JP5162309B2 - 端末管理システム、端末管理サーバ及び端末装置 - Google Patents

端末管理システム、端末管理サーバ及び端末装置 Download PDF

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Description

本発明は、端末管理命令を用いて端末装置を遠隔管理する端末管理システム、端末管理サーバ、及び当該端末管理サーバによって遠隔管理される端末装置に関する。
携帯電話端末やPDA等のモバイル端末、つまり、携帯可能な端末装置の高性能化、高機能化に伴い、端末装置上で取り扱われるデータの重要性が高まっている。例えば、端末装置と連携した業務システムでは、顧客の個人情報等、重要度及び機密度が極めて高いデータが端末装置において取り扱われる。
このような端末装置が紛失したり、盗難されたりすると、当該端末装置を不正に入手した第三者によって重要なデータが漏洩するリスクがある。このような背景から、端末装置に格納されたデータをリアルタイムに遠隔管理する方法が提案されている。
例えば、モバイル端末に関連する技術の標準化団体であるOpen Mobile Alliance(OMA)では、端末装置(端末管理クライアント)と端末管理サーバとの間における端末管理を実施するDMプロトコルが提案されている(非特許文献1参照)。
具体的には、DMプロトコルでは、端末管理サーバと端末管理クライアントとの端末管理セッションの初期化を実施するSetup Phaseと、端末管理サーバが端末管理クライアントに端末管理命令を送信することによって管理処理を実施するManagement Phaseが存在する。
Setup Phaseでは、端末管理サーバが管理対象の端末管理クライアントを特定して端末管理命令を生成するために、端末管理クライアントが端末識別子(IMEI)などを含む端末情報(DevInfo)を端末管理サーバにアップロードする。また、Setup Phaseでは、端末管理サーバと端末管理クライアントとの間において端末管理セッションが確立される。
Management Phaseは、端末管理セッションを用いて端末管理サーバから端末管理命令を端末管理クライアントに送信するとともに、端末管理クライアントから当該端末管理命令に対する管理応答を通知するためのフェーズである。端末管理サーバは、端末管理クライアントからアップロードされた端末情報、具体的には、管理対象の端末管理クライアントの端末識別子等に基づいて端末管理クライアント上の管理対象リソースを抽象化したデータオブジェクトであるManagement Object(MO)のデータ構造を解決し、端末管理命令を生成する。
また、OMAでは、独自の構成を有する端末装置を端末管理システムに収容するため、端末装置メーカが、端末装置の構成情報を記述する枠組みであるDevice Description Framework(DDF)が提供されている(非特許文献2参照)。DDFでは、端末装置に保有されるMOのデータ構造がファイル(DDFファイル)として端末管理サーバに登録される。端末管理サーバは、Setup Phaseにおいて取得したDevInfoを用いて管理対象の端末装置の識別子を特定し、端末装置のDDFファイルに基づいてDMメッセージを生成する。
さらに、OMAでは、端末管理クライアントを起動するためのメッセージフォーマットが提案されている(非特許文献3参照)。メッセージフォーマットは、プロトコルバージョンを示すVERSION(フィールドサイズは10ビット)、ユーザインタラクションを実行するか否かを示すUI-MODE(フィールドサイズは2ビット)、セッション起動者を示すINITIATOR(フィールドサイズは2ビット)、予約フィールドであるFUTURE-USE(フィールドサイズは27ビット)、セッション識別子を示すSESSIONID(フィールドサイズは16ビット)、端末管理サーバの識別子を示すSERVER-IDENTIFIER(フィールドサイズは可変サイズ)、SERVER-IDENTIFIERの長さを示すLENGTH-IDENTIFIER(フィールドサイズは8ビット)から構成されるTrigger-hdrを規定する。
メッセージフォーマットは、独自規定を許すTrigger-Bodyと、Trigger-hdrとTrigger-Bodyのダイジェストであるdigest(128ビット固定)から構成される。メッセージフォーマットに従って記載された初期メッセージは、例えば、SMS(Short Message Service)やWAP Pushメッセージに格納される。OMAでは、WAP Pushメッセージに含まれるWAPヘッダの最長サイズ(48バイト)、及びSMSメッセージに含まれるボディ(WAPヘッダや初期メッセージを含む)の最長サイズ(140バイト)を規定している。
OMA Device Management Protocol OMA - TS - DM − Protocol- V1_2-20070209-A、[online]、インターネット<URL:http://www.openmobilealliance.org/release_program/docs/DM/V1_2-20070209-A/OMA-TS-DM_Protocol-V1_2-20070209-A.pdf> OMA Device Management Tree and Description OMA - TS - DM − TND- V1_2-20070209-A、[online]、インターネット<URL:http://www.openmobilealliance.org/release_program/docs/DM/V1_2-20070209-A/OMA-TS-DM_TND-V1_2-20070209-A.pdf> OMA Device Management Notification Initiated Session OMA - TS - DM − Notification- V1_2-20070209-A、[online]、インターネット<URL:http://www.openmobilealliance.org/release_program/docs/DM/V1_2-20070209-A/OMA-TS-DM_Notification-V1_2-20070209-A.pdf>
しかしながら、上述したOMAに従った端末管理システムには、次のような問題があった。すなわち、端末装置(端末管理クライアント)を管理する端末管理命令は、Setup Phaseを経てはじめて端末装置に通知されるため、例えば、端末装置の構成等に依存しない共通の端末管理命令を実行する場合であっても、Setup Phaseを経てしまう。このため、端末装置の構成等に依存しない共通の端末管理命令を実行する場合、端末装置の管理処理に要する時間が長くなる問題がある。
一方、端末管理セッションの確立までの時間を短縮するため、DDF(非特許文献2参照)やメッセージフォーマット(非特許文献3参照)に従った独自方式を導入すると、当該独自方式に対応していない端末装置の管理処理を実行することができない。或いは、端末管理サーバは、DMプロトコルに従った方式、及び独自方式の両方式に対応する必要がある。このような対応は、端末管理サーバの開発コストを増大させる。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、端末管理サーバの開発コストの増大を抑制しつつ、端末装置の管理処理に要する時間、特に、端末装置の構成等に依存しない共通の端末管理命令を実行する場合における端末装置の管理処理に要する時間を短縮することができる端末管理システム、端末管理サーバ及び端末装置を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、端末装置(端末装置2)と、前記端末装置を呼び出す初期メッセージ(例えば、初期メッセージ300)、及び前記端末装置を遠隔管理する端末管理命令(例えば、管理命令511)を生成する端末管理サーバ(端末管理サーバ1)とを備え、前記端末装置は、前記端末管理サーバから受信した前記初期メッセージに基づいて前記端末装置を説明する端末情報(DevInfo)を前記端末管理サーバに送信するとともに、前記端末管理サーバから受信した前記端末管理命令に基づいて所定の動作(例えば、サイレントモードへの切替)を実行する端末管理システム(端末管理システム100)であって、前記端末管理サーバは、前記端末管理命令を一意に特定する管理命令識別子(例えば、管理命令識別子1501)を含む管理命令符号化データ(パラメータ303)を生成する管理命令処理部(初期メッセージ処理部13)と、前記管理命令処理部によって生成された前記管理命令符号化データを含む前記初期メッセージを前記端末装置に送信するサーバ側送信部(初期メッセージ送信部14及び通信プロトコル処理部16)とを備え、前記端末装置は、前記初期メッセージを前記端末管理サーバから受信する端末側受信部(初期メッセージ受理部20)と、前記端末側受信部が受信した前記管理命令符号化データに含まれる前記管理命令識別子に基づいて前記端末管理命令を生成し、生成した前記端末管理命令を実行する管理命令実行部(管理メッセージ処理部22)とを備えることを要旨とする。
このような端末管理システムによれば、端末装置は、初期メッセージ、具体的には、管理命令符号化データに含まれる管理命令識別子に基づいて端末管理命令を生成する。つまり、端末装置を呼び出す初期メッセージを利用して端末装置を管理する端末管理命令を端末装置に通知できる。このため、端末装置の管理処理に要する時間、特に、端末装置の構成等に依存しない共通の端末管理命令を実行する場合における端末装置の管理処理に要する時間を短縮することができる。
また、このような端末管理システムによれば、管理命令識別子に基づいて端末管理命令を生成する機能を有していない端末装置は、従来のように、端末情報(DevInfo)を端末管理サーバに送信するとともに、端末管理サーバから受信した端末管理命令に基づいて所定の動作を実行する。このため、端末管理サーバの機能改修に伴う開発コストの増大を抑制しつつ、端末装置の管理処理に要する時間を短縮することができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記管理命令実行部によって実行された前記端末管理命令の実行結果を前記端末管理サーバに通知する結果通知部(通信プロトコル処理部24)を備えることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記管理命令実行部は、前記管理命令符号化データによって一意に特定される前記端末管理命令を生成できない場合、前記端末管理命令を要求する管理要求メッセージ(初期応答410)を前記端末管理サーバに送信し、前記端末管理サーバは、前記端末装置から前記管理要求メッセージを受信するサーバ側受信部(通信プロトコル処理部16)を備え、前記管理命令処理部は、前記サーバ側受信部が受信した前記管理要求メッセージに基づいて、前記端末装置に送信された前記管理命令符号化データに対応する前記端末管理命令を生成することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記管理命令符号化データは、複数の管理命令識別子を含み、前記管理命令実行部は、生成することができない前記端末管理命令に対応する前記管理命令識別子を含む前記管理要求メッセージを前記端末管理サーバに送信することを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記管理命令実行部は、前記端末管理命令の実行において、前記管理命令識別子と前記端末管理命令とを対応付けて記憶することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記管理命令符号化データは、前記管理命令識別子のバージョンを示す第1バージョン(Version309)を含み、前記端末装置は、前記管理命令識別子のバージョンを示す第2バージョン(バージョン1502)を保持するバージョン保持部(復号用DB格納部25)を備え、前記管理命令実行部は、前記管理命令符号化データに含まれる前記第1バージョンと、前記バージョン保持部に保持されている前記第2バージョンとが異なる場合、前記管理要求メッセージを前記端末管理サーバに送信することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第6の特徴に係り、前記管理命令符号化データは、前記管理命令識別子によって特定される前記端末管理命令を実行するか否かの判断を、前記端末装置に委任するか否かを示す選択実行フラグ(OptionFlag310)を含み、前記管理命令実行部は、前記選択実行フラグによって前記判断を前記端末装置に委任することが示されている場合、前記管理命令符号化データに含まれる前記第1バージョンと、前記バージョン保持部に保持されている前記第2バージョンとが異なっていても前記端末管理命令を実行することを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記管理命令符号化データは、前記端末管理命令が引数を含む第1符号化モードと、前記端末管理命令が前記引数を含まない第2符号化モードとを区別するモードフラグ(Mode Flag305)を含み、前記管理命令実行部は、前記モードフラグによって前記端末管理命令が前記第2符号化モードであることが示されている場合、前記端末管理命令に対応する前記引数を要求する前記管理要求メッセージを前記端末管理サーバに送信することを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記端末装置は、前記管理命令識別子と前記端末管理命令とを対応付けるテーブル(例えば、復号用DB1500)を保持するテーブル保持部(復号用DB格納部25)を備え、前記管理命令処理部は、前記テーブル保持部に保持されている前記テーブルの内容を変更する前記端末管理命令を生成することを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、本発明の第9の特徴に係り、前記テーブル保持部は、前記管理命令識別子、前記管理命令識別子のバージョン(バージョン1502)または前記テーブルに含まれる要素(例えば、DMメッセージ1504)について、追加、編集または削除の何れかを実行するためのインタフェース及び前記要素を含む管理オブジェクト(管理オブジェクト1800)を保持し、前記管理命令処理部は、前記管理オブジェクトを操作または編集する前記端末管理命令を生成することを要旨とする。
本発明の第11の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記管理命令実行部は、前記端末装置の状態(例えば、端末装置の位置)に応じて、生成する前記端末管理命令の内容を変更することを要旨とする。
本発明の第12の特徴は、本発明の第11の特徴に係り、前記端末装置は、前記管理命令識別子と前記端末管理命令とを対応付けるテーブル(復号用DB1700,1710,1720,1730)を保持するテーブル保持部(復号用DB格納部25)を備え、前記テーブル保持部は、前記端末装置の状態に応じた複数の前記テーブルを保持し、前記管理命令実行部は、前記端末装置の状態に応じた前記テーブルに基づいて、生成する前記端末管理命令の内容を変更することを要旨とする。
本発明の第13の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記管理命令符号化データは、前記管理命令識別子のバージョン(Version309)、または複数の前記管理命令識別子を含む場合における処理方法を示す指示情報(CmdType306)の少なくとも何れかを含み、前記管理命令実行部は、前記管理命令符号化データに含まれる前記バージョンまたは前記指示情報に基づいて前記端末管理命令を実行することを要旨とする。
本発明の第14の特徴は、本発明の第13の特徴に係り、前記指示情報は、前記端末管理命令に従った処理が失敗した場合、前記処理に続く後続処理を中止するシーケンス処理方法、前記処理よりも前に実行された先行処理を取り消すアトミック処理方法、または前記後続処理を継続する通常処理方法の何れかを含むことを要旨とする。
本発明の第15の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記端末管理サーバは、Open Mobile Alliance Device Management WGにおいて規定されるDMサーバに従って動作し、前記端末装置は、前記Open Mobile Alliance Device Management WGにおいて規定されるDMクライアントに従って動作することを要旨とする。
本発明の第16の特徴は、端末装置を呼び出す初期メッセージ、及び前記端末装置を遠隔管理する端末管理命令を生成する端末管理サーバであって、前記端末管理命令を一意に特定する管理命令識別子を含む管理命令符号化データを生成する管理命令処理部と、前記管理命令処理部によって生成された前記管理命令符号化データを含む前記初期メッセージを前記端末装置に送信するサーバ側送信部と
を備えることを要旨とする。
本発明の第17の特徴は、本発明の第16の特徴に係り、前記管理命令符号化データによって一意に特定される前記端末管理命令を生成できない場合に、前記端末管理命令を要求する管理要求メッセージを前記端末装置から受信するサーバ側受信部を備え、前記管理命令処理部は、前記サーバ側受信部が受信した前記管理要求メッセージに基づいて、前記端末装置に送信された前記管理命令符号化データに対応する前記端末管理命令を生成することを要旨とする。
本発明の第18の特徴は、本発明の第16の特徴に係り、前記管理命令処理部は、前記管理命令識別子のバージョンを示す第1バージョンを含む前記管理命令符号化データを生成することを要旨とする。
本発明の第19の特徴は、本発明の第18の特徴に係り、前記管理命令処理部は、前記管理命令識別子によって特定される前記端末管理命令を実行するか否かの判断を、前記端末装置に委任するか否かを示す選択実行フラグを含む前記管理命令符号化データを生成することを要旨とする。
本発明の第20の特徴は、本発明の第16の特徴に係り、前記管理命令処理部は、前記端末管理命令が引数を含む第1符号化モードと、前記端末管理命令が前記引数を含まない第2符号化モードとを区別するモードフラグを含む前記管理命令符号化データを生成し、前記管理命令符号化データのサイズが所定の閾値を超える場合、前記第2符号化モードを用いるとともに、前記モードフラグを前記第2符号化モードに設定することを要旨とする。
本発明の第21の特徴は、本発明の第16の特徴に係り、前記端末装置は、前記管理命令識別子と前記端末管理命令とを対応付けるテーブルを保持するテーブル保持部を備え、前記管理命令処理部は、前記テーブル保持部に保持されている前記テーブルの内容を変更する前記端末管理命令を生成することを要旨とする。
本発明の第22の特徴は、本発明の第21の特徴に係り、前記テーブル保持部は、前記管理命令識別子、前記管理命令識別子のバージョンまたは前記テーブルに含まれる要素について、追加、編集または削除の何れかを実行するためのインタフェース及び前記要素を含む管理オブジェクトを保持し、前記管理命令処理部は、前記管理オブジェクトを操作または編集する前記端末管理命令を生成することを要旨とする。
本発明の第23の特徴は、端末管理サーバから受信した初期メッセージに基づいて端末装置を説明する端末情報を前記端末管理サーバに送信するとともに、前記端末管理サーバから受信した端末管理命令に基づいて所定の動作を実行する端末装置であって、前記初期メッセージは、前記端末管理命令を一意に特定する管理命令識別子を含む管理命令符号化データを含み、前記初期メッセージを前記端末管理サーバから受信する端末側受信部と、前記端末側受信部が受信した前記管理命令符号化データに含まれる前記管理命令識別子に基づいて前記端末管理命令を生成し、生成した前記端末管理命令を実行する管理命令実行部とを備えることを要旨とする。
本発明の第24の特徴は、本発明の第23の特徴に係り、前記管理命令実行部によって実行された前記端末管理命令の実行結果を前記端末管理サーバに通知する結果通知部を備えることを要旨とする。
本発明の第25の特徴は、本発明の第23の特徴に係り、前記管理命令実行部は、前記管理命令符号化データによって一意に特定される前記端末管理命令を生成できない場合、前記端末管理命令を要求する管理要求メッセージを前記端末管理サーバに送信し、前記管理要求メッセージに基づいて前記端末管理サーバから送信された前記端末管理命令を実行することを要旨とする。
本発明の第26の特徴は、本発明の第25の特徴に係り、前記管理命令符号化データは、複数の管理命令識別子を含み、前記管理命令実行部は、生成することができない前記端末管理命令に対応する前記管理命令識別子を含む前記管理要求メッセージを前記端末管理サーバに送信することを要旨とする。
本発明の第27の特徴は、本発明の第25の特徴に係り、前記管理命令実行部は、前記端末管理命令の実行において、前記管理命令識別子と前記端末管理命令とを対応付けて記憶することを要旨とする。
本発明の第28の特徴は、本発明の第25の特徴に係り、前記管理命令符号化データは、前記管理命令識別子のバージョンを示す第1バージョンを含み、前記端末装置は、前記管理命令識別子のバージョンを示す第2バージョンを保持するバージョン保持部を備え、前記管理命令実行部は、前記管理命令符号化データに含まれる前記第1バージョンと、前記バージョン保持部に保持されている前記第2バージョンとが異なる場合、前記管理要求メッセージを前記端末管理サーバに送信することを要旨とする。
本発明の第29の特徴は、本発明の第28の特徴に係り、前記管理命令符号化データは、前記管理命令識別子によって特定される前記端末管理命令を実行するか否かの判断を、前記端末装置に委任するか否かを示す選択実行フラグを含み、前記管理命令実行部は、前記選択実行フラグによって前記判断を前記端末装置に委任することが示されている場合、前記管理命令符号化データに含まれる前記第1バージョンと、前記バージョン保持部に保持されている前記第2バージョンとが異なっていても前記端末管理命令を実行することを要旨とする。
本発明の第30の特徴は、本発明の第25の特徴に係り、前記管理命令符号化データは、前記端末管理命令が引数を含む第1符号化モードと、前記端末管理命令が前記引数を含まない第2符号化モードとを区別するモードフラグを含み、前記管理命令実行部は、前記モードフラグによって前記端末管理命令が前記第2符号化モードであることが示されている場合、前記端末管理命令に対応する前記引数を要求する前記管理要求メッセージを前記端末管理サーバに送信することを要旨とする。
本発明の第31の特徴は、本発明の第23の特徴に係り、前記管理命令識別子と前記端末管理命令とを対応付けるテーブルを保持するテーブル保持部を備えることを要旨とする。
本発明の第32の特徴は、本発明の第31の特徴に係り、前記テーブル保持部は、前記管理命令識別子、前記管理命令識別子のバージョンまたは前記テーブルに含まれる要素について、追加、編集または削除の何れかを実行するためのインタフェース及び前記要素を含む管理オブジェクトを保持することを要旨とする。
本発明の第33の特徴は、本発明の第23の特徴に係り、前記管理命令実行部は、前記端末装置の状態に応じて、生成する前記端末管理命令の内容を変更することを要旨とする。
本発明の第34の特徴は、本発明の第33の特徴に係り、前記端末装置は、前記管理命令識別子と前記端末管理命令とを対応付けるテーブルを保持するテーブル保持部を備え、前記テーブル保持部は、前記端末装置の状態に応じた複数の前記テーブルを保持し、前記管理命令実行部は、前記端末装置の状態に応じた前記テーブルに基づいて、生成する前記端末管理命令の内容を変更することを要旨とする。
本発明の第35の特徴は、本発明の第23の特徴に係り、前記管理命令符号化データは、前記管理命令識別子のバージョン、または複数の前記管理命令識別子を含む場合における処理方法を示す指示情報の何れかを含み、前記管理命令実行部は、前記管理命令符号化データに含まれる前記バージョンまたは前記指示情報に基づいて前記端末管理命令を実行することを要旨とする。
本発明の第36の特徴は、本発明の第35の特徴に係り、前記指示情報は、前記端末管理命令に従った処理が失敗した場合、前記処理に続く後続処理を中止するシーケンス処理方法、前記処理よりも前に実行された先行処理を取り消すアトミック処理方法、または前記後続処理を継続する通常処理方法の何れかを含むことを要旨とする。
本発明の特徴によれば、端末管理サーバの開発コストの増大を抑制しつつ、端末装置の管理処理に要する時間、特に、端末装置の構成等に依存しない共通の端末管理命令を実行する場合における端末装置の管理処理に要する時間を短縮することができる端末管理システム、端末管理サーバ及び端末装置を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について説明する。具体的には、(1)端末管理システムの構成例、(2)メッセージシーケンス、(3)端末管理サーバの構成、(4)端末装置の構成、(5)作用・効果、及び(6)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)端末管理システムの構成例
図1は、本実施形態に係る端末管理システム100の概略構成図である。端末管理システム100は、端末管理サーバ1、端末装置2及び管理者用端末3を含む。
端末管理サーバ1は、携帯電話端末やPDA等のモバイル端末である端末装置2を管理する。具体的には、端末管理サーバ1は、管理者用端末3からの管理要求を受理し、端末装置2の遠隔管理に用いられる端末管理セッションを確立する。
本実施形態では、端末管理サーバ1は、OMA-DMが標準規格化しているDMサーバソフトを搭載する。また、端末装置2は、OMA-DMが標準規格化しているDMクライアントソフトを搭載する。
端末管理サーバ1は、端末装置2を呼び出す初期メッセージ(例えば、初期メッセージ300)、及び端末装置2を遠隔管理する端末管理命令(例えば、管理命令511)を生成する。特に、本実施形態では、端末管理サーバ1は、管理要求に基づいて生成した端末管理命令を符号化した符号化データ(管理命令符号化データ)含む初期メッセージを端末装置2に送信することが特徴である。
端末装置2は、端末管理サーバ1から受信した初期メッセージに基づいて端末装置2を説明する端末情報(DevInfo)を端末管理サーバ1に送信する。また、端末装置2は、端末管理サーバ1から受信した端末管理命令に基づいて所定の動作(例えば、サイレントモードへの切替)を実行する。
管理者用端末3は、端末管理サーバ1を利用して端末装置2を管理する管理者によって利用される。
端末管理サーバ1、端末装置2及び管理者用端末3は、ネットワーク4にそれぞれ接続される。なお、ネットワーク4には、異なるネットワーク間に介在するゲートウェイノードや、プロキシサーバ、ルータ等の装置が存在してもよい。
(2)メッセージシーケンス
次に、端末管理システム100を構成する各装置間におけるメッセージシーケンスについて説明する。
(2.1)メッセージシーケンス例1
図2は、端末管理システム100を構成する各装置間におけるメッセージシーケンスの例を示す図である。
図2に示すように、端末管理サーバ1は、管理者用端末3から管理要求を受理する(ステップS100)。端末管理サーバ1は、受理した管理要求に基づいて生成した端末管理命令を符号化した符号化データを含んだ初期メッセージを生成する(ステップS101)。端末管理サーバ1は、生成した初期メッセージを端末装置2に通知する(ステップS102)。
端末管理サーバ1から初期メッセージを受理した端末装置2は、初期メッセージに含まれた符号化データを取得し、符号化データに基づいて端末管理命令を生成する(ステップS103)。端末装置2は、生成した端末管理命令に従って管理処理を実行する(ステップS104)。端末装置2は、初期メッセージに対する初期応答を端末管理サーバ1に通知する(ステップS105)。
端末装置2から初期応答を受理した端末管理サーバ1は、初期応答の内容を確認する(ステップS106)。端末管理サーバ1は、管理処理の終了を意味するACKメッセージを端末装置2に通知する(ステップS107)。
(2.2)メッセージシーケンス例2
図3は、端末管理システム100を構成する各装置間におけるメッセージシーケンスの例を示す図である。図3に示すメッセージシーケンスは、図2に示したメッセージシーケンスとは異なり、端末装置2において符号化データを復号できなかった場合に用いられる。
ステップS100〜ステップS103の処理は、図2に示すシーケンスと同様である。端末装置2は、符号化データの復号に失敗したため、端末管理命令を要求するための管理要求を生成する(ステップS108)。端末装置2は、生成した管理要求を含む初期応答(管理要求メッセージ)を端末管理サーバ1に通知する(ステップS109)。
端末装置2から管理要求を受理した端末管理サーバ1は、管理要求に含まれる管理命令識別子に対応する端末管理命令を含む端末管理メッセージを生成する(ステップS110)。端末管理サーバ1は、生成した端末管理メッセージを端末装置2に通知する(ステップS111)。
端末管理サーバ1から端末管理メッセージを受理した端末装置2は、復号に失敗した符号化データに対応する管理命令識別子と、端末管理メッセージに含まれる端末管理命令を関連付け、復号用の辞書に登録をする(ステップS112)。そして、端末装置2は、端末管理命令に従って管理処理を実行する(ステップS104)。端末装置2が当該登録をすることによって、以降の復号失敗を回避できる。
ステップS104の終了後、端末管理サーバ1及び端末装置2は、図2に示すステップS105、S106及びS107の処理を実行する。
(2.3)メッセージシーケンス例3
図4は、端末管理システム100を構成する各装置間におけるメッセージシーケンスの例を示す図である。図4に示すメッセージシーケンスは、図2及び図3に示したメッセージシーケンスとは異なり、初期メッセージのフィールドサイズよりも、端末管理命令の符号化データが大きい場合に用いられる。具体的には、端末管理サーバ1は、端末管理命令の引数を含めない符号化データを生成し、端末装置2は、初期メッセージを受理すると当該端末管理命令の引数を要求する。
ステップS100〜ステップS103の処理は、図2に示すシーケンスと同様である。端末装置2は、端末管理命令に関係する事前処理(例えば、通信ベアラの切り替えやアプリケーションの再起動等)を実行する(ステップS1000)。端末装置2は、端末管理命令に含めるべき引数を端末管理サーバ1から取得するための引数要求を生成する(ステップS1010)。端末装置2は、生成した引数要求を含む初期応答を端末管理サーバ1に通知する(ステップS109)。
端末装置2から初期応答を受理した端末管理サーバ1は、初期応答に含まれる引数要求に基づいて、引数を通知するための端末管理命令を含む端末管理メッセージを生成する(ステップS110)。端末管理サーバ1は、生成した端末管理メッセージを端末装置2に通知する(ステップS111)。
端末管理サーバ1から端末管理メッセージを受理した端末装置2は、端末管理メッセージに含まれる端末管理命令に従って、初期メッセージの際に生成した端末管理命令を完成させ、管理処理を実行する(ステップS104)。
ステップS104の終了後、端末管理サーバ1及び端末装置2は、図2に示すステップS105、S106及びS107の処理を実行する。
(2.4)メッセージ形式
次に、図5〜図13を参照して、本実施形態において用いられる各種メッセージの形式について説明する。
(2.4.1)初期メッセージ
図5は、初期メッセージの例である。初期メッセージ300は、OMA-DM Notificationにて規定されたフォーマットを用いて生成されている。図5に示すように、初期メッセージ300は、Digest301、Trigger-hdr302、パラメータ303及びTrigger Body304によって構成される。
パラメータ303は、Trigger-hdr302とTrigger Body304との間に設けられる。パラメータ303は、複数の端末管理命令(コマンド)のタイプを示すCmdType306、端末管理命令の数を示すNumofCmd307を含む。本実施形態において、パラメータ303は、管理命令符号化データを構成する。
パラメータ303は、端末管理命令の識別子(管理命令識別子)を示すCmd308、端末管理命令の引数の長さを示すLengthofarg311、引数を示すarg312を含む。初期メッセージ300が複数の端末管理命令を含む場合、符号化データ部分313は、端末管理命令の数に対応して複数設けられる。つまり、パラメータ303(管理命令符号化データ)は、複数の管理命令識別子を含むことができる。また、本実施形態において、CmdType306は、複数の管理命令識別子を含む場合における処理方法を示す指示情報を構成する。
なお、パラメータ303に、Cmd308の符号化モードを示すMode Flag305を含めてもよい。具体的には、Mode Flag305は、端末管理命令が引数を含む第1符号化モードと、端末管理命令が引数を含まない第2符号化モードとを区別するために用いられる。
このように、パラメータ303、つまり、符号化データを用いることによって、複雑な端末管理命令をDM NotificationのTrigger Body304のようにフィールドサイズの小さい領域に格納することができる。
図6は、初期メッセージの別の例である。初期メッセージ350は、初期メッセージ300(図5参照)とは符号化モードが異なり、端末管理命令の引数を含めないことが特徴である。パラメータ303は、Mode Flag305、CmdType306、NumofCmd307及びCmd308を含む。初期メッセージ300が複数の端末管理命令を含む場合、符号化データ部分314は、端末管理命令の数に対応して複数設けられる。
初期メッセージ350を受理した端末装置2は、端末管理命令に関連する事前処理を実行しながら、端末管理サーバ1から端末管理命令の引数を取得して当該端末管理命令を完成させる。そして、端末装置2は、当該端末管理命令に従って管理処理を実行する。なお、事前処理とは、通信ベアラの接続変更やアプリケーションの再起動等である。
なお、パラメータ303に、複数の端末管理命令が含まれた場合の処理方法を示すCmdType306を含めてもよい。CmdType306には、端末管理命令を独立して実行させるItems、端末管理命令をパラメータ303前方(Mode Flag305側)から順に実行させ、途中でエラーがあった場合には、失敗した処理以前の先行処理は完了し、当該先行処理以降の処理を実行しないことを示すSequence、或いは端末管理命令をMode Flag305側から順に実行させ、途中でエラーがあった場合には、失敗した処理以前の先行処理の実行をUndoすることを示すAtomicが含まれる。
つまり、CmdType306は、端末管理命令に従った処理が失敗した場合、当該処理に続く後続処理を中止するシーケンス処理方法(Sequence)、当該処理よりも前に実行された先行処理を取り消すアトミック処理方法(Atomic)、または失敗した処理に続く後続処理を継続する通常処理方法の何れかを含むことができる。
なお、パラメータ303に、端末管理命令、具体的には、管理命令識別子のバージョンを示すVersion309(第1バージョン)を含めてもよい。また、パラメータ303に、管理命令識別子によって特定される端末管理命令を実行するか否かの判断を端末装置2に委任するか否かを示すOptionFlag310(選択実行フラグ)を含めてもよい。Version309は、端末管理命令の識別子が同一であっても、バージョンが異なれば端末管理命令を実行せず、端末管理サーバ1に最新バージョンの端末管理命令を取得するよう指示する情報を含めるフィールドである。OptionFlag310は、端末管理命令のバージョンが異なった場合でも、端末管理命令の識別子が同一であれば実行してもよいことを示す情報を含めるフィールドである。
なお、本実施形態では、上述したすべてのフィールドが存在している初期メッセージを利用するものとして以下説明する。
(2.4.2)初期応答
図7は、初期応答の例である。初期応答400は、図2に示したメッセージシーケンスにおいて端末装置2から端末管理サーバ1に通知されるメッセージの例である。初期応答400は、端末管理サーバ1にアップロードされるDevInfo(端末情報)を示すDevInfoアップロード用情報401、及び初期メッセージに含まれた端末管理命令の実行結果であるコマンド応答404を含む。
コマンド応答404は、第1のコマンド応答402及び第2のコマンド応答403によって構成される。コマンド応答404内のCmdRefには、符号化データの前部から順に付与された番号を値としてもつ。当該番号によって、端末管理サーバ1は、初期メッセージ内に含めた何れの端末管理命令に対する応答かを区別することができる。
図8は、初期応答の別の例である。初期応答410は、図3に示したメッセージシーケンスにおいて端末装置2から端末管理サーバ1に通知されるメッセージの例である。初期応答410は、初期メッセージに含まれた端末管理命令の復号に失敗したことを示す第1のコマンド応答406を含む。また、初期応答410は、当該端末管理命令の復号に成功した場合、端末管理命令の実行結果である第2のコマンド応答405を含む。
第1のコマンド応答406は、OMA-DMで規定されたGeneric Alertを利用しており、復号失敗を示すデータとして0:1:noDecodedが含まれている。0:1:noDecodedの意味は、メッセージ識別子0、コマンド識別子1、復号失敗である。第1のコマンド応答406がメッセージ識別子とコマンド識別子を含むことで、端末管理サーバ1は、どのメッセージのどのコマンド識別子が復号失敗したのかを理解することができる。このため、端末管理サーバ1は、復号失敗した端末管理命令を生成し、改めて端末装置2に通知することができる。
図9は、初期応答のさらに別の例である。初期応答420は、図4に示したメッセージシーケンスにおいて、端末装置2から端末管理サーバ1に通知されるメッセージの例である。初期応答420は、初期メッセージに含まれた端末管理命令の引数を要求するための情報である第1のコマンド応答408を含む。第1のコマンド応答408は、OMA-DMで規定されたGeneric Alertを利用しており、引数要求を示すデータとして0:argRequestが含まれている。0:argRequestの意味は、メッセージ識別子0、引数要求である。第1のコマンド応答408がメッセージ識別子を含むことで、端末管理サーバ1は、どの端末管理命令に対する引数を通知すればよいかを理解できる。
図13は、初期応答のさらに別の例である。初期応答430は、初期メッセージに含まれるOptionFlag310を利用できる端末管理サーバ1及び端末装置2を構成要素として含む端末管理システム100において用いられる。初期応答430は、図2に示すメッセージシーケンスにおいて、端末装置2から端末管理サーバ1へ通知される初期応答メッセージの例である。初期応答430は、端末管理命令を実行するか否かの判断を端末装置2に委任された場合において、当該端末管理命令を実行したことを示すステータスコード(optionOperate)であるコマンド応答407を含む。初期応答430にコマンド応答407を含めることによって、端末管理サーバ1は、端末装置2にて管理されている復号用の辞書にバージョンの異なる端末管理命令が含まれていることを理解できる。このため、端末管理サーバ1は、必要に応じて当該辞書を更新することが可能となる。
(2.4.3)端末管理メッセージ
図10は、端末管理メッセージの例である。端末管理メッセージ500は、図2に示したメッセージシーケンスにおいて、端末管理サーバ1から端末装置2に通知されるACKメッセージの例である。端末管理メッセージ500は、DevInfoアップロード応答501を含む。端末管理メッセージ500は、追加の端末管理命令はないことを示す。端末管理サーバ1から端末管理メッセージ500が端末装置2に通知されると、端末管理セッションが終了する。
図11は、端末管理メッセージの別の例である。端末管理メッセージ510は、図3や図4に示したメッセージシーケンスにおいて、端末管理サーバ1から端末装置2に通知される。端末管理メッセージ510は、復号に失敗した端末管理命令や、引数要求のあった端末管理命令を通知する管理命令511を含む。
(2.4.4)管理応答
図12は、管理応答メッセージの例である。管理応答メッセージ600は、図3や図4に示したメッセージシーケンスにおいて、端末装置2から端末管理サーバ1へ通知される。管理応答メッセージ600は、端末管理メッセージに含まれる端末管理命令に対する処理結果であるコマンド応答603を含む。コマンド応答603は、第1のコマンド応答601及び第2のコマンド応答602によって構成される。
(3)端末管理サーバの構成
次に、端末管理サーバ1の構成について説明する。具体的には、端末管理サーバ1の機能ブロック構成、端末管理サーバ1の動作例、及び端末管理サーバ1の機能構成要素の実装例について説明する。
(3.1)機能ブロック構成
図14は、端末管理サーバ1の機能ブロック構成図である。図14に示すように、端末管理サーバ1は、端末管理要求処理部10、管理命令符号化処理部11、管理命令DB格納部12、初期メッセージ処理部13、初期メッセージ送信部14、端末管理メッセージ処理部15、通信プロトコル処理部16及び符号化用DB格納部17を備える。
端末管理要求処理部10は、管理者用端末3から管理サービスの識別子である管理IDと、引数を含む管理要求とを受け付ける。端末管理要求処理部10は、受け付けた管理要求から符号化データを生成するための符号化データ要求と、端末装置2を起動するための初期メッセージ生成要求を生成する。また、端末管理要求処理部10は、管理命令要求を受理し、管理命令要求に従って端末管理命令を生成する。
管理命令符号化処理部11は、符号化データ要求を受理し符号化データを生成する。
管理命令DB格納部12は、管理要求に含まれる管理IDから端末管理命令を生成するためのデータベースを格納する。
初期メッセージ処理部13は、初期メッセージ生成要求を受理し、初期メッセージを含む初期メッセージ送信要求を生成する。具体的には、初期メッセージ処理部13は、端末管理命令を一意に特定する管理命令識別子(例えば、管理命令識別子1501)を含む初期メッセージ、具体的には、パラメータ303を含む初期メッセージ(例えば、初期メッセージ300)を生成する。本実施形態では、初期メッセージ処理部13は、管理命令処理部を構成する。
初期メッセージ処理部13は、受信した初期応答(管理要求メッセージ)に基づいて、端末装置2に送信された初期メッセージ(管理命令符号化データ)に対応する端末管理命令を生成する。
また、初期メッセージ処理部13は、端末装置2(復号用DB格納部25)に保持されているテーブルの内容を変更する端末管理命令を生成することができる。さらに、初期メッセージ処理部13は、管理オブジェクトを操作または編集する端末管理命令を生成することもできる。
初期メッセージ送信部14は、初期メッセージ送信要求を受理し、初期メッセージを端末装置2に通知する。
端末管理メッセージ処理部15は、初期応答を受理し、初期応答に応じて管理命令要求を生成する。また、端末管理メッセージ処理部15は、端末管理命令を受理し、端末管理メッセージを生成する。
通信プロトコル処理部16は、端末装置2と初期応答や端末管理メッセージ等を送受する。
本実施形態では、初期メッセージ送信部14及び通信プロトコル処理部16によって、初期メッセージ処理部13(管理命令処理部)によって生成されたパラメータ303(管理命令符号化データ)を含む初期メッセージを端末装置2に送信するサーバ側送信部が構成される。また、通信プロトコル処理部16は、端末装置2から初期応答(管理要求メッセージ)を受信するサーバ側受信部を構成する。
符号化用DB格納部17は、管理命令を符号化するための辞書を格納する。
図16は、管理命令DB格納部12に格納される端末管理命令DBの例である。端末管理命令DBは、管理要求に含まれる管理IDから管理命令を取得できるデータベースである。端末管理命令には、管理要求に含まれる引数を入れられるようなプレースホルダ(図中のparameter)を含む。
図28は、符号化用DB格納部17に格納される符号化用DBの例である。符号化用DB2600は、管理ID2601、引数2602、管理命令識別子2603、バージョン2604によって構成される。符号化用DB2600は、管理要求に含まれる管理IDと引数から管理命令識別子とバージョンとを取得できるデータベースである。
(3.2)動作例
次に、端末管理サーバ1の動作例、具体的には、端末管理サーバ1の機能構成要素間のメッセージシーケンスについて説明する。図21は、端末管理サーバ1の機能構成要素間のメッセージシーケンスを示す図である。
管理要求を受理した端末管理要求処理部10は(ステップS100)、管理要求に含まれる管理IDと引数に対してコマンド識別子を割り当て保存し、管理要求を含む符号化データ要求を生成する(ステップS110)。
符号化データ要求を受理した管理命令符号化処理部11は、符号化データ要求に含まれる管理要求から符号化データを生成し(ステップS120)、符号化データを端末管理要求処理部10に応答する(ステップS130)。
端末管理要求処理部10は、符号化データを含む初期メッセージ生成要求を生成する(ステップS140)。初期メッセージ生成要求を受理した初期メッセージ処理部13(以下、図では、メッセージをmsgと適宜省略する)は、初期メッセージを生成し(ステップS150)、初期メッセージ送信要求を生成する(ステップS160)。
初期メッセージ送信要求を受理した初期メッセージ送信部14は、初期メッセージを端末装置2に送信する(ステップS170)。
応答メッセージを受理した通信プロトコル処理部16は(ステップS200)、応答メッセージを管理メッセージ処理部15へ通知する(ステップS210)。
管理メッセージ処理部15は、応答メッセージの内容を確認し(ステップS220)、引数要求や復号失敗が含まれる場合、管理命令要求を生成する(ステップS230)。
管理命令要求を受理した端末管理要求処理部10は、管理命令要求に含まれるコマンド識別子から、管理IDと引数を取得し、管理命令DBを利用して端末管理命令を生成する(ステップS240)。
管理命令を受理した管理メッセージ処理部15は、管理命令を含む管理メッセージを生成し、通信プロトコル処理部16を介して端末装置と端末管理セッションを確立し、管理メッセージを通知する(ステップS260)。
(3.3)機能構成要素の実装例
次に、図26〜図31を参照して、端末管理サーバ1の機能構成要素の実装例について説明する。
(3.3.1)端末管理要求処理部10
図26は、端末管理要求処理部10の実装例を示すフローチャートである。端末管理要求処理部10は、管理要求を受理すると(ステップS100)、管理要求からコマンドタイプと管理IDと引数を抽出し、管理IDと引数をセットにしてコマンド識別子を割り当て保存する(ステップ101)。また、端末管理要求処理部10は、管理IDと引数を含む符号化データ要求をする(ステップS110)。
端末管理要求処理部10は、符号化データ要求に対する応答として符号化データを受理すると(ステップS130)、符号化データを含む初期メッセージ生成要求を生成する(ステップS140)。なお、ステップS130にて取得した応答がエラー応答の場合、端末管理要求処理部10は、符号化データを含まない初期メッセージ生成要求を生成する(ステップS140)。
また、管理命令要求処理部10は、管理命令要求を受理すると(ステップS230)、ステップ101にて保存したコマンド識別子から管理IDと引数を取得し、管理IDをキーに管理命令DBから端末管理命令を取得する(ステップS231)。さらに、端末管理要求処理部10は、端末管理命令にあるプレースホルダに引数を付与する(ステップS232)。
端末管理要求処理部10は、生成した端末管理命令を端末管理メッセージ処理部15に通知する(ステップS240)。
(3.3.2)管理命令符号化処理部11
図27は、管理命令符号化処理部11の実装例を示すフローチャートである。管理命令符号化処理部11は、符号化データ要求を受理すると(ステップS110)、符号化データ要求に含まれるコマンドタイプを読み込みCmdTypeフィールドに設定する(ステップS117)。
管理命令符号化処理部11は、符号化データ要求に含まれる管理IDと引数を読み込み(ステップS111)、読み込み完了か否かを判断する(ステップS112)。読み込み完了でない場合、管理命令符号化処理部11は、管理IDと引数をキーに符号化DBに対してクエリを実行する(ステップS113)。
管理命令符号化処理部11は、クエリがヒットするかを確認(ステップS114)する。クエリがヒットした場合、管理命令符号化処理部11は、符号化DBから取得した符号化データを符号化データ応答に追加し、NumofCmdフィールドの値を1つ加算する(ステップS115)。
一方、クエリがヒットしなかった場合、管理命令符号化処理部11は、エラー応答を符号化データ応答に追加する(ステップS116)。その後、管理命令符号化処理部11は、ステップS111の処理から繰り返す。ステップS112において読み込み完了であると判断した場合、管理命令符号化処理部11は、符号化データ応答を通知する(ステップS130)。
図28は、符号化用DBの例である。符号化用DB2600に対して、Manner, ONをキーにクエリを実行すると、管理命令識別子Aとバージョン1.0を取得できる。管理命令符号化処理部11は、Aとバージョン1.0を符号化データとする。また、Soundをキーにクエリを実行すると、管理命令識別子Cとバージョン1.0を取得できる。管理命令識別子Cは、引数を含まない汎用的な識別子であるため、符号化データには引数を含める必要がある。この場合、管理命令符号化処理部11は、符号化データのargフィールドに引数を、lengthofargフィールドに引数の長さをそれぞれ設定する。
図31は、管理命令符号化処理部11の他の実装例を示すフローチャートである。具体的には、図31は、符号化モードに対応した管理命令符号化処理部11の実装例を示す。
管理命令符号化処理部11は、ステップS112において符号化データ要求に含まれる管理IDと引数の読み込みが完了であると判定すると、符号化データのサイズと、あらかじめ定めてあるサイズ上限とを比較する(ステップS131)。
管理命令符号化処理部11は、符号化データのサイズが大きい場合、Mode Flag305を、引数を含まない符号化モードに設定し(ステップS132)符号化データからLengthofarg311とarg312とを消去する(ステップS133)。次いで、管理命令符号化処理部11は、再度符号化データとサイズ上限のサイズを比較する(ステップS134)。
管理命令符号化処理部11は、符号化データのサイズが大きい場合、エラー応答を出力する(ステップS135)。一方、ステップS131やステップS134において符号化データのサイズがサイズ上限以下である場合、管理命令符号化処理部11は、符号化データ応答を出力する(ステップS130)。
(3.3.3)初期メッセージ処理部13
図29は、初期メッセージ処理部13の実装例を示すフローチャートである。初期メッセージ処理部13は、初期メッセージ生成要求を受理すると(ステップS140)、初期メッセージ生成要求に含まれる符号化データを確認する(ステップS141)。
初期メッセージ処理部13は、符号化データがあるか否かを判定する(ステップS142)。符号化データが存在する場合、初期メッセージ処理部13は、DM NotificationのTrigger Body304に符号化データを含める(ステップS143)。一方、符号化データが存在しない場合、初期メッセージ処理部13は、何もしない。その後、初期メッセージ処理部13は、DM NotificationのDigest301やTrigger-hdr302を含む初期メッセージを生成し(ステップS150)、初期メッセージ送信要求を初期メッセージ送信部14に通知する(ステップS160)。
(3.3.4)端末管理メッセージ処理部15
図30は、端末管理メッセージ処理部15の実装例を示すフローチャートである。管理メッセージ処理部15は、応答メッセージを受理すると(ステップS210)、応答内容を確認し(ステップS220)、応答内容に復号失敗を示すデータや引数要求を示すデータが存在するかを確認する(ステップS221)。
端末管理メッセージ処理部15は、当該データが存在する場合、復号失敗を示すデータ、または引数要求を示すデータを含む管理命令要求を端末管理要求処理部10に通知する(ステップS230)。次いで、端末管理メッセージ処理部15は、端末管理命令を受理し(ステップS240)、端末管理メッセージに端末管理命令を追加する(ステップS251)。
ステップS221において当該データが存在しないと判定した場合、端末管理メッセージ処理部15は、ACKメッセージとなるよう端末管理メッセージを生成する(ステップS251)。その後、端末管理メッセージ処理部15は、端末管理セッションを実施する(ステップS260)。
(4)端末装置の構成
次に、端末装置2の構成について説明する。具体的には、端末装置2の機能ブロック構成、端末装置2の動作例、及び端末装置2の機能構成要素の実装例について説明する。
(4.1)機能ブロック構成
図15は、端末装置2の機能ブロック構成図である。図15に示すように、端末装置2は、初期メッセージ受理部20、管理命令復号部21、管理メッセージ処理部22、管理処理部23、通信プロトコル処理部24、復号用DB格納部25及びDB管理部26を備える。
初期メッセージ受理部20は、初期メッセージを端末管理サーバ1から受信する。本実施形態において、初期メッセージ受理部20は、端末側受信部を構成する。具体的には、初期メッセージ受理部20は、符号化データを含む初期メッセージを受理し、符号化データを含む復号要求と、復号結果を含む管理要求とを生成する。
管理命令復号部21は、初期メッセージ受理部20から復号要求を受理し、符号化データを復号する。
管理メッセージ処理部22は、初期メッセージ受理部20が受信した初期メッセージ、具体的には、符号化データに含まれる管理命令識別子に基づいて端末管理命令を生成し、生成した端末管理命令を実行する。本実施形態において、管理メッセージ処理部22は、管理命令実行部を構成する。
管理メッセージ処理部22は、管理要求、管理処理応答、端末管理メッセージ、登録応答を受理し、端末管理メッセージ或いは管理要求に含まれる端末管理命令に従って管理処理要求を生成する。また、管理メッセージ処理部22は、管理要求に含まれる復号失敗や引数要求に従って、または管理処理応答に従って初期応答要求を生成する。
さらに、管理メッセージ処理部22は、端末管理メッセージに含まれる端末管理命令を復号用DB格納部25に格納される復号用DBに登録するための登録要求を生成し、管理処理応答に基づいて応答メッセージを生成する。
本実施形態では、管理メッセージ処理部22は、符号化データ、具体的には、パラメータ303(図5及び図6参照)に含まれるCmd308によって一意に特定される端末管理命令を生成できない場合、当該端末管理命令を要求する初期応答410を端末管理サーバ1に送信する。
なお、管理メッセージ処理部22は、生成することができない端末管理命令に対応する管理命令識別子を含む初期応答(管理要求メッセージ)を端末管理サーバ1に送信することができる。また、当該初期応答を送信後、端末管理命令を端末管理サーバ1から受信した場合、管理メッセージ処理部22は、端末管理命令の実行において、管理命令識別子と端末管理命令とを対応付けて復号用DB格納部25に格納されている復号用DBに記憶することができる。
管理メッセージ処理部22は、パラメータ303に含まれるVersion309、つまり、管理命令識別子のバージョン(第1バージョン)と、復号用DB格納部25に格納されている復号用DBに保持されている管理命令識別子のバージョン(第2バージョン)とが異なる場合、初期応答を端末管理サーバ1に送信することができる。
さらに、管理メッセージ処理部22は、管理命令識別子によって特定される端末管理命令を実行するか否かの判断を端末装置2に委任するか否かを示すOptionFlag310(選択実行フラグ)によって、当該判断を端末装置2に委任することが示されている場合、パラメータ303に含まれるVersion309と、復号用DB格納部25に格納されている復号用DBに保持されている管理命令識別子のバージョンとが異なっていても端末管理命令を実行する。
また、管理メッセージ処理部22は、Mode Flag305によって端末管理命令が引数を含まない第2符号化モードであることが示されている場合、当該端末管理命令に対応する引数を要求する初期応答を端末管理サーバ1に送信することができる。
さらに、管理メッセージ処理部22は、端末装置2の状態(例えば、端末装置2の位置)に応じて、生成する端末管理命令の内容を変更することができる。
管理処理部23は、管理処理要求を受理し、管理処理を実行する。また、管理処理部23は、管理処理応答を生成する。
通信プロトコル処理部24は、端末管理サーバ1と初期応答や端末管理メッセージ等を送受する。特に、本実施形態では、通信プロトコル処理部24は、管理メッセージ処理部22によって実行された端末管理命令の実行結果を端末管理サーバ1に通知する。本実施形態において、通信プロトコル処理部24は、結果通知部を構成する。
復号用DB格納部25は、符号化データを復号するための辞書である復号用DBを格納する。復号用DB格納部25に格納される復号用DBは、管理命令識別子のバージョン(第2バージョン)を示す情報を保持する。本実施形態において、復号用DB格納部25は、バージョン保持部を構成する。
また、復号用DB格納部25に格納される復号用DBは、管理命令識別子と端末管理命令とを対応付けるテーブルを保持する。本実施形態において、復号用DB格納部25は、テーブル保持部を構成する。
具体的には、復号用DBは、管理命令識別子、管理命令識別子のバージョンまたは当該テーブルに含まれる要素について、追加、編集または削除の何れかを実行するためのインタフェース及び当該要素を含む管理オブジェクトを保持する。
DB管理部26は、登録要求を受理し、端末管理命令を復号用DB格納部25に格納される復号用DBに登録する。また、DB管理部26は、当該登録後、登録応答を生成する。
なお、端末装置2の状態変化を検知し、検知した状態を登録する状態管理部27を備えてもよい。状態管理部27は、状態要求を受理し、端末装置2の状態を応答する。状態管理部27を備えることによって、管理命令復号部21における符号化データの復号結果を、端末装置2の状態に応じて変化させることができる。
(4.2)動作例
次に、端末装置2の動作例、具体的には、端末装置2の機能構成要素間のメッセージシーケンスについて説明する。
(4.2.1)動作例1
図22は、端末装置2の機能構成要素間のメッセージシーケンスを示す図である。
初期メッセージを受理した初期メッセージ受理部20は(ステップS300)、初期メッセージに符号化データが含まれているかを確認する。初期メッセージが含まれている場合、初期メッセージ受理部20は、符号化データの復号要求を生成する(ステップS310)。
復号要求を受理した管理命令復号部21は、復号用DB格納部25に格納されている復号用DBを利用して符号化データを復号し、復号応答を生成する(ステップS320)。復号応答には、復号が成功した場合の端末管理命令と、復号失敗を示す情報と、引数要求を示す情報とが含まれる。
初期メッセージ受理部20は、復号応答を含む管理要求を生成する(ステップS330)。管理要求を受理した管理メッセージ処理部22は、復号応答に含まれる管理命令に従って管理処理要求を生成する(ステップS340)。
管理処理要求を受理した管理処理部23は、管理処理要求に従って管理処理を実行し、管理処理応答を生成する(ステップS350)。
管理処理応答を受理した管理メッセージ処理部22は、管理要求に含まれる復号失敗を示す情報や引数要求を示す情報を含めて、初期応答を生成する(ステップS360)。
初期応答が通信プロトコル処理部24を介して端末管理サーバ1に送信され、管理メッセージ処理部22が端末管理サーバ1から端末管理メッセージを受理すると(ステップS400)、管理メッセージ処理部22は、端末管理メッセージに含まれる端末管理命令を含む登録要求を生成する(ステップS410)。
登録要求を受理したDB管理部26は、登録要求に含まれる端末管理命令を復号用DBに登録し、登録応答を生成する(ステップS420)。
登録応答を受理した管理メッセージ処理部22は、端末管理メッセージに含まれる端末管理命令に従って、管理処理要求を生成する(ステップS430)。
管理処理要求を受理した管理処理部23は、管理処理要求に従って管理処理を実行し、管理処理応答を生成する(ステップS440)。
管理処理応答を受理した管理メッセージ処理部22は、管理処理応答を含めた応答メッセージを生成し、生成した応答メッセージを通信プロトコル処理部24を介して端末管理サーバ1に通知する(ステップS450)。
(4.2.2)動作例2
図23は、コマンドタイプ(CmdType306:図6参照)に対応可能な端末装置2の機能構成要素間のメッセージシーケンスを示す図である。
管理要求を受理した管理メッセージ処理部22は(ステップS330)、復号が成功した端末管理命令を保存し、復号失敗を示す情報と引数要求を示す情報を含めた初期応答を生成する(ステップS360)。
次いで、ステップS400、S410及びS420の処理が実行された後、管理メッセージ処理部22は、ステップS360にて保存しておいた端末管理命令と、ステップS400で受理した端末管理メッセージに含まれる端末管理命令とを結合した端末管理メッセージを生成する(ステップS4000)。
管理メッセージ処理部22は、ステップS4000にて生成した端末管理メッセージに従って管理処理要求を生成する(ステップS430)。その後、ステップS440及びS450の処理が実行される。このように端末装置2が動作することによって、SequenceやAtomicのような、すべての端末管理命令が揃っていないと実行できない管理処理に対応できる。
(4.2.3)動作例3
図24は、状態管理部27を構成要素として備える端末装置2の機能構成要素間のメッセージシーケンスを示す図である。
復号要求を受理した管理命令復号部21は(ステップS310)、端末状態を確認するための状態要求を生成する(ステップS4010)。
状態要求を受理した状態管理部27は、状態変化を検知した際に登録(ステップS4020)している端末状態情報を管理命令復号部21に通知する(ステップS4030)。端末状態情報を受理した管理命令復号部21は、端末状態情報に従って符号化データを復号し、復号応答を生成する(ステップS320)。ステップS320以降のメッセージシーケンスは、図22に示したメッセージシーケンスと同様である。
(4.2.4)復号用DBの構成例
図17は、復号用DBの例である。復号用DB1500は、管理命令識別子1501、バージョン1502及び管理処理1503から構成される。管理処理には、DMメッセージ1504或いは管理実行部の識別子1505が含まれている。
図18は、復号用DBの別の例である。復号用DB1600は、復号用DB1500と比較すると、事前処理1601が追加されている。事前処理は、符号化モードが引数を含まない第2符号化モードであった場合、引数を使わなくても実行できる事前処理が情報として含まれる。例えば、通信ベアラの切り替えやアプリケーションの再起動等である。
図19は、復号用DBのさらに別の例である。端末装置2は、端末の状態ごとに復号用DBを保持することができる。
例えば、端末装置2は、通常モード時に用いられる復号用DB1700、サイレントモード時に用いられる復号用DB1710、夜間帯に用いられる復号用DB1720、電車内で用いられる復号用DB1730等を保持することができる。図19に示すように、管理命令識別子が同一であっても、管理処理が異なることが特徴である。
すなわち、復号用DB格納部25は、端末装置2の状態に応じた複数の復号用DB(テーブル)を保持することができる。また、管理メッセージ処理部22は、端末装置2の状態に応じた復号用DBに基づいて、生成する端末管理命令の内容を変更する。
(4.2.5)管理オブジェクトの構成例
図20は、復号用DBを遠隔管理するための管理オブジェクトのデータ構造を示す図である。管理オブジェクト1800は、復号用DBのエントリごとに存在するノード1802と、管理命令識別子を編集するためのノード1803、バージョンを編集するためのノード1804、及び管理処理を編集するためのノード1805を有する。
端末管理サーバ1は、管理オブジェクト1800を利用し、OMA-DMプロトコルに従って復号用DBを遠隔管理してもよい。エントリを追加したい場合、端末管理サーバ1は、ノード1802に対してAddコマンドを実行し、ノード1803、ノード1804及び1805を含むサブツリーごとにノードを追加する。エントリを削除したい場合、端末管理サーバ1は、ノード1802に対してDeleteコマンドを実行する。
また、エントリの管理命令識別子やバージョン、管理処理を編集したい場合、端末管理サーバ1は、ノード1803、ノード1804及びノード1805に対してReplaceコマンドを実行する。復号用DBの状態を確認したい場合、端末管理サーバ1は、ノード1801に対してGetコマンドを実行する。端末装置2には、これらのコマンドに対応して、復号用DBのエントリについて編集や開示を実行する。
(4.2.6)動作例4
図25は、復号用DBの内容が端末管理サーバ1によって遠隔管理される場合における端末装置2の機能構成要素間のメッセージシーケンスを示す図である。具体的には、図20に示す管理オブジェクト1800を用いて、復号用DBの内容が端末管理サーバ1によって遠隔管理される。
初期メッセージ受理部20は、初期メッセージを受理する(ステップS300)。管理メッセージ処理部22が初期メッセージ受理部20から初期応答要求を受理すると(ステップS401)、管理メッセージ処理部22は、初期応答送信要求を生成し、生成した初期応答送信要求を通信プロトコル処理部24を介して端末管理サーバ1に通知する(ステップS411)。
通信プロトコル処理部24は、端末管理サーバ1から端末管理メッセージを受理する(ステップS421)。管理メッセージ処理部22は、当該端末管理メッセージを通信プロトコル処理部24から受理(ステップS431)し、当該端末管理メッセージに含まれるコマンド(例えば、図20に示すAddコマンド)を含むDB管理要求を生成する(ステップS441)。
DB管理要求を受理したDB管理部26は、DB管理要求に含まれるコマンドの内容を復号用DBに登録し、DB管理応答を生成する(ステップS451)。
DB管理応答を受理した管理メッセージ処理部22は、DB管理処理応答を含めた応答メッセージを生成し、生成した応答メッセージを通信プロトコル処理部24を介して端末管理サーバ1に通知する(ステップS461)。
(4.3)機能構成要素の実装例
次に、図32〜図39を参照して、端末装置2の機能構成要素の実装例について説明する。
(4.3.1)初期メッセージ受理部20
図32は、初期メッセージ受理部20の実装例を示すフローチャートである。初期メッセージ受理部20は、図5に示した初期メッセージ300や図6に示した初期メッセージ350を受理し、管理要求を初期化する(ステップS300)。
初期メッセージ受理部20は、初期メッセージのTriggerBodyフィールドを参照し、符号化データの存在を確認する(ステップS301)。符号化データがある場合、初期メッセージ受理部20は、符号化データを読み込み(ステップS302)、符号化データを含む復号要求をする(ステップS310)。
初期メッセージ受理部20は、復号応答を受理すると(ステップS320)、復号応答に含まれる復号結果を読み込む(ステップS321)。初期メッセージ受理部20は、当該読み込みが完了するまでステップS321及びステップS322の処理を繰り返す。
読み込みが完了していない場合、初期メッセージ受理部20は、復号結果を管理要求に追加する(ステップS322)。ステップS301において符号化データがない、またはステップS321において復号結果の読み込み完了した場合、初期メッセージ受理部20は、管理要求を出力する(ステップS330)。
(4.3.2)管理命令復号部21
図33は、管理命令復号部21の実装例を示すフローチャートである。管理命令復号部21は、復号要求を受理し(ステップS310)、復号要求から符号化データを読み込み、さらに変数iに0を代入する(ステップS311)。さらに、管理命令復号部21は、符号化データからMode Flag305及びCmdType306を読み込み、復号結果に登録する。また、管理命令復号部21は、NumofCmd307を読み込みNumberに代入する(ステップS312)。
次いで、管理命令復号部21は、変数iとNumberを比較する(ステップS313)。変数iがNumberよりも小さい場合、管理命令復号部21は、符号化データからコマンドを読み込み、iの値を1増加する(ステップS314)。管理命令復号部21は、コマンドをキーとして、図17に示した復号用DBに対してクエリを実行する(ステップS315)。
管理命令復号部21は、クエリの対象としたコマンドがヒットするかを確認する(ステップS316)。コマンドがヒットしていた場合、管理命令復号部21は、復号用DBから取得した復号データをコマンドとともに復号結果に登録する(ステップS317)。コマンドがヒットしていない場合、管理命令復号部21は、復号失敗用データをコマンドとともに復号結果に登録する(ステップS318)。ここで、復号データや復号失敗用データは、iをコマンド識別子として含む。
その後、管理命令復号部21は、ステップS313の処理を実行する。ステップS313において、iがNumber以上になった場合、管理命令復号部21は、復号応答を生成する(ステップS320)。また、OptionFlag310が真であるコマンドがある場合、管理命令復号部21は、ステップS316において、管理命令識別子は等しいもののバージョンの値が異なっていてもコマンドにヒットしたとみなす。なお、Mode Flag305が真である場合、管理命令復号部21は、図18に示すような復号用DBに対してクエリを実行し(ステップS315)、復号データに取得した事前処理を含める。
図37は、状態管理部27を構成要素として含む場合における管理命令復号部21の実装例を示すフローチャートである。管理命令復号部21は、復号要求を受理すると(ステップS310)、端末装置2の状態を取得する(ステップS4021)。
管理命令復号部21は、図19に示すような復号用DBから、端末装置2の状態に応じた復号用DBを選択し(ステップS4022)、ステップS2100の処理を実行する。
(4.3.3)管理メッセージ処理部22
図34は、管理メッセージ処理部22の実装例を示すフローチャートである。管理メッセージ処理部22は、管理要求を受理すると(ステップS330)、管理要求からCmdType306を取得する(ステップS331)。
管理メッセージ処理部22は、CmdType306がItemsであるかを判定する(ステップS332)。CmdType306がItemsである場合、管理メッセージ処理部22は、管理要求から復号結果を読み込み(ステップS333)、読み込みが完了したかを判定する(ステップS334)。
読み込みが完了していない場合、管理メッセージ処理部22は、復号結果が復号失敗であるかを確認する(ステップS335)。復号失敗でない場合、管理メッセージ処理部22は、復号結果に含まれる管理処理を含む管理処理要求を生成し(ステップS340)、生成した管理処理要求を管理処理部23へ通知する。
次いで、管理メッセージ処理部22は、管理処理部23からの管理処理応答を受理し(ステップS350)、初期応答に管理処理応答を追加する(ステップS351)。
ステップS335において復号失敗と判定した場合、管理メッセージ処理部22は、後で端末管理命令を含めるためのPlaceholderを一時的な管理メッセージであるTmp管理Msgに追加し(ステップS352)、初期応答に復号失敗データを追加する(ステップS336)。具体的には、当該Placeholderは、端末管理サーバ1から通知される復号結果を含めるためホルダである。その後、管理メッセージ処理部22は、ステップS333の処理に戻る。
ステップS332において、CmdTypeがItems以外(SequenceかAtomic)であると判定いした場合、管理メッセージ処理部22は、管理要求から復号結果を読み込み(ステップS337)、読み込みが完了したかを判定する(ステップS338)。読み込みが完了していない場合、管理メッセージ処理部22は、復号結果が復号失敗であるかを確認する(ステップS339)。復号失敗でない場合、管理メッセージ処理部22は、復号結果を一時的な管理メッセージであるTmp管理Msgに追加する(ステップS341)。
復号失敗である場合、管理メッセージ処理部22は、端末管理命令を後方に含めるためのPlaceholderをTmp管理Msgに追加し(ステップS342)、初期応答に復号失敗データを追加する(ステップS343)。その後、管理メッセージ処理部22は、ステップS337の処理に戻る。
ステップS334またはステップS338にて読み込みが完了したと判定した場合は、管理メッセージ処理部22は、初期応答要求が更新されたかを確認する(ステップS344)。初期応答要求が更新されている場合、管理メッセージ処理部22は、初期応答要求を生成する(ステップS360)。
次いで、管理メッセージ処理部22は、端末管理サーバ1から受信した端末管理メッセージを受理し(ステップS400)、端末管理メッセージ内に含まれる端末管理命令のCmdIDと、Tmp管理Msg内のPlaceHolderに記載されているCmdIDとが一致するものがあるかを確認する(ステップS401)。一致するものがある場合、管理メッセージ処理部22は、CmdIDと一致している端末管理命令とコマンド(復号結果に含まれている)とを復号用DBに登録(ステップS410)する。
その後、管理メッセージ処理部22は、Tmp管理MsgのPlaceHolderを端末管理メッセージ内の端末管理命令によって上書きをする(ステップS411)。ステップS411の後、またはステップS344において初期応答要求が更新されない場合、管理メッセージ処理部22は、得られたTmp管理Msgに従って管理処理要求を管理処理部23に通知(ステップS430)する。
次いで、管理メッセージ処理部22は、管理処理応答を受理し(ステップS440)、応答を生成する(ステップS450)。ステップS401で一致しているものがないと判定した場合、管理メッセージ処理部22は、ステップS400で得た管理メッセージに従って管理処理要求を管理処理部23に通知する(ステップS430)。
図35は、ModeFlagを利用する場合における管理メッセージ処理部22の実装例を示すフローチャートである。管理メッセージ処理部22は、管理要求からMode Flag305とCmdType306を取得し(ステップS331)、Mode Flag305が真であるかを確認する(ステップS3000)。Mode Flag305が偽である場合、管理メッセージ処理部22は、図34に示すステップS2200の処理を実行する。
Mode Flag305が真である場合、管理メッセージ処理部22は、管理要求から復号結果を読み込み(ステップS3001)、読み込みが完了したかを判定する(ステップS3002)。読み込みが完了していない場合、管理メッセージ処理部22は、復号結果が復号失敗であるかを判定する(ステップS3003)。復号失敗でない場合、管理メッセージ処理部22は、復号結果に含まれる事前処理に従って事前処理要求を管理処理部23に通知する(ステップS3004)。
管理メッセージ処理部22は、管理処理部23から事前処理応答を受理すると(ステップS3005)、Tmp管理MsgにPlaceHolderを追加するとともに(ステップS3006)、初期応答に引数要求を追加する(ステップS3007)。
ステップS3003にて復号失敗であると判定した場合、管理メッセージ処理部22は、初期応答に復号失敗データを追加し(ステップS3008)、Tmp管理MsgにPlaceholderを追加する(ステップS3008)。その後、管理メッセージ処理部22は、ステップS3001の処理に戻る。
ステップS3002において読み込み完了と判定した場合、管理メッセージ処理部22は、初期応答要求を生成する(ステップS360)。
次いで、管理メッセージ処理部22は、端末管理サーバ1から受信した端末管理メッセージを受理し(ステップS400)、端末管理メッセージ内に含まれる端末管理命令のCmdIDと、Tmp管理Msg内のPlaceHolderに記載されているCmdIDとが一致するものがあるかを確認する(ステップS401)。一致するものがある場合、管理メッセージ処理部22は、Tmp管理MsgのPlaceHolderを端末管理メッセージ内の端末管理命令によって上書きをする(ステップS411)。さらに、管理メッセージ処理部22は、得られたTmp管理Msgに従って管理処理要求を管理処理部23に通知する(ステップS430)。その後、管理メッセージ処理部22は、上述したようにステップS440及びS450の処理を実行する。
図39は、管理メッセージ処理部22が生成するTmp管理Msgの例である。Tmp管理Msg3900は、復号成功したデータ3901、復号失敗や引数要求のときに生成されるPlaceholder3902,3903を含む。Placeholder3902,3903には、CmdIDが含まれている。
(4.3.4)DB管理部26
図36は、DB管理部26の実装例を示すフローチャートである。DB管理部26は、登録要求を受理すると(ステップS410)、登録要求に含まれるコマンドと端末管理命令を取得し、復号用DBに登録する(ステップS411)。
例えば、復号用DBが図17に示すような状態の場合、DB管理部26は、登録要求に管理命令識別子Cと、バージョン1.0であることを示す端末管理命令が含まれていた場合、エントリを追加し、管理命令識別子C、バージョン1.0である端末管理命令を復号用DBに登録する。なお、登録要求に管理命令識別子A、バージョン1.2であることを示す端末管理命令が含まれていた場合、DB管理部26は、エントリを追加するか、管理命令識別子Aのエントリを上書きする。
その後、DB管理部26は、登録応答を管理メッセージ処理部22に通知する(ステップS412)。
(4.3.5)状態管理部27
図38は、状態管理部27の実装例を示すフローチャートである。状態管理部27は、状態変化を検知すると(ステップS4010)、変化後の状態を登録する(ステップS4011)。例えば、状態管理部27は、端末装置2の動作モードが通常モードからサイレントモードに切り替わることを検知し、サイレントモードであることを登録する。
状態管理部27は、状態取得要求を受理すると(ステップS4000)、ステップS4011において登録した状態情報を取得し(ステップS4001)、状態情報を含む状態取得応答を管理命令復号部21に通知する(ステップS4030)。なお、状態管理部27は、状態変化を検知するため常駐していてもよく、状態変化の検知を停止させるため、例えば、管理命令復号部21から停止要求を受理すると(ステップS5000)、停止応答を管理命令復号部21に通知し(ステップS5001)、当該検知処理を停止する。
(5)作用・効果
端末管理システム100によれば、端末装置2は、初期メッセージ、具体的には、符号化データに含まれる管理命令識別子に基づいて端末管理命令を生成する。つまり、端末装置2を呼び出す初期メッセージを利用して端末装置2を管理する端末管理命令を端末装置に通知できる。このため、端末装置2の管理処理に要する時間、特に、端末装置2の構成等に依存しない共通の端末管理命令を実行する場合における端末装置2の管理処理に要する時間を短縮することができる。
また、管理命令識別子が用いられるため、データサイズが大きくなる端末管理命令を、複数の初期メッセージに分割することなく、1つの初期メッセージ内に所要データを収容することができる。さらに、本実施形態では、OMA-DMにおけるSetup Phaseにおいて端末管理命令及び管理応答を通知できるため、おける端末装置2の管理処理に要する時間をさらに短縮することができる。
端末管理システム100によれば、管理命令識別子に基づいて端末管理命令を生成する機能を有していない端末装置は、従来のように、端末情報(DevInfo)を端末管理サーバ1に送信するとともに、端末管理サーバ1から受信した端末管理命令に基づいて所定の動作を実行する。このため、端末管理サーバ1の機能改修に伴う開発コストの増大を抑制しつつ、端末装置の管理処理に要する時間を短縮することができる。
本実施形態では、端末装置2(管理メッセージ処理部22)は、受信した符号化データ(管理命令識別子)によって一意に特定される端末管理命令を生成できない場合、当該端末管理命令を要求する初期応答を端末管理サーバ1に送信する。このため、端末装置2は、復号用DB(辞書)に受信した管理命令識別子が登録されていない場合でも所望の端末管理命令を端末装置2に実行させることができる。また、端末管理サーバ1は、端末装置2に設定された辞書の情報を得る必要がないため、ネットワーク4の負荷軽減や管理処理に要する時間のさらなる短縮を実現できる。
また、端末装置2は、生成することができない端末管理命令に対応する前管理命令識別子を含む初期応答を端末管理サーバ1に送信する。このため、端末管理サーバ1は、端末装置2が生成できる端末管理命令までを端末装置2に送信することを回避できる。つまり、ネットワーク4のさらなる負荷軽減を実現できる。
さらに、端末装置2は、端末管理サーバ1から受信した端末管理命令の実行において、管理命令識別子と端末管理命令とを対応付けて復号用DB格納部25に格納されている復号用DBに記憶する。このため、当該端末管理命令を端末管理サーバ1から再び受信する必要がない。
本実施形態では、端末装置2は、符号化データに含まれるVersion309と、復号用DBに保持されている管理命令識別子のバージョンとが異なる場合、端末管理命令を要求する初期応答を端末管理サーバ1に送信する。また、端末装置2は、管理命令識別子によって特定される端末管理命令を実行するか否かの判断を端末装置2に委任することがOptionFlag310によって示されている場合、Version309と、復号用DBに保持されている管理命令識別子のバージョンとが異なっていても当該端末管理命令を実行する。
例えば、端末装置2の辞書には、音量レベルを3に設定する端末管理命令と管理命令識別子が登録されており、他の端末装置の辞書には、音量レベルを5に設定する端末管理命令と管理命令識別子とが登録されている状態、つまり、バージョンが異なる端末管理命令と管理命令識別子とが異なる端末装置に登録されている場合について説明する。このような状態において、音量レベルを0以外にすれば要求される遠隔管理の要求内容を満足することができる場合、端末管理サーバ1は、OptionFlag310を含めて管理命令識別子を端末装置に通知することができる。
各端末装置は、管理要求メッセージ(初期応答)を端末管理サーバ1に送信することなく、端末管理命令を実行する。つまり、端末装置2は、音量レベルを3に設定し、他の端末装置は、音量レベルを5に設定する。
本実施形態では、端末装置2は、Mode Flag305によって端末管理命令が第2符号化モード(引数を含まないモード)であることが示されている場合、端末管理命令に対応する引数を要求する管理要求メッセージ(初期応答)を端末管理サーバ1に送信する。このため、OMA-DMで標準規格化されているDM Notificationのように、独自の規定が許されるフィールドサイズが限られている場合において、引数を含む端末管理命令、つまり、フィールドサイズよりもデータサイズが大きくなり易い端末管理命令を端末管理サーバ1から端末装置2に通知することができる。
本実施形態では、端末管理サーバ1は、復号用DB格納部25に保持されている復号用DBの内容を変更する端末管理命令を生成する。このため、復号用DB格納部25に保持されている復号用DBの内容を遠隔管理できる。また、本実施形態では、管理命令識別子、管理命令識別子のバージョンまたは復号用DBに含まれる要素について、追加、編集または削除の何れかを実行するためのインタフェース及び当該要素を含む管理オブジェクトが用いられる。このため、OMA-DMにて標準規格化されているDMプロトコルを用いて、復号用DB(辞書)を遠隔から管理することができる。
本実施形態では、端末装置2は、端末装置2の状態(例えば、端末装置2の位置)に応じて、生成する端末管理命令の内容を変更する。このため、時間や場所等端末装置2を取り巻く環境や、サイレントモードに設定されている等、端末装置の設定状態に応じて遠隔管理の内容を変更できる。
(6)その他の実施形態
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。例えば、本発明は、以下のような実施形態においても適用することができる。
(6.1)その他の実施形態1
図40は、本発明の他の実施形態に係る端末管理システム100Aの概略構成図である。図40に示すように、端末管理システム100Aでは、端末管理システム100(図1参照)と比較すると、管理アプリケーション提供サーバ5が追加されている。
管理アプリケーション提供サーバ5は、端末装置2を遠隔管理する管理アプリケーションを保持し、管理アプリケーションを端末管理サーバ1に提供する。管理アプリケーション提供サーバ5は、管理アプリケーションのベンダなどによって運用される。
図41は、端末管理システム100Aを構成する各装置間におけるメッセージシーケンスの例を示す図である。図41に示すように、端末管理システム100Aでは、端末管理システム100(図2参照)と比較すると、ステップS99の処理が追加されている。ステップS99において、管理アプリケーション提供サーバ5は、保持している管理アプリケーションを端末管理サーバ1に提供する。ステップS100以降の処理は、端末管理システム100と同様である。
図42は、符号化用DB格納部17に格納される符号化用DBの例である。符号化用DB2600Aは、管理アプリケーションのベンダによって提供される。符号化用DB2600Aは、符号化用DB2600(図28参照)と比較すると、管理命令識別子2603Aの内容が異なる。
具体的には、管理命令識別子2603Aでは、端末管理サーバ1が既に保持している管理命令識別子との重複を避けるため、管理アプリケーションのベンダを識別するVendorIDが追加されている。なお、VendorIDとしては、例えば、Globally Unique Identifier(GUID)を用いることができる。
(6.2)その他の実施形態2
図43は、本発明のさらに他の実施形態に係る端末管理システム100Bの概略構成図である。図43に示すように、端末管理システム100Bでは、ゲートウェイ8を介して管理システム6がネットワーク7に接続される。ゲートウェイ8は、ネットワーク4に接続される。
端末管理システム100Bに係る端末管理サーバ1は、端末装置2を管理するためのサービスインタフェースを有する。管理システム6は、当該サービスインタフェースを用いて端末装置2を遠隔管理する。
(6.2.1)動作例1
図44は、符号化用DBが端末管理サーバ1に格納されている場合におけるメッセージシーケンスの例を示す図である。図44に示すように、端末管理システム100Bでは、端末管理システム100(図2参照)と比較すると、管理者用端末3は、端末装置2の管理要求を端末管理サーバ1ではなく、管理システム6に送信する。
また、端末管理システム100Aと同様に、ステップS99において、管理アプリケーション提供サーバ5は、保持している管理アプリケーションを端末管理サーバ1に提供する。なお、管理アプリケーション提供サーバ5は、当該管理アプリケーションを端末管理サーバ1に提供する際、当該管理アプリケーションのための符号化用DBを端末管理サーバ1に併せて登録する。
ステップS111において、管理システム6は、管理者用端末3から受理した管理要求に基づいて、端末装置2の管理要求を端末管理サーバ1に送信する。ステップS101以降の処理は、端末管理システム100と同様である。
図45は、管理システム6が端末管理サーバ1に送信する管理要求の例である。管理要求700は、管理アプリケーションのベンダ名(Vendor A)、遠隔管理の対象とする端末装置ID(01234567890)、及び管理内容(Manner_On)を含む。なお、管理要求700は、HTTP POSTを用いて作成されているが、Simple Object Access Protocol(SOAP)などを用いて作成してもよい。
(6.2.2)動作例2
図46は、符号化用DBが管理システム6に格納されている場合におけるメッセージシーケンスの例を示す図である。符号化用DBが管理システム6に格納されている場合、ステップS111Aにおいて、管理システム6は、管理者用端末3から受理した管理要求に基づいて、Mode Flag305(図5参照)を除いた情報を、端末装置2の管理要求として端末管理サーバ1に送信する。
次いで、ステップS111Bにおいて、端末管理サーバ1は、管理要求に対する応答を管理システム6に通知する。
ステップS101において、端末管理サーバ1は、管理システム6から受理した当該情報に基づいて初期メッセージを生成する。また、端末管理サーバ1は、図42に示したような符号化用DBを用いて管理要求700に含まれる管理内容及びベンダ名によって管理命令識別子を導出し、端末装置IDによって識別される端末装置2に対する初期メッセージを生成する。
なお、端末管理サーバ1は、初期メッセージの生成において、符号化データのサイズがあらかじめ規定されているサイズ上限を超える場合、引数を含まない符号化モードに変更する場合がある(図31参照)。この場合、端末管理サーバ1は、符号化モードを変更することを管理システム6に通知するとともに、引数のダウンロード先を示すURLを管理システム6に問い合わせる。
図47は、ステップS111Aにおいて、管理システム6が端末管理サーバ1に送信する管理要求、及びステップS111Bにおいて、端末管理サーバ1が管理システム6に通知する応答の例である。
管理要求710は、管理アプリケーションのベンダ名及び端末装置IDに加え、CmdType(コマンドタイプ)、NumOfCmd(コマンド数)、Cmd(コマンド)、Version(管理命令識別子のバージョン)、OptionFlag(選択実行フラグ)、LengthofArg(引数の長さ)及びArg(引数)を含む。
応答720は、符号化モードの変更が不要な場合に端末管理サーバ1から送信される。一方、応答730は、符号化モードの変更が必要な場合に端末管理サーバ1から送信される。端末管理サーバ1は、応答730を用いて引数のダウンロード先を示すURLを管理システム6に問い合わせる。
(6.2.3)動作例3
図48は、符号化用DBが管理システム6に格納され、管理システム6が符号化データも生成する場合におけるメッセージシーケンスの例を示す図である。管理システム6が符号化データも生成する場合、ステップS111Cにおいて、管理システム6は、管理者用端末3から受理した管理要求に基づいて、図5に示す初期メッセージ300を、端末装置2の管理要求として端末管理サーバ1に送信する。
初期メッセージ300を受理した端末管理サーバ1は、ステップS102において、受理した初期メッセージ300を端末装置2に通知する。
図49は、ステップS111Aにおいて、管理システム6が端末管理サーバ1に送信する管理要求(初期メッセージ)の例である。管理要求740は、引数を含む符号化モードが選択された場合における例である。管理要求750は、引数を含まない符号化モードが選択された場合における例である。
(6.3)その他の変形例など
上述した本発明の実施形態では、端末装置2の状態に応じて、生成する端末管理命令の内容を変更したが、端末装置2は、必ずしも端末装置2の状態に応じて生成する端末管理命令の内容を変更しなくてもよい。
上述した実施形態では、初期メッセージのパラメータ303には、Mode Flag305、Version309及びOptionFlag310が含まれていたが、当該情報は、必ずしも含まれていなくても構わない。
上述した実施形態では、端末装置2は、受信した符号化データによって一意に特定される端末管理命令を生成できない場合、当該端末管理命令を要求する初期応答を端末管理サーバ1に送信したが、端末装置2は、当該初期応答を送信しなくてもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る端末管理システム100の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る端末管理システム100を構成する各装置間におけるメッセージシーケンスの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る端末管理システム100を構成する各装置間におけるメッセージシーケンスの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る端末管理システム100を構成する各装置間におけるメッセージシーケンスの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る初期メッセージの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る初期メッセージの別の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る初期応答の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る初期応答の別の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る初期応答のさらに別の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る端末管理メッセージの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る端末管理メッセージの別の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る管理応答メッセージの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る初期応答のさらに別の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る端末管理サーバ1の機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る端末装置2の機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る管理命令DB格納部12に格納される端末管理命令DBの例である。 本発明の実施形態に係る復号用DBの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る復号用DBの別の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る復号用DBのさらに別の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る復号用DBを遠隔管理するための管理オブジェクトのデータ構造を示す図である 本発明の実施形態に係る端末管理サーバ1の機能構成要素間のメッセージシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態に係る端末装置2の機能構成要素間のメッセージシーケンスを示す図である。 コマンドタイプに対応可能な端末装置2の機能構成要素間のメッセージシーケンスを示す図である。 状態管理部27を構成要素として備える端末装置2の機能構成要素間のメッセージシーケンスを示す図である。 復号用DBの内容が端末管理サーバ1によって遠隔管理される場合における端末装置2の機能構成要素間のメッセージシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態に係る端末管理要求処理部10の実装例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る管理命令符号化処理部11の実装例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る符号化用DB格納部17に格納される符号化用DBの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る初期メッセージ処理部13の実装例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る端末管理メッセージ処理部15の実装例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る管理命令符号化処理部11の他の実装例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る初期メッセージ受理部20の実装例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る管理命令復号部21の実装例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る管理メッセージ処理部22の実装例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るModeFlagを利用する場合における管理メッセージ処理部22の実装例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るDB管理部26の実装例を示すフローチャートである。 状態管理部27を構成要素として含む場合における管理命令復号部21の実装例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る状態管理部27の実装例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る管理メッセージ処理部22が生成するTmp管理Msgの例である。 本発明の他の実施形態に係る端末管理システム100Aの概略構成図である。 本発明の他の実施形態に係る端末管理システム100Aを構成する各装置間におけるメッセージシーケンスの例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る符号化用DB格納部17に格納される符号化用DBの例である。 本発明の他の実施形態に係る端末管理システム100Bの概略構成図である。 本発明の他の実施形態に係る符号化用DBが端末管理サーバ1に格納されている場合におけるメッセージシーケンスの例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る管理システム6が端末管理サーバ1に送信する管理要求の例である。 本発明の他の実施形態に係る符号化用DBが管理システム6に格納されている場合におけるメッセージシーケンスの例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る管理システム6が端末管理サーバ1に送信する管理要求、及び端末管理サーバ1が管理システム6に通知する応答の例である。 本発明の他の実施形態に係る符号化用DBが管理システム6に格納され、管理システム6が符号化データも生成する場合におけるメッセージシーケンスの例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る管理システム6が端末管理サーバ1に送信する管理要求(初期メッセージ)の例である。
符号の説明
1…端末管理サーバ、2…端末装置、3…管理者用端末、4,7…ネットワーク、5…管理アプリケーション提供サーバ、6…管理システム、8…ゲートウェイ、10…端末管理要求処理部、11…管理命令符号化処理部、12…管理命令DB格納部、13…初期メッセージ処理部、14…初期メッセージ送信部、15…端末管理メッセージ処理部、16…通信プロトコル処理部、17…符号化用DB格納部、20…初期メッセージ受理部、21…管理命令復号部、22…管理メッセージ処理部、23…管理処理部、24…通信プロトコル処理部、25…復号用DB格納部、26…DB管理部、27…状態管理部、100,100A,100B…端末管理システム、300…初期メッセージ、301…Digest、302…Trigger-hdr、303…パラメータ、304…Trigger Body、305…Mode Flag、306…CmdType、307…NumofCmd、308…Cmd、309…Version、310…OptionFlag、311…Lengthofarg、312…arg、313,314…符号化データ部分、350…初期メッセージ、401…DevInfoアップロード用情報、402…第1のコマンド応答、403…第2のコマンド応答、404…コマンド応答、405…第2のコマンド応答、406…第1のコマンド応答、407…コマンド応答、408…第1のコマンド応答、410、420,430…初期応答、500…端末管理メッセージ、501…DevInfoアップロード応答、510…端末管理メッセージ、511…管理命令、600…管理応答メッセージ、601…第1のコマンド応答、602…第2のコマンド応答、603…コマンド応答、700,710,740,750…管理要求、720,730…応答、1500…復号用DB、1501…管理命令識別子、1502…バージョン、1503…管理処理、1504…DMメッセージ、1505…識別子、1600…復号用DB、1601…事前処理、1700,1710,1720,1730…復号用DB、1800…管理オブジェクト、1801〜1805…ノード、2600,2600A…符号化用DB、2601…管理ID、2602…引数、2603…管理命令識別子、2604…バージョン、3900…Tmp管理Msg、3901…データ、3902…Placeholder、400…初期応答

Claims (30)

  1. 端末装置と、
    前記端末装置を呼び出す初期メッセージ、及び前記端末装置を遠隔管理する端末管理命令を生成する端末管理サーバと
    を備え、
    前記端末装置は、前記端末管理サーバから受信した前記初期メッセージに基づいて前記端末装置を説明する端末情報を前記端末管理サーバに送信するとともに、前記端末管理サーバから受信した前記端末管理命令に基づいて所定の動作を実行する端末管理システムであって、
    前記端末管理サーバは、
    前記端末管理命令を一意に特定する管理命令識別子を含む管理命令符号化データを生成する管理命令処理部と、
    前記管理命令処理部によって生成された前記管理命令符号化データを含む前記初期メッセージを前記端末装置に送信するサーバ側送信部と
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記初期メッセージを前記端末管理サーバから受信する端末側受信部と、
    前記端末側受信部が受信した前記管理命令符号化データに含まれる前記管理命令識別子に基づいて前記端末管理命令を生成し、生成した前記端末管理命令を実行する管理命令実行部と、
    を備え
    前記管理命令実行部は、前記管理命令符号化データによって一意に特定される前記端末管理命令を生成できない場合、前記端末管理命令を要求する管理要求メッセージを前記端末管理サーバに送信し、
    前記端末管理サーバは、前記端末装置から前記管理要求メッセージを受信するサーバ側受信部を備え、
    前記管理命令処理部は、前記サーバ側受信部が受信した前記管理要求メッセージに基づいて、前記端末装置に送信された前記管理命令符号化データに対応する前記端末管理命令を生成し、
    前記管理命令符号化データは、前記管理命令識別子のバージョンを示す第1バージョンを含み、
    前記端末装置は、前記管理命令識別子のバージョンを示す第2バージョンを保持するバージョン保持部を備え、
    前記管理命令実行部は、前記管理命令符号化データに含まれる前記第1バージョンと、前記バージョン保持部に保持されている前記第2バージョンとが異なる場合、前記管理要求メッセージを前記端末管理サーバに送信する端末管理システム。
  2. 前記端末装置は、前記管理命令実行部によって実行された前記端末管理命令の実行結果を前記端末管理サーバに通知する結果通知部を備える請求項1に記載の端末管理システム。
  3. 前記管理命令符号化データは、一または複数の管理命令識別子を含み、
    前記管理命令実行部は、生成することができない前記端末管理命令に対応する前記管理命令識別子を含む前記管理要求メッセージを前記端末管理サーバに送信する請求項に記載の端末管理システム。
  4. 前記管理命令実行部は、前記端末管理命令の実行において、前記管理命令識別子と前記端末管理命令とを対応付けて記憶する請求項に記載の端末管理システム。
  5. 前記管理命令符号化データは、前記管理命令識別子によって特定される前記端末管理命令を実行するか否かの判断を、前記端末装置に委任するか否かを示す選択実行フラグを含み、
    前記管理命令実行部は、前記選択実行フラグによって前記判断を前記端末装置に委任することが示されている場合、前記管理命令符号化データに含まれる前記第1バージョンと、前記バージョン保持部に保持されている前記第2バージョンとが異なっていても前記端末管理命令を実行する請求項に記載の端末管理システム。
  6. 前記管理命令符号化データは、前記端末管理命令が引数を含む第1符号化モードと、前記端末管理命令が前記引数を含まない第2符号化モードとを区別するモードフラグを含み、
    前記管理命令実行部は、前記モードフラグによって前記端末管理命令が前記第2符号化モードであることが示されている場合、前記端末管理命令に対応する前記引数を要求する前記管理要求メッセージを前記端末管理サーバに送信する請求項に記載の端末管理システム。
  7. 端末装置と、
    前記端末装置を呼び出す初期メッセージ、及び前記端末装置を遠隔管理する端末管理命令を生成する端末管理サーバと
    を備え、
    前記端末装置は、前記端末管理サーバから受信した前記初期メッセージに基づいて前記端末装置を説明する端末情報を前記端末管理サーバに送信するとともに、前記端末管理サーバから受信した前記端末管理命令に基づいて所定の動作を実行する端末管理システムであって、
    前記端末管理サーバは、
    前記端末管理命令を一意に特定する管理命令識別子を含む管理命令符号化データを生成する管理命令処理部と、
    前記管理命令処理部によって生成された前記管理命令符号化データを含む前記初期メッセージを前記端末装置に送信するサーバ側送信部と
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記初期メッセージを前記端末管理サーバから受信する端末側受信部と、
    前記端末側受信部が受信した前記管理命令符号化データに含まれる前記管理命令識別子に基づいて前記端末管理命令を生成し、生成した前記端末管理命令を実行する管理命令実行部と、
    を備え、
    前記端末装置は、前記管理命令識別子と前記端末管理命令とを対応付けるテーブルを保持するテーブル保持部を備え、
    前記管理命令処理部は、前記テーブル保持部に保持されている前記テーブルの内容を変更する前記端末管理命令を生成する端末管理システム。
  8. 前記テーブル保持部は、前記管理命令識別子、前記管理命令識別子のバージョンまたは前記テーブルに含まれる要素について、追加、編集または削除の何れかを実行するためのインタフェース及び前記要素を含む管理オブジェクトを保持し、
    前記管理命令処理部は、前記管理オブジェクトを操作または編集する前記端末管理命令を生成する請求項に記載の端末管理システム。
  9. 端末装置と、
    前記端末装置を呼び出す初期メッセージ、及び前記端末装置を遠隔管理する端末管理命令を生成する端末管理サーバと
    を備え、
    前記端末装置は、前記端末管理サーバから受信した前記初期メッセージに基づいて前記端末装置を説明する端末情報を前記端末管理サーバに送信するとともに、前記端末管理サーバから受信した前記端末管理命令に基づいて所定の動作を実行する端末管理システムであって、
    前記端末管理サーバは、
    前記端末管理命令を一意に特定する管理命令識別子を含む管理命令符号化データを生成する管理命令処理部と、
    前記管理命令処理部によって生成された前記管理命令符号化データを含む前記初期メッセージを前記端末装置に送信するサーバ側送信部と
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記初期メッセージを前記端末管理サーバから受信する端末側受信部と、
    前記端末側受信部が受信した前記管理命令符号化データに含まれる前記管理命令識別子に基づいて前記端末管理命令を生成し、生成した前記端末管理命令を実行する管理命令実行部と、
    を備え、
    前記管理命令実行部は、前記端末装置の状態に応じて、生成する前記端末管理命令の内容を変更する端末管理システム。
  10. 前記端末装置は、前記管理命令識別子と前記端末管理命令とを対応付けるテーブルを保持するテーブル保持部を備え、
    前記テーブル保持部は、前記端末装置の状態に応じた複数の前記テーブルを保持し、
    前記管理命令実行部は、前記端末装置の状態に応じた前記テーブルに基づいて、生成する前記端末管理命令の内容を変更する請求項に記載の端末管理システム。
  11. 端末装置と、
    前記端末装置を呼び出す初期メッセージ、及び前記端末装置を遠隔管理する端末管理命令を生成する端末管理サーバと
    を備え、
    前記端末装置は、前記端末管理サーバから受信した前記初期メッセージに基づいて前記端末装置を説明する端末情報を前記端末管理サーバに送信するとともに、前記端末管理サーバから受信した前記端末管理命令に基づいて所定の動作を実行する端末管理システムであって、
    前記端末管理サーバは、
    前記端末管理命令を一意に特定する管理命令識別子を含む管理命令符号化データを生成する管理命令処理部と、
    前記管理命令処理部によって生成された前記管理命令符号化データを含む前記初期メッセージを前記端末装置に送信するサーバ側送信部と
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記初期メッセージを前記端末管理サーバから受信する端末側受信部と、
    前記端末側受信部が受信した前記管理命令符号化データに含まれる前記管理命令識別子に基づいて前記端末管理命令を生成し、生成した前記端末管理命令を実行する管理命令実行部と、
    を備え、
    前記管理命令符号化データは、前記管理命令識別子のバージョン、または複数の前記管理命令識別子を含む場合における処理方法を示す指示情報の少なくとも何れかを含み、
    前記管理命令実行部は、前記管理命令符号化データに含まれる前記バージョンまたは前記指示情報に基づいて前記端末管理命令を実行する端末管理システム。
  12. 前記指示情報は、前記端末管理命令に従った処理が失敗した場合、
    前記処理に続く後続処理を中止するシーケンス処理方法、
    前記処理よりも前に実行された先行処理を取り消すアトミック処理方法、または
    前記後続処理を継続する通常処理方法の何れかを含む請求項11に記載の端末管理システム。
  13. 端末装置を呼び出す初期メッセージ、及び前記端末装置を遠隔管理する端末管理命令を生成する端末管理サーバであって、
    前記端末管理命令を一意に特定する管理命令識別子を含む管理命令符号化データを生成する管理命令処理部と、
    前記管理命令処理部によって生成された前記管理命令符号化データを含む前記初期メッセージを前記端末装置に送信するサーバ側送信部と
    を備え
    前記管理命令処理部は、前記管理命令識別子のバージョンを示す第1バージョンを含む前記管理命令符号化データを生成する端末管理サーバ。
  14. 前記管理命令符号化データによって一意に特定される前記端末管理命令を生成できない場合に、前記端末管理命令を要求する管理要求メッセージを前記端末装置から受信するサーバ側受信部を備え、
    前記管理命令処理部は、前記サーバ側受信部が受信した前記管理要求メッセージに基づいて、前記端末装置に送信された前記管理命令符号化データに対応する前記端末管理命令を生成する請求項13に記載の端末管理サーバ。
  15. 前記管理命令処理部は、前記管理命令識別子によって特定される前記端末管理命令を実行するか否かの判断を、前記端末装置に委任するか否かを示す選択実行フラグを含む前記管理命令符号化データを生成する請求項13に記載の端末管理サーバ。
  16. 端末装置を呼び出す初期メッセージ、及び前記端末装置を遠隔管理する端末管理命令を生成する端末管理サーバであって、
    前記端末管理命令を一意に特定する管理命令識別子を含む管理命令符号化データを生成する管理命令処理部と、
    前記管理命令処理部によって生成された前記管理命令符号化データを含む前記初期メッセージを前記端末装置に送信するサーバ側送信部と
    を備え、
    前記管理命令処理部は、
    前記端末管理命令が引数を含む第1符号化モードと、前記端末管理命令が前記引数を含まない第2符号化モードとを区別するモードフラグを含む前記管理命令符号化データを生成し、
    前記管理命令符号化データのサイズが所定の閾値を超える場合、前記第2符号化モードを用いるとともに、前記モードフラグを前記第2符号化モードに設定する端末管理サーバ。
  17. 端末装置を呼び出す初期メッセージ、及び前記端末装置を遠隔管理する端末管理命令を生成する端末管理サーバであって、
    前記端末管理命令を一意に特定する管理命令識別子を含む管理命令符号化データを生成する管理命令処理部と、
    前記管理命令処理部によって生成された前記管理命令符号化データを含む前記初期メッセージを前記端末装置に送信するサーバ側送信部と
    を備え、
    前記端末装置は、前記管理命令識別子と前記端末管理命令とを対応付けるテーブルを保持するテーブル保持部を備え、
    前記管理命令処理部は、前記テーブル保持部に保持されている前記テーブルの内容を変更する前記端末管理命令を生成する端末管理サーバ。
  18. 前記テーブル保持部は、前記管理命令識別子、前記管理命令識別子のバージョンまたは前記テーブルに含まれる要素について、追加、編集または削除の何れかを実行するためのインタフェース及び前記要素を含む管理オブジェクトを保持し、
    前記管理命令処理部は、前記管理オブジェクトを操作または編集する前記端末管理命令を生成する請求項17に記載の端末管理サーバ。
  19. 端末管理サーバから受信した初期メッセージに基づいて端末装置を説明する端末情報を前記端末管理サーバに送信するとともに、前記端末管理サーバから受信した端末管理命令に基づいて所定の動作を実行する端末装置であって、
    前記初期メッセージは、前記端末管理命令を一意に特定する管理命令識別子を含む管理命令符号化データを含み、
    前記初期メッセージを前記端末管理サーバから受信する端末側受信部と、
    前記端末側受信部が受信した前記管理命令符号化データに含まれる前記管理命令識別子に基づいて前記端末管理命令を生成し、生成した前記端末管理命令を実行する管理命令実行部と
    を備え
    前記管理命令実行部は、
    前記管理命令符号化データによって一意に特定される前記端末管理命令を生成できない場合、前記端末管理命令を要求する管理要求メッセージを前記端末管理サーバに送信し、
    前記管理要求メッセージに基づいて前記端末管理サーバから送信された前記端末管理命令を実行し、
    前記管理命令符号化データは、前記管理命令識別子のバージョンを示す第1バージョンを含み、
    前記端末装置は、前記管理命令識別子のバージョンを示す第2バージョンを保持するバージョン保持部を備え、
    前記管理命令実行部は、前記管理命令符号化データに含まれる前記第1バージョンと、前記バージョン保持部に保持されている前記第2バージョンとが異なる場合、前記管理要求メッセージを前記端末管理サーバに送信する端末装置。
  20. 前記管理命令実行部によって実行された前記端末管理命令の実行結果を前記端末管理サーバに通知する結果通知部を備える請求項19に記載の端末装置。
  21. 前記管理命令符号化データは、一または複数の管理命令識別子を含み、
    前記管理命令実行部は、生成することができない前記端末管理命令に対応する前記管理命令識別子を含む前記管理要求メッセージを前記端末管理サーバに送信する請求項19に記載の端末装置。
  22. 前記管理命令実行部は、前記端末管理命令の実行において、前記管理命令識別子と前記端末管理命令とを対応付けて記憶する請求項19に記載の端末装置。
  23. 前記管理命令符号化データは、前記管理命令識別子によって特定される前記端末管理命令を実行するか否かの判断を、前記端末装置に委任するか否かを示す選択実行フラグを含み、
    前記管理命令実行部は、前記選択実行フラグによって前記判断を前記端末装置に委任することが示されている場合、前記管理命令符号化データに含まれる前記第1バージョンと、前記バージョン保持部に保持されている前記第2バージョンとが異なっていても前記端末管理命令を実行する請求項19に記載の端末装置。
  24. 前記管理命令符号化データは、前記端末管理命令が引数を含む第1符号化モードと、前記端末管理命令が前記引数を含まない第2符号化モードとを区別するモードフラグを含み、
    前記管理命令実行部は、前記モードフラグによって前記端末管理命令が前記第2符号化モードであることが示されている場合、前記端末管理命令に対応する前記引数を要求する前記管理要求メッセージを前記端末管理サーバに送信する請求項19に記載の端末装置。
  25. 端末管理サーバから受信した初期メッセージに基づいて端末装置を説明する端末情報を前記端末管理サーバに送信するとともに、前記端末管理サーバから受信した端末管理命令に基づいて所定の動作を実行する端末装置であって、
    前記初期メッセージは、前記端末管理命令を一意に特定する管理命令識別子を含む管理命令符号化データを含み、
    前記初期メッセージを前記端末管理サーバから受信する端末側受信部と、
    前記端末側受信部が受信した前記管理命令符号化データに含まれる前記管理命令識別子に基づいて前記端末管理命令を生成し、生成した前記端末管理命令を実行する管理命令実行部と、
    前記管理命令識別子と前記端末管理命令とを対応付けるテーブルを保持するテーブル保持部
    を備える端末装置。
  26. 前記テーブル保持部は、前記管理命令識別子、前記管理命令識別子のバージョンまたは前記テーブルに含まれる要素について、追加、編集または削除の何れかを実行するためのインタフェース及び前記要素を含む管理オブジェクトを保持する請求項25に記載の端末装置。
  27. 端末管理サーバから受信した初期メッセージに基づいて端末装置を説明する端末情報を前記端末管理サーバに送信するとともに、前記端末管理サーバから受信した端末管理命令に基づいて所定の動作を実行する端末装置であって、
    前記初期メッセージは、前記端末管理命令を一意に特定する管理命令識別子を含む管理命令符号化データを含み、
    前記初期メッセージを前記端末管理サーバから受信する端末側受信部と、
    前記端末側受信部が受信した前記管理命令符号化データに含まれる前記管理命令識別子に基づいて前記端末管理命令を生成し、生成した前記端末管理命令を実行する管理命令実行部と
    を備え、
    前記管理命令実行部は、前記端末装置の状態に応じて、生成する前記端末管理命令の内容を変更する端末装置。
  28. 前記端末装置は、前記管理命令識別子と前記端末管理命令とを対応付けるテーブルを保持するテーブル保持部を備え、
    前記テーブル保持部は、前記端末装置の状態に応じた複数の前記テーブルを保持し、
    前記管理命令実行部は、前記端末装置の状態に応じた前記テーブルに基づいて、生成する前記端末管理命令の内容を変更する請求項27に記載の端末装置。
  29. 端末管理サーバから受信した初期メッセージに基づいて端末装置を説明する端末情報を前記端末管理サーバに送信するとともに、前記端末管理サーバから受信した端末管理命令に基づいて所定の動作を実行する端末装置であって、
    前記初期メッセージは、前記端末管理命令を一意に特定する管理命令識別子を含む管理命令符号化データを含み、
    前記初期メッセージを前記端末管理サーバから受信する端末側受信部と、
    前記端末側受信部が受信した前記管理命令符号化データに含まれる前記管理命令識別子に基づいて前記端末管理命令を生成し、生成した前記端末管理命令を実行する管理命令実行部と
    を備え、
    前記管理命令符号化データは、前記管理命令識別子のバージョン、または複数の前記管理命令識別子を含む場合における処理方法を示す指示情報の何れかを含み、
    前記管理命令実行部は、前記管理命令符号化データに含まれる前記バージョンまたは前記指示情報に基づいて前記端末管理命令を実行する端末装置。
  30. 前記指示情報は、前記端末管理命令に従った処理が失敗した場合、
    前記処理に続く後続処理を中止するシーケンス処理方法、
    前記処理よりも前に実行された先行処理を取り消すアトミック処理方法、または
    前記後続処理を継続する通常処理方法の何れかを含む請求項29に記載の端末装置。
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