JP5171984B2 - 超音波式振動計測システム - Google Patents
超音波式振動計測システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5171984B2 JP5171984B2 JP2011091126A JP2011091126A JP5171984B2 JP 5171984 B2 JP5171984 B2 JP 5171984B2 JP 2011091126 A JP2011091126 A JP 2011091126A JP 2011091126 A JP2011091126 A JP 2011091126A JP 5171984 B2 JP5171984 B2 JP 5171984B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic
- measurement system
- data
- switch
- vibration measurement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
(1)センサの設置に技量を要し、若干設定に時間がかかる。
(2)一部の回転機等に対しては、機器の運転が開始されるまで、センサ出力が得られず、センサの設置状況の適否が事前に判らない。
(3)非常に高速のサンプリングを行うため、センサ、超音波送受信装置、信号処理装置は有線結合の必要がある。
(4)超音波送受信装置は比較的高価であり、多数の設置はコスト的に困難である。
複数個の間欠運転機器に設置された超音波センサと、前記超音波センサに超音波信号を送信し、かつ前記超音波センサから超音波信号を受信する超音波送受信装置、および前記超音波送受信装置から信号を受けて信号処理を行い、振動波形を形成する信号処理装置を有するデータ計測装置とにより構成される超音波式振動計測システムにおいて、
前記超音波センサの中の1個と前記超音波送受信装置とを選択的に接続する切替器とを備え、
前記間欠運転機器の電源ケーブルに設置され、前記切替器に接続されたクランプ式電流計を備え、前記切替器は、前記クランプ式電流計の出力が入力され、前記電源ケーブルにおける電流発生に基いて、前記超音波送受信装置と前記間欠運転機器に設置された超音波センサとを接続すること
を特徴とする、超音波式振動計測システム、
を提供するものである。
この参考例1は、同一プラントにおける比較的近傍にある複数個の監視対象である間欠運転機器(1)に予め設置された超音波センサ(2)と、複数個の超音波センサ(2)の信号が入力される切替器(3)と、超音波センサ(2)に超音波出力信号を送信し、かつ超音波センサ(2)から超音波入力信号を受信する超音波送受信装置(4)と、超音波送受信装置(4)に接続され、超音波送受信装置(4)から入力信号を受けて信号処理を行い、振動波形を形成する信号処理装置(5)と、形成した振動波形を一時的に格納する格納装置(6)により構成されるデータ計測装置(20)と、により構成されている。切替器(3)には、各々の超音波センサの起動信号(8)が分岐入力(9)として与えられている。
このように構成された参考例1において、切替器(3)に分岐入力されている超音波センサの起動信号(9)の中の1つに起動信号が与えられると、切替器(3)は、起動信号が流れた機器に設置してある超音波センサ(2)を、超音波送受信装置(4)に選択的に接続する。一方、同時にデータ計測装置(20)の起動スイッチ(10)が入り、データ計測装置(20)が起動する。
参考例1によれば、複数の間欠運転機器に超音波センサのみを予め取り付け、データ計測装置および切替器をそれぞれ1式ずつ用いることで、低コストで複数の間欠運転機器に対して、それら機器が稼動した際に確実に振動の計測が実施される。
この参考例2は、参考例1に加え、切替器(3)には、無線受信装置(12)が設置され、無線受信装置(12)は、切替器(3)の切替装置(13)に接続されている。
このように構成された参考例2において、参考例1に示す作用に加え、コントロールルーム等の遠隔地から、無線送信機(図示せず)により切替器(3)の無線受信装置(12)に対して、接続すべき超音波センサ(2)を無線指示し、切替器(3)の切替装置(13)は、複数の超音波センサ(2)の中、無線受信装置(14)から指示された1つの超音波センサ(2)を超音波送受信装置(4)に選択的に接続する。
参考例2によれば、間欠運転機器が起動していない場合でも、コントロールルームから特定の機器に対するデータ計測が可能となる。例えば、複数個の間欠運転機器がほぼ同時に稼動した場合の、測定対象の切替や、超音波式振動計の動作確認試験等を随時行なうことが可能となる。
参考例3は、参考例1および2に加えて、データ計測装置(20)が、無線送信装置(15)と伝送制御装置(16)とを具備している。伝送制御装置(16)は、信号処理装置(5)と接続され、無線送信装置(15)は伝送制御装置(16)に接続されている。
伝送制御装置(16)は、信号処理装置(5)と接続され、信号処理装置(5)が作動した場合に、信号処理装置(5)から作動したセンサチャネルおよび作動時刻の情報を取出して無線送信装置(15)に伝え、無線送信装置15は作動機器および作動時刻の情報を遠隔地のコントロールルーム(図示せず)へ無線通報する。
参考例3によれば、コントロールルームでは、間欠運転機器の自動起動に基づき、超音波式振動計が動作したかどうか、またはどの機器のデータを採取しているかが判断でき、信頼性の高い測定が可能となる。
参考例4では、参考例1,2に加えて、データ計測装置(20)は、無線送受信装置(15)と伝送制御装置(16)とを具備している。伝送制御装置(16)は、信号処理装置(5)に接続されているとともに、データ格納装置(6)にも接続され、無線送受信装置(17)は、伝送制御装置(16)に接続されている。
この参考例4によるデータ計測装置(20)は、参考例3に示す作用を行うと共に、以下の作用を実施する。すなわち、無線送受信装置(15)は、コントロールルーム等の遠隔地に設置してある、間欠運転機器用のデータ管理システム(図示せず)から無線による要求を受け、伝送制御装置(16)にその情報を伝える。伝送制御装置(16)は、格納装置(6)に保存された測定実施機器番号、機器起動停止時刻、および計測した振動データを呼び出し、無線送受信装置(15)はそれら情報を間欠運転機器データ管理システム(図示せず)へ伝送する。
参考例4によれば、現場の超音波式振動計で計測したデータをコントロールル−ムで直ちに閲覧することができ、機器の状態を直ちに判断できると共に、計測結果が異常であるような場合は、再計測を行うことが可能となる。
この参考例5は、コントロールルーム等に設置された、間欠運転機器用のデータ管理システム(30)に関するものである。間欠運転機器用のデータ管理システム(30)は、複数の超音波式振動計(図示せず)と無線通信を行う無線送受信装置(31)と、各超音波式振動計、個々の超音波式振動計に接続されたセンサ番号および機器名称の関係を示す機器テーブル(32)を具備し、さらに間欠運転機器の機器名称、各機器の起動時刻、停止時刻、および各機器の起動時の振動データを格納するデータ格納装置(33)と、該データを呼び出し、表示用に加工するデータ処理装置(34)、機器毎に、次回起動時期の推定を行う起動時期推定装置(35)と、各機器の運転間隔、1回の連続運転時間、および振動の履歴を表示するデータ表示装置(36)およびユーザからの入力装置を具備している。
間欠運転機器データ管理システム(30)は、プラント内の複数箇所に設置された超音波式振動計と無線送受信装置(31)で繋がり、いずれかの超音波式振動計が動作した場合に、現場の超音波振動計から無線通報を受けて動作した振動計、および超音波センサが設置されている機器の番号が表示装置(36)に表示される。
参考例5によれば、個々の間欠運転機器の起動状態、振動の時系列トレンドが直ちに表示され、全体の状況が直ちに把握できる。また、今後の起動予定も把握できる。
実施形態1では、比較的近傍にある複数個の監視対象間欠運転機器(1,1,・・・)に予め設置された超音波センサ(2,2,・・・)と、この複数個の超音波センサ(2,2,・・・)が入力される切替器(3)と、超音波センサ(2)に超音波を送信し、または超音波センサ(2)から超音波を受信する超音波送受信装置(4)と、この超音波送受信装置(4)に接続され、超音波送受信装置(4)から信号を受けて信号処理を行い、振動波形を形成する信号処理装置(5)と、形成した振動波形を一時的に格納する格納装置(6)により構成されるデータ計測装置(20)とにより構成される。切替器(3)には、測定対象物を稼動する電動機の電源ケーブル(40)に設置されたクランプ式電流計(41)の出力が入力されている。
このように構成された実施形態1において、切替器(3)に入力されている測定対象電動機のクランプ式電流計(41)が電流を検知すると、切替器(3)は、モータ信号が流れた機器に設置してある超音波センサ(2)を選択的に、超音波送受信装置に接続する。
一方、同時にデータ計測装置(20)の起動スイッチ(10)が入り、データ計測装置(20)が起動する。
実施形態1の効果は、参考例1に示したのと同様である。また、この実施形態1に、参考例2以降の構成を組み合わせてもよい。そして、クランプ式電流計(41)の値をデータベースとして保存すれば、モータの状態もモニタ可能となる。
2 超音波センサ
3 切替器
4 超音波送受信装置
5 信号処理装置
6 データ格納装置
8 起動信号
10 起動スイッチ
20 データ計測装置
12 切替器の無線受信装置
14 無線受信装置
15 無線送信装置
16 伝送制御装置
30 間欠運転機器データ管理システム
31 送受信装置
32 機器テーブル
33 データ格納装置
34 データ処理装置
36 データ表示装置
41 クランプ式電流計
Claims (6)
- 複数個の間欠運転機器に設置された超音波センサと、前記超音波センサに超音波信号を送信し、かつ前記超音波センサから超音波信号を受信する超音波送受信装置、および前記超音波送受信装置から信号を受けて信号処理を行い、振動波形を形成する信号処理装置を有するデータ計測装置とにより構成される超音波式振動計測システムにおいて、
前記超音波センサの中の1個と前記超音波送受信装置とを選択的に接続する切替器とを備え、
前記間欠運転機器の電源ケーブルに設置され、前記切替器に接続されたクランプ式電流計を備え、前記切替器は、前記クランプ式電流計の出力が入力され、前記電源ケーブルにおける電流発生に基いて、前記超音波送受信装置と前記間欠運転機器に設置された超音波センサとを接続すること
を特徴とする、超音波式振動計測システム。 - 請求項1項記載の超音波式振動計測システムにおいて、
前記データ計測装置は、前記クランプ式電流計の出力が入力される起動スイッチを具備し、前記クランプ式電流計の出力の発生に基づいて前記起動スイッチが動作し、前記間欠運転機器のデータ計測が開始される
ことを特徴とする、超音波式振動計測システム。 - 請求項1記載の超音波式振動計測システムにおいて、
前記切替器は、前記超音波センサの切替接続を行うための信号切替装置を有する無線受信装置を具備し、この無線受信装置は、無線信号に応じて前記信号切替装置を切替えることにより前記超音波センサを選択的に接続する
ことを特徴とする、超音波式振動計測システム。 - 請求項1記載の超音波式振動計測システムにおいて、
前記データ計測装置は、起動スイッチを有する無線受信装置を備え、無線による指示に基づき前記起動スイッチが動作する
ことを特徴とする、超音波式振動計測システム。 - 請求項1記載の超音波式振動計測システムにおいて、
前記データ計測装置は、無線送信装置および伝送制御装置を備え、前記間欠運転機器の少なくとも1台が前記起動信号を受けて動作を開始したときに、動作開始情報を前記伝送制御装置により定められた所定の場所へ前記無線送信装置により無線通報する
ことを特徴とする、超音波式振動計測システム。 - 請求項1記載の超音波式振動計測システムにおいて、
前記データ計測装置は、無線送受信装置および伝送制御装置を備え、間欠運転機器データ管理システムからの無線指示に基づき、前記間欠運転機器における測定実施機器番号、機器起動停止時間および振動データを前記間欠運転機器データ管理システムへ伝送する
ことを特徴とする、超音波式振動計測システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011091126A JP5171984B2 (ja) | 2011-04-15 | 2011-04-15 | 超音波式振動計測システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011091126A JP5171984B2 (ja) | 2011-04-15 | 2011-04-15 | 超音波式振動計測システム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005312440A Division JP4761930B2 (ja) | 2005-10-27 | 2005-10-27 | 超音波式振動計測システムおよび超音波式振動計測方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011137841A JP2011137841A (ja) | 2011-07-14 |
JP5171984B2 true JP5171984B2 (ja) | 2013-03-27 |
Family
ID=44349356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011091126A Active JP5171984B2 (ja) | 2011-04-15 | 2011-04-15 | 超音波式振動計測システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5171984B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0335436U (ja) * | 1989-08-18 | 1991-04-08 | ||
JPH07128182A (ja) * | 1993-10-29 | 1995-05-19 | Omron Corp | 橋梁特性検査機器 |
JPH07134064A (ja) * | 1993-11-09 | 1995-05-23 | Fukuyama Kyodo Kiko Kk | 振動遠隔監視装置 |
JP3782559B2 (ja) * | 1997-10-23 | 2006-06-07 | 東京電力株式会社 | 原子炉振動監視装置 |
JP2002123884A (ja) * | 2000-10-17 | 2002-04-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 移動体の振動計測・解析システム |
JP4253165B2 (ja) * | 2002-06-20 | 2009-04-08 | 東京電力株式会社 | 回転体の変位測定方法および装置 |
JP2004361131A (ja) * | 2003-06-02 | 2004-12-24 | Shogo Tanaka | 振動計測方法および装置 |
-
2011
- 2011-04-15 JP JP2011091126A patent/JP5171984B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011137841A (ja) | 2011-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101393049B (zh) | 风力发电机组振动监测及故障诊断的方法 | |
US10895885B2 (en) | Universal remote machinery monitor | |
US10359766B2 (en) | Measurement system, measurement management apparatus, measurement device, and measurement method | |
JP5079878B2 (ja) | 遠隔監視装置 | |
US9913006B1 (en) | Power-efficient data-load-efficient method of wirelessly monitoring rotating machines | |
CN103809556A (zh) | 风机状态监控系统和方法 | |
CN203673317U (zh) | 风机状态监控系统 | |
TW201812179A (zh) | 泵總成、方法及電腦程式 | |
KR20090001432A (ko) | 인터넷 기반 온라인 상태 모니터링 시스템 | |
KR20110107575A (ko) | 산업설비 관리시스템 및 이의 운영방법 | |
JP5584253B2 (ja) | 遠隔監視装置 | |
JP4761930B2 (ja) | 超音波式振動計測システムおよび超音波式振動計測方法 | |
JP2009133810A (ja) | 振動監視装置 | |
JP5171984B2 (ja) | 超音波式振動計測システム | |
KR101799970B1 (ko) | 자가 진단 스마트 발전기 | |
US11959825B2 (en) | Method and a condition monitoring device for monitoring a rotating equipment | |
CN110570052B (zh) | 一种船用离心泵预测性维护方法 | |
KR101268474B1 (ko) | 발전기 고정자의 건전성 예측 방법 및 그 시스템 | |
JP2009258063A (ja) | 損傷監視システム、測定装置 | |
JP2005346463A (ja) | 発電設備の遠隔監視装置および遠隔監視方法 | |
JP2005114583A (ja) | 管路更新計画支援装置及びシステム | |
JP4937006B2 (ja) | 状態監視装置及び方法 | |
KR20220129733A (ko) | 고장진단 시스템이 탑재된 선박 | |
JP5069377B2 (ja) | 地震予知装置、地震予知プログラムおよび地震予知方法 | |
KR101651063B1 (ko) | 스마트 기기를 이용한 위치인식 기반의 원격 모니터링 장치 및 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110415 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121019 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121130 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121225 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5171984 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |