JP5171861B2 - 端子保護部材、及びその連結体 - Google Patents
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Description
図6(a)及び(b)は端子台の平面図、及び側部断面図であり、端子台100は絶縁材料から成るベース101と、ベース101の平坦な面を複数の端子区画に仕切る仕切り板102と、端子区画内の底面に添設固定され貫通穴を有した導電板103と、ベース101に形成された凹所内に嵌合され導電板の貫通穴と連通した雌螺子を有したナット104と、ワッシャ105を介してナット104に螺着される端子ネジ106と、を備えている。
端子台には、塵埃その他の異物が端子ネジに堆積、付着することによる短絡等の事故発生を未然に防ぐために、複数の端子区画に跨ってこれらを覆うように樹脂製の防塵保護カバーが装着される。一方、個々の端子に対する配線接続作業を行ったり、電圧測定を行う場合には防塵保護カバーを取り外した上で、作業の対象とならない端子については適当な長さ、形状に切断した絶縁性のビニールテープ110を端子区画外周に立設された仕切り板102の端縁上に接着して覆うことにより、作業員の指や工具が端子ネジ等に接触することによる感電事故や、端子間に導電部材が接触することによる短絡事故等を防止するための措置を講じた上で、作業対象となる端子区画だけを露出させた状態で作業を行っていた。
しかし、ビニールテープを用いて作業対象とならない端子区画を覆う方法では、テープの粘着面と仕切り板との間の接着面積が少ないためテープが剥離し易いという問題がある。特に、一つの端子区画だけをビニールテープにより覆う場合には、更にテープが剥離し易くなる。また、ビニールテープにより被覆できるのは、図示のように端子区画底面と対向する上部開口部のみであり、側部開口部を塞ぐことはできない。従って、テープによって覆われていない配線入線側の側部開口部から端子に接触することができるという安全性の問題があった。
特許文献2「端子台」には、複数の端子区画に跨って一括して着脱可能なカバーが開示されている。しかし、このカバーは複数の連続した端子区画に対して一括して着脱してこれらを同時に開閉する構造を有しており、個々の端子区画を個別に覆う手段としては不適である。また、このカバーは端子区画の上部開口を塞ぐに過ぎず、端子区画の側部開口、特にケーブル入線側開口を塞ぐことができず、充電部が露出するという不具合がある。
特許文献3「端子台用保護カバー」には、保護カバーを端子台に装着した状態で移送手段によって被覆部を接続端子の配列方向に移送させることにより、端子露出開口部を接続端子の真上位置まで移動させるようにした構成が開示されている。
しかし、保護カバーを端子台に装着した際にケーブル入線側開口を塞ぐことができず、充電部が露出するという不具合がある。
請求項2の発明に係る端子保護部材連結体は、請求項1に記載された端子保護部材を複数個、連結部材によって連結したことを特徴とする。
請求項3の発明に係る端子保護部材連結体は、端子台の平坦なベース面上に所定の間隔を隔てて並行に対向配置された複数の仕切り板間のベース面に配置された端子を保護する端子保護部材を複数個、連結部材によって連結した端子保護部材連結体であって、対向配置された2つの前記仕切り板間に圧入されることにより前記端子の頂部側を覆う絶縁性弾性材料から成る保護部材本体と、当該保護部材本体から突設されて前記保護部材本体により被覆できない前記端子の側部を覆う突起部とを備え、前記連結部材は、伸縮自在な線材であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記連結部材は、前記端子保護部材を構成する突起間を連結する連結部であり、隣接する前記保護部材本体間には前記仕切り板を差し込むための隙間が形成されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、隣接し合う前記各仕切り板の対向面にガイド突条を設け、前記保護部材本体の対応する2側面に該ガイド突状に嵌合するスライド溝を形成したことを特徴とする。
図1(a)及び(b)は本発明の一実施形態に係る端子保護部材の構成を示す斜視図、及び正面図であり、図2(a)(b)(c)及び(d)は連結状態にある本発明の端子保護部材の構成を示す斜視図、各端子保護部材を端子台に取り付ける状態を示す斜視図、一つの端子区画に端子保護部材を取り付けた状態を示す斜視断面図、及び縦断面図であり、図3(a)及び(b)は端子区画内に端子保護部材を装着した状態を示す斜視図である。
端子保護部材1は、ゴム、樹脂等の絶縁性を有した弾性材料から構成された略直方体状の保護部材本体2と、保護部材本体2の一面の一端縁から直角に突設された突起部10と、を備えている。保護部材本体2と突起部10とは射出成形等によって同一材料によって一体的に形成する。
端子保護部材1の使用材料としては、絶縁性と弾性を有し、且つある程度の耐久性を有するものであれば、どのようなものであってもよく、例えばウレタンフォーム(スポンジ)等であってもよい。
端子保護部材1は、端子台50上の複数の端子区画51のうちの一つの端子区画内に圧入されて端子区画内の端子52の上面及びケーブル入線側の側部開口を閉止する手段である。端子区画内にケーブルが接続されていない場合は勿論、ケーブルが接続されている場合であっても充電部が露出していることによる危険を回避するために端子区画内に装着することができる。
この端子保護部材1は、破損するまで何度でも再使用が可能である。
ナット58に螺着された端子ネジ60を緩めた状態で図示しないケーブルの導体部分を導電板57とワッシャ59との間に挟んで、端子ネジ60を締結することにより、ケーブル導体部分を電気的機械的に接続する。
通電状態にある端子52が露出状態にある時にはケーブルの誤接続や、作業員の指や工具が接触することによる感電、短絡事故等が懸念されることは上述の通りである。
保護部材本体2を十分な厚肉とすると共に、突起部10の幅が端子区画の側部開口を覆うように広く設定してあるため、指や工具を差し込む余地がなくなる。
図3等に示すように端子保護部材1はケーブルCが端子52に接続されているか否かに関係なく、対向する2つの仕切り板56間に保護部材本体2を圧入状態で装着されることにより、保護部材本体2により端子ネジ60の上部を覆い、突起部10によりケーブル入線側の開口を塞ぐ。端子保護部材1として、その弾性、サイズ等が仕切り板56間の間隔、形状、及び端子区画の深さ等に合わせて予め最適な構成としておき、仕切り板間に圧入したときに十分な弾性により抜け落ちせずに保持されるようにする。なお、保護部材本体2の材質を比較的柔軟に(弾性変形容易に)構成しておくと共に、縦横寸法を大きめに設定しておくことにより、異なったサイズの端子区画51にも装着可能となる汎用性を得ることが可能となる。
圧入するだけで装着が可能なため、仕切り板側に何らの加工も不要となる。
図2(a)に示した実施形態では、複数個の端子保護部材1をゴム紐等の伸縮自在な線材(連結部材)20によって直列状態に連結した端子保護部材連結体Aを示している。この端子保護部材連結体Aは、端子保護部材1間の間隔を拡大したとしても線材20が伸長することにより任意の複数の端子区画51に端子保護部材1を夫々装着して各端子52を隠蔽することができる。また、個々の端子保護部材が紛失することを防止できる。
この実施形態では、隣接し合う2つの仕切り板56の対向面に夫々対向するようにガイド突条56aを設け、保護部材本体2の対応する2側面にガイド突条56aに嵌合してスライドするスライド溝2aを形成した構成が特徴的である。
端子保護部材1を端子区画51内に装着する場合には、ケーブル入線側の側部開口側から、スライド溝2aがガイド突条56aと嵌合するように保護部材本体2を差込み、保護部材本体が端子区画の奥まで達した時点で装着を完了する。
この実施形態においては、ガイド突条56aを端子区画側のスライド溝2a内にスライドさせることによって、端子保護部材1を常に正しい姿勢で端子区画内にセットすることができるため、装着操作性がよい。また、一旦装着を完了した後は、ガイド突条56aにスライド溝2aが引っ掛かっているため脱落しにくい。
この実施形態に係る端子保護部材連結体Aは、複数の端子保護部材1の突起部10を連結部(連結部材)10aを介して連結一体化すると共に、保護部材本体2間には仕切り板56を差し込む為の隙間3を形成した構成が特徴的である。隙間3の間隔、奥行き寸法は、仕切り板56を十分な挟圧力で保持することにより、端子保護部材連結体Aが脱落することがないように設定する。
この実施形態に係る端子保護部材1によれば、2以上の隣接する端子区画51内の端子52を外部からの接触から保護する必要がある場合に、一括した装着が可能となり、装着のための作業、取り外すための作業が容易となる。
なお、図4の実施形態のようにガイド突条56aを備えた仕切り板56に適用する場合には、図5(c)に示すように各保護部材本体2の両側面にスライド溝2aを形成すればよい。
Claims (5)
- 端子台の平坦なベース面上に所定の間隔を隔てて並行に対向配置された複数の仕切り板間のベース面に配置された端子を保護する端子保護部材であって、
対向配置された2つの前記仕切り板間に圧入されることにより前記端子の頂部側を覆う絶縁性弾性材料から成る保護部材本体と、当該保護部材本体から突設されて前記保護部材本体により被覆できない前記端子の側部を覆う突起部とを備え、
前記端子台に配置された隣接し合う前記各仕切り板の対向面にガイド突条を設け、前記保護部材本体の対応する2側面に該ガイド突状に嵌合するスライド溝を形成したことを特徴とする端子保護部材。 - 請求項1に記載された端子保護部材を複数個、連結部材によって連結したことを特徴とする端子保護部材連結体。
- 端子台の平坦なベース面上に所定の間隔を隔てて並行に対向配置された複数の仕切り板間のベース面に配置された端子を保護する端子保護部材を複数個、連結部材によって連結した端子保護部材連結体であって、
対向配置された2つの前記仕切り板間に圧入されることにより前記端子の頂部側を覆う絶縁性弾性材料から成る保護部材本体と、当該保護部材本体から突設されて前記保護部材本体により被覆できない前記端子の側部を覆う突起部とを備え、
前記連結部材は、伸縮自在な線材であることを特徴とする端子保護部材連結体。 - 前記連結部材は、前記端子保護部材を構成する突起間を連結する連結部であり、隣接する前記保護部材本体間には前記仕切り板を差し込むための隙間が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の端子保護部材連結体。
- 隣接し合う前記各仕切り板の対向面にガイド突条を設け、前記保護部材本体の対応する2側面に該ガイド突状に嵌合するスライド溝を形成したことを特徴とする請求項3に記載の端子保護部材連結体。
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