フルオロアルカンスルホニルアジドが
    CH2=CHCF2CF2OCF2CF2SO23
    であることを特徴とする、請求項5に記載の共重合体。
  7. トリフルオロエチレン、フッ化ビニル、ヘキサフルオロプロピレン、1−ヒドロペンタフルオロプロピレン、3,3,3−トリフルオロプロピレン、ヘキサフルオロイソブチレン、2−ヒドロペンタフルオロプロピレン、1〜5個の炭素原子を含むアルキル基を有するペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)、1〜5個の炭素原子を含むアルコキシ基を有するペルフルオロ(アルコキシビニルエーテル)、ペルフルオロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)、ペルフルオロ−(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)および酸フッ化物またはエステル官能基を含むペルフルオロ(アルキルビニルエーテル)からなる群から選択された、少なくとも1つのフッ素化モノマーから誘導される単位をさらに含むことを特徴とする、請求項に記載の共重合体。
  8. 前記他のフッ素化モノマーがテトラフルオロエチレンであり、エチレン、プロピレン、n−ブチレン、イソブチレン、酢酸ビニル、およびビニルエーテルからなる群から選択されたフッ素を含まないモノマーから誘導される単位をさらに含むことを特徴とする、請求項に記載の共重合体。
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