JP2014517624A - 光ネットワーク通信システムのための障害検出器 - Google Patents
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Abstract
光ネットワークの動作パラメータを収集するステップと、光ネットワークの構造に関する情報を収集するステップと、構造情報および動作パラメータを分析する診断エンジンによって診断出力を提供するステップと、診断出力から光ネットワーク障害を導出するステップとを含む、障害検出方法。収集された動作パラメータおよび収集された構造情報は、データベース(DB)に記憶されることが好ましい。動作パラメータは、光ネットワークの、機器(type)、サービス品質(QoS)、および/またはアーキテクチャ(ID)に関係する。診断出力から導出される光ネットワーク障害は、機器課題、相互運用性問題、および/または物理的欠陥に関するものである場合がある。診断エンジンは、決定木、ベイジアンネットワーク技法、および/または多変量分類技法を使用して、診断出力を生成する。
Description
本発明は、通信システムにおける光ネットワークのための障害検出方法に関する。
IPTVソリューション、ビデオオンデマンド提供、またはトリプルプレイサービスの市場開発の高まりに伴い、遠隔通信ネットワークのシステム性能と顧客サポートの両方が、ますます緊急になりつつある。ワイヤ線または光ファイバを介してエンドユーザまで情報を搬送する物理リンクがサービス品質QoSにとってのボトルネックであることがわかっているので、現在、物理的問題の根源をリモートに診断し性能改善への対策を講じるために、5530Network Analyzer(TM)と呼ばれるソフトウェアアプリケーションが開発されている。これは、オペレータがサービス品質において利得を得る助けとなり、また、全てのタイプの要求に人間の介在を必要とはしないことでオペレータが金銭および時間を節約する助けとなる。5530Network Analyzerに関する追加の情報は、インターネット上の<http://www.motive.com/products/display.php/network−analyzer−fiber>に出ている。
ネットワークアナライザの光ファイババージョンは、NA−F、例えばAlcatel−Lucent(TM)によって開発された5530NA−Fとして知られている。これは、いくつかの受動光ネットワーク(PON)物理層パラメータを監視するために、ならびに物理的QoS性能のいくつかを推定するために開発されたものである。
光ネットワーク、より詳細には受動光ネットワークPONの例が、図1に示されている。この例は、中央オフィス(CO)に位置する光回線終端装置OLTと、顧客構内に位置する1組の関連する光ネットワーク端末ONTとからなる。これらの間には、ファイバと受動スプリッタまたはカプラとで構成される光配信ネットワークODNがある。光回線終端OLTは、光アクセスネットワークのネットワーク側インタフェースを提供し、1つまたは複数の光配信ネットワークODNに接続される。
受動光ネットワークPON物理層のレベルで発生する欠陥を識別するために、既存の技法として光学的時間領域反射計OTDRがある。簡潔に言えば、この技法は、反射された信号を調べることによって、コネクタ不良やファイバ破損などいくつかの物理的欠陥、ならびにそれらの潜在的な場所を識別することを可能にする。
OTDRの改良バージョンは、現在の通信信号に「組み込まれた」光学的時間領域反射計であり、組込みOTDRと呼ばれる。組込みOTDRは、完全に侵襲性の測定解決法ではない。というのは、通信信号にわたって継続的に変調されるこのタイプの測定値は、性能に対する大きな影響なしに容易にフィルタにかけて除去することができるからである。
しかし、欠点は、反射されたトレースを正しく解釈して物理的欠陥の存在および性質について推論することの、高レベルの困難さである。また、図1に示すように受動光ネットワークPONのトポロジが対称的に編成されるときは、PONのどの部分(またはブランチ)で潜在的欠陥が生じるかを正確に突き止めるのはより困難になる。さらに悪いことには、いくつかのスプリッタの後では(または主要スプリッタの後でもなお)、反射された光信号を正しく測定すること、したがってこれらのトレースから知識を抽出することは困難になる。さらに、正確に言えば、長期間、例えば数時間以内で反射信号の平均をとるプロセスが必要とされる。
最後に、当然ながら反射計は「シングルエンデッド」な測定実施法なので、このような測定法を使用すると、影響に関して、または可能性ある相互運用性問題に関して、どんな情報も導き出すことができない。
言い換えれば、光学的時間領域反射計OTDRおよび組込みOTDRでは、受動光ネットワークPON中で潜在的欠陥を識別することならびにそれらの場所を突き止めることができる。しかし、正確な結果を提供するためには、主要な課題は、光学的時間領域反射計OTDRおよび組込みOTDRが非常に長い監視期間を要することである。
従来技術の解決法の別の欠点は、ある特定の光回線終端装置OLTポート上で実施された前の測定値、テストシステムデータ、または理論的考慮事項に対して、現在の測定データを比較することによって、この特定のOLTポート上で発生する物理的問題を識別することに、主に焦点を合わせることである。
光ネットワーク中、より詳細にはギガビット/秒受動光ネットワークGPON中で発生する種々のタイプの問題を検出し、区別し、それらの場所を突き止めるために、アルゴリズムおよび機能を開発することが、来たるべきリリースおよび戦略の核にある。
http://www.motive.com/products/display.php/network−analyzer−fiber
本発明の目的は、上述した課題に対処することができ診断のために「デュアルエンデッド」測定から利益を得ることができる障害検出方法を提供することである。
本発明の特徴をなす実施形態によれば、この目的は、前記方法が、
− 前記光ネットワークの動作パラメータを収集するステップと、
− 前記光ネットワークの構造に関する情報を収集するステップと、
− 構造情報および動作パラメータを分析する診断エンジンによって診断出力を提供するステップと、
− 前記診断出力から光ネットワーク障害を導出するステップとを含むということによって達成される。
− 前記光ネットワークの動作パラメータを収集するステップと、
− 前記光ネットワークの構造に関する情報を収集するステップと、
− 構造情報および動作パラメータを分析する診断エンジンによって診断出力を提供するステップと、
− 前記診断出力から光ネットワーク障害を導出するステップとを含むということによって達成される。
診断エンジンによって提供される診断出力は、サービスに影響を及ぼすことなく得られる、すなわち非侵入的な診断技法による、問題に関する新しいタイプの解決法である。
本発明は、多くの光回線終端装置OLTポートから来る、ネットワーク全体にわたるデータを扱う。このデータから、どんな理論的仮定または前の測定値および/もしくは外部ツール測定値もなしに、知識が自己抽出される。このため、より広いタイプの診断出力、かつそれにより光ネットワーク障害を提供することができ、また、適応的となること、したがってより信頼性があり時間効率のよいものとなることができる。
前述の光学的時間領域反射計OTDRまたは組込みOTDR技法に対して、本発明の利点を以下のように識別することができる:
− 物理的欠陥を識別できるだけではない。
− 主要スプリッタの後に発生する問題に関するステートメントもなお実施することができる。
− ネットワーク全体にわたるデータの収集によって、より全般的な診断(根本的原因の分析)が可能であり、所与のOLTポートに限定されない。
− 物理的欠陥の場所を推論することができる。
− ポートを長期間にわたって監視する必要はなく、動作データの単一収集が1回必要とされるだけである。
− 影響の定量化が可能である。
− 物理的欠陥を識別できるだけではない。
− 主要スプリッタの後に発生する問題に関するステートメントもなお実施することができる。
− ネットワーク全体にわたるデータの収集によって、より全般的な診断(根本的原因の分析)が可能であり、所与のOLTポートに限定されない。
− 物理的欠陥の場所を推論することができる。
− ポートを長期間にわたって監視する必要はなく、動作データの単一収集が1回必要とされるだけである。
− 影響の定量化が可能である。
本発明の別の特徴的な実施形態は、前記方法がさらに、収集された動作パラメータおよび収集された構造情報をデータベースに記憶するステップを含むことである。
このようにすれば、オペレータのネットワークから直接取り出された、かつそのネットワークを適切に特徴付ける実世界データを使用して、診断目的に有用なモデルを自動的に学習することができる。これにより、一般により正確な、さらには限られた人的資源しか必要としない、「個人化された」専門知識がもたらされる。
2008年12月15日に出願され2010年6月17日に公開されたKapil Shrikhande他の米国特許出願公開第2010/0150546(A1)号に、受動光ネットワークPONを管理するためのコンピュータ化されたシステムおよび方法が開示されていることに留意されたい。このシステムは、光回線端末OLTおよび少なくとも1つの光ネットワーク端末ONTからアップロードされた測定データと、技術ツールデータおよびサービス障害データおよび外部プラントデータのうちの少なくとも1つと、を受け取るように構成された検出分析モジュールを備える。検出分析モジュールは、アップロードされた測定データと、技術ツールデータおよびサービス障害データのうちの少なくとも1つとを、OLTおよび各ONTについてのメモリ媒体に記憶された情報と相関させることによって、PON中の障害または潜在的障害の根源を決定するように構成される。
GPONサービスに基づくこの知られているシステムに対して、本発明の利点は以下のとおりである:
− どんなオペレータ特有ネットワークにも自己適応できる。
− 理論モデルまたは外部ツール測定値の助けなしで、動作データから自動的に学習する。
− 前の測定値は必要なく、したがってより容易であり、より時間効率がよい。
− 診断のタイプがずっと広い(物理的欠陥だけではない)。
− 真に根本的原因の識別であり、「物理層問題」の報告のみではない(問題間の区別、一般的なタイプの問題(機器不良など)の識別)。
− 種々の光回線端末OLTポートからのデータが共に処理されるので、デバイス相互運用性などのより一般的な問題に関する推論を導き出すことができる。
− どんなオペレータ特有ネットワークにも自己適応できる。
− 理論モデルまたは外部ツール測定値の助けなしで、動作データから自動的に学習する。
− 前の測定値は必要なく、したがってより容易であり、より時間効率がよい。
− 診断のタイプがずっと広い(物理的欠陥だけではない)。
− 真に根本的原因の識別であり、「物理層問題」の報告のみではない(問題間の区別、一般的なタイプの問題(機器不良など)の識別)。
− 種々の光回線端末OLTポートからのデータが共に処理されるので、デバイス相互運用性などのより一般的な問題に関する推論を導き出すことができる。
本発明の別の特徴的な実施形態はまた、前記動作パラメータが、前記光ネットワークの、機器、サービス品質、および/またはアーキテクチャに関係することである。
この障害検出方法は、PONネットワーク中で発生する問題に対して、根本的原因を自動的に分析する解決法をオペレータに提供する。これにより、所与のOLTポート(ならびにそれぞれのONT)上にある物理的欠陥の診断を行うことができるだけでなく、機器タイプ課題や相互運用性問題など、より広いタイプの根本的原因識別を提供することもできる。
本発明の別の特徴的な実施形態はまた、前記診断出力が、前記診断エンジンによって、決定木、ベイジアンネットワーク技法、または多変量分類技法を使用して生成されることである。
ネットワーク全体にわたる実地データのスナップショットビューを使用することで、理論モデルまたは前の測定値および/もしくは外部ツール測定値を使用せずにこのようなタイプの診断が可能である。実際、規則およびモデルは、データベースを使用して直接に学習される。
さらに、この技法は現在の光ネットワークに自己適応できるので、結果はより正確でより信頼性のあるものになる。
本発明はまた、通信システムの光ネットワークにおける障害検出のための診断エンジンに関する。
この診断エンジンは、前記光ネットワークの、動作パラメータと構造に関する情報とを収集するように構成され、また、診断出力を提供するように構成され、診断出力から光ネットワーク障害が導出される。
より一般的には、この診断エンジンは、本発明の障害検出方法に従って動作するように構成されることが好ましく、この方法の全ての利点を有する。
この診断エンジンおよび障害検出方法の、さらに他の特徴的な実施形態については、添付の特許請求の範囲で言及する。
特許請求の範囲で使用される用語「comprising」または「including」(含む、備える)は、その後に列挙される手段に制限されると解釈すべきでないことに留意されたい。したがって、「手段AとBとを備えるデバイス」などの表現の範囲は、手段AおよびBのみからなるデバイスの実施形態に限定されるべきではない。これは、本発明の実施形態に関してAおよびBがデバイスの主要な手段であることを意味する。
同様に、特許請求の範囲でやはり使用される用語「coupled」(結合された)は、直接接続のみに制限されると解釈すべきでないことに留意されたい。したがって、「デバイスBに結合されたデバイスA」などの表現の範囲は、デバイスAの出力がデバイスBの入力に直接に接続されるようなデバイスの実施形態に限定されるべきではない。これは、Aの出力とBの入力との間に経路があってよく、この経路が他のデバイスまたは手段を含んでよいことを意味する。
添付の図面と併せて実施形態に関する後続の記述を参照することにより、本発明の上記および他の目的および特徴がより明らかになるであろうし、本発明自体が最もよく理解されるであろう。
本発明の障害検出方法および診断エンジンを使用して、通信システムの光ネットワーク中(限定ではないがより詳細には、受動光ネットワークPONまたはギガビット/秒受動光ネットワークGPON中)の障害が検出される。
主要な考えは、ネットワーク全体にわたる通信動作パラメータまたはデータを収集し、それにより、これらのパラメータまたはデータ、ならびに光ネットワークの構造に関する情報を用いて、光ネットワーク物理層の欠陥の特徴付け、および根本的原因の分析の実施(例えば、物理的劣化、機器の一般的問題、相互運用性課題の間で区別すること)ができる知識システムを構築することである。
このために、知識システム(以下ではエキスパートシステムとも呼ばれる)が生み出され、障害検出方法を用いる診断エンジンによって使用される。障害検出方法は、訓練段階、監視段階、およびテスト段階を含む。
訓練またはモデル化段階は、光ネットワークの動作パラメータまたはデータを収集するステップと、この光ネットワークの構造に関する情報を収集するステップとを含む。これらを使用して、分類モデルを学習するためにエキスパートシステムが訓練される。
監視段階の間には、訓練されたエキスパートシステムに更新済みデータが入れられて事前診断が提供されるか、または、更新済みデータを使用して、データベースが更新された状態に維持される。
テスト段階では、所与のポートの何らかの動作データを取り出してエキスパートシステムに供給する。エキスパートシステムは、後でより詳細に説明するように、光ネットワークの機器課題、相互運用性問題、および/または物理的欠陥について、光ネットワーク障害に関する診断を提供する。
特徴付けにより、有意義であるときには、欠陥の場所に関する手掛かりも報告される。実際には、ネットワーク全体にわたる現実の実地データを使用してエキスパートシステムが訓練されると、エキスパートシステムは、動作パラメータおよび構造を適切に組み合わせて、追加の測定値を必要とすることなしに、またサービス中断なしに、要求されたPONについてこのような診断を提供できるようになる。この解決法はまた、QoS影響に関するヒントを提供することも可能にする。
光ネットワーク、より詳細には対称受動光ネットワークPONの例が、図1に示されている。光ネットワークは、通信システムの中央オフィス(CO)に位置する光回線終端装置OLTと、顧客構内(CPE)に位置し、種々のタイプである場合のある1組または複数組の関連する光ネットワーク端末ONT211−214、ONT221−224とからなる。これらの間には光配信ネットワークODNがあり、ODNは、光ファイバOF10、OF11−12、および受動スプリッタまたはカプラSP10、SP21−22を備える。
より詳細には、光配信ネットワークODNは、光ファイバOF10が接続されるスプリッタSP10を備え、光ファイバOF10の他方の端は、光回線終端装置OLTに接続される。スプリッタSP10はさらに、それぞれの光ファイバOF11およびOF12を介してスプリッタSP21およびSP22に接続される。スプリッタSP21は、それぞれの光ファイバOF211からOF214を介して、光ネットワーク端末ONT211からONT214に接続され、スプリッタSP22は、受動光コネクタCNT221および光ファイバOF221を介して、光ネットワーク端末ONT221に結合され、それぞれの光ファイバOF222からOF224を介して、光ネットワーク端末ONT222およびONT224に接続される。
光ネットワークの別の例が、図2から6に示されている。この例では、ネットワークアナライザアプリケーションの光ファイババージョンNA−Fに組み込まれた診断エンジンによって、大規模なデータ収集を実施することができる。
光ネットワークアナライザNA−Fは、ファイバトゥーザホーム(Fiber To The Home)光ファイバ配信システムFTTH1からFTTHnなど、いくつかの光ディジタル加入者線アクセスマルチプレクサDSLAMに接続され、各FTTHは、1つまたは複数のボードBoard11、Board12からBoardn1をそれぞれ備える。
各ボードは2つの光回線終端装置OLTを備え、OLTはそれぞれ、光ファイバおよび光配信ネットワークODNを介して1組の光ネットワーク端末ONTに結合される。
図2から6の例では、光ネットワークアナライザNA−Fは、いくつかのファイバトゥーザホーム光ファイバ配信システムFTTH1からFTTHnに接続される。
ファイバトゥーザホーム光ファイバ配信システムFTTH1は、異なるタイプの2つのボード、すなわちボードタイプAのBoard1AとボードタイプBのBoard1Bとを備える。
Board1Aは、光ファイバOF1A1を介して光配信ネットワークODN1A1に接続される第1の光回線終端装置OLT1A1と、別の光ファイバOF1A2を介して別の光配信ネットワークODN1A2に接続される第2の光回線終端装置OLT1A2とを有する。
光配信ネットワークODN1A1はさらに、4つの光ネットワーク端末、すなわちタイプ1のONT1A1111、タイプ2のONT1A1122、タイプ3のONT1A1213、およびタイプ4のONT1A1224に接続され、光配信ネットワークODN1A2はさらに、4つの光ネットワーク端末、すなわちタイプ1のONT1A2111、タイプ2のONT1A2122、タイプ3のONT1A2213、およびタイプ4のONT1A2224に接続される。
より詳細には、光配信ネットワークODN1A1はスプリッタSP1A10を備え、スプリッタSP1A10には光ファイバOF1A1が接続され、スプリッタSP1A10はさらに、それぞれの光ファイバOF1A101およびOF1A102を介してスプリッタSP1A11およびSP1A12に接続される。スプリッタSP1A11は、それぞれの光ファイバOF1A111およびOF1A112を介して光ネットワーク端末ONT1A1111およびONT1A1122に接続され、スプリッタSP1A12は、それぞれの光ファイバOF1A121およびOF1A122を介して光ネットワーク端末ONT1A1213およびONT1A1224に接続される。同様に、光配信ネットワークODN1A2はスプリッタSP1A20を備え、スプリッタSP1A20には光ファイバOF1A2が接続され、スプリッタSP1A20はさらに、それぞれの光ファイバOF1A201およびOF1A202を介してスプリッタSP1A21およびSP1A22に接続される。スプリッタSP1A21は、それぞれの光ファイバOF1A211およびOF1A2122を介して光ネットワーク端末ONT1A2111およびONT1A2122に接続され、スプリッタSP1A22は、それぞれの光ファイバOF1A221およびOF1A222を介して光ネットワーク端末ONT1A2213およびONT1A2224に接続される。
ファイバトゥーザホーム光ファイバ配信システムFTTH1のBoard1Bは、光ファイバOF1B1を介して光配信ネットワークODN1B1に接続される第1の光回線終端装置OLT1B1と、別の光ファイバOF1B2を介して別の光配信ネットワークODN1B2に接続される第2の光回線終端装置OLT1B2とを有する。
光配信ネットワークODN1B1はさらに、4つの光ネットワーク端末、すなわちタイプ1のONT1B1111、タイプ2のONT1B1122、タイプ3のONT1B1213、およびタイプ4のONT1B1224に接続され、光配信ネットワークODN1B2はさらに、2つの光ネットワーク端末、すなわちタイプ1のONT1B2111およびタイプ2のONT1B2122に接続される。
より詳細には、光配信ネットワークODN1B1はスプリッタSP1B10を備え、スプリッタSP1B10には光ファイバOF1B1が接続され、スプリッタSP1B10はさらに、それぞれの光ファイバOF1B101およびOF1B102を介してスプリッタSP1B11およびSP1B12に接続される。スプリッタSP1B11は、それぞれの光ファイバOF1B111およびOF1B112を介して光ネットワーク端末ONT1B1111およびONT1B1122に接続され、スプリッタSP1B12は、それぞれの光ファイバOF1B121およびOF1B122を介して光ネットワーク端末ONT1B1213およびONT1B1224に接続される。光配信ネットワークODN1B2はスプリッタSP1B21を備え、スプリッタSP1B21には光ファイバOF1B2が接続され、スプリッタSP1B21はさらに、それぞれの光ファイバOF1B211およびOF1B212を介して光ネットワーク端末ONT1B2111およびONT1B2122に接続される。
最後に、ファイバトゥーザホーム光ファイバ配信システムFTTHnは、1つのボード、すなわちボードタイプAのBoardnAを備える。
BoardnAは、光ファイバOFnA1を介して光配信ネットワークODNnA1に接続される第1の光回線終端装置OLTnA1と、別の光ファイバOFnA2を介して別の光配信ネットワークODNnA2に接続される第2の光回線終端装置OLTnA2とを有する。
光配信ネットワークODNnA1はさらに、4つの光ネットワーク端末、すなわちタイプ1のONTnA1111、タイプ5のONTna1125、タイプ3のONTnA1213、およびタイプ2のONTnA1222に接続され、光配信ネットワークODNnA2はさらに、2つの光ネットワーク端末、すなわちタイプ3のONTnA2113およびタイプ2のONTnA2122に接続される。
より詳細には、光配信ネットワークODNnA1はスプリッタSPnA10を備え、スプリッタSPnA10には光ファイバOFnA1が接続され、スプリッタSPnA10はさらに、それぞれの光ファイバOFnA101およびOFnA102を介してスプリッタSPnA11およびSPnA12に接続される。スプリッタSPnA11は、それぞれの光ファイバOFnA111およびOFnA112を介して光ネットワーク端末ONTnA1111およびONTnA1125に接続され、スプリッタSPnA12は、それぞれの光ファイバOFnA121およびOFnA122を介して光ネットワーク端末ONTnA1213およびONTnA1222に接続される。光配信ネットワークODNnA2はスプリッタSPnA21を備え、スプリッタSPnA21には光ファイバOFnA2が接続され、スプリッタSPnA21はさらに、それぞれの光ファイバOFnA211およびOFnA212を介して光ネットワーク端末ONTnA2113およびONTnA2122に接続される。
実際には、とりわけ、各「光DSLAM」(これはファイバトゥーザノードFTTN、ファイバトゥーザホームFTTH、またはファイバトゥーザx FTTX(xはユーザ、道路脇、建物などである可能性がある)であってよい)に属するPONに関係する物理層動作データを、光ネットワークアナライザNA−Fの診断エンジンによって収集し、インポートし、処理することができることに留意されたい。このような量の、実世界およびネットワーク全体のデータを、知識発見のために大規模に使用することができ、したがってこのデータは診断システムの提案につながる。
診断エンジンによって実現される障害検出方法またはデータ分析の一実施形態は、種々のタイプの機器問題および相互運用性問題に関して、ファイバ破損やコネクタ不良などの潜在的な物理的欠陥を検出してその場所を決定することにある。
より詳細には、動作データ中に見られる、種々のタイプの問題ならびにそれらの症状は、以下のように定義することができる:
− ボード欠陥(設計上の):種々の種類のONTに供給する所与のタイプのボードが、それらが接続されたPONのほとんどにおいて、わずかだが有意に増加するビット誤り率(BER)を呈するが、そのとき、同様のPON中の他のタイプのボードについては特に問題がない。概念的には、図2に示すように、設計上の欠陥を呈するボード(ここではタイプA)は、他のボードに接続されたONTが呈する低い安定したBERに対して、それらのONTのほとんどとの通信におけるわずかなBER増加によって識別することができる。
− 破損/損傷したボード:種々の種類のONTに供給する特定のボードが、それぞれの特定のPONにおいて、わずかだが有意に増加するビット誤り率(BER)を呈するが、そのとき、同じタイプのボードは、それらのBERのそのような有意な増加を呈しない。図3に示すように、破損したボードは、それらが同じタイプからのものであろうとなかろうと、他のボードに接続されたONTが呈する低い安定したBERに対して、それぞれのPONに属するそのONTのほとんどとの通信におけるわずかなBER増加によって識別することができる。
− ONT欠陥(設計上の):種々の種類のボードタイプによって供給される所与のタイプのONTが、それらが接続されたPONのほとんどにおいて、わずかだが有意に増加するビット誤り率(BER)を呈するが、そのとき、同様のPON中の他のタイプのONTについては特に問題がない。概念的には、図4に示すように、欠陥を呈するONTタイプは、他のタイプの接続されたONTが呈する低い安定したBERに対して、ほとんどのボードとの通信におけるわずかなBER増加によって識別することができる。
− 所与のタイプのONTと所与のタイプのボードとの間の相互運用性問題:種々のPON中で、わずかだが有意に増加するビット誤り率(BER)が見られるが、そのとき、同様のPON中の他のタイプのボードおよびONTについては特に問題がない。概念的には、図5に示すように、所与のタイプのボードと所与のタイプのONTとの間の相互運用性問題は、他のタイプの接続されたONTが呈する安定したBERに対して、現在のタイプのボードとの通信におけるわずかなBER増加によって識別することができる。
− 物理的欠陥:ONTの製造元またはタイプとは無関係に、所与のPONに属するONTのほとんどが、他のPON中で発生する普通の挙動に対して、有意にかつ高く増加するBERを呈する。所与のPONに対する、影響を受けるONTの数に応じて、このような物理的欠陥の可能性ある場所を推論することができる。概念的には、図6に示すように、物理的欠陥は、いくつかのONTと所与のOLTとの間における高いBER増加によって識別することができる。このような欠陥の場所に関する推論も実施することができる。
− ボード欠陥(設計上の):種々の種類のONTに供給する所与のタイプのボードが、それらが接続されたPONのほとんどにおいて、わずかだが有意に増加するビット誤り率(BER)を呈するが、そのとき、同様のPON中の他のタイプのボードについては特に問題がない。概念的には、図2に示すように、設計上の欠陥を呈するボード(ここではタイプA)は、他のボードに接続されたONTが呈する低い安定したBERに対して、それらのONTのほとんどとの通信におけるわずかなBER増加によって識別することができる。
− 破損/損傷したボード:種々の種類のONTに供給する特定のボードが、それぞれの特定のPONにおいて、わずかだが有意に増加するビット誤り率(BER)を呈するが、そのとき、同じタイプのボードは、それらのBERのそのような有意な増加を呈しない。図3に示すように、破損したボードは、それらが同じタイプからのものであろうとなかろうと、他のボードに接続されたONTが呈する低い安定したBERに対して、それぞれのPONに属するそのONTのほとんどとの通信におけるわずかなBER増加によって識別することができる。
− ONT欠陥(設計上の):種々の種類のボードタイプによって供給される所与のタイプのONTが、それらが接続されたPONのほとんどにおいて、わずかだが有意に増加するビット誤り率(BER)を呈するが、そのとき、同様のPON中の他のタイプのONTについては特に問題がない。概念的には、図4に示すように、欠陥を呈するONTタイプは、他のタイプの接続されたONTが呈する低い安定したBERに対して、ほとんどのボードとの通信におけるわずかなBER増加によって識別することができる。
− 所与のタイプのONTと所与のタイプのボードとの間の相互運用性問題:種々のPON中で、わずかだが有意に増加するビット誤り率(BER)が見られるが、そのとき、同様のPON中の他のタイプのボードおよびONTについては特に問題がない。概念的には、図5に示すように、所与のタイプのボードと所与のタイプのONTとの間の相互運用性問題は、他のタイプの接続されたONTが呈する安定したBERに対して、現在のタイプのボードとの通信におけるわずかなBER増加によって識別することができる。
− 物理的欠陥:ONTの製造元またはタイプとは無関係に、所与のPONに属するONTのほとんどが、他のPON中で発生する普通の挙動に対して、有意にかつ高く増加するBERを呈する。所与のPONに対する、影響を受けるONTの数に応じて、このような物理的欠陥の可能性ある場所を推論することができる。概念的には、図6に示すように、物理的欠陥は、いくつかのONTと所与のOLTとの間における高いBER増加によって識別することができる。このような欠陥の場所に関する推論も実施することができる。
この実施形態はBERパラメータのみに依拠するが、他のパラメータ、例えばビット誤りカウンタ(BEC)を個別にまたは組み合わせて使用することも可能であることに留意されたい。
実地結果から学習されたこの知識を考慮して、問題間を区別するためのエキスパートシステムを提案することが可能になり、したがって、PON動作データに基づく診断エンジンを提供することが可能になる。診断エンジンの構築および使用は、すでに先に触れたように、以下のように分割することができる:
− データ収集。ネットワーク全体にわたるPON動作パラメータおよび構造情報を収集することができる。
− 訓練段階。オフラインで実施することもできる。診断を実施できるエキスパートシステムを提供するためにどのように動作パラメータを組み合わせるかを学習する。このようなエキスパートシステムは、決定木、ベイジアンネットワーク、または多変量分類技法を使用して実現することができる。
− テスト段階。選択されたポートの、次に得られる動作パラメータが、訓練されたエキスパートシステムに診断の受取りを要求する。
− データ収集。ネットワーク全体にわたるPON動作パラメータおよび構造情報を収集することができる。
− 訓練段階。オフラインで実施することもできる。診断を実施できるエキスパートシステムを提供するためにどのように動作パラメータを組み合わせるかを学習する。このようなエキスパートシステムは、決定木、ベイジアンネットワーク、または多変量分類技法を使用して実現することができる。
− テスト段階。選択されたポートの、次に得られる動作パラメータが、訓練されたエキスパートシステムに診断の受取りを要求する。
実際には、この障害検出方法を実行する診断エンジンによって生み出され使用されるエキスパートシステムは、以下の動作パラメータを入力として使用して設計される:
− BER=a log10(BERus)+b log10(BERds)、0≦a、b≦1
− BERdiff=a log10(BERus[t]−BERus[t−k])+b log10(BERds[t]−BERds[t−k])、0≦a、b≦1、k≧0
− ONTtype
− OLTtype
− Board type
− ONT port IDentifier
− OLT port IDentifier
− Board IDentifier
次いでこれらが組み合わされて、PON動作データからの、根本的原因の診断出力が返される。これらの診断出力は、機器課題、相互運用性問題、物理的欠陥場所などを含む。このような診断エンジンの可能な一実装形態の表現が、図7に図式化されている。同図において、エキスパートシステムESの入力は、3つの異なるタイプの動作パラメータにあり、これらはそれぞれ、機器タイプに関係する動作パラメータについてのIN−PARAM−EQ、サービス品質に関係する動作パラメータについてのIN−PARAM−QoS、および、トポロジに関係する動作パラメータについてのIN−PARAM−TOPOである。これらの入力は、先に触れた、かつ特定のポートに属する、動作パラメータに対応する。種々の根本的原因を識別する適切な診断出力DIAG−OUT、すなわち、機器課題に関係する原因についてのOUT−EQ、相互運用性問題についてのOUT−INT、物理的欠陥についてのOUT−PHYならびに物理的欠陥の場所OUT−LOCを提供するために、エキスパートシステムEPは、訓練されなければならない。この目的で、ネットワーク全体にわたる動作パラメータを含むデータベースDBが使用される。
− BER=a log10(BERus)+b log10(BERds)、0≦a、b≦1
− BERdiff=a log10(BERus[t]−BERus[t−k])+b log10(BERds[t]−BERds[t−k])、0≦a、b≦1、k≧0
− ONTtype
− OLTtype
− Board type
− ONT port IDentifier
− OLT port IDentifier
− Board IDentifier
次いでこれらが組み合わされて、PON動作データからの、根本的原因の診断出力が返される。これらの診断出力は、機器課題、相互運用性問題、物理的欠陥場所などを含む。このような診断エンジンの可能な一実装形態の表現が、図7に図式化されている。同図において、エキスパートシステムESの入力は、3つの異なるタイプの動作パラメータにあり、これらはそれぞれ、機器タイプに関係する動作パラメータについてのIN−PARAM−EQ、サービス品質に関係する動作パラメータについてのIN−PARAM−QoS、および、トポロジに関係する動作パラメータについてのIN−PARAM−TOPOである。これらの入力は、先に触れた、かつ特定のポートに属する、動作パラメータに対応する。種々の根本的原因を識別する適切な診断出力DIAG−OUT、すなわち、機器課題に関係する原因についてのOUT−EQ、相互運用性問題についてのOUT−INT、物理的欠陥についてのOUT−PHYならびに物理的欠陥の場所OUT−LOCを提供するために、エキスパートシステムEPは、訓練されなければならない。この目的で、ネットワーク全体にわたる動作パラメータを含むデータベースDBが使用される。
この障害検出方法を実行する診断エンジンの利点は、以下のとおりである:
− 専門家ツールデータと相関させる必要も、メモリに記憶された光回線端末OLTまたは光ネットワーク端末ONTに関する前の情報と相関させる必要もない。
− 理論モデルは必要ない。学習は、ネットワーク全体にわたる実地データから実施される。
− 測定値と専門家ツールデータとを比較するための統計手法は必要ない。
− 所与の光ネットワーク端末ONTに対して(または所与のOLTのONTに対してさえも)、定期的な測定は必要ない。単一ポートの一時的な分析ではなく、ネットワーク全体にわたるスナップショット手法が使用される。
− 所与の光回線端末OLTポート(ならびにその全てのONT)に限定されず、ネットワーク全体にわたる手法に焦点が合わせられる。これにより、ある特定の光回線端末OLTポート上で発生する問題だけでなく、機器および相互運用性の問題に関してより広い結論が可能である。
− 専門家ツールデータと相関させる必要も、メモリに記憶された光回線端末OLTまたは光ネットワーク端末ONTに関する前の情報と相関させる必要もない。
− 理論モデルは必要ない。学習は、ネットワーク全体にわたる実地データから実施される。
− 測定値と専門家ツールデータとを比較するための統計手法は必要ない。
− 所与の光ネットワーク端末ONTに対して(または所与のOLTのONTに対してさえも)、定期的な測定は必要ない。単一ポートの一時的な分析ではなく、ネットワーク全体にわたるスナップショット手法が使用される。
− 所与の光回線端末OLTポート(ならびにその全てのONT)に限定されず、ネットワーク全体にわたる手法に焦点が合わせられる。これにより、ある特定の光回線端末OLTポート上で発生する問題だけでなく、機器および相互運用性の問題に関してより広い結論が可能である。
最後に、以上では、本発明の実施形態を機能ブロックの点から述べている。上に提供したこれらのブロックの機能上の記述から、電子デバイス設計の当業者には、どのようにこれらのブロックの実施形態をよく知られた電子コンポーネントによって製造できるかが明らかであろう。したがって、機能ブロックの内容の詳細なアーキテクチャは提供しない。
本発明の原理を特定の装置に関して上述したが、この記述は、添付の特許請求の範囲で定義される本発明の範囲に対する限定としてではなく、単に実施例として提供するものであることを、明確に理解されたい。
Claims (14)
- 通信システムにおける光ネットワークのための障害検出方法であって、
− 前記光ネットワークの動作パラメータを収集するステップと、
− 前記光ネットワークの構造に関する情報を収集するステップと、
− 構造情報および動作パラメータを分析する診断エンジンによって診断出力を提供するステップと、
− 前記診断出力から光ネットワーク障害を導出するステップとを含むことを特徴とする、障害検出方法。 - 収集された動作パラメータおよび収集された構造情報をデータベース(DB)に記憶するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の障害検出方法。
- 前記動作パラメータが、前記光ネットワーク中で使用される機器に関係することを特徴とする、請求項1に記載の障害検出方法。
- 前記動作パラメータが前記光ネットワークのサービス品質に関係することを特徴とする、請求項1に記載の障害検出方法。
- 前記動作パラメータが前記光ネットワークのアーキテクチャに関係することを特徴とする、請求項1に記載の障害検出方法。
- 前記診断出力が、前記診断エンジンによって、決定木を使用して生成されることを特徴とする、請求項1に記載の障害検出方法。
- 前記診断出力が、前記診断エンジンによって、ベイジアンネットワークを使用して生成されることを特徴とする、請求項1に記載の障害検出方法。
- 前記診断出力が、前記診断エンジンによって、多変量分類技法を使用して生成されることを特徴とする、請求項1に記載の障害検出方法。
- 前記光ネットワークの構造に関する情報を収集する前記ステップがオフラインで実施されることを特徴とする、請求項1に記載の障害検出方法。
- 通信システムの光ネットワークにおける障害検出のための診断エンジンであって、
前記光ネットワークの、動作パラメータと構造に関する情報とを収集するように構成され、診断出力を提供するように構成され、診断出力から光ネットワーク障害が導出されることを特徴とする、診断エンジン。 - 前記動作パラメータと前記構造情報とを記憶するように構成されたデータベース(DB)に関連することを特徴とする、請求項10に記載の診断エンジン。
- 決定木またはベイジアンネットワーク技法に従って動作することを特徴とする、請求項10に記載の診断エンジン。
- 多変量分類技法に従って動作することを特徴とする、請求項10に記載の診断エンジン。
- ネットワークアナライザの一部を形成することを特徴とする、請求項10に記載の診断エンジン。
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