JP5166194B2 - アーキテクチャ検証装置 - Google Patents

アーキテクチャ検証装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5166194B2
JP5166194B2 JP2008258731A JP2008258731A JP5166194B2 JP 5166194 B2 JP5166194 B2 JP 5166194B2 JP 2008258731 A JP2008258731 A JP 2008258731A JP 2008258731 A JP2008258731 A JP 2008258731A JP 5166194 B2 JP5166194 B2 JP 5166194B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
architecture
unit
information
bus
transaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008258731A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010092106A (ja
Inventor
島 淳 影
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008258731A priority Critical patent/JP5166194B2/ja
Priority to US12/553,034 priority patent/US20100088451A1/en
Publication of JP2010092106A publication Critical patent/JP2010092106A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5166194B2 publication Critical patent/JP5166194B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/20Handling requests for interconnection or transfer for access to input/output bus
    • G06F13/28Handling requests for interconnection or transfer for access to input/output bus using burst mode transfer, e.g. direct memory access DMA, cycle steal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)

Description

本発明は、アーキテクチャ検証装置に関し、特に、システムLSIのアーキテクチャの解析を支援するためのツールとして使用されるアーキテクチャ検証装置に関する。
一般的に、システムLSIの性能は、使用するシステムのアーキテクチャに依存するところが大きい。したがって、システムLSIの性能を評価するには、アーキテクチャを解析する必要がある。
しかしながら、アーキテクチャの解析には、システムを構成するプロセッサの選択や、システム上で実行される各処理のプロセッサへの割り振りや、プロセッサに割り振られた各処理の処理時間や、バス上のデータ転送時間や、バスの優先度や、バス幅や、バス調停の方法や、使用するプロセッサの種類や、使用するプロセッサの動作周波数などの大量のパラメータを考慮してアーキテクチャを解析する必要がある。したがって、ユーザが仕様を満たすアーキテクチャを決定することは実質的に不可能である。
これに対して、従来では、ユーザがアーキテクチャを決定する際に、アーキテクチャの解析を支援するために用いられるツールとして、アーキテクチャ検証装置が知られている。従来のアーキテクチャ検証装置は、候補として挙げられたアーキテクチャを実現するためのモデルをシミュレータや実機上で動作させ、バスに対して発行されるバストランザクションに関するバストランザクション情報や、バス競合によるバス使用待ち情報や、バスのスループット・レイテンシ情報などを保管し、それらの情報をグラフィカルに表示することによって、アーキテクチャが仕様を満たしているか否かの判断およびアーキテクチャの評価を支援する。
しかしながら、ユーザがこれらの情報のみからアーキテクチャが仕様を満たしているか否かを判断することは困難である。したがって、このような問題を解決するための技術として、アプリケーション情報とバストランザクション情報とをつなぎ合わせる技術が知られている(特許文献1を参照)。特許文献1に開示されている技術によれば、ユーザは、アーキテクチャが仕様を満たしているか否かを容易に判断することができる。
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、仕様を満たさないアーキテクチャに対して、仕様を満たすようにするためにどのような変更を行うべきかに関する情報がユーザに与えられるわけではない。したがって、ユーザは、仕様を満たすようなアーキテクチャを決定するのに試行錯誤が必要である。その結果、アーキテクチャの解析におけるユーザの負担が増加し、且つ、解析に要する作業時間が長くなってしまう。
特開2007−207120号公報
本発明の目的は、アーキテクチャの解析におけるユーザの負担を軽減し、且つ、解析に要する作業時間を短縮するためのアーキテクチャ解析装置を提供することである。
本発明によれば、
複数のモジュールおよびバスを含むアーキテクチャの解析を支援するアーキテクチャ検証装置であって、
前記アーキテクチャの処理時間に関する制約情報を入力する入力部と、
前記モジュールが前記バスを利用するためのバストランザクションを監視して、バストランザクション情報を取得するバス監視部と、
前記モジュールがデータを受信するための受信トランザクション、前記モジュールが前記データに対して行う処理、および前記モジュールが前記データを送信するための送信トランザクションを監視して、前記受信トランザクションに関する受信トランザクション情報、前記モジュールの処理内容および処理時間を示す処理情報、ならびに前記送信トランザクションに関する送信トランザクション情報を取得するモジュール監視部と、
前記入力部によって入力された制約情報と、前記バス監視部によって取得されたバストランザクション情報と、前記モジュール監視部によって取得された受信トランザクション情報、処理情報、および送信トランザクション情報と、を関連付けて、アーキテクチャ情報を生成するアーキテクチャ情報生成部と、
前記アーキテクチャ情報生成部によって生成されたアーキテクチャ情報を出力する出力部と、を備えることを特徴とするアーキテクチャ検証装置が提供される。
本発明によれば、アーキテクチャの解析におけるユーザの負担を軽減し、且つ、解析に要する作業時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の実施例は、本発明の実施の一形態であって、本発明の範囲を限定するものではない。
はじめに、本発明の実施例1について説明する。本発明の実施例1は、アーキテクチャを監視することによって得られた情報からアーキテクチャ情報を生成して、そのアーキテクチャ情報を出力するアーキテクチャ検証装置の例である。
まず、本発明の実施例1に係るアーキテクチャ検証装置の構成について図1乃至図4を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1に係るアーキテクチャ検証装置10を含むシステム構成を示すブロック図である。図2は、本発明の実施例1に係るアーキテクチャ検証装置10の検証対象となるアーキテクチャを示すブロック図である。図3は、図2のアーキテクチャにおいて行われる画像処理および音声処理の概略を示すブロック図である。図4は、本発明の実施例1に係るアーキテクチャ検証装置10の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の実施例1に係るアーキテクチャ検証装置10は、キーボードまたはマウス等の入力装置20、液晶ディスプレイ、プリンタ、またはネットワークデバイス等の出力装置30、およびシミュレータまたは実機等のシステム実行装置40に接続されている。アーキテクチャ検証装置10の検証対象となるアーキテクチャは、システム実行装置40上で動作し、複数の処理(例えば、画像処理および音声処理)を並列に実行するようになっている。
図2に示すように、本発明の実施例1に係るアーキテクチャ検証装置10の検証対象となるアーキテクチャは、複数のモジュール(プロセッサMPU、メモリコントローラDMAC1およびDMAC2、サブプロセッサSUB1およびSUB2、メモリMEM1乃至MEM4、ならびに入出力インタフェースI/O1およびI/O2)と、バスと、から構成されるアーキテクチャを備えている。各モジュールは、それぞれ、バスを介して互いに接続されている。また、各モジュールは、それぞれ、イニシエータモジュールまたはターゲットモジュールとして動作し、トランザクションをやり取りすることによって、一連の処理を実行するようになっている。このとき、各モジュールは、バスを利用するためのバストランザクションに関するバストランザクション、データを受信するための受信トランザクション、データに対して実行する処理、およびデータを送信するための送信トランザクションを発行する。なお、各モジュールは、それぞれ、バスブリッジによって複数のバスを介して接続されていても良い。
図3(A)に示すように、図2のアーキテクチャにおいて行われる画像処理では、メモリコントローラDMAC1は、メモリMEM1から画像データを読み出すときに受信トランザクションX1を発行し、この画像データを作業領域へ転送するときに処理X1_2を実行し、この画像データをメモリMEM2に書き込むときに送信トランザクションX2を発行する。次に、メモリコントローラDMAC1は、これと同様の処理を繰り返し、受信トランザクションX3、処理X3_4、および送信トランザクションX4を発行する。次に、サブプロセッサSUB1は、メモリMEM2から画像データを読み出すときに受信トランザクションX5を発行し、この画像データに対する画像処理を実行するときに処理X5_6を実行し、画像処理された画像データをメモリMEM3に書き込むときに送信トランザクションX6を発行する。次に、メモリコントローラDMAC1は、メモリMEM3から画像データを読み出すときに受信トランザクションX7を発行し、この画像データを外部出力するときに処理X7_8を実行し、この画像データを入出力インタフェースI/O1に送信するときに送信トランザクションX8を発行する。これらの一連の処理に対する時間制約は、45サイクル以内となっている。
図3(B)に示すように、図2のアーキテクチャにおいて実行される音声処理では、メモリコントローラDMAC2は、メモリMEM1から音声データを読み出すときに受信トランザクションY1を発行し、この音声データを作業領域へ転送するときに処理Y1_2を実行し、この音声データをメモリMEM4に書き込むときに送信トランザクションY2を発行する。次に、サブプロセッサSUB2は、メモリMEM4から音声データを読み出すときに受信トランザクションY3を発行し、この音声データに対する音声処理を実行するときに処理Y3_4を実行し、音声処理された音声データをメモリMEM4に書き込むときに送信トランザクションY4を発行する。次に、メモリコントローラDMAC2は、メモリMEM4から音声データを読み出すときに受信トランザクションY5を発行し、この音声データを外部出力するときに処理Y5_6を発行し、この音声データを入出力インタフェースI/O2に送信するときに送信トランザクションY6を発行する。これらの一連の処理に対する時間制約は、42サイクル以内となっている。
図4に示すように、本発明の実施例1に係るアーキテクチャ検証装置10は、入力部11と、バス監視部12と、モジュール監視部13と、アーキテクチャ情報生成部14と、記憶部15と、出力部16と、を備えている。
図4に示すように、入力部11は、入力装置20からアーキテクチャの処理時間に関する制約情報を入力するようになっている。
図4に示すように、バス監視部12は、システム実行装置40上で動作するアーキテクチャにおいて発行されるバストランザクションを監視して、バストランザクションに関するバストランザクション情報(バストランザクションに関わるイニシエータモジュールとターゲットモジュールの組合せを示すペア情報、バス競合によるバス使用待ち情報、バスのスループット・レイテンシ情報、バストランザクションのデータ量、および転送回数)を取得するようになっている。たとえば、バス監視部12は、バストランザクションを発行するイニシエータモジュールおよびそのトランザクションに含まれるアドレスに対応するターゲットモジュールからペア情報を取得する。特に、バスブリッジ等を介して複数のバスを経由するバストランザクションについては、バス監視部12は、バストランザクションに含まれるアドレスを監視し、バスブリッジが持つアドレス空間へのバストランザクションまたはバスブリッジを介して異なるバスに伝達されるバストランザクションを辿ることによって、関連する全てのモジュールの組合せを示すペア情報を取得する。
図4に示すように、モジュール監視部13は、システム実行装置40上で動作するアーキテクチャにおいて発行される受信トランザクション、処理、および送信トランザクションを監視して、受信トランザクション情報、処理情報、および送信トランザクション情報を取得するようになっている。たとえば、モジュール監視部13は、一連の処理を制御する図2のプロセッサMPU上で実行されるアプリケーションプログラムの情報から一連の処理を構成する各処理の順番および各処理で使用されるモジュールの識別情報(たとえば、プロセッサMPUが使用される場合には「MPU」)を取得する。また、モジュール監視部13は、プロセッサMPU、またはサブプロセッサSUB1もしくはSUB2上で実行される処理については、その処理に対応するアプリケーションプログラムのコードの開始部の命令が実行されてから終了部の命令が実行されるまでの所要時間を監視することによってその処理に費やされるモジュールの処理時間、ならびにその処理に関わる受信トランザクション情報および送信トランザクション情報を取得する。一方、モジュール監視部13は、ハードウェア上で実行される処理については、その処理を実行するハードウェアが外部要因によって動作状態になってから終了状態になるまでを監視することによってその処理に費やされるモジュールの処理時間、ならびにその処理に関わる受信トランザクション情報および送信トランザクション情報を取得する。
図4に示すように、アーキテクチャ情報生成部14は、入力部11によって入力された制約情報と、バス監視部12によって取得されたバストランザクション情報と、モジュール監視部13によって取得された受信トランザクション情報、処理情報、および送信トランザクション情報と、を関連付けてアーキテクチャ情報15aを生成して、記憶部15に書き込むようになっている。たとえば、アーキテクチャ情報生成部14は、複数のアーキテクチャのそれぞれについて、1つの処理に関する受信トランザクション情報、処理情報、および送信トランザクション情報をグループ化し、複数のグループ間のバストランザクション情報を結合し、制約情報を閾値とすることによって、アーキテクチャ情報15aを生成する。
図4に示すように、記憶部15は、アーキテクチャ情報生成部14によって生成されたアーキテクチャ情報15aを記憶するようになっている。また、記憶部15は、アーキテクチャ情報生成部14のワーキングメモリとしても機能するようになっている。
図4に示すように、出力部16は、記憶部15に記憶されたアーキテクチャ情報15aを出力装置30に出力するようになっている。
次に、本発明の実施例1に係るアーキテクチャ検証装置の処理について図5および図6を参照して説明する。図5は、本発明の実施例1に係るアーキテクチャ検証処理の処理手順を示すフローチャートである。図6は、本発明の実施例1に係る出力例を示す概略図である。
図5に示すように、本発明の実施例1に係るアーキテクチャ検証処理では、はじめに、入力工程(S501)が行われる。入力工程(S501)では、入力部11が、入力装置20から制約情報を入力する。
次に、図5に示すように、バス監視工程(S502)が行われる。バス監視工程(S502)では、バス監視部12が、アーキテクチャにおいて発行されるバストランザクションを監視して、バストランザクション情報を取得する。
次に、図5に示すように、モジュール監視工程(S503)が行われる。モジュール監視工程(S503)では、モジュール監視部13が、アーキテクチャにおいて発行される受信トランザクション、処理、および送信トランザクションを監視して、受信トランザクション情報、処理情報、および送信トランザクション情報を取得する。
次に、図5に示すように、アーキテクチャ情報生成工程(S504)が行われる。アーキテクチャ情報生成工程(S504)では、アーキテクチャ情報生成部14が、入力工程(S501)において入力された制約情報と、バス監視工程(S502)において取得されたバストランザクション情報と、モジュール監視工程(S503)において取得された受信トランザクション情報、処理情報、および送信トランザクション情報と、を関連付けることによってアーキテクチャ情報15aを生成して、記憶部15に書き込む。
次に、図5に示すように、出力工程(S505)が行われる。出力工程(S505)では、出力部16が、アーキテクチャ情報生成工程(S504)において記憶部15に記憶されたアーキテクチャ情報15aを出力装置30に出力する。このとき、出力部16は、図6に示すようなアーキテクチャ情報15aを出力装置30に出力する。なお、図6は、ケース1およびケース2が仕様を満たしておらず、ケース3が仕様を満たしていることを示している。ここで、ケースとは、時間制約が与えられた処理(以下、「注目する処理」という)と他の処理との組合せを示すものである。各ケースは、注目する処理と他の処理との関係において、実行される処理および発行されるトランザクションのタイミングが異なっている。ここで、図6において、XnおよびYnはトランザクションを示し、Xm_nは画像処理を示し、Ym_nは音声処理を示し、ハッチングが付された部分はバス競合によるバス使用待ち状態を示している。
図5に示すように、本発明の実施例1に係るアーキテクチャ検証処理は、出力工程(S505)の後に終了する。
なお、本発明の実施例1では、出力部16は、出力装置30に接続されているが、データベースに接続されても良い。この場合には、出力部16は、アーキテクチャ情報15aをファイルとしてデータベースに蓄積する。
また、本発明の実施例1では、出力部16は、記憶部15に記憶されたアーキテクチャ情報15aを出力装置30に出力するが、アーキテクチャ情報生成部14によって生成されたアーキテクチャ情報15aを動的に出力装置30に出力しても良い。この場合には、記憶部15は不要である。
本発明の実施例1によれば、図4に示すように、アーキテクチャ検証装置10が、アーキテクチャにおいて発行されるトランザクションおよび処理を監視することによって情報を取得し、その情報を関連付けることによってアーキテクチャ情報を生成して、出力装置30に出力するので、アーキテクチャの解析におけるユーザの負担を軽減し、且つ、解析に要する作業時間を短縮することができる。特に、ユーザは、図6に示すアーキテクチャ情報を参考に、処理時間が長い処理を見分け、仕様を満たすアーキテクチャを容易に作成することができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。本発明の実施例2は、既存のアーキテクチャ情報を新たに入力されたパラメータに基づいて更新するアーキテクチャ検証装置の例である。なお、本発明の実施例1と同様の内容についての説明は省略する。
まず、本発明の実施例2に係るアーキテクチャ検証装置の構成について図7を参照して説明する。図7は、本発明の実施例2に係るアーキテクチャ検証装置10の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、図1のアーキテクチャ検証装置10は、入力部11と、バス監視部12と、モジュール監視部13と、アーキテクチャ情報生成部14と、アーキテクチャ再構築部141と、アーキテクチャ情報更新部142と、記憶部15と、出力部16と、を備えている。なお、バス監視部12、モジュール監視部13、アーキテクチャ情報生成部14、および出力部16は、本発明の実施例1と同様である。
図7に示すように、入力部11は、入力装置20からアーキテクチャの処理時間に関する制約情報に加えて、アーキテクチャの処理時間に影響を与えるパラメータを入力するようになっている。たとえば、ユーザは、本発明の実施例1と同様にアーキテクチャ情報生成部14によってアーキテクチャ情報15aが生成された後に、図6に示すアーキテクチャ情報15aを参照してアーキテクチャを修正する場合に、入力装置20を用いて、モジュールの処理時間、バスの優先度、およびバスの構成条件の少なくとも1つを含むパラメータをアーキテクチャ検証装置10に入力することができる。
図7に示すように、アーキテクチャ再構築部141は、入力部11によって入力されたパラメータを用いて記憶部15に記憶されたアーキテクチャ情報15aに対応するアーキテクチャを再構築するようになっている。たとえば、ユーザが、図3(B)に示す音声処理を実行するアーキテクチャのバス幅を32ビットから64ビットに変更するようなパラメータを入力した場合には、アーキテクチャ再構築部141は、記憶部15からアーキテクチャ情報15aを読み出し、そのアーキテクチャ情報15aに対応するアーキテクチャのバス幅を64ビットに変更し、1回のバストランザクションで32ビットずつ2バースト転送が行われていた受信トランザクションY3および送信トランザクションY4を64ビットのシングル転送に変更し、受信トランザクションY3および送信トランザクションY4に要する時間をバースト転送に必要なサイクル数(たとえば、4サイクル)からシングル転送に必要なサイクル数(たとえば、2サイクル)に変更して、アーキテクチャを再構築する。なお、バースト転送およびシングル転送に必要なサイクル数は、入力部11によって入力された制約情報に含まれている。
図7に示すように、アーキテクチャ情報更新部142は、アーキテクチャ再構築部141によって再構築されたアーキテクチャを静的に解析し(すなわち、システム実行装置40と通信を行うことなく、アーキテクチャ検証装置10内で解析し)、解析結果に基づいて記憶部15に記憶されたアーキテクチャ情報15aを更新する。たとえば、アーキテクチャ情報更新部142は、新しいアーキテクチャ情報15aを用いて、各処理のアーキテクチャ情報15aに含まれる処理の発生順序およびタイミングを更新する。
図7に示すように、記憶部15は、アーキテクチャ情報生成部14によって生成されたアーキテクチャ情報15aを記憶するようになっている。また、記憶部15は、アーキテクチャ情報生成部14およびアーキテクチャ情報更新部142のワーキングメモリとしても機能するようになっている。
次に、本発明の実施例2に係るアーキテクチャ検証装置の処理について図8および図9を参照して説明する。図8は、本発明の実施例2に係るアーキテクチャ検証処理の処理手順を示すフローチャートである。図9は、本発明の実施例2に係る出力例を示す概略図である。
図8に示すように、本発明の実施例2に係るアーキテクチャ検証処理では、はじめに、入力工程(S801)が行われる。入力工程(S801)では、入力部11が、入力装置20からパラメータを入力する。
次に、図8に示すように、アーキテクチャ再構築工程(S802)が行われる。アーキテクチャ再構築工程(S802)では、アーキテクチャ再構築部141が、入力工程(S801)において入力されたパラメータを用いて記憶部15に記憶されたアーキテクチャ情報15aに対応するアーキテクチャを再構築する。
次に、図8に示すように、アーキテクチャ情報更新工程(S803)が行われる。アーキテクチャ情報更新工程(S803)では、アーキテクチャ情報更新部142が、アーキテクチャ再構築工程(S802)において再構築されたアーキテクチャを静的に解析し、解析結果に基づいて記憶部15に記憶されたアーキテクチャ情報15aを更新する。
次に、図8に示すように、出力工程(S804)が行われる。出力工程(S804)では、出力部16が、アーキテクチャ情報更新工程(S803)において記憶部15に記憶されたアーキテクチャ情報15aを出力装置30に出力する。なお、図9は、図8に示すアーキテクチャ検証処理を実行することによって、トランザクションY3およびY4が修正されたアーキテクチャ案であって、ケース1乃至ケース3が仕様を満たしているアーキテクチャ案を示している。
図8に示すように、本発明の実施例2に係るアーキテクチャ検証処理は、出力工程(S804)の後に終了する。
本発明の実施例2によれば、図7に示すように、アーキテクチャ検証装置10が、パラメータを用いてアーキテクチャを再構築し、そのアーキテクチャを静的に解析して、解析結果に基づいて更新されたアーキテクチャ情報15aを出力装置30に出力するので、システム実行装置40上でアーキテクチャを動作させ直すことなく、ユーザが入力したパラメータに基づいてアーキテクチャを検証することができる。
次に、本発明の実施例3について説明する。本発明の実施例3は、仕様を満たすアーキテクチャ案を出力するアーキテクチャ検証装置の例である。なお、本発明の実施例1および実施例2と同様の内容についての説明は省略する。
まず、本発明の実施例3に係るアーキテクチャ検証装置の構成について図10を参照して説明する。図10は、本発明の実施例3に係るアーキテクチャ検証装置10の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、図1のアーキテクチャ検証装置10は、入力部11と、バス監視部12と、モジュール監視部13と、アーキテクチャ情報生成部14と、アーキテクチャ案作成部143と、解析部144と、評価部145と、記憶部15と、出力部16と、を備えている。なお、バス監視部12、モジュール監視部13、およびアーキテクチャ情報生成部14は、本発明の実施例1と同様である。また、入力部11は、本発明の実施例2と同様である。
図10に示すように、アーキテクチャ案作成部143は、入力部11によって入力された制約情報およびアーキテクチャ検討用の制約を示すパラメータ、ならびに記憶部15に記憶されたアーキテクチャ情報15aに基づいてアーキテクチャ案を作成するようになっている。たとえば、アーキテクチャ案作成部143は、記憶部15からアーキテクチャ情報15aを読み出し、そのアーキテクチャ情報15aに対応するアーキテクチャのパラメータのみを変更し、制約情報を満たす全てのアーキテクチャをアーキテクチャ案として作成する。
図10に示すように、解析部144は、アーキテクチャ案作成部143によって作成されたアーキテクチャ案を静的に解析して、解析結果15bを記憶部15に書き込むようになっている。たとえば、解析部144は、アーキテクチャ案作成部143によって作成されたアーキテクチャ案をアーキテクチャ情報15aと合わせて静的に解析し、全てのケースにおいて時間制約内で処理が終わるか否かを確認し、全てのケースにおいて時間制約内で処理が終わるアーキテクチャ案を解析結果15bとする。
図10に示すように、評価部145は、入力部11によって入力されたパラメータに基づいて記憶部15に記憶された解析結果15bを評価し、評価結果15cを記憶部15に書き込むようになっている。たとえば、評価部145は、解析結果15bに含まれる複数のアーキテクチャ案(図12、図14、図16、および図18に示されるアーキテクチャ案)を所定の評価基準で評価し、その優劣を評価結果15cとする。たとえば、評価基準は、予め選択された評価項目(処理を構成するモジュールの処理時間、バスの優先度、バス幅、およびバス構成)や、評価項目のそれぞれに予め重み付けされた値であり、パラメータとともに入力部11によって入力される。すなわち、評価結果15cは、複数のアーキテクチャ案のうち、ユーザが期待するアーキテクチャ案に最も近いものを示している。なお、評価部145は、省略されても良い。
図10に示すように、記憶部15は、アーキテクチャ情報生成部14によって生成されたアーキテクチャ情報15a、解析部144の解析結果15b、および評価部145の評価結果15cを記憶するようになっている。また、記憶部15は、アーキテクチャ情報生成部14、解析部144、および評価部145のワーキングメモリとしても機能するようになっている。
図10に示すように、出力部16は、記憶部15に記憶されたアーキテクチャ情報15aに加えて、解析結果15bを出力装置30に出力するようになっている。また、出力部16は、記憶部15に評価結果15cが記憶されている場合には、評価結果15cとともに解析結果15bを出力装置30に出力するようになっている。
次に、本発明の実施例3に係るアーキテクチャ検証装置の処理について図11および図12を参照して説明する。図11は、本発明の実施例3に係るアーキテクチャ検証処理の処理手順を示すフローチャートである。図12は、本発明の実施例3に係る出力例を示す概略図である。
図11に示すように、本発明の実施例3に係るアーキテクチャ検証処理では、はじめに、入力工程(S1101)が行われる。入力工程(S1101)は、本発明の実施例2の入力工程(図8のS801)と同様に行われる。
次に、図11に示すように、アーキテクチャ案作成処理(S1102)が行われる。アーキテクチャ案作成処理(S1102)では、アーキテクチャ案作成部143が、入力工程(S1101)において入力された制約情報およびパラメータ、ならびに記憶部15に記憶されたアーキテクチャ情報15aに基づいてアーキテクチャ案を作成する。なお、アーキテクチャ案作成処理(S1102)の詳細については後述する。
次に、図11に示すように、解析工程(S1103)が行われる。解析工程(S1103)では、解析部144が、アーキテクチャ案作成処理(S1102)において作成されたアーキテクチャ案を静的に解析して、解析結果15bを記憶部15に書き込む。
次に、図11に示すように、評価工程(S1104)が行われる。評価工程(S1104)では、評価部145が、入力工程(S1101)において入力されたパラメータに基づいて記憶部15に記憶された解析結果15bを評価し、評価結果15cを記憶部15に書き込む。
次に、図11に示すように、出力工程(S1105)が行われる。出力工程(S1105)では、出力部16が、解析工程(S1103)の解析結果15bおよび評価工程(S1104)の評価結果15cを出力装置30に出力する。このとき、出力部16は、図12に示すような解析結果15bを出力装置30に出力する。なお、図12は、図11に示すアーキテクチャ検証処理を実行することによって、音声処理Y3_4が3サイクル短縮されたアーキテクチャ案であって、ケース1乃至ケース3が仕様を満たしているアーキテクチャ案を示している。
図11に示すように、本発明の実施例3に係るアーキテクチャ検証処理は、出力工程(S1105)の後に終了する。
次に、モジュールの処理時間がパラメータとして入力されたときのアーキテクチャ案作成処理(図11のS1102)について図13、図14、および図16を参照して説明する。図13は、モジュールの処理時間がパラメータとして入力されたときのアーキテクチャ案作成処理(図11のS1102)におけるアーキテクチャ案作成部143の処理手順を示すフローチャートである。図14および図16は、図13のアーキテクチャ案作成処理が実行されたときの本発明の実施例3に係る出力例を示す概略図である。
図13に示すように、はじめに、変数「オーバ時間」に初期値0をセットする(S1301)。
次に、図13に示すように、注目する処理の各ケースについて、入力部11によって入力されたモジュールの処理時間と時間制約の大小関係を判定する(S1302)。モジュールの処理時間が時間制約よりも大きい場合には(S1302−YES)、S1303に進み、モジュールの処理時間が時間制約以下である場合には(S1302−NO)、異なるケースを対象とする。
次に、モジュールの処理時間が時間制約よりも大きい場合には(S1302−YES)、図13に示すように、変数「Tmp.オーバ時間」に「処理時間−時間制約」の値をセットする(S1303)。
次に、図13に示すように、変数「Tmp.オーバ時間」と変数「オーバ時間」の大小関係を判定する(S1304)。変数「Tmp.オーバ時間」が変数「オーバ時間」より大きい場合には(S1304−YES)、S1305へ進み、変数「Tmp.オーバ時間」が変数「オーバ時間」以下である場合には(S1304−NO)、異なるケースを対象とする。
図13に示すように、変数「Tmp.オーバ時間」が変数「オーバ時間」より大きい場合には(S1304−YES)、変数「オーバ時間」に変数「Tmp.オーバ時間」の値をセットする(S1305)。
図13に示すように、S1302乃至S1305は、ケース毎に繰り返される。すなわち、S1302乃至S1305では、処理時間が時間制約を上回る注目する処理の全てのケースについて処理時間と時間制約との差(オーバ時間)の最大値を求める。
図13に示すように、全てのケースについてS1302乃至S1305が繰り返された後は、対象となる工程について、変数「新処理時間」に変数「処理時間」の値をセットする(S1306)。
次に、図13に示すように、変数「新処理時間」と2の大小関係を判定する(S1307)。変数「新処理時間」が2より大きい場合には(S1307−YES)、S1308へ進み、変数「新処理時間」が2以下である場合には(S1307−NO)、次工程を対象とする。
図13に示すように、変数「新処理時間」が2より大きい場合には(S1307−YES)、変数「新処理時間」に「処理時間−1」の値をセットする(S1308)。
次に、図13に示すように、変数「新オーバ時間」に「オーバ時間−1」の値をセットする(S1309)。
次に、図13に示すように、変数「新オーバ時間」と0の大小関係を判定する(S1310)。変数「新オーバ時間」が0より大きい場合には(S1310−YES)、次工程を対象とし、変数「新オーバ時間」が0以下である場合には(S1310−NO)、S1311へ進む。
図13に示すように、変数「新オーバ時間」が0以下である場合には(S1310−NO)、同じアーキテクチャがアーキテクチャ案として存在するか否かを判定する(S1311)。同じアーキテクチャがアーキテクチャ案として存在する場合には(S1311−YES)、S1307へ戻り、同じアーキテクチャ案がアーキテクチャ案として存在しない場合には(S1311−NO)、S1312へ進む。
S1306乃至S1310は、対象となる工程毎に繰り返される。なお、S1306乃至S1310において、処理時間が0になると処理そのものの実行が不可能になるため、新処理時間が1サイクル以上である必要がある。
図13に示すように、同じアーキテクチャ案がアーキテクチャ案として存在しない場合には(S1311−NO)、S1302乃至S1305において対象とされたアーキテクチャを制約情報を満たすアーキテクチャ案として追加する(S1312)。
次に、全ての工程についてS1312が終了したか否かを判定する(S1313)。全ての工程についてS1312が終了していない場合には(S1313−NO)、S1307へ戻り、全ての工程についてS1312が終了した場合には(S1313−YES)、図13の処理を終了する。
図13のアーキテクチャ案作成処理(図11のS1102)が実行された場合には、出力工程(図11のS1105)において、出力部16は、図14および図16に示すような解析結果15bを出力装置30に出力する。なお、図14は、図13に示すアーキテクチャ案作成処理を実行することによって、音声処理Y1_2が1サイクル短縮され、音声処理Y3_4が2サイクル短縮されたアーキテクチャ案であって、ケース1およびケース3が仕様を満たすが、ケース2が仕様を満たさないアーキテクチャ案(すなわち、解析結果15bに含まれないアーキテクチャ案)を示している。一方、図16は、図13に示すアーキテクチャ案作成処理を実行することによって、音声処理Y3_4が3サイクル短縮されたアーキテクチャ案であって、ケース1乃至ケース3の全てが仕様を満たすアーキテクチャ案(すなわち、解析結果15bに含まれるアーキテクチャ案)を示している。
次に、バスの優先度がパラメータとして入力されたときのアーキテクチャ案作成処理(図11のS1102)について図15および図22を参照して説明する。図15は、バスの優先度がパラメータとして入力されたときのアーキテクチャ案作成処理(図11のS1102)におけるアーキテクチャ案作成部143の処理手順を示すフローチャートである。図22は、図15のアーキテクチャ案作成処理が実行されたときの本発明の実施例3に係る出力例を示す概略図である。
図15に示すように、はじめに、注目する処理の時間制約内で処理が終わらないケースのバストランザクションについて、バス競合によるバス使用待ち状態か否かを判定する(S1501)。バス競合によるバス使用待ち状態である場合には(S1501−YES)、S1502に進み、バス競合によるバス使用待ち状態でない場合には(S1501−NO)、異なるバストランザクションを対象とする。
次に、バス競合によるバス使用待ち状態である場合には(S1501−YES)、図15に示すように、バス使用待ち状態のときに、バスを利用しているモジュールの識別情報(以下、「競合相手情報」という)を取得する(S1502)。
次に、図15に示すように、S1502において取得された競合相手情報に対応するモジュールよりバスの優先度を上げるように、バスの優先度を更新する(S1503)。
図15に示すように、S1501乃至S1503は、注目する処理の時間制約内で処理が終わらないケース毎およびそのバストランザクション毎に(すなわち、注目する処理の全てのバストランザクションについてバス競合による使用待ち状態か否かのチェックが完了するまで)繰り返される。
図15のアーキテクチャ案作成処理(図11のS1102)が実行された場合には、出力工程(図11のS1105)において、出力部16は、図22に示すような解析結果15bを出力装置30に出力する。なお、図22は、図15に示すアーキテクチャ案作成処理を実行することによって、トランザクションX1乃至X6、ならびにY1、Y2、Y5、およびY6が修正されたアーキテクチャ案であって、ケース1乃至ケース3が仕様を満たしている(すなわち、解析結果15bに含まれる)アーキテクチャ案を示している。
次に、バス幅がパラメータとして入力されたときのアーキテクチャ案作成処理(図11のS1102)について図17および図18を参照して説明する。図17は、バス幅がパラメータとして入力されたときのアーキテクチャ案作成処理(図11のS1102)におけるアーキテクチャ案作成部143の処理手順を示すフローチャートである。図18は、図17のアーキテクチャ案作成処理が実行されたときの本発明の実施例3に係る出力例を示す概略図である。
図17に示すように、はじめに、注目する処理のバストランザクションが使用するバスについて、バス幅を32ビットから64ビットに広げるように更新する(S1701)。
次に、図17に示すように、S1701において広げられたバス幅およびバストランザクションにおいて転送されるデータ量に基づいて、そのバスを使用するバストランザクションの処理時間を計算して、処理時間を更新する(S1702)。
図17に示すように、S1701およびS1702は、注目する処理のバストランザクションが使用するバス毎に繰り返される。
図17のアーキテクチャ案作成処理(図11のS1102)が実行された場合には、出力工程(図11のS1105)において、出力部16は、図18に示すような解析結果15bを出力装置30に出力する。なお、図18は、図17に示すアーキテクチャ案作成処理を実行することによって、トランザクションY3およびY4が修正されたアーキテクチャ案であって、ケース1乃至ケース3が仕様を満たしている(すなわち、解析結果15bに含まれる)アーキテクチャ案を示している。
次に、バス構成がパラメータとして入力されたときのアーキテクチャ案作成処理(図11のS1102)について図19乃至図21を参照して説明する。図19は、バス構成がパラメータとして入力されたときのアーキテクチャ案作成処理(図11のS1102)におけるアーキテクチャ案作成部143の処理手順を示すフローチャートである。図20および図21は、図19のアーキテクチャ案作成処理が実行されたときの本発明の実施例3に係る出力例を示す概略図である。
図19に示すように、はじめに、システム上で実行される処理に含まれるバストランザクションについて、図10のバス監視部12によって取得されたペア情報およびデータ量を参照する(S1901)。
図19に示すように、S1901は、システム上で実行される処理毎およびその処理に含まれるバストランザクションバス毎に繰り返される。
次に、図19に示すように、S1901において参照されたペア情報に示されるペア毎に、バス監視部12によって取得されたバストランザクション情報に含まれる転送回数およびデータ量を記憶部15に書き込む(S1902)。
次に、図19に示すように、ターゲットモジュールについて、バストランザクションの相手が特定のイニシエータモジュールのみである場合には(S1903−YES)、特定のイニシエータモジュールとターゲットモジュールとをグループ化する(S1904)。
一方、図19に示すように、ターゲットモジュールについて、バストランザクションの相手が特定のイニシエータモジュールのみでない場合には(S1903−NO)、転送回数およびデータ量の最も多いイニシエータモジュールとターゲットモジュールとをグループ化する(S1905)。なお、データ量の最も多いイニシエータモジュールが複数存在する場合には、最も早く発見されたものとターゲットモジュールとをグループ化する。
図19に示すように、S1903乃至S1905は、ターゲットモジュール毎に繰り返される。
次に、図19に示すように、S1904またはS1905においてグループ化されたグループについて、同じグループからのイニシエータモジュールからのバストランザクションを含む場合には(S1906−YES)、それらのグループ同士を統合する(S1907)。
一方、図19に示すように、S1904またはS1905においてグループ化されたグループについて、同じグループからのイニシエータモジュールからのバストランザクションを含まない場合には(S1906−NO)、次のグループを対象とする。
図19に示すように、S1906およびS1907は、S1904またはS1905においてグループ化されたグループ毎に繰り返される。
次に、図19に示すように、S1907において統合されたグループに基づいて、バス構成を更新する(S1908)。
バス構成がパラメータとして入力されたときのアーキテクチャ案作成処理(図11のS1102)は、S1908の後に終了する。
図19のアーキテクチャ案作成処理(図11のS1102)が実行された場合には、出力工程(図11のS1105)において、出力部16は、図20および図21に示すような解析結果15bを出力装置30に出力する。なお、図20は、図19のS1907の結果、複数のモジュールが、入出力インタフェースI/O1、メモリMEM1乃至MEM3、メモリコントローラDMAC1、およびサブプロセッサSUB1から構成されるグループと、入出力インタフェースI/O2、メモリMEM4、メモリコントローラDMAC2、およびサブプロセッサSUB2から構成されるグループと、に統合されたことを示している。また、図21は、図20に対応するバス構成を有するアーキテクチャを示している。
なお、本発明の実施例3では、処理時間、バス優先度、バス幅、およびバス構成を組み合わせて用いてアーキテクチャ案を作成しても良い。
本発明の実施例3によれば、図10に示すように、ユーザが入力装置20を用いてパラメータをアーキテクチャ検証装置10に入力したときに、そのパラメータ、バストランザクション情報、受信トランザクション情報、処理情報、および送信トランザクション情報を用いて時間制約を満たすアーキテクチャ案のアーキテクチャ情報15aを表示するので、アーキテクチャを改善するためのユーザの作業負担を軽減することができる。
また、本発明の実施例3によれば、図10に示すように、ユーザが入力したパラメータのみを変更してアーキテクチャ案を作成するので、アーキテクチャ案を作成するのに要する時間を短縮することができる。
また、本発明の実施例3によれば、図10に示すように、アーキテクチャ検証装置10が、複数のアーキテクチャ案を評価し、評価結果15cともに、解析結果15bを出力装置30に出力するので、ユーザは、最適なアーキテクチャを容易に発見することができる。
本発明の実施例1に係るアーキテクチャ検証装置10を含むシステム構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係るアーキテクチャ検証装置10の検証対象となるアーキテクチャを示すブロック図である。 図2のアーキテクチャにおいて行われる画像処理および音声処理の概略を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係るアーキテクチャ検証装置10の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係るアーキテクチャ検証処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る出力例を示す概略図である。 本発明の実施例2に係るアーキテクチャ検証装置10の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2に係るアーキテクチャ検証処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る出力例を示す概略図である。 本発明の実施例3に係るアーキテクチャ検証装置10の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3に係るアーキテクチャ検証処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例3に係る出力例を示す概略図である。 モジュールの処理時間がパラメータとして入力されたときのアーキテクチャ案作成処理(図11のS1102)におけるアーキテクチャ案作成部143の処理手順を示すフローチャートである。 図13のアーキテクチャ案作成処理が実行されたときの本発明の実施例3に係る出力例を示す概略図である。 バスの優先度がパラメータとして入力されたときのアーキテクチャ案作成処理(図11のS1102)におけるアーキテクチャ案作成部143の処理手順を示すフローチャートである。 図13のアーキテクチャ案作成処理が実行されたときの本発明の実施例3に係る出力例を示す概略図である。 バス幅がパラメータとして入力されたときのアーキテクチャ案作成処理(図11のS1102)におけるアーキテクチャ案作成部143の処理手順を示すフローチャートである。 図17のアーキテクチャ案作成処理が実行されたときの本発明の実施例3に係る出力例を示す概略図である。 バス構成がパラメータとして入力されたときのアーキテクチャ案作成処理(図11のS1102)におけるアーキテクチャ案作成部143の処理手順を示すフローチャートである。 図19のアーキテクチャ案作成処理が実行されたときの本発明の実施例3に係る出力例を示す概略図である。 図19のアーキテクチャ案作成処理が実行されたときの本発明の実施例3に係る出力例を示す概略図である。 図15のアーキテクチャ案作成処理が実行されたときの本発明の実施例3に係る出力例を示す概略図である。
符号の説明
10 アーキテクチャ検証装置
11 入力部
12 バス監視部
13 モジュール監視部
14 アーキテクチャ情報生成部
141 アーキテクチャ再構築部
142 アーキテクチャ情報更新部
143 アーキテクチャ案作成部
144 解析部
145 評価部
15 記憶部
15a アーキテクチャ情報
15b 解析結果
15c 評価結果
16 出力部
20 入力装置
30 出力装置
40 システム実行装置

Claims (5)

  1. 複数のモジュールおよびバスを含むアーキテクチャの解析を支援するアーキテクチャ検証装置であって、
    前記アーキテクチャの処理時間に関する制約情報を入力する入力部と、
    前記モジュールが前記バスを利用するためのバストランザクションを監視して、バストランザクション情報を取得するバス監視部と、
    前記モジュールがデータを受信するときのトランザクションであって、前記バストランザクションに含まれる受信トランザクション、前記モジュールが前記データに対して行う処理と、前記モジュールが前記データを送信するときのトランザクションであって、前記バストランザクションに含まれる送信トランザクションを監視して、前記受信トランザクションに関する受信トランザクション情報、前記モジュールの処理内容および処理時間を示す処理情報と、前記送信トランザクションに関する送信トランザクション情報を取得するモジュール監視部と、
    前記入力部によって入力された制約情報と、前記バス監視部によって取得されたバストランザクション情報と、前記モジュール監視部によって取得された受信トランザクション情報、処理情報、および送信トランザクション情報と、を関連付けて、アーキテクチャ情報を生成するアーキテクチャ情報生成部と、
    前記アーキテクチャ情報生成部によって生成されたアーキテクチャ情報を出力する出力部と、を備えることを特徴とするアーキテクチャ検証装置。
  2. 前記入力部は、前記アーキテクチャの処理時間に影響を与えるパラメータをさらに入力し、
    前記アーキテクチャ情報生成部によって生成されたアーキテクチャ情報を記憶する記憶部と、
    前記入力部によって入力されたパラメータを用いて前記記憶部に記憶されたアーキテクチャ情報に対応するアーキテクチャを再構築するアーキテクチャ再構築部と、
    前記アーキテクチャ再構築部によって再構築されたアーキテクチャを解析して、前記記憶部に記憶されたアーキテクチャ情報を更新するアーキテクチャ情報更新部と、をさらに備え、
    前記出力部は、前記アーキテクチャ情報更新部によって更新されたアーキテクチャ情報を出力する請求項1に記載のアーキテクチャ検証装置。
  3. 前記入力部は、前記アーキテクチャの処理時間に影響を与えるパラメータをさらに入力し、
    前記アーキテクチャ情報生成部によって生成されたアーキテクチャ情報を記憶する記憶部と、
    前記入力部によって入力された制約情報およびパラメータ、ならびに前記記憶部に記憶されたアーキテクチャ情報に基づいてアーキテクチャ案を作成するアーキテクチャ案作成部と、
    前記アーキテクチャ案作成部によって作成されたアーキテクチャ案を解析する解析部と、をさらに備え、
    前記出力部は、前記解析部の解析結果を出力する請求項1に記載のアーキテクチャ検証装置。
  4. 所定の評価基準に基づいて前記解析部の解析結果を評価する評価部をさらに備え、
    前記出力部は、前記評価部の評価結果とともに、前記解析部の解析結果を出力する請求項3に記載のアーキテクチャ検証装置。
  5. 前記パラメータは、前記モジュールの処理時間、前記バスの優先度、および前記バスの構成条件の少なくとも1つを含む請求項2乃至4の何れか1項に記載のアーキテクチャ検証装置。
JP2008258731A 2008-10-03 2008-10-03 アーキテクチャ検証装置 Expired - Fee Related JP5166194B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008258731A JP5166194B2 (ja) 2008-10-03 2008-10-03 アーキテクチャ検証装置
US12/553,034 US20100088451A1 (en) 2008-10-03 2009-09-02 Architecture verifying apparatus, architecture verifying method, and medium storing architecture verifying program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008258731A JP5166194B2 (ja) 2008-10-03 2008-10-03 アーキテクチャ検証装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010092106A JP2010092106A (ja) 2010-04-22
JP5166194B2 true JP5166194B2 (ja) 2013-03-21

Family

ID=42076694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008258731A Expired - Fee Related JP5166194B2 (ja) 2008-10-03 2008-10-03 アーキテクチャ検証装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20100088451A1 (ja)
JP (1) JP5166194B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5123255B2 (ja) * 2009-06-09 2013-01-23 株式会社東芝 アーキテクチャ検証装置
US9846449B1 (en) * 2014-07-02 2017-12-19 Xilinx, Inc. System and method for monitoring bus transactions within a programmable integrated circuit by selectively inserting detector circuit at user specified insertion point corresponding to a bus interconnect

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6978425B1 (en) * 2000-03-03 2005-12-20 Nec Corporation Methodology for the design of high-performance communication architectures for system-on-chips using communication architecture tuners
JP3907398B2 (ja) * 2000-11-16 2007-04-18 松下電器産業株式会社 半導体集積回路装置の設計方法
JP2003015968A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Fujitsu Ltd バスシミュレータ
JP4556629B2 (ja) * 2004-11-16 2010-10-06 ソニー株式会社 データ処理システム検証装置と方法およびプログラム
US7778815B2 (en) * 2005-05-26 2010-08-17 The Regents Of The University Of California Method for the fast exploration of bus-based communication architectures at the cycle-count-accurate-at-transaction-boundaries (CCATB) abstraction
JP3958336B2 (ja) * 2005-10-03 2007-08-15 松下電器産業株式会社 インターフェースの設計方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20100088451A1 (en) 2010-04-08
JP2010092106A (ja) 2010-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Deelman et al. Pegasus, a workflow management system for science automation
CN108108162B (zh) 应用程序编程接口生成方法及装置
JP5595633B2 (ja) シミュレーション方法及びシミュレーション装置
JP4564110B2 (ja) 二重プロセッサ回路の動作をシミュレーションするためのコンピュータ実行方法及び信号プロセッサシミュレータ
JP5137434B2 (ja) データ処理装置、分散処理システム、データ処理方法、及びデータ処理プログラム
JP5994679B2 (ja) 処理装置、及び処理装置の制御方法
JP2007041720A (ja) ジョブステップ実行プログラムおよびジョブステップ実行方法
JP2010218139A (ja) 実行履歴トレース方法
US20130107289A1 (en) Rasterization of printing data
CN106557351A (zh) 嵌入式应用程序的数据处理方法及装置
JP5522283B1 (ja) リストベクトル処理装置、リストベクトル処理方法、プログラム、コンパイラ、及び、情報処理装置
JP5166194B2 (ja) アーキテクチャ検証装置
JP5421228B2 (ja) 仮想タスクを使用した関係可視化のためのプログラム、装置およびその方法
US8976373B2 (en) Image processing apparatus, computer-readable storage medium storing program and image processing method
Xu et al. Empowering R with high performance computing resources for big data analytics
JP2011186991A (ja) 常微分方程式を解くための方法、プログラム及びシステム
US9811335B1 (en) Assigning operational codes to lists of values of control signals selected from a processor design based on end-user software
JP2012203451A (ja) 半導体集積回路シミュレーション装置及び半導体集積回路のシミュレーション方法
US20140344556A1 (en) Interleaved instruction debugger
JP5545133B2 (ja) 静的解析処理システム、方法、およびプログラム
CN110673815B (zh) 一种位图显示方法、装置、设备及计算机可读存储介质
KR102115372B1 (ko) 그래프 데이터 축약 방법 및 그 장치
US20110225400A1 (en) Device for Testing a Multitasking Computation Architecture and Corresponding Test Method
JP5123255B2 (ja) アーキテクチャ検証装置
US10235146B1 (en) Method and mechanism for composite data service generation and implementation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees