JP5190903B1 - シナリオ作成支援装置、シナリオ作成支援プログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】シナリオの妥当性を迅速かつ的確に評価等することが可能となるシナリオ作成支援装置、シナリオ作成支援プログラム及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】本発明のシナリオ作成支援装置1は、各アクション表12により構成されるシナリオ表11を表示する表画面41を表示するシナリオ表作成手段5と、シナリオモデル20を表示するモデル画面51を表示するとともに、初期配置の状態から所定の配置変更入力に応じてシナリオモデル20に関する構成部品の配置を変更するシナリオモデル作成手段6と、シナリオ表11及びシナリオモデル20のうちの一方に表示された文字情報の変更入力に応じて、シナリオ表11及びシナリオモデル20のうちの他方に表示された文字情報を同期させる同期手段7と、を備える。
【選択図】図8
【解決手段】本発明のシナリオ作成支援装置1は、各アクション表12により構成されるシナリオ表11を表示する表画面41を表示するシナリオ表作成手段5と、シナリオモデル20を表示するモデル画面51を表示するとともに、初期配置の状態から所定の配置変更入力に応じてシナリオモデル20に関する構成部品の配置を変更するシナリオモデル作成手段6と、シナリオ表11及びシナリオモデル20のうちの一方に表示された文字情報の変更入力に応じて、シナリオ表11及びシナリオモデル20のうちの他方に表示された文字情報を同期させる同期手段7と、を備える。
【選択図】図8
Description
本発明は、シナリオ作成支援装置、シナリオ作成支援プログラム及び記憶媒体に係り、特に、人や物などの主体が人や物などの客体にどのように作用するというシナリオの妥当性を迅速かつ的確に評価する際に好適に利用できるシナリオ作成支援装置、シナリオ作成支援プログラム及び記憶媒体に関する。
従来のシナリオ作成支援システムは、複数のユーザ端末と、シナリオ作成支援装置と、を備えており、シナリオ作成の主要な用途のひとつとして、企業間の取引行為等の事業に関する戦略シナリオの作成を行うことを可能にする。
ユーザ端末は、作成中のシナリオを画面に表示するとともに、シナリオ作成支援装置に対してシナリオ作成支援要求を送信する。次に、シナリオ作成支援装置は、シナリオ作成支援要求を受信し、部品データベースに格納された部品の中からユーザ端末が作成中のシナリオに接続可能な部品の検索を行い、ユーザ端末に候補部品として送信する。その後、ユーザ端末は、シナリオ作成支援装置から候補部品を受信することにより、当該ユーザ端末によってユーザに候補部品を選択させ、選択された部品をシナリオ作成支援装置へ送信することによって、シナリオ作成支援要求を送信する。
これにより、ユーザ端末からシナリオ作成支援要求を受信したシナリオ作成支援装置が、部品データベースに格納された部品情報の中から作成中のシナリオに接続可能な部品の検索を行いユーザ端末に候補部品として送信することにより、ユーザが部品を選択するだけでシナリオが作成されるので、技術的スキルが高くないユーザであっても容易にシナリオを作成可能なシナリオ作成支援システムを提供することが可能となる(特許文献1を参照)。
しかしながら、従来のシナリオ作成支援システムは、シナリオの妥当性を迅速かつ的確に評価する上で種々の問題点があった。
例えば、複数のアクションのオブジェクト、メソッド、実施順等を表形式で示したシナリオ表の妥当性を評価するためには、各アクションの実施順の妥当性を評価するだけでなく、その各アクションにおける複数のオブジェクト間の関係性の妥当性もあわせて評価する必要がある。一方、そのシナリオをブロック図等の図形式で示したシナリオモデルの妥当性を評価するためには、オブジェクト、メソッド、各アクションをそれぞれ示す各図形の並び順等から各アクションの妥当性を評価する必要がある。そのため、シナリオの妥当性を評価するためには、シナリオ表及びシナリオモデルの両妥当性をそれぞれ評価しなければならなかった。
また、作成したシナリオに関するシナリオ手順表及びシナリオモデルを同じユーザが次回以降に即座に再現することや、そのシナリオを作成したユーザからそのシナリオを提供された他のユーザがそのシナリオに新たなアクションを追加することなど、そのシナリオを再現及び更新する際の容易性が求められるので、シナリオ手順表及びシナリオモデルを一式としてそのシナリオを保存する必要がある。
つまり、従来のシナリオ作成支援システムにおいては、上記のシナリオの作成支援を実現することができなかった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、シナリオの妥当性を迅速かつ的確に評価等することが可能となるシナリオ作成支援装置、シナリオ作成支援プログラム及び記憶媒体を提供することを本発明の目的としている。
(1)前述した目的を達成するため、本発明のシナリオ作成支援装置は、シナリオを構成する各アクションに関するオブジェクト、プロパティ及びメソッドのうちの少なくともオブジェクト及びメソッドの文字情報及び各アクションの順序情報を表形式で表現する各アクション表により構成されるシナリオ表を表示する表画面を表示するシナリオ表作成手段と、所定の動作に応じて各アクションをブロック図形式でそれぞれ表現した各アクションモデルを各アクションの順序情報に基づき所定の方向に並べて配置することにより構成されるシナリオモデルを表示するモデル画面を表示するとともに、初期配置の状態から所定の配置変更入力に応じてシナリオモデルに関する構成部品の配置を変更するシナリオモデル作成手段と、シナリオ表及びシナリオモデルのうちの一方に表示された文字情報の変更入力に応じて、シナリオ表及びシナリオモデルのうちの他方に表示された文字情報を同期させる同期手段と、を備えることを特徴とする。
これにより、系統的に表示されたシナリオ表及び視覚的に表示されたシナリオモデルにより同一のシナリオを多角的に表示することができるとともに、シナリオモデルに関する構成部品の配置を変更することができるので、シナリオの理解、評価及び改善を容易に行うことができる。また、シナリオ表及びシナリオモデルの一方の文字情報の変更によって他方の文字情報が同期修正されるので、シナリオ表及びシナリオモデルにより表現されたシナリオを系統的かつ視覚的に理解及び修正することが可能となる。その結果、シナリオの妥当性を迅速かつ的確に評価することが可能となる。
(2)また、同期手段は、シナリオ表及びシナリオモデルのうちの一方に表示された各アクションの順序の変更入力に応じて、シナリオ表及びシナリオモデルのうちの他方に表示された各アクションの順序を同期させることが好ましい。
これにより、シナリオ表及びシナリオモデルの一方のアクションの順序の変更によって他方のアクションの順序が同期修正されるので、シナリオ表及びシナリオモデルにより表現されたシナリオを系統的かつ視覚的に理解及び修正することが可能となる。その結果、シナリオの妥当性を迅速かつ的確に評価することが可能となる。
(3)また、シナリオモデル作成手段は、シナリオ表における複数のアクション表のうち選択されたアクション表に関するアクションモデルのみをモデル画面に表示することが好ましい。
これにより、評価対象となるアクションに関するアクションモデルのみをモデル画面に表示することができるので、シナリオの中で評価が必要なアクションのみに集中して評価することが可能となる。
(4)また、シナリオ表作成手段は、1又は複数のシナリオ表をそれぞれ表示する1又は複数の表画面を表示し、シナリオモデル作成手段は、複数のシナリオ表に対応する複数のシナリオモデルを1のモデル画面内に表示し、又は、1のシナリオ表に対応する1のシナリオモデルを複数のモデル画面内にそれぞれ表示することが好ましい。
これにより、別個の視点から個別に作成された複数のシナリオ表から1のシナリオモデルを作成することができる。また、1のシナリオ表から、例えば、個別評価用シナリオモデルとの全体評価用シナリオモデルを同時に作成することができる。
(5)また、本発明のシナリオ作成支援装置は、表画面又はモデル画面に表示されたアクション表又は各アクションモデルの中から選択されたオブジェクト又はプロパティと同一のオブジェクト又はプロパティを共用オブジェクト又は共用プロパティとして一体化又は近接配置し、共用オブジェクト又は共用プロパティを有する各アクションモデルを集合させる集合化手段と、を更に備えることが好ましい。
これにより、シナリオモデルにおける複数のアクションモデルをオブジェクト又はプロパティの観点から評価しやすくなるように配置することが可能となる。
(6)また、本発明のシナリオ作成支援装置は、所定の保存入力に応じて、シナリオ表又は/及びシナリオモデルを保存する保存手段と、所定の読込入力に応じて、保存手段に保存されたシナリオ表及びシナリオモデルを読み込む読込手段と、を更に備えることが好ましい。
これにより、前回作成したシナリオ表又はシナリオモデルから前回のシナリオを読み込み、更新することが可能となる。
(7)また、前述した目的を達成するため、本発明は、文字情報の入力に応じて、シナリオを構成する各アクションに関するオブジェクト、プロパティ及びメソッドのうちの少なくともオブジェクト及びメソッドの文字情報及び各アクションの順序情報を表形式で表現する各アクション表により構成されるシナリオ表を表示する表画面を表示するシナリオ表作成手段と、所定の動作に応じて各アクションをそれぞれブロック図形式で表現した各アクションモデルを各アクションの順序情報に基づき所定の方向に並べて配置することにより構成されるシナリオモデルを表示するモデル画面を表示するとともに、初期配置の状態から所定の配置変更入力に応じてシナリオモデルに関する構成部品の配置を変更するシナリオモデル作成手段と、シナリオ表及びシナリオモデルのうちの一方に表示された文字情報の変更入力に応じて、シナリオ表及びシナリオモデルのうちの他方に表示された文字情報を同期させる同期手段と、を備えるシナリオ作成支援装置としてコンピュータを機能させるためのシナリオ作成支援プログラムである。
これにより、系統的に表示されたシナリオ表及び視覚的に表示されたシナリオモデルにより同一のシナリオを表示し、シナリオ表及びシナリオモデルの一方の変更によって他方が同期修正されるので、シナリオ表及びシナリオモデルにより表現されたシナリオを系統的かつ視覚的に理解及び修正することが可能となり、その結果、シナリオの妥当性を迅速かつ的確に評価することが可能となる。
(8)また、前述した目的を達成するため、本発明は、上記に記載のシナリオ作成支援プログラムを記憶する記憶媒体である。
これにより、系統的に表示されたシナリオ表及び視覚的に表示されたシナリオモデルにより同一のシナリオを表示し、シナリオ表及びシナリオモデルの一方の変更によって他方が同期修正されるので、シナリオ表及びシナリオモデルにより表現されたシナリオを系統的かつ視覚的に理解及び修正することが可能となり、その結果、シナリオの妥当性を迅速かつ的確に評価することが可能となる。
本発明のシナリオ作成支援装置、シナリオ作成支援プログラム及び記憶媒体によれば、複数のシナリオにおける手順や関係性の妥当性を迅速かつ的確に評価することが可能となるという効果を奏する。
以下、本発明のシナリオ作成支援装置、シナリオ作成支援プログラム及び記憶媒体の一実施形態を説明する。
[定義]
はじめに、本実施形態に用いられる語句を定義する。また、定義づけされた語句を用いてシナリオの一例を示す。
はじめに、本実施形態に用いられる語句を定義する。また、定義づけされた語句を用いてシナリオの一例を示す。
(シナリオ、シナリオ表11及びシナリオモデル20)
シナリオとは、狭義として、複数のアクションを表示する文字又は図形の情報から得られるアクションの順序であり、広義として、そのアクションの順序が反映された複数のアクションの集合体の名称である。シナリオは、作成した初期の状態で完成されるのではなく、その妥当性を評価して更新するプロセスを経て完成される。シナリオ作成の一般的な方法としては、複数のアクションを記し、そのアクションの順序情報により規定された各アクションの実施順に沿って表現される。
シナリオとは、狭義として、複数のアクションを表示する文字又は図形の情報から得られるアクションの順序であり、広義として、そのアクションの順序が反映された複数のアクションの集合体の名称である。シナリオは、作成した初期の状態で完成されるのではなく、その妥当性を評価して更新するプロセスを経て完成される。シナリオ作成の一般的な方法としては、複数のアクションを記し、そのアクションの順序情報により規定された各アクションの実施順に沿って表現される。
図1は、本実施形態のシナリオ表11の概念図を示す。図2は、本実施形態のシナリオモデル20の概念図を示す。図1に示すように、シナリオに関する文字情報を表形式で示した情報をシナリオ表11とする。また、図2に示すように、シナリオに関する文字情報及び図形情報をブロック図等の図形式で示した情報をシナリオモデル20とする。
(アクション、アクション表12及びアクションモデル21)
アクションとは、主に、オブジェクトと、オブジェクトの作用行為を示すメソッドと、により示される文字情報又は図形情報である。また、アクションは、必要に応じて、プロパティを有する。
アクションとは、主に、オブジェクトと、オブジェクトの作用行為を示すメソッドと、により示される文字情報又は図形情報である。また、アクションは、必要に応じて、プロパティを有する。
図3は、本実施形態のアクション表12の概念図を示す。図4は、本実施形態のアクションモデル21の概念図を示す。図3に示すように、アクションに関する文字情報を表形式で示した情報をアクション表12とする。また、図4に示すように、アクションに関する文字情報及び図形情報をブロック図等の図形式で示した情報をアクションモデル21とする。つまり、図1に示すシナリオ表11は、図3に示すアクション表12の集合体である。また、図2に示すシナリオモデル20は、図4に示すアクションモデル21の集合体である。
(オブジェクト、オブジェクト情報及びオブジェクトブロック22)
オブジェクトとは、主体又は客体となる人又は物などの対象物を示す文字情報又は図形情報である。このオブジェクトは、主体オブジェクト及び客体オブジェクトを含む。また、原則として、主体とは作用行為であるメソッドを実施する対象を意味しており、客体とは作用行為であるメソッドが実施される対象を意味している。ただし、例外として、主体と客体との関係においてメソッドの実施対象が逆転することをも許容する。
オブジェクトとは、主体又は客体となる人又は物などの対象物を示す文字情報又は図形情報である。このオブジェクトは、主体オブジェクト及び客体オブジェクトを含む。また、原則として、主体とは作用行為であるメソッドを実施する対象を意味しており、客体とは作用行為であるメソッドが実施される対象を意味している。ただし、例外として、主体と客体との関係においてメソッドの実施対象が逆転することをも許容する。
なお、シナリオ表11においてオブジェクトを示す文字情報をオブジェクト情報とする。また、アクションモデル21においてオブジェクトの内容を示す文字及びその文字を囲む図形を組み合わせた情報をオブジェクトブロック22とする。そして、主体オブジェクトに関するオブジェクトブロックを主体オブジェクトブロック22aとし、客体オブジェクトに関するオブジェクトブロックを客体オブジェクトブロック22bとする。
(プロパティ、プロパティ情報及びプロパティブロック23)
プロパティは、オブジェクトの従属性を示す文字情報又は図形情報であり、オブジェクトを補足するプロパティの詳細情報である。このプロパティは、主体オブジェクトに従属する主体プロパティ、及び、客体オブジェクトに従属する客体プロパティを指す。プロパティはオブジェクトに従属するため、主体プロパティが存在する場合には主体オブジェクトが存在する。同様に、客体プロパティが存在する場合には客体オブジェクトが存在する。なお、シナリオ表11においてプロパティを示す文字情報をプロパティ情報とする。また、アクションモデル21においてプロパティの内容を示す文字及びその文字を囲む図形を組み合わせた情報をプロパティブロック23とする。また、主体プロパティに関するプロパティブロックを主体プロパティブロック23aとし、客体プロパティに関するプロパティブロックを客体プロパティブロック23bとする。
プロパティは、オブジェクトの従属性を示す文字情報又は図形情報であり、オブジェクトを補足するプロパティの詳細情報である。このプロパティは、主体オブジェクトに従属する主体プロパティ、及び、客体オブジェクトに従属する客体プロパティを指す。プロパティはオブジェクトに従属するため、主体プロパティが存在する場合には主体オブジェクトが存在する。同様に、客体プロパティが存在する場合には客体オブジェクトが存在する。なお、シナリオ表11においてプロパティを示す文字情報をプロパティ情報とする。また、アクションモデル21においてプロパティの内容を示す文字及びその文字を囲む図形を組み合わせた情報をプロパティブロック23とする。また、主体プロパティに関するプロパティブロックを主体プロパティブロック23aとし、客体プロパティに関するプロパティブロックを客体プロパティブロック23bとする。
(メソッド、メソッド情報及びメソッドライン24)
メソッドは、オブジェクトに与える作用行為に関する文字情報又は図形情報である。なお、シナリオ表11においてメソッドを示す文字情報をメソッド情報とする。また、アクションモデル21において主体オブジェクト又は客体オブジェクトに連結する矢印等の図形及びその矢印等の図形の近くに文字で表示されるメソッドの内容を組み合わせた情報をメソッドライン24とする。
メソッドは、オブジェクトに与える作用行為に関する文字情報又は図形情報である。なお、シナリオ表11においてメソッドを示す文字情報をメソッド情報とする。また、アクションモデル21において主体オブジェクト又は客体オブジェクトに連結する矢印等の図形及びその矢印等の図形の近くに文字で表示されるメソッドの内容を組み合わせた情報をメソッドライン24とする。
[シナリオの一例]
図5は、本実施形態のシナリオ表11の具体例を示す。図6は、本実施形態の初期状態のシナリオモデル20の具体例を示す。図7は、本実施形態のモデル操作後(最新状態)のシナリオモデル20の具体例を示す。
図5は、本実施形態のシナリオ表11の具体例を示す。図6は、本実施形態の初期状態のシナリオモデル20の具体例を示す。図7は、本実施形態のモデル操作後(最新状態)のシナリオモデル20の具体例を示す。
例えば、「企業Aが企業Bの事業bに進出する。その後、企業Bは商品bの価格を下げる。」という状態を想定する。ここで、状態A「企業Aが企業Bの事業bに進出する。」について検討すると、図5のシナリオ表11に示す通り、「企業A(が)」が主体オブジェクト、「企業B(の)」が客体オブジェクト、「事業b(に)」が客体プロパティ、「進出する。」がメソッドである。そのため、状態A「企業Aが企業Bの事業bに進出する。」は、1つのアクションである。
上記と同様に、状態B「企業Bは商品bの価格を下げる。」について検討すると、図5のシナリオ表11に示す通り、「企業B(は)」が主体オブジェクト、「商品b(の)」が客体オブジェクト、「価格(を)」が客体プロパティ、「下げる。」がメソッドである。そのため、状態B「企業Bは商品bの価格を下げる。」も、1つのアクションである。
そして、状態A「企業Aが企業Bの事業bに進出する。」及び状態B「企業Bは商品bの価格を下げる。」の間には状態Aの次に状態Bが起こるという順序が存在するため、状態「企業Aが企業Bの事業bに進出する。その後、企業Bは商品bの価格を下げる。」はシナリオである。
このようなシナリオを表現するシナリオ表11は、上記の通り、図5のように表現される。また、このシナリオを表現する初期状態のシナリオモデル20は図6のように表現される。ユーザは、図6に示すシナリオモデル20に含まれる各アクションモデル21やその構成部品を移動させることにより、図6に示す初期状態のシナリオモデル20を、図7に示すモデル操作後(最新状態)のシナリオモデル20に変更することが随時可能である。
なお、例えば、状態A「企業Aが企業Bの事業bに進出する。」において、上記とは逆に、「事業b(に)」が客体オブジェクトであり、「企業B(の)」が客体プロパティであってもよい。また、シナリオを表現する観点において助詞や助動詞などのある語句に付随する品詞は必須ではないので、シナリオ表11やシナリオモデル20においてその品詞の表現を省略してもよい。
[本実施形態の一般的構成]
次に、本実施形態のシナリオ作成支援装置、シナリオ作成支援プログラム及び記憶媒体の一般的構成を説明する。
次に、本実施形態のシナリオ作成支援装置、シナリオ作成支援プログラム及び記憶媒体の一般的構成を説明する。
(シナリオ作成支援装置)
本実施形態のシナリオ作成支援装置は、例えば図5〜7に示すようなシナリオ表11及びシナリオモデル20を作成するための装置である。このシナリオ作成支援装置は、コンピュータとしての機能を発揮するため、中央処理装置、記憶装置、入出力装置及び通信装置など、コンピュータとしての一般的な構成要素をそれぞれ備える。また、このシナリオ作成支援装置としては、例えば、デスクトップ型コンピュータ、ラップトップ型コンピュータ、スマートフォンやタブレット型コンピュータなどの移動無線通信端末機など、各種コンピュータが挙げられる。
本実施形態のシナリオ作成支援装置は、例えば図5〜7に示すようなシナリオ表11及びシナリオモデル20を作成するための装置である。このシナリオ作成支援装置は、コンピュータとしての機能を発揮するため、中央処理装置、記憶装置、入出力装置及び通信装置など、コンピュータとしての一般的な構成要素をそれぞれ備える。また、このシナリオ作成支援装置としては、例えば、デスクトップ型コンピュータ、ラップトップ型コンピュータ、スマートフォンやタブレット型コンピュータなどの移動無線通信端末機など、各種コンピュータが挙げられる。
(シナリオ作成支援プログラム及び記憶媒体)
本実施形態のシナリオ作成支援装置は、本実施形態のシナリオ作成支援プログラムをコンピュータにインストールしてそのコンピュータ上で作動させるか、上記コンピュータとオンライン接続されたインターネットサーバに本実施形態のシナリオ作成支援プログラムをインストールして上記コンピュータ上で動くインターネットブラウザを経由してオンライン上で作動させることにより、シナリオ表11及びシナリオモデル20を作成するための機能を発揮する。シナリオ作成支援プログラムをコンピュータにインストールする場合、シナリオ作成支援プログラムは、そのシナリオ作成支援プログラムをインターネットサーバからコンピュータとしてのシナリオ作成支援装置にダウンロードするか、そのシナリオ作成支援プログラムを記憶したUSB型メモリなどの記憶媒体をシナリオ作成支援装置に接続することにより、シナリオ作成支援装置にインストールされている。
本実施形態のシナリオ作成支援装置は、本実施形態のシナリオ作成支援プログラムをコンピュータにインストールしてそのコンピュータ上で作動させるか、上記コンピュータとオンライン接続されたインターネットサーバに本実施形態のシナリオ作成支援プログラムをインストールして上記コンピュータ上で動くインターネットブラウザを経由してオンライン上で作動させることにより、シナリオ表11及びシナリオモデル20を作成するための機能を発揮する。シナリオ作成支援プログラムをコンピュータにインストールする場合、シナリオ作成支援プログラムは、そのシナリオ作成支援プログラムをインターネットサーバからコンピュータとしてのシナリオ作成支援装置にダウンロードするか、そのシナリオ作成支援プログラムを記憶したUSB型メモリなどの記憶媒体をシナリオ作成支援装置に接続することにより、シナリオ作成支援装置にインストールされている。
[シナリオ作成支援装置1の具体的構成]
次に、本実施形態のシナリオ作成支援装置1の具体的構成を説明する。図8は、本実施形態のシナリオ作成支援装置1を示すブロック図である。
次に、本実施形態のシナリオ作成支援装置1の具体的構成を説明する。図8は、本実施形態のシナリオ作成支援装置1を示すブロック図である。
本実施形態のシナリオ作成支援装置1は、図8に示すように、第1入力手段2と、第2入力手段3と、管理画面表示手段4と、シナリオ表作成手段5と、シナリオモデル作成手段6と、同期手段7と、集合化手段8と、保存手段9と、読込手段10と、を備える。
(第1入力手段2)
第1入力手段2は、ユーザが行った文字情報の入力を受け付ける。第1入力手段2としては、例えば、コンピュータ用キーボードが挙げられる。
第1入力手段2は、ユーザが行った文字情報の入力を受け付ける。第1入力手段2としては、例えば、コンピュータ用キーボードが挙げられる。
(第2入力手段3)
第2入力手段3は、シナリオ表11、シナリオモデル20、アクション表12、アクションモデル21などに関し、ユーザが行った選択又は配置変更の入力を受け付ける。第2入力手段3としては、例えば、コンピュータ用マウスが挙げられる。
第2入力手段3は、シナリオ表11、シナリオモデル20、アクション表12、アクションモデル21などに関し、ユーザが行った選択又は配置変更の入力を受け付ける。第2入力手段3としては、例えば、コンピュータ用マウスが挙げられる。
(管理画面表示手段4)
図9は、本実施形態の管理画面50の具体例を示す。管理画面表示手段4は、シナリオ作成支援装置1にインストールされたシナリオ作成支援プログラムを第1入力手段2又は第2入力手段3を用いて起動させることにより、図9に示す管理画面50をシナリオ作成支援装置1のディスプレイに表示する。この管理画面50は、ウィンドウ形式で表現されており、その管理画面50の内部に、例えば、「シナリオ表を開く(作成する)。」、「シナリオモデルを開く(作成する)。」、「(シナリオ表及びシナリオモデルの)インポート(読込)」、「(シナリオ表及びシナリオモデルの)エクスポート(保存)」など、シナリオ表11及びシナリオモデル20の作成、読込及び保存に関する選択肢を表示する。
図9は、本実施形態の管理画面50の具体例を示す。管理画面表示手段4は、シナリオ作成支援装置1にインストールされたシナリオ作成支援プログラムを第1入力手段2又は第2入力手段3を用いて起動させることにより、図9に示す管理画面50をシナリオ作成支援装置1のディスプレイに表示する。この管理画面50は、ウィンドウ形式で表現されており、その管理画面50の内部に、例えば、「シナリオ表を開く(作成する)。」、「シナリオモデルを開く(作成する)。」、「(シナリオ表及びシナリオモデルの)インポート(読込)」、「(シナリオ表及びシナリオモデルの)エクスポート(保存)」など、シナリオ表11及びシナリオモデル20の作成、読込及び保存に関する選択肢を表示する。
(シナリオ表作成手段5)
シナリオ表作成手段5は、第1入力手段2又は第2入力手段3を用いて管理画面50に入力されたシナリオ表11の作成開始動作に応じて、図5に示す表画面41をシナリオ作成支援装置1のディスプレイに表示する。この表画面41は、ウィンドウ形式で表現されており、その表画面41の内部にシナリオ表11を表示する。
シナリオ表作成手段5は、第1入力手段2又は第2入力手段3を用いて管理画面50に入力されたシナリオ表11の作成開始動作に応じて、図5に示す表画面41をシナリオ作成支援装置1のディスプレイに表示する。この表画面41は、ウィンドウ形式で表現されており、その表画面41の内部にシナリオ表11を表示する。
シナリオ表11は、図5に示すように、各アクションに関するオブジェクト、プロパティ及びメソッドの文字情報及び順序情報を1行6列の表形式で表現した各アクション表12の集合体としてシナリオを表現する。シナリオ表11は、アクションとして必須の構成となるオブジェクト及びメソッドの文字情報を少なくとも表示されていればよい。また、各アクションの順序情報は、1,2,3,・・・などの序数や09時30分などの時間といった数値情報で表現されていてもよいし、列方向(シナリオ表11中の縦方向)の順序で表現されていてもよい。
また、シナリオ表11は、モデル画面51に表示したいオブジェクトを選択するため、各アクション表12に対応するチェックボックスを各アクション表12の左端に表示する。なお、順序情報の入力の有無を上記のチェックボックスへのチェックの有無としてもよい。
上記したオブジェクト、プロパティ、メソッド、順序情報など文字で構成される情報は、ユーザの操作に応じて第1入力手段2が受け付けたキー入力等の文字入力に基づいて、変更される。また、シナリオ表11における列方向(シナリオ表11中の縦方向)の順序やチェックボックスへのチェック/アンチェックは、ユーザの操作に応じて第2入力手段3が受け付けたドラッグ・アンド・ドロップやクリックなどのマウス入力等の変更入力に基づいて、変更される。
また、シナリオ表作成手段5が表示する表画面41は、1個であってもよいし、複数個であってもよい。シナリオ表作成手段5が複数個の表画面41を表示する場合、複数の表画面41は、複数の異なるシナリオ表11をそれぞれ表示する。例えば、第1表画面41は企業Aが主体オブジェクトとなるシナリオAを表示し、第2表画面41は企業Bが主体オブジェクトとなるシナリオBを表示する場合、シナリオ表作成手段5は2個のシナリオ表11をシナリオ作成支援装置1のディスプレイに表示する。
(シナリオモデル作成手段6)
シナリオモデル作成手段6は、第1入力手段2又は第2入力手段3を用いて管理画面50に入力されたシナリオモデル20の作成開始動作に応じ、シナリオ表11に基づいてシナリオモデル20が描かれた図6に示すモデル画面51をシナリオ作成支援装置1のディスプレイに表示する。このモデル画面51は、ウィンドウ形式で表現されており、そのモデル画面51の内部に図6に示す初期状態のシナリオモデル20又は図7に示す最新状態(モデル操作後)のシナリオモデル20を表示する。シナリオモデル20は、図6に示すように、各アクションをオブジェクトブロック22、プロパティブロック23及びメソッドライン24などのブロック図形式でそれぞれ表現した各アクションモデル21により構成される。ただし、上記のシナリオ表11においてチェックボックスにチェックがされている場合、チェックされたアクション表12に関するアクションモデル21のみによって構成されたシナリオモデル20がモデル画面51に表示される。
シナリオモデル作成手段6は、第1入力手段2又は第2入力手段3を用いて管理画面50に入力されたシナリオモデル20の作成開始動作に応じ、シナリオ表11に基づいてシナリオモデル20が描かれた図6に示すモデル画面51をシナリオ作成支援装置1のディスプレイに表示する。このモデル画面51は、ウィンドウ形式で表現されており、そのモデル画面51の内部に図6に示す初期状態のシナリオモデル20又は図7に示す最新状態(モデル操作後)のシナリオモデル20を表示する。シナリオモデル20は、図6に示すように、各アクションをオブジェクトブロック22、プロパティブロック23及びメソッドライン24などのブロック図形式でそれぞれ表現した各アクションモデル21により構成される。ただし、上記のシナリオ表11においてチェックボックスにチェックがされている場合、チェックされたアクション表12に関するアクションモデル21のみによって構成されたシナリオモデル20がモデル画面51に表示される。
また、シナリオモデル20は、図6に示す初期状態において、各アクションモデル21をそれらの順序情報に基づき下方に一列に並べて配置することにより構成される。また、ユーザが操作する第1入力手段2又は第2入力手段3に入力された配置変更入力(例えばドラッグ・アンド・ドロップ)に応じて、下方に一列に配置された各アクションモデル21、オブジェクトブロック22、プロパティブロック23、メソッドライン24その他のシナリオモデル20構成部品の配置が図6から図7のように変更された場合、シナリオモデル作成手段6は、その変更入力に応じて、図7に示す各アクションモデル21の配置が変更された最新状態のシナリオモデル20をモデル画面51に表示する。
また、シナリオ表作成手段5が複数個の表画面41を表示する場合、シナリオモデル作成手段6は、複数個のシナリオ表11に対応する複数のシナリオモデル20を1のモデル画面51内に表示することが好ましい。例えば、第1表画面41がシナリオAを表示し、第2表画面41がシナリオBを表示した場合であっても、シナリオ表作成手段5は2個のシナリオ表11に基づき別個に作成された2個のシナリオモデル20を1個のモデル画面51内に表示する。この場合、初期状態の各シナリオモデル20は各アクションの順序情報に基づき下方に一列に並んでいるため、1個のモデル画面51内においては初期状態において同一方向に整列した2列のシナリオモデル20が表示される。
その一方で、シナリオモデル作成手段6は、1のシナリオ表11に対応する1のシナリオモデル20を複数のモデル画面51内にそれぞれ表示することも好ましい。例えば、シナリオAに関するシナリオ表A及びシナリオモデルAを作成した後に、シナリオBに関するシナリオ表B及びシナリオモデルBを作成し、シナリオモデルA、Bを個別の画面内に表示する個別モデル画面及びシナリオモデルA,Bを1つの画面内に表示する全体モデル画面を表示させる状況を想定する。まず、シナリオ表Aに基づいてシナリオモデルAを作成すると、シナリオモデルA専用の個別モデル画面だけでなく、シナリオモデルAを含む全体モデル画面にもシナリオモデルAが表示される。その後、シナリオ表Bに基づいてシナリオモデルBを作成すると、シナリオモデルB専用の個別モデル画面だけでなく、シナリオモデルA及びBを含む全体モデル画面にもシナリオモデルBが表示される。つまり、シナリオモデル作成手段6は、1個のシナリオ表11に対応する1個のシナリオモデル20を2個のモデル画面内にそれぞれ表示する。
(同期手段7)
同期手段7は、少なくとも、シナリオ表11及びシナリオモデル20のうちの一方に表示された文字情報の変更入力に応じて、シナリオ表11及びシナリオモデル20のうちの他方に表示された文字情報を同期させる。例えば、第1入力手段2又は第2入力手段3を用いてシナリオモデル20の主体オブジェクトブロック22に表示された文字を変更すると、シナリオ表11の主体オブジェクトに表示された文字情報が変更される。また、その逆に対しても同期ができる。
同期手段7は、少なくとも、シナリオ表11及びシナリオモデル20のうちの一方に表示された文字情報の変更入力に応じて、シナリオ表11及びシナリオモデル20のうちの他方に表示された文字情報を同期させる。例えば、第1入力手段2又は第2入力手段3を用いてシナリオモデル20の主体オブジェクトブロック22に表示された文字を変更すると、シナリオ表11の主体オブジェクトに表示された文字情報が変更される。また、その逆に対しても同期ができる。
また、同期手段7は、シナリオ表11及びシナリオモデル20のうちの一方に表示された各アクションの順序の変更入力に応じて、シナリオ表11及びシナリオモデル20のうちの他方に表示された各アクションの順序を同期させることが好ましい。例えば、第1入力手段2又は第2入力手段3を用いてシナリオモデル20を構成するアクションモデル21やその構成部品の位置を変更すると、各アクションモデル21の座標情報から得られるシナリオモデル20内における各アクションモデル21の上方から下方への並び順に基づき、シナリオ表11の順序情報が変更される。
(集合化手段8)
集合化手段8は、複数のアクションモデル21における複数のオブジェクト又はプロパティの中から同一又は類似のオブジェクト又はプロパティで集合させる。まず、ユーザが操作する第1入力手段2又は第2入力手段3により、アクション表12又は各アクションモデル21の中から1つのオブジェクト又はプロパティが集合化処理のために選択されると、集合化手段8は選択されたオブジェクト又はプロパティと同一のオブジェクト又はプロパティを共用オブジェクト32又は共用プロパティ32として処理する。次に、集合化手段8は、共用オブジェクト32又は共用プロパティ32を一体化又は近接配置し、共用オブジェクト32又は共用プロパティ32を有する各アクションモデル21を集合させる。この集合化処理は、マウスの右クリックでディスプレイ上に表示されるコンテキストメニューから集合化処理を指示するなど入力装置からの指示に応じて、選択されたオブジェクトと同一又は類似のオブジェクトで集合化される。
集合化手段8は、複数のアクションモデル21における複数のオブジェクト又はプロパティの中から同一又は類似のオブジェクト又はプロパティで集合させる。まず、ユーザが操作する第1入力手段2又は第2入力手段3により、アクション表12又は各アクションモデル21の中から1つのオブジェクト又はプロパティが集合化処理のために選択されると、集合化手段8は選択されたオブジェクト又はプロパティと同一のオブジェクト又はプロパティを共用オブジェクト32又は共用プロパティ32として処理する。次に、集合化手段8は、共用オブジェクト32又は共用プロパティ32を一体化又は近接配置し、共用オブジェクト32又は共用プロパティ32を有する各アクションモデル21を集合させる。この集合化処理は、マウスの右クリックでディスプレイ上に表示されるコンテキストメニューから集合化処理を指示するなど入力装置からの指示に応じて、選択されたオブジェクトと同一又は類似のオブジェクトで集合化される。
例えば、図5に示す主体オブジェクト「企業A」で集合させた場合、図10に示すように、主体オブジェクト「企業A」と同一又は類似のグループで複数のアクションモデル21が集合する。
集合化については、オブジェクト及びプロパティの入力情報から比較し、同一又は類似の度合を処理しておく。
また、集合化処理が行われた場合、シナリオ表作成手段5及びシナリオモデル作成手段6は、同一の集合内において指定された順序に並べる。
(保存手段9)
保存手段9は、シナリオ表11及びシナリオモデル20のオブジェクト、プロパティ及びメソッドに関する文字情報や座標情報を保存する。これらの情報は、自動保存でもよいし、「保存」ボタンの入力等の所定の操作により保存されてもよい。
保存手段9は、シナリオ表11及びシナリオモデル20のオブジェクト、プロパティ及びメソッドに関する文字情報や座標情報を保存する。これらの情報は、自動保存でもよいし、「保存」ボタンの入力等の所定の操作により保存されてもよい。
(読込手段10)
読込手段10は、所定の読込開始入力に応じて記憶手段に記憶された情報を読み込む。この所定の読込開始入力により、表画面41及びモデル画面51には、保存手段9に保存されたシナリオ表11及びシナリオモデル20が反映される。
読込手段10は、所定の読込開始入力に応じて記憶手段に記憶された情報を読み込む。この所定の読込開始入力により、表画面41及びモデル画面51には、保存手段9に保存されたシナリオ表11及びシナリオモデル20が反映される。
[動作フロー]
次に、図11〜図15を用いて本実施形態のシナリオ作成支援装置1における動作フローを説明する。
次に、図11〜図15を用いて本実施形態のシナリオ作成支援装置1における動作フローを説明する。
(動作フローの概要)
図11は、本実施形態のシナリオ作成支援装置1における動作フローの概要を示す。
図11は、本実施形態のシナリオ作成支援装置1における動作フローの概要を示す。
シナリオ作成支援装置1にインストールされたシナリオ作成支援プログラムを起動させると、管理画面表示手段4は図9に示す管理画面50を表示する。管理画面50から実行可能な動作は、主として、シナリオ作成支援の順に、シナリオ表入力(S10)、モデル出力(S20)、モデル操作(S30)、シナリオ保管(S40)の4段階に分類できる。
(シナリオ入力S10)
図12は、本実施形態のシナリオ作成支援装置1におけるシナリオ表入力の一例を示すフローである。
図12は、本実施形態のシナリオ作成支援装置1におけるシナリオ表入力の一例を示すフローである。
ユーザが第2入力手段3等を用いて管理画面50に表示された「シナリオ表を開く」を選択すると、シナリオ表作成手段5は、図5に示す表画面41を表示する(S101)。
表画面41中に表示されたシナリオ入力画面は、図5に示すように、表の左から順に、アクション選択欄、順序情報入力欄、アクション関連(主体オブジェクト、主体プロパティ、メソッド、客体オブジェクト及び客体プロパティ)文字情報入力欄を表示する。これにより、ユーザがシナリオ表11に各情報を入力することが可能になる。
また、このシナリオ表11の表示がシナリオ表11又はシナリオ表11中の各アクションの新規作成に関する場合、シナリオ表作成手段5は、シナリオ表11及びアクション表12に対して、シナリオID及びアクションIDを付与する。また、集合化手段8による主体オブジェクト等の集合化処理を考慮して、シナリオ表作成手段5は、グループID及びグループリーダIDもあわせて付与する。そして、保存手段9及び読込手段10は、このシナリオID、アクションID、グループID及びグループリーダIDに関連付けてシナリオ表11及びアクション表12の保存及び読込を行う。
次に、ユーザがシナリオ表11中のアクション選択欄、順序情報入力欄、アクション関連文字情報入力欄に入力すると、シナリオ表作成手段5は入力された各情報をシナリオ表11に反映する(S102)。
アクション選択欄は、アクション表12に対応するアクションモデル21をシナリオモデル20に表示させるか否かを選択するためのチェックボックスである。このアクション選択欄にチェックが入力された場合、チェックされたアクション表12に対応するアクションモデル21がシナリオモデル20に表示される。
順序情報については必ずしも入力される必要はなく、アクション関連文字情報入力欄の入力順や入力時間に応じて、そのアクションに関する順序情報が順序情報入力欄に反映される。また、順序情報が数値等で設定されていないアクションについては、シナリオ表11の並び順に応じてアクションの順序情報が設定される。
(モデル出力S20)
図13は、本実施形態のシナリオ作成支援装置1におけるモデル出力の一例を示すフローである。
図13は、本実施形態のシナリオ作成支援装置1におけるモデル出力の一例を示すフローである。
ユーザが第2入力手段3等を用いて管理画面50に表示された「シナリオモデルを開く」を選択すると、シナリオモデル作成手段6は、シナリオモデル20の作成に必要な情報を取得する(S201)。シナリオ表11が表示されている場合、シナリオモデル作成手段6は、表示されたシナリオ表11からシナリオモデル20の作成に必要な情報を取得する。一方、シナリオ表11が表示されていない場合、保存手段9が保存したシナリオ表11のうち最後に保存されたシナリオ表11を読込手段10が読み込み、シナリオモデル作成手段6は、読み込まれたシナリオ表11からシナリオモデル20の作成に必要な情報を取得する。
シナリオモデル作成手段6は、シナリオモデル20の作成に必要な情報を取得すると(S201)、各アクションの順序情報に基づいて各アクションの初期配置を決定する(S202)。シナリオモデル20を構成する各アクションモデル21は、モデル画面51内において座標管理されており、オブジェクトブロック22、プロパティブロック23及びメソッドライン24などのブロック図形式でそれぞれ表現されている。また、初期状態において、アクションモデル21の順序を示す所定の方向が上から下に向かう方向に設定されている。そのため、シナリオモデル作成手段6は、各アクションモデル21が相互に重複せず、かつ、上から下に向かって一列に初期配置されるように、各アクションモデル21の座標を決定する。
シナリオモデル作成手段6は、シナリオモデル20の作成に必要な情報を取得し(S201)、各アクションの初期配置を決定すると(S202)、図6に示すように、モデル画面51内にシナリオモデル20を表示する(S203)。表示されたシナリオモデル20を構成する各アクションモデル21の配置を初期配置から変更する場合、以下のモデル操作(S30)に移行する。
(モデル操作S30)
図14は、本実施形態のシナリオ作成支援装置1におけるモデル操作の一例を示すフローである。
図14は、本実施形態のシナリオ作成支援装置1におけるモデル操作の一例を示すフローである。
モデル操作S30には、主として、(1)配置変更(S301)、(2)特定のアクションモデル21の表示(S302)及び(3)集合化(S303)の3つがある。これら3つの操作に順序の決まりはない。
(1)配置変更(S301)
配置変更とは、マウス等のドラッグ・アンド・ドロップ操作など、ユーザが第2入力手段3に所定の入力をすることにより、シナリオモデル20、アクションモデル21、又は、オブジェクトブロック22、プロパティブロック23若しくはメソッドライン24などのアクションモデル21の構成部品を配置変更することである。
配置変更とは、マウス等のドラッグ・アンド・ドロップ操作など、ユーザが第2入力手段3に所定の入力をすることにより、シナリオモデル20、アクションモデル21、又は、オブジェクトブロック22、プロパティブロック23若しくはメソッドライン24などのアクションモデル21の構成部品を配置変更することである。
以下、配置変更の一例を示す。各アクションモデル21は、図6に示すように、モデル画面51において上下方向に一列に初期配置されている。ここで、ユーザが、図16に示すように、モデル画面51に表示された上から2番目のアクションモデル21の主体オブジェクトブロック22を右斜め上にドラッグ・アンド・ドロップすると、シナリオモデル作成手段6は、そのドラッグ・アンド・ドロップに応じて主体オブジェクトブロック22の座標情報を変更し、座標情報が変更された主体オブジェクトブロック22をモデル画面51に表示する。ユーザが同様の操作を繰り返すことにより、シナリオモデル作成手段6は、図7に示すように、その操作に応じて主体オブジェクトブロック22の座標情報を変更し、座標情報が変更された各オブジェクトモデルをモデル画面51に表示する。このような配置変更を行うことにより、シナリオを系統的かつ視覚的に理解することが可能となるので、シナリオの妥当性の評価が容易となる。
(2)特定のアクションモデル21の表示(S302)
特定のアクションモデル21の表示とは、シナリオ表11内のアクション選択欄のチェックボックスのチェック/アンチェックにより、シナリオモデル20を構成するアクションモデル21を選択し、選択されたアクションモデル21により構成されたシナリオモデル20を表示することである。
特定のアクションモデル21の表示とは、シナリオ表11内のアクション選択欄のチェックボックスのチェック/アンチェックにより、シナリオモデル20を構成するアクションモデル21を選択し、選択されたアクションモデル21により構成されたシナリオモデル20を表示することである。
以下、特定のアクションモデル21の表示の一例を示す。例えば、各アクションモデル21が図16に示すようにモデル画面51に配置されている状態であったとする。この状態において、図17に示すように、ユーザが第2入力手段3等への入力により表画面41に表示された上から1番目及び3番目のアクション表12に対応するアクション選択欄のチェックボックスをアンチェックにすると、モデル画面51に表示されるシナリオモデル20のうち、(上から)1番目及び3番目に表示されていたアクションモデル21が表示されなくなるとともに、その表示されない部分が何も表示されない領域となる。このようなアクション選択欄のチェックボックスのチェック/アンチェックを複数のパターンで実行することにより、各オブジェクトの関係及び変化が容易に理解できるようになり、シナリオの妥当性の評価が容易となる。
(3)集合化(S303)
集合化とは、オブジェクト又はプロパティと同一のオブジェクト又はプロパティを共用オブジェクト32又は共用プロパティ32として一体化又は近接配置し、共用オブジェクト32又は共用プロパティ32を有する各アクションモデル21を集合させることである。集合化処理は、集合化手段8によって座標制御に基づき行われる。ここで、共用オブジェクト32又は共用プロパティ32に対して前述したグループIDが付与され、共用オブジェクト32又は共用プロパティ32として集合化される基準となったオブジェクト又はプロパティには前述したグループリーダIDが付与される。
集合化とは、オブジェクト又はプロパティと同一のオブジェクト又はプロパティを共用オブジェクト32又は共用プロパティ32として一体化又は近接配置し、共用オブジェクト32又は共用プロパティ32を有する各アクションモデル21を集合させることである。集合化処理は、集合化手段8によって座標制御に基づき行われる。ここで、共用オブジェクト32又は共用プロパティ32に対して前述したグループIDが付与され、共用オブジェクト32又は共用プロパティ32として集合化される基準となったオブジェクト又はプロパティには前述したグループリーダIDが付与される。
なお、オブジェクト若しくはプロパティが主体であるか客体であるかの区別は問わない。
以下、集合化の一例を示す。例えば、図7に示すように、各アクションモデル21が、モデル画面51に任意に配置された状態であったとする。この状態において、図10に示すように、ユーザがマウスの右クリック等の第2入力手段3等への入力により表画面41又はモデル画面51に表示された任意のオブジェクトを共用オブジェクト32として集合化すると、集合化手段8は、その共用オブジェクト32を基準にして集合化を行う。これにより、共用オブジェクト32を有する各アクション間の関係及び手順の可視化及び異なるオブジェクトを有する各アクション間の関係及び手順を可視化することができる。
以上、(1)配置変更(S301)、(2)特定のアクションモデル21の表示(S302)及び(3)集合化(S303)を含むモデル操作を繰り返し行うことにより、シナリオ表11及びシナリオモデル20の変更、各アクションの追加や削除、各アクションの順序変更、表示させるアクションの選択等、種々のモデル操作が可能になり、それによって完成度の高いシナリオに改良が可能となる。
なお、シナリオ表11及びシナリオモデル20のうちの一方が変更されると、同期手段7が他方にその変更を同期させる。例えば、アクションモデル21が配置変更されたとき、そのアクションモデル21の主体オブジェクトの座標が上下方向のどの位置に配置されたかに応じて、シナリオ表11の順序情報に同期される。
(シナリオ保管S40)
図15は、本実施形態のシナリオ作成支援装置1におけるシナリオ保管の一例を示すフローである。
図15は、本実施形態のシナリオ作成支援装置1におけるシナリオ保管の一例を示すフローである。
シナリオ表作成手段5及びシナリオモデル作成手段6は、表画面41及びモデル画面51に「保存」ボタンを表示している。ユーザが表画面41及びモデル画面51の「保存」ボタンをクリックするなどの第2入力手段3等による保存入力を行うと、現在表示されているシナリオ表11及びシナリオモデル20を保存手段9が保存する(S401)。
また、シナリオ表11又はシナリオモデル20が表示されていない状態において、ユーザが第2入力手段3等を用いて管理画面50に表示された「シナリオ表を開く」又は「シナリオモデルを開く」を選択すると、読込手段10が保存されたシナリオ表11又はシナリオモデル20を読み込み、シナリオ表作成手段5又はシナリオモデル作成手段6が表画面41又はモデル表を表示する(S402)。
[本実施形態の作用]
次に、本実施形態のシナリオ作成支援装置1の効果を説明する。
次に、本実施形態のシナリオ作成支援装置1の効果を説明する。
(1)本実施形態のシナリオ作成支援装置1は、文字情報の入力を受け付ける第1入力手段2と、文字情報の入力に応じて、シナリオを構成する各アクションに関するオブジェクト、プロパティ及びメソッドのうちの少なくともオブジェクト及びメソッドの文字情報及び各アクションの順序情報を表形式で表現する各アクション表12により構成されるシナリオ表11を表示する表画面41を表示するシナリオ表作成手段5と、所定の動作に応じて各アクションをブロック図形式でそれぞれ表現した各アクションモデル21を各アクションの順序情報に基づき所定の方向に並べて配置することにより構成されるシナリオモデル20を表示するモデル画面51を表示するとともに、初期配置の状態から所定の配置変更入力に応じてシナリオモデル20に関する構成部品の配置を変更するシナリオモデル作成手段6と、シナリオ表11又はアクションモデル21に関する選択又は配置変更の入力を受け付ける第2入力手段3と、シナリオ表11及びシナリオモデル20のうちの一方に表示された文字情報の変更入力に応じて、シナリオ表11及びシナリオモデル20のうちの他方に表示された文字情報を同期させる同期手段7と、を備えることを特徴とする。
これにより、系統的に表示されたシナリオ表11及び視覚的に表示されたシナリオモデル20により同一のシナリオを多角的に表示することができるとともに、シナリオモデル20に関する構成部品の配置を変更することができるので、シナリオの理解、評価及び改善を容易に行うことができる。また、シナリオ表11及びシナリオモデル20の一方の文字情報の変更によって他方の文字情報が同期修正されるので、シナリオ表11及びシナリオモデル20により表現されたシナリオを系統的かつ視覚的に理解及び修正することが可能となる。その結果、シナリオの妥当性を迅速かつ的確に評価することが可能となる。
(2)また、同期手段7は、シナリオ表11及びシナリオモデル20のうちの一方に表示された各アクションの順序の変更入力に応じて、シナリオ表11及びシナリオモデル20のうちの他方に表示された各アクションの順序を同期させることが好ましい。
これにより、シナリオ表11及びシナリオモデル20の一方のアクションの順序の変更によって他方のアクションの順序が同期修正されるので、シナリオ表11及びシナリオモデル20により表現されたシナリオを系統的かつ視覚的に理解及び修正することが可能となる。その結果、シナリオの妥当性を迅速かつ的確に評価することが可能となる。
(3)また、シナリオモデル作成手段6は、第1入力手段2又は第2入力手段3の入力受付に応じて、シナリオ表11における複数のアクション表12のうち選択されたアクション表12に関するアクションモデル21のみをモデル画面51に表示することが好ましい。
これにより、評価対象となるアクションに関するアクションモデル21のみをモデル画面51に表示することができるので、シナリオの中で評価が必要なアクションのみに集中して評価することが可能となる。
(4)また、シナリオ表作成手段5は、1又は複数のシナリオ表11をそれぞれ表示する1又は複数の表画面41を表示し、シナリオモデル作成手段6は、複数のシナリオ表11に対応する複数のシナリオモデル20を1のモデル画面51内に表示し、又は、1のシナリオ表11に対応する1のシナリオモデル20を複数のモデル画面51内にそれぞれ表示することが好ましい。
これにより、別個の視点から個別に作成された複数のシナリオ表11から1のシナリオモデル20を作成することができる。また、1のシナリオ表11から、例えば、個別評価用シナリオモデル20との全体評価用シナリオモデル20を同時に作成することができる。
(5)また、本実施形態のシナリオ作成支援装置1は、第1入力手段2又は第2入力手段3の入力受付に応じて、表画面41又はモデル画面51に表示されたアクション表12又は各アクションモデル21の中から選択されたオブジェクト又はプロパティと同一のオブジェクト又はプロパティを共用オブジェクト32又は共用プロパティ32として一体化又は近接配置し、共用オブジェクト32又は共用プロパティ32を有する各アクションモデル21を集合させる集合化手段8と、を更に備えることが好ましい。
これにより、シナリオモデル20における複数のアクションモデル21をオブジェクト又はプロパティの観点から評価しやすくなるように配置することが可能となる。
(6)また、本実施形態のシナリオ作成支援装置1は、所定の保存入力に応じて、シナリオ表11又は/及びシナリオモデル20を保存する保存手段9と、所定の読込入力に応じて、保存手段9に保存されたシナリオ表11及びシナリオモデル20を読み込む読込手段10と、を更に備えることが好ましい。
これにより、前回作成したシナリオ表11又はシナリオモデル20から前回のシナリオを読み込み、更新することが可能となる。
(7)また、前述した目的を達成するため、本実施形態は、文字情報の入力を受け付ける第1入力手段2と、文字情報の入力に応じて、シナリオを構成する各アクションに関するオブジェクト、プロパティ及びメソッドのうちの少なくともオブジェクト及びメソッドの文字情報及び各アクションの順序情報を表形式で表現する各アクション表12により構成されるシナリオ表11を表示する表画面41を表示するシナリオ表作成手段5と、所定の動作に応じて各アクションをそれぞれブロック図形式で表現した各アクションモデル21を各アクションの順序情報に基づき所定の方向に並べて配置することにより構成されるシナリオモデル20を表示するモデル画面51を表示するとともに、初期配置の状態から所定の配置変更入力に応じてシナリオモデル20に関する構成部品の配置を変更するシナリオモデル作成手段6と、シナリオ表11又はアクションモデル21に関する選択又は配置変更の入力を受け付ける第2入力手段3と、シナリオ表11及びシナリオモデル20のうちの一方に表示された文字情報の変更入力に応じて、シナリオ表11及びシナリオモデル20のうちの他方に表示された文字情報を同期させる同期手段7と、を備えるシナリオ作成支援装置1としてコンピュータを機能させるためのシナリオ作成支援プログラムである。
これにより、系統的に表示されたシナリオ表11及び視覚的に表示されたシナリオモデル20により同一のシナリオを多角的に表示することができるとともに、シナリオモデル20に関する構成部品の配置を変更することができるので、シナリオの理解、評価及び改善を容易に行うことができる。また、シナリオ表11及びシナリオモデル20の一方の変更によって他方が同期修正されるので、シナリオ表11及びシナリオモデル20により表現されたシナリオを系統的かつ視覚的に理解及び修正することが可能となる。その結果、シナリオの妥当性を迅速かつ的確に評価することが可能となる。
(8)また、前述した目的を達成するため、本実施形態は、上記に記載のシナリオ作成支援プログラムを記憶する記憶媒体である。
これにより、系統的に表示されたシナリオ表11及び視覚的に表示されたシナリオモデル20により同一のシナリオを多角的に表示することができるとともに、シナリオモデル20に関する構成部品の配置を変更することができるので、シナリオの理解、評価及び改善を容易に行うことができる。また、シナリオ表11及びシナリオモデル20の一方の変更によって他方が同期修正されるので、シナリオ表11及びシナリオモデル20により表現されたシナリオを系統的かつ視覚的に理解及び修正することが可能となる。その結果、シナリオの妥当性を迅速かつ的確に評価することが可能となる。
すなわち、本実施形態のシナリオ作成支援装置、シナリオ作成支援プログラム及び記憶媒体によれば、複数のシナリオにおける手順や関係性の妥当性を迅速かつ的確に評価することが可能となるという効果を奏する。
なお、本発明は、前述した実施形態などに限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
1 シナリオ作成支援装置
2 第1入力手段
3 第2入力手段
4 管理画面表示手段
5 シナリオ表作成手段
6 シナリオモデル作成手段
7 同期手段
8 集合化手段
9 保存手段
10 読込手段
41 表画面
51 モデル画面
2 第1入力手段
3 第2入力手段
4 管理画面表示手段
5 シナリオ表作成手段
6 シナリオモデル作成手段
7 同期手段
8 集合化手段
9 保存手段
10 読込手段
41 表画面
51 モデル画面
Claims (8)
- シナリオを構成する各アクションに関するオブジェクト、プロパティ及びメソッドのうちの少なくとも前記オブジェクト及び前記メソッドの文字情報及び前記各アクションの順序情報を表形式で表現する各アクション表により構成されるシナリオ表を表示する表画面を表示するシナリオ表作成手段と、
所定の動作に応じて前記各アクションをブロック図形式でそれぞれ表現した各アクションモデルを前記各アクションの順序情報に基づき所定の方向に並べて初期配置することにより構成されるシナリオモデルを表示するモデル画面を表示するとともに、前記初期配置の状態から所定の配置変更入力に応じて前記シナリオモデルに関する構成部品の配置を変更するシナリオモデル作成手段と、
前記シナリオ表及び前記シナリオモデルのうちの一方に表示された前記文字情報の変更入力に応じて、前記シナリオ表及び前記シナリオモデルのうちの他方に表示された前記文字情報を同期させる同期手段と、
を備えることを特徴とするシナリオ作成支援装置。 - 前記同期手段は、前記シナリオ表及び前記シナリオモデルのうちの一方に表示された前記各アクションの順序の変更入力に応じて、前記シナリオ表及び前記シナリオモデルのうちの他方に表示された前記各アクションの順序を同期させる
ことを特徴とする請求項1に記載のシナリオ作成支援装置。 - 前記シナリオモデル作成手段は、前記シナリオ表における複数の前記アクション表のうち選択された前記アクション表に関する前記アクションモデルのみを前記モデル画面に表示する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシナリオ作成支援装置。 - 前記シナリオ表作成手段は、1又は複数の前記シナリオ表をそれぞれ表示する1又は複数の前記表画面を表示し、
前記シナリオモデル作成手段は、前記複数のシナリオ表に対応する複数の前記シナリオモデルを1の前記モデル画面内に表示し、又は、前記1のシナリオ表に対応する1の前記シナリオモデルを複数の前記モデル画面内にそれぞれ表示する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシナリオ作成支援装置。 - 前記表画面又は前記モデル画面に表示された前記アクション表又は前記各アクションモデルの中から選択された前記オブジェクト又は前記プロパティと同一のオブジェクト又はプロパティを共用オブジェクト又は共用プロパティとして一体化又は近接配置し、前記共用オブジェクト又は前記共用プロパティを有する前記各アクションモデルを集合させる集合化手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシナリオ作成支援装置。 - 所定の保存入力に応じて、前記シナリオ表又は/及び前記シナリオモデルを保存する保存手段と、
所定の読込入力に応じて、前記保存手段に保存された前記シナリオ表及び前記シナリオモデルを読み込む読込手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のシナリオ作成支援装置。 - シナリオを構成する各アクションに関するオブジェクト、プロパティ及びメソッドのうちの少なくとも前記オブジェクト及び前記メソッドの文字情報及び前記各アクションの順序情報を表形式で表現する各アクション表により構成されるシナリオ表を表示する表画面を表示するシナリオ表作成手段と、
所定の動作に応じて前記各アクションをブロック図形式でそれぞれ表現した各アクションモデルを前記各アクションの順序情報に基づき所定の方向に並べて配置することにより構成されるシナリオモデルを表示するモデル画面を表示するとともに、前記初期配置の状態から所定の配置変更入力に応じて前記シナリオモデルに関する構成部品の配置を変更するシナリオモデル作成手段と、
前記シナリオ表及び前記シナリオモデルのうちの一方に表示された前記文字情報の変更入力に応じて、前記シナリオ表及び前記シナリオモデルのうちの他方に表示された前記文字情報を同期させる同期手段と、
を備えるシナリオ作成支援装置としてコンピュータを機能させるためのシナリオ作成支援プログラム。 - 請求項7に記載のシナリオ作成支援プログラムを記憶する記憶媒体。
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Citations (7)
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---|---|---|---|---|
JPH09504394A (ja) * | 1993-10-27 | 1997-04-28 | ロジカル ウォーター リミテッド | タスク実行のためのプロセス構造を定義するシステムおよび方法 |
JP2001216142A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-10 | Hitachi Ltd | プログラム作成支援装置 |
JP2001331591A (ja) * | 2000-05-24 | 2001-11-30 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | シナリオ連携型電子商取引システム構築方法及び装置 |
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2012
- 2012-09-05 JP JP2012195606A patent/JP5190903B1/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
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