JP5169296B2 - 通信装置、帯域制御通信方法、帯域制御通信プログラムおよびプログラム記録媒体 - Google Patents

通信装置、帯域制御通信方法、帯域制御通信プログラムおよびプログラム記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、帯域制御通信方法、帯域制御通信プログラムおよびプログラム記録媒体に関し、特に、Link Aggregation(LAG:リンク集約)機能と帯域制御機能とを有する通信装置、帯域制御通信方法、帯域制御通信プログラムおよびプログラム記録媒体に関する。
Link Aggregation機能は、IEEE802.3規格として規定されているものであり、対向の通信装置と接続した複数のリンクを、仮想的に一本のリンクのように扱って、複数のリンクにトラフィックを分配して、広帯域なトラフックを送信することを可能とする機能である。
つまり、このLAG機能を用いることにより、次の2つの効果が得られる。
(1)仮想的なリンクの帯域を、LAGグループを構成する全てのリンクの物理帯域の合計レート(総帯域)に拡大することができる。
(2)LAGグループを構成するいずれかのリンクに障害が発生し、当該リンクが通信不能となっても、残りのリンクによって通信を継続することが可能であり、対向の通信装置との間の回線の冗長性が得られる。
ここで、リンクを複数束ねたLAGグループ単位で送信レートの帯域制御を行おうとすると、通信装置は、LAGグループに属する各リンクが終端する各ポートすべての送信レートを監視し、各ポートの合計の送信レートが、LAGグループとして帯域制御したい送信レートの範囲内になるように、各ポートの送信レートを調整して、出力することが必要である。
同一の回線カード上に搭載された複数のポート間でLAGグループを構成する場合には、各ポートの送信レートの監視と調整とを行う機能を、当該回線カードに配備することによって、帯域制御は可能である。
しかし、かくのごとき回線カードへの機能配備のままで、異なる回線カード上のポート間に跨ってLAGグループを構成した場合、送信レートの監視と調整とは、各回線カードで独立に動作してしまって、各回線カード間で、送信レートを調整する仕組みを備えていない状態になるため、LAGグループ全体の送信レートに対する帯域制御ができなくなるという問題がある。
そこで、特許文献1の特開2007−201965号公報「送信制御機能を備えたパケット中継装置」においては、以下のような仕組みを用いて前述の問題を解決する提案をしている。
1.入力側回線カードにて、分配先LAGポートを決定したら、当該ポートに受信したフレーム(正規のフレーム)を転送する。
2.一方、同一LAGを構成する、分配先ではない他の回線カードのLAGポートには、正規フレームと同じレートのダミーフレームを生成して転送する。
3.出力側回線カードにおいては、帯域制御の際に、LAGグループ単位に設定された送信レートを用いて帯域を制限する。
4.送信リンクにフレームを出力する際、帯域制限されたトラフィックのうち、ダミーフレームだけ廃棄し、正規フレームのみをリンクに出力する。
5.LAGポートを含む全ての回線カードにおいて同様の処理を行うことによって、結果的に、LAGポートの送信レートの合計をLAGグループ単位で設定した帯域のレートに制限することができることになる。
しかしながら、前記特許文献1のような帯域制御方法では、入力側回線カードにおいて、LAGグループを構成するポート数分のダミーフレームを生成して、入力側回線カードと所定の出力側回線カードとを接続するためのスイッチカードに対して転送することになるため、入出力側の両者の回線カード間を接続するスイッチカードには、巨大なスイッチ容量を有するスイッチングデバイスが必要となり、実現性、経済性等の点で問題がある。つまり、スイッチカードのスイッチングデバイスのスイッチ容量は、LAGグループ数およびLAGグループに属するLAGポート数に比例して、大きくしなければならない。
一方、LAGグループ単位で帯域制御を行うための前記特許文献1とは異なる手段として、全ての回線カードのLAGグループを構成するポートの送信レートの監視と調整とを集中的に行うという方法がある。
しかしながら、前記特許文献1の分散型や前述の集中型の帯域制御方法だけでは、LAGグループ単位の帯域制御の送信レートとして、リンクの物理帯域を超える送信レートを設定している場合、リンクの物理帯域の制限のために、LAGグループ単位の帯域制御が、設定した送信レート通りには行われなくなるという問題がある。その理由を以下に示す。
LAGグループの帯域制御としては、LAGグループを構成する複数のリンクを用いてフレームを送信する場合、それらの複数のリンクに接続された各ポートの中から、送信するフレームをどのポートに分配するかを選択することが必要となる。IEEE802.3規格には、ポートの選択ルールが規定されておらず、一般的には、送信フレームのヘッダフィールドに設定されている値(MAC((Media Access Control)アドレス、VLAN(Virtual LAN)タグ、IPアドレスなど)を基にして、何らかの計算アルゴリズムにしたがって、送信ポートを決定している。
このとき、該計算アルゴリズムと、その基になる送信フレームのヘッダフィールドの値とによっては、ポートの選択に偏りが発生する現象が起こり得る。かくのごときポート選択の偏りは、ネットワークワイドな観点では管理が困難なMACアドレスやネットワークによっては固定値となり得るIPアドレスなどを使用しているために、発生する。
ここで、選択に偏りが発生しているポートへの送信トラフィックのレートがリンクの物理帯域以上となった場合、複数のリンクからなるLAGグループの帯域制御の上限レートに達する前に、当該リンクの物理帯域の制限から送信レートが頭打ちとなってしまい、LAGグループとして設定したレートで帯域制御が行われなくなるという問題が発生する。
一般的に、選択ポートの偏りの発生を予測して、コントロールし、回避するという対策を行うことは容易ではない場合が多い。この結果、選択ポートの偏りが発生しても、正常な帯域制御を保障するためには、LAGグループの帯域制御の上限レートをリンクの物理帯域に制限しなければならなくなってしまい、仮想的なリンクの帯域を、LAGグループを構成する全てのリンクの物理帯域の合計レート(総帯域)に拡大することができるという前述したLAG機能の効果つまり帯域の有効利用を実現することができなくなる。
関連する通信装置における、LAGグループ単位の帯域制御について、図4を用いてさらに説明する。図4は、その通信装置におけるLAGグループ単位の帯域制御の仕組みを説明するための説明図であり、図5は、関連する別の通信装置においてLAGグループ単位の帯域制御を集中的に行う場合のブロック構成を示すブロック構成図である。
まず、図4において、図4(A)に示すように、LAGグループが出力側回線カード32a,32bそれぞれのポート1,2で構成され、LAGグループ単位で800Mbpsに帯域制限するために、ポート1,2には、帯域制限レートとして、それぞれ、400Mbpsが設定されているものとする。また、全ポートのリンクの物理帯域は1Gbpsであるものとする。
ここで、入力側回線カード31の入力ポートが1Gbpsのトラフィックを受信し、入力側回線カード31の振り分け部31aの分配アルゴリズムによって、振り分けスイッチ33を介して、出力側回線カード32aのポート1向けには700Mbps、出力側回線カード32bのポート2向けには300Mbpsが偏って分配された場合、ポート1からの送信レートは、帯域制限レートによって400Mbpsに制限され、ポート2からの送信レートは、300Mbpsとして出力され、LAGグループとしては、合計700Mbpsに帯域制限されてしまう。かくのごとく、分配するトラフィックが偏った場合、1Gbpsと、LAGグループとしての所望のレート(800Mbps)以上のトラフィック(1Gbps)が入力側回線カード31に入力されているにも関わらず、所望のレート(800Mbps)以下に送信レートが制限されてしまって、正常な帯域制御が行われない状態となる。
次に、LAGグループ単位で800Mbpsに帯域制限するために、今度は、振り分けるトラフィックの偏りを考慮して、図4(B)に示すように、出力側回線カード32a,32bそれぞれのポート1,2の帯域制限レートをいずれも800Mbpsに設定した場合について説明する。ここで、入力側回線カード31の入力ポートが1Gbpsのトラフィックを受信した場合に、前述のように、入力側回線カード31の振り分け部31aの分配アルゴリズムによって、振り分けスイッチ33を介して、出力側回線カード32aのポート1向けには700Mbps、出力側回線カード32bのポート2向けには300Mbpsが偏って分配されたものとする。ここでは、帯域制限レートをいずれも800Mbpsに設定したポート1,2からの送信レートは、いずれも帯域制限されず、それぞれ、700Mbps,300Mbpsとして出力され、入力トラフィックそのままに、合計1Gbpsとして送信されてしまう。この場合には、所望のレート(800Mbps)以上の送信レートとなり、正常な帯域制御が行われない状態となる。
次に、図5を参照して、スイッチカード43内の送信レート監視部43aによって、LAGグループ1を構成する全ての出力側回線カード42a,42bそれぞれのポート1,2の送信レートの監視と調整とを集中的に行う場合について説明する。図5においては、出力側回線カード42a,42b,…,42c,42dのうち、LAGグループ1を構成する全ての出力側回線カード42a,42bそれぞれの送信レート測定部42a,42bによって、それぞれのポート1,2からの送信レートを測定した結果が、スイッチカード43内の送信レート監視部43aに通知されることにより、送信レート監視部43aは、出力側回線カード42a,42bのLAGポート1,2へ転送可能なレートを算出する。そして、送信レート監視部43aは、その転送可能なレートを、入力側回線カード41a,41b,41cそれぞれの帯域制御部41a,41b,41cに通知して、入力側回線カード41a,41b,41cからLAGグループ1の出力側回線カード42a,42bそれぞれに転送する帯域を制御する。
つまり、図5の集中制御方式において、スイッチカード43における送信レート監視部43aは、以下の機能を有し、LAGグループ単位での帯域制御を集中的に行う。
(1)LAGグループ1を形成する各出力側回線カード42a,42bのLAGポート1,2の送信レート情報を収集する機能
(2)収集した出力側回線カード42a,42bのLAGポート1,2の送信レート情報を基に、入力側回線カード41aから出力側回線カード42a,42bのLAGポート1,2に転送可能なレートを計算する機能
(3)計算した転送可能なレートを入力側回線カード41a,…,41b,41cに通知する機能
また、入力側回線カード41a,…,41b,41cとしては、それぞれのMAC検索部41a,…,41b,41c、LAG制御部41a,…,41b,41c、帯域制御部41a,…,41b,41cにより、以下の機能を有する。
(1)自入力側回線カードの受信トラフィックを出力すべき出力側回線カード42a,42bのLAGポート1,2を分配アルゴリズムによって決定する機能(つまり、LAGグループ1を形成する出力側回線カード42a,42bのLAGポート1,2へ受信トラフィックを分配する機能)
(2)スイッチカード43から通知された転送可能なレートに応じて、出力側回線カード42a,42bのLAGポート1,2にトラフィックを転送する機能
ここで、図6のように、例えば、出力側回線カード42a,42bのLAGグループがポート1,2により構成され、ポート1,2それぞれに接続されているリンクの物理帯域は、いずれも、1Gbpsであるものとし、かつ、LAGグループ単位の帯域制御のレートが1.8Gbpsに設定されているものとする。図6は、更に別の関連する通信装置における集中制御方式によるLAGグループ単位の帯域制御の仕組みを説明するための説明図である。
また、入力側回線カード41a,41b,41cの入力ポートが、それぞれ、1Gbpsのトラフィック(入力レート)を受信し、それぞれの振り分け部の分配アルゴリズムによって、出力側回線カード42a,42bそれぞれのポート1,2向けに、トラフィックを振り分ける。
ここで、入力側回線カード41aでは、出力側回線カード42aのポート1向けに700Mbps、出力側回線カード42bのポート2向けに300Mbpsが分配され、入力側回線カード41bでは、出力側回線カード42aのポート1向けに800Mbps、出力側回線カード42bのポート2向けに200Mbpsが分配され、入力側回線カード41cでは、出力側回線カード42aのポート1向けに900Mbps、出力側回線カード42bのポート2向けに100Mbpsが分配されるものとする。つまり、LAGグループを形成する出力側回線カード42a,42bのLAGポート1,2それぞれに分配されるトラフィックを合計すると、ポート1向けには2.4Gbps、ポート2向けには0.6Gbpsのトラフィックが偏って分配されるものとする。
一方、LAGグループとしての帯域制御により、出力側回線カード42a,42bのLAGポート1,2からは、合計1.8Gbpsのレートが出力可能であり、ポート1,2宛のそれぞれに分配されるトラフィックが半分の0.9Gbps以上であった場合には、それぞれ、0.9Gbpsのレートに帯域制限されて出力されるものとする。
つまり、出力側回線カード42a,42bのLAGポート1,2宛のそれぞれに分配されるトラフィックが半分の0.9Gbps以上の場合には、スイッチカード43の送信レート監視部43aは、各入力側回線カード41a,41b,41cから出力側回線カード42a,42bのLAGポート1,2向けには、それぞれの合計の転送レートが0.9Gbpsずつとなるように、各入力側回線カード41a,41b,41cに対して転送可能な転送レートを通知する。1Gbpsずつ入力されてくる各入力側回線カード41a,41b,41cにおいては、LAGポート1,2向けにトラフィックが均等に分配されているような状態であれば、スイッチカード43の送信レート監視部43aからの転送可能な転送レートの通知に応じて、出力側回線カード42a,42bのポート1,2向けに、それぞれ合計0.9Gbpsずつ転送する。
しかしながら、図6の例においては、LAGポート1,2向けのトラフィックの分配に偏りがあり、出力側回線カード42bのポート2向けの合計の受信トラフィックが0.6Gbpsしかないため、LAGグループ単位で合計1.8Gbpsのレートに帯域制御するように、出力側回線カード42aのポート1向けには、各入力側回線カード41a,41b,41cから、合計1.2Gbps(=1.8Gbps−0.6Gbps)になるように帯域制御されて、転送される。しかし、出力側回線カード42aのポート1のリンクの物理帯域は、1Gbpsに制限されているため、出力側回線カード42aのポート1からの送信レートは、図6に示すように、1Gbpsで頭打ちとなり、出力側回線カード42a,42bのLAGポート1,2からなるLAGグループとしては、合計1.6Gbpsで帯域制御されてしまうことになり、LAGグループ合計として1.8Gbpsまでと設定されている正常な帯域制御が実施できない状態になる。
この結果、図6の例において、正常な帯域制御を保障することができるのは、LAGグループ単位の帯域制御のレートを、各リンクの物理帯域の1.0Gbps以下に設定した場合となってしまい、LAGとして帯域拡大を図るという効果を得ることができなくなる。
特開2007−201965号公報(第9−11頁)
前記背景技術の欄では、Link Aggregation(LAG:リンク集約)機能を有する通信装置におけるLAGグループ単位の帯域制御の方式(仕組み)、特に、複数の回線カードに跨るLAG機能を有する通信装置におけるLAGグループ単位の帯域制御の方式につき、特許文献1および図4乃至6の通信装置を例に挙げ、説明をした。その説明により、選択に偏りが発生しているポートへの送信トラフィックのレートがリンクの物理帯域以上となった場合、複数のリンクからなるLAGグループの帯域制御の上限レートに達する前に、当該リンクの物理帯域の制限から送信レートが頭打ちとなってしまうという問題が明らかになった。この問題は、複数のリンクからLAGグループを構成する通信装置において、ある出力側回線カードのポートへの送信トラフィックのレートが偏って選択され、そのレートが当該ポートに接続されるリンクの物理帯域を越えると、当該特定のリンクの物理帯域の制限だけから、LAGグループ単位の帯域制御のレートがLAGグループを構成する全てのリンクの物理帯域の合計レート(総帯域)以下に抑制されてしまい、ひいては回線の通信容量の利用度が低くなるということである。このように、特許文献1および図4乃至図6に例示した通信装置には、LAGグループという1つの仮想的なリンクの帯域を、LAGグループを構成する全てのリンクの物理帯域の合計レート(総帯域)に拡大し、回線の通信容量を最大に利用するというLAG機能本来の目的を、複数の回線カードに跨るLAGグループでも達成可能にするという解決するべき課題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、複数の回線カードに跨って、LAGグループが形成されている場合であっても、LAGグループ単位の帯域制御のレートを、LAGグループを構成する全てのリンクの物理帯域の合計レート(総帯域)まで拡大することを可能とすることを目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明による通信装置、帯域制御通信方法、帯域制御通信プログラムおよびプログラム記録媒体は、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)LAG(Link Aggregation)機能と帯域制御機能とを有する通信装置において、複数の入力側回線カードから入力されるトラフィックのレートを制御するLAGレート制御手段と、前記入力側回線カードのLAGポート向けトラフィックのレートを、予め定めた分類ルールにしたがってフロー単位に分類し、該フロー単位でLAGポート向けのトラフィックの振り分けを動的に調整するフロー振り分け手段とを少なくとも備えている通信装置。
本発明の通信装置、帯域制御通信方法、帯域制御通信プログラムおよびプログラム記録媒体によれば、以下のような効果を得ることができる。
第1に、複数の回線カードに跨って、LAGグループが形成されている場合であっても、LAGグループ単位の帯域制御のレートを、LAGグループを構成する全てのリンクの物理帯域の合計レート(総帯域)まで拡大することが可能となる。
以下、本発明による通信装置、帯域制御通信方法、帯域制御通信プログラムおよびプログラム記録媒体の好適な実施形態について添付図を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明による通信装置、帯域制御通信方法について説明するが、かかる帯域制御通信方法はコンピュータにより実行可能な帯域制御通信プログラムとして実施するようにしても良いし、また帯域制御通信プログラムはコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録するようにしても良いことは言うまでもない。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、Link Aggregation(LAG:リンク集約)機能を有する通信装置において、複数の回線カードに跨るLink Aggregation(LAG)グループの構成が可能であり、かつ、リンクの物理帯域を超えたレートの場合であっても、LAGグループ単位での帯域制御を可能とすることによって、Link Aggregation(LAG)を構成するリンクの帯域の有効利用を図ることを特徴とする。
(実施形態の構成)
図1は、本発明の一実施形態による通信装置の構成例を示すブロック構成図である。図1において、通信装置10は、1ないし複数の入力側回線カード11a,…,11b,11cと1ないし複数の出力側回線カード12a,12b,…,12c,12dとスイッチカード13とから構成される。入力側回線カード11a,…,11b,11c、及び、出力側回線カード12a,12b,…,12c,12dのそれぞれは、他の通信装置と通信用のリンクを介して接続するためのポートを1ないし複数備え、各ポートに接続された通信用のリンクを介してトラフィックの送受信を行う。ここで、出力側回線カード12a,12bのポート1,2は、異なる出力側回線カードを跨る形で、同一のLAGグループ1を形成しているものとする。
また、スイッチカード13は、入力側回線カード11a,…,11b,11cのポートと出力側回線カード12a,12b,…,12c,12dのポートとの間をスイッチング機能により接続し、入力側回線カード11a,…,11b,11cのポートからのトラフィックを出力側回線カード12a,12b,…,12c,12dのポートへ転送する機能を有する。ここで、スイッチカード13は、少なくとも、入力側と出力側の全回線カードで送受信することが可能なトラフィックを全てスイッチングすることができるだけのスイッチング能力を備えている。
さらに、スイッチカード13は、送信レート監視部13a、LAGレート監視部13bを少なくとも備え、入力側回線カード11a,…,11b,11cは、それぞれに、MAC検索部11a,…,11b,11c、LAG制御部11a,…,11b,11cを少なくとも備え、さらに、LAG制御部11a,…,11b,11cは、それぞれ、図2に後述するように、LAGメンバ判定部、LAGポート分配部、LAGフロー分類部、フロー帯域制御部、LAGフロー振替部を少なくとも備え、それぞれ、以下のごとき機能を有している。
まず、スイッチカード13の送信レート監視部13aは、以下のような機能を有している。
(1)LAGグループを形成する全ての出力側回線カード12a,12bのポートの送信レートを収集する。
(2)収集した送信レート情報を基に、LAGグループ単位で、入力側回線カード11a,…,11b,11cから転送可能なレートを計算する。
(3)計算した転送可能なレートを入力側回線カード11a,…,11b,11cに通知することによって、LAGグループ単位の帯域制御を集中制御する。
(4)出力側回線カードのポートのリンク状態を監視し、LAGレート監視部13bに通知する。
次に、スイッチカード13のLAGレート監視部13bは、以下のような機能を有している。
(1)入力側回線カード11a,…,11b,11cにおける、LAGグループを形成する出力側回線カード12a,12bのLAGポート1,2向けのフロー単位のレートを収集する。
(2)収集したフロー単位のレートを出力側回線カード12a,12bのLAGポート1,2単位で合算し、LAGポート1,2向けレートが、当該LAGポート1,2の物理帯域を超えているか否かを監視する。
(3)当該LAGポート1,2のうち、或るLAGポート向けのレートが、当該LAGポートの物理帯域を超えた場合に、物理帯域以下となるように、フローのレートを考慮して、フロー単位のLAGポートの振り替え命令を入力側回線カード11a,…,11b,11cに通知する。
(4)また、出力側回線カード12a,12bのLAGポート1,2が接続されるリンクに障害が検出された時には、入力側回線カード11a,…,11b,11cに障害状態を通知する。
なお、前述の説明では、説明の便宜上、入力側回線カード11a,…,11b,11cと出力側回線カード12a,12b,…,12c,12dとに分けて説明したが、一般に、回線カードは、入力側と出力側との両方の機能を有しており、トラフィック受信時には、入力側の機能が働き、トラフィック送信時には、出力側の機能が働く。
入力側回線カード11a,…,11b,11cは、前述のように、それぞれ、MAC検索部11a,…,11b,11c、LAG制御部11a,…,11b,11cを少なくとも備え、それぞれ、以下の機能を有している。図2は、入力側回線カードの詳細なブロック構成の一例を示すブロック構成図であり、入力側回線カード11a,…,11b,11cそれぞれは同一のブロック構成からなっている。図2には、入力側回線カード11aを例にとって、その詳細なブロック構成を示している。
まず、入力側回線カード11aのMAC検索部11aは、以下のような機能を有している。
(1)受信フレームの宛先MACアドレスを検索キーにして、MACアドレスの検索を行い、当該受信フレームを転送すべき出力ポートを決定する。
次に、入力側回線カード11aのLAG制御部11aは、前述のように、LAGメンバ判定部11a21、LAGポート分配部11a22、LAGフロー分類部11a23、1ないし複数のフロー帯域制御部11a2a,11a2b,11a2c,…,11a2d、LAGフロー振替部11a24を少なくとも備え、以下のような機能を有している。
LAGメンバ判定部11a21は、MAC検索部11aにおけるMACアドレスによる検索結果として決定した出力ポートが、出力側回線カード12a,12bのポート1,2に相当するLAGグループに属するか否かを判定する。
LAGポート分配部11a22は、分配アルゴリズムにしたがって、LAGグループに属するLAGポート1,2のうち、出力先のLAGポートを決定する。また、リンク障害通知を受け取った場合には、出力先のLAGポートを切り替える。
LAGフロー分類部11a23は、予め定めたルールにしたがって、トラフィックをLAGポート単位よりも細かい単位のフローつまりLAGポート数よりも多い個数のフローに分類する。
フロー帯域制御部11a2a,11a2b,11a2c,…,11a2dは、スイッチカード13からの転送可能レートの通知にしたがって、LAGフロー分類部11a23により分類されたフロー単位の帯域制御を行う。さらに、フロー単位に帯域制御を行った後のレートを測定し、スイッチカード13に測定結果を通知する。
LAGフロー振替部11a24は、スイッチカード13からフローの振り替え命令を受け取った場合、1ないし複数のフローを単位にして、出力先LAGポートを振り替える。
なお、LAGグループを形成する出力側回線カード12a,12bは、トラフィックをLAGポートに出力するとともに、送信レートおよびリンク状態をスイッチカード13に通知する。
(実施形態の動作の説明)
図1,2に示す本発明の一実施形態の通信装置において、LAGグループ単位で帯域制御を行う場合の動作の一例について、次に説明する。図1の通信装置10の構成例においては、前述のように、出力側回線カード12a,12bのポート1,2が、異なる出力側回線カードを跨って、同一のLAGグループとなるLAGグループ1を構成している例を示している。
ここで、図2の入力側回線カード11aのポート11からトラフィックを受信して、受信したトラフィックがLAGグループ1へ送信されるものと仮定する。
図2において、入力側回線カード11aでは、ポート11からトラフィックを受信すると、MAC検索部11aにて、受信フレームの宛先MACアドレスを検索キーにして、MAC学習テーブル11a11の検索を行い、出力ポートを決定する。
MAC学習テーブル11a11は、フレーム受信時に、MACアドレスと出力ポートとの関係をラーニング(学習)した結果を格納しているテーブルであり、出力ポートを決定する際に検索される。本実施形態では、入力側回線カードごとに備えられているものとする。
次に、LAG制御部11aのLAGメンバ判定部11a21にて、MAC検索部11aで決定した出力ポートがLAGグループを形成するLAGメンバポートか否かを、LAG管理テーブル11a25を参照して判定する。LAG管理テーブル11a25には、LAGグループとそれに属するポートの情報とが格納されている。
ここで、MAC検索部11aで決定した出力ポートが、LAGメンバポートではないと判定された場合、LAG制御部11aによる制御を終了して、帯域制御部11aにて、出力ポート毎の帯域制御処理が行われる。一方、MAC検索部11aで決定した出力ポートが、LAGメンバ判定部11a21にて、LAGメンバポートであると判定された場合、LAGポート分配部11a22にて、分配アルゴリズムにしたがって、どのLAGポートに分配するかを決定する。
本実施形態では、出力側回線カード12a,12bのLAGポート1,2のいずれに分配されるかを決定する分配アルゴリズムを、例えば、宛先MACアドレスの下位3ビットの値で決定する一般的な方法を用いるものとする。この場合、例えば、下位3ビットの値が0,2,4,6のフレームは、出力側回線カード12aのポート1に分配され、1,3,5,7のフレームは、出力側回線カード12bのポート2に分配されることになる。
次に、LAGフロー分類部11a23にて、LAGグループ向けのトラフィックに対して、予め設定された分類ルールにしたがって、フローに分類する処理を行う。ここで、フローとは、前述のLAGポート分配部11a22にて分配アルゴリズムにしたがってLAGポート単位で分配するレートより細かいレートで分類したトラフィックと定義する。
本実施形態では、LAGフロー分類部11a23のフロー分類をLAGポートの分配レートよりも細かく分類するために、予め定めた分類ルールとして、宛先MACアドレスの下位8ビットの値によって分類する方法を用いることとし、出力側回線カード12a,12bからなるLAGグループ1宛のトラフィックを、“256”個のフローに分類することとする。
前記分類ルールは、フローのレートができるだけ偏らず、1つのフローのレートがリンクの物理帯域以下となるようなルールとすることが望ましい。しかし、均等にするための最適なルールは、ネットワーク構成やトラフィックパターンにより異なるため、一意に決めることはできない。そのため、様々な分類ルールの中からネットワークの状況に合わせて選択できるようにしておくことが望ましい。
前述の宛先MACアドレスの下位8ビットを用いる分類ルールの他に、例えば、Ethernet(登録商標)ヘッダのタイプ、VLAN(Virtual LAN)タグのVLAN IDやTPID(Tag Protocol Identifier)、IPヘッダのIPアドレス、プロトコルなどのフレームフィールドで分類する方法もしくはそれらを組み合わせてハッシュをかける方法などが考えられる。
また、フローの分類数は、前述のような“256”フローでなくても良く、一つのLAGグループ当たりで構成可能なLAGポート数より多くすれば良い。なお、フロー数を多くすればするほど、後述のフロー振り替えによるレート調整を細かく行うことができる。
次に、フロー帯域制御部11a2a,11a2b,11a2c,…,11a2dそれぞれにおいて、スイッチカード13の送信レート監視部13aからの通知にしたがって、フロー単位の帯域制御を行う。このとき、スイッチカード13の送信レート監視部13aでは、LAGグループを形成している全ての出力側回線カード12a,12bからポートの送信レートを収集する。さらに、LAGレート監視部13bから、全ての入力側回線カード11a,…,11b,11cの帯域制御後のフローレートを収集する。
送信レート監視部13aにおいては、収集した情報を基に、LAGグループの各LAGポートから出力されるトラフィックの合計がLAGグループに設定された帯域制御のレートとなるように、入力側回線カード11a,…,11b,11cの各フロー帯域制御部のうち、どの入力側回線カードのどのフロー帯域制御部からのフローをスイッチカード13に転送させるかを決定するとともに、そのときに、転送可能なレートを計算して、転送を許可する入力側回線カードのフロー帯域制御部例えば入力側回線カード11aのフロー帯域制御部11a2aに対して転送可能なレートを通知する。
スイッチカード13の送信レート監視部13aからの通知を受けたフロー帯域制御部例えば入力側回線カード11aのフロー帯域制御部11a2aにおいては、通知を受けたフローについて、通知通りのレートで帯域制御を行う。
かくのごとく、スイッチカード13の送信レート監視部13aにて、LAGグループの各LAGポートから出力されるトラフィック量が、当該LAGグループの帯域制御レートとして予め設定されたレートとなるように、全入力側回線カード11a,…,11b,11cの帯域制御を集中的に行うことによって、異なる出力側回線カード上のポート間に跨ってLAGグループを形成しているか否かに関わらず、LAGグループ単位の帯域制御を実現することができる。
スイッチカード13の送信レート監視部13a、LAGレート監視部13bは、LAGグループを構成する各出力側回線カード12a,12bのポート1,2の送信レートを監視し、入力側回線カード11a,…,11b,11cから転送するLAGポート1,2向けトラフィックの帯域制御を行うLAGレート制御手段(またはプログラム論理など異なる方法で実現する場合のLAGレート制御ステップ)を実現するものであり、例えば入力側回線カード11aのLAGフロー分類部11a23、フロー帯域制御部11a2a,11a2b,11a2c,…,11a2d、LAGフロー振替部11a24は、入力側回線カード11aのLAGポート向けトラフィックのレートを、より細かいフロー単位で監視し、各LAGポートに偏りが発生しないように、動的にフロー単位でLAGポート1,2向けトラフィックの振り分けを調整するフロー振り分け手段(またはプログラム論理など異なる方法で実現する場合のフロー振り分けステップ)を実現している。而して、複数の出力側回線カードに跨って、LAGグループが形成されている場合であっても、LAGグループ単位での帯域制御を行うことが可能になる。
なお、本実施形態においては、異なるレートを有するフロー単位で帯域制御を行うため、各フローのレートに応じて、各LAGポートの帯域制御を調整することが可能であり、フローレートの大小による各LAGポート間の不公平つまり各LAGポート間のトラフィック分配の偏りを解消することができる。
また、例えば、フローを考慮しない帯域制御を行った場合、入力トラフィックの大小に関わらず、或るポート向けのレートが一律に制限され、入力側回線カードの各ポートについて同一レート分のトラフィックが廃棄される。このとき、小さいレートの入力トラフィックについては、全てのトラフィックが廃棄されてしまい、入力トラフィック間での帯域使用について不公平になる。しかし、本実施形態においては、より細かいフロー単位で帯域制御を行うことによって、レートの比率に応じて、制限するレートを調整し、小さいレートの入力トラフィックについての不公平なレート低下を抑える、などの解決手段を講ずることができる。
フロー帯域制御部11a2a,11a2b,11a2c,…,11a2dそれぞれにおいては、さらに、フロー単位で一定周期ごとのレートを測定し、測定結果をスイッチカード13のLAGレート監視部13bへ通知する。本実施形態では、“256”フローのレートを測定する。
なお、レート測定の周期は、任意の値に調整可能とし、比較的長い周期に調整する方が望ましい。短い周期の場合、後述のフローの振り替え発生時に、レートの変動に敏感に反応して、頻繁に振り替えが発生してしまう可能性があり、長い周期とすることにより、かかる振り替えの頻発を回避することができる。
各フロー帯域制御部11a2a,11a2b,11a2c,…,11a2dからは、スイッチカード13のLAGレート監視部13bに対して、LAGグループ番号、LAGポート番号、フロー番号とそのフローのレートなどを通知する。フロー番号は、フローを識別するための番号であり、任意に決めて良い。本実施形態の場合には“1”〜“256”のいずれかとする。
本実施形態においては、例えば、以下のような情報をスイッチカード13のLAGレート監視部13bに対して通知する。
LAGグループ番号:1、LAGポート番号1、フロー番号:1、
フロー1のレート:Abps
LAGグループ番号:1、LAGポート番号2、フロー番号:2、
フロー2のレート:Bbps
LAGグループ番号:1、LAGポート番号1、フロー番号:3、
フロー3のレート:Cbps
LAGグループ番号:1、LAGポート番号2、フロー番号:4、
フロー4のレート:Dbps
: : :
LAGグループ番号:1、LAGポート番号1、フロー番号:255、
フロー255のレート:Ybps
LAGグループ番号:1、LAGポート番号2、フロー番号:256、
フロー256のレート:Zbps
このとき、スイッチカード13のLAGレート監視部13bにおいては、全入力側回線カード11a,…,11b,11cから各LAGポート宛のフローのレートを収集し、合計レートを算出する。本実施形態の場合は、
LAGグループ1のLAGポート1宛の合計レート=A+C+…+Ybps
LAGグループ1のLAGポート2宛の合計レート=B+D+…+Zbps
となる。
次いで、LAGポート1,2宛のそれぞれの合計レートが各LAGポートの物理帯域を超えているか否かをチェックする。超えている場合は、合計レートが物理帯域以下となるように、超えているLAGポート向けフローの中から、適切なフローを選択して、他のLAGポート宛にそのフローのトラフィックを振り替えるように、LAGフロー振替部に対して例えば入力側回線カード11aの場合にはLAGフロー振替部11a24に対して振り替え命令を通知する。
一方、LAGポート1,2宛のそれぞれの合計レートが物理レートを超えていない場合には、LAGフロー振替部例えばLAGフロー振替部11a24に対する振り替え命令は通知されず、振り替えは行われない。
ここで、振り替え命令により通知する振り替え情報は、対象LAGグループ番号、振り替え先LAGポート番号、振り替え対象のフロー番号である。また、振り替えるフローは、一つとは限らない。複数のフローを振り替える場合には、前述したこれらの振り替え情報を、複数のLAGフロー振替部例えばLAGフロー振替部11a24,11b24に対して通知する。振り替え命令を受け取ったLAGフロー振替部例えばLAGフロー振替部11a24は、指定されたフローを振り替え先LAGポート番号によって指定された振り替え先のLAGポートに強制的に振り替えて分配するように設定する。
この時点で、転送先のLAGポートが最終的に決定し、トラフィックをスイッチカード13に転送する。これらの処理によって、LAGポートに対してリンクの物理帯域以上のトラフィックが偏って転送されることが無くなり、リンクの物理帯域を超えるトラフィックが廃棄されてしまって、LAGグループに設定したレートで帯域制御が行われなくなるという問題を解決することができる。
なお、振り替えるフローの選択順序としては、レートの小さいフローから順次選択して振り替える方が望ましい。なぜなら、レートの小さいフローの方が、レートの変動幅も小さく、振り替え先でリンクの物理帯域を超えてしまって、振り替えをさらに繰り返すような動作が頻発することを防ぐことができるからである。
また、振り替えの際に、振り替え先のフレームが振り替え元のフレームよりも先に送信されて、フレームの順序が入れ替わる可能性があるが、以下のような手段を備えておくことによって、フロー内のフレーム順序を保証することが可能である。
例えば、一つの方法として、IEEE802.3規定として規定されているマーカーフレームを使用する方法がある。この方法では、振り替える前に、振り替え先LAGポートからの送信を一旦停止し、振り替え元LAGポートから送信される最後のフレームの後に、マーカーフレームを対向装置に送信する。しかる後、対向装置からマーカーフレームに対する応答フレームを受信した時点で、はじめて、振り替えを行い、振り替え先LAGポートからの送信を再開するという手順が用いられる。
その他の方法として、振り替える前に、振り替え先LAGポートからの送信を一旦停止し、予め定めた或る一定時間経過後に、振り替え先LAGポートへ振り替えて、振り替え先LAGポートからの送信を再開するという方法がある。ここで、或る一定時間としては、一つのフレームが入力側回線カードから転送されて、出力側回線カードからの出力が完了することが保証できる時間であれば良い。この方法は、前述のマーカーフレームを使用する方法よりも、対向装置から応答フレームを待つ必要がない分、送信停止時間を短縮することができる。
図3は、図6の通信装置と同一条件における図1、図2の通信装置(本発明の一実施形態)の動作を示し、集中制御方式によるLAGグループ単位の帯域制御の仕組みを説明するための説明図である。以下に、図3を参照して、図1、図2の通信装置の動作の一例について説明する。
図3に示すように、LAGグループが出力側回線カード12a,12bのポート1,2で構成され、LAGグループ単位の帯域制御のレートが1.8Gbpsに設定されているものとする。ここで、入力側回線カード11a,11b,11cの入力ポートがそれぞれ1Gbpsのトラフィックを受信し、それぞれの振り分け部つまりLAGポート分配部11a22,11b22,11c22の分配アルゴリズムによって、入力側回線カード11aでは、ポート1向けには700Mbpsを、ポート2向けには300Mbpsを分配し、入力側回線カード11bでは、ポート1向けには800Mbpsを、ポート2向けには200Mbpsを分配し、入力側回線カード11cでは、ポート1向けには900Mbpsを、ポート2向けには100Mbpsを分配するものとする。
つまり、合計すると、ポート1宛は2.4Gbps、ポート2宛は0.6Gbpsとなる。このとき、入力ポートに入力された合計3Gbpsのトラフィックは、前述のように、“256”フローに分類された後、フロー帯域制御部11a2i,11b2i,11c2i(i=1,2,…,255,256)にてLAGポート単位で帯域制御される。
ここで、LAGグループ単位の帯域制御のレートが、前述のように、1.8Gbpsであり、ポート2向けのトラフィックは、0.6Gbpsであるので、ポート1向けは、合計1.2Gbps(=1.8Gbps−0.6Gbps)に制限されることになる。
しかし、ポート1のリンクの物理帯域は1Gbpsであるため、LAGフロー振替部11a24,11b24,11c24にて、合計1.2Gbpsに制限されたポート1向けのレートのうち、0.2Gbps分のフローは、強制的にポート2向けに振り替えられる。この結果、ポート1向けは1.0Gbps、ポート2向け0.8Gbpsとなり、LAGグループとしては、合計1.8Gbpsとされて、LAGグループ単位の帯域制御のレートとして、設定された通りのレートに帯域制御することができる。
スイッチカード13は、前述のように、出力側回線カード12a,12bから、出力側回線カード12a,12bのLAGポート1,2のリンク状態を収集し、入力側回線カード11a,11b,11cに通知する機能を有している。LAGポート1,2のいずれかに、LAGポート障害が発生した場合には、入力側回線カード11a,11b,11cは、スイッチカード13からの通知を基に、図2に示すLAG管理テーブル11a25,11b25,11c25にて管理しているLAGグループのメンバから、ポート障害が発生している該当のポートを除外し、障害ポート宛のトラフィックを正常なLAGポート宛に分配する。
かくのごとき処理によって、いずれかのLAGポートやリンクに障害が発生し、当該LAGポート(リンク)が通信不能となっても、残りのLAGポート(リンク)によって通信を継続することが可能であり、LAGの効果として、対向の通信装置との間の回線の冗長性が得られるという機能を実現することができる。
(本発明の他の実施形態)
前述の実施形態においては、スイッチカード13上に送信レート監視部13aとLAGレート監視部13bとを備えた形態について説明したが、送信レート監視部13aとLAGレート監視部13bとは、スイッチカード13と独立であっても構わない。また、スイッチカード13が無く、1枚の回線カード上に送信レート監視部13aとLAGレート監視部13bとを備えた形態の装置であっても良い。
(実施形態の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、本実施形態のLAG機能と帯域制御機能とを有する通信装置においては、以下のような効果を奏することができる。
第1に、出力側回線カード12a,12b,…,12c,12dのうち、LAGグループを形成する出力側回線カード12a,12bのポート1,2の送信レートを監視し、入力側回線カード11a,…,11b,11cから転送するLAGポート向けトラフィックの帯域制御を行うLAGレート制御手段、および、入力側回線カード11a,…,11b,11cのLAGポート向けトラフィックのレートを、より細かいフロー単位で監視し、各LAGポート1,2に偏りが発生しないように、動的に振り分けを調整するフロー振り分け手段を備えることによって、複数の出力側回線カード12a,12bに跨って、LAGグループが形成されている場合であっても、LAGグループ単位での帯域制御を行うことが可能になる。
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。例えば、本発明の実施態様は、課題を解決するための手段における構成(1)に加えて、次のような構成として表現できる。
(2)前記LAGレート制御手段は、LAGグループを形成する出力側回線カードのポート向けトラフィックのレートが、当該ポートに接続されるリンクの物理帯域を超えることを検出した場合、前記フロー振り分け手段に指示することにより、前記フロー振り分け手段により、当該ポート向けトラフィックをフロー単位で動的に同一LAGグループ内の他のポートに振り替える上記(1)の通信装置。
(3)前記フロー単位に分類する前記分類ルールが、前記入力側回線カードに入力されたトラフィックのフレームに含まれているMAC(Media Access Control)アドレス、Ethernet(登録商標)ヘッダのタイプ、VLAN(Virtual LAN)タグ、IPヘッダのIPアドレス、プロトコルのいずれか一つ、又はいずれか複数の組合せに基づいている上記(1)または(2)の通信装置。
(4)前記分類ルールにしたがって分類されるフロー数は、同一LAGグループを形成する前記出力側回線カードのポート数よりも多い上記(1)ないし(3)のいずれかの通信装置。
(5)前記フロー振り分け手段によりフロー単位に振り替えを行う際に、レートが小さいフローから順次選択して振り替える上記(1)ないし(4)のいずれかの通信装置。
(6)前記フロー振り分け手段は、予め定めた周期ごとに、フロー単位でレートを測定し、測定結果を、前記LAGレート制御手段に通知する上記(1)ないし(5)のいずれかの通信装置。
(7)同一LAGグループを形成する前記出力側回線カードの各ポートが、互いに異なる出力側回線カードに搭載されている上記(1)ないし(6)のいずれかの通信装置。
(8)LAG(Link Aggregation)機能と帯域制御機能とを有する通信装置における帯域制御通信方法であって、LAGグループを形成する出力側回線カードのポートの送信レートを監視して、入力側回線カードから前記出力側回線カードのポートへ転送するLAGポート向けのトラフィックのレートを制御し、前記入力側回線カードのLAGポート向けトラフィックのレートを、予め定めた分類ルールにしたがってフロー単位に分類し、該フロー単位でLAGポート向けのトラフィックの振り分けを動的に行う帯域制御通信方法。
(9)LAGグループを形成する前記出力側回線カードのポート向けトラフィックのレートが、当該ポートに接続されるリンクの物理帯域を超えた場合、当該ポート向けトラフィックをフロー単位で動的に同一LAGグループ内の他のポートに振り替える上記(8)の帯域制御通信方法。
(10)前記フロー単位に分類する前記分類ルールが、前記入力側回線カードに入力されたトラフィックのフレームに含まれているMAC(Media Access Control)アドレス、Ethernet(登録商標)ヘッダのタイプ、VLAN(Virtual LAN)タグ、IPヘッダのIPアドレス、プロトコルのいずれか一つ、又はいずれか複数の組合せに基づいている上記(8)または(9)の帯域制御通信方法。
(11)前記分類ルールにしたがって分類されるフロー数は、同一LAGグループを形成する前記出力側回線カードのポート数よりも多い上記(8)ないし(10)のいずれかの帯域制御通信方法。
(12)フロー単位に振り替えを行う際に、レートが小さいフローから順次選択して振り替える上記(8)ないし(11)のいずれかの帯域制御通信方法。
(13)上記(8)ないし(12)のいずれかの帯域制御通信方法を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実施する帯域制御通信プログラム。
(14)上記(13)の帯域制御通信プログラムを、コンピュータにより読み取り可能に記録しているプログラム記録媒体。
本発明の一実施形態による通信装置の構成例を示すブロック構成図である。 入力側回線カードの詳細なブロック構成の一例を示すブロック構成図である。 図1、図2の通信装置における集中制御方式によるLAGグループ単位の帯域制御の仕組みを説明するための説明図である。 関連する通信装置におけるLAGグループ単位の帯域制御の仕組みを説明するための説明図である。 関連する別の通信装置においてLAGグループ単位の帯域制御を集中的に行う場合のブロック構成を示すブロック構成図である。 更に別の関連する通信装置における集中制御方式によるLAGグループ単位の帯域制御の仕組みを説明するための説明図である。
符号の説明
10 通信装置
11a 入力側回線カード
11a MAC検索部
11a11 MAC学習テーブル
11a LAG制御部
11a21 LAGメンバ判定部
11a22 LAGポート分配部
11a23 LAGフロー分類部
11a24 LAGフロー振替部
11a25 LAG管理テーブル
11a2a,11a2b,11a2c,…,11a2d フロー帯域制御部
11a2i フロー帯域制御部
11a 帯域制御部
11b 入力側回線カード
11b MAC検索部
11b LAG制御部
11b22 LAGポート分配部
11b24 LAGフロー振替部
11b25 LAG管理テーブル
11b2i フロー帯域制御部
11c 入力側回線カード
11c MAC検索部
11c LAG制御部
11c22 LAGポート分配部
11c24 LAGフロー振替部
11c25 LAG管理テーブル
11c2i フロー帯域制御部
12a 出力側回線カード
12b 出力側回線カード
12c 出力側回線カード
12d 出力側回線カード
13 スイッチカード
13a 送信レート監視部
13b LAGレート監視部
31 入力側回線ボード
31a 振り分け部
32a 出力側回線カード
32b 出力側回線カード
33 振り分けスイッチ
41a 入力側回線カード
41a MAC検索部
41a LAG制御部
41a 帯域制御部
41b 入力側回線カード
41b MAC検索部
41b LAG制御部
41b 帯域制御部
41c 入力側回線カード
41c MAC検索部
41c LAG制御部
41c 帯域制御部
42a 出力側回線カード
42a 送信レート測定部
42b 出力側回線カード
42b 送信レート測定部
42c 出力側回線カード
42d 出力側回線カード
43 スイッチカード
43a 送信レート監視部

Claims (14)

  1. LAG(Link Aggregation)機能と帯域制御機能とを有する通信装置において、複数の入力側回線カードから入力されるトラフィックのレートを制御するLAGレート制御手段と、前記入力側回線カードのLAGポート向けトラフィックのレートを、予め定めた分類ルールにしたがってフロー単位に分類し、該フロー単位で前記LAGポート向けトラフィックの振り分けを動的に調整するフロー振り分け手段と、を少なくとも備え
    前記LAGレート制御手段は、LAGグループ単位に、LAGグループを形成する出力側回線カードのポート向けトラフィックの総和が、当該LAGグループに対して予め設定された帯域制御レートになるように、前記入力側回線カードのLAGポート向けトラフィックのレートを制御することを特徴とする通信装置。
  2. 前記LAGレート制御手段は、LAGグループを形成する出力側回線カードのポート向けトラフィックのレートが、当該ポートに接続されるリンクの物理帯域を超えることを検出した場合、前記フロー振り分け手段に指示することにより、前記フロー振り分け手段により、当該ポート向けトラフィックをフロー単位で動的に同一LAGグループ内の他のポートに振り替えることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記フロー単位に分類する前記分類ルールが、前記入力側回線カードに入力されたトラフィックのフレームに含まれているMAC(Media Access Control)アドレス、Ethernet(登録商標)ヘッダのタイプ、VLAN(Virtual LAN)タグ、IPヘッダのIPアドレス、プロトコルのいずれか一つ、又はいずれか複数の組合せに基づいていることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記分類ルールにしたがって分類されるフロー数は、同一LAGグループを形成する前記出力側回線カードのポート数よりも多いことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 前記フロー振り分け手段によりフロー単位に振り替えを行う際に、レートが小さいフローから順次選択して振り替えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 前記フロー振り分け手段は、予め定めた周期ごとに、フロー単位でレートを測定し、測定結果を、前記LAGレート制御手段に通知することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の通信装置。
  7. 同一LAGグループを形成する前記出力側回線カードの各ポートが、互いに異なる出力側回線カードに搭載されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の通信装置。
  8. LAG(Link Aggregation)機能と帯域制御機能とを有する通信装置に対して、LAGグループを形成する出力側回線カードのポートの送信レートを監視して、入力側回線カードから前記出力側回線カードのポートへ転送するLAGポート向けトラフィックのレートを制御し、前記入力側回線カードのLAGポート向けトラフィックのレートを、予め定めた分類ルールにしたがってフロー単位に分類し、該フロー単位でLAGポート向けのトラフィックの振り分けを動的に行う帯域制御通信方法において、
    LAGグループ単位に、該LAGグループを形成する出力側回線カードのポート向けトラフィックの総和が、当該LAGグループに対して予め設定された帯域制御レートになるように、前記入力側回線カードのLAGポート向けトラフィックのレートを制御することを特徴とする帯域制御通信方法。
  9. LAGグループを形成する前記出力側回線カードのポート向けトラフィックのレートが、当該ポートに接続されるリンクの物理帯域を超えた場合、当該ポート向けトラフィックをフロー単位で動的に同一LAGグループ内の他のポートに振り替えることを特徴とする請求項8に記載の帯域制御通信方法。
  10. 前記フロー単位に分類する前記分類ルールが、前記入力側回線カードに入力されたトラフィックのフレームに含まれているMAC(Media Access Control)アドレス、Ethernet(登録商標)ヘッダのタイプ、VLAN(Virtual LAN)タグ、IPヘッダのIPアドレス、プロトコルのいずれか一つ、又はいずれか複数の組合せに基づいていることを特徴とする請求項8または9に記載の帯域制御通信方法。
  11. 前記分類ルールにしたがって分類されるフロー数は、同一LAGグループを形成する前記出力側回線カードのポート数よりも多いことを特徴とする請求項8ないし10のいずれかに記載の帯域制御通信方法。
  12. フロー単位に振り替えを行う際に、レートが小さいフローから順次選択して振り替えることを特徴とする請求項8ないし11のいずれかに記載の帯域制御通信方法。
  13. 請求項8ないし12のいずれかに記載の帯域制御通信方法を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実施することを特徴とする帯域制御通信プログラム。
  14. 請求項13に記載の帯域制御通信プログラムを、コンピュータにより読み取り可能に記録していることを特徴とするプログラム記録媒体。
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