JP5169452B2 - 事例検索システム、事例検索方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は事例検索システム、事例検索方法及びプログラムに関し、特に無線ネットワークの設計又は運用を行う際に参考となる事例を検索する事例検索システムに関する。
本発明に関連するネットワーク設計・運用の事例検索システムの例が、特許文献1〜3に記載されている。障害解析は、ネットワークの運用における主要な業務の一つであるが、特許文献1では、ネットワークの障害事例を有効に活用するために、少なくとも障害部位と障害観測結果(障害現象)と原因部位と頻度をデータベースに登録し、障害部位と障害観測結果を検索キーとして事例検索することが記載されている。
特許文献2では、コンピュータネットワーク上で障害が発生した時の速やかな復旧を行うために、ネットワーク障害発生時に出力されるエラーコードをキーとして障害履歴データベースに蓄積されているネットワーク障害の履歴情報を検索することが記載されている。ここでエラーコードとは、ネットワーク障害が発生した時にコンピュータシステムから発行される識別子であり、特許文献1と同様に障害が発生した部位や障害観測結果を示していると想定される。
特許文献3では、移動通信システムの設備設計において、電波の品質や運用の品質など複数種類のパラメータを取得して、各パラメータに対応する閾値を設定しておき、当該閾値を超えて品質が劣化した場合にどのような対処を行えばよいかを指示するアドバイステーブルを作成しておき、実際の品質が劣化した場合、その劣化品質をキーとして当該アドバイステーブルから対処方法を検索して出力することが記載されている。
特許文献1〜3のいずれの例においても、過去事例もしくは予め想定した典型的なモデル事例の中から、設計や運用の参考とするための事例を検索するシステムや方法を開示しており、障害の発生部位や、障害そのものの現象・生じている品質の劣化といった観測結果に関する情報を検索する際のキーとして利用している。特許文献1〜3では、このようにして、検討対象の案件の参考となる、同様の現象や障害が発生した場合の事例を検索することを可能としている。
特開2005−269238号公報 特開平08−044641号公報 特開2003−114911号公報
上述したように特許文献1〜3に記載の技術では障害部位や品質劣化などの障害観測結果を検索キーとして用いるようにしているが、無線ネットワークの設計・運用では、障害部位や障害観測結果の特徴が一致するだけでは参考にならない事例が存在し、逆に障害観測結果の特徴が一致しない場合でも参考になる事例が存在し得る。その理由は、設計・運用対象となる無線ネットワークの特性を決定付けるのは、設計や運用対象となる地域の環境の特性に依存しており、障害部位や障害観測結果が同じであっても、環境の特性が異なっていると、その事象の原因が異なっていたり、障害を解決する手段が異なることがあるためである。
例えば、受信品質が十分得られない不感地帯が発生したという障害の場合、都市部であれば新しいビルが建設されたことによる影響などがその原因として考えられるが、山間部では、植生の変化による電波環境の変化や、新たな道路の敷設によりこれまでユーザが存在しなかったエリアにユーザが行けるようになり不感地帯が顕在化したことなどが原因として考えられる。このように、障害の観測結果そのものの情報だけではなく、対象地域の環境情報である位置情報や地名や土地利用区分などが、参考となる事例を検索する際の重要な要素になりうる。
また、既存基地局の無線設備を更新して通信容量の増大を図るような設計を実施する場合、設計対象地域における電波伝搬特性が、その設備更新による性能向上効果の程度に大きな影響を与えることが多い。具体的な例としては、MIMO(Multi Input Multi Output)技術を用いて容量増大を図る場合、その効果は基地局と端末との間の電波のパスに強く依存するため、対象地域の環境情報である建物設置密度、建物高さ分布などが特性を決定付ける重要な要素となる。このような設計を行う場合、過去に行った通信容量増大の対策を実施した事例や典型モデルの事例であっても、建物設置密度や建物高さ分布が異なる事例では、全く参考にならないということがある。参考にならない事例が検索されると、利用者が内容を吟味するのに不必要な時間を割くことになり、非効率となる。
またさらに、通信容量不足を解消するための対策を検討するような場合、同じシステムの基地局を増局するか、あるいは新たなシステムを導入するかといった判断を行うことがある。このような判断を行うに当たって、過去に実施した事例を参照するような場合、「通信容量不足」という観測結果そのものを検索のキーとして事例検索を行うと、検討対象としている地域の既存の無線基地局数や人口密度とは、全く異なる地域の事例が検索されることがある。既存無線基地局数や人口密度が異なると、増局や新システム導入による容量増大の効果が異なるため、検討対象の参考にはならないことが多い。このような事例が検索されると、上記の例と同様、利用者が内容を吟味するのに不必要な時間を割くことになり、非効率となる。一方で、通信容量不足に対する対策を行った事例ではなくとも、検討対象地域の近傍で無線基地局数や人口密度が類似した地域における既存の設計や運用の事例は十分参考になると考えられる。
以上述べたように、無線ネットワークの設計や運用を行う際の参考とするために事例を検索するにあたり、特許文献1〜3に記載の技術のように、障害部位や、電波品質、運用品質といった観測結果そのものの特徴を検索キーとすると、設計や運用を行うのに十分な参考事例を検索することができないといった問題がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決し、高い確度で参考事例を検索することができる事例検索システム、事例検索方法及びプログラムを提供することにある。
本発明による事例検索システムは、無線ネットワークの設計又は運用を行う際に参考となる事例を検索する事例検索システムであって、無線ネットワークの設計又は運用の事例について少なくとも該事例の地域における無線ネットワークの特性を決定付ける環境情報が登録される事例データベースと、無線ネットワークの設計又は運用の対象案件となる地域の無線ネットワークの前記環境情報を検索キーとして前記事例データベースから参考となる事例を検索する事例検索部とを含むことを特徴とする。
本発明による事例検索方法は、無線ネットワークの設計又は運用を行う際に参考となる事例を検索する事例検索方法であって、無線ネットワークの設計又は運用の事例について少なくとも該事例の地域における無線ネットワークの特性を決定付ける環境情報が登録される事例データベースから、無線ネットワークの設計又は運用の対象案件となる地域の無線ネットワークの前記環境情報を検索キーとして参考となる事例を検索する事例検索ステップを含むことを特徴とする。
本発明によるプログラムは、無線ネットワークの設計又は運用を行う際に参考となる事例を検索する事例検索方法をコンピュータに実行せしめるプログラムであって、無線ネットワークの設計又は運用の事例について少なくとも該事例の地域における無線ネットワークの特性を決定付ける環境情報が登録される事例データベースから、無線ネットワークの設計又は運用の対象案件となる地域の無線ネットワークの前記環境情報を検索キーとして参考となる事例を検索する事例検索処理を含むことを特徴とする。
本発明によれば、高い確度で参考事例を検索することができるという効果が得られる。
本発明の実施の形態について説明する前に、本発明の理解を助けるために、本発明の原理について図面を参照して説明する。図1は本発明の原理を説明するための事例検索システムの概略ブロック図である。
図1に示した事例検索システムは、無線ネットワークの設計又は運用を行う際に参考となる事例を検索する事例検索システムであって、無線ネットワークの設計又は運用の事例について少なくとも該事例の地域における無線ネットワークの特性を決定付ける環境情報が登録される事例データベース(DB)11と、無線ネットワークの設計又は運用の対象案件となる地域の無線ネットワークの特性を決定付ける環境情報を検索キーとして事例データベース11から参考となる事例を検索する事例検索部12とを含む。
このように、事例検索部12は障害部位や障害観測結果ではなく対象案件の地域における環境情報を検索キーとして用いるようにしているので、対象案件の地域と環境情報が類似する事例、すなわち無線ネットワークの特性が類似する事例を事例データベース11から検索することが可能となり、よって、高い確度で参考事例を検索することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2は本発明の実施の形態による事例検索システムの構成を示す図である。図2を参照すると、本発明の実施の形態による事例検索システムは、案件入力部101と、検索キー指定部102と、検索キー範囲導出部103と、近接度判定基準蓄積部104と、事例データベース(DB)105と、事例検索部106と、結果出力部107とを含んで構成される。
案件入力部101は、設計や運用(障害対応等)を実施する対象の案件を入力する。検索キー指定部102は、案件入力部101から入力された案件の参考となる情報を得るために、事例を検索する際の検索キーを指定する。検索キー範囲導出部103は、検索キー指定部102で指定された検索キーの有効な範囲を導出する。近接度判定基準蓄積部104は、検索キーの有効な範囲の判定を行うための基準値を格納する。
事例データベース105は、無線ネットワークの特性を決定付ける要素となる環境情報を属性情報として含む、過去に設計または運用を実施した事例、典型的なモデルケースの事例あるいはシミュレーションの事例を格納したデータベースである。事例検索部106は、事例データベース105の中から、検索キー指定部102で指定された検索キーと同一の項目の値が検索キー範囲導出部103により導出された検索キーの有効な範囲内にある事例を検索する。結果出力部107は、事例検索部106により検索された結果の事例を出力する。
次に、図2〜図7を参照して本発明の実施の形態による事例検索システムの動作について詳細に説明する。図3は図2の事例検索システムの動作を示すフローチャートである。図4は図2の近接度判定基準蓄積部104に保持される情報の具体例を示す図である。図5は図2の案件入力部101から入力される情報の具体例を示す図である。図6は図2の事例データベース105に保持される情報の具体例を示す図である。図7は図2の結果出力部107にて出力される画面イメージの具体例を示す図である。
図3において、まず、無線ネットワークの設計・運用を行う対象となる案件の情報が利用者により案件入力部101を介して入力される(ステップS201)。本ステップで入力される対象案件の情報は、例えば図5に示すように、当該案件に関する環境情報や設計・運用の内容を含んでいる。これらの環境情報や設計・運用の内容に関する情報は、検討を行った日時や検討結果を実際にフィールドで適用した日時と対応付けられて管理される。
環境情報に含まれる例としては、地名、該地域の代表点の位置情報、土地利用区分、建物設置密度、建物高さ分布、既存基地局設置密度、人口密度などがある。設計の内容の例としては、その設計の目的などがあり、設計の目的の例としては、基地局増設、容量増加、カバレッジ(カバーエリア)拡大、ハンドオーバパラメータの変更、送信電力の調整、アンテナ指向性の調整などがある。運用の内容の例としては、障害箇所、障害現象、性能情報などがあり、障害箇所の例としては、特定の基地局や場所などがあり、障害現象の例としては、KPI(Key Performance Indicator)劣化、不感地帯(カバレッジ不足)発生、輻輳発生、容量不足、スループット低下、ハンドオーバ失敗、通信・通話断などがあり、性能情報の例としては、収容量、スループット、呼損率などがある。
次に、入力された案件の設計や運用を行う際の参考とする事例を検索するために、その検索のキーとする項目が利用者により検索キー指定部102を介して指定される(ステップS202)。この検索キーとして、図5における地名、位置情報、土地利用区分、建物設置密度、建物高さ分布、既存無線基地局設置密度、人口密度などの無線ネットワークの特性を決定付ける環境情報を指定することができる。さらに、検索キーとして、図5に示した環境情報以外にも、設計や運用の内容、設計や運用の対象とする無線システムの種類、設計や運用に投資可能な費用などの付加情報を加えてもよい。ステップS202にて指定される検索キーは、単一であっても複数の組み合わせであってもかまわない。
次に、検索キー有効範囲導出部103において、近接度判定基準蓄積部104に蓄積された情報に基づいて、ステップS202にて指定された検索キーの有効範囲が導出される(ステップS203)。近接度判定基準蓄積部104には、例えば図4に示すように、検索キーごとにその基準値が蓄積されており、ステップS202にて指定された検索キーの値に対して、事例データベース105内の事例における該検索キーと同じ項目の値が基準値範囲であれば、該事例が参考になる事例として抽出される。例えば、検索キーとして建物設置密度が指定され、入力された案件の建物設置密度が15棟/km2 である場合、図4を参照すると、建物設置密度に対する基準値は5棟/km2 なので、建物設置密度の有効範囲は10(=15−5)棟/km2 〜20(=15+5)棟/km2 であると導出される。
次に、事例検索部106において、ステップS201にて入力された案件の設計や運用に参考になる事例が事例データベース105から検索される(ステップS204)。事例検索部106は、ステップS202にて指定された検索キーと同一の項目の値がステップS203にて導出された有効範囲内にある事例を抽出する。図6に示すように、事例データベース105に登録される各事例の項目の例としては、図5を用いて上述した検索キーの項目と同様の項目が挙げられる。なお、図6中の項目の一例である費用については、投資可能な費用ではなく、過去の事例において実際に要した対応費用、あるいは実施するに当たって必要となる対応費用を見積もった結果が事例データベース105に登録される。
図5に示した案件を例にとって、事例データベース105から検索される事例について説明する。ステップS202にて検索キーとして建物設置密度が指定され、ステップS203にて図4の基準値を基に検索キー(建物設置密度)の有効範囲が判定されるとすると、この範囲は上述したとおり10〜20棟/km2 となる。ステップS204では、事例検索部106が、この範囲に入る事例を事例データベース105から抽出することになる。図6の事例データベース105の例では、No.1の事例は建物設置密度が14棟/km2 で、この範囲に入るので、抽出対象となる。一方、No.2の事例は建物設置密度が9棟/km2 で、この範囲に入らないので、抽出対象とならない。
したがって、後述するステップS205において、検索結果として図6のNo.1の事例が挙げられることになる。この検索結果を参考にすると、図5の対象案件と環境情報はほぼ同じであるにもかかわらず、既存基地局設置密度が図5の対象案件では3局/km2 に対して、図6のNo.1の事例では6局/km2 と2倍になっていることが分かり、「収容量増大」という図5の対象案件の目的に対して、6局/km2 程度まで増局することを設計変更の候補として考えることができる。
この例では、検索キーは建物設置密度のみであったが、複数の検索キーを用いて検索を行ってもよく、この場合、その複数の検索キーをor条件で結合して用いても、and条件で結合して用いてもよい。複数の検索キーをor/andのいずれを適用して用いるかを利用者が指定する構成としてもよい。
ステップS202にて複数の検索キーが指定された場合の例として、建物設置密度と建物高さ分布の平均とが指定された場合について説明する。建物設置密度の有効範囲は上述したとおり10〜20棟/km2 、建物高さ分布の平均の有効範囲は、対象案件を図5の案件、基準値を図4に示した5mとすると、25(=30−5)〜35(30+5)mと導出される。このような例において、複数の検索キーをor条件で結合して検索を行う場合、事例データベース105の事例の中から、建物設置密度が10〜20棟/km2 、建物高さ分布の平均が25〜35mの少なくとも一方の条件を満たしている事例が抽出される。
図6の事例データベース105の例では、建物高さ分布の平均がNo.1、No.2の事例とも有効範囲に入っているので、No.1、No.2の事例ともに抽出される。一方、and条件で結合して検索を行う場合、No.2の事例は建物設置密度が9棟/km2 で10〜20棟/km2 の有効範囲に入らないので抽出されず、No.1の事例は建物設置密度、建物高さ分布の平均とも有効範囲に入っているので、No.1の事例のみが抽出される。
なお、事例検索部106で検索処理を行った後、案件入力部101から入力した設計・運用対象の案件情報を事例データベース105に新たに登録し、事後の新たな検索の際のデータベースとして活用してもよい。
次に、ステップS204で検索された結果が、結果出力部107において出力される(ステップS205)。出力する方法としては、コンピュータのディスプレイを使用して、表形式で表示する方法や、検索された事例の図面情報を表示する方法、などが挙げられる。
図7は結果出力の一例を示している。この例では、ステップS201で入力された対象案件の情報とステップS204にて検索された事例の情報を、対象案件と検索事例それぞれの地域の地図上に電波状況を重畳した図、及び対象案件と検索事例それぞれの各種情報を記載した表として表示している。この表では、検索キーとして指定された情報が把握できるように、検索キーとして指定された項目にはレ印が付けられている。このように表示することによって、利用者は表示された結果から検索された事例がどの検索キーに基づいて検索されたのか判断でき、参考とする際に有効な情報となる。
また、この例では、ステップS204にて2つの事例が検索されたことを仮定しており、その2つの検索結果を一つの画面上で同時に表示している。このように表示することによって、利用者は検索された複数の事例を比較して、より有効な事例を選択することによりその事例の詳細な情報を表示して、参考にすることが可能となる。
以上が本発明の実施の形態による事例検索システムの動作の流れであるが、案件入力部101における対象案件入力ステップS201、及び結果出力部107における検索結果出力ステップS205は、通信ネットワークを介して実施することも可能である。通信ネットワークを介して案件の入出力が可能となると、本発明の実施の形態による事例検索システムを遠隔地から利用することが可能となる。
以上説明したように、本発明の実施の形態による事例検索システムでは、事例データベース105に無線ネットワークの特性を決定付ける環境情報である設計や運用の対象地域の地名や位置情報、土地利用区分、建物設置密度、建物高さ分布、既存無線基地局設置密度、人口密度等を含んでおり、これらの情報を検索キーとして選択可能であるように構成されている。したがって、本システムの利用者は、対象案件の設計や運用を行う際に、図7のような事例の検索結果を確認し、過去に同じ地域で実施した設計や障害対応の事例や、類似した無線ネットワーク特性を持つ別の地域の事例を参考にすることができる。
無線ネットワークの設計や運用では、上述したとおり無線ネットワークの特性が類似する事例を参考にすることによって、より効率的な対応が可能となる。特許文献1〜3記載の技術では、障害の内容などが一致する事例のみが検索されるため、全く異なる無線ネットワーク特性を持つ事例が検索されて、参考にならないことがあったが、本システムでは、無線ネットワーク特性が類似する事例が検索されるため、高い確度で参考事例を検出することができる。
また、本発明の実施の形態による事例検索システムは、検索キーを指定する検索キー指定部102を備えているので、参考として抽出したい事例の特性を絞り込み、より有効な参考事例のみを検索することが可能になる。さらに、本発明の実施の形態による事例検索システムは、検索キーの有効な範囲を導出する検索キー範囲導出部103と、検索キーの有効な範囲を判定するための基準値を蓄積した近接度判定基準蓄積部104とを備えているので、類似の特性を持つ事例をある程度の幅を持って抽出し、参考になる事例を増やすことが可能となる。
なお、図3に示したフローチャートに従った本発明の実施の形態による事例検索システム(事例検索装置)の処理動作は、該装置において、予めROM等の記憶媒体に格納されたプログラムを、CPU(制御部)となるコンピュータに読み取らせて実行せしめることにより、実現できることは勿論である。
本発明は、無線ネットワークの設計・運用を行うための参考事例表示装置や、参考事例表示装置をコンピュータにより実現するためのプログラムといった用途に適用できる。
本発明の原理を説明するための事例検索システムの概略ブロック図である。 本発明の実施の形態による事例検索システムの構成を示す図である。 図2の事例検索システムの動作を示すフローチャートである。 図2の近接度判定基準蓄積部に保持される情報の具体例を示す図である。 図2の案件入力部から入力される情報の具体例を示す図である。 図2の事例データベースに保持される情報の具体例を示す図である。 図2の結果出力部にて出力される画面イメージの具体例を示す図である。
符号の説明
101 案件入力部
102 検索キー指定部
103 検索キー範囲導出部
104 近接度判定基準蓄積部
11,105 事例データベース(DB)
12,106 事例検索部
107 結果出力部

Claims (15)

  1. 無線ネットワークの設計又は運用を行う際に参考となる事例を検索する事例検索システムであって、
    無線ネットワークの設計又は運用の事例について少なくとも該事例の地域における無線ネットワークの特性を決定付ける環境情報が登録される事例データベースと、
    無線ネットワークの設計又は運用の対象案件となる地域の無線ネットワークの前記環境情報を検索キーとして前記事例データベースから参考となる事例を検索する事例検索部とを含むことを特徴とする事例検索システム。
  2. 少なくとも前記対象案件となる地域の無線ネットワークの前記環境情報を含む前記対象案件の情報を入力する案件入力部と、
    前記対象案件となる地域の無線ネットワークの前記環境情報のうち前記検索キーとして用いる項目を指定する検索キー指定部とを更に含むことを特徴とする請求項1記載の事例検索システム。
  3. 前記検索キーの有効な範囲を判定するための基準値を格納する近接度判定基準蓄積部と、
    前記検索キー指定部により指定された前記検索キーの有効な範囲を前記近接度判定基準蓄積部に格納された該検索キーに対応する前記基準値を基に導出する検索キー範囲導出部とを更に含み、
    前記事例検索部は、前記環境情報のうち前記検索キーと同一の項目の値が前記検索キー範囲導出部により導出された前記検索キーの有効な範囲内にある事例を前記事例データベースから検索することを特徴とする請求項2記載の事例検索システム。
  4. 前記環境情報は、少なくとも、該地域の位置情報、地名、土地利用区分、建物設置密度、建物高さ分布、既存の無線基地局設置密度、人口密度の情報のいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の事例検索システム。
  5. 前記対象案件の情報は、前記対象案件となる地域の無線ネットワークの前記環境情報に加えて、少なくとも、前記設計又は運用の実施日時、前記設計又は運用の内容、無線システムの種類、前記設計又は運用に要する費用のいずれか一つを含み、
    前記検索キー指定部は、前記対象案件の情報に含まれる前記環境情報以外の項目からも前記検索キーを指定可能としたことを特徴とする請求項2〜4いずれか記載の事例検索システム。
  6. 前記事例検索部の検索結果を出力する結果出力部を更に含み、
    前記結果出力部は、前記検索キー指定部により指定された前記検索キーが判別可能であるように前記検索結果を表示することを特徴とする請求項2〜5いずれか記載の事例検索システム。
  7. 前記結果出力部は、前記検索結果が複数の事例を含む場合、前記複数の事例を同時に同一の画面上で表示することを特徴とする請求項6記載の事例検索システム。
  8. 無線ネットワークの設計又は運用を行う際に参考となる事例を検索する事例検索方法であって、
    無線ネットワークの設計又は運用の事例について少なくとも該事例の地域における無線ネットワークの特性を決定付ける環境情報が登録される事例データベースから、無線ネットワークの設計又は運用の対象案件となる地域の無線ネットワークの前記環境情報を検索キーとして参考となる事例を検索する事例検索ステップを含むことを特徴とする事例検索方法。
  9. 少なくとも前記対象案件となる地域の無線ネットワークの前記環境情報を含む前記対象案件の情報を入力する案件入力ステップと、
    前記対象案件となる地域の無線ネットワークの前記環境情報のうち前記検索キーとして用いる項目を指定する検索キー指定ステップとを更に含むことを特徴とする請求項8記載の事例検索方法。
  10. 前記検索キーの有効な範囲を判定するための基準値を格納する近接度判定基準蓄積部内の前記検索キー指定ステップにて指定された前記検索キーに対応する前記基準値を基に、前記検索キー指定ステップにて指定された前記検索キーの有効な範囲を導出する検索キー範囲導出ステップを更に含み、
    前記事例検索ステップは、前記環境情報のうち前記検索キーと同一の項目の値が前記検索キー範囲導出ステップにて導出された前記検索キーの有効な範囲内にある事例を前記事例データベースから検索することを特徴とする請求項9記載の事例検索方法。
  11. 前記環境情報は、少なくとも、該地域の位置情報、地名、土地利用区分、建物設置密度、建物高さ分布、既存の無線基地局設置密度、人口密度の情報のいずれか一つを含むことを特徴とする請求項8〜10いずれか記載の事例検索方法。
  12. 前記対象案件の情報は、前記対象案件となる地域の無線ネットワークの前記環境情報に加えて、少なくとも、前記設計又は運用の実施日時、前記設計又は運用の内容、無線システムの種類、前記設計又は運用に要する費用のいずれか一つを含み、
    前記検索キー指定ステップは、前記対象案件の情報に含まれる前記環境情報以外の項目からも前記検索キーを指定可能としたことを特徴とする請求項9〜11いずれか記載の事例検索方法。
  13. 前記事例検索ステップの検索結果を出力する結果出力ステップを更に含み、
    前記結果出力ステップは、前記検索キー指定ステップにて指定された前記検索キーが判別可能であるように前記検索結果を表示することを特徴とする請求項9〜12いずれか記載の事例検索方法。
  14. 前記結果出力ステップは、前記検索結果が複数の事例を含む場合、前記複数の事例を同時に同一の画面上で表示することを特徴とする請求項13記載の事例検索方法。
  15. 無線ネットワークの設計又は運用を行う際に参考となる事例を検索する事例検索方法をコンピュータに実行せしめるプログラムであって、
    無線ネットワークの設計又は運用の事例について少なくとも該事例の地域における無線ネットワークの特性を決定付ける環境情報が登録される事例データベースから、無線ネットワークの設計又は運用の対象案件となる地域の無線ネットワークの前記環境情報を検索キーとして参考となる事例を検索する事例検索処理を含むことを特徴とするプログラム。
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