JP5172313B2 - 流体流量計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体の流速を測定して、その流量を計測する流体流量計測装置に関する。
空気や、その他のガスの流量を計測するために各種の方法、装置が開発され、実用化されている。この流量計測装置には、流体の流れの中に流量または流速検出素子を直接配置しているものや、副通路を設けて流体の一部を分流させ、この分流部分を計測して流量計に求められる各種の要件を改善した副通路を設けたもの等がある。
副通路を設けた流量計は、計測精度、計測範囲、脈動流に対する安定性、逆流感度の調整、流量出力信号の安定性、検出部の堅牢さや取り扱いやすさなどの特性に優れているため、以前から広い分野で使用されている。
しかしながら、流体中に汚損物質が存在する場合、流量計の流量検出素子に汚損物質が堆積することがある。汚損物質が流量検出素子に堆積すると、検出素子と流体の熱交換や熱移動の特性が変化して、流量計としての特性変化が起こりやすい。
そこで、特許文献1、特許文献2に記載されているように、専用の加熱手段で検出素子を高温にして汚損物質を除去する方法が考えられている。また、特許文献3に記載されているように、検出素子の輻射熱を素子近傍の反射板で反射させる事により、素子に付着した汚損物質を除去する方法も知られている。
特開平10−281838号公報 特開平10−281839号公報 実開平3−063823号公報
ところで、流体流量計測装置に副通路を有する場合、この副通路にも汚損物質が付着する。汚損物質が副通路の内面に堆積した場合、検出素子と流体の熱交換や熱移動の特性が変化したり、副通路の断面形状や断面積が変化して流量計の特性が変化する。
しかしながら、従来の技術にあっては、検出素子への汚損物質の堆積を除去することは可能であるが、副通路への汚損物質の堆積については、何ら考慮されていない。このため、副通路に汚損物質が付着し堆積して、流体流量計測装置の流量計測精度が低下するという問題があった。
本発明の目的は、副通路部への汚損物質の堆積を防止して、高精度の流体流量計測が可能な流体流量計測装置を実現することである。
上記目的を達成するため、本発明は次のように構成される。
被計測流体が流れる主通路内に配置され、被計測流体が流入し流出する副通路と、副通路内の配置される被計測流体の流量を検出する検出素子とを有する流体流量計測装置において、上記副通路を形成する部材を加熱する副通路加熱手段を備える。
本発明によれば、副通路部への汚損物質の堆積を防止して、高精度の流体流量計測が可能な流体流量計測装置を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る流体流量検出装置の概略外観構成図であり、内燃機関への供給空気流量の計測装置に適用した場合の例である。
図1において、主通路22にセンサプローブ20が挿入されており、センサプローブ20には副通路26が形成され、この副通路26の内部には検出素子5が配置されている。被測定流体(被測定ガス)が流れると、その多くは主通路22をそのまま通過するが、センサプローブ20に形成された副通路26に形成された流体入口から被測定流体があり副通路26内に流入する。そして、副通路26内に流入した被測定流体は、検出素子5を通過して副通路26に形成された流体出口から流出して、主通路22へ合流する。
なお、副通路26の形状は、被測定流体の特性によって様々な形状があり、図1に示した例と異なる形状であってもよい。
図2は、センサプローブ20の断面図である。図2において、ホルダ1には、円筒状の挿入孔2が形成され、この挿入孔2に円柱ロッド3が挿入されている。円柱ロッド3は、挿入孔2を貫通してホルダ1の軸方向の両端面から露出しており、その両端には電極部4aと4bが形成されている。円柱ロッド3の材質は、絶縁体であり例えばアルミナ等のセラミックスが好適である。
図3は、円柱ロッド3と検出素子5のアッセンブリ状態を示す図である。図3において、電極部4a側には、ガス流量計測用の検出素子5が配置されており、検出素子5と電極部4aとが導通接続されている。また、電極部4aと4bは印刷形成された導体4cを介して接続されている。
図2において、挿入孔2の電極部4b側には拡径部が形成されており、この拡径部に設けられたシール部により、挿入孔2と円柱ロッド3との隙間における気密が保たれている。具体的には、拡径部にセラミック粉(例えば未焼結のタルク等)6を充填し、これをスペーサ(例えばワッシャ等)7を用いて押し込むことで、隙間が埋められる。
また、ホルダ1の電極部4b側には有底円筒状の端子保持用硝子8が固定されており、この端子保持用硝子8により円柱ロッド3の電極4b側が被覆されている。さらに、その端子保持用硝子8の外周を所定の間隙をもって覆うように、筒状のケーシング9が設けられている。このケーシング9は、ホルダ1の外周に全周レーザ溶接等で固定されており、このレーザ溶接によってケーシング9とホルダ1との隙間における気密が確保されている。
また、ケーシング9の検出素子5とは反対側の端部には、円柱状のシールラバー10が内装されており、このシールラバー10を複数のリード線11が貫通して外部に導出されている。このシールラバー10は圧入によりケーシング9に固定されていると共に、このシールラバー10によってシールラバー10とリード線11との間、ならびに、シールラバー10とケーシング9との間の気密が確保されている。なお、シールラバー10としては、例えばフッ素ゴム等、耐熱性の高い材質を用いるのが好適である。
各リード線11の内側端部には、端子12が接続されており、この端子12が端子保持用硝子8により保持されている。各端子12は、弾性体で構成され、その弾性力により、円柱ロッド3の表面に形成される電極4bに端子12がより確実に接触し、この部分でより確実な導通が得られるようにしてある。したがって、電極4bは、端子12を介してリード線11に接続されている。
センシングプローブ20は、ホルダ1のネジ部1a(図1に示す)を被測定ガスの流れる配管に設けられたネジ孔に螺入することにより配管に固定され、検出素子5が配管内に突出された状態で配置される。センシングプローブ20と配管との間は、ガスケットによってシールされる。
上記構造において、副通路26内を通過するガスと検出素子5間で発生した熱交換を計測すれば流速または流量を検出することが出来る。
ここで、副通路26は主通路22の一部しか被検出ガスが通過しないため、あらかじめ主通路22と副通路26を流れるガス流量比が既知である必要がある。このガス流量比を分流比(q/Q)と呼んでおり、図10は、その説明図である。
ただし、qは、副通路26の流体流量であり、Qは主通路22の流体流量である。
次に、流体流量計測装置の流量計測原理について簡単に説明する。
図8は、熱式ガス流量計の概略構成図である。熱式計量方式は、被測定ガス中に少なくとも2つの抵抗体が配置され、一つはガスの温度を検出する測温抵抗体52として、もう一方は流量を検出する発熱抵抗体51として用いられる。
発熱抵抗体51と測温抵抗体52との温度差(Th)が、制御部53中の制御回路により、常に一定に保持されることでガスの質量流量の計量を実現している。なお、図8及び図9以外の図では上記測温抵抗体を示していないが、上記検出素子近傍の主通路または副通路内またはその近傍に測温抵抗体配置されているものとする。
図9は制御部53中の制御回路の構成を示す図である。図9において、発熱抵抗体51と測温抵抗体52は、抵抗54、55と共にブリッジ回路抵抗として配置されている。ブリッジ回路の発熱抵抗51と抵抗54との接続点と、測温抵抗52と抵抗55との接続点とが差動増幅器57の入力端子に接続され、この差動増幅器57の出力信号が、トランジスタ58のベースに供給される。トランジスタ58のエミッタは、ブリッジ回路に接続されている。
発熱抵抗体51の抵抗をRh、発熱抵抗体51を流れる電流をIhとすると、発熱抵抗体51の全発熱量Phと発熱抵抗体51に流れるガスの質量流量Q及び温度差Thは、次式(1)で表される。
Ph=Ih・Rh=(A+B・(Q)1/2)・Th ・・・(1)
ただし、上記(1)式において、Aは発熱抵抗体51から支持体56への熱伝導分(熱漏れ)であり、また、Bはガスに奪われる熱伝達分で、熱的定数としてまとめられる。
上記(1)式から、発熱抵抗体51と固定抵抗54の中点の電圧Vsは、次式(2)で表され、ガスの質量流量に依存する電圧であることが分かる。センサ出力Voutは、この電圧Vsを増幅しアナログ電圧値として出力される。
Vs=R1・Ih=R1・((1/Rh)・(A+B・(Q)1/2)・Th)1/2 ・・・(2)
ただし、上記特性は主通路と、副通路の分流比が固定されている場合にのみ、安定して成立する。
しかしながら、図10に示すように、汚損物33が副通路26の入り口や出口、また主通路22の内面に付着すると、主通路22と副通路26の分流比が変化してしまうので、検出素子5の検出流量が同じでも、主通路22を含む全体の流量は異なる結果になる。つまり、流量計としての特性が変化してしまう事になる。
この場合、特に深刻なのは、副通路26内の汚損である。副通路26は主通路22に対し通路断面積が小さく、汚損物33が主通路22と同じ厚みだけ堆積したとしても、副通路26内の断面積変化率が大きくなり、分流比の変化も大きくなる。
分流比は、図11に示すように、流量計測装置の使用期間に応じて累積的に変化するため、副通路を持つ流量計では汚損による分流比の変化が、使用時間と共に致命的な特性誤差を生む。
次に、汚損物質について説明する。
例えば、内燃機関の排気環境においては、内燃機関から排出された煤(Dry Soot)や灰分(Ash)など微粒子状物質(PM)に含まれる不揮発成分が汚損の対象となる。煤は内燃機関の燃焼室内に吸入された空気と燃焼室内に噴射された燃料の混合不足、すなわち酸化不足により発生する。
汚損は、PM中に含まれるSOF(可溶性有機成分)やHC(炭化水素)などの揮発成分の持つ粘着力に起因して発生する一方で、この揮発成分の含有は内燃機関の燃焼によって決定される。
検出素子5表面への汚損に対しては、検出素子5の温度を高温(例えば、400℃以上)に加熱することで回避できることが明らかとなっているが、汚損物質の主成分である煤は、一般的に600℃以上にしないと酸化焼失しない。検出素子5の汚損という観点では、検出素子5自身を加熱すれば対策できるが、副通路に堆積した汚損物質の除去を行わないと、流量計の性能や機能を維持できない。よって、副通路26の温度を上昇させて汚損物質の除去ができる構造が重要となる。
本発明の第1の実施形態の主要部について、図4〜図7を参照して説明する。本発明は、副通路26に付着した汚損物33を除去し、流量計の機能や特性を長期にわたって維持できるようにする発明である。
まず、副通路26の温度を上昇させるための熱源の構成について図4、5、6を用いて説明する。
図4は、表面に印刷技術によって構成された導体をもつ円柱ロッド3の印刷パターンを示す図である。図4において、電極部4cには検出素子5への電気的接続を行う導体に加え、この円柱ロッド3自身を加熱するヒーターパターン34が印刷されている。このヒーターパターン34は、通電によるジュール熱を利用できるだけの電気抵抗を持つ。
副通路26の加熱を行う場合は、このヒーターパターン34に、リード線11、端子12及び電極4bを介して通電する事によってジュール熱を円柱ロッド3表面に発生させる。円柱ロッド3表面に発生した熱により、副通路26の内面が加熱され、副通路26の内面に付着した汚損物質が酸化消失される。
図5は、ヒーターパターン34の他の配置例を示す図である。図5に示した例は、円柱ロッド3の加熱を行うヒーターパターン34の層と、検出素子5への接続導体4cの印刷層との2層に分けたものである。
図5に示したヒーターパターン34は限られたロッド表面積を有効に利用できるため、ヒーターパターン34の配置や、パターン抵抗値選定の自由度を高くできる。
図6は、図5に示した例における円柱ロッド3の一部概略断面図である。図6において、円柱ロッド3に検出素子接続用導体4cを印刷し、次に検出素子接続用導体4cを他と電気的に絶縁するための絶縁層35を印刷する。この上にヒーターパターン34を印刷し、さらに絶縁層36を印刷して、ロッド表面とヒーターパターン34とを電気的に絶縁する。この方法を使えば、特別な付加部品や、構造を設けなくても、副通路26を加熱して、汚損物の除去ができ、ひいては流量計の価格上昇や、信頼性低下を防ぐ事ができる。
次に、円柱ロッド3に形成したヒーターパターン34で発生した熱の、副通路26への伝達について図7を用いて説明する。図7において、副通路26に円筒ロッド3が差し込まれて固定されている。円筒ロッド3の表面に配置されたヒーターパターン34の熱は絶縁層36(図6)を介して副通路26に伝達される。
この熱は徐々に副通路26の先端まで伝達され、副通路26内に付着した汚損物質などを焼失させる。
なお、副通路26の材質は、各種金属や、アルミナ等のセラミックス材料が好ましいが、その他の材料でも良い。さらに、副通路26と、円筒ロッド3の表面となる絶縁層36の間に、機械的な緩衝や熱伝達を補助する材料(副通路26、加熱手段であるヒーターパターン34より熱伝達率が高い材料)を挟んでも良い。また、検出素子5を加熱する加熱手段(例えば、検出素子5自体に通常より大の電流を供給して発熱させる)を備え、副通路26の加熱中に、検出素子5も高温に加熱するように構成することも可能である。このように構成することにより、検出素子5に付着した汚損物質を除去するとともに、副通路26に付着した汚損物資をより効果的に除去することが可能となる。
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、円筒ロッド3の表面にヒーターパターン34を形成し、このヒーターパターン34に通電して、副通路26を構成する部材を加熱し、副通路26に付着した物質を消失するように構成される。
したがって、副通路26への汚損物質の堆積を防止して、高精度の流体流量計測が可能な流体流量計測装置を実現することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図12は、本発明の第2の実施形態の説明図である。第1の実施形態においては、円筒ロッド3の表面にヒーターパターン34を形成したが、第2の実施形態においては、円筒ロッド3の表面にヒーターパターン34は形成せず、図12に示すように、副通路26に加熱用ヒーター37を配置する。他の構成については、第1の実施形態と同様となるので、図示及び詳細な説明は省略する。
加熱用ヒーター37には、例えば円柱ロッド3から給電ワイヤ38で給電して、副通路26を加熱することができる。給電ワイヤ38は、円筒ロッド3に形成された電極部4cに接続される。
加熱用ヒーター37は、副通路26の内面や外面に、第1の実施形態におけるヒーターパターン34と同様なヒーターパターンを配置したり、もしくは印刷した構成とすることができる。また、加熱用ヒーター37への給電は円筒ロッド3からだけでなくその他の場所から行っても同一の結果を得られる。
以上のように、本発明の第2の実施形態によれば、副通路26の構成部材に加熱用ヒーター37を配置し、この加熱用ヒーター37に通電して、副通路26を構成する部材を加熱し、副通路26に付着した物質を消失するように構成される。
したがって、第2の実施形態も、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図13は、本発明の第3の実施形態の説明図である。第1の実施形態においては、円筒ロッド3の表面にヒーターパターン34を形成したが、第3の実施形態においては、円筒ロッド3の表面にヒーターパターン34は形成せず、誘導コイル39を形成し、誘導コイル39の電磁誘導現象により加熱される発熱体40を副通路26の構成部材の表面又は内部に配置する。他の構成については、第1の実施形態と同様となるので、図示及び詳細な説明は省略する。誘導コイル39は、円筒ロッドに形成された電極部4cに接続されている。
この場合、副通路26の構成部材の材料は、磁性体が好ましいが、他の材料でもよい。また、誘導電力を結合する部分と、発熱する部分が異なるような発熱体40の配置や、材料の選定を行う事も効果的である。
この第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図14は、本発明の第4の実施形態の説明図である。この第4の実施形態においては、円筒ロッド3の表面にヒーターパターン34は形成せず、図14に示すように、円筒ロッド3の電極部4cに接続された給電ワイヤ38が副通路26の構成部材に接続されている。他の構成については、第1の実施形態と同様となるので、図示及び詳細な説明は省略する。
この第4の実施形態は、副通路26の構成部材自身を抵抗体とし、これに給電ワイヤ38から給電して、副通路26の構成部材を発熱させる構成である。
この第4の実施形態においても、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
他の実施形態としては、上記第1〜第4の実施形態において、副通路26を構成部材の内面に、触媒物質(例えばプラチナ)を塗布した例が考えられる。触媒物質を副通路26の内面に塗布しておくことにより、カーボン等の汚損物質を、その焼失温度より低い温度で酸化消失可能となり、省電力化を達成することができる。
副通路26の内面のみならず、外面にも、触媒物質を塗布することも可能である。外面に塗布することにより、外面に付着した汚損物質を低温度で除去可能となる。
次に、副通路26の構成部材の加熱時期について説明する。
図15は、制御部53により、副通路26の加熱時期を判定する条件の一例の説明図である。図15において、汚損損物質33は流量計の使用時間に応じて少しずつ堆積してゆくことと、副通路26の加熱中は検出素子5周囲の温度が上昇するために計測が困難になることから、副通路26の加熱は状況に応じて、間欠的に行う事が合理的である。
例えば、本発明による流体流量計測装置が自動車の排気ガス流量の測定に使われている場合、前回の加熱からの経過時間41を加熱時期判定条件とする事で、制御部53が加熱時期を判定し、加熱電流を加熱手段に供給させる等の副通路加熱開始指令を出力し、定期的に副通路26の加熱を行い、汚損物33の副通路26への付着を防ぐ事ができる。
また、内燃機関の始動からの経過時間42や内燃機関の運用開始からの経過時間43を加熱時期判定条件とすることで、長期間運転する場合でも、汚損物質33を堆積が進行する前に除去できる。
同様に、温度44、過去や現在に検出している流量45、機関回転速度46、機関負荷47、各部の圧力48も、その時の汚損物33の堆積度合いを把握する情報として利用できる。
また、車両点検時に点検装置から強制的に汚損物33を除去できるように、外部信号からの要求33を条件に加える事もできる。さらに、副通路26が被検出ガスによって温められている場合、加熱エネルギーや加熱時間が少なくできるので、車両・装置の停止情報50を利用して、車両・装置の停止直後に副通路26の加熱を実施する事も効果的である。
なお、上記説明においては、代表的な例としてセンシングプローブの支柱となるロッド形状は円柱形状のものを説明したが、板形や、断面形状が円形でないロッド形状でも本発明は適用可能である。
また、上述した例は、本発明を内燃機関への供給空気流量計測装置に適用した場合の例であるが、その他の流体流量の計測に適用することができる。例えば、二酸化炭素の排気流量測定装置、NOxの排気流量測定装置にも適用可能である。
以上説明したように、本発明は排気ガスや汚損物質を多く含む流体でも長期間に渡って精度の良い流量の測定ができるため、今まで不可能であった部位にも流量の測定が可能となる。このことは、各種動力機関や、燃焼装置等の排出ガス低減に利用するための直接的な流量信号として広範囲の産業で利用可能である。とりわけ、自動車や定置機関の排出ガスを質量流量で計測する事ができれば、有害物質の排出量が容易に求められ、環境改善や、地球温暖化の対策に役立たせる事ができるので、極めて利用価値が高い技術として有用である。
本発明に係る流体流量検出装置の概略外観構成図である。 本発明におけるセンサプローブの断面図である。 円柱ロッドと検出素子のアッセンブリ状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるロッドの印刷パターンの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるロッドの印刷パターンの他の例を示す図である。 図5に示した例における円柱ロッドの一部概略断面図である。 本発明の第1の実施形態において、ヒーターパターンで発生した熱の副通路への伝達についての説明図である。 熱式ガス流量計の概略構成図である。 制御回路の構成を示す図である。 分流比の説明図である。 分流比の経時変化説明図である。 本発明の第2の実施形態の説明図である。 本発明の第3実施形態の説明図である。 本発明の第4の実施形態の説明図である。 副通路の加熱時期を判定する条件の一例の説明図である。
符号の説明
1・・・ホルダ、2・・・挿入孔、3・・・円柱ロッド、4a、4b・・・電極、5・・・検出素子、6・・・セラミック粉、7・・・スペーサ、8・・・端子保持用碍子、9・・・ケーシング、10・・・シールラバー、11・・・リード線、12・・・端子、20・・・センサプローブ、22・・・主通路、26・・・副通路、33・・・汚損物質、34・・・ヒーターパターン、35、36・・・絶縁層、37・・・加熱用ヒーター、38・・・給電ワイヤ、39・・・誘導コイル、40・・・発熱体、51・・・発熱抵抗体、52・・・測温抵抗体、53・・・制御部、54、55・・・抵抗、56・・・支持体、57・・・差動増幅器、58・・・トランジスタ

Claims (10)

  1. 被計測流体が流れる主通路内に挿入されて上記主通路内に配置され、上記主通路内に流れる被計測流体の一部が流入し流出する副通路と、この副通路内に配置され、被計測流体の流量を検出する検出素子とを有する流体流量計測装置において、
    上記副通路を形成する部材を加熱する副通路加熱手段を備えることを特徴とする流体流量計測装置。
  2. 請求項1に記載の流体流量計測装置において、上記検出素子を支持する検出素子支持手段を備え、上記副通路加熱手段は、上記検出素子支持手段に配置され、上記副通路加熱手段から発生される熱が上記副通路形成部材に伝達されることより、上記副通路が加熱されることを特徴とする流体流量計測装置。
  3. 請求項2に記載の流体流量計測装置において、上記検出素子支持手段に配置される副通路加熱手段は、電流が供給されることにより発熱するヒーターであることを特徴とする流体流量計測装置。
  4. 請求項2又は3に記載の流体流量計測装置において、上記副通路形成部材と、上記加熱手段との間に、副通路形成部材または加熱手段より熱伝導率の高い材料が配置されることを特徴とする流体流量計測装置。
  5. 請求項1に記載の流体流量計測装置において、上記副通路加熱手段は、上記副通路形成部材に配置され、電流が供給されることにより発熱するヒーターであることを特徴とする流体流量計測装置。
  6. 請求項1に記載の流体流量計測装置において、上記検出素子を支持する検出素子支持手段を備え、上記副通路加熱手段は、上記検出素子支持手段に配置される誘導コイルと、上記副通路形成部材に配置され、上記誘導コイルの電磁誘導現象により発熱する発熱体とを有することを特徴とする流体流量計測装置。
  7. 請求項1に記載の流体流量計測装置において、上記副通路加熱手段は、導電性の上記副通路形成部材を有し、上記副通路形成部材に電流が供給されることにより、上記副通路形成部材が発熱し、上記副通路が加熱されることを特徴とする流体流量計測装置。
  8. 請求項1から7のうちのいずれか一項に記載の流体流量計測装置において、検出素子の加熱手段を備え、上記副通路加熱手段により、上記副通路が加熱されるとともに、上記検出素子の加熱手段により検出素子が加熱されることを特徴とする流体流量計測装置。
  9. 請求項1から7のうちのいずれか一項に記載の流体流量計測装置において、上記副通路の加熱開始時期、上記副通路の加熱開始からの経過時間、流体流量計測装置の停止から、上記副通路の加熱開始を判断する制御部を備えることを特徴とする流体流量計測装置。
  10. 請求項1から7のうちのいずれか一項に記載の流体流量計測装置において、上記副通路形成部材の少なくとも内面には、触媒物質が塗布されていることを特徴とする流体流量計測装置。
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