JP5167994B2 - 潜水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、いわゆるAUV(Autonomous Underwater Vehicle)、ROV(Remotely Operated Vehicle)、または、潜水服などとして構成される潜水装置に関する。
従来、いわゆるAUV(Autonomous Underwater Vehicle)、ROV(Remotely Operated Vehicle)、または、潜水服などとして構成される種々の潜水装置が提案されている。図2に示すように、このような潜水装置101は、例えば、非特許文献1に記載されているように、潜水時には、金属製や石製などの錘102,103を装着することより、沈降のための重力を得て、錘102,103とともに水中、または、水底まで潜水する。錘102,103を使用することにより、急速な沈降が可能である。
そして、このような潜水装置101は、水中、または、水底において、一部の錘102を水中に投棄し、中性浮力となる状態として、水中における航行や、水底の探索等を行うことができる。
次に、このような潜水装置101は、全ての錘102,103を水中に投棄することにより、浮力を得て、水上まで浮上することができる。このとき、沈降時に用いた錘102,103は、水底に放置される。
琵琶湖研究所所報第19号(P.12)「研究報告I 湖中探査先端技術化計画 それいけ、淡探! 湖中探査先端技術化計画のエピローグ」(熊谷道夫・浦環)
ところで、前述のような潜水装置を用いる場合において、水底には、投棄された錘102,103が残る。
そこで、本発明は、前述の実情に鑑みて提案されるものであり、湖底や海底に、投棄した錘を残さないようになされた潜水装置を提供することを目的とする。
前述の課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る潜水装置は、以下の構成のいずれか一を有するものである。
〔構成
溶性材料からなり、水、または、海水を凝固させた氷により形成された容器内に収納され、着脱可能となされた錘を有し、錘を装着した状態で潜水するとともに、潜水後に、錘を解放することによって浮上することを特徴とするものである。
発明に係る潜水装置においては、構成を有することにより、水溶性材料からなり、水、または、海水を凝固させた氷により形成された容器内に収納され、着脱可能となされた錘を有し、錘を装着した状態で潜水するとともに、潜水後に、錘を解放することによって浮上するので、水中に投棄した錘は、水中において溶解し、また、容器は融解するので、その場に残ることがない。
すなわち、本発明は、湖底や海底に、投棄した錘を残さないようになされた潜水装置を提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明に係る潜水装置の構成を示す側面図である。
図1に示すように、本発明に係る潜水装置1には、水溶性材料からなる錘2,3が着脱可能に装着されている。この潜水装置1は、全ての錘2,3を装着した状態では、自重が水中における浮力を上回るようになっている。また、この潜水装置1は、全ての錘2,3を装着しない状態では、水中における浮力が自重を上回るようになっている。また、この潜水装置1は、水中における航行能力を備えている。
錘2,3は、例えば、一辺20cmの食塩の結晶(立方体)により構成されている。食塩の比重は、2.17g/cm、海水の比重は、1.03g/cmである。したがって、錘2,3は、1つあたり、海中において、9.1kgの沈降力を生ずる。潜水装置1は、錘2,3を装着しない状態においては、海中における浮力が9.1kgとなっている。
2つの錘2,3を潜水装置1に取付けると、海中においては、9.1kgの沈降力が生ずる。潜水装置1は、この沈降力によって急速に沈降することができる。
潜水した潜水装置1は、所定の深度(例えば、海底)に到達したときに、2つの錘2,3のうちの1つを投棄する。すると、浮力と沈降力とが相殺され、中性浮力となる。この状態において、海中(海底)での所定の作業(調査や探査など)を行うことができる。
作業後には、残る1つの錘3も投棄する。すると、潜水装置1には、9.1kgの浮力が生ずる。この浮力により、潜水装置1は、急速に浮上することができる。
海中に投棄された錘2,3は、海中に溶解し、その場に残ることがない。錘2,3が海水に溶けたことにより、周囲の塩分濃度が上昇することになる。しかし、仮にこれら錘2,3(食塩の塊)が、100m×100m×100mの海水に完全に溶解したとすると、それによる塩分濃度の上昇分は、0.0000034%であり、海水本来の塩分濃度に対して極めて微小である。
〔第2の実施の形態〕
本発明に係る潜水装置1の錘2,3は、水、または、海水を凝固させた氷により形成された内部が空洞となっている容器と、この容器内に水溶性材料を収納した構成としてもよい。この場合の水溶性材料は、粉末状のものでもよい。例えば、水を凝固させた氷により形成された容器中に食塩の粉末を詰めたものでよい。なお、水を凝固させた氷の比重は、0.91であり、水との差は小さいため、内部に収納した食塩による生ずる沈降力に対して、大きな妨げにならない。
この場合において、潜水装置1が海底に到達して廃棄された錘2,3は、まず、氷が融解し、その後に、内部の食塩が拡散して溶解する。したがって、食塩の結晶からなる錘よりも、海中において速く消滅する。
〔その他の実施の形態〕
本発明に係る潜水装置1の錘をなす材料となる水溶性材料としては、食塩の他に、塩化マグネシウム(比重2.33g/cm)、硫酸ナトリウム(比重2.70g/cm)、硫酸マグネシウム(比重2.66g/cm)、などが考えられる。これらは、塩化物イオン及びナトリウムイオンに次いで、海中に多く含まれるイオンである硫酸イオン及びマグネシウムイオンからなる物質であるため、食塩に次いで、海中に溶解させても環境負荷の小さい物質である。
また、本発明に係る潜水装置1は、錘2,3を外側に取付ける構成に限定されず、船体の内部に錘を収納しておく構成としてもよい。この場合、錘を投棄するには、船体の一部を開放して、船体内の錘を船体外に投棄する。このように、内部に錘を収納できる船体とした場合には、錘は、食塩の結晶のような固体状のものであってもよいし、また、粉末状のものであってもよい。
本発明に係る潜水装置の構成を示す側面図である。 従来の潜水装置の構成を示す側面図である。
符号の説明
1 潜水装置
2,3 錘

Claims (1)

  1. 水溶性材料からなり、水、または、海水を凝固させた氷により形成された容器内に収納され、着脱可能となされた錘を有し、
    前記錘を装着した状態で潜水するとともに、潜水後に、前記錘を解放することによって浮上する
    ことを特徴とする潜水装置。
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