JP5188406B2 - 光線路故障区間推定システムと故障区間推定装置 - Google Patents

光線路故障区間推定システムと故障区間推定装置 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバで構築されたPDS(Passive Double Star)型光ネットワーク(光線路網)における光線路の故障区間を推定する光線路故障区間推定システムとこのシステムに用いられる故障区間推定装置に関する。
近年のインターネット利用者の拡大とTV電話や映像配信といったブロードバンドアプリケーションの普及により、アクセスネットワークにも光ファイバを用いた通信ネットワークが利用されている。光ファイバで構築されたネットワーク(光線路網)は、経済的に構築が可能な観点から、PON(Passive Optical Network)型による光線路網の構築が広く用いられている。
一般的に、光線路網による通信サービスの提供形態では、通信事業者の拠点(以下、セントラルオフィス)にOLT(Optical Line Terminal)が設置される。このOLTは、セントラルオフィス内に配置した光成端架を介して屋外の光ファイバに接続されている。また、特にPON型の光線路網では、屋外の光ファイバを電柱上などに設置された光スプリッタに接続し、この光スプリッタによって光信号を分岐し伝達する形態も広く採用されている。さらに、加入者宅の屋内に配置されているONU(Optical Network Unit)に接続することで、OLTからの信号を伝達するようになされている。
このように、現在では、セントラルオフィスから加入者宅まで、PON型の光ネットワークを介して通信サービスが提供されている。しかしながら、従来のネットワーク構成では、通信サービスを提供している間に、OLTからONUまでの通信経路のいずれかの区間の不具合により、OLTとONU間で通信不能になる場合がある。通信サービスを提供する通信事業者にとっては、この不具合箇所を特定し、交換・修理しなければならない。現状の技術では、不具合箇所特定の方法は2つに大別される。
1つ目の方法は、GE−PON−OSS(Gigabit Ethernet(登録商標) − Passive Optical Network − Operation Support System)の故障監視技術を用いる方法である。この監視技術を使用すれば、該当ONUの通信状態を把握することは可能である。GE−PONの規格である、IEEE802.3ahで規定されている、OAM(Operations, Administration and Maintenance)フレームを利用した制御機能により、OLT〜ONU間での障害発生の通知、リンク接続状況の監視が可能となる(非特許文献1参照)。しかしながら、この方法だけでは、通信経路途中の光ファイバ等の断線があった場合に、故障位置の特定が困難である。
2つ目の方法は、OTDR(Optical Fiber Time-Domain Reflectometer)等の試験方法を用いて、光線路によるパルス試験を実施する方法である。この方法を利用して、さらにOTDRと共にパワーメータの機能も組み込んだ光線路試験システムも存在する(非特許文献2参照)。こちらの方法は、試験した光ファイバ上で断線等が発生していれば、その故障位置を確認することができる。しかしながら、この方法では、通常通信事業者の拠点となるビル側から加入者宅に向けて試験を実施するため、経路途中の光スプリッタより下部側に故障があった場合は、光スプリッタ下部側からの複数の反射光が重畳してしまう。このため、故障区間の特定は困難である。
また、スプリッタの下部側の光線路に対して、パルス試験を実施する場合は、加入者宅側からパルス光を挿入して試験を実施する方法も存在するが(非特許文献3参照)、この場合、加入者宅に人員を派遣せねばならないという運用効率化といった面からの問題点もある。
一方、下記の示す特許文献1のように、PON型構成をとる光線路網で故障を検出する手法は検討されているが、伝送装置、およびその信号を利用して検出方法のみで、光ファイバそのものの媒体としての特性を試験する方法(OTDRや光パワー)との組み合わせで故障位置を検出する方法は検討されていない。
特許2592730号「光ネットワークの故障ノード検査方法」
NTT技術ジャーナル2005年9月号pp91-94 泉田史、信学技法pp.55-60, Vol.105, No.428, 2005 Y. Koshikiya, et a1. IEICE TRANS.COMMUN VOL. E90-B, NO.10 October 2007 pp.2793-2802
以上のように、従来のPON形態の光ネットワークでは、光線路に通信不良が発生した場合に、不具合区間を特定することが困難であった。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたもので、PON形態の光線路に通信不良が発生した場合に、不具合区間をセントラルオフィス側から容易に特定することのできる光線路故障区間推定システムと故障区間推定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る光線路故障区間推定システムは以下のような態様の構成とする。
(1)光ファイバで構築されたPDS(Passive Double Star)型光ネットワークにおける光線路の上流側端に光線路管理端末が接続され、下流側に光分岐器を介して複数の光通信端末が接続されたPON(Passive Optical Network)形態の光ネットワークに用いられ、通信断が発生した場合に、その故障区間を推定する光線路故障区間推定システムであって、前記光線路管理端末に接続され、当該管理端末と連携して前記ネットワーク上の故障監視を行う故障区間推定用端末を備え、前記故障区間推定用端末は、通信断となった光通信端末の故障監視を前記光線路管理端末に実行させ、その結果を当該光線路管理端末から受け取る第1の監視手段と、通信断となった光通信端末以外の光通信端末の故障監視を順次前記光線路管理端末に実行させ、その結果を当該光線路管理端末から受け取る第2の監視手段と、前記第1及び第2の監視手段から前記光分岐器より下流の故障区間を推定する第1の推定手段とを備える構成とする。
(2)(1)の構成において、さらに前記光線路上の信号光の光出力測定とその測定値に基づく通信光の有無の判定を実行する光線路試験システム用端末を備え、前記故障区間推定用端末は、前記光線路管理端末からの信号光の測定及び判定を前記光線路試験システム用端末に実行させ、その結果を当該光線路試験システム用端末から受け取る第3の監視手段と、前記光分岐器側に対する光パルス試験を前記光線路試験システム用端末に実行させ、その結果を当該光線路試験システム用端末から受け取る第4の監視手段と、前記第3及び第4の監視手段から前記光分岐器より上流の故障区間を推定する第2の推定手段とを備える構成とする。
(3)(2)の構成において、前記第3の監視手段を前記第1の監視手段より先行させる構成とする。
また、本発明に係る光線路故障区間推定装置は以下のような態様の構成とする。
(4)光ファイバで構築されたPDS(Passive Double Star)型光ネットワークにおける光線路の上流側端に光線路管理端末が接続され、下流側に光分岐器を介して複数の光通信端末が接続されたPON(Passive Optical Network)形態の光ネットワークにおいて、通信断が発生した場合に、その故障区間を推定する光線路故障区間推定システムに用いられ、前記光線路管理端末に接続され、当該管理端末と連携して前記ネットワーク上の故障監視を行う故障区間推定装置であって、通信断となった光通信端末の故障監視を前記光線路管理端末に実行させ、その結果を当該光線路管理端末から受け取る第1の監視手段と、通信断となった光通信端末以外の光通信端末の故障監視を順次前記光線路管理端末に実行させ、その結果を当該光線路管理端末から受け取る第2の監視手段と、前記第1及び第2の監視手段から前記光分岐器より下流の故障区間を推定する第1の推定手段とを具備する構成とする。
(5)(4)の構成において、さらに前記光線路上の信号光の光出力測定とその測定値に基づく通信光の有無の判定を実行する光線路試験システム用端末を備えるとき、前記光線路管理端末からの信号光の測定及び判定を前記光線路試験システム用端末に実行させ、その結果を当該光線路試験システム用端末から受け取る第3の監視手段と、前記光分岐器側に対する光パルス試験を前記光線路試験システム用端末に実行させ、その結果を当該光線路試験システム用端末から受け取る第4の監視手段と、前記第3及び第4の監視手段から前記光分岐器より上流の故障区間を推定する第2の推定手段とを具備する構成とする。
(6)(5)の構成において、前記第3の監視手段を前記第1の監視手段より先行させる構成とする。
本発明によれば、PON形態の光線路に通信不良が発生した場合に、不具合区間をセントラルオフィス側から容易に特定することのできる光線路故障区間推定システムと故障区間推定装置を提供することができる。
本発明の実施形態として、PON型光線路による光ネットワークに光線路故障区間推定システムを組み込んだ場合の構成を示すブロック図。 図1に示す故障区間推定用端末の具体的な構成を示すブロック図。 本発明に係る故障区間推定手順の流れを示すフローチャート。 本発明に係る光線路故障区間推定システムの第2の実施形態の構成を示すブロック図。 上記第2の実施形態において、故障区間推定用端末が光ファイバケーブルに関するデータベースと、OLTとONUに関するデータベースにアクセス可能な形態であることを示す概念図。 本発明に係る第3の実施形態として、第2の実施形態における手順Cを手順Aより先行して実施させる場合の通信制御シーケンスを示す図。 上記第1乃至第3の実施形態の効果として、全ての区間の故障箇所が判別可能となる様子を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態として、PON型光線路による光ネットワークに本発明に係る光線路故障区間推定システムを組み込んだ場合の構成を示すブロック図である。この実施形態の光ネットワークでは、セントラルオフィス内にOLT11が設置され、このOLT11にはGE−PON−OSS用端末12が接続されている。また、上記OLT11は、セントラルオフィス内に配置された光成端架(光分岐カプラ等)13を介して外部のPON型光線路網に接続される。このPON型光線路網では、伝送用の光ファイバが加入者宅近傍まで延設されて屋外に設置された光スプリッタ(SP)14に接続される。この光スプリッタ14は、複数(図では8)の加入者宅に配置されるONU(#1〜#8)151〜158と接続される。
上記光ネットワークにおいて、本発明に係る光線路故障区間推定システムでは、セントラルオフィス内において、GE−PON−OSS用端末12に故障区間推定用端末21を接続した構成となっている。故障区間推定用端末21は、例えば汎用コンピュータによって実現されるもので、図2に示すように、GE−PON−OSS用端末12との間でデータを入出力するためのインターフェース211と、故障区間推定処理を実行するためのプログラムを格納するROM(Read Only Memory)212と、ROM212に格納されるプログラムに従って故障区間を推定するCPU(Central Processing Unit)213と、このCPU213の作業領域として機能し、推定結果を格納するRAM(Random Access Memory)214と、CPU213に対するプログラムの実行指示やデータの入力を行う入力装置215と、CPU213の推定処理状況をモニタするモニタ装置216を備える。
上記システム構成において、上記故障区間推定用端末21によって通信断の箇所を特定する方法について説明する。
上記構成による故障区間推定用端末21は、GE−PON−OSS用端末12と連携して動作するものとし、図3に示す手順に従って、GE−PON−OSS用端末12に故障監視を実行させ、当該端末12からその故障監視結果を受信する形態となっている。
まず、ONU#1が電源ONの状態で故障が発生し、当該ONU#1から警報としてONU装置故障を意味するメッセージ(例:「ONU装置故障」等)が発せられた場合を想定する。故障区間推定用端末21は、手順Aにより、ONU#1の故障監視をGE−PON−OSS用端末12を通じて実施する。故障監視の結果、ONU装置故障を意味するメッセージ(例:「ONU装置故障」等)を受信した場合には、ONU#1の装置自体(図1の区間(5))に不具合があると推定する。
さらに、故障区間推定用端末21は、手順Bにおいて、ONU#k(k=2〜8)の故障監視をGE−PON−OSS用端末12を通じて実施し、ONU通信断を意味するメッセージ(例:「サービス断」等)や通信回線の異常を意味するメッセージ、さらにはONU電源断を意味するメッセージ(例「電源断」等)を受信した場合には、同一の光スプリッタ14に接続されている他のONU(例えばONU#2)の故障監視を実施する。その結果、通信の正常を意味するメッセージが得られれば、ONU#1が接続されている光スプリッタ14の下部側の光ファイバの区間(4)に不具合があると推定される。
尚、ONU#2の故障監視でONU装置の通信断を意味するメッセージ(例:「サービス断」等)や通信回線の異常を意味するメッセージ、さらにはONU装置の電源断を意味するメッセージ(例:「電源断」等)を受信した場合には、さらに次のONU(例えば、ONU#3〜8の順に)の故障監視を実施し、通信の正常を意味するメッセージが得られるまで繰り返す。その結果、通信の正常を意味するメッセージが得られれば、ONU#1が接続されている光スプリッタ14の下部側の光ファイバの区間(4)に不具合があると推定される。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る光線路故障区間推定システムの第2の実施形態として、第1の実施形態の構成に、図1中点線で示すように、セントラルオフィス内の光分岐カプラ13を通じて、光線路試験装置22及び光線路試験システム用端末23を接続することで、光線路試験システム24を追加した場合を想定する。図4に、第2の実施形態による光線路故障区間推定システムの構成を抜き出して示す。
上記光線路試験システム24は、OLT−ONU間に試験光を挿入するための光カプラ13で接続されており、光カプラ13の上部側のパワーの強弱により通信光の正常・異常を判定し(図1の区間(1))、異常を検知するレベルモニタ試験機能と、光カプラ下部側をOTDRのパルス試験により光ファイバの断線を検知する機能を有しているものとする。
また、光線路試験システム用端末23と故障区間推定用端末21は連携して動作し、図3に示す手順C,Dに従って、故障区間推定用端末21から光線路試験システム用端末22に対して、各種試験を実行し、その試験結果を受信する形態となっている。
また、故障区間推定用端末21は、GE−PON−OSS用端末12で管理されている光ファイバケーブルに関するデータベースと、OLTとONUに関するデータベースにアクセス可能な形態とする。これらのデータベースは、図5に示すように、両方のデータベースに共通のID(例:回線ID)で相互のデータベースが関連されているものとする。
第2の実施形態において、第1の実施形態で説明した、ONU#1と同じ光スプリッタ14に接続されている全てのONU装置が、図3に示す手順Bにおいて、通信断もしくは電源断を示すメッセージが得られた場合、図3に示す手順Cに移行する。すなわち、故障区間推定用端末21から光線路試験システム用端末23を通じて、ONU#1が接続されている光ケーブルの光カプラ13から上位側からの信号光の強度を測定とその測定値に基づく信号光の有無の判定を実行する(以下、レベルモニタ試験と称する)。この試験により、信号光強度が異常であるとの結果が得られれば、所内側、即ち光カプラから上位側の区間に以上があると判定することができる。
一方、上記の試験で、信号光強度は正常であるとの結果が得られれば、図3に示す手順Dに遷移する。即ちONU装置が接続されている光ケーブルの光カプラ13の下部側から光スプリッタ14に向かって、故障区間推定用端末21から光線路試験システム用端末23を通じて、光パルス試験を実施する。この結果、光カプラ13から光スプリッタ14までの間の光ケーブルに異常があるとの結果が得られれば、この光カプラ13から光スプリッタ14までの区間(2)に異常があると判定できる。さらにOTDRによる試験では、異常個所までの線路長を導き出すことも可能である。
さらに、上記手順Dによる試験でも、正常との結果が得られれば、異常区間は、光スプリッタ14自身(区間(3))、もしくは光スプリッタ14の下部側ケーブル(区間(4))、もしくはその両方との結果が得られる。
(第3の実施形態)
第2の実施形態において、故障区間推定フローにおいては、手順A、手順B、手順C、手順Dの順に実施するものとしたが、第3の実施形態では、図6に示すように、光線路試験システム24による故障区間推定用端末21からの試験実行の指示(手順C)をGE−PON−OSS用端末12からの故障監視の指示(手順A)より先行して実施させるシステム上の通信制御シーケンスとする。
図4に示すシステムでは、光線路試験システム24による故障区間推定用端末21からの試験実行と試験結果受信まで要する時間(手順C、D)が数十秒かかる場合があるのに対して、GE−PON−OSS端末に対する故障区間推定用端末21からの故障監視と故障監視結果受信まで要する時間(手順A、B)が数秒から十数秒で実現できる場合がある。
このため、光線路試験システムに関する試験を、図6に示すように、GE−PON−OSS用端末12により故障監視と平行して実施させることで、故障区間推定フロー(手順A〜D)までの手順を完了するまでの時間が、手順A〜Dまで順を追って実行する場合より、全ての処理に要する時間を短縮することが可能である。
(効果)
第1乃至第3の実施形態を用いることで、PON形態の光線路の不具合区間を特定することが可能となる。従来の方法では、PON形態の光線路の一部の区間しか判定できなかったが、本発明の方式を利用することで、OLTからONUまでの全ての区間の故障区間の推定が可能となる。また、本発明で故障区間を推定する場合、通信事業者の局舎側(光スプリッタの上部側)からの試験で、故障区間の推定が可能となり、例えば加入者宅側に人を派遣して、故障区間の切り分けを実施する必要はなくなる。このため、故障切分け業務の迅速化や稼動低減が可能となる。
さらに、GE−PON−OSS端末12単独での故障監視、光線路試験システム24単独での試験と本発明で示した両方を連携させた故障区間推定フローによる切り分け区間を図7に明示する。両者を連携させるフローにより区間(1)〜(5)全ての故障区間の切り分けが可能となる。
第2の実施形態に示すような2つのデータベースに、故障区間推定用端末21から接続できることで、試験を実施したいONU装置とその該当するONUに接続されている光ファイバケーブルの心線の各々をデータベース上で照合することができる。このため、GE−PON−OSS端末12側で試験したいONU装置の監視を行い、そのONU装置に接続されている光ファイバケーブルの心線を光線路試験システム24側で試験することができ、2つの試験手段の連携が可能となる。
また、第3の実施形態のように、システムの制御上、手順Cを手順Aと平行して実施することで、手順Aから手順Dまで順番に実施させる場合より全処理に要する時間の短縮が可能となる。
尚、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成を削除してもよい。さらに、異なる実施形態例に亘る構成要素を適宜組み合わせても良い。
11…OLT、12…GE−PON−OSS用端末、13…光成端架(光分岐カプラ等)、14…光スプリッタ、151〜158…ONU(#1〜#8)、21…故障区間推定用端末、211…インターフェース、212…ROM(Read Only Memory)、213…CPU(Central Processing Unit)、214…RAM(Random Access Memory)、215…入力装置、216…モニタ装置、22…光線路試験装置、23…光線路試験システム用端末、24…光線路試験システム。

Claims (4)

  1. 光ファイバで構築されたPDS(Passive Double Star)型光ネットワークにおける光線路の上流側端に光線路管理端末が接続され、下流側に光分岐器を介して複数の光通信端末が接続されたPON(Passive Optical Network)形態の光ネットワークに用いられ、通信断が発生した場合に、その故障区間を推定する光線路故障区間推定システムであって、
    前記光線路管理端末に接続され、当該管理端末と連携して前記ネットワーク上の故障監視を行う故障区間推定用端末と、
    前記光線路上の信号光の光出力測定とその測定値に基づく通信光の有無の判定を実行する光線路試験システム用端末と
    を備え、
    前記故障区間推定用端末は、
    通信断となった光通信端末の故障監視を前記光線路管理端末に実行させ、その結果を当該光線路管理端末から受け取る第1の監視手段と、
    通信断となった光通信端末以外の光通信端末の故障監視を順次前記光線路管理端末に実行させ、その結果を当該光線路管理端末から受け取る第2の監視手段と、
    前記第1及び第2の監視手段から前記光分岐器より下流の故障区間を推定する第1の推定手段と
    前記光線路管理端末からの信号光の測定及び判定を前記光線路試験システム用端末に実行させ、その結果を当該光線路試験システム用端末から受け取る第3の監視手段と、
    前記光分岐器側に対する光パルス試験を前記光線路試験システム用端末に実行させ、その結果を当該光線路試験システム用端末から受け取る第4の監視手段と、
    前記第3及び第4の監視手段から前記光分岐器より上流の故障区間を推定する第2の推定手段と
    を備えることを特徴とする光線路故障区間推定システム。
  2. 前記光線路試験システム用端末による光線路試験と前記故障区間推定用端末による故障監視を並行して実施し、前記第3の監視手段を前記第1の監視手段より先行させることを特徴とする請求項記載の光線路故障区間推定システム。
  3. 光ファイバで構築されたPDS(Passive Double Star)型光ネットワークにおける光線路の上流側端に光線路管理端末が接続され、下流側に光分岐器を介して複数の光通信端末が接続されたPON(Passive Optical Network)形態の光ネットワークにおいて、通信断が発生した場合に、光線路試験システム用端末により前記光線路上の信号光の光出力測定とその測定値に基づく通信光の有無の判定を実行し、その判定結果に基づいて前記通信断が発生した故障区間を推定する光線路故障区間推定システムに用いられ、前記光線路管理端末に接続され、当該管理端末と連携して前記ネットワーク上の故障監視を行う故障区間推定装置であって、
    前記通信断となった光通信端末の故障監視を前記光線路管理端末に実行させ、その結果を当該光線路管理端末から受け取る第1の監視手段と、
    前記通信断となった光通信端末以外の光通信端末の故障監視を順次前記光線路管理端末に実行させ、その結果を当該光線路管理端末から受け取る第2の監視手段と、
    前記第1及び第2の監視手段から前記光分岐器より下流の故障区間を推定する第1の推定手段と、
    前記光線路管理端末からの信号光の測定及び判定を前記光線路試験システム用端末に実行させ、その結果を当該光線路試験システム用端末から受け取る第3の監視手段と、
    前記光分岐器側に対する光パルス試験を前記光線路試験システム用端末に実行させ、その結果を当該光線路試験システム用端末から受け取る第4の監視手段と、
    前記第3及び第4の監視手段から前記光分岐器より上流の故障区間を推定する第2の推定手段と
    を具備することを特徴とする光線路故障区間推定装置。
  4. 前記光線路試験システム用端末による光線路試験が前記故障監視と並行して実施されるとき、前記第3の監視手段を前記第1の監視手段より先行させることを特徴とする請求項記載の光線路故障区間推定装置。
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