JP5163928B2 - 演奏情報補正装置および演奏情報補正プログラム - Google Patents
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Description
そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、実用に適した見易い楽譜となるように演奏情報を補正することができる演奏情報補正装置および演奏情報補正プログラムを提供することを目的としている。
A.第1実施形態
(1)構成
図1は、本発明の実施の第1実施形態による演奏情報補正装置の構成を示すブロック図である。この図において、操作部10は、電源スイッチの他、キー入力用のキーボードやマウス等の入力操作子を備え、入力操作に対応したイベントを発生する。このイベントはCPU11に取り込まれる。CPU11は、ROM12に記憶される各種制御プログラムを実行し、操作部10が発生するイベントに対応して装置各部を制御するものであり、その特徴的な処理動作については追って詳述する。
次に、図2〜図5を参照して上記構成による第1実施形態の動作について説明する。以下では、先ず最初に全体動作としてメインルーチンの動作を説明した後、楽譜情報生成処理および演奏情報編集処理の各動作について説明する。
装置電源の投入に応じて、CPU11は図2に図示するメインルーチンを実行してステップSA1に処理を進め、RAM13のワークエリアに設けられる各種レジスタ/フラグ類をリセットしたり、初期値セットする初期化を実行する。この後、ステップSA2に進み、例えば処理動作(「曲選択」、「設定」および「再生」)を選択的に実行指示させるGUI画面を表示部16に画面表示して、ユーザによるキー操作入力待ち状態に設定する。そして、ステップSA3〜SA5では、キー操作入力待ち状態下で「曲選択」、「設定」および「再生」のいずれかの実行を指示するキー操作入力の有無を判断する。
次に、図3を参照して楽譜情報生成処理の動作を説明する。上述したメインルーチンのステップSA8(図2参照)を介して本処理が実行されると、CPU11はステップSB1に処理を進め、演奏情報編集処理を実行する。演奏情報編集処理では、意図的に発音のタイミングをずらす「タメ」や「前ノリ」と呼ばれる演奏表現に基づき生成された演奏データを、選択された演奏情報の内から検出して実用に適した見易い楽譜として表示されるように発音時刻を補正する。次いで、ステップSB2では、トラック変数を初期化する。これにより、先ず右手トラックが指定される。
次に、図4を参照して演奏情報編集処理の動作を説明する。上述した楽譜情報生成処理のステップSB1(図3参照)を介して本処理が実行されると、CPU11は図4に図示する演奏情報編集処理を実行する。演奏情報編集処理では、曲選択された演奏情報を構成する演奏データについて小節単位のループ(ステップSC1)および小節中の音単位のループ(ステップSC2)を開始し、曲先頭の小節から順番に小節中の各音毎の拍位置に対する余りを求める(ステップSC3)。そして、ステップSC4では、現在指定されている対象音が「タメ」に相当するか否かを判断する。
クオンタイズをいたずらに細かくすると複付点音符や前打音にタイを抱えたような音符が頻出して不自然な楽譜になることも少なくない。そこで、第2実施形態では、演奏者が意図して細かい音符を弾いた部分を検出し、その部分のクオンタイズを細かくする。以下、こうした第2実施形態による演奏情報編集処理の動作について図6〜図8を参照して説明する。
通常の4分音符や8分音符などの偶数系の音符と、3連符や5連符などの奇数系の音符が混在すると、演奏のゆらぎにより間違った割付を行い易く混乱した楽譜が生じる。そこで、第3実施形態による演奏情報編集処理では、まず全体のビート傾向を把握し、それに基づき奇数系の音符を適用するか否かのしきい値を変動させる。以下、こうした第3実施形態による演奏情報編集処理の動作について図9〜図13を参照して説明する。
次に、図14〜図16を参照して第4実施形態による演奏情報編集処理の動作を説明する。前述した第1実施形態と同様、楽譜情報生成処理のステップSB1(図3参照)を介して本処理が実行されると、CPU11は図14に図示する演奏情報編集処理を実行してステップSH1に進み、音符単位のループを開始する。次いで、ステップSH2では、次式(1)に基づきゲート時間補正値GAを算出する。なお、次式(1)のゲート時間とは、現在指定されている音(演奏データ)の音長を表す。
GA=1−ゲート時間/拍時間 …(1)
補正後発音時刻=発音時刻+移動平均値×α×ゲート時間補正値GA…(2)
なお、この(2)式において、移動平均値とは後述のステップSH6に基づき算出される誤差の移動平均値、αは所定の定数を表す。次いで、ステップSH6では、上記ステップSH5にて算出される補正後発音時刻から補正前発音時刻を減算して誤差を算出する。次に、ステップSH7では、算出した誤差を移動平均に繰込み、移動平均値を更新する。次いで、ステップSH8では、処理すべき音符が有る間は上記ステップSH1以降を繰り返すようにループさせ、曲の終わりに達して処理すべき音符が無くなると、本処理を完了させる。
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 音源
15 サウンドシステム
16 表示部
17 インタフェース部
Claims (2)
- 曲を構成する各音を表す演奏データを記憶する演奏データ記憶手段と、
前記演奏データ記憶手段に記憶される演奏データの発音時刻を検出する発音時刻検出手段と、
前記発音時刻検出手段により検出される発音時刻が拍の境界から所定値以内であり、前後の音との重なりが所定値以下であるという条件を満足するか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段が前記条件を満足していると判別した場合、前記発音時刻検出手段により検出された発音時刻を前記所定値以内にある拍の境界の位置に補正する発音時刻補正手段と
を具備することを特徴とする演奏情報補正装置。 - 曲を構成する各音を表す演奏データの発音時刻を検出する発音時刻検出処理と、
前記発音時刻検出処理により検出される発音時刻が拍の境界から所定値以内であり、前後の音との重なりが所定値以下であるという条件を満足するか否かを判別する判別処理と、
前記判別処理が前記条件を満足していると判別した場合、前記発音時刻検出処理にて検出された発音時刻を前記所定値以内にある拍の境界の位置に補正するする発音時刻補正処理と
をコンピュータで実行させることを特徴とする演奏情報補正プログラム。
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JP2006238833A JP5163928B2 (ja) | 2006-09-04 | 2006-09-04 | 演奏情報補正装置および演奏情報補正プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006238833A JP5163928B2 (ja) | 2006-09-04 | 2006-09-04 | 演奏情報補正装置および演奏情報補正プログラム |
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JP2012093569A Division JP5413484B2 (ja) | 2012-04-17 | 2012-04-17 | 演奏情報補正装置および演奏情報補正プログラム |
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JP2008058895A JP2008058895A (ja) | 2008-03-13 |
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JPH0934452A (ja) * | 1995-07-21 | 1997-02-07 | Casio Comput Co Ltd | 演奏情報編集装置 |
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2006
- 2006-09-04 JP JP2006238833A patent/JP5163928B2/ja active Active
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