JP5186531B2 - 磁気共鳴撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気共鳴撮像装置に関し、特に、脊柱部位の撮像について改良された特徴を有する多目的専用撮像装置に関する。
脊柱の撮像は、被検者の体重をその脊柱に負わせるために、被検者に直立の姿勢をとらせることが必要となる場合がある。水平方向に延びたベッド又はテーブルの上に横たえた被検者の姿勢において、脊柱は荷重のかかっていない理想的な状態にある。かくして、被検者が脊柱の病気に係わる典型的な症候を呈しているにもかかわらず、殆どの病理が明確に生じなかったり、検査が明確な結果をもたらさなかったり或いは否定的な結果をもたら
してしまうということがある。
実際、既知の磁気共鳴撮像装置は、磁気構造体が、該磁気構造体により定められる被検者検査スペース内に本体全部又は本体の殆どの部分を収容するいわゆるトータルボディースキャナ(total body scanners)を用いている。
米国特許第6,414,490号及び米国特許第6,504,371号は、上記のような種類の磁気共鳴撮像装置を開示している。その磁気構造体は、水平な磁場を生じるようにデザインされている。被検者は、キャリッジ上に装着されたベッド又はテーブルといった被検者位置決めデバイスによって検査スペース内に運ばれる。このベッド又はテーブルは更に水平軸の周りに傾けられるようになっており、これにより、垂直方向に対してベッ
ド又はテーブルに異なる方位を与えている。さらに、撮像対象である被検者の身体部位に焦点を合わせるため、ベッド又はテーブル又はキャリッジを、磁気構造体の二つの磁極の間で検査スペースに対して被検者を上下に変位させるエレベーターと連結させることもできる。
実際の上記撮像装置は非常に大きく、重く、高価である。大きくて重い磁気構造体は据え付けの問題がある。上記撮像装置が据え付けられる部屋は、該撮像装置の重量を支持できる床を有していなければならない。さらに、該部屋は該撮像装置を据え付けるに十分な大きさを有していなければならない。
また、上記被検者位置決めデバイスは、ベッド又はテーブルが傾斜可能で揺動可能であること、磁気構造体内で撮像スペースに対して被検者を変位させるエレベーターが必要であることなどから、比較的高価である。
一方、脊柱の解剖学上の範囲が非常に大きいものであったとしても、撮像における検査は、通常、脊柱の或る特定の部分についてだけ行われるものである。
本発明の目的は、従来のいわゆるトータルボディー装置(total body apparatus)と比較して、より小さい磁気構造体を有するとともに、様々な条件下で脊柱の撮像を可能とする磁気共鳴撮像装置を提供することである。
本発明の別の目的は、磁気構造体の検査スペース内で被検者の位置決めをするデバイスについて、より簡単で安価なデバイスを有する磁気共鳴撮像装置を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、所望の解剖学上の範囲又は或る限定された範囲を検査スペース内に導くために、簡単な仕方で磁気構造体内の検査スペースに対して被検者身体を変位できるようにして、被検者身体の他の解剖学上の範囲に関する検査にも使用できる磁気共鳴撮像装置を提供することである。
本発明の一実施形態によれば、磁気共鳴撮像装置は、距離をおいて相対向する二つの磁極と該二つの磁極を接続する該二つの磁極に垂直な柱又は壁とを有する磁石と、前記二つの磁極の間の位置で前記二つの磁極のうちの一つとスライド可能に連結され、前記二つの磁極に実質的に平行に延長した被検者位置決めテーブルと、前記テーブルを前記磁石に対して変位させるドライブと、前記テーブルを前記磁石に対して選択した位置にロックする
ロックと、前記磁石を前記水平軸の周りに回転させるドライブと、を含む磁気共鳴撮像装置であって、前記二つの磁極は被検者撮像スペースを画定する相対向する二つの壁を定め、相対向する該二つの壁は、垂直面に対して実質的に垂直な実質的平行面に沿って延長しており、前記テーブルは該テーブルの縦軸に平行な方向で前記磁石に対してスライド可能になっており、前記磁石は前記垂直な柱又は壁の中心の水平軸に沿って回転可能に支持さ
れており、前記テーブルは、前記磁石が前記水平軸の周りに回転する時にテーブルが該磁石と共に回転するように、該磁石に連結されており、前記磁石と前記テーブルは、該二つの磁極と該テーブルが実質的に水平である位置から該二つの磁極と該テーブルが実質的に垂直である位置まで回転可能になっており、前記磁石と前記テーブルの回転が前記ロックによりロックされる。
本発明の一実施形態によれば、磁気共鳴撮像方法は、磁気構造体と被検者用テーブルを用いる磁気共鳴撮像方法であって、該磁気構造体は、互いに間隔をおいて配置されて垂直面に対して実質的に垂直に方位付けされて被検者撮像スペースを定める二つの対向する磁極を有し、前記テーブルは、該二つの磁極の間で該磁気構造体に対して縦方向にスライド可能に該二つの磁極のうちの一つへ固定され、前記二つの磁極に平行に方位付けされると
ともに、その一端にフットレストを有しており、前記磁気構造体と前記テーブルが共に、前記テーブルの縦軸に垂直でかつ前記テーブルに平行な軸の周りに回転可能となっており、前記磁気共鳴撮像方法は、テーブルが実質的に水平な状態である被検者位置決め位置で、磁気構造体をテーブルと共に回転させる工程と、テーブルの一部分が磁気構造体の外側に存在する終端位置へテーブルをスライドさせる工程と、被検者をテーブル上の横臥位置
に配置する工程と、磁気構造体が被検者の身体の部位に正しく中心合わせされるまで、テーブルをその縦軸に沿って磁気構造体に対してスライドさせる工程と、テーブルが水平でない位置又は垂直でない位置で、テーブルを磁気構造体に対してロックする工程と、撮像を実行する工程と、テーブルが実質的に水平になる位置まで磁気構造体をテーブルと共に回転させる工程と、テーブルの一部分が磁気構造体の外側に存在する二つの位置のうちの一つの位置へテーブルをスライドさせ、被検者をテーブルから降ろす工程と、を含む。
本発明の別の実施形態によれば、磁気共鳴撮像方法は、磁気構造体とテーブルとテーブル支持構造体を用いる磁気共鳴撮像方法であって、該磁気構造体は、互いに間隔をおいて配置されて垂直面に対して実質的に垂直に方位付けされて被検者撮像スペースを定める二つの対向する磁極を有し、前記テーブルは、その一端にフットレストを有するとともに、該テーブルをその縦方向に変位させるガイドと係合するスライドを有しており、前記テーブル支持構造体は車輪を有するとともに、前記磁気構造体から完全に独立しており、前記磁気構造体の二つの磁極のうちの一つと前記テーブル支持構造体が、テーブルの前記スライドが係合可能な同じガイドを有しており、前記磁気共鳴撮像方法は、テーブルのガイドが水平になるように磁気構造体を回転させ、テーブル支持構造体を、磁気構造体の磁極のガイドと一直線にしたそのガイドと一直線にする工程と、被検者をテーブルの上に横たわらせる工程と、テーブルを、その支持構造体から遠ざけ、ガイドを有する磁極へ近づくように縦方向へスライドさせ、同時に、テーブルのスライドの自由端を磁極のガイドに係合させる工程と、テーブルがその支持構造体から完全に脱係合して磁気構造体の磁極に係合するまで、被検者が横たわったテーブルをスライドさせる工程と、磁気構造体が被検者の身体の検査すべき部位に正しく中心合わせされるまで、テーブルをその縦軸に沿って磁気構造体に対して更にスライドさせる工程と磁気構造体とテーブルが共に、テーブルの縦軸に垂直でかつテーブルと実質的に平行な軸の周りに回転可能となるように磁気構造体とテーブルを支持する工程と、テーブルをロックし、テーブルが水平でない位置で磁気構造体を被検者が横たわったテーブルと共に回転させる工程と、撮像を実行する工程と、テーブルが実質的に水平になる位置まで磁気構造体をテーブルと共に回転させる工程と、テーブルを、磁気構造体の磁極から遠ざけて支持構造体の上へスライドさせる工程と、を含む。
本発明の他の実施形態によれば、磁気共鳴撮像方法は、磁気構造体と被検者用テーブルを用いる磁気共鳴撮像方法であって、該磁気構造体は、互いに間隔をおいて配置されて垂直面に対して実質的に垂直に方位付けされて被検者撮像スペースを定める二つの対向する磁極を有し、前記テーブルは、該二つの磁極の間で該磁気構造体に対して縦方向にスライド可能に該二つの磁極のうちの一つへ固定されるとともに、前記二つの磁極に実質的に平行に方位付けされており、前記磁気構造体と前記テーブルが共に、前記テーブルの縦軸に垂直でかつ前記テーブルに平行な軸の周りに回転可能となっており、前記磁気共鳴撮像方法は、テーブルが水平でない位置で磁気構造体をテーブルと共に回転させる工程と、テーブルに角度をもたせて固定したシートプレートを準備する工程と、被検者をシートプレートの上に着座させる工程と、撮像を実行する工程と、被検者を磁気構造体から立ち去らせる工程と、を含む。
以下に、本発明の磁気共鳴撮像装置とその利点について、実施形態を用いて図面を参照しながら詳細に説明する。図1及び図2には、本発明の一実施形態に係る磁気共鳴撮像装置が模式的に示されている。
該磁気共鳴撮像装置は、垂直壁の形態の支持要素1を有する。磁気構造体2は、支持要素1から張り出すような形態で固定されている。磁気構造体2は、支持壁1に対して垂直に方位付けされ柱又は壁302により間隔をおいて結合された二つの磁極102,202を含む。この柱又は壁302は、支持壁1に平行に延長しており、支持壁1及び磁気構造体2の横の結合壁302に対して垂直なシャフト3によって支持壁1に固定されている。
シャフト3の軸は、支持壁1中のハウジング内で回転可能となっており、磁極102,202に平行になっているとともに、両磁極102,202の間で発生する磁場に対して垂直になっている。シャフト3の軸は磁気構造体2の壁302の対称中心と一致するが、このことは、本発明の磁気共鳴撮像装置の機能を確保するうえで必須の特徴というわけではない。
支持壁1上に設けられた同軸の正面歯冠101が、トランスミッション6経由でモーター5により駆動される駆動ピニオン4と協働する。これにより、モーター5が、支持壁1に対して、磁気構造体2をシャフト3の軸周りに回転させる。図では、同軸の正面歯冠101は支持壁1に設けられている。しかしながら、歯冠101を磁気構造体2の壁302に設け、モーター5とトランスミッション6とピニオン4とを支持壁1に設けても同じ効果が得られる。後者の場合は、壁302には上記要素が存在しないので、壁302内における磁束の循環妨害のおそれがなくなる。
テーブル7は、その縦軸に平行な方向に、磁気構造体2の低い方の位置にある磁極102へスライド可能に装着される。ここで云っているテーブルとは、ベッド、ベッドプレート、又はその他の平らな面を意味しており、その上に被検者が検査のために身を横たえるものである。このテーブル又はベッド7は、その縦軸が、シャフト3の軸と垂直になるように、かつ、磁気構造体2の壁302と平行になるように方位付けされている。
テーブル7は、ガイドとスライドの組み合わせによって、その縦方向にスライド可能に支持されており、また、テーブル7を磁気構造体2に対して変位させる動力手段が設けられている。本実施形態においては、二つの縦スライド107がテーブル7の下に設けられ、固定されている。スライド107はテーブル7の相対向する縦側面に沿って延長しており、磁気構造体2の低い方の位置にある磁極102の横端に設けられたガイド8,8’にスライド可能に係合する。
テーブル7に固定された縦ラックとモーターにより駆動されるピニオンの組み合わせが、テーブル7の縦軸に沿った両方向へのテーブル7の動力による変位を確実にする。図示されているように、該ラックは、スライド107の片方又は両方により形成できる。スライド107の表面は、ガイド8,8’の片方又は両方の凹部に収容された対応するピニオ
ン4と係合する歯付き縦部分を有する。図2及び図11に示されているように、ピニオン4はシャフト104を介してモーター9により駆動される。
図11に示されているように、スライド107とガイド8,8’は、磁気構造体2がテーブル7と共にテーブル7の水平位置から垂直位置へ回転する時にスライド107がガイド8,8’からずり落ちないようにするため、相互に係合するアンダーカット断面を有している。スライド107とガイド8,8’については、多くの相異なるデザインが可能である。図11に示された例では、各スライド107に設けられた横の連続した歯207を含んでいる。この歯207は、対応する横壁中の横の連続したスロット108と係合する。
さらに、図示していないが、磁気構造体2に対する解除可能なテーブル7のロック手段が設けられている。このロック手段は、モーターが付勢されていない場合に非可逆性のラック及びピニオン機構の組み合わせからなっていてよい。或いは、例えば、ラックと係合する解除可能なロック歯などの機械的ロック手段が設けられていてもよい。そのような機械的ロック手段は、手動で、電気的アクチュエータで、又は他の種類のアクチュエータで、係合の活性位置で駆動されたり、脱係合の不活性位置で駆動されたりする。
他の実施形態においては、テーブル7はその縦方向に垂直な方向、すなわち、磁気構造体2の壁302に垂直な方向にもスライド可能となっている。これは、テーブル7の縦方向の変位の場合と同様の方法で実現できる。図示された例においては、磁極102のそれぞれの側面上のガイド8,8’は、横ガイド11に係合する横スライド10の上に配置されている。図11に示されたガイド8,8’とスライド107のように、横ガイド11と横スライド10は、相互に係合するアンダーカット断面を有している。テーブルの横方向への変位は、上述した縦方向のガイドとスライドの場合と同様に、ラックとピニオンを組み合わせることにより、モーター9’によって駆動される。
テーブル7の横方向変位のために、上述したテーブル7の縦方向変位のための解除可能なロック手段の場合と同様に活性化又は非活性化される解除可能なロック手段が設けられている。上記のような構成により、磁極102,202とテーブル7の水平姿勢において、本発明の磁気共鳴撮像装置は、テーブル7付きの磁気構造体2が回転する時に、テーブル7の上に被検者を位置決めできる。
被検者がテーブル7上に横たわる時、図3に示されたように、テーブル7はその縦方向変位が最大となる位置に位置付けられる。被検者がテーブル上に横たわった後、テーブル7はその縦方向において、又は必要であれば横方向において、磁気構造体2に対して変位させられる。図4乃至図6は、磁気構造体2に対するテーブル7の相異なる相対的位置を示す図である。
図3乃至図6は、本発明の磁気共鳴撮像装置によれば、脊柱に関する有用な撮像が実行できるだけでなく、テーブル7が縦方向と横方向において連続的に変位できることにより、二つの磁極102,202の間の検査スペースにおいて、異なる解剖学上の範囲にわたって、毎回、被検者を位置付けることもでき、これにより、相異なる種類の検査を行うことができる。
両磁極端の位置(図3と図6参照)におけるテーブル7のガイドとスライドにかかる負荷を減らすため、図1に示されたように、テーブル7は、その片端又は両端に、車輪付きの脚15を有してもよい。これにより、テーブル7を、その殆ど全長にわたって磁気構造体2から引き出すことができる。そのような車輪付きの支持脚のないテーブル端の場合は、テーブルは、その全長にわたって、磁気構造体2に係合して置かれることになる。
被検者がテーブル7上に横たえられると、磁気構造体2はテーブル7と共に90度回転できる。この90度回転した位置において、テーブル7は垂直になり、被検者は直立した姿勢になる。被検者が直立姿勢になるように、テーブル7の端にフットレストが設けられている。このフットレストは固定されるか、又は被検者を位置決めした後にテーブルの所定の位置に固定されるプレートにより構成されている。あるいは、このフットレストは、張り出した位置とテーブル7に平行な引っ込んだ位置との間を可動となるように、テーブル7と蝶番になったテーブル7の延長部により構成されている。
図7と図8から明らかなように、磁気構造体2とテーブル7を90度未満の角度回転するようにして、これにより、被検者の体重に起因する被検者の脊柱にかかる負荷を減らすことができる。撮像後は、磁気構造体2とテーブル7を、テーブル7が水平になる位置まで回転することができる。その後、テーブル7を、その最終位置のうちのいずれかへ変位させれば、被検者は装置から立ち去ることができる。
図10に示された実施形態においては、テーブル7から分離された支持構造体20が設けられている。この支持構造体20は、その上部に、テーブル7の縦スライド107のためのガイド8,8’と同じ位置及び断面を有するガイド8’’を備えている。このように、テーブル7のための支持構造体20上のガイド8’’を、磁極102のガイド8,8’と芯合わせすることにより、テーブル7を、支持構造体20から磁極102上のガイド8,8’へ、あるいは、磁極102上のガイド8,8’から支持構造体20へ変位させることができる。このようにして、ある被検者が装置内で検査を受ける一方で、別の被検者が次いで行われる検査のために磁気構造体2の外側でテーブル7上へ身を横たえさせて用意させることができる。
テーブル7が一つの側から磁気構造体2の中へ挿入され、磁気構造体2から反対側へ引き出されることにより、また、少なくとも二つのテーブル7に少なくとも二つの支持フレーム20(各テーブルに一つの支持フレーム)を設けることにより、検査を受ける被検者同士の通行をコントロールすることができる。そのような場合、磁気構造体2から、検査を終えたばかりの被検者を載せたテーブル7が、例えば、図10の磁気構造体2の左側から引き出される一方、次に検査を受ける被検者を載せたテーブル7が、磁気構造体2の右側から磁気構造体2中へ挿入される。
上記の方法によれば、ある被検者が装置内で検査を受けている一方で、磁気構造体2の外側で次に検査を受ける被検者をテーブル7上に準備することができる。磁気構造体2の一つの側からベッド又はテーブルの磁気構造体からの脱係合を行い、磁気構造体2の反対の側でベッド又はテーブルと磁気構造体との係合を行うことにより、被検者の通行という点に関して、装置が合理的に設計されていることになる。
テーブル7の支持構造体20に、テーブル7の縦軸に垂直な方位付けをされたガイドを設けることにより、テーブル7の磁気構造体2への出し入れが、テーブル7の横方向で実行される。
図9に示された実施形態においては、シートプレート12が設けられている。このシートプレート12は、異なる高さにおいて、直接、テーブル7に固定される。あるいは、テーブル7と平行にテーブル7自体又は磁気構造体2へ固定される支持ロッド22が設けられている。このロッド22は、張り出したシートプレート12を運び、シートプレート12はロッド22と係合するスライドによりロッド22へ固定され、シートプレート12を所望の高さにロックするための解除可能なロック手段が設けられる。
本発明の磁気共鳴撮像装置の上記実施形態によれば、検査の実行方法、特に被検者の脊柱の検査の実行方法が定められる。この方法の利点は、磁気構造体と被検者支持ユニットが単純でかつコンパクトなことである。
好ましくは、該磁気共鳴撮像装置の該磁気構造体は、少なくとも大人の被検者の平均身長よりも短い被検者撮像スペースを形成している、いわゆる専用タイプのものである。そのような磁気構造体は比較的に軽量であり、トータルボディ磁石(total body magnets)又はそれと類似の磁石と比べて安価である。さらに、そのような専用タイプの磁石は、取り扱いやすく、また、磁気構造体を変位可能とする手段に多くのコストを必要としない変位可能な仕方で支持され得る。
専用タイプの磁気構造体の場合、テーブル又はテーブル板は、磁気構造体の磁極の対応する寸法よりも大きい長さを有し、磁極の対応する寸法と同程度の幅を有する。本発明の該実施形態によれば、テーブルと磁気構造体が一緒に回転するように支持されており、テーブルを磁気構造体に対してスライドさせることにより、テーブルが水平な状態で磁気構造体とテーブルを回転させることにより被検者の位置決めが実行されるので、より簡単でより安価な被検者位置決めが可能となる。
かくして、本発明によれば、テーブルのスライド変位を可能とする手段と、テーブルの変位を駆動する手段とが、従来技術による方法と比較して、より小さい力とより小さい動力で可能となる。したがって、より低いコスト、より軽量、より簡単な構成が実現可能となる。
テーブルが水平又は実質的に水平な時に、検査スペースに対して被検者を位置決めするために被検者を載せたテーブルをスライドさせるということは、重力の効果が抑えられる一方で、スライド動作にかかる被検者の体重の効果が慣性と摩擦へと減少することを意味する。磁気構造体と磁気構造体内の検査スペースに対する被検者の位置には、何ら制限がないことは明らかである。
好ましくは、テーブルは、その縦軸に対して横方向の変位もする。ベッド又はテーブルは磁気構造体の対応する寸法と比較して長く、テーブル又はベッドは、その殆どの部分が磁気構造体から脱出して延長している二つの終端位置の間を変位できるので、被検者は何らの困難もなくテーブル又はベッドの上に横たわることができる。
テーブル又はベッドは、他の診断装置においても使用できるようにデザインすることができる。フットレストだけでなく、テーブル又はベッドの一部として形成されるシートプレートも設けることにより、被検者が座っている姿勢で検査を実行することが可能になる。
そのような場合、被検者が磁気構造体内に入るのには二つの選択肢がある。第1の選択肢は、被検者が水平姿勢にあるベッド又はテーブルと共に磁気構造体中へ入り、被検者がベッド又はテーブル上で横臥姿勢をとる。そして、ベッド又はテーブルが実質的に垂直姿勢になる位置まで磁石とテーブルが回転され、これにより、被検者を着座姿勢になるように動かす。第2の選択肢は、ベッド又はテーブルが実質的に垂直姿勢になる位置までベッド又はテーブルと磁石が回転された状態で被検者が磁気構造体中へ入り、被検者がフットレスト上に立つか、又はシート上に座る。
テーブルをスライドさせる手段、テーブルを磁気構造体へ解除可能にロックする手段、テーブルと磁気構造体を回転させる手段などを構成する方法に関しては、ガイド、スライド、アクチュエータなどの既知のデバイスを自由に選択することができる。
本発明の一実施形態に係る方法は、互いに間隔をおいて配置され、垂直面に対して実質的に垂直に方位付けされ、被検者撮像スペースを定める二つの対向する磁極、を含む磁気構造体を準備する工程と、磁極と実質的に平行に方位付けされ、好ましくは被検者の足の位置に対応する一端にフットレストを有する被検者用のベッド又はテーブルを、二つの磁極の間で、磁気構造体に対してベッド又はテーブルの縦方向にスライド可能に二つの磁極のうちの一つへ固定する工程と、磁気構造体とベッド又はテーブルが共に、ベッド又はテーブルの縦軸に垂直でかつベッド又はテーブルと平行な軸の周りに回転可能となるように磁気構造体とベッド又はテーブルを支持する工程と、ベッド又はテーブルが実質的に水平な状態である被検者位置決め位置で、磁気構造体をテーブルと共に回転させる工程と、ベッド又はテーブルを、磁気構造体の外側に在るベッド又はテーブルの部分が最大となる二つの終端位置のうちの一つの位置へスライドさせる工程と、被検者をベッド又はテーブル上で横臥位置に配置する工程と、磁気構造体が被検者の身体の部位に正しく中心合わせされるまで、ベッド又はテーブルをその縦軸に沿って磁気構造体に対してスライドさせる工程と、ベッド又はテーブルをロックし、ベッド又はテーブルが水平でない位置又は完全に垂直でない位置で磁気構造体をベッド又はテーブルと共に回転させる工程と、撮像を実行する工程と、ベッド又はテーブルが実質的に水平になる位置まで磁気構造体をベッド又はテーブルと共に回転させる工程と、ベッド又はテーブルを、磁気構造体の外側に在るベッド又はテーブルの部分が最大となる二つの終端位置のうちの一つの位置へ再びスライドさせ、被検者をテーブルから降ろす工程と、を含む。
ベッド又はテーブルを、磁気構造体の外側に在るベッド又はテーブルの部分が最大となる二つの終端位置のうちの一つの位置へスライドさせて、被検者をテーブル上に横臥させる又はテーブルから降ろす工程の代わりに、ベッド又はテーブルを磁気構造体から完全に脱係合させ、かつ同時に別の分離された車輪付きの支持フレームへスライド可能に係合させてもよい。
上記のような実施形態に係る方法は、互いに間隔をおいて配置され、垂直面に対して実質的に垂直に方位付けされ、被検者撮像スペースを定める二つの対向する磁極、を含む磁気構造体を準備する工程と、ベッド又はテーブルをその縦方向に変位させるガイドと係合するスライドを少なくとも有する該ベッド又はテーブルを準備する工程と、車輪を有し、かつ磁気構造体及び/又は撮像装置から完全に独立したベッド又はテーブル支持構造体を準備する工程と、磁気構造体の一つの磁極とベッド又はテーブル支持構造体に、ベッド又はテーブルのスライドが係合可能な同じガイドを準備する工程と、ベッド又はテーブルのガイドが実質的に水平になる位置へ磁気構造体を回転させ、ベッド又はテーブル支持構造体を、磁気構造体の磁極のガイドと一直線にしたそのガイドと一直線にする工程と、ベッド又はテーブル支持構造体の上にベッド又はテーブルを配置し、被検者をベッド又はテーブルの上に横たわらせる工程と、ベッド又はテーブルを、その支持構造体から遠ざけ、ガイドを有する磁極へ近づくように縦方向へスライドさせ、同時に、ベッド又はテーブルのスライドの自由端を磁極のガイドに係合させる工程と、ベッド又はテーブルがその支持構造体から完全に脱係合して磁気構造体の磁極に係合するまで、被検者が横たわったベッド又はテーブルをスライドさせる工程と、磁気構造体が被検者の身体の検査すべき部位に正しく中心合わせされるまで、ベッド又はテーブルをその縦軸に沿って磁気構造体に対して更にスライドさせる工程と、ベッド又はテーブルに、被検者の足の位置に対応するその端部にフットレストを準備する工程と、磁気構造体とベッド又はテーブルが共に、ベッド又はテーブルの縦軸に垂直でかつベッド又はテーブルと平行な軸の周りに回転可能となるように磁気構造体とベッド又はテーブルを支持する工程と、ベッド又はテーブルをロックし、ベッド又はテーブルが水平でない位置又は完全に垂直でない位置で磁気構造体をベッド又はテーブルと共に回転させる工程と、撮像を実行する工程と、ベッド又はテーブルが実質的に水平になる位置まで磁気構造体をベッド又はテーブルと共に回転させる工程と、ベッド又はテーブルを、磁気構造体の磁極から遠ざけて支持構造体の上へスライドさせる工程と、を含む。
本発明の別の実施形態においては、ベッド又はテーブルはその支持構造体から磁気構造体の磁極へ運ばれ、検査後、ベッド又はテーブルをその縦方向へスライドすることにより、磁極から支持構造体へ戻される。この場合は、ベッド又はテーブルが磁極へ運ばれる磁気構造体の一つの側からその磁極の反対側へ支持構造体を変位させ、支持構造体のガイドを磁気構造体の磁極のガイドと一直線にする工程と、被検者が横たわったベッド又はテーブルを磁極から支持構造体へ運ぶために、ベッド又はテーブルを更に同じ方向にスライドさせる工程とが追加される。
上記の方法によれば、被検者が横たわった磁気構造体を、水平位置から水平位置と垂直位置の中間にある非水平位置へ回転させることができる。
本発明の他の実施形態に係る方法は、互いに間隔をおいて配置され、垂直面に対して実質的に垂直に方位付けされ、被検者撮像スペースを定める二つの対向する磁極、を含む磁気構造体を準備する工程と、磁極と平行に方位付けされた被検者用のベッド又はテーブルを、二つの磁極の間で、磁気構造体に対してベッド又はテーブルの縦方向にスライド可能に二つの磁極のうちの一つへ固定する工程と、磁気構造体とベッド又はテーブルが共に、ベッド又はテーブルの縦軸に垂直でかつベッド又はテーブルと平行な軸の周りに回転可能となるように磁気構造体とベッド又はテーブルを支持する工程と、ベッド又はテーブルが水平でないか又は完全に垂直である位置まで磁気構造体をベッド又はテーブルと共に回転させる工程と、垂直なベッド又はテーブルに対してある角度で固定されたシートプレートを準備する工程と、シートプレート上に被検者を着座させる工程と、撮像を実行する工程と、被検者を磁気構造体から立ち去らせる工程と、を含む。
本発明の他の実施形態では、上記の各方法において、ベッド又はテーブル或いはシートプレートを、ベッド又はテーブルの縦軸に垂直な方向へスライドさせる工程を更に含む。
以上、好ましい実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明はそのような実施形態に限定されない。本発明の範囲内で様々な変更を施すことが可能である。
本発明の磁気共鳴撮像装置の一実施形態を示す正面図である。 図1に示された装置の側面図であり、部分的に断面を示している。 本発明の磁気共鳴撮像装置の一実施形態を示す簡略正面図であり、テーブルが水平面に沿って方位付けされている該装置において、磁気構造体に対するテーブルの一つの相対的位置を示す図である。 同じく、磁気構造体に対するテーブルの別の相対的位置を示す図である。 同じく、磁気構造体に対するテーブルの他の相対的位置を示す図である。 同じく、磁気構造体に対するテーブルのさらに他の相対的位置を示す図である。 本発明の磁気共鳴撮像装置の一実施形態を示す斜視図であり、テーブルが水平に方位付けされている図である。 本発明の磁気共鳴撮像装置の一実施形態を示す斜視図であり、テーブルが垂直に方位付けされている図である。 本発明の磁気共鳴撮像装置の一実施形態を示す側面図であり、シートがテーブルに係合している図である。 本発明の磁気共鳴撮像装置の一実施形態を示す正面図であり、テーブル用の分離した支持フレームとの組み合わせを示した図である。 本発明の一実施形態に係る、スライドとテーブルガイドの詳細を拡大して示す部分断面図である。
1 支持壁(支持要素)
2 磁気構造体
3 シャフト
4 ピニオン
5 モーター
6 トランスミッション
7 テーブル
8,8’,8’’ガイド
9,9’モーター
10 スライド
11 ガイド
12 シートプレート
15 脚
20 支持フレーム(支持構造体)
22 支持ロッド
101 歯冠
102,202 磁極
104 シャフト
107 スライド
108 スロット
207 歯
302 壁

Claims (28)

  1. 磁気共鳴撮像装置において、
    支持壁(1)と、
    前記支持壁に対して垂直に伸びるように該支持壁に設けられたシャフト(3)と、
    前記支持壁に対して平行に伸びる柱(302)と該柱によって距離をおいて相対向するように連結された二つの磁極とを有する、前記シャフトによって前記支持壁に連結された磁石と、
    前記二つの磁極の間の位置で該二つの磁極のうちの一つと連結された、前記二つの磁極に対して実質的に平行に延びる被検者位置決めテーブルと、
    前記テーブルを前記磁石に対して変位させるドライブと、
    前記テーブルを前記磁石に対して選択した位置にロックするロックと、
    前記磁石を前記シャフトの軸周りに回転させるドライブと、
    が設けられ、
    前記二つの磁極が、被検者撮像スペースを画定する相対向する二つの壁を定めるように、前記支持壁に対して垂直に伸びるように設けられ、
    前記磁石は前記シャフトの軸周りに前記支持壁に対して回転するように支持されており、
    前記テーブルの長手方向に平行な方向に前記磁石に対してスライドするよう、かつ、前記磁石が前記シャフトの軸周りに回転する時に該磁石と共に回転するよう、前記テーブルが前記磁石に連結され、
    前記磁石と前記テーブルは、前記二つの磁極と該テーブルが実質的に水平である位置から該二つの磁極と該テーブルが実質的に垂直である位置まで回転するよう構成され、
    前記磁石と前記テーブルの回転がロックによりロックされる
    ことを特徴とする磁気共鳴撮像装置。
  2. 前記磁石が、前記被検者撮像スペースに広がる静磁場を前記二つの磁極の間に発生させるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴撮像装置。
  3. 前記テーブルは該テーブルの長手方向に垂直な方向にも変位するよう構成され、該変位の量は、該垂直方向に沿った前記磁極の幅、又は該垂直方向に沿った前記テーブルの幅に等しい距離に限られていることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴撮像装置。
  4. 前記磁石と前記テーブルは、実質的に水平な位置から該水平な位置に対して90度未満の角度の位置まで回転されることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴撮像装置。
  5. 前記磁石と前記テーブルは、該磁石の前記二つの磁極と該テーブルが水平面に対して鋭角に傾斜した位置から該磁石の前記二つの磁極と該テーブルが垂直面に対して鋭角に傾斜した位置まで回転するよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴撮像装置。
  6. 前記テーブルは、該テーブルの長手方向かつ前記磁石の前記回転軸に垂直な方向に延びる第1のガイドによって前記二つの磁極のうち低い方の位置にある磁極に装着されており、
    前記第1のガイドが、前記テーブルに設けられたスライドと係合するよう構成され、そして、
    前記磁気共鳴装置には、前記第1のガイドに平行なラックに係合するピニオンと係合するモーターが設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴撮像装置。
  7. 前記ラックは、前記テーブルのスライドのうちの少なくとも一つと一体になっており、前記ピニオンは前記第1のガイドのうちの一つに収容されていることを特徴とする請求項6記載の磁気共鳴撮像装置。
  8. 前記テーブルの一端に設置されたフットレストを更に含むことを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴撮像装置。
  9. 前記フットレストは、前記テーブルの前記一端に蝶番され、前記テーブルに対して垂直に延長する直立した角度位置と前記テーブルに平行となる非作動位置において変位するよう構成され、前記テーブルの延長端になっていることを特徴とする請求項8記載の磁気共鳴撮像装置。
  10. 前記テーブルに設けられたシートプレートを更に含むことを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴撮像装置。
  11. 前記シートプレートは、前記テーブルの長手方向に垂直な二つの相対向する端を有する、該テーブルの中間部分であり、
    該二つの相対向する端の各々は、前記テーブルの第1部分と第2部分の対応する端に隣接しており、
    前記中間部分は、その一端において前記テーブルの前記第1部分又は第2部分の対応する端に蝶番されており、これにより、該中間部分が、該中間部分が前記テーブルに対して垂直に延長する位置と該中間部分が前記テーブルの前記第1部分と第2部分と同じ平面内で延長する位置との間で揺動するよう構成され、そして、
    該中間部分を前記二つの位置の各々の位置にロックする手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項10記載の磁気共鳴撮像装置。
  12. 前記テーブルが、その一端の部分に車輪付きの支持脚を有することを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴撮像装置。
  13. テーブル支持フレームを更に含み、該フレームは、前記磁石と非係合状態又は前記磁石から引き出された状態の前記テーブルを支持する支持脚を有し、該フレームは、前記テーブルのスライドのための縦ガイドと調和しかつ前記テーブルの縦スライドと調和する縦ガイドを少なくとも有しており、該フレームは前記磁石とは独立に自由に動けることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴撮像装置。
  14. テーブル支持フレームを更に含み、該フレームは、前記磁石と非係合状態又は前記磁石から引き出された状態の前記テーブルを支持する支持脚を有し、該フレームは、前記テーブルのスライドのための横ガイドと調和しかつ前記テーブルの横スライドと調和する横ガイドを少なくとも有しており、該フレームは前記磁石とは独立に自由に動けることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴撮像装置。
  15. 前記テーブル支持フレームは、該フレームの縦ガイド又は横ガイドが該磁石の縦ガイド又は横ガイドと一直線になる位置で、該フレームを該磁石に一時的にロックする解除可能なロックを有することを特徴とする請求項13記載の磁気共鳴撮像装置。
  16. 前記テーブル支持フレームが前記磁石に連結された時、該フレームの前記ガイドの端とこれに対向する前記磁石の前記ガイドの端は、前記テーブルの対応する寸法よりも小さい間隔をおいて対向していることを特徴とする請求項15記載の磁気共鳴撮像装置。
  17. 前記テーブルの長さは前記磁石の前記磁極の対応する寸法よりも大きく、前記テーブルの幅は前記磁極の対応する寸法と同程度の大きさであり、前記磁石は、少なくとも大人の被検者の平均身長よりも短い被検者撮像スペースを形成していることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴撮像装置。
  18. 磁気構造体と被検者用テーブルとを有する磁気共鳴撮像装置を用いる磁気共鳴撮像方法であって、
    前記磁気共鳴撮像装置が、支持壁(1)と、前記支持壁に対して垂直に伸びるように該支持壁に設けられたシャフト(3)と、前記支持壁に対して平行に伸びる柱(302)と該柱によって距離をおいて相対向するように連結された二つの磁極とを有する、前記シャフトによって前記支持壁に連結された磁気構造体と、を有し、
    前記二つの磁極が、被検者撮像スペースを画定する相対向する二つの壁を定めるように、前記支持壁に対して垂直に伸びるように設けられ、
    前記被検者用テーブルが、該被検者用テーブルの長手方向に前記磁極に対してスライドするように、前記二つの磁極の間の位置で該二つの磁極のうちの一つと連結され、かつ、前記被検者用テーブルが、前記二つの磁極に対して実質的に平行に延びるように設けられ、
    前記被検者用テーブルには、その一端にフットレストが設けられ、
    前記磁気構造体と前記被検者用テーブルとが共に、前記シャフトの軸周りに回転するよう構成され、
    前記磁気共鳴撮像方法は、
    前記被検者用テーブルが実質的に水平な状態である被検者位置決め位置で、前記磁気構造体を前記被検者用テーブルと共に回転させる工程と、
    前記被検者用テーブルの一部分が前記磁気構造体の外側に存在する終端位置へ前記被検者用テーブルをスライドさせる工程と、
    被検者を前記被検者用テーブル上の横臥位置に配置する工程と、
    前記磁気構造体が前記被検者の身体の部位に正しく中心合わせされるまで、前記被検者用テーブルをその長手方向に沿って前記磁気構造体に対してスライドさせる工程と、
    前記被検者用テーブルが水平でない位置又は垂直でない位置で、前記被検者用テーブルを前記磁気構造体に対してロックする工程と、
    撮像を実行する工程と、
    前記被検者用テーブルが実質的に水平になる位置まで前記磁気構造体を前記被検者用テーブルと共に回転させる工程と、
    前記被検者用テーブルの一部分が前記磁気構造体の外側に存在する二つの位置のうちの一つの位置へ前記被検者用テーブルをスライドさせ、前記被検者を前記被検者用テーブルから降ろす工程と、
    を含む
    ことを特徴とする磁気共鳴撮像方法。
  19. 脊柱を撮像することを特徴とする請求項18記載の磁気共鳴撮像方法。
  20. 磁気構造体とテーブルとテーブル支持構造体とを有する磁気共鳴撮像装置を用いる磁気共鳴撮像方法であって、
    前記磁気共鳴撮像装置が、支持壁(1)と、前記支持壁に対して垂直に伸びるように該支持壁に設けられたシャフト(3)と、前記支持壁に対して平行に伸びる柱(302)と該柱によって距離をおいて相対向するように連結された二つの磁極とを有する、前記シャフトによって前記支持壁に連結された磁気構造体と、を有し、
    前記二つの磁極が、被検者撮像スペースを画定する相対向する二つの壁を定めるように、前記支持壁に対して垂直に伸びるように設けられ、
    前記テーブルは、その一端にフットレストを有するとともに、該テーブルを該テーブルの長手方向に変位させるガイドと係合するスライドを有しており、
    前記テーブル支持構造体は、車輪を有するとともに前記磁気構造体から完全に独立しており、
    前記磁気構造体の二つの磁極のうちの一つと前記テーブル支持構造体とが、前記テーブルの前記スライドが係合する同じガイドを有しており、
    前記磁気共鳴撮像方法は、
    前記磁気構造体の磁極のガイドが水平になるように前記磁気構造体を回転させ、そして、前記磁気構造体の磁極のガイドと前記テーブル支持構造体のガイドとが一直線になるよう該テーブル支持構造体を配置する工程と、
    被検者を前記テーブルの上に横たわらせる工程と、
    前記テーブルを、前記テーブル支持構造体から遠ざけ、ガイドを有する前記磁極へ近づくように前記テーブルの長手向へスライドさせ、同時に、前記テーブルのスライドの自由端を前記磁極のガイドに係合させる工程と、
    前記テーブルが前記テーブル支持構造体から完全に脱係合して前記磁気構造体の磁極に係合するまで、前記被検者が横たわった前記テーブルをスライドさせる工程と、
    前記磁気構造体が前記被検者の身体の検査すべき部位に正しく中心合わせされるまで、前記テーブルを、該テーブルの長手方向に沿って前記磁気構造体に対して更にスライドさせる工程と、
    前記磁気構造体と前記テーブルとが共に前記前記シャフトの軸周りに回転するように、前記磁気構造体と前記テーブルとを支持する工程と、
    前記テーブルをロックし、該テーブルが水平でない位置まで前記磁気構造体と前記被検者が横たわった前記テーブルとを共に回転させる工程と、
    撮像を実行する工程と、
    前記テーブルが実質的に水平になる位置まで前記磁気構造体と前記テーブルとを共に回転させる工程と、
    前記テーブルを、前記磁気構造体の磁極から遠ざけて前記テーブル支持構造体の上へスライドさせる工程と、
    を含む
    ことを特徴とする磁気共鳴撮像方法。
  21. 前記磁気構造体と前記テーブルを、該テーブルが垂直でない位置まで回転させることを特徴とする請求項20記載の磁気共鳴撮像方法。
  22. 脊柱を撮像することを特徴とする請求項20記載の磁気共鳴撮像方法。
  23. 磁気構造体と被検者用テーブルとを有する磁気共鳴撮像装置を用いる磁気共鳴撮像方法であって、
    前記磁気共鳴撮像装置が、支持壁(1)と、前記支持壁に対して垂直に伸びるように該支持壁に設けられたシャフト(3)と、前記支持壁に対して平行に伸びる柱(302)と該柱によって距離をおいて相対向するように連結された二つの磁極とを有する、前記シャフトによって前記支持壁に連結された磁気構造体と、を有し、
    前記二つの磁極が、被検者撮像スペースを画定する相対向する二つの壁を定めるように、前記支持壁に対して垂直に伸びるように設けられ、
    前記被検者用テーブルが、該被検者用テーブルの長手方向に前記磁極に対してスライドするように、前記二つの磁極の間の位置で該二つの磁極のうちの一つと連結され、かつ、前記被検者用テーブルが、前記二つの磁極に対して実質的に平行に延びるように設けられ、
    前記磁気構造体と前記被検者用テーブルが共に前記シャフトの軸周りに回転するよう構成され、
    前記磁気共鳴撮像方法は、
    前記被検者用テーブルが水平でない位置まで前記磁気構造体を前記被検者用テーブルと共に回転させる工程と、
    前記被検者用テーブルに角度をもたせて固定したシートプレートを準備する工程と、
    被検者を前記シートプレートの上に着座させる工程と、
    撮像を実行する工程と、
    前記被検者を前記磁気構造体から立ち去らせる工程と、
    を含む
    ことを特徴とする磁気共鳴撮像方法。
  24. 脊柱を撮像することを特徴とする請求項23記載の磁気共鳴撮像方法。
  25. 前記磁気構造体と前記被検者用テーブルとを、該被検者用テーブルが垂直でない位置まで回転させることを特徴とする請求項23記載の磁気共鳴撮像方法。
  26. 前記被検者用テーブルを、該被検者用テーブルの長手方向に垂直な方向へスライドさせる工程を含むことを特徴とする請求項18記載の磁気共鳴撮像方法。
  27. 前記テーブルを、該テーブルの長手方向に垂直な方向へスライドさせる工程を含むことを特徴とする請求項20記載の磁気共鳴撮像方法。
  28. 前記被検者用テーブルを、該被検者用テーブルの長手方向に垂直な方向へスライドさせる工程を含むことを特徴とする請求項23記載の磁気共鳴撮像方法。
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