JP5186957B2 - ネットワーク中継装置、通信システムおよびネットワーク中継方法 - Google Patents

ネットワーク中継装置、通信システムおよびネットワーク中継方法 Download PDF

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本発明は、複数の通信装置が直列に接続されてなる通信ネットワークに対して信号の中継を行うネットワーク中継装置、このようなネットワーク中継装置を備えた通信システムおよびネットワーク中継方法に係わり、特に通信ネットワークを構成する通信装置に送出する信号に時間的な制限があるときに好適なネットワーク中継装置、通信システムおよびネットワーク中継方法に関する。
図14は、監視装置が幾つかの被監視装置と通信を行う本発明に関連する通信システムの一例を表わしたものである。この通信システム100は、監視装置101がGNE(Gateway Network Element:ゲートウェイ・ネットワーク要素)装置102を介して、第1〜第nのNE(Network Element:ネットワーク要素)装置1031〜103nから成る被監視ネットワーク104に接続されている。
このような通信システム100で、監視装置101はGNE装置102および第1〜第nのNE装置1031〜103nとの間の通信をコネクション型通信で行っている。また、被監視ネットワーク104を構成する第1〜第nのNE装置1031〜103nは、これらの間で順にデータを転送する転送機能を備えている。したがって、監視装置101はたとえば第1〜第nのNE装置1031〜103nのうちの第Xの任意のNE装置103X(ただし1≦X≦n)の監視を行うときには、この第XのNE装置103Xに対して監視結果の送出の要求を送信する。この要求は、GNE装置102から第1のNE装置1031、第2のNE装置1032と順に転送されて第XのNE装置103Xにまで転送される。
第XのNE装置103Xは、監視装置101の監視要求を受信すると、自装置の監視結果を、図示しない第X−1のNE装置103X-1に転送する。この転送された監視結果は、監視の要求とは逆方向に順に被監視ネットワーク104内を転送され、最終的に監視装置101まで送出されることになる。
図14に示したような通信システム100では、監視結果の送出の要求が被監視ネットワーク104内の任意の第XのNE装置103Xに送り出されたとき、送出元の監視装置101は第XのNE装置103Xから応答が予め定めた一定時間内に行われるか否かを監視する。そして、この一定時間内に行われなかった場合にはコネクションが確立できないので、監視が不可能である旨の警報を発出するようにしている。
通信システム100が比較的帯域の狭いネットワークで構成されているとする。このような場合、監視装置101がGNE装置102および第1〜第nのNE装置1031〜103nと通信を行う際に、通信帯域の枯渇が生じやすい。通信帯域の枯渇が生じた場合には帯域を超過した分のパケットは廃棄されるか、その状況が正常に回復するまで送出を待機させられる。パケットが廃棄された場合にはそのパケットについて再送が試みられるが、これによって信号の遅延が発生する。通信帯域の枯渇が生じ得るような状況では、被監視ネットワーク104内の監視装置101から比較的距離の近いNE装置ほど通信に伴う遅延が少なくなる傾向がある。したがって、監視装置101から比較的距離の近いNE装置に通信帯域が優先的に占有される傾向がある。
たとえば第1のNE装置1031は監視装置101から最も距離が近く、第nのNE装置103nは監視装置101から最も遠距離に位置する。したがって、第nのNE装置103nは通信に伴う遅延が最大となり、通信の応答が最も遅くなって、監視装置101との通信ができなくなる可能性が高くなる。このような通信環境では、幾回か再送を繰り返すと警報の発出の可能性も高くなる。
なお、このような通信システム100では、第1〜第nのNE装置1031〜103nの間でデータが順に転送されるようになっているので、これらの通信装置間で個別に優先度を設定することで特定の通信装置における遅延を解消することはできない。また、データの転送を行うパケットの種別や、通信アドレスで優先度を決定することで通信帯域の占有の不均衡を是正することもできない。
そこで、本発明に関連する技術として、パケットごとに送達希望時刻を示すラベルを付けてそれぞれの宛先の通信装置に応答を指示する提案が存在している(たとえば特許文献1参照)。この提案では、送信先ごとに送達希望時刻のラベルを付けることになるので、リアルタイム性の高いデータから低いデータまで最適な優先度でルーティング処理が可能になる。たとえば監視装置101に近く、監視装置101から自装置までのパケットの転送回数がより少なくて済む第1のNE装置1031は被監視ネットワーク104内の他の通信装置よりも時間的に余裕を持って応答を行うことができる。また、監視装置101から遠く、被監視ネットワーク104内でパケットの転送回数が多くなる第nのNE装置103nのような通信装置は、第1のNE装置1031のような監視装置101に近い装置が応答を待機している時間を利用して、送達希望時刻までに応答を済ませることができる。
特開2000−78188号公報(第0016段落、第0017段落、図2)
しかしながら、この提案の技術では、監視装置101やGNE装置102が被監視ネットワーク104内に送出するパケットのそれぞれに送達希望時刻のラベルを付けて送信を行う必要がある。したがって、パケットの送出側も、これを受け取る第1〜第nのNE装置1031〜103nも、送受信のためのデバイスとして特別なものを必要とする。また、監視装置101やGNE装置102は、第1〜第nのNE装置1031〜103nのそれぞれに対して送達希望時刻を適正に算出する必要があり、通信システムの構成が煩雑となるだけでなく、管理も面倒であった。
そこで本発明の目的は、複数の通信装置が直列に接続されてなるネットワークと通常の信号を用いて、これらの各通信装置に対する信号の到達時間を管理できるネットワーク中継装置、通信システムおよびネットワーク中継方法を提供することにある。
本発明では、(イ)互いに信号の転送機能を備えた複数の通信装置が直列に接続されてなる通信ネットワークの一端と接続されるネットワーク接続手段と、(ロ)このネットワーク接続手段から前記した複数の通信装置のいずれかを宛先として送り出される信号を、その順序整列して出力するために設けられた先入れ先出し記憶手段と、(ハ)この先入れ先出し記憶手段から出力される信号をネットワーク接続手段から順次前記したネットワークに送り出す信号送出手段と、(ニ)先入れ先出し記憶手段に格納されているそれぞれの信号を前記した複数の通信装置と対比しこれらの通信装置に到達されるべき時刻との関係で信号の再配置が必要か否かを判別する再配置要否判別手段と、(ホ)この再配置要否判別手段が再配置を必要と判別したとき先入れ先出し記憶手段に格納されている信号のうち必要とされる信号の出力順序を必要な範囲で変更する先入れ先出し記憶手段内順序変更手段と、先入れ先出し記憶手段に特定の宛先の信号が偏在しているかを判別する特定宛先偏在判別手段とをネットワーク中継装置に具備させ、先入れ先出し記憶手段内順序変更手段は、特定宛先偏在判別手段が特定の宛先の信号が偏在していると判別したときこれらの信号を早く出力される順序に変更する
また、本発明では、(イ)互いに信号の転送機能を備えた複数の通信装置が直列に接続されてなる通信ネットワークと、(ロ)この通信ネットワークにおける前記した複数の通信装置に対して応答を要求する応答要求信号を随時発生させる信号要求源と、(ハ)この信号要求源から出力される応答要求信号を受信する応答要求信号受信手段と、この応答要求信号受信手段の受信した応答要求信号を、その順序整列して出力するために設けられた先入れ先出し記憶手段と、この先入れ先出し記憶手段から出力される応答要求信号を通信ネットワークに順次送り出す信号送出手段と、先入れ先出し記憶手段に格納されているそれぞれの応答要求信号を前記した複数の通信装置と対比しこれらの通信装置に到達されるべき時刻との関係で信号の再配置が必要か否かを判別する再配置要否判別手段と、この再配置要否判別手段が再配置を必要と判別したとき先入れ先出し記憶手段に格納されている応答要求信号のうち必要とされる信号の出力順序を必要な範囲で変更する先入れ先出し記憶手段内順序変更手段と、先入れ先出し記憶手段に特定の宛先の信号が偏在しているかを判別する特定宛先偏在判別手段と、通信ネットワークから応答要求信号に応答する応答信号が送られてきたときこれを信号要求源に送出する応答信号送出手段とを備えたネットワーク中継装置とを通信システムに具備させ、先入れ先出し記憶手段内順序変更手段は、特定宛先偏在判別手段が特定の宛先の信号が偏在していると判別したときこれらの信号を早く出力される順序に変更する
更にまた、本発明では、(イ)互いに信号の転送機能を備えた複数の通信装置が直列に接続されてなる通信ネットワークの前記した複数の通信装置のいずれかを宛先として送り出される信号を、その順序整列して出力するための先入れ先出し記憶手段に順次格納する先入れ先出し記憶手段格納ステップと、(ロ)先入れ先出し記憶手段に特定の宛先の信号が偏在しているかを判別する特定宛先偏在判別ステップと、)この先入れ先出し記憶手段格納ステップで格納されたそれぞれの信号を前記した複数の通信装置と対比しこれらの通信装置に到達されるべき時刻との関係で信号の再配置が必要か否かを判別する再配置要否判別ステップと、()この再配置要否判別ステップで再配置を必要と判別したとき先入れ先出し記憶手段に格納されている信号のうち必要とされる信号の出力順序を必要な範囲で変更する先入れ先出し記憶手段内順序変更ステップと、()先入れ先出し記憶手段から出力される信号をネットワークに順次送り出す信号送出ステップとをネットワーク中継方法に具備させ、先入れ先出し記憶手段内順序変更ステップは、特定宛先偏在判別ステップが特定の宛先の信号が偏在していると判別したときこれらの信号を早く出力される順序に変更する

以上説明したように本発明によれば、送信を行うまでの信号を一時的に蓄える送信バッファを先入れ先出し記憶手段として構成する一方で、通信装置と先入れ先出し記憶手段に格納された信号を対応付けて、先入れ先出し記憶手段内での信号の配置を必要に応じて変更できるようにした。これにより、信号自体に特別の情報を付け加えておく必要がなく、既存の信号のフォーマットをそのまま適用できるという効果がある。しかも、互いに信号の転送機能を備えた複数の通信装置が直列に接続されてなる通信ネットワークで、信号の入出力する側と反対側の近傍に配置される通信装置であっても、先入れ先出し記憶手段内での信号の再配置を行うことで、通信ネットワーク内の位置に係らず信号の到達時間の不利を解消することも可能である。
図1は、本実施の形態における通信システムの概要を表わしたものである。この通信システム200は、通信ネットワーク201とこれに対して所定の信号の返答を要求する信号要求源202と、これら通信ネットワーク201と信号要求源202の間に配置された中継装置203によって構成されている。
図2は、中継装置に接続された通信ネットワークを具体的に表わしたものである。通信ネットワーク201は、第1〜第nの通信装置2111〜211nが直列に接続された構成となっている。第1〜第nの通信装置2111〜211nは、共に隣接する他の装置に自装置に関係しない信号を転送する機能を備えている。したがって、たとえば中継装置203が第Xの通信装置211X(ただし1≦X≦n)に宛てた信号は、第1の通信装置2111にまず送られ、ここから順次転送されて、第Xの通信装置211Xまで送られる。
この転送されてきた信号が返答を要求する信号であれば、第Xの通信装置211Xが作成した返答用の信号は、今度は第1の通信装置2111の方向に順に転送される。第1の通信装置2111は、このようにして得られた第Xの通信装置211Xの返答用の信号を中継装置203に送出する。中継装置203はこれを信号要求源202(図1)に送出する。
ところで、本実施の形態では、中継装置203が通信ネットワーク201を構成する第1〜第nの通信装置2111〜211nのそれぞれに宛てた信号の到達までの時間を調整することができる。また、信号要求源202が第1〜第nの通信装置2111〜211nのいずれかに返答を要求する信号を送信し、タイムアウトの生じる前に返答用の信号が信号要求源202に受信されることを要求した場合、中継装置203は往路と復路の双方の時間を調整して、この要求に応える機能を備えている。
図3は、このような中継装置の内部回路としての基本的な構成を示したものである。図1および図2と共に説明する。中継装置203は、図2に示した通信ネットワーク201を構成する第1の通信装置2111と接続するネットワーク接続部221を備えている。通信ネットワーク201に送出する信号は、このネットワーク接続部221に接続された信号送出部222から送出される。信号送出部222の前段には、先入れ先出し(FIFO)記憶部223が備えられている。
先入れ先出し記憶部223は、図1に示した信号要求源202から送られてきた信号のうちの通信ネットワーク201方向に中継すべきものを図示しない回路部分で取り出した後の信号224を順次格納し、原則としてはこの格納が早く行われたものから順番に信号送出部222に送り込むようになっている。再配置要否判別部225は、先入れ先出し記憶部223に格納されている各信号について、これらの宛先が通信ネットワーク201を構成する第1〜第nの通信装置2111〜211nのいずれであるかをチェックする。この結果、たとえば、これらの信号の中に第Xの通信装置211Xに宛てたものがあり、この信号を先入れ先出し記憶部223に格納された順番で出力すると、予め定めた時刻までに第Xの通信装置211Xに到達しないということが判別されたものとする。
このような場合、再配置要否判別部225は、先入れ先出し記憶部223に格納された信号の順番(配置)を変更する必要があると判別する。そこで、再配置要否判別部225は先入れ先出し記憶部内順序変更部226に割込処理227を行わせて、先入れ先出し記憶部223における第Xの通信装置211Xを宛先とする信号の出力の優先順位を上げさせる。これにより、中継装置203を経た信号は、この例では第Xの通信装置211Xに対して所望の時間内に到達することができるようになる。
再配置要否判別部225は、通信ネットワーク201内における信号の遅延状況を勘案したり、あるいは通信ネットワーク201に送出する信号が送信に失敗して再送される信号であるといった事情を基にして、該当する信号の再配置による迅速な送信が必要であるかどうかといった状況を判別することになる。送信バッファとしての先入れ先出し記憶部223に多くの信号が格納されていて、通信ネットワーク201にこれらの信号を送出する段階で通信帯域の枯渇のおそれが生じてくる場合がある。通信帯域の枯渇によって信号が廃棄される通信システムであれば、廃棄を避けなければならない信号を再配置により上位に繰り上げて、通信帯域が実際に枯渇する前にその信号の送出を完了させることも有効である。
また、再配置要否判別部225が同時に異なった複数の通信装置211の再配置を必要と判別する場合には、これらの通信装置211の個々の事情を考慮してこれらの中で優先順位を定める。たとえば第2の通信装置2112と第nの通信装置211nの双方が再配置を必要とされた場合、中継装置203から遠い方の第nの通信装置211nの優先度をより高めることは配慮されてよい。これは、第nの通信装置211nに信号が到達するまでに第2の通信装置2112よりも多くの転送処理を受け、その分だけ到達に要する時間が長くなるからである。
ところで、図1に示した信号要求源202が返答を要求する信号を第Xの通信装置211Xを宛先として送信し、タイムアウトの生じる前に返答用の信号が信号要求源202に受信されることを要求したとする。この場合、中継装置203は、返答を要求する信号が、ある時間内に該当する第Xの通信装置211Xに到達するように調整すると共に、中継装置203に返ってきた信号が信号要求源202に到達するまでの時間も調整する必要がありえる。中継装置203と信号要求源202の間の伝送路の帯域が伝送される信号に比して狭いような場合にはその必要性が高くなる。
ネットワーク接続部221に接続された信号受信部228は、通信ネットワーク201から送られてきた信号を受信すると共に、信号の送信の箇所で説明した先入れ先出し記憶部223と同様の図示しない先入れ先出し記憶部にこの信号を格納する。そして、再配置要否判別部225と同様の図示しない再配置要否判別部で再配置の要否を判別し、信号要求源202に早急にその信号を送信する必要がある場合には先入れ先出し記憶部内順序変更部226と同様の図示しない先入れ先出し記憶部内順序変更部でこの信号の送出の優先順位を上げることになる。
<実施の形態1>
図4は本発明の実施の形態1として通信システムの構成を具体的に表わしたものである。この通信システム300では、システムの監視を行う監視装置301が、1または複数の被監視ネットワークに対する中継を行うGNE(Gateway Network Element)装置302と接続されている。図4でGNE装置302は、この例で第1の被監視ネットワーク303にのみ接続されている。第1の被監視ネットワーク303は、GNE装置302と接続された第1のNE(Network Element)装置3041を一端に配置し、他端の第nのNE装置を開放端としたn台の直列接続されたNE装置で構成されている。
図5は、GNE装置の構成の概要を表わしたものである。GNE装置302は、パケットの転送先の制御を行うプロトコル部311を備えている。プロトコル部311はLAN(Local Area Network)ポート用の大通信部312と、DCC(Data Communication Channel)ポート用の第1〜第mの小通信部3131〜313mを接続している。ここで、大通信部312はたとえば100Mbps(メガビット/秒)の通信速度で図4に示した監視装置301と通信を行うために使用されるようになっている。これに対して第1〜第mの小通信部3131〜313mは、192kbps(キロビット/秒)または576kbpsといった低速の通信速度であり、被監視ネットワークと通信を行うようになっている。この実施の形態1では、第1の小通信部3131が第1の被監視ネットワーク303との通信に使用されている。したがって、第2〜第mの小通信部3132〜313mは本実施の形態1で使用されない。
図6は、第1のNE装置の構成を表わしたものである。第2〜第nのNE装置3042〜304nは、第1のNE装置3041と構成が基本的に同一である。そこで、これらの構成の図示は省略する。
第1のNE装置3041は、パケットの転送先の制御を行うプロトコル部321と、送受信を兼用した1つの小通信部323を備えている。小通信部323における図示しない受信部は、前段の通信装置から送られてきたパケットを受け取り、これが自装置宛のものであれば受信して処理する。他の装置宛のものであれば、これを後段の通信装置(NE装置)に転送する。第nのNE装置304nの場合には、後段の通信装置が存在しないので、自装置宛以外のパケットは廃棄される。
一方、小通信部323における図示しない送信部は、後段の通信装置からパケットが転送されてきた場合には、これを前段の通信装置に転送する。また、自装置が図4に示すGNE装置302を経由する形で監視装置301に応答を返す場合には、そのパケットを前段の通信装置に送出する。第1のNE装置3041の場合には、前段の通信装置はGNE装置302となる。第nのNE装置304nの場合には、後段の通信装置が存在しないので、自装置の応答を図示しない前段の第n−1のNE装置304n-1に送出する通信のみが行われることになる。
図7は、GNE装置の第1の被監視ネットワークに関係する箇所を具体的に表わしたものである。GNE装置302のプロトコル部311に接続された第1の小通信部3131は、受信バッファ331を介して受信部332と接続されると共に、パケットの送信の順序を制御する送信制御部333と接続されている。送信制御部333は、送信バッファ334を介して送信部335と接続されている。また、GNE装置302は装置全体を制御する制御部341を備えている。制御部341は、CPU(Central Processing Unit)342と、その制御のための制御プログラムを格納したメモリ343を備えている。メモリ343は、CPU342が制御プログラムを実行するときに使用される各種のデータを一時的に格納するメモリ領域としても使用される。送信制御部333は、制御部341のCPU342が制御プログラムを実行することによってソフトウェア的に実現する機能部である。もちろん、送信制御部333は、制御部341とは別にCPUやその制御プログラムを格納するメモリを備える構成となっていてもよい。
図8は、第1のNE装置を更に具体的に表わしたものである。第1のNE装置3041内のプロトコル部321は、小通信部323内の受信バッファ351を介して受信部352と接続され、また、送信バッファ353を介して送信部354と接続されている。また、第1のNE装置3041は装置全体を制御する制御部356を備えている。制御部356は、CPU357と、その制御のための制御プログラムを格納したメモリ358を備えている。メモリ358は、CPU357が制御プログラムを実行するときに使用される各種のデータを一時的に格納するメモリ領域としても使用される。
ところで、この通信システム300では、図4に示した監視装置301と第1の被監視ネットワーク303を中継する役割のGNE装置302が、パケットの転送状況を把握する。そして、パケットの転送に偏りが生じている場合には、これらのパケットの一部を優先して送信する優先制御を行うことで、通信の偏りを解消して帯域の枯渇が生じにくいような制御を行うようになっている。
図9は、GNE装置におけるこのような優先制御の原理を表わしたものである。受信部332はパケットを受信すると、受信バッファ331にその順序でこれらを格納する。そして、通信時のそれぞれの宛先によってプロトコル部311が転送先としての送信先を順に決定する。決定された送信先は、送信制御部333を介してメモリ343内の所定の作業領域に第1〜第nのNE装置3041〜304nのいずれかの宛先を示すアドレス情報として順に記憶される。また、これらの宛先に転送されるパケットは、順に送信バッファ334に格納される。送信バッファ334は、先入れ先出し(FIFO)メモリのように、原則的には先着順にパケットを送信するためのメモリ領域である。
ところで、送信制御部333は送信バッファ334にパケットを格納する処理を行う一方で、この送信バッファ334の状態を監視している。そして、その格納状態、すなわち未送信のパケットの総量から、帯域の枯渇の生じる限界量に近い所定のしきい値を超過するかどうかをチェックする。たとえば、このしきい値は、帯域の枯渇の生じる限界量の80パーセントに設定される。
送信バッファ334内のパケットの総量がしきい値を超えない場合、これらのパケットは帯域の枯渇で廃棄されることなく、比較的短時間に送信部335による送信処理が行われる。したがって、このとき送信バッファ334に格納されているパケットに起因して、図4に示した監視装置301が監視が不可能である旨の警報を発出することはない。
これに対して、送信バッファ334内のパケットの総量がしきい値を超えている場合、そのパケットが帯域の枯渇によって廃棄される可能性がある。この場合、該当するパケットが先に同様に廃棄された結果として生成された再送パケットであるような場合、これをそのままの状態で送信バッファ334内に格納しておくと、廃棄が再度行われたときの遅延が加算され、その結果として監視装置301が警報を発出する可能性がある。そこで、このような状況にあるパケットが送信バッファ334内に格納されている場合、あるいは格納される場合、送信制御部333はそのパケットの送出の順序を変更する操作を行う。
この操作は、送信バッファ344から優先的に送信部335に送り出される位置に、該当するパケットを割り込ませること(割込処理361)により実現される。なお、この割込処理361は送信制御部333が実行する。この結果、割り込みによって処理の優先されたパケットは送信部335で第1の被監視ネットワーク303に向けて遅滞なく送信される。
図10は、以上のような処理を実現するための送信制御部の処理の様子を表わしたものである。図9と共に説明する。送信制御部333は第1の被監視ネットワーク303に送信するパケットの受信(ステップS401)と、送信バッファ334内のパケットの総量が所定のしきい値を超えているか(ステップS402)の監視を行っている。
パケットを受信した場合には(ステップS401:Y)、そのパケットについて前記したようにプロトコル部311が決定した宛先のアドレス(第1〜第nのNE装置3041〜304nのアドレス)と、再送パケットであるかどうかのデータをメモリ343内の送信待機状態にあるパケットの状態を記録する領域に記録する(ステップS403)。ここで、再送パケットとは、受信したパケットが送信バッファ334に入れられたものの、帯域が枯渇した状態となってそのパケットの送信が廃棄され、再度、送信が試みられるパケットをいう。再送パケットであるかどうか、あるいは再送が何回試みられるパケットであるかは、メモリ343内の前記した領域を管理することによっても判別することができる。
以上のステップS403の処理が終了したら、送信制御部333は該当するパケットを送信バッファ334に格納する(ステップS404)。送信バッファ334は、通常の場合、先に格納したものから先に送信部335に送り出されるようになっているので、最後尾のパケットとして格納されることになる。なお、ステップS403の処理とステップS404の処理はどちらが先に行われてもよい。該当するパケットについてステップS403およびステップS404の処理が共に終了すると、処理は再びステップS401に戻される(リターン)。
一方、送信バッファ334内のパケットの総量が所定のしきい値を超えていると送信制御部333が判別した場合(ステップS402:Y)、送信部335から送り出されるパケットが帯域の枯渇によって送出が不可能になって廃棄される事態が生じるおそれがある。そこで、この場合、送信制御部333は送信バッファ334内で送信待ちとなっているパケットと同一の宛先をメモリ343内の前記した領域から検索する(ステップS405)。そして、再送の有無を示すデータと付き合わせることで、送信バッファ334内に再送パケットが存在するかどうかを判別する(ステップS406)。
この結果、再送パケットが送信バッファ334内に存在しない場合には(N)、この送信バッファ334に何らの処理も行うことなく、ステップS401に処理を戻す(リターン)。これは、送信バッファ334に格納されたパケットに廃棄が万一発生しても、このパケットを所定の遅延時間以内に再送することができれば、監視装置301が監視が不可能である旨の警報を発出するに至らないということを前提としている。
これに対して、送信バッファ334内に格納されたパケットに再送パケットが存在した場合には(ステップS406:Y)、割込処理361によってそのパケットを送信のための最優先の順位に変更する(ステップS407)。このとき、たとえば図4に示す第nのNE装置304nに送信するパケットが送信バッファ334内に複数存在した場合には、滞留時間の最も長いパケットを最も高い優先順位に変更することになる。
また、しきい値を超えた時点で送信バッファ334内に第1の被監視ネットワーク303内の複数のNE装置304を宛先とする再送パケットが存在した場合には、GNE装置302から遠い順にこれらのパケットが最高の優先順位から順に並ぶように順位を変更する。たとえば第1のNE装置3041と第2のNE装置3042が同一回数の再送パケットとして存在していた場合には、第2のNE装置3042を最高の優先順位に変更し、第1のNE装置3041を2番目に高い優先順位に変更する。これは、第1〜第nのNE装置3041〜304nがパケットの受信から応答のためのパケットの送出までの処理時間が共に同一であると仮定したとき、GNE装置302から遠い通信装置ほどパケットの転送処理に要する時間が余計に掛かるので、遠い通信装置ほど優先順位を上げる必要があるからである。
したがって、監視装置301が第1〜第nのNE装置3041〜304nの個々について警報の発出までの時間を異なったものに定めていたり、第1〜第nのNE装置3041〜304nのそれぞれの要求パケットの受信から応答パケットの送信までに要する時間が異なるような場合、送信制御部333はこれらの事情を考慮して優先順位の変更を行うことができる。
<発明の第1の変形例>
図11は、ネットワークの中継を行うGNE装置に被監視ネットワークを構成する複数のNE装置がループ状に接続された通信システムを本発明の実施の形態1の第1の変形例として表わしたものである。図5に示したGNE装置302の第1の小通信部3131に接続された第1のポートP1には、第1の被監視ネットワーク303の一端に配置された第1のNE装置3041の一端が接続されている。また、GNE装置302の図示しない第2の小通信部3132に接続された第2のポートP2には、第1の被監視ネットワーク303の他端に配置された第nのNE装置304nの一端が接続されている。第1のNE装置3041の他端と第nのNE装置304nの他端との間には、第2〜第n−1のNE装置3042〜304n-1が数珠繋ぎに接続されており、全体としてループ形状となっている。なお、この「ループ形状」は、各NE装置304が数珠繋ぎに接続されていることからも明らかなように、複数の通信装置が「直列に接続」されている1つの形態である。
このような構成の通信システム300Aでは、監視装置301が第1の被監視ネットワーク303の第1〜第nのNE装置3041〜304nのいずれかに送出する要求パケットは、GNE装置302の第1および第2の小通信部3131、3132に入力する。そして、第1の小通信部3131からは第1のNE装置3041を先頭に第nのNE装置304nの方向に要求パケットが転送される。また、第2の小通信部3132からは第nのNE装置304nを先頭に第1のNE装置3041の方向に同一の要求パケットが転送される。第1〜第nのNE装置3041〜304nは、いずれかの方向から受信された要求パケットに対して、応答パケットを送出すればよい。
ここで、第1〜第nのNE装置3041〜304nがパケットの送受信に関してすべて同一の特性を持った通信装置であると仮定し、かつ第1〜第nのNE装置3041〜304nが共にパケットの転送に関して何らの障害も発生していないものとする。監視装置301が第1〜第nのNE装置3041〜304nに対して行う要求パケットの送出に何らの偏りも発生させていない場合、値「2m」が値「n」に等しいとすると、この通信システム300Aは第mのNE装置304mと第m+1のNE装置304m+1の間の伝送路501を切断したものと実質的に等しい動作を行う。この場合には、伝送路501を切断して、第1の被監視ネットワーク303を第1および第2の被監視ネットワークとしてもよい。
しかしながら、GNE装置302の第1および第2の小通信部3131、3132が図9および図8で説明したように送信バッファ334内のパケットの送出順序を変更したり、廃棄パケットやこれに伴う再送パケットが発生するような場合がある。このような場合や第1〜第nのNE装置3041〜304nの一部の転送経路に障害が発生した場合には、第1の被監視ネットワーク303をループ形状でGNE装置302に接続する利点がある。
<発明の第2の変形例>
図12は、本発明の実施の形態1の第2の変形例による通信システムを表わしたものである。図4に示した実施の形態1では通信システム300に1台のGNE装置302が存在したが、監視装置301に直列に第1および第2のGNE装置3021、3022等の複数の中継装置が接続されていてもよい。この図12に示した通信システム300Bの例では、第1のGNE装置3021が監視装置301に対しては第1A〜第nAのNE装置304A1〜304Anの送信制御のみならず、図5の大通信部312に対応する伝送路511に送出される応答パケットについての第1B〜第nBのNE装置304B1〜304Bn等の他の被監視ネットワークの送信制御も併せて行うことになる。
なお、図4に示した通信システム300では、GNE装置302のみが配下の、あるいは自装置よりも下流方向の複数のNE装置におけるパケットの送信制御を行ったが、これに限定されるものではない。たとえば、図4で第1〜第n−1のNE装置3041〜304n-1が同様に自装置よりも下流側に対してパケットの送出の優先制御を行うことも可能である。
また、図4に示した実施の形態1とは異なり、図5に示した第1〜第mの小通信部3131〜313mのそれぞれに独立して第1〜第mの被監視ネットワークを配置してもよい。この場合、パケットの送出についての優先順位の管理は第1〜第mの小通信部3131〜313mがそれぞれ対応するネットワークに対して行うことになる。
更に、図4に示した実施の形態1では送信バッファの優先順位を変更するための基準としてパケットの再送の有無および再送の回数を採用した。これに限らず、宛先の通信装置が送信バッファ内で偏在しているかどうかを判別の基準としてもよい。
<発明の第3の変形例>
図13は、ネットワーク内の優先順位を変更する本発明の実施の形態1の第3の変形例として、送信バッファ内のパケットのアドレスが偏在している場合の処理の要部を表わしたものである。図10と対比して説明する。図10ではそのステップS402で送信バッファ334(図9)内のパケットの容量が所定のしきい値を超過するかどうかを判別した。図13では、これと同様に送信等のための帯域が枯渇するおそれがあるかどうかをステップS601で判別する。枯渇のおそれがない場合には(N)、再び制御の先頭に戻る(リターン)ことになる。
これに対して、帯域が枯渇するおそれがある場合(ステップS601:Y)、送信バッファ334内に特定の宛先のパケットが偏在しているかどうかをチェックする(ステップS602)。第1〜第nのNE装置3041〜304nが宛先の対象となるものとし、この中でたとえば第nのNE装置304nを宛先とするパケットが他よりも極端に多かったとする。このような場合は、その通信端末に各種のデータを迅速に処理すべき緊急事態が発生している可能性がある。そこで、このような場合には送信バッファ334内における第nのNE装置304nのパケット全体の優先順位を上げる処理を行う(ステップS603)。
以上説明した実施の形態1では監視装置301とNE装置304の間にGNE装置302が介在した場合を説明したが、他の装置が中継あるいは優先順位の調整装置として介在してもよい。また、通信システムは監視装置301とNE装置304以外の通信装置で構成されるものであってもよいことは当然である。
本発明の実施の形態における通信システムの構成の概要を表わしたシステム構成図である。 本実施の形態における中継装置に接続された通信ネットワークを具体的に表わしたブロック図である。 本実施の形態における中継装置の基本的な構成を示したブロック図である。 本発明の実施の形態1として通信システムの構成の概要を具体的に表わしたシステム構成図である。 実施の形態1におけるGNE装置の構成の概要を表わしたブロック図である。 実施の形態1における第1のNE装置の構成を表わしたブロック図である。 実施の形態1におけるGNE装置の第1の被監視ネットワークに関係する箇所を具体的に表わしたブロック図である。 実施の形態1における第1のNE装置を更に具体的に表わしたブロック図である。 実施の形態1におけるGNE装置の優先制御の原理を示した説明図である。 実施の形態1における送信制御部の処理の様子を表わした流れ図である。 本発明の第1の変形例でGNE装置に複数のNE装置がループ状に接続された接続形態の通信システムを示すシステム構成図である。 本発明の第2の変形例における通信システムを表わしたシステム構成図である。 本発明の第3の変形例におけるネットワーク内の優先順位を変更する制御の要部を表わした流れ図である。 監視装置が幾つかの被監視装置と通信を行う本発明に関連する通信システムのシステム構成図である。
符号の説明
200、300、300A、300B 通信システム
201 通信ネットワーク
202 信号要求源
203 中継装置
301 監視装置
302、3021、3022 GNE装置
303 第1の被監視ネットワーク
304、304A、304B NE装置
311 プロトコル部
312 大通信部
313 小通信部
333 送信制御部
334 送信バッファ
335 送信部
342 CPU
343 メモリ

Claims (11)

  1. 互いに信号の転送機能を備えた複数の通信装置が直列に接続されてなる通信ネットワークの一端と接続されるネットワーク接続手段と、
    このネットワーク接続手段から前記複数の通信装置のいずれかを宛先として送り出される信号を、その順序整列して出力するために設けられた先入れ先出し記憶手段と、
    この先入れ先出し記憶手段から出力される信号を前記ネットワーク接続手段から順次前記ネットワークに送り出す信号送出手段と、
    前記先入れ先出し記憶手段に格納されているそれぞれの信号を前記複数の通信装置と対比しこれらの通信装置に到達されるべき時刻との関係で信号の再配置が必要か否かを判別する再配置要否判別手段と、
    この再配置要否判別手段が再配置を必要と判別したとき前記先入れ先出し記憶手段に格納されている信号のうち必要とされる信号の出力順序を必要な範囲で変更する先入れ先出し記憶手段内順序変更手段と、
    前記先入れ先出し記憶手段に特定の宛先の信号が偏在しているかを判別する特定宛先偏在判別手段と
    を具備し、
    前記先入れ先出し記憶手段内順序変更手段は、前記特定宛先偏在判別手段が前記特定の宛先の信号が偏在していると判別したときこれらの信号を早く出力される順序に変更することを特徴とするネットワーク中継装置。
  2. 前記再配置要否判別手段は前記信号が再送される信号であるか否かを判別する手段であり、前記先入れ先出し記憶手段内順序変更手段は前記再送される信号であると判別された信号を前記先入れ先出し記憶手段の最も早く出力される順序に変更する手段であることを特徴とする請求項1記載のネットワーク中継装置。
  3. 前記再配置要否判別手段は、前記先入れ先出し記憶手段に格納された信号の量が前記ネットワーク接続手段の前記通信ネットワークと接続する伝送路の通信帯域を枯渇させるおそれがあるかを所定のしきい値と比較することにより判別する通信帯域余裕度判別手段を具備することを特徴とする請求項1記載のネットワーク中継装置。
  4. 前記互いに信号の転送機能を備えた複数の通信装置が直列に接続されてなる通信ネットワークの一端と接続されるネットワーク接続手段は、更に前記通信ネットワークの他端と接続されており、前記信号送出手段は前記通信ネットワークの一端または他端から前記信号をこのネットワークに送り出すことを特徴とする請求項1記載のネットワーク中継装置。
  5. 前記互いに信号の転送機能を備えた複数の通信装置が直列に接続されてなる通信ネットワークの一端と接続されるネットワーク接続手段は複数存在し、それぞれが他の接続手段を介して接続されていることを特徴とする請求項1記載のネットワーク中継装置。
  6. 前記通信帯域余裕度判別手段が前記通信ネットワークと接続する伝送路の通信帯域を枯渇させるおそれがあると判別したとき、前記特定宛先偏在判別手段は、前記先入れ先出し記憶手段に特定の宛先の信号が偏在しているかを判別することを特徴とする請求項3記載のネットワーク中継装置。
  7. 前記再配置要否判別手段が前記複数の通信装置の2以上について信号の再配置を必要と判別したとき前記通信ネットワークの他端に近い側の通信装置に対応する信号の出力順位を優先する競合時優先出力手段を具備することを特徴とする請求項2または請求項3記載のネットワーク中継装置。
  8. 互いに信号の転送機能を備えた複数の通信装置が直列に接続されてなる通信ネットワークと、
    この通信ネットワークにおける前記複数の通信装置に対して応答を要求する応答要求信号を随時発生させる信号要求源と、
    この信号要求源から出力される応答要求信号を受信する応答要求信号受信手段と、この応答要求信号受信手段の受信した前記応答要求信号を、その順序整列して出力するために設けられた先入れ先出し記憶手段と、この先入れ先出し記憶手段から出力される応答要求信号を前記通信ネットワークに順次送り出す信号送出手段と、前記先入れ先出し記憶手段に格納されているそれぞれの応答要求信号を前記複数の通信装置と対比しこれらの通信装置に到達されるべき時刻との関係で信号の再配置が必要か否かを判別する再配置要否判別手段と、この再配置要否判別手段が再配置を必要と判別したとき前記先入れ先出し記憶手段に格納されている応答要求信号のうち必要とされる信号の出力順序を必要な範囲で変更する先入れ先出し記憶手段内順序変更手段と、前記先入れ先出し記憶手段に特定の宛先の信号が偏在しているかを判別する特定宛先偏在判別手段と、前記通信ネットワークから前記応答要求信号に応答する応答信号が送られてきたときこれを前記信号要求源に送出する応答信号送出手段とを備えたネットワーク中継装置
    とを具備し、
    前記先入れ先出し記憶手段内順序変更手段は、前記特定宛先偏在判別手段が前記特定の宛先の信号が偏在していると判別したときこれらの信号を早く出力される順序に変更することを特徴とする通信システム。
  9. 前記応答信号送出手段は、前記応答信号を受信する応答信号受信手段と、この応答信号受信手段の受信した前記応答信号を、その順序整列して出力するために設けられた先入れ先出し記憶手段と、この先入れ先出し記憶手段から出力される応答信号を前記信号要求源に順次送り出す信号送出手段と、前記先入れ先出し記憶手段に格納されているそれぞれの応答信号を前記複数の通信装置と対比しこれらの通信装置から前記信号要求源に到達されるべき時刻との関係で信号の再配置が必要か否かを判別する再配置要否判別手段と、この再配置要否判別手段が再配置を必要と判別したとき前記先入れ先出し記憶手段に格納されている応答信号のうち必要とされる信号の出力順序を必要な範囲で変更する先入れ先出し記憶手段内順序変更手段を具備することを特徴とする請求項8記載の通信システム。
  10. 前記信号要求源から送り出された前記応答要求信号に対する前記応答信号の返答までに要求される時間を基準に前記通信装置に到達されるべき時刻と前記信号要求源に到達されるべき時刻が設定されることを特徴とする請求項9記載の通信システム。
  11. 互いに信号の転送機能を備えた複数の通信装置が直列に接続されてなる通信ネットワークの前記複数の通信装置のいずれかを宛先として送り出される信号を、その順序整列して出力するための先入れ先出し記憶手段に順次格納する先入れ先出し記憶手段格納ステップと、
    前記先入れ先出し記憶手段に特定の宛先の信号が偏在しているかを判別する特定宛先偏在判別ステップと、
    前記先入れ先出し記憶手段格納ステップで格納されたそれぞれの信号を前記複数の通信装置と対比しこれらの通信装置に到達されるべき時刻との関係で信号の再配置が必要か否かを判別する再配置要否判別ステップと、
    この再配置要否判別ステップで再配置を必要と判別したとき前記先入れ先出し記憶手段に格納されている信号のうち必要とされる信号の出力順序を必要な範囲で変更する先入れ先出し記憶手段内順序変更ステップと、
    前記先入れ先出し記憶手段から出力される信号を前記前記ネットワークに順次送り出す信号送出ステップ
    とを具備し、
    前記先入れ先出し記憶手段内順序変更ステップは、前記特定宛先偏在判別ステップが前記特定の宛先の信号が偏在していると判別したときこれらの信号を早く出力される順序に変更することを特徴とするネットワーク中継方法。
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