JP5170675B2 - 太陽熱蓄熱装置 - Google Patents
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Description
又原子力発電も高いコストと危険性が伴う。
また、太陽光線を利用する太陽電池は開発されているが、太陽電池が高価であるばかりか蓄熱装置としては効率は低く、太陽熱を利用して水を温める温水器は従来より開発されてきたが、北海道などの寒冷地で夏場は利用できるが冬場では高温の水を得ることは困難であった。
請求項2の発明は、請求項1に記載の太陽熱蓄熱装置において、前記二重の透明及び半透明のビニールシートは、外周面側には透明シートを内周面側には遠紫外線を抑える半透明シートを張り巡らしたことを特徴とする。
図1に示すように、太陽熱蓄熱装置1は円盤状の底部2と半球状のドーム部3と蓄熱貯水槽部4とから構成される。
本実施例に用いたドームの規模は、円盤状の底部2の直径L=1.2m、ドーム部3の高さH=1.2mであり、底部2の下部は水槽21の深さh=15cmであり、また、蓄熱貯水槽部4は水槽21の容積の約1.5〜3倍である。
底部2の水槽21の上の一面には、スノコ状に表面を黒色に塗った金属パイプ22を掛け渡してあり、底部2の底には蓄熱貯水槽部4の温水タンク41に通じる連通管42が設けられている。
そして、この二重のシートの間には、間隔0〜3cm(平均1cm)程度の空気層37が存在する。ドーム部の太陽光線が照らさない部分の内周面に設ける熱反射の鏡部(反射板)36はビニールシートにアルミ箔を貼り付けたミラーである。
スノコ状に設けた立体多面積である金属パイプ22は、直径20mmのスチールパイプの表面を黒い塗料で塗って、約30本程度を平行に並べ全体を底部2の外周に合わせて、円状になるように切断し、針金等で適当な間隔に互いを連結してある。
図4において、ステップS1では、ドーム部3の内部に太陽光を二重の透明シート34及び半透明シート35を透して内部に取込む。ステップ2で、取り込まれた太陽光は熱となってドーム内部を暖めるが、半透明シート35及び鏡部(反射板)36により熱線は反射されて内部に留まり、又、半透明シート35により遠紫外線の外部への放熱を少なくする。
ある程度、ドーム部3内部の温度が上昇すると、ステップ3に進み、蓄熱貯水槽部4の温水タンク41から連通管43を介してポンプ45を稼働することにによって温水を吸い上げ、更に連通管44から噴霧部33に供給し、ステップ4で噴霧部33の噴霧ノズル331から水を噴霧状にしてドーム部3内に散布する。
こうして、太陽が昇っていてドーム3が暖められている間は、ステップ7からステップ2に戻り、温水を循環させて更に温水の温度を上昇させる。
温水タンク41に所定温度になった温水は、ステップ8で必要に応じて暖房用温水、風呂用温水等として供給管46からバルブ461及びポンプを介してそれらの施設に供給する。
[1.シートによる蓄熱効果]
ドーム部3のシートの構成は、本発明では二重のビニールシートとすることを特徴の一つとするが、先ず、シートの種類はドーム部3の内側のシートを保温性半透明シート(厚さ0.1mmシーアイ化成(株):ハイホットスカイエイト(商標))とした理由は、透明シートと半透明シートの集熱効率を比較した次の[表1−1]の実験結果であり、この表から透明フィルムを100%とした場合に、半透明フィルムの温度上昇は159%と明らかに保温性については半透明シートの方が有利であったからである。
なお、透明シートのシーアイ化成(株)のスカイエイト(商標)以外にもMKVプラステック株式会社のノービエース(商標)でもよく、また、半透明のシーアイ化成(株)のハイホットスカイエイト(商標)以外にも、MKVプラステック株式会社のダンビーノ(商標)でもよく、それぞれ同等物性のシートであればよい。
ドーム部3の鏡部(反射板)36の構成は、ドーム部3の太陽光線が照らさない北側部分(多少の地域差はあるが)の約140度(頂部32)からの角度の範囲には内周面に内部へ反射する鏡部36(反射板)を張り巡らして、放熱を防ぐとともに、熱線を内部に反射して保温効果を高めている。この実験結果を[表2]に示す。
上述したようにドーム部3内の底部にスノコ状に設けた立体多面積である表面黒色の金属パイプ22を設けたところ、この黒色の金属パイプ22はドーム内が噴霧状態であっても、かなりパイプの表面温度が上昇することを知見したので、この温度上昇をも取り込むために、噴霧した水が水滴となって落下する際に、このパイプに接触させて更に温度上昇するように試みた。比較のため、これら金属板等の蓄熱部材を設けない場合と、平面金属板と、本実施例の表面黒色の金属パイプ22について、同じ条件下で実験をした。この実験結果を[表3]に示す。
以上の各蓄熱効果での最適なものを選択した本実施例の太陽熱蓄熱装置1の蓄熱量と戸外の蓄熱量とを比較した実験結果を[表4−1]、[表4−2]、[表4−3]に示す。
[表4−1]は晴天日での本太陽熱蓄熱装置と外部との蓄熱量の比較表であり、[表4−2]は曇り時々晴れ日での蓄熱量の比較表であり、[表4−3]は曇り時々雨の日の蓄熱量の比較表である。
これらの実験結果から、一般家庭一日のお湯の必要量を500リットルと想定すると直径1,8メートルのドームでまかなうことが出来る。また、ボィラーを付加することにより必要温度のコントロールやドーム面積はより少なく出来る。
なお、本発明の特徴を損なうものでなければ、上記の実施例に限定されるものでないことは勿論である。
2・・底部、21・・水槽、22・・金属パイプ、23・・円形ポール
3・・ドーム部、31・・円弧状のポール、32・・頂部、
33・・噴霧部、331・・噴霧ノズル、
34・・透明(ビニール)シート、35・・保温性半透明(ビニール)シート、
36・・鏡部(反射板)、37・・空気層、38・・シート押さえポール
4・・蓄熱貯水槽部、41・・温水タンク、42,43,44・・連通管、
45・・ポンプ、 46・・供給管、47・・補給管、461,471・・バルブ
Claims (2)
- 円盤状の底部と半球状のドーム部と蓄熱貯水槽部とからなる太陽熱蓄熱装置であって、
前記底部の上部には黒色のスノコ部を設けるとともに下部は底部水槽を設け、
前記ドーム部は複数本の円弧状のポールよりなる枠体部を設け、
該ドーム部の太陽光線に照らされる部分には二重の透明及び半透明のビニールシートを張り巡らし、該ドーム部の太陽光線に照らされない部分には、内周面に内部へ反射する鏡部を張り巡らしてほぼドーム内を密封状態にするとともに、頂部にはノズルを設け、
前記水槽の底部と蓄熱貯水槽部を連結して該蓄熱貯水槽部に温水を貯留し、その温水を更にポンプによって前記ノズルに供給し、該ノズルからドーム部内部へ霧状に噴霧し、霧状から水滴になった水をスノコ部に接触させて底部水槽に循環させることを特徴とする太陽熱蓄熱装置。 - 前記二重の透明及び半透明のビニールシートは、外周面側には透明シートを内周面側には遠紫外線を抑える半透明シートを張り巡らしたことを特徴とする請求項1に記載の太陽熱蓄熱装置。
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