JP5188273B2 - ケーブル支持具 - Google Patents

ケーブル支持具 Download PDF

Info

Publication number
JP5188273B2
JP5188273B2 JP2008149317A JP2008149317A JP5188273B2 JP 5188273 B2 JP5188273 B2 JP 5188273B2 JP 2008149317 A JP2008149317 A JP 2008149317A JP 2008149317 A JP2008149317 A JP 2008149317A JP 5188273 B2 JP5188273 B2 JP 5188273B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
support
fixed
connecting device
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008149317A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009296822A (ja
Inventor
和之 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2008149317A priority Critical patent/JP5188273B2/ja
Publication of JP2009296822A publication Critical patent/JP2009296822A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5188273B2 publication Critical patent/JP5188273B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

本発明は、ケーブル接続装置から延出するケーブルを支持するケーブル支持具に関する。
従来、ケーブルを架設する際に、中継や分岐のためにケーブル同士を接続することが行われており、ケーブル同士の接続部分には、該ケーブルの端部を収容した状態で固定するケーブル接続装置が設けられる。かかるケーブル接続装置としては、電柱間に架け渡されるメッセンジャーワイヤに吊り下げられるクロージャと呼ばれるものや、電柱に固定される接続箱といった種々のものがある。
これらケーブル及びケーブル接続装置は空中に架設されることが多いが、風による揺れや振動を受けると、ケーブルとケーブル接続装置との境界部分に曲げや捩れによる負荷が集中的に作用しやすく、その部分でケーブルが損傷したり接続状態が悪化してしまうおそれがある。このような問題点を解決すべく、ケーブル接続装置からケーブルが延出する部分にケーブルを支持する構造を備えたケーブル接続装置が提案されている(例えば、特許文献1等)。
特開平6−102572号公報
ところで、電柱は工事等の事情によって移設されることがあり、電柱の移設の際にはケーブル及び上記したケーブル接続装置も併せて移設されることとなる。この場合、ケーブルやケーブル接続装置には、架設された状態でケーブルが受ける際に受ける風による揺れや振動等に比べてはるかに大きい曲げ等による外力が加えられることとなる。
ところが、特許文献1のようなケーブル支持構造では、このような大きな外力には対応することができない。このため、現状では、移設作業の際に、ケーブル接続装置の移設を行う作業員の他、ケーブルが曲がったり捩れたりするのを防止すべく、ケーブルを保持する作業員やケーブル接続装置からケーブルが延出する部分(いわゆるケーブル入線口の部分)を保持する作業員といったように、多数の作業員が動員されている。
このような状況では、作業にかかる手間や費用が莫大なものとなってしまう。しかも、ケーブル接続装置が高所に配置される場合には、高所作業車も多数必要となるため、作業性が非常に悪くなってしまうという問題もある。
さらに、接続箱の場合には、接続箱自体が非常に重量物であるという問題だけでなく、多数のケーブルを接続する関係上接続箱から延出するケーブルが多数存在するという問題もある。従って、接続箱を移設する際は、ケーブルを接続箱から一旦外し、接続箱を移設した上で、ケーブル同士を接続箱の内部において接続し直すという手順で作業を行う必要もある。この場合には、作業のために回線を停止させる必要がある。
そこで、本発明は、例えばケーブル接続装置を移設する際など、ケーブルやケーブル接続装置に過大な外力が作用する場合でも、ケーブルの損傷や接続状態の悪化を防止することができ、しかも、同じ向きに延出するケーブルの位置が異なる様々なケーブル接続装置に対応することのできるケーブル支持具を提供することを目的とする。
本発明に係るケーブル支持具は、ケーブル同士を内部で接続するケーブル接続装置に固定されるとともに、該ケーブル接続装置から同じ向きに延出する複数のケーブルをそれぞれ支持する複数の支持体と、各支持体の位置を、ケーブル接続装置から延出する各ケーブルの位置に応じて変更可能な位置調整手段とを備える支持本体部を備え、前記位置調整手段は、支持体同士の間に配置されるとともに支持体同士を相互にスライド可能に支持するレールと、支持体をレールに固定するための固定部材とを備えることを特徴とする。
上記構成からなるケーブル支持具によれば、ケーブル接続装置から延出する複数のケーブルの位置がケーブル接続装置によって異なっていても、各支持体の位置を変更することで、様々なケーブル接続装置に対応することができる。
また、前記支持体は、ケーブルに付勢状態で接触する弾性体える構成が好ましい。
このようにすれば、ケーブル支持具に作用した外力を弾性体に吸収させることができるため、ケーブルが損傷することを効果的に防止することができる。
また、前記支持体は、ケーブル接続装置から同じ向きに延出する各ケーブルと交差する方向にスライド可能になっている構成が好ましい。
このようにすれば、前記支持体をスライドさせることによって、前記支持体の位置を容易に調整することができる。

また、前記支持体は、ケーブルを挟持する態様で支持する構成が好ましい。
このようにすれば、ケーブル接続装置を移設する作業を行う際に、ケーブル支持具からケーブルが脱落するのを好適に防止することができる。
本発明の一態様として、前記ケーブル接続装置に相対変位不能に固定される基部をさらに備え、前記支持本体部は、基部に固定するための固定体をさらに備え、前記位置調整手段は、支持体と固定体との間に配置されるとともに固定体に一体的に形成され且つ支持体をスライド可能に支持するレールをさらに備えるようにすることもできる。
この場合、前記支持体は、ケーブルを挟ませ且つ開放させることができるように、互いに離間可能な一対の支持片を備え、前記固定体は、前記基部を挟ませ且つ開放させることができるように、互いに離間可能な一対の固定片を備え、レールは、一方の支持片同士の間、他方の支持片同士の間、一方の支持片と一方の固定片との間、及び、他方の支持片と他方の固定片との間に配置されるようにすることができる。
また、前記基部は、ケーブル接続装置を囲む包囲部を備え、該包囲部は、ケーブル接続装置を出し入れすべく、一部を開放可能に構成されるようにすることもできる。
以上のように、本発明によれば、例えばケーブル接続装置を移設する際など、ケーブルやケーブル接続装置に過大な外力が作用する場合でも、ケーブルの損傷や接続状態の悪化を防止することができ、しかも、同じ向きに延出するケーブルの位置が異なる様々なケーブル接続装置に対応することができる。
以下に、本発明に係るケーブル支持具の実施形態について、図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係るケーブル支持具1は、図1に示すように、ケーブルC,C同士を内部で接続するケーブル接続装置Aに固定されるものであり、該ケーブル接続装置Aから同じ向きに延出する複数のケーブルC,C…をそれぞれ支持する複数のケーブル支持部2,2…を有する。
以下では、ケーブル支持具1の説明に先立って、ケーブルC及びケーブル接続装置Aについて説明する。
ケーブルCとしては、光ケーブル等の通信ケーブルや電力ケーブル等が考えられるが、以下の説明では、光ケーブルを例に説明することとする。光ケーブルは、光ファイバを被覆した心線や、敷設時の張力を受け止めるテンションメンバ等の部材を備えるものである。
ケーブル接続装置Aは、内部にケーブルを接続するための構造を備えた容器である。具体的には、光ケーブル用のケーブル接続装置Aは、前記光ケーブルのテンションメンバを保持して光ケーブルを固定した上で、前記心線(即ち、光ファイバ)同士を接続する。
かかる光ケーブル用のケーブル接続装置Aとしては、一般にクロージャと呼ばれるものが周知である。このケーブル接続装置Aは、ケーブルC,C同士を直線状に接続するものであり、接続されるケーブルC,Cがケーブル接続装置Aの内部から外方へそれぞれ反対方向に延出する。また、ケーブル接続装置Aは、直方体状の概略形状を有し、ケーブル接続装置Aから同じ向きに延出する各ケーブルC,Cは、概略直方体形状を有するケーブル接続装置Aの平坦な外周面と平行な直線上の位置からそれぞれ延出する。なお、ケーブル接続装置Aには、架空用のものや地中用のものがあり、架空用のものは、電柱間に架け渡されるメッセンジャワイヤと呼ばれる支持用の線材に吊り下げられる。なお、図1は、架空用のケーブル接続装置Aを下方から見上げた状態を示すものである。
次に、第1実施形態の特徴的部分であるケーブル支持具1について、図1を用いて説明する。
ケーブル支持具1は、前記各ケーブル支持部2の位置を、ケーブル接続装置Aから延出する各ケーブルC,Cの位置に応じて変更可能に構成される。また、前記ケーブル支持部2は、ケーブル接続装置Aから同じ向きに延出する各ケーブルC,Cに交差する方向に並んで配置され、且つ、該方向に沿って位置を調整可能に構成される。
具体的に説明すると、ケーブル支持具1は、ケーブル接続装置Aに相対変位不能に固定される基部10と、前記ケーブル支持部2が設けられる支持本体部20とで構成される。
前記基部10は、中央部にケーブル接続装置Aが配置されるとともに、その両側に支持本体部20,20が配置されるものである。即ち、前記ケーブル支持部2(支持本体部20)は、ケーブルCが延出する方向(即ち、延出方向)を基準としてケーブル接続装置Aの前方及び後方に配置され、前後のケーブル支持部2(支持本体部20)の間にケーブル接続装置Aが配置される。なお、前記支持本体部20は、ケーブル接続装置Aを間にしてそれぞれ二つずつ配置されるものであるが、一つずつ配置されるものや、3つ以上配置されるものであってもよい。
また、基部10は、前記両側の支持本体部20,20間を結ぶ方向(長手方向)の寸法が、それと直交する方向(幅方向)の寸法よりも長い全体形状を有する。具体的には、前記基部10は、枠体によって構成される。また、ケーブル接続装置Aは、ケーブルCの延出方向と前記基部10の長手方向とが沿うように配置される。
また、前記基部10は、ケーブル接続装置Aを囲む包囲部11を長手方向中央部に備える。該包囲部11は、その内部に配置されるケーブル接続装置Aを容易に出し入れすることができるように、一部を開放可能に構成される。具体的には、前記包囲部11は、互いに回転可能に連結される包囲片12,12によって構成され、包囲片12,12同士はヒンジ部13によって連結される。そして、前記基部10の長手方向両側部は、前記支持本体部20を取り付ける取付部として機能する。
次に、前記支持本体部20について、図2及び図3を用いて説明する。支持本体部20は、前記ケーブル支持部2が設けられる支持体30と、該支持体30の位置を調整可能な位置調整手段40とを備える。なお、前記支持本体部20には支持体30が二つ設けられるものであるが、ケーブル接続装置Aから延出するケーブルCの本数に応じて3つ以上設けられるものであってもよい。
前記支持体30は、対向する一対の支持片31,31によって構成される。該一対の支持片31,31は、ケーブルCを挟む態様で支持するものであり、ケーブルCを挟ませ且つ開放させることができるように、互いに離間可能に構成される。
また、各支持片31,31にはケーブルCの外形に対応した凹部32が形成され、一対の支持片31,31を対向させた際に各支持片31,31の凹部32,32によって形成される空間部がケーブルCを支持する部分となる。前記凹部32は、断面半円形状を有し、各支持片31,31を対向させると断面円形状の空間部が形成される。また、支持体30には、ケーブルCに付勢状態で接触するゴムパッキン等の弾性体33が設けられる。具体的には、該弾性体33は、前記支持片31の凹部32の端面部に配置される。
また、前記支持本体部20は、前記基部10に対して着脱可能に取り付けられるものであり、その端部には支持本体部20自体を基部10に固定するための固定体50が備えられる。該固定体50は、対向する一対の固定片51,51によって構成される。一対の固定片51,51は、基部10を挟む態様で取り付けられるものであり、基部10に対して着脱可能とすべく、離間可能に構成される。
前記位置調整手段40は、前記支持体30をスライド可能とするものであり、具体的には、支持体30をスライド可能に支持するレール41によって構成される。該レール41は、支持体30を案内するガイド体として機能するものである。また、支持体30は、ケーブルの延出方向と交差する方向(具体的には、ケーブルCの直交方向、若しくは、基部10の幅方向)にスライド可能に構成される。そして、位置調整手段40は、前記支持体30をレール41に対して固定するための固定部材42を備える。位置調整手段40は、前記支持体30を所定の位置で固定可能に構成される。具体的には、レール41には予め設定された位置に固定部材42に係止される被係止部が設けられており、固定部材42に係止されることで支持体30が位置決めされる。該被係止部は、具体的には、固定部材42を挿通するための挿通孔として設けられる。
また、前記位置調整手段40は、前記支持体30,30間の間隔、及び、支持体30と固定体50との間隔を調整するように構成されるものであり、支持体30,30同士の間、及び、前記支持体30と固定体50との間に前記レール41が配置される。そして、前記支持体30には、レール41が挿入されるレール挿入部34が設けられ、該レール挿入部34は支持体30のスライド方向両側に形成される。また、前記固定体50には、レール41が一体的に形成される。
なお、前記支持片31と位置調整手段40と固定片51とは、一組の部材(本体部片)60を構成しており、前記支持本体部20は、かかる本体部片60,60を対向させて構成される。即ち、前記支持体30及び固定体50は、各本体部片60,60の支持片31,31及び固定片51,51同士が組み合わさることによって構成される。また、一対の本体部片60,60は、互いに回転可能に連結されるものであり、一端側の各固定片51,51にこれら一対の本体部片60,60を連結するヒンジ部61が設けられる。
また、ケーブル支持具1は、前記支持本体部20を基部10に取り付けた状態でロックするロック機構62を備える。該ロック機構62は、一対の支持片31,31同士を一体化させた状態にロックするロック機構としても機能するものでもあり、同様に、一対の固定片51,51同士を一体化させた状態にロックするロック機構としても機能するものである。具体的には、前記ロック機構62は、固定体50に設けられ、例えば、ねじ等の連結部材によって構成される。
また、図4に示すように、ケーブル支持具1は、基部10をケーブル接続装置Aに相対変位不能に固定する固定手段70を備える。該固定手段70は、包囲部11の内部に配置されるケーブル接続装置Aに圧接する圧接部材71を用いて構成される。該圧接部材71は包囲部11に対して相対変位可能に設けられており、ケーブル接続装置Aの大きさに応じて、包囲部11の内方に進出若しくは退避するように構成される。
以上のように、第1実施形態に係るケーブル支持具1によれば、例えばケーブル接続装置Aを移設する際など、ケーブルCやケーブル接続装置Aに過大な外力が作用する場合でも、ケーブルCの損傷や接続状態の悪化を防止することができ、しかも、同じ向きに延出するケーブルCの位置が異なる様々なケーブル接続装置Aに対応することができる。
即ち、上記構成によれば、各ケーブル支持部2の位置を、ケーブル接続装置Aから延出する各ケーブルC,Cの位置に応じて変更可能に構成されるため、ケーブル接続装置Aから延出する複数のケーブルC,Cの位置がケーブル接続装置Aによって異なっていても、各ケーブル支持部2の位置を変更することで、様々なケーブル接続装置Aに対応することができる。
また、前記ケーブル支持部2には、ケーブルCに付勢状態で接触する弾性体33が備えられるため、ケーブル支持具1に作用した外力を弾性体33に吸収させることができ、ケーブルCが損傷することを効果的に防止することができる。
また、前記ケーブル支持部2は、ケーブル接続装置Aから同じ向きに延出する各ケーブルCと交差する方向にスライド可能な支持体30に設けられるため、支持体30をスライドさせることによって前記ケーブル支持部2の位置を容易に調整することができる。
また、前記ケーブル支持部2は、ケーブルCを挟持する態様で支持するため、ケーブル接続装置Aを移設する作業を行う際に、ケーブル支持具1からケーブルCが脱落するのを好適に防止することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。ただし、第1実施形態と共通する構成に関しては同一符号を用いることとし、説明を割愛する。
第2実施形態に係るケーブル支持具101は、図5に示すように、いわゆる接続箱とよばれる箱型のケーブル接続装置A’に用いられるものである。このケーブル接続装置A’は、ケーブルCが内部から外方へ一方向にのみ延出するものである。かかるケーブル接続装置A’は、電柱の高さ方向に沿って取り付けられるものであり、具体的には、ケーブルCがケーブル接続装置A’の下面から下方に向かって延出する。なお、図5は、電柱(図示しない)に取り付けられたケーブル接続装置A’を下方から見上げた状態を示すものである。
ケーブル支持具101は、前記各ケーブル支持部2の位置を、ケーブル接続装置A’から延出する各ケーブルC,Cの位置に応じて変更可能に構成される。また、前記ケーブル支持部2は、ケーブル接続装置Aから同じ向きに延出する各ケーブルC,Cに交差する方向に並んで配置され、且つ、該方向に沿って位置を調整可能に構成される。
また、ケーブル支持具101は、ケーブル接続装置A’に相対変位不能に固定される基部110と、前記ケーブル支持部2が設けられる支持本体部120とで構成される。
前記基部110は、使用される際に上方に位置する部分にケーブル接続装置A’が取り付けられるとともに、下方に位置する部分に支持本体部が配置されるものである。なお、前記支持本体部120は、二つ設けられるものであるが、一つのみ設けられるものや、3つ以上設けられるものであってもよい。
前記支持本体部120は、基部110から立ち上がるように設けられ、前記ケーブル支持部2は、支持本体部120のうち基部110側とは反対側の先端部に設けられる。具体的には、支持本体部120は、板状の概略形状を有する。
次に、前記支持本体部120について、図6及び図7を用いて説明する。支持本体部120は、ケーブルCを包囲する支持体130と、該支持体130とを受け止める受け体180と、前記支持体130の位置を調整可能な位置調整手段140とを備える。前記支持体130と受け体180とは、対向させて配置され、それらの間に配置される前記ケーブルCを挟む。また、支持本体部120には、前記支持体130及び位置調整手段140を間に挟んで配置される固定体150を備える。なお、前記支持本体部120には支持体130が3つ設けられるものであるが、その個数はケーブル接続装置A’から延出するケーブルCの本数に応じて適宜変更可能であり、2つであっても4つ以上であってもよい。
前記支持体30は、前記受け体180と対向する位置に凹部132を有する。該凹部は、受け体180から離間する方向に凹んで形成される。そして、支持体130と受け体180とを対向させた際に支持体130の凹部132と受け体180との間に形成される空間部がケーブルを支持する部分となる。また、支持体130には、ケーブルCに付勢状態で接触するゴムパッキン等の弾性体33が設けられる。具体的には、該弾性体33は、前記支持体130の凹部132の端面部に配置される。
前記位置調整手段140は、前記支持体130をスライド可能とするものであり、具体的には、支持体130をスライド可能に支持するレール141によって構成される。そして、位置調整手段140は、前記支持体130をレール141の所定の位置で固定するための固定部材142を備える。前記レール141は、前記固定体150間に配置され、その両端部が両側の固定体150にそれぞれ支持される。そして、前記支持体130には、レール41が挿入されるレール挿入部34が設けられ、該レール挿入部134は支持体130を貫通する態様で形成される。
なお、前記支持体130と位置調整手段140と固定体150とは、一組の部材(本体部片)160を構成しており、前記支持本体部120は、かかる本体部片160と前記受け体180とを対向させて構成される。また、前記本体部片160は、受け体180に対して回転可能に連結されるものであり、一端側の固定体150に前記本体部片160を連結するヒンジ部161が設けられる。
また、ケーブル支持具101は、支持体130と受け体180との間でケーブルCを支持した状態にロックするロック機構162を備える。具体的には、該ロック機構162は、例えば、固定体150に設けられる鉤状部材によって構成される。
なお、基部110をケーブル接続装置A’に固定する前記固定手段は、特に図示しないが、ケーブル接続装置に基部を固定できるものであればどのようなものであってもよく、例えは縛って一体化するための紐材や、ケーブル接続装置A’の背面に存在する何らかの突起部分を係止するための係止部によって構成されるものであってもよい。
以上のように、第2実施形態に係るケーブル支持具101によれば、いわゆる接続箱とよばれる箱型のケーブル接続装置に対して好適に用いることができる。また、上記ケーブル支持具101における支持本体部120によれば、支持本体部120が本体部片160と受け体180とで構成されるものであり、ケーブル支持部2の位置を変更するためには、本体部片60を構成する支持体130の位置のみ調節すればよいため、取り扱いが非常に簡便である。また、前記複数の支持体130は共通のレール141に挿通状態で支持されるため、支持本体部120の構造を簡素化することができる。
なお、本発明に係るケーブル支持具は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記第1実施形態においては、前記基部10と支持本体部20とは別部材であったが、一体化させて設けられたものであってもよい。
また、上記第1実施形態においては、隣接する支持体30,30同士はこれらと別部材で設けられるレール41によって連結されるものであったが、図8に示すように、レール241がいずれか一方の支持片231と一体化して設けられるものであってもよい。また、図示はしないが、固定片にレール挿入部が設けられ、該固定片にレールが挿入されるものであってもよい。
また、上記第1実施形態においては、固定体50を構成する一対の固定片51,51が基部10を挟んだ状態で該基部10に固定されるものであったが、固定体50が基部10を挟む一対の固定片51,51によって構成されるものである必要はない。例えば、図9に示すように、支持本体部を構成する一対の本体部片360A,360Bのうち一方の本体部片360Aの固定体350のみが基部10に固定されるものであってもよい。
また、ケーブル支持部の位置を変更可能とする構成としては、上記各実施形態のように支持体をスライドさせるものに限定されず、種々のものが考えられる。例えば、ケーブル支持部が設けられる支持体間にスペーサを配置されるものであり、該スペーサの大きさを変更することにより、ケーブル支持部の位置が変更されるものであってもよい。さらに、スペーサを用いる代わりに、大きさの異なる支持体を複数用いるものであってもよい。
また、上記第1実施形態においては、一対の本体部片60,60同士が互いに回転可能に連結されるものであったが、図10に示すように、一対の本体部片460,460がねじ等の連結部材462,462によって連結されることにより、分離可能に構成されるものであってもよい。これは、第2実施形態にも当てはまり、本体部片が受け体に対して分離可能に構成されるものであってもよい。
また、前記ケーブル支持部2は、ケーブルCを挟持する態様で支持するものに限られず、ケーブルCを保持する態様で支持するものであってもよい。そのような支持体としては、例えば、図11に示すように、ケーブルCを抜け止め状態で保持する凹部532を備える支持体530が考えられる。該凹部532には、支持したケーブルCが容易に脱落しないように抜け止めする抜け止め手段533が設けられる。具体的には、該抜け止め手段は、凹部の開口部分を狭めるように突出する突起として設けられる。
また、前記位置調整手段40におけるレール41に設けられる被係止部は、固定部材42を挿通するための挿通孔として設けられるものであったが、被係止部は、これに限定されるものではなく、例えば、レールの表面に幅方向に複数形成された溝等によって構成されるものであってもよい。さらには、レールには被係止部が形成されず、固定部材がレールに圧接することで、支持体を任意の位置で固定可能に構成されるものであってもよい。
本発明の第1実施形態に係るケーブル支持具をケーブル接続装置に取り付けた状態の斜視図を示す。 同実施形態に係るケーブル支持具の支持本体部の正面図を示す。 図2に示す支持本体部を構成する本体部片同士を離間させた状態を示す。 同実施形態に係るケーブル支持具における包囲部の側面図を示す。 本発明の第1実施形態に係るケーブル支持具をケーブル接続装置に取り付けた状態の斜視図を示す。 同実施形態に係るケーブル支持具の支持本体部の正面図を示す。 図6に示す支持本体部を構成する本体部片同士を離間させた状態を示す。 本発明の他の実施形態に係るケーブル支持具の支持本体部の正面図を示す。 本発明の他の実施形態に係るケーブル支持具の支持本体部を構成する本体部片同士を離間させた状態の正面図を示す。 本発明の他の実施形態に係るケーブル支持具の支持本体部の正面図を示す。 本発明の他の実施形態に係るケーブル支持具の支持本体部の正面図であって、(A)は、全体図を示し、(B)は、支持体の拡大図を示す。
符号の説明
1…ケーブル支持具、2…ケーブル支持部、10…基部、11…包囲部、12…包囲片、13…ヒンジ部、20…支持本体部、30…支持体、31…支持片、32…凹部、33…弾性体、34…レール挿入部、40…位置調整手段、41…レール、42…固定部材、50…固定体、51…固定片、60…本体部片、61…ヒンジ部、62…ロック機構、70…固定手段、71…圧接部材、101…ケーブル支持具、110…基部、120…支持本体部、130…支持体、132…凹部、134…レール挿入部、140…位置調整手段、141…レール、142…固定部材、150…固定体、160…本体部片、161…ヒンジ部、162…ロック機構、180…受け体、231…支持片、241…レール、350…固定体、360A,360B…本体部片、460,460…本体部片、462…連結部材、530…支持体、532…凹部、533…抜け止め手段、A,A’…ケーブル接続装置、C…ケーブル

Claims (7)

  1. ケーブル同士を内部で接続するケーブル接続装置に固定されるとともに、
    該ケーブル接続装置から同じ向きに延出する複数のケーブルをそれぞれ支持する複数の支持体と、各支持体の位置を、ケーブル接続装置から延出する各ケーブルの位置に応じて変更可能な位置調整手段とを備える支持本体部を備え、
    前記位置調整手段は、支持体同士の間に配置されるとともに支持体同士を相互にスライド可能に支持するレールと、支持体をレールに固定するための固定部材とを備えることを特徴とするケーブル支持具。
  2. 前記支持体は、ケーブルに付勢状態で接触する弾性体えることを特徴とする請求項1に記載のケーブル支持具。
  3. 前記支持体は、ケーブル接続装置から同じ向きに延出する各ケーブルと交差する方向にスライド可能になっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のケーブル支持具。
  4. 前記支持体は、ケーブルを挟持する態様で支持することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のケーブル支持具。
  5. 前記ケーブル接続装置に相対変位不能に固定される基部をさらに備え、
    前記支持本体部は、基部に固定するための固定体をさらに備え、
    前記位置調整手段は、支持体と固定体との間に配置されるとともに固定体に一体的に形成され且つ支持体をスライド可能に支持するレールをさらに備える請求項1から4のいずれか一項に記載のケーブル支持具。
  6. 前記支持体は、ケーブルを挟ませ且つ開放させることができるように、互いに離間可能な一対の支持片を備え、
    前記固定体は、前記基部を挟ませ且つ開放させることができるように、互いに離間可能な一対の固定片を備え、
    レールは、一方の支持片同士の間、他方の支持片同士の間、一方の支持片と一方の固定片との間、及び、他方の支持片と他方の固定片との間に配置される請求項5に記載のケーブル支持具。
  7. 前記基部は、ケーブル接続装置を囲む包囲部を備え、該包囲部は、ケーブル接続装置を出し入れすべく、一部を開放可能に構成される請求項5又は6に記載のケーブル支持具。
JP2008149317A 2008-06-06 2008-06-06 ケーブル支持具 Expired - Fee Related JP5188273B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008149317A JP5188273B2 (ja) 2008-06-06 2008-06-06 ケーブル支持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008149317A JP5188273B2 (ja) 2008-06-06 2008-06-06 ケーブル支持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009296822A JP2009296822A (ja) 2009-12-17
JP5188273B2 true JP5188273B2 (ja) 2013-04-24

Family

ID=41544406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008149317A Expired - Fee Related JP5188273B2 (ja) 2008-06-06 2008-06-06 ケーブル支持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5188273B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03296298A (ja) * 1990-04-16 1991-12-26 Hitachi Ltd ケーブル固定機構
JPH10271652A (ja) * 1997-03-27 1998-10-09 Masaki Nomura ケーブル及びそのケーブル中継機器の取付構造
JP2003240969A (ja) * 2002-02-15 2003-08-27 Mitsubishi Cable Ind Ltd コードの接続部収納具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009296822A (ja) 2009-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7747125B1 (en) Structured fiber optic cassette with multi-furcated cable access
AU2012225855B2 (en) Cable strain relief clamping devices and methods for using the same
US6810193B1 (en) Cassette for receiving optical waveguides with overlengths and fiber splices
US9913397B2 (en) Device, cable guide device, and cable holding member
JP2009015322A (ja) 光分配フレームのためのラック
US20200233168A1 (en) Fiber optic management device
US20160033056A1 (en) Enclosure hanger assembly and cable management system
US9151920B2 (en) High density optics and electronics enclosure housing system with cable management
KR200409251Y1 (ko) 광케이블 단자함
US6853796B2 (en) Cable termination device with a clamped retention member
JP5188273B2 (ja) ケーブル支持具
CA2848160A1 (en) Splice tray rail system
CA2962559A1 (en) Apparatus and method for inserting optical fibers into tubes
AU2009231088B2 (en) Cable housing and method for receiving optical fibers and fibers of a fiber optic cable
US9513438B2 (en) Portable fiber optic splicer
CA2614937A1 (en) Optical fiber distribution device
JP2012053132A (ja) 光ファイバクロージャ、支持線および光ファイバケーブルの保持構造
EP2369387A1 (en) Cable attachment device, cable attachment means and panel for the cable attachment device
JP2020134742A (ja) 光成端箱
KR200457959Y1 (ko) 광 케이블 접속 장치
KR200457881Y1 (ko) 광 케이블 접속 장치
EP2163926A1 (en) A holding system provided with a cassette comprising a holder for holding optical fibre connections
JP6265482B2 (ja) 光ケーブル接続用クロージャ
KR101400547B1 (ko) 통합형 밴드케이블
JP6598648B2 (ja) ケーブル保持部材および電気電子機器収納用箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5188273

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees