JP5192047B2 - 通信制御システム、通信システム、及び通信制御方法 - Google Patents

通信制御システム、通信システム、及び通信制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5192047B2
JP5192047B2 JP2010524683A JP2010524683A JP5192047B2 JP 5192047 B2 JP5192047 B2 JP 5192047B2 JP 2010524683 A JP2010524683 A JP 2010524683A JP 2010524683 A JP2010524683 A JP 2010524683A JP 5192047 B2 JP5192047 B2 JP 5192047B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer destination
mobile communication
communication
information
network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010524683A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010018713A1 (ja
Inventor
雅人 朝生
研一 片山
威津馬 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2010524683A priority Critical patent/JP5192047B2/ja
Publication of JPWO2010018713A1 publication Critical patent/JPWO2010018713A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5192047B2 publication Critical patent/JP5192047B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L61/00Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
    • H04L61/09Mapping addresses
    • H04L61/25Mapping addresses of the same type
    • H04L61/2503Translation of Internet protocol [IP] addresses
    • H04L61/2514Translation of Internet protocol [IP] addresses between local and global IP addresses
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/32Hierarchical cell structures
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/12Setup of transport tunnels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L61/00Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
    • H04L61/50Address allocation
    • H04L61/5007Internet protocol [IP] addresses
    • H04L61/5014Internet protocol [IP] addresses using dynamic host configuration protocol [DHCP] or bootstrap protocol [BOOTP]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L61/00Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
    • H04L61/50Address allocation
    • H04L61/5038Address allocation for local use, e.g. in LAN or USB networks, or in a controller area network [CAN]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W80/00Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation
    • H04W80/04Network layer protocols, e.g. mobile IP [Internet Protocol]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/04Large scale networks; Deep hierarchical networks
    • H04W84/042Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems
    • H04W84/045Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems using private Base Stations, e.g. femto Base Stations, home Node B

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は、通信制御システム、通信システム、及び通信制御方法に関する。
移動通信端末による移動体通信網を介した通信では、移動通信端末はAPN(Access Point Name)を指定することによって特定の通信先との接続を基地局に対して要求する。この接続要求は基地局から移動体通信網に含まれる無線制御装置(RNC:Radio Network Controller)を経由してパケット交換装置(SGSN:Serving GPRS Support Node、GGSN:Gateway GPRS Support Node)に送られる。そして、パケット交換装置では、接続要求に含まれるAPNを参照することによって、当該APNに対する接続の際に用いる移動体通信網に含まれるゲートウェイが選択され、当該ゲートウェイに対してルーチングが行われる。これによって、移動通信端末は、パケット交換装置において選択されたゲートウェイへのルートに沿って情報を送信することで、移動体通信網に接続する他の通信機器との通信を行うことができる。
一方、近年、通信環境の整備によって家庭内やビル内において構築されている無線LAN等からなる移動体通信網とは異なるネットワーク(プライベートネットワーク)に接続する機器が増加している。そこで、移動体通信網(携帯電話網)に接続して通信を行う移動通信端末がプライベートネットワークに接続する機器に対して接続をする場合の方法が種々検討されている。例えば、特許文献1では、移動通信端末は、携帯電話網を介してプライベートネットワークに接続する機器に対して通信を行う技術が示されている。
特開2006−94041号公報
ところで、移動通信端末が移動体通信網を介した通信を行うために接続する基地局は、従来は屋外に設置され半径数百m〜十数Kmの通話エリアを持つことが主流であったが、通話エリア同士の境界領域やビルの奥等の電波強度が微弱となり通話しづらい場所の電波強度の確保等を目的として、家庭内やビル内といった小さな通話エリアを有する小型基地局装置の設置が進んでいる。そこで、近年では、移動通信端末による移動体通信網を介した通信を行うための小型基地局装置と、上述のプライベートネットワークと移動体通信網とを接続するルータと、からなる通信制御システムがユーザ宅内に設けられるようになった。そして、ユーザ宅内で移動通信端末を用いた通信を行う際には、移動通信端末はユーザ宅内の通信制御システムに接続し、ここから移動体通信網内の無線制御装置に対して接続する方法が用いられるようになった。
しかしながら、移動通信端末が通信を行う際には、上述のようにパケット交換装置において選択されたゲートウェイを経由することによって情報を送受信する必要がある。そして、パケット交換装置により選択されるゲートウェイは移動体通信網に含まれる。したがって、移動通信端末による情報の送信先が、その移動通信端末が接続している通信制御システムが接続することのできるプライベートネットワークに含まれる通信機器(サーバ)である場合でも、通信開始時にパケット交換装置によって選択された移動体通信網に含まれるゲートウェイを経由するルートに沿って情報を送信しなければならず、トラフィックが増加するという問題があった。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、移動通信端末が接続している小型基地局装置及びルータからなる通信制御システムに接続され、プライベートネットワークに含まれる通信機器(サーバ)に対して通信を行う場合に、トラフィックが少ない通信を行うことができる通信制御システム、通信システム、及び通信制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信制御システムは、移動体通信網を含む複数のネットワークに接続できると共に、自システムを介して移動通信端末が移動体通信網との間で通信を行う通信制御システムであって、当該移動通信端末と移動体通信網との間で、転送先となる装置を特定した通信路を作成するために、移動通信端末から送信される通信路作成要求を転送する通信路作成要求転送手段と、通信路作成要求転送手段により通信路作成要求を転送することによって通信路が作成された移動通信端末から、移動体通信網とは異なるネットワークに含まれる送信先のアドレスと、転送先となる装置を転送先として指定する転送先指定情報と、を含む情報送信要求を受信する情報送信要求受信手段と、情報送信要求受信手段により受信された情報送信要求に含まれる転送先指定情報により指定された転送先を、異なるネットワークに含まれる転送先となる装置に変更する転送先変更手段と、転送先変更手段において変更された転送先に対して情報送信要求を送信する情報送信要求送信手段と、を含むことを特徴とする。
上記の通信制御システムでは、移動通信端末から送信される移動体通信網との間で転送先となる装置を特定した通信路を作成する通信路作成要求を転送する。そして、通信路が作成された移動通信端末から送信される情報送信要求を受信する。ここで、上記の通信制御システムでは、当該情報送信要求に含まれる送信先が移動体通信網とは異なるネットワークに含まれる場合に、転送先変更手段において転送先指定情報が異なるネットワークに含まれる転送先となる装置に変更される。そして、変更後の転送先指定情報に従って、通信制御システムから転送先に対して送信される。したがって、この情報送信要求はあらかじめ作成された通信路において指定される移動体通信網に含まれる転送先となる装置に対しては転送されず、異なるネットワークに含まれる転送先となる装置を経て送信先に対して送信される。このように、通信制御システムが接続できる移動体通信網とは異なるネットワークに含まれる装置に対しては、移動体通信網内に構成された通信路を経由することなく情報送信要求を送信することができることから、より少ないトラフィックで通信を行うことができる。
ここで、本発明に係る通信制御システムは、通信制御システムが接続することができる移動体通信網とは異なるネットワークに含まれる通信機器のアドレスと、当該通信機器に対して通信制御システムから移動体通信網とは異なるネットワークを介して接続する際の転送先となる装置とを対応付けた情報を格納する転送先情報格納手段を備え、転送先変更手段は、情報送信要求受信手段により受信された送信先のアドレスを参照し、当該アドレスが転送先情報格納手段において格納される移動体通信網とは異なるネットワークに含まれる通信機器のアドレスと一致する場合は、送信要求受信ステップにおいて受信された送信要求に含まれる転送先指定情報により指定される転送先を、異なるネットワークに含まれる転送先となる装置に変更する態様とすることができる。
上記の通信制御システムのように、あらかじめ転送先情報格納手段において、通信制御システムが接続することができる移動体通信網とは異なるネットワークに含まれる通信機器のアドレスと、当該通信機器に対して異なるネットワークを介して接続する際の転送先となる装置とを対応付けた情報を格納しておく態様とすることで、上記の転送先変更手段による転送先指定情報の変更によるトラフィックの減少を確実に実施することができる。
また、通信制御システムの転送先変更手段は、移動通信端末から送信された通信路作成要求に基づき作成された特定の装置を転送先として指定する通信路を介して当該移動通信端末から送信され、情報送信要求受信手段により受信された情報送信要求に含まれる転送先指定情報により指定される転送先を、異なるネットワークに含まれる転送先となる装置に変更する態様とすることができる。
上記のように、特定の装置を転送先として指定する通信路を介して移動通信端末から送信された情報送信要求において指定される転送先を、異なるネットワークに含まれる転送先となる装置に変更する場合、当該通信路を介して送信される情報送信要求に対しては当該情報送信要求に記載される情報を参照することなく一律に転送先の変更を行うことができる。したがって、トラフィックの減少を少ない処理によって確実に実現することができる。
また、転送先変更手段は、情報送信要求受信手段により受信された情報送信要求に含まれる転送先指定情報により指定される転送先が特定の装置である場合に、情報送信要求受信手段により受信された情報送信要求に含まれる転送先指定情報により指定される転送先を、異なるネットワークに含まれる転送先となる装置に変更する態様としてもよい。
この場合、特定の装置を指定する転送先指定情報を含む情報送信要求については、その転送先指定情報を異なるネットワークに含まれる転送先となる装置に変更するため、移動通信端末と通信制御システムとの間で転送先が異なる複数の通信路が設けられている場合等であっても、情報送信要求に含まれる転送先指定情報を参照することによって転送先変更の要否を判断することができ、トラフィックの少ない通信を行うことができる。
さらに、移動通信端末を特定する情報と、通信制御システムが接続することができる移動体通信網とは異なるネットワークを介した通信における移動通信端末を特定するアドレスとを対応付けて格納する端末特定情報格納手段を備え、転送先変更手段は、端末特定情報格納手段を参照して、情報送信要求に含まれる情報送信要求を送信した移動通信端末を特定する情報を、通信制御システムが接続することができる移動体通信網とは異なるネットワークを介した通信における移動通信端末を特定するアドレスに変更する態様としてもよい。
移動通信端末から送信された情報送信要求を、移動体通信網とは異なるネットワークに含まれる送信先に送信するためには、発信者を示す情報についても異なるネットワークに対応した情報に更新される必要がある。上記の通信制御システムでは、端末特定情報格納手段において移動通信端末を特定する情報と異なるネットワークを介した通信に用いられるアドレスとを対応付けた情報を格納しておき、転送先変更手段において転送先指定情報を異なるネットワークを介した接続における転送先となる装置に変更する際に、発信者を特定する移動通信端末の情報も異なるネットワークを介した接続において移動通信端末を特定するアドレスに変更される。したがって、異なるネットワークに含まれる送信先に対して情報を送信するための処理が通信制御システムにおいて行われることから、トラフィックの少ない通信を行うための処理がより効率よく行われる。
ここで、上記の作用を効果的に奏する構成として、具体的には、通信路作成要求には、特定のAPNを指定する情報が含まれる態様が挙げられる。また、上記の作用を効果的に奏する他の構成として、具体的には、通信路作成要求はPDPコンテキスト起動要求である態様が挙げられる。
また、本発明に係る通信システムは、上記の通信制御システムと、移動体通信網内に設けられた通信路作成装置と、を含んで構成される通信システムであって、通信路作成装置は、通信路作成要求転送手段から転送される通信路作成要求を受信し、当該通信路作成要求に基づいて移動通信端末と移動体通信網との間で転送先となる装置を特定した通信路を作成する通信路作成手段を備え、通信路作成要求転送手段は、移動通信端末から送信される通信路作成要求を通信路作成装置に送信し、通信路作成手段は、通信路作成要求転送手段から送信される通信路作成要求に基づいて、特定の装置を転送先となる装置とした通信路を作成する態様とすることができる。
上記の通信システムのように、移動通信端末から送信される通信作成要求に応じて、異なるネットワークを介した接続に用いられる特定の通信路をあらかじめ作成する通信路作成装置を備えることによって、上記の特定の装置を指定する転送先指定情報を含む情報送信要求については、その転送先指定情報を異なるネットワークに含まれる転送先となる装置に変更する通信制御システムによる通信制御がより適切に行われる。
ここで、通信路作成要求転送手段は、移動通信端末から送信される通信路作成要求と、通信制御システムを特定する情報と、を通信路作成装置に送信し、通信路作成手段は、通信路作成要求転送手段から送信される通信路作成要求と通信制御システムを特定する情報とに基づいて、特定の装置を転送先となる装置とした通信路を作成する態様としてもよい。
上記のように、移動通信端末が接続する通信制御システムを特定する情報にも基づいて特定の装置を転送先となる装置として指定した通信路を作成する態様とすることで、例えば移動通信端末が接続する通信制御システムによって異なる通信路を作成することができ、移動通信端末や通信制御システムの接続する環境に応じて適切にトラフィックを減少させることができる。
ここで、上記の作用を効果的に奏する構成として、具体的には、通信路作成装置はSGSNを含んで構成される態様が挙げられる。
なお、本発明に係る通信制御システムは、以下に示すとおり、通信制御方法の発明としても記述することができる。これはカテゴリが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用及び効果を奏する。
すなわち、本発明に係る通信制御方法は、移動体通信網を含む複数のネットワークに接続できると共に、自システムを介して移動通信端末が移動体通信網との間で通信を行う通信制御システムによる通信制御方法であって、当該移動通信端末と移動体通信網との間で転送先となる装置を特定した通信路を作成するために、移動通信端末から送信される通信路作成要求を転送する通信路作成要求転送ステップと、通信路作成要求転送ステップにおいて通信路作成要求を転送することによって通信路が作成された移動通信端末から、移動体通信網とは異なるネットワークに含まれる送信先のアドレスと、転送先となる装置を転送先として指定する転送先指定情報と、を含む情報送信要求を受信する情報送信要求受信ステップと、情報送信要求受信ステップにおいて受信された情報送信要求に含まれる転送先指定情報において指定された転送先を、異なるネットワークに含まれる転送先となる装置に変更する転送先変更ステップと、経由先変更ステップにおいて変更された転送先に対して情報送信要求を送信する情報送信要求送信ステップと、を含むことを特徴とする。
ここで、上記の作用を効果的に奏する構成として、具体的には、通信路作成要求には、特定のAPNを指定する情報が含まれる態様が挙げられる。また、上記の作用を効果的に奏する他の構成として、具体的には、通信路作成要求はPDPコンテキスト起動要求である態様が挙げられる。
本発明によれば、移動通信端末が接続している小型基地局装置及びルータからなる通信制御システムに接続され、プライベートネットワークに含まれる通信機器(サーバ)である場合に、トラフィックが少ない通信を行うことができる通信制御システム、通信システム、及び通信制御方法が提供される。
本発明の好適な実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における基地局装置、BBルータ、HGW、回線終端装置、RNC、SGSN、GGSNのハードウェア構成を示す図である。 基地局装置において保持されるプールアドレスと移動通信端末のアドレスとの対応付けを示す表である。 基地局装置において保持されるRequest-URIと当該Request-URIで特定される装置に対してプライベートネットワークを介して接続する際の転送先となる装置との対応を示す表である。 本発明の第1実施形態に係る通信制御方法のうち、移動通信端末10がパケット通信を行うための通信路を開設するまでの処理について説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る通信制御方法のうち、移動通信端末10から送信される情報送信要求を通信機器に送信するまでの処理について説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る通信制御方法のうち、移動通信端末10がパケット通信を行うための通信路を開設するまでの処理について説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る通信制御方法のうち、移動通信端末10から送信される情報送信要求を通信機器に送信するまでの処理について説明する図である。 本発明の第1施形態における移動通信端末10から通信機器50へのU-Planeデータの送信に係る処理におけるプロトコルスタックを示す図である。
以下、図面とともに本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る通信システム1の構成と、それらの接続関係を示す図である。
本実施形態に係る通信システム1は、通信制御システム2と、端末接続システム3と、により構成される。通信制御システム2は、基地局装置(Home Node B)20及びBB(Broad Band)ルータ30により構成され、移動体通信網N1及びプライベートネットワークN2に接続することができる機能を有する。また、端末接続システム3は、移動体通信網N1に含まれるシステムであり、回線終端装置65と、RNC70と、SGSN75と、GGSN80と、により構成される。
通信制御システム2は、移動通信端末10と移動体通信網N1との通信を仲介するシステムである。また、通信制御システム2は、移動体通信網N1とは異なるプライベートネットワークN2へと接続することができる。通信制御システム2はさらに、プライベートネットワークN2に含まれ、通信機器50と接続するHGW(Home Gateway)40に接続される。通信機器50としては、例えば家電機器等が挙げられ、ユーザからの指示に従った動作を行う機能や、ユーザの指示にしたがって情報を提供する機能等を有する。なお、通信機器50はプライベートネットワークN2とは異なるネットワークに接続する機能を有していてもよい。
一方、端末接続システム3は、移動通信端末10が通信制御システム2を介して移動体通信網N1に接続して通信を行う際の通信路を作成する通信路作成装置として機能するシステムである。また、端末接続システム3は、移動体通信網N1に含まれるWAP−GW(Wireless Application Protocol - Gateway)60と接続することができる。このWAP−GW60は、移動体通信網N1と外部のネットワークとを接続する機能を有し、移動通信端末10が移動体通信網N1に接続して外部のネットワークに含まれる機器と接続する際に経由する装置である。なお、WAP−GWに代えて、他の外部ネットワークとの接続機能を有する装置を用いることもできる。
通信制御システム2が接続することのできる移動体通信網N1とは、例えば、広範囲のエリアをカバーする移動通信端末10によるパケット通信を行うためのネットワークである。また、通信制御システム2が接続することができるプライベートネットワークN2とは、例えばユーザ宅内に設けられ、ユーザ宅内の家電機器(例えば、通信機器50)等が含まれるネットワークである。ここで、本実施形態に係る通信制御システム2が接続することができるプライベートネットワークN2がユーザ宅内で構築されるネットワークであるとする。この場合、基地局装置20及びBBルータ30により構成される通信制御システム2はユーザ宅内に設けられている。そして、ユーザがユーザ宅内において、基地局装置20に在圏する移動通信端末10を操作して移動体通信網N1に接続することによって、プライベートネットワークN2に含まれる通信機器50に対して情報を送信する(例えば、通信機器50に対して何らかの動作を指示する)場合に、後述する本実施形態に係る通信制御に係る処理が行われる。
なお、移動通信端末10と基地局装置20との間は、無線通信により情報の交換が行われる。また、基地局装置20とBBルータ30との間、BBルータ30とHGW40との間、HGW40と通信機器50との間、BBルータ30と回線終端装置65との間、回線終端装置65とRNC70との間、RNC70とSGSN75との間、SGSN75とGGSN80との間、GGSN80とWAP−GW60との間は、それぞれ有線のネットワークを介して接続されている。なお、基地局装置20とBBルータ30との間、BBルータ30とHGW40との間、HGW40と通信機器50との間は、無線ネットワークにより接続されていてもよい。
次に、通信システム1に含まれる各装置の機能について説明する。
移動通信端末10は、ユーザにより用いられて、移動体通信網N1に接続して移動体通信を行うための装置であり、具体的には、例えば携帯電話、PDA等の通信機能を有する装置として実現される。
ここで、移動通信端末10が移動体通信網N1に接続して通信を行う際に行われる処理について説明する。移動通信端末10が移動体通信網N1に接続して通信を行う際には、まず、転送先となる装置を特定した通信路を作成するために、APN(Access Point Name)を指定した通信路作成要求を移動通信端末10から基地局装置20に対して送信する。ここで移動通信端末10により指定されるAPNとは、特定のパケット通信を行う際に当該パケット通信で接続するネットワークやプロバイダ等を識別する文字列である。例えば、通信機器50がインターネットに接続することができ、移動体通信網N1に接続する特定のISP(Internet Services Provider)が提供するサービスを利用することによって移動通信端末10が通信機器50に対して通信を行うことができるとする。このとき、移動通信端末10が通信機器50との間で通信を行う場合には、上記のISPを特定するAPNが移動通信端末10から送信される。なお、このAPNはユーザ等に入力されることにより、あらかじめ移動通信端末10において記憶される。また、移動通信端末10が移動体通信網N1に接続することで、他のネットワークに含まれる機器(例えば、通信機器50)と通信を行う際には、通常、移動通信端末10から発信される情報は、移動体通信網N1と他のネットワークとを接続する装置(本実施形態におけるWAP−GW60)を介して送信先に対して送信される必要がある。移動体通信網N1が移動体通信網N1に接続して他のネットワークに含まれる送信先との間で通信を行う場合には、あらかじめ移動通信端末10が通信路作成要求を送信することによって、移動通信端末10と転送先となる装置(WAP−GW60)との間に通信路が作成される。
そして、通信路が作成された後、移動通信端末10から、送信先及び転送先(Destinationアドレス)が指定された情報送信要求が送信される。この情報送信要求には、送信先の機器(通信機器50)に対する情報(例えば、通信機器50に対する動作指示)が含まれる。この情報送信要求が通信路を介して送信先に対して送信されることによって、移動通信端末10と送信先との間で移動体通信網N1を介した通信が行われる。ここで、移動通信端末10から送信される情報送信要求では、送信先はRequest-URIを用いて指定される。また、転送先としては、あらかじめ作成された通信路により特定された装置を特定する情報が指定される。すなわち、移動通信端末10が移動体通信網N1に接続して通信を行う際には、まずAPNを指定した通信路作成要求が送信されることにより通信路が作成された後に、Request-URIを用いて指定された送信先に対して通信路を介して情報送信要求を送信するという処理が行われる。
なお、一度APNを指定した通信路が作成されると、当該通信路の使用を中止する(移動体通信網N1への接続を中止する)までは同じ通信路を用いて情報の送受信が行われる。
次に、通信制御システム2を構成する基地局装置20及びBBルータ30について説明する。基地局装置20及びBBルータ30は、図2に示すように、CPU101、RAM102、ROM103、通信モジュール104、補助記憶装置105等のハードウェアを備えるコンピュータとして構成される。これらの構成要素が動作することにより、後述の本実施形態に係る機能が発揮される。
まず基地局装置20について説明する。基地局装置20は、図1に示すように、通信要求転送部21、情報送信要求受信部22、転送先変更部23、端末特定情報格納部24、転送先情報格納部25、及び、情報送信要求送信部26を備えて構成される。
通信要求転送部21は、移動通信端末10から送信される通信路作成要求を転送する通信要求転送手段として機能する。通信路作成要求は、移動通信端末10が移動体通信網を介した通信を行う際に用いるための、転送先となる装置を指定した通信路を作成するために移動通信端末10から送信される。この通信路作成要求は、移動通信端末10を特定する情報と送信先を指定する情報であるAPNが含まれる。通信要求転送部21は、この通信路作成要求をBBルータ30へ転送する。
情報送信要求受信部22は、通信要求転送部21が通信路を作成した移動通信端末10から、移動体通信網N1とは異なるネットワークであるプライベートネットワークN2に含まれる送信先のアドレスと、通信要求転送部21において特定された転送先となる装置を転送先として指定する転送先指定情報と、を含む情報送信要求を受信する情報送信要求受信手段として機能する。情報送信要求受信部22は、受信した情報送信要求を転送先変更部23へ送る。
転送先変更部23は、情報送信要求受信部22から送られた情報送信要求を参照し、情報送信要求に含まれる転送先指定情報により指定された転送先を、プライベートネットワークN2に含まれる転送先となる装置に変更する転送先変更手段として機能する。転送先変更部23による情報送信要求に含まれる転送先の変更は、後述の端末特定情報格納部24を参照することにより行われる。
転送先変更部23は、更に、情報送信要求に含まれる移動通信端末10を特定する情報を、プライベートネットワークN2を介した通信において移動通信端末10を特定するアドレスに変更する機能を更に有する。転送先変更部23によって移動通信端末10を特定する情報の変更は、後述の転送先情報格納部25を参照することにより行われる。転送先変更部23により転送先及び移動通信端末10を特定する情報の変更が行われた情報送信要求は、情報送信要求送信部26へ送られる。
なお、移動通信端末10から送信される情報送信要求には、プライベートネットワークN2に含まれない機器を送信先として指定された情報送信要求も含まれる。その場合、情報送信要求受信部22において受信された情報送信要求は、転送先変更部23へ送られるが、転送先変更部23において転送先の変更に係る処理は行われず、情報送信要求送信部26へ送られる。転送先指定情報の変更の要否判断に係る処理については後述する。
端末特定情報格納部24は、移動体通信網N1において移動通信端末10を特定する情報と、プライベートネットワークN2において移動通信端末10を特定するアドレスとを対応付けて格納する端末特定情報格納手段として機能する。これは、移動体通信網N1を介した通信において発信者アドレス(Sourceアドレス)として用いられる移動通信端末10を特定する情報は、プライベートネットワークN2では移動通信端末10を特定する情報として用いることができないからである。したがって、プライベートネットワークN2に接続して移動通信端末10から送信された情報を送信先に対して送信するためには、プライベートネットワークN2において移動通信端末10を特定する情報を新たに準備する必要がある。
端末特定情報格納部24において格納される情報は、具体的には、図3に示すような表である。端末特定情報格納部24では、プライベートネットワークN2において用いることができる特定の移動通信端末とは対応付けられていないアドレスをプールアドレスとして保存しておく。そして、基地局装置20の配下に在圏する移動通信端末10を特定する情報をプールアドレスに割り当てることによって、プライベートネットワークN2を介した通信において用いられる移動通信端末10を特定する情報が保存される。図3では、例えば移動体通信網N1においてIPアドレス“10.1.1.1”で特定される移動通信端末10に対しては、プライベートネットワークN2におけるプールアドレス“192.0.1.1”が対応付けられている。なお、移動体通信網N1において移動通信端末10を特定する情報として図3で示されるIPアドレスは、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)やGGSN80等によって付与される情報である。なお、この、IPアドレスは後述の本実施形態に係る通信制御処理において用いられる発信者用アドレスに相当する。また、プールアドレス“192.0.1.2”に対しては、特定の移動通信端末が対応付けられていないことが示されている。この場合、“10.1.1.1”で特定される移動通信端末10から送信される情報送信要求による送信先が、プライベートネットワークN2に含まれる機器(例えば通信機器50)である場合には、転送先変更部23によって、情報送信要求の送信元である移動通信端末10を特定する情報が“192.0.1.1”に変更される。
なお、上記のプールアドレスと基地局装置20の配下の移動通信端末10との対応付けは、DHCPによるプールアドレスの払出しによって行われる。また、この処理は任意のタイミングで行うことができる。例えば、移動通信端末10が基地局装置20の配下に在圏した時点や、移動通信端末10から送信される通信路作成要求を受信した時点で、移動通信端末10とプールアドレスとの対応付けを行うこととすることもできる。さらに、移動通信端末10から情報送信要求が送信された後に、当該情報送信要求で指定される送信先がプライベートネットワークN2に接続する装置であると判断し、転送先変更部23において転送先の変更が行われる場合であってもよい。また、一度プールアドレスと移動通信端末10との対応付けを行った後は移動通信端末10が圏外となるまでその関係を保持する態様であってもよいし、一度作成した通信路の使用が終了した時点でその対応付けを解除する(再び空きアドレスとする)態様としてもよい。また、プールアドレスと基地局装置20の配下の移動通信端末10との対応付けは、DHCPによる動的な処理に限られない。例えば、基地局装置20への接続が考えられる移動通信端末10を特定する情報(例えば、MSISDN(Mobile Subscriber ISDN Number:電話番号)やIMSI(International Mobile Subscriber Identity))に対してあらかじめ特定のプールアドレスを対応付けておくこともできる。
転送先情報格納部25は、通信制御システム2が接続することができる移動体通信網N1とは異なるプライベートネットワークN2に含まれる通信機器のアドレスと、当該通信機器に対して通信制御システム2からプライベートネットワークN2を介して接続する際の転送先となる装置とを対応付けた情報を格納する転送先情報格納手段として機能する。具体的には、図4に示すように、移動通信端末10により示される送信先を特定する情報であるRequest-URIと、当該送信先にプライベートネットワークN2を介して接続する際の転送先となる装置を特定する転送先アドレスとが対応付けて保存される。図4では、例えばRequest-URI“http://www.hgw.ne.jp/home1/”により指定される送信先に対してプライベートネットワークN2を介して接続する場合には、アドレス“192.0.0.1”で特定される装置が転送先となる装置であることが示されている。
転送先情報格納部25では、あらかじめ自装置がプライベートネットワークN2に含まれる機器(例えば、通信機器50)を把握しておき、当該装置に対して移動体通信網N1を介して接続する場合のRequest-URIと、当該Request-URIによって特定される機器に対して移動体通信網N1を介さずに接続する場合に転送先となるプライベートネットワークN2の装置を特定する情報とが対応付けて格納される。なお、通信制御システム2からプライベートネットワークN2を介して接続することができない(すなわち、プライベートネットワークN2に含まれていない)機器に関する転送先の情報は、転送先情報格納部25には保存されない。したがって、転送先変更部23では、移動通信端末10から送信される情報送信要求に含まれる送信先(Request-URI)が転送先情報格納部25において保存されているかどうかを確認することにより、当該送信先がプライベートネットワークN2を介して接続することができる機器であるかどうかを判断することができる。
情報送信要求送信部26は、転送先変更部23から送られる情報送信要求を、転送先変更部23により変更された転送先に対して情報送信要求を送信する情報送信要求送信手段として機能する。なお、移動通信端末10による送信先がプライベートネットワークN2に含まれないため、転送先変更部23によって転送先の変更は行われない場合であっても、情報送信要求において示される転送先に対して情報送信要求を転送する機能を有する。
次に、BBルータ30について説明する。BBルータ30は、基地局装置20から送信される情報送信要求を受信し、情報送信要求に含まれる転送先から送信経路を決定し、後述のように、プライベートネットワークN2に含まれるHGW40及び移動体通信網N1に含まれる回線終端装置65のいずれかに当該情報送信要求を送信する機能を有する。
続いて、プライベートネットワークN2に含まれるHGW40及び通信機器50について説明する。
HGW(Home GateWay)40は、移動体通信網N1を始めとする外部のネットワークとプライベートネットワークN2とを接続する装置である。HGW40は、BBルータ30と接続されると共に、プライベートネットワークN2に含まれる機器(通信機器50)とも接続される。
通信機器50は、HGW40に接続する機器(サービスサーバ)である。通信機器50は、上述の通り、ネットワーク接続機能を有する家電機器等が挙げられる。
続いて、端末接続システム3を構成する回線終端装置65、RNC70、SGSN75及びGGSN80について説明する。回線終端装置65、RNC70、SGSN75及びGGSN80は、図2に示すように、CPU101、RAM102、ROM103、通信モジュール104、補助記憶装置105等のハードウェアを備えるコンピュータとして構成される。これらの構成要素が動作することにより、後述の本実施形態に係る機能が発揮される。
回線終端装置65は、基地局装置20、BBルータ30、HGW40及び通信機器50の間を接続するユーザ宅内の回線と、移動体通信網N1とを接続する装置であり、互いに異なる回線の信号を変換する(IPsec(Security Architecture for Internet Protocol)を終端する)ことにより、ユーザ宅内の回線と移動体通信網N1とを接続する機能を有する。
RNC70は、複数の基地局と接続されており、各基地局へ移動通信端末10との間の無線回線の設定や基地局間のハンドオーバ制御などを行う装置である。ただし、本実施形態では一台の基地局装置20と接続されている例について示している。なお、本実施形態のように、RNC70は回線終端装置65及びBBルータ30を介して基地局装置20と接続されていてもよい。
SGSN75は、移動体通信網N1に設けられ、移動体通信網N1に在圏する移動通信端末10の位置登録等やアクセス管理等を行う装置であり、例えば移動通信端末10のMSISDN等を保持している。また、GGSN80は、移動体通信網N1におけるパケット通信の制御を行う装置である。具体的には、GGSN80は、SGSN75から送信される移動通信端末10の情報送信要求を、転送先となる装置に対して送信する機能を有する。
WAP−GW60は、移動体通信網N1とその他のネットワークとを接続する装置である。移動通信端末10が移動体通信網N1に接続することにより他のネットワークに含まれる機器(例えば、通信機器50)との間で通信を行う場合には、移動体通信網N1を介して通信機器50に対して接続する際の転送先として指定される装置である。
上述の回線終端装置65、RNC70、SGSN75及びGGSN80が機能することによって、移動通信端末10から基地局装置20及びBBルータ30を介して送信された通信路作成要求に基づいて、WAP−GW60を転送先とした通信路が作成される。その具体的な処理については後述する。
続いて、本実施形態に係る移動通信システム1による通信制御方法を、図5位及び図6のシーケンス図を用いて説明する。以下で説明する通信制御に係る処理は、例えば移動通信端末10を取り扱うユーザが移動体通信網N1に接続して通信を行うために移動通信端末10を操作することを契機として開始される。
まず、図5では、移動通信端末10から送信される通信路作成要求に基づいて移動通信端末10が移動体通信網N1に接続して通信を行うための通信路が作成される際の処理について説明する。ここで、通信路の作成に関して移動通信端末10から端末接続システム3に対して送信される情報は、通信路作成のみに用いられる情報であり、C-Planeデータと言われる。
最初に移動通信端末10から端末接続システム3を構成するSGSN75に対してPDP(Packet Data Protocol)コンテキスト起動要求が送信される。PDPコンテキスト起動要求とは、移動体通信網N1を介したパケット通信を行うための通信路作成を端末接続システム3に対して要求するものであり、通信路作成要求に相当する。PDPコンテキスト起動要求には、発信者である移動通信端末10を特定する情報(例えば、P−TMSI(Packet-Temporary Mobile Subscriber Identity)やIMSI)と、パケット通信を行う際に接続するプロバイダ等を特定するAPNが含まれる。移動通信端末10から送信されたPDPコンテキスト起動要求は、基地局装置20の通信要求転送部21により転送され(S11a:通信路作成要求転送ステップ)、SGSN75へ送信される(S11b)。
SGSN75では、基地局装置20の通信要求転送部21から送信されたPDPコンテキスト起動要求に基づいて、移動通信端末10のMSISDN及び当該SGSN75を特定する情報(SGSN75のアドレス)を含むPDPコンテキスト生成要求をGGSN80へ送信する(S12)。
GGSN80では、SGSN75より送信されるPDPコンテキスト生成要求に基づいて移動通信端末10に付与する発信者用アドレスの払出し(S13)が行われる。ここでGGSN80により払い出される発信者用アドレスとは、図3に示すユーザアドレスに相当する。さらに、APNに基づいて、転送先となる装置を選択する。本実施形態では、転送先となる装置としてWAP−GW60が選択され、GGSN80とWAP−GW60との間で、Gatewayアドレスの取得処理が行われる(S14)。これは、移動通信端末10が情報送信要求を送信する際に転送先としてWAP−GW60を指定する際に用いるアドレスを作成する処理である。GGSN80は、上記の処理によりPDPコンテキストが生成されたことをSGSN75に対して通知する(S15)。SGSN75はPDPコンテキスト生成応答を受信すると、RNC70に対して無線ベアラの設定要求を行う(S16)。これは移動通信端末10とRNC70との間で特定の通信路を介して通信を行うための指示である。
RNC70は、SGSN75より送信される無線ベアラ設定要求に基づいて、基地局装置20に対して無線リンク設定要求を行う(S17)。基地局装置20はこの無線リンク設定要求に従って、BBルータ30、HGW40、回線終端装置65及びRNC70との間で通信を行うことによって、無線リンク及び無線ベアラの設定処理を行う(S18)。その後、基地局装置20は、移動通信端末10が基地局装置20を介して移動体通信網N1に接続するための設定ができた旨を無線リンク設定応答としてRNC70に対して通知する(S19)。RNC70は基地局装置20から通知される無線リンク設定応答に基づいて、SGSN75に対して無線ベアラ設定応答を行い、パケット通信に係る処理が行われたことを通知する(S20)。SGSN75は上記の処理によって移動通信端末10に係る通信路作成処理(PDPコンテキスト起動)が完了したことを、PDPコンテキスト起動応答として移動通信端末10へ通知する(S21)。この際に、移動通信端末10に対して、パケット通信を行う際に用いる発信者用アドレスと特定の転送先(Gateway)としてWAP−GW60の情報が通知される。上記の一連の処理によって、移動通信端末10が移動体通信網N1を介した通信を行う際に用いる転送先としてWAP−GW60を特定した通信路が作成される。なお上記の処理で作成される通信路は、上記の通信路作成に係る処理が行われた全ての装置(基地局装置20、BBルータ30、回線終端装置65、RNC70、SGSN75及びGGSN80)を経由して、WAP−GW60に到達するルートを持つ。
次に、図6を用いて図5で示す処理により作成された通信路を介して通信を行う際の処理について説明する。図6で示す通信路を介した通信は、移動通信端末10から送信先となる機器を指定してパケットデータが送信される度に行われる。
移動通信端末10は、基地局装置20に対して、U-Planeデータを送信する(S31)。このU-Planeデータとは、特定の送信先(本実施形態では、通信機器50)に対して移動通信端末10から送信される情報送信要求に相当する。このU-Planeデータには、移動通信端末10を特定する情報と、送信先を示す情報と、転送先指定情報と、が含まれる。移動通信端末10を特定する情報としては、図5で示す通信路作成に係る処理において通知された発信者用のアドレスが用いられる。また、送信先を示す情報としては、通信機器50に対応付けられたRequest-URIが用いられる。そして、転送先指定情報としては、図5で示す通信路作成に係る処理において通知されたWAP−GW60のアドレスが用いられる。
基地局装置20の情報送信要求受信部22では、移動通信端末10から送信されるU-Planeデータを受信し(情報送信要求受信ステップ)、転送先指定情報変更部23へ送る。転送先指定情報変更部23では、情報送信要求受信部22から送られたU-Planeデータに含まれる送信先を示す情報であるRequest-URIを参照し、転送先の変更が必要かを判断する(S32)。上述のように、転送先情報格納部25に格納されたRequest-URIとU-Planeデータに含まれるRequest-URIとが一致するかどうかにより、転送先の変更の要否が判断される。
ここで、転送先指定情報の変更が必要であると判断された場合には、転送先情報格納部25を参照して、プライベートネットワークN2を介して送信先に接続する際の転送先となる装置(本実施形態では、HGW40)に転送先指定情報を変更する(S33:転送先変更ステップ)。さらに、発信者である移動通信端末10を特定する情報についても、端末特定情報格納部24を参照してプライベートネットワークN2を介して通信を行う際に用いられるアドレスに変更を行う(S34)。併せて、移動体通信網N1において通信機器50を特定する際に用いられるRequest-URIについても、プライベートネットワークN2において通信機器50を特定する情報に書換が行われる(DNS書換処理)。なお、HGW40でDNS解決がなされる場合には、基地局装置20におけるDNS書換処理は不要である。そして、転送先変更部23において、プライベートネットワークN2を介して送信先である通信機器50に対してU-Planeデータ(情報送信要求)を送信するための上記の処理が行われた後、U-Planeデータは情報送信要求送信部26へ送られる。
情報送信要求送信部26では、転送先変更部23から送られる情報送信要求に含まれる転送先指定情報を参照し、U-Planeデータを当該転送先に対して送信する。本実施形態に係るU-Planeデータの場合、転送先指定情報としてHGW40が示されているため、情報送信要求送信部26では当該U-PlaneデータをHGW40に対して送信する(S35:情報送信要求送信ステップ)。さらにHGW40によって、移動通信端末10から送信されたU-Planeデータ(情報送信要求)が送信先である通信機器50に対して送信される(S36)。これにより、移動通信端末10と通信機器50との間でU-Planeデータの通信が行われる(S37)。
このときの図6に示される移動通信端末10から通信機器50へのU-Planeデータの送信に係る処理におけるプロトコルスタックを図9に示す。図9では、左から右に行くにつれて、移動通信端末10から送信される情報送信要求がどのように変化するかが示されている。本実施形態では、基地局装置20において、U-PlaneデータのIP層に記載されている発信者を特定する情報(Sourceアドレス)が、SGSN75において払い出されたアドレスから、端末特定情報格納部24において格納されている情報に基づいて、プライベートネットワークN2において移動通信端末10を特定するプールアドレスに変更される。また、U-PlaneデータのIP層に記載されている転送先指定情報(Destinationアドレス)が、WAP−GW60を指定する情報から、Request-URIにより指定される通信機器50に対応付けられたHGW40を指定する情報(図4で示される転送先アドレス)に変更される。
ここで、図6では図示していないが、移動通信端末10から送信されるU-Planeデータに対応して通信機器50から移動通信端末10に対して情報の送信が行われる場合には、上記の逆の処理が行われる。すなわち、通信機器50から移動通信端末10に対して送信される情報は、プライベートネットワークN2を介して通信機器50からHGW40に対して送信され、さらにBBルータ30を経て基地局装置20に対して送信される。そして、基地局装置20において、移動通信端末10の発信者のアドレス(プールアドレス)及び転送先指定情報(HGW40を特定する情報)を、あらかじめ作成された通信路によって規定された発信者アドレス(GGSN80で払いだされた発信者用アドレス)及び転送先指定情報(WAP−GW60を特定する情報)に書き換えた後に、当該情報が移動通信端末10に対して送信される。これにより、移動通信端末10では、あらかじめ作成した通信路を介して通信機器50から情報が送信されたと認識することができ、通常の通信路を介した通信と同様に当該情報を取り扱うことができる。
なお、基地局装置20における転送先変更要否の判断(S32)において、U-Planeデータに含まれるRequest-URIが転送先情報格納部25に格納されるRequest-URIと一致しない場合、U-Planeデータに含まれるRequest-URIにより特定される機器は、プライベートネットワークN2には含まれないと推測される。したがって、基地局装置20の転送先変更部23では、当該U-Planeデータについては転送先の変更が不要であると判断され、転送先指定情報の変更に係る処理は行われず、情報送信要求送信部26に対してU-Planeデータが送信される。そして、情報送信要求送信部26により、U-Planeデータに含まれる転送先指定情報により指定される転送先(WAP−GW60)に対してU-Planeデータが送信される。
本実施形態の通信制御方法によれば、基地局装置20においてU-Planeデータ(情報送信要求)に含まれるRequest-URI(送信先を特定する情報)を参照し、当該Request-URIで特定される通信機器50がプライベートネットワークN2に接続する場合には、転送先を特定する転送先指定情報がWAP−GW60からHGW40に書き換えられ、変更された転送先であるHGW40に対してU-Planeデータが転送される。したがって、基地局装置20から送信されたU-Planeデータは、BBルータ30から移動体通信網N1を経由することなくHGW40に対して転送された後、通信機器50に対して送信される。
一方、従来の通信制御方法の場合では、端末接続システム3により作成されたWAP−GW60を転送先とする通信路を介した通信を行われる。すなわち、基地局装置20ではU-Planeデータ(情報送信要求)に含まれるRequest-URIを参照することなくU-Planeデータで示された転送先へ転送される。従来の通信制御方法によって、移動通信端末10から通信機器50に対して情報送信要求を送信した場合、基地局装置20から転送された情報送信要求は、BBルータ30、回線終端装置65、RNC70、SGSN75、GGSN80を経由する移動体通信網N1内に含まれる通信路を介してWAP−GW60に転送される。さらに、GGSN80、SGSN75、RNC70、回線終端装置65、BBルータ30を経由し、プライベートネットワークN2に含まれるHGW40を介して通信機器50に送信される。
このように、本実施形態に係る通信制御方法では、送信先となる通信機器50が、基地局装置20及びBBルータ30からなる通信制御システム2にプライベートネットワークN2を介して接続する場合に、従来の通信路を介した通信制御方法と比較して移動体通信網N1を経由しない分だけ短い経路を辿って通信機器50に対して情報を送信することができる。したがって、少ないトラフィックで移動通信端末10から通信機器50に対して情報を送信することができる。
また、上記のように移動体通信網N1を経由せずにプライベートネットワークN2に含まれる通信機器50に接続することができるため、移動通信端末10を取り扱うユーザにとっては、移動体通信網N1に接続して通信を行うことにより発生する課金を減らすことができるため、安価にパケット通信を行うことができる。
そして、上記の通信制御方法では、送信先となる通信機器50がプライベートネットワークN2を介して接続されているかどうかは基地局装置20で把握される。したがって、移動通信端末10における処理は、通常の通信路を介した通信と同様に行うことができ、特別な処理を必要としない。したがって、上記の通信制御方法は基地局装置20における処理の変更のみで実現することができる。
さらに、本実施形態のように、ユーザ宅内の基地局装置20の配下に在圏する移動通信端末10から同じくユーザ宅内に構築されたプライベートネットワークN2に含まれる通信機器50に対して接続する際には、移動体通信網N1を経由することなく通信が行うことができる。したがって、移動体通信網N1を管理する事業者にとっては、移動体通信網N1を経由する通信が減少することから、移動体通信網N1における処理負荷が軽減されるという効果を有する。
また、基地局装置20が転送先情報格納部25を備え、通信制御システム2からプライベートネットワークN2を介して接続することができる通信機器50を特定するRequest-URIと当該通信機器50にプライベートネットワークN2を介して接続する際に用いる転送先となる装置を特定する情報を通信制御システム2で把握しておくによって、転送先指定情報の変更を効率よく行うことができ、トラフィックの少ない通信制御方法をより効果的に実現することができる。
さらに、基地局装置20が端末特定情報格納部24を備え、通信制御システム2からプライベートネットワークN2を介して通信機器50に接続する際の移動通信端末10を特定する情報を保存しておき、当該情報に基づいて移動通信端末10を特定する情報を変更することにより、移動体通信網N1とプライベートネットワークN2の異なるネットワーク間での情報の送受信に係る処理(DNS名前解決)を基地局装置20で行うことができる。したがって、移動通信端末10からプライベートネットワークN2を介した通信を行うための事前処理を基地局装置20で行うことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る通信制御方法の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る通信システムの基本的な構成は第1実施形態に係る通信システム1と同じである。第2実施形態と第1実施形態が異なる点は次の点である。すなわち、移動通信端末10が特定のAPNを指定した通信路作成要求を送信した場合には、端末接続システム3(通信路作成装置)に含まれるSGSN75及びGGSN80からなる通信路作成手段によって、特定の装置を転送先とした通信路が作成される。ここで、特定の装置とは、移動通信端末10から送信される情報送信要求の転送先として当該装置が指定されていた場合、転送先をプライベートネットワークN2に含まれる転送先となる装置(すなわち、HGW40)に変更する装置である。そしてこの通信路を介して移動通信端末10が情報送信要求を基地局装置20に対して送信した場合には、基地局装置20において送信先のアドレス(Request-URI)を参照することなく、転送先指定情報が書き換えられる点である。以下、第2実施形態に係る通信制御方法について図7及び図8を用いて説明する。
まず、図7を用いて、移動通信端末10から送信される通信路作成要求に基づいて移動通信端末10が移動体通信網N1を介して通信を行うための通信路が接続される際の処理について説明する。
最初に移動通信端末10から端末接続システム3を構成するSGSN75に対してPDP(Packet Data Protocol)コンテキスト起動要求が送信される。ここで移動通信端末10から送信されるPDPコンテキスト起動要求に含まれる送信先を指定するAPNとしては、例えばプライベートネットワークN2に関する通信のみを行うための接続先の情報等が挙げられる。移動通信端末10から送信されたPDPコンテキスト起動要求は、基地局装置20の通信要求転送部21において受信され、(S51a:通信路作成要求転送ステップ)さらに、SGSN75に対して送信される(S51b:通信路作成要求転送ステップ)。この際に、本実施形態に係る通信制御方法では、基地局装置20を特定する情報についても併せてSGSN75に対して送信される。
SGSN75では、基地局装置20の通信要求転送部21から送信されたPDPコンテキスト起動要求に基づいて、移動通信端末10のMSISDN、基地局装置20を特定する情報、及び当該SGSN75を特定する情報(SGSN75のアドレス)を含むPDPコンテキスト生成要求がGGSN80に対して送信される(S52)。
本実施形態に係る通信制御方法においては、GGSN80では、特定の通信路(プライベートネットワークN2を介した通信を行う際の転送先指定情報に変更する通信路)を開設する場合の、APN、移動通信端末10を特定する情報、及び基地局装置20を特定する情報を対応付けた表を格納している。そして、SGSN75より送信されるPDPコンテキスト生成要求を参照し、PDPコンテキスト生成要求に含まれるAPNと移動通信端末10を特定する情報(MSISDN)と基地局装置20を特定する情報とが、GGSN80において格納されるAPNと移動通信端末10を特定する情報と基地局装置20とを対応付けた表に合致するかどうかにより、転送先変更を行う特定の通信路の開設をするかどうかを判断する(S53)。そして、GGSN80で格納する対応表に合致する場合は、PDPコンテキスト起動応答の際に移動通信端末10に送信するための転送先となる装置を特定する情報(上述した特定の転送先を示す情報)及び発信者用アドレスを生成する(S54)。ここで生成される転送先となる装置を特定する情報は、移動体通信網N1に接続して通信機器50と通信する際に転送先として用いられるWAP−GW60を特定する情報である必要はなく、ダミーの装置を指定する情報としてもよい。したがって、この処理の際にWAP−GW60との間でGatewayアドレス取得に係る処理を行う必要がない点が第1実施形態と異なる点である。また、発信者用アドレスも同様にダミーの情報とすることができる。
次に、GGSN80は、PDPコンテキスト生成応答として、上記の処理で作成された転送先指定情報をSGSN75に対して通知する(S55)。SGSN75はPDPコンテキスト生成応答を受信すると、当該PDPコンテキスト生成応答に含まれる転送先指定情報及びAPNを参照して、基地局装置20に対して転送先変更指示を行う必要があるかを判断する(S56)。この判断を行う方法としては、例えば、転送先指定情報が上述した特定の装置を指定する情報である場合には転送先を変更する必要があるということをあらかじめSGSN75側で把握しておき、GGSN80から送信される転送先指定情報が転送先を変更する必要がある場合に該当するか否かを判断する方法が挙げられる。
SGSN75において、転送先変更が必要であると判断される場合には、GGSN80により生成された転送先指定情報と、移動通信端末10から送信される情報送信要求において上述した特定の転送先が指定された場合には別の転送先(本実施形態では、HGW40)に転送先指定情報を変更する旨(転送先変更指示が基地局装置20に対して指示される(S57)。さらに、通信路を作成するための無線ベアラの設定要求がRNC70に対して行われる(S58)。なお、基地局装置20に対する転送先変更指示は、無線ベアラの設定要求と共にRNC70に対して送信される。RNC70は、SGSN75より送信される無線ベアラ設定要求に基づいて、基地局装置20に対して無線リンク設定要求を行う(S59)。さらに、基地局装置20では、無線ベアラ設定要求に含まれるSGSN75からの転送先変更指示を受信し(S60)、転送先変更指示に含まれるGGSN80により生成された転送先指定情報と上述した特定の転送先が情報送信要求において送信された場合に変更する転送先(HGW40)を特定する情報を保持する。さらに、この転送先変更指示の受信を契機として、GGSN80により生成された転送先指定情報を含む情報送信要求が送信された場合には、転送先指定情報をHGW40へ書き換える処理が開始される。
続いて、無線リンク設定要求と転送先変更指示にしたがって、BBルータ30、HGW40、回線終端装置65及びRNC70との間で通信を行うことによって、無線リンク及び無線ベアラの設定処理を行う(S61)。その後、基地局装置20は、移動通信端末10が基地局装置20を介して移動体通信網N1に接続するための設定ができた旨を無線リンク設定応答としてRNC70に対して通知する(S62)。RNC70は基地局装置20から通知される無線リンク設定応答に基づいて、SGSN75に対して無線ベアラ設定応答を行い、パケット通信に係る処理が行われたことを通知する(S63)。SGSN75は上記の処理によって移動通信端末10に係る通信路作成処理(PDPコンテキスト起動)が完了したことを、PDPコンテキスト起動応答として移動通信端末10へ通知する(S64)。この際に、移動通信端末10に対して、パケット通信を行う際に用いる発信者用アドレスと特定の転送先を指定する情報(GGSN80によって生成された転送先指定情報)が通知される。上記の一連の処理によって、移動通信端末10が移動体通信網N1を介した通信を行う際に用いる通信路が作成される。
次に、図8を用いて図7で示す処理により作成された通信路を介して通信を行う際の処理について説明する。
移動通信端末10は、基地局装置20に対して、U-Planeデータ(情報送信要求)を送信する(S71)。ここで移動通信端末10から送信されるU-Planeデータには、移動通信端末10を特定する情報(発信者用のアドレス)と、送信先を示す情報(Request-URI)と、転送先指定情報(GGSN80で生成された転送先指定情報)と、が含まれる。
基地局装置20の情報送信要求受信部22では、移動通信端末10から送信されるU-Planeデータを受信し(情報送信要求受信ステップ)、転送先指定情報変更部23へ送る。転送先指定情報変更部23では、情報送信要求受信部22から送られたU-Planeデータに含まれる転送先指定情報を参照し、あらかじめGGSN80により生成された転送先指定情報と一致するかによって転送先変更の要否を判断する(S72)。転送先指定情報がGGSN80により生成された情報と一致する場合には、SGSN75から送信された転送先変更の指示にしたがって、当該転送先指定情報をプライベートネットワークN2を介した通信を行う際の転送先となる装置(HGW40)に変更する(S73:転送先変更ステップ)。さらに、発信者である移動通信端末10を特定する情報についても、端末特定情報格納部24を参照してプライベートネットワークN2を介して通信を行う際に用いられるアドレスに変更を行う(S74)。併せて、第1実施形態に係る処理と同様に、必要に応じて移動体通信網N1において通信機器50を特定する際に用いられるRequest-URIについても、プライベートネットワークN2において通信機器50を特定する情報に書換が行われる(DNS書換処理)。転送先変更部23において、プライベートネットワークN2を介して送信先である通信機器50に対してU-Planeデータ(情報送信要求)を送信するための上記の処理が行われた後、U-Planeデータは情報送信要求送信部26へ送られる。
情報送信要求送信部26では、転送先変更部23から送られる情報送信要求に含まれる転送先指定情報を参照し、U-Planeデータを当該転送先に対して送信する。本実施形態に係るU-Planeデータの場合、転送先指定情報としてHGW40が示されているため、情報送信要求送信部26では当該U-PlaneデータをHGW40に対してBBルータ30を介して送信する(S75:情報送信要求送信ステップ)。さらにHGW40によって、移動通信端末10から送信されたU-Planeデータ(情報送信要求)が送信先である通信機器50に対して送信される(S76)。これにより、移動通信端末10と通信機器50との間でU-Planeデータの通信が行われる(S77)。
このように、本実施形態に係る通信制御方法においても、基地局装置20を含む通信制御システム2において、プライベートネットワークN2を介して通信機器50と通信するための転送先となる装置に転送先指定情報が変更されるため、従来の移動体通信網N1内に作成された通信路を介した通信と比較してトラフィックを減少させることができる。
また、本実施形態における通信制御方法では、端末接続システム3において通信路作成時に移動通信端末10から送信されるAPNに基づいて、転送先の変更を行うかどうかが判断され、その結果に基づいて、転送先の変更を指示する特定の接続先を転送先として指定した通信路が作成される。そして、この通信路を介して移動通信端末10から送信された情報送信要求は、基地局装置20において、情報送信要求の転送先指定情報のみを参照することで、転送先の変更が必要かどうか判断され、その結果に基づいて、プライベートネットワークN2を介した接続を行う際の転送先となる装置に転送先指定情報が変更される。このため、基地局装置20ではRequest-URIを参照しなくても、転送先指定情報のみを参照することで転送先指定情報の変更の要否が判断されることができる。すなわち、移動通信端末10から送信される情報送信要求に対して、基地局装置20において行われる転送先指定情報の変更に係る処理を減少させることができる。
なお、上記実施形態では、基地局装置20の情報送信要求受信部22において受信したU-Planeデータに含まれる転送先指定情報を参照し、転送先の変更の要否を判断する場合について説明している。この処理は、移動通信端末10と基地局装置20との間に複数の通信路が設けられる場合に、どの通信路を介して行われた通信路であるかを特定する必要があるために行われる処理である。したがって、移動通信端末10との間に設けられる通信路が1つである場合には、上記の処理は省略することができる。例えば、移動通信端末10との間に設けられた通信路が、上述のように転送先の変更を指示する特定の接続先を転送先として指定した通信路である場合には、転送先変更部23で行われる転送先要否の判断(S72)において、当該情報送信要求が、特定の接続先を転送先として指定した通信路を作成した移動通信端末10から送信されたものであることが確認できれば、転送先の変更が必要であると判断することができる。したがって、この移動通信端末10から送信される情報送信要求に対しては一律に転送先の変更を行うことができる。この場合、移動通信端末10から送信される情報送信要求に含まれる情報を参照することなく転送先指定情報の変更を行うことができ、転送先の変更に係る処理をさらに減少させることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について述べてきたが、本発明に係る通信システムは、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を取ることが可能である。
例えば、上記の実施形態では、基地局装置20において転送先変更部23、端末特定情報格納部24、転送先情報格納部25、及び情報送信要求送信部26を備える構成としたが、上記の機能をBBルータ30に分散させる構成としてもよい。
また、上記の実施形態において端末接続システム3に含まれる各装置が有する機能の一部を他の装置に分散させてもよい。分散させる場合の一例を第2実施形態を用いて説明すると、例えば、特定の通信路(プライベートネットワークN2を介した通信を行う際の転送先指定情報に変更する通信路)を開設するために従来はGGSN80が行っていた処理を基地局装置20が行う態様とする構成が挙げられる。この場合、第2実施形態では、特定の通信路(プライベートネットワークN2を介した通信を行う際の転送先指定情報に変更する通信路)を開設する場合のAPN、移動通信端末10を特定する情報、及び基地局装置20を特定する情報を対応付けた表をGGSN80において保持し、PDPコンテキスト生成要求に含まれる情報が上記の表に合致するかどうかによってGGSN80において転送先変更の要否を判定する(図7のS53)処理について説明したが、SGSN75において転送先変更の要否の判定(図7のS53に相当する判定)を行う態様とすることとする。そして、SGSN75において転送先変更が必要であると判断された場合には、その結果を特定の通信路の開設に係る処理を行う機能を有する基地局装置20に対して通知することにより、基地局装置20において特定の通信路の開設に係る処理が行われる。
また、上記の実施形態では、転送先の変更の要否をRequest-URI又はAPNに基づいて判断する構成について説明したが、他の情報を用いて転送先の変更の要否を判断してもよい。転送先の変更の要否の判断に用いることができる情報としては、例えば、Destinationアドレス(Destination IP アドレス)、送信先又は転送先のPort番号、QoS(Quality on Service)等が挙げられる。また、例えば特定のグループに所属するユーザに対してのみ転送先を変更する態様としてもよい。転送先の変更の要否の判断に用いる判断基準となる情報は予め管理者等により作成され、基地局装置20で保持することとしてもよいし、SGSN75やGGSN80に保持することとしてもよい。判断基準となる情報を保持する装置(基地局装置20、SGSN75、GGSN80等)は、移動通信端末10から送信される通信路作成要求(PDPコンテキスト起動要求)や情報送信要求(U-Planeデータ)に含まれる上記の情報(Destinationアドレス等)を参照して、転送先変更の要否を判断する。SGSN75やGCSN80において判断基準となる情報を保持する場合には、移動通信端末10からの通信路生成要求に基づいて移動通信端末10、基地局20、SGSN75及びGCSN80の間で通信路を接続するために行われる通信のいずれかの時点において、判断基準となる情報を保持する装置(SGSN75やGCSN80)が他の装置から送信される情報に基づいて転送先の変更の要否を判断し、その結果を基地局装置20に対して通知することによって、基地局装置20は移動通信端末10から送信されるU-Planeデータに含まれる転送先アドレス(及び、必要に応じて発信者アドレス)を書き換えることができる。
また、上記の実施形態では、基地局装置20の転送先変更部23において、転送先指定情報をプライベートネットワークN2に含まれるHGW40に変更すると同時に、発信者アドレスをプライベートネットワークN2に接続して通信を行う際のアドレスに変更する処理が行われているが、この処理は基地局装置20を含む通信制御システム2で必ずしも行わなくてもよい。なお、プライベートネットワークN2に接続する際には発信者アドレスが変更される必要があるため、通信制御システム2で上記の処理が行われない場合は、当該処理はHGW40で行われる。
さらに、上記の実施形態では、移動体通信網N1を始めとする外部のネットワークとプライベートネットワークN2とを接続する装置としてHGW40が設けられている例を示しているが、HGW40を経由せずに通信制御システム2のBBルータ30から直接通信機器50へ接続する態様とすることもできる。この場合には、HGW40において行われていた異なるネットワーク(例えば、移動体通信網N1とプライベートネットワークN2)を接続するための処理は、通信制御システム2(基地局装置20又はBBルータ30)若しくは通信機器50で行われる。
また、第1実施形態に係る通信制御方法と第2実施形態に係る通信制御方法とを組み合わせて用いることもできる。例えば、第2実施形態に係る通信制御方法のように移動通信端末10と端末接続システム3との間ではあらかじめ転送先の変更が行われることを前提とした通信路を作成しておく。一方、基地局装置20では、当該通信を介した通信において接続することが考えられるプライベートネットワークN2に接続されていない機器と、当該機器に対する情報送信要求が移動通信端末10から送信された場合の転送先となる装置を対応付けた表を転送先情報格納部25に格納しておく。そして、転送先指定情報を変更することを前提とした通信路を介して、移動通信端末10からプライベートネットワークN2に接続されていない機器を送信先として指定された情報送信要求が送信された場合には、転送先情報格納部25に格納された情報を参照することにより、プライベートネットワークN2を介さず移動体通信網N1を介して通信を行う場合の転送先となる装置に転送先指定情報を変更する。この結果、プライベートネットワークN2に接続されていない機器に対しても情報送信要求を送信する態様とすることもできる。この場合でも、情報の送信先に応じてプライベートネットワークN2に接続する機器に対しては移動体通信網N1を介さずによりトラフィックの少ない経路で情報が送信することができる。
また、上記実施形態では、移動体通信網N1に含まれる各装置及び基地局装置20として、第3世代(3G)移動体通信システムで用いられている装置を例に挙げて説明したが、本発明は次世代通信システムであるLTE(Long Term Evolution:スーパー3G)に適用することもできる。LTEに対して上記実施形態を適用する場合、基地局装置20に相当する装置として基地局装置20の機能とRNC70の機能とを有する装置(基地局装置:Home eNode B)が用いられる。また、SGSN75のうち、C-Planeデータの制御を行う機能を有する装置としてMME(Mobility Management Entity)が用いられ、U-Planeデータの制御を行う機能を有する装置としてServing-GW(GateWay)が用いられる。そして、GGSN80に相当する装置としてPDN−GW(Packet Data Network-Gateway)が用いられる。
1…通信システム、2…通信制御システム、3…端末接続システム、10…移動通信端末、20…基地局装置、30…BBルータ、40…HGW、50…通信機器、60…WAP−GW、65…回線終端装置、70…RNC、75…SGSN、80…GGSN。

Claims (13)

  1. 移動体通信網を含む複数のネットワークに接続できると共に、自システムを介して移動通信端末が移動体通信網との間で通信を行う通信制御システムであって、
    当該移動通信端末と前記移動体通信網との間で、前記移動体通信網に含まれる転送先となる装置を特定した通信路を作成するために、前記移動通信端末から送信される通信路作成要求を転送する通信路作成要求転送手段と、
    前記通信路作成要求転送手段により通信路作成要求を転送することによって通信路が作成された前記移動通信端末から、前記移動体通信網とは異なるネットワークに含まれる送信先のアドレスと、前記転送先となる装置を転送先として指定する転送先指定情報と、を含む情報送信要求を受信する情報送信要求受信手段と、
    前記情報送信要求受信手段により受信された前記情報送信要求に含まれる前記転送先指定情報により指定された転送先を、前記異なるネットワークに含まれる転送先となる装置に変更する転送先変更手段と、
    前記転送先変更手段において変更された前記転送先に対して前記情報送信要求を送信する情報送信要求送信手段と、
    を含むことを特徴とする通信制御システム。
  2. 前記通信制御システムが接続することができる移動体通信網とは異なるネットワークに含まれる通信機器のアドレスと、当該通信機器に対して前記通信制御システムから前記移動体通信網とは異なるネットワークを介して接続する際の転送先となる装置とを対応付けた情報を格納する転送先情報格納手段を備え、
    前記転送先変更手段は、前記情報送信要求受信手段により受信された前記送信先のアドレスを参照し、当該アドレスが前記転送先情報格納手段において格納される前記移動体通信網とは異なるネットワークに含まれる通信機器のアドレスと一致する場合は、前記情報送信要求受信手段において受信された前記情報送信要求に含まれる前記転送先指定情報により指定される転送先を、前記異なるネットワークに含まれる転送先となる装置に変更する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信制御システム。
  3. 前記転送先変更手段は、前記移動通信端末から送信された前記通信路作成要求に基づき作成された特定の装置を転送先として指定する通信路を介して当該移動通信端末から送信され、前記情報送信要求受信手段により受信された前記情報送信要求に含まれる前記転送先指定情報により指定される転送先を、前記異なるネットワークに含まれる転送先となる装置に変更する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信制御システム。
  4. 前記転送先変更手段は、前記情報送信要求受信手段により受信された前記情報送信要求に含まれる前記転送先指定情報により指定される転送先が特定の装置である場合に、前記情報送信要求受信手段により受信された前記情報送信要求に含まれる前記転送先指定情報により指定される転送先を、前記異なるネットワークに含まれる転送先となる装置に変更する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信制御システム。
  5. 前記移動通信端末を特定する情報と、前記通信制御システムが接続することができる移動体通信網とは異なるネットワークを介した通信における前記移動通信端末を特定するアドレスとを対応付けて格納する端末特定情報格納手段を備え、
    前記転送先変更手段は、前記端末特定情報格納手段を参照して、前記情報送信要求に含まれる前記情報送信要求を送信した移動通信端末を特定する情報を、前記通信制御システムが接続することができる移動体通信網とは異なるネットワークを介した通信における前記移動通信端末を特定するアドレスに変更する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の通信制御システム。
  6. 前記通信路作成要求には、特定のAPNを指定する情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の通信制御システム。
  7. 前記通信路作成要求はPDPコンテキスト起動要求である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の通信制御システム。
  8. 請求項3又は4記載の通信制御システムと、移動体通信網内に設けられた通信路作成装置と、を含んで構成される通信システムであって、
    前記通信路作成装置は、前記通信路作成要求転送手段から転送される通信路作成要求を受信し、当該通信路作成要求に基づいて、移動通信端末と前記移動体通信網との間で転送先となる装置を特定した通信路を作成する通信路作成手段を備え、
    前記通信路作成要求転送手段は、前記移動通信端末から送信される前記通信路作成要求を前記通信路作成装置に送信し、
    前記通信路作成手段は、前記通信路作成要求転送手段から送信される前記通信路作成要求に基づいて、前記特定の装置を転送先となる装置とした通信路を作成する
    ことを特徴とする通信システム。
  9. 前記通信路作成要求転送手段は、前記移動通信端末から送信される前記通信路作成要求と、前記通信制御システムを特定する情報と、を前記通信路作成装置に送信し、
    前記通信路作成手段は、前記通信路作成要求転送手段から送信される前記通信路作成要求と前記通信制御システムを特定する情報とに基づいて、前記特定の装置を転送先となる装置とした通信路を作成する
    ことを特徴とする請求項8記載の通信システム。
  10. 前記通信路作成装置はSGSNを含んで構成される
    ことを特徴とする請求項8又は9記載の通信システム。
  11. 移動体通信網を含む複数のネットワークに接続できると共に、自システムを介して移動通信端末が移動体通信網との間で通信を行う通信制御システムによる通信制御方法であって、
    当該移動通信端末と前記移動体通信網との間で、前記移動体通信網に含まれる転送先となる装置を特定した通信路を作成するために、前記移動通信端末から送信される通信路作成要求を転送する通信路作成要求転送ステップと、
    前記通信路作成要求転送ステップにおいて通信路作成要求を転送することによって通信路が作成された前記移動通信端末から、前記移動体通信網とは異なるネットワークに含まれる送信先のアドレスと、前記転送先となる装置を転送先として指定する転送先指定情報と、を含む情報送信要求を受信する情報送信要求受信ステップと、
    前記情報送信要求受信ステップにおいて受信された前記情報送信要求に含まれる前記転送先指定情報により指定された転送先を、前記異なるネットワークに含まれる転送先となる装置に変更する転送先変更ステップと、
    前記経由先変更ステップにおいて変更された前記転送先に対して前記情報送信要求を送信する情報送信要求送信ステップと、
    を含むことを特徴とする通信制御方法。
  12. 前記通信路作成要求には、特定のAPNを指定する情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項11に記載の通信制御方法。
  13. 前記通信路作成要求はPDPコンテキスト起動要求である
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の通信制御方法。
JP2010524683A 2008-08-12 2009-06-26 通信制御システム、通信システム、及び通信制御方法 Expired - Fee Related JP5192047B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010524683A JP5192047B2 (ja) 2008-08-12 2009-06-26 通信制御システム、通信システム、及び通信制御方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008208131 2008-08-12
JP2008208131 2008-08-12
JP2010524683A JP5192047B2 (ja) 2008-08-12 2009-06-26 通信制御システム、通信システム、及び通信制御方法
PCT/JP2009/061759 WO2010018713A1 (ja) 2008-08-12 2009-06-26 通信制御システム、通信システム、及び通信制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010018713A1 JPWO2010018713A1 (ja) 2012-01-26
JP5192047B2 true JP5192047B2 (ja) 2013-05-08

Family

ID=41668860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010524683A Expired - Fee Related JP5192047B2 (ja) 2008-08-12 2009-06-26 通信制御システム、通信システム、及び通信制御方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US8396027B2 (ja)
EP (1) EP2315489A4 (ja)
JP (1) JP5192047B2 (ja)
KR (1) KR20110039564A (ja)
CN (1) CN102124810B (ja)
BR (1) BRPI0917941A2 (ja)
CA (1) CA2734041A1 (ja)
MX (1) MX2011001589A (ja)
WO (1) WO2010018713A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150024686A1 (en) * 2013-07-16 2015-01-22 GM Global Technology Operations LLC Secure simple pairing through embedded vehicle network access device
CN106647400B (zh) * 2016-12-26 2020-08-28 珠海市魅族科技有限公司 一种控制移动终端运动的方法及装置
US10942788B2 (en) 2018-06-15 2021-03-09 Vmware, Inc. Policy constraint framework for an sddc
US10812337B2 (en) 2018-06-15 2020-10-20 Vmware, Inc. Hierarchical API for a SDDC
CN115380514B (zh) 2020-04-01 2024-03-01 威睿有限责任公司 为异构计算元件自动部署网络元件
US11803408B2 (en) 2020-07-29 2023-10-31 Vmware, Inc. Distributed network plugin agents for container networking
US11863352B2 (en) 2020-07-30 2024-01-02 Vmware, Inc. Hierarchical networking for nested container clusters
US11606254B2 (en) 2021-06-11 2023-03-14 Vmware, Inc. Automatic configuring of VLAN and overlay logical switches for container secondary interfaces
US20230231741A1 (en) 2022-01-14 2023-07-20 Vmware, Inc. Per-namespace ip address management method for container networks
US11848910B1 (en) 2022-11-11 2023-12-19 Vmware, Inc. Assigning stateful pods fixed IP addresses depending on unique pod identity
US11831511B1 (en) 2023-01-17 2023-11-28 Vmware, Inc. Enforcing network policies in heterogeneous systems
US12101244B1 (en) 2023-06-12 2024-09-24 VMware LLC Layer 7 network security for container workloads

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009504047A (ja) * 2005-08-01 2009-01-29 ユビキシス リミテッド 自己構成セルラー基地局
JP2010529785A (ja) * 2007-06-07 2010-08-26 クゥアルコム・インコーポレイテッド ホーム基地局
JP2011527870A (ja) * 2008-07-09 2011-11-04 クゥアルコム・インコーポレイテッド ローカル・ネットワーク・アクセスのためのページング方式

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8077681B2 (en) 2002-10-08 2011-12-13 Nokia Corporation Method and system for establishing a connection via an access network
US7869435B2 (en) * 2003-08-29 2011-01-11 Fujitsu Limited Communication control system
JP4377786B2 (ja) 2004-09-22 2009-12-02 パナソニック株式会社 電化機器、サーバ装置、携帯端末、通信システム、通信方法、及びプログラム
JP4466434B2 (ja) * 2005-03-30 2010-05-26 パナソニック株式会社 経路制御方法およびホームエージェント
EP1911316B1 (en) * 2005-08-01 2017-09-06 Ubiquisys Limited Handover information sent over a public wide area network (e . g . internet)
WO2007061121A1 (en) * 2005-11-22 2007-05-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Communication route optimization method and communication route optimization control device
GB2434505B (en) * 2006-01-18 2010-09-29 Orange Personal Comm Serv Ltd Telecommunications system and method
JP4769669B2 (ja) * 2006-09-07 2011-09-07 富士通株式会社 モバイルipに準拠する移動通信システム、ホームエージェント、モバイルノード及び方法
JPWO2008053882A1 (ja) * 2006-11-01 2010-02-25 パナソニック株式会社 パケット転送制御方法、その方法で用いられる移動端末及びホームエージェント
EP2082546B1 (en) * 2006-11-16 2015-09-23 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Gateway selection mechanism
JP4478700B2 (ja) * 2007-05-28 2010-06-09 シャープ株式会社 ネットワークベースipモビリティプロトコルを利用した通信システム、制御装置、ルータ及びその通信方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009504047A (ja) * 2005-08-01 2009-01-29 ユビキシス リミテッド 自己構成セルラー基地局
JP2010529785A (ja) * 2007-06-07 2010-08-26 クゥアルコム・インコーポレイテッド ホーム基地局
JP2011527870A (ja) * 2008-07-09 2011-11-04 クゥアルコム・インコーポレイテッド ローカル・ネットワーク・アクセスのためのページング方式

Also Published As

Publication number Publication date
BRPI0917941A2 (pt) 2015-11-17
JPWO2010018713A1 (ja) 2012-01-26
MX2011001589A (es) 2011-05-10
EP2315489A4 (en) 2016-05-25
KR20110039564A (ko) 2011-04-19
EP2315489A1 (en) 2011-04-27
CA2734041A1 (en) 2010-02-18
CN102124810A (zh) 2011-07-13
US8396027B2 (en) 2013-03-12
US20110194494A1 (en) 2011-08-11
WO2010018713A1 (ja) 2010-02-18
CN102124810B (zh) 2013-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5192047B2 (ja) 通信制御システム、通信システム、及び通信制御方法
CN101019450B (zh) 经由分组无线网络传送因特网分组数据的系统和方法
JP4138742B2 (ja) セルラーネットワークによって援助された端末のアドホックネットワーク化
CN101502166B (zh) 在接入网关节点中提供一种数据功能
CN101218796B (zh) 在无线局域网中支持层3漫游的无线交换机负载平衡的方法、系统和装置
TWI388165B (zh) 無線通訊系統、其封包交換的繞送方法、使用該繞送方法的室內基地台
US8594067B2 (en) Multiple access method and system of terminal in evolved packet system
US11337084B2 (en) Control apparatus for gateway in mobile communication system
CN101350759B (zh) 一种报文处理方法、业务板、接口板及网络通信设备
WO2004077754A1 (ja) Wlan相互接続におけるサービス及びアドレス管理システム及び方法
JP2002084317A (ja) 通信システム、移動端末装置、ゲートウェイ装置、アドレス割り当て方法及び検索サービス方法
CN102695236B (zh) 一种数据路由方法及系统
CN1839565B (zh) 无线局域网中的服务质量控制
KR101481337B1 (ko) 소프트웨어 정의 네트워크 기반 이동통신 시스템 및 이의 단말 접속 처리 방법
CN103139914A (zh) 对本地卸载数据进行资源控制的方法及系统
CN101572729A (zh) 一种虚拟专用网节点信息的处理方法及相关设备、系统
JP2020526131A (ja) 通信デバイスおよび通信方法
EP4002766A1 (en) Method and system for reachability of services specific to one specific network access over a different network access and system thereof
CN102098726B (zh) 无线通讯系统、分组交换的绕送方法及使用其的室内基站
CN103582023B (zh) 接纳控制方法及系统
CN103379178A (zh) 地址分配方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120710

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120905

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160208

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees