JP5171172B2 - 線形フィードバックシフトレジスタの再シードを使用するシステムオンチップの試験データ圧縮方法 - Google Patents

線形フィードバックシフトレジスタの再シードを使用するシステムオンチップの試験データ圧縮方法 Download PDF

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Description

本発明は、概して、製造試験における試験データ圧縮に関し、特に、線形フィードバックシフトレジスタの再シード(reseeding)を使用するシステムオンチップ(SoC;System-on Chip)のための試験データ圧縮方法に関する。
本願は、2006年9月12日に出願された米国仮特許出願第60/825,281号「SoC testing Approach Using LFSR Reseeding and Scan Sliced-based TAM Optimization and test Scheduling(LFSR再シードとスキャンスライスベースのTAM最適化とを使用するSoC試験アプローチと試験スケジューリング)」の便益を主張し、その全ての内容は、ここに、参照により取り入れられている。
試験データ圧縮は、製造試験で広く使用されている。試験データの量と試験実行時間との両方を大きく減少させるように、非特許文献1のような現行技術による圧縮技法の中には、最大圧縮を達成するのに適している複数の試験パターンを生成するために、特別な試験生成ツールをたいていの場合に使用するものがある。スキャンチェイン(scan chain)のコンフィギュレーション(配置)も、よりよい圧縮結果のために最適化される。しかしながら、システムオンチップ(SoC)デバイスの試験時には、通常の場合、これらの柔軟性を利用できない。これは、知的財産(IP;intellectual property)コア(core)について、特に複数のレイアウトの形態で出荷されてスキャンチェイン構成が修正できないハードコアについて、構造的な情報が入手できないものがあるためである。
既存の試験圧縮技法の適用が限定されたものになるという問題に加えて、内部(internal)コアへのアクセスが制限されるのが、SoC試験における他の問題である。この制限に対応するために、SoC試験アーキテクチャの重要な構成要素として、試験アクセス機構(TAM;test access mechanism)と試験ラッパー(test wrapper)とが提案されている(非特許文献2)。TAM/ラッパー構成と試験スケジューリングとをともに最適化してSoCの試験実行時間を短縮するように、多くの技法が提案されている(非特許文献3)。しかしこれらの技法は、試験データ圧縮を考慮していないか、効果がより低い圧縮技法を利用しているかのいずれかである。
直観的には、SoCインテグレータは、試験データ圧縮、TAM/ラッパー構成及び試験スケジューリングを統合された問題定式化に組み合わせる柔軟性を有しており、したがって、SoC全体について試験データ量と試験実行時間とを減少させることができる。非特許文献4は、試験データ圧縮をサポートするSoCに対する試験実行時間を減少させるための時間多重化技法を示している。非特許文献4に記載の技術の主な問題点は、時間多重化機構を可能にするために、余分なデータとオンチップ(チップ上)のハードウェアとが必要となることである。時間多重化機構を実装が容易な状態に維持するように、非特許文献4に記載のものでは固定長ブロックを採用しているが、これによって符号化効率が低下する。あるコアに対して最適なブロック長は、他のコアに対しては必ずしも最適ではない。非特許文献5は、圧縮用にXNetと呼ばれる排他的論理和(XOR)ネットワークを使用しており、これは高圧縮に対してはあまり効率的ではない。これはまた、自動試験装置(ATE;automatic test equipment)からの2つの異なるデータストリーム(データ流れ)、すなわちデータストリームとロード制御ストリームも必要とする。
図1における線図10は、非特許文献4に記載された従来技術のためのコア構成を示している。図1において、DCMPは伸張器(decompressor)を意味し、線形フィードバックシフトレジスタ(LFSR;linear-feedback shift register)であってもよい。コア1、コア2、コア3及びコア4の各コアは、それ自身のデコーダ(復号器)を有している。さらに、制御データによって指定されているコアへシードデータ(seed data)15を送るための制御ユニット14が必要である。図2の線図20は、4つのシードストリームがどのようにして1つのストリームにパックされるのか、すなわち、どのように複数のテスタチャネルが時間多重化されているのかを示している。図2は制御データがどのようにして定められているのかも示している。SoC内の複数のコアは、LFSRの再シード(reseeding)を使用して、個別に圧縮されている。複数のテスタチャネルは、必要なときにシードデータをオンチップの伸張器に転送するように、時間多重化されている。シード計算を実行するために、各コアの複数の試験パターンがまず固定長の複数のブロックに分割される。シード(seed)は、数が可変のブロックの複数のケアビット(care bit)によって構成されている複数の線形方程式を解くことによって得られる。新しいシードを生成する前に、可能な限りできるだけ多くのブロックが連結される。LFSRデコーダがシードを一連のブロックに展開しているときには、このシードによって符号化されるすべてのブロックが生成されるまで、テスタからデータを受け取る必要はない。そのため、異なるコアに対する複数のシードストリームを1つのストリームに時間多重化(つまりパック)することができる。したがって、全試験実行時間は、時間多重化態様で複数のコアを同時に試験することによって、削減される。
図1に示すアーキテクチャの主な問題点は、時間多重化機構を可能にするために、余分のデータとオンチップのハードウェアとが必要となることである。時間多重化機構を実装が容易な状態に維持するように、非特許文献4に記載のものでは固定長ブロックを採用しているが、これによって符号化効率が低下する。あるコアに対して最適なブロック長は、他のコアに対しては必ずしも最適ではない。
図3の線図30は、非特許文献5に記載された従来技術において用いられるXNetアーキテクチャを示している。図4Aに示している本発明のLFSRとフェーズシフタ(移相器)とが、シフトレジスタ(SR)31とXNetと呼ばれる排他的論理和(XOR)ネットワーク32とによって置き換えられている。データワードはスキャンスライス(scan slice)用のパターンを生成するように、SRにロードされる。スキャンスライス用のパターンが多くのケアビットを有している場合、スライス用のパターンを揃えさせる(justify)データワードを見つけることができないこともある。この問題に対応するために、複数入力シフトレジスタ(MISR;Multiple input shift register)に入力される複数のラッパースキャンチェイン(WSC;wrapper scan chain)(WSC1,WSC2,WSC3,WSC4)の動作を制御するように、別個のロード制御ストリームが自動試験装置ATEから入力される。いくつかのWSCに必要な値に1サイクルの間では揃えさせる(jusitify)ことができない場合には、それに対して値が揃えさせられているWSCだけが新しい値をロードされ、他のWSCは保留とされる。それから、前回のサイクルでロードされなかった残りのWSCをロードするために他のデータワードがシフトレジスタ(SR)31にロードされる。各WSCの動作は個別に制御されるべきであるため、ロードストリームを生成するデータは大きなものとなり得る。したがって、この方法による高圧縮は困難である。
本発明に関連し本明細書において引用されている、第三者による文献は以下の通りである。これらの文献は、関連する引用によって参照されている。
J. Rajski, I. Tyszer, M. Kassab, and N. Mukherjee, "Embedded Deterministic Test(決定論的埋め込み試験)," IEEE Tran. CAD, Vol. 23, pp. 776-792, May 2004 E. J. Marinissen, R. Kapur, M. Lousberg, T. McLaurin, M. Ricchetti, and Y. Zorian, "On IEEE 1500's standard for embedded core test(埋め込みコア試験のためのIEEE1500の標準に関して)," Journal of Electronic Testing: Theory and Application (JETTA), Vol. 18, pp. 365-383, Aug. 2002 V. Iyengar, K. Chakrabarty, and E. J. Marinissen, "Test access mechanism optimaization, test scheduling, and tester data volume reduction for System-on-Chip(システムオンチップのための試験アクセス機構最適化、試験スケジューリング、及びテスタデータ量削減)," IEEE Trans. Computers, Vol. 52, pp. 1619-1632, Dec. 2003 A. B. Kinsman, and N. Nicolici, "Time-multiplexed test data decompression architecture for core-based socs with improved utilization of tester channels(テスタチャネルの利用が改善されたコアベースSoC用時間多重化試験データ伸張アーキテクチャ)," Proc. European Test Symp., 2005, pp. 196-201 P. T. Gonciari, and B. M. Al-Hashimi, "A compression-driven test access mechanism design approach(圧縮駆動試験アクセス機構設計アプローチ)," Proc. European Test Symp., 2004, pp. 100-105 E. H. Volkerin, and S. Mitra, "Efficient seed utilization for reseeding based compression(再シードベースの圧縮のための効果的なシード利用)," Proc. VTS 2003, pp. 232-237
試験実行時間を短縮するとともに最大圧縮を達成可能な、SoCチップに適用可能な方法に対する要求がある。本発明の目的は、そのような要求を実現することにある。
本発明によれば、データ圧縮方法は、システムオンチップ回路内の複数のコアの等価コアを取得するステップと、線形フィードバックシフトレジスタ(LFSR)再シードを等価コアの試験データの圧縮に適用するステップと、を含み、線形フィードバックシフトレジスタが少なくとも1スキャンスライスを符号化することを保証できるように、等価コアのどのスキャンスライスについてもケアビットの数がユーザ定義パラメータを超えないようにすることによって、等価コアの試験時間を最適化する。好ましい実施態様では、取得するステップは、複数のコアに対するよりも等価コアに対してスライススキャン当たりより多くのケアビットを有するようにすることと、複数のコアに対するよりも等価コアに対して複数のスキャンスライスにわたってより平坦なケアビット分布を有するようにすることと、を含み、これによって符号化効率を改善させる。好ましくは、等価コアを取得するステップは、符号化効率を改善するように、線形フィードバックシフトレジスタのシードデータを試験データに展開することを含む。線形フィードバックシフトレジスタは、展開されたシードを複数のコアに同時に入力する。等価コアを取得するステップは、複数のコアを空間多重化することを有する。
本発明の他の様相によれば、システムオンチップ試験装置は、線形フィードバックシフトレジスタ(LFSR)と、線形フィードバックシフトレジスタの出力に入力が接続されているフェーズシフタと、並列に設けられた少なくとも2つの知的財産コアと、フェーズシフタと少なくとも2つのコアとの間に配置されている内部試験アクセス機構(TAM)と、を含み、少なくとも2つのコアの等価コアが得られ、等価コアに対する試験データが、線形フィードバックシフトレジスタの再シードによって圧縮されている。各コアは、そのコアのスケジュール化された試験時間間隔に対してそれぞれのコアを有効化する独立した制御信号を有している。好ましくは、少なくとも2つのコアは、試験時間と符号化効率とを同時に最適化できるように、並行して試験される。好ましくは、等価コアは、少なくとも2つのコアよりもスライススキャン当たりより多くのケアビットを有しており、複数のスキャンスライスにわたって、少なくとも2つのコアに対するよりも、より平坦なケアビット分布を有し、それによって符号化効率を改善している。
本発明のこれらの、そしてその他の利点は、以下の詳細な説明と添付と図面とを参照することによって、当業者に対して明らかになろう。
本発明の好ましい実施形態は、試験時間とコード化効率とを同時に最適化できるように、システムオンチップ(SoC)上の複数のコアを並行して試験するために改良された非特許文献1に記載の線形フィードバックレジスタ(LFSR)の再シード(reseeding)技法を採用している。図4A及び図4Bは、本発明に基づく例示実施形態の試験アーキテクチャ40Aを示している。図4Aは、本発明に基づく例示的なシステムオンチップ(SoC)アーキテクチャを示しており、図4Bは、図4Aのアーキテクチャのための例示的なシステムクロック40Bを示している。
コアA、コアB、コアC及びコアDの各々は、1つまたは2つ以上の任意の時間間隔中に試験されるように、個別にスケジューリングされている、すなわちスケジュールが設定されている。例えば、コアAが時刻(t0,t1)の間に試験されるようにスケジュールされている場合、コアAは時刻t0においてデータをフェーズシフタから受け取りはじめ、時刻t1の前に試験を停止する。そのため、各コアは、スケジューリングカウンタ42Bに結合されており、スケジュールが設定されている複数の時間間隔にだけアクティブになる個別のTest_Enable(テストイネーブル)制御信号41Bを受け取らなければならない。Test_Enable制御信号41Bは、図4Bに示されるように、AND(論理積)ゲート43Bによって、システムクロックとの論理積がとられる。複数のTest_Enable制御信号が、複数のオンチップカウンタを使用して、同様にオンチップに保存されているスケジューリングデータにしたがって生成される。実験結果は、ほとんどの場合に1つのコアだけが1つの時間間隔に割り当てられ、スケジューリングデータの格納サイズが非常に小さなものとなることを示している。
コアA、コアB、コアC及びコアDの各コアは、試験データ内でスキャンする必要があるときにキャプチャ出力応答とスキャンアウト出力応答とを制御するオンチップのモジュロ(modulo)カウンタ44Bも有している。モジュロカウンタ44Bの出力は、図4Bに示されるように、各コアの各スキャンセルの複数のScan_Enable(スキャンイネーブル)入力に接続されている。コアAの複数のスキャンセルは、参照符号45B1、45B2、45B3及び45B4を付して示されている。線図40Bを見やすくするために、コアB、コアC及びコアDに対する複数のスキャンセルの参照符号は省略されている。モジュロカウンタ44Bは、コアの複数のラッパースキャンチェインの長さだけに依存している。
任意の時刻またはクロック周期において、線形フィードバックシフトレジスタ(LFSR)は、そのシードを試験データに展開し、複数のコアに対してフェーズシフタを通して同時に入力する。シードに符号化されている複数のケアビットは、様々なコアに由来する。したがってコアは空間多重化されている。線形フィードバックシフトレジスタ(LFSR)から見れば、SoCは、SoCの等価コアと呼ばれるモノリシックなコアとして試験される。試験アクセス機構(TAM)と複数の試験ラッパーとを適切な試験スケジューリングとともに注意深く構成することによって、試験時間が最短化されている等価コアを得ることができる。その後、非特許文献6に示されているLFSR再シード技法が等価コアの試験データの圧縮に適用される。
空間多重化の利点は、以下のようなものである:
(1)複数のコアが並行して試験される。個別の各コアと比較すると、等価コアは、スキャンスライスあたりより多くのケアビットを有することになり、そのケアビット分布は、複数のスキャンスライスにわたってより「平坦」である。これは、コード化効率の改善に役立つ;
(2)ある複数のコアがキャプチャ中に、他の複数のコアはLFSRからデータを受け取ることができる。これは、試験実行時間を短縮するのに役立つ。
図5A、図5B及び図5Cとそれらの図におけるの線図50A,50B,50Cは、2つのコアすなわちコアAとコアBとの等価コアが、本発明に基づいてどのようにして得られるかを示している。各行はWSCを示しており、各列はスキャンスライスを示している。コアAは、4つのWSCと2つのパターンとを有しており、各パターンは4つのスキャンスライスを有している。コアBは、3つのWSCと1つのパターンを有し、このパターンは6つのスキャンスライスを有している。両方のコアは、クロックサイクル0から始まる試験に対してスケジューリングされている。クロックサイクル5において、コアAはキャプチャモード(「C」または「キャプチャ」と記されている)にあるのに対して、コアBはデータを受け取り続ける。等価コア50Cは、7つのWSCと9つのスキャンスライスとを有している。
言い換えれば、コアが出力応答をキャプチャするキャプチャサイクル(「C」と記されている)は、試験パターンの間に挿入されている。図5A及び図5Bでは、どちらも、コアA 51AとコアB 52Aとは時刻0から始まる試験に対してスケジューリングされている。コアAがキャプチャしているときには、コアBはデータを受け取り続けている。等価コアの複数のスキャンスライスにわたるケアビット分布は、コアAとコアBのケアビット分布よりもはるかに平坦である。
TAM/試験ラッパー及び試験スケジューリングを同時に最適化する処理は、最適な等価コアを取得するために使用できる。この処理は、LFSRが少なくとも1つのスキャンスライスをコード化するのを保証できるように、等価コアの任意のスキャンスライスに対して、ケアビットの数がユーザ定義のパラメータSmaxを超えないことを保証する。理想的には、Smax個のテスタチャネルが使用される場合、LFSRの複数のシードを保存するためにシャドウレジスタは必要なく、試験実行時間全体が最短化される。より少ないテスタチャネルが使用される場合には、ときには、新しいシードが完全に転送されるまでスキャンクロックを無効にする必要が生じ、試験実行時間が長くなる場合がある。しかしながら、実験結果は、大きな産業用回路の場合に特に、ほとんどのシードが、次のシードを時間内に転送できるように、十分に大きな数のスキャンスライスを符号化できることを示している。符号化効率を改善するためには、LFSRの次数をkSmax+20,k=1,2,…のように設定することができ、したがって、LFSRは少なくともk個のスキャンスライスを符号化することができる。k>1の場合、テスタチャネルの理想的な数はSmaxのままであるが、これは各シードが少なくともk個のスキャンスライスを符号化できるためである。提案されている処理は産業用設計に対してスケーラブル(拡張可能)である。本発明を試験する実験結果では、2.6Gビットの複雑な試験セットを用いるSoCのスケジューリングについては、実行時間がわずか51秒であって、データをディスクからロードするのに41秒かかる。
要約すれば本発明は、試験時間と符号化効率とを同時に最適化できるように、システムオンチップ(SoC)上の複数のコアを並行に試験するために、線形フィードバックシフトレジスタ(LFSR)の再シードの技法を採用している。本発明に基づくSoC試験のアプローチは、試験データ圧縮、TAM/試験ラッパー構成、及び試験スケジューリングを統合している。LFSR再シード技法は、圧縮エンジンとして使用されている。SoC上のすべてのコアは、単一のオンチップLFSRを共有する。任意のクロックサイクルにおいて、1つまたは2つ以上のコアはLFSRからデータを同時に受信することができる。LFSR用の複数のシードは、複数のコア用の試験キューブの複数のケアビットから計算される。全体の試験実行時間が最短化されるように、各クロックサイクルでLFSRが生成可能なケアビットの数を最大化しようとするスキャンスライスベースのスケジューリングアルゴリズムも提案している。本発明に基づくアプローチは、ハードウェアのオーバーヘッドがわずかで、展開が容易である。1つのLFSR、1つのフェーズシフタ及び数個のカウンタだけをSoCに追加する必要がある。スケジューリング処理も大きな産業用回路に対してスケーラブルである。
本発明について、最も実用的で好ましい例示実施形態と考えられるものにおいて、示し、説明してきた。しかし、当業者によってそれらから離れることができること、および明らかな修正が実装されるであろうことが予想される。当業者は、本明細書で明白に図示したり説明されていないが、本発明の原理を実現し、本発明の原理の精神と範囲に含まれる多くの構成と変形を考え出すことができるであろうと考えられる。
システムオンチップ(SoC)内の複数のコアが線形フィードバックシフトレジスタ(LFSR)の再シードを使用して個別に圧縮されている、従来技術のコア構成を示す図である。 図1の構成を使用して複数のシードストリームが1つのストリームにどのようにしてパックされるか、つまり複数のテスタチャネルがどのように多重化されるかを示す図である。 従来技術における排他的論理和(XOR)ネットワーク(Xnet)アーキテクチャを示す図である。 本発明に基づくシステムオンチップ(SoC)アーキテクチャを示すブロック図である。 図4Aに示されている本発明に基づくのアーキテクチャのシステムクロックを示す図である。 例示のために2つの試験パターンを有しているコアAを示す図である。 例示のために試験パターンを有しているコアBを示す図である。 図5A及び図5Bに示した2つのコア(コアAとコアB)に対する等価コアを示す図である。
符号の説明
14 制御ユニット
15 データ
31 シフトレジスタ(SI)
32 排他的論理和ネットワーク(Xnet)
41B Test_Enable制御信号
42B スケジューリングカウンタ
43B AND(論理積)ゲート
44B モジュロカウンタ
45B1〜45B4 スキャンセル

Claims (18)

  1. システムオンチップ回路内の複数のコアの等価コアを取得するステップと、
    線形フィードバックシフトレジスタ(LFSR)再シードを前記等価コアの試験データの圧縮に適用するステップと、
    を有し、
    前記線形フィードバックシフトレジスタが少なくとも1スキャンスライスを符号化することを保証できるように、前記等価コアの試験時間は、前記等価コアのどのスキャンスライスについてもケアビットの数がユーザ定義パラメータを超えないようにすることによって最適化される、データ圧縮方法。
  2. 前記取得するステップは、前記複数のコアの各々のコアのいずれに対するよりも前記等価コアに対してスライススキャン当たりより多くのケアビットを有するようにすることを有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記取得するステップは、前記複数のコアの各々のコアのいずれに対するよりも前記等価コアに対して複数のスキャンスライスにわたってより平坦なケアビット分布を有するようにすることを有し、これによって符号化効率を改善させる、請求項1に記載の方法。
  4. 前記等価コアを取得するステップは、符号化効率を改善するように、前記線形フィードバックシフトレジスタのシードデータを試験データに展開することを有する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記線形フィードバックシフトレジスタは、前記展開されたシードを前記複数のコアに同時に入力する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記等価コアを取得するステップは、前記複数のコアを空間多重化することを有する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記ユーザ定義パラメータで示される個数の試験チャンネルが使用される場合、前記線形フィードバックシフトレジスタの複数のシードの格納にシャドウレジスタを必要とせず、それによって前記等価コアの試験実行時間全体を最短化する、請求項に記載の方法。
  8. 前記ユーザ定義パラメータで示される個数よりも少ない試験チャンネルが使用される場合、前記線形フィードバックシフトレジスタから前記複数のコアへ新しいシードが完全に移動されるまで、前記等価コアを試験するスキャンクロックを無効にすることができる、請求項に記載の方法。
  9. 線形フィードバックシフトレジスタ(LFSR)と、
    前記線形フィードバックシフトレジスタの出力に入力が接続されているフェーズシフタと、
    並列に設けられた少なくとも2つの知的財産コアと、
    前記フェーズシフタと前記少なくとも2つの知的財産コアとの間に配置されている内部試験アクセス機構(TAM)と、
    を有し、
    前記少なくとも2つの知的財産コアの等価コアが得られ、前記等価コアに対する試験データが、前記線形フィードバックシフトレジスタの再シードによって圧縮され
    各前記知的財産コアは、当該知的財産コアのスケジュール化された試験時間間隔に対してそれぞれの前記知的財産コアを有効化する独立した制御信号を有する、
    システムオンチップ試験装置。
  10. 前記少なくとも2つの知的財産コアは、試験時間と符号化効率とを同時に最適化できるように、並行して試験される、請求項に記載の装置。
  11. 前記等価コアは、前記少なくとも2つの知的財産コアのいずれよりもスライススキャン当たりより多くのケアビットを有する、請求項に記載の装置。
  12. 前記等価コアは、複数のスキャンスライスにわたって、前記少なくとも2つの知的財産コアのいずれに対するよりも、より平坦なケアビット分布を有し、それによって符号化効率を改善している、請求項に記載の装置。
  13. 前記等価コアは、符号化効率を改善するように、前記線形フィードバックシフトレジスタのシードデータを試験データに展開することによって得られる、請求項に記載の装置。
  14. 前記線形フィードバックシフトレジスタは、前記展開されたシードを前記少なくとも2つの知的財産コアに同時に入力する、請求項13に記載の装置。
  15. 前記少なくとも2つの知的財産コアを空間多重化することによって前記等価コアが得られる、請求項に記載の装置。
  16. 前記線形フィードバックシフトレジスタが少なくとも1スキャンスライスを符号化することを保証できるように、前記等価コアの試験時間は、前記等価コアのどのスキャンスライスについてもケアビットの数がユーザ定義パラメータを超えないようにすることによって最適化される、請求項に記載の装置。
  17. 前記ユーザ定義パラメータで示される個数の試験チャンネルが使用される場合、前記線形フィードバックシフトレジスタの複数のシードの格納にシャドウレジスタを必要とせず、それによって前記等価コアの試験実行時間全体を最短化する、請求項16に記載の装置。
  18. 前記ユーザ定義パラメータで示される個数よりも少ない試験チャンネルが使用される場合、前記線形フィードバックシフトレジスタから前記複数のコアへ新しいシードが完全に移動されるまで、前記等価コアを試験するスキャンクロックを無効にすることができる、請求項16に記載の装置。
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