JP5163559B2 - タービン翼の製造方法及びタービン翼 - Google Patents

タービン翼の製造方法及びタービン翼 Download PDF

Info

Publication number
JP5163559B2
JP5163559B2 JP2009061560A JP2009061560A JP5163559B2 JP 5163559 B2 JP5163559 B2 JP 5163559B2 JP 2009061560 A JP2009061560 A JP 2009061560A JP 2009061560 A JP2009061560 A JP 2009061560A JP 5163559 B2 JP5163559 B2 JP 5163559B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear edge
main body
hole
turbine blade
ceramic matrix
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009061560A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010216290A (ja
Inventor
洋治 大北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2009061560A priority Critical patent/JP5163559B2/ja
Publication of JP2010216290A publication Critical patent/JP2010216290A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5163559B2 publication Critical patent/JP5163559B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

本発明は、セラミックス基複合材料からなるタービン翼の製造方法及びタービン翼に関するものである。
従来から、タービン翼をセラミックス基複合材料によって形成することが提案されている。タービン翼をセラミックス基複合材料によって形成する場合には、セラミック繊維からなるタービン翼形状の3次元織物を形成し、当該3次元織物に含浸処理を用いてセラミックスマトリックスを付着形成する方法が用いられる。
一方で、タービン翼は、一般的に高温雰囲気に晒される。このことから、熱疲労等による破損等を抑制して耐久性を高めるために、タービン翼の冷却が行われている。
具体的には、タービン翼の内部を中空にし、その内部に冷却ガスを供給することによってタービン翼の冷却を行っている。
そして、非特許文献1に記載されているように、セラミックス基複合材料からなるタービン翼においても、内部を中空にしてタービン翼を冷却することが提案されている。
Michael Verrilli and Anthony Calomino, R.Craig Robinson, David J. Thomas, CERAMIC MATRIX COMPOSITE VANE SUBELEMNT TESTIOG IN A GAS TURBINE ENVIRONMENT, Proceedings of ASME Turbo Expo 2004, Power for Land, Sea, and Air, June 14-17, 2004, Vienna, Austria,GT2004-53970
ところで、タービン翼の後縁部は、その近傍でガスの流速が速くなることから、タービン翼において温度的に過酷な環境に晒される部位である。このため、後縁部は十分な冷却を要する部位であるが、一方で後縁部は薄肉とされており加工が困難な部位でもある。
金属で形成されるタービン翼であれば、例えば、後縁部をカットバックして内部に供給された冷却ガスの一部を用いてフィルム冷却することによって後縁部の冷却を図ることは可能である。
しかしながら、セラミックス基複合材料は、周知のように織物構造であるため形状自由度が大きくなく、また極めて硬い材料であり特に成型後に複雑な機械加工を行うことが困難である。このため、セラミックス基複合材料にて形成されるタービン翼は、金属で形成されるタービン翼のような後縁部を冷却する構造を採用することができず、十分なタービン翼の冷却を行うことができない。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、セラミックス基複合材料からなるタービン翼において、特に後縁部を冷却可能とすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、セラミックス基複合材料からなるタービン翼の製造方法であって、上記タービン翼の後縁部が欠落された形状を有すると共にセラミックス基複合材料からなる中空の本体部を形成する本体部形成工程と、上記後縁部が欠落された領域から内部に貫通する貫通孔を上記本体部に形成する本体部貫通孔形成工程と、上記後縁部の一部の形状あるいは上記後縁部の外形形状とされたセラミックス繊維からなる織物にセラミックスマトリックスを付着形成して上記セラミックス基複合材料からなる取付後縁部を形成する取付後縁部形成工程と、該取付後縁部形成工程にて形成された上記取付後縁部を上記本体部の上記後縁部が欠落された領域に結合する結合工程とを有するという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記取付後縁部形成工程において、上記セラミックス繊維からなる平板形状の織物を折り曲げることによって上記後縁部の外形形状とされたセラミックス繊維からなる織物を形成するという構成を採用する。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記取付後縁部形成工程にて形成された取付後縁部の上記本体部に結合される側と反対側に貫通孔を形成する第1の後縁部貫通孔形成工程を備え、上記結合工程において、上記取付後縁部の上記貫通孔が上記本体部の上記貫通孔の貫通方向からずれて配置されるように上記本体部と上記取付後縁部とを結合するという構成を採用する。
第4の発明は、上記第2の発明において、上記後縁部の形状を先端が開口された形状とし、上記後縁部形成工程にて形成された取付後縁部の上記本体部に結合される側に貫通孔を形成する第2の後縁部貫通孔形成工程を備え、上記結合工程において、上記取付後縁部の上記貫通孔と上記本体部の貫通孔とが連続されるように上記本体部と上記取付後縁部とを結合するという構成を採用する。
第5の発明は、上記第2の発明において、上記後縁部の形状を先端が開口された形状とし、上記取付後縁部形成工程にて形成された取付後縁部の上記本体部に結合される側に貫通孔を形成する第2の後縁部貫通孔形成工程を備え、上記結合工程後に、上記本体部貫通孔形成工程及び上記第2の後縁部貫通孔形成工程を同一工程として行うという構成を採用する。
第6の発明は、上記第1〜第5いずれかの発明において、上記結合工程において、PIP(Polymer Infiltration and Pyrolysis)法あるいはCVI(Chemical Vapor Infiltration)法を用いて上記本体部と上記取付後縁部とを結合するという構成を採用する。
第7の発明は、セラミックス基複合材料からなるタービン翼であって、上記タービン翼の後縁部が欠落された形状を有し、上記セラミックス基複合材料からなり、かつ、上記後縁部が欠落された領域から中空の内部に貫通する貫通孔を有する本体部と、上記後縁部の一部の形状あるいは上記後縁部の外形形状に成型されると共に上記本体部の上記後縁部が欠落された領域に結合される上記セラミックス基複合材料からなる取付後縁部とを備えるという構成を採用する。
第8の発明は、上記第7の発明において、上記取付後縁部が上記後縁部の外形形状に成型される場合に、上記取付後縁部が、上記本体部に結合される側と反対側に貫通孔を有し、該貫通孔が上記本体部の上記貫通孔の貫通方向からずれて配置されるように上記本体部に結合されているという構成を採用する。
第9の発明は、上記第7の発明において、上記取付後縁部が上記後縁部の外形形状に成型される場合に、上記後縁部の形状を先端が開口された形状とし、上記取付後縁部は、上記本体部に結合される側に貫通孔を有し、該貫通孔が上記本体部の上記貫通孔に対して連通するように上記本体部に結合されているという構成を採用する。
第10の発明は、上記取付後縁部の上記本体部との結合部位が折り曲げられると共に、該折り曲げられた部位と上記本体部とがピンを介して結合されているという構成を採用する。
第11の発明は、セラミックス基複合材料からなるタービン翼の製造方法であって、上記タービン翼の後縁部が欠落された形状を有すると共にセラミックス繊維からなる本体部用織物を形成する本体部用織物形成工程と、上記後縁部の一部の形状あるいは上記後縁部の外形形状とされたセラミックス繊維からなる取付後縁部用織物を形成する取付後縁部用織物形成工程と、該取付後縁部用織物形成工程にて形成された上記取付後縁部用織物を上記本体部用織物の上記後縁部が欠落された領域にスティッチする結合工程と、上記本体部用織物及び上記取付後縁部用織物に対してセラミックスマトリックスを付着形成することによってセラミックス基複合材料からなる本体部と取付後縁部とを形成するセラミックスマトリックス付着工程と、上記後縁部が欠落された領域から内部に貫通する貫通孔を上記本体部に形成する貫通孔形成工程とを有するという構成を採用する。
本発明によれば、後縁部が欠落されたセラミックス基複合材料からなる本体部に、後縁部の外形形状に形状設定されたセラミックス基複合材料からなる取付後縁部が結合されてタービン翼が形成されることとなる。つまり、本体部と取付後縁部とが別体で形成され、これらの本体部と取付後縁部とが結合されることによってタービン翼が形成される。
ここで、本体部と別体で形成される取付後縁部は、本来本体部に一体形成されるはずであった後縁部の外形形状に形状設定されている。このため、本体部と別体とされた取付後縁部が本体部に結合された場合には、本体部と取付後縁部とによって囲まれた空間が形成され、見かけ上後縁部が中空とされたタービン翼を形成することができる。さらに本体部と取付後縁部とによって囲まれた空間は、本体部に形成された貫通孔を介して本体部の内部に連続されている。
したがって、見かけ上中空とされた後縁部の内部に本体部の内部から冷却ガスを供給することによって後縁部を冷却することが可能となる。
また、本体部と別体とされる取付後縁部は折り曲げられた形状を有する場合には取付後縁部は、例えばセラミックス繊維からなる平板形状の織物を折り曲げて、さらに織物に対してセラミックスマトリックスを付着形成することによって、セラミックス基複合材料を機械加工して製造する場合と比較して極めて容易に形成することができる。このため、上述のような後縁部の内部を冷却可能なタービン翼は容易に製造することができる。
また、取付後縁部が本来本体部に一体形成されるはずであった後縁部の一部の形状を有している場合には、後縁部が薄いタービン翼を製造することが可能となる。このため、後縁部を冷却し易いタービン翼となる。
したがって、本発明によれば、セラミックス基複合材料からなるタービン翼の後縁部を冷却することが可能となる。
本発明の第1実施形態におけるタービン翼の概略構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態におけるタービン翼の概略構成を示す分解断面図である。 本発明の第1実施形態におけるタービン翼の製造方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態におけるタービン翼の製造方法を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態におけるタービン翼の製造方法を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態におけるタービン翼の製造方法を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態におけるタービン翼の製造方法を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態におけるタービン翼の製造方法を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態におけるタービン翼の製造方法を説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態におけるタービン翼の概略構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態におけるタービン翼の要部拡大断面図である。 本発明の第2実施形態におけるタービン翼の製造方法を説明するための説明図である。 本発明の第3実施形態におけるタービン翼の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態におけるタービン翼の製造方法を説明するための説明図である。 本発明の第4実施形態におけるタービン翼の概略構成を示す分解断面図である。 本発明の第5実施形態におけるタービン翼の製造方法を説明するための説明図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るタービン翼の製造方法及びタービン翼の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のタービン翼の概略構成を示す断面図である。また、図2
は、本実施形態のタービン翼の概略構成を示す分解断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態のタービン翼100は、本体部1と取付後縁部2とによって構成されている。
本体部1は、タービン翼100の全体形状に対して本来あるべき後縁部が欠落された形状を有しており、内部空間1aを備えることによって中空とされている。そして、この本体部1は、セラミックス基複合材料によって形成されている。
また、本体部1は、図2に示すように、本来あるべき後縁部が欠落された領域Rから内部空間1a(すなわち本体部1の内部)に貫通する貫通孔1bを備えている。
なお、貫通孔1bは、図1及び図2の断面垂直方向に複数形成されていることが好ましい。ただし、貫通孔1bは単一であっても構わない。
取付後縁部2は、本体部1に本来あるべき後縁部の外形形状に成型されると共に、本来あるべき後縁部が欠落された領域Rに嵌まるように本体部1と結合されるものであり、本体部1と同様に、セラミックス基複合材料によって形成されている。
また、取付後縁部2は、本体部1に結合される側と反対側に貫通孔2aを有し、該貫通孔2aが本体部1の貫通孔1bの貫通孔方向からずれて配置されるように本体部1と結合されている。
そして、当該取付後縁部2が、上記領域Rに嵌められて本体部1と結合されることによって、図1に示すように、前縁部200から後縁部300までが一体化されたタービン翼100が構成される。
ここで、本体部1と別体で形成される取付後縁部2は、本来本体部1に一体形成されるはずであった後縁部の外形形状に形状設定されている。このため、本体部1と別体とされた取付後縁部2が本体部1に結合された場合には、図1に示すように、本体部1と取付後縁部とによって囲まれた空間2bが形成され、見かけ上、後縁部300が中空とされたタービン翼100となる。
また、本体部1と取付後縁部2とによって囲まれた空間2bは、本体部1に形成された貫通孔1bを介して本体部の内部空間1aに連続されている。
このような構成を有する本実施形態のタービン翼100によれば、本体部1の内部空間1aから見かけ上、中空とされた後縁部300の内部に冷却ガスを供給することによって後縁部300を冷却することが可能となる。
また、本実施形態のタービン翼100においては、取付後縁部2の貫通孔2aが本体部1の貫通孔1bの貫通孔方向からずれて配置されている。このため、本体部1の内部空間1aから、本体部1と取付後縁部2とに囲まれた空間に貫通孔1bを介して供給された冷却ガスは、一度取付後縁部2の内壁に衝突する。したがって、後縁部2の内壁をインピンジ冷却すると共に、本体部1と取付後縁部2とに囲まれた空間に冷却ガスが充満されて、後縁部300の冷却を効率的に行うことができる。
なお、本体部1と別体とされる取付後縁部2は、折り曲げてセラミックス基複合材料を成型することによって形成することができる。折り曲がるようにセラミックス基複合材料を成型することは、成型されたセラミックス基複合材料の複雑な機械加工を行うことと比較して極めて容易である。このため、上述のような後縁部300の内部を冷却可能なタービン翼は容易に製造することができる。
以下に、このような構成を有する本実施形態のタービン翼100の製造方法について図3に示すフローチャートを参照して説明する。
まず最初に、タービン翼の本来あるはずの後縁部が欠落された形状を有すると共にセラミックス基複合材料からなる中空の本体部1を形成する本体部形成工程(ステップS1)を行う。
具体的には、本体部形成工程S1においては、図4に示すように本体部1形状のセラミックス繊維からなる3次元織物1Aを形成し、その後、本体部1形状の3次元織物に対して含浸処理を用いてセラミックスマトリックスを付着させることによって、図1及び図2に示したセラミックス基複合材料からなる本体部1を形成する。
なお、本体部形成工程S1においては、まず後縁部が存在するタービン翼形状の3次元織物1Bを形成し、図5に示すように、当該3次元織物の後縁部に相当する部分1Cを機械加工によって切断することによって、図4に示す本体部1形状の3次元織物を形成しても良い。また、セラミックス繊維からなる3次元織物に対する機械加工は容易に行うことができる。
また、3次元織物に対してセラミックスマトリックスを付着させる場合には、含浸処理として、いわゆる液相含浸法であるPIP(Polymer Infiltration and Pyrolysis)法や、いわゆる気相含浸法であるCVI(Chemical Vapor Infiltration)法を用いてセラミックスを3次元織物にセラミックスを含浸させて付着させることができる。
本体部形成工程S1が終了すると、続いて、後縁部が欠落された領域Rから内部に貫通する貫通孔1bを形成する本体部貫通孔形成工程(ステップS2)を行う。
具体的には、貫通孔1bを形成する箇所にレーザ光を照射し、当該レーザ光を、本体部1を貫通させることによって、図6に示すように貫通孔1bを形成する。なお、貫通孔を形成する程度の機械加工であれば、セラミックス基複合材料からなる部材に対しても、短時間でかつ安価に加工を施すことができる。
本体部貫通孔形成工程S2が終了すると、続いて、セラミックス繊維からなる3次元織物を上記後縁部の形状に折り曲げると共に、折り曲げられて成型された3次元織物にセラミックスマトリックスを付着してセラミックス基複合材料からなる取付後縁部2を形成する取付後縁部形成工程(ステップS3)を行う。
具体的には、図7に示すようにセラミックス繊維からなる平板形状の3次元織物2Aを形成し、図8に示すように当該3次元織物2Aを本体部1に本来あるべき後縁部の外形形状に折り曲げる。そして、折り曲げられた3次元織物2Aに対して含浸処理を用いてセラミックスマトリックスを付着形成することによって、図9に示すようなセラミックス基複合材料からなる取付後縁部2を形成する。
このような取付後縁部形成工程によれば、セラミックス基複合材料を機械加工して製造する場合と比較して極めて容易に取付後縁部2を形成することができる。
取付後縁部形成工程S3が終了すると、続いて、図9に示すように、取付後縁部2の本体部1に結合される側と反対側に貫通孔2aを形成する後縁部貫通孔形成工程(ステップS4)を行う。
この際、貫通孔2aは、取付後縁部2が本体部1に結合された場合に、本体部1の貫通孔1bの貫通方向からずれるように配置される。
そして、最後に本体部1と取付後縁部2とを結合する結合工程(ステップS5)を行うことによって、図1に示すような本実施形態のタービン翼100が製造される。
なお、本体部1と取付後縁部2とは、PIP法あるいはCVI法を用い、本体部1と取付後縁部2との間の隙間にセラミックスマトリックスを含浸させて付着させることによって結合することができる。
このような本実施形態のタービン翼の製造方法によれば、本体部1と別体とされる取付後縁部2が、折り曲がるように成型されたセラミックス基複合材料によって形成される。また、本体部1及び取付後縁部2に対する機械加工は、貫通孔1b,2aを形成するのみである。つまり、本実施形態のタービン翼の製造方法は、セラミックス基複合材料に対して複雑な機械加工を行うタービン翼の製造方法と比較して極めて容易に行うことができる。
よって、本実施形態のタービン翼の製造方法によれば、上述のような後縁部300の内部を冷却可能なタービン翼100を容易に製造することができる。
また、本実施形態のタービン翼の製造方法においては、PIP法あるいはCVI法にて本体部1と取付後縁部2とを結合する。
このため、タービン翼100に他の結合材等が残存することなくタービン翼100の全体をセラミックス基複合材料から形成することができ、他の結合材等を用いて本体部1と取付後縁部2とを結合する場合と比較して、一体性を高めて耐久性を向上させることができる。
また、本実施形態のタービン翼100をタービンに設置する場合に、タービン100を両側から固定するバンド部に本体部1及び取付後縁部2が嵌合可能な溝部を形成しておき、当該溝部に本体部1及び取付後縁部2を嵌合させることによって、本体部1と取付後縁部2とがタービンの駆動時に剥離することをより確実に防止することが可能となる。
なお、本実施形態のタービン翼100の製造方法においては、貫通孔1b及び貫通孔2aをレーザ光を用いた機械加工で形成する構成について説明した。
しかしながら、貫通孔1b及び貫通孔2aの形成方法は、上記方法に限られるものではない。例えば、他の方法としては、3次元織物1A及び3次元織物2Aに貫通孔1b及び貫通孔2aに相当する孔を形成しておき、この孔が潰れないようにセラミックスマトリックスを付着させる方法が考えられる。
3次元織物1A及び3次元織物2Aに形成された孔がセラミックスマトリックスを付着する際に潰れないようにする方法としては、例えばセラミックスマトリックスを付着する際に、繰り返しPIP法を用いてマトリックスを付着形成し、3次元織物1A及び3次元織物2Aの孔にピンを挿入しておく方法が考えられる。ただし、ピンを孔に挿入したままPIP処理を繰り返した場合にはピンが孔から抜けなくなるため、一度PIP法を用いてセラミックスマトリックスの形成が行われた後はピンを一度孔から抜き、再度挿入する必要がある。なお、よりピンを抜けやすくするために、PIP法において用いる原料液の濃度を低く設定しておいても良い。
また、CVI法を用いてセラミックスマトリックスを付着形成し、3次元織物1A及び3次元織物2Aに形成する孔を貫通孔1b及び貫通孔2aに対して十分に大きな径としておく方法も考えられる。CVI法によれば3次元織物1A及び3次元織物2Aに形成された孔は徐々に小さくなるものの、貫通孔1b及び貫通孔2bに対して十分に大きな径とすることによって塞がることを防止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図10は、本実施形態のタービン翼400の概略構成を示した断面図である。この図に示すように、本実施形態のタービン翼400においては、後縁部300が、先端が開口された形状を有している。
そして、本実施形態のタービン翼400の取付後縁部3は、図11の拡大図に示すように、後縁部300の腹側壁を構成する腹側部3aと、後縁部300の背側壁を構成する背側部3bと、腹側部3aと背側部3bと接続すると共に本体部1に結合される結合部3cとがコの字状に配置されることによって、後縁部300の外形形状に形状設定されている。
また、取付後縁部3は、本体部1に結合される側である結合部3cに貫通孔3dを有し、該貫通孔3dが本体部1の貫通孔1bに対して連通するように本体部1に結合されている。
このような構成を有する本実施形態のタービン翼400においては、本体部1の内部空間1aから貫通孔1b及び貫通孔3dを介して噴出された冷却ガスが取付後縁部3の腹側部3aと背側部3bとの間を通過することによって後縁部300が冷却される。
また、このような構成を有する本実施形態のタービン翼400を製造する場合には、上記第1実施形態における本体部形成工程S3において、図12に示すように、セラミックス繊維からなる3次元織物3Aを、図11に示すような取付後縁部3の外形形状に折り曲げ、折り曲げて成型された3次元織物にセラミックスマトリックスを付着してセラミックス基複合材料からなる取付後縁部3を形成する。
また、本実施形態のタービン翼400を製造する場合には、上記第1実施形態における後縁部貫通孔形成工程S4を本発明の第2の後縁部貫通孔形成工程として、取付後縁部3が本体部1に結合された場合に本体部1の貫通孔1bと連通する貫通孔3dを、取付後縁部3の本体部1と結合される側に形成する。
このような本実施形態のタービン翼の製造方法においても上記第1実施形態と同様に、本体部1と別体とされる取付後縁部3が、折り曲がるように成型されたセラミックス基複合材料によって形成される。また、本体部1及び取付後縁部3に対する機械加工は、貫通孔1b,3dを形成するのみである。つまり、本実施形態のタービン翼の製造方法は、セラミックス基複合材料に対して複雑な機械加工を行うタービン翼の製造方法と比較して極めて容易に行うことができる。
よって、本実施形態のタービン翼の製造方法においては、上述のような後縁部300の内部を冷却可能なタービン翼400を容易に製造することができる。
なお、本実施形態においては、本体部1と取付後縁部3とを結合する前に、貫通孔1b及び貫通孔3dを形成する構成について説明した。
しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、貫通孔1b及び貫通孔3dを形成する前に本体部1と取付後縁部3とを結合し、その後貫通孔1b及び貫通孔3dを共開けしても良い。
すなわち、本発明において、結合工程後に、本体部貫通孔形成工程及び第2の後縁部貫通孔形成工程を同一工程として行っても良い。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態として、図13に示すような後縁部500が本来あるべき後縁部の一部の形状を有し、これによって後縁部300が薄くされたタービン翼500の製造方法について説明する。
本実施形態のタービン翼500の取付後縁部4は、本来あるべき後縁部の背側のみの形状を有している。
このような構成を有する本実施形態のタービン翼500においては、本体部1の内部空間1aから貫通孔1bを介して噴出された冷却ガスによって取付後縁部4がフィルム冷却される。この際、取付後縁部4が本体あるべき後縁部よりも薄いため、後縁部500を容易に冷却することができる。
そして、このような構成を有する本実施形態のタービン翼500を製造する場合には、上記第1実施形態における本体部形成工程S3において、取付後縁部4の形状(すなわち本来あるべき後縁部の一部の形状)の3次元織物を形成し、この3次元織物にセラミックスマトリックスを付着してセラミックス基複合材料からなる取付後縁部4を形成する。そして、図14に示すように、取付後縁部4を本体部1に結合する。
このような本実施形態のタービン翼の製造方法は、上記第1実施形態と同様に、セラミックス基複合材料に対して複雑な機械加工を行うタービン翼の製造方法と比較して極めて容易に行うことができる。
よって、本実施形態のタービン翼の製造方法においては、上述のような後縁部300の内部を冷却可能なタービン翼500を容易に製造することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図15は、本実施形態のタービン翼600の概略構成を示す分解斜視図である。この図に示すように、タービン翼600においては、取付後縁部2の本体部1との結合部位2cが折り曲げられている。そして、結合部位2cと本体部1とがピン700を介して結合されている。
なお、例えば、ピン700は、セラミックス基複合材料やセラミックス材料によって形成することができる。
そして、本体部1と取付後縁部2とを結合する際には、本体部1と取付後縁部2に予め形成された孔にピン700を挿し込み、PIP法あるいはCVI法を用い、本体部1と取付後縁部2との間の隙間にセラミックスマトリックスを含浸させることによって、本体部1と取付後縁部2とがピン700ごと結合される。
このような構成を採用する本実施形態のタービン翼600によれば、取付後縁部2と本体部1との結合強度を向上させることが可能となる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
本実施形態においては、図4に示すような、タービン翼100の後縁部が欠落された形状を有すると共にセラミックス繊維からなる本体部用織物(3次元織物1A)を形成する(本体部用織物形成工程)。このとき、後述するように本体部用織物に貫通孔1bに相当する孔を形成しておいてもよい。
続いて、図8に示すような、後縁部の外形形状とされたセラミックス繊維からなる取付後縁部用織物(3次元織物2A)を形成する(取付後縁部用織物形成工程)。このとき、後述するように取付後縁部用織物に貫通孔2aに相当する孔を形成しておいてもよい。
続いて、図16に示すように、3次元織物2Aを3次元織物1Aの後縁部に相当する箇所が欠落された領域にスティッチする。具体的には、セラミックス繊維によって3次元織物2Aと3次元織物1Aとを縫い合わせる。
そして、スティッチされた3次元織物2Aと3次元織物1Aに対してセラミックスマトリックスを付着形成することによってセラミックス基複合材料からなる本体部1と取付後縁部2とを形成する(セラミックスマトリックス付着工程)。
なお、本実施形態においては、本体部1に貫通孔1bを形成する(貫通孔形成工程)必要がある。具体的には、セラミックスマトリックス付着工程後に機械加工によって貫通孔1bを形成する方法が考えられる。このとき、本体部と取付後縁部は一体となっているので、機械加工は取付後縁部側から行われ、貫通孔1bと取付後縁部の貫通孔2aは同じ工程で形成される。また3次元織物1Aに貫通孔1bに相当する孔を形成しておき、この孔が潰れないようにセラミックスマトリックス付着工程を行う方法が考えられる。
3次元織物1Aに形成された孔がセラミックスマトリックス付着工程において潰れないようにする方法としては、例えばセラミックスマトリックス付着工程において繰り返しPIP法を用いてセラミックスマトリックスを付着形成し、3次元織物1Aの孔にピンを挿入しておく方法が考えられる。ただし、ピンを孔に挿入したままPIP法を繰り返した場合にはピンが孔から抜けなくなるため、一度PIP法によるセラミックスマトリックスの付着形成が行われた後はピンを一度孔から抜き、再度挿入する必要がある。なお、よりピンを抜けやすくするために、PIP法において用いる原料液の濃度を低く設定しておいても良い。
また、セラミックスマトリクス付着工程においてCVI法を用いてセラミックスマトリックスを形成し、3次元織物1Aに形成する孔を貫通孔1bに対して十分に大きな径としておく方法も考えられる。CVI法によれば3次元織物1Aに形成された孔は徐々に小さくなるものの、貫通孔1bに対して十分に大きな径とすることによって塞がることを防止することができる。また、同様の方法を用いて取付後縁部2に形成される貫通孔2aを形成することができる。このとき、セラミックスマトリックス付着工程は、貫通孔1bと貫通孔2aに1本のピンを挿入して行ってもよいし、別個のピンを貫通孔1bと貫通孔2aのそれぞれに挿入して行ってもよい。
以上のような工程によっても、上記第1実施形態と同様のタービン翼100を製造することが可能である。また、このようにして製造されたタービン翼100は、本体部1と取付後縁部2とがセラミックス繊維を介して結合されることとなるため、本体部1と取付後縁部2とを強固に結合することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係るタービン翼の製造方法及びタービン翼の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記第1実施形態においては、取付後縁部2が貫通孔2aを備える構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば取付後縁部2が貫通孔を備えていない構成を採用することもできる。ただし、このような構成を採用する場合には、本体部1の内部空間1aに供給された冷却ガスを外部に排出するための排気孔を別途本体部1に形成する必要がある。
また、上記実施形態においては、本体部1と取付後縁部2,3とをPIP法あるいはCVI法を用いて結合する構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、他の耐熱性の結合材を用いて本体部1と取付後縁部2,3とを結合しても良い。
また、本体部形成工程S1と、取付後縁部形成工程S3と、結合工程S5にて用いられる含浸処理をPIP法あるいはCVI法に統一しても良い。これによって、タービン翼全体の材質を均一化することが可能となる。
また、上記第4実施形態においては、ピン700を介して本体部1と取付後縁部2とを結合する構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、ピン700に換えて楔や面ファスナ等を介して本体部1と取付後縁部2とを結合するようにしても良い。
1……本体部、1A……3次元織物(本体部用織物)、1a……内部空間、1b……貫通孔、2……取付後縁部、2A……3次元織物(取付後縁部用織物)、2a……貫通孔、2b……空間、3……取付後縁部、3d……貫通孔、4……取付後縁部、100,400,500……タービン翼、300……後縁部、R……後縁部が欠落された領域

Claims (11)

  1. セラミックス基複合材料からなるタービン翼の製造方法であって、
    前記タービン翼の後縁部が欠落された形状を有すると共にセラミックス基複合材料からなる中空の本体部を形成する本体部形成工程と、
    前記後縁部が欠落された領域から内部に貫通する貫通孔を前記本体部に形成する本体部貫通孔形成工程と、
    前記後縁部の一部の形状あるいは前記後縁部の外形形状とされたセラミックス繊維からなる織物にセラミックスマトリックスを付着形成して前記セラミックス基複合材料からなる取付後縁部を形成する取付後縁部形成工程と、
    該取付後縁部形成工程にて形成された前記取付後縁部を前記本体部の前記後縁部が欠落された領域に結合する結合工程と
    を有することを特徴とするタービン翼の製造方法。
  2. 前記取付後縁部形成工程において、前記セラミックス繊維からなる平板形状の織物を折り曲げることによって前記後縁部の外形形状とされたセラミックス繊維からなる織物を形成することを特徴とする請求項1記載のタービン翼の製造方法。
  3. 前記取付後縁部形成工程にて形成された取付後縁部の前記本体部に結合される側と反対側に貫通孔を形成する第1の後縁部貫通孔形成工程を備え、
    前記結合工程において、前記取付後縁部の前記貫通孔が前記本体部の前記貫通孔の貫通方向からずれて配置されるように前記本体部と前記取付後縁部とを結合する
    ことを特徴とする請求項2記載のタービン翼の製造方法。
  4. 前記後縁部の形状を先端が開口された形状とし、
    前記取付後縁部形成工程にて形成された取付後縁部の前記本体部に結合される側に貫通孔を形成する第2の後縁部貫通孔形成工程を備え、
    前記結合工程において、前記取付後縁部の前記貫通孔と前記本体部の貫通孔とが連続されるように前記本体部と前記取付後縁部とを結合する
    ことを特徴とする請求項2記載のタービン翼の製造方法。
  5. 前記後縁部の形状を先端が開口された形状とし、
    前記取付後縁部形成工程にて形成された取付後縁部の前記本体部に結合される側に貫通孔を形成する第2の後縁部貫通孔形成工程を備え、
    前記結合工程後に、前記本体部貫通孔形成工程及び前記第2の後縁部貫通孔形成工程を同一工程として行う
    ことを特徴とする請求項2記載のタービン翼の製造方法。
  6. 前記結合工程において、PIP(Polymer Infiltration and Pyrolysis)法あるいはCVI(Chemical Vapor Infiltration)法を用いて前記本体部と前記取付後縁部とを結合することを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載のタービン翼の製造方法。
  7. セラミックス基複合材料からなるタービン翼であって、
    前記タービン翼の後縁部が欠落された形状を有し、前記セラミックス基複合材料からなり、かつ、前記後縁部が欠落された領域から中空の内部に貫通する貫通孔を有する本体部と、
    前記後縁部の一部の形状あるいは前記後縁部の外形形状に成型されると共に前記本体部の前記後縁部が欠落された領域に結合される前記セラミックス基複合材料からなる取付後縁部と
    を備えることを特徴とするタービン翼。
  8. 前記取付後縁部が前記後縁部の外形形状に成型される場合に、
    前記取付後縁部は、前記本体部に結合される側と反対側に貫通孔を有し、該貫通孔が前記本体部の前記貫通孔の貫通方向からずれて配置されるように前記本体部に結合されていることを特徴とする請求項7記載のタービン翼。
  9. 前記取付後縁部が前記後縁部の外形形状に成型される場合に、
    前記後縁部の形状を先端が開口された形状とし、前記取付後縁部は、前記本体部に結合される側に貫通孔を有し、該貫通孔が前記本体部の前記貫通孔に対して連通するように前記本体部に結合されていることを特徴とする請求項7記載のタービン翼。
  10. 前記取付後縁部の前記本体部との結合部位が折り曲げられると共に、該折り曲げられた部位と前記本体部とがピンを介して結合されていることを特徴とする請求項7〜9いずれかに記載のタービン翼
  11. セラミックス基複合材料からなるタービン翼の製造方法であって、
    前記タービン翼の後縁部が欠落された形状を有すると共にセラミックス繊維からなる本体部用織物を形成する本体部用織物形成工程と、
    前記後縁部の一部の形状あるいは前記後縁部の外形形状とされたセラミックス繊維からなる取付後縁部用織物を形成する取付後縁部用織物形成工程と、
    該取付後縁部用織物形成工程にて形成された前記取付後縁部用織物を前記本体部用織物の前記後縁部が欠落された領域にスティッチする結合工程と、
    前記本体部用織物及び前記取付後縁部用織物に対してセラミックスマトリックスを付着形成することによってセラミックス基複合材料からなる本体部と取付後縁部とを形成するセラミックスマトリックス付着工程と、
    前記後縁部が欠落された領域から内部に貫通する貫通孔を前記本体部に形成する貫通孔形成工程と
    を有することを特徴とするタービン翼の製造方法。
JP2009061560A 2009-03-13 2009-03-13 タービン翼の製造方法及びタービン翼 Active JP5163559B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009061560A JP5163559B2 (ja) 2009-03-13 2009-03-13 タービン翼の製造方法及びタービン翼

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009061560A JP5163559B2 (ja) 2009-03-13 2009-03-13 タービン翼の製造方法及びタービン翼

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010216290A JP2010216290A (ja) 2010-09-30
JP5163559B2 true JP5163559B2 (ja) 2013-03-13

Family

ID=42975391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009061560A Active JP5163559B2 (ja) 2009-03-13 2009-03-13 タービン翼の製造方法及びタービン翼

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5163559B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3012064B1 (fr) * 2013-10-23 2016-07-29 Snecma Preforme fibreuse pour aube creuse de turbomachine
CN112901278B (zh) * 2021-01-29 2022-03-29 大连理工大学 一种采用卡扣固定式陶瓷铠甲的涡轮叶片

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6200092B1 (en) * 1999-09-24 2001-03-13 General Electric Company Ceramic turbine nozzle

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010216290A (ja) 2010-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6035826B2 (ja) タービン翼として用いるセラミックス基複合部材およびその製造方法
EP3284905B1 (en) Micro lattice hybrid composite fan blade
US10612402B2 (en) Method of assembly of bi-cast turbine vane
JP6174839B2 (ja) セラミックス基複合部材およびその製造方法
JP5177587B2 (ja) 耐久性消音構造体の作成方式、それによる耐久性消音構造およびこの種の構造を利用する被覆材
US10024173B2 (en) CMC blade with integral 3D woven platform
US10767502B2 (en) Composite turbine vane with three-dimensional fiber reinforcements
JP5321186B2 (ja) Cmcタービン静翼
JP6026439B2 (ja) タービンエンジンブレード補強材などの金属部品を製造するプロセス
US20130011271A1 (en) Ceramic matrix composite components
JP2007085339A (ja) ガスタービン用のロータアセンブリ
JP2012246917A (ja) ガスタービンエンジン用のセラミックマトリクス複合エアフォイルセグメント、セラミックマトリクス複合構造体およびその組立方法
JP2003148105A (ja) バンド部付きセラミックス基複合部材とその製造方法
JP2010038158A (ja) ブレードを製造する方法及びシステム
JP2008032000A (ja) 動翼及びガスタービンエンジンアセンブリ
WO2016009817A1 (ja) セラミックス基複合材料よりなるタービン静翼
EP3508317B1 (en) Method for making needled ceramic matrix composite cooling passages
JP5163559B2 (ja) タービン翼の製造方法及びタービン翼
US20180171805A1 (en) Turbine blade with reinforced platform for composite material construction
CN107075958A (zh) 由机械锚固元件组装的两个零件的组件,由复合材料制成的一个零件
EP3508316B1 (en) Method for making needled ceramic matrix composite cooling passages
US10577946B2 (en) Blade
JP5163561B2 (ja) タービン翼の製造方法及びタービン翼
EP2380717A1 (en) Ceramic composite components and methods of fabricating the same
US10280769B2 (en) Nonmetallic airfoil with a compliant attachment

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120126

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5163559

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250